星空凛「ハロウィンの後は?」 (59)

凛「打ち上げ楽しかったにゃー」


真姫「もう、凛。はしゃぎ過ぎ。少しは落ち着きなさい」


希「穂乃果ちゃんあそこで一気飲みはないよー」


穂乃果「えへへ……照れるなー」


にこ「褒めてないわよ」




※少しお早いですが凛ちゃん誕生日SSです


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凛(明日はお休み………そして凛の誕生日)


凛(この後、みんながお祝いしてくれれるハズにゃ)


絵里「さて、それじゃあ………いい時間だしそろそろ解散しましょうか」


花陽「わわ、もうこんな時間なんだ…!」


ことり「そうだね。あまり遅くなってもいけないし」


凛(えっ?)

穂乃果「それじゃあ皆また明日ねー!」


海未「明日は学校も練習もお休みですよ」


穂乃果「あはは……そういえばそうだった」


希「まったく穂乃果ちゃんはー」


アハハ


凛(………あれ?)

ことり「それじゃあ皆学校でねー」


絵里「夜道には気をつけるのよー」


希「お休みー」


テクテク


凛(あれっ?……あれっ!?)


凛「あ、あの……かよちん?」


花陽「ん?どうしたの凛ちゃん」


凛「明日………ううん。なんでもない!また学校でね!」タッ


花陽「………?」

凛「はぁ………」テクテク


凛「凛から言ったら意味ないじゃん…」


凛「かよちんなら覚えててくれてると思ったんだけどなぁ…」


凛「………今年はライブもあったし、忙しかったから仕方ないか!」


凛「それに……祝ってもらうような歳じゃないし」


凛「でも、おめでとうくらい言ってもらいたかったな」

凛「お母さんには今日は遅くなるって言ってるし、すぐ帰るのもなぁ……」


凛「少し寄り道しようかな……」


凛「本屋でちょっと時間潰そう」


凛「そのあとCDショップによって……」

――――――――――――――――


凛「思ったより時間潰せなかったにゃ」テクテク


凛「もうすぐ家につくや」


凛「あれ……あそこにいるのって…」


凛「海未ちゃん……?」

海未「あ、凛。遅かったですね」


凛「え、うんちょっと本屋とかに……ってそうじゃなくて、どうしたの?」


海未「凛に渡したいものがありまして」


凛「凛に……?」


海未「はい」ガサゴソ

海未「少し早いですがハッピーバースデー」ニッコリ


凛「えっ――――」


海未「おめでとうございます。凛、受け取ってください」


凛「………」


海未「凛……?」


凛「う、海未ちゃ………」ウルウル

凛「とっても、とっても嬉しいにゃ」ギュ


海未「り、凛!?」


凛「なんだか誰も覚えてないような気がしてすっごく寂しかったにゃー」


海未「覚えているに決まっているじゃないですか」ナデナデ


凛「うん……!」ウルウル

海未「あの……凛?」


海未「そろそろ、その……離れてくれませんか?」


凛「………」フルフル


海未「凛……?」


凛「にゃー!」


凛「ずっと外で体冷えてるでしょ?」


凛「お茶飲んで温まっていこうよ」グイ


海未「え?あ、わ、私は―――――」

――――――――――――――――


凛「それじゃあ、お茶持ってくるからゆっくりしててね」


海未「いえ、お構いなく」


凛「だめだめ。それじゃ凛の気が収まらないにゃ」


凛「漫画とか読んでていいからね」


ガチャ

海未「行ってしまいました」


海未「さて、勝手に帰るのも気が引けますし……」


海未「お茶を少しいただいて帰りましょうか」


海未「それにしても……」


キョロキョロ

海未「とても女の子らしいお部屋ですね」


海未「少女漫画も結構ありますし……」


海未「ことりの部屋と同じ香りがします」


「もう、お母さん勝手に用意しないで!」


海未「………なんでしょうか、声が聞こえてきます」

「いいって!お茶出すだけだって!」


海未「この声は……凛?」


「大丈夫!大丈夫だから!凛がやるから!」


ドタドタ


ガチャ


凛「ご、ごめんねー。待った?」


海未「いえ、大丈夫ですよ」

海未「あら、その箱は……?」


凛「お母さんが持っていきなさいってうるさくて……」


海未(ああ、先ほどの声はこの事だったんですね)


