幼馴染「へぇ、私のこと好きなんだ……」(247)

男「…………」モグモグ

「ねぇねぇ、男くん!」

男「っ? ……な、なにかな」

「面白い噂を聞いちゃったんだけどさぁ……」

「君、幼馴染ちゃんのこと……好きなんだって?」

男「っ!?」ビクッ

「え、マジ? えーっ、マジなんだその反応っ! きゃははははっ!」

男「ぅ、あ……そ、そのっ……!」

「どうしたの、そんな笑って」

「あっ、聞いて聞いてっ! 実は男君がねっ」



男「…………」

「へー……あいつが」ヒソヒソ


男「…………」


「男が……馴染さん…………」ヒソヒソ

「……冴えない……してるのに……」ヒソヒソ


男「……ぅ、く……」

キーンコーン カーンコーン

男「……帰ろ……」トボトボ

男(なんで、どうして……)

男(誰にも言ったことなんてないのに……)

男「…………はぁ」

幼馴染「男」トン

男「――っ!?」ビクン

男「幼馴染っ!?」

幼「なによ、そんなに驚かなくてもいいじゃない」

男「あ、あの……えっと」

幼「たまには一緒に帰りましょ」

男「でも……」

幼「だいたい隣同士なんだから、家まで同じじゃない」

幼「……聞きたいこともあることだし」ニヤニヤ

男「……っ」

幼「今日、ちょっと耳にはさんだんだけど……」

男「…………」

幼「どうも、隣のクラスの男君がねー」

男「…………」

幼「私のことを……好きだ、って」

男「…………っぅ」

幼「ふふふ、ねぇ男」

幼「この話……本当なのかしら?」

男「…………」

幼「ねぇ……」

男「ぁ、…………」

幼「答えてよ……」

男「…………だよ」

幼「声が小さくて聞こえないわね」ニヤニヤ

男「……本当、だよ」

幼「ふふっ、へぇ……」

幼「私のこと好きなんだ……」

…と思っていたのか?

幼「……へぇ」ニヤニヤ

男「……くっ」

幼「あの男がねぇ……ふふふ」

幼「いつから?」

男「…………?」

幼「だから、いつから私のこと好きだったの?」

男「……昔、から」

男「……小学校の頃から」

幼「その間、ずぅっと好きだったんだ……」

また胸糞ssですか
君も芸がないね

幼「あら、どうしたの男……顔が真っ赤よ」クスクス

男「……うぅ」

幼「…………男」

幼「今日、私の両親帰ってくるの遅いのよ」

男「っ!?」バッ

幼「なんて顔してるのよ、くくくっ」

幼「ねぇ、私の家に寄って行かない?」

男「……顔、近いよ」

幼「嫌なの?」

男「…………嫌じゃないけど」

幼「ふふふふっ、可愛いわね男は」

腹黒幼馴染はやめてくれ…

幼「それで……どうするの?」

男「……行く」

幼「そう……ふふふっ」

幼「素直な男のこと……嫌いじゃないわよ」

男「……ぅ」

幼「さっきから顔がすごいわよ? 赤くなったり、緩んだり」

男「…………」

幼「いらっしゃい」

男「……おじゃまします」

幼「お茶を用意するから、先に私の部屋に行ってて」

男「……分かった」

幼「…………」

幼「何も、しちゃだめよ?」クスクス

男「……っ」ビク

幼「はい、どうぞ」カタン

男「……う、うん」

幼「何をそんなに緊張してるのよ、何度も入ったことあるでしょう?」

男「……好きな、人の部屋は……」

幼「どきどきする、って?」ニヤニヤ

男「……そう」

幼「面白いわね、男の子って」クスクス

今日はおしまい

腹黒の女の子を、ぼこぼこに返り討ちにするのって気持ちいいよ

>>15
ぼこぼこに惚れさせる方が気持ちいい

腹パンが一番

参考にさせていただきます。

幼「私のどこが好きなの?」

男「……綺麗で」

男「しっかりしてて……何でもできるとことか」

幼「ふぅん」

男「僕に……優しくしてくれるとこ」

幼「優しく? 私が、あなたに?」ニヤニヤ

男「……うん」

幼「ちっちゃなころから私のことを見てて」

男「…………」

幼「あなたに私が優しくしてて」

男「…………」

幼「それで私のこと好きになっちゃったんだ」

男「…………そうだよ」

はよ

幼「そうなんだぁ……ふふっ」

幼「男……」ギシッ

男「な、なに……」

幼「何かしてみたい?」

男「っ」

幼「ふぅん……ふふっ、どこを見てるのかしら」

男「ち、ちがっ……」

幼「慌てるような所を見てたんだ」ニヤニヤ

幼「ふふふふっ……」

男「……いんだよ」

幼「えっ?」

男「……幼馴染は……何がしたいの」

幼「何って……」

男「……僕のことをいじって、何がしたいの?」

幼「それは……」

男「……迷惑なんだよね」

男「僕なんかが幼馴染のこと好きだなんて、迷惑なんだ」

幼「あ、あの……」

男「分かってるんだよ! 僕は、僕はいつも……」

男「可愛くて、綺麗で! 何でもそつなくこなす幼馴染に後ろから着いてくことしかできなくて!」

男「邪魔なんだよね、こんな……こんな僕なんて」

幼「……ぁ」

男「分かったよ、もう分かった」

男「僕は幼馴染の事が好きだ、大好きだ」

男「でも、もういい」

男「もう君には迷惑かけないから、もう関わらないから、会わないから」

幼「ま、待っ……」

男「さようなら、今までありがとう……楽しかった」

男「もう二度と、近づかないから」

幼「違うっ、私……私、本当は

ガチャ バタン

面白くなってまいりました

男「ぐ、ぅぅぅ……うぁぁ……」ポロポロ

男「いいんだ……っぐ、これで……」

男「幼馴染は……幼馴染はっ…………」

男「うぅぅっ……」ギュゥ

この>>1できる…!




