八幡「普通じゃない千葉県民が」奈々子「ろこどるやってみた?」(166)

俺ガイルとろこどるの対決クロスSS
基本俺ガイルメインの内容となっております。

OVAネタの俺ガイル版

自分に任されたことは何よりも優先されると幼い頃から学んできました。

…それでも

アルバイト中に迷子の女の子を見つけてしまい

係員も警備の人も見当たらず…

焦りと時間だけが経過していました。

『わんこさんといっしょに遊んでもらってたのかなー?』

『この子迷子ですよね。放っておけなくて…』

困り果てた私のもとに現れた、私と年の変わらない女の子。

後にそれが、運命の出会いとなることを
この私、小日向縁はまだ知らない。

犬の着ぐるみを着た私と、彼女の。

彼女の知らない、私と彼女の出会いの物語だ。

家族でも知り合いでもないというその少女は、迷子の女の子の頭を優しく撫でた。

『見かけたときにこの子が望んでいたのは、誰かが一緒にいてあげることじゃないかなーって』

『だから私、最後まで面倒見ます。お仕事戻っても大丈夫ですよー』

私は結局、最後まで二人を見届けてしまいました。

迷子の女の子を両親に引き渡す瞬間まで。

笑顔で去っていく迷子だった女の子。

『無事見つかってよかったですねー』

『思い出しましたっ。制服の受け取りに来たんです。流三女子、来月から通う新入生なんです!』

私の一個下だ。

迷子の女の子に時間を取られ、目的のお店は既に閉店していました。

『私いつもミスが多くて…。目の前で何かが起こるとすっかり忘れてしまうんです』

彼女がそう落ち込んでいたのは一瞬。

『しょーがないからまた来ますっ』

花のような満開の笑顔で

『一緒に探してくれてありがとうございました!』

去っていく彼女を見て思う。

あの子はもう立ち直っている。
私だったらどうなのかな…と

ケアレスミスをいくらなくしてみても

きっとあの強さは手に入らない…

でも私もあんな強さが欲しいな

風船配りのバイトを投げ出し、迷子の女の子に付きっきりだった私は、バイト代を天引きされてクビになった。

でも後悔はない。
あの二人の笑顔を見られたから。

私のミスは私だけのものだ。

ダメな自分を律するのは、他でもない私自身なのに。

どうしてこんな顔をしているんでしょうね?

私は笑っていた。
ミスをしてしまったのに。

あの子…たしか流三女子に入るって言ってたな。

名前も知らないけど、また…会えるよね?

些細なことでも、私の今のこの笑顔は、きっとあの子のおかげだから。

いつかまた
お話できたらいいなーって…。

時が経ち、その機会は思わぬ形でやってきた。

お爺様の推薦で始めた地域密着型アイドル、ろこどるのパートナーの写真を見せられた私は、彼女との再会に胸を躍らせた。

会場に現れた彼女を見て、私はますます頬が緩む。

彼女は少しも変わらないでいてくれた。

「あなたが一緒に歌ってくれる人?小日向ゆかりっていいます。よろしくね!」

もう着ぐるみじゃない。

宇佐美奈々子さんにとっての、二人の初めての出会いだ。

【ろこどる】って知ってますか?

【地方(ローカル)】アイドルの略称

つまりは地域の広報兼マスコット的な存在で、アイドルというわりに地味なお仕事が大半なのです。

奈々子「みなさん、はじめまして!」

奈々子「流川市の宣伝本部長、宇佐美なにゃ……奈々子です!」

ゆかり「流川を応援し隊隊長の小日向縁です」

ゆかり「私たち流川市の公式アイドル、流川ガールズです!」


奈々子「私たちは流川市をアピールするためのマスコット的存在で現役女子校生です」

ゆかり「流川市のために一生懸命頑張ってます!」

奈々子「流川市は人口も大きさもそれなりですが、目立った特徴などはあまりありません…」

奈々子「そこで私たちや、流川市ご当地ゆるキャラの魚心くんが、地域をアピールすることで流川市を知ってもらい」

ゆかり「地域の活性化や産業発展の一助となればと思います!」

奈々子「ちなみに市からいただく時給は千円と高額ですが、時給以外はいっさいいただきません!」

奈々子「市民の血税をいただいてる身分ですし当然ですね」

奈々子「だから…テレビのギャラもなし!時給以外は完全なボランティア扱いです!!準備や片付けなどはアイドルの活動の対象外なんです!!」

ゆかり「ちょっと…落ち着こうかななちゃん」

奈々子「見た目ほど派手じゃないし、レッスンとか自主錬だし、設営や雑務もするけどそこはボランティア。土日が完全に潰れて稼ぎは6千円くらい。それでも一生懸命頑張ってます。蜂の巣駆除のレポートとか危険なシゴトもやってますよ」

ゆかり「すみません!一旦カメラ止めてくださいっ!!」

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
      VS
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている

八幡「流川市?おかしいな、流山市なら知ってるんだが」

雪乃「比企谷くん、あなたそれでも千葉県民なのかしら?流川市といえば千葉県でしょう」

結衣「あたしでも知ってるよ、流川市」

八幡「なんということだ。俺の記憶のなかの流山市が……って地図から丸ごと消えてるだと……?」

雪乃「比企谷くん、妄想も大概にしなさい。そもそも、千葉に流山市など存在しないのだけれど?」

結衣「あたしも知らないかなーって」

八幡「マジかよ……」

雪乃「ええ。マジよ」

平塚「話してもいいか?あー、今度の月曜は祝日だろう?土日月と三日間を使って、君たち三人には流川市で奉仕部活動をしてもらう」

雪乃「わかりました」

平塚「出発は土曜の夕方だ」

結衣「お泊まり楽しみだね!ゆきのん!」

雪乃「そうね。どこかの男は不満そうだけれど」

八幡「うっせ。泊まりとか嫌に決まってんだろ。……戸塚が来るなら別だがな」

平塚「残念だが比企谷、戸塚も葉山たちも今回は同行しない。当然小町くんもだ」

八幡「おい、マイスイートエンジェル戸塚なしとか拷問かよ……」

雪乃「……比企谷くん、気持ちの悪い発言は控えてもらえるかしら」

結衣「ヒッキーキモっ」

平塚「行くのはお前たち三人だけだ。私も同行するのだから文句はないだろ、比企谷」

八幡「文句ありまくりですよ。むしろなんでないと思ったんすか?」

平塚「あぁん?」

八幡「ひぃぃ。な、なんでもないです」

平塚「よろしい」

雪乃「活動内容については?」

平塚「向こうで話す。なぁに悪いようにはしないさ」ニヤリ

八幡「二泊か……こりゃ千葉ったな」

結衣「ヒッキー意味わかんない」

いろは「ここにいましたね、先輩!生徒会のほう手伝ってくださいよぉ」

雪乃「……一色さん、ノックを」

いろは「ドア開いてましたよ、雪ノ下先輩。全開でした」

雪乃「そう」

平塚「う……そう睨むな雪ノ下」

雪乃「睨む?気のせいではないでしょうか?」

八幡「平塚先生、一色も連れていっちゃダメすか?」

平塚「……一色を?一色は生徒会で忙しいだろう」

いろは「何の話ですか先輩?私今来たばかりなんで、先輩のラブコールには答えられないかな、と」

八幡「安心しろ、一色。お前にラブはねぇ」

いろは「先輩酷いです!!でもまあ、私も先輩に対してラブはありませんから、お相子ですね」

結衣「……なーんか仲良いよね二人」

八幡「んなことねーよ」

いろは「えー?仲良いじゃないですか。どう見ても先輩と私、ラブラブじゃないですか!あ……やっぱり今の無しで」

結衣「酷い!?」

八幡「……一色、お前流川市って知ってる?」

いろは「知ってますよ?って……も~馬鹿にしないでくださいよ、先輩」

八幡「いや馬鹿にはしてないんだが……」

いろは「ゆるふわビッチとか普段馬鹿にしてるじゃないですか!!」

結衣「そうだよヒッキー!女の子にビッチとか、あたしじゃなかったら許されないんだかんね!?」

雪乃「女の敵ね?反省なさい、セクハラ谷くん」ニコニコ

八幡「……流川市知ってるかどうかで、なんでお前ら俺のライフ全力で削りにきてんの?」

いろは「雰囲気ですかね?」

八幡「お前のがひでーよ」

いろは「それで先輩、流川市がどうかしましたか?」

八幡「今度の連休に流川市にいかないか?……俺と」

いろは「それって……デートのお誘いですか?」

雪乃「え?」

結衣「んん?」

平塚「ほぉ」

いろは「あの……先輩が誘ってくれるのは素直に嬉しいというか……迷惑ではないんですけど……ごめんなさい!そこまで先輩を好きなわけじゃないです!」

八幡「はぁ?」

雪乃「振られたわね」

結衣「誤解で振られるとか……ヒッキーかわいそすぎだよ……」

平塚「まあ、そう落ち込むな比企谷!」

八幡「は?なんで勝手に勘違いされて振られてんの俺?泣いちゃうよ?……帰っていいですか……」

雪乃「待ちなさい、比企谷くん」

いろは「あれ?」

八幡「…………」

雪乃「一色さん。今度の連休に、私たちは流川市で奉仕部活動をする予定なのよ」

いろは「はい。薄々気づいてました」

八幡「…………」

いろは「やだなーも~!なんて顔してるんですか先輩!先輩は確かに屑で捻くれてて嫌われ者で最低ですけど!私は先輩のこと嫌ったりしてませんからね!?」

八幡「……慰めはいい」

いろは「だから嫌いじゃないんですってば!むしろ好きです!……ラブ的な意味じゃないですが」

八幡「……なら行ってくれるか?流川市」

いろは「しょうがないですね、先輩は。いいでしょう。この私が付き合ってあげますよ!」

八幡「よし、荷物持ちが一人増えたぞ」

雪乃「……凄いわね、あなた」

いろは「え?」

結衣「ヒッキー最低だ?!」

八幡「ばっかお前、俺なんか慣れっこだっての。むしろ挨拶したら振られるまである」

雪乃「トラウマとは怖いものね……」

いろは「……あれ?」

平塚「諦めろ一色。お前も参加決定だな」

結衣「いろはちゃんのほうが可哀想になってきた……」

キングクリムゾン!

