アスカ「あたしだって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいの」(1000)


・スパシン(すっぱだかシンジ)もの

・カプ要素は未定。

・何でも許せる人向け

・実況レス歓迎。

・前スレ:シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」
     シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.m.shitaraba.net/b/i.cgi/internet/14562/1408722802/)

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今回はここまで。2スレ目もブッ飛んで行こうと思います


シンジ「前スレのあらすじのコーナーいえ~」パチパチパチ

シンジ「文字通り可愛い仔猫ちゃんのアメショ(♀)、ウートガルザロキちゃんがしてくれます」

ウート「ンニャーン」

ウート「にゃー、にゃーにゃー」

ウート「にゃにゃにゃーにゃ、にゃーにゃにゃ」

ウート「なーお」

ウート「うにゃーん!」


シンジ「ああああああァアアアアんもぉぉおおお!!可愛いから許す!!」ゴロゴロゴロゴロ

ウート「ンナー」



式波「前スレのあらすじ。赤い2番目の女がちょっと多かったのだった」ピコピコ


※めんどいので黙って前スレ読んできなさいよバカァ!
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アスカ「もう、いいから早くどいてよ!というか帰りなさいよ!土に!」ゲシゲシ

シンジ「おいやめろ!僕のシンジくんを足で苛めるんじゃない!勃たせるぞゴルァ!」


むくむく………ボキーン!!シャキーーン!!!


アスカ「イヤァアアアああああああァアアアア!!エッチバカ変態!シンジらんない!!?」


あまりにも秀逸だと感じましたので、

『スパシン(すっぱだかシンジ)』は前スレ>>352からまことに勝手ながら無断でお借りしました。

>>1が考えたネタではありません。

>>352さんありがとう!


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シンジ「そぉれそれそれ!」ピターン!ピターン!

アスカ「イヤァアアア!!それであたしをピタンピタンすんのやめなさいよぉ!!」


アスカ「えぐっ…えふっ……うぇええ…」クスンクスン


シンジ「やっべ、泣かしちった」ボキーンボキーン


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アスカ(なんてね)ニヤリ

アスカ(あんたみたいな変態でも所詮は中2男子!)

アスカ(クラスで男子が女の子を泣かした時の罪悪感と周囲からの冷たい目!)

アスカ(冷たい目はないけどその罪悪感はまさに蛇が獲物を絞め殺すがごとく!!)


アスカ(さあ!あんた女の子を泣かしたという罪悪感に蝕まれるがいいわ!)エーン!エーン!


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シンジ「…」ソー

アスカ「えーんえー……ん?」

シンジ「よいしょ」クパァ

アスカ「…あんた、あたしの●●●を開いてナニしようとしてんの」

シンジ「え?いや僕のエントリープラグを挿入していいのかなって…」キョトン?

アスカ「」

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アスカ「…最期になんか言いたい事は?」ゴキゴキ

シンジ(ぼっこぼこ)「す!すぴばっ!すびばべんべびだ!!」


アスカ「次舐めた真似したらあんたの●●●にL.C.L.入れて電化するから」

シンジ「心に刻んでおきますだ」

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「アスカ、何をしてるんだ?向こうの人が待ってるらしいぞー!」ドンドン!

アスカ「! ごめんなさい!加持さん!今いくから!」

シンジ「カジサン?」

アスカ「あたしの憧れの人。あんたみたいなトーヘンボクなんかとずぇーんずぇん違うんだから!」ハンッ

シンジ「ふーん…全裸の君が憧れる…一体どんな変態全裸男なんだろ」

アスカ「いや加持さんは全裸じゃないから」

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アスカ「というかあんた早く帰りなさいよ!あんたみたいなチンカスでもネルフは今必要としてるんでしょ?」

シンジ「そうだね、君みたいなマンカS」


ごっす。


シンジ「…満開の花のような可愛らしい女の子をも戦場に送り込まなきゃいけないくらいだものね」

アスカ「わかればいいのよ。さ、早く出てけ」ヒラヒラ

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シンジ「でも帰れないんだ」

アスカ「はあ?なんでよ」

シンジ「常識的に考えろよ!第3新東京市からここまでどんだけあると思ってんだよ!」

アスカ「常識って…じゃああんたは一体どうやってここまで来たってのよ?」



シンジ「走ってきた」

アスカ「あんた数秒前の自分の言葉思い出しなさいよ」


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アスカ「もういい!あたしがあっちで向こうのネルフの人にかけあったげるからそこにいなさい!」

シンジ「! いいの?」

アスカ「ええ。不本意だけどね」ハァ

シンジ「…君、いいやつだ」

アスカ「…ふん、あんたみたいなバカにこれ以上付き合いたくないだけよ」プイ

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~作戦指令室~


ミサト「シンジくんが見つかった?!」ガタッ

『はい、セカンドチルドレンが到着した港で惣流アスカにより発見、捕獲されたようです』

ミサト「あら、アスカが?はー…よくやってくれたわぁ…」ホッ

ミサト「なんかご褒美あげたいわね」

『サード、及び"セカンドチルドレン"、"弐号機"が現在こちらへ向かっております』

ミサト「わかったわ。私も迎えにいく」


ミサト「とりあえずは一安心、ね。」

.


第5使徒のボーリングマシンが最終装甲板を貫通するまで、



あと 13:00:00:00。


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~ネルフ本部:第3実験場~


リツコ「それでは弐号機α、弐号機β、弐号機γの起動実験を開始します」

リツコ「準備はいいわね?」


式波『ええ。』

貞本『オッケーよ!赤木はかせっ!』ニコッ

惣流『………』


リツコ「…惣流アスカ?弐号機γにも通信機能はついてるわよ?」

惣流『……ねぇ、おかしくない?』

リツコ「何がかしら?」

惣流『わかって言ってるでしょ…』

リツコ「さあ?」

.


惣流『式波の弐号機αはオールドタイプでありながらプロダクションモデル…世界初の"本物のエヴァンゲリオン"』


弐号機α(旧劇版)『……』


惣流『貞本が乗る弐号機βはそれをリニューアルした最新モデム』


弐号機β(新劇版)『……』


惣流『そんで……今私が乗ってる弐号機が……』チラッ



弐号機γ(ダンボール箱)『………』



惣流『どういうことなワケ?』

リツコ「…」メソラシ

.


アスカ「おかしくない?何?あたしをバカにしてんの?!コケにしたいワケ?!」

アスカ「何よダンボール箱って!!!」

アスカ「みかん入ってたダンボール箱の横に『弐号機』って書いてあるだけなんだけど?!!」

アスカ「今のあたし、全裸で黄色い水一杯のダンボール箱の中で体育座りなんだけど!!?」

アスカ「何よ!!!そんなにあたしを笑い者にしたいワケ?!!」


リツコ『それはそんなのを送ってきたドイツ支部の司令に言ってちょうだい』


.


惣流『殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる』ブツブツ


リツコ「マヤ、時間が惜しいわ。スタートしてちょうだい」

マヤ「はい!」カタカタ


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MENTAL TOXICITY LEVEL

02.α :∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥

式波:シンクロ率:48.3%


MENTAL TOXICITY LEVEL

02.β :∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥

貞本:シンクロ率:49.2%


MENTAL TOXICITY LEVEL

02.γ :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥

惣流:シンクロ率:51%


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リツコ「…全裸搭乗法の理論が正しいと証明されたわね」

マヤ「ですね…以前のデータでは"セカンドチルドレン"の中で2位だったのがトップに踊りでましたし」カタカタ

リツコ「…シンクロ率を上げていく上で50%より上へ行くのはかなり難しいわ」

リツコ「そもそも適格者として適性があるか、近親者の不幸、そして"心を開く能力"」

リツコ「そして表層的な意味で心を開くというだけではシンクロできない」

リツコ「…しかもそれら全ての条件をクリアした上で更に"エヴァと一つになる"能力の練磨が必要」

リツコ「"シンクロ率50%越え"」

リツコ「パイロットからしたら、自分の深層心理の半分以上…『他者に見せたくない自分』を見せる事になる」

リツコ「誰だって嫌がるようなそれを14才の思春期の子供が乗り越えなければならない」

.


リツコ「それを惣流アスカは越えてみせた…素晴らしいわ」

マヤ「珍しいですね?センパイが褒めるなんて」クス

リツコ「それだけの事なのよ。」

マヤ「じゃあ…シンジくんは」

リツコ「マヤ」

マヤ「はい?」

リツコ「アレは色々おかしいから」

マヤ「あ、はい」

.


リツコ「大体なんなのよ初エントリーでシンクロした上に世界全パイロットのシンクロ率をぶっちぎりで越えるわ俊敏だわ自分でも思うけどあんな雑な説明でA.T.フィールド展開するわ全裸だわミサトの歌で上がるしA.T.フィールドを変形?今まで前例すらないわ!あり得ないわ!」

マヤ「せ、先輩?」

リツコ「今度はレイと共鳴?エヴァが歌う?あの重量と質量を持つ使徒をハンマー投げで?宇宙?A.T.フィールドをあんな距離を越えて?あり得ないわ!」

リツコ「今度は高速移動に加粒子砲?あり得ないわ!」


リツコ「そんな機能つけた覚えないわよ!!!」ガンッ!

マヤ「あのぉお!センパーイ?!」


リツコ「ごめんなさい、取り乱したわ」フー

マヤ「あ、はい」

.



リツコ「では、引き続き連動実験に入ります。…アオイ!」

アオイ「了解」カタカタ


リツコ「式波アスカ。まずはあなたからよ」

式波「はいはい」





.





リツコ「…中々に素晴らしい動きね。レイではあの動きは無理だわ」

リツコ「ありがとう、もういいわ。上がっていいわよ」

式波『はーい』


リツコ「次、貞本アスカ」

貞本『オッケー!』




.


リツコ「いい判断能力ね。反射神経と運動神経が群を抜いてるわ」


リツコ「ありがとう、貞本アスカ。上がっていいわよ」

貞本『はいはーい♪』



リツコ「…じゃあ、惣流アスカ。行くわよ?」

惣流『…はーい』

.


リツコ「ではアスカ、まずは飛んでちょうだい」

アスカ『これ飛ぶの?!』ガビーン!?

リツコ「あら?でなければどうやって移動する気なの?」キョトン

アスカ『いや、そんなのあたしが聞きたいわよ?!』

リツコ「ダンボールを開いた部分…左右にある蓋の部分が翼になるわ」

アスカ『マジで?!』

リツコ「実はね、そのエヴァは…」

リツコ「全ての余剰装甲を削り、どのエヴァよりも高機動戦闘に特化した"最速のエヴァンゲリオン"なのよ」

アスカ『明らかに手抜き以下のコレが?!』

.


アスカ『てゆーか削っちゃいけないとこ削り過ぎでしょ!?ねぇ?!』

リツコ「さ、飛んでちょうだい」

アスカ『無茶言うな!』

リツコ「なんならイメージしやすいように『翼を下さい』かけるわよ?」

アスカ『はあ…お願い』


.


第5使徒のボーリングマシンが最終装甲板を貫通するまで、



あと 9:00:00:00。


.



~二子山仮設基地~



ミサト「いよいよを持って作戦を開始とするわよ!」

ミサト「いいわね?アスカ達、シンジくん!」


式波「ええ」

貞本「大丈夫よ!」

惣流「……」


シンジ「シャーーイニングっ、…違うな、シャイニング!…いやもっとこう」ブツブツ


ミサト「い・い・わ・よ・ね?」グイーッ

シンジ「いだだだだ」

.


ミサト「本作戦の要項を伝えます!いい?よく聞いて? 特にシンジくん!!!」

シンジ「……」

ミサト「返事」つ銃

シンジ「いえっさー」

.


葛城「目標はA.T.フィールドを中和できる距離にエヴァが踏み込むと自動迎撃してくるわ」

葛城「ただ、目標は複数の対象に対しては同時多重攻撃ができません」

葛城「わかりやすく言うと、目標は迎撃エリアに複数の攻撃対象が現れたら各個撃破していくの」

葛城「しかし、3機の"弐号機"をもってしても目標のA.T.フィールドは完全中和できません」

葛城「また、陽電子砲でも中和していないA.T.フィールドは貫通できません」

葛城「…つまり、我々は目標の加粒子砲の対象を"砲手"から外させ、頑強な盾を削った上で倒す事が必要になります」

.


葛城「それを実現するために…"セカンドチルドレン"による3機の"弐号機"を3ポイントに展開」

葛城「それぞれに"盾(シールダー)"、"囮(デコイ)"、"砲手(スナイパー)"を担当させます」

葛城「"盾"は貞本アスカ、"砲手"は式波アスカ」



葛城「"囮"は惣流アスカよ」

惣流(ちくしょう)

.


シンジ「…僕は?」

葛城「初号機の起動があてにならない以上、戦力としてはカウントできません」

シンジ「ガッデム」

葛城「…ただ、もし起動できた場合はオペレーションが変わるわ」

葛城「今、初号機の下半身は戦車となっているから高機動はできない」

葛城「遠距離からの援護をお願いするわ」

シンジ「うい」

葛城「幸い、シンジくんのおかげで最悪の時間まであと8時間もある。」


葛城「…勝つわよ」


"アスカ"「「「はい!」」」

シンジ「…」


葛城「では、状況開始!」


.


ラミエル「………」ドリドリドリドリドリドリドリドリ…

ラミエル「…」ドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリ



ミサト「いい?貞本アスカ、惣流アスカ!同時に踏み込むのよ!」


『『了解!』』


弐号機β「…」

弐号機γ「…」フヨフヨ


.


惣流(…これが、あたしの初めての使徒戦…)


惣流「…行くわよ、アスカ。」



弐号機β「っ!」ダンッ!

弐号機γ「」フヨッ!


ラミエル「……!」

ラミエル「ッッ!!」 カッ 


ビキュゥウウウンッッッ!!!


弐号機γ「!」ヒュイッ!


ズドォオオオオンンン!!!

惣流(あたしから!?)

.


弐号機γ「」スイ~~ッ

ラミエル「ッ、ッ、ッッ!!!」

ビキュゥウンッ!ビキュゥウンッ!ビキュゥウウウンッッッ!!!

弐号機γ「…」


弐号機γ「」ツイ―√乙ッ


ラミエル「」イラッ


惣流(は、早い!加粒子砲を視認してから避けられるなんて)

惣流(動きはすごいウザいけど!)

弐号機γ「」ギュン!


惣流(…ふぅん?"最速のエヴァンゲリオン"は伊達じゃないってワケ?)

.



日向「電圧上昇中!加圧域へ!」カタカタ

青葉「全冷却システム出力最大へ!陽電子流入順調!」

伊吹「第二次接続!!全加速機運転開始!」

伊吹「強制収束機作動!!」

日向「全電力二子山造設変電所へ!」

ミサト「最終安全装置、解除!!」

日向「撃鉄、起こせ!」


弐号機α「っ」

ガシャコン!


式波「さーて?ぶち抜いてあげるわ…?」ペロリ…

.


ウイイイイイン。

式波「照準マスク、よし」

日向『地球自転誤差修正プラス0.0009!』

日向『第七次、最終接続完了!』

日向『全エネルギー、ポジトロン.S.ライフルへ!』

式波「……」

日向『発射まで、あと10秒!』


弐号機γ「」ツイーッ。

ラミエル「ッッ!ッッ!」ビキューン!ビキューン!

ラミエル「!」


弐号機α「…」


ラミエル「…」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…!


.


伊吹「! 目標に高エネルギー反応!」

ミサト「気づかれた!?弐号機β!」


貞本『まっかせて!』ダッ!


ラミエル「  」カッ!


弐号機β『どぅおぉりゃあああああ!!!!』つ盾


バジュウウウウウウ!!!!


弐号機β『う……く……!』

ミサト「まだ撃てないのッ?!」

日向「あと3秒!」

.


ジュウウウウウウ!!!

弐号機β『あぐぐ…!』

青葉「SSTOシールド、融解まで2秒ですッッ!!!」

ミサト「予想より強力!?」

ピピピピピピ!

ピィイイイー!

日向「撃てます!」

ミサト「今よ!撃って!!!」


式波「言われっ…なくてもッ!」カチッ!


バァアンッッ!!!


ラミエル「!」

ズガァアアアアアアアンンン!!!

.



ラミエル「 」グラッ…


ズズズ……ン!


ミサト「やったわ!」

青葉「砲撃、目標を撃ち抜きました!」

日向「敵ドリルブレード、22枚の内の第18装甲板で停止!」

日向「目標、沈黙!!」


「「「やった!」」」


.


ラミエル「……」

ラミエル「…」

ラミエル「」





ラミエル「  」ビキッ。


.


ミサト「パイロット回収急いで!」

伊吹「!? 待ってください!」


青葉「?! 大変です!目標から高エネルギー反応!!」

ミサト「なんですって?!」

.



式波「ふー…ちょろかったわね」


ラミエル「  」

式波「え?―――――



.



貞本「ふう。ギリギリってトコ?」

貞本「ま!あたしならこのくらい当然よね!」


貞本「ミサトにあとでなにか奢らせて――」


ラミエル「  」


.


惣流「?! まだ動いてる?!」


惣流「やばっ!!!」


弐号機γ「」サッ


ラミエル「  」


.









        ビ カ ッ ! ! ! 









.




ズドォオオオオンンン!!!!


青葉「弐号機α及びβ!!目標からの加粒子砲が直撃っ!!」

日向「弐号機α、弐号機β、胸部を横薙ぎに両断!!二機、沈黙!!」

伊吹「パイロットは、………ひっ、」

ミサト「…パイ、ロットは?」

伊吹「…生きてはいます!弐号機パイロット両名、瀕死の重体!!!」

伊吹「このままでは!」


.


ミサト「くっ、ここまでか…!総員退却!!」

ミサト「弐号機αβγ、及び待機中の初号機を回収して!」

ミサト「惣流アスカ!急いで!退却よ!」


アスカ「…そんな…」


.


アスカ「!」


ラミエル「」ギロ。



アスカ「…まっず!」


弐号機γ「」ギュン!

ラミエル「」ズズズ…


青葉「! 目標、エヴァ弐号機γへ移動開始!」

ミサト「そんな!」

青葉「弐号機γを確実に消す気です!」

.


アスカ「イヤッ…イヤッ!」

アスカ「なによ…!なによなによなによ!」


アスカ「こんなはずじゃなかったのに!」


ラミエル「…」

ゴウンゴウンゴウンゴウン…


アスカ「こんな…間抜けな姿で、情けない状態で…惨めに、あたしは、死ぬの……?」

アスカ「いやっ…いやっいやっ!」

アスカ「助けて…ママ……!」ポロポロ…!


.













シンジ「………」

.


シンジ「…『戦力にカウントしない』」

シンジ「ちゃんと作戦があるからって、邪魔すまいと思って黙って見てたけど」


シンジ「……そろそろ、行かなきゃダメかな」

シンジ「…うん。行くか!」


シンジ「――汎用人型決戦兵器」


シンジ「エヴァンゲリオン初号機!!!起動!!!!」


初号機「 」カッ!


.


ミサト「アスカ!一旦海の方角へ離れて!」

ミサト「目標もずっと追い討ちをかけるはずがないわ!」

ミサト「攻撃を避け続けながら逃げ切って!」

アスカ『無理よ!こんなの無理!いつかやられるわ!』

ピピッ!

伊吹「?」チラッ

伊吹「?!」

伊吹「初号機、起動!!」

ミサト「! シンジくん?!」

.


シンジ「いっけーッッ!!!」

初号機「っ、」ギャルルルルル!

初号機「」ガラガラガラガラガラガラ!!!


伊吹「初号機、目標へ向かっていきます!」

ミサト「シンジくん!アスカを助けてあげて!エリア内へ侵入、出るの繰り返しで目標の砲撃の対象から外させるの!」


シンジ「うん!わかった!気が向いたらやるわ!」

ミサト「バカ!絶対やんなさい!!!」

.


シンジ「…しっかし、本当に扱いにくいな脚部戦車って」

シンジ「メダロットでも戦車パーツは扱いにくいっつーんだよ」

シンジ「タンクは基本使えねーんだよガンダムのもそうだろ!」

シンジ「大体、なんたらタンクってデヴパイロットの機体じゃねえか!」

シンジ「僕の華奢ーンボディ裸体をいつも見てるくせにミサりんはなぜ僕をこんな機体に乗せたんだ…」

シンジ「エヴァタンクとか斬新すぎるわ!」


ラミエル「……」ジロ

シンジ「…さて、今度は負けないからな?水晶体野郎」ニヤリ


.


ラミエル「 」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!


日向「! 特大加粒子砲がきますッ!!」

ミサト「シンジくん!」


シンジ「A.T.フィールド、全開!!!」


ラミエル「 」 カッ ! 


初号機「ッ!」つA.T.フィールド

シンジ「斜めに!!」


ミサト「できるの?!」

.

          /
ラ        //
◆―――――――→/初


ラミエル「 」


ズガァアアアアアアアンンン!!!


シンジ「まあ、実はわりと早い段階でこれできる事に気づいてたんだけども」


日向「目標の加粒子砲、外れました!」

ミサト「そんなのできるんなら最初からやりなさいよぉぉおおお!!!」

.


アスカ「…すごい」



初号機「よっ」つ斜めA.T.フィールド

カキィイイン!

ラミエル「」イラッ


アスカ「…私には、あんな風には…」


アスカ「…今は逃げなきゃ」


.

今回はここまで。ラミエル編なげぇしダレてるしはよ終わりたい。


シンジ「武器庫ビル!武器庫ビルになんか…!」

初号機『ヘイ!武器カモーン!!』バキャッ!!

日向「初号機、武器庫ビルを破壊!中のハンドバズーカ2門を装備!!」

初号機『へっへっへ…』

ミサト「ちょっと!武器は言ってくれれば出すからビル壊さないで!?」

シンジ「うるさいバァさんだ。戦闘中にそんな余裕なんざねえよい」

.


シンジ「戦車《タンク》と言えばバズーカ。大砲、カノン。あとガトリング!」

シンジ「バズーカは漢のロマンじゃーい!!」ガチ!


初号機『うりゃあああ!!』つバズーカ×2

ズドォン!ズドォン!ズドォン!ズドォン!

ラミエル「ッ」

カキィイイン!!

ミサト「ダメよシンジくん最初に言ったでしょ!」

ミサト「目標のA.T.フィールドはエヴァ1機じゃ中和しきれないの!中和しないと攻撃は届かないわ!」

シンジ「待て!タンクバトルの真骨頂、『バズーカ撃ちながら移動』ならなんとか…?」

ミサト「なるわけないでしょ」

.


シンジ「ああ…動きがやぼったい…もっさい…ジャンプできない…遅い…」

ミサト(ち、他に手段がなかったとはいえ、機動戦闘法を主とするシンジくんにはやりづらいか…!)



シンジ「でも重厚な装甲感と厳ついビジュアル、鋼鉄モンスター感はたまらない!!///」

ミサト「シンジくん実は戦車大好きよね?」

.


シンジ「はあ?!そ、そんな事ねーし!勘違いしないでよ!戦車の事なんかなんとも思ってないんだからねっ!」

ミサト「シンジくんそういうのいいからアスカ撤退の時間稼ぎを…」

シンジ「……」

ラミエル「ッ、ッ!」カッ!カッ!

初号機「ッ、ッ、」カキィイン!カキィイン!


シンジ「……」カチ



シンジ「へい、すっぱだガール」

アスカ『…何よ』


.


シンジ「せっかくの初陣(デビュー)なのにケツ捲って逃げんのかよ」

アスカ『武器を握る腕もない、戦う手段ゼロの粗大ゴミに何ができるってのよ』

シンジ「バカ言うなよ。ダンボール箱でも再利用ぐらいできるだろ」

アスカ『…ジャパニーズカミカゼアタックでもしろっての?』

シンジ「違う。中和すんのに力貸せっつってんだよ」

シンジ「悔しいけど、僕だけのA.T.フィールドだけじゃ中和できないし貫けない」

シンジ「でも。すっぱだガールが敵前逃亡せず中和に協力してくれたら」

シンジ「なんだか今日はイケそうな気がするぅー→」

アスカ『……』

.


アスカ『……』

アスカ(…そうよ、何を弱気になってたのよ…!)

アスカ(要らない子扱いされてきて、あたしはプライドをボロボロにされてきた!)

アスカ(そうよ!あの日に決めたじゃない)

アスカ(あたしはもう、誰にも負けないって!!)

アスカ『…アスカ。』

シンジ「は?」

アスカ『あたしの名前よ。すっぱだガールなんて不名誉な名前で呼ぶんじゃないわよ!』

アスカ『このアスカ様が特別に協力してあげるわ!』


アスカ『そうよ、あたしは惣流・アスカ・ラングレー!』

アスカ『誇り高きエヴァンゲリオン"弐号機"専属パイロット!セカンドチルドレン!』

アスカ『あんなのなんかに、負けてらんないのよぉぉおおお!!!』


.




弐号機γ(ダンボール箱)『 ッッ!!! 』




.


MENTAL TOXICITY LEVEL

02.γ :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥

惣流・アスカ・ラングレー:シンクロ率:72%


伊吹「! 弐号機γ、シンクロ率上昇!!」

伊吹「…? いえ、まさか…」


弐号機γ(ダンボール箱)『ウォオォォオオオオオオン!!!』



~ネルフ本部~


リツコ「…目覚めたのね、惣流博士の意志が」


.


弐号機γ『!』ギュン!


ラミエル「 ッ 」カッ!

弐号機γ『ウォオオオオン!』ギュンギュン!


伊吹「すごい…先程よりも1.8倍は早くなってる…!」


アスカ『行くわよ、サード!砲撃と中和はあたしがやる!』

アスカ『あとは、あんたが決めなさい!』

アスカ『手柄は譲ってあげるから泣いて感謝しなさいっ!』


シンジ(空飛ぶダンボールがなんか言ってらぁ)

.


シンジ「うぉおおおお!!!」


初号機『バズーカバズーカバズーカバズーカバズーカバズーカバズーカぁああ!!』

ズドォオン!ズドォオン!ズドォオンズドォオンズドォオンズドォオンズドォオン!!

ラミエル「 、」

青葉「目標、外殻が破壊されコアが露出しました!」

ミサト「シンジくん!」

初号機「っ」ポイッ、ジャキン!

日向「初号機、ハンドバズーカを放棄!プログレッシブナイフ装備!!」


シンジ初号機「「ウォオオォォオオオオ!!」」

ラミエル「――――


.



ズドォオオオオンンン!!!



青葉「使徒、殲滅を確認!やりましたッ!」

ミサト「やった…!」


.



~ネルフ本部:病棟エリア~


カヲル「……」ピク

綾波「ZZZ…」

カヲル(……どうやら殲滅されたみたいだな)

カヲル(…シンジくんは無事か?)


カヲル(…見舞に来てくれたら嬉しいんだけどな)

.



アスカ「はあっ、はあっ…」

アスカ「ふー……」

シンジ『お疲れ、アスカ』

アスカ「ん…。あんたもお疲れ。」

シンジ『初めての上にそのエヴァで…よく戦ってくれたよ』

シンジ『正直、助かった』

アスカ「…ふん」

シンジ『ほら、僕の手に乗りなよ』

初号機「…」ググッ…

アスカ「ありがと」

弐号機γ「…」フヨフヨ

ポス。


.



初号機「」バガン、プシュー…!


シンジ「ぷうっ、シャバの空気が美味いぜ」

シンジ「えーと、」スタスタ



アスカ「ぷうっ、」ザバッ!

アスカ「…はあ、」

シンジ「や!」

アスカ「…あんま見んじゃないわよ、サード」
                ・・・・
シンジ「僕を識別番号で呼ぶなよ、セカンド」

アスカ「あっとゴメンゴメン。あんたなんて言うんだっけ?」

.


シンジ「シンジ。碇シンジ」

アスカ「そ。じゃあシンジ。そろそろ帰るわよ、ミサト達んとこに」ペタペタ



シンジ「…名前で呼びあう女の子は君が初めてかな」ペタペタ

アスカ「ふーん」ペタペタ

シンジ「あと生マッパの女の子を見たのも」ペタペタ

アスカ「それ言うならあたしも生マッパの男の子を見たのも初めてよ」ペタペタ

シンジ「アスカはこのあとどうすんの?」

アスカ「さあね。ドイツ支部に帰る事になるんじゃない?」


シンジ「…また会えるかな」

アスカ「…なによ、あんたあたしに会いたいわけ?」


.


シンジ「…まあ。」

アスカ「…ふーん」

アスカ「何?あたしに惚れた?」

シンジ「いやそれは違うけど」


アスカ「……」ペチッ

シンジ「いたっ」

.


シンジ「なんか親近感があって」

アスカ「言っとくけど、あたしは裸族じゃないから!これは作戦のためであって…」

シンジ「…」

アスカ「何よ」

シンジ「…いや、何にも」

アスカ「あっそ」ペタペタ

アスカ「…ま、いつか使徒との戦いが激化したらまた会うんじゃない?」

アスカ「あたしはあんたみたいな変態にまた会うなんてゴメンだけどー」ペタペタ

シンジ「へー」ペタペタ

シンジ「…」


シンジ(…『君の裸って綺麗だよね』なんて言えないよね)ペタペタ


.



       次回予告


ミサト「再び日常へと帰ってきた碇シンジ。」

ミサト「友人に過去を聞かれた碇シンジは思い出話を語る」

ミサト「ハジケた人生を送る彼の過去とは」

ミサト「そして友人と開く餃子パーティー、それに混ざり、あまつさえ餃子製作を指揮する碇ゲンドウ」

ミサト「かなり気まずくなる雰囲気を打破する方法は」


ミサト「冬月副司令との将棋で、碇シンジは。」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『お前ホントちょっと空気読め』」


ミサト「さぁーって。この次も。サァービスサービスぅっ!!」


.

アダム(光の巨人、司令の左手)
リリス(磔マシュマロ)
サキエル(最初の使徒)
シャムシエル(男根鞭)
ラミエル(一番絵を書くの楽)
ガギエル(魚)
イスラフェル(双子)
サンダルフォン(熱膨張蛹)
マトリエル(トロトロ蜘蛛)
サハクイエル(目玉お化け)
イロウル(ウイルス)
レリエル(影と球)
バルディエル(参号機)
ゼルエル(喰われた)
アラエル(アスカの心を覗いて槍で)
アルミサエル(綾波と心中)
タブリス(カヲルくん)

以上、アニメ版の第1~17使徒。

鋼鉄で出た名無しの使徒なんかはサハクイエルの後の辺で出たらしい。

.




     お
      前     ち
       ホ   ょ
        ン っ
         と
        ト 読
       空   め
      気



.



シンジ「ぁぁああああああああああああぁああああぁああああぁああああ!!!」

シンジ「ぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああ!!!!」

シンジ「ぬぅぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああぁああああ!!!!!」


シンジ「ああああああああ!!!」



シンジ「 お っ ぱ い 揉 み て ぇ ぇぇえええぇえええぇぇえええッッッッ!!!」



.


シンジ「うぉおおおおおおおおおおおッッ!!!」


トウジ「センセは朝から元気やなぁ」

ケンスケ「ね。あのエネルギッシュさを何か他の事に向けたら世界に貢献できそうだよ」

ヒカリ「すでにパイロットとしてすっごく世界平和に貢献してるじゃない」

カヲル「それだけ消費してるのにあの余剰パワー…拍手を送りたいよ」


シンジ「くっ!」ダッ!


トウジ「? なんや綾波の方行ったで?」

ケンスケ「今日の犠牲者は綾波か…南無」

ヒカリ「大丈夫かしら…」

.


シンジ「はやなみぃっ!!」シュタッ!

綾波「何」


シンジ「rightバスト・プリーズ?」

綾波「?」

シンジ「くれよ。綾波の右乳。」

綾波「や」フルフル

シンジ「……」

シンジ「leftバスト・プリーズ?」

綾波「?」

シンジ「くれよ。綾波の左乳。」

綾波「や」フルフル

シンジ「……」

.


シンジ「ふんッッッッ!!!」わしっ。

綾波「…」

シンジ「ズン・チャ!ズンズ・チャッ!」モミモミ

シンジ「ズン・チャ!ッズンズ・チャッ!」モミモミ

シンジ「right bust……ビューティフル!!!」モミモミモミモミ

綾波「碇くん、やめて」

シンジ「left bust……ワンダフル!!!」モミモミモミモミ

綾波「碇くん、やめて」

シンジ「both bust………」モミモミモミモミモミモミモミモミ


シンジ「インッッフィニッッティッッッッー!!!」モミモミモミモミモミモミモミモミ


綾波「碇くん、やめて」

.


「ちょ!やめなよ男子ィ!綾波さん嫌がってんじゃーん!」

シンジ「本望だ……本望だぁああああ!!!」モミモミモミモミモミモミモミモミ

綾波「碇くん、やめて。揉まないで」

シンジ「わかった…でもこれだけは言わせてよ」モミモミモミモミ

綾波「何」


シンジ「 僕 っ て 最 高 だ っ ぜ ! ! ! 」


綾波「そう」


カヲル「あの謎の自己肯定は一体どこからわいてんだろね?」

ケンスケ「さあ…」

.


シンジ「ぁああ……もお!!シベリア超特急!!!」ダンッ!

ガッシャーーン!!


カヲル「…また窓を割って外へ飛び降りたね」

ケンスケ「下に人がいなきゃいいけどな」

トウジ「大丈夫ちゃうけ?この窓の下は危険区域って認知され始めたらしいやん」

ヒカリ「なら大丈夫ね!」

.


1年の教室

先生「で、あるからして」

ガラッ

シンジ「ソルトスプラーーッシュッッ!!!」

先生「わぷっ?!さ、砂糖?」

シンジ「塩!塩塩塩塩!!塩!!」

シンジ「悪霊退散!悪霊退散悪霊退散悪霊退散!!!」

先生「君、一体なんだね!つかこれ塩じゃなくて砂糖だし!」

シンジ「くそっ、これじゃまだトップギアになれない!!」ダッ!


先生「待ちなさい!」

.


シンジ「うぉおおおおおおお!!!!」

シンジ「ライン引きで運動場に初号機の顔描いてやる!」

シンジ「あと…なんかサナダムシがのたくったような模様もだ!!」

シンジ「こめられたメッセージは!『ワタシハココニイル』!!!」

シンジ「どりゃああああああ!!!」


.








シンジ「いや…その、ちょっとテンションが上がりっぱなしになって…」

シンジ「あ、はい。またです…はい」

シンジ「いや服着るのはちょっと…はい。無しの方向で…はい」

.


シンジ「はー…ったく、40分も拘束すんなっての」ガラッ


カヲル「や。また暴走してたね?」

シンジ「うん。定期的に暴走しないと鬱憤とかストレスとか溜まるんだよ」

カヲル「へぇ」

シンジ「これもエヴァパイロットの宿命的なアレか…」

トウジ「いや綾波とか渚は普通やし」

シンジ「いやいや…表に出るのが違うだけで渚も綾波もストレスを変な放出の仕方をしてるに決まってるね!」

シンジ「トウジもエヴァパイロットになったらわかるよ!」

トウジ「ワシ絶対エヴァパイロットにならんようにしよ」

.



キーンコーンカーンコーン…


シンジ「はー…やっと授業がおわりんこ」

綾波「碇くん…これ」

シンジ「ん、ああはい弁当ね。今日の美味しかった?」

綾波「ええ」

シンジ「なんか好きなおかずとかあった?」

綾波「ええ。餃子が美味しかったわ」

シンジ「そっか。じゃあまた作ってくるよ!」

綾波「ありがとう。毎日」

シンジ「いいんだ。自分の分と父さんの分を作るついでだからね」ニコッ

綾波「…そう」

.


~ネルフ本部:総司令執務室~



ゲンドウ「……」

ゲンドウ(今日の弁当は…)カパッ

ゲンドウ(…ひじきと煮豆と焼き魚とサラダ…玄米と味噌汁)

ゲンドウ「……」モグモグ

冬月「美味そうだな、碇」

ゲンドウ「ああ」

冬月「…一口」

ゲンドウ「やらん」モグモグ

.




シンジ「オウイエッ!っあ、っく、あっ!オウイエッ!」ズンタタズンタ♪

シンジ「トウジ♪トトウジ♪ウジウジ♪トウジ♪んっはっ♪」

トウジ「何者なんやお前は」

シンジ「今日は♪調和♪帰りに♪りにりに♪バスケ♪空けば♪やろうぜ♪うぜうぜ♪」

トウジ「別にええけどそのラップになってへんラップ調やめてくれへん?」

シンジ「オーケーブラザー!君の言うとーりにしよーぅ!!」

シンジ「ドゥッタ♪ドゥッタ♪」クイクイ♪クイクイ♪

ケンスケ「碇が元気ない時ってどんな時なんだろ…」

.


シンジ「はーーん?はーーん?ちょーっと待ってくれよマイフレンド!」

シンジ「僕だって落ち込んだり静かだったり元気ナッスィンだったりラジバンダリする時だってあるよ!」

ケンスケ「へぇ」

シンジ「それを語るーニャするには一万年と二千年前から愛してるがキャッチコピーのアダムとイヴの過ちから話さなければならないんだけど、」

ケンスケ「あ、じゃあいいから」

シンジ「聞いたってよ!聞いてあげちゃってよ!僕の元気ない時がどんな時かとか聞いてあげちゃってよ!」

ケンスケ(うぜっ)

カヲル「シンジくん」

シンジ「てやんでぃ?!」

カヲル「バスケ僕も行っていい?」

シンジ「てやんでぃ!」コクン

カヲル「ありがと」

.


シンジ「てやんでぃ?」

カヲル「ん?ああ、いいよ。帰り道にアイスでも食べよっか」

シンジ「てやんでぃッッ!」

カヲル「はは、わかったよ」

ケンスケ「なあ、渚」

カヲル「何?」

ケンスケ「碇、今なんて言ってたわけ?」

カヲル「え?いや僕も適当に合わせてただけだから…」

ケンスケ(…やっぱエヴァパイロットって皆変わり者だわ)

.




シンジ「おばちゃん!アイス!アイスおくれ!100円のさ!」

店員「あ、はい…これでいい?」

シンジ「いやー!やっぱ帰り道は買い食いだよね!買い食い!」

カヲル「シンジくん」

シンジ「何?」

カヲル「駄菓子屋とかならわかるけどコンビニでもそんな感じでいいワケ?」

シンジ「そうだよ!」コクン!

カヲル「すみません、僕も同じの!」

コンビニ店員「あ、はい…」


ケンスケ「お前らそのへんにしとけー店員さん困ってんぞー」

.





トウジ「…」モグモグ

トウジ「…ちっ、ハズレかいな」

ケンスケ「…」モグモグ

ケンスケ「あー俺もだ」

カヲル「…」モグモグ

カヲル「残念。僕もだ」

シンジ「……」モグモグ

シンジ「…」ハズレ

ケンスケ「全員ハズレか」ハハ

シンジ「……」

.


シンジ「いや、まだ手はある!」つ彫刻刀

ケンスケ「おい…まさか」

シンジ「うあああああああ!!」ホリホリホリホリホリホリ

シンジ「どりゃあああ!」ホリホリホリホリホリホリホリホリホリ

シンジ「文字を茶色に色塗りーっ!」ペタペタ!

シンジ「でけた!」フーッ

ケンスケ「すげえ!本物そっくりだ!」

シンジ「持ってってみようよ!」

トウジ「いやそりゃあかんやろ…店とかアイス会社に迷惑かかる。漢のする事やない!」

シンジ「…」

ケンスケ「…」

カヲル「…」

.


カヲル「僕は漢じゃないから。シンジくん、僕のも頼んでいい?」

ケンスケ「俺も俺も」

シンジ「え↑えよ!」

トウジ「お、お前ら!それでもマタンキついとんのか!」

シンジ「僕、アイス食べれないくらいならマタンキいらないや」

トウジ「いや倫理的にやな、」

ケンスケ「いいじゃん。一回だけ一回だけ」

トウジ「せやかて」

カヲル「じゃあ君だけ無しでいい?」

トウジ「道徳的にやな、」

.


シンジ「でけたよーん!」つ|||

「「わーい」」

トウジ「お、お前ら!ワシ先生に言うてまうからな!」

ケンスケ「じゃ、俺らは交換してくるから」

カヲル「ここで待っててよ」

トウジ「あ、あんなぁ!ええんか!」

シンジ「トウジ」

トウジ「なんや!」

シンジ「よかったらトウジのも彫るよ?」

トウジ「……」

トウジ「~~っ」

トウジ「………頼むわ」

シンジ「ん!」

.



シンジ「上手くいったね」ペロペロ

ケンスケ「碇スゲーな!」ペロペロ

カヲル「意外な才能だね」レロレロ

トウジ「ああ…美味い…これが背徳感っちゅーやつなんか…」ペロペロ


.


~バスケコート~


シンジ「でぃーふぇんす!でぃーふぇんす!」シュタタ、シュタタ!

カヲル(くっ、隙がない…!)ダムダムダム

トウジ「でぃーふぇんすでぃーふぇんす!」ヒョッヒョコヒョッヒョコ

ケンスケ「ヘイ!渚ヘイ!」

カヲル(トウジの方は隙だらけ!)

カヲル「ふっ、」ヒュッ……

トウジ「! そっちいったでシンジ!」

シンジ「?! バカ!違う!フェイントだ!」

.


カヲル「遅いッ!」パシッ!ダムダムダム!

ケンスケ「渚!ヘイパス!ヘイパス!」

カヲル「スリーポイントッッ!」ヒュパッ!


ガコンッ。

カヲル「僕の勝ち。」ドヤアッ!

シンジ「やられたー…」

トウジ「すまんなぁセンセ」

シンジ「ええてええて」


ケンスケ「ヘイ……パス……」

.


シンジ「今度は僕達が攻撃か」ダムダムダム

カヲル「コンビネーション駆使していこうよ」

トウジ「通さへんでー!」シャカシャカシャカシャカ

ケンスケ「かかって来いやー!」シャカシャカシャカシャカ


シンジ「…」チラッ

カヲル「!」コクッ


.


シンジ「はっ!」パス!

トウジ「なんや?なんで誰もおらんとこに――」

カヲル「ふっ」シャタタタ!

ケンスケ「な!速い!」

カヲル「よっ…と」パシッ

カヲル「それっ!」ポイッ

ケンスケ「! 焦ったな?その距離からじゃ入らないぞ!」

カヲル「―――入れる気がないからね」ニヤ

ケンスケ「なっ?!」

がいんっ。

トウジ(あかん!リバウンドか!)

.


カヲル「今だ!決めろ!」


シンジ「オッケーッッ!!!」パシッ

シンジ「そのまま―――」



シンジ「スラぁああああムッッッッダぁああああぁああああンクッッッッッッ!!!」



ガシャーーンッッッッ!!!



.



ばきっ。


シンジ「あ、やべっ」

(((ゴール壊したーーーッッ?!!!)))


トウジ「逃げるんや!」ダッ

シンジ「せやな!」ダッ!

ケンスケ「碇のアホー!」ダッ

カヲル「やれやれ」ダッ!

.


シンジ「はひー、はひー…あーやばかったな!」

トウジ「どあほ!限度考えんかい!」ペチッ!

シンジ「やっちまったゼ!」てへぺろ!

ケンスケ「おぉーいぃー…いーかーりぃー」

シンジ「はー疲れた。どっか休めるとこないかな?」

カヲル「ちょうどすぐ近くに僕の部屋があるけど?」

シンジ「いい?」

カヲル「もちろん」ニコッ

.


~カヲル宅~


トウジ「ほな、邪魔するでー」

カヲル「どうぞ。もてなせるようなものはないけど。」

ケンスケ「おっ邪魔っしまーす!」

シンジ「文字通り転がり込むぜ!」ゴロゴロゴロゴロ!

カヲル「シンジくん、そこにタオルあるから足の裏ふけよ?」

シンジ「お、気がきくね!」

カヲル「まあ、いつか君を招待しようと思ってたし…用意しといた」

シンジ「…渚」ジーン…

カヲル「ふふっ」ニコッ

.


シンジ「渚!」ダキッ

カヲル「シンジくん!」ダキッ

シンジ「君は僕の最大の理解者だ!」

カヲル「そう褒めるなよ」


ピシ、ガシ!グッ!グッ!


シンジカヲル「「イエーイ!」」ハイタッチ

トウジ「仲ええな」

ケンスケ「ね」

.


カヲル「アイスコーヒーでいい?」

シンジ「うん!」

トウジ「あーすまん。ワシコーヒーはのめへんのや」

ケンスケ「僕もー」

シンジ「軟弱な胃袋持ちどもめ!」ズビシッ!ズビシッ!

トウジ「ワシにはあんな苦くて腹の調子がおかしくなるもんを飲める奴の気がしれんわ」

ケンスケ「僕も似た意見かな。大体中学生でコーヒー飲む奴はかっこつけだろ?」

シンジ「あー!あー!言ーってやろー言ってやろー!カフェ厨リっちゃんに言ってやろー!」

シンジ「リツコさんは怒らすとこえーぞ!怒らすともれなく人体実験の被験者さ!」

カヲル「え、あの人そういう人なの?」

シンジ「そうだ気をつけろ!奴はいつでもネルフ職員を背後から狙ってルンバ!」

.


トウジ「リツコさんてネルフの人はそんなヤバイんか?」

ケンスケ「碇の言うことだよ?ないない。そんなマッドサイエンティストがいるもんか」

シンジ「バーロー!泣きぼくろさんは技術開発部なのに常に白衣という謎根性の持ち主なんだぜ?」

シンジ「大体『"人造人間"エヴァンゲリオン』なんてヤバイ生命体作っちゃう時点でまず頭ヤバイよ!」

カヲル「…確かに…!」ハッ!

トウジ「あかん、なんや渚の奴シンジに毒されてきとるで」

.


ケンスケ「渚んちって何かゲームとかないの?」

カヲル「ん…悪い。ないよ」

トウジ「ほんならまたコンビニ行ってトランプでも買うてくるか?」

ケンスケ「ついでにお菓子とかも買っとく?」

カヲル「だね」

トウジ「せやけど…大丈夫やんな?シンジがゴール壊したん見られとって、バレたら…」

ケンスケ「シンジ連れていかなきゃ大丈夫だよ。仮に見つかっても知らぬ存ぜぬで通せるさ」



シンジ「鼻からコーヒー飲んでみよ」ゴポポ

.


ケンスケ「でも…碇をこの部屋に残していくのか…」チラッ

トウジ「渚の部屋やし…たぶん大丈夫やろ?」チラッ

カヲル「…」チラッ


シンジ「…ふがっ…?!あががががが!鼻が?!」ジタバタ

シンジ「フランシスコ・ザビエルごっこやろ」

(((不安だ…!)))


トウジ「あかん、すでに何しでかすかわからん状態やわ」

ケンスケ「よし、一人で買いに行ってもらって、携帯で欲しいものを買ってきてもらおう」

ケンスケ「で、残りの二人で碇の暴走を止める!」

トウジ「お、ええな!んで…誰がいくんや?」

「「「……」」」


シンジ「アナタハーカミヲー…シンジまーすか?」

.


ケンスケ「よし、一人で買いに行ってもらって、携帯で欲しいものを買ってきてもらおう」×

ケンスケ「よし、誰か一人に買い物に行ってもらって、残りの人は携帯で欲しいものを伝えて買ってきてもらう」○

.


ケンスケ(碇を押さえるより買い物に行った方が絶対楽だ…!)

トウジ(ワシにシンジのおもりは荷が重いわ…!)