幼「違う……」

幼「違うの……私は……」

幼「ただ…………あなたと……」

幼「…………迷惑、なんかじゃ……」

男「…………」

男「……もう、会えないか」

男「いや……自分で決めたんだから」

男「辛いけど、辛くて痛いけど……もう迷惑はかけられない」

男「……ぐ…………ぁ」

男「登校時間……ずらさなきゃな……」

男「幼馴染と……会わないように」

ピピピ ピピピ ピピカチ

男「……朝だ」

男「ん、ぁ……この時間なら……大丈夫」

男「……眠いな」






男「行ってきます」

男「陽が出てないと……寒いな」

男「…………」トボトボ

男「……このマフラー」

男「去年、幼馴染が誕生日にくれたんだっけ……」

男「…………」ギュ

男「ダメだな、僕は」

男「もう関わらないって決めたんだから」

男「………………」

男「……寒いな」

幼「…………」

幼(男に、会えるかな)

幼(昨日のこと……謝らないと、いけないのに)

  『もう二度と、近づかないから』

幼「違うの……」

ピン ポン

幼「…………」

「はぁい……あら! 幼馴染ちゃん!」

幼「……あの、男……いますか?」

「? ううん、あの子は用事があるからって早くに出ていったわよ?」

幼「っ!」


  『迷惑かけないから、関わらないから、会わないから』


「あの子が、どうかしたの?」

幼「いえ、大丈夫です……ありがとうございます、小母さん」

ザワザワ ザワザワ

男(皆、登校してきたな)


「……いつもより……暗い……」ヒソヒソ

「幼馴…………どうなった……」ヒソヒソ


男(お察しの通りですよ、振られた)

男(そうだ、昼ごはんどうしよう……)

男(……教室に居たら、会っちゃうかもしれないし)

男「…………」

「――ことから、661年に預言者として――――」

男(授業、頭に入ってこないな)

男(たかだか、失恋くらいで……くらいで)

男(脆すぎだ、僕は)

「――732年に、隣国に侵入を――」

男「…………」

こうゆう話大好物だ
完結して欲しい

キーンコーン カーンコーン

男「…………」ガタ

男(どこで食べようかな……)

男(……幼馴染に会わないところ)

男(どこか……どこか)

男「…………そうだ」

ガラガラガラ

男「…………図書室」

男「……あの、すみません」

女「はい、なんでしょうか」

男「ここで、お昼ご飯食べてもいいですか?」

女「……本を汚さないようにしてくださいね」

男「……! ありがとうございます、委員さん」

女「…………いえ」


幼「…………」

幼「……ねぇ」

「ん? あ、どうしたの幼馴染ちゃん」

幼「男って……いる?」

「えー、あー……今は居ないかな」

幼「…………そう」


「幼馴染さん…………探して……」ヒソヒソ

「昨日……一緒に帰…………噂が……」ヒソヒソ


幼「……男」

男「…………」モグモグ

女「……本」

男「えっ……?」

女「本、お好きなんですか?」

男「本……ですか?」

女「その、すみません……」

女「この学校の図書館……一部の本好きな人しか来なくて……」

女「だから…………」

男「本は、一応読みますよ」

男(幼馴染が勧めてきたのは、いろいろ面白かったなぁ)

男(って……ダメダメ、あんまり幼馴染のこと考えると辛くなる)

女「そ、そうですか……」パァァ

女「……あの、また来ますか?」

男(んー、ここなら幼馴染とも会わなそうだし)モグモグ

男「……はい、たぶんこれからは来ると思います」

女「……ぜひ、いらしてください」

男「御馳走様……」


幼「…………」モグ モグ

「――でさぁ!」

幼「…………」

「あははは、マジで? ――が?」

幼(…………男、私を避けてるよね)

「あれ? 幼馴染ちゃん、どしたの?」

「なんか、いつもより元気無いよ?」

幼「う、ううん……何でも無いわ」

「あ、そうだそうだ……噂のアイツとはどうなったの?」

幼「……別に……何にも無いわ」

幼「彼は……ただの幼馴染だから、ただの……」

「あははっ、幼馴染ちゃん冷たーい!」

幼(……違うのに、ただのじゃないのに)クシャッ

男「…………」キョロキョロ

男(幼馴染は……いない)

男(昼休みは、何とかなる……けど)

男(一番のネックは下校だよね……)

男(図書室で時間を潰そうかな……)


「さっき……馴染ちゃんが……」ヒソヒソ


男「…………」

男「…………幼馴染」

男「…………」ガラガラ

女「あっ、お昼の……」

男「どうも……」

男(さて、図書室なんてあんまり来たこと無いけど……)

男(……へぇ、結構景色がいいんだね……校門も見えるし)

男(ん? あれ、幼馴染?)

男「…………誰かを待ってるのかな、って」

男「僕には関係ない」

男「…………」

男「……本、読もう」

幼(ここで待ってれば、男に会えるわよね)

幼(急いでここまで来たから……たぶん入れ違うことは無いと……)

幼「……寒いわね」ブルブル

幼(男に会って、きちんと謝って)

幼(それで、それで……)

幼(私の気持ちを……伝えて……)

幼「…………うぅ」

幼「さむ…………」

幼(遅いなぁ……男)

幼(もしかして……もう帰っちゃったのかしら)

幼「私のこと、避けてる……」

幼「…………ぁ、くしゅん」

幼「…………寒い」

幼(……もう、帰ろうかな)

幼「はぁ…………あれ?」

男「…………」ツカツカツカ

幼「あっ! おと」

男「何やってるんだ!」

幼「っ!?」ビク

男「こんな寒い中で、風邪ひいたらどうするの!」

幼「……あ、男……」

男「ほら、これ巻いて」

幼(これ……私があげたマフラー……)

幼「ね、ねぇ……」

男「もう関わらないって言ったのに、約束破ってごめん」

幼「違っ、あのっ……」

男「今度こそ、もう会わないから」ダッ

幼「私はっ」

幼「…………行っちゃった」

幼(もう……ダメなのかなぁ)

幼(男と話せないのかなぁ……)

幼「…………」ジワ

幼「…………」

幼「……マフラー……あったかいな」

今日はここまで

主要じゃない登場人物の台詞には名前を付けていないんですが……
見にくいでしょうか

このままで良いぞ

>>50
見やすいから問題ない
明日も待ってる

乙。待ってます。

続きは夜かな?



