昴「またゲスト?」【ミリオン放送局第二十五回】 (94)

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百合子「すーぱーむーん」【ミリオン放送局第二十四回】
百合子「すーぱーむーん」【ミリオン放送局第二十四回】 - SSまとめ速報
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昴「二回目だぞ?」

P「今日はちょうど誕生日だしな、お誕生日回だ」

昴「……そういうのってさ、普通ゲストには秘密にしてて『サプライズだー!』……とかじゃないの?」

P「サプライズとか言うけどさ、誕生日に呼ばれるってだけでバレバレじゃん」

昴「まあそうだけど」

杏奈「望月杏奈、です」

百合子「七尾百合子です」

このみ「馬場このみです」

昴「……ゲストの永吉昴です」

百合子「昴さん、まだここオープニングトークなんですけど」

昴「オレがいたらダメなのか?」

杏奈「いつもは……オープニングの……間、ブースの、中で……待ってる、から」

昴「あ、そうなんだ」

百合子「あ、誕生日おめでとうございます」

昴「お、サンキュ」

まつり「ケーキ持ってきたのです」

昴「早っ!」

杏奈「……チョコケーキ……美味しそう」

昴「普通さ、こういうのって番組の後半にサプライズで……みたいな感じじゃないの?」モグモグ

まつり「常識に囚われるのはよくないのです」

百合子「あ、口の横にチョコついてますよ」

昴「え、マジ?」

このみ「ちょっと動かないで……はい」

昴「ありがと」

ガチャ

海美「もーっ、みんなずるーい!」

まつり「ほ?海美ちゃんはブースの中で待ってる手筈なのです」

海美「だって、甘い匂いがしたんだよ!それで見てみたら、みんなでケーキなんて食べてる!ズルい!私も食べるーっ!」

百合子「……ゲストもう一人いたんですか」

まつり「……まあ」

このみ「はい、これ」

海美「このみんは優しいねっ」

このみ「このみん言わないの」

海美「あ、ふはるんおはんひょーひおへへほー」モグモグ

このみ「あーもう、食べてから話す!」

まつり「女子力の欠片も無いのです」

海美「あ、ヤバっ」

スタッフ『お茶入りましたぁ』

百合子「あ、えっと……ありがとうございます……」

スタッフ『それと昴ちゃん、誕生日おめでとう♪』

昴「おっ、ありがと」

スタッフ『昴ちゃんも、真ちゃんみたいに格好いい王子様になるために……』

このみ「ストップ」

百合子「……それで、みんなここて落ち着いちゃったんですけど……ブースに入らなくていいんですか?」

このみ「……もうこれでいいんじゃない?面倒くさいし」

杏奈「……おいしい」モフモフ

昴「百合子も食べれば?」

百合子「いえ、私はちょっと……なんというか……その、この前にお菓子食べちゃって」

海美「そんなの運動すれば関係無いって!ほら食べよ食べよ♪」

百合子「運動したくないんです!」

まつり「……あ」

杏奈「……どう、したの?」

まつり「タイトルコールを忘れてたのです」

百合子「え?……あ」

このみ「結構時間経っちゃってるわね……」

杏奈「……もう、やらなくても」

このみ「やるわよ」

海美「みんなドジっ娘だねっ♪」

このみ「色々イレギュラー過ぎて忘れてたのよ……」

まつり「ふむふむ、それではタイトルコール」

杏奈「杏奈」

百合子「百合子」

このみ「このみの」

「「「ミリオン放送局!」」」

海美「第……何回?」

昴「二十五回」

昴「この番組は」

昴「765プロダクションと」

昴「福井県某町の提供でお送りします……どういうこと?」

杏奈「……ところで……何、食べたの?」

百合子「プチシューにアイスを乗せたお菓子を」

まつり「ほ?」

昴誕生日おめでとう!
支援だよ

パーソナリティー
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/cwGo7GK.jpg
http://i.imgur.com/uVfaN0V.jpg

馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/itNCjPy.jpg
http://i.imgur.com/uVfaN0V.jpg