カヲル(僕が買い物担当になった時、部屋を留守にしたら…少し恐いな)


シンジ(よし、今日の僕のキャッチコピーは『ドリカム。』だ)

.








カヲル(で、結局僕が行くのか…)

カヲル(二人ともずっと無駄に心理戦繰り広げてたから…話進まないしもう勝手に出てきたけど。)

カヲル(一応テキトーにお菓子とジュース、携帯用ボードゲームはいくつか買った)」スタスタ

カヲル(まあいくらシンジくんでも15分かそこらで何が起こるわけでもないだろ)

カヲル(さて、やっと家だ)


カヲル「ただいまー…」

.


強盗「?!」

ケンスケ「あばばば!俺の眼鏡…!眼鏡がぁああ!!」

トウジ(女装)「! あかん!渚、逃げるんや!今ちょっと取り込み中なんや!!」

シンジ「ケツにナイフ刺されたぁああああ!!!血が噴水のごとくぅうう!!」ブシーッ!

強盗「貴様がこの部屋の主か…?」

シンジ「これがホントの血(ケツ)芸かぁああ!!!」


カヲル「う、うわ…?!うわぁあああぁああああ大惨事じゃないかぁあ!!!」


.


カヲル「くっ、何がどうしたらこうなるってんだよ!」

強盗「死ねええ!!」ブンッ!

シンジ「!」キュピーン!

シンジ「スキだらけだ!!鮮烈なるトルネイド浣腸!!」ドグサッッ!

強盗「ぐはぁぁああああ!!」

ズシャアアア!!

シンジ「トウジ!早く警察呼んで!」

トウジ「おう!」

カヲル「」

.


ぴーぽーぴーぽー…


シンジ「一時はどうなることかと」フーッ

トウジ(女装)「いやほんまによう助かったわ…」

トウジ「あそこでセンセがスルメを投げてくれんかったらどうなっとったか」

ケンスケ「はい、トウジ。取り上げられてたジャージ」つ

トウジ「おーおおきにおおきに」

カヲル「ねぇ、僕が出かけてた15分の間に一体何が起こったのさ?」

シンジ「いやちょっと事情が複雑で…なにから話したらいいのか」

カヲル「僕が出かけた直後から話してよ」

.


シンジ「それはね、めそ」

ケンスケ「碇!」

シンジ「え?」

ケンスケ「それはリトルグレイさんが『絶対誰にも言うな』って言ってた事だろ?」

シンジ「あっ!いっけね!そうだった」

カヲル「…『めそ』…?続く言葉がわからないんだけど」

シンジ「ゴメン、渚。そういうワケだからちょっと話せないんだ」

シンジ「でも安心してよ!これからはこの部屋に『影の女王』が現れる事はないから!」

カヲル「ねぇ!本当に僕の部屋で一体何が起こったの?!」

.


カヲル「やめろよ!本当は何にも起こってないんだろ?!ドッキリとか、冗談とか何か、そういう…!」

シンジ「……」

シンジ「あ、カントリーマァムとオレオがある!」ガサガサ

トウジ「なんやセンセ、それ好きなん?」

シンジ「うん。僕の『お菓子の中での好物ランキング』上位によく食い込んでくるくらいなんだ」

トウジ「ほー。ワシはポテチのサワークリームオニオンやなぁ」

ケンスケ「僕はプリッツかな。サラダ味」


カヲル「やめろよ!露骨に話変えんなよ!今日この部屋で寝るのが恐いじゃんか!」

.


………。


シンジ「はいっ!また『UNO』って言ってなーい!」

トウジ「あ。あー!あかーん!やってもうたー!」ガシガシ

ケンスケ「早く引けよー?じゃあ次俺ね。ドロー4」

カヲル「ドロー4」

シンジ「ドロー4」

トウジ「……」


ごっちゃり。


トウジ「…お前ら組んでへんよな?」

「「「組んでないよ」」」

.


・・・。


トウジ「ほな、ワシ帰るわ」

ケンスケ「またな」

バタン。

シンジ「あー楽しかった」

カヲル「シンジくんは帰らなくてもいいの?もう17:30だけど」

シンジ「ん?んーもうちょっと」

カヲル「まあ何時までもいていいよ。何日でも泊まってくれて構わない」

シンジ「いやそれはちょっと僕も遠慮するっていうか」

.


シンジ「なんかさ…今だにシンジられないんだ」

カヲル「何が?」


シンジ「僕が誰かとこうやって人間関係を築けた事が」


カヲル「……」

シンジ「僕、今までずっと一人だったんだ」

シンジ「自分が頭おかしいのはわかってる。それが世の中には受け入れられない事も」

シンジ「でも。だからって自分を偽って、自分じゃない誰かとして人生を生きるなんて絶対イヤだったから」

シンジ「僕さ、この街に来る前は先生のとこに居たんだ」

カヲル「先生?」

シンジ「そ。"先生"。」

.


シンジ「一応僕と血の繋がりはあるんだ。母さんのお兄さんなんだけど」

カヲル「へぇ」

シンジ「でもさ、やっぱりしょせん他人なんだよ」

シンジ「僕の事、ちっとも愛してくれなかった」

シンジ「そりゃそうだよね。大体さ、先生のとこはちゃんと家族があったんだ」

シンジ「先生とおくさんとお子さんが。」

シンジ「そこに見知らぬ僕が来たってさ、迎えいれてもらえるワケない」

シンジ「…おまけに"いい子"どころか"普通じゃない"んだから」

.


カヲル「……」

シンジ「父さんは僕を置いてく時も躊躇や言葉はなかった」

シンジ「まだちっさい自分の息子が『なぜ置いていくのか』って叫んでんのに」

シンジ「一言も口きいてくれなかったよ。それどころか厄介払いできたって顔で」

シンジ「よく先生のお子さんとか回りのクラスメイトに言われたよ」

シンジ「『お前の父さんは人殺しで、お前はキチガイだ』って」

カヲル「……」

シンジ「まあ当たってるから言い返さなかったけど」

カヲル「…」

シンジ「いや、うん。全員漏れなく全力で殴ったけど…」

.


シンジ「…ごめん、こんな話して」

カヲル「いやいいよ。君が自分の事話してくれるなんて珍しいし」

カヲル「僕はもっとシンジくんを理解したいと思ってるし」

シンジ「そう。ありがとう、渚」

カヲル「…もう少し昔の事聞いても?」

シンジ「いいよ」

.

今回はここまで






―――――時に、西暦2005年。




.


しんじ「……」







しんじ(全裸)「ぜんらきもちいい…////」


.


先生「はあ…服は買ってあげただろう?」ザッザッザ

しんじ「てんてー!」テチテチ

先生「シンジくん。外には裸で出ちゃダメだと言ったはずだよ?」

しんじ「かような事は知らぬ」

.


先生「ほら、私がポケットマネーで買ってきた褌を」

しんじ「まぢむり」フルフル

先生「はぁ……シンジくん、君はどうして服を着ないのかな?」

しんじ「だって、とーたんとかーたんがいってたんだもん!」



しんじ「とーたんは『私からは何も言わん。勝手に自由に生きていけ』」

しんじ「かーたんは『ありのままの姿の自分で生きていきなさい』って」

先生「んー、それ『常に全裸でいなさい』って意味じゃなかったんじゃないかなーって先生思うなー」

.


先生「というよりもだね、君可愛こぶってるよね?」

しんじ「? かわいこぶってりゅってなあに?」

先生「うん、そのさあ舌っ足らずな口調とかひらがな系統の発音とかさ、絶対わざとだよね?」

先生「だって君たまに野太い声で流暢に喋ってるもの」

しんじ「てんてーがなに言ってゆかわかんないよっ!」

先生「…服着たらわかるよ」

しんじ「おいどんは先程から"服は着ぬ"と申しておるでごわす!」

先生「ほらーっ!だって一人称変わってるもの!ごわすって言ってるもの!」

.



――――時に西暦2006年。




先生んちの子「おまえのとうちゃん、かあちゃんころしたんだって?」

しんじ「なんだよわざわざ庭の僕の城まで来て」


先生んちの子「なんかのじっけんでしっぱいして」


先生んちの子「ころしたって」


先生んちの子「うちのかあちゃんいってたぞ」


しんじ「っし、清原打ったぁああああ!!」

先生んち「やきゅうちゅうけいみてないではなしきけよ!!」


.


しんじ「え、なんの話してたっけ」

先生んちの子「だから!おまえのとうちゃんが」

しんじ「っしゃあああああ!!打線爆発じゃああああ!!!」ドンドコドンドコ

先生んちの子「もぉおおおおおおおお!!!」

しんじ「あ!」

先生んちの子「…なんだよ」

しんじ「チョコやるよ。」つ

先生んちの子「はあ?なんで」

しんじ「これ食って落ち着けって事。」

しんじ「あのさ、僕だから許すけどそういう"人の込み入った事情"を茶化す事は言っちゃダメだよ」

先生んちの子「はんっ!なんだよ、ばかにされておこらないのか?」

.


しんじ「違うよ。怒ってるし、酷く悲しい」

先生んちの子「なら、なんで」

しんじ「ほら、精神年齢が幼い子がさ、ついついそれが言ってはいけない事ってわからずに言った悪口に一々怒んのはおかしいじゃん」


しんじ「"諭す"、"しかる"んじゃなくて"怒る"大人はダセェんだよ」ヘラヘラ

先生んちの子「…よくわからないよ」



しんじ「ほら、先生の奥さんにでも甘えてこいよ」

しんじ「そんな風にできんのは色んな意味で今だけだぞ」

先生んちの子「…ふんっ」

.


先生んちの子「おまえみたいな、はだかきちがいのいってることなんて なぁんにもわかんないよーっだっ!」

先生んちの子「あっかんべー!」

しんじ「誰がキチガイだゴルァぁああああ!!!」バッッキャァアアア!!!

先生んちの子「ぶげぇっーーッッ?!」


ズシャアアアア!!!

しんじ「いいか!親の悪口は構わねぇ!だが貴様が俺の悪口を言う事だけは絶対許さん!」

しんじ「わかったか!!!」

先生んちの子「う、びぇえええええ!!!」

.


先生の奥さん「やめなさい!何してるのっ」

先生の奥さん「このっ…」ブンッ


パンッッ!

しんじ「っ、」




先生の奥さん「…いった~……」ジンジン

しんじ「子供に殴りかかるとかどういう神経してんだテメーは」コキコキ

.






先生の奥さん「いつまで預からなきゃいけないの? あのコ」

先生の奥さん「あの男、しばらくって言ってたけど一体いつまでなのよ!」

先生の奥さん「自分の子供なんだから自分で育てなさいよ!」

先生の奥さん「全く!あんな暴力を振るうキチガイなんて早く引き取ってほしいわよ!」

先生の奥さん「ふん、さすがは自分の妻を実験台にした男の子供よね!」

先生「おい…言い過ぎだ」

先生の奥さん「だって!」



しんじ「……」カクレ

.


先生「養育費は貰っているし!私の妹の子なんだ! ほっとけないだろう!」

先生の奥さん「でも私も限界なのよ!近所から私達はなんて思われてるか!」

先生「黙れ!世間の目がなんだ!私達があの子を捨てたらあの子は本当に独りになるんだぞ!」

先生「大体、聞けば最初に悪口を言ったのはウチの子だろう!」

先生「私だってそんな残酷な事をつきつけられたら怒るさ!」

.


先生「…愛せとまでは言わない。だが少しくらい優しくしてやってくれ」

先生の奥さん「何よ!じゃああなたがやれば?!あなたは私達家族よりあのヨソのコが大事なんでしょ?!」

先生「そういうワケじゃ、」

先生の奥さん「じゃあなんなのよ!」

先生「…私だってお前や子供の方が大事さ!」


しんじ「……」

しんじ「…」トボトボ

.






先生「でも!あの子だって、もうウチの子でいいだろう!」

先生の奥さん「イヤよ!」

先生の奥さん「私に全然なつかないし反抗的な目で態度はふてぶてしいし全裸だしゲンドウ不一致だし何考えてるかわかんないし奇行に走るし!」

先生「………こ、個性だよ!受け入れてやれよ!」

先生の奥さん「無理よ!!!」

.




―――――時に、西暦2013年。


先生「……」

先生(私も家内ももう限界だ)

先生(ノイローゼになる。てゆーか息子がノイローゼになった)

先生(私達にはシンジ君は手に負えない)

先生(それでも私は見捨てたくはない)

先生(同情や長年共にいて情がわいたというだけじゃない)

先生(あいつがそんなに悪い奴じゃないと知っているからだ)

先生(だがもう限界だ)

しんじ「…用事って何っスか、先生」

.


先生「シンジ君」

しんじ「……」

先生「すまない。私の家族はもう限界だ」

しんじ「……」

先生「この家から出てくれないか」

しんじ「……はい」




先生「私と一緒にだ」


しんじ「……」

しんじ「は?」

.


先生「私は隣街に単身赴任する事になったし丁度いいだろう」

先生「この家を出て、私と暮らしてくれ」

しんじ「…何故、」

先生「私無しで家内と息子の元に君を置いてはいけない」

先生「君にとっても、家内と息子にとってもそれは苦痛だろう」

しんじ「ええ。奥さんと息子さんは僕の事嫌いだし」

先生「…はっきり言って、私の家内と息子は限界に来ている」

先生「というか私も限界だ。ストレスでちょっとハゲた」

しんじ「……なら、なんでッスか。無理しなくていいですって」

しんじ「単純に僕を捨てたらいいじゃないですか」

先生「……」

.




先生「 絶対、イヤだ 」



.


しんじ「…だから、なんで」

先生「私がイヤだからだ」

しんじ「何すかそれ…意味わかんねぇし……その理屈を教えて下さいよ」


先生「君が、私の生徒だからだ」

しんじ「……? 僕は先生の学校の生徒じゃ、」

先生「…私の仕事は教師。それにプライドを持っている」

先生「そして絶対許せない事がひとつあるんだ」


先生「"一度受け持った生徒を見捨てる事"」

先生「君を捨てるのはそれに該当する」

しんじ「……だから、僕はっ!」

先生「最後まで聞いてくれ」

.


先生「…君と私の関係はどうあるべきか。君を引き取ったあの日からずっと考えてきた」

先生「最初私は家族…兄や父、友達や単なる親戚のおじちゃん、他人になろうとした」

先生「だが。そういった関係の者として君へ愛情を向けるのは正直限界になった」

先生「何より君が嫌がっていたしね」

しんじ「……」

.


先生「親になろうとしたら君は『本物の親はちゃんといるから』という態度をとる」

先生「兄や友達として接するには私と君は趣味が合わなすぎる」

先生「親戚や他人では君は寂しがる」


先生「…ならば。私は君にとって何者として接するべきか」


先生「お互いが傷つかない、近づきすぎない、遠すぎず、疲れない…丁度いい関係とは」


先生「私と君の"ヤマアラシのジレンマ"を越えた先の関係とは」



先生「私は…それは、教師と生徒だと思ったんだ」

しんじ「……」

.


先生「君は今まで私をあだ名として『先生』と呼んでいただろうが」

先生「これからは本物の君の、『先生』になりたい」

先生「私はもうストレスでツルッパゲになってもいい。家族とずっと離れてもいい。だから、」

先生「私に着いてきてくれないか」

しんじ「……」

.




シンジ「 絶対 イヤだ 」



.


先生「……」

シンジ「―――先生のさっきのこの言葉。気に入ったんで使ってもいいですか」

シンジ「いいって言ってくれるなら…はい」

先生「はは…君は相変わらずわからん奴だ…ああ。好きにしてくれよ」

シンジ「"先生"」

先生「何かね?」


シンジ「本当に、色々……ありがとうございます…!」

.



シンジ「―――それからはずっと先生と暮らしてたんだ」

カヲル「へぇ…」

シンジ「愛しているとはなんか違う気がするし、家族とか単なる親戚関係や同居人でもなかった」

シンジ「先生は…意地だとか、プライドだとか、庇護欲とか、同情とか、優しさとか…何て言えばいいかはわからないけど」

シンジ「とにかく形容しがたい感情で僕に接してくれていた」

シンジ「…先生は僕を他人として見て、そして愛していない」

シンジ「でも、離れがたい。そういう関係と、生きてく上で大事なモノをくれたんだ」

カヲル「いい人だったんだ?」

シンジ「うん。」キッパリ!

.


シンジ「僕は説明下手くそだし、上手く伝えられてなかったりするかもしれないけど」

シンジ「まあ、生い立ちについてはこんなとこ」

カヲル「ふぅん…」

カヲル(…少し羨ましいな。僕のまわりにそういう人は居なかった)

シンジ「あ、残ったオレオ食べていい?」

カヲル「ああ。好きにしなよ」

.


シンジ「オレオ美味っ!うままま!!」モッサモッサ

カヲル「? じゃあなんで今は司令と住んでんの?」

カヲル「そんなにいい関係ならまた先生と一緒に住めばいいじゃんか」

シンジ「でもやっぱ肉親がいいなって」

カヲル「…僕にはよくわからないな」



シンジ「つーかぶっちゃけ先生んちからここまでがクソ遠い」

カヲル「ああ…それが一番の理由か…」


.


シンジ「渚は?渚はどんな風に生きてきたの?」モキュモキュモキュモキュ

カヲル「えっ、えーと」

カヲル(研究所で缶詰、エリート教育とゼーレに都合いいようにと洗脳尽くし…)

カヲル「ごめん、とても人には言えないな…」

シンジ「ふーん」ホジホジ

.


カヲル「僕の事はいいだろ?それより気になったんだけどさ」

カヲル「シンジくんは司令を恨んでないの?」

シンジ「失礼な。え?なんで?」

カヲル「だって…君は捨てられたかのように預けられたりいきなり呼び出されたりしたんだろ?」

シンジ「まね」

カヲル「普通は恨むんじゃない?」

シンジ「さあ?僕は"普通"ってのはよくわかんないし」

シンジ「ただ…」

カヲル「ただ?」

.


シンジ「僕を預けた時はまだ母さんが死んだばっかで…」

シンジ「母さん大好きな父さんは心の余裕がなくなったんだろうなってわかるし、」

シンジ「父さんは口下手だったり交渉下手だったりコミュ障だったりと色々不器用だからさ」

シンジ「まあああなっちゃったのはある意味仕方ないなって」

カヲル「へぇ?」

シンジ「基本使徒を倒して母さんに会う事しか考えてないし」

カヲル「っ」ビクッ

シンジ「まあ、なんだかんだで実父だし。別に父さんという人間自体そこまで嫌いじゃないしね…」

カヲル「へ、へぇ?」

.


シンジ「なんていうか…僕も父さんという人間に理解を示して上手くやろうって思ってるんだ」

シンジ「家族だし」

カヲル「ふぅん…」


シンジ「…あ。もうこんな時間だ」

カヲル「ちょっと話過ぎたね」

シンジ「僕もう帰るよ。今日はありがとね、渚」

カヲル「ん。気をつけて帰れよ?」

.

基本ギャグもので再構成モノなんだからもっとテンポよくストーリー進めてつまんねーオリ話は控えろよ。っていうね。

今回はここまで



~つぎのひのがっこう。その屋上~


シンジ「あー……」ウダウダ

シンジ「世界を一変させてぇ…」

シンジ「あー……」

シンジ「んー…」ウダウダ


シンジ「よし、校長室に潰した銀杏を大量に撒き散らしてくるか…」ペタペタ


.


~校長室~

シンジ「ひゃっはぁああああ!!!銀杏祭りじゃ!銀杏祭りじゃーい!!!」バッシャーン!

シンジ「Foooo!!!」バッシャーン!

シンジ「うっわ臭ッッ!!ミサりんの脇の臭いより酷いや!」

シンジ「ぶちまけろ!ぶちまけろぉおお!!!」バッシャーン!

シンジ「ふー、おわりんこ。」

シンジ「……」

シンジ「んー…なんか違うんだよな…」

シンジ「もっとこう、僕がハジケたいんだよ」ブツブツ…

.


~ガソリンスタンド~


バイト「はー…ダリィ…」

バイト「あーなんか面白い事起きないかな…」


「ブルンブルン!ブルルン!」

バイト「…あん?」チラ…



シンジ(バイク)「ブルルン!ブルーン!ブルルン!」

バイト「」


.


シンジ「ふう…両手でタイヤの主軸を握って前輪とし、両足の指でもうひとつのタイヤの主軸を握って後輪に!」

シンジ「そして僕のナイスバディをフレームとボディに!」

シンジ「まさに今の僕はバイク!!!シンジバイク!」

シンジ「あ、いっけね!エグゾーストノイズ叫ぶの忘れてた!ブルーン!ブルルーン!!!」



バイト(なんか面白すぎるものがご来店したぁああああ?!!)

.


バイト(なんだコイツ!なんだコイツ?!)

シンジ「おいそこのバイト」

バイト「は、はい!」

シンジ「レギュラー、満タン!」

バイト「ええっ!?」

バイト(本当にどうしたらいいんだこれは?!)

シンジ「おい早くしろよ」

バイト「は、ハイ!!」

.


バイト(給油口はどこだ?!給油口は!?)

バイト「すみませんお客様、給油口はどちらに…?」

シンジ「……」

シンジ「ふん」グイッ

シンジ「僕のアナルだ」キリッ


バイト( こ い つ 正 気 か ? ! )ゴクリ


.


シンジ「来いや……」


シンジ「来いやぁああああ!!!!」



バイト「れ、レギュラー入りますッッ!!!」ズポッ!

シンジ「ほぎゃあああああああああああッッッッ!!!!?」

バイト「うわぁあああぁあああぁあああああ!!?」

.


シンジ「いでぇよぉおおぉおお!!!いでぇ゙よぉおおぉおおぉおお!!!」

バイト「あ……あ……」

シンジ「じぬぅううううぅううううッッッッ!!!!」

バイト「ひっ、」ポロッ

ヌポ。

カランカラン…

バイト(あ、抜けた)

シンジ「はぁ、はあ……!」

バイト「お客様…?」

シンジ「うらぁああああああ」ズポッ!

バイト(またいったぁああああ?!)

.


シンジ「ひぎぃいいいいいいいいい!!!」

バイト(誰か…僕を助けてよ…!)ポロポロ…

バイト「もう店長を呼んで…!」クルッ


シンジ「ダメだ!逃げちゃ!あなたの仕事から、何よりも、自分から!」


バイト「でも」

シンジ「逃げちゃダメだ!」

バイト「僕には無理だよ!もう対応できないよ!店長がダメなら先輩に…!」

シンジ「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!」


シンジ「逃げちゃ、ダメだ!!!」


.


バイト「では僕は何をしたら」

シンジ「これを投げ捨ててくれないか」

バイト「? これは…?」

シンジ「C4」

バイト「」



ズドォオオオオオオオオオオン!!!!



※C4…プラスチック爆弾の一種。戦自侵攻の際にも使用された。


.



~次の日
   学
   校~



ヒカリ「ねぇ知ってる?昨日学校の近くのガソリンスタンドが爆発事故起こしたんだって!」

ケンスケ「マジ?怖いなぁ」

シンジ「何かがガソリンに引火したのかな?」

トウジ「さあなぁ。危ないモンあつこうとるんやからもっと安全管理しっかりしてほしいわ」

.


シンジ「……爆発事故…」

綾波「?」

シンジ「爆発→火→僕→無敵→僕→餃子…」


シンジ「そうだ!今度餃子パーティーやろうよ!」

トウジ「センセの連想ゲームって化学反応起こしすぎちゃう?」

.


カヲル「焼き餃子はいいねぇ」

シンジ「人類の産み出した食文化の極みだよね!」

カヲル「いやそれはないと思うけど」

綾波「……」

ヒカリ「あらどうしたの?綾波さん」

綾波「私。肉キライだから」

シンジ「ん?ああこの前綾波の弁当に入れてあげた肉なし餃子だから安心めされよ」

綾波「! そう」

綾波「……」ニコッ


トウジ「なんや綾波がめっちゃ嬉しそうにしとんで」

ケンスケ「綾波はやっぱ笑うと可愛いよな」

シンジ「は?綾波は笑ってても笑わなくてもきゃわいいから」

ケンスケ「ああまあそうだけどさ」

.


シンジ「……」

シンジ「僕ちょっと電話。あ、場所は僕んちでいいよ。僕は日時いつでもいいから皆の都合いい日決めといて」

ヒカリ「うん、わかった」


カヲル「……」

カヲル「ファースト」

綾波「なに」

カヲル「こういうのってさ」

綾波「うん」

カヲル「いいもんだね。僕は知らなかったよ」

綾波「そう。でも覚悟しておいた方がいいわ」

カヲル「何を?」


綾波「もっと楽しくなるから」ニコッ

カヲル「そ」ニコッ

.



シンジ「……」プルルルル、プルルルル…

「はい、こちらはネルフ本部」

シンジ「あ、すみませんサードっす。ちょっと~~~~に電話繋いでほしィんすけど」

「かしこまりました。少々お待ちください」


シンジ「……」



「グーテンターク?」

シンジ(相変わらず発音がコテコテの日本人だな)

シンジ「…Guten Tag. アスカ」

アスカ「…シンジ?何の用よ」

.


シンジ「スパーキンッッ!!!」

アスカ「は?」

シンジ「ピルピルピルピルピルピルピルピル」

アスカ「ねぇ、なんなわけ?切るわよ」

シンジ「あのさ」

アスカ「何?」

シンジ「……今のナシ!!!」


ガチャン!


アスカ「……」

アスカ「?」

.


シンジ「……」プルルルル、プルルルル…

「はい、こちらはネルフ本部」

シンジ「あ、すみませんサードっす。ちょっとまた~~~~に電話繋いでほしィんすけど」

「かしこまりました。少々お待ちください」

シンジ「……」

アスカ『今度は何?何の用よ』

アスカ『嫌がらせなら切るからね!』

シンジ「えっと、あの、その」

シンジ「近い内に僕んちで友達呼んで餃子パーティーやるんだけど」

アスカ『はあ』

シンジ「アスカも来てくれないかなって」

アスカ『あんたバカァ?あたし今ドイツなんだけど?』

シンジ「でも僕と餃子食べれるよ?」

アスカ「あんたと餃子食べるためだけに海渡る気にはならないわよ」

.


シンジ「今なら携帯用『シンジストラップ』ついてくるよ?」

アスカ『死ぬほど要らないわ』

シンジ「じゃあ僕が出したCDもファーストからサードまでつけるよ」

アスカ『は?あんた歌手なの?』

シンジ「一応今度Mステ呼ばれてるくらいには有名だよ」

アスカ『へぇ?』

シンジ「来てよ」

アスカ『じゃあYouTubeで見るから』

シンジ「ドイツでも見れるの?」

アスカ『まあ』

シンジ「じゃあMAGIでYouTubeにハッキング仕掛けて潰すわ」

アスカ『』
.


アスカ『あのさぁ…なんでそんなにあたしに来て欲しいワケ?』

シンジ「……」

アスカ『理由いかんでは行ってやらなくもないわよ?』

シンジ「……」

シンジ「仲良くしたいなーって」

アスカ『はあ』

シンジ『ちゃんと僕と同じように全裸で来てよ』

アスカ『さすがに服着るわ』

シンジ「なんでだよ!僕らは同志だろ?!」

アスカ『あたしは作戦上仕方なくなってただけ!あんたと一緒にしないで!』

シンジ「けちんぼ!いいじゃないか!全裸来日するくらい!」

アスカ『アホ!そっこーで捕まるわよッ!!』

シンジ「アスカの毛チンポ!」

アスカ『けちんぽって何よ!?』

.


シンジ「わかったよ…アスカがそんなに来たくないってんならもういいよ」

アスカ『悪いわね。国内なら行ってあげなくもないけど、ちょっと国外はキツいわよ』

アスカ『たぶんネルフのお許しも出ないしね』

シンジ「……じゃあ」

ガチャン。

アスカ「……」

アスカ「友達とパーティー、か」

アスカ「…そんなのあたしは一回も」

アスカ「……」

.


~ネルフ本部:総司令執務室~

碇司令「零号機改修完了の件、ご苦労だった」

碇司令「次も期待している」ピッ

碇司令「赤木博士、初号機の下半身の件はどうなっている」

碇司令「そうか。急がせろ」

碇司令「…食事?」

ゲンドウ「…わかった。では明後日ならばどうだ」

ゲンドウ「ああ」

ゲンドウ「楽しみにしている」ピッ

ゲンドウ「ふー…っ」ギシッ…

ゲンドウ「赤木博士は母子揃って面倒だな」

『一件の音声を録音しました』

ゲンドウ「?!」

シンジ「よう、父さん」ニヤニヤ

.


ゲンドウ「いつから…いや、どうやってここへ」

シンジ「父さんがこの部屋に入る時に一緒に入っただけだよ」

ゲンドウ「くっ」

シンジ「それよりさぁ…これ、リッちゃんに聞かれたら不味いんでねーの?」ニヤニヤ

ゲンドウ(赤木博士にはまだ利用価値がある…今離れられるわけには)

ゲンドウ「…何が望みだ」

シンジ「さすが父さん。話早くて助かるよ」


シンジ「実はさ――――――


.


~ネルフ:ドイツ支部~


アスカ「一週間後に日本に?」

『そうよ。惣流・アスカ。あなただけね』

アスカ「なんでよ」

『なんかね、日本の碇司令が「セカンドが本部のMAGIに何かしら触れたらしい痕跡がある。来て説明しろ」って』

アスカ「はあ?!あたしなんにも触ってないわよ!?」

『命令よアスカ』

アスカ「ざっけんじゃないわよ!あたしなんにもしてないもん!」

『してないならいいのよ。ただ詳細と心当たりを聞きたいんだって。直接』

アスカ「意味わかんない!」

『…ネルフ本部の「怒・外道」を怒らせない方がいいわよ?』

アスカ「ちっ!わかったわよ!!」

.


~ネルフ本部:総司令執務室~

ゲンドウ「これで満足か」

シンジ「ありがとう父さん!」ニコッ

ゲンドウ「ならば帰れ。私は忙しい」

シンジ「父さん肩揉むよ!」

ゲンドウ「いらん」

シンジ「そう言わずに」モミモミモミモミモミモミ

ゲンドウ「いらんと言って……む」

ゲンドウ(…上手いな)



シンジ「父さんのここ、カッチカチだね」モミモミモミモミ

ゲンドウ「…そうか」


.


冬月「む?シンジくんか。何故ここに」

シンジ「ちょっと父さんの肩を揉みに」

冬月「ほう。親孝行とは感心感心」

冬月「親孝行をしたい時に親は無し…私もしておけばよかったと後悔しているよ」

シンジ「へー…」モミモミ

冬月「……」

冬月(やはり…彼はどことなくユイくんに似ているな)

冬月(顔つきや雰囲気、裸で居たがるところとか…)

.


~そして一週間後、ネルフ本部~



アスカ「はー…やってらんないわ」スタスタ

アスカ「着いて本部で話を聞いてみれば『勘違いでしたごめんなさいてへっ☆』」

アスカ「ふざけんなってーの!」ガンッ!

アスカ「あー!むしゃくしゃするぅうううう!!!」

シンジ「へいアスカ!へい!へいへいへーい!!!」ペタペタペタペタ

アスカ「げ、シンジ…」


.


シンジ「はっ、よっ、たーっ!!」ヒュバッ!ヒュバッ!トーン!

シンジ「フォウ!フォウっ!フォーウ!!!」ヒュバッヒュバッヒュバッ!トーン!

アスカ「バック転しまくって近づいてくんな!」ゲシ!

シンジ「あはんっ?!」ズシャアアア!!

アスカ「何の用よ変態!」

シンジ「ハッハー!!さあて?さあて?何かな何かなーッッ!?当ててごらん?!」

シンジ「正解したら僕のニューアルバム『ハジケ飛BE!!!!!』もプレゼント!」

アスカ「やらないし要らないわよ!いいからはやく言いなさい!」ペチッ!

シンジ「あいたぁッッ?!」ズシャアアアアアア!!!

.


シンジ「前に餃子パーティーの話したやん?」

アスカ「んー…?ああ。そーいえば言ってたわね」

シンジ「それが今日なんだけど」

アスカ「…あたしを誘ってんの?」

シンジ「それ以外にないサー」

アスカ「ふーん…」


アスカ「まあ暇だし…いいわよ」

シンジ「!」

.


シンジ「マジで!?じゃあ僕今からオペレーターの青なんとかさんのロン毛刈ってくるよ!」

アスカ「会話の前後に関連性ゼロ?!青なんとかさんは知らないけどやめたげなさいよ!」

シンジ「えー?でももうバリカンも用意したし…きっとロン毛も刈り頃だよ?」

アスカ「オペレーターの人ヒツジ扱いすんな!」ベチーン!

.


シンジ「ところでアスカル」

アスカ「ルは要らないわよ…何?」



シンジ「何で!!!全裸じゃ!!ないんだよ!!!!」クワッ!

アスカ「あたしは常識がある普通の人間だからよ!!」

シンジ「裏切ったんだ!父さんと同じように僕を裏切ったんだ!!!」ダンッダンッダンッ!

シンジ「あんまりドゥぅううううッッッッ!!!」オーイオイオイ!

アスカ(もうドイツに帰りたい…)

.


シンジ「ふー…」

アスカ「はぁ…」

シンジ「アスカ」

アスカ「何よ」

シンジ「ねぇ、もういいだろ?早く行こうよ…」

アスカ「何であたしが悪いみたいになってんのよ」

.


~碇宅前~

シンジ「ここが僕んちだよ」ペタペタ

アスカ「あのさ…ずーっと聞きたかったんだけど」

シンジ「何?」

アスカ「ネルフで全裸なのはまだわかるのよ。職員だけだしさ、作戦で必要だからって理由もあるし」

シンジ「?」

アスカ「何で!街歩くにも全裸なの!?」ビシッ!

シンジ「何でって…何でそんなこと気にするの?」

アスカ「色々おかしいでしょ?!てゆーか何で街行く人々はあんたを見ても『当たり前』フェイスしてんの?!」

アスカ「あたしが知らない内に日本はどうしちゃったっていうのよ!」

シンジ「アスカ、時代はいつも前へ前へと進んでるんだよ」

.



シンジ「タライまー!」


ヒカリ「あ、碇くんおかえり!もう皆準備出来てるわよ?」

シンジ「ごみんごみん!アスカが僕とデートしたがってて…」

アスカ「そんな瞬間は刹那ほどもなかったわよ!」

ヒカリ「あ、あなたがアスカさん?碇くんからよく聞いてるわ?」

アスカ「?!」

トウジ「おっ、なんやあんたがアスカか?聞いてたよりえらい別嬪さんやなぁー」ヒョコ

アスカ「?!」バッ

ケンスケ「なーぁんだ、聞いてたよりずっと人間っぽいじゃん」

アスカ「?!」

カヲル「へぇ?君がセカンド?シンジくんから聞いてたよりも人間に近いね」

カヲル「…あ、ごめん。まだ第一形態だった?」

アスカ「?!」

.


綾波「あなたが…セカンド?」

アスカ「そ、そうよ!あんたはファーストでしょ?」

綾波「……よかった。言葉は通じるし…私達によく似た生態なのね」ホッ

アスカ「」


シンジ「よし、これでアスカ御披露目は終わったな!皆、仲良くするように」ウム

アスカ「シンジ?ちょーっとおいで?」

シンジ「おいおい、キスくらい皆の前でもいいだろう?恥ずかしがりやだなぁアスカは」ズルズル




「あんたは!一体!!あたしの事をどう話してたのよぉおおぉおおぉおお!!!」

「アスカやめっ、ダメだよ!そこは大事なトコ…!?」

.







「アッ―――――――――――――!!!!」






.





アスカ「ったく!このバカっ!」プリプリ!

シンジ「痛い…僕のプリティお尻と如意棒が…痛い…」シクシク


トウジ「どーでもええけど、バッチイもん触ったんやったら手ェ洗ってきーや?お前ら」

ケンスケ「まあ作るのが餃子だしねぇ」

.


・・・・。


トウジ「大分できたなぁ」

ヒカリ「そうねー」

トウジ「…こーして出来た餃子見てくと、誰が作った奴か一目でわかるなぁ」

ヒカリ「そうねー」

トウジ「この金魚みたいに膨らんだヤツがヒカリのやな」

ヒカリ「やだもう」

トウジ「…この計算され尽くしたキッチリしてんのは綾波やな」

ヒカリ「定規で計ったみたいよね」

トウジ「この器用に、それなりのもん作ったんがケンスケで…」

ヒカリ「こっちの合理性重視したみたいなのが渚くんね」

.


トウジ「シンジのはやっぱ綺麗っちゅーか…なんや、なんかが洗練されとるな」

ヒカリ「普段料理作ってる人の餃子ね」

トウジ「いいんちょのは丁寧やな。生真面目さが出とる」

ヒカリ「鈴原のは不器用さが滲み出てるわね」


トウジ「そんで…」

ヒカリ「この…中の肉と皮をミキサーにかけたみたいなのが」

アスカ「うっさいわね!餃子なんて作れなくても人生生きてくのには困んないわよ!!」

.


プシュー…

トウジ「? なんや誰か入ってきよったで?」

ケンスケ「誰だろ?」






ゲンドウ「…ただいま」

シンジ「あ、おかえり父さん」


「「「  」」」

.


シンジ「おかえり。今日は早かったんだね」

ゲンドウ「ああ。後は冬月に任せてきた」

シンジ「晩御飯はまだ作ってなくて…皆で作った餃子しかないんだけど」

ゲンドウ「……」

ゲンドウ「そうか…なら、」スッ…

アスカ(ああ、あたし達に気を使って外で食べてきてくれるのかしら)

アスカ(おじさまっていい人だわ)


ゲンドウ(ゲンドウポーズ)「…私が餃子製作を指揮してやろう」


アスカ( 前 言 撤 回 !! やっぱシンジの親だわ!!)

.


ゲンドウ「総員、第一種戦闘配置だ」

ケンスケ「了解でありますぅうううう!!」ビシッ!

トウジ「ケンスケ嬉しそうやな」

カヲル「無理もないな。なんせ本物の司令からの命令だ」

ヒカリ(私こういうのわからないのだけど…)

綾波「…」ビシッ

アスカ「シンジ!あんたのパパなんでしょ?!なんとかしなさいよ!」ヒソヒソ

シンジ「え、どうすればいいんだってばよ」ヒソヒソ

.


ゲンドウ「仕事内容を伝える。洞木ヒカリ」

ヒカリ「は、はい!」

ゲンドウ「お前は餃子を焼け。焼く時間、焼き方は任せる」

ヒカリ「了解!」

ゲンドウ「鈴原トウジ、お前には運搬を任せる」

ゲンドウ「餃子が焼き上がったらお前がキッチンからテーブルへ輸送しろ」

トウジ「わ、わかりました!」

ゲンドウ「レイ」

綾波「はい」

ゲンドウ「ドグマを降りて"槍"を使え」

綾波「はい」

カヲル("槍"?…まさか、"ロンギヌスの槍"?)

カヲル(バカな…たかがくっついた餃子を切り離す爪楊枝代わりに使う気なのか?)

.


ゲンドウ「惣流アスカラングレー。お前には全員の飲み物の管理を任せる」

ゲンドウ「誰かのコップの中身がなくなったらつげ」

アスカ「…了解」

ゲンドウ「シンジ」

シンジ「あーなんかちんちんかいかい…なんか変なの触ったかな」ポリポリ


ゲンドウ「手を洗ってこい」

シンジ「はい!」

.


ゲンドウ「渚カヲル」

カヲル「何?」

ゲンドウ「お前にはアクシデント発生の予防と対応を任せる」

ゲンドウ「何かが溢れた、ケンカ等の仲裁、シンジのお守り、シンジの奇行を阻止するなどだ」

ゲンドウ「主にシンジへの対応が仕事になるだろう。心してかかれ」

カヲル「わかったよ」ニコッ



ゲンドウ「では、全員仕事を始めろ」


.

今回はここまで


ヒカリ「……」ジュー

トウジ「…」カチャ、カチャ

綾波「…」つ爪楊枝(特注綾波専用爪楊枝零号機:ロンギヌス)

アスカ「…」つ飲み物

シンジ「ランタンジンタンサンタンガンタンコンタンセンタンワンタン!」

シンジ「タンタ♪タッタッタタン!」

シンジ「オ☆レ!」ビシッ!

カヲル「…」チョップ!

シンジ「GU☆HA☆!ンッハーン!」ビターンッ!


ゲンドウ(ゲンドウポーズ)「………」

.


アスカ(空気、重っめぇぇえええええ!!!)

アスカ(何よこの背後からの無言の圧力!あたし達は今友達同士で餃子作ってんのよね?!)

アスカ(何かどっかの工場で奴隷労働させられてるみたいなんだけど!?)


シンジ「『リビングデッドの呼び声』!!」ド☆ン!

シンジ(遊戯声)「このカードは墓地にあるモンスターカードを一枚フィールドになんやかんやで特殊召喚するんDA!!」

シンジ(社長声)「な、なんだとッッ!!」

シンジ(遊戯声)「もう一人のボク!僕はこのカードを選ぶよッ!」

シンジ(遊戯声)「わかったZE☆相棒!」

.


シンジ(遊戯声)「「『オ尻スの碇ン竜』を召喚するZE☆!!!」」

カヲル「じゃあ僕は『オベ・庵野の巨神兵』と『ラー油翼神竜』召喚しとくよ」

シンジ(遊戯声)「な、なんDAとッ?!」ドクン☆


アスカ(まさかあのウザシンジに精神的に助けられてるなんて…)

アスカ(あのアホがバカをやってくれているおかげでまだ何とか緩和されてる)

アスカ(でもちょっと本当誰か何とかしなさいよコレぇぇええ!!!)

アスカ(お願い!今なら5マルク上げるから!!)

.


シンジ「……」武士ーン!

シンジ「ところで父上」

ゲンドウ「…」

シンジ「一つ進言させていただきとうござる」

ゲンドウ「…何だ」


シンジ「父さんも皆でワイワイやりたいからってこの混ざり方は不器用すぎだと思うよ」


ゲンドウ「……」ピク


アスカ(えっ)

トウジ(えっ)

ケンスケ(えっ)

ヒカリ(えっ)

綾波(…餃子。またくっついちゃったわ)

カヲル(へぇ?)


ゲンドウ「何の話だ」クイッ…

シンジ「そう言えば本心を見抜かれたりした時って父さん何らかの形で顔を隠すクセがあるよね」

ゲンドウ「」

アスカ(やだおじさま可愛い)

.


シンジ「本心隠したい気持ちはズリュッとわかるけど」

アスカ(あたしはその表現がわかんない)

シンジ「父さん、そんな堅くなるなよ」ニコッ
シンジ「父さんがこういう時、どうコミュニケーションとったらいいかわからないのはわかるけど」

シンジ「気楽にすればいいんだ。別に自分の得意な事…指揮をとる事でコミュらなくていいんだよ」

ゲンドウ「しかし…私も何か手伝わなくては」

シンジ「父さん、それはむしろ邪魔してるよ」

ゲンドウ「…すまなかった」

.


シンジ「大丈夫だよ!皆いいやつだし許してくれるよ!」ニコッ

シンジ「な!お前ら!」

トウジ「せ、せや!許したるで!碇の親父さん!」

ケンスケ「僕をネルフの一員にしてくれるなら」キリッ

ヒカリ「バカ!」ペチ

綾波「問題ありません」

カヲル「どうでもいいから早く餃子食べない?」

ゲンドウ「皆…すまなかったな」


ゲンドウ「…私はこういう時、どんな顔をすればいいのかわからん」

シンジ「笑えば…いいと思うよ?」

ゲンドウ「……」

ゲンドウ「……」ニタッ

アスカ「ぶふっ」

.





「「「「「いただきます!」」」」」

シンジ「あ、ンマイ!ふまいよヒカリの餃子!」

ヒカリ「そう?ありがとう」ニコッ

トウジ「コラ!それはワシんじゃ!」

カヲル「だってこれが一番大きいじゃないか」ニコッ

綾波「……びーる、飲みたい」

アスカ「そーねーあたしもほしーい」

ゲンドウ「…冷蔵庫に入っているのは飲んでも構わん」モグモグ

アスカ「え、いいんですか?」

ゲンドウ「ああ」

綾波「…ありがとうございます司令。今度からは会話してあげますね」

アスカ「ちょっ?!ファースト!?」

.


ゲンドウ「そうか。感謝する」フッ…

綾波「もう爪コレクションはしちゃダメですよ」

ゲンドウ「いやそんな事はした覚えがないが」

綾波「でも碇くんが」

ゲンドウ「シンジ!ちょっと来い!話がある!」

アスカ「あ、シンジなら今ベランダから飛び降りましたけど」

.


ヒュー……

シンジ「前回り受け身!」ズダン!

シンジ「ふう…うまく抜け出せたか」

シンジ「ほとぼりが冷めるまでプランクトンの気持ちにでもなってるか…」

シンジ「…」

シンジ「はー…イルカの調教師になりてー…」

シンジ「シャチでも可」

シンジ「…今度アスカ誘って水族館デート行くか」

シンジ「そんでアスカ調教師になった僕はアスカに色んな芸を仕込むんだ…」

シンジ「……」

シンジ「いや違うよ芸って言ってもアッチの意味じゃないよアッチの調教じゃないから」

.


シンジ「よし、そろそろほとぼり冷めてィングだな!」スック

シンジ「餃子も冷めたかもしれないけど」


シンジ「1階のベランダからよじ登って部屋に帰るか」ヨイショ

.


カヲル「へぇ?ドイツではそんなに幼い頃から合法的にお酒が飲めるんだ」

アスカ「そうよ」

綾波「でも…ここは日本だわ。日本では20才未満は飲んではダメ」

アスカ「あんた自分の右手にあるジョッキ見てからいいなさいよ」

ケンスケ「碇司令…お願いします!僕を!僕をエヴァンゲリオンのパイロットにしてください!」

ゲンドウ「…考えておこう」

ケンスケ「碇司令ぃいいいい!!ありがとうございますぅぅうううう!!」ダキッ

ケンスケ「さすが!さすがです!」

ゲンドウ「まあ司令権限は最強だからな。お前一人くらいどうとでもなる」

.


シンジ「トウジ」ヒョコ

トウジ「どわっ?!なんやお前いつの間に帰ってきよったんや」

シンジ「2秒前」

トウジ「はいはい。んで、なんや」

シンジ「ヒカリの隣ずっとキープしてんのはなんで?」

トウジ「ぶーっッッ?!」

ヒカリ「いやっ!?汚いじゃない!鈴原サイテー!」ペチッ!

トウジ「ぽま?!すまん!すまんかったいいんちょ!」


シンジ「やれやれとんだバッドボーイだぜ」スタスタ

.


シンジ「…」チラ


アスカ「にしても…よかった。正式なエヴァパイロットにもまともな奴って居たのね」

カヲル「まとも…かな?」ハテ

カヲル(僕はそもそもヒトじゃないんだけど)

アスカ「シンジの奴は頭イッちゃってるし非常識でバカで全裸で変態でキモいしウザいし」

アスカ「ファーストはなんか怖いし…」

アスカ「いやホント居てくれてありがとうあたしのオアシス」テギュ

カヲル「何故か今、君が絶対口にしないような台詞を聞いた気がするよ」


シンジ「ort」ズーン←地味に傷ついてる

.


シンジ「アスカアスカ!アスカ!」ペタペタペタペタペタ

アスカ「至近距離に来んな変態!」バキャッ!
シンジ「なんで?君一定距離以内に近づかくのを妙にイヤがるな」

アスカ「普通の事でしょ?!全裸の変態に近づかれるのは誰だって気持ちのいいものじゃないわよ!」

カヲル「そう?僕は別に構わないけどな」

シンジ「渚…!」ジーン

カヲル「僕はシンジくんと友達だし慣れてるし」

アスカ「はあ!?あんたも頭おかしいんじゃないの!?」

.