遠征当日

平塚「でだ、君たちには架空の街……流山市からやってきた謎のアイドル集団の役をやってもらう」

雪乃「少し頭痛が……。申し訳ないのですけど、聞き間違いをしてしまったようなので、平塚先生、もう一度お願いしてもよろしいでしょうか?」

平塚「ああ。君たちには、【正体不明の三人組ろこどる】として【流川市のろこどる】と対決してもらう」

結衣「ろこどるってなんですか?」

平塚「ローカルアイドルのことだ」

雪乃「……つまり平塚先生は、私たちにアイドルの物真似をしろと……そう仰っているのでしょうか?」

平塚「その通りだよ雪ノ下」

雪乃「はぁ……」

いろは「あの、私帰りますね?生徒会忙しいんで」

八幡「待て」

いろは「絶対……嫌ですからね?」

八幡「平塚先生。一色が帰ったらどうなりますか?」

平塚「当初の予定通り比企谷、お前に女装してアイドルをしてもらうだけだ」

八幡「一色、頼む。お前じゃなきゃダメなんだ……」

いろは「先輩……。ってそんなに簡単に騙されませんからね?」

八幡「チッ」

平塚「私が出てもいいのだがね。先方が現役女子校生または女子高生でなければならないと言うんだ」

八幡「それ俺も当てはまらねーだろ」

平塚「そのための女装だ、比企谷」キラキラ

八幡「帰ります」

結衣(女子高生と女子高生って何で二回言ったんだろ?)

雪乃「私も今回は比企谷くんに同意します」

結衣「でもでも、やってみたら面白いかもしれないよ?ゆきのんはヒッキーの女装姿見たくない?」

雪乃「見たいはずがないでしょう。気持ち悪い」

八幡「そうだそうだ。それに女装するなら戸塚しかいないだろ」

雪乃「そもそも、小町さんを連れてくればいいだけの話ではないかしら?」

いろは「奉仕部ってなかなかカオスなんですね……」

平塚「……今回は給金が出ると言ったら?」

八幡「いえ別にそこまで金に困ってませんので……」

雪乃「平塚先生、課外活動で報酬が出るのは問題ではないでしょうか?」

平塚「バレなきゃ一向に構わん」

八幡「出た灰色の大人」

平塚「ひぃ~きぃ~がやぁ~」

八幡「ひぃぃ」

いろは「もういいです。先輩が可哀想ですから私が出ますよ……先輩、これは貸しですから」

八幡「一色ちゃん愛してる~」

いろは「……先輩気持ち悪いです」

結衣「あたしも参加する!アイドルって興味あったんだ~」

八幡「由比ヶ浜、お前ビッチっぽいしな」

結衣「ビッチじゃないやい!うわぁん、ゆきのん!」

雪乃「……由比ヶ浜さんが参加して、部長の私が逃げるわけにはいかないものね……。不本意ながら、参加すればいいのでしょう?平塚先生」

平塚「お~全員参加してくれるか!助かるよ!」

八幡「話はまとまったようなので、俺は帰ります」

雪乃「比企谷くん?」ニコッ

八幡「……さて、行こうかみんな」

いろは「……先輩、日和りましたね」

八幡「俺も灰色だからな……」

宿泊施設

平塚「ステージ衣装は川崎に頼んで用意した。雪ノ下と由比ヶ浜とそれに一色の分だ」

八幡「今回俺いらなくね?」

平塚「そう言うな、比企谷。お前には重大な役目がある」

雪乃「重大な役目?この男に重責は酷ではないのかしら?」

八幡「言ってろ」

雪乃「ふふっ」

いろは「……先輩と雪ノ下先輩って、なんだか夫婦みたいですよね?」

結衣「…………」

平塚「二人とも離れすぎだ!もっとこっちに来い」

いろは「わかりました」

結衣「…………」

平塚「比企谷、君はゆるキャラを知っているな?」

八幡「それはまあ……」

平塚「比企谷には、魚心くんに対抗する流山市のゆるキャラ、熊心くんに扮してもらう」

八幡「熊心くん?」

平塚「川と山の対決だからな」

八幡「熊圧勝じゃないですか」

平塚「絶体絶命の魚心くんが、どう熊心くんに立ち向かうのか?がコンセプトだな」

八幡「適当だなおい」

平塚「まあそう言うな。気軽に楽しめればいい」

八幡「そっすね」

平塚「ちなみに、これが流川ガールズと魚心くんの極秘資料だ」

八幡「魚心くんの中身なんてどうせオッサ……なにこの女神?うわ……結婚したい」

結衣「けっ!?え?!」

八幡「これマジで極秘資料じゃないっすか」

平塚「それほど我々を信頼してくれているということだ、比企谷。だから、な?期待を裏切るような真似だけはするなよ?」


八幡「三ヶ月(みこぜ)ゆいちゃん、名都借(なづかり)みらいちゃん。身長146cm以下とか……うへへ」

いろは「うわぁ……」

雪乃「ロリガヤくん……あまり近寄らないでもらえるかしら?」

結衣「ヒッキーマジキモい!」

いろは「……どん引きですよ、先輩」

八幡「いやだって、……天使に触れたよ?」

平塚「だめだこいつ……はやくなんとかしないと」

いろは「そういうのいいですから」

平塚「……」シュン

雪乃「?」

平塚「……当日は三ヶ月くんが魚心くんをやることになっている。比企谷、怪我だけはさせるなよ」

八幡「当たり前じゃないすか。可愛い幼女に優しくするのは男の義務ですよ?」

平塚「あーなんだ。三ヶ月くんは君より年上だ……ほら」資料

八幡「マジかよ……」

いろは「気持ち悪すぎて擁護不可能ですよ先輩……」

八幡「だがな、合法ロリは犯罪ではないっ」

雪乃「由比ヶ浜さん、警察に通報を」

結衣「だよねー!」

八幡「おいマジ呼ぶな。冗談だっての」

結衣「ヒッキーのは冗談に聞こえないんだよ……」

平塚「三ヶ月くんは声優志望でな。高校を卒業したばかりだが、養成所に通う資金を稼ぐために魚心くんを続けているらしい(……いや、そういえばその問題は解決したんだったか)」

八幡「健気だなぁ……」

雪乃「あなた、本当にロリコンではないのよね?あなたがロリコンだと言うのなら、奉仕部部長として責任を持って矯正しなくてはならないのだけれど?」

結衣「ヒッキーがロリコンだったら、あたしはどうしたらいいの?」

いろは「そこは普通避けるでしょう。何なんですか、このロリコンでもいいみたいな流れ……」

八幡「あん?三ヶ月ちゃんがロリなら、彼女より年下のお前ら全員ロリじゃねえか」

いろは「もーグダグダじゃないですかー!」

結衣「その手があったし!」

雪乃「なるほど、比企谷くんの言うことにも一理あるわね」

いろは「ありませんよ!」

そして夜

結衣「なーんにもない街だね」

雪乃「そうね」

いろは「観光する必要もありませんでした」

八幡「千葉民もびっくりの地味さだな……。おいこの自販機マッ缶売ってねーぞ」

いろは「それが普通だと思いますけど」

結衣「平塚先生寝ちゃったし。これからどうしよっか?ヒッキーなんか案出して」

八幡「ここで解散して寝る」

いろは「平塚先生が布団二人分牛耳ってるんですよ」

八幡「なに、お前ら布団なの?統一感ねえな……旅館かよ……。俺んとこベッドだし」

雪乃「比企谷くん、ベッドはいくつあるのかしら?」

八幡「二つだけど?」

雪乃「私と由比ヶ浜さん、一色さん。いけそうね」

八幡「おい、お前ら俺の部屋奪う気かよ?」

いろは「先輩は女子部屋泊まっていいですよ。平塚先生しかいませんから」

八幡「やめろ。いやほんとやめてくださいお願いします」

雪乃「だ、そうだけど、由比ヶ浜さん、一色さん。この男と同じ部屋でもいいかしら?」

結衣「ヒッキーならいいかな。変なことしなそうだし」

いろは「逆に襲われてみたいですよね。このヘタレ先輩に」

八幡「言いたい放題言いやがって……レイプすっぞマジで」

雪乃「やってみなさい。できるのならね」ニコッ

八幡「……ソファーで寝ます」


結局平塚先生の隣で寝ました。

八幡(で、朝起きたら隣に一色が寝ていた。つかなんで女子部屋で寝てんの……)

一色「せんぱぁい……」

八幡「おい抱き着くな一色」

平塚「おい比企谷、覚悟はできてるんだろうな?」

八幡「ひゃあ……」

雪乃「…………比企谷くん」ゴゴゴゴゴ

結衣「…………ヒッキー」ゴゴゴゴゴ

八幡「待て……俺は無実だ……」

一色「激しすぎですよぉ……せんぱい……」

八幡「紛らわしい寝言やめろっ。お前起きてんだろ」

いろは(先輩からかうと面白いですね)

結衣「ヒッキーのバカ!」

雪乃「比企谷くんは性犯罪だけはしないと信じていたのだけれど、……どうやら過大評価だったようね」

八幡(二人の目が怖ぇよ……トラウマ生まれちゃったレベル)

平塚「抹殺のぉ~」

八幡(いきなりラストブリッドですかそうですか)

死ぬな、俺

一色が起きて誤解は解けました。

平塚「今日から奉仕部の活動が始まる」

雪乃「恥ずかしいのですけど……」

三人は既に衣装に着替えている。

キングクリムゾン再びってね!