七尾百合子(15) Vi
http://i.imgur.com/iA4J7Uj.jpg
http://i.imgur.com/ew5AMhp.jpg

構成作家
徳川まつり(19) Vi
http://i.imgur.com/5EhBZke.jpg
http://i.imgur.com/WITRfgZ.jpg

ゲスト
永吉昴(15) Da
http://i.imgur.com/cEIpn6h.jpg
http://i.imgur.com/QnauCyc.jpg

高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/ibCn9pN.jpg
http://i.imgur.com/CaPwdgq.jpg

【CM】

茜「いやっほー!茜ちゃんだよーっ!」

茜「今回紹介するのは!ななななんとっ、茜ちゃん人形の新コスチュームだっ!」

茜「クレシェンドブルーとエターナルハーモニーの衣装に身を包んだ期間限定茜ちゃん人形!いやー、これは買うしかないよね!あ、数量限定だから箱買いはめっだよ」

茜「茜ちゃんの可愛さに惚れてたくさん欲しくなっちゃうのは分かるけど、茜ちゃんとの約束だぞ♪」

茜「あ、買ってくれた人から抽選で、プリティーニャンニャンズ衣装の茜ちゃん人形が当たるキャンペーンもやってるよ!いやーかわいいかわいい茜ちゃんも茜ちゃん人形も可愛いわー超可愛いすぎて怖くなってくるぐらいだわー」

茜「なんとそれだけじゃない!茜ちゃんショップに新商ひブツッ

765プロダクション!

昴「何コレ」

百合子「途中で切られちゃってるじゃないですか……」

まつり「尺の都合なのです……あ、フルを流して欲しいなら、ここにフル音源が」

百合子「結構です」

>>14
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/yyse7am.jpg
http://i.imgur.com/Y896Geb.jpg

>>12の訂正
馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/itNCjPy.jpg
http://i.imgur.com/EydJypp.jpg

ザワ……ザワ……

このみ「えー、ミリオン放送局、ブースの外側からお送りしています」

百合子「ノイズ混じりなのはご了承ください……って、これもうブースには戻らないって言ってるようなものじゃないですか」

海美「戻るの?」

百合子「できるなら」

昴「えー、いーじゃんか、ここで……だってアグラで収録できるんだぜ?」

百合子「……まあ、昴さんがそういうなら」

このみ「昴ちゃんがズボンで良かったわよ」

百合子「ところで、昴さんは分かりますけど、どうして海美さんなんですか?」

まつり「ほ?」

百合子「いえ、今までの流れからだと、今回はエターナルハーモニーから一人来ると思ったんですけど」

まつり「流石にライブ直前はリハーサルやらで忙しいのです」

百合子「確かに、私たちも色々忙しかったです」

このみ「でも、乙女ストームの娘たちは結局みんな来てくれたわよね」

杏奈「……まつりさん……は、いいの?」

まつり「姫だから大丈夫なのです」

昴「……プロデューサー、首ぶんぶん振ってるぜ?」

まつり「ほ?」

杏奈「……あの、収録……全部、終わって、から……リハーサル……だったっけ」

昴「あ、カンペ……『まつりはリハーサルにいく予定だったんだか』……おいおいおいおい」

百合子「あー、つまり、まつりさんの代役もかねて二人つれてきたら、ついでにまつりさんも来ちゃった、みたいな事ですか」

まつり「来ちゃったのです♪」

このみ「『来ちゃった』じゃないわよ」

海美「ほーらー、そんなことよりメール読もっ!」

杏奈「……あ、うん」

このみ「ウズウズしてると思ったら……」

海美「だってー」

百合子「まあ、読んじゃいましょうか」

まつり「そうなのです」


一通目
>>22

事務所でも交友関係が広いそうだけど、誕生日のお祝いとかあった?