カヲル「何言ってんの?おかしいのは君だろ?」

アスカ「はあ?!」

カヲル「この街で誰かシンジくんに対して君みたいな態度をとってた?」

アスカ「…そういえば妙に皆の理解がありすぎるっていうか…ってあんたバカァ?そんなのカンケーないわよ!」

アスカ「常識で考えなさいよ!世間一般の常識で!シンジを拒絶するあたしのどこが変だってのよ!」

カヲル「"変"とか、"非常識"とか。"他人とは違う"ってさ、大多数いる中に違う特徴を持った個体を指すんだろ?」

カヲル「この街の皆はシンジくんに君みたいな態度はしない」

カヲル「だったら変なのはそっちじゃないか」

アスカ「」

.


トウジ「あー、惣流やったか?すまんな、あいつも変わり者なんや。許したって?」

アスカ「ふん!何よ!あたしは間違ってないもん!」

ゲンドウ「……」

アスカ「」

アスカ(やっちゃった…実の父親の前、しかもあの碇司令)

アスカ(死んだ)

ゲンドウ「セカンド」

アスカ「は、はい!」ビクッ

ゲンドウ「もっと言ってやれ」

アスカ「!」

.


アスカ「司令…!」

ゲンドウ「シンジ。彼女も年頃だ。」

ゲンドウ「そして彼女や周囲ばかりに理解を求めるのではなく、お前も譲歩しろ」

ゲンドウ「それくらい、お前は理解できるだろう」

シンジ「父さん…うん、ごめんねアスカ」

アスカ「…まあいいけど」

ゲンドウ「すまんな、アレが迷惑をかけた」

アスカ「司令…!」

.


ゲンドウ「む…もう遅い時間だな」

ゲンドウ「君たちもそろそろ帰れ」

「「「「「はーい」」」」」

ゲンドウ「私ももう寝る シンジ「フ」

ゲンドウ「…」

シンジ「…」



シンジ「…」ダッ!

ゲンドウ「捕らえろ」

アスカ「了解!」ダッ!

.


・・・・。

シンジ「くそ…なんだって皆して僕に害意がある時は股間を集中的に攻撃するんだ!」

シンジ「僕の股間はなぁーんて罪作りな股間なんだーい?!」ハァーン?

アスカ「畜生、ドイツ支部のスタッフが『予定あっていけないからしばらく日本にいろ』って…」ブツブツ

シンジ「大変だねアスカ」

アスカ「ファーストは車に乗せてもらって帰っちゃうし、ジャージとメガネはダッシュで帰っちゃうし」

アスカ「アルビノのあいつは気がついたら居ないし…」

アスカ「なんだってあんたなんかにネルフ本部に送ってもらわなきゃなんないのよ…」

シンジ「神の思し召しだね!」

アスカ「そんな神はロンギヌスの槍で刺されればいいのに」

.


シンジ「ねー、自分の金で今からドイツ帰ればいいんじゃない?」

シンジ「タクシー拾って空港行ってさ」

アスカ「あんたバカァ?そしたらあたしのおこづかいが減るじゃない!」

アスカ「それに!本来ならン万円かかるのが、ネルフがあたしを送ってくれるか迎えに来てくれるかしたらタダなのよ?」

シンジ「せこい」

アスカ「っさいわね!倹約家と言いなさい!」

.


シンジ「ねぇアスカンゲリオン」

アスカ「その面白くない前フリやめて」

シンジ「アスカはどうしてダンボールに乗るの?」

アスカ「エヴァと言いなさいよ!せめて!」

アスカ「…あたしは、あたしがエヴァに乗るのは―――」



キョウコ『ほらアスカちゃん…今日はママがアスカちゃんの好きなものを作ったのよ…』

アスカ『ママ…』

医者『可哀想に。彼女は精神が壊れてあの人形を娘と思い込んで…』

ナース『でも…彼女、何でダンボール箱に入ってるんでしょうか?』

医者『いやそれは知らんけど』

アスカ「…何であんたにそんな事言わなきゃなんないのよ」

.


シンジ「いや世間話だよ。言いたくないなら別にいいけど」

アスカ「…言いたくない」

シンジ「ふーん」


シンジ「…」ペタペタ

アスカ「…」テクテク

.


アスカ「あんたは…」

シンジ「?」

アスカ「あんたは、何でエヴァに乗るの」

シンジ「んー……」



シンジ「僕が守りたいものを僕自身が守るため」



アスカ「…何それ。かっこつけね。特撮の熱血ヒーローアニメじゃあるまいし」

シンジ「あと」

アスカ「何よ」

シンジ「…アスカと会えるから」

アスカ「……はあ?」

.


アスカ「…ふーん?前から思ってたんだけどー」

シンジ「何?」

アスカ「あんた、あたしの事好きなんでしょ?」ニヤァ~

シンジ「え、いや別に」

アスカ「ま!あたしはずぇ~んずぇんあんたの事なんて好きなんかじゃないけどぉ?」

アスカ「あんたが『どうしても!』ってお願いするなら下僕にしてやってもいいわよぉ?」

シンジ「えェ~~?それはキツいぃ~~」フリフリ

アスカ「その気持ち悪いイントネーションと動きをやめなさいよ」

.


アスカ「…」テクテク

シンジ「…」ペタペタ

アスカ「にしても…なんであんた服着ないわけ?ぬーでぃすとって奴?」

シンジ「ヌーディストかどうかは知らないけどすっぱだかでいるのが最高にして至高、衣服が憎いとは思ってるよ」

アスカ「じゃあ変態?」

シンジ「他人の性癖に口出す奴こそ変態だよ。自分の性癖が変かどうかをまず見てみるべきさ」

アスカ「じゃあ病気」

シンジ「いわゆる露出狂、精神医学で言う露出症だとかの可能性はあるとだけ」

.


アスカ「時折思うんだけどさ、あんたって実はまともだったりしない?」

アスカ「奇行に走ったり理解不能な言動多いけど…ひょっとしてあんたは」

ピピピピ!ピピピピ!

アスカ「…あんたの携帯、鳴ってるわよ」

シンジ「! いかん!もうハジケタイムか!」

アスカ「何それ」

シンジ「アスカ知らないの?!この街では使徒を寄せ付けない魔除けの意味合いをこめて22:00~24:00までハジケなければいけないんだ!」

アスカ「だから何よそれ」

シンジ「伝統と風習!ローカルルールって言えばわかる?!」

アスカ「まあ…なんとなくは」

.


シンジ「アスカも早くハジケるんだ!連れ去られるぞ!」

アスカ「何によ?」

シンジ「おばけ的なアレだよ!妖怪リツコーンとかだよ!」

シンジ「連れ去られたら最後、社会的地位を剥奪されるんだ!」

アスカ「え、じゃあ…」

シンジ「そう!僕らの場合はエヴァパイロットをやめさせられるんだ!」

アスカ「なんですって?!」

シンジ「早くハジケるんだ!」

アスカ「でもあたしハジケ方とかわかんないわよ!」

シンジ「わかった!じゃあ僕の真似をして!」

.


シンジ「…」スゥッ

アスカ「拳銃?」

シンジ「今からこの銃口をくわえてロシアンルーレットだ」

アスカ「な?!やめなさいよ!」

シンジ「弾倉は6発。この中に1発だけ弾を入れ…」

シンジ「5回。引き金を引く!」ドン!

アスカ「そんな!絶対死ぬわよそんなの!」

シンジ「アスカ…生き残る確率はゼロじゃないんだぜ?」

アスカ「やめなさいよ…確率にしたって低いし!せめて1回か二回にしときなさいよ!」

シンジ「ダメだ!…いくぜ!弾を込める!」

シンジ「…」カチャ、カチャカチャカチャカチャカチャ

アスカ「」

シンジ「よし、行くぞ!」パク

アスカ「ねぇ!?今6発装填したわよね?!確率的にも100%死ぬじゃないの!!」

.


シンジ「一回目!」

アスカ「いやっ…!」

カシンッ。

シンジ「…あ、安全装置外してなかったや。失敗、失敗。」カチャ

アスカ「あ、あぶ!あぶな…!」ゼェゼェゼェゼェ…

シンジ「はい!じゃあこんな感じでやってよアスカ!」ニッコリ

アスカ「死の危険がそっくりあたしに来た?!絶対やんないから!!」

シンジ「まあまあ!セカンドチャレンジセカンドチャレンジ!アスカだけに!」

アスカ「やるかぁあああああ!!」

.


アスカ「ていうかその銃どこから…」

シンジ「この街には僕の"オモチャ"が至る所に隠してあるんだよ」

アスカ「この街全体があんたの玩具箱?!怖ッ!?」


シンジ「さてワガママガールのご要望にお答えして違うハジケをするぞー!」ペタペタペタペタ!

アスカ「ま!待ちなさいよ!あたしまだこの街慣れてないんだから!」

.


シンジ「というわけで湖のある公園に来ました」

シンジ「ホントはマニアハートを擽る某『この公園に来たカップルは別れる』と噂の公園に来たかった」

アスカ「ゼェ……ひゅー……は、早…ゲホッ、」

シンジ「喉乾いた?はい、肌水」つ

アスカ「あらありがとう!飲…まないわよ!」

.


シンジ「サッカーする?」

アスカ「ハジケに来たんじゃないの?」

シンジ「そうだったそうだった」

シンジ「じゃあアスカ、この荒縄で僕の両手を後ろ手でしっかり縛って」

アスカ「え、えーと……こう?」シバリシバリ

シンジ「次は膝だけ折り曲げた僕の両足をしっかり縛って」

アスカ「はいはい」シバリシバリ

シンジ「次はこのドラム缶に僕を頭だけ出した状態で入れて、この袋に入ってる特殊ベークライトを流し込んでよ!」

アスカ「はいは……え?」

シンジ「よし固まったな」

シンジ「じゃ!このまま湖に蹴り落としてくれる?」ニッコリ

アスカ「やらないわよ?!あたしはヤクザか!!」

.


シンジ「仕方ないな…じゃあ自分でやるよ。よいせ!」

ゴロン!ゴロゴロゴロゴロ…


じゃぽん。


アスカ「」


アスカ「えっ」





アスカ「えっ」


.


ゴポゴポゴポゴポ

アスカ「えぇぇえええええ?!」

ゴポゴポゴポゴポゴポゴポゴポ……ポ、


しーん。


アスカ「」

アスカ「ちょっ…やだ!ホントに?!」

アスカ「警察!ネルフ?!おじさまに?!」アタフタアタフタ

アスカ「いやぁあああ!!」







シンジ「バァああああああああああああああああ!!!!!」グヘヘヘハハハ!!!

アスカ「イヤァああああああああああああああああああああ!!!」

.


シンジ「イリュージョーぉン」キュ♪

アスカ「びっくりした!びっくりしたぁ!何で湖にあの状態で沈んだあんたがあたしの後ろから出てくんのよぉぉおおお!」




シンジ「イリュージョーぉン」キュ♪

アスカ「やめなさいよそれ!すっごくムカつく!!!」


.


シンジ「ほら次はアスk アスカ「やらん!!!」


シンジ「仕方ないな…次はアレにしようか」ペタペタペタ!

アスカ「ちょっと!手を引っ張らないでよ!」

.


ラーメン屋の屋台

シンジ「おっちゃーん!やってるぅー?」

おっちゃん「へいらっしゃい!」


アスカ「ラーメン屋?あんたさっきあんなに餃子食べたじゃない!」

シンジ「ラーメンは別バラなんだよ」

アスカ「あんたは胃が何個あんのよ」



シンジ「おっちゃん!ニンニクラーメンチャーシュー抜き!」

おっちゃん「あいよっ!お客さんマニアックだね!」

.


アスカ「何で『ニンニクラーメンチャーシュー抜き』がマニアックなのよ」

シンジ「ちょっと前…破が公開された時くらいだったかな?」

アスカ「ハ?」

シンジ「そん時に綾波が印刷された『ニンニクラーメンチャーシュー抜き』のカップ麺が売られてたんだよ」

アスカ「ファーストが?何で…っていうかダメじゃない?チャーシュー抜いたら美味しさ半減じゃない」

シンジ「まあほら…ネタってやつだよ」

シンジ「僕は『ネタとしては面白いけど食べたいとは思わないなぁ』って考えながらチラ見してたよ」

アスカ「ふーん…まあそうよね。一部くらいにはウケるかもだけどさ」

シンジ「で、その商品開発担当してたのがこのおっちゃんで」

アスカ「ごめんなさい!!」

.


シンジ「あ、すみません!彼女には…なんかあの、お冷や的な…H2O的なアレを」

アスカ「あんたバカァ?素直に水って言いなさいよ」

おっちゃん「あいよ!あんなネタ商品開発したバカでごめんな!!」

アスカ「違います!おじさんの事じゃないんです!引きずらないで?!」



※カップ麺、『ニンニクラーメンチャーシュー抜き』が発売されていたのはホントですが、アニメ版第10使徒撃破後のラーメン屋のおっちゃんと開発云々は無関係です

.


×

シンジ「あ、すみません!彼女には…なんかあの、お冷や的な…H2O的なアレを」

アスカ「あんたバカァ?素直に水って言いなさいよ」






シンジ「あ、すみません!彼女には…なんかあの、お冷や的な…H2O的なアレを」

おっちゃん「あいよ!H2O的なアレね!」

アスカ「あんたバカァ?素直に水って言いなさいよ」

.



おっちゃん「はい!ニンニクの肉抜き一丁!」コト

シンジ「わーい!」

おっちゃん「どうぞ…お水でございます…お口に合うといいのですが…」コト

アスカ「ちょっ…態度が」

シンジ「よーし!いっただっきまーす!」




シンジ「どっせぇぇえええええいいいッッ!!!」バッシャーン

アスカ「ラーメンを自分の頭に被ったぁああ!?」

.


シンジ「あつっ!あちゃちゃちゃ!!あつぁっ!?ああづい!ぁあああ!!!熱い!熱ゥううううい!!!」

アスカ「イヤァあああああ!?ちょっとおじさん!水を…!」

シンジ「熱い!熱いけど美味い!美味いよぉぉおおお!!」チュルチュルチュルチュル

アスカ「頭から垂れ下がった麺を食べてる?!やめなさいよ!?」

おっちゃん「シンジの坊っちゃん…美味いかい」

シンジ「おいひぃよぉぉおおお!?めっちゃ熱いけど!!熱い!あづい!」

おっちゃん「ふふ…坊っちゃんくらいさ。『ニンニクラーメンチャーシュー抜き』をいつも注文して食べてくれるのは」

アスカ「常連?!」

.


シンジ「さあアスカ!アスカも早く『ニンニクラーメンチャーシュー抜き』を注文して頭に被るんだ!」

アスカ「絶対やんないから!!」

おっちゃん「あいよ!ニンニクの肉抜き一丁!」チャッ、チャッ!

アスカ「ちょっ!注文してませんから!作り始めないでください!やらないから!やらないからぁああ!!」


.



~ネルフ本部前~


アスカ「はぁ、はぁ……あんたって、どのエヴァよりも…暴走してんじゃないの?」ヨロヨロ…

シンジ「常に人生ハイウェイを暴走する漢、碇シンジとは僕の事さ」ペタペタ

アスカ「あんたは、ただのバカって言うのよ」

シンジ「"あんたバカァ"と"天才"は紙一重って言うじゃないか」

アスカ「なんかそれあたしがバカって言われてるみたいなんだけど」



シンジ「みたいってかそう言ってるんだよ?」キョトン

アスカ「よぉぉおおおし!そこを動くんじゃないわよぉぉお?!今すぐギッタンギッタンにしてやるから!」

.


・・・。


シンジ(ボッコボコ)「あ!あの白銀のオールバックは!」

冬月「……」スタスタ

アスカ「冬月副司令ね。今日はまだ働いてたのか…」

アスカ「って、あら?シンジ?」

アスカ「どこに消え―――」チラ



シンジ「…」ソローリ、ソローリ

冬月「ふー…」スタスタ

シンジ「……」ニタァァ……!


アスカ(む、胸騒ぎ!!!!)

.


アスカ「冬月副司令!」

冬月「ん?」クルッ

シンジ「!」シュバッ!

アスカ(速い?!)

冬月「ああ君か。こんな時間までウロウロするのは感心せんな」

アスカ「あ、す、すみません!」

冬月「それで…この老いぼれに何の用かね?」ニコッ

アスカ「えっと」

アスカ(あれ…?シンジはどこに?)



シンジ「……」


アスカ( 天 井 に 張 り 付 い て た )

.


シンジ「…」スゥッ…シュタン!

アスカ「! 降りた?!副司令、後ろ!」

冬月「? 後ろ?」クルッ

シンジ「っ、」ヒュバッ!

アスカ(?! 素早く冬月副司令の背後に?!)

冬月「? 何もないが―――」


シンジ(アスカ声)「44マグナムァアアアア!!!!」

ブスゥッッッッ!!!!

アスカ(浣腸ぉぉおおお?!)

冬月「か――――――あ、は―――?」


ドサッ…!

アスカ「ふ、冬月副司令ぃいいいい!!!」

.


冬月「が……!はぁ…っ、ああっ…!」プルプルプルプル

アスカ「だ、大丈夫ですか!今すぐ医者を!」

冬月「ぐ…私を呼び止めたのはこのイタズラをするためだったか…」プルプルプルプル

アスカ「なんかあたしのせいになってるし?!」ガビーン!?

アスカ「違うんです!シンジが!」

冬月「思わぬリアクションをされて動転しているのかね?セカンド」プルプル

アスカ「いやあの、そうじゃなくてですね!」

冬月「だがこれでわかっただろう?イタズラは時に思いもよらない悲劇を起こす事もある」プルプル

アスカ「あたしじゃな、」

冬月「イタズラをするのは、…できれば私で最後にしてほしい」プルプ…

アスカ「あの、」

.


ユイ『冬月先生』

冬月「…ふ、どうやら…迎えが来たようだ」プ、ル…プ、

アスカ「?!」

冬月「またユイくんに『冬月先生』と呼ばれる日が来るとはな…」


冬月「…碇、お前もユイくんに会え、ると…」ガクッ


アスカ「」

冬月「」

アスカ「」


シンジ「食堂でパフェ食べるか…」ペタペタペタ…

.


~医務室~


冬月「―――それで?説明したまえ、第3の少年」

シンジ「…」

冬月「面白かったかね?私が悶絶しながら泡を吹いて気絶する無様な有り様は」

シンジ「……爆笑ものでした…」



冬月「…私は年甲斐もなく怒っても構わんかね?」

アスカ「はい」コクン!

.


冬月「…ふむ」

冬月(しかし…怒ったところでこの子は反省すまい…)

冬月「シンジくん」

シンジ「…」

冬月「今から私と将棋を打たんかね」

シンジ「…将棋?」

冬月「そうだ」

シンジ「いいですけど」

冬月「すまないがアスカくん、席を外してくれんかね?」

アスカ「あ、はい」

.


~副司令執務室~


冬月「お願いします」ペコ

シンジ「お願いします」ペコ

冬月「君から打ってきたまえ」

シンジ「はい…」パチ

冬月「……」パチ



シンジ「…」パチッ

冬月「…」パチ

シンジ「…」パチッ

冬月「…」パチ

シンジ「…」…パチ

冬月「…」パチ


.


シンジ(…何でだ?何で冬月先生は僕と将棋を…?)

冬月「…」パチ

シンジ(つーか冬月副司令弱くね?)

シンジ(一見すると僕が劣勢に見えるけどさ)

シンジ(僕●2四角、冬月○同角)

シンジ(●同飛。○2三歩)

シンジ(●2八飛、○5三銀)

シンジ(そして…奇手、7三銀)

冬月「ぬ?」

.


シンジ「…」パチッ

冬月「…く」…パチ

シンジ「…」パチッ

冬月「………」

冬月「……」…パ、チ。

シンジ「…」パチッ

冬月「む、ぐ…」…パ、チ

シンジ「…」パチッ

冬月「………」


冬月「……あと17手で詰み、だな」

シンジ「…く、」

.







冬月「…私が」

シンジ(冬月先生は何が言いたかったんだよッッ?!)

.


冬月(くっ…本来ならば、)

冬月(彼の精神を落ち着けた上で圧倒的、あるいは僅差で勝利)

冬月(嫌な言い方ではあるが『自分よりコイツは上』とわからせ)

冬月(目上の者への敬意、滾る暴走を将棋やスポーツ…何かに昇華させていく事を悟らせるはずだったのに…)

冬月(誤算だった…!碇ならばちょろいのに!)

冬月(くっ…言い訳はしない。彼は私より上手だった…!)



冬月「無念!」バタッ!

シンジ「あっ…死んだ」

.


~アスカが泊まる部屋~

ぴんぽん。

アスカ「……」ムク…

アスカ「誰よ…」ピッ

シンジ「…」



アスカ『何よ』

シンジ「あのさ、冬月先生の用事も済んで…また倒れたから医務室に運んどいたんだけど」

アスカ『それで?』

シンジ「アスカ暇かなぁって」

アスカ『…あのさ、今深夜の3:00なんだけど』

シンジ「時間ってそんなに大事かな。常に臨戦体勢に生きるべきじゃないかな」

アスカ『…世の中の人間は、あんたみたいにS2機関を搭載してないの!』

ブツッ!

シンジ「ちえ。アスカの内部電源は終了かよ」



        次回予告


ミサト「核融合炉を体内に内臓しているかの如く暴走を続ける碇シンジ。」

ミサト「そんな彼は日本重化学工業主催のパーティーに世界最優秀エヴァパイロットとしてネルフ職員代表と共に正式に招待を受ける」

ミサト「服を着ない彼と共にパーティーに出席しなければならないネルフ職員は地獄だった。」

ミサト「そして文字通り核燃料で動く"J.A(ジェット・アローン)"は文字通り暴走する」

ミサト「エヴァは予想以上に速いJ.Aに追いつけなかった」


ミサト「起きてしまった悲劇を見て、碇シンジは」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『ヒトは、完璧じゃない。ならば、創るモノも。』」


ミサト「さぁーって?!この次も!!サァービスサービスぅっ!!!」


.


時田「…私は"期間厳守"と最初に言ったはずだぞ」

部下「も、申し訳ございません」

時田「何故当日になっても『J.A.(ジェット・アローン)』のN2リアクターがまだ完成してないんだ!!?」ダンッ!

時田「当初の予定では既に最終調整が済んでいるはずだったんだぞ!!!」

時田「 説 明 し ろ !!!」ダンッ!

部下「それが…N2リアクターに必要な部品を造る製造会社がいきなり3社も潰れて納品前に夜逃げしてしまって」

時田「だったら!!すぐに私に知らせて、徴収するなり代わりを見つけるなりしろよ!!!」バンバンッッ!

部下「申し訳ございません…」

時田「…もういいッ!!どうせやるのはデモンストレーションだけなんだ!」

時田「J.A.のプロトタイプを大至急調整しろ!!完成披露宴まであと5時間だぞ!!!」

.


※PS2のエヴァ2の最終戦でJA"改"という機体が出てくるけど、実はアニメ版に出てきた一般的に知られてる方のJ.A.はその機体の替わり身だった。

アニメ版のJ.A.は"改"の機体を開発する時に使った歩行機動実験用テスト機体。

本来ならば"改"の方を出すつもりで、政府から開発期間の厳守を言われていたにも関わらず、肝心のN2リアクター(ようするにエンジン)の開発が遅れ、急遽原子炉を実験機に乗っけてお披露目に間に合わせた


らしい。いわゆる裏設定。

.





     ヒトは、完璧じゃ
     な      な
     ら      い
     ば、創るモノも。゚




.

~第壱中学~

シンジ「タイム(Time)・プレーン(Plane)・デストロイド(Destroyed)・デバイス(Device)!!!」

シンジ「はいっ!テメェら復唱!!」

カヲル「タイムプレーンデストロイドデバイス」

綾波「タイムプレーンデストロイドデバイス」

シンジ「てぃがぅっ!!全ッッ然ッッてぃがぅ!!!」

シンジ「いいか?こうだ!!!」

シンジ「Time.Plane.Destroyed.Device.!!!」クネクネクネクネ!!

シンジ「SA~~~~Y?(言ってごらん?)」シリフリシリフリシリフリ

「「Time.Plane.Destroyed.Device.」」クネクネクネクネクネクネ

シンジ「グーッドゥッ!!!では次にイキマース!!」


トウジ「あの謎講義なんやねん」

.


シンジ「MK5についてだ!」カキカキ

シンジ「いいかー?今黒板に書いたこれは今度の中間テストに出すぞー!」バンッ!

シンジ「M(マジで)K(キレる)5(五秒前)と言った意味があるが、この場合は」

シンジ「M(マジで)K(くたばる)5(五秒前)という訳になる!」

シンジ「これは杉田さんが世界で初めて作った言葉で、」


ケンスケ「授業ジャックしてまで教えたい事なんだろ?」

ヒカリ「勉強になるわね!」

トウジ「最近ワシいいんちょが天然っちゅーかアホになってきた気がするわ」

.


トウジ「てーか」チラ


根府川「」


トウジ「…上から落ちてきた黒板消し頭にくらって気絶した先生は放置でええんか?」

ケンスケ「ならトウジが保健室連れていきなよ」

トウジ「いややわ。なんでワシがやらなあかんねん」

ケンスケ「そう。つまり皆がそういうことなの」

.


シンジ「よし、今日の授業はここまで!何か質問は?」

綾波「はい」ノ

シンジ「なんだ」

綾波「今は数学の授業。なのに何故授業を乗っとってまでこんな関係ない授業を?」

シンジ「いい質問だね!」

シンジ「その答えはとーっても!カンタンっ!」

シンジ「『数学の授業とかマジダリィわー…』」


シンジ「その一言に尽きるからだよ!!!」

綾波「そう」

.


シンジ「じゃあ僕は黒板消しについてた睡眠薬で眠った先生を保健室に運んでくるから」ヨイショ

シンジ「チャオ♪」


\ガッシャーン/



カヲル「…もうこれで窓がなくなるの何回目かな」

綾波「私がカウントしてる限りでは78回目よ」

カヲル「へぇ…」



カヲル「数えてたんだ?」

綾波「ええ」

.


―――ヒュゥウウウウ!!!

シンジ「ハァッ!!!後ろ受け身!!!」ズダンッ!

シンジ「そしてそしてぇぇえええええ!!!」

シンジ「そのまま先生を保健室の窓にドーン!!!」ポーイッ!!!

根府川「ごふっ」







              \ガッシャーン/


シンジ「よし、今日も日課の受け身しながら町内一周するか」スタスタ

シンジ「学校なんざクソ食らえだっ!」ペタペタペタペタ!





トウジ「…また走り去ってってまったな」

ケンスケ「碇って体力とかが凄いよね。あれオリンピック出られるんじゃないかなぁ」

ヒカリ「碇くん身体能力高いものね」

.



シンジ「とうッッ!!!」ピョン!

シンジ「後ろ受身!!」ズダンッ!

シンジ「横受身(右)!!」ズダンッ!

シンジ「横受身(左)!!」ズダンッ!

シンジ「前受身!!」ズダンッ!

シンジ「前回り受身!!」ズダンッ!

シンジ「空転受身!!」ズダンッ!

シンジ「後ろ回り受身(合気道)!!」ズダンッ!

シンジ「ふー…ハードだぜぃ!」

謎のおばちゃん「精が出るね、初号機パイロット」

シンジ「謎のおばちゃん!」

.


謎のおばちゃん「謎の、とはなんだ」

シンジ「謎だから」

謎のおばちゃん「そうかい」

シンジ「おばちゃんは何してるの?」

謎のおばちゃん「諜報活動さ。いつものね」

シンジ「へぇ?飽きないね」

謎のおばちゃん「商いだからね」

シンジ「おばちゃんはエージェントなの?」

謎のおばちゃん「さあね。」

謎のおばちゃん「『誰でもあって、誰でもない。どこにでもいるけどどこにもいない。』」

謎のおばちゃん「それが私だ」

シンジ「なるほど…つまりプロトタイプという事か」

謎のおばちゃん「私の言った事何も理解していないだろ初号機パイロット

.


シンジ「じゃあ僕はこのまま受け身しながらロードワークしにいくから!」

謎のおばちゃん「そうか。気をつけて行くといい」

謎のおばちゃん「む…300m先でネルフの狗どもがお前を捕らえようとしてるぞ」

シンジ「へぇ?どうしてわかるの?」

謎のおばちゃん「A.T.フィールドを持つのは、使徒やエヴァだけではない。ヒトも持つ」

謎のおばちゃん「そういう事さ。古来より、それは"気"だとか"オーラ"なんて呼ばれているがね」

シンジ「へぇー」

.


シンジ「謎のおばちゃんは何でも知ってるんだね」

謎のおばちゃん「何でもは知らない。知ってる事だけさ」ニヤ

シンジ「へぇー」

.


シンジ「じゃ。ビルの壁をつたって行くよ」ピョン!

シンジ「へいへいへいへいへいへいへーい!!!」シャカシャカシャカシャカ

謎のおばちゃん「……」




謎のおばちゃん「…碇ゲンドウ、ゼーレ…お前達は本当にいざとなったらあの子を"神の子"とするのか?」

『やあ、首尾はどうだい』

謎のおばちゃん「……ああ、誰かと思えば大馬鹿者か」

『大馬鹿者とは酷いな』

謎のおばちゃん「お前の行動の一つ一つを幾つか洗っただけでわかる」

謎のおばちゃん「お前、死ぬぞ。それもこの一年以内には、だ」

『まだイケるさ』

.


謎のおばちゃん「だから大馬鹿者だと言っている」

謎のおばちゃん「お前はまだ深入りしても大丈夫と思っているようだがな、」

謎のおばちゃん「もうお前に先はないと言っているんだ」

謎のおばちゃん「お前の死は確定しているよ」

『どっちにせよ人はいつか死ぬさ。なら後悔しないように生きたいんでね』

謎のおばちゃん「…好きにしろ」



謎のおばちゃん「若いヤツはどうして生き急ぐかね」

.


シンジ「まさか命綱もつけずに、ン十mのビルをフリークライミングするなんてね」

シンジ「これも定めか」ヨジヨジ



OL「…」カタカタ

OL「?」

シンジ「よいしょよいしょ」ヨジヨジ


シンジのシンジさん「ぷらぷら。もにゅもにゅ。」

OL「 ? ! ! 」


シンジ「窓ガラスは登りにくいな」ヨジヨジ

.


シンジ「んしょ、んしょ。」ヨジヨジ


シンジ「屋上についた」

シンジ「よし、走り幅跳びの要領で隣のビルへイッツお邪魔しますタイムだ」

シンジ「うぉおおぉぉおおお!!!」ダダダダ!


シンジ「原田選手のぉ!大ジャぁああンプッッッッ!!!」ピョイーン!


シンジ「てぃやあああ
          あ
           あ
           あ
           あ
           あ゙!?」


ひゅうううううううう。

.


ひゅうううううううう


シンジ「…これまで、か」

シンジ「…人間五十年~♪下天の内をくらぶれば~♪夢幻の如くなり~♪」

シンジ「一度生を得て~♪滅せぬ者のあるべきか~♪」




シンジ「 さらば、世界よ 」







               グシャ。


.


シンジ「語愛読ありがとうございました!!碇シンジの死をもって、このスレは完結とさせていただきます!!」

シンジ「今までおつきあいありがとうございました!!!」


.


ネルフ保安諜報部の人「いや生きてるし…」

ネルフ保安諜報部の人2「ネルフ特製衝撃吸収マットが間に合ってよかった」

シンジ「…ちっ、誰か一人くらい引っ掛かるかと思ったんだけどな」

ネルフ保安諜報部の人「何の事かはわからないが…ほら、来てくれ」

シンジ「どこに?」

ネルフ保安諜報部の人「君にも招待状が来ただろう?碇司令からは『絶対行かせろ』と言われてるんだよ」


シンジ「…父さんが?」

.


~総司令執務室~

碇司令「報告しろ」

『はい。ではまず例の件です。
日本政府、及び欧米諸国などの外部から受けた情報公開の請求に対してはダミーを混ぜた情報を使い対処しました』

『お手元にある書類がそのダミーを混ぜた情報を纏めた書類です』

碇司令「そうか」

『で、どうです。例の計画の方もこっちで手を打ちましょうか?」

碇司令「……」チラ


J.A.の写真


.


碇司令「…いや、君の資料を見る限り問題はなかろう」

碇司令「それに万が一のためにシンジを行かせる」

碇司令「わざわざシナリオを用意せずともぶち壊すかもしれん」

『御子息を随分信頼されているようですが…大丈夫ですか?』

『逆に我々のシナリオが壊されるかもしれませんよ?』ニヤ

碇司令「問題ない」

『…では、シナリオ通りに』

碇司令「ああ」ピッ

碇司令「……」

碇司令「……」ピッ

碇司令「君か?すまん先ほどの件だが…やはりシンジのお守りを頼む」

『おや意外ですね?』


ゲンドウ「…アイツは何ひとつ予想通りに動かん奴だからな」

.


シンジ「ふぅ…ついたな」





ハワイアン「ハーイ!マカダミアナッツいかがですかー?」

シンジ「ハワイに」キリッ


ミサト「で?何で旧東京に行けっつったのに私達をハワイに送り届けたのかしら?」ギリギリギリギリ

パイロット「いえそちらの子が私に『目的地が急に変更された』と!」

リツコ「頭が痛いわね」

.


シンジ「いえーい!アローハ グサッ

バタ。


加持(変装)「ネルフ保安諜報部の者です。突然空路を変更されたようでしたので先回りしました」

シンジ「ぐーすかぴー」

加持「彼には寝てもらいました」

ミサト「助かったわ!ありがとう!」

リツコ「やるわね」

加持「では私はこれで…」

.


ごぉおおお。


ミサト「にしても…なーんか差別しすぎじゃない?」

リツコ「あら、何の話?」

ミサト「招待状よ、招、待、状。私達への奴はこんな…」


テキトーな市販の奴


ミサト「で、シンジくんへの招待状が」


めがっさ高級な奴で封印あり


ミサト「…おかしくない?」

リツコ「確かにね。色々おかしいけど…私にはよくわからないわ?」

.


ミサト「しっかし。エヴァ以外の対使徒戦用兵器、ね…」

ミサト「役に立つのかしら?」

リツコ「詳細はまだわからないけど…恐らく役に立たないわね」

ミサト「あらなんで?」

リツコ「……さあね?」

.


『祝 JA完成記念披露会』


時田「えー、ゴホン!」

時田「本日はご多忙のところ、我が日本重化学共同体の実演会にお越し戴き真にありがとうございます」

ミサト「しっかし。ネルフも嫌われたもんねー」

リツコ「テーブルの真ん中に『ネルフ御一行様』と書かれた札と数本のビール」

リツコ「他のテーブルはご馳走がたくさん。あかさま過ぎて笑えるわね?」

ミサト「でも、まあわかるわよ。何せこれに関わった人って…」チラ

.


戦自「ははは!」

色々ネルフに徴収された人ら「「これでやつらも…」」

国連「ふ…」

餓死者出してる国の人「ひひひ…」

ネルフ原因でクビ切られた技術系の人「へへへ」

リツコ「…探そうと思えばもっといるわね」

ミサト「まあわかるわよそりゃね。ネルフがやりたい放題してるしやらなきゃいけないしそれが他を圧迫してんのも」

ミサト「でもさ、どーしても納得出来ない事があるんだけど」

リツコ「奇遇ね私もよ」

ミサトリツコ「「ちら…」」

.




シンジ「あ、ビールちょうだい!生!あとアレとこれとミートボール!カキフライ!ついでに可愛いおにゃのこ!」

ボーイ「かしこまりました」

若い女職員「私で構いませんか?」

シンジ「うっひょおお!オッケーオッケー!////」


ミサト「納得いかねぇ」

.


ミサト「え?何で?何でシンジくんだけあたし達とは違うテーブルでめちゃくちゃ厚待遇?」

リツコ「謎ね…彼、何かコネでもあるのかしら?」

ミサト「いやぁ…例えあっても皆大嫌いなネルフ総司令碇ゲンドウの息子よ?」

ミサト「冷遇はあってもあんな厚待遇は…」

時田「えへん、えへん」

時田「皆様には後程管制室の方にて試運転をご覧戴きますが、ご質問のある方はこの場でどうぞ」

リツコ「はい」ノ

時田「これはご高名な赤木リツコ博士! お越し戴き光栄の至りです」

リツコ(よく言うわ)

リツコ「質問をよろしいですか?」

時田「ええ、ご遠慮なくどうぞ」

.


リツコ「先程見せていただいた資料に核融合内蔵リアクターを内蔵とありますが」

時田「ええ本機の特徴です。連続150日間の作戦行動が保証されております」

リツコ「しかし、格闘戦を前提とした陸戦兵器にリアクターを内蔵する事は安全性の点から視てもリスクが大き過ぎると思いますが」ビシッ!

時田「ハハハ5分も動かない決戦兵器よりは、役に立つと思いますよー?」

リツコ(イラッ。)#

.


リツコ「遠隔操縦では緊急対処に問題を残すのではありませんか?」ズビシッ!

時田「HAHAHA!パイロットに負担をかけ、精神汚染を起こすよりはより人道的と考えます」

リツコ(殴りたい)##

リツコ「…人的制御の問題もあります!」ズビシッ

時田「実験中に制御不能に陥り、暴走を許す危険極まりない兵器よりは安全だと思いますが?」

時田「制御出来ない兵器など、まったくのナンセンスです!」

時田「ヒステリーを起こした女性と同じですよ!手に負えマセーン!」


ギャラリー「「「「HAHAHAHAHAHA!!!」」」」

ミサト(欧米か!)ビシッ!

.


リツコ「…そのためのパイロットとテクノロジーです!」

時田「まさかネルフお得意の非人道的なゲテモノ科学と人の心があの化け物を抑えられるとでも?本気ですか」

リツコ「ええ、勿論ですわ!」

時田「人の心などという曖昧なモノに頼るべきじゃないでしょう!そしてその頼るべきは、まだ思春期の少年達と来ている!」

時田「特に、彼にだ!!」ダンッ!



シンジ「え?何?呼んだ?」

若い女職員(バニー)「ああ!胸の谷間にミートボールが!」

シンジ「うっひょおおお!!」スリスリモグモグ

若い女職員「あん♪」

ミサト(殴りたいぃいい!!! そして、それだけは激しく同意だわ!!)

.


時田「聞けば彼こそが!今まで現れた全ての使徒殲滅に関わり、勝利へ導いた!」

時田「そんな彼へネルフがしたお返しはシンクロ率上昇のための常時全裸義務!!」

時田「しかも自分の意思だと言わせて!!」

リツコ「ま、待ちなさい!それは誤解…!」

時田「ほーら!出ましたよ?!ネルフお得意の情報操作!」

ミサト「違うわ!彼が望んで裸でいるだけよ!」

時田「何をバカな!常識的に考えて下さいよ!ここは公!」

時田「大体、14才の多感で難しい年頃がそんな覚醒してるわけないでしょう!」

ミサト「くっ…、でも本当です!ねぇ、シンジくん!」

シンジ「はぁはあはあはあはあ!!」モニュモニュ

若い女職員(バニー)「やーん♪」

時田「ふっ…」ニヤ

.


ミサト「ちょっと!シンジくん!ちゃんと釈明して!」

シンジ「え?オマーン国債?」

ミサト「言ってないわよ!大体私のは臭くないし!!」


「「「ざわっ」」」

ミサト「い?」


「おい…今あの女何かと勘違いしたぞ…」ヒソヒソ

「ああ…確実にアレとな。下品な奴等だ」

「さすがはいたいけな14才に全裸を強いる組織…品性がない」

ミサト「ちがっ!」

リツコ「無様ね」

.


時田「シンジくん」

シンジ「はい?」

時田「我々のおもてなしは楽しんでいただけていますか?」ニッコリ

シンジ「うん!」コクン!

時田「君は全人類を3回も守った英雄だ」

時田「それも最優秀、最強のエヴァパイロット」

時田「私はエヴァやネルフは嫌いだが君個人には感謝しているし、好きなんですよ」

時田「もしネルフがイヤになったら是非ウチに来てください」

時田「なんなら将来の就職口として考えていただいてもいい」

シンジ「わーありがとうございますー」ヘラヘラ

ミサト(ああ…だからシンジくんだけ。呆れたわね、多少は懐柔しておこうというワケね)

.


ミサト(あとはあわよくば籠絡してネルフに非協力的にさせたり機密を流させようって腹?小物ね)

リツコ「シンジくんが余計な事を言わなければ問題ないわよ」ヒソ

時田「シンジくん聞いてくれ。エヴァを動かす為に国連は莫大な追加予算を迫られ、某国では二万人を超える餓死者を出そうとしている」

時田「君の命が奪われる危険だけでなく、既にネルフは沢山の人間を死に追いやっている!」

時田「シンジくんを責めるわけでは決してないがネルフのやり方は非道ですよ」

時田「せめて"人として"の責務は全うして欲しいものですなぁー」

時田「早くコード:A―801が発令される事を望みますよ」

シンジ「? コード:A―801?」

時田「ようはネルフが解体されるって事ですよ」ハハ

リツコ(A―801…特務機関ネルフの超法規的保護の破棄、日本政府への指揮権の移譲ね)

.


時田「おっと。脱線しすぎましたな。他にご質問がありましたら」

リツコ「はい」ノ

時田「おや、また赤木博士ですか?しつこいと嫌われますよ?」

時田「もっとも、ネルフは既にこれ以上ないくらい周囲から嫌われてますがね」


「「「HAHAHAHAHAHA!」」」


リツコ「…ネルフの主力兵器…エヴァ以外ではあの敵生体は倒せませんわよ?」

時田「はは、"A.T.フィールド"ですか?それも今では時間の問題に過ぎません」

時田「何時までもNERVの時代ではありませんよ?」ニヤニヤ

リツコ(殴りたい)

.


時田「では他に。…ああ、赤木博士はもう結構です」ハハ

「「「HAHAHAHAHAHA!」」」

リツコ「……」#

ミサト(ぬぅあによ!ほんっっとムカつく野郎だわ!)プンスコ!


シンジ「……」

シンジ「あの!僕も質問いいですか?」

時田「おや!これはこれは!何ですかな?」ニッコリ

シンジ「給料いくら?」

時田(はっ、やはり子供だな)

時田「はは、お恥ずかしながら30万程度ですよ」

シンジ「へー」


シンジ「でも僕は一月500万円貰ってるんだー」

時田「…それはそれは」

.


シンジ「すいませんねー餓死者出てる国あるのに500万貰って」


「「……」」ギロ

シンジ「あ!あと幾つかあるんですが!」

時田「何でしょうか?」ニッコリ

シンジ「さっきの赤木博士が質問した内容についてちゃんと答えてもらえません?」

時田「いやそれについてはお答えし、」

シンジ「てませんよね?論点ずらして嫌味で煙に巻いただけですよね?」

シンジ「…まさか、日本重化学工業のトップの方が質問された事に対してまともに説明できないワケじゃないですよねー?」

シンジ「新入社員どころか、そこらのアホ大学生でも出来る事ですよ?」

シンジ「説明してください?」ニッコリ

時田「…わかりました」ニッコリ

.


シンジ「ではまず、リアクターの安全性について」

時田「…これは作戦行動時間を優先したためであって」

シンジ「へーそーなんですかー」

シンジ「日本重化学工業さんは使徒との格闘戦でリアクターぶっ壊れて環境ヤバくなっても責任とれるんだーへー」

シンジ「すっごいや!まあ、そうなった時のリスクヘッジもまともに考えずに責任取れないモノ造るわけないですもんね!」

時田「ぐ…、」

.


シンジ「さっき散々ネルフに『責任とれオラァ!』っつってたクセにそんな無責任な事するわけないですもんね~?」

時田「は、はは…」

シンジ「で?」

時田「はい?」

シンジ「はい?じゃないよ?説明しろって。」

シンジ「それぶっ壊れたらどうすんのって聞いてんの」

シンジ「言っとくけど、使徒との戦いでどこも壊れないなんてあり得ないからな?」

シンジ「3回も直接戦ってきた僕が言うから間違いないよ」

シンジ「A.T.フィールドがあっても大破するのに、それすらない機体がどうやって破損防ぐの?」

シンジ「ほら、はやく言えよ」

時田「そ、それは~…その」

.


シンジ「……対策、ないんだ?原子力発電所の炉心融解した時と同じ事起きちゃうんだ?」

時田「……はい」


シンジ「へー?」

シンジ「いやあ、『せめて"人として"の責務は全うして欲しいものですなぁー』?」

時田「ぐ…」


ミサト(いいぞ)

リツコ(もっとやりなさい)

.


シンジ「次に制御性について何ですけど」

時田「はい」

シンジ「リモートコントロールという事ですが」

時田「はい」

シンジ「まず赤木博士がおっしゃったように遠隔操作では緊急、または柔軟な対応が難しいですよね?」

シンジ「これは僕も実際に体験してきた事なんですが…奴等は素早い上に突拍子もない事をしてくる」

シンジ「もし、使徒が突然攻撃法を変え、体を進化させたら?」

シンジ「プログラム通りの行動しか出来ないあの機体とパイロットでは…」

シンジ「ちょーっと対応難しいんじゃないですかね?」

時田「…おっしゃる通りです」

シンジ「おっしゃる通りです、じゃねーだろバカ」

.


シンジ「それで…絶対暴走しないとご自慢の遠隔操作のプログラムは一般のプログラマでも改竄や干渉は可能なの?」

時田「いやそれは……まあ、はい。可能と言えば可能かと」

シンジ「いやダメだろ。それってそんなヤバイポンコツの操作権限が外部に奪われるって事でしょ?」

シンジ「エヴァみたいに複数分野の専門性とか扱いが繊細とかでないと場合によっては巨大な歩く爆弾になるって事でしょ」

時田「しかし、それは万全のプログラムが」

シンジ「そう?それちょっと心得があるエージェントに潜り込まれたら一発アウトよ?」

シンジ「案外、もう仕込まれてるかもだぜ?」

リツコ(あら鋭いわね)ニヤリ

.


シンジ「で、A.T.フィールドの件なんですが」

時田「……はい」

シンジ「ようは使徒は強力なバリアで守られているって事で…当然そのバリア解かなきゃ攻撃は届かない」

シンジ「現にバリアがある状態で僕がハンドバズーカ二問をぶちこんでも傷一つなかった」

シンジ「唯一貫ける日本中の電力集めて経済にも大打撃あったあの陽電子砲はコスパが悪い上に汎用性は低い」

シンジ「固定しなきゃいけないし、仮に持ち運べてもすぐやられる」

シンジ「やっぱりA.T.フィールドなきゃ」

時田「だがそれも時間の問題で!」

シンジ「かもしれないけどこの機体には備わってないんでしょ?」

シンジ「あんた使徒に『そのうちフィールド発生装置出来るんで』って言うつもりかよバーカ」

時田「」

リツコ(はいロンパ)

.


シンジ「じゃ!そろそろ試運転の時間ですかね!」

シンジ「問題点がちょっとたくさんあるみたいだけど、あんな大きな粗大ゴミが動くのかー」

シンジ「皆、あんなのにたくさんのお金かけちゃったんだねー?また泥舟乗っちゃったわけなんだー」


「「「」」」ビキッ!