結衣「これ露出多くないですか?」

平塚「アイドルだからな」

いろは「……恨みますからね先輩」

八幡「悪かった、無理矢理誘って」

いろは「……今度生徒会手伝ってくれたらチャラにします」

八幡「ああ」

結衣「ヒッキー!どうかなこの衣装」

八幡「まあ、……可愛くないこともない」

平塚「相変わらずだな比企谷は」

結衣「そっかっ!そっかそっか、えへへ」

雪乃「あなたの捻デレは治りそうもないものね」

八幡「…………」

雪乃「なにかしら?……そんなに黙って見つめられるとその……恥ずかしいのだけれど」

八幡「綺麗だ、雪ノ下」

雪乃「」

結衣「」

いろは「デレた!?」

八幡「……見た目はな」

雪乃「なぜかしら、殺意が……」

ゆかり「ななちゃん、あまり緊張しないで」

奈々子「緊張くらいしますよぉ~。奉仕部?でしたっけ」

回想
太田「奈々子、突然だが大きなイベントをやることになった」

奈々子「イベント?」

太田「そうだ。他の街から【ろこどる】がやってくる。確かユニット名は奉仕部、だったか?」

奈々子「へぇ。変わった名前だね、叔父さん」

太田「粒揃いの美少女軍団と聞いている。そこでだ、奈々子。お前たちにその奉仕部の皆さんと対決してもらいたいんだ。イベントの一環でな」

奈々子「うえええ!?対決って、ろこどるフェスタやサミットみたいなやつだよね!?」

太田「違うぞ奈々子。3対3のガチンコバトルだ!」

奈々子「なんで!?」

太田「市的に面白いからだ!」

奈々子「意味わかんないよ!」

ゆかり「まあまあななちゃん、落ち着こうか」

奈々子「落ち着いてなんかいられませんよ!3対3って魚心くん入ってますよね!?」

太田「安心しろ奈々子。向こうも最強のゆるキャラを用意しているそうだぞ」

奈々子「最強って、全然安心できないよ!もう!叔父さんはすぐ勝手に決めちゃうんだから!」

沙織「そうです、奈々子さんの言う通りです。……と言いたいところですが、今回のお話、実は課長の判断ではなく、元市長からの推薦なので……」

奈々子「ゆかりさんのお爺さんの?」

ゆかり「そうなの。ごめんなさいね、ななちゃん」

太田「なんでも奉仕部のリーダーである雪ノ下雪乃さんは、元市長の親戚にあたる方らしい」

奈々子「ってことは、ゆかりさんの親戚ってこと!?」

ゆかり「そうね」

奈々子「それ、いつもより緊張しますよぉ……」

ゆかり「大丈夫だから!普段通り、普段通りにね?ななちゃん」

奈々子「うーっ」

太田(まあそれで奉仕部の存在を知って、安上がりだと思ったから実現しただなんて、奈々子には言わないでおこうか)