いいよいいよー

こういう思いがすれ違うタイプの話はなかなかにイライラする④

期待

あれ?
今日はなし?

男「……よっと」

女「こんにちは、えっと……」

男「男、でいいですよ……今日もここで食べさせてもらいますね」

女「ゆっくりしていってください、男君」

男「いただきます」

男「…………」モグモグ

女「…………」

男「…………」モグモグ

女「あの、男君」

男「んむ……なんですか?」

女「その、食べながらで構わないので……おしゃべりしませんか?」

男「……いいですよ?」

女「ありがとうございます!」パァァ

女「えっと、男君って……一年生ですよね」

男「ん? ううん、僕は二年だよ」

女「え、ぁ……す、すみません! 先輩でしたか、お、男さん」

男「あー、別にいいですよ『さん』じゃなくて……」

男「よく間違えられるんですよね、敬語とか、低身長とかのせいで」

女「あ、えっとじゃぁ……男君で」

男「はい……あ、そうだ委員さんの名前は?」

女「女と言います、呼び捨てで構いませんよ」

男「女、さんね……」

女「そういえば、男君いきなり来始めましたけど……何かお探しの本でも?」

男「いや……えっと……」

女「……き、聞いちゃいけない話題でしたか……」シュン

男「あ、その……」

男(そういえば、幼馴染……昨日ので風邪ひいたりしちゃってないかな……)

女「お、男君?」

男「あ、いや……何となく来たから、何かお勧めの本あるかな」

女「……おススメですか」キュピーン

男(ん、何かまずった?)

サッ ドサドサドサドサ

女「ふぅ……おススメでしたらこの中のどれでも」

男「う、おぉぉ……」

女「こちらの作品は、本を初めて読む方でも読みやすく――」

女「男君は何冊か読んだことがあるということなので、こちらからでも――」

女「私個人の趣味から行くと、いちばん好きなのはこれなのですが――」

女「あえてのこっちからとか、中毒性がある文体でして――」

男「あは、あははは…………」

男(本、大好きなんだなぁ……)

女「男君に合うかは分かりませんが、これもなかなか――」

支援

幼「…………」

幼(男に、会いたいなぁ)

幼(いなくなってから大切だって分かった……)

幼(昨日だって……心配、してくれて)

幼「……優しいのは、あなたの方じゃない」ジワァ

幼「なんで……」

幼「何で、私は……あんなことを……」ガリッ

男「ん、そろそろ昼休み終わりだ」

男「えっと……じゃぁ、これ借りてくね」

女「はいっ、とっても面白いですよその本」

男「それじゃあね、楽しかったよ……」

女「はい、また明日も来てくださいね」

今日はおしまい


と、言っておきながら朝来るかも

是非来い

支援

幼「会わなきゃ……会いたい」

幼(でも)

幼(怖い……怖いよ)

幼(ここまで……拒絶されて……)

幼(……いま会っても、男は今までどおりに接してくれない)

幼(会わないほうがいいのかなぁ……)

幼「……う、ぁ…………」ポタポタ

幼(私も朝早く起きて男に会えばいい……)ポロポロ

幼(手紙を出して、昼休みにでも会えばいい……)

幼(夜でもお家に行って会えばいい……)

幼「……やればいいけど…………ふ、ぁ……」ポロポロ

幼「できないよ……ひっく……私に、は……できな……いよぉ」

カタン

幼「……?」チラ

幼「ぁ…………」

幼(男が、帰ってきた)

幼「…………」

幼(隣の家の、届きそうなほどの近さ……)

幼(すぐそこなのに、すぐそこなのに……)

幼(あまりにも遠すぎる……)

幼「…………ぅ」

幼(あれから男はカーテンを閉めてる)

『もう君には迷惑かけないから』

幼「迷惑じゃないわよ……無いのに……」

幼(あんなことしなければ……)

幼「ごめんなさい……ごめんなさいっ……」

今日はおしまい

短くてすまない、あと朝来なくてすまない

久方振りの良ssだわ乙

胸が痛いんですけど

今更言うのもなんだけど正直前振りが弱かった気がする

男「こんにちはー」

女「こんにちは、男君」

男「これ、読み終わったよ」ヒョイ

女「おぉ、早いですね」

男「結構気に入ったからね、女さんが勧めてくれたのは一通り読んだけど……これが一番おもしろかったかな」

女「そのシリーズは最高ですよね!」

男「あはは、女さん本のことになると熱いね」

女「……こうやって読書トークできるのは男君だけですから」

男「それは光栄で」

男「にしても……一週間か」

女「何がですか?」

男「図書室に通うようになってから」

男(それと、…………ね)

女「そう言えばそうでしたね」

女「一週間でこの量を読み切るって、男君すごいですね」

男「いやいや、帰宅部の暇人にはそんなでも無いさ」

女「あー、そうか男君未所属でしたね……」

男「最近は充実して暇が潰せるから楽しいよ」

男(一週間)

男(慣れる、とかそんな風に薄らいでくと思ったけど)

男(キツいな……僕は弱い)

男(幼馴染の事を考えない、考えないようにしているけれど)

男(むしろ……事あるごとに幼馴染との関連が浮かんでしまう)

男(気持ちは暴れ廻って、ぐちゃぐちゃに)

男(唯一、いや二つかな……)

女「んー……」パラパラ

男(本を読んでいる時と、女さんと話している時だけが)

男(少しだけ、落ち着ける)

女「男くーん!」

男「へ?」

女「あ、やっと気付いてくれましたね」

男「……もしかしてなんか話しかけてた?」

女「いえ、そうではないんですが……なんだか、つらそうな顔をして考え込んでいたので……大丈夫かなと」

男「……!」ズキ

男「……ごめん、今日はもう帰るね」

女「え……ぁ……はい、さようなら」

男「また……明日ね」

男「……なんでだよ」

男(なんで、幼馴染と女さんを一瞬でも重ねたんだよ)