シンジ「あー歩く危険物が動くの楽しみだなー!」

時田「」

ミサト(わー時田さん息してなーい)

リツコ(きゃー回りの目がいたーい)

.


時田「"改"が…"改"さえ間に合っていれば、」ブツブツ

シンジ「どっちにしろエヴァのが優秀だってはっきりしちゃったね!」ニッコリ!

時田「……」

時田「…さい」

シンジ「?」

時田「うるさいうるさいうるさい!」

時田「そんなに言うならエヴァと勝負させろ!」

時田「ウチのJ.A.のが優秀だという事を証明してやる!!」

シンジ「いややめときなよ…まず許可降りるわけないしあんな危険物動かさない方がいいって!」

時田「うるちゃいうるちゃいうるちゃい!!!」

リツコ(子供か)

.


時田「ならば私はエヴァに走行勝負を挑む!速い方が勝ちだ!」

シンジ「はあ?かけっこかよ。そんなんで勝ったとしても役たたずには変わらないっての」

時田「ふん!怖いんだろ!J.A.より下だと認める事になるからな!」

シンジ「別に認めてもいいけど世間はそう見ちゃくれないよ?」


時田「うるせえ!勝負だ!」 どん!


シンジ「仕方ないなぁ…」ハァ

ミサト「え?どうする気かしら?」

.


シンジ「……」スゥ


シンジ「カモン!!!」

シンジ「エヴァぁああああン!!!ゲリオぉぉおおおンッッッッ!!!」


パチィイイイン!!!


ミサト「指パッチンて…そんなんで来るワケが」

.


~ネルフ:第7ケイジ~


マヤ「ふぅ!」

マヤ「センパイが居なくても私だってちゃんと出来るんだから!」

青葉「お、お疲れマヤちゃん。初号機のやつ終わった?」

マヤ「はい!ドイツから送られた仮設5号機の脚部装備、完了しました!」ビシッ!

青葉「けっこー簡単な感じの足になったなー初号機」

マヤ「ふふ。そうですね!」

青葉「あんなに細いと折れちゃうんじゃない?」

マヤ「場合によってはタコみたいになっちゃうかもですね!」


青葉マヤ「「あっはっはっ!」」


.


初号機「………」



初号機「!」カッ!



マヤ「え?」


バキバキバキ…………


初号機「ウォォオオオオオン!!!」


マヤ「」

青葉「」


ドガシャアアアアアアアアン!!!


.


~第一発令所~


日向「?」

日向「んな?!」

冬月「どうした」

日向「エヴァ初号機、起動!」

冬月「なんだと!?誰が乗っている!」

日向「エントリープラグは挿入されていません!無人です!!」

冬月「バカな!!」


初号機「ウォォオオオオオン!!!」ギュルルルル!!

日向「ケイジを破壊!初号機、発進装置へ向かいます!」

冬月「今すぐ停止信号を出せ!そしてエレベーターの隔壁を全てロックだ!」

日向「ダメです!信号受け付けません!」

.


初号機「ウォォオオオオオン!!!」ガシンッ!


ギュララララララララ!!

日向「初号機、4本の足で上手くルートの壁をかけ上っています!」

冬月「くっ、"足"を与えるべきではなかったか!」


初号機「ウォォオオオオオン!!」

日向「初号機、地上へ出ます!」

冬月「くっ、民間人に被害が出るぞ!」

.


初号機「ウォォオオオオオン!!」

ドガシャアアアアアン!!!

トウジ「なんや?!ロボ?!またシンジか!?」

ケンスケ「うひょぉおおおお!!!」カシャカシャカシャ!

初号機「ウォォオオオオオン!!」


日向「初号機、上手く飛びはね、民間人等を避けて街の外へ行きます!!」

冬月「バカな!一体どこへ行く気だ!」

冬月「……まさか、使徒か?!」

日向「ですが、初号機からはパターン青は検出されていません!」

日向「それにもし使徒なら…本部へ初の使徒侵入となります」

冬月「……やはり、君なのか?」

冬月「ユイくん」

.


リツコ「そう、そう…わかったわ」ピッ

リツコ「…初号機がこちらへ向かっているそうよ。エントリープラグ片手にね」

ミサト「それ、マジ?」

リツコ「えらく、マジです」コクン

シンジ「へへ…」


初号機「ウォォオオオオオン」


ドガシャアアアアアアアアン!!!


ミサト「か、壁粉砕して…まさかこの部屋で生初号機の顔を見る事になるとわ」


シンジ「さあ、呼んでやったぞ!時田さん!」

シンジ「お望み通り戦ってやる!覚悟しろ!!!」

時田「ふん!泣かせてやる…!」


.

今回はここまで

初号機=変態

怒・外道=常識(笑)

シンジ=変態

カヲル=シンジの友達(下僕)

これは…


・・・・。

シンジ「シンクロ、スタート!」

初号機「!」カッ!


時田「ジェット・アローン!起動スタンバイ!!」

J.A.「!」カッ!


初号機『いいか!コースはこの起動実験場の端から敷地ギリギリのあのラインまでだ!』

時田『いいだろう!どちらが速いか、どちらが性能が上か!勝負だ!』



リツコ「…」

ミサト「珍しいわね、リツコが『あり得ないわ!』って言わないの」

リツコ「そんなしょっちゅう言ってたかしら?」

ミサト「言ってた言ってた」

リツコ「まあ、あれよ。少し慣れたから…冷静になれてるのよ」

.


ミサト「ふーん…」

リツコ「それにしてもシンジくんはどうやって勝つつもりなのかしらね」

ミサト「え?」

リツコ「だって…恐らくだけど今の所99%負けるわよ?」

ミサト「なんでよ?初号機は暴走したとはいえ今はシンジくんの制御下にあるみたいだし、今ついてる仮設5号機の脚部は四輪駆動」

ミサト「走行勝負に最も適しているじゃない」

リツコ「だから、なのよ」カチ…シュボッ

リツコ「あのね?仮設5号機の脚部を使うという事は――――」スパー


.


シンジ「3!」

時田「2!」

時田シンジ「「1!」」


若い女職員(バニー)「GO!!!」


初号機「っ!」ギャルルルルル!ギュオン!

J.A.「っ」ズシッ…ズシッ、ズシッズシッズシッ!


ダダダダダダダダ!!!


シンジ「うぉおおおお!!!」

時田「いけぇぇえええ!!!」


初号機「っ」ブゥウウウン!

J.A.「…」ズシズシズシズシズシズシッ!

.


時田「ほらほら!対使徒用なんだろ!?使徒は走行中にこんな事してくるかもしれないぞー!」

J.A.「ッ」バキャ!

初号機「ッ」グラ

J.A.「」ズシッズシッズシッズシッズシッズシッズシッ!

シンジ「くっ、妨害とは卑怯ナリ!」

時田「バカ言うない!これはどちらの性能が上か、どちらが速いかを競う勝負だろ!」

時田「基本何でもありに決まってんだろ!」

シンジ「くそ!武士の風上にもおけぬわ!」

初号機『オルァぁアァ!!』ブンッ!

ミサト「シンジくんは何やってんのよぉぉおおお?!J.A.のリアクターが壊れたら最悪な事になるわよ?!」

リツコ(まあ仮に旧東京がやられてもネルフには大した損害は出ないし使えない土地がもっと使えなくなるくらいだから)

リツコ(もっとも、今炉心融解するとここにいる私達は死ぬでしょうから…
    個人的には私達が避難したあとでぶっ壊れてしまってほしいところね)

.


シンジ「! ゴールが見えて来た!」

初号機『うぉおおおおぉぉおおお!!!』

J.A.『いけぇぇえええぇぇええ!!!』


リツコ(…そろそろ、ね)ニヤリ


オペレーター「?! 時田C.E.O!大変です!J.A.の制御がききません!」

時田「なんだと!?制御プログラムは正常作動していただろう!」

オペレーター「起動したプログラムそのものがダミープログラムだったようです!」

時田「くそ!スパイか!」ダンッ!

.


時田「くそっ!まさかあの時の奴か?!」ガンッ!

――――
―――――――――

――――――――――――――


加持(変装)「あっれ~ちょっとちょっと、時田さん!これチョーヤバくないっスか」

時田「何?どうしたの?君見ない顔だけど」

加持「あ、自分臨時のバイトっス」

時田「へーそうなの?バイト雇ったなんて聞いてないけど」

加持「社員個人に頼まれたんでアレなんじゃないッスかね」

時田「そっか~…んで?何がヤバイの?」

加持「このJ.A.の制御プログラムなんスけど」

加持「これ、このままだとなんか突然爆発するッスよ」

時田「マジで!?」

.


加持「いやホントっスよ、だってこの前俺のツレのタクちゃんがこれミスったら爆発しましたもん」

時田「マジで?!ヤバくね?!」

加持「あ、よかったら俺やっとくッスけど。俺こー見えて危険物取り扱い3級なんで」

時田「あ、いいの?悪いね~なんか」

加持「別にいいっスよ」カタカタ

加持「あ、一回全消しやるんで極秘パスワ教えてもらっていいッスか」

時田「ああ、『希望』だよ」

加持「どもーっス」カタカタ

――――――
―――――――――
―――――――――――――――


時田「なんて巧みな潜入だったんだ!」

オペレーター「あんたいっぺん死んで来いよ」

.


時田「やむを得ない!緊急停止だ!制御棒を挿し込め!」

オペレーター「はい!」ピッ!

J.A.「……」ズシッズシッズシッズシッズシッ!

オペレーター「……ダメです!停止信号受け付けません!」

時田「……くっ」バッ!

時田『シンジくん!すまないがマシントラブルだ!』

時田『一旦仕切り直そう!』

シンジ「は?なんだよ!やっぱりポンコツじゃないか!」

シンジ「んなもん続行で―――」


リツコ(…こちらもそろそろ、ね)


初号機「」ガクンッ…

シンジ「?! なん…だ?急に動かなく…!?」

初号機「」ズシャアアアア!!!

.


初号機「」


シンジ「う…く、一体、どうして」チラッ


活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.         内  部//
あと冂・冂冂・冂冂 INTERNAL//
  凵・凵凵・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM


シンジ「そんな!もう内部電源が切れた?!」

.


リツコ「エヴァを高速走行させる時、一番困難になるのは電源供給方法」

リツコ「当然よね、通常通りにアンビリカルケーブルなんか着けたらまともに走れないもの」

リツコ「なら内部電源だけで走る事になるけどそれでは、ね」

リツコ「だから仮設5号機は本来肩にパンタグラフ(電車走らせるための送電ワイヤー)を着けて走行する」

リツコ「あの脚部を扱うなら、送電線がある所でないと充分な走行は出来ないの」

リツコ「…初号機は暴走してここまで来たけれど、それは機械の足を駆動させられる内部電源が満タンだったから」

リツコ「生身の足があれば…今も暴走できれば走れたかもしれないけれど、今の足は動かすのに電気が必要な機械の足」

リツコ「現状、いくらなんでも義足の精密駆動は無理よ」

.


リツコ「つまり、ただでさえここに来るまでに『暴走』と『内部電源』を消費した状態で来た初号機は内部電源終了までにケリをつけなければいけなかった」

リツコ「およそ10秒あるかないか程度だったのかしらね?その電量ではあの距離を走破するのは難しい」


リツコ「だから私は99%シンジくんはこのレースに勝てないと断言したのよ」ドヤァアア!!


ミサト「へーそう」

.


ミサト「シンジくんが前に零号機救出の時使った高速移動は?あれ使えば勝てたんじゃない?」

リツコ「使えたら、ね。機械の足ではあれは無理」

ミサト「ふーん」

ミサト「…ところで、なんかJ.A.制御する管制室が騒がしくない?」

リツコ「さあ?何かトラブルでも起きたのかもしれないわね。ポンコツだから」シレッ

.


オペレーター「?! 大変です!J.A.が進行方向を変更!こちらへ向かってきます!」

J.A.「…」ダダダダダダダ!!!

オペレーター2「J.A.、炉心融解の臨界点まであと僅かですッッ!!」

オペレーター3「このままでは!」

時田「……これまで…か」

時田「…総員退避!ネルフの連中にも伝えろ!全員避難だ!」


「「「了解!」」」


J.A.「…」ダダダダダダダ!!!

.


シンジ「くそ!なんだよ!なんでこんな時に限って止まるんだよ!」ガチャガチャガチャガチャ!

シンジ「さっきの暴走は僕でさえ『いやいくらなんでもあり得ないだろ』って思ったのに!」

シンジ「暴走しろよ!今こそ暴走する時だろ!」

シンジ「ああああ!整備班のおじさんが来てくれればアンビリカルケーブルつけてもらって走れるのに!」


活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.         内  部//
あと冂・冂冂・冂冂 INTERNAL//
  凵・凵凵・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

シンジ「クソッタレ…」グス

シンジ「ん?」

シンジ「……なんか、J.A.から煙出てね?」

シンジ「で、なんかすごい勢いでUターンダッシュしてね?」

シンジ「あれ?なんかこれ……」


シンジ「ヤバくね?」

.


J.A.「…」ダダダダダダダ!!

シンジ「不味いだろ…さっきのマシントラブルってあれ、まさか…」

シンジ「メルトダウン!?」

シンジ「あそこ、まだミサりんやリッちゃんもいるんじゃないの…?」

シンジ「う、うわぁああああ!!」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!

シンジ「ほら!動けって!いつもみたいに!」

シンジ「いつだって僕とお前は奇跡を起こしてきたじゃないか!!」

シンジ「動けよ!動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け!!!」

シンジ「うごっ」

ばきょっ。

シンジ「」



シンジ「…操作レバー、引きちぎれちゃった」

.




シンジ「ガチャガチャやり過ぎたか…知らなかった、これ壊れるんだ…」

シンジ「…」

シンジ「……ごめん、ミサトさん、リツコさん」ウズクマリ


シンジ「さよなら」

.


時田「…残るは私一人、か」

時田「全員避難はでき…ないか。J.A.がここを踏み抜くまであと数十秒ではな」

時田「最後の最後までプログラム停止とプログラム抹消を越権行為してでも試みて、足掻いてみたが」

時田「無駄だったようだ」

時田「…むきにならなきゃよかったな」

時田「どちらにせよ、これで私もJ.A.もJ.A.を対使徒戦導入計画も終わり、か」

時田「…最期にお前に殺されるならばそれもいい」

時田「きっとお前をポンコツとして造ってしまった私への罰だな」


時田「悔しいな」

.










リツコ「…時間ね」




.



J.A.「」グサ、グサグサグサ。

J.A.「」プシュゥー……

J.A.「」ガクンッ。


時田「!」

時田「制御棒が挿入された!助かったぞ!」

J.A.「……」


J.A.「」グラッ……


時田「―――――え?」


.


リツコ「?! 倒れる?!」


00:00:00

初号機「!」カッ

シンジ(来た!)

シンジ(っ、足が動かなっ! …そうだ、逆立ち歩き+棒状のA.T.フィールドを斜めに地面に突き刺して如意棒みたいに伸ばせば!)


00:00:09

初号機「ウォォオオオオオン!!」つA.T.如意棒

初号機「ウォォオオオオ!!」ギュン!


0:01:03

J.A.「」グラッ……

時田(あ、死んだ)

リツコ(私もかー!?)


.


00:02:00

初号機『体当たりッ!』

ゴガンッ!

J.A.「」


ポー……ン!



.


~緊急脱出ヘリ~


戦自「ははは!」

色々ネルフに徴収された人ら「「これでやつらも…」」

国連「ふ…」

餓死者出してる国の人「ひひひ…」

ネルフ原因でクビ切られた技術系の人「へへへ」


戦自「…ん?J.Aが飛んで――――



.






       ぷ・ち。



.


シンジ「………てて……、はっ!」

シンジ「やったか!?」バッ



リツコ「」

時田「」


シンジ「…よかったぁ、二人とも失禁しただけで生きてる!!」ホッ

.




・・・・。



.


時田(下半身ジャージ)「シンジくんありがとう。助かった…そして、すまなかった」

時田「君は人類にとっても英雄だが…私個人としても君は命の恩人だ」

時田「迷惑をかけた」ペコ

シンジ「いいよ別に。それより、"次は"いいのを造れよ!」ポン!

時田「…次は、か。……そうだな」ニッコリ

時田「次こそエヴァに負けないのを造るよ」

シンジ「言ったなー?覚えとくからね!」アクシュ

時田「ああ!」アクシュ

.


リツコ「ふー…やれやれ。一応はシナリオ通り、といったところかしら」スパー

ミサト「ねぇ、リツコ?なんであんた下がジャージになってるの?」

リツコ「……」

リツコ「ちょっと溢しちゃったのよ」

ミサト「ふーん?」

.



シンジ「………」チラッ

戦自「」

色々ネルフに徴収された人ら「「」」

国連「」

餓死者出してる国の人「」

ネルフ原因でクビ切られた技術系の人「」


シンジ「…彼らも時田さんやリっちゃんと同じように人の尊厳を失ってしまった……」

シンジ「ごめんなさい、僕がもっと上手くやれてれば」ペコ

.


戦自「…ち」

色々ネルフに徴収された人ら「「ふん…」」

国連「…」

餓死者出してる国の人「…」

ネルフ原因でクビ切られた技術系の人「…」

シンジ「…あ、つまらないものではありますがお詫びとして…」ゴソゴソ



シンジ「赤木博士のお漏らし付きスカートをどうぞ」ニコッ

「「「「ウォォオオオオオ!!!」」」」


シンジ「あんまりネルフを嫌わないでください。僕らも一生懸命なだけなんです」

.



後日、僕が聞いた話ではあのお漏らし付きスカートはオークションにかけられ、300万で落札されたそうだ


シンジ「なので、僕も一儲けしようと思います」



シンジ「第一回!!ネルフ内あの娘の私物オークション開催ぃいいいい!!!」

「「「わぁああああああ!!!」」」

.


シンジ「今回出品致しますのはこちらの商品!!」

シンジ「赤木博士のお漏らしが染みこんだパンストと!!」

シンジ「染みつきパンティだぁああぁああ!!!」

「「「「ウォォオオオオオ!!!」」」」

マヤ「私、いくらでも出しますっ!!」クワッ!

.


マヤ「あ、でも勘違いしないでくださいよ?!」

マヤ「私はただ他の変態どもにセンパイのが盗られないようにしたいだけで!」

マヤ「あとでちゃんとセンパイに返すつもりですから!」

シンジ「本当は?」

マヤ「………ウヘ」ニタリ

シンジ「はい!ではマヤちゃんの本性が垣間見えたところで50万から!」



.


シンジ(こうして、J.A.の件でリっちゃんがお漏らしした事はネルフ内では公然の秘密となった)

シンジ(こんな悲劇が生まれてしまった事に胸を痛めながら僕は手にいれた1020万を握りしめた)

シンジ(誰が落札したかって?マヤさんは意外と金を持っていた、とだけ言っておくよ)

シンジ「…この臨時収入でリっちゃんに猫土産と高い珈琲贈っとくか」ペタペタ…


.



        次回予告

ミサト「ドイツから正式配属となった"セカンドチルドレン"達と顔合わせをするチルドレン達」

ミサト「艦隊で送られている弐号機αとβ。そして改修されたγを見て惣流アスカは」

ミサト「そんな中、現れた第6使徒。太平洋沖、エヴァは初の水中戦を挑む」

ミサト「改修されたエヴァ零号機と下半身を変更された初号機、弐号機達は勝てるのか」

ミサト「厳しい戦いの果てに、碇シンジは」


ミサト「…そして、同時にアメリカから送られたエヴァ参号機と肆号機のパイロットは」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『最強エヴァー 魚とエヴァと、時々アスカ』」


ミサト「さぁーって!この次も!サァービスサービスぅっ!!!!!!」


.





       番外編
       学 案
       校 内




.


シンジ「渚!渚!」

カヲル「何?僕今から購買に行かなきゃいけないんだけど」

シンジ「約束!果たしに来た!」


カヲル「今?」

シンジ「今!」


シンジ「無限の彼方へぇぇえええ!!!」ガシッ

カヲル「うわ?!」

シンジ「さぁああああ!!行くぞぉぉおおお!」

ペタペタペタペタペタペタペタペタ…


トウジ「渚も大変やなー」

ケンスケ「なんか最近の僕ら傍観者ってカンジだよな」

.


シンジ「まずここが下駄箱だ!!靴を履き替えるならここがいい!」

カヲル「そうだね、最近は毎日僕もここで履き替えているよ」

シンジ「だろうね!何せここは『好きな靴を履き替える場所』ランキングベスト3に入ってるくらいだし!」

カヲル「ランキング内容が実に気になるんだけど…ここ以外はどこが人気なの?」

シンジ「さあ次だ!ちなみにD組の下駄箱には近寄るな!臭いで死ぬぞ!」

カヲル「え?…うわっ本当だ!くさっ?!何これくさっ!?」

シンジ「D組は運動部の奴ばっかりで集められてるからねぇ」グイグイ


カヲル「うわ本当くさっ…ってちょっとシンジくん僕をD組下駄箱に押し付け…ちょっ」


\カヲル「くッッさぁあぁああ!!!」/

.


シンジ「そして僕らの2―A教室!クセ者揃いのクラスさ!」

カヲル「知ってるよ。最近は僕も毎日ここで勉学に励んでるし」

シンジ「そして僕の生ハジケをリアルタイムで観測出来る所さ!」

カヲル「そうだな。僕も毎日君の奇行を目にしてるよ」

シンジ「窓の付近には近づくなよ?さっき僕がまた割ったからガラスの破片が床に」

カヲル「あ、本当だ細かいのが落ちてる」

シンジ「いいか、近づくなよ?!絶対近づくなよ!」グイグイ

カヲル「ダチョウ倶楽部?生憎だけど僕は近寄らな……って何で押して」



\カヲル「いたっ!?」/

.


シンジ「さあどんどこ行くぞ!」

カヲル「ちょっと待ってくんない?今指から血がさ…」

シンジ「お次は購買だ!」


ペタペタペタペタ…



.


シンジ「ここが購買だ!」

購買のおばちゃん「らっしゃい」

シンジ「実は第壱中学に購買は元々はなくて外で買うか弁当持ってくるかだったんだ」

シンジ「でも僕がタルいからって事で父さんにコブラツイスト2時間かけながら説得したら」

シンジ「『シンジ!わかった!ギブだ!ギブギブ!ギブアンドテイク!』」

シンジ「って言ったあとで購買を作ってくれたんだ!」

カヲル「へぇ?碇司令優しいね」

.


シンジ「ラインナップはコンビニ程度なんだけど僕の独断と偏見で決めてるのが多いんだ!」

カヲル「へぇ?ここ昼が終わると何もなくなっちゃうけど…」

カヲル「君には商売のセンスがあるのかもな」

シンジ「だよね!」

シンジ「だから渚、早く買わないと…」


カラッポ。

購買のおばちゃん「ごめんねぇ~もう売り切れちまったよ~」

シンジ「……」

カヲル「……」

シンジ「…あとで僕の弁当あげるよ」

カヲル「いいよ…よく考えたら僕そんなお腹空いてないし…」

.


シンジ「次はトイレだ!」

カヲル「ここ?僕らの教室からだとちょっと遠いんじゃない?」

シンジ「でもここは比較的新しく造られたから綺麗なんだよ」

カヲル「本当だ…ウォシュレットもついてる」

シンジ「元々はこの場所にはトイレなんていらなかったんだけど僕が汚いとこで排泄するのがイヤでさ」

シンジ「父さんにアキレス腱固めを15分くらいキメながら『綺麗なトイレ作って?』って頼んだんだ」

シンジ「そしたらさ、」

シンジ「『いだだだだ!?わかった!わかったからやめろ!シンジやめろ!いだだだだ』」

シンジ「って快諾してくれたんだ!」

カヲル「へぇ?碇司令打たれ弱いんだね」

.


シンジ「でもこの奥の『碇シンジ専用個室トイレ』は使うなよ?」

カヲル「なんか見られると不味いものでもあんの?」

シンジ「いや使わない方がいいよ?ってだけ」

シンジ「中身は普通の最新トイレなんだけど入るのにアイ・スキャンとか指紋認証とかで…」

カヲル「ああ…面倒だね」

.


シンジ「よかったら今使う?」

カヲル「え?いやいいよ別に今は便意ないし」

シンジ「まあいいからいいから」グイグイ

カヲル「ちょっ、あっ!?」

シンジ「ゆっくりくつろぐがいい!」

カヲル「いたた…へっ?」



\カヲル「アッ――――――――!!!」/

.


カヲル「いたた…なんなんだよあのお尻洗浄…」スタスタ

シンジ「強かっただろ?」ペタペタ

カヲル「アナルに水のレーザービーム撃たれたのかと思ったよ」スタスタ

シンジ「よし!お次は図書館DA!!」ペタペタ!

カヲル「待ってよ!」タッタッタ

.


シンジ「図書室だ!ガールフレンドとイベント起こしたかったらここに来るといい!」

カヲル「え?こんなとこが?」

シンジ「そう!例えば芦ノ湖周辺の地理の本を眺めながらデートの約束とりつけたり」

シンジ「探検行くイベントで『あれ?あの娘どこだ?』ってなったらここに来るといたり!」

シンジ「本落ちてきた時に守ったりぶつかったり…」

シンジ「何気にすごい場所なんだよ!」

カヲル「へぇー」

シンジ「ちなみに噂ではこの図書室、『エッチな図鑑』があるらしいんだ。…しかも丸出し本」

カヲル「詳しく聞こうか」キリッ

.


シンジ「なんでもトウジが最初に聞き付けたらしいんだけど…どうにも場所がわからないらしいんだ」

シンジ「たぶん内容と噂からして漫画コーナーか雑誌、保健体育の教科書とか人体の神秘とかだと思うんだけど…」

シンジ「今だ見つかってないんだよ」

カヲル「ふぅん?……あ!」

シンジ「何?」

カヲル「シンジくんが碇司令に頼んでそういう本を入れてもらえばいいんじゃない?」

シンジ「……」ハフゥ…

カヲル「?」

シンジ「渚」

シンジ「こういうのはね、ロマンを楽しむモノなんだよ」

カヲル「?よくわかんないんだけど」

.


カヲル「あるかどうかもわからない図鑑を探すより、現物を沢山仕入れた方が合理的じゃないか」

シンジ「だーかーらー、」

シンジ「あのね?洞窟へ探検にいって宝を見つけ出すのと」

シンジ「宝石店とか古銭、博物館でお宝を眺めるのは全然違うだろ?」

カヲル「…なるほど」フム

シンジ「僕らは図書室という洞窟に入ったトレジャーハンターなんだよ」

シンジ「トレジャーハンターが宝石店で宝石買っても最高にダサいだけだろ!」

シンジ「今はネットでも何でも手に入るけどさ…」

シンジ「十代の若者はこの開拓者精神みたいな心意気を忘れちゃダメだよ!」

カヲル「ふぅん?」

.





シンジ「ようするに!!ロマンなんだよ!!!」 どん!



.





カヲル「あ、はい」 どん!



.


シンジ「よし!最後は屋上だ!!」ペタペタペタペタ!

カヲル「待てよ!」タッタッタッタッタ

シンジ「ほれほれほれーい!グズグズするなーい!!」

カヲル「シンジくん速い!」

シンジ「鍛えてるからね!」ペタペタペタペタペタペタ

.


~屋上~


シンジ「到着!!」ズシャアアアア!!!

カヲル「はぁ、はぁはぁ…」

シンジ「喉乾いた?なんか飲む?」

カヲル「ここ屋上だろ?君は裸だし…どこに飲めるモノがあるって言うんだよ」

シンジ「ここにあるよ」ゴソゴソ

カヲル「…まさか、」

カヲル(まさか『僕の尿を』なんて言わないだろうな…」ゴクリ…

シンジ「いや言うわけねーだろ…気色悪いよ」

カヲル「違うの?」

シンジ「違うよ?」

.


シンジ「床を改造してさ、色々入れてあるんだ」パカッ

シンジ「水とか食べ物とかお菓子とか…日持ちするものなんかをね」

シンジ「何がいい?」

カヲル「じゃあ…エビ○ンで」


・・・・。



カヲル「…」ゴキュゴキュ

シンジ「こっから見えるのが僕らの街、第3新東京市」

シンジ「別名、対使徒迎撃用要塞都市」

シンジ「僕らはこの街を守ってるんだ」モグ
カヲル「改めて見ると壮観だね」ゴキュゴキュ

.


シンジ「はー…僕らの他にもエヴァに乗れる人が居たらなー」

カヲル「居たら?」

シンジ「頼もしいし、僕が乗るよりずっと上手くやってくれそうじゃない?」

カヲル「そう?僕は君以上にエヴァを上手く扱う人は居ないと思うけど」

シンジ「んな事はないよ」

シンジ「例えば大人の鍛えられた軍人とか…リっちゃんみたいなその道のプロが乗ったら」

シンジ「きっと…もっと上手く、」

カヲル「ふぅん」モグ

シンジ「あー…なんでエヴァって14才しか乗れないんだろ?」

カヲル「さあね?」

.


シンジ「…」

シンジ「"大人が嫌い"」

シンジ「エヴァは、大人が嫌いなんじゃないかな」

カヲル「ふーん?」モッモッ

シンジ「でもきっと子供過ぎるのも嫌いなんだ」

カヲル「はあ」

シンジ「人間が嫌いなわけじゃない…だから」

シンジ「大人でもなく、子供すぎでもない」

シンジ「その特徴を持つのが14才。だからエヴァには14才しか乗れない」



シンジ「とか?」

カヲル「かもね」

.


カヲル「でもさ、」

シンジ「何?」

カヲル「僕…一応今年15才なんだけど」

シンジ「えっ」


シンジ「えっ」


.


カヲル「ホントだよ?実は誕生日がセカパクと同一日なんだけど」

カヲル「2000年生まれなんだよ。シンジくん達は2001年生まれだろ?」

シンジ「うん」

カヲル「2000年9月13日が誕生日なんだ」

シンジ「…へぇーなんか詐欺られた気分だ…」

カヲル「まあ一応14才と言えば14才だけどね」

シンジ「納得いかねー…」

.


カヲル「それよりさ」

シンジ「何?」

カヲル「ちゃんと言ったからな」

シンジ「何を?」

カヲル「誕生日。ちゃんと僕は君に言ったからな」

シンジ「…はいはい。そん時は祝ってやるよ」

カヲル「…絶対だからな」

シンジ「へぇへぇ」

.


シンジ「…使徒ともさ」

カヲル「?」

シンジ「使徒とも今の僕らみたいにさ、こーやってダベれたら…上手く共生出来るんじゃないかなって」

カヲル「……」

シンジ「やっぱ難しいかな。まあ言葉が通じるはずの同じ人間同士でもケンカするしね」

カヲル「……」

シンジ「そりゃ、あいつら何考えてんのかとかわかんないけどさ…もし、ちゃんと腹を割って話せたら」

シンジ「案外僕らは上手くいくんじゃないかなーって」

シンジ「友達になれるんじゃないかな」

カヲル「……」

シンジ「なあ、渚はどう思う?」

.


カヲル「…シンジくんは」

シンジ「?」

カヲル「ひょっとして、ぼ…使徒の秘密とか…何か知ってたりするわけ?」

シンジ「え?いや何にも?…何で?」

カヲル「君は、何か核心を知ってる気がして」

シンジ「知るもんか!父さんは何か知ってる臭いけど教えちゃくれないし」

カヲル「そ」

カヲル「さっきの『人間と使徒がコンタクトとれるとしたら仲良くなれるか』って奴だけど」

シンジ「うん」


カヲル「仲良くなれるんじゃないかな。コンタクトをとる人間代表が君なら」

シンジ「え?マジ?じゃあちょっと今度の使徒戦で和平策頑張ってみようかな」

.




      番外編
      終 了



.


シンジ「げーんこっつ山のーアっヤナっミさん♪」トントン

綾波「…」トントン

シンジ「おっぱい揉んでー♪」ガシッ

綾波「?!」

シンジ「まった揉んでー♪」モミモミ

綾波「…っ///」ビクンッ

シンジ「ガッと揉んで♪」モミモミ

綾波「んっ…///」ビクンッビクンッ

シンジ「サッと揉んで♪」モミモミ

綾波「あっ…は…////」ビクンッビクンッビクンッ

シンジ「まった揉ーんでっ♪」モミモミ

綾波「揉みすぎっ!////」ビンタ!

シンジ「ぐはっ?!」ズシャアアアア!!!

.







         最
  魚      強
  とァと、   エ    ア
  エ  時   ヴ    ス
  ヴ  々  ァ ー   カ


ヒカリ「もうっ!碇くんまた綾波さんの胸を揉んだの?」

シンジ「揉みました」キリッ

ヒカリ「揉みました、じゃないでしょ?綾波さん嫌がってたじゃない」

綾波「碇くんはテクニシャン過ぎる」

ヒカリ「ほら!そんな事しちゃダメでしょ?」

シンジ「綾波は…僕に乳を揉まれるために生まれてきたのかもしれない」キリッ

ヒカリ「そんな存在意義悲しすぎるわ」

綾波「そう……なの…?」ガクッ

ヒカリ「綾波さんも本気にしないの」

.


ヒカリ「あのね?勝手に女の子の胸を揉むのは犯罪なの。わかる?悪い事なのよ?」

シンジ「そんな世の中間違ってるよ!!!」

ヒカリ「間違ってるのは碇くんだからね?」

シンジ「大体ヒカリだって揉まれてみてよ!絶対認識変わるよ!」

ヒカリ「イヤ」

シンジ「そんな!これじゃ話は平行線じゃないか!」

ヒカリ「そうね、私も今すっごく困ってるわ?」

シンジ「……わかった…ヒカリがそんなに言うんなら…」

ヒカリ「わかってくれた?」

シンジ「せい」モミッ

ヒカリ「!?」

シンジ「………」モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ

ヒカリ「キャアアッッ……ああんっ?!////」

.


・・・・・。


トウジ「……それで?」

ヒカリ「綾波さんとかに被害が出ないように私の胸だけなら揉んでいいって約束したわ!」

ケンスケ「委員長、それ本気?」

ヒカリ「だって…それが一番じゃない?キモチヨカッタシ…」

ヒカリ「私が犠牲になって皆が笑えるなら…!」

トウジ「ケンスケ、ちょっと」

ケンスケ「ああ」


トウジ「なあ、委員長がシンジに毒され過ぎてヤバイんやけどどないすればええんや?」

ケンスケ「本人がいいならいいじゃん」

トウジ「せやかて」

ケンスケ「なんか問題あんの?」

トウジ「モラル的な意味でや。ちゅーか羨ましすぎてムカつく」

ケンスケ「本音が出たね」


トウジ「ほんならお前許せるんか?!そら、相手はいいんちょやけど!」

トウジ「女の胸揉み放題なんて中二の夢を!!あいつあっさり叶えてまってんやぞ!」

ケンスケ「まあいいじゃん。俺達に出来ない事を碇はやり遂げたんだよ」

トウジ「……なあ、ケンスケ?」

ケンスケ「何?」

トウジ「お前…なーんか大人しすぎちゃうか?」

ケンスケ「どういう事?」

トウジ「いや…前やったら『ずっるぃい!あんなの許すな!』みたいにノってくれたやん?」

ケンスケ「そだっけ?」

トウジ「せや!」

.


トウジ「……」

ケンスケ「……」

トウジ「まあええわ。ワシちょっとパン買うてくるわ」スタスタ

ケンスケ「いってらー」ヒラヒラ



シンジ「ケンスケー」ペタペタペタペタ

ケンスケ「ん?何、シンジ」

.


シンジ「今の綾波とヒカリの乳揉むシーン、録画と撮影できた?」ニヤリ

ケンスケ「おう、バッチシ」ニヤリ


シンジ「越後屋、お主もワルよのぉ…」ゲヘヘ

ケンスケ「いえいえ…お代官様ほどでは…」グヘヘ

カヲル「ヒトの本性は醜いね」




カヲル「でもあとで僕にも見せてよ」

ケンスケシンジ「「任せな」」

.


~ネルフ~


日向「とにかく第一支部の状況は?…無事なんだな!?」

日向「…いいんだよ!計算式やデータ誤差はMAGIに判断させる!」

冬月「なに、消滅!?確かに、第2支部が消滅したんだな?」

青葉「はい!全て確認しました!消滅です!」

ミサト「まいったわねー」

日向「上の管理部や調査部は大騒ぎ、総務部はパニクってましたよ」

ミサト「…で、原因は?」

リツコ「未だ分からず。手がかりはこの静止衛星からの映像だけで、後は何も残ってないのよ」カチ。

マヤ「シーンを再生します」

マヤ「テンマイナス、エイト、セブン、シックス、ファイブ、フォア、スリー、ツー、ワン、……コンタクト!」

パッ……

ミサト「ひどいわね…本当に、一瞬で」

.


マヤ「エヴァンゲリオン四号機、参号機以外の半径89キロ以内の関連研究施設はすべて消滅しました」

リツコ「数千の人間を道連れにね」

青葉「タイムスケジュールから推測して、ドイツで修復したS2機関の搭載実験中の事故と思われます」

ミサト「わからないモノを無理して使うからよ…」

マヤ「予想される原因は材質の強度不足から設計初期段階のミスまで…32768通りです」

ミサト「妨害工作の線もあるわね?」

日向「お言葉ですが、爆発でなく消滅なんでしょう?つまり、消えた、と」

リツコ「多分、"ディラックの海"に飲み込まれたんでしょうね」

ミサト「ディラック?」

リツコ「簡単に言うと異世界。我々が認知する世界より次元が高次元化した為に認識出来なくなっていると言うこと」

ミサト「(わかんね)…でも、なんで参号機と四号機は無事だったのかしら」

リツコ「原因となった二機のS2機関の共鳴暴走…そのグラウンド・ゼロにはなんらかの理由で発生しなかった…かもしれないわ」

ミサト「テキトーね」

リツコ「情報が少なすぎるもの」シレッ

.


ミサト「そっれでー?残った参号機と四号機はどうするの?

リツコ「ここで引き取ることになったわ。米国政府も第1支部までは失いたくないみたいね」

ミサト「はあ?元々参号機と四号機はあっちが建造権を主張して強引に作っていたんじゃない」

ミサト「ったく、今更危ない所だけウチに押し付けるなんて、虫のいい話ねー」

マヤ「私も…そういう汚いやり方は嫌いです」プクゥ。

リツコ「潔癖症ね。そんなんだと生きていくのが辛いわよ?」

マヤ「でもぉ…」

リツコ「まあ、あの惨劇の後じゃ誰だって弱気になるわよ」

ミサト「で、起動試験はどうするの?マルドゥックからは新しいチルドレン発見の報告はないんでしょ?」

リツコ「…そうね、これから決めるわ」

.


~総司令執務室~


碇司令「機体の運搬はUNに一任してある。週末には届くだろう」

碇司令「後は君のほうでやってくれ」

赤木博士「はい。2機の調整ならびに起動試験は松代で行います」

碇司令「テストパイロットは?」

赤木博士「ダミープラグはまだ実用化には至らず、開発段階です。現候補者の中から」

碇司令「…5人目《フィフス》と6人目《スィクスス》を選ぶか」

リツコ「はい。…特に参号機については速やかにコアの準備が可能な子供が2名います」

ゲンドウ「詳細を聞かせろ」

.


リツコ「では…」カタカタ

リツコ「先ずは第一候補。『相田ケンスケ』」

リツコ「サードと仲がよく、レイとも知り合い。エヴァや軍に対し関心が高い。」

リツコ「また、参号機との適性も最も高い数値をマークしています」

ゲンドウ「…続けろ」

リツコ「第二候補、『鈴原トウジ』」

リツコ「サードとはそれなりの仲。レイには苦手意識があり、エヴァに対しての関心は低いです」

リツコ「また、参号機への適性は30%程度。ですが」

リツコ「いつも着ているジャージの色が参号機のメインカラーと同じです」

ゲンドウ「………」

.





ゲンドウ「……後者、だな」

リツコ「私もそう考えていた所です」


冬月「えっ?!」バッ

.


ゲンドウ「案ずるな冬月…今のやり取りはジョークだ」

リツコ「すみません。私達だけに通じるモノですから」ニコリ

冬月「そ、そうかね…」ホッ


リツコ「本来は逆ですね」

碇司令「ああ。では四号機は」

赤木博士「可能であればフォースを起用しようかと」

碇司令「不可能の場合は」

赤木博士「…もう一人の方を」

碇司令「そうか。任せる」

赤木博士「了解しました」

.


・・・・・。


シンジ「ヒカリ!ヒカリぃいい!」モミモミモミモミモミモミモミモミ

ヒカリ「あ、やんっ!ふぁああ!////」



トウジ「………」イライライライライライライライライライラ

ケンスケ「トウジ、人間の顔じゃない表情になってるよ」

トウジ「あかん…羨ましすぎてワシちょっと…ホンマに…!」イライライライライライラ

.


綾波「平和…」マクマク。

カヲル「それにしても。ファーストはいいねぇ?シンジくんに弁当作ってもらえて」

綾波「羨ましいの?」

カヲル「うん」

綾波「なら少しあげるわ」つ\\

カヲル「……ファースト、その緑のヤツは食べられないんだけど」

綾波「そうよ…」

カヲル「ファースト、僕怒ってもいい?」

綾波「ダメよ…」

カヲル「…じゃあその大根サラダを少し」

綾波「ダメよ…」ガシッ

カヲル「…ファースト、やっぱ僕怒ってもいい?」

綾波「ダメよ…」

.


トウジ「よし、一言言ったる…!」ガタッ!


ピンポンパンポーン♪


『2年A組の鈴原トウジ、及び相田ケンスケ。』

『鈴原トウジ、相田ケンスケ。至急、校長室まで。』


ピンポンパンポーン♪


トウジ「……は?」

ケンスケ「え…?」


.


シンジ「ん?またなんかやったの?」モミモミモミモミ

ヒカリ「はふぅん!」

トウジ「いや?なんも心当たりないわ」フルフル

ケンスケ「僕も」フルフル

シンジ「だよねぇ。ケンスケだけならアレがバレて呼び出しってわかるけど…」

シンジ「それなら僕も呼ばれそうだし…」ウーン



シンジ「それか、さっき僕が校長室にトラック3台分の納豆を窓から入れた件かな」

トウジ「なんでそないな事したん?」

シンジ「ムシャクシャしてやった。反省も後悔もしないがニコニコに公開はする!!」

トウジ「それ、全部校長センセに言うとくからな」

.



~校長室~


トウジ「鈴原トウジ、入りま、くっさぁッッ?!」

ケンスケ「相田ケンス、くっさぁッッ?!」

リツコ「ネルフ本部、技術開発局一課所属赤木リツコよ」

リツコ(ダメね…口を開くと臭いが)ウプ

リツコ「…場所を、ウプ…変えましょうか……」ウプ

トウジケンスケ「「賛成っす」」ウプ


校長「……私は、一体誰からこんなに恨まれて……」シクシクシクシク

.


\『ざ~んーこーくーな♪天使のよーおーにー♪しょーおーねーんーよ』/

シンジ「ん?」

\『し、ん、わにっ!なーれっ!』/

シンジ「はい」ピッ

ミサト『シンジくん?この前言った太平洋に弐号機出迎えの件だけど』

ミサト『今そっちに迎えに行くからねん♪』

シンジ「…えー」

ミサト『レイとカヲルくんも連れてきてねー』

シンジ「はーい」

.


シンジ「はー…」ピッ

シンジ「綾波ー?渚ー?今から太平洋沖にクルージングだってさー」クルッ



カヲル「はあっ!!」つ\\

綾波「させない」つ\\


ガキン!ガキンガキンガキンガキンガキン!!

カヲル「いいじゃん!せめて一口!!」つ\\

綾波「だめ。これは私のおべんとうだから」つ\\


ガキンガキンガキンガキンガキンガキン!!!


シンジ「わかったよ…今度渚にも作ってくるからその箸バトルやめろよ…」

カヲル「っし!!やった!」ガッツ!

.


・・・・・。


~太平洋沖、ヘリ~

アスカ「アレが『オーバー・ザ・レインボー』?」

ミサト「そうよー」

カヲル「へぇ…こうやって海や艦を見るのは初めてだ」

綾波「物々しいわね」

シンジ「ん゙ー!!ん゙ん゙ー!!!」ジタバタジタバタ!

カヲル「…なぜシンジくんは服を着せられた上で拘束具を」

ミサト「海軍にまでウチの恥部を晒したくないからよ」


シンジ「ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ッッッッ!!!!」ジタバタジタバタジタバタジタバタ!

シンジ(死ぬ…!死んでしまう…!こんな窮屈なのは耐えがたいよ!!!)

カヲル「……」

.


アスカ「はー…でもアレよね、シンジはずっとそうしてた方がいいんじゃないの?」

アスカ「あたしもすっごく楽だしー」

ミサト「よねー(笑)」

カヲル「……」

カヲル「…」チラッ。

かちっ。

シンジ(! なぜか拘束具が外れた?!)

シンジ「どりゃああああ!!!」ビリビリブチーン!!!

ミサト「?! 拘束具が!?」

シンジ「ウォォオオオオオオオンン!!!」

綾波「暴走…!」


シンジ「ウォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!」


.


シンジ(全裸)「とおっ!!!」ガラッ!

ミサト「ちょっとぉっ!?何する気?!」

シンジ「全てを解放せよ!!全てを解放せよぉぉおおお!!!」ピョイン!


シンジ「トリャー!」


\ジャパァアン!!!/

カヲル「……」ニヤリ

アスカ「…飛び降りたわね、海に」

綾波「大丈夫。いつもの碇くんだわ」

ミサト「ちょっと!誰かすぐに救命ボートを!早く彼を保護して!!」

ミサト「何でよぉぉおおお!何でヒトのチカラでは絶対開かない万全の拘束具が開いちゃうのよぉぉおおお!?」


カヲル(大丈夫だ、シンジくん!僕は君の味方さ!)bビシッ!

.


~海中~


シンジ(…母なる海)プクプク

シンジ(プールみたいなちゃちな場所じゃない。こんな広大な海で泳げるなんて)

シンジ(僕は幸せだな…)スイスイ




サメ(ホホジロサメ)「……」ジー

シンジ(おっきいサメだなー)スイスイスイスイ

.


サメ(5m級)「っ」アーン

シンジ(歯並び悪いなコイツ)




シャチ(7m級)「ッッ」バクンッ!!

サメ「がはっ?!」


シンジ(わー…真下から泳いできたシャチがサメに食いついたや)

シャチ「がぶっ……はぐっ……がぶ、むしゃ…!」グチャッグチャッ!

サ/メ「」

シンジ(エグいなー)スイスイ


シャチ「……」ギロ

シンジ(お、こっち見た)

.


シャチ「…」ギュン!

シンジ(あ、こっち来た)

シンジ(そういえばシャチって別名『海の殺し屋』って言われてるくらい獰猛で危ない生き物なんだよね)

シンジ(僕は黒と白の外見とか可愛いなって思うけどさ)

シャチ「…」ギュン、ギュン!

シンジ(可愛いなー。めっちゃスピード出してこっちに来てるけど…)

.


シャチ(あそぼっ♪)ゴスッ!

シンジ「ごぼっ?!」

シンジ(そういやイルカの仲間だったっけ。人懐っこい部分もあるらしいが…!)

シンジ(野生でこんな慣れてんのはおかしっ、ああっ!?)



シャチ「キュ♪キュ♪」ポーン!ポーン!

シンジ「ごはっ!ぐはっ!」


ミサト「パイロット救出急いで!シンジくんがシャチにボールにされてるの!!」

艦長『救出はするが、一体何がどうしたらそんな事態になるのだ!?』

.


