男「後輩にストーカーされてる……」(107)

後輩「何か言いました先輩?」

男「いや、何も言ってねぇよ? けど、お前家逆方向だろ。」

後輩「ちょっとスーパーに……」

男「お前の家の近くにスーパーあっただろ。」

後輩「いえ、そこのスーパーが特売なんです。ほら、チラシ。」

男「あ、お、おぉ、そうなのか。でも俺の家の近くにスーパーなんてあったっけなぁ。」

後輩「先輩の家からもう少し歩いたところにあるので。」

男「帰りどうするんだよ。」

後輩「帰り? 歩きですけど……」

男「もう結構いい時間だし、帰る頃には暗くなってるだろ? 女の子なんだからそれくらい考えろ。」

後輩「え? だって先輩今日、泊まらせてくれるんですよね?」

男「えっ。」

後輩「えっ。」

男「何言ってるの? そんな事実はないよ?」

後輩「十分ありますよ。一人で帰れと?」

男「そうは言わないけど……送る、にしても結構遠いな……」

後輩「一人で帰って私が犯されちゃってもいいんですか!?」

男「おい、分かった! 泊めてやるからそんなこと大声言うな!」

後輩「流石先輩、優しい。」

男「布団あったっけなぁ……」

後輩「布団? 先輩のベッドで寝るから問題ないですよ。」

男「じゃあ俺どこで寝るんだよ。」

後輩「一緒に寝ましょう!」

男「寝言は寝て言え。」

後輩「でも布団ないんでしょう?」

男「いや、この前まであったはず……」

後輩「ほら、先輩が捨てたって話してたじゃないですか。」

男「? あ、あぁ! そうだそうだ。母さんが……汚れてるからって捨てたんだ。」

後輩「でしょう?」

男「……あれ? でも話したか、そんなのこと?」

後輩「寝よだれで汚したんですよね。先輩。」

男「やめろおおおおおお!」

後輩「先輩、先輩の家ですよ。」

男「忘れてくれ! 忘れてくれ!! あの日はたまたまだったんだ!」

後輩「良いじゃないですか、よだれくらい。可愛いですよ?」

男「ぐああああああ!」

後輩「良いから荷物置いて特売に行きますよ。」

男「……」

後輩「ほら、鍵開けてください。」

男「くそぅ……」

後輩「もう、いつまで拗ねてるんですか。はい、忘れましたから行きましょう。」

男「……そうだな。あ、ちょっと待ってくれ俺も買いたいものあるから財布。」

後輩「あ、はい。」

後輩「……」






後輩「……遅い。」

男「あー! もう! どこだよ……」

後輩「どうしたんですか、先輩。」

男「財布が見つからないんだよ……どこに置いたっけな……」

後輩「探すの手伝いましょうか?」

男「あー、頼む。悪いな……」

後輩「タンスの裏とかじゃないんですか?」

男「なかった。だから! 探さなくていいぞ。」

後輩「……エロ本はあるくせに」ボソ

男「んー、どこだ……」

後輩「……その積まれてる本の辺りとか探しました?」

男「え? まだだけど。あ。」

後輩「はぁ、まったく。ちゃんと片付けしないからこうなるんですよ?」

男「耳が痛い……」

後輩「もう、特売早くしないと終わっちゃいます。罰として自転車で乗せてってくれることを命じます。」

男「それくらいならって、元々自転車で乗せてってやるつもりだったし。荷物とかも重いだろうしな。」

後輩「そうなんですか? じゃあ、罰としてちゅーを。」

男「ねーよ。」

後輩「冷たいですね。」

男「自転車の鍵……あったあった。」

後輩「無視しないでください。」

男「ほら、行くぞ。」

後輩「嫌です。ちゅーしてくれるまでここを、あっ。」

男「駄々をこねるな。特売終わっちまうぞ。」

後輩「……先輩の手温かいですね。」

男「二人乗りとか久しぶりだな。自転車もそんなに乗らないし。」

後輩「転けないと良いですけど。」

男「よいしょっ、と。ほら、乗れ。」

後輩「……どこに掴まれば良いんですか?」

男「俺の……あー、違う。抱きつくな。俺の服だよ。服。」

後輩「……危ないじゃないですか。落ちたらどうするんですか?」

男「まぁ、良いけど……って言うかやっぱり女の子乗りなのな。」

後輩「スカートですから。」

男「片側に重心よるから運転しにくいんだよなぁ……」

後輩「だからこそ先輩に抱きついてるんです。先輩シートベルトです。」