凛「ケーキみたいだけど、海未ちゃん食べれるかな?」


海未「はい、大丈夫ですが……モンブランですね」

凛「とっても美味しそうだにゃ」


海未「そうですね。それではいただきましょうか」


凛「いただきまーす」パクッ


凛「お、美味しい……!」フルフル


海未「もぐもぐ……本当です。どこのお店でしょうか?」

凛「あれ、このお店のロゴって……!」


海未「最近有名なお店のものですね」


海未「なかなか予約が取れないとは聞いていましたが……」


凛「海未ちゃん。ごめんね、ちょっと……」スクッ


ガチャ

ドタドタ


「おかーさんすごーい!」


「え?凛の為に……?」


「お母さんほんっとありがとー!」


海未「ふふ、凛ったら。すべて丸聴こえですよ」クスクス

――――――――――――――――


凛「ところで……」


凛「海未ちゃんのプレゼント、開けてもいいかにゃ?」


海未「ええ。どうぞ」


凛「それじゃあ、遠慮なく……」


ペリペリ

海未「綺麗に包装紙を剥がすんですね」


凛「え?うん。だって綺麗なんだもん」


凛「ビリビリに破いたらなんだかもったいなくて…」


海未「そのような繊細さが穂乃果にもあればよかったのですか…」


凛「あはは………」

パカッ


凛「え……これ…?」


海未「はい。凛に似合うと思いまして」


海未「トパーズのネックレスです」


凛「とっても綺麗……!」


海未「友愛や純白、希望なんて意味があるそうです」

海未「これからもよろしくお願いしますね。凛」ニコッ


凛「うん………ありがとう」


凛「大事にするね。ずっといつまでも……」


海未「ふふっ、それは少し大袈裟な気もします」クスッ


凛「もーっ。本当に嬉しかったんだよー?」


海未「すみません。なんだか凛がいつにも増して可愛らしく見えて」


凛「なっ………!」カアァ


海未「なんて、今日の凜は弄りがいのあります」クスッ


凛「も、もーっ!」

>>23
少し訂正します。

誤)海未「なんて、今日の凜は弄りがいのあります」クスッ


正)海未「なんて、今日の凜は弄りがいがあります」クスッ


海未「さて、そろそろ……」


凛「…え?もう帰っちゃうの?」


海未「そうですね。長居しては迷惑でしょうし」


凛「ううん!全然迷惑じゃないよ!」


凛「あ、そうだ!海未ちゃん泊まってよ!」


海未「はい?凛の家に…ですか?」


凛「うん!明日は学校も練習もないし」


凛「だったら一緒に寝ようよ」


凛「きっと楽しいにゃー」


海未「そうですね……」


海未「ええ、ご迷惑でなければ」

凛「わーい!さっそくお母さんに言ってくるにゃー!」


ガチャ

ドタドタ


「お母さーん!今日海未ちゃんが――――」


海未「凛ったら……」クスッ


海未「私も今のうちに母に連絡を入れておきましょう」


ポチポチ


海未「送信、と……」


海未「これで大丈夫ですね」


ブーブー


海未「返信がきました」


海未「…………穂乃果から?」

――――――――――――――――


海未「良いお湯でした」


凛「髪とかしてる海未ちゃん。すごく絵になるにゃ」


海未「そうですか?」


凛「うん。なんていうか……そう、月下美人!」


海未「よくわかりませんが、なんとなく言いたいことはわかりました」

海未「ありがとうございます。凛」


凛「ふぇ?り、凛は思った事を喋っただけだから…!」アセアセ


凛「あ、そのままだと寝にくいよね!?」


凛「凛、お着替え用意してくるにゃ!」


バタバタ


海未「どうしたのでしょうか……?」

凛「はい。海未ちゃん。凛のだけどよかったら使って」


海未「ありがとうございます」


海未「ではさっそく……」ヌギヌギ