昴「ジュリアと可奈が一曲歌ってくれたぜ」

杏奈「……そう、だった……ね」

このみ「私は聞いてないけど……可奈ちゃんが?」

昴「なんつーか……ジュリアのすげーロックなギターと可奈の歌で誕生日の歌が誕生日の歌じゃなかった」

海美「誕生日の歌って、『はっぴばーすでーとぅーゆー♪』ってアレ?」

昴「そう、それそれ」

まつり「その歌をロックにやるのです?」

昴「もはやデスメタルだった……それも朝イチで」

このみ「祝われてるのか呪われてるのかはっきりしないわね」

昴「他にも色々あったけど……まだそんなに会ってないしなぁ」

百合子「まあ、本番はこのラジオが終わってからですし……あ」

昴「え?」

まつり「……はい、劇場でサプライズパーティ開催予定なのです」

昴「うわぁ……」

昴「聞きたくなかった……」

百合子「ごめんなさい……」

昴「どんな顔して劇場に戻ろう……絶対不自然になるって」

海美「笑えばいいんじゃない?」

まつり「ほ?」

昴「あ、そういえばロコが変なのくれた」

杏奈「……変、なの?」

昴「あれ、結局なんだったんだろ」

このみ「……あー、ロコアートね」

まつり「どんな感じなのです?」

昴「なんか……トゲトゲしてた」

杏奈「とげとげ?」

まつり「そのトゲトゲは後で見せてもらうとするのです」

昴「渡されたときに何か言ってた気もするんだけど……忘れた」

このみ「忘れちゃダメじゃないの」


二通目
>>29

海美「レキシ?」

昴「イジン?」

杏奈「……あっ」

このみ「……聞く相手が悪かったわ」

海美「ひどっ!」

百合子「昴さん、日本史世界史は」

昴「なんか覚えること多いとさ、『うがーっ!』ってならない?」

百合子「……昴さんは社会が苦手、と」

昴「でも、そういう百合子は」

百合子「この前の世界史のテスト、90点でしたよ?」

昴「マジかよ!」

海美「ウソ!?」

杏奈「……本当?」

百合子「酷い……」

このみ「百合子ちゃんって、文系科目は得意そうよね」

百合子「ああいう歴史ものって、物語なんですよね」

杏奈「……何か……始まった」

海美「うげっ……次いこうよ次!」

このみ「あら、ちょっとくらい聞いておいても損はないと思うわよ」

海美「勉強の話はやだーっ」

まつり「姫?姫は何でも得意なのです」

百合子「つまり、本を読むように……」

昴「それ、百合子だからできるんだって」

このみ「まあ、言ってることはわからなくもないわね」

杏奈「……えっと……メールテーマ……忘れて、ない?」

「あ」

海美「知らないものは知らないってことで」

このみ「よくないわよ」

昴「うーん……誰だろ」

杏奈「……杏奈……歴史は……苦手、だから」

このみ「歴史『は』じゃなくて、歴史『も
』でしょ」

百合子「あ、私はルネサンス時代の──」

海美「次回からもメール、待ってるからね!」

百合子「強引に終わらせた!?」

このみ「というか、来週は海美ちゃん、いないでしょ」

海美「そうだっけ」

百合子「いえ、それよりメールテーマの」

海美「ここで一曲聞いてもらうよ!まつりんで『カーニヴァル・ジャパネスク』!」

このみ「あーもう……」

このみ「お送りしています、ミリオン放送局……お便りをくれた方、ごめんなさいね」

昴「ふぅ……食べた食べた」

まつり「あ、おかわりでもう一ホール」

昴「さすがにいらないぜ……事務所に帰ったらまたサプライズパーティだし」

百合子「ごめんなさい……」

このみ「コーナー進行していいかしら?」

杏奈「……あっ、うん」

『カーニヴァル・ジャパネスク』  (2曲目)
https://www.youtube.com/watch?v=FMl9sfvqfjM

『永吉昴誕生日記念!』

杏奈「……望月杏奈の……あんなこと、こんなこと」

百合子「今日でめでたく15歳になった永吉昴さんが……あれ」

海美「どしたの?」

百合子「昴さん、去年も15歳だった気がして……気のせいですよね」

まつり「きっと気のせいなのです……ね?」

杏奈「……昴さん……の、生まれた、1999年……の、あれこれ……を……通して……トーク、します」

このみ「はい、昴ちゃんが生まれたとき」