男「お前が抱きついてるんだから後輩シートベルトだろ。」

後輩「先輩温かい。」

男「へ、変なこと言うな! 行くぞ……よいしょっと。」

後輩「わ、わ、ぐらぐらする!」

男「おい、そんなに強く抱きしめるなって。痛いから。」

後輩「だって怖い……し……」

男「すぐ着くから。」

後輩「……ドキドキします。」

男「二人乗りしたことないのか?」

後輩「ないですけど……そういう意味じゃ……まぁ、良いです。」

男「?」

後輩「お、落ちる!」

男「痛い痛い! 落ないから!!」

後輩「……」

男「着いたぞ。」

後輩「……」

男「おーい。」

後輩「怖かった……帰りもなんて耐えられない……」

男「帰りは暗くて危ないから押していくよ。」

後輩「本当ですか……?」

男「本当、本当」

後輩「良かった……」

男「そんなに怖かったか? 別に坂とかでもなかったし、普通だと思うけど」

後輩「心臓が張り裂けるかと思いましたよ」

男「……そんなに運転怖かったかなぁ」

後輩「……ふぅ。落ち着きました」

男「よし、じゃあ買い物しようか。って何買いに来たんだ?」

後輩「シャンプーとか切れてるのと、後は飲み物とかご飯の材料とか。」

男「一人暮らしも大変だな。」

後輩「先輩は確か妹さんがいましたよね。」

男「そうそう、見たことあったか?」

後輩「ありますよ、先輩に似て可愛いですよね」

男「俺に似たら可愛くないだろ……」

後輩「そんなことないですよ? 先輩も妹さんも凄く可愛いです」

男「……可愛いって言われてもなぁ」

後輩「勿論、格好いいですよ。先輩」

男「な、何、真顔で言ってんだよ。照れるだろ……」

後輩「ほら、そんなに顔赤くして。格好良いよりも、先輩は可愛いの方がお似合いですよ」

男「あー、もう! さっさと買い物終わらせるぞ!」

後輩「可愛い。」

男「うがああああああ!」

後輩「……」

男「シャンプーなんてどれも同じじゃないか?」

後輩「全然、違いますよ。先輩だって、このシャンプーの匂い好きでしょう?」

男「いや、そのシャンプーの匂いわかんねーよ」

後輩「今の私の髪の匂いを嗅げばわかりますよ?」

男「……」クンクン

後輩「変態」

男「お、お前が嗅げって言ったんだろ!」

後輩「それで? どうでしたか? 好きな匂いだったでしょう?」

男「あぁ、まぁ、確かに……好きな匂いだったけど……」

後輩「けど?」

男「シャンプーの匂いって言うか、後輩の……匂い?」

後輩「……何恥ずかしいこと言ってるんですか、この変態」

男「変態じゃない!」

後輩「ほら、早く行きますよ。変な目で見られたら困りますから」

男「ぐぬぬぬ……」

後輩「……先輩ってなんかポチって感じがしますよね。犬の。」

男「は?」

後輩「なんかこう、わんわん。すりすり。みたいな感じが」

男「……」

後輩「あー、そんなに怒らないでくださいよ。可愛いってことですよ」

男「馬鹿にしてるだろ!」

後輩「なんのことですか? 最近記憶喪失気味で」

男「ぐぬぬぬ……」

後輩「飲み物飲み物」

男「いつも何飲んでるんだ? お茶とか?」

後輩「私にどんなイメージ持ってるんですか? 普通にジュースとか飲みますよ」

男「いや、なんか、お、お淑やかなイメージ……?」

後輩「……」

男「お、怒るなよ……」

後輩「……怒ってないですよ、馬鹿」

男「馬鹿とか酷い」

後輩「先輩は本当に馬鹿ですからね。馬鹿馬鹿」

男「馬鹿じゃない! 馬鹿っていう方が……」

後輩「早く行きますよ。先輩。」

男「うがあああ!」

男「おっ、あったあった、今月号。」

後輩「先輩も雑誌読むんですね、漫画ばっかりかと」

男「あぁ、この雑誌で連載してる小説が目当てでさ」

後輩「へー、面白いんですか?」

男「うん、ドラマとか映画にもなってるしcm見たことあるんじゃないかなぁ」

後輩「テレビあんまりみないですから」

男「家にdvd全部あるから見よう。そうしよう。」

後輩「あ、あぁ、あの探偵なんとかシリーズですね。」

男「そうそう! だから今日……」

後輩「推理物興味ないです。」

男「……」

後輩「……」

男「……」

後輩「いつまで拗ねてるんですか先輩」

