キモオタ「パンツと連呼する病気にかかって人生詰んだ」 (52)

キモオタ「俺はキモオタ。大学三年生。童貞。アニメや声優が好き。身長192センチ体重108キロ。そして大学ではぼっち。」


キモオタ「と、いうのも僕はとんでもない病気にかかっているからだ。」

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キモオタの部屋

キモオタ「ふー声優の動画でも見るか、優衣ちゃんの動画にしようかな。」

優衣「みなさんこんにちは。穴倉優衣です。」

キモオタ「優衣ちゃん・・・可愛いなあ」

そう、キモオタは声優の穴倉優衣のファンだった。穴倉は小柄な体形で非常に可愛い容姿をしている人気声優だ

優衣「もー。ちっちゃいってバカにしないで!」

キモオタ「可愛い・・・」

キモオタ「優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ」

キモオタ「あー!また病気がでちまった。」

そう、キモオタは興奮すると、興奮させた対象のパンツと連呼してしまうのだ。

キモオタ「もう寝よう。明日大学だ。」

翌日 大学にて

キモオタ「あーしんど。どうせボッチだしな」

リア充「うぇーいwwww」

キモオタ(死ねや)

キモオタは大学でぼっちだった。見た目から周りに気持ち悪がられる、あるいは体の大きさでびびられる上、男は友達と仲良くなって楽しくて興奮すると病気がでてしまうので、遠慮がちになってしまう。だからキモオタはずっとぼっちだった。

そして大学が終了、キモオタは帰ろうとした

大学から出ようと思ったとき、小柄で髪の長い黒髪の美少女とすれ違った・・・

キモオタ「優衣ちゃん!?」

キモオタの家

キモオタ「さっきすれ違った子、絶対に優衣ちゃんだ・・・」

キモオタ「優衣ちゃん、大学1年になったばかりだよな。まさかうちの大学だっただなんて」

キモオタ「はあ、、それにしてもめちゃめちゃ可愛かったなあ」

キモオタ「優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ」

キモオタ「はあ・・・こんなことじゃ優衣ちゃんに近づけるわけないか。」

そして翌日、大学にて

キモオタ「ふう、この講義は履修してる人が多いな。一年から四年まで幅広い人が履修するからな」

学生A「あそこにいる子可愛くね?」

学生B「あ、ほんとだっ」  

キモオタ(可愛い子?どれどれ?)

キモオタが見た先には穴倉優衣の姿があった

キモオタ(うおっ、優衣ちゃんもこの講義とってたのか。) 

優衣はひとりぼっちだった

キモオタ(まだ大学始まったばかりだし、友達いなくても無理ないよな) 


そして講義が終了

キモオタ「なんか優衣ちゃんずっとつまんなそうな顔してたな。可愛かったけどさ。」

キモオタ「さて、次の教室は・・・と」

優衣「あのう、すみません」 

キモオタ「は、はいっ?」

キモオタは急に優衣に話しかけられた

優衣「389教室ってどうやって行くんですか?」

キモオタ「あーその教室は、この校舎の隣の校舎に行かないと行けないんですよ」

優衣「そうだったんですか・・・ありがとうございました。」

そして優衣は去っていった

キモオタ「優衣ちゃんに話しかけられた!すげーーー!!」

キモオタの家

キモオタ「今日は優衣ちゃんに話しかけられるなんて!ラッキー!」

キモオタ「いやーちっちゃくて可愛かったなあ。身長の差が40センチ近くあるみたいだし」

キモオタ「声も可愛いし」

キモオタ「優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ」

こんなことがあったのは4月のこと。キモオタはこの日以降優衣のことを見ることはなく、いつのまにか7月になっていた

大学にて

キモオタ「ふー。相変わらず人の多い講義だな」

優衣「zzz」

キモオタ「あれ?優衣ちゃんだ。久しぶりに見たな。寝てる・・・」


キモオタ「しかし、ひとりぼっちか。優衣ちゃんは明るいからたくさん友達がいそうな感じするんだけどな」 

そしてこの日の講義は全て終わった  

キモオタ「ふぅー帰るか」 

チャラ男A「ねーホテル行こうよ」

?「やめてください!」

チャラ男B「無理矢理連れ込むか」

キモオタ(うわ、チャラ男たちが二人がかりで女の子をホテルに連れ込もうとしてる。無視して帰ろう)

チャラ男A「お前、声優なんだって?どうせ枕とかしてんだろ。」 

?「してません!」

キモオタ(声優だと・・・)

よく見たら、絡まれてる少女は優衣だった。

チャラ男B「おっさんと枕でセックスするより、俺たちとセックスしたほうがいいんじゃない?」

優衣「いやです!離してください!」

キモオタ(助けないと!)