百合子「タッチの差で生まれてます」

海美「1歳!」

杏奈「生まれて……ない」

このみ「……まあ、こうなっちゃうのよねぇ」

まつり「4歳なのです」

このみ「……このコーナーだけでもプロデューサー出ない?……出ないの」

百合子「すごく首振ってますよ」

昴「今日二回目だな」

百合子「まあ、ゲームの話ならなんとか……」

杏奈「……これ、ゲームの……売り上げ」

このみ「えっと……あ、ポケモンがたくさんね」

百合子「あ、それなら多分リメイクがあるし、わかると思います」

このみ「金、銀と……赤、青、ピカチュウね」

昴「ピカチュウ?」

このみ「……まあ、知らないわよね」

百合子「……こうしてみると、シリーズものって、続くものなんですね」

杏奈「スマブラ……とか、タイムリー」

昴「買った?」

杏奈「……発売日に、並んだ」

昴「えっ、パッケージで買ったのか?」

杏奈「パッケージ……安心、する」

昴「ダウンロード版の方がかさばらないし楽じゃん」

このみ「でも、パッケージが欲しいっていうのは分かるわね」

百合子「確かに、私もパッケージで買いましたし」

昴「へぇ……海美は?」

海美「私、ゲームしないからなぁ」

百合子「あっ……」

海美「ゲームするより、外で体を動かす方が私にはあってるからなー」

杏奈「……最強の……リズム、ゲーム……とか?」

このみ「そういえばそんなのもあったわね」

まつり「まつり?姫にとってはこの世界が一つのゲームなのです」

このみ「何言ってるの」

百合子「……なん……だと」

このみ「のらないの」

百合子「他には……あっ」

杏奈「……どう、したの?」

百合子「……せがれいじり」

杏奈「……あっ」

昴「……なんだソレ?二人ともやったことあるのか?」

このみ「私も知らないわね」

まつり「第五回参照なのです」

百合子「……あ、聞かなくていいです」

海美「どーいうこと?」

杏奈「……色々」

昴「そういえば、オレが生まれた日のゲームとか無いの?」

このみ「うーん、当日はないけど……」

昴「けど?」

このみ「『ウイニングポスト4』」

百合子「競馬じゃないですか」

昴「野球とか無いのか?」

このみ「あ、30日に」

昴「おっ」

このみ「『プロサッカークラブを作ろう!』」

昴「サッカーだ!」

このみ「9月には『ウイニングイレブン』も出てるわね」

昴「そっちもサッカーだ!?」

海美「」ダルーン

杏奈「……このみさん」

このみ「どうしたの?」

杏奈「……海美さん、飽きてる」

このみ「……あら」

百合子「海美さんって、子供時代はどんな感じだったんですか?」

海美「うーん、走り回って服が泥だらけになったり、秘密基地つくって遊んだり……あ、よく動物をつれて帰っておかーさんに怒られてたかなっ」

まつり「ほ?」

昴「ん、まつり、どうしたんだ?」

まつり「まつり、一人そんな娘を知ってるのです」

このみ「奇遇ね、私も知ってるわ」

このみ「環ちゃんと最近どう?」

百合子「あー、言われてみれば」

海美「一昨日も一緒に遊んだけど……どうして?」

このみ「気が合うわねー、って」

海美「……あ、もしかして私、精神年齢が低いって言われてる?」

このみ「言ってないわよ」

杏奈「……あ、カンペ……『そろそろ終われ』……だって」

百合子「え、もうそんなに時間がたちました?……こっちに、その年のニュースとかも用意してあったみたいですけど」

このみ「大したこと起きてなかったから大丈夫よ」

まつり「大予言とか2000年問題とか色々起こってたはずなのです」

このみ「ほら、大したこと無いじゃない」

百合子「えぇ……」

杏奈「この、コーナーでは……ゲストの……生まれた……年の、あれこれから……トーク……します」

昴「……結構脱線してた気がするけど」

杏奈「以上……杏奈の……あんなこと、こんなこと……でした」

このみ「そして、続いてのコーナーはこちら!」

『だれが一番?アイドルがちんこバトル!』

このみ「世はまさにアイドル戦国時代。戦わなければ生きていけません……このコーナーでは、あるお題に対して皆でチャレンジ。一位へのご褒美か、ビリへの罰ゲームをかけて真剣勝負を行います」