シャチ「キューン!キューン!」



アスカ「…悲しげな声出してまで呼ばれてるわよ」

シンジ「わからん…何故あのシャチは僕をそんなに気に入ったんだ…」ゲホッ、ゴホッ

カヲル「君は人外から好かれやすいからじゃない?」

綾波「そうね」

シンジ「? 僕皆の前でそんな動物に好かれた事あったっけ?」

カヲル「気にすんなよ、こっちの話さ」

シンジ「?」


ミサト「はー…寿命が5年くらい縮んだわ…」ゲッソリ

.


アスカ「それでー?あたしの新しい弐号機γは!?」ワクワク

ミサト「あとでね…私今からちょっち艦長と話つけてくるから」ヨロヨロ

スタスタ……


シンジ「ミサりんは大変だなぁ(他人事)」

アスカ「あんたバカァ?ぜーんぶあんたのせいじゃない!」

シンジ「えー?そうかなー」

シンジ「てーか君はくる必要なかったんじゃない?弐号機γだってどーせ乗るのは本部でだろ」

シンジ「何で来たのさ?僕は嬉しいけど」

アスカ「碇司令に言われたのよ。『行け』って」

シンジ「容易に想像できるなぁ…あの説明不足親父…」

アスカ「てゆーか。やーっぱ、あんたあたしの事好きでしょ?」ドヤ

シンジ「別に」プイ


アスカ「いい加減観念しなさーい?あんたの気持ちはバレバレ愉快よシンジくーん?」ダキ

シンジ「う、後ろから抱きついてくるなよ!恥ずかしいだろ!///」バッ

アスカ「あんたにも羞恥心があった事にビックリしたわ」


カヲル「……」

カヲル「…」チラッ

ぶわあっ!!

アスカ「きゃ!風が……」バサァッ!

シンジ「」

アスカ「」

シンジ「」

シンジ「縞パン……か」

アスカ「ッッ!!//////」ブンッ!

バチィイイイイン!!!!

.


ミサト「ただいまー…ハァ、あの石頭艦長め、ぬぅあにが『日本に着くまでが我々の仕事だ!』よ…」

ミサト「ん?何で頬に紅葉がついてんの?」



ミサト「カヲルくん」

カヲル「別に。ちょっと盾になっただけ」ヒリヒリ


アスカ「避けんな!あんたも殴られなさいよッッ!!」ブンッ!ブンッ!

シンジ「はっ!よっ!はーっ!」ヒョイヒョイヒョイ!

.



壁|アスカ(式波)「……」ジー


綾波「…」ボヘー


式波「…あれがエコヒイキで選ばれた零号機パイロット…と、」チラリ


カヲル「シンジくん、そこだ!今ならトドメを刺せる!

シンジ「怖ッ!?さすがに刺さないよ!?やっ!はっ!どりゃー!」

惣流「何よ!手を抜くな!…つーかまずコサックダンスしながら避けんな!!」ブンッ!ブンッ!


式波「…ナナヒカリで選ばれたクセに、全ての使徒殲滅に貢献した、変態パイロット…」

式波「白いのは知らないけど。まあいいわ」スタスタ

.


・・・・。

~弐号機α格納庫~

シンジ「あれ?この機体ってさ…この前の使徒との戦いで出張ってきたヤツじゃない?」

惣流「あら?ホントね…これ式波のじゃない?」

惣流「何よ!ミサトのヤツがこっちの艦にあたしの弐号機があるって言うから来たのに!」

綾波「間違えたのね」

カヲル「へぇ…弐号機って赤いんだ」



「違うのはカラーリングだけじゃないわ!」


「「「「?」」」」クルッ。

.


式波「所詮零号機と初号機は開発過程のプロトタイプとテストタイプ」

式波「けど、この弐号機は違う!」


式波「これこそ、実戦用に造られた世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ!正式タイプのね!」ドヤッ!


シンジ「…」

綾波「…」

カヲル「…」


シンジ「…拍手してあげようか。ね?」パチパチ

綾波「そうね」パチパチ

カヲル「そうだね」パチパチ

式波「やめなさいよ!そういうのやめなさいよ!!」



惣流「…何よ、元々この弐号機α(旧劇版)はあたしのだったのに。あんたが来たから…」ブツブツ

.


式波「大体!アンタ常時全裸でいる事を恥とも思わないなんて!」

式波「アンタはどこの奥地の部族よ!」ビシッ!


シンジ「あー…うん、すっげー『え、今更?』な事つっこんでるけど、『そうだね』って顔してあげて?」

綾波「そうね」ソウダネ

カヲル「そうだね」ソウダネ

式波「だから!そういうの!!やめなさいよ!!!」


惣流(なんか自分が言われてるみたいで恥ずかしいわね)

.


シンジ「じゃ、こんなとこ用もないし行こっか」ペタペタ

綾波「そうね」スタスタ

カヲル「そうだね」スタスタ

式波「あっ…ちょっ…、もうちょっとアタシの話を聞いていきなさいよ!」


惣流(知らなかった…あの子ああいう残念な子だったのね…)ズーン

.


式波(ちなみにQの格好)「見なさい!この猫耳帽子とジャンパー!」

式波「ま、服を着ないアンタには良さがわかんないかもしれないけど!」

シンジ「うんそうだね、僕はよくわかんないからそういう話を振らないでくれるかな」ニッコリ

式波「やめなさいよ!そういうカンジの対応すんのやめなさいよ!」

綾波「私もわからないわ。…オシャレ、しないもの」

カヲル「あいにく僕も女の子のファッションはわかんないよ」

惣流「あっ!そういえばシンジ、お昼なんだけどさ」

シンジ「ああ、どうする?」


式波「だから!示し会わせたように『自分にフッてくるな』的態度をするんじゃないわよ!!」

.


~食堂~

シンジ「あれ…なんか食堂着いちゃったね」

惣流「じゃ、ついでだし食べてく?」

綾波「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き」スタスタ

カヲル「僕は鯖味噌」スタスタ

惣流「あんたら早いわね!?」

式波「ふん!目的を達成しない内から休憩しようなんて…これだからプライドのない奴は」

シンジ「っせーな、じゃあお前だけ来んなよ」

式波「はン!行かないわよ!」

惣流「その…あんたも来なさいよ!あたしはここの勝手を知ってるあんたに来て貰えると嬉しいわ!?」


シンジ(まさかアスカが気を使うレベルの人に会うとはな…)

.


~食堂、券売機~


シンジ「あれ?またアスカ?」

惣流式波「「え?」」

シンジ「いや君らじゃないよ。アレ」




アスカ(貞本)「……」


.


シンジ「あの、」

貞本「Scheiβe(シャイセ)!!」ガンッ!

貞本「ちょっと!何で券が出ないのよっ!」ガンッ!ガンッ!ガンッ!

シンジ(うわ、券売機蹴りまくってる…あぶねー…ヤンキーかよ)

貞本「あん…?」ジロ

貞本「あら、あんたたちも来たの」

式波「悪い?」アァン?

惣流「まあね。で、どうしたのよ?」

貞本「ん、お金入れたのに券売機が券を吐かないのよ」

.


惣流「素直に係りの人呼んだら?」

式波「待ちなさいよ。それで自分達の操作ミスだと恥ずかしいじゃない!」

貞本「ん…じゃあ、とりあえずはもっかい見てみるわ」



綾波「物事の判断を3人の自分で決めてる…まるでMAGIシステムね」

シンジ「常識的な自分(惣流)、武人的な自分(式波)、不良的な自分(貞本)ってトコかな」

カヲル「何でもいいけど早くしてくれないかな。僕は早く鯖味噌食べたいんだよ」

.


惣流(ちなみに格好はレモン色ワンピ)「うーん…」

貞本(タンクトップにホットパンツ)「どう?」

式波「まだるっこいわね…」

アスカ'S「「「よし!」」」


シンジ「あ、可決したみたいだ」


アスカ'S「「「何よ!この機械壊れてるんじゃないの!?」」」ガンッガンッガンッ!

アスカ'S「「「そこの全裸!係りの人呼んで来なさいよ!」」」


シンジ「…うん、なんかそんな気はしてた」

.



・・・・・。


惣流「さ!食べよっか!いただきまーす」

式波「そうね」

貞本「いただきまーす」

カヲル「鯖味噌美味しいよ」モキュモキュ。

綾波「ふーっ、ふーっ、あむ」ズルルルルル!


シンジ「くそ、僕の秋刀魚定食が最後かよ…」

.


カヲル「…鯖味噌、食べる?」つ\\

シンジ「いやいいよ…たぶんもうすぐ来るし。気持ちだけもらっとく」

カヲル「そう」シュン

シンジ「そんなしょげるなよ…」

貞本「なぁに?『あーん』がしたかったって?あんたらそーいうカンケイ?」

シンジ「ちげーよ」

カヲル「違うよ」


シンジ「やだねー友情とか親しみを性的な意味だと勘違いしたり思い込みたがる奴って」

カヲル「全くだよ。すぐ恋慕に持っていきたがるのは悪いクセだよ。やめろよそーいうの」

貞本「ああ、ケンカ売ってんなら早く言いなさいよ…!」ガタッ

.


カヲル(ボッコボコ)「そうだね、お互いに理解を示す事が大事だね!」

シンジ「うん、ちょっと僕も言い過ぎたよ。そういうのが好きな人だってたくさんいるしね!」

貞本「何の考えもなく質問しただけのあたしをそう決めつけて非難したあんたらこそやめなさいよ」ゴキゴキ

.


食堂のおばちゃん「お待たせしました!秋刀魚定食の方ー」

シンジ「はい!はいはいはーい!」ガタッ!

食堂のおばちゃん「はだかっ?!どーしたのあんた!」

シンジ「いいから!そーいうのいいから!はよはよ!」バンバン!

/『緊急事態発生。緊急事態発生。』\


シンジ「え?」

惣流「ん?」

式波「…」ガタッ

貞本「んん?」

カヲル「…」モキュモキュ

綾波「…」ズルルルルル


/『敵性生物が現れました!総員、第一種戦闘配備!繰り返す!総員…』\


.


/各艦、艦隊距離に注意の上、回避運動!\

式波「エヴァへ行くわよ!」ダッ

惣流「そうね!」ダッ

貞本「ま、あたし達にしか出来ないわよね!」ダッ


シンジ「行っちゃったよ…僕らはどうしろってんだ」

カヲル「ごはん食べてから葛城一尉のとこ行けばいいんじゃないの?」

綾波「そうね」ズルルルルル

シンジ「綾波…もうちょっと喋ろうよ」

綾波「そう?」ズルルルルル

.


~ちょっと前~

艦長「おやおや、ボーイスカウト引率のお姉さんかと思っていたが、それはどうやらこちらの勘違いだったようだな」

ミサト「ご理解いただけて幸いですわ。艦長」

艦長「いやいや、私の方こそ久しぶりに子供たちのお守りができて、幸せだよマジでー(棒)」

ミサト「…此度はエヴァ弐号機らの輸送援助、ありがとうございます」

ミサト「こちらが非常用電源ソケットの仕様書です」

艦長「ハッ、大体この海の上であの人形達を動かす要請なんぞ聞いちゃおらん」

ミサト「…万一の事態に対する備え、と理解していただけますか」

艦長「その『万一の事態』に備えて我々太平洋艦隊が護衛しておるんだがなー?わかんないかなー?」

ミサト「…」イラッ

.


艦長「はーやれやれ…いつから国連軍は宅配屋に転職したのか」

艦長「オモチャ一つ運ぶのにたいそうな護衛だよ。まさかの太平洋艦隊勢揃いだからな」

ミサト「エヴァの重要度を考えると、足りないくらいですが…」

ミサト「では、この書類にサインを」

艦長「まだだじゃい!!エヴァ"弐号機"α~γの3機及び同操縦者は、ドイツの第3支部より本艦隊が預かっているんだ!」

艦長「君らの勝手は許さんワイ!」

ミサト「ッチ、では、いつ引き渡しを?」

副長「規定では新横須賀に陸揚げしてからになります」

艦長「海の上は、我々の管轄だ。黙って従ってもらおう」

ミサト「…分かりました。ただし、有事の際は我々ネルフの指揮権が最優先であることを」

ミサト「お忘れな―――


ガグンッッッッッッッ!!!


.


ゴポ………ン。

ズズ、ズズズズズズ、

ズズズズズズズズズズズズ!!!!



ガギエル「グルルルル……!」


……ゴポン。ゴポゴポ……


ザパ………!


ザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!


ガギエル「グォォオオォオオォオオォオオ!!!」


.


副長「敵性生物が我々艦隊に衝撃波を飛ばしてきたようです!」

艦長「全艦任意に迎撃だ!急げぃ!」

ミサト「無駄なことを…」

ミサト「にしても。何故使徒がここに?……やっぱ、弐号機達?」




~甲板~

加持「………」

.


加持「いやはや…こんな所で使徒襲来とは、ちょっと話が違いませんかね?」

碇司令『そのための弐号機だ。予備のパイロット達も追加してある』

碇司令『最悪の場合、君だけでも脱出したまえ』

加持「ええ…分かってます」プツ


加持「…ああ、わかっているさ。お前が何を探し、何故ここに出現したかくらいは、な」

加持「……」チラッ


鞄『………』


加持「…どうやらもう行った方が良さそうだな。アスカ達や他のチルドレン、」

加持「葛城にも挨拶していきたかったが…時間切れだ」

加持「…ま、人類が滅びなきゃ本部で会おうぜ、マイハニー?」スタスタ

.




シンジ「」

食堂のおばちゃん「……」


衝撃で床に散らばった定食


食堂のおばちゃん「てへぺろ♪」

シンジ「ぶるぁああああああぁああああああ!!!」

.


艦長「撃て!撃て撃て撃てー!」

艦隊<ズドォン!ズドォンズドォン!

ガギエル「グォォオオォオオ!!」

艦長「くっ!何故沈まん!」ダンッ!

ミサト「あ~ら?お忘れですか?艦長?」ニヤニヤ

ミサト「使徒にはA.T.フィールドというのがあって、通常兵器の火力じゃ貫通できないんですよー?」

艦長副長「「ぐっ…!」」


ミサト「ほら、有事なんですから、とっとと全指揮権とそのマイク寄越せよコルァ」


.


/『エヴァパイロット全員に告ぐ!』\


シンジ「あれ?ミサりんの声?」


/『今回は各エヴァに搭乗するアスカ達と、』\


/『"バディ"を組んでもらうわ!』\


綾波「また葛城一尉が妙な事を言い出したわね」

カヲル「いつもの事だよ」

綾波「そうね」


/『アスカ達は各自シンジくん、レイ、カヲルくん』\


/『その3人の内から誰か一人選んでプラグに乗せて!』\


アスカ'S「「「………」」」

.



惣流(ミサトが言うならやるけど…アレよね)

式波(これ、競争になるわね)

貞本(間違いなく誰よりも速く到達してパートナーを決めなきゃいけない…)


(((そう、何故なら)))



(((サードチルドレンとだけは絶対イヤ!!!)))



.



アスカ'S「「「エヴァンゲリオン"弐号機"、緊急起動!!!」」」


"弐号機"「「「ッ!」」」カッ


.



弐号機α「…」ググッ…

弐号機α「…」ズシ…

弐号機α(マント)「…」バサッ!

.


弐号機β(新劇版)「…」ググッ…

弐号機β「…」ズシ、

弐号機β(マント)「…」バサッ…


.



弐号機γ「…」ググッ…

弐号機γ「…」ズシ…

弐号機γ(素体+外国人の段ボールガンダ●コス)「…」バタバタ



アスカ『結局またダンボールゥゥウウッッ?!!』

.


アスカ『一応人間の形にはなったけど!!』

アスカ『そのダンボールへの飽くなき探究心はなんなのよぉぉおおお!!!』



ミサト『アスカ!がんば!』

アスカ『うるせぇ!!!』

.



ザパァアアアアンン!!!


ガギエル「グォォオオォオオォオオォオオ!!!」


弐号機γ『やっぱりあたし?!イヤぁああ!!』


ドポーン!!

ミサト『使徒の体当たりでダンボールが落ちたわ!急いで引き上げて!』

弐号機γ『せめてあたしの名前を呼びなさいよ!!』

.


弐号機α『お先ぃっ!』ズタンッ!

ドズンッ!

弐号機α『ジャパニーズ・ハッソートビってね!』

ズダン!ズダンッ!

弐号機α「っ」ガチャン、バシャッ!


弐号機α『ファーストか白いの!どっちか乗んなさい!』ブシュー!



シンジ「わかったぁあああ!!!」ヨジヨジヨジヨジ

弐号機α『は!?バッ、ちょっ、アンタは来んなぁあ!!!』

シンジ「僕は!!自分の身が一番可愛い漢!碇シンジです!!」

弐号機α『最低か!!』

.


シンジ「突入!!」ザポン!

アスカ(式波)「イヤッ!!ちょっと出なさいよ!アンタなんか呼んでないでしょ!」

シンジ「ヴァカめ!僕が貴様の言うことを聞いてやる程寛大だと思ったか!」

アスカ「知るか!出ろ!」

シンジ「おい、いいから早く閉めろよ!使徒くるって!」

アスカ「チッ!」

弐号機α「」ウィム、バシャン!


ガギエル「グォォオオォオオ!!」バカアッ!

.


弐号機α『アスカナッコォ!!』ブンッ!

バキャァッッッ!!

ガギエル「ッッ」

ドパァァアアアーン!!!

アスカ「チッ…中々デカイわね…」プルプル…

アスカ(…ふん!別に、怖くなんかないわよ!!!)ブルブル


シンジ「そうかな?よく小振りのウインナーって言われるんだけど」チラッ

アスカ「アンタバカァ!?アンタの股間の話なんざしてないわよ!!使徒の話よ!!!////」

.


アスカ「ふん!」ぷいっ!

シンジ「アスカアスカ」チョンチョン

アスカ「あによ!」

シンジ「こっち見てみ?」

アスカ「…なによ」クルッ


もにっ。


アスカ「」

シンジ「おおっと、マイサンが失礼したね!ちょっとご挨拶させるだけのつもりが!」HAHAHA!

シンジ「でもまさか僕も君からち●こに頬ずりされるとは思わなかったよ」

アスカ「ぃ、」


弐号機α『イヤァアアアアアア!!!!』


ミサト『あんた達何してんのよぉお!!』

.


シンジ「あ、ちょっと」カチカチ

アスカ「殺してやる!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!////」グギュウゥウウウ!!

シンジ「おい首絞めんなよ。出ちゃうぞ中身が」

アスカ「えっ」

シンジ「おい角付きのアスカ」

弐号機β『なぁに?あんま話しかけないでくんない?』

シンジ「もし乗せんなら白髪にしとけ」

弐号機β『なんでよ』

シンジ「同じ"貞本"版同士気が合うよきっと」

弐号機β『え?アイツも名字貞本って言うの?』

.


貞本「…あの変態の意見を聞くのもシャクだけど」ウーン

貞本「ま、別に誰が一緒だろうがあたしは天才だしぃ?」

貞本「白髪にしといてやるか!」



弐号機β『とぉっ!』ズタンッ!

ドズンッ!

弐号機β『おりゃ!おりゃおりゃ!』

ズダン!ズダンッ!


弐号機β「っ」ガチャン、バシャッ!


弐号機β『そこの白髪!乗んなさい!』ブシュー!

カヲル「僕?」

.


ドポン!


アスカ(貞本)「別にあんたなんかに助けを求めるつもりはないけど、」

アスカ「あの変態が『白髪を乗せた方がいい』って言った理由が知りたいのよね」

カヲル「シンジくんが?…どういうつもりだろ」ウーン

アスカ「ねぇ!あんたも貞本なんでしょ?」

カヲル「貞本?」

アスカ「名字よ!あたしも名字が貞本なの!」

アスカ「貞本同士仲良くしましょ!」ニコッ!

カヲル「何を勘違いしたか知らないけど、僕の名字は"渚"だよ。フルネームは渚カヲル、さ」

アスカ「騙したな!あんのヤロー!!」ムキー!


.



弐号機γ「っ」ザパー

弐号機γ『な、何とか上がれた…か』

弐号機γ『ソケット、ソケット…』ガチャコ


アスカ(惣流)「ふー、やっと一息つけるわ…ん?」


綾波「……」

弐号機γ『…あんたが残ってるって意外よね』

綾波「セカンド」

弐号機γ『何よ』

綾波「はよ」

弐号機γ『…』イラッ

.


~松代~


トウジ「は~んしーん♪タイガー●♪」ゴシゴシ

整備班のお兄さん「あれ、何してるんだい?」

トウジ「あ、なんやワシが乗るエヴァに赤いカビみたいなんついとったんで掃除しとったんです」

整備班のお兄さん「あ、そう?ゴメンねー俺の不始末だわ…」

トウジ「ええですよ、別に」ハハ


リツコ「トウジくん。そろそろ起動実験よ」

トウジ「あ、すんません」

リツコ「この紳士用プラグスーツを着用してちょうだい」

トウジ「あ、はいぃ!了解しました!」ビシッ

.



ケンスケ「まーもるっも♪せーめるっもくーろがねーの♪」ゴシゴシ

整備班のおっさん「あれ、何してるんだい?」

ケンスケ「ハッ!自分の乗るエヴァに赤いカビみたいなものが付着していましたので掃除しておりました!」ビシッ

整備班のおっさん「それは申し訳なかった。我々の整備不足だ。すまない」

ケンスケ「いえ!」ビシッ


リツコ「ケンスケくん。そろそろ起動実験よ」

ケンスケ「あ、はい!」

リツコ「この紳士用プラグスーツを着用してちょうだい」

ケンスケ「了解しました!」ビシッ

.


赤いカビ「………」



赤いカビ(クソッタレがぁああああああ!!!)


.


リツコ「それではこれより、参号機、及び四号機の起動実験を行います」

リツコ「トウジくん、ケンスケくん。気を楽にしてちょうだい」

トウジ(黒プラグスーツ)『うぃっす!』

ケンスケ(黄色プラグスーツ)『うっひょぉおおおお!!!』

ケンスケ『夢みたいだ!あっは~~ん!!僕があのエヴァンゲリオンのパイロットだなんて!』

ケンスケ『最ッッッッ高ッッッッ!!!ヒョーーウ!!』

トウジ『ケ、ケンスケ!あかん!シンジみたいななったらあかん!』

トウジ『はっ…まさか、シンジがああなのって、エヴァに乗ったから…?』

トウジ『うわぁあああああああ!!降ろして!降ろしてくれんか!』

リツコ「じゃ、始めてちょうだい」


「「「「了解」」」」

トウジ『イヤァアアアアアア!!!』

.


アオイ「第一次接続開始」カタカタ

リツコ「主電源コンタクト」

マヤ「稼働電圧臨界点を突破!」カタカタ

リツコ「了解。フォーマットをフェイズ2へ移行!」

サツキ「フィフス、参号機と接続開始!」

サツキ「及びスィクスス、四号機と接続開始!」

カエデ「両者パルス及びハーモニクス正常!」

マヤ「シンクロ、問題なし!」

トウジ『リツコさん…ワシがキチガイになってしもうたら…妹を、妹をたのんます…!』

ケンスケ『キョーッキョッキョッキョッ!!!にやけたツラが元に戻らないずぇ~?』

リツコ(後で精神汚染されたかチェックした方がいいかしら)

.

マヤ「オールナーブリンク終了!中枢神経素子に異状なし!」

アオイ「参号機、リスト、2550までクリア。四号機、リストは2800までクリア」

カエデ「ハーモニクス、両者異常無し!」

マヤ「参号機が先に到達します。絶対境界線まで、あと2.5!」

サツキ「1.7」

カエデ「1.2」

マヤ「1.0」

「0.8」
「0.6」

「0.4」

「0.2」

「0.1、」

トウジ『神様神様神様神様神様神様!どーかワシの精神を守ったって下さい!』

.


マヤ「絶対境界線、突破します!」



参号機「……」



参号機「ッ!」カッ!


.


マヤ「参号機、起動しました!」

アオイ「引き続き、シンクロテストに入ります」


トウジ『あかんあかんあかんあかんあかんて!ワシがシンジみたいなんになったら妹泣くで!?』


.


マヤ「四号機も到達します!絶対境界線まで、あと2.5!」

サツキ「1.7」

カエデ「1.2」

マヤ「1.0」

「0.8」
「0.6」

「0.4」

「0.2」

「0.1、」

ケンスケ『ハァはァハァハァハァあは…ハァハァ!…うっ!』

.


マヤ「スィクスス、達しました!四号機、起動!」

アオイ「引き続き、四号機もシンクロテストに入ります」


ケンスケ『さ……最高だったよ…ハァハァ…』グヘヘ


マヤ「…」

マヤ「オエッ」

マヤ(気持ち悪い…)

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥|
FIFTH.c:∥|

【鈴原トウジ】シンクロ率:15%


MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:28%


マヤ「すごい…!初エントリーでシンクロするなんて!」

リツコ(当然と言えば当然ね…)

リツコ(第壱中学の2年A組。)


リツコ(A組の"A"は"Aランク"のAだもの)フッ


.


アオイ「…シンジくん以来、ね」

カエデ「シンジくんに影響されるとシンクロ率上がるのかしらね?」

リツコ「嫌よ!そんなのあり得ないわ!」


マヤ(シンジくんの話を出されると取り乱すセンパイはぁはぁ)カタカタ

.


~太平洋~

弐号機α『あ゙あ゙あ゙あ゙!!!』


ミサト『何!?どうしたのアスカ!』


弐号機α『やめっ…やめなさいよ!やめなさいよぉ!』


ミサト「!? シンジくん!?またシンジくんなの!?」

弐号機α『イヤァアアアアアア!!!』

ミサト『まさか…エヴァからの精神汚染!?アスカ!!!』

.


シンジ「これはさ、ちょっと前に聞いた話なんだけど。とある幽霊が見えるという二人が山へ入った。二人は『早朝に山から何かを啜る音が沢山聞こえる』という噂を聞いて『本当に幽霊か?』と確かめようとしたのさ。そして二人は早朝に山へ入り……大量のカブトムシを見つけた。そりゃもう、ビッシリ。木を埋め尽くす程のね。それを見た二人は『すごい大量発生だな』と思いつつ『ひょっとして、沢山聞こえる啜る音ってこれの事なんじゃないか?』と考えた。『珍しい事もあるもんだ』それで済まそうとしたんだ。だが気づく。『…あれ?』すぐ近く、その木の近くに虫取りをしてる子供達がいた子供達はこんな事を話していた。『ラッキー!見ろよカブトムシが一匹だけだけど取れたぜ!』……。……え?なんでだ?気持ち悪い程にビッシリとカブトムシが蠢いているじゃないか。なのに何故そんな一匹しかいないなんて言う?何かあのカブトムシは基準を満たしたレアなカブトムシなのだろうか。そして子供達の一人がこちらに来て、まさにビッシリいるカブトムシの大群に虫取網を被せた。『よかったな、カブトムシを大量ゲットじゃないか』そう声をかけると子供は不思議そうな顔をしてこう答えた。『蝉一匹だけじゃん。何言ってんの?』そして、気づく。子供がカブトムシ達に被せた虫取網の枠がカブトムシの体を貫通している事に。カブトムシの足が、無い事に。そう、そして子供には見えないのに自分達は見える。…ああ、そうだ。『ここにいるおびただしい数の大量のカブトムシは、今まで子供に取られてきたカブトムシの霊なのか』と。沢山の啜る音は、おびただしい数のカブトムシが樹液を貪る音だった。まだ食事をしたりないカブトムシの無念、未練がカブトムシ達を幽霊に変えたのだ。これだけの量だ。毎年毎年狩られてきたカブトムシ達はずっと…。永遠に満たされぬ腹を満たすために未だにこの樹木にしがみつき、必死に啜っていたのだ。二人は子供に『あまり虫を取るなよ。虫も生きてるし、幽霊になるんだぞ』そう言った後でダッシュで逃げ帰ったのだった……」ブツブツブツブツブツブツブツブツ


アスカ「いやっ…いやっ…!やめなさいよ…!怖い話するのやめなさいよ…!」プルプル

.


シンジ「わかるかい、式波。一人じゃ怖いかもしれないけど…」

シンジ「今の話みたいに誰かが側に居ればダッシュで帰れるんだよ」

アスカ「それそういう話じゃなかったじゃない!」

シンジ「式波があのデカイ魚っつーかサメみたいにめちゃくちゃでかくてエヴァごと食べられそうなくらい怖くても」

アスカ「いや!やめなさいよ!そんな言い方するのやめなさいよ!」

シンジ「僕が側に居てやるから」テギュ

アスカ「ナナヒカ、いえ、…ヘンタイ… アンタ、アタシを元気づけようと…?」

シンジ「………」

シンジ(いや、単に怯え怖がる姿が見たかっただけだけど)

.


式波「…その殊勝な心がけに免じて、」

式波「ナナヒカリって呼ぶのはやめたげるわ」

シンジ「そらどーも」

式波「よし、ヘンタイ!アンタは使徒との戦いはベテランでしょ!アドバイス頼むわよ!」

シンジ「余計悪くなってんじゃねーか!!」ペチン!

式波「! また来るわ!」


ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!」


.


シンジ「いいかよく聞け赤毛ルマン!」

シンジ「やつは魚故にA.T.フィールドが薄い!」

シンジ「更にこちら側はエヴァ3機!中和した上でお釣がくる!」

シンジ「だが肝心のコアはさっき見たけど口の中!」

シンジ「つまり、口を開かせて他の赤エヴァに攻撃させるんだ!」

アスカ「なるほど!すごいじゃない!」



シンジ「でもその口を開かせる役の奴は大体死ぬはずだから他の奴にやらせるんだ!」

アスカ「最低か!!」

シンジ「うるせぇ!!僕は絶対死にたくないんだよ!!!」

.


ガギエル「グォォオオ!」ガブッッ!!


弐号機α『いだっ!!あ゙あ゙あ゙あ゙!!!噛ま゙れた…!!』

弐号機β『式波っ!!』つプログナイフ

弐号機β『どぉりゃあああ!!!』ブスッ!

弐号機β『このまま開きにしてやるわよ!!』ブシャアアアアア!!

ガギエル「ギャアアアア!!!」

弐号機γ『! 不味いわ!今ので足場にしてた艦隊がひっくり返る!!!』


グラッ…………!


ミサト『…へ?マジで?』

艦長「くそぉぉおおお!!だからあんなオモチャと子供に任せるべきではなかったのだ!!」

副長「これでジ・エンドか…」フッ…

ドパァァアアアアアアーン!!!


.



~海中~


弐号機α『………』ゴポゴポゴポ…

弐号機β『……』ゴポゴポゴポ…

弐号機γ『……』ゴポゴポ…

艦隊「「「」」」ゴポゴポゴポ……


.



カヲル「…どうやら、艦隊とケーブルごと海に沈んでるみたいだね」

アスカ(貞本)「さ、最悪…!」

カヲル「ねぇ、」

アスカ「あによ!」

カヲル「君にじゃないよ」

カヲル「ねぇ、シンジくん」

シンジ『何?』


カヲル「なんだか、おもしろい事になってきたね」ニヤッ

シンジ『だよね!チョー言えてる!!』ケラケラ


アスカ「あんたら絶対おかしいわよ!!!」

.

ちょっと休憩。初期の爆発力はどこにいったやら。


貞本「大体なんでそんな余裕なのよ!このままじゃ皆死ぬのよ!?」

カヲル「え?君そんな事もわからないの?」

貞本「! 何か策があるの?あんならすぐに教えなさいよ!」ゲシゲシ

シンジ「え?僕が何故面白いと思うかって?」

式波「ヘンタイは聞かれてないでしょ」

シンジ「僕はね!難しい仕事を任されると燃えてくるタイプなんだよ!」

シンジ「『くっ…!コイツは誰もが嫌がるような難しい仕事だ!』」

シンジ「『…まてよ?だが…』」

シンジ「『―――もしこの仕事を僕がこなしてしまったら?』」

シンジ「『僕ってスッゲーェェエエエエ!!!』」

貞本「うるさい」カチ、off


シンジ「ってなるだろ!」ガッツ!

式波「ちょっと…無視はやめなさいよ」

.


シンジ「というわけで式波、とりあえず脱げよ」クルッ

アスカ(式波)「ハァ!?アンタいきなり何言ってんのよ!!何で脱がなきゃなんないの!///」

シンジ「いや君、たぶん自分じゃエヴァで艦隊牽引しながら泳げないんだろ?」

アスカ「当たり前よ!そんなの世界中の全エヴァパイロットだって出来っこないわよ!大体B型装備なのよ!?」

シンジ「だろ?だから、ほら。脱げよ」グイグイ

アスカ「だから!!なんでよ!アタシが脱ぐとどうなるのよ!?」

シンジ「もーうるパイなー。ちなみに君はこの後どうするつもりなのさ?」

アスカ「…使徒の動き、内部電源量……それらを鑑み、機を見てエントリープラグを海中へ出すわ!」

アスカ「断言するけど、アタシ達が取れる行動選択肢は『エントリープラグで漂流する』しかない!」

アスカ「エヴァに供給されてる艦隊のリアクターはいつまで持つかわからないし!」

アスカ「水中でエヴァはロクに動けない!だから…」

シンジ「だろ?だから脱げよ」グイグイ

アスカ「な ん で だ 」

.


シンジ「だーかーらー。今から僕も弐号機にシンクロする。そんで艦隊を牽引して泳いで戦うの!」

シンジ「だけど僕は服を着てる奴がプラグ内にいると超ノイズになってうまくシンクロ出来ない」

シンジ「つまり、僕が弐号機αへのシンクロに参加するために君に脱げっつってんの」

アスカ「……」

アスカ「は?」


シンジ「うわコイツマジで頭悪いよ」プヒー

アスカ「アンタの言動に驚いてんのよ!!」

.


アスカ「大体!アンタと弐号機αがシンクロ出来るわけないじゃない!」

アスカ「コアの書き換えもしてないし、親和性とか…とにかく無理よ!」

シンジ「じゃ、ちょっと一回シンクロ解除するわ」カチャカチャ

アスカ「人の話聞きなさいよぉ!」

.


~弐号機β~

アスカ(貞本)「んで?あんたは何でそんな余裕なワケ?」

カヲル「……」

カヲル(僕が使徒だとバレてしまうけど…僕が"同化"で弐号機βを動かせば)

カヲル(A.T.フィールドと合わせて…浮上するくらい訳ないからね)

カヲル(――まあ、そんな事は言えないけど。)

カヲル「実際どうするか、って手立てがある訳じゃないんだけど」

アスカ「? うん」

カヲル「…きっと、またシンジくんが凄い事をやってのけてくれるんじゃないかなって期待してんだよ」ニコッ

アスカ「…何よそれ。結局他力本願?期待して損したわ」

カヲル「まあ、見てなよ。僕らはどちらにせよじっとしてるべきだしね」チラッ


ガギエル「……………」ユラユラ…

.


~弐号機γ~

アスカ(惣流)「ああーんもう!何よこれぇ!全然動かないじゃないの!」ガチャガチャ!

綾波「そうね、エヴァは水中では自由と機動性を失うもの。当たり前だわ」

アスカ「じゃあどーすんのよぉ!」

綾波「無理ね。何も出来ないまま私達は沈下していくしかないわ」

アスカ「いやぁ!なんとかしなさいよ!何か考えなさいよぉ!」

綾波「…あなたのA.T.フィールドがもっと強力だったら手はあったのだけど」

綾波「あとは…あの使徒が私達を運搬してくれるのを待つか」

アスカ「出来ると思ってんのぉ?!」

綾波「思ってないわ」

アスカ「ああ…もう…あんたよりシンジ乗った方が、…いや会話のし辛さはどっこいだけど」

綾波「言ってみただけよ~?フーウ。」ニタニタニタニタニタニタ

アスカ「うえ~ん!加持さん助けてよぉ!」

.


~艦隊~

艦長「はいっ!ミサトちゃん『UNO』って言ってな~い!」

ミサト「あっホントだ!いっけな~い☆」テヘッ☆

ミサト「にしても…私達こんな現実逃避してていいのかしら」

副長「あっはっは!いいじゃん!もう我々に出来る事ってこれくらいしかありませんし!」アッハッハ!

艦長「そうじゃそうじゃー!どーせ魚雷撃ってもコア破壊出来んし!オモチャは動かんし!」

艦長「こんな太平洋のド真ん中、海中を沈下中の我々は死ぬしかないんじゃもーん!」

艦長「アッヒャッヒャ!!」

ミサト「大人として…というか艦長ハジケましたね」

艦長「ワシだって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいのだ」

ミサト「…ハジケ……そうね、せめてここに初号機があればシンジくんが…」

.


ガギエル「……」ユラユラ

ガギエル「!」ピク…

ガギエル「ッッ!!」ギュン!



ミサト「? 使徒が海面へ凄い勢いで浮上していく…?」


艦長「UNO!!」

副長「さすがですね艦長!」

.


~太平洋上空、ヘリ~

加持「おいおい…沈んじまったぞ」

パイロット「危なかったですね…この機の緊急機動が間に合って本当によかった…」

加持「ああ、君には感謝してるよ」

加持(…これは…葛城は死んだかもしれないな)

加持(悔しい事に、俺にはネルフに連絡するくらいしか出来ないが…)

プクプク…

加持「……?」

加持「! 避けろ!使徒が来る!!」

パイロット「は、はいっ!」ガシャッ

ガギエル「グォォオオォオオ!!!」ザパァアアン!!!

バクンッッ!!!

ガギエル「っ、」

ドパァァアアアァアアアアアン!!!

.


ガギエル「グルルルル……!」ギロッ


加持(…見つかった、か)チラッ

鞄『……』

加持「ありがとう、助かったよ」

パイロット「いえ。ではネルフ本部へ…」

加持「ああ、それなんだが…寄り道をしてくれないか?」

パイロット「寄り道?!この状況でですか?!」

加持「ああ。葛城やエヴァをネルフに救わせるためにこの海域からは離れなきゃいけない」

加持「だが…だからといって今俺達が本部へ向かえばネルフはロクに戦えるエヴァが無い状態で迎撃する事になる」

加持「俺達が今するべき事は逃亡じゃない。『時間稼ぎ』という戦いなんだよ」

加持「頼む。やってくれないか?燃料ギリギリまででいい」

パイロット「…わかりました」

.


ザパァアアアアアン!!!

ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

バクンッ!!!

ヘリ「」ヒョイッ


ガギエル「ッ」


ドパァァアアアアアアン!!!


加持「…だが、心してかかってくれよ?」

ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

加持「ここで俺達が喰われたとしても…終わるのは俺と君だけじゃなくて人類の歴史もだからな」ニヤ


.


シンジ「Bewegung fngt an. Der Nervenanschluss fngt an. 」

   〔訳:起動開始。神経接続開始。〕

アスカ(…ドイツ語?へぇ…コイツドイツ語出来るんだ)

シンジ「Synchro-Start.」
   〔シンクロ開始〕

ビーッ!

『error』

シンジ「エラー?…思考言語にノイズが、ねぇちょっと!」

アスカ「何よ!アタシはちゃんとドイツ語で考えてたわよ!」

シンジ「いや日本語で考えてよ!僕がドイツ語しゃべれるわけないだろ!」

アスカ「えっ、でも今」

シンジ「いいから!!!!」

アスカ「…はい」

.


シンジ「よし、これで僕もシンクロに参加出来る」

アスカ「あっそ…」

シンジ「じゃ、そんなインテリア(操縦席の事)の後ろにいないでこっち来てよ」

アスカ(全裸)「イヤよ!!!今アタシ裸なのよ?!」

シンジ「僕だって裸だよ!!!」

アスカ「アンタはいつもでしょう?!アタシはアンタと違って羞恥心があんのよ!」

シンジ「じゃあ動かせないだろ!」

シンジ「いい?あくまでシンクロ出来るのは君なんだよ!親和性とかコアの関係で!」

シンジ「そこに僕が混ぜてもらうだけなの!だから君がインテリアに座ってレバー握ってないと…」

アスカ「イヤ!絶対イヤよ!!」

.


シンジ「へー?じゃあ君はこのまま使徒とロクに戦いもせずにプカプカ浮いてるんだ?」

アスカ「う…」

シンジ「戦う義務も責任も放棄して。君は逃げるのか」

アスカ「それは、」

シンジ「あえて言うけどさ、君の裸が僕一人に見られる事は、人類滅亡より重いのかい?」

アスカ「……!」

シンジ「…まあそこまでイヤならやめとこうか」

シンジ「やる気ない奴に無理強いしても、ね」ハッ

アスカ「……」


アスカ「わかったわよ…やるわ」

.


アスカ「いい?!絶対見るんじゃないわよ?!」ヨイショ

シンジ「そりゃ無理だろ…色んな意味で」

アスカ「このヘンタイ!」

シンジ「違うよヘンタイじゃないよ!」

シンジ「ヘンタイという名の紳士だよ!」


アスカ「…シンジだけに?」

シンジ「そんなミサトさん的ギャグは求めてないよ」

.


シンジ「それじゃ僕を背もたれにするように、僕の前に座って」

アスカ「…変な事したらコロスわよ」ヨイショ

シンジ「保証はできかねる。んでレバーを握って」

アスカ「こう?」

シンジ「違うよ」

アスカ「え?いつも通りに握ったんだけど…どう握るのよ?」

シンジ「握るモノが違うんだよ!」プンスコ!


シンジ「ほら、早く僕の股間のレバーを」

アスカ「ヘシ折っていいなら握ってやるわよ?」

.


シンジ「僕がシンクロ率の補強とA.T.フィールドの発生、痛覚を担当する」

シンジ「操作自体はやっとくれ」

アスカ「わかった…」プルプル

シンジ「…そう固くなるなよ。固くなるとシンクロ率下がるよ」

アスカ「アドバイスどーも。」


シンジ「まあ僕のマイサンは君のお尻で固くなってるんだけどね」ドヤッ

アスカ「……」


ボグシャッ。


シンジ「ちょっとリラックスさせようとしただけなのに…」ボッコボコ

アスカ「ええ、おかげさまで」

.


シンジ「じゃ、行くよ」

アスカ「足引っ張んないでよ」




弐号機α「……」


弐号機α「ッ」カッ!



.


~弐号機β~


アスカ(貞本)「?! α機が泳いでる!?何よアレェ!」

カヲル「ふーん?やっぱりシンジくんがやってくれるか」ニヤ

アスカ「どうやってんのよ!エヴァは泳げないはずでしょ?!」

カヲル「シンジくんは不可能を可能にするのが得意なんだよ」ニコッ

アスカ「あんた何か知ってるんでしょ!私達もやるわよ!協力しなさい!」

カヲル「あいにくだけどわかんないよ。直接聞いてみれば?」

アスカ「そうね!」カチ

.

ちょっと切る。


貞本「ちょっと式波!あんたどうやって――」


式波(全裸)『ハァアアアアアアアア!!!』

シンジ(全裸)『うふぅうううううん!!!』


貞本「」

カヲル「へぇ?」

式波『カムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダカムサハムニダ』

シンジ『アニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨアニョンハセヨ』


式波シンジ『『シュッポッシュッポッシュッポッシュッポッ!!』』


式波シンジ『『ポッポォォオオォオオッッ!!!』』


貞本「壊れてるぅうーーーー!!!?」ガーン!

.


貞本「まさか、精神汚染!?」

カヲル「シンジくんの精神が溶け出したか」

貞本「あんた何かわかるの?」

カヲル「ようするに。彼女は弐号機αとだけでなく、シンジくんともシンクロした事でシンジくん化してるって事」

貞本「な、なんて恐ろしいの…!」ガタガタガタガタ

カヲル「ダブルエントリー…もしこれがシステム化されたら強いかもね」チラッ


シンジ『ズンズズンズンズンズンズンズン♪』

式波『ドンドコドコドコドンドコドコドコ♪』

.


弐号機α(フェイスオープン)「ウォオオオォォオオン!!!」

弐号機α「ウォオオオォォオオ」スイスイスイスイスイスイ

弐号機α「ウォオオオォォオオォオオ」ワキワキワキワキワキワキ


~艦隊~


艦長「なんと…!」

副長「報告!我々ごと引っ張って、海面へ浮上していきます!」

副長「我々は…!我々は!!彼のお陰で助かります!」

ミサト「…これがシンジくんの、力」

.


シンジ「We are!♪」

アスカ「Fighting♪Dreamers!たっかみぃを目指して♪」

シンジ「Fighting♪Dreamers!♪」

アスカ「なりふり構わず♪」

シンジ「Fighting♪Dreamers!♪」

アスカ「信じるがままに♪」

シンアスカ「「Oli Oli Oli Oh-! Just go my Way~!♪」」

.


シンジ「Right here!Right now!!(Bang!)」

アスカ「ぶっ放せLike a 弾丸ライナー!!!」

シンジ「Right here!Right now!(Barn!)」

アスカ「ぶった斬ってくぜ!Get the fire!」

アスカ「Right here!Right now!(Bang!)」

シンジ「ブッ放せLike a 弾丸ライナー!!」

アスカ「Right here!Right now (Barn!)

シンジ「ブッた斬ってくぜ!Get the fire!」

シンジアスカ「「Barn!!!」」

.


弐号機α「ッ」ジャバッアアアア!!!



~艦隊~

副長「艦隊、他弐号機共々海面を飛び出しました!!」

艦長「総員、ショックに備えよォオオ!!!」

ミサト「ッッ!」


ダパアアアアアアアアン!!!!



弐号機β『イヤァア!?』

弐号機γ(ふやけた)『何よこれェェ!?』

.


シンジ「ドンドコドコドコドコドコドンドコ♪」

アスカ「あんた達!今の内に艦板に上がりなさいっ♪」

アスカ「ドンドコドコドコドンドコドコドコ♪」

シンジ「このまま日本まで泳ぐぜぇええ!!!イヤッハァァァアアア!!!」


弐号機α「グォォオオォオオォオオォオオ!!!」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャ!!


ミサト「待って!」

惣流『どうしたの?』

ミサト「……使徒は?」

惣流『…そういえば、見当たらないわね…?』

.


~太平洋上空、ヘリ~


加持「いやぁ…ハハ」

加持「たまげたよ。これがサードの力か」

加持「なるほど、神聖視される訳だ」


ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

バクンッッ!!!


パイロット「ダメですッ!もうこれ以上は!!」

加持「ああ、ありがとう。丁度もう大丈夫みたいだしな」

加持(…これなら本部につく前に倒せそうだしな)

.


~各現在地~



 β艦γ
  α
  ↓
  ↓
          A

          加
          ↓
          ↓






     日本

.


~ネルフ本部行きリニア(VIP席)~


冬月「…街。人の作り出したパラダイスだな」

ゲンドウ「かつて楽園を追い出され、死と隣り合わせの地上と言う世界に逃げるしかなかった人類」

ゲンドウ「その最も弱い生物が、弱さ故に手に入れた知恵で作り出した、自分達の楽園だよ」

冬月「自分を、死の恐怖から守る為。自分の快楽を満足させる為に自分達で作ったパラダイス、か…」

冬月「この街がまさにそうだな。自分達を守る、武装された街だ」

ゲンドウ「敵だらけの外界から逃げ込んでいる臆病者の街さ」

冬月「臆病者のほうが長生きできる。それも良かろう」

冬月「第三新東京市、ネルフの偽装迎撃要塞都市…」

冬月「遅れに遅れていた第7次建設も終わる。…いよいよ、完成だな」

ゲンドウ「ああ」

.