回想終了

ゆい「緊張するっスね……」

奈々子「最強のゆるキャラだもんね」

ゆい「ななこさんだって相手、超美少女軍団じゃないっスか」

奈々子「言わないでくださいよぉ」

ゆかり「あのね、いつも通りで大丈夫だから。ななちゃんも超美少女だから!」

奈々子「ゆかりさーん」ダキッ

ゆかり「よしよし」クンカクンカ

みらい「ゆい先輩、あの……私応援してますから……!」

ゆい「ありがとうっス、なっちゃん。心強いっスよ」

みらい「いえ……あの、皆さん頑張ってください」

奈々子「みらいちゃんもだよ?」

みらい「えっ?」

奈々子「私たちは4人揃って流川ガールズと魚心くんなんだから」

みらい「ななこさん……」ウルウル

ゆい「なっちゃんが控えてくれているから、自分も心おきなく頑張れるんスから」

ゆかり「そうね。みらいちゃんあっての私たちよ?」

みらい「ありがとう……ございます」

ゆい「こんなことで泣いちゃだめっス。笑顔笑顔!なっちゃんは笑顔が似合うんスから」

みらい「あ…いえ、別に泣いてませんけど」

奈々子「行こう、みんな!」

ゆい「よーし!自分、頑張るっスよぉ!」

ゆかり「ななちゃんファイト!」

奈々子「ゆかりさんも!」

沙織「頑張ってください。皆さん」

控室

熊心くん(八幡)「…………」

いろは「ぷふっ……くくく……」

雪乃「笑っては失礼よ、一色さん……ふふっ」

結衣「ヒッキー……もうあたしダメかも……プフッ……」

熊心「……帰っていいっすか」

平塚「ダメに決まっているだろう。なんだ比企谷、結構似合っているじゃないか」

いろは「ふてぶてしい目がそっくりですよ……ふふっ……先輩」

結衣「なんかヒッキーって感じ……プッ」

雪乃「そうね、比企谷くんの歪んだ特徴がよく再現されているわ……ふぅ」

熊心「公開リンチやめてもらえますかね?」

雪乃「リンチではないわ。全て事実だもの」

平塚「おい、私は引率だからな。ちょっと市役所の人間と話してくる」

雪乃「お疲れ様です」

いろは「行っちゃいましたね……」

奈々子「あのー」

雪乃「あなたは?」

奈々子「今日お世話になる流川ガールズですけど、入ってもいいですか?」

雪乃「どうぞ?」

奈々子「どうも、はじめまして!!流川ガールズの宇佐美なにゃ……奈々子です……」

ゆかり「同じく流川ガールズの小日向ゆかりです。本日はよろしくお願いしますね」

雪乃「ええ。私は奉仕部の部長、雪ノ下雪乃です。こちらがメンバーの由比ヶ浜結衣に、生徒会長の一色いろはです」

結衣「由比ヶ浜結衣です!今日はよろしくね?」

いろは「一色いろはです。本日はお世話になります」

雪乃「で、こちらが……奉仕部のゆるキャラ、熊心くん……よね?」

熊心「なんで俺だけ疑問系なんだ……」

奈々子「!?」

ゆかり「まあ?」

魚心「」

熊心「……どもっす」

魚心「ななこさん!自分アレに勝てる気がしないっスよ!?」

奈々子「あー熊だもんねぇ」

ゆかり「こちらは流川市のゆるキャラ、魚心くんです」

魚心「ども!魚心くんっス!」

熊心「餌か……」

魚心「自分食われるっスか!?」

ゆかり「あら?そういえば3対3と聞いていたのだけど」

奈々子「あっ!そうだよ!どうしよう、ゆかりさん!4人いるよ!?」

雪乃「そちらの方は?」

みらい「あの……私は、魚心くん担当で……」

魚心「魚心くんは自分、三ヶ月ゆいとなっちゃんの二人でやってるんスよ」

みらい「……名都借みらいです」

いろは「あ、でも、名都借さん可愛いんですから、そのままステージ上がればいいんじゃないですか?」

結衣「うん、だよねー。名都借さん…ならそのままでもいけると思う」

みらい「えとえと……私人見知りで……人が苦手で……魚心くんがないと無理です……」

熊心「わかる。目立ちたくないよな」

みらい「あ、えと……はい」

魚心「魚心くんはこのヘッドを閉じると声が聞こえ辛いっスよ。だから中に入ってないほうが魚心くんの声を担当して、少しでも負担を軽減したりするっス」

雪乃「そう」

いろは「そういうことなら、私が名都借さんと裏方に回りますよ」

結衣「いろはちゃんずるいし」

雪乃「でも由比ヶ浜さん。一色さんを熊心くんの中に入れるわけにもいかないのだもの。正式には奉仕部は私と由比ヶ浜さん……と、そこの男の3人なのだから」

熊心「オマケみたいに言うんじゃねえよ……」

雪乃「ごめんなさい。私と由比ヶ浜さん、それと比企谷くんの3人で奉仕部だものね」

熊心「お、おう」

いろは「よろしくね、名都借さん」

みらい「はい……一色さん」

スタッフ「開演2時間前です。打ち合わせよろしくお願いします」

雪乃「まずは私と」

ゆかり「私がお相手します」

雪乃「小日向さんといったかしら。母の親戚と聞いているわ」

ゆかり「私もお爺様から伺っています。雪ノ下さんとは一度お会いしてみたかったので、今日はいい機会に恵まれました」

雪乃「私は会いたいとは思わなかったのだけれど……あなた、母の親戚とは思えない人柄の良さね」

ゆかり「え?」

雪乃「……今日は会えてよかったと云わざるを得ないようね」

ゆかり「そうですか」ニコニコ

奈々子「二番手は私と……」

結衣「はいはーい!あたしだねっ」

奈々子「結衣さん、お手柔らかに頼みます」

結衣「奈々子ちゃんもね?」

魚心「三番手は自分っスか」

熊心「よろしく頼む」

魚心「食べちゃだめっスよ?」

熊心「食わねーよ」

いろは「プログラムは……よし。オープニングは流川ガールズの皆さんにお願いします」

ゆかり「ええ。わかったわ」

みらい「流川ガールズのお二人のトークが終わったら、ステージに仕掛けた火薬が爆発します。奉仕部のお二人は、それを合図に舞台上へお願いします」

結衣「任せて!」

いろは「せんぱ……熊心くんと魚心くんは4人の挨拶が終わったらステージ上へ上がってください」

魚心「了解っス」
熊心「了解だ」

ゆかり「あらあら、息ぴったりね。やっぱり相性がいいのかしら?」

魚心「相性最悪っスよ!自分餌にされそうでビクビクっス!」

熊心「マジ熊じゃねーから」

奈々子「あはは……」

みらい「テーマ対決が終わったら、魚心くんソングをゆい先輩と比企谷さんで歌ってもらう予定です」

熊心「え…歌うの俺」

結衣「ヒッキー頑張って!」

魚心「緊張しなくていいっス!自分と同じ動きをしてくれれば問題ないっス」

熊心「ぐぬぬ」

いろは「最後に奉仕部二人と流川ガールズにそれぞれ一曲歌って頂きます」

結衣「うぇぇ!!?」

雪乃「想定の範囲内ね」

奈々子「逆になんで歌わないと思ったのか聞きたいよ」

ゆかり「本来アイドルのお仕事は歌うことだもの」

奈々子「流川ガールズは何でも屋みたいになってますけど……」

みらい「閉会の挨拶は奉仕部の皆さんにお願いします」

雪乃「わかったわ」

みらい「ゆい先輩の疲労に合わせて、私は魚心くんの声を担当します」

いろは「私は皆さんのサポートしますよ」

奈々子「それじゃ打ち合わせ通りにリハーサルいってみよう!」

魚心「熊さんにはさっそく魚心ソングと振り付けを覚えてもらうっス」

熊心「おい、あと一時間半くらいしかないんですけどマジすか……?」

魚心「マジっス」


こうして打ち合わせとリハーサルで各々の時間は過ぎていった。

今日はここで終わる

乙りんこ

完成してるけど忙しくて投下する時間がなかった……

来週中に投下します
申し訳ない

わたし、待ってる

奈々子「みなさん、こんにちは!」

奈々子「流川市の宣伝本部長、宇佐美なにゃ……奈々子です!」

ワハハ

ゆかり「流川を応援し隊隊長の小日向縁です」

ゆかり「私たち流川市の公式アイドル、流川ガールズです!」

奈々子「私たちは流川市をアピールするためのマスコット的存在で現役女子校生です」

ゆかり「流川市のために一生懸命頑張ってます!」

奈々子「そして今日は!なんと流川ガールズ最大の危機なんです!皆さん!」

ゆかり「あら、一体どうしたというの?ななちゃん」

奈々子「私たち挑まれたんですよぉ!ゆかりさん!」

ゆかり「えっ?誰に?」

奈々子「私たちの宿命のライバルです!」

ステージ上の火薬が炸裂する。

煙と共に現れたのは!

雪乃「流川ガールズ!今日であなたたちに引導を渡してあげるわ!」

八幡以下熊心(ノリノリだな、雪ノ下)

結衣「あたしたち奉仕部が!あなたたちに挑戦しますっ!」

ゆかり「な……なんですって!?」

熊心(小日向さんもスゲー熱演だよおい)

雪乃「私の名は雪ノ下雪乃!流川ガールズを打ち倒す者よ」

熊心(お前ならほんとに討ちそうで怖ぇよ)

結衣「あたしは由比ヶ浜結衣!覚悟なさい!流川ガールズ!」

奈々子「ゆかりさん!」

ゆかり「ええ!ななちゃん!」

奈々子「流川市のみなさーん!私たちの危機を救ってくださーい!」

ゆかり「せーの!でお姉さんたちと一緒に魚心くんを呼んでね!」

奈々子「せーの!」

会場「「魚心くーん」」

バァン!バァン!
ステージに再び煙が上がる。

魚心(声・みらい)「みんなーありがとー!魚心くんだよー!」

熊心「ククク……甘い、甘いぜ!今日が貴様の命日だ!魚心ォ!」

いろは(うはー、先輩見たことないくらいテンション高いですー)

魚心(声・ゆい)「ひぃぃぃ!食べられちゃう!」ブンブン

子供たち「食べちゃだめー!」

タベチャダメー
タベチャダメー

熊心「ぐぅ……卑怯な。これでは貴様を食えんではないか。がおー」

結衣(ヒッキー活き活きしてるね)

雪乃(目が腐ってないと思ったら着ぐるみだったわね)

いろは(録画して由比ヶ浜先輩にあげよう)

奈々子「いけない!魚心くんを助けなきゃ!」

雪乃「待ちなさい。まずは私が相手よ」

ゆかり「ななちゃん下がって!ここは私が」

ナレーション「おーっと!ついに、ろこどる対決の始まりだ!」

ナレ「最初の対決テーマを決めて頂きましょう!」

ナレ「この特大サイコロに書かれたテーマで対決して頂きます」

ジャンケンポン

ゆかり「私が振りますね」ポイッ

ナレ「なにが出るかななにが出るかな」

熊心(パクりかよ)

ナレ「出ました!最初から過激にいきますね!コイバナ!コイバナです!アイドルには絶対タブーの恋愛話対決だーっ!」

ゆかり「」

雪乃「」

ステージ外
沙織「子供たちの前でコイバナとか市的に大丈夫なのですか?」

太田「なーに、子供たちが見てるんだ。おかしなことにはならないさ。彼女たちも一端のアイドルなんだ」

沙織「なら、いいのですが……」

太田「なに、ゆかりお嬢さんなら大丈夫だろう」


ナレ「ではさっそく、小日向選手からどうぞ!」

ゆかり「え……っと、恋愛は未経験なのでわかりません……?」

会場男「「うおおおおお」」

熊心(ナイステーマ)

ゆかり「あの!好きな人ならいます!」

会場男「「……え?」」

太田「……え?」

ゆかり「その人はずっと私を支えてくれて、……その人がいたから、私はここまで来られたと言いますか……一緒にやってきた大切な仲間なんです」

奈々子(叔父さんかな?)

ナレ「てぇ~ことはぁ~今ここに彼がいるのー?」

ゆかり「……彼?あ、いえ彼女……です」

会場男「「えっ?」」

熊心「は?」



ゆかり「いつもありがとー。大好きだよ、ななちゃん!!」

奈々子「わたしー!?」

ナレ「なーんと!ただの感謝の言葉だったーっ!?これぞアイドルの鑑!」

奈々子「私も大好きですよ!ゆかりさん!」

会場『ぱちぱちぱち』

ゆかり(これって……両想いなのかしら?きゃっ、ななちゃんったらかわいー)

ナレ「強いぞ小日向選手!自然な流れでパートナー想いをアピール!彼女にとって恋愛はやっぱり御法度だったーっ!」

雪乃(なら私は由比ヶ浜さん……いえ、同じ手は使えないわね)

ナレ「続いて雪ノ下選手!」

雪乃「そうね……なら……(奉仕部にはもう一人……もう一人?)」

雪乃「……ひ、比企谷くん」

熊心「お、俺!?」

結衣「ゆきのん!?」

雪乃「い、いつも厳しいことをあなたには言っているのだけれど……そうね、私はあなたが好きよ。大切な奉仕部のメンバーとして。……感謝しています」

ナレ「おーっと雪ノ下選手!ガチ告白!ガチ告白だーっ!これは告白対決じゃないぞー!」

雪乃「……え?」

熊心「…………」

ナレ「では比企谷さん……って熊心くんだーっ!比企谷さんって誰だぁー!」

熊心「ボクのあだ名だクマー……」

ナレ(テンション低っ)

会場子供「えーっ、お姉ちゃんあの熊さんが好きなの?」

ナレ「(子供の目もあるし)雪ノ下選手はどうやら熊さんが好きなようだ!これは思わぬ乙女チックぶりをアピール!さすがアイドルだぁぁぁ」

雪乃「もしかして…………私今…………」ガクガク

いろは(コイバナっていうか告白大会じゃないですか……)

結衣(……二人ともコイバナを理解してないよね。ゆきのん……)

熊心(小日向さんのケースを考えろ。あの直後だ。雪ノ下が珍しく感謝の言葉を口にしたと考えるべきだろう。そうに違いない)

ナレ「熊心くーん!お返事をどうぞ」

熊心(ならここは……俺が言うべき言葉は……)

熊心「……すまん雪ノ下。少し考えさせてくれないか?」

熊心(ありがとう……そう口にすべきだった。俺も感謝してると)

雪乃「」

熊心(どうして俺は……。この熱気……テンションにあてられたのかもな……。もし、雪ノ下が俺を好きだと言ってくれたら……俺は)

ナレ「ちょっおま……ガチで返事きちゃいましたー!熊心くんは照れ屋だなぁ……!ははは」

雪乃(さっきのってもしかして……私、比企谷くんに告白した!?)