キモオタ「おい」

チャラ男A「なんだよお前ぇ?」

キモオタ「嫌がってるだろ!はなせ!」

チャラ男B「いやだね」

チャラ男A「邪魔すんなデブ!おらっ!」

チャラ男はキモオタに殴りかかる。

キモオタ「いてえ!」

キモオタの顔面にヒットした。

キモオタ「もう怒ったぞ!」

キモオタ「くらえ!キモオタラリアット!」

チャラ男A「ぐわっ」

チャラ男B「いってええええ!」  

キモオタ「どうだ、俺は体がでかいから相当痛いはずだろ」

チャラ男A「マジいてえ、、帰るわ」

そして二人は去っていった

優衣「ありがとうございました。」

キモオタ「い、いやーホテルに連れ込もうだなんてとんでもないやつらですよね」

優衣「あそこまでひどい人は初めてでしたが、結構絡まれることあるんですよ。」

キモオタ「そうですか・・・あの、声優の穴倉優衣さんですよね?」

優衣「ご存知でしたか。そうなんですよ。何かお礼させてください。本当に助かりました」

キモオタ「あ、連絡先だけ教えてほしいかなって・・・」

優衣「ええ、いいですよ」

二人は連絡先を交換した

優衣「キモオタさんですか。先輩ですね」

キモオタ「そうだね。仕事忙しいと思うけど頑張って!」

優衣「ありがとうございます!」


そして二人は別れた


キモオタ「優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ」

キモオタは家に帰ってから叫んでいた

キモオタ「あっぶねえ、本人の前で言ってたら終わってた・・・」

キモオタ「しかし、LINEのIDおしえてもらっちゃった。送ってみようかな」

LINE

キモオタ こんばんはキモオタです。よろしくお願いします。

三時間後

ゆい キモオタさん、今日はありがとうございました。本当に助かりました!

キモオタ「おおっ!やっと返ってきた。やっぱ忙しいのかねえ。」

ゆい あの、悩みごとがあるんですけど

キモオタ 何?

ゆい 大学でうまくいかないんです

キモオタ え、そうなの?

ゆい 友達もできませんし、忙しいから両立も大変なんです。講義は仕事で休みがちなのでお友達がいないと厳しいですし。

キモオタ 優衣ちゃん、声優の友達はいっぱいいるのに。

ゆい そうなんですけど、大学だ、なんか嫌われちゃうんですよね。声優なんだから大学こなくていいだろとか、男にもてるから男遊びしまくりだろとか色々言われちゃいました

キモオタ そっか。嫉妬されてるんだね。まあ友達がいないのは俺も同じだけどさ

ゆい キモオタさん。もしよろしければ、大学で時間合うときは一緒にいてもらっていいですか?

キモオタ もちろん!

大学にて

キモオタ「優衣ちゃんのとってる講義、俺が昔とってた講義とあまり変わらないみたい。はい、過去問あげるよ」

優衣「ありがとうございます!」

キモオタ「いやー優衣ちゃんも友達がいないなんてねえ」

優衣「友達いないと、周りから哀れみの目で見られてる気がしませんか?」

キモオタ「それあるあるだよ!」

二人は大学に設置されているテーブルで話をしていた。

暑かったので、二人とも薄着だった。優衣はミニスカートだった。

優衣「キモオタさん大きいですよね。」

キモオタ「縦にも横にもね」

優衣「ちょっとキモオタさん!笑」

優衣は笑い、足を動かした
その瞬間、彼女のスカートの中が少し見えた

キモオタ(今、見えたのパンツ・・・だよな。ピンクだった・・・マジかよ!?優衣ちゃんのパンツ見ちまった!)

キモオタ「優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ優衣ちゃんのパンツ」

優衣「・・・」

キモオタ「ち、違うんだ!これは!」

優衣「二度と話しかけないで下さい」

期待

( ゚∀゚)o彡゜「貴様、見たところ俺と同類のようだな……」

チックか

期待などありがとうございます!