まつり「今回はチーム戦なのです」

杏奈「そう……なの?」

まつり「個人戦だと結果が見えてるのです」

このみ「……あら」

まつり「ブースの外で収録すると聞いて準備したのです」

百合子「嫌な予感しかしないです」

杏奈「百合子さん……最近……よく、嫌な予感……してる、よね」

百合子「まつりさんが悪いんです」

まつり「ほ?」

昴「まつり、目が笑ってないぞ……」

海美「うっわ……まつりんの目が怖い」

百合子「ごめんなさい」

まつり「そんな今回の挑戦はこれなのです!」

『目指せスタジオ!階段マラソンリレー!』

百合子「ほら!」

杏奈「……リタイア」

海美「燃えてきた!」

このみ「……色々不安なタイトルね」

まつり「ルールは簡単なのです。一階からスタジオのある九階まで、三人ずつでリレーするのです」

昴「三人ずつ?……まつりもするのか」

まつり「そうなのです」

このみ「……怒られるわよ」

まつり「そして、対決チームは!」

『昴&百合子&このみ』

『海美&杏奈&まつり』

このみ「……安全第一よ?」

まつり「各自の裁量に任せるのです」

百合子「色々不安ですよ」

まつり「あ、負けた方は罰ゲームなのです」

杏奈「……え」

このみ「……それにしても、危ないわねぇ」

まつり「あ、許可はとってあるのです」

百合子「むしろ、よく許可がとれましたね!」

まつり「誉めなくとも、姫なら当然なことなのです」

杏奈「……ほめて、ない」

海美「すばるん、誕生日だからって遠慮はしないからっ!」

昴「望むところだ!」

このみ「……すごい乗り気ねぇ」

ウィーン

このみ「えー、今、エレベーターで一階についたわ」

まつり「なお、このアイドルたちは皆、特別な訓練を受けているのです、よい子は真似しちゃめっ、なのです」

このみ「訓練なんて何もうけてないわよ……」

  ~~  

スタッフ「よーい……スタート!」

まつり「」ダッ

このみ「」ダッ

  ~~  

コンマ合計の高い方が勝利
昴チーム
>>59+>>61
海美チーム
>>60+>>62

ksk

えい

このみ「……残念だけど、階段を上るのに関しては、高校まで負けたこと無いのよね」

まつり「それなら、初めての敗北になるのです、ね?」

このみ「これを見ても同じことが言えるのかしら?」

キユッターンッ

まつり「そのステップは!……本気なのです?」

このみ「勝負よ?……勝たせてもらうわ」

まつり「ほ?まつりがいつ負けると言ったのです?」

グイッ……ッターン

まつり「テクニックなら互角なのです」

このみ「まつりちゃんは手すり使いなのね……でも、そんな力業じゃ、私には
勝てないわよ?」

まつり「誰が力業だけだと言ったのです?」

このみ「私の動き……見せてあげるわ」

百合子「vivid_rabbit……ずっと仲間同士でやって来たけど……この勝負、勝たせてもらうわ」

杏奈「lilyknight……覚悟なら……できてる、から……でも、勝つのは……貴女、じゃない」

百合子「風の精霊よ!私に加護を!」

杏奈「竜殺しの……英雄の、力…………見せて……あげる」

タンッ

このみ「百合子ちゃん!」

まつり「杏奈ちゃん!」

ハイターッチ

百合子「いざ、勝負!」

  ~~  

このみ「……ほとんど同時ね」

まつり「いい勝負だったのです」

このみ「ええ……久しぶりに本気、見せちゃったわ」

まつり「次こそ、決着をつけるのです」

このみ「機会があればね」

スタッフ(二人とも、全然息があがってないですぅ……)