海未「とりあえず着てみましたが。これは………」


凛「海未ちゃん、ヘソがチラチラ見えてセクシーだにゃ……///」


海未「なっ…!?」


海未「違います!服が少し小さいだけなんです!」


凛「あ、これ中学生の頃に使ってたやつだった」


凛「ごめんね。すぐ代わりの用意するから」

海未「………いえ、このままで結構です」


凛「え?いいの?」


海未「はい。凛が用意してくれた物なんです。そう無碍にはできません」


海未「それに、ほら」モゾモゾ


海未「こう、お布団に入ってしまえば問題ありません」

凛「………もしかして気に入って」


海未「気に入ってなんかいません!」


凛「でも今日のライブの衣装。すごく嬉しそうにしていたような……」


海未「あれは――――――――そうです!ことりの力作でしたから!」アセアセ


凛「あー……だったらそういう事にしておくにゃ」


海未「ど、どういう事ですか!」


凛「言葉通りだよー?」クスクス


海未「ちょっと凛ー!?」

――――――――――――――――


凛「それじゃー消すよー?」


海未「はい。いいですよ」


カチッ


凛「ごめんねー。お客様用のお布団なくて凛と一緒のお布団で」モゾモゾ


海未「いえ、温かくて気持ちいいですよ」

凛「ねぇねぇ。海未ちゃん海未ちゃん」


海未「なんですか…?明日も早いんですよ?」


凛「明日は学校も練習もお休みにゃ」


海未「あ……そうでした」クスッ


海未「すみません。つい癖で」


凛「海未ちゃんったらー」クスクス

凛「海未ちゃん何か話さない?」


海未「話すって……何をですか?」


凛「うーん………ご趣味はなんですか?」


海未「お見合いですか!?」


凛「ふふっ…園田さんって愉快な方なんですね」クスッ

海未「これ続けるのですか…?」


海未「それなら……」ムクッ


モゾモゾ


凛「海未ちゃん……?」


海未「…………」ガシッ

海未「星空さん。貴女はとても美しい」


海未「私は君が欲しい。その瞳も唇も……すべて!」


凛「…………っ!」カアァ


海未「――――なんて、音ノ木中の文化祭の劇で演じた役を思い出して……って凛?」


凛「………///」フルフル


海未「どうかしましたか?」


凛「ん~~っ!」グイー


海未「えっ、ちょっと。凛!?」


海未「お、押さないでください!」


凛「ん~!ん~~っ!」グイー

凛「もうっ!もうもうもうっ!」ガバッ


海未「凛?その、私何か悪い事しましたか?」


海未「何か悪い事したのでしたから謝りますから」


海未「ですから、こっち向いてください!」オロオロ


凛「もうっ!海未ちゃんのばかーっ!///」


海未「凛ー!?」

――――――――――――――――


チュンチュン


「起きてください」


ユサユサ


凛「すぅ………すぅ…」


「起きてください。凛」


ユサユサ


凛「う……ん……」

凛「ん……海未ちゃん…おはよう」


海未「おはようございます」


凛「……今何時?」


海未「午前8時です」


凛「んー………もう少し眠らせて」ボフッ


海未「ああっ、寝てはいけません!」

海未「ほら、しっかりしてください」


凛「朝くらいゆっくりさせてほしいにゃー……」


海未「ゆっくりなんてさせませんよ」


海未「だって今日は――――」


海未「凛の誕生日なのですから」

ガチャ


穂乃果「凛ちゃんハッピーバースデー!」


花陽「おめでとう凛ちゃん」


希「朝からごめんなー?でもこうした方がドッキリっぽいってにこっちが言うから」


にこ「ちょっ!?ドッキリするって言い出したのは希じゃない!」


ことり「ふふっ。……ってあれ?凛ちゃん……?」

凛「んー………」コクリコクリ