男「……拗ねてねーよ」

後輩「拗ねてるじゃないですか」

男「後輩ならわかってくれると思ったのに!」

後輩「いや、知らないですよ」

男「……」

後輩「分かりました分かりました、小説持ってるでしょう?」

男「え、うん。」

後輩「貸してください。ドラマは遠慮しますけど、小説なら読んであげます」

男「さ、流石後輩……!」

後輩「まぁ、推理物は嫌いですけど」

男「」

後輩「重たくないですか? 持ちましょうか?」

男「あ、あぁ、大丈夫だよこれくらい。自転車までだし」

後輩「……」

男「な、なんだよ……」

後輩「先輩優しいですね。そういうところ好きですよ」

男「な、何、いきなり!?」

後輩「顔真っ赤にして、先輩は可愛いですね」

男「う、うるさい!」

後輩「すっかり暗くなりましたね」

男「結構長い間いたしな」

後輩「もう月と星が出てますよ、ほら」

男「本当だな。今、星の名前とか言えたら格好良いんだろうけどなぁ」

後輩「そうですね」

男「……」

後輩「……」

男「そ、そうそう。前の号でナナコ助手が事件解決の手がかりを見つけて……」

後輩「推理物嫌いですってば。」

男「……そうか」

後輩「……」

男「……」

男「……な、なぁ。」

後輩「先輩」

男「ん!?」

後輩「手、出してください」

男「手? ほら……って……」

後輩「寒いから」

男「……」

後輩「寒いから!」

男「わか、わかったから!」

後輩「先輩の手はやっぱりあったかいです」

男「は、恥ずかしいこと言うな!」

後輩「先輩食べちゃいたいくらいです、先輩先輩先輩」

男「痛い痛い! もっと弱く握ってくれ!!」

後輩「あ、ごめんなさい」

男「ふー、寒かった」

後輩「寒かったですね」

男「今日のご飯は何かなー」

後輩「鍋じゃないですか? 冷蔵庫に材料ありましたし」

男「おぉ、そうか。寒い時期の鍋は最高だよな!」

男「ただいまー」

後輩「おじゃまします」

妹「あー、お兄ちゃんお帰り! ……その人だれ?」

男「えーっと、学校の後輩。ってあったことないのか?」

後輩「今日はお世話になります」

妹「?」

男「あー、今日泊まるから。それで」

妹「反対!」

男「えっ」

妹「若い男女が一つ屋根の下で寝るなんてありえないよ!」

男「いや、母さんも父さんもお前もいるし、俺にそんな気は」

妹「万が一のことがあったらどうするの!? その人が襲わないとも限らないじゃない!」

男「お、おい! そんな気はあるわけないだろ。な?」

後輩「……」

男「おい待て黙るな」

後輩「冗談ですよ先輩。でも、駄目なら帰りますけど」

男「駄目じゃないよ。もう遅いし、なぁ、妹。良いだろ?」

妹「ぐぬぬぬ……お母さんかお父さんの車に乗せていってもらえば!」

男「どうせもう酒飲んでるだろ?」

妹「ぐぬぬぬ……」

妹「お兄ちゃんが送れば!」

男「襲われて俺が負けたらどうするんだよ……」

妹「ぐぬぬぬ……」

男「ほら、別に拒む理由もないだろ? 煩くするわけじゃないし」

妹「ぐぬぬぬ……!」

後輩「大丈夫ですか先輩? 良いですよ、本当に」

男「ほらほら荷物あるからどいてくれ」

妹「ぐぬぬぬ……」

男「よいしょっと……冷蔵庫にしまっとくぞー?」

後輩「お願いします。」

妹「ぐぬぬぬ……」

後輩「……」

妹「お、お兄ちゃんを取らないでよ!」

後輩「取るも何も先輩は私のものですよ。」

妹「わ、私のほうがお兄ちゃんと長くいるの!」

後輩「じゃあ、私より長く先輩といる人、全員殺せばいいですか?」

妹「えっ」

後輩「勿論、あなたも」

妹「い、嫌だ! 近寄らないで!!」

後輩「……」

妹「やだやだやだ!」

後輩「せんぱーい! アイスしまうの忘れてますよー!!」

男「あー! 悪い! 今行くー!」

後輩「……邪魔しないでくださいね?」

妹「は、はい……」

男「なんか妹と話してたのか?」

妹「……」

後輩「えぇ、初めて会うんで。ガールズトークを。」

男「そっか。まぁ、仲良くしてやってくれよ。」

後輩「はい。あ、先輩。溶けちゃいますよ。」

男「あぁ、悪い。冬に食べるアイスは格別なんだよなー」