優衣「じゃあ、私仕事がありますから」 

そうして優衣は去っていった

キモオタ「あーとうとうやっちまったよ」

キモオタの家

キモオタ「せっかく仲良くなれたのに・・・とうとう病気がでてしまった。死にたい・・・」

キモオタ「LINE・・・送るか」

LINE 

キモオタ 今日はごめん

数時間後

キモオタ「返ってこない・・・」

キモオタ「はあ・・・」

キモオタ「優衣ちゃんのパンツ・・・見えちまったんだよな。ピンクか・・・」

キモオタ「今日は抜いてから寝ようかな」

どっかのキモオタもどきと違って本物のキモオタだわ
やっぱキモオタはこうじゃなくちゃな

翌朝

キモオタ「LINE・・・きてないか」

そして、優衣からLINEが返ってくることはなかった。キモオタは何度か優衣を見かけたが話しかける勇気はなく、向こうも無視してきた。そんな状態でテストが終わり、夏休み。

キモオタ「友達いないし、バイトくらいしかやることがない。まあ大学がある日々よりはましだけどね。アニメを見まくるか。」

コンビニ

キモオタ「いらっしゃいませー」

優衣「これと、あとアメリカンドック下さい」

キモオタ「優衣ちゃん!?」

優衣ちゃん「あ・・・」

優衣は驚いた表情。

優衣「話しかけないで下さいっていいましたよね?早く会計してください」 

キモオタ「765円です・・・」

そして優衣は去っていった

キモオタ「ありがとうございました・・・」

キモオタの家

キモオタ「うわあああああああん!」

キモオタ「せっかく優衣ちゃんと話せたのに!こんなのあんまりだよ!」

キモオタ「優衣ちゃんに嫌われてから心にぽっかりと穴が空いてるみたいだ・・・」

キモオタ「LINE、もう一回送ろう」

キモオタ 優衣ちゃんのパンツと連呼してしまったのは、そういう病気なんだよ

しばらくして

ゆい つまらない嘘ですね。あと、LINEも二度と送らないで欲しいんですけど。あ、私がブロックすればいいだけのことですか。

キモオタは優衣にブロックされた

キモオタ「終わった・・・」

キモオタ「死のうかな・・・」


そしてそれから一週間

アニメイト

キモオタ「今日は優衣ちゃんの4枚目のシングルの発売日。この前のことがあったから買う気がしなかったけど、それでもなんとなく買いにきてしまった・・・」

そしてキモオタはCDを購入

キモオタの家

キモオタ「MV付きなんだよな。MV見るかー」

そこには楽しそうにはしゃいでいる優衣の姿が。

キモオタ「うわ、可愛い・・・」

優衣「君のこと気になってるみたいー♪」

キモオタ「優衣ちゃん、本当は笑顔が似合う可愛い子なんだよ。でも、大学ではいじめに近いことをされて笑顔が消えて・・・こんなの絶対ダメだよ」

キモオタ「こんなの、絶対おかしいよ!」

キモオタ「そうは言っても俺が何かできるわけないか・・・」

キモオタ「ん?CDに握手会の応募券がついてる」

キモオタ「送るか・・・」

そして三週間後 

キモオタ「握手会、当たった!」

握手会の当日、会場

声豚A「優衣ちゃんと握手したら、二度と手を洗わないぶひい」 

声豚B「僕もそうするぶひ、外れたやつらざまあぶひ」  

キモオタ「人多いな」

関係者「まずは穴倉優衣によるトークショーから始めたいと思います」 

優衣「みなさん、今日は来てくださってありがとうございます!」

声豚C「優衣ちゃんだああああああ」

声豚D「かわいいいいいいいい!」

キモオタ(やっぱ優衣ちゃんって人気声優なんだよな。こんなたくさんの人から好かれて・・・俺が仲良く話してたなんて嘘みたいだ)

そして、トークショーが終わり、握手会

優衣と握手する声豚A

声豚A「優衣ちゃん!可愛いぶひ!これからも頑張ってほしいぶひ!」

優衣「わーありがとー!」

キモオタ(そっか、握手会って話すこともできるんだよね)

そしてキモオタの番

優衣「あ・・・」

優衣はキモオタに気づいたが目をそらした

そして握手する二人 

キモオタ(小さくて可愛い手だ・・・)

キモオタ(さて、何を話そうか) 

キモオタは話す内容を事前に考えてなかった。

キモオタ(やっべ、なに話そう)

キモオタ(な、なんでもいい!適当な言葉でいいから話そう!)