『大丈夫?』


男(目だ……僕のことを心配してくれる、あの目……)

男(優しくしてくれた、幼馴染と同じ目……)

男(幼馴染に……会いたいな……)

男「ぅ、ぐ……」ギュ

男「……う、ぁ」



      『男、大丈夫?』

           『まったく、どんくさいわね……ふふふっ』

  『少し買い物に付き合ってくれる?』     

                    『誕生日おめでとう!』


男「う、うぁ……ぁ」

男「思い出すな! 思い出しちゃ駄目だ!」

男「うぅ……」

男「幼馴染……、幼馴染っ……」

男「諦めるんだよ……どんなに、どんなに好きでも」

男「そう、決めたのに……」

男「………………」

男「決めたのに……」



「ちょ……負のオーラが……」ヒソヒソ

「落ち込み具合…………尋常じゃ無……」ヒソヒソ


男「……………………」

男(昨日は、寝られなかった)

男(あははは……ボロボロじゃないか僕)

今日はおしまい


内臓がギュッっとなるような展開が書きたいけど……うん、いまいち弱いな
難しい

ntrなら
臓器がギュッってなるよ

用事が消えたのでもうちょっとやる

ntrはギュッとなる以前に胸くそ悪いので止めてください(切実)

男「………………」トボトボ

男(あは、壊れてても習慣的に図書室には行くんだな)

男「…………」ガラガラ

女「あっ、男君こんにち……って、だ、大丈夫ですか!」

男「…………女さん」

女「顔色、酷いですよ! 何があったんですか!」

男「ちょっと……寝られなくて」

女「だ、ダメです……保健室いかなきゃ!」

男(…………はぁ)

女「……よろしくおねがいします」

「はいはい、よろしくお願いされました」

男「…………」

「んで、男君だっけ?」

男「……はい」

「青い顔してるねぇ……くまもひどいし、そりゃあの子も心配するわ」

男「…………」

「悩みだか何だか知らないけど……身体の方はガタが来てるだろうからベッドで休んどきな」

「横になってるだけでもずいぶん違うよ……ほらほら」

男「…………」トサ

男「…………」

男「……」

男(なんだか落ち着くな……)

男(少し、寝られるかな…………)

男「…………」





男「……すぅ」


「――ぃ――――ろぉ」

男「…………?」

「――きろって、いいかげ――だぞ」

男「…………ぅぁ」

「おーおー、やっと起きたか……もう放課後だぞ」

男「…………」

「ん、まぁマシな顔になったな……動けるか」

男「……はい」

男「…………ありがとうございました」

「おう、お大事に」

男「……こんにちは」

女「えっ!? 男君?」

女「平気なんですか? 帰って休んだ方が……」

男「大丈夫だよ……ここの方が落ち着くだろうし」

女「なら……いいですけど」

男「そう……」

女「無理しないでくださいね」

女「あ、あのっ……男君」

男「なに?」

女「今度の……週末に映画でも見に行きませんかっ!」

男「映画?」

女「ほ、ら……あれ、あれですよ! この間男君におススメした本、あれが映画化されまして! せっかくだから男君と一緒に見に行きましょうって思いまして!」

男「あぁ……」

女「それに……気分転換になって……気持ちも晴れるんじゃないかと…………」

女「男君、つらそうな顔してて…………ごめんなさい、迷惑でしたよね」

男(…………この目)

男(心配……してくれてるんだなぁ)

女「…………ダメですよね」

男「いや、行くよ」

女「ほ、ほんとですか!」パァァ

男「……週末は暇だったしね」

男「ちょうど良かった」

今度こそおしまい


寝とられは……ないといいなぁ

小林「ntr!!ntr!!ntr!!ntr!!ntr!!」

ntrって言うけど誰を寝とるんだよ
誰も付き合ってないだろ

寝取られは胸ではなく内蔵がきゅーっとなるからなしでお願いします

>>101
そらぁおめぇ、女が幼馴染から男を寝取るんだろ

>>103
逆寝取りっていいよね

やっぱりマ○コには勝てなかったよ…

女「…………ふぅ」ドキドキ

ピロリン

女「わっ……男君からメールだ!」

女「えっと、もうすぐ着くか……わぁぁ……」アワアワ

女「えっと、服良し、髪良し、元気良し……大丈夫大丈夫」

女(デートだよ、デートだ!)

いいぞもっとやれ
幼馴染にデートを見せつけてやれ
ntr!ntr!ntr!

女(図書館族のこの私が!)

女(本で読んで、憧れて、夢にまで見たデートにこの私が……)

女(夢じゃないよね……つねっても、いてて)ツネッ

女「……はふぅ」

男「おっ、おはよ……」

女「うわぁっ!」ビクッ

男「そんなにビックリしなくても」

女「あ、あのぉ……そのえっと」

男「あはは……映画だっけ、今日は」

女「はっ! そ、そうですよ」

女「あ、でもまだ時間はあるので先に本屋にでも寄って行きませんか?」

男「うん、本屋ってあんまり行かないからな……僕一人だと」

女「じゃぁ大きな書店があるのでそこ行きましょう」



女「あっ! このシリーズ新刊出てたんだっ!」

女「むぅ、私の好きな先生が推してる作品……読んでみようかな」

女「……なっ!? あの人の新作……だと……買うべきか、いやでもお財布が……」

男(生き生きしてるなぁ)

『男、男っ! この本面白いのよ、読んでみなさい!』

男(………………あぁ)