今日は終わり。多分、また来る。

後輩「先輩料理もできるんですね」

男「ちょっと手伝えるだけだよ」

後輩「お母さんの料理も美味しかったですけど、先輩の料理も食べてみたいです」

男「じゃあ、今度簡単になんか作ってやるよ」

後輩「本当ですか? じゃあ、オムライスが良いです」

男「オムライス?」

男「なんでまた。」

後輩「ケチャップでハート描いてください」

男「何言ってんだこいつ」

後輩「駄目ですか?」

男「いや、駄目じゃないけど……なんか恋人みたいだろ……」

後輩「良いじゃないですか。私好きですよ? 先輩のこと」

男「あーあー、もう! わかったから、オムライスにケチャップでハートな」

後輩「ありがとうございます。優しい先輩大好きですよ」

男「うるさいうるさい、もう寝るぞ」

後輩「一緒に寝ましょうよ、先輩」

男「アホか。俺はリビングのソファで寝るからベッドで寝ろ」

後輩「ぶー」

後輩「先輩」

男「どうした? 目閉じて?」

後輩「おやすみのちゅー」

男「寝ろ」

後輩 ( 先輩巨乳物のエロ本ばっかりしか持ってないですね )

後輩 ( 後輩物とかないですかね、えへへ )

後輩 ( 先輩の布団先輩の汗で良い匂いがする、先輩先輩 )

後輩 ( …… )

後輩 ( 下着漁ってこよう )

男「zzz……」

後輩 ( 先輩可愛い寝顔…… )

後輩 ( 先輩先輩…… )

後輩 ( 先輩何で襲ってくれないんですか? )

後輩 ( 私先輩に犯されたいのに……先輩といるといつも……)

男「んっ……ぐぅ……」

後輩 ( 先輩の赤ちゃん欲しい…… )

後輩 ( そんなに貧乳の私じゃあ興奮しないんですか? )

後輩 ( ……エロ本全部捨てようそうしよう )

後輩 ( 先輩ってそう言えば低血圧なんですよね )

後輩 ( いつも朝は不機嫌そうな顔して起きるのが可愛いんですよね…… )

後輩 ( やっぱり監視カメラつけただけのことはあります )

後輩 ( …… )

後輩 (ちゅーしましょう、先輩。何回目ですかねー、なんて。えへへ。)

後輩 ( ファーストキスも私が貰いましたし、それから腫れちゃうくらいキスしたからわからないです )

後輩 ( いつしても先輩の唇美味しいです…… )

後輩 ( こないだもあんまり先輩の唇が美味し過ぎて、舐め過ぎてベトベトにしちゃいましたし )

後輩 ( 先輩の不思議そうな顔可愛かったなぁ)

後輩 ( ……先輩に自分からちゅーして貰いたいです……)

後輩 ( 先輩の抱き心地は最高です、家に欲しいです )

後輩 (……先輩の奴隷になりたい、いっぱい犯して欲しい )

後輩 ( 先輩に貸してもらったスボン汚しちゃう…… )

後輩 「先輩……」

男「うわぁ、また口の周りカサカサする……寝よだれかよ、もう……」

男「顔洗わないと……」

男「あぁ、洗濯機回さないと……あれ? このスボン、後輩に貸した……」

後輩「変態先輩、おはようございます」

男「うおぉっ!?」

後輩「私の履いたスボンですよ、それ。どうする気ですか?」

男「ち、違う誤解だ!」

後輩「良いんですよ? でもそんなスボンなんかの残り香じゃなくて言ってくれれば……」

男「ちーがーうーかーらー!」

後輩「そうか……先輩は匂いフェチだったんですね……?」

男「や、やめろ! 誤解するなぁ!!」

後輩「ほら先輩、ぎゅ。寝汗でちょっと心配ですけど匂いフェチの先輩なら大丈夫ですよね」

男「おい、馬鹿。今は駄目だって……本当に……」

後輩「そんなに腰引いたら折角の高身長が台無しですよ?」

男「お前分かってやってるなら、こっちも容赦しないかんな!?」

後輩「きゃー、先輩が怒った怖いー」

男「待てこらっ! おいっ!!」

妹 ( 朝からうるせぇ…… )

寝る。どうでも良いけどジャンプのクロスマネジの豊橋可愛い禿げる。

後輩「それじゃあ、先輩。また」

男「おう、じゃあな。」

後輩「よ、良かったらその……また……泊めてくださいね?」

男「……次はちゃんと着替え持ってこいよ?」

後輩「!」

男「……ほ、ほら、寒いから早く帰れ。い、家に入れないだろ?」

後輩「せんぱい……えへへ。また明後日!」

男(……)

