落ち着け。落ち着くんだ八幡。今こそボッチの能力をフルに活かすとき。
・・・・・・・・

八幡「夢か。」

そうだ。普通に考えればそれしかありえないだろう。
そうと分かればことは簡単だ。起きるまでボーっとしていればいい。
俺の習慣上スーパーヒーロータイムを見逃す時間まで寝ていることはない。
せっかくの日曜日を無駄に過ごすこともないしさっさと起きて小町の相手でもしてやろう。

？？「おいそこのお前！」

そんで後はPSPで遊んでいよう。よし、八幡の計画は最高だぜ。

？？「おい！聞いておるのか！」

なんだようっせぇな。もう少しで起きられそうなんだから静かにしてろや。

八幡「あ？」

？？「むむ。その腐った目・・・何奴だ！」

なんで夢の中でも目をいじられてんだよ俺。自虐ですか？

八幡「いや、何奴っていうか・・・」

あれ？なんで俺自分の夢でもこんな下手なの？
そうだ。夢の中ぐらいはっちゃけていいんじゃないか？

八幡「・・・フッフッフ。貴様。我に問うておるのか？」

八幡「我が名はダークフレイムマスター。この名を聞いたからには生きて帰れるとは思うなよ。」

一回言ってみたかったんだよね。いいよね。夢の中くらい。

？？「ダーク・・・？・・・！！貴様天人か！？」

ノリいいな。おれの夢・・・ってかあまんとってなんだよ。

八幡「光栄に思え・・・我が奥義で[ﾋﾟｰｰｰ]ることを・・・フレイム・・・バースト」

説明しよう。フレイムバーストとはその右腕から灼熱の炎を繰り出し敵を焼き尽くす技である。
さぁ丸焦げになれ。




八幡「ん？」

あれ？でない・・・っていうか当たり前か。夢もここまでご都合主義じゃないわな。

？？「不審な奴め。いかなる理由であろうともここを知られて生きて返すわけにはいかない。おとなしく死んでもらう」

おいおいなんですかその日本刀は。

八幡「くっ！ここは戦略的撤退を・・・」

俺はすばやい動きで身を翻し敵の距離をとる

ズテンッ！

「いてて・・・」

おいおい。夢の中くらい軽やかに動かせろや。膝がすりむけたじゃねえか。・・・痛い？夢なのに？

？？「覚悟！」

おい、待てよ。リアルすぎじゃねえか？あんな日本刀で切られたら・・・

桂「まてぇい！」