雪乃「……死にたい」カァァァ

いろは(あらら、ノリと勢いでうっかり告白しちゃったみたいですね)

結衣(ゆきのん……)

雪乃「……ごめんなさい。由比ヶ浜さん」ボソッ

結衣「……!?」


ナレ「さあ!勝利の女神はどちらに輝くのか!」

結衣「待ってください!!あたしも伝えたいんです!今ここで!」

ナレ「は?えっちょっと困ります!」

結衣「お願いします!」

奈々子「じゃあ、私も参加すれば問題ないよね?」

ナレ「……問題しかありませんけど」

奈々子「いいじゃないですか。結衣さんだって女の子なんですよ?」

ナレ「……えーと、まあ、いいでしょう!(もう知らん)」

いろは(うわぁ……ナレーションさんテンション低い……)

ナレ「では由比ヶ浜選手どうぞ!」

いろは(選手って完全にアイドル扱いじゃないですね)

結衣「ヒッキー!ううん違うね、比企谷くん!」

魚心(熊心くんモテモテっスね)

結衣「あたしは比企谷くんが好きです!ゆきのんには取られたくない!だから言うね!」

ゆかり「若いっていいわよねー」ボソッ

奈々子「ゆかりさんも若いですって」ボソッ

結衣「あたしと付き合ってください!」

熊心「……ありがとう。二人ともこんな俺を好きになってくれて……」

沙織(リア充爆発しろ)

熊心「でも……すまん!雪ノ下にも言ったが少し考えさせてほしい。俺は……二人の好意は信じたい……二人を信じたい……と思っている」

結衣「ヒッキー……」

熊心(……嬉しいはずなのに……俺はなぜか恐怖してる。……わかってるさ。ぼっちは敏感だ。由比ヶ浜の好意くらい……くそっ)

熊心「でも怖いんだよ。……逃げてばかりでごめん」

結衣「ううん、いいよ。今はその答えだけで。だってあたしの思った通りだから……」

熊心「由比ヶ浜……」

結衣「ゆきのんが自爆して、あたしだけ伝えないのはなんか嫌だった」

雪乃「由比ヶ浜さん……そうね。私も軽率だった」

熊心「だが約束する。俺はお前たちからだけは多分逃げない。絶対、必ず答え出すから……」

雪乃「比企谷くんの精一杯の誠意、見せてもらったので……許します」カァァァ

結衣「ヒッキー大好きだよ」ニコッ

ナレ「ど……どう反応すればいいんだー」

会場『困惑』

パチパチパチパチ

ナレ「拍手?」

奈々子『パチパチパチパチ』

ゆかり『パチパチパチパチ』

奈々子「あの!私たちには雪ノ下さんたちの事情はわかりません!でも、大事なことだったっていうのはわかります!」

ゆかり「そうね。流川ガールズが、そんな三人を幸せに導けたら幸いだわ」

会場「うおおおおお」

パチパチパチパチパチパチパチパチ

ナレ「ノリと勢いで会場のテンションが復活!まさかの三角関係に拍手!」

みらい(そこは拍手してはダメなのでは……)

いろは(…………)


ナレ「奈々子選手は告白なさいますか?」

奈々子「私はまだ恋愛はできそうにありません。だから、ゆかりさん、ゆい先輩、みらいちゃんに一言」

奈々子「みんなー大好きだよー!」

会場「ワアアアアア」

ナレ「さーて、多少のハプニングはありましたが、一回戦小日向選手と雪ノ下選手の対決は会場の皆さんで判定お願いします!」

ナレ「お手元にある流・奉スティックのうち、ろこどるに相応しいと感じたチームのスティックを掲げてください!どうぞ!」

ナレ「ちなみに集計は、流川野鳥の会の皆さんが務めさせていただきます」

野鳥の会「12345678…………」


ナレ「どうやら集計結果が出たようです」

ナレ「票数は非公開とさせていただきます、ご了承ください」

ナレ「では発表します!男性票を多く獲得した、小日向選手の勝利です!!」

ナレ「雪ノ下選手は意外や意外、お子さんの票が多かったですね。相手が熊心くんだからでしょうか」

雪乃「どうやら負けてしまったようね」

ゆかり「お疲れ様でした」

雪乃「負けたというのに、なんだか清々しい気分よ」

ナレ「なお、由比ヶ浜選手、宇佐美選手の告白は特例のため、勝負には含まれません」

ナレ「ではでは、気を取り直してぇ~お次は由比ヶ浜選手と宇佐美選手の対決だー!」

雪乃「由比ヶ浜さん、頑張って」

結衣「任せて、ゆきのん」

ステージ裏

熊心「…………」

魚心「モテモテっスね」

熊心「人生初だがな」

魚心「比企谷さん。お二人のこと、真剣に考えてるって……自分信じて応援してますから」

熊心「ありがとう」

魚心「だから、きっと答え……出してあげてほしいっス」

熊心「……ああ」

ステージ
熊心(最悪の目が出たな……)

ナレ「次の対決のテーマはー!」

ナレ「料理対決だーっ!」

結衣「」

奈々子「あちゃー」


熊心「終わった……」

魚心「由比ヶ浜さんって料理苦手なんスか?」

熊心「苦手なんてレベルじゃねぇ……壊滅的だ」

魚心「うわあ……」

雪乃「…………頑張って由比ヶ浜さん」

結衣(最悪だよ……あたし何の役にも立てない……)

ナレ「お二人に作ってもらう料理は~」

ジャン

ナレ「簡単で誰でも作れる、カレーだ!」

奈々子「よかったぁ……」

結衣「…………」

ナレ「制限時間は一時間!その間、三回戦魚心くん対熊心くんの対決を皆さんにはご覧頂きましょう!」

魚心「行くっスよ。アドリブで会場を盛り上げるっス」ヘッドスポッ

熊心「ああ」


ナレ「捕食者と餌という前代未聞の対決」

会場子供「魚心くんは食べられたりしないよー!」

魚心「心配いらないよー」ブンブン

いろは(先輩頑張れ)

みらい(ゆい先輩なら勝てます!)

ナレ「宿敵熊心くんに挑む魚心くん。勝利の女神はどちらに微笑むのか!対決のテーマはこちら!」サイコロ

ジャン

ナレ「ダンス対決!」

熊心「げ……」

熊心(やらせじゃないのこれ。どんだけ都合よく出てんだよ)

魚心(サイコロの目が全部ダンスっス……)

ナレ「魚心くんといえば魚心くんソングとダンス!」

ナレ「では踊っていただきましょう!本日限りの熊心くんソング」

クマクマクマゴコロークン♪

熊心(黒歴史すぎるだろ……)

熊心「とーれーたーてーホクホクのーサーカナーを引き裂いてー」ブンブンブンブン

いろは(酷い歌ですね)

平塚(比企谷……)

魚心「~せなかに背負って~」ブンブン

熊心「厳しさを忘れて~ほ~し~くな~いからぁぁ~」

魚心「生まれてきたんだ~」

熊心「サバイ~バ~ルで~」

熊心「がおがお」

熊心「がおがおがおがおクマーゴコロークン」

熊心「がおがおがおがお~願いを込めて」

魚心「熊心あれば~山心~」

魚熊「「クマクマクマーゴコロークン♪」」

その後も公開羞恥プレイは続いた。

熊心(もうヤケクソだ)

熊心くんクルッとターン

魚心くんも負けじとターン

いろは(なにを評価するのかさっぱりわかりませんよぉ…)

平塚(成長したな、比企谷)ウンウン

一時間に及ぶ魚心くんと熊心くんのオンステージ。

会場子供「飽きたー」

ナレ「じ、時間です!しゅーりょー!」

ナレ「魚心くんと熊心くん、ダンスが素晴らしいほうに点数をお願いします」

ナレ「なお、集計には流川野鳥の会の皆さんが、ボランティアとして参加して下さっています」



ナレ「集計が終わりました」

熊心(……ダメだ勝てねえ……)

ナレ「勝利の栄光を掴んだのは!」

いろは(先輩!)

ナレ「魚心くんだああああ!魚心くん圧勝!」

ナレ「入ってきた情報によると、熊心くんは怖かったという話です」

魚心(疲労のため音声みらい)「みんなーありがとー」ブンブン

熊心「……(負けちまったか)」ブンブン

ナレ「2対0で流川市の勝利!……ではありません!」

熊心「えっ?」

ナレ「続いて料理対決の結果を見てみましょう!」

結衣「…………」

奈々子「まあ普通にカレーです」

ナレ「30分前に完成していた宇佐美選手は無難な一品に仕上げてきたー!」

奈々子「ありがとうございます」

ナレ「一方、時間ギリギリまで粘っていた由比ヶ浜選手。見た目は普通にカレーです!大丈夫そうだー!」

結衣「……が、頑張り……ました?」

ナレ「料理対決の勝者には、なんと特別点が加算されます!由比ヶ浜選手が勝利した場合は同点となります」

熊心(お約束か)

ナレ「会場の皆さんは試食をお願いします!」

10分後

ナレ「それでは集計を取ります」

ナレ「集計は流川野鳥の会の皆さんが担当されています」

雪乃(……由比ヶ浜さん)

熊心(……由比ヶ浜)

ナレ「集計結果が出ましたね」

ナレ「今回は接戦だぁ!」

熊心「え?」

結衣「…………」

ナレ「2ポイント獲得のラッキーガールはこちら!」

ナレ「奉仕部!由比ヶ浜選手!」

熊心「は?マジで?」

結衣「よ、よかったぁ」ヘナヘナ

雪乃「おめでとう、由比ヶ浜さん」

結衣「ゆきのんに貰ったエプロン。嬉しくてこっそり料理の練習をしてたんだ~。簡単なカレーばっかだったけど」

雪乃「由比ヶ浜さんなら勝てるって、信じていたわ」

結衣「ゆきのん……」

熊心(ほんとかよ)

ステージ裏

熊心「はぁ……一瞬休憩」

魚心「ふぅ……熱いっス……。比企谷さん、由比ヶ浜さん勝ったじゃないっスか」

熊心「……信じられん。あいつの料理が評価されるなんてな」

魚心「それ、本人に言っちゃダメっスからね?」

熊心「わーってるよ」

魚心「それじゃステージに戻るっス」

ステージ

熊心「その……なんだ?……おめでとう、由比ヶ浜」

結衣「ヒッ…熊心くん……ありがと」

ナレ「アイドルを口説くダンディーゆるキャラ、熊心くんもデレデレのようです」

ナレ「さて皆さん、流川ガールズ対奉仕部の対決は引き分けに終わりました」

ナレ「ですが決着はつけてもらいます!」

ナレ「これより、互いに指名した助っ人を出し合い、最後のろこどる対決をして頂きます!」

いろは「私の番来ちゃいましたか……」

熊心「頼んだぞ」

いろは「任せて下さい先輩」

ナレ「奉仕部からはサポーターの一色いろは選手が参戦!」

ナレ「対する流川ガールズ&魚心くんチームは、どなたを指名するのかーっ!」

奈々子(まずいですね……野田ちゃんに頼みましょうか?)