真姫「反応が薄いと思ったら寝ているわね」


絵里「寝不足かしら?」クスッ


海未「もう、凛は……」


海未「ほら、しっかりしてください」ユサユサ

凛「ふぁ………なんでみんながいるの…?」


ことり「あはは……」


にこ「ほら、シャキッとしなさい」


にこ「今日は日が沈むまで遊ぶんだからね。覚悟しなさいよ?」


凛「…………?」


真姫「理解していないみたいね」


海未「凛。今日は何曜日ですか?」


凛「え?今日は土曜日だけど……」


海未「学校は?」


凛「お休みだにゃ」


海未「μ'sの練習は?」


凛「それもお休みのはずだよ?」

海未「今日は何月何日ですか?」


凛「今日?11月1日……」


海未「凛の誕生日ですよ。今日は凛がへとへとになるまで連れ回しますので覚悟してくださいね」


凛「え……今日練習ないのは……」


海未「ええ。提案したのは穂乃果です」


穂乃果「えへへ……よくよく考えたら、凛ちゃんと一緒に遊んだことあんまりないなーって思って」

花陽「凛ちゃん。遊園地行きたいって言ってたよね?」


希「チケットはもう押さえてあるから、後はウチらが行くだけや」


ことり「今日はことり達が凛ちゃんをエスコートします♪」


にこ「ほらほら、早く準備しなさい。時間は無限にないんだからね」


真姫「その前に海未はそのヘソ出しファッションを何とかした方がいいわよ」

海未「なっ……!」サッ


海未「忘れていました……」カアァ


絵里「え、そういうファッションだったんじゃなかったの?」


希「エリちー。さすがにもう寒いよー」


ワイワイガヤガヤ


凛「ああもう………」

凛「凛はとっても幸せ者だにゃ」ボソッ


チラッ


凛(さっそくだけど、海未ちゃんから貰ったネックレス。つけて行こうかな)


凛「ん~~~っ!」


凛「よぅし!今日は疲れて倒れるまで目一杯遊ぶにゃー!」




おしまい

最後まで読んでいただきありがとうございました。
少し早いですが、今日くらいしか投下できそうな日がありませんでした。ごめんなさい。


それと、全部は無理だと思いますがリクエストとかあればそれを書きたいなと思っています。
ざっくりとしたのでもいいのでネタをください・・・。

乙!うみりん好きだからよかった
でも>>24の名前ミスまでは直らなかったのね…

何か見直すと少し変な所があるので補足を

穂乃果ドッキリの事を海未に伝え忘れる→海未ドッキリを知らずひとりだけ前日に訪問→穂乃果のメールでドッキリがあることを知る

の流れでお願いします。

ことりんで遊園地ネタならある程度書き溜めていたのですが、それとは別に遊園地ネタを時間はかかると思いますが書きたいと思います。

>>53
凛ちゃんの漢字誤変換は多いのでできるだけ気を付けていたのですが、申し訳ありません。
これで多分問題ないと思います。

誤)海未「なんて、今日の凜は弄りがいがあります」クスッ

正)海未「なんて、今日の凛は弄りがいがあります」クスッ

海未「あぁ……もうっ!」

海未「ことりも穂乃果もにこも…!」

海未「今日は凛をエスコートします♪なんて言っておいて……!」

海未「お昼ご飯食べた後は穂乃果と希は絵里を、ことりは花陽を、にこは真姫を連れてどこかに行って……!」

海未「午前中はちゃんとしていましたのに」

凛「まぁまぁ、落ち着いて海未ちゃん」

海未「しかしそれでは凛が」

凛「凛は別に気にしてないよ?」

海未「ですが…」

凛「それにほら、フリーパスチケットはちゃんとあるんだし」

凛「穂乃果ちゃん達は穂乃果ちゃん達で遊んで、凛は海未ちゃんと一緒に遊ぼうよ」



こんな感じの続きをそのうち書きます

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