男「自重しろよ、僕」

女「へ? 何か言いましたか、男君?」

男「いや、なんでもないよ」

女「いやー、やっぱり本屋さんの匂いはいいですね」

男「確かに独特の匂いってあるよね」クンクン

女「図書室の長生きした本の匂いもいいんですが……この新書の紙の匂いも落ち着きます」

男「……で、それ全部買うと」

女「へへへ、本を見るとつい……」ドッサリ

女「よい……しょ」

男「重そうだね、持とうか?」

女「いえいえ、慣れてますんで」

男「そんなこと言わずに、ほら」

女「じ、じゃぁ……お言葉に甘えて」

男「うん」

女(なんかデートっぽい! デートっぽいっ!)ワァァ

女「っとと、そろそろ映画館行きましょうか」

男「時間か……うん、行こう」

女「この映画の原作、私も読み返したんです」

男「やっぱ王道ファンタジーって感じだよね」

女「そう! そうなんです! あのワクワクドキドキが堪らないですよねっ」

男「今日見るのは……字幕? 吹き替え?」

女「字幕ですね、英語はあまり分かりませんが雰囲気で伝わってくるものがありますから」

男「吹き替えもいいけど、どうしても解釈の違いが出るからね」

男「ポップコーンのl一つとアイスティーで……」

男「女さんは?」

女「私もアイスティーで」



男「ごめんね、ポップコーン一緒で」

女「いえいえ、そんなこと気にしませんよ」

男「しっかし高いなぁ、いろいろ」

女「ワクワクを買っていると思えば、納得できます」

男「そうだね……定番だしね」




      上映中です、ごゆっくりお楽しみください







女「あー、面白かったぁ」

男「弩迫力な映画館ならではの興奮だったね」

女「まぁ……あのシーンカットされてたのは、残念です……地味に好きだったんですが」

男「そこは、まぁ仕方ないからね」

女「あっ、私ちょっとお手洗い行ってきます」

男「うん、先に外出てるね」

幼(お買いものに来たけど……)

幼「…………はぁ」

幼(なんかつまんないなぁ)

幼「……男と一緒にこられたならよかったのに」

幼「……あぁ…………男、か」

幼「…………」

幼(景色が……くすんで見えちゃうなぁ)

幼(昔は……)

幼(男とお買い物して……)

幼(……お昼一緒に食べたり)

幼(映画……そうだ、ここの映画館で映画見たりしたのに)

幼「……楽しかったなぁ」

幼「最近映画なにやってたっけ……」

幼「…………」

幼「…………っ!?」ドクン





男「      」





幼「…………ぁ」

幼(男だ……あぁぁぁ……)

幼(何で……なんで男が……)

幼(……まだ、気付いてない…………)

幼(今なら……いま、話せば……)

幼「……っ、ぅ」

幼(でも、また避けられたら?)ビク

幼(……いやだよ)

幼(怖いよ……もう、私には……)

しえん

幼「…………でも」

幼(今しか……もう、機会は……)


女「男君! お待たせしました!」

男「あ、きたきた」








幼「…………え」

幼「…………誰」

ドサッ

男「ん? ……っ!?」

女「どうしたんですか?」

男「幼、馴染…………」ズグン

幼「…………」

幼「…………ぃや」フルフル

幼「…………っ」ダッ

男「幼馴染っ!」

幼「…………う、あぁぁ」ジワ

幼(だって、あの子って……)

幼(そういうことなんだよね……)

幼「男っ……おとこっ……」ポロポロ

幼(私のことは……)

幼(わたしなんてもう……)

幼「うぁぁぁ……っ、ぐぅぅ……」ポロポロ

男「はぁ……はぁ……」タッタッタ

男「……く、ぅっ……はぁはぁ……」

男(いない……)

男(見失った……)

男「……幼馴染」

男(今にも泣きそうで……)

男(壊れてしまいそうで、崩れてしまいそうで……)

男「……どうしたんだよ」

男「何で……あんな顔してたんだよ」

男(…………関わらないって決めた、けど)

男「…………くっ」ギュゥ

女「……男君」

女「さっきの人は……誰なんだろう」

女「二人とも、苦しそうな辛そうな顔で……」

女(それに…………)

女(二人の間に)

女(強くて、固い……絆? みたいなものを感じた……)

女「……私だけ、別だった」

女「男君……」

今日はおしまい


すれ違い、絡まり、困惑する三つの思い……な感じになってるかな?

もどかしい三角関係っていいよね


うーん

〆方に悩んでる……『誰』にとってハッピーエンドにするのか

楽しみに待ってます

(二通り書いても)ええんやで

これは胸が痛いわ。
男だから女を寝とられるのには拒否反応がでるんだがこっちはこっちでねw
先ずは正規のendを書いてもらってからおまけが読みたい

ところで、作中の映画は今公開中のやつ?

やっぱり男が女を寝取ることと、女が男を寝取ることは精神的に全然違うよな
自分は男だが、前者は胃がキリキリなるが後者はそうでもないし

俺も男だが、どっちもキリキリするなあ

二通り書いてもいいし、あえて誰ともくっつかないヘタレエンドでもいいしそこは>>1の裁量次第だな

いいねぇいいねぇドキドキするねぇ
結末が楽しみだ

いっそのことハーレミングでいいでないん?

ベタにいくなら男と幼馴染で最終的にはくっつくんだろうけど、
個人的には男と女でくっついてほしい

>>132
一応、ホビットのつもり……だけど私は見て無いんだよね
カットの下りは人に聞いた

じゃぁ、そろそろやる

>>1が考え抜いた最高のエンドならなんでもいい

女「…………」ソワソワ

女(男君……遅いな)

女(今日は図書室……こないの、かな)

女「……昨日の」

女「あの後……男君は帰ってこなかったし……」

女(メールで、今日は中断って伝えられた……けど)