キモオタ「優衣ちゃん、君が好きだ!!」

優衣「え・・・」

キモオタは気づいたら会場中に響き渡る声で叫んでいた。

キモオタ「君に出会ってから、君のことしか考えてない!君が大学でつまらなそうにしてるのを見て、力になりたいと思った!MVで笑ってる君を見て、君は笑顔でいるべきだと思った」 

キモオタ「そして、その笑顔は俺が守りたい!」

声豚E「なんだあいつ、きもいぶひ」

声豚F「マナー違反ぶひよあんなの」

優衣「・・・」

関係者「終わりです。次の人」

優衣は何も言わぬまま、握手会は終わった

優衣の家

優衣「あー握手会終わった・・・疲れたー」

優衣「キモオタさん・・・急に告白してくるなんて・・・・」

優衣「わけわかんない!わけわかんない!ねえ告白するなんて・・・突然すぎるよ!」

プルルルル

優衣「あれ、電話だ」

ピッ

優衣「穴倉です」

キモオタ「キモオタだけど」 

優衣「あー。そういえばLINEだけじゃなくて電話番号も教えてましたね。切って着信拒否にひますね。さようなら。」

キモオタ「切る前に教えてくれよ」

優衣「何をですか?」

キモオタ「告白の答え」

優衣「あ、あんなの急すぎますよ!」 

優衣「私は、急にパンツパンツと叫ぶ人とは付き合いたくありません。ごめんなさい。」

キモオタ「あれは病気なんだよ!」

優衣「そんな病気ありますか・・・あのとき私はスカートでした。恐らく笑ったときに下着が見えてしまったんですよね?それは私が悪いので仕方ないですが、それであんなに興奮するなんて・・・」

優衣「あのホテルに連れ込もうとしてた人たちと同じで、体目当てとかなんですよね?私に近づいたのは。優しくしたのは。」

キモオタ「バカなこというんじゃねえよ!」

優衣「パンツパンツ叫ぶほうがおかしいです!」

キモオタ「俺は君が大学でうまくいってないと知って力になりたいと思ったんだ!」

キモオタ「とりあえず、告白のことはいい。」


キモオタ「明日、二人で会わないか?」

優衣「いやですね。明日はオフですけど、疲れてますし寝ていたいです。」

キモオタ「明日会ってくれたら、これからの分の過去問を全てやるよ。」

優衣「・・・」


優衣は前期の単位を全てとれた。しかし、全てギリギリだった。過去問がなければ半分もとれてなかっただろう。

優衣「わ、分かりました。過去問のために会いましょう。」

キモオタ「よし、喫茶店に集合な。」

そして電話が切れる

優衣「あー!せっかく寝てられると思ったのに!!」

優衣「でも大学休みがちで友達いない私にとって過去問ないのはきつすぎるし・・・」

優衣「もう寝ようかな・・・」

一時間後

優衣「緊張して寝れない・・・」

優衣「なんで私の胸破裂しそうなんだろ」

キモオタの家

キモオタ「緊張して寝れない・・・」

そして翌日喫茶店にて

キモオタ「優衣ちゃん、ちょっと遅いな」

カランカラーン

キモオタ「あっ、来たっ!」ドキドキ

優衣「お待たせしました」

キモオタ(なんか今日は一段と可愛くないか!?凄くオシャレだし。) 

キモオタ「や、やあ。」

優衣「とりあえず、過去問を下さい」

キモオタ「ああ、はいっ。これ。」

優衣「ありがとうございます。ではこれで。」


スレタイでやられた

キモオタ「おいおい、さすがにそれはないだろ」

優衣「やっぱりそう言うと思いました」

キモオタ「よかった冗談かー。とりあえず何か頼もうよ。奢るからさ。」

優衣「はい・・・アイスティーを飲みます」

そして注文する二人

キモオタ「いやーその格好、凄くオシャレだよね。なんだかんだで俺とのデート楽しみにしてたんじゃない?」

優衣「え!?」

キモオタ「ん?」

優衣「で、デートなんかじゃないですから!」 

キモオタ「そ、そっか。ところでパンツパンツと叫んでしまったことだけど、あれは本当に病気なんだよ。」

優衣「信じられないですねえ。とりあえず、その事はいったん置いておいて」

キモオタ「うん」

優衣「昨日の握手会ですよ!」

キモオタ「告白したことについて?」

優衣「あんな場所で告白するなんて!しかもあんな大声で!」

キモオタ「俺も告白するつもりはなかったんだ。でも、言葉に詰まって、咄嗟に言葉があれだったんだよ。」

優衣「そう、なんですか。」

キモオタ「俺、気づいてなかった。なぜ、大学でつまづいてる君をそんなに助けたくなったのか。君のことが好きだったからだ。咄嗟に出たってことは、それだけ心の中で思ってたんだろうな」