  ~~  

百合子「……っ……はっ」

杏奈「……ふぅ……ふぅ……」

タン……タン……

百合子「……負け……なっ……」

杏奈「……んっ……ふっ……」

タン……タン……

百合子「………………」ゼハーゼハー

杏奈「………………」ゼハーゼハー

百合子「…………無理」

杏奈「…………うん」

海美「私、障害物競争とか得意だよっ!」

昴「でも、野球で鍛えたオレの脚力には勝てないだろ」

海美「おっ、言うねぇ♪」

昴「へへっ、負けないからな!」

百合子「……すばっ……る、さん……」ゼハーゼハー

昴「百合子!?」

パチン

百合子「あとは……任せ……ま、した……」パタリ

昴「お、おい、百合子!」

百合子「早く!」

昴「くっ……待ってろ百合子!」

ダダダダッ

杏奈「うみ……さん……」ゼハー

海美「ほいほーいっ♪」

ペチン

海美「さー、すばるんを追っかけるよ!」

タタタタンッ

  ~~  

百合子「……ふぅ」ズズッ

杏奈「……もう……無理……」パタン

スタッフ(倒れたはずの百合子ちゃん、平然と正座してお茶飲んでる……)

  ~~  

昴「よし、このまま逃げ切るぞ!」

海美「そーはさせないよっ」

昴「うげっ……マジかよ」

海美「さーさーさー、追い抜いちゃうよ♪」

昴「そうはさせるか!」

昴「このまま……」

タッ

海美「もうちょい……」

昴「……よしっ!」

海美「あーっ!」

ピピーッ

昴「うぉっしゃーっ!」

海美「もうちょいだったんだけどなー……」

杏奈「……まつりさん……背中……ありがと」

まつり「いいのです」

このみ「……エレベーターを使えばよかったんじゃないの?」

「「あ」」

このみ「それで、どっちが勝ったの?」

昴「……オレたち」

百合子「本当ですか!?」

このみ「本気をだした甲斐があったわね」

杏奈「……ごめんなさい」

海美「どしたの?」

杏奈「杏奈が……もっと……早かったら」

まつり「杏奈ちゃんは全力でやったのです、全力の結果を否定する人はいないのです」

海美「そうだよっ、頑張ったんだから仕方ないって!」

杏奈「……ホント?……えへへ、ありがと……」

このみ「……さて、罰ゲームね」

まつり「罰ゲームはおまけ動画で撮るのです」

昴「いやー、百合子、頑張ってくれてありがとな」

百合子「いえ、昴さんこそ」

このみ「……で、罰ゲームってまつりちゃんが考えたのよね」

まつり「そうなのです」

このみ「……自分の考えた罰ゲームをしなきゃいけないのよね」

まつり「……そうなのです」

このみ「このコーナーでは、私たちにやってもらいたい挑戦を募集しています」

このみ「以上、アイドルがちんこバトルのコーナーでした」

海美「ここで、765プロダクションからのお知らせだって♪」

海美「まずは、エターナルハーモニーとクレシェンドブルーのライブのお知らせ!」

海美「ファンの皆は、コールとかちゃんと準備してねーっ、がんばってクレシェンド!なんて……あれ、プロデューサー、頭抱えてどうしたの?」

海美「次に、765プロダクションとレストランのコラボキャンペーンのお知らせだよ!」

海美「アイドルがウェイトレス?ファミリーレストラン765が今週オープン予定!店内ライブもやっちゃうよ!」

海美「詳しくは765プロダクション公式サイトへごーっ!以上、765プロダクションからのお知らせでした!」

このみ「ミリオン放送局、今週もそろそろ終わりが近づいてきました」

百合子「今週は呼び込みはありません……なぜならそろそろ改編期ですから」

杏奈「来週……で、2クール……終わっちゃう……ね」

昴「へー、そんなに続いてんのか」

百合子「ちなみに、クールの最後の来週はどどんと特別回……なんて、最近特別回多くないですか?」

まつり「そんなことはないのです」

海美「次も呼んでよ!まだ階段駆け上がろう!」

百合子「……できれば私は遠慮しておきたいです」

杏奈「……杏奈も」

海美「えーっ、つまんなーい」

昴「じゃあ今度、二人でもっかい決着つけようぜ」

海美「よーしっ!」

このみ「ちゃんと許可とるのよ」

まつり「普通はとれないのです」

このみ「それではミリオン放送局、お相手は」

杏奈「望月杏奈」

百合子「七尾百合子」

このみ「馬場このみと、ゲストは」

昴「永吉昴、そして」