ゆかり(まずいわよね……)

魚心(絶体絶命っス……)

ナレ「ろこどるに大切な人徳が求められますね。流川ガールズを助けたい!という助っ人はいませんか?制限時間は5分!」

みらい「ぅぅ……」


熊心「……」スッ

ステージ裏
熊心「名都借さんだったか?」

みらい「……はい」

熊心「なんかお前、俺と同じぼっちセンサーに引っかかってな」

みらい「あの……私、別にぼっちじゃないですけど……」

熊心「なら人間不信か?」

みらい「いえ……恥ずかしがり屋で……人前が苦手なんです」

熊心「俺はぼっちで人間不信で人前も苦手だ」

みらい「そう……ですか」

熊心「それが何か?みたいな顔してんじゃねぇ」

みらい「ごめんなさい」

熊心「俺も同じだ。この着ぐるみがなかったらあんなステージ上がったりしない、絶対にな」

みらい「はぁ」

熊心「以前なら着ぐるみ着ててもノーサンキューだったさ。むしろお前より酷いまである」

熊心「でも、お前……可愛いじゃん。勘違いすんなよ……正直に褒めただけだ」

みらい「ありがとう……ございます?」

熊心「最近やっと自覚できた。この俺でも、大事な仲間って奴の存在をだ」

みらい「……仲間」

熊心「悔しいけどよ、雪ノ下や由比ヶ浜に頼まれたら俺は……今の俺は……きっと着ぐるみを着てなくてもステージに上がるぜ?最低最悪の気分でだけど」

みらい「……」

熊心「俺が弱いせいで、二人には告白までさせて恥かかせちまった」

熊心「ま、普段なら絶対こんな偉そうに言ったりしねーんだが……いやほんとだよ?……むしろ出なくていいと説得する側だ。こんなんどこの上条さんだって話だぜ」

熊心「でも……だ、ピンときたんだ。お前にも大事な奴らがいるんじゃないかと、な」

みらい「大事な……」

熊心「俺は間違ってるか?あいつら……絶対いい奴だぜ?」

みらい「はい……ゆい先輩も……流川ガールズのお二人も……私にとって大切な……」

熊心「答え……もう出てんだろ?一人で無理なら、俺も着ぐるみ脱いで出てやるよ……絶対嫌だけどな」

魚心「……なっちゃん」

みらい「ゆい先輩……。あの、ゆい先輩!私、出ます……」

魚心「なっちゃん、なっちゃんは無理することないっス!」

みらい「ゆい先輩、私は大丈夫だから」ニコッ

雪乃「比企谷くん、珍しいわね。あなたなら出なくていいと、逆に説得する側の人間だと思っていたのだけれど」

熊心「ただの気まぐれってやつだ……雰囲気に酔ってるだけかもしれん」

雪乃「かなり痛いことを言ってたわね」

熊心「うっせ、ほっとけ」

雪乃「弱さを肯定しない比企谷くんなんて、別人にしか見えなかったわ。……でも、嫌いじゃない」

熊心「そうか」


熊心「……まあ、俺みたいになってほしくねーんだよ……あいつには」

みらい「あの……比企谷さん……」

熊心「なんだ?」

みらい「勇気……出ました……ありがとうございます」ニコッ

熊心「そうか。なら、いってこい」

みらい「はい!」

みらい「あの、比企谷さん。私と、友達に……なってくれませんか?」

熊心「お前にはもういんだろ。大事な友達が、少なくても三人も」

みらい「はい」

熊心「俺なんか友達にしても何のメリットもない。悪いことは言わん、やめとけ」

みらい「は、はぁ……」

魚心(素直じゃないっスね)

みらい「それじゃ……行ってきます」

熊心「おう」

雪乃「よかったの?」

熊心「何がだ?」

雪乃「彼女、名都借さん。あのまま頷いていれば、きっと友達になってくれたというのに」

熊心「ぼっちの人間関係はな、……全く無いか狭く深くなんだよ。キャパシティオーバーってヤツだ……俺はまだ二人で精一杯だぜ」

雪乃「それって……」

熊心「言わせんな恥ずかしい」

雪乃「ふふっ。あなたらしい捻デレね」

熊心「捻デレ言うのやめろ」

雪乃「あら。私と由比ヶ浜さんが大切なのよね?」

熊心「はぁ?ばっかちげーし。残念でしたー。戸塚と小町ですーっ」

雪乃「そういうことにしておくわ」ニコッ

熊心「……くっ」

ステージ
みらい「私、参加……します!」

奈々子「みらいちゃん!?」

ゆかり「これは……驚いたわね」

魚心「なっちゃんが決めたことっス」

みらい「三人は……大切な仲間だから」

奈々子「みらいちゃん!」ギュッ

みらい「うぅ……苦しいです……奈々子さん」

ゆかり「ありがとう、みらいちゃん」

奈々子「ありがとね」

みらい「……ゆい先輩、ゆかり先輩……」ウルウル

奈々子「あっ、泣かないで!みらいちゃん!」

ナレ「緊急参戦!おーっと彼女は~流川ガールズ&魚心くんを裏で支える名脇役!名都借みらいちゃんだぁ!」

会場「「誰?誰だろ?」」ザワザワ

みらい「皆さーん!こーんにちはー!///」

会場男「なにあの子可愛い!」

会場「流川ガールズよりかわいー!」

奈々子(おいこら)

会場「「うおおおおお」」

会場男「みらいちゃん!」

ミライチャン!ミライチャン!

みらい「……皆さん」

奈々子「恥ずかしがる必要はないんだよ」ギュッ

ゆかり「そうね。私たちもいるのだから」ギュッ

名都借さんの両手を握る流川ガールズ。

いろは(これはかなりの強敵ですね)

みらい「ありがと……う……ござい……ます……」ポロポロ

奈々子「みらいちゃんは、私たちのサポートをしてくれている大切な仲間です!」

奈々子「魚心くんの一番の親友でもあるわね」

会場子供「そうなんだ~!すっげー!」

会場子供「みらいちゃん頑張ってー!」ワァァァ

ゆかり「彼女はとっても照れ屋さんで、人前に出るのがとても苦手でした。でも、私たちのために無理してステージに来てくれたんです」

会場「みらいちゃーん」

みらい(私は演劇が好きです。でも、こんな性格だから……一生舞台なんて無理だと諦めかけていました……)

みらい「これが……ありのままの、私」

みらい(魚心くんではない、私としてのステージ)

みらい「どうも、名都借……みらいです。う、魚心くんは……その、私の大切な……し、親友です……」

魚心「……ボクの親友っス」ブンブン

奈々子「二人が同じステージに立てるなんて嬉しいです」ボソッ

ゆかり「そうね。きっと魚心くんもそう思っているんじゃないかしらね」ボソッ

魚心「……」コクコク

いろは「名都借さん、私負けませんから。親友の熊心くんのために!」

ゆかり「あらあら、いろはちゃんは熊心くんの親友みたいよ?」

奈々子「おや?熊心くんが見当たりませんねぇ?ステージ裏に隠れちゃったのかな?」

熊心(おぃぃ一色、何言ってくれちゃってんの?)