優衣「告白の返事はNOに決まってます。咄嗟に出た言葉が心の中で思ってることなら、パンツパンツと叫ぶのも、私のパンツだとか、体目当てで近づいてきたってことでしょう?」

キモオタ「とりあえず喫茶店終わったら、病院についてきてくれないか?」

優衣「いいですよ」

キモオタ「そこで証明するよ」

病院にて

キモオタ「先生、どうして僕はパンツパンツと興奮すると叫んでしまうんでしょう?」

医者「ん、だから何度もいってるだろ?かなり珍しい不治の病の一つ、パンツパンツ病なんだよ。君は・・・」

優衣「パンツパンツ病!?」

医者「世間的には知られてないだろうけど、一億人に一人がかかる病気で、興奮するとパンツパンツと叫んでしまうんだ。興奮するっていうのは、性的な興奮だけでなく、例えば凄く楽しいときとか、怒ったときとかも起こる。」

優衣「そんな・・・本当に病気だったなんて」

医者「申し訳ないけど、治療の方法はないよ」

キモオタ「ありがとうございました」 

二人は病気を出て公園に入った

優衣「ごめんなさい!」

キモオタ「いいんだよ」

優衣「私、ひどいこといっちゃって!本当にごめんなさい!!」

キモオタ「仕方ないさ、自分でも信じられないような病気だからな。それに君のパンツに興奮してたのは事実だし」

優衣「えっちです・・・でもえっちなくらいならいいです。体目当てとかじゃなければ。」

キモオタ「君はなぜ体目当てを嫌うの?」

優衣「高校でも、私は友達が少なかったんですけど、一人だけ凄く優しくしてくれた男の人がいたんです。」

キモオタ「そうなんだ」

優衣「私、その人に学校帰り食事に誘われて、食事にいったらその後ホテルに連れ込まれて無理矢理・・・」

キモオタ「なんだって!?」

優衣「はい・・・だからあの時キモオタさんが助けてくれて、本当に嬉しかった。でも、その後パンツパンツと連呼されて、ああこの人も結局同じなんだって思ってしまって。でもそれは勘違いでしたね」

キモオタ「じゃ優衣ちゃんって処女じゃないの!?ショック!!」

優衣「台無しです・・・」

キモオタ「あ、ごめん」

優衣「でも、キモオタさんは私のことえっちな目線でも見てても、なぜか受け入れられます。理由は分かりませんが・・・」

キモオタ「俺も処女厨だけど、なぜか君が処女じゃなくても、受け入れられる。不思議なんだ。君みたいな人気者で美少女な子と俺が初対面から自然に話せたんだ。俺は昔から美少女と話すと緊張してまともに話せなかったのに」