海美「高坂海美でーしたっ!」

せーのっ

「「「ばいばーいっ!」」」

昴「この番組は、765プロダクションと」

昴「ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」



昴「…………って、なんでオレが読んでるの?ここ」

【番組終了後】

昴「あーっ、運動したらお腹すいたー!」

海美「事務所にケーキあるから、帰ったら食べよ♪」

昴「サプライズパーティのケーキだな」

百合子「そうですね、私も食べます」

このみ「あら、カロリーはもういいの?」

百合子「さっきの階段駆け登りで消費しましたから!」

このみ「それはないわ」

まつり「それはないのです」

杏奈「……無理……だと、思う」

百合子「むぅ」

【おしまい】

【おまけ】

百合子「罰ゲーム」

このみ「イン」

昴「おまけ動画!」

「「イェーイ!」」

このみ「テンション上がりすぎよ」

海美「いぇーいっ!」

このみ「される側」

百合子「……で、何するんですか?」

まつり「そういえば言って無かったのです」

杏奈「…………何、やるの?」

まつり「それはっ!」

『カタヌキ』

百合子「……えっ」

まつり「冗談なのです」

海美「うっわー……それはやりたくない」

このみ「何、まだ残ってたの?」

まつり「まだまだ段ボールで残ってるのです」

杏奈「……どうして……そんなに、買っちゃった……の?」

まつり「きっと、徹夜明けの変なテンションだったのです」

昴「で、本当は?」

まつり「杏奈ちゃんと海美ちゃんには、これを食べてもらうのです……ケーキ、かもーん♪」

このみ「ナチュラルに自分を外さないの」

スタッフ『どうぞですぅ』

杏奈「……ばいばい」

百合子「うわっ…………」

このみ「流石にこれは……」

昴「……勝ってよかったぜ」

まつり「昴ちゃん誕生日記念!名付けて『甘くて刺激的!女の子ケーキ』なのです!」

まつり「時に甘くて、時に辛くて、ちょっびり刺激的、女の子は複雑なのです♪」

百合子「どうなってるんですか?これ」

まつり「ケーキを生クリームとわさびとデスソースでコーティングしたのです」

このみ「もはやお菓子への冒涜よ、それ」

まつり「お好みで伊勢海老(殻付き)もあるのです」

海美「いらない!」

まつり「それじゃあ、後は任せたのです」

海美「ちょっと、まつりん逃げないでよっ!」

まつり「」チッ

百合子「今、舌打ちしました?」

まつり「してないのです」

杏奈「……全部?」

まつり「全部食べたら死ぬのです」

このみ「……無理しなくていいわよ?」

昴「一口でいいからな」

まつり「それでは、手を合わせるのです」

パンッ

まつり「いただきます」

海美「いただきます……これ、本当に食べなきゃダメ?」

杏奈「……………………いただき………………ます」

パクッ

海美「あ、でもそんなに……辛い辛い辛い!あっ、つーんって!あっあっあっあっ」

昴「お茶!お茶だ!」

まつり「ひ、姫にはこの程度、なんともないのです……ね?」

百合子「まつりさん、涙目ですよ」

杏奈「…………」

このみ「杏奈ちゃん…………杏奈ちゃん?」

杏奈「…………」

杏奈「」ポロポロ

百合子「杏奈ちゃん!?」

このみ「固まったまま涙を流すなんて、相当刺激が……なんて言ってるじゃないわ、早くお水持ってきてあげて!」

海美「ふいぃ……ひどい目にあった……」

まつり「これはもはや凶器なのです……」

杏奈「……………………」

このみ「で、この残りはどうするの?」

まつり「リスナーさんへのプレゼントなのです」

海美「うっわー……まつりんも凄いこと考えるねぇ」

まつり「返事は聞いてないのです、送りつけるのです」

このみ「もはやテロよ、それは」

百合子「と、いうわけで」

杏奈「ばつげーむ…………いん、おまけ……どうが、でした」

まつり「あ、百合子ちゃんは食べないのです?」

百合子「絶対食べないです」

【おまけおしまい】

終わりだよ~(o・∇・o)

罰ゲームのリアクションが上手そうなアイドルと言えば奈緒と春香だと思うのだがどうだろう


あ、パーソナリティして欲しいアイドルとかいますか?参考までに

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