奈々子「会場のみんなで呼んでみようか!」

ゆかり「せーの!」

会場「「熊心くーん!!」」

熊心(くそっ、行くっきゃねぇ)

熊心「みんなーありがとー……」

奈々子「テンション低っ!」

ゆかり「熊心くん、調子が悪いのかしらね?」

会場子供「だいじょうぶ?熊心くーん」

熊心「大丈夫だ、問題ない」キリッ

いろは(声はイケメンなんですよねぇ)

結衣「みんなで熊心くんに元気をあげよう!」

雪乃「比企谷くん、無理矢理でもテンション上げなさい」ボソッ

結衣「お姉さんと一緒に元気パワー注入だ!」

結衣「せーの!」

会場子供「「熊心くーん!!げんき出してー!!」」

熊心(もう全力でいくっきゃねえな……)

熊心「きたきたきたーっ!!熊心くん元気百倍!!ヒャッハ~!!」

平塚(それはないぞ比企谷)

熊心「悪い子はいねがぁ!?悪い子は熊心くんが食っちまうぞぉ!?」

会場子供「ひっ!」

結衣「子供脅さない!」スパーン

熊心「痛ぇ」

雪乃「熊心くん?」ニコッ

熊心「みんなのお友達!熊心くんだよっ!?みんな仲良くしてね?」ブンブン

いろは「あんな先輩見たくなかった……」ボソッ

奈々子「熊心くんのテンションって浮き沈み激しすぎませんか?」

ゆかり「だってななちゃん、彼は熊だもの」

奈々子「あ、なるほどです」

熊心「クマったな!宿敵にバレちゃったクマー!」

会場「「……」」シーン


熊心「あ……れ……?」

雪乃「ぷっ……ふふふふふ……」

奈々子「え?」

雪乃「あの比企……熊心くんが……あ、ありえないのだもの……ふふふ」

結衣「今日は一生に一度の記念日かも」

雪乃「ごめんなさい……ふふっ……あの寒いギャグで笑ったわけではないの」

結衣「だよねー」

雪乃「あの比企谷くんが、大真面目な顔であれを言っているのだと想像してしまって」ボソッ

結衣「意外と失礼だ?!」

熊心「ボク森に帰ります……」

ナレ「おーっと、熊心くんも森に帰ったようなので、お待ちかねの最終決戦!」

ナレ「流川ガールズ&魚心くんvs奉仕部!これが最後の対決となります!」

いろは「…………」

みらい「…………」

ナレ「最終戦のテーマはこちら!」

ジャン

ナレ「演技対決!」

いろは「…………」

みらい「…………」

ナレ「アイドルに欠かせない要素の一つですね」

ナレ「演技といえばドラマ、ドラマといえばラブストーリー!?では、いってみましょう!前半の悪夢再び」

いろは(まさか……)

ナレ「告白対決だぁ!」

みらい「…………」

太田(よし、これでいい。苦情がきて何か問題になっても、最初のアレも全部演技だったことにしよう)

奈々子(演技って……みらいちゃん助っ人ってことになってるはずじゃ……)

ナレ「告白といえば、本日モテモテだったあの方しかいないでしょう」

ナレ「先ほど森に帰ってしまった熊心くんを、皆さんで呼び戻してみましょう!」

ナレ「せーの!」

会場「「熊心くーん!」」

熊心(なにこれ拷問なの?)

熊心「はーい」

ナレ「熊心くんも帰ってきたことですし、さっそく告白タイム!当然演技ですからね~皆さん」

雪乃「う///」カァァァ

結衣「恥ずかしいよぉ///」カァァァ

いろは「はい!私が行きます」

ナレ「先手必勝!一色いろは選手が動いたぁ!」

熊心(一色の告白とかなんの罰ゲームだよ)

一色(…………)

太田(無難に頼むぞ)

いろは「熊心先輩、私の本当の初恋って……実は先輩なんですよ?」

熊心「お、おう」

いろは「前に葉山先輩が好きって言ってたじゃないですか。あれ、実は葉山先輩のこと……ただ私のステータス強化のための道具としか……見てなかったんです。本当に好きだったわけじゃないんですよ」

ナレ(葉山先輩って誰ぇ?というか言ってること最低なんだけどぉ!?)

太田(空気読んで空気!)

いろは「皆から好かれるイケメンを落とせば、それは周囲の私に対する評価に繋がる」

いろは「私はプライドが人一倍高くて、淡泊で、計算高くて、狡猾で、人付き合いは広く浅くで……熊心先輩にゆるふわビッチなんて言われるのも当然かもしれません」

ゆかり(熊さんに告白って、なんだかシュールよねぇ)

いろは「でも……先輩は私が今まで会ったどの男とも違いましたね?先輩のことが気になり出して、葉山先輩から色々話、聞いたりもしてたんです」

いろは「私のために頑張ってくれた先輩。私を利用したのも先輩。なんでかなぁ……私、いつの間にか先輩が好きになってました」

熊心「…………」

いろは「おかしいですよねぇ?先輩みたいな駄メンズ、どこにも好きになる要素なんてないはずなのに……」

いろは「私が名前を省いて、ただ先輩と呼ぶのは……熊心先輩だけなんですよ?」

いろは「……恋なんて知らなかった。心のどこかで、他人なんて利用するだけの存在だと思ってたんでしょうね」

いろは「こんな機会滅多にないですから、ぶっちゃけます。だってこれは……全部演技ですから」

いろは「大好きです、先輩。先輩といるのが好き。先輩と話すのが好き。ちょっと引いちゃうような話を、ドヤ顔で言っちゃう先輩が好き。気づいてしまってからは先輩の全部が愛しい」

いろは「こんなに私を惚れさせて……先輩どうしてくれるんですかぁ……私を弱い人間にしたのは先輩です」

いろは「先輩は雪ノ下先輩や由比ヶ浜先輩から逃げ続けるような弱い人ですからね。恋人にするなら、やっぱり同じ弱い人間の私が適役ではないでしょうか?」

いろは「だから、私を弱くした責任……取ってくださいね?」ニコッ

熊心「……っ」ドキッ

熊心(今の演技じゃなかったら落ちてるよ俺?てか演技だよね?なんかマジっぽかったんだけど……いや、騙されないって。これまで何度も騙されてきた俺には通じん)

いろは「せんぱぁい、返事下さいよぉ?演技でいいですからぁ」

熊心「まぁ……演技でいいなら」

熊心「こんな俺でよければ……喜んで……とか……?」

会場「」

結衣「ちょっ!ヒッキー!?今のどういうこと!?」

ナレ「なんなんだこれはぁー!子供の前でもやっぱりお構いなし!演技とは思えない一色選手の熱い告白!そして二人を振った二股男……熊心くんが、まさかのオーケーだぁ!」

奈々子「かっこいいですね。いろはちゃん」

ゆかり「そうね。ななちゃん」

雪乃「え、演技よね?比企谷くん」

熊心「まあな」

いろは「えぇ!?酷いですよぉ先輩!私のことは遊びだったんですか!?」

ナレ「比企谷!彼はもう熊じゃない!屑だぁ!……お子様の前で不適切な言葉を口にしました事、謝罪いたします。大変失礼しました」

ナレ「この劣勢の状況下で、名都借選手はどう動くのか!」

ナレ「お次は名都借選手!お願いします」

みらい「く、熊心くん、聞いてください」

みらい「わ、私はあなた(の素顔)を知りません。あなたの人柄も理解しているわけじゃないです」

みらい「でも……たくさんの女性に好かれる方なのはわかりました」

熊心(誰それ知らねぇ、そんな奴知らねぇ)

みらい「私……は夢があります……。それは魚心くんと二人だけの秘密です」

みらい「人前が……怖かった……私は臆病で、不器用な人間です……」

みらい「そんな私の背中を……熊心くんはそっと押してくれました」

魚心(突き飛ばしてたような気がするっス)

みらい「魚心くんの隣に立って……ステージにあがる……そんな夢のような時間をくれたのは……熊心くんです。今も恥ずかしいけど、でも……気分は悪くないんです」

みらい「あの……熊心くん、よかったら私と、とも、友達に……なってくれませんか?」

熊心「俺と友達になっても、お前にメリットなんて一切ないと改めて言っておこう」

ナレ「この熊何様だーっ!名都借選手の告白は健全すぎて逆に感動しますね」

みらい「友達はメリットなんて考えない。なりたいからなるんじゃないですか?」

熊心「ならお前の好きにしたらいい。お前が俺を友達だと思うんなら、そりゃもう立派な友達なんだろうよ」

みらい「あ、ありがとう、ございます!」

ナレ「どんだけ捻くれてるんだこの熊ーっ!」


ナレ「では両者終了ということで、判定のほうに移りたいと思います」

ナレ「時間もないことですし、今回の勝敗は私の独断と偏見で決めさせていただきましょう!」

ナレ「一色選手と名都借選手のこの対決。会場がすっかり静まり返る波乱の展開でしたね」

熊心(静まり返っちゃうのかよ)

ナレ「子供たちの前だというのにお構いなしの勇者、一色選手。どこまでも健全な名都借選手」

ナレ「勝者は当然!名都借選手に決定でーす!一色選手はあとで運営委員会よりお叱りが贈与されます、お楽しみに」

一色「……えー」

会場「あはははは」

太田(悪くない反応だ。なんとか乗り切ったな)

熊心(雪ノ下も由比ヶ浜も一色も三人とも俺を殺す気なの?演技でもステージで告白とか公開処刑もんだろ実際……)

ナレ「見事奉仕部を打ち倒し、流川を救ってくれた救世主!流川ガールズ&魚心くんはステージ中央へ!」

ゆかり「行こ、ななちゃん」

奈々子「はい!ゆかりさん」

魚心「……」ブンブン

みらい「……」コクコク

ナレ「続いて、惜しくも敗れてしまった奉仕部の皆さんもステージ中央へ!」

雪乃「行きましょう、由比ヶ浜さん」

結衣「頑張ろうね!ゆきのん」

一色「ほら行きますよ先輩」

熊心「おい引っ張るな、一色」

ナレ「流川ガールズ&魚心くんWith奉仕部で、魚心くんソング」


流魚奉全員「うおうお♪うおごこーろーくん♪」

奈々子「みーんなーの食卓を♪」

結衣「彩る獲れたての♪」

ゆかり「お魚オイカワ♪」

雪乃「せなかに背負って♪」

一色「やさしさを忘れて~」

みらい「ほ~し~くないから」

雪乃「生まれてきたんだ」

結衣「ゆるゆるで♪」

熊心「ぎょぎょぎょぎょっ!」

流川ガールズ「うおうお♪うおうお♪」

奉仕部「うおうお♪うおうお♪」

みらい「うおごころ♪」

奉仕部「WowWow♪WowWow♪」

流川ガールズ「WowWow♪WowWow♪」

奈々子「願いを込めてー♪」

ゆかり「魚心あれば水心♪」

全員「うおうお♪うおうお♪うおごこーろーくん♪」

会場「うおおおおおお!」

熊心(全員でお辞儀したあと、俺たち奉仕部は後ろに下がる)