男(なんだろうな、寂しい)

男(んー……)

男(これからどうしよう)

男(二度寝、するか)

後輩(先輩先輩先輩先輩)

後輩(あぁ、先輩格好いい……)

後輩(先輩とちゅーしたい……)

後輩(先輩とえっちしたい……)

後輩(先輩先輩……先輩……)

後輩(家に帰って先輩見よう……)

男(……寝れないな)

男(なんでだ、どうしたんだ俺)

男(……)

男(今週そう言えばナナメ探偵死にかけてたなー)

男(……)

男「あー、もう! なんでこんなにモヤモヤするんだ!!」

男「くそっ……」

妹「どうしたのお兄ちゃん?」

男「あ、あぁ、妹か。なんでもないよ」

妹「ごめんね、ノックもしずに……」

男「良いよ良いよ。で、どうした?」

妹「宿題わかんなくて」

男「ん、見せてみ」

妹「えーと、ここの問題なんだけど……」

男「……んー、と。ここの問題は、この数字を……」

妹「???」

男「……えーっと、この数はこの数の半分だから……」

妹「……ねぇ、お兄ちゃん」

男「だから、この数にかかってくるだろ?」

妹「お兄ちゃん」

男「え、あ、はい?」

妹「あの、昨日来た人……」

男「後輩か?」

妹「そ、そう! あの人……」

prrr!

妹「!」

男「んー? 俺のじゃないぞ、妹のじゃないか?」

妹「あ、うん、ごめんね。ちょっと言ってくる」

男「おう」

妹「……」

妹「……も、もしもし?」

友『妹ー! 今日遊ばないー!?』

妹「え、あ、友ちゃん?」

友『あ、ごめん、そうそう! 公園の公衆電話からかけてるからさー』

妹「携帯は?」

友『家に忘れちゃってさ、あはは。家の近くまで来てるから暇かなーって』

妹「そっか。うーん、じゃあ行くよ!」

友『はいはーい! 待ってるよー!』

妹「はぁ、びっくりした」

妹「お兄ちゃーん! 出かけてくるねー!!」

男「わかったー! 暗くなるの早いからあんまり遅くまでうろつくなよー!!」

妹「はーい!」

妹「久々に遊ぶなー、くふふ」

後輩「ふふっ」

男(一気に暇になったなー)

男(……)

男(本読むかー)

prrr! prrr!

prrr! prrr!

男「……あーっ、寝てた。」

男「携帯……携帯……」

男「あー、もう、くそっ。どこだ」

prrr! prrr!

男「んー……」

男「あった……」

男「もしもし……?」







男「……え?」

男「母さん!」

母「ぁ、お、男……」

男「妹は!?」

母「今、手術してるって……うう……」

男「母さん……」

男「くそっ!」

母「……男」

男「……うん?」

母「だ、大丈夫よね……うっ……」

男「大丈夫だよ!」

男「大丈夫だから……!」

男「……」

prrr!

男「……?」

男「!?」

男「妹……?」

母「妹がどうかしたの……?」

男「あ、いや、なんでも……ない……」

男「母さん」

母「……何?」

男「妹の着替えとか、ある? 持ってこようか……?」

母「あ、そ、そうね……飛んできたから何も持ってきてないわ……」

男「妹は絶対大丈夫だから……持ってくるよ……」

母「……そうね」

男「誰が妹の携帯で……」

男「妹が落としたのを拾って鳴らしたのか?」

男「……」

男「かけてみるか……」

流石に時間空きすぎて誰も見てないっぽいので投げる。

prrr! prrr!

男「……」

prrr! prrr!

男「……」

prr

男「! ……もしもし?」

?「もしもし」

男「……!?」(ボイスチェンジャー……)

?「もしもし」

男「……」

男「もしもし……」

?「私が妹を階段から突き落とした。今から言う住所の倉庫に来い」

男「な、何言って……」

?「一度しか言わない」

男「……」

男「……なんなんだよ!!」

男「くそっ!」

男「くそっ!!」

男「……」

男「行く……か……」

後輩「先輩焦ってたなー」

後輩「可愛いなー」

後輩「あの子も先輩に手出さなかったら別に何もしなかったのに」

後輩「毎日ちゃんと先輩のこと見てるんだから」

後輩「先輩先輩先輩」

男「ここの倉庫か……」

男「……」

男「やっぱり警察に連絡したほうが良いのかな……」

男「……」

男「どうしたら良いんだ……」

男「警察に連絡(>>106 して・しないで)行こう……」

男「……」

しないで

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年09月20日 (火) 21:25:06   ID: K2akFlZr

個人的には好きでした
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