冬月「参号機と四号機の事故、"委員会"にはどう報告するつもりだ?」

ゲンドウ「事実の通り、"原因不明"さ」

冬月「しかし、ここにきて大きな損失だな」

ゲンドウ「何も問題はない。第2支部は今後シナリオに特に絡む訳ではなかった」

ゲンドウ「…いや、むしろ絡んでもらっては困るから"潰した"んだがな」

冬月「…"破壊工作員"、剣崎くんかね」

ゲンドウ「ああ。あれはまだ利用出来る」

ゲンドウ「いずれは始末しなければならない駒だがな」

.


冬月「使徒の細胞を埋め込まれたヒト、か」

ゲンドウ「報告によればA.T.フィールドを展開したそうだ。己の意思ではないようだが」

冬月「そうか。むごい事をする」

ゲンドウ「だがこれでわかった」

ゲンドウ「使徒を取り込んだヒトは使徒になる」

ゲンドウ「…侵食されると言った方がいいか」

ゲンドウ「これで"届け物"を最も有効に活用し、絶対安全となる隠蔽方法がわかった」

冬月「…まさか、経口摂取するつもりかね?」

冬月「セカンド・インパクトを起こしたアレを」


ゲンドウ「ああ。きっと極上の味になるだろうな」ニヤ

冬月「…悪食ここに極まれり、だな」ハァ

.


トゥルルルル。トゥルルルル。

ゲンドウ「…鳴ってるぞ」

冬月「そうだな、早くとった方がいい」

ゲンドウ「……」

冬月「はぁー……わかった、私がとろう」ガチャ

冬月「私だ。何事だね?」

『太平洋に現れた第6使徒が本部へ接近中です』

冬月「そうか、わかった。総員第一種戦闘配置だ。急げ」

『了解』

.


冬月「……だそうだ。碇、一仕事だぞ」

ゲンドウ「…面倒だな、何のために弐号機パイロットとフォース、レイとシンジをつけたと思っているんだ」

冬月「来てしまったのだから仕方ないだろう」

ゲンドウ「使えんチルドレンだ」

冬月「面倒臭いのはわかるが口が悪いぞ」

ゲンドウ「…ふん」

.


~第一発令所~

『繰り返す!総員第一種戦闘配置!総員第一種戦闘配置!』


青葉「現在、目標は新横須賀へ向かって侵攻中!」カタカタ

日向「パターン青!使徒です!」カタカタ

伊吹「尚、現在参号機と四号機、パイロット両名が新横須賀へ運搬されています!」

リツコ『ミサトは無事かしらね』ピッ

伊吹「大丈夫です!先程再び交信があり、弐号機αによる牽引でこちらへ向かっているそうです!」

リツコ『そう。ありがと』ピッ

ウィーム。

ゲンドウ「新横須賀に初号機と零号機も運べ」

日向「了解!伝令します!」カタカタ

.


~参号機と四号機~

トウジ「なんてついてないんや…」

トウジ「まさか乗ったその日に使徒との戦いやとは」

トウジ「しかもシンジも渚も綾波も弐号機パイロットもおらん!」

トウジ「一人やないだけマシやけど…」

ケンスケ『そう悲観するなよトウジ!』

ケンスケ『何せ!!あのエヴァンゲリオンに乗って化け物と戦えるんだぜ!!?』

ケンスケ『興!奮!!が!!!』

ケンスケ『止まらない~ん!!!』ヒャッホー

トウジ「不安や……」

.



トウジ「………」


トウジ(シンジもこんな気持ちやったんかな)


トウジ(人類存亡の危機をいきなり自分の肩に乗せられて)


トウジ(色んな大人に後押しされて戦場へ来て)


トウジ(何してくるかもわからん化け物と命懸けの殺し合い)


トウジ(エヴァの操縦方法なんて何にもわからんまま戦わなあかんくって、)


.


シンジ『トウジくんだっけ?そんなにいうならさあ!君ならできるんだよな!?』

シンジ『今すぐ『全人類の存亡』を肩に担いで!!』

シンジ『理不尽と半強制、無茶ぶりの嵐の中で絶対の結果を残さなきゃいけない役目をホイホイ引き受けて!!』

シンジ『僕よりスマートにやれるんだよなあッッ!?』


トウジ「………」

トウジ「すまんなぁ、シンジ。ワイ、ほんまになんもわかっとらんかった」

トウジ「ごめんなぁ、シンジ」

トウジ「ほんまは、こんなに怖かったんやなぁ…」

.




トウジ「……怖いなぁ…」



.


~新横須賀~

加持「ありがとう!君は間違いなく英雄だよ」

パイロット「いえ、お役に立てて光栄です」

加持「それじゃ、俺はこれで失礼するよ」

パイロット「ハッ!」ビシッ

加持「…フィフスとスィクススには荷が重い」

加持「頼んだぜ、サード」スタスタ

.


~第一発令所~

青葉「目標、約1600秒後に新横須賀港に到達します!」


日向「エヴァ参号機、及び四号機は指定配置位置につきました!」

日向「両機、装備はハンドバズーカとシールドです!」

日向「初号機は現在戦車脚部を装備して後方へ配置!」

日向「アタッチメントとして潜水艇を技術部が魔改造した潜水脚部を用意!」

日向「零号機は初号機の隣に配置!」


伊吹「参号機、四号機のシンクロ率、計測中!…出ます!」

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥|
FIFTH.c:∥|

【鈴原トウジ】シンクロ率:13%


MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥|
SIXTH.c:∥∥∥∥|

【相田ケンスケ】シンクロ率:32%


.


冬月「…初日、そして初シンクロとわかっていても不満が残るな」

碇司令「ああ」

冬月「ふむ…、彼は問題児であるし、私個人としてはあまり好きではないが」

冬月「サードの存在はかなりありがたかったのだな」

冬月「ある意味、さすがはお前の息子だよ」

碇司令「ああ、あれは中々優秀な駒だからな」


冬月「…褒められて照れ臭いのはわかるが…口が悪いぞ、碇」

ゲンドウ「…ふん」

.


碇司令『参号機パイロット』ピッ

トウジ「は、ハイッ!」

碇司令『お前は最もシンクロ率が低く、動きは遅い。早め、早めの行動を心掛けろ』

トウジ「わかりました!」

碇司令『バズーカを撃つタイミングはこちらで判断する』

碇司令『お前はバズーカを撃ち、使徒の足止めをする事に徹しろ』

トウジ「わかりました」

碇司令『上手くやれ』ピッ



トウジ「…上手く、て」

トウジ「ワシに出来るわけないやんか…」

.


碇司令『四号機パイロット』ピッ

ケンスケ「ハイッ!!!」

碇司令『お前には多少は機動性が期待できる』

碇司令『常にアウトレンジで戦え』

ケンスケ「了解でありますっ!」ビシッ!

碇司令『…但し』

ケンスケ「?」

碇司令『シンジ達が間に合わない場合は使徒に近接した状態で、モード:Dを起動しろ』

ケンスケ「了解であります!」

碇司令『健闘を祈る』ピッ


ケンスケ「……」

ケンスケ「ん?……モード:D…?」

ケンスケ「…エヴァのモード:Dって、確か…自爆コード、じゃなかった、か…?」


.



リツコ「……」

リツコ「…来るわね」



.



ザパァアアアアアン!!!


ガギエル「グォォオオォオオォオオォオオォオオォオオォオオォオオ!!!」



.


~第一発令所~

青葉「目標、新横須賀に到達!!」

ガギエル『グルルォオ…!』

青葉「!? 目標、宙へ浮遊!!体の周囲に水を纏っています!」

日向「目標の周囲にA.T.フィールドを確認!フィールドの中に海水と自らを内包しているようです!」


冬月「まるで巨大な水槽だな」

碇司令「ああ」

.


冬月「弐号機はまだかね?」

日向「猛スピードでこちらへ向かってはいます!」

日向「ですが、MAGIの予測によると到達まで後、約360秒かかります!」

冬月「早いと言えば早いし、エヴァが泳いでるという時点で驚愕なのだがな」

碇司令「ああ、間に合わない可能性はある」

碇司令「…」カチ


碇司令「参号機、四号機パイロット。聞こえたな?」

『『はい!』』

碇司令「シンジ達が到達するまでの6分間。戦線を死守しろ!」

『『はい!』』

.


ガギエル「グォォオオ…!」ギロ

トウジ「…あれが、使徒」

トウジ「あんなん、何も理解でけへんわ…」

碇司令『参号機パイロット、今だ。バズーカを撃て!』

トウジ「は、はいぃ!!」カチャ!


参号機「……」ノソノソ…

参号機「…」グイッ

参号機「……」ググッ、

ズドォン!!

ガギエル「…」

カキーン!!


冬月「…遅いな」

碇司令「ああ…」

.


碇司令『四号機パイロット、フィールド中和距離まで接近!頃合いを見て撃て!』

ケンスケ「フィールド中和距離!?ど、どのくらい…?」

四号機「…」ノタノタ

ガギエル「……」ギロ

四号機『う、うわぁああ!こっち見たぁああ?!』ノタノタノタノタ

ガギエル「……」



リツコ「あり得ないわ」

.



日向「四号機、一応は中和距離に入りました!!」

日向「参号機、次弾発射!!…外しました!」

青葉「目標は空中をたゆたっています!」

伊吹「四号機、シンクロ率が2%低下!!」


冬月「…不様だな」

碇司令「ああ……」

.


ガギエル「……」

ガギエル「っ」キュォオオ……!

青葉「! 目標のA.T.フィールドに穴が開きました!」


ガギエル「ッッ!!」


キュパッッッ―――ッッ!!


参号機「

四号機「gっ


ズドォォォオオォオオォオオン!!!


.


青葉「な、なんて威力!目標、水圧とA.T.フィールドで巨大な水塊を発射!!」

日向「新横須賀の町が吹き飛びました!!」

伊吹「エヴァ両機、肩部パーツ破損!」

伊吹「両機、シンクロ率更に低下!参号機は稼働域ギリギリです!」


冬月「…また地図を書き換えねばならんな」

碇司令「ああ」

冬月「既に限界に近いが…サードはまだか」

碇司令「……」

.


青葉「! 目標のA.T.フィールド内の海水が減少!」

冬月「凶悪すぎる水鉄砲だな」

碇司令「ああ」


ガギエル「……」ギロ

参号機「…」ノソ……ノソ…


日向「! 目標、参号機に照準をつけたようです!!」

碇司令「四号機パイロット!目標に攻撃しろ!」


四号機『ひ……!う、わ……あ!』


冬月「いかんな…完全に怯えてしまってるぞ」

.


碇司令「何をしている!撃て!!」


四号機『は、はひぃい!!』カチ!カチ!カチ!

ズドォォオオン!ズドォンズドォン!!!

ガギエル「…」

ガキーン!ガキンガキン!!


日向「ダメです!フィールド中和まで、まるで力が足りません!」

冬月「む…二機合わせてもか!」

.


ガギエル「っ」キュォオオ……!

青葉「! 再び目標のA.T.フィールドに穴が開きました!!」

青葉「第二弾、来ます!!」


ガギエル「ッッ!!」


キュパッッッ―――ッッ!!


参号機『あかn――

四号機『マm――


ズドォォォオオォオオォオオン!!!


.


ザザザ!ザザザザザザザザザ…


冬月「どうした!」

日向「今の砲撃でカメラがやられたようです!モニター回復まで少々お待ちください!」カタカタ

日向「……ん?」

日向「―――!」


.


トウジ(あかん……確実にやられた)

トウジ(すまん、サクラ)

トウジ(ワシ死んで……)



トウジ「死んど、らん?」


.


ケンスケ(ああ…エヴァなんて乗るんじゃなかった…)

ケンスケ(死んだな。今のは確実に僕らを潰せる弾だった)


ケンスケ「死ん……」


ケンスケ「…………で、ない?」

.




トウジ「?」チラッ

ケンスケ「?」チラッ


トウジケンスケ「「!!!!」」


.



シュウウウウウ…………




弐号機α「…………」つA.T.フィールド


シンジ「……ふっ」

アスカ「……はっ」


シンジアスカ「「おい!!クソッタレども!!!」」



弐号機α『『 待たせたな!!! 』』


トウジケンスケ「「シンジぃいいいいい!!!」」


.



日向「…っ」ゴシゴシ!

日向「サードチルドレン!及びセカンドチルドレン!」

日向「弐号機αが!!到着し!!A.T.フィールドで防ぎました!!」

冬月「……ああ、わかるとも」

碇司令「ああ」


冬月「碇」

碇司令「なんだ」

.




冬月「…勝ったな」

ゲンドウ「ああ」



.


ミサト『シンジくん、アスカ!お疲れ様!』

ミサト『休んでいいわよ、と言いたいトコだけど、』


ガギエル「グルル……!」イライライライライライラ


ミサト『あれ、さっさと倒してもらえるかしら?』


シンジ「へーい」

アスカ「はーい」


シンジアスカ「「 了解 ! ! ! 」」


.


弐号機α「っ」つプログナイフ


日向「弐号機α、プログナイフを装備!」

弐号機α『ナイフに接続!!A.T.ブレード!!!』

弐号機α『どりゃああああああ!!!』

ガギエル「?!」

ズパァアアン!!!


日向「弐号機α、目標をA.T.フィールドごと切り裂きました!」


弐号機α『どりゃ!どりゃどりゃどりゃどりゃどりゃぁあああ!!!』

ズパァアアン!ズパァアアン!ズパァアアン!!

ガギ/エ/ル「ガ……」


青葉「目標周囲の海水、霧散!!目標の下半身は切り取られました!!」

.


弐号機α『『ぜぇえええい!!!』』

弐号機α『『貫け!!A.T.ランス!!』』

伊吹「弐号機α、A.T.フィールドを槍状へ変化させました!」

ガギエル「ッ、」

ガギエル「グォォオオォオオォオオ!!!」

ガブゥッッ!!!

弐号機α『いだっ?!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!』


青葉「目標が弐号機αに噛みつきました!」


冬月「"溜め"を狙われたか。技キャンセルは鬱陶しいな」

碇司令「ああ…」

.


弐号機α『あ゙っ……』

バギンッッ!!!

青葉「!? 信じられません!目標、A.T.フィールドごと弐号機αの胸部を噛み砕きましたッッ!!」

伊吹「弐号機α、沈黙!!」

弐号機β『シンジくん!!大丈夫か!?シンジくん!!』

ガギエル「グルルォオ!!!」バッ

ガブンッ!!!

弐号機β『ぐ、あああああ!!』

青葉「弐号機β、腕を食い千切られました!」


冬月「なりふり構わなくなってきたな」

碇司令「ああ」

碇司令「弐号機γ、参号機、四号機パイロット!援護しろ!!」

.


参号機『こ、んの…!』ググッ

参号機『動…け!』

参号機『ぬぁあああ!』ガチャン!

ズドォン!ズドォン!

ガギエル「ッ」バッ

弐号機β『うわぁああ!!!』

参号機『しもた!?すまん!』


日向「弐号機β、参号機のバズーカ弾が命中!!沈黙!!」


弐号機γ『なんでよ!!なんで動かないのよぉお!!』

弐号機γ『私が乗ってるからだわ。ふふ、ふふ…』

弐号機γ『笑うなぁああ!!』

.


冬月「…まさかサードがやられた途端に総崩れとはな」

碇司令「……」ガタッ

碇司令「シンジ」

碇司令「今すぐ脱出して初号機に乗り換えろ」

シンジ『マジでか』

碇司令「ああ」

シンジ『この子は?』

碇司令「あとで回収する。エントリープラグの緊急脱出装置を使え!」

シンジ「はーい」

.


シンジ『そいやっさ!』ガチャン

バシュッ!!!

日向「エントリープラグ、排出!初号機方面へ向かいます!」

碇司令「レイ。お前も脱出だ。セカンド、お前が足止めしろ」

綾波『イエッサー』

惣流『何よ…あたしじゃ倒せないって?』

碇司令「…倒せるのであれば倒せ」

惣流『っし!了解!』

バシュッ!

日向「パラシュートでファーストは脱出しました!!」

弐号機γ「…」バシュ、ガチャン!

ガギエル「グォォオオ!」バ!

.


弐号機γ「ッ!!」つA.T.フィールド

ガギエル「グォォオオ!」

ガブンッ!!!

弐号機γ『な?!何よコイツ!食い破ってくる!!』

青葉「目標の歯先にA.T.フィールドの発生を確認!!」

青葉「フィールドの力場を集中させる事で食い破るようです!!」

惣流『何よそれぇええ!!』

四号機『食らえ!!』ガチャン!

ズドォン!

ガギエル「?! グォォオオ!!」

四号機『っし、命中!!』

四号機『俺だって!パイロットなんだ!シンジだけに任せっぱなしにはしない!!』

.


シンジ『よいしょ!』

初号機「ッ!」カッ!


綾波『よいしょ』

零号機(青)「ッ!」カッ!


日向「パイロットコンバート、完了!」

伊吹「サード、シンクロ率99.89%!」
伊吹「ファースト、シンクロ率48%!」


零号機「ッ!」ドンガドンガドンガドンガ


初号機『またこれかよぉおぉお!!!』ガロガロガロガロ

.


参号機『ワシもやる!今度は外さへん!うりゃあああ!!』

参号機『うぉおおお』ノソノソ

参号機『うりゃあああ』ガチャン、

参号機『うんどりゃあああ』カチ。

ズドォン!

ガギエル「グォ!?」

参号機『くそ、かすっただけかいな!』


弐号機γ『何よ!役たたず!!』

参号機『やかましい!』

.

MENTAL TOXICITY LEVEL

00  :∥∥∥∥∥∥∥∥∥
FIRST.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【綾波レイ】シンクロ率:48%

MENTAL TOXICITY LEVEL

01  :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
THIRD.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【碇シンジ】シンクロ率:99.89%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.γ :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【惣流・アスカ・ラングレー】シンクロ率:50%

MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥
FIFTH.c:∥∥
【鈴原トウジ】シンクロ率:17%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥
【相田ケンスケ】シンクロ率:33%


碇司令『サード以外の全パイロット!』

碇司令『全力で目標を押さえつけろ!』

『『『『了解!!』』』』

碇司令『シンジ、その後でA.T.フィールドの"槍"を使え!』

初号機『わかったぁああ!!!A.T.…』

碇司令『バカか!まだ早い!!押さえつけさせてから――』


ガギエル「グォ」

パクッ。

初号機『あ』



日向「初号機、目標の口内に侵入!」

トウジ『いやそれ喰われたんやろ』

碇司令「馬鹿が!!!」

.


冬月「碇!落ち着け!」

碇司令「く…」イライライライラ

碇司令「全パイロット!その間抜けごと目標を始末しろ!」

冬月「碇?!」

碇司令「 か ま わ ん 」


『『『『り、了解!』』』』

.


シンジ「うわ…マジか…」

ドゴォン!

シンジ「?!」

弐号機γ『今よ!』ボコスカボコスカ

ガギエル「グォォオオ?!」

零号機『フクロよ!フクロにするの!』ゲシゲシゲシ

ガギエル「ごぎゃああ?!」

参号機『カカト……落としや!!』ゴシャ!

ガギエル「グエッ」

四号機『パンチパンチパンチパンチ!』ゴスゴスゴス

ドゴォンドゴォンドゴォン!!

シンジ「何事?!ねぇ何事?!」

碇司令『バカは黙ってろ』

冬月「碇…」

.


シンジ「くっそぉおお!!殺されてたまるかぁああ!!!」

初号機「ッ、ウォオオオォォオオォオオ!!」


伊吹「?! 初号機、シンクロ率上昇!!」

バキッ…!

シンジ「ウォオオオォォオオォオオ!!」
初号機「ウォオオオォォオオォオオ!!」


伊吹「初号機の顎部拘束具、また壊れました!」

.


シンジ「そうだよ…!よく考えたら僕お腹すいてたんだよッッ!!」

シンジ「秋刀魚定食食べれなかったし!」

シンジ「その後ずっと遠泳してたし!!」

シンジ「育ち盛りの中二だぞ僕はぁああ!!!」



初号機「あぐ。」ガブッ

ガギエル「グォ?!」ビクッ


.


初号機「ウォオオオォォオオン!!」ガブガブガブッ!

伊吹「そんな…!初号機、目標を捕食してます!!」



リツコ「そんな…!まさか、S2機関を自ら取り込んでいるというの?!」

リツコ「あり得ないわ!!」クワッ!


.


弐号機γ『皆!一気にボコすわよ!!』ゲシゲシ

零号機『リンチなら任せて。碇くんからいっぱい教えてもらったの』ゲシゲシ

参号機『ほんまシンジは余計な事ばっか綾波に教えとんな!?』ゲシゲシ

四号機『いいから蹴るぞ!』ゲシゲシ


ゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシ

初号機『食ったれ!食ったれ!』ガブガブガブッ


ガギエル「グォォオオォオオォオオ!?!」


冬月「…酷いな」

ゲンドウ「…ああ」

.


初号機「ウォオオオ」ガブッ、

コア<ぐばっ!

ガギエル「」


ズドォォォオオォオオォオオォオオォオオン!!!


青葉「やりました!!目標、沈黙ですッ!!」


.


・・・・・。

~総司令執務室~

加持「いやはや。また随分とドラスティックな戦いでしたね」

碇司令「ただの泥試合だ」ムス

加持「しかし…まさか、今回の件もシナリオ通りですか?」

碇司令「さあな」

加持「…初号機の覚醒、暴走とシンクロ率をほぼ自在に操るサード。」

加持「そして、今回の戦いで初号機はS2機関を自ら搭載した」

加持「間違いなく、ゼーレは黙っちゃいませんよ?」

冬月「初号機…いや、サードは我々の指示ではなく自らが知らずに勝手をやった」

冬月「これは偶然だよ」

加持「はは、"偶然"、ですか」

.




加持「――――本当に、『偶然』なんですかね?」


冬月「…何が言いたいのかね」

加持「あまりにも不可解過ぎるんですよ、サードの言動全てが」

加持「彼は、彼が知るはずがない事をなぜかよく知っている」

加持「弐号機のプラグ内ログを観ましたが…」

加持「『ダブルエントリー』なんて、本部の技術局にすらない」

加持「なのに、彼はあたかもよく知っているかのようにセカンドに語った」

加持「私が知る他の情報から鑑みても…サードは、"異常"だ」

.


加持「彼は何者なんです?」

冬月「…その件についてはまたこちらで調査する」

加持「しかし、」

碇司令「くどい。」ギロ

加持「…すみません、出すぎた真似をしました」

碇司令「シンジの事などどうでもいい。早くアレを渡せ」

加持「……かしこまりました」つ鞄

.


プシュー……

加持「…既に、ここまで復元されています」

加持「硬化ベークライトで固めてありますが…間違いなく生きてます」

加持「……『人類補完計画』の要ですね」


ゲンドウ『そうだ。最初の人間…"アダム"だよ」ニタリ

.


・・・・。


加持「では、失礼します」

プシュー。ガコム。


冬月「……」

ゲンドウ「……」

冬月「確かに、サードは謎だらけだ」

ゲンドウ「ああ」

冬月「だが、既に調べただろう?」

ゲンドウ「ああ。来た時にな。赤木博士がメディカル面を、諜報部が身辺を。」

ゲンドウ「だが…結果はシロだ」

ゲンドウ「老人達やシンジの伯父、その他組織と繋がりの類いはなかった」

.


冬月「まさかとは思うが。あの子は我々に感づかれないために奇行に走っているのではないかね」

ゲンドウ「……わからん」

冬月「一緒に暮らしている実父でも、か」

ゲンドウ「親子関係などそんなものだ。いくら親でも子を完全に把握などしない」

冬月「…そうかね。私にはよくわからんよ」

.


~医務室~

シンジ「…式波が?!」

リツコ「ええ。そっとしておいてあげて」

リツコ「精神に負担をかけすぎたのよ」

リツコ「…シンジくんとのシンクロ時間が長すぎたわ」

リツコ「限界ギリギリのダメージを受けたのよ。心の最深部までね」

リツコ「…元に戻るのは難しいわ」チラッ


式波(全裸)「ピン!ポン!パン!ポーン!」

式波「おおっとぉ!?これは生魚踊り食いタイムの時間タイムかー?!」

式波「フォーウ!!貪るわ!貪り喰うわよ!」

式波「そんなアタシ!COOL!めっさCOOOOOL!!!」

.


シンジ「………」

式波「あ!シンジ!シンジくんじゃない!やっぽー!」オシリフリフリ♪

式波「あー!ラザニアくいてー!!!」


リツコ「…むごいわね」

シンジ「……なんか、ごめんね。式波……」


式波「アッポォォオオ!!式波選手、タッチダぁああウン!!」ビターン!!


.


~ネルフ本部:某所~


ミサト「カヲルくん」

カヲル「?」

ミサト「…たった今から。あなたをエヴァンゲリオン弐号機αのパイロットに任命します」

カヲル「………」

カヲル「そう。やっぱ彼女、持たなかったんだ」

カヲル「わかりました。引き受けます」

ミサト「…ありがとう」

.



        次回予告

ミサト「日常も束の間、第7使徒が現れる」

ミサト「エヴァ全機が出撃し、余裕を見せる第一発令所」

ミサト「しかし、第7使徒は中々タフだった」

ミサト「ようやくコアの同時攻撃でしか倒せない事に気づいたネルフは。」

ミサト「そして、碇シンジとペアを組むのは誰なのか」

ミサト「鈴原トウジと相田ケンスケのエヴァ特訓の結果は」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『相性悪そうな奴らほど意外と相性いいと見せかけて悪い』」


ミサト「さぁーって!?この次も!?サァービスサービスぅっ!?」


.


~第7ケイジ~


リツコ「………」

初号機「……」

リツコ「S2機関搭載後…第6使徒の肉を取り込んだからなのかしらね」


初号機(下半身復活)「……」


マヤ「まさか失った下半身がまるまる生えてくるなんて」

リツコ「あり得ないわ!!」ガンッ

.




          て
         け
 相    見せか 悪い
  性  と     
   悪 いい性相と
    そ     外
    うな奴らほど意




.


~第壱中~

ヒカリ「あら?今日は皆休みなのね」

綾波「ええ。今日は皆ネルフよ」

ヒカリ「エヴァのパイロットって大変よね…」

綾波「そう?」

ヒカリ「だって、学校や私生活と仕事を両立させなきゃいけないじゃない?」

ヒカリ「私だったら出来ないわ」

綾波「そう」

ヒカリ「綾波さんだって大変じゃないの?」

綾波「わからないわ」

綾波「私。前まではエヴァに乗るのために生まれ、生きていたもの」

綾波「大変と感じた事、なかったもの」

ヒカリ「そう…」

.


綾波「…あ」

綾波「やっぱり私、大変じゃないわ」

綾波「今は前と違う理由で生きているし」

綾波「私生活なんてないようなものという理由もあるけど」

綾波「それがあったとしても大変ではないわ」

ヒカリ「そうなの?」

綾波「ええ」

ヒカリ「今はどんな理由で?」

綾波「…今は」

綾波「碇くんの生き様を眺めながら皆を守る…」

綾波「そのために生きているわ」

綾波「だから。どちらにせよ苦に感じないの」

ヒカリ「そう」ニコッ

.


~ネルフ本部:第6実験室~


リツコ「それでは、弐号機αとフォース、」

リツコ「弐号機β、γとセカンドチルドレンのシンクロテストを始めます」

「「「了解」」」

リツコ「及び、参号機と四号機。フィフスとスィクススのインダクション・モードを開始」


「「「了解」」」


MENTAL TOXICITY LEVEL

02.α.:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
FORTH.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥

【渚カヲル】シンクロ率:99.28%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.β :∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥

【貞本.アスカ.ラングレー】シンクロ率:49%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.γ :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥

【惣流.アスカ.ラングレー】:シンクロ率:51.1%


.


リツコ「やるわね、フォース」

マヤ「機体を選ばないパイロットは珍しいですね」

リツコ「コアの書き換えをしてもやはり相性というのは多かれ少なかれ数字に出るわ」

リツコ「にも関わらず。彼は零号機に乗った時と変わらない」

リツコ(彼女には悪いけれど降板してよかったかもしれないわね)

.


リツコ「フィフスとスィクススはどうかしら?」

サツキ「現在プログラムを23%消化」

サツキ「参号機は100ポイント未満、四号機は600ポイント程度をマークしています!」

リツコ「あら、ケンスケくんやるわね?趣味が生きているのかしらね」


ケンスケ『ビュッゥウウウウンン!バリバリドッカーン!!』

四号機「ッ」バパパ!

マヤ「でも…よくまた乗ってくれる気になってくれましたね、ケンスケくんとトウジくん」

リツコ「最後に友達と共闘できたのがよかったわね」

リツコ「あれがあったから戦う事に光を見いだしたんだわ」

.


トウジ『あかん!めっちゃムズいでこれ!』

参号機「っ、っ、」ノタノタ…パン!パン!

リツコ「彼はあまり射撃とは相性が良くないみたいね」

リツコ「元々シンクロ率が低いのも手伝って鈍重な動きになっているし」

リツコ「トウジくんには近接格闘をメインに教えた方がいいかもわからないわね」

リツコ「彼がシンクロ率をあげられればの話だけど」

マヤ「式波アスカちゃんが復帰したら弐号機αに戻して…」

マヤ「参号機にはフォースを乗せた方がいいかもしれないですね」

リツコ「そうね、復帰できたらの話だけど」

.


マヤ「そういえば…シンジくんもシンクロテストをした方がよかったんじゃないですか?」

マヤ「元通りに下半身が生えたとはいえ動かせるかはわかりませんし」

リツコ「そうね、やりたかったのだけど」


リツコ「今、彼は居ないから」

マヤ「?」

.

~某所~

シンジ(E:アコギ)「っんた、っんた、っんたっんた!」

シンジ「…」ジャラン…

ジャーンジャン♪ジャジャーン♪ジャジャジャーン♪

シンジ「この世に生まれ落ちた♪あの日ィーーにぃっ♪」

シンジ「ボクは世界を抱きしめる事をぉ誓っぁた♪」

ジャーンジャン♪ジャジャーン♪ジャジャジャーン♪

シンジ「『愛していく事』それが全てだと思っていたからぁー♪」

ジャンジャンジャン♪ジャージャーン♪

シンジ「ボクはその誓いの通りに今まで生きてきました♪」

ジャーンジャーンジャーン!

シンジ「だけどふと!立ち止まった時!」

シンジ「ボクは気づいてしまったぁああー、ああーあ♪」

ジャーンジャーンジャンジャン♪

.


シンジ「『あれボクは愛をあげてばかりじゃねぇかな?』♪」

シンジ「『あれボクは愛をもらってないんじゃねぇか?』♪」

シンジ「そーしーてー♪この街で一番高いトコにぃー♪」

シンジ「ボクはすぐさまよじ登り♪」

シンジ「声高らかに 謳 っ た の さ ! 」


シンジ「『誰かボクを愛してください』とぉ!!♪」


シンジ「Oh♪year♪シェケナベイベェー♪」

ジャーン!ジャーン!ジャンジャンジャーン♪

.