女「……あの女の子、誰なんだろう」

女「…………」ペラ

女「…………」ペラ

女「…………」

女「…………」ペラ

女「…………」ペラ

女「……………………」ペラ

女「…………」パタン

女「……帰ろう」

男「……幼馴染」

男「…………」グッ

男「女さんには申し訳ない事しちゃったな……」

男「明日は……女さんにきちんと謝らなきゃ」

『…………ぃや』

男「………………」





男「…………こんにち、は」

女「……男君」

男「…………」

女「…………」

男「……っ」

男「あの」

女「誰なんですか?」

男「……えっ」

女「昨日のことなら……謝らなくてもいいです」

女「あの人は……あの女の子は誰なんですか」

男「…………」

女「私は、怒ってません……突然いなくなっても」

女「でも知りたいんです……」

女「男君が、あんなに……あんなにも辛そうに見つめていたあの人のことを」

男「…………」

男「あの子は……僕の幼馴染なんだ」

女「…………」ピク

男「…………」

女「……それだけ、ですか?」

男「……っ、ごめんこれ以上は……言えないんだ」

女「………………」

女「そうですか……」

男「ごめん……」

女「いえ、こちらこそ言いにくい事を聞いてしまってすみません」

男「…………」

女「…………」

男「…………」




女「私は…………あなたを支えたい…………」ボソ


男「…………何か言った……?」

女「……いえ」

男「…………教室、戻るね」

女「……また放課後に」

男「……うん」

ガラガラ ピシャ



女「幼馴染……か」

女「……私は、苦しんでるあなたを支えられないのかな」

女「……あなたの傍で」

男「…………」


幼「…………」タタッ


男「……幼馴染?」

男「…………」

男「…………くそ、関わっちゃ……」

男「……はぁ」ガタ

男「あれ…………このマフラー」

男「この間……貸した」

男(さっきのは……これを返しに)

男(…………あ)

男(ほつれてた所が治ってる……)

男(…………?)サワ

男「濡れ、てる……?」

男「……はぁ」ガタ

男「あれ…………このマフラー」

男「この間……貸した」

男(さっきのは……これを返しに)

男(…………あ)

男(ほつれてた所が治ってる……)

男(…………?)サワ

男「濡れ、てる……?」

マウスの調子が悪くて強制ダブルクリック……

誤爆ってごめん
また、誤爆しそうだし……

男「なんで……濡れてる……」

男「…………」

男「……っはぁ」ガツッ

男「……考えるな……ダメだ」

男(痛くても、苦しくても、心配でも……もう関係無い)

幼「……う、ぁ」ポロポロ

幼(これで、これでもう……)

幼(マフラー返したし……もう、機会は無い)

幼「……うく、ぁ……ぐすっ……」ポロポロ

幼(男は……あの子と……)

「ちょ、幼馴染ちゃん! どうしたの!」

幼「ぁ……ぐっ、何でもない、わっ」ゴシゴシ

「何でも無くないよ! どうして泣いてるの?」

幼「大丈夫、だから……気にしないで、ちょっとゴミが目に入っただけよ」

「…………そう、なの」

「…………うん」


少女漫画みてぇ

幼(…………はぁ)

幼(泣いてるところ、見られちゃった……)

幼(すごく心配されたみたいだし……言い訳にも納得してなさそう)

幼「…………」

幼「…………落ち着こう」

幼「…………」

幼(昨日の……)

幼(デートだよね……あれ)

幼(あの子は……)

幼「…………」

幼(いや、私には……)

幼(関係、無いんだよね)

女ルート一択だろう

女「すぅ……」

女(男君…………)

女(…………よし)

男「……どうも」

女「男君」

男「……なに?」

女「大切な……お話があります」

男「…………え」

女「あなたと話していると幸せな気持ちになります」

女「あなたといるだけで心が満たされるんです」

男「…………」

女「だから、あなたが辛そうにしているときに私は傍で支えていたいんです……」

女「…………」

女「男君、あなたが好きです……大好きです」

女「私とお付き合いしてください」

男「…………」

男(僕は……僕は)















男「……うん、よろしくお願いします」

今日はおしまい


いや、告白堅っ苦しいな……私こんな告白しないだろ、自分で書いておいてなんだけど

出たよ女アピール

もともと書き方も一人称も女だったろ

男、逃げたなwというより女にすがったか
まぁ俺もそうするだろうけど

ぶっちゃけフられた後に物静かな優しい子に告白されたら余裕でokだわ

まぁそんなシチュなんて絶対に有り得ないのが俺だけどもさ

幼馴染みにフラれてはいないんだけどな

どちらとも結ばれないendも読みたい

3p檄希望

支援

男「おはよう、女」

女「おはようっ、男君」

男「待たせちゃったかな」

女「ううん、私も今来たところだから」

男「それじゃ、いこっか」スッ

女「! はいっ」ギュ

女「わぁ! 男君、イルカショーがあるらしいですよ!」

男「へぇ、えっと……もう少しで始まりそうだね」

女「行きましょう!」グイグイ

男「分かった分かった、そんなに引っ張らなくても大丈夫だから」

女「私、水族館って初めてなんですよ!」

女「お出かけより本が読みたい子でしたからね、いっつもお友達に『えぇ、行ったこと無いの?』って驚かれて」

男「僕は結構何度か来てるな、こういう所」

男「友達……に遊園地やら水族館やら引っ張り回されてね」

女「ふふっ、じゃぁ男君にいっぱい案内してもらわないと」

男「そこは任せてよ」

「はい、イルカさん達次はあのわっかをくぐりぬけてもらいましょう!」

キュー クークー

女「うわ、輪っかが下りてきました」ドキドキ

女「結構高いですね」

「いきますよー、3……2……1……ジャンプッ!」

ザバァ  バッシャーン

女「うわぁ! すごい、ジャンプ高いですねっ!」

男「久々に見たけど、やっぱり凄いな」

女「……すごい、壁一面が水槽です…………」

男「幻想的だよね……」



女「うわっ、この魚……ニュウドウカジカ?」

男「深海魚ってすごい形してるなぁ……不細工で面白い」



男「ナマコ触れるって……ほら」フニフニ

女「ええええ、遠慮しておきますぅ……」






女「はぁ……楽しかったぁ」

男「……女、目一杯はしゃいでたからね」

女「……憧れてたから、恋人とこういう所で遊ぶの」



男(綺麗だな……夕日に髪がきらめいて)

『あなたと遊びに出掛けるのは楽しいわね』

男「…………」

女「……今日はありがとう」

男「えっ? ……あ、いや別にお礼を言われることじゃないよ」

女「ううん、私にとっては大切な思い出になったから」

男「…………」ズキリ

女「ここでいいよ……」

女「送ってくれてありがとう」

男「うん、じゃあね……また明日」

女「はい、明日図書室で」フリフリ





男「…………彼女か」

男(付き合い始めてから……結構立ったけど)