熊心(これからは彼女たちの舞台だ)

結衣「歌って頂きましょう!流川ガールズソング!」

愛してもっと♪
近所でもっと♪
ろこどるは君のそばに♪

ドキドキと笑顔をあげるよ♪流川ガールズ~♪
♪♪♪♪♪

宇佐美奈々子と小日向ゆかりがステージを駆け回っている。

その姿はローカルアイドルなんかじゃなくて

熊心(俺には本物に見えた)

雪乃「凄いものね、ろこどるって」

熊心「まあな」

結衣「あたしたちもやりたいね」

一色「私たちも立派なろこどるじゃないですか。今日一日限りですけど」

雪乃「……そうね」

♪♪♪

奈々子「この町は流川~♪」

ゆかり「私たちの生まれた♪」

二人「小さな町♪」

ゆかり「いつでも元気♪ななちゃんと♪」

奈々子「のんびり屋のゆかりさんと♪」

二人「ゆるキャラの魚心くんもよろしくです♪」

愛してもっと♪
近所でもっと♪
ろこどるは君のそばに♪

ドキドキと笑顔をあげるよ♪
君のもとへ♪

ワクワクと元気も運ぶよ♪
流川ガールズ♪♪

二人「そのまませーの!」


二人「奉仕部の皆さーん!」

結衣「聴いてくださーい!」

雪乃「Hello Aloneバンドアレンジ」

♪♪♪♪♪♪

熊心(俺たちは流川ガールズに張り合うようにステージ上を駆け回った)

熊心(手を取り合い、4人の心が一つになった)

このステージを成功させること


演奏が終わり、流川ガールズと目が合った。

二人は笑顔で頷いた。

全員でステージ中央へ。

熊心(俺の両手を宇佐美と小日向が握る。……着ぐるみ越しですげどね)

熊心(同じように魚心くんの両手を雪ノ下と由比ヶ浜が握る)

熊心(既に手を繋いでいた一色と名都借は、それぞれ小日向と雪ノ下と手を繋ぎ、8人が一列に繋がった)

ゆかり「次の曲で本日最後となりました」

雪乃「聴いてください。未来少女たち」

すーすーめー恋する乙女~♪

きーみと一緒に~

駆け出そう♪

ハチャメチャ♪エブリデイ~♪




やはり俺の【ろこどる】体験はまちがっている

エピローグ
流川市を案内してみた

今回のオチ
月曜日。
流川ガールズと魚心くんたちの案内で観光巡り。

たぬケーキを食べ、市役所で怒られたりした。

あっという間に楽しい時間は過ぎ
気がつけば帰る時刻となっていた。

奈々子「皆さんが喜びそうなものなんて、このデンガラ餅やみりんサイダーくらいしかありませんけど……よかったらお土産にどうぞ」

雪乃「有り難く戴くわ」

ゆい「お疲れ様っス!比企谷さん」

八幡「よっす。三ヶ月(みこぜ)」

ゆい「はは……ほんとに目が死んでるっスね」

みらい「そうでしょうか?私は別に普通だと思います」

八幡「なにこの子、戸塚二号なの?」

ゆい「あぁ!ダメっスよなっちゃん!近づいたら食われちゃうっス!」

八幡「食わねーよ」

雪乃「……警察は何番だったかしら?」

ゆかり「110番だと思いますよ?」

雪乃「いえ、今のは皮肉混じりの……」

いろは「愛情表現みたいなものですよねっ」

ゆかり「あら、そうなのね?ななちゃん、警察呼ぼっか?」

奈々子「なんで!?」

結衣「あ~帰りたくないよぉ~ゆきのん!」

雪乃「由比ヶ浜さん、我が儘を言うのはやめなさい。……気持ちはわからなくもないのだけれど」

奈々子「よかった。この町を気に入ってくれたんですね!?」

八幡「ああ。ついでに俺は流川ガールズのファンになったぜ」

奈々子「あは……あはは……ありがと、比企谷くん(目が怖いなんて言えないよぉ)」

ゆかり「でーも!ななちゃんはあげませんからね!?」

八幡「え?ああ」

ゆかり「ななちゃんは私のものなんだから!」

八幡(もしかしてガチな人なの?お姉さまぁんっていうあの?どう反応すればいいかわかんねえよ)

八幡「お、お幸せに……」

ゆかり「ありがとう!八幡くんも三股はほどほどにね?お姉さんとのぉ、約束」

八幡(……陽乃さんとは違った意味で苦手だこの人)

奈々子「また遊びに来てくださいね?」

結衣「うん!必ず来るから!ヒッキーが嫌がっても無理矢理連れてくるし」

八幡「おい。……別に嫌なんて言わねーよ」

いろは「捻デレですね、せーんぱい」

ゆい「なるほどっス。比企谷さんみたいな人を捻デレって言うんスね」

みらい「納得です」


八幡「これ以上それ広めんなお前ら……」

結衣「だったら素直にデレてよヒッキー」

八幡「ばっかお前、俺ほど素直な奴はいねえよ?むしろ素直すぎて周囲が俺に気づかないまである」

奈々子「それ胸を張ることかなぁ……」

八幡「ぼっち舐めんな」

みらい「友達……です」

八幡「」

いろは「一本取られたみたいですね先輩」

ゆい「しょうがないっスから友達になってやるっス」

奈々子&結衣「上から目線だ?!」

ゆかり「私はもう、奉仕部の皆さんは友達だと思っているわ」

奈々子「私も!」

ゆい「自分もっス」

みらい「はい」

八幡「俺生まれる場所ちょっと間違えたかもしんね」

雪乃「あら、あなたが流川市で生まれたとしても、今と大して変わらないと思うのだけれど」

八幡「いいや変わるね」

雪乃「あなたのその、腐りきった精神は生まれる前からではないかしら」

奈々子「うわ……」

ゆかり「少し八幡くんに同情しちゃうかも」

奈々子「元気出して。……サイン上げるから(目怖いなぁ)」

ゆかり(弱った人にも優しく声を掛けてあげるななちゃん可愛い)

雪乃「そろそろ行きましょう。平塚先生が車で待っているわ」

結衣「うん。じゃ……みんな、ばいばい」

奈々子「いつでも電話してね?」

ゆい「メールで生存報告くらいするっスよ、比企谷さん」

八幡「うーっす」

奈々子(絶対しないよねこれ)

いろは「では、一日限りの【ろこどる】体験でしたけど、色々勉強になりました」

奈々子「えっ?」

ゆかり「ちょっと待っていろはちゃん。一日限りってどういう?」

雪乃「私たち奉仕部は、正式にはボランティア活動を主とした部活動です。ですので、流川市からの依頼の一環として【ろこどる】活動をすることになりました」

八幡「ボランティアっつっても、こんなのは俺たちの依頼の範疇に含まれないんだが、まあ今回は観光みたいなもんだ」

いろは「私は無理矢理連れてこられました。こちらの先輩に」

奈々子「あ~、私たちアイドルじゃない子たちと対決させられてたのぉ~!叔父さぁぁん!」

ゆかり「ななちゃん少し落ち着こう?」

ゆかり「でも凄いわね。あれだけの時間で歌と振り付けを覚えるなんて」

結衣「えと、まぁ~うちは進学校ですからね~」エヘヘ

八幡「お前はバカだけどな、由比ヶ浜」

結衣「も~!バカっていうな!ヒッキーのバカ!」

ゆい「由比ヶ浜さん、自分と同じ名前だから親近感わくっス」

結衣「あ、それあたしも思ったぁ」

八幡「……三ヶ月さんは先輩だぞ」

結衣「ヒッキーうるさい」

平塚「いい加減にしないかお前たち!」

八幡「うげ……」

平塚「明日まで話している気かね?私は一向に構わないのだが、その代わり君たちはここに置き去りだ。好きなほうを選べ」

雪乃「わかりました。平塚先生」

ゆかり「…………」

雪乃「会えてよかったわ、小日向ゆかりさん」

ゆかり「私もよ、雪ノ下雪乃さん」

結衣「帰ったらメールするね」

奈々子「うん。待ってる」

ゆい「次会うときまでに『答え』出しておくっスよ?」

八幡「……ああ。気は重いが約束する」

みらい「比企谷さん、メールしてください」

八幡「うん絶対する」

いろは「この先輩は……」

俺たちを乗せた車は動き出し、少しずつ流川市から遠ざかっていく。

手を振っていた彼女たちの姿は、もう見えない。

雪乃「反省会をします」

賛成だ。
昨日は黒歴史の連続だった。

いつもの比企谷八幡は死んだ!
そう思ってくれていい失態の数々だっただろう。

いいさ。反省するまでもない。

小さくなっていく流川市を遠目に、俺は目を瞑る。

すぐに昨日のやり取りが浮かんできた。

悪い気分じゃない。

雪乃「比企谷くん、眠ってしまったの?まったく呆れるほど困った男ね」

そんな雪ノ下の声を子守歌がわりに

たまにはこんなグダグダな日も悪くないと思いつつ、俺は……



頭を悩ませる日常へと、彼、彼女らは帰還した。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている
       VS
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

おしまい


どっちもよく知らないが良かった



まあ姑息な下心でやらせを謀った司会の因果応報だよな

乙乙


やっぱヒキタニくんっべーわ

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