シンジ「声張り上げて!コ・エ・張り上げて!↑」

シンジ「愛しかたも愛されかたもワカラナイクセニ♪」

シンジ「ボクはただ♪叫んでっましたっ♪」

シンジ「Oh♪イエーぇええエェエエ!!!!」

ジャーンジャーン♪ジャーンジャーン、ジャーン♪


シンジ「…Thank You.」ジャンッ♪

SEELE01『………』

SEELE02『…』

SEELE03『……』

SEELE04『…』

SEELE05『……』

~~~~~

SEELE12『……』

.


SEELE01『…青臭く、素人丸だしで…若い。だがいい曲だった』

シンジ「ありがとうございます!!」

シンジ「あ、もしよかったらCD買ってくださいね?」

SEELE01『…検討しておこう』

SEELE01『だが、我々は君の歌を聞く為に召喚した訳ではない』


SEELE01『先の第6の使徒との戦いについて問いただしたい事があるからだ』

シンジ「え、何故あの時発売予定のアルバムが発売延期になったかですか?」

シンジ「いや違うんだよアレさ、僕は発売してよって言ったんだけど使徒にビビった会社がさ」

SEELE01『違う』

.


SEELE01『第6使徒を捕食し、S2機関を初号機に搭載した件だ』

シンジ「そう言えばアスカも言ってたけどS2機関ってなんなの?」

SEELE01『S2機関を知らんのか?いやそんなはずはないだろう』

シンジ「自分の常識が他人の常識と同じだなんて思うなよ」

SEELE01『…スーパーソレノイド機関。言ってしまえば"永久機関"だ』

シンジ「A級、帰還…?」

SEELE01『そうだ』

シンジ「それはどんな帰り方なの?ってかB級帰還とかの他が気になるっていうか」

SEELE01『…何と勘違いしたかは知らんが、ようは電源がなくとも永遠に動かせるようになるという事だ』

シンジ「へー…僕も欲しいなー」

.


SEELE01『そこで本題だ』

SEELE01『あれは君の意思か。それとも』

SEELE01『碇ゲンドウの意思k シンジ「いや普通に僕の意思ですが」


SEELE01『…嘘をつくな。ならば何故あの状態で"捕食"という手段で殲滅した』

シンジ「いや…腕噛まれて動かなかったし、口しか動かせなかったからだけど」

SEELE01『………』

.


SEELE03『ふん、どうせ碇ゲンドウと口裏を合わせているに決まっている』

SEELE05『拷問か何かでもするべきか』

SEELE04『待て、大事な最優秀パイロットを失ったらどうする』

やいのやいの

SEELE01『……』

シンジ「………」



シンジ「ねぇ、01の人」

SEELE01『なにかね』

.


シンジ「僕は誰かの都合いいようには生きないよ」

シンジ「僕の行動の結果が誰かの都合に合ってもさ、それは偶々だよ」

シンジ「僕は、いつだって自分本意でしか動かない」

シンジ「人によってはそれを"幼稚"だとか"協調性がない"とか言うのかもしれない」

シンジ「でも、とかく僕はそうとしか生きられない」



シンジ「信じてください」

SEELE01『……』



.


~ネルフ本部、B―1通路~


ミサト「はーつっかれたわねー…」

ミサト「家帰ったら汚い我が家がお待ちかね…」

ミサト「あ~。こう、掃除してくれて美味しいご飯作ってくれて家事をやってくれる人いないかしら」

ミサト「はー……」

式波「キャハハハハハ!!!」ペタペタペタペタペタ!

ミサト「全く…子供は元気ね」

ミサト「……」



ミサト「えっ」バッ

.


ミサト「ちょっとぉ?!今あの子は隔離病棟に収容されてるはずでしょ!?」

ミサト「待ちなさい!」ダダダダダダ!


・・・・・。


式波(全裸)「はいはーい!今からアスカちゃん一発芸やりまーす!」

日向「う、うわぁ!?アスカちゃん何してんの!?」

式波「え?ドイツ語じゃないとエヴァ動かないって?」

式波「んんー!乳首クリクリッヒ!」クリクリクリクリクリクリ

日向「」ガタガタ

式波「バームクーヘン!バームクーヘン!」コマネチコマネチ

日向「」ガタガタ

式波「…笑えばいいと…思うわ?」

日向「へ…?へ、へへ…」ヒク、ヒク…

.


シンジ「待たれい!」ドン!

式波「あ~んシンジ!まってたわよ~♪」ペタペタペタ

日向「い、今のうちに!」タタタ

シンジ「僕もさハニー!」ペタペタペタ

式波「好きよシンジ!シンジぃ~!」ペタペタペタ



式波シンジ「「ここで会ったが100年目ぇええエェエ!!」」バキャアアア!!!


日向「ク、クロスカウンター!?」

.


シンジ「左右に首ふって、ワン・ツー!」ドズン!ドズン!

式波「ぐ、はぁっ!!」

日向「な!ボクシング!?やめるんだ君達!」

シンジ「出すぞ!今まで練習してきた事を出すぞォオオ!!!」

シンジ「2年前から今までワカサギ釣りをしてきたのは全てこの瞬間のため!」

日向「ボクシング関係ないよね?!」

シンジ「必殺――――」

式波「金的キッークッヒ!!」ゲシッ!

シンジ「はうっ?!」

式波「出すわよォオオ!今まで練習してきた事出すわよォオオ!!」

.


~五年前~

式波「いっひりーべりっひ!いっひりーべりっひ!」

式波『ふう!今日も『楽しいドイツ語』を1ページ終わらせたわ!』

式波『…この教科書にミートソースかけたらいい臭い放つんじゃないかしら』

式波『ミートソースボンバぁああー!!』ドパァン!

式波『……』クンクン

式波『ミートソース教科書くさいっ!』ブンッ!



式波「…あの練習を!今こそ出すのよ!」

日向「まるで意味がわからないよ!?」

.


式波「必殺喉つき!」ドスッ

シンジ「おぐぇっ」


シンジ「」ドサ

式波「勝ったわー!アタシは勝ったのよー!ママー!!」ガッツガッツ!

日向「し、シンジくん大丈夫かい?!」ササッ

シンジ「ご…ご…」

日向「ご?」


シンジ「ゴルバチョフ」

シンジ「」バタッ

日向「」

.


式波「ねぇそこのオールバック眼鏡」シュバッ!

日向「うわぁ!な、なんだい?」

式波「……」

式波「眼鏡クラッシュ!!」チョキ

日向「ぐはぁっ?!」パリーン!

式波「眼鏡ゲーッツ」

日向「目が!?目がぁああ!!」

式波「何よ!二尉のクセに大佐の真似してんじゃないわよ!」ペチン!

日向「いたっ!」

式波「イヤッホー!このまま有明海まで行くわよー!」ペタペタペタペタペタペタ

日向「眼鏡が…持っていかれた」

日向「ダメだ、僕には手に負えない…」ガクッ

ミサト「!」

ミサト「日向くん!?どうしたの!」

.


青葉「フンフン、フフーン…」

青葉「シンジくんにアコースティックギター貸してくれって言われて貸したけど」

青葉「楽器弾けたんだな。今度一緒にセッション誘ってみよっかな」


式波「ロン毛の背中にどーん!!」ドロップキッーク!

青葉「がっ?!」

ずしゃああああ!

式波「フォウ!フォウ!フォーウ!ビクトリー!」

青葉「な、何事…?」

シンジ「待ってよ式波ー!」ペタペタペタ

式波「シンジ!会いたかったわー!」ペタペタペタ

青葉「シンジくん?!」

.


シンジ「会いたくーって♪会いたくーって♪」

式波「アスカも思わずビーストモード!」バキッ!

シンジ「ぐはぁっ?!」ドサ


式波「マぁンマミーヤ!」ピョイン!ピョイン

式波「イクワヨー」ペタペタペタペタペタペタ……


青葉「走り去っていった…シンジくん、大丈夫か?」

シンジ「まあ、なんとか…」

青葉「ギター、よかったかい?」

シンジ「あ、はい!ありがとうございました。また後で持っていきますね」

青葉「ああ…ところで彼女は?誰が彼女を隔離病棟から」

.


シンジ「あ、僕が彼女の封印を解き放ちました」

青葉「何してんの?!」


           ハジケ
シンジ「だって…一緒に遊びたくて…」

青葉「うわぁ…とんでもないモノを檻からだしちゃったなシンジくん…」

.


式波「うらぁああああ!!」ペタペタペタペタペタペタ!


ゲンドウ「……」スタスタ

式波「おっさーん!」ペタペタペタペタペタペタ!

ゲンドウ「む…?」クルッ

式波「髭が…」ガシ!

ゲンドウ「?!」

式波「もじゃいんじゃぁああ!!」ブチブチブチィッ!

ゲンドウ「いだだぁあああああ!!?」

式波「不潔よ!剃りなさいよ!あの髭剃りの時の超笑顔で!!」

ゲンドウ「ぐ、あ……!」

ドサッ。


式波「他愛ない」 ドン!


.




SEELE02『キール議長。良かったのか?』
SEELE01『ああ。あれ以上の拘束は無意味だ』

SEELE03『…しかし、困りましたな』

SEELE03『もし補完計画の最後までいった時。最後の手段となり得ぬかもしれん』

SEELE04『左様。彼を"依り代"にするならば"欠けた心"と絶望がいる』

SEELE08『何を。人を絶望させる、壊す手段など幾らでもある』

SEELE011『…タブリスが成功させるやもしれんぞ』

SEELE01『うむ……』

.


SEELE01『…タブリス』

カシャン……

カヲル「何?」

      エンジェルバスター
SEELE01『".同族殺し."が終わる時、こちらも奥の手を使う』

カヲル「へぇ、本当にアレをやんの?」

SEELE01『そうだ。ネルフのエヴァ…戦力を裂かねばならん』

SEELE01『必要なのは初号機パイロットの心を徹底的に折る事だ』

SEELE01『今後、シナリオもその方針をベースに修正する』

カヲル「ふーん」

.


SEELE01『"友逹ごっこ"はそれまで、だ』
カヲル「…わかったよ」

SEELE01『一つ聞く』

カヲル「何?」

SEELE01『サードと親密でも彼の真意はわからぬのか?』

カヲル「わからないね」

カヲル「きっと誰にもわからないよ。元より、ヒトの心なんてモノは」


カヲル「…むしろ僕が知りたいくらいだし」

.


・・・・・。

~第一中~

BGM:らららこっぺぱん


トウジ「ほんで?式波っちゅーやつは?」

ケンスケ「ミサトさんに麻酔銃撃たれて回収されたってさ」

シンジ「へー」

綾波「そういえば今日転校生が来るらしいわ」

カヲル「へーそーなんだ?」

シンジ「可愛い子かな!」

綾波「残念だけど、セカンドよ…」

シンジ「そっかー…」シュン

トウジ「お前ら失礼すぎちゃう?」

.


根府川「今日は転校生を紹介する」

ガラッ。

ケンスケ「うあー…可愛いぃい!?」

トウジ「なんやごっつ可愛いやん!!」


アスカ(貞本)「貞本・アスカ・ラングレーです」

アスカ「よろしくお願いします」ニコッ


シンジ「あ、すげー外行き用のペルソナ被ってやがる」

綾波「やれやれ。女は怖いわね」

カヲル「君も女だろ」

.


トウジ「うわーうわー激マブやん!」

ケンスケ「チョ―――好み!!」


シンジ「…? トウジ達はアスカ達と顔合わせしなかったの?」

カヲル「ああ、昨日?彼女が嫌がったんだ」

カヲル「『めんどいから』、だって」

シンジ「ふーん」

.


シンジ「ん?でもさ、惣流には会ったろ?餃子の時」

シンジ「式波も合わせてだけど顔なんて殆ど同じじゃん。髪の色ちょっと違うくらいで」

カヲル「さあ?そこまでは知らない」フルフル

シンジ「ねぇ、トウジとケンスケ」

シンジ「惣流と変わらないじゃん?何でその反応なわけ?」

トウジ「アホぉ!ワシらは内面も見とるんじゃ!」

ケンスケ「そうだそうだ!同じ"アスカ"でも見た目と中身も伴って――」

シンジ「でも第6使徒の時にトウジ達に怒鳴ってたのアイツだよ?」

トウジ「マジで?なんやアイツ性格ブスやな!」

ケンスケ「見損なったよ!」

アスカ「…」ピキッ#

.


「かっこいーよねー彼女!」
「見てあの髪!赤入った金髪よ?ほらサラサラ…」
「マジでカワイーじゃん」
「それに見ろよあのスタイル!」
「腰の高さが違うぞ」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アスカ「……」フフン

「帰国子女だって…やっぱススんでんのかな~~」
「オレぜったいアタックするぜ」
「バーカムリムリてめーじゃよ」

アスカ(ま!クラスのガキ騙すくらいわけないわよね~)

アスカ(あたしは加持さん一筋だしィ?見た目はサイコーだしィ?)

アスカ(ホーッホッホッ。精々高嶺の花と崇めなさい!)

.


シンジ「でも実は性格超悪いんだよ」
「は?何言ってんだよ」

アスカ「…」ピキッ

綾波「マジよマジで」
ヒカリ「えーウソ~?でも本当なの?」
カヲル「本当だよ。あんな性悪は見た事ないね」
「うっそだー!」
「あんな女神みたいな子がそんなな訳ないだろ?」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アスカ「…」イライライライラ

トウジ「でもほんまやで?ワシ罵倒されたし」
ケンスケ「パイロット顔合わせの時、アイツぶっちしたし」
「えーやだーほんとー?」
トウジケンスケ「「ほんまほんま」」

アスカ「……」イライライライライライライライラ

.



シンジ「あっ」ポロッ

シンジ(タッチペン落とした)

アスカ「…」ヒョイ

アスカ「はい」

シンジ「あ…ありがとう」


タッチペン←噛んだガム巻かれた

シンジ「」

.


シンジ「酷いや!!貞本!!」ガタッ!

アスカ「?!」

シンジ「僕に何の恨みがあってこんな事したんだよ!」つ\

アスカ「え…?あたし、そんなの知らないです!」

シンジ「何かわいこぶってんだよ!」ぷんすか

カヲル「シンジくん、大丈夫だ!」

カヲル「彼は全てを撮っていたからね!」

ケンスケ「おうよ!」つカメラ

アスカ「くっ…!」

ヒカリ「…ちなみに何で授業中にカメラ回してたの?」

ケンスケ「………」

カヲル「……」

ケンスケカヲル「「……」」メソラシ

ヒカリ「ねぇ」

.


ケンスケ「い!今大事なのは貞本がシンジに何かしたか確認する事だろ!?」

カヲル「そうだよ!論点のすり替えしてまでそいつ守りたいのかよ!」

ヒカリ「後で他に撮ったの見せなさいね?」ニコッ

・・・・・・・。

.

「ないわー」
「ひっでー…同じパイロット仲間だろ?何であんな事」
「サイテーよねー」
「オレアイツ嫌いだわ」
「マジクソだよな」

ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アスカ「……」グスッ


トウジ「自業自得やな」

綾波「四面楚歌ね」

ヒカリ「因果応報よ」

シンジ「信賞必罰だよ」

ケンスケ「覆水盆にかえらずだな」

カヲル「禍福は糾える縄の如しだね」

アスカ(何よぉ!!ちょっとしたイタズラじゃない!)

.


~昼~


アスカ「教室居づらい…」

アスカ「あーあ、あんな事やんなきゃ良かった」

アスカ「明日からネルフの用事だって言って学校休みまくっとこうかな…」

アスカ「……とりあえずはトイレでごはんを、」

シンジ「…ん?」ペタペタ


.


~女子トイレ~


アスカ「誰も居ないわよ…ね」

アスカ「はー…このアスカ様が便所飯なんて…サイアク」ガチャ



シンジ「よ!」

アスカ「?!」バタンッ!


.


アスカ(どういう事?!ねぇちょっと?!)

シンジ「入るんだろ?早くしろよ」ガチャ

アスカ「はあ?!何言って…」

アスカ「!」ニヤ

アスカ「あーあ。もし今あたしが叫んだら…あんたどうなるかしらね…?」ニヤニヤ

シンジ「へ?」

アスカ「せーの!」


シンジ「いつもの事だって言われるだけだと思うけど…」

アスカ「助 け ッ …ええ?!」

.


アスカ「あ、あんたいつもここでご飯食べてんの…?」

シンジ「ンなわけねーだろ脳髄腐ってんのか」

アスカ「いや常時全裸の男に言われたくないわ」

シンジ「まあ気にせずゆっくりしてけよ」グイッ

アスカ「はあ!?やだちょ」


バタンッ。


.


シンジ「まあ座れよ」

アスカ「触んないで!」ペチ

アスカ「あーっ!もうっサイアクッ!!」

アスカ「イタズラも許せないあんたの器が小さいせいであたし嫌われ者じゃない!」

シンジ「……」

アスカ「何よその顔!!」ゲシッ

シンジ「…まあいいや。それよかご飯食べよ?」ゴソゴソ

アスカ「はぁ!?あんたとなんか食べるワケないでしょ!」

アスカ「しかもこんな汚いトイレで!」

シンジ「ん?あ、そうだね。確かにわざわざここを使わなくてもいいや」

アスカ「…ッチ、早く出ていきなさいよ」

.


シンジ「いや君もだよ」ガシ

アスカ「は?やだちょっ痛っ」


シンジ「走れー♪走れー♪シンジさん♪本命穴馬掻き分けてー♪」

アスカ「あああああ!?足を持つな!引きずるなぁああ!!」

ズルズルズルズルズルズルズルズルズル……


\あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!/


「「「………」」」


ケンスケ「ぱん」

トウジ「ツー」

カヲル「まる」

綾波「みえ」

ヒカリ「碇くん仕返しが酷いわ」

.


~碇シンジ専用トイレ~

シンジ「どうせなら綺麗な方がいいよね!」

アスカ「あんたバカァ!?そういう意味じゃ…」

シンジ「早く食べないと時間ないよ?」ゴソゴソ

アスカ「…ちっ」ゴソゴソ

.


シンジ「あ、それアレでしょ?ほが弁の『ガーリー弁当』」

アスカ「それが?」

シンジ「それ可愛い優先しすぎて量少ないし…良かったら僕の弁当ちょっとあげるよ」

アスカ「ふーん?むしろ全部寄越しなさいよ」

シンジ「それは許さん」

アスカ「…ってあんたの弁当…重箱?」

シンジ「うん。今日は奮発したんだ」

.


シンジ「一段目がうな重で」

シンジ「二段目がイクラ丼」

シンジ「三段目が天ぷら丼」

シンジ「四段目が焼き肉丼」

シンジ「五段目はビビンバ」

アスカ「全部どんぶりもの?!」ガーン!



シンジ「好きな段あげるよ」

アスカ「段単位!?食べきれないわよ!」

.


・・・・。


アスカ「美味しいけど…これ手作り?」モグモグ

シンジ「そうだけど」

アスカ「ふーん……」モグ

シンジ「あのさ、さっきの事なんだけど」

アスカ「…何よ」

シンジ「僕も変に騒いで悪かったよ。ゴメン」

アスカ「……なによ…」


アスカ「あたしも、その……悪かったわよ」

.



シンジ(イヤホン)「シェケハー!」クイクイ

アスカ「話聞きなさいよぉおお!!」


シンジ「え?ゴメンなんだって?」

アスカ「…だからぁ、…あたしが悪かったわよ…」

シンジ「ん。じゃ、許す」

アスカ「…ふんっ」

シンジ「あー、色々あったけどさ」

アスカ「あによ」

シンジ「全部水に流して、これからは仲良くしようよ」ニコッ

アスカ「……」

アスカ「わかったわ。仲良くしてあげる」

.


シンジ「お前さぁー、その上から目線やめロッテー」

アスカ「はーン?あんたは私より下だもーん?」


シンジ「へいへーい」ツンツン

アスカ「へいへーい」ツンツン

.

/ウウー!!!ウウーウウー!!!\


アスカ「えっ?」

シンジ「へっ?」


/『特別非常事態宣言が発令されました』\


/『付近の住民は速やかに指定のシェルターへお急ぎください』\



/『繰り返します―――』\



.


~第一発令所~


青葉「警戒中の巡洋艦『はるな』より入電!」

『紀伊半島沖にて巨大な潜航物体を発見』

『データを送る!』

日向(予備眼鏡)「分析波長パターン、青!」

日向「間違いありません!使徒です!!」


冬月「うむ。…総員第一種戦闘配置!!!」

冬月「エヴァパイロットを全員召集だ!」

碇司令「…エヴァ全機、発進準備だ」


「「「了解!!」」」

.


ミサト『みんな!今回の敵はまだ海にいるの!』

ミサト『エヴァ全機が出撃する事もあるし、上陸直前の目標を水際で迎撃するわ』

ミサト『初号機と弐号機β、αと参号機、零号機と四号機でペアを組んで戦って!』

ミサト『もちろん状況によってまた変えるけど、各ペアで交互に目標に対し波状攻撃!』

ミサト『初号機と弐号機βは接近戦で行くわ!』

ミサト『地上に出たら電源補給、間髪入れずに、よ!いいわね二人とも!』

貞本『はーい!オッケーミサト!』

シンジ『うーす』ピコピコ

ミサト『シンジくん!何ゲームやってんの!切りなさい!!』

シンジ『ゲラゲラポー♪ゲーラゲラポー♪』ピコピコ

ミサト『妖怪ウォッ●やめなさい!』

.


零号機「」バシャン!

初号機「」バシャン!

弐号機α「」バシャン!

弐号機β「」バシャン!

弐号機γ「」バシャン!

参号機「」バシャン!

四号機「」バシャン!


伊吹『零号機、初号機、弐号機αβγ、参号機、四号機がリニアラインよりリフト・オフ!』

.


零号機「っ」ガシャン!

初号機「っ」ガシャン!

弐号機α「っ」ガシャン!

弐号機β「っ」ガシャン!

弐号機γ「っ」ガシャン!

参号機「っ」ガシャン!

四号機「っ」ガシャン!


伊吹『全機、アンビリカルケーブル接続完了!送電開始!』


.


零号機「っ」ガチャ!

初号機「っ」ガチャ!

弐号機α「っ」ガチャ!

弐号機β「っ」ガチャ!

弐号機γ「っ」ガチャ!

参号機「っ」ガチャ!

四号機「っ」ガチャ!


伊吹『零号機、パレットライフル』

伊吹『初号機、トンファー』

伊吹『弐号機αβγ、ソニックグレイブ(長槍)』

伊吹『参号機、サブマシンガン』

伊吹『四号機、スナイパーライフル装備!』

.


ズズズ……ズズズ…

ズザザザザ………


ドドドドドドドドドドドド!!!!


参号機『来よったで…!』

四号機『最初、僕が撃つよ』

零号機『私は牽制射撃を』

弐号機α『シンジくん、援護は任せろ』

初号機『ヨーデルヨーデルヨーデル♪』

弐号機γ『いやだからゲーム切りなさいよ!』

弐号機β『あたしが一番槍ね!』

.


ズザザザザ………


ドドドドドドドドドドドド!!!!


イスラフェル「ッ」

ドバァアアアアアアン!!!

イスラフェル「フシュー…ルルル…」


ミサト『攻撃開始!!!』


『『『『『『『ウォオオオオオ!!!』』』』』』』


.

今回はここまで


弐号機β『いっくわよ!』ザバザバザバザバ

シンジ「!」キュピピーン!

シンジ「A.T.フィールド!足の裏に形成!!」


初号機「ッ!」


シンジ「伸びろ!!」


初号機「っ!」ドンッ!


弐号機β『な、何よそれェ?!』


日向「初号機、A.T.フィールドを伸ばして目標へ高速接近!」

.


イスラフェル「?」


初号機『一番槍は!』

初号機『僕じゃボケぇええ!!!』ブンッ!


めここっ。


イスラフェル「?!」


初号機『だらっしゃあああ!!!』バッキャアアアアア!!!

イスラフェル「ッッ?!」


フワッ……


サバァアアアアン!!!


日向「目標、初号機の殴打で後方へ吹き飛ばされました!」

.


弐号機β『ちょっとぉ!?あたしがやるって言ってんでしょ!?』

初号機『うるせぇ黙れ!僕が一番!お前は二番!どぅーゆーあんだすたん!?』

弐号機β『あんだすたん出来ないわよ!!ふざけんな!』

弐号機γ『バカ!早く追撃しなさいよ!…もうっ!あたしが行くわ!!』

弐号機γ『でりゃあああ!!』ザバザバザバザバ

イスラフェル「」コォォオ…!


「青葉目標の体内に高エネルギー反応!!加粒子砲、来ます!」


四号機『援護するぜ!』ガチャ…パァン!!

イスラフェル「?!」ゴハッ


日向「目標に四号機のライフルが命中!」

青葉「高エネルギー反応、加速が一時停止!」

.


× 「青葉目標の体内に高エネルギー反応!!加粒子砲、来ます!」


○ 青葉「目標の体内に高エネルギー反応!!加粒子砲、来ます!」


.


弐号機β『どぅぉおりゃああああ!!!』

初号機『だがさせない!』ゲシッ

弐号機β『はぁ!?』コケッ!

弐号機β「」ザバァアアン!!


初号機『チェストォオオ!!!』バキョッ!!
イスラフェル「ッッ!?」

サバァアアアアン!!!


日向「初号機の水平チョップが目標に直撃!」

青葉「目標、更に後方へ吹き飛ばされました!」

初号機『三撃目……サードチルドレン…!』

初号機『三回目の攻撃は誰にも譲れないんジャイ!!』

弐号機γ『今までそんなの気にしてなかったじゃないの!』

初号機『当たり前だ!今から拘る事にしたんだもん!もんもんもーん!!!』

.


ミサト『シンジくん!!!戦闘の邪魔しないで!!』

シンジ「( ・ 3・)~♪」

ミサト『シンジくんッッ!!!!!』ブチィッ!!

シンジ「うるせぇミサ婆さんだ」off

ミサト『あとdブツッ

シンジ「トウジ!ケンスケ!アスカ達は役に立たない!」

アスカ'S『『あんだと』』

シンジ「アンビリカルケーブルを取ってこっちに来てくれ!!」

参号機『せやかて命令と』

シンジ「屋上、パンチ、病院。……もっかい?」

参号機『よっしゃ行くでぇええ!!』バキャン!

伊吹「?! 参号機、アンビリカルケーブルを外して…目標へ!?」

ミサト『シンジくんんん!!!!おまっ…本当に後で殺すわよ!?』

.


シンジ「ケンスケ!!」

四号機『悪いけど行かないよ!』パァン!パァン

イスラフェル「っ、っ、」

四号機『俺の上官はミサトさんだし、武器は遠距離用だし!』

四号機『シンクロ率も低いからスピード求められる接近戦は出来ないよ』

シンジ「頼むよ。S2機関積んでんのは初号機と参号機、四号機だけなんだ」

四号機『それが?』パァンパァン!

シンジ「あいつ…おかしいんだよ」

イスラフェル「…」グビュル

シンジ「あいつ、撃たれたり殴られても立ち直りや自己修復速度が今までの使徒と段違いなんだ」

シンジ「弐号機達の槍とか…"切断"をされたら増える気がする」

シンジ「ほら、ゲームの敵キャラとかでいるだろ?切っても切っても無限増殖する奴」

.


シンジ「それに似てるんだよ。もし小さくなりすぎた人間サイズの使徒が街へ行ったら?」

シンジ『アスカ達には言っても聞かないだろうから実力行使したけどさ』

四号機『…憶測だろ?』

シンジ「推論だよ。後は使徒戦ベテランとしての勘」

四号機『…はぁー。わかったよ、後で俺も一緒にミサトさんに怒られるよ』

シンジ「ありがとう」

四号機『なあに、いいって事さ』


伊吹『初号機、四号機、アンビリカルケーブルを外しました!』

ミサト『あんた達言うこと聞きなさいよおんどれー!!!』

.


四号機『うぉおおおお!!!』ドンガドンガドンガ

四号機『うぉおおおお!!』ザバザバザバザバ

弐号機α『シンジくん、僕に何か出来る事は』

シンジ「じゃあちょっとケーブルつけたまま来て」

弐号機α『了解!』


冬月「碇、いいのか?独断専行が目立つが」

碇司令「……」

冬月「そうか。わかった、様子見しよう」

碇司令「……」

.


弐号機β『よくもやってくれたわね!バカシンジ!』ブンッ

初号機『何感情的に味方に攻撃してんだよ!お前がバカだよ!』ヒョイ

弐号機β『あんた数十秒前の自分の行動思い出しなさいよ!』ブンッ

初号機『ゲーム?』ヒョイ

弐号機β『違うわ!』


零号機「…」パラタタタ!

イスラフェル「グギャアア!」

参号機『おらおらぁ!』バキッ……バキッ!


初号機『よいしょ』ガシ

弐号機β『へ?』

初号機『飛んでけぇええぇええ!!』ブンッ

弐号機β『は?!イヤァアア!!』

イスラフェル「?!」

   \ガシャアアアン!!/


日向「弐号機β、沈黙!!」

初号機『よし、邪魔は消えた!』ガシ

初号機『ふん!』ポイ

弐号機γ『ちょっと!?あたしに投げないでよ!』

初号機『パスだよ。そこらへんに置いといて』

弐号機γ『扱いひどっ!』

初号機『妥当な扱いだよ』

初号機『ほら…アレだよ。「好きな子ほど弄り倒したい」ってやつ』

弐号機γ『わからなくはないけどTPO考えなさいよ!!』


貞本「あいつ……いつかコロス…」グスッ

.


初号機『よし、トウジは後ろから羽交い締めにして!』

参号機『よっしゃ!』ガシ!

イスラフェル「?!」

初号機『絶対離すなよ?ケンスケは目標の両足を腕で絡めて離すな!』

四号機『よしきた!』ガシ!

イスラフェル「?!」

初号機『綾波もこっちに来てパレットライフルを至近距離から目標の頭に撃ち込み続けて!』

零号機『わかったわ』ドンガドンガドンガドンガ

初号機『渚とアスカは僕と一緒に腹パン祭りだ!!』

弐号機α『わかった!』ザバザバ

弐号機γ『何これいじめ?』ザバザバ

.


参号機『おらぁ!動くなや!』ガッシリ!

四号機『離さないぞー?』ガッシリ

イスラフェル「っ、っ、」ジタバタジタバタ

零号機『動かないで』パラタタタタタ!

イスラフェル「ッ、ッ?!」ガガガガガガ

弐号機α『へいへーい!』ガンガンガンガン!

弐号機γ『なんか…凄い罪悪感があるんだけど…』バキッバキッバキッバキッ

初号機『いいから殴れ殴れ!コアを重点的に!!』バキャッバキャッバキャッバキャッバキャッバキャッバキャッバキャッ!

イスラフェル「ゴギャアアアアア!!!」


青葉「目標の体内に高エネルギー反応…いえ、消失!」

日向「初号機、弐号機αとγによる殴打でエネルギーの蓄積をキャンセルされてるようです!」


冬月「……やり口が汚いな。陰険で根性が腐ってる」

碇司令「ああ」

.


ミサト「……」

リツコ「あら、ひょっとしていじけてる?」

ミサト「ンなわけないでショ」

リツコ「にしても…ずいぶんタフな使徒ね」

リツコ「何度も致命傷を受けたりコアを破壊されてるのに、すぐさま再生する」

リツコ「…コアが二つある事が関係しているかもしれないわね」

ミサト「うーん…どうしたもんかしらね」

リツコ「少し時間があればMAGIに調べさせる事も出来るわ?」

ミサト「わかった」

ミサト『みんな!やりながらでいいから聞いてちょうだい!』

.



ミサト『わかってると思うけど、目標は超速再生してるの!』

ミサト『今詳細をMAGIに調べさせるからしばらくそのまま足止めしてて!』


『『『『『了解!!!』』』』』


初号機『っしゃ!殴れ殴れ!』ゴスゴスゴスゴスゴスゴス

弐号機α『ねぇ、なんだか楽しくなってこない?シンジくん』バキッバキッバキッバキッ

初号機『マジで?渚ちょっと人間性ヤバくね?』

弐号機γ『あんたよりは絶対マシよ』バキャッバキャッバキャッ


イスラフェル「ゴギャアアアアアあ゙あ゙あ゙!!!」


.


~10分後~


初号機『へいへーい!くたばれくたばれ!』バキャッバキャッバキャッバキャッ

弐号機α『プログナイフ刺してみるよ』グサッグサッグサッ

弐号機γ『じゃああたしも…』グサッグサッグサッグサッ


イスラフェル「ギャアアアア!」


イスラフェル「いっそ殺せ」ボソッ

トウジ「?!」

イスラフェル「ゴギャアアアアア!!!」

トウジ『なあ、今なんか喋らへんかった?』

ケンスケ『え?さあ?』

.



冬月「ダーティファイトだな」

ゲンドウ「…ああ……」


冬月「…碇、こういうのを見るのは辛くなるタイプなのか?」

ゲンドウ「ああ…冬月、しばらく頼む」

冬月「わかった、しばらく休め」

.


弐号機γ『もダメ~…あたしちょっと休む…』

零号機『じゃ私が代わるわ』

弐号機γ『お願い!』

零号機『……』バキャッバキャッバキャッバキャッ

初号機『綾波!綾波!言葉責めしながら叩いてみてくれる?』

零号機『? わかったわ』


零号機『こんな風に惨めったらしく殴られて…可哀想ね』バキッ

零号機『でもあなたが悪いの』バキッ

綾波『あなたが生まれてきた事もそうだけど、私達の目の前に現れた事もダメなの』

綾波『ごめんなさい…早く死んで』バキッ

シンジ『ごめん綾波僕が悪かったよ使徒さんごめんなさい僕は君が生まれてきて良かったと思うし君の事好きだよ』


.


~40分後~

参号機『あかん…ワシもそろそろ限界や』

四号機『僕も…ちょっと、』

弐号機β『あ゙~ったく、そういう意図があんなら言いなさいよ…』ズシン、ズシン…

初号機『ああ、惣流から聞いたの?』バキッバキッバキッ

弐号機β『まあね』

初号機『じゃあ丁度いいや。トウジと代わって。綾波はケンスケと』

弐号機β『しょうがないわね』

零号機『わかったわ』

参号機『すまんな』

四号機『すぐ戻るよ』

.


初号機『全く…僕関連の通信だけシャットアウトしてるからわかんないんだよ』バキッバキッ

弐号機β『だってあんたムカつくんだもん!』バキッバキッ

初号機『仲良くしようって言ったばかりだろ?』バキッバキッ

弐号機β『説明なしに仕掛けてきたのはあんたじゃない!』バキッバキッ

初号機『スキンシップだよ』バキッバキッ

弐号機β『あんなスキンシップあってたまるか』バキッバキッ

.


~2時間後~


リツコ「ある程度はわかったわ」

ミサト「何々?」

リツコ「目標は本来、二体に別れるタイプなのよ」

ミサト「二体?」

リツコ「そう。コアが二つあるのは二体が混ざりあって一体化しているから」

リツコ「そして…致命傷を受けても超速回復するのはお互いがお互いを補填しあっているからなのよ」

ミサト「…つまり、第7使徒を倒すには」

リツコ「二体を同時に倒す。二つのコアに、2点同時荷重攻撃を行うしかないわ」


ミサト『―――というわけ。シンジくん達!同時にコアを破壊して!』

シンジ「…………」

.


シンジ『まヂ無理。』

ミサト『なんで?今は絶好のチャンスじゃない!』

シンジ『ミサりん…今までの戦闘見てなかったのかよ』

シンジ『僕らずっとコアをほぼ同時に攻撃してたんですよ』

シンジ『だけど…効かない』

シンジ『何度やっても破壊出来ないんだ』

ミサト『え…』

シンジ『たぶん二体に分かれさせないといけないんだと思う』

ミサト『そう…なら一度斬って!二体に別れた瞬間押さえつけて刺すのよ!』

.


シンジ『わかった』

初号機『皆、斬る役だけど』

弐号機β弐号機γ『『あたしが斬る!!あたしが斬るぅっ!!』』

初号機『うるせぇ!お前らちっちゃい子か!じゃんけんで決めろ!』

弐号機βγ『『じゃんけんじゃんけんじゃんけんポン!あいこでしょ!あいこでしょあいこでしょあいこでしょ!』』


初号機『じゃあ僕斬るから、斬ったらすぐにトウジと渚で右を、ケンスケと綾波で左側を。……いいね?』

『『『『了解!』』』』


弐号機βγ『『あいこでしょ!』』

弐号機β『やった!あたしの勝ち!それじゃあ…』クルッ…


初号機『せい!』ズパン!

イスラ/フェル「」

弐号機β『うわぁあああああん!!』

.


弐号機β『なんでよぉおお!じゃんけんで勝ったら斬らせてくれるんでしょぉおお!?』

初号機『いや君らめんどくさいし時間ないし…何より、』


初号機『僕が…斬りたかったから…』シレッ

弐号機βγ『『死ね!!!』』


弐号機α『ダメだ!コイツ別れた後の方が速いし強い!』

零号機『ダメ!こっちも逃げられた!』


イスラフェル(甲)「グルォオオ……」

イスラフェル(乙)「ゴルォオオ……」

.


イスラフェル(甲)「ッ!」カッ!

イスラフェル(乙)「ッ!」カッ!


初号機『加粒子砲!?くっ、』つA.T.フィールド

カキィイイン!!

イスラフェル(甲)「っ」バッ!バッババッ!
イスラフェル(乙)「っ」バッ!バッババッ!

初号機『?! 狙いは僕じゃない!?綾波!』

イスラフェル(甲)「っ」ブンッ!ブンッ!

イスラフェル(乙)「っ」ブンッ!ブンッ!

零号機『キャアアアア!!!』

バシャアアアアン!!!

日向『零号機、沈黙!』

バシュッ!

日向『パイロットは脱出!』

.


ウィーム。

ゲンドウ「…冬月、終わったか?」

冬月「ああ、終わった。今は目標が奮戦しとるよ」

ゲンドウ「そうか」ゴソゴソ

ゲンドウ「…」コト

冬月「…ああ、百草丸か。また気分が悪くなった時に服用するためか」

ゲンドウ「ああ」

.


初号機『くそ!コイツら……!』ザバザバザバザバ!


イスラフェル(甲)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!

イスラフェル(乙)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!

初号機『クッソ速ぇええ!!!』ザバザバザバザバ!

弐号機β『なろっ』つソニックグレイブ

ズパンッ!

イスラフェル(甲)「」

イスラフェル(乙)「」カッ

イスラフェル(甲)「っ」ビュルン!

イスラフェル(乙)「っ」

イスラフェル(甲)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!
イスラフェル(乙)「っ」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ!

弐号機β『うざぁあああ!!!何よこれ!!』

.


イスラフェル(甲)「っ」ピョイーン!

イスラフェル(乙)「っ」ピョイーン!

イスラフェル(甲)「っ」バッ!
イスラフェル(乙)「っ」バッ!

イスラフェル(甲)「っ」クルクルクルクル!
イスラフェル(乙)「っ」クルクルクルクル!

イスラフェル(甲)「ッ」ビカッ!
イスラフェル(乙)「ッ」ビカッ!


弐号機β『キャアアアア!?』

参号機『が?!ああああ!?』

四号機『うわぁあああ!!!』

日向『目標、空中で回転!!エヴァ3機に加粒子砲!』

日向『弐号機β、参号機、四号機が沈黙!!』

.


初号機『くそ、強い!意外と強い!』つA.T.フィールド

弐号機α『残ったのは僕らだけ、か』つA.T.フィールド

弐号機γ『いやあたしもいるから』つA.T.フィールド


イスラフェル(甲)「っ」ピョイーン!
イスラフェル(乙)「っ」ピョイーン!

初号機『来た!』バッ

弐号機α『よっ』バッ

弐号機γ『くっ』バッ

イスラフェル(甲)「ッ」ズバーン!
イスラフェル(乙)「ッ」ズバーン!

弐号機α『!』

弐号機γ『やだっ!』


伊吹『弐号機α、γのアンビリカルケーブルが断線!内部電源に切り替わります!』

.


【弐号機α】
活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.          内  部//
あとL|・Γ口・冂冂  INTERNAL//
  |・コ.|・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

【弐号機γ】
活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.          内  部//
あとL|・Γ口・冂冂  INTERNAL//
  |・コ.|・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

アスカ『もう時間ないわね』

カヲル『よし…こうしよう、あいつらを囲んで二匹を背中合わせに。』

アスカ『あたしがリーダーやりた』

シンジ『よし、あとはユニゾンしてエヴァシャイニングアタックだね!』

カヲル『えっ、何それ』

初号機『行くぞぉおお!!』ザバザバザバザバ

.


初号機『エヴァンヴァ、ヴァンヴァンヴァン♪』

弐号機α『えっ、えっ?!』オロオロ

初号機『ヴァヴァンヴァ♪ヴァンヴァンヴァン♪』

弐号機γ『何それ?!』

初号機『ノリ悪いな!もう!』プンスカ!

弐号機αγ『『だってわかんないし!!』』

イスラフェル(甲)「っ」ザバザバザバザバ
イスラフェル(乙)「っ」ザバザバザバザバ


初号機『ああもう来ちゃった!食らえダブルラリアット!!』ブンッ!

イスラフェル(甲)「っ」ピョイーン!
イスラフェル(乙)「っ」ピョイーン!

初号機『ちくしょぉおおぉおお!!避けんなよぉおお!!』

.




・・・・・・。



.


~ネルフ本部:作戦会議室~

マヤ『本日イチゴーゴーハチイチゴー、』

マヤ『初号機のダブルラリアットを避けた第7使徒:甲と乙はそのまま弐号機αとγへ』

マヤ『弐号機αは避け、γは沈黙』

マヤ『その後奮戦するが、初号機の高速戦闘についていけなくなったα機の内部電源が終了』

マヤ『その後、8時間に渡って初号機単機による戦闘』

マヤ『初号機パイロットの空腹に耐えかねた故の目標の捕食も効果はなし』

マヤ『更に6時間初号機が奮戦。復帰した弐号機αβγ、参号機、四号機も参戦』

マヤ『しかし俊敏な目標に翻弄され、初号機以外撃沈』

マヤ『その後2時間、初号機単機による戦闘』

.


マヤ『翌日。ゼロハチゼロサンに初号機パイロットが奇行に走りだす』

マヤ『奇行に走りなからも初号機は戦闘を続行』

マヤ『イチロクゴーゴー、他の修理されたエヴァ全機出撃』

マヤ『しかしあえなく初号機以外撃沈』

マヤ『イチハチニーハチ、初号機パイロットが空腹により目標を再び捕食』

マヤ『効果はなし』

マヤ『その後再び初号機単機による戦闘』

.


マヤ『初号機、武器とA.T.フィールドを駆使して奮戦を続ける』

マヤ『五時間後、目標が知恵をつけたのか二身一体の攻撃スタイルから交互に波状攻撃するスタイルに』

マヤ『初号機、尚も目標を鏖戦すべく健闘』

マヤ『そのまま四時間は初号機単機で戦闘』

マヤ『三度目のレストアを終えたエヴァ全機が出撃』

マヤ『しかし辛くも初号機以外全滅』

マヤ『以後、戦闘開始から翌々日のイチゴーマルマルにて初号機パイロットが限界を訴えました』

マヤ『しかし理由が「明日友人の誕生日だからパーティーの準備したい」だったため却下』

マヤ『以後五時間後まで初号機単機で戦闘』

.


マヤ『同日ニーニーマルマル、「これ以上の戦闘は無意味」と本部は判断』

マヤ『同マルゴーを以て、ネルフは作戦継続を断念』

マヤ『国連第二方面軍を呼び、同ゼロキュー、』

マヤ『初号機により目標甲と乙を紀伊半島沖へ遠投』

マヤ『甲と乙の落下地点に新型のN2爆雷で目標を攻撃』

マヤ『これにより構成物質の28%の焼却に成功。』

マヤ『E計画担当者からのコメント、』

マヤ『リツコ「シンジくん…本当にお疲れ様でした」』


マヤ『以上、報告をおわります!』ビシッ!

.


トウジ「頑張りすぎやろ…シンジ自身もS2機関搭載しとるんとちゃうか…」

ケンスケ「凄いよなぁ…一応俺たちも頑張ったけどさぁ」

綾波「結果が全てだもの」

貞本「ふん…」

惣流「満身創痍、ってカンジ?」



冬月「努力は認めるが…な」

ゲンドウ「…」イライラ

.


貞本「死んでるんですか?これ…」

冬月「足止めに過ぎんよ。再度進攻は時間の問題だな」

碇司令「…全パイロット!」

「「「「「は、はい!」」」」」

碇司令「君達の仕事は何だ?」

惣流「え、エヴァーの…操縦?」

碇司令「違う」



碇司令「使徒に勝つ事だ」



.


碇司令「…」ガタッ

碇司令「エヴァ全機を三度出撃し、それでも倒せず」

碇司令「シンジ一人は最初から最後まで戦闘。…にも関わらず全滅!」

碇司令「我々ネルフは使徒を倒せなければ無価値だ。どれだけ善戦しようとも、だ」

碇司令「以上だ」スタスタ…

碇司令「…」ピタ。

「「「「?」」」」


ゲンドウ「……次は、勝て」


プシュー……ガコン。


.


トウジ「………」

ケンスケ「……」

貞本「………」

惣流「………」

綾波「………」


冬月「すまんな、アレはあいつなりの激励だ」

.


トウジ「ん?そーいやシンジがおらんな?」

貞本「休んでるんでしょ?フルで戦い続けてたんだもん…当たり前よ」

ケンスケ「でも渚も居ないぜ?」

惣流「……まさか」

綾波「あ…碇くんなら、」


.


~カヲル宅~


シンジ「誕生日おめでとう。渚」

カヲル「…ありがとう」

シンジ「物も一応用意してるけど…」ヨイショ

シンジ(E:チェロ)「……」

シンジ「バッハ、無伴奏チェロ。組曲第1番」

シンジ「………」スッ

~~♪~♪~~~♪~~♪

カヲル「わあ…」

シンジ「……」

~~♪~~~~♪♪~~♪

.


シンジ「……」スッ

シンジ「…」ペコ

カヲル「ブラボー!」パチパチパチパチパチパチ

シンジ「あと、これ」

カヲル「へぇ…いいの?」ワクワク

シンジ「君のために用意したんだからいいに決まってるだろ?」

カヲル「何だろ?」ゴソゴソ

カヲル「……」

カヲル「わ…ヘッドフォンとウォークマンだ…!」

シンジ「iPodとかmp3だとパソない渚じゃ不便かなって」

カヲル「…大事にするよ!ありがとう!」

シンジ「喜んでもらえたよーで」

.


~ネルフ本部~

ケンスケ「あいつ意外とマメなんだよな…」

ケンスケ「僕は9月12日で渚と一日ちがいなんだけど」

トウジ「何がや?」

ケンスケ「誕生日。シンジのやつ、戦ってる最中にさ、言うんだ」

ケンスケ「『僕のロッカーにケンスケへの誕プレ入ってるからって』」

トウジ「あ、そやったん?そらおめっとさんやな。おめっとさんー」パチパチ

ケンスケ「どーもー。」

トウジ「ちなみに何もらったん?」

ケンスケ「なんか『蒼龍』のプラモと村上龍の小説、『愛と幻想のファシズム』」

トウジ「ほー…二つもか」

ケンスケ「でも何でこれくれたんだろ?欲しいなんて言った事ないんだけどなぁ」

.


~リツコの執務室~


リツコ「……」カタカタ

ギュッ…

リツコ「!」

加持「…少し、痩せたかな?」

リツコ「残念。1218gプラスよ?」クス

加持「そうかい?君が変わったか、わからなくなるくらい離れてたって事か」

加持「…こんな美女をほっとくなんて、NERVの男共は甲斐性なし揃いだな」ススッ…

リツコ「そ?」

加持「…オレが口説いちゃおうかな?」ツツー…

リツコ「ふふ?そんな事言って…本気で口説く気ないクセに」

加持「いやいや…オレはいつだって本気さ」スッ…

.


リツコ「でもごめんなさい?私、今彼氏いるから」

加持「………」

加持「…マジで?」

リツコ「マジで」ニッコリ



リツコ「しかも年上で子持ち」ニコッ

加持「」

.


リツコ「それに…私のトコより行くべきトコがあるんじゃないかしら?加持くん」

加持「…それもそうか」



加持「あ、でもマヤちゃんは今仕事中じゃ?」

リツコ「ミサトのトコ行ってあげて」

.







加持「葛城…か」スタスタ

加持(元気でやってっかな…)スタスタ

加持「ん?」



剣崎「……」スタスタ

.


加持「よう!久しぶりだな!元気かい?」

剣崎「! …久しぶりだな。大学以来か」

加持「NERVに入所してたんだな」

剣崎「ああ、まあな」

加持「黒スーツにサングラス…部署は保安諜報部か」

剣崎「似合わんだろ」

加持「いやいや、中々カッコいいじゃないか?似合ってるよ」

剣崎「お前はなぜ本部に?」

加持「オレもここに暫く勤務する事になったのさ。特殊監察部だ」

剣崎「…そうか」

.


加持「しっかし…保安諜報部か…」

剣崎「…何か?」

加持「ん?いやな、悪い噂を聞いたのさ」

剣崎「悪い噂」

加持「ああ。ドイツ支部でチラリと聞いたんだが」

加持「『本部の保安諜報部に碇司令の人形がいる』ってな」

剣崎「…人形」

加持「イヤな比喩だよな」

剣崎「そうか?」

加持「オレはそう思う。しかもそいつ、所属は保安諜報部なんだが」

加持「その実、司令の指示なら何でもやる―――」

加持「―――"破壊工作員"なんだとか」チラリ
剣崎「………」

.


剣崎「…残念ながら心当たりは居ないな」

加持「そうか。杞憂で良かったよ」

剣崎「だが」

加持「ん?」

剣崎「もし、その"人形"が本当に存在してるのなら」

剣崎「『生きる目的を見いだせない故の渇きを癒す』」

剣崎「そのために司令に従ってるのかもな。…人形だから」

加持「…ああ、そうかもな」


剣崎「じゃ、これで」

加持「ああ」

.


加持「……」

加持(残念だよ、剣崎)


加持(…人の生き方に口を出せる生き方をしてない俺では何も言えない、か)


加持「お、いたいた」スタスタ


.


~ネルフ本部:食堂~

ミサト「皆お疲れ様!大した物はないけど好きなの頼んでいいわよん♪」

トウジ「ホンマですか!」

ミサト「ホンマホンマ♪」

トウジ「うぉっしゃー!さすがミサトさんや!」

ケンスケ「何頼もっかな~」

貞本「ミサトありがと!」

惣流「ミサト太っ腹ね!」

綾波「…」


綾波「びーるっ腹?」

惣流「違う」

.


ミサト「にしても…はぁ…」

トウジ「どないしたんですか?」

ミサト「ん?ちょっちね、この後でたーんまりお仕事しないとなーって」

トウジ「はー…お疲れ様です」

ケンスケ「何もお手伝いできないですけど…頑張ってください!」

ミサト「ん。ありがとね~」


「ほりゃ」グイ

ミサト「ほが?!ちょっと!誰よ!後ろから頭抱きしめてんのは!」モガモガ


加持「オ・レ♪久しぶりだな、マイハニー♪」

ミサト「か!!加持ぃいいい?!なななな!何でここにいんのヨぉ?!」

加持「君に会いたくて」ニコッ

.


貞本惣流「「加持さーんっ!」」

貞本惣流「「むっ」」

綾波「私、ゴボウサラダ」

ケンスケ「え~っと、どなた?」

トウジ「なんや…ミサトさん彼氏おったんか…」ガックシ

加持「はは、悪いな」

ミサト「 ち が う わ よ ! 」

ケンスケ「え?それならどんな?」

ミサト「う…。昔付き合ってた事があるってだけよ…」

加持「俺としちゃあ、ヨリを是非戻したいんだがな?」

ミサト「あっそーへー」ケッ

.


加持「ツレないなぁ、久々に会った旧友でもあるってのに」

ミサト「ふーんだ!何しに来たか知らないけどさっさとドイツに帰ったらー?」

加持「残念でした。当分帰る予定はないよ」

ミサト「あっそ…」ムムゥ


トウジ「なんやミサトさんエライキャラちがわへん?」ヒソヒソ

ケンスケ「ホントに気を許してる人って事だろ?」ヒソヒソ

貞本「むー!」

惣流「ぷー!」

綾波「あ、あと冷麺お願いします」

.


加持「あれ?サードは居ないのか?」

ミサト「シンジくんならフォースの家に行ってるわよ。誕生日祝う約束してたらしくて」

加持「そっ、か」

ミサト「…?」

ミサト「随分残念そうね?」

加持「まあな。サードとは一度会ってみたかったんだが」

ミサト「なんでよ」

加持「そりゃ気にもなるさ。NERV関係の業界で彼を知らない人間はいない」

.


加持「曰く、英雄。曰く、エヴァに乗るために生まれてきた少年」

加持「初エントリー、初シンクロ。にも関わらずの前人未踏の99%越え」

加持「全ての使徒殲滅に携わり、どの使徒との戦いも彼なくして勝利は出来なかった」

加持「毎回の戦闘で関係者誰もが思いもつかない技術を次々見せる」

加持「一部では彼を神聖視してるくらいにね」

ミサト「まあ、そうだけど……」

加持「彼こそ最優秀、最強のエヴァパイロットだろ?」

貞本「…うん…」

惣流「まあ、そう、なんだけど…」

加持「? なんか歯切れが悪いな?」

.


トウジ「その…あいつ、オカシイんですわ」

ケンスケ「うん。間違いなく頭イカレてるよ」

加持「…そんなにかい?」

加持「まさか…『常に裸でいて、決して衣類を身につけない』なんて噂もあるが…」

ミサト「ホントよ。少なくとも私は彼が服を着たのを見た事ないわ」

加持「………マジ?」

ミサト「マジ。一回だけオムツ履いて絆創膏で乳首隠してたのを見た事があるくらいで」

トウジ「ええっ?!あのシンジが!?」

ケンスケ「局部を隠した事、あったんだ…」

惣流「どちらにしろド変態じゃないの」

ミサト「あ、あとパッと見服着てるように見えるボディペイントをしてた事もあったわ」

「「「へー…」」」

.


ミサト「でもそれ以外はずっと全裸よ」

加持「はー…え、外でも?」

「「「「外でも。」」」」

加持「それは…また超ド級だな…」ハハハ


.


惣流「あと、すぐ変な事するし」

貞本「加減を知らないし」

ケンスケ「けっこう腹黒いし」

トウジ「すぐエロい事しよるし」

ミサト「いたずらっ子だし」

綾波「バカで、エキセントリック。ポジティブの塊で変態なキチガイよ」


加持「酷い言われようだな」


.


綾波「でも」

加持「?」

綾波「イカレく…碇くんは私達に希望をくれるの」

加持「…希望?」

綾波「誰もがダメだと思う時でも。辛い時でも」

綾波「碇くんが全部なんとかしてくれるの」

トウジ「ワシらも前の使徒ん時助けられたなぁ」

ケンスケ「うん…」

貞本「…」

惣流「ハチャメチャだけどね。うん」

加持「…へぇ?」

.


トウジ「憎みきれん奴ですわ」

惣流「たまにブッ殺したくなるけどね」


「「「うん」」」


加持「はは、なんだかんだ愛されてんだな、彼は」

.


加持「ところで…第7使徒はどうするつもりなんだ、作戦部長?」

ミサト「う~ん。それが今一番困ってんのよね~…」

ミサト「皆も何か案はないかしら?」

綾波「碇くんに全部任せる」

ミサト「信頼してるのはわかるけどそれでダメだったし…」

ケンスケ「落とし穴作って落とすとか」

ミサト「うーん一応検討はしてみようかしら」

貞本「何とか縛って精密動作する機械でコアを同時に壊す」

ミサト「うーん…リツコに頼んでみようかしら?」

惣流「設置型爆弾をコアにつけてリモコンでドーン」

ミサト「んー…下手すれば自爆、かもしれないけど一応検討」

トウジ「根性や!!根性でなんとかするんや!」

ミサト「そうね。それでなんとかなったらいいんだけど」

加持「……俺からもいいかい?」

.


ミサト「聞いてあげる」

加持「ありがとう。こんなのはどうだ――?」



.


~カヲル宅~


カヲル(E:ヘッドフォン)「ふんふん♪ふんふん♪ふんふんふーふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふふふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふーふーふーふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふふん♪」

シンジ「…それ、第九?」

カヲル「え?ああ。お気になんだよ」ニコニコニコニコ

シンジ「どうでもいいけど音外れてるよ?」

カヲル「えっ」

.


シンジ「わかんないの?」

カヲル「うん」

シンジ「…今度カラオケ行こっか」

カヲル「いいね」


\ざ♪んーこぉくぅな♪天使のテーゼ♪/