男(……僕は)

男(あの子を好きに『なれた』んだろうか……)

男(元々、一緒に居て落ち着けたけど……)

男「…………こんなこと考えてる時点で駄目だけどね」

男(申し訳……無いなぁ)




男(幼馴染……どうしてるかな)

幼「…………」テクテク

女「…………」テクテク

幼「…………?」

女「あっ……」

幼「……ぁ!?」ゾク

女「こんにちは……この間会いましたよね」

幼「…………あなたは」

女「えっと……確か男君の幼馴染さんでしたか?」

幼「……う、うん」

幼「…………」

幼「あなたは……男、の……」

幼「男と……どういう関係なの……?」

女「私は男君の彼女です」

幼「……っ」ズキ

幼「…………ぐ」ジワッ

女「…………?」

幼「……え、っと……ごめんなさい、私っ急いでるんで……」

幼「……う……っく……」ポロポロ

女「…………は、はい」

幼(分かってたけど……)

幼(男……)

幼「う……ぁぁ……」

幼「……男」

幼「私……泣き虫になってしまったよ」

幼「どうすればいいの……」

幼「……どうすればあなたと仲直りできるのかしら」

幼「……私はあなたが好き」

幼「…………あなたと一緒で昔から大好き」

幼「そう伝えたかった…………」

女(あの人……)

女(もしかして、男君のことが)

女「……男君は」

女「何であの人を見ると辛そうにするんだろう」

女「あの人と何があったのかな」

男「……やぁ」

女「男君」

男「ん、どうしたの? 難しそうな顔して」

女「さっき幼馴染さんに会ってきたんです」

男「幼馴染にっ?」

女「会ったっていっても廊下で少し話したくらいですけどね」

女「男君はどうしてあの人を見て辛そうにするんですか?」

男「それは……」

女「前に聞いた時は、聞けなかった……」

女「でも私は男君の支えになりたい」

女「話してくれませんか?」

男「…………」

女「…………」

男「好き……だったんだ」

女「…………っ」

男「幼馴染とは昔から一緒で……」

男「たくさん遊んで、たくさん話して」

男「彼女はしっかり者でね、運動も勉強もそつなくこなして」

男「僕は付いて行くので精一杯で……でも楽しくて」

男「いつの間にか好きになってた」



女(あぁ……そうか)

女(この人の心には…………)

女(…………そっか)

男「でも」

女「……?」

男「僕は……幼馴染には迷惑だったんだ」

女「どういうことですか?」

男「僕なんかが……幼馴染を好きなのはいけなかったんだ」

男「幼馴染は僕なんてどうでもいいだろうしね」

女(それは……)

女(それは違うよ…………)

女(あの人はきっと……男君のことが)

女(でも……)

女「私のことを見てください……」ギュゥ

男「……お、女?」

女「私を見てください」ギュ

男「…………うん」ギュ

女(私は男君が好きだから……)

今日はおしまい


今日の夜には〆たい
駆け足になりそうでヤバいな

……あと私の一人称、私じゃないほうが良かったのかな

私でいいんじゃない?

女のアピって言われたいならいいんじゃね

なんでもいいんじゃない

男でも私って一人称使うしいいんじゃね

ss自体に関わりない事とか正直どうでもいい

期待

超期待

女「――なんだけどね」

男「へぇ、そうなんだ――」


女(居ない……)

男「僕もさ、あれは――」

女「だよね、あそこはね――」

女(この人に私は)

女「…………ね」

女(居ない)

女(とても楽しそうに私と話すけど)

女(とてもとても楽しそうに笑うけれど)

女(その目に私は映らない)

女「…………」

女(……痛いよ)

女「男君……」

男「なに?」

女「今週またデートしよう」

男「いいよ」

女「…………」




男「おはよう」

女「おはよ……」

女(少し前なら……男君の気持ちを知る前なら)

女(こんな他愛もない挨拶くらいで喜べたのに……)

男「それじゃ、行こう」ニコ

女「うん」

女(…………うん)

男「ジェットコースター乗れる?」

女「平気だよ」

女(私を見てよ)


女「私、コーヒーカップ乗ってみたい」

男「オッケー、あれ結構楽しいよ」

女(私を見てよ)


男「ゴンドラに乗れるってさ」

女「気持ち良さそう……乗ろうっ」

女(私だけを見てよ)




