真姫「スニーキングしたい」 (191)

真姫ちゃんがスニーキングする
2からスタート

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410467911

―真姫宅―

レオナルド『スニーキングの基本その1、まず見つからないことだ』

ケニー『そんなことわかってますよ!!俺に任せてください!!』

ケニー『………大丈夫だ俺、俺ならできる…』

敵兵『!? 誰だ!?』

ケニー『しまった!!!』

レオナルド『やっぱりな』パスッパスッ

レオナルド『その2、対処は迅速に』

真姫(………かっこいい)

―放課後部室―

真姫(スニーキングしてみたい)

穂乃果「私達は先に帰るね!!」

凛「凛もかよちんと帰るにゃ」

絵里「おつかれさま、気をつけてね」

希「えりち~?うちと一緒に帰らんの?」

絵里「ごめん希…今日は用事があるの」

希「そっかぁ……」

にこ「しょうがないわねぇ…私が一緒に帰ってあげるわよ…」

希「ふふふ…にこっちありがとな」

絵里「真姫?何してるの?」

真姫「なんでもないわよ」

真姫(ターゲットは単独行動をしてる時に仕留めるもの)

真姫(今日は絵里の後をスニーキングしましょう)

スニーキング1日目

真姫(絵里が校門を通ったわ)

真姫(見失わないようついていかないと)

真姫(基本その1見つからないように…)コソコソ

絵里「……ん?」クルッ

真姫(………)

絵里「……気のせいかしら……」

真姫(危なかったわ…この暑さのせいで集中力が下がっているわね)

絵里「ふんふ~ん♪」

真姫(ショッピングを楽しんでいるわね…)

絵里「これ希に似合うかな…」

真姫(用事ってのはこのことかしら?)

絵里「うーん…迷うなぁ」

真姫(でもなんでプレゼントを選んでいるのかしら?)

絵里「やっぱり一緒に来るべきだったかしら…」

真姫(今のところ気づかれてないわね)

真姫(…可愛いわねこのマグカップ……)

絵里「このリボンにこに合いそうだなぁ」

真姫(あっこの茶碗素敵ね…花陽にあげたら喜ぶかしら……)

絵里「ねぇ真姫?この湯のみとか海未に似合いそうじゃない?」

真姫「それもいいわね…こっちのひよこ型の調味料入れもことりとかに合いそう」

絵里「確かにそうね…あっ真姫にはこのカップなんてどう?」

真姫(さっき私が目をつけたものだわ)

真姫「わかってるじゃない、流石絵里ね」クスッ

絵里「でしょ?じゃあ私はどれがいいと思ったでしょうか?当ててみて?」

真姫「うーん……」

真姫(絵里の好きそうなもの……クマとか好きそうね……)

真姫「このクマのぬいぐるみなんてどうかしら?」

絵里「あらあら?真姫にしては可愛らしい選択ね?」

真姫「そ、そんなことないわよ…」

絵里「でもそれで正解よ、流石ね」

真姫「まぁこれくらい当然よ」

真姫(スニーキングの基本その3、ターゲットの行動を理解する)

真姫(無事達成ね)



―真姫宅―

真姫「…………」

真姫「わたし、何やってるのかしら」

真姫(一番大事なスニーキングが出来てなかった)

真姫(基礎ばかりに集中しすぎたわ…)

真姫「昨日の映画の次回作借りてきたもの…これで勉強よ……」


一日目おわり

今日はここまで
読んでくれてありがとうございます(´ω`*)

突然の更新(・8・)

二日目

―真姫宅―

ボス『てめぇヤクやりすぎなんだよ!!少しは抑えろ!!』

幹部『うるせぇ!!!!』ドーン

ボス『て…てめぇ………』

真姫(仲間を撃ち殺すなんてありえないわ)

ザコ『ボス…』

幹部『なんだ?てめぇも文句あんのか!?』カチャ

真姫(平常心を保ってない時点で負けは確定ね)

バーン

幹部『なんだ!?』

ステイサム『ヒーロー登場ってとこかな?』

幹部『ノックをしてから入れと教わらなかったのか??』

ステイサム『今のがノックだ、そしてこれが俺からのプレゼントだ』ドーン

真姫(やりたい)


―校門前―

凛「おはよ~真姫ちゃ~ん」

真姫「………おはよ」

花陽「どうしたの?顔色悪いよ?」

真姫「ちょっと…ね…」

真姫(夜ふかしして映画を見てたから寝不足気味なんて言えない)

凛「無理しちゃダメだよー?今日は放課後休む?」

真姫「いや大丈夫よ…」

花陽「…………」

―授業中―

真姫(ねむたい)

真姫(ねむくなったらなにするといいんだったかしら)

花陽「…………」

真姫(花陽から視線を感じる)

花陽「先生!!」

先生「どうしました小泉さん?」

花陽「西木野さんが具合悪そうなので連れていきますね!!」

真姫「………んえ」ヨダレタラー

―保健室―

真姫「ごめん花陽……」

花陽「いいのいいの…先生もいないから二人きりだね」

真姫「そ、そうね」

真姫(なんか感情がこもってないような…)

カチャ

真姫「……ん?」

花陽「鍵も締めたしこれで本当に二人きりだね、真姫ちゃん」

真姫「えっ?」

花陽「真姫ちゃんは昨日」

真姫(……もしかして)

花陽「なんで絵里ちゃんを追いかけてたの?」

真姫「そ、それは……」

真姫(スニーキングに憧れたからなんて言えない)

花陽「ねぇ教えて?」

真姫「………」

花陽「黙りこみ……か」

真姫(気のせいかしら…今花陽の太ももになにか見えたような…)

花陽「言わないの?」

真姫「ええ、言ったところでどうにもならないし」

花陽「そう…やっぱり凛ちゃんの誘い断ればよかったなぁ」スッ

真姫(うわやっぱりナイフじゃない危ないわ)

花陽「なんで絵里ちゃんを追い回したの?」

真姫「え、映画を見て……」

花陽「映画?」

真姫「スパイ映画よ、それでスニーキングってかっこいいなと思ってちょっとやってみただけよ」

真姫「今日の体調不良も映画の見すぎよ」

花陽「なぁんだ……」

花陽「でも私の秘密を知っちゃったからには消えてもらわないといけないんだ」

真姫(しんだ)

花陽「ごめんね、真姫ちゃん」

バーン

花陽「なに!?」

海未「ヒーローは遅れて登場するものですよ?」

花陽「海未ちゃんノックについて親御さんからオ゙ゾヷラ゙