シンジ「あ、スマフォ鳴ってる」

\かーなーしみぃがっそしてっはっじまるっ♪/

\だーきーし シンジ「はい」ピッ



シンジ「え、召集?」

カヲル「えー…」

.

今回はここまで。ミサトさんが決めた作戦とは。


~ネルフ本部:作戦会議室~

ミサト「皆も知っての通り第7使徒は二体に別れた状態でコア二つを同時に破壊しなければ倒せないわ」

ミサト「ただし、丸二日かけても。皆が押さえつけての同時攻撃でもどうしても誤差が出て倒せなかった」

ミサト「そこで…」チラリ

シンジ「フォーオ!フォウオウオー!!」クルクル

ミサト「シンジくん、回転椅子の上にヨガの片足立ちしながら回転しないで!」

シンジ「醤油たっぷりつけた焼きとうもろこしで手をうとう」

ミサト「シンジくん!いい加減にしなさい!!!人類の存続がかかってるの!!真面目に聞けッッ!!」ダンッ!

シンジ「焼きとうもろこし一つで滅びるくらいなら滅びた方がいいよ人類なんて」

ミサト「」ブチッ

.


ミサト「あんたねぇっ!!いい加減にしなさいよ!!」ブンッ

シンジ「はっ!」ヒラリ

ミサト「皆必死なの!戦う時だけ真面目でもダメなのよ!」

シンジ「焼きとうもろこし!余は焼きとうもろこしを所望しておるだけじゃ!」ピョインッ

ウィム。

シンジ「でゃー!」ペタペタペタペタ!

ミサト「待ちなさい!」

シンジ「…」ピタ


シンジ「あんなに誰よりも頑張って戦ったのにご褒美一つなしで次の戦いの最前線投入なんて」


シンジ「やってらんないよっ!!」ペタペタペタペタペタペタ!


プシュー、ガコン。

.


ミサト「…なんか私お腹痛くなってきた…」

惣流「大丈夫?ミサト」

ミサト「ちょっちヤバイかもね」

トウジ「作戦ならワシらが聞きますよ」

ケンスケ「僕らも呼んだって事は何かできる事があるって事なんですよね!」

貞本「…あんだけやってもダメだったのに」

綾波「碇くんどこへ行ったのかしら」

カヲル「じゃ、僕が探して来るよ」ガタ

ミサト「待って。皆に作戦伝えておくわ」

.


ミサト「まずはシンジくん用の作戦を行いますが、それが失敗した時」

ミサト「皆には対使徒キャッチャーで目標を拘束してもらいます」

「「「対使徒キャッチャー?」」」

ミサト「そうよ」

ミサト「ようは使徒を捕獲する事を目的とした檻ね」

惣流「それで捕まえたら?」

ミサト「リツコに頼んで作ってもらってる同時破砕装置、デュアルソーをその檻に取り付けてコアを破砕してもらうわ」

カヲル「もし檻が破壊されたらどーすんの?」

ミサト「使徒そのものに取り付けても破砕可能らしいから…その時は皆に直接つけてもらう事になるわ」

.


※対使徒キャッチャー…サンダルフォン戦の時のアレ。今回のはその強化版と思え


ミサト「ちなみにそれが失敗した場合、またN2爆雷ね。効くかはわからないけど」

カヲル「質問」

ミサト「あら何?」

カヲル「最初にやるっていうシンジくん用の作戦ってどんなのなワケ?」

ミサト「ああ。シンジくん用の作戦内容はね、」



ミサト「式波・アスカ・ラングレーとシンジくんのユニゾンによる白兵戦でコア二つの同時攻撃を行うのよ」



.


カヲル「彼女を起用すんの?でも…」

ミサト「確かに彼女は壊れているわ」

ミサト「でも攻撃精度が一番高いシンジくんを起用しなければならないという前提があるの」

ミサト「そして、シンジくんと一番精神性が近くてユニゾンの完成度が高くなる可能性が一番高いのも彼女ってワケ」

カヲル「それなら僕でも」

ミサト「そうね。彼女が無理そうならカヲルくん、あなたにお願いするわ」

カヲル(式波早く失敗すればいいのに)

ミサト「ああ、あと別件なんだけど…ケンスケくん、トウジくん!」

トウジ「なんです?」

ケンスケ「はい!」

ミサト「あなた達にはシンクロ率をあげる特訓をしてもらいます」

.


トウジ「特訓…でっか?」

ミサト「そ。あなた達の平均シンクロ率をもっとあげて欲しいの」

ミサト「シンクロ率がシンジくん並みに高いカヲルくんに指導をお願いするわ」

ミサト「頑張ってね!」

トウジケンスケ「「はい!」」

トウジ「渚、頼むで!」

ケンスケ「僕らを強くしてくれよ!」

カヲル「まあいいけど」

ミサト「レイとアスカ達には捕獲用装置の扱い方を学んでもらうわ」

アスカ'S「「はーい」」

綾波「はい」

.


ミサト「MAGIによると第7使徒は現在自己修復中」

ミサト「第二波は4日後と予測している」

ミサト「初号機は4日後に修復完了。他機は3日後に修復されるわ」



ミサト「…決戦は、4日後よ!」


.



~1day~


.


ミサト「シンジくん」

シンジ「…」プイ

ミサト「さっきは怒ってごめんなさい。でもシンジくんの頑張りを無下にした訳じゃないの」

ミサト「事態は切迫している。時間はもうあまりない」

ミサト「私は、…私達はそれだけ真剣なのよ」

ミサト「…焼きとうもろこし、用意させたわ」

焼きとうもろこし(醤油たっぷりこんがり)

ミサト「また頑張ってくれないかしら」

ミサト「もし頑張ってくれたら、次も何かご褒美を」

シンジ「わーい!焼きとうもろこしでゃ!焼きとうもろこしでゃー!!!」バクンッ!

シンジ「はふはふっ!ガツガツムシャムシャ!モキュモキュモキュ!」

シンジ「びゃあああああ!!美味いぃいいい!!!」

ミサト(…なぜ人類はこの子に命運を託さなきゃいけないのかしら……)

.


シンジ「いいよ」

ミサト「!」

シンジ「僕また頑張るよ」

ミサト「シンジくん…!」

ミサト「……ありがとう」ニコッ



シンジ「だから焼きとうもろこしおかわり」

ミサト「わかったわ、いくらでも食べて?その代わり今度はちゃんと作戦聞いてね」

.


~第1修復室~

マヤ「本当にボロボロですね」

リツコ「そうね。二日間ずっと戦い続けた結果がこれ」

4gうki「……」

リツコ「シンジくんは本当に頑張ったわ」

マヤ「肩部装甲は両方全壊。ツノはとれて顎部拘束具もとれちゃいましたね」

リツコ「おまけに胸部装甲も第5まで破損。右腕は吹き飛ばされた後にまた生えたし」

マヤ「膝部突起、腹部装甲。背部装甲もズタボロです」

リツコ「素体へのダメージが最終的に軽微で済んだのはよかったわね」

リツコ「装甲の取り替え、あとはヘイフリックの疲労回復を待つだけだもの」

マヤ「あれだけの長時間激戦をこなして軽微なんて…」

リツコ「まさにエヴァパイロットのプロ。といったとこかしらね」

.


リツコ「さ、私達もプロの仕事をしましょう」

マヤ「はい!シンジくんに負けてられませんもんね!」フフ



.


~ネルフ本部:二人部屋~

シンジ「ここは?」

ミサト「今日から決戦の日まで、二人でここで暮らしてもらうわ」

式波(全裸)「いやーんっ!寄せ鍋って事?あたし達はごった煮って事?!」イヤンイヤン

シンジ「『こんな変態と暮らせって?!イヤよ!』」

シンジ「――って言ってるけど」

ミサト「そうなの…?まあどちらにせよ従ってもらうからね?」

アスカ「ん~!グランツーリスモ!グランツーリスモ!」ンバッ!ンバッ!

シンジ「『最悪!しかもこんな変態となんて~!恨むからね、ミサト!』」

シンジ「―――だって」

ミサト「本当に?本当に言ってるのそれ」

.


シンジ「ここで寝食共にしてあわよくば一次的接触してそのまま物理的に一心同体になれと…」

ミサト「シンジくーん?物理的に合体するのはNGだからね?」

シンジ「待ってください!それじゃ僕がムラムラきて夜中に襲ってしまっ」

ミサト「カメラで見てるし止めるからね」

シンジ「んだよチクショー!」ガンッ!

ミサト(立案しといてなんだけど本当に大丈夫かしら)

アスカ「フズバーッ!」

ミサト「ユニゾン特訓するから、支度したらすぐに訓練室来てね」

シンジアスカ「「ウリィイイイイイ!!!」」


ミサト(ああ…なんかお腹痛い)キリキリ

.


プシューガコン。

シンジ「……行ったか」

アスカ「ちゃんこ鍋」

シンジ「…」チラリ

アスカ「…」チラリ

シンジアスカ「「うらぁああ!!!」」バキャッ!


シンジ「ヤらせろよ!全裸とか誘ってンだろぉ!?」ググググ

アスカ「シンジ…私、シンジといると胸がムキムキする」ググググ

アスカ「シンジにも、ムキムキしてもらいたいの」ググググ

シンジ「いいよ、僕のエントリープラグを剥き剥きしてくれ」ググググ

アスカ「ほんっっと、ウルトラ馬鹿ね!」ベチーン!

シンジ「くそっ!第5使徒より防御かてーぞこのアスカ!!」

.


シンジ「チッ…勝負はお預けだな」

アスカ「メタンガスの七色の光ね」

シンジ「じゃ準備しよっか」ゴソゴソ

アスカ「セパレート欲しいわー」ゴソゴソ



シンジ「と見せかけておりゃー!」ガバッ!

アスカ「金的!」ゴスッ


シンジ「ペニィイイイイィイイ!!!!」


シンジ「す」ドサッ

アスカ「ったく油断も隙もカカロットもありゃしないわ」ゴソゴソ

.


~訓練室~

ミサト「準備出来たかしら?それじゃ渡した紙を見て」

アスカ「ん~30点ってとこかしらね」モグモグ

シンジ「アスカダメだよ食べちゃ」

ミサト「意外と高い!じゃなくてアスカ!食べちゃダメ!見て!」

アスカ「私を見て!?」

ミサト「紙を見て!?」

シンジ「ねー、やっぱ無理があるんじゃないのー?」モグモグ

ミサト「お前も食うな!」ペチッ!

.


ミサト「はー、はー、はー…いい?二人にはダンスをしてもらうわ」

アスカ「報酬は?」

ミサト「4日後も生きる権利」

シンジ「ご褒美は?」

ミサト「何か考えとくわ」

アスカ「エコヒイキ!エコヒイキ!」

ミサト「…じゃあアスカのも何か考えとくわね?」

シンジ「違うよミサりん、今アスカは『お腹すいて力がでないよ~』って言ったんだよ」

ミサト「そう。あとにしてちょうだい」

.


・・・・・・。


ミサト「それじゃ、踊りは覚えたわね?」

シンジ「2、3個くらいなら」

アスカ「4、5個くらいなら」

シンジアスカ「「うへへへへ!」」

ミサト「いいわよーやっぱユニゾン力高いわねー二人ともー(棒)」

ミサト「じゃあ始めるわね?ミュージック、スタート!!」

.


ずんたた♪ずんたた♪ずんたった♪

シンジ「」トントントントントントン
アスカ「」トントントントントントン

シンジ「ハッ!」バッバッバッ
アスカ「ハッ!」バッバッバッ

シンジ「そいやっさ!」バッバッバッ
アスカ「そいやっさ!」バッバッバッ

シンジ「メケメケメケメケ!」クルクルクルクル
アスカ「メケメケメケメケ!」クルクルクルクル

シンジ「スラマッパギ!」ヘイヘイ
アスカ「スラマッパギ!」ヘイヘイ

シンジアスカ「「かーらーのー?」」


シンジアスカ「「サノバビーッチ!!!」」ビシッ!


ミサト「」

.


ミサト(指定の動きと全然違うのになにそのクオリティ!?気持ち悪ッ!)

シンジ「アノマロカリスアノマロカリス」ウネウネウネウネ
アスカ「ハルケギニア!ハルケギニア!」ウネウネウネウネ

ミサト(てゆーか動きが気持ち悪ッ!)

シンジ「アーンインストール♪アーンインストール♪」クネクネクネクネ
アスカ「この手ーを離さないでー♪アンインストール」クネクネクネクネ

ミサト「…まあこの際何でもいいか…最終的に戦う形になれば…」


シンジ「チーチ♪チッチ♪」
アスカ「オッパァ~~イ♪」

シンジアスカ「「ボインボイ~ン♪」」


ミサト「なんか私まで頭おかしくなりそう…」

.


~第7実験室~


カヲル「それじゃ、始めてくれる?」


リツコ「わかったわ。シンクロテスト開始」

「「「了解」」」


トウジ『………』

ケンスケ『……』

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥
FIFTH.c:∥∥

【鈴原トウジ】シンクロ率:16%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:34%



カヲル「ひっくー…」

カヲル「ねぇちょっと二人とも」カチ

カヲル「集中してる?それで本気出してんの?」

トウジ『チッ…せやで』イラッ

ケンスケ『そうだけど』

.


カヲル「あのねえ」


カヲル「エヴァは心を開かなければ動かないよ」


トウジ『心、て』

ケンスケ『言われてもなぁ』


カヲル「エヴァは単なる兵器、人形じゃないよ。ちゃんと心がある」

カヲル「それにシンクロできないって事は君達が心を閉ざしてるって事さ」

トウジ『…"心を開く"ってどーやるっちゅーんや?』

ケンスケ『具体的に教えてくんない?』

.


カヲル「そうだな、」ウーン

カヲル「シンジくんを思い浮かべてみなよ」

トウジ『まさか…ああなれと…?』ゴクリ

カヲル「真似をしろ、という訳じゃない」フルフル

カヲル「彼は常に"開放"してるだろ?」

トウジ『せやな、開放したらあかん部分も開放しとるわ』

ケンスケ『うんうん』

カヲル「ああいう感じさ。"自分"を出すんだよ」

カヲル「本当に親しい間柄の人と接する時のように」

カヲル「愛するように」

カヲル「遠慮をせず、遠慮をされないように」

カヲル「誰かに甘えるように」

カヲル「心の底からリラックスして心を放し飼いにして、自由にするんだ」

『『……自由。』』

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥
FIFTH.c:∥∥∥

【鈴原トウジ】シンクロ率:25%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥|
SIXTH.c:∥∥∥∥|

【相田ケンスケ】シンクロ率:38%

マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率上昇!」


カヲル「歌う事も有効だ」

カヲル「好きな歌を全力で歌う時、ヒトは心を開放する」


トウジ『…タータラッタッタ~♪』~♪

ケンスケ『ガガガ♪ガガガ♪…』~♪


.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥∥||
FIFTH.c:∥∥∥∥||

【鈴原トウジ】シンクロ率:27%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:38%


マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率上昇!」

リツコ「へぇ?やるわね、アドバイスだけでシンクロ率の限界値を5%以上伸ばすなんて」

.


カヲル「あとは練度を上げるくらいかな」

カヲル「じゃ。僕はシンジくんのとこ行くから」スタスタ


トウジ『渚』

カヲル「…なに?」

トウジ『おおきにな』

ケンスケ『ありがとう』

カヲル「…」

カヲル「…まあ、頑張ってよ」スタスタ



.


トウジ『なんやあいつ!いけ好かんやっちゃ!』プンスコ!

ケンスケ『まあまあ。教えてくれたんだしさ』

トウジ『…せやな。頑張るか』

ケンスケ『うん』

リツコ「フフ。成長が楽しみね」

マヤ「ですねー」カタカタ

.


~第二実験室~

貞本『これが使徒キャッチャー…』

惣流『なんか頼りな~い』

綾波『使徒を捕縛なんて…できるのかしら』

サツキ「ええ、理論上はね!」

カエデ「やり方は覚えた?」

弐号機β『もちろん』

弐号機γ『あったりまえよ!』

零号機『ええ。問題ないわ』

アオイ「そう、展開の仕方も堂に入ってきたし…大丈夫そうね」カタカタ

アオイ「お疲れ様。あがっていいわよ」


『『はーい!』』


.



~2day~


.


カヲル「…」ムスッ


ミサト「いい?戦う動きに昇華するの。いい?変な動きばかりじゃ倒せないの。いい?」

シンジ「しつけーな何回聞くんだよいい加減にしてよ」
アスカ「ホントよねー?シンジとアタシなら無敵だし」

ミサト「私も言いたかないけど何回言ってもやってくれないから言ってンのヨー?」

カヲル「今からでも僕がやった方がいいんじゃない?」

ミサト「あとでね。じゃ、流すわね」

シンジ「わーったわーった。ほら、はよはよ」
アスカ「はよはよ!バンバン!バンバンバン」

ミサト「ミュージックスタート!」カチ

チャラーン♪タランタッタッタッ♪

.


シンジ「はぁ~♪与作ぅは♪木を切るぅ~♪」チャンカチャンカ
アスカ「よっこらせーの♪ほいさっさ♪Oh」チャンカチャンカ

ミサト「おのれらは」

カヲル「ほらだからさ…シンジくんと僕のがよくない?」

ミサト「…なんでカヲルくんはシンジくんとやりたがるの?」

カヲル「シンジくんがとられた感じがするし、シンジくんいなかったら僕は誰と話せばいいんだよ」

カヲル「有り体に言うと寂しい」

ミサト「そう。ほら二人とも!真面目にやんなさい!」

シンジ「真面目に不真面目!」
アスカ「怪傑ゾ●リ!」

シンジ「すっぽこぺっぽこ♪」
アスカ「ぽこぽこぴー♪」

ミサト(ああ…私の自我境界ラインが崩壊寸前だわ…)

カヲル「ねぇ」

.


トウジ『ヒーローになった夢見る少年は♪』

トウジ『何でも出来ちゃってつまんない飽きちゃってんだ♪』

トウジ『目が覚めてみた午前8時過ぎ何も出来ない退屈な日々に♪』

トウジ『巻き込まれ始める理想的な未来が見えない♪』

トウジ『愛想笑いには共感できないもうこんなカンジじゃそろそろヤバイぜ♪』


ケンスケ『君の声が聴こえる♪離れていてもなぜか♪』

ケンスケ『君の愛が聴こえる♪終わりのないエチュードのように♪』

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥∥||
FIFTH.c:∥∥∥∥||

【鈴原トウジ】シンクロ率:27%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:38%


マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率停滞!」

.


アスカ'S「「あたし達も特訓?」」

ミサト「そうよん」

綾波「……メンドクセッ」

ミサト「? 何か言ったかしら?」

綾波「いえ」フルフル

ミサト「さ!時間ないし頑張ってちょーだいっ!」

.


~第4実験室~

リツコ「インダクションモードを多少変更したわ」

リツコ「シンジくんのお陰で目標のデータはかなりとれてるから再現率は高いわよ」

ミサト「ありがと」

ミサト「さ、これで目標を捕縛&破砕の練習をするわ!皆準備はいい?」


~テストプラグ~

アスカ'S『『はーい』』

綾波『了解』

ミサト「ではスタート!」

.


模擬イスラフェル(甲)『グルルォ』

模擬イスラフェル(乙)『ゴルルォ』


模擬弐号器γ『いくわよ!たりゃー!』

模擬弐号器β『待ちなさいよ!あたしが先!』

模擬零号機『連携とって。二人とも』


ミサト「大丈夫かしら」

リツコ「さあ?」


『『いやぁあああ!』』

ミサト「やられたわね」

リツコ「本番じゃなくてよかったわね」

.




~3day~



.


シンジ「ぐちゅぐちゅぺっ!ぐちゅぐちゅぺっ!」
アスカ「ぐちゅぐちゅぺっぐちゅぐちゅぺっ!」

シンジアスカ「「ぐちゅぐちゅぺっ!」」


シンジアスカ「「一緒にお風呂!頭を洗いあって体を洗いあう!」」

シンジ「僕が頭を!」
アスカ「あたしが体を!」

アスカ「あたしが頭を!」
シンジ「僕が体を!」

アスカシンジ「「洗顔は二人で!」」


シンジアスカ「「そして一つのベッドで寝て抱きあって寝る!」」

シンジアスカ「「ZZZ…」」


ミサト『くらぁ!!二度寝してんじゃないわよっ!』

.


シンジアスカ「「歩く時は二人三脚!」」

シンジアスカ「「ハジケる時も二人三脚!」」


シンジアスカ「「冬月副司令の額に脱毛剤どーん!」」バッシャーン!

冬月「ぐあああああ!?」


シンジアスカ「「安心してください!効果が出て禿げはじめるのは14年後なんで!」」

冬月「!?」ガーン!

.



トウジ『取り戻せ!♪』

ケンスケ『そして詞(うた)が 流れ出すよ um~』



マヤ「両者、共にシンクロ率は停滞!」

.


模擬弐号機β『どぅおりゃあああ!!』

模擬弐号機γ『うぅおりゃああああ!!』

模擬零号機『そりゃー』


『『『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!?』』』


サツキ「全滅です」

リツコ「無様ね」

.


マヤ「まもなく初号機以外のエヴァが全機レストアされます」テクテク

ゲンドウ「そうか」コツコツ

シンジアスカ「「あ!父さん!」」ペタペタペタペタ

ゲンドウ「……なんだ」

シンジアスカ「「露骨にイヤそうな顔すんなよ」」

ゲンドウ「調子はどうだ」

シンジアスカ「「蝶☆サイコー!」」

シンジアスカ「「明後日は必ず勝つぜ!!」」

シンジアスカ「「イエー!」」

ゲンドウ「そうか、期待している」スッ…

.


シンジアスカ「「あ、僕らこれからごはんなんだけど一緒にどう?」」

シンジ「父さん」
アスカ「義父さん」

シンジ(ん?なんか今違和感が)

ゲンドウ「悪いが、仕事がある」

シンジアスカ「「まあそう言うなって」」ガシッ

ゲンドウ「ぬ、うぉおおおお?!」ズルズルズルズル

シンジアスカ「「何食べよっかなー!」」

マヤ「…」クス

.


シンジアスカ「「肉山盛りスペシャル定食2つ!」」

シンジアスカ「「あ、」」

シンジ「父さんは」
アスカ「お義父さんは」

シンジアスカ「「何にする?」」

ゲンドウ「…カキフライがいい」

シンジアスカ「「はいカキフライ一丁入りましたっ!イヤッフー!」」

.


ゲンドウ(何故私は仕事放って食事なぞを)

シンジ「あ、父さんの奢りな!アスカのもな!」ニヤニヤ

アスカ「お義父さん、ごちになりゃーす!」ニコニコ

ゲンドウ「…ああ」


ゲンドウ(しかも全裸×2と)

.


シンジ「父さんカキフライ好きなの?」

ゲンドウ「ああ」

シンジ「一番?」

ゲンドウ「ああ」

シンジ「じゃあ今度からもっと作るよ」

ゲンドウ「…ああ」

.


アスカ「お義父さん。若いお嫁さんが来たら嬉しいですか」

ゲンドウ「いや」

アスカ「スタイル抜群の上に全裸でも?」

ゲンドウ「ああ、余計にな」

アスカ「あたしじゃダメですか」

ゲンドウ「ああ」

アスカ「どうしたら認めてくれますか」

ゲンドウ「二人で勝手に住め。私を巻き込むな」

アスカ「!」パァッ…!


シンジ「僕もカキフライ頼もっと。すみませーん!」

.


シンジ「カキフライうめー」シャクシャクシャクシャク


ゲンドウ「…何故だ」

アスカ「はい?」

ゲンドウ「この変態のどこがそんなによかった」

シンジ「タルタルソースと醤油とソース!なんて贅沢!」シャクシャクシャクシャク

アスカ「…べ、別に頼もしいとか一緒にいて安心するとかじゃないんだから!」

ゲンドウ「……そうか」

アスカ「お義父さんは」

ゲンドウ「お義父さんと呼ぶな」

アスカ「碇司令は奥さんとどんな風に?」

ゲンドウ「…………」

ゲンドウ「…ナイショだ」

.


アスカ「数年後には孫見せますね」

ゲンドウ「色んな意味で気が早い。まずは第7使徒を倒せ」

アスカ「はい!」


ゲンドウ「………」


ゲンドウ(ユイと私が結ばれた時の周囲の人間の気持ちが少しわかった気がする)


.




~Final day~



.


マヤ「初号機の換装、間もなく終わります」

リツコ「あと2時間くらいかしらね」

マヤ「明日…人類は生き残れるでしょうか」

リツコ「さあ?シンジくん達次第ね」

リツコ「それじゃ。私は司令に報告してくるから」

マヤ「はい!お疲れ様でした!」


リツコ「…」

リツコ「失礼します」

プシュー。

.


ゲンドウ「…君か」

リツコ「副司令はいらっしゃらないのですか?」

ゲンドウ「今は出払っている」

リツコ「そうですか。では…」

ゲンドウ「……」

リツコ「最後になるかもしれませんし」

ゲンドウ「…ああ」




ンチュ、パ…ゴソ、ゴソゴソ…


~第7実験室~


トウジ『はー 中々あがらへんなー』

ケンスケ『ねー』

貞本『あたしもあんまり上がらないわね…』

惣流『シンジやフォースが羨ましいわ…なぁんであんなに高いのよっ!』

綾波『私…少しあがったわ』

『『なにぃ!』』

.


カヲル「だから。皆が心を開放してないからだよ…ったく」

ミサト「無理もないわ。特に思春期の子なんて隠し事をしたがるもんよ」

カヲル「ふーん」

ミサト「カヲルくんはないの?そーいう"隠し事"」

カヲル「………」


『使徒』『人類補完計画』『同族殺し』『ゼーレ』『友達ごっこ』『最期に』


カヲル「…そりゃ、あるけどさ」

ミサト「でしょ?難しいのよ。人に自分のココロを見せるってのはね」

.


~シンジとアスカ(式波)の部屋~


シンジ「…ねぇ式波」

アスカ「なに」

シンジ「なんで抱きついてきてんの」

アスカ「なんかダメ?」ダキ

シンジ「まあ僕が我慢できなくなってまたミサトさんが乗り込んでくるっていうか」

アスカ「いいじゃない。見せつけてやりましょうよ」ギュ

シンジ「えらいデレてるけどほんと君どうしたのねぇ」

.


アスカ「何よもっと喜びなさいよ」

アスカ「スタイル抜群の日独クォーター美少女が裸で抱きついてんのよ?」

シンジ「いや喜んでるよ?歓喜の歌を鼻歌で歌いたいくらいには」

シンジ「ただやっぱ納得いかないっていうか」

アスカ「…意味わかんない」

.


シンジ「ていうかさ」

アスカ「あによ」



シンジ「君、大分精神汚染から復活してるでしょ」

アスカ「……」

.


アスカ(しゃくれ)「Yoチェケラッチョッ!!」クイックイッ

シンジ「思い出したように奇行に走るなよなんちゃってキチガイ」


アスカ「オーケー腹筋タイムね!」ヘコヘコヘコヘコ

シンジ「前よりキレがないし」

アスカ「モッツァ~レラァ~♪」

シンジ「僕が訳さなくても会話できてたし」

アスカ「………」

シンジ「……恥ずかしいの?」

.


アスカ「ジェロニモ!ジェロニモ!」

シンジ「…まあ君が話したくないってんならいいけどさ」



シンジ「……」


シンジ「ユニゾン、大丈夫かな」

.


~紀伊半島沖~


イスラフェル(甲)「………」

イスラフェル(乙)「………」

イスラフェル(甲)「………」

イスラフェル(乙)「………」


イスラフェル(甲)「!」
イスラフェル(乙)「!」


イスラフェル(甲)(乙)「「ゴギャァアアアアア!!!」」



.



~第一発令所~

青葉「! 紀伊半島沖にて目標が覚醒した模様ですッ!」

日向「目標!!再び侵攻を開始ッ!」



冬月「来たな」

ゲンドウ「ああ」


.



ミサト「そんな!MAGIの予想より3時間も早い?!」

ミサト「エバーは!?」

マヤ「発進準備中です!しかし初号機パイロットと式波アスカが、まだ…」

ミサト「んもぉおお!!ぬぅあにやってんのよ!あの二人は!!」ダッ!


ダダダダダ…


加持「子守をしながら人類を守る。いやはや、葛城の仕事は大変だ」

リツコ「そうよ。彼女のベビーシッターの腕に人類の存続はかかっているの」クスクス


.



冬月「……碇」

ゲンドウ「なんだ」

冬月「タートルネックからキスマークが見えているぞ」

ゲンドウ「……」スス

冬月(やれやれ…私の仕事は人類を守る事とお前のお守り、か)


.


プシュー!

ミサト「何してんのよっ!」


アスカ「あ」←覆い被さってる

シンジ「ZZZ」


ミサト「ナニしてんのよっ!」

アスカ「あ、アポストロフィをつけなきゃ!アポストロフィを」

ミサト「いいから!早く!!乗れ!!!以上!!!!」

シンジ「うるひゃあぞおい…ZZZ」ムニャムニャ

ミサト「起きろぉおおぉおお!!!」

.



『進路クリア、オールグリーン!』

『エヴァ初号機及び弐号機α発進準備完了!』


ミサト「いい?使徒はまもなく上陸してしまうわ!」

ミサト「陸にあがった瞬間を叩くのよ!」

『了解』


シンジ「いくよ、アスカ。最初からA.T.フィールド全開、フル稼働最大戦速でいく!!」
アスカ「わかってる!こっちの内部電源が切れるまでの62秒でケリをつける!!」


ミサト「…? アスカが、まとも?」


ミサト「 ま さ か 」


シンジ『ミサンガーさん』

ミサト「…それ私の事?」

.


シンジ『最初に言っとくけど…見たとーりアスカの精神が復帰してきちゃってるから…』

シンジ『練習で見せた時ほどユニゾンは上手くできないと思う』

シンジ『たぶんね、ガッタガタになる』

ミサト「」

シンジ『だから…精々ハラハラドキドキしながら人類終焉の瞬間を迎えてください!』

プツッ。


ミサト「」

リツコ「」

加持「」

オペレーター'S「「「」」」

冬月「」

ゲンドウ「」

.

~紀伊半島(陸)~

イスラフェル(甲)「グルォォ」ズシ、ズシ

イスラフェル(乙)「ゴルォォ」ズシ、ズシ

イスラフェル(甲)「?」
イスラフェル(乙)「?」



キー――――――――――――ン…………



初号機「ッ!」ズダンッッッ!
弐号機α「ッ」ズダンッッッ!


イスラフェル(甲)「グル」
イスラフェル(乙)「ゴル」

ずんたた♪ずんたた♪ずんたった♪


初号機「ンハァ~~~~~~~~~~♪」
弐号機α「ンハァ~~~~~~~~~♪」


.


初号機「パッパッパイナポっ♪」トントントントントントン
弐号機α「パッパッパイナポ♪」トントントントントントン


初号機「ハッ!」バッバッバッ!
弐号機α「ハッ!」バッバッバッ

初号機弐号機α「「ゼハハハハ!!!」」

バキャッ!

イスラフェル(甲)「グゴッ?!」
イスラフェル(乙)「グゴッ?!」


.


イスラフェル(甲)「ッ!」ブンッ!
イスラフェル(乙)「ッ!」ブンッ!

初号機『そいやっさ!』バッバッバッ
弐号機『そいやっさ!』バッバッバッ

ヒョイヒョイヒョイヒョイ

イスラフェル(甲)「」イラッ
イスラフェル(乙)「」イラッ

初号機『フォウ!』つパレットライフル
弐号機『フォウ!』つパレットライフル

初号機『Cause this is thriller!♪』弐号機『Cause this is thriller!♪』
ババパパパババパパパ!!

イスラフェル(甲)「ゴギャァアアアア!」
イスラフェル(乙)「ゴギャァアアアア!」

.


初号機『メケメケメケメケ!』クルクルクルクル
弐号機『メケメケメケメケ!』クルクルクルクル

バッバッ!!ババッ!!

初号機弐号機『『後ろに回り込みー♪』』

初号機弐号機『『勢いあまって延髄に肘ッ!!』』

ゴギャッッ!!!

イスラフェル(甲)「グギェッ?!」
イスラフェル(乙)「グギェッ?!」

初号機『スラマッパギ!』パンチパンチパンチ
弐号機『スラマッパギ!』パンチパンチパンチ

ゴスゴスゴスゴスゴスゴス!

イスラフェル(甲)「グギェッ!!」
イスラフェル(乙)「グギェッ!!」


初号機弐号機α「「かーらーのー?」」


ダダダダダダダダダダ!!!

.


初号機「ツープラトンキッ―――」


弐号機α『あっ』ビタンッ



シンジ(式波こけたぁあああああああッッッッ!!!)


.


シンジ(やっぱり無理があったんだ!)

シンジ(式波も優秀だから規定通りの動きは出来る)

シンジ(でもやっぱ真のユニゾンじゃないからアドリブは出来ない!)

シンジ(今のは規定から外れてもやらなきゃいけなかったのに!)


初号機『くそ!このままいったらぁあああああああ!!!』


初号機『A.T.フィールド、更に 全 開 ッッ!』


初号機『どりゃあああああああ!!!』


イスラフェル(甲)「…」
イスラフェル(乙)「…」


.



イスラフェル(甲)「…」ヒョイ
イスラフェル(乙)「…」ヒョイ


初号機『当たんなかったぁああああぁぁぁ――――――……



ずどーん


.



イスラフェル(甲)「……」
イスラフェル(乙)「……」

イスラフェル(甲)「……」
イスラフェル(乙)「……」



イスラフェル(甲)「グルォォ」ギロッ
イスラフェル(乙)「ゴルォォ」ギロッ


弐号機α『く、』

.


~第一発令所~

日向「弐号機α、目標と交戦中!初号機は沖に発見!現在沈下中!」

ミサト「く…!」

ミサト「ユニゾン作戦は失敗!次の捕縛作戦を展開するわ!」

ミサト「エバー全機、出撃!!」

マヤ「了解!」カタカタ



カヲル「だから僕にしとけばよかったんだよ」ブスー

.


弐号機α『でりゃああああああ!!!』つプログナイフ×2

ザクッ、ザクッザクッ!!

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン


日向「弐号機α、目標へプログナイフで攻撃!」

青葉「しかし目標は自己修復!ダメージはありません!」


弐号機α『ちくしょう、なんなのよコイツぅうう!!!』

ザクッザクッザクッザクッ!

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン

.


零号機「っ」ズダンッ

弐号機β「っ」ズダンッ

弐号機γ「っ」ズダンッ

参号機「っ」ズダンッ

四号機「っ」ズダンッ


伊吹「エヴァ、零号機~四号機まで全機到着!」

日向「弐号機β、弐号機γ、零号機が対使徒キャッチャー装備、装着!」

ミサト「目標の捕縛、開始!」

参号機『ワシらは補佐やな!』

四号機『行くぞぉ~!』

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

03  :∥∥∥∥||
FIFTH.c:∥∥∥∥||

【鈴原トウジ】シンクロ率:29%

MENTAL TOXICITY LEVEL

04  :∥∥∥∥∥∥
SIXTH.c:∥∥∥∥∥∥

【相田ケンスケ】シンクロ率:40%


マヤ「参号機、四号機共にシンクロ率は自己記録更新!」

.


弐号機α『このっ!このっ!』

ザクッザクッザクッザクッザクッ

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン


参号機『加勢に来たで!』つサブマシンガン

四号機『いっくぞぉ!』つポジトロンライフル

バラタタタタタタ!ズドォン!ズドォン!

イスラフェル(甲)「」ビュルン
イスラフェル(乙)「」ビュルン

青葉「目標は自己修復!ダメージはありません!」

日向「ですが硬直状態に持ち込めています!!」

ミサト「よし!アスカ達!レイ!捕縛よ!」

『『『了解!』』』


.


零号機『えいっ!』つ

弐号機γ『とりゃ!』つ

弐号機β『さっさと捕まんなさい!』つ


ガシャン!


【イスラフェル(甲)(乙)「「グガゴ…!」」】

日向「目標の拘束に成功です!」

ミサト「よし!デュアルソー起動!コアを同時破砕して!」

『『『了解!』』』

.


※デュアルソー…電動ノコギリの刃が二つついた黄色い武器。
        エヴァ2、貞本エヴァ9巻と10巻に登場

.


日向「対使徒キャッチャーと複合したデュアルソー、起動!破砕に入ります!」


ヴィイイイイイイイン!!!


【イスラフェル(甲)(乙)「グギェッ?!グギェェエエエッ!!」】


ガガガガガガガガガガガガ!!!


イスラフェル(甲)(乙)「「グルォォォオオ!!!」」

バキャッ!

青葉「ダメです!目標が対使徒キャッチャーを破壊!拘束失敗です!!」


ミサト「…これまで、か」

.


ミサト「UNに連絡!N2爆雷の用意、急いで!」

日向「了解!」

ミサト「皆!作戦は全て失敗したわ!」

ミサト「今からUNがN2爆雷をまた落とすから皆それまで持ちこたえて!」


『『『了解!!』』』


トウジ『そんな…またワイらの負けなんか……』

ケンスケ『タフすぎ。キツいよ…』

貞本『やぶれかぶれでやってみる?ユニゾン』

惣流『そうね、どうせだし』

弐号機βγ『『行くわよぉおお!!』』ドンガドンガドンガドンカ!゙

日向「弐号機β、γが目標へ接近!」

.



冬月「……もし生き延びられるようなら葛城一尉はクビにするかね?」

ゲンドウ「ああ、この戦いが終わったら解任だ」


.

   ちょっと
      キ
      ル



弐号機βγ『『くらえぇえ!!』』

ガンガンガンガンガンガン!


日向「弐号機β、γが目標のコアへ同時攻撃!」


イスラフェル(甲)「グルォォ!」

イスラフェル(乙)「ゴルォォ!」


青葉「目標にダメージは見受けられず!目標、侵攻に力を入れ始めています!」

ミサト「こっちの攻撃が効かないとわかったのね…!」

ミサト「皆!前回出撃時に初号機がやったように紀伊半島沖方面へ目標を遠投して!」

.


トウジ『ミサトさん何言うてんねん…シンジじゃあるまいし出来るわけないやんそんなん』

ケンスケ『ようは追い返せ、って事だろ?』

綾波『目標を後退させる、ある程度なら遠くへ飛ばす事なら私達でも出来るわ』

惣流『シンクロ率低い奴はそこで指くわえてたらー?』

貞本『あたし達なら多少は遠くへ投げ飛ばせるわよ!』


惣流貞本『『でりゃああああああああ!!!』』


.


日向「弐号機β、γが目標を掴み、遠投!」

青葉「目標は海との接地面まで投げ飛ばされました!」

ミサト「いいわよ!皆がんばって!」




冬月「しかし後任はどうする?作戦部の中にめぼしいのはいたかね?」

ゲンドウ「いや…どいつもこいつも度胸が足りんな」

.


弐号機β『どりゃああ!』ドンガドンガドンガ

弐号機γ『でりゃああ!』ドンガドンガドンガ

参号機『おりゃあああ!』ドンガドンガドンガ

四号機『とぅおりゃあ!』ドンガドンガドンガ

零号機『たぁああああ!』ドンガドンガドンガ

イスラフェル(甲)(乙)「「グゴ…!」」


『『『『『どっせぇええェエエエい!!!』』』』』


日向「エヴァ全機、目標へショルダータックル!」

伊吹「全機、肩部パーツ破損!」

青葉「目標は海へ!」

.


日向「N2航空爆雷、準備完了だそうです!」

日向「『タイミングはそちらで』との事!」

ミサト「了解!」


ミサト「エヴァ全機、目標をパレットライフルで硬直させながらポイント―ゼロまで退避!」

『『『『『了解!!』』』』』


.


日向「どうぞ…スイッチはこれです」

ミサト「ありがと」

日向「……」

ミサト「……」

ミサト「あたし。これでクビかしらね」

日向「クビになったら…僕のとこに来てもいいですよ」

ミサト「…ありがと」

.


【弐号機α】
活動限界まで ACTIVE.TIME.REMAINING.
.          内  部//
あと冂冂・¬コ・冂冂 INTERNAL//
  凵凵・コL・凵凵 主電源供給システム
STOP SLOW NOMAL MAINENERGYSUPPLYSYSTEM

式波(全裸)「………」

式波(…あと32秒)

式波(あんなに心を一つに出来てたのに)

式波(最後にアタシのミスで……)

式波(ヘンタイにも幻滅されたかな…)


式波(一緒にいる内に。精神が同じになって。一緒にバカやって。その内に惹かれたなんて)

式波「アタシってほんとバカ」

.


式波(おかしいなアタシ、何でこんなに落ち込んでんだろ)

式波(たった一回のミスで無気力になるなんてアタシのキャラじゃないのに)

式波(でも…なーんか力入んない)

式波(まだヘンタイの精神が残ってるのかしら)

式波「……………あと30秒」


式波(もう、このまま死んじゃってもいいかな…)

.





『おい、もっかいやるぞ』




.




式波「――――え?」


.


~紀伊半島沖、海中~



初号機「…………」



初号機「!!!」カッ!



.



青葉「?! 紀伊半島沖の初号機から高エネルギー反応!!」

ミサト「?!」

マヤ「初号機のシンクロ率が上昇!」


マヤ「シンクロ率、125%!!」

マヤ「歴代シンクロ率でも最高値です!」




初号機「ウォオオオオオォオオォオオォオオ!!!」
シンジ「ウォオオオオオォオオォオオォオオ!!!」



.




キュパッ……―――――――…


イスラフェル(甲)(乙)「「?!」」


ズドォォオオォオオォオオォオオォオオン!!!


日向「初号機の口腔から加粒子砲!!」

青葉「海域が一部蒸発ッッ!!目標に直撃!」

伊吹「初号機、咆哮!」


初号機「ウィウオ」
シンジ「いくぞ、」

.


イスラフェル「「」」ビクビクビクビク


青葉「目標、尚も健在!しかし再生速度は通常時の2%以下!」


初号機「ウォオオ!」ドンッ!


日向「初号機、跳躍!弐号機αの元へ!」


初号機「ウィイアイ」
シンジ「式波」


初号機「ウィエンウィア!」
シンジ「リベンジだ!」


式波「へ…シン、ジ」

.


伊吹「初号機からA.A.T.(アンチ・エーティー)フィールド発生!」

伊吹「弐号機αへ侵食!」

リツコ「まさか、式波アスカと精神を繋げる気なの!?」


リツコ「あり得ないわ!」


シンジ「式波。たぶん、もって10秒だ」

シンジ「それまでにケリをつけるよ!」

アスカ「………っ、」



シンジ「アイツ、地の果てまでケリ飛ばしてやろうぜ」ニヤ

アスカ「―――うんっ!」

.


MENTAL TOXICITY LEVEL

01  :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
THIRD.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【碇シンジ】シンクロ率:125.07%

MENTAL TOXICITY LEVEL

02.α :∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
SECOND.c:∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥∥
【式波・アスカ・ラングレー】シンクロ率:125.07%


伊吹「シンジられませんっ!両機、共にシンクロ率125.07%!!」

リツコ「あり得ないわ!」

.


初号機「ウォオオオオオォオオォオオ!!!」
弐号機「ウォオオオオオォオオォオオ!!!」


シンジ「だぁああああああああああ!!!」
アスカ「だぁああああああああああ!!!」


初ン機弐スカ機「「「「ウォオオオオオォオオォオオ!!!」」」」



.


青葉「目標、コア部の修復完了!急速に再生速度が上がり――」



ラフェル(甲)「」グギュグギュ
ラフェル(乙)「」グギュグギュ


スラフェル(甲)「!?」
スラフェル(乙)「!?」


初ン機弐スカ機「「「「ウォオォオオ!!!」」」」ダッ――


初ン機弐スカ機「「「「ぁぁあああああああ!!」」」」


日向「両機、目標へドロップ・キック!!」


イスラフェル(甲)(乙)「「――――ッッ?!」」


.





ドゴォオオオオッッッッッッッッッッッ!!!



.


青葉「目標、そのまま太平洋沖まで!!……いえっ!」


ズドォォオオォオオォオオォオオン!!!


青葉「目標、殲滅を確認!!」


「「「わぁああああ!!!」」」


ミサト「やった!ねぇ!あの子達やったわよ!見てた!?バンザーイ!」ダキ

加持「ハハ…、ああ、見てたさ」ギュ。

日向「チッ」


リツコ「あり得ないわ!」

.


日向「両機、華麗に着地!」

伊吹「シンクロ率は減少!初号機は99.89、弐号機αは48%!」



冬月「やったな」

ゲンドウ「ああ」

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シンジ「ふぃー………」

シンジ「あ゙ー………なんか」

シンジ「超疲れたわ………」

シンジ「はー…………」

シンジ「なんかぁ…アレ、温泉にでもゆっくり浸かりたいよ」

シンジ「ネルフからのそんなご褒美の一つや二つあってもいいと思うんだけど」

シンジ「はー………」

.


シンジ(シンクロ率100%越えをするとキツいんだよね…)

シンジ(同化がちょっぴり始まるし)

シンジ(上げれば上げるほど疲れるし)

シンジ「はー…………」


式波『シンジ』ピ

.

ちょっと斬る


シンジ「…やっと、名前呼ぶ気になったんだ?」

アスカ「それは…悪かったわよ」

シンジ「で?何?僕はもうおねむの時間にフェードインしたいんだよ」

アスカ「その……」

シンジ「何さ」

アスカ「えっと、」

シンジ「………」

アスカ「うう~~!」

シンジ「……」イライライライライライラ

.



アスカ「ごめん。」

アスカ「それから…ありがと。」

シンジ「えっ何が」

アスカ「むぅ…察し悪すぎ!」

シンジ「いやでもマジでわかんねぇし」

アスカ「むぅー!」

.


アスカ「あの時アタシが失敗したから皆に迷惑かけたし」

アスカ「なんか…前までシンジの事バカにしたアダ名で呼んでたし」

アスカ「ナナヒカリとかヘンタイとか…」

アスカ「全然、そういう事じゃなかったのに」

アスカ「だから…ごめん」

シンジ「ふーん…」

シンジ(いや『ヘンタイ』については大正解だと思うんだけどなぁ?)ハテ?

.


アスカ「アタシさ…シンジの事誤解してた」

アスカ「シンジの事はただの頭おかしい奴だって思ってて」

アスカ「自分本意で、協調性なくって、キチガイ、ド変態のサイテー野郎だって」

アスカ「でも…同じ精神(ココロ)になって少しわかった気がするの」

アスカ「シンジはシンジなりにちゃんと皆の事考えてた」

アスカ「シンジは…まともだった」

アスカ「ただ、ちょっと変わってるだけのヤツ」


シンジ(どうしよう式波まだ精神汚染から復帰できてなかったよヤバイよ)

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シンジ(どう考えても僕がまともなわけねーだろ)

シンジ(どこの国にすっぱだかで街をうろつくヤツがいるんだよ!?)

シンジ(最近のジャングル奥地の裸族だって『街で全裸はマズイ』って知ってんだぞ?)

シンジ(家では裸の人だってちゃんと外では服着るんだよ!)

シンジ(つーか意味不明な言動と迷惑行為の連続でまとも?!はぁ?!)

シンジ(ねーだろ!!ねーよ!!アホじゃねーの!?)

シンジ(バーカバーカバーカバーカ!!)

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アスカ「シンジは自分の心に忠実なのよ」

アスカ「ううん。―――"魂に"かしら」

アスカ「素直で真摯。それで―――純粋。」

アスカ「それだけだった」

シンジ「…………」

.


シンジ(何言っちゃってんのコイツいや何イッちゃってんのコイツ)

シンジ(心に忠実?そりゃ欲望の赴くままに暴走しとりますからなぁ!)

シンジ(人はそれを『自己中心的』って言うんですぅー)

シンジ(そんな奴は人間社会やコミュニティからは弾かれますぅー)

シンジ(魂?厨二病かテメー?いやリアル中二だけどもさ)

シンジ(あーはずかしー。アイツ将来ぜってー枕に顔埋めてバタバタするよ賭けてもいいね)

シンジ(録音でもしときゃよかったわーアスカさんの厨二語録的な)

.


アスカ「それで、ありがとうってのはさ…」

シンジ(ッベーッベー、今からアスカさんのポエムが始まるぞー!録音録音!)カチ

アスカ「作戦が全部失敗した時。皆勝負を諦めちゃった時」

アスカ「アタシも諦めて…無気力になって、何もかも投げ出したくなったのよ」

アスカ「でも…シンジの声が聞こえたの」



アスカ「『おい、もっかいやるぞ』って」


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アスカ「アタシ、最初聞いた時は何の事か認識できなかった」

アスカ「だって、もう皆が諦めてたのよ?」

アスカ「撤退に向けて動いて、時間稼ぎの準備してたのよ?」

アスカ「なのにさ、シンジは全く諦めてなかった」

アスカ「この期に及んで、空気読まずにさ。」

アスカ「ミスったアタシとまだ戦うつもりだった」

シンジ「………」

.


アスカ「シンジの言葉に、アタシは凄く救われたわ」

アスカ「同時に『負けるもんかー!』って戦う意志がわいてきて。」

アスカ「シンジの不思議な力でアタシもシンクロ率が跳ね上がって…何か見た」


アスカ「たぶん、『希望』だったんだと思う」


アスカ「アタシさ、シンジとユニゾン出来てよかった」

アスカ「シンジと出会えてよかったわ」

アスカ「だから―――――」


.





アスカ「―――ありがとう」ニコッ



.



『一件ノ音声データヲ録音シマシタ』ピ




シンジ「…どういたしまして」ニコッ

アスカ『ねぇ今なんか聞こえたんだけど』



.


アスカ『え?何?今なんか……え?録音?』

シンジ「何が?気のせいじゃね?」ニコッ!

アスカ『ねぇ、今絶対録音って言ったわよね?え、何?したの?』

シンジ「つかれてるんだよアスカ。ほら早く帰ろう」ニコッ!

アスカ『ちょっと?何でそんないい笑顔してんの?ねぇ?』

アスカ『え?とった?ひょっとして今の全部とった?ねぇ?』

シンジ「じゃ、お疲れっしたー!」ピ

アスカ「けっ、消しなさい!!!////今す プツッ。


シンジ(いつ、誰に、どんな時に公開しようかなー)ワクワク


.


冬月「ふむ…」

冬月「一応当初予定していた葛城一尉のユニゾン作戦が成功したな」

ゲンドウ「ああ」

冬月「解任はどうする?」

ゲンドウ「任せる」

冬月「そうか。ふむ…」


.


加持「おいおい。自分から抱きついておいて殴るなよ」イチチ

ミサト「うっさい!ちょっと浮かれただけなんだから!////」プイ!

ミサト「忘れなさい!あんたとはもう終わったんだから!///」プリプリ!

加持「…はいはい。それじゃ、また始まるまで待つよ」ニコッ

ミサト「始まんないわよぉ!///」


日向「………」


日向「自分の仕事はします。でも…納得はできません」カタカタ

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冬月「やれやれ…」

冬月「では。首の皮一枚だけは繋げておこうか」フッ

ゲンドウ「そうか」



リツコ「ホント。子供ね?」

リツコ「シンジくん達よりよっぽど子供だわ?」

青葉「っすね」ハハ


ミサト「ふーーんだっ!」

加持「そんな恥ずかしがるなよ」ハハ

.


カヲル(シンジくん、早く帰ってこないかな)

カヲル(この数日間ちっとも話せなくてつまんなかった)

カヲル(…まあ、)


ヘッドフォン


カヲル(これでずっと音楽聞けたけど)

.



ヘッドフォン<~~♪~♪~


カヲル「…ふんふん♪ふんふん♪ふんふんふ~ふん♪」

カヲル「ふんふん♪ふんふん♪ふーふふん♪」

カヲル(歌はいいね)


サツキ「カヲルくん?音はずしてるわよ?」

.


惣流『はーあ!けーっきょく!!"無敵のシンジ様"がいいとこどりかぁー』

貞本『ま!あたしはいつかアレに勝つ気でいるけどネ~』

惣流『はあ?それならあたしもだけどぉ?!』

綾波『無理無理』ノシ


『『ぬぅあんですってぇっ!?』』


.


トウジ『……』

ケンスケ『……』

トウジ『ワシらはまだまだ力不足やなぁ』

ケンスケ『だね』

トウジ『また特訓せなあかんな』

ケンスケ『だね』

.


トウジ『シンジみたいにはなれへんかもしれん』

トウジ『せやけど…いつまでも足手まといは嫌やわ』

ケンスケ『…だね』

ケンスケ『俺、エヴァのパイロットだーって浮かれてただけだ』

ケンスケ『ダメなんだよな、なったってだけじゃ』

ケンスケ『せめて使える駒くらいにはなりたいよ』

.


零号機「」プシューガコン

初号機「」プシューガコン

弐号機α「」プシューガコン

弐号機β「」プシューガコン

弐号機γ「」プシューガコン

参号機「」プシューガコン

四号機「」プシューガコン

シンジ「あれ、皆出てきたんだ」

式波「ちょっとシンジ!さっきの消しなさい!早くッ!」

シンジ「絶対、イヤだ」プイ

式波「むきぃー!!」

綾波「諦めた方がいいわ。碇くんは『絶対、イヤだ』って言ったら絶対覆さないもの」

式波「ふざけんな!」

.


惣流「あ、そう言えば。式波よく治ったわね?」

式波「はあ!?」

貞本「よねー?シンジ化して手がつけられないし隔離されてたし」

式波「う…////」

式波「ち、違うの!あれは全部演技だったの!」

式波「はん!このアタシがキチガイになるわけないじゃなーい!」ファサッ!

.


ケンスケ「えー?じゃあなんでそんな事してたの?」

式波「ふぇ?!そ、そそそ、そんなの決まってんじゃない!」

式波「シンジの真似する事でシンクロ率が上がるか試したのよ!」


式波「それに…」

「「「「それに?」」」」


.




アスカ「あたしだって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいの」


アスカ「それだけ。……何よ、文句あんの?」



.



        次回予告

ミサト「『もうすぐ文化祭!』と日常を謳歌する碇シンジ達。」

ミサト「そんな中、死海文書に存在しない、第X使徒が現れる」

ミサト「第X使徒の陰険な攻撃により碇シンジに異変が。」

ミサト「文化祭は無事行われるのか」

ミサト「そして、第X使徒を倒せるのか」

ミサト「碇シンジは元に戻れるのか。」


ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」


ミサト「『イレギュラー。そして、ディスオーダー』。」


ミサト「さぁーって☆この次も☆サァービスサービスぅっ♪」


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マリ「私だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいのにゃ♪」 - SSまとめ速報
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