女「…………」

男「そろそろ閉園だな……」

女「ねぇ……」

男「ん?」

女「観覧車……最後に乗ろう」

男「観覧車か……」

女「うん……」

女「…………」

男「…………」

女「上がってくね……」

男「うん……」

女「…………」

男「…………」

女「…………」

女「男君」

男「……?」

女「キスして」

女「私のことが本当に好きならキスして」

男「…………っ」

女「…………」

男「…………」

男「…………」

男「…………」

男「…………っ」

女「……時間切れ」ジワッ

女「分かって……たんだ」ポタポタ

女「男君……私の事好きじゃないん、だもん……」

女「幼馴染さんのこと……まだ好きなんでしょう?」

男「……ごめん」

女「ぐすっ……男君って優しいよね……」ポロポロ

女「優しくて……優しくて……とっても酷い」

男「…………」

女「……ひっく、お願いを聞いて……くれる?」

女「一つ、目……幼馴染さんときちんと話して……」

男「えっ……」

女「男君は……勘違いして、る……」

女「だから……っ、きちんと話さないとだめ……」

男「…………」

女「二つ目……図書室には、また来て……」

女「……お話しよ? ……お友達として」

男「……分かった」

女「三つ目は…………」

女「少し……頭撫でて」

男「…………」ナデ

女「う、ぅ……」ポロポロ

男「………………」ナデナデ

女「うぁぁぁあああぁぁぁっ……っ、うぇぇ……」ポロポロ

女「……すん……すん」

男「…………ごめん」

女「今日は……ここまででいいよ」

男「……ごめん」

女「幼馴染さんときちんと話してね……」

男「分かった……」

女「じゃぁね……今まで楽しかった」

男「……うん、それじゃ」




女「私じゃ……代わりになれなかったかぁ」

女「男君……頑張ってね……」

ピン ポン

「はーい」

男「こんにちは、幼馴染……居るかな」

「おねぇちゃんなら居るよ」

「どうぞ、入って」

男「おじゃまします」

「おねぇちゃーん! 男君きたよー!」

ガタッ

男「…………幼馴染」

男「…………久しぶり」

幼「…………ぅ」ビク

男「…………」

幼「…………」

幼「何しに……来たの……」

男「どうしても……幼馴染と話さなきゃいけなくて」

幼「…………?」

男「…………」

幼「…………」

幼「……ごめんなさい」

男「え……」

幼「ごめんなさいっ……ごめんなさい」

幼「……う、く……」

幼「あなたが……私のこと好きだって噂になったときっ……」

幼「酷い事言って……酷い事してごめんなさいっ……」

男「いや……あの」

幼「恥ずかしくて……あんなに、ひどいことっ……」

幼「私も好きだったのっ……男のことが……」

幼「迷惑なんかじゃ……う、く……ないっ……うぅぅ……」

男「そう……だったの」

幼「……うぁぁ……っ」

男「僕も幼馴染のことが好きだ……」

幼「……でも、あの子はっ……」

男「女とは……別れた……」

幼「…………っ!?」

男「僕も、彼女を傷つけてしまって……」

男「別れたんだ……」

今日はおしまい

変なところで切ってごめんなさい
眠い、寒い、死ぬ

え、ここで切るのかよー
まぁ明日を待つ。乙

黙して待つ

エロはあるかね?

いらねぇよエロ
このままプラトニックでいい

エロはいらないから絶対ハッピーエンドにしてね

これは男が全面的に悪いよな~
嫌いなんて一言も言われてないのにさ、勝手に勘違いして暴走して。
こういうのを蔑む言葉ってなんだ?真面目系クズ?

今日はいないのかよ

こういうときの女の強さは異常
好きなのに諦めるとか逆の立場ならちょっと考えられぬ‥
でもハッピーエンドに一票

>>218
そもそも幼馴染だってただからかってるだけで、本気の悪口なんかひとつも言ってないしな
男が勝手に被害妄想してるだけ
だからこいつは真面目系クズというよりは軽度のパラノイアに見える

来れなくてごめんね

体調不良で倒れてた……発病原因が飢餓ってどういうことなの

栄養のバランスがとれてないか、秀吉に包囲されたか

消化器・循環器・肝臓の疾患とか何かに寄生されてもなるじぇ?

さなだむし?(*゚-゚)つ④

まだなのかー

男「…………」スッ

男「…………っ」

男「……ごめん」

男「…………」ギュッ

幼「っ!?」

男「不誠実だったし、悲しませて泣かせてしまったけど……」

男「謝っても、いくら謝ってもこんなことを言う資格なんて……もしかしたら無いのかもしれないけれど」

幼「…………?」

男「好きです」

男「僕と、付き合ってください」

幼「許して……くれるの……?」

男「許すも許さないも……幼馴染は悪くないよ」

幼「……うぅ」ポタポタ

幼「私も……あなたのことが大好きです」

幼「喜んで……」ギュ

男「うん」ギュ

正直、ストーリーより>>1の安否が気になってた

無理しないでね

支援




幼「……っ……すんっ」

男「…………ん」ニギニギ

幼「どうしたの?」

男「幼馴染だ……」ニギニギ

幼「なにそれ……」

男「あ、そうだ…………」

男「来てほしい場所があるんだ、一緒に」

幼「……来てほしい場所」

ガラガラ

女「あ……男君」

男「やぁ……女、さん」

幼「…………」

女「それに幼馴染さんも、こんにちは」

幼「……こ、こんにちは」

男「…………」

女「二人とも、何をそんなに突っ立ってるんですか」

女「ほら男君、好きなシリーズの新刊はいりましたよ」

男「…………」

女『恋という奴は一度失敗してみるのもいいかも知れぬ、そこで初めて味がつくような気がするね』

女「でしたっけ……」

女「まったく……男君、私はお友達として図書室に来てくださいっていったんですよ」

男「……うん」

女「じゃぁ、そんな顔をしていないで……おしゃべりしましょ」

幼「…………」

女「もちろん、幼馴染さんも」

幼「…………ぁ」

女「お友達になってくれますか?」

幼「……はい」

女「あっ……」

女「そう言えば……言い忘れてたことが一つありました」



女「お幸せに……男君、幼馴染さん」



男「…………」

女「よぉし! なんかいろいろ吹っ切れました!」

女「そうだ、今度皆で遊びに行きません?」

男「うん……あぁ、そうだね、どこに行こうかな」

女「あ、そだ……この間の――」

男「いいかもね、それじゃあ――」




男「…………」テクテク

幼「……ねぇ、男」テクテク

男「……なに?」

幼「週末、楽しみだね……」

男「うん…………三人か」

幼「手、繋いでもいい?」

男「うん」

幼「…………」ギュ

男「……ん」ギュ

幼「あったかい」

男「幼馴染の手、冷たいな」

幼「あっためてくれる?」

男「もちろん」

幼「…………」

幼「あのね、男」

男「なに?」

幼「男は私のこと、好き?」

男「好きだよ……すごく、すごく」

幼「……私のこと、好きなんだ」


幼「私も、大好きだよっ」

終わり


ごめんなさいごめんなさい
相変わらず私は〆方が下手すぎる……次は上手くできるように頑張ります

ここまで御閲覧ありがとうございました

おつかれー!

おつ

乙!!



〆方よりも初め方でしょ
二人の喧嘩(すれ違い?)を最もしっかり書いてよ

いい忘れてたけど乙

始め方は、自身と対比した幼馴染に対するコンプレックスを持つ男なら十分あり得た展開だし、問題ないかと
問題があるとすれば、>>1の言うとおり締めの弱さかな
でも、短くて読みやすくて、まとまってて良いssだったと思う

希に見る良ssだった

おつ

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