優衣「なにか、運命的な・・・ものですかね。」

キモオタ「そんな気するよ」

優衣「キモオタさんに対してなら、私は私らしく自然に振る舞えます。他の誰よりも」

キモオタ「優衣ちゃん、俺の部屋にこない?」

優衣「はい!」

キモオタの部屋

優衣「あの・・・」

キモオタ「なに?」

優衣「いか臭いです」

キモオタ「マジで!?」

優衣「あ、エロ本・・・」

キモオタ「あ、やべっ!」

優衣「巨乳ものですか・・・」

キモオタ「あ、別に巨乳が好きって訳じゃないんだよ?優衣ちゃんみたいなぺったんこも好きだよ」

優衣「キモオタさんは殴られたいんですか?」

キモオタ「すみません・・・」

優衣「あ、私が歌ってるCDとか出演してるアニメのDVDとか一杯ありますね!」

キモオタ「昔からファンだったんだよね。遠い存在だと思ってたんだけど、実際話してみたら親近感が沸いてびっくりだ」

優衣「そうでしたか、昔から私のファンだったんですね。知りませんでした。なんか嬉しいです」


そしてしばらく二人は話し込んだ

キモオタ「もう、夕方か。」

優衣「そうですね。」

キモオタ「俺さ・・・今日凄く楽しくかった。言い換えると興奮してた。でも病気は発症しなかったんだよね。」

優衣「本当だ!?不思議ですね?」

キモオタ「君だからかもしれない。君が運命の人だから・・・君は特別なんだ。俺の不治の病さえ受け付けないような。」 

優衣「・・・」

キモオタ「もう一回改めて・・・俺は君が好きだ!!!つき合ってくれ!」

優衣「分かりました。ただし条件があります。」

キモオタ「なに?」

優衣「私が特別な存在で、不治の病さえ受け付けないような存在なら、なぜこの前私のパンツを見たときにパンツパンツと叫んだんですか?」

キモオタ「そ、それは・・・あのときは君が好きだとはっきり自覚してなかったからだよ!特別な人だと自覚してなかったから!」

優衣「そうですか、では今同じことが起きてもパンツパンツとはいわないはずです。それができたらお付きあいしてもいいですよ」

キモオタ「そ、それって・・・」

優衣「こんどはパンチラではなく、下着姿になりましょう。」

キモオタ「お、おい正気か!」

優衣は上着を脱ぎ始める・・・

優衣「ブラジャーでは発症しないようですね。まあ、ブラジャーを見て、パンツパンツと叫ばれるのはおかしいですし。ここからが本番です」

優衣はスカートに手をかけた

キモオタ「これは夢か・・・」

優衣のスカートが少しずつ脱げていく・・・
そして優衣は下着姿になった

キモオタ「う、やべえ鼻血でそう」

優衣「でも、発症はしないようですね」

キモオタ「憧れの優衣ちゃんが下着姿になってるなんて正直すげえ興奮するよ。でも発症はしない!もしかしたら治ったのかな!?」

優衣「分かりました。お付きあいしましょう。」 

キモオタ「白地に水玉の下着か、可愛かったよ。おっぱいも小さくて可愛い」

優衣「殴られたいんですか?」

優衣「じゃあ、私帰りますね。これからよろしくお願いします。」

キモオタ「わーい!やった!またね。」

ガチャッ

母「キモオタ、そろそろ夕飯よ。あんたの好きなトンカツ。」

キモオタ「まじで!?やった!」

キモオタ「母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ母ちゃんのパンツ」

キモオタ「あ、なおってねえや」

そして二人は付き合い始めた・・・
それから一年半の時が過ぎ・・・

キモオタ「優衣ちゃん、やったよ!俺とうとうデビュー決まった!優衣ちゃんと同じアニメに出演できるんだ!」

キモオタは優衣と付き合い初めてから、憧れだった声優を目指した。優衣を見ていてなんの目標もない自分が情けなくなったからだ。そして、大学卒業を間近に控えた今日、デビューが決まったのだ。

優衣「おめでとう!キモオタ!」

キモオタ「よし!約束覚えてるか?」

優衣「うん///」

キモオタの家

キモオタ「挿れるぞ優衣」

優衣「いいよ///」

キモオタ「いくぞ」ズブ

優衣「いたいいたいいたいいたいいたい!!」

二人の約束は、キモオタがデビューできたらセックスをすること。

そして・・・

とあるアニメのアフレコ

キモオタ「おはようございます」

女有名声優「お、新人か、よろしくね!」

優衣「キモオタ、頑張ろうね!」 

キモオタ「おう、頑張るよ優衣ちゃん!」

そしてアフレコ終了

女有名声優「キモオタ君良かったよ!」

キモオタ(女有名声優さんに誉められた!やった!嬉しい!) 

キモオタ「女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ女有名声優さんのパンツ」

女有名声優「!?」

優衣「あちゃあ・・・」


お☆し☆ま☆い

以上!

ありがとうございました!

忘れてました。注意事項

実際にパンツパンツ病は存在しません

サクサク読めた

これからも書いてくれ

>>45ありがとうございます!

>>13 大学だ→大学だと

パンツパンツ病….なんて恐ろしい病…

>>1 おつ、面白かったよ

まとめられました。
エレファント速報です。
ありがとうございました。

残念なこと言うがエレはだいたい載る

>>10
190オーバーの顔面にヒットするってどんだけ相手もでかいんだよって思った

おぉお…スラスラと読み終わってしまった
面白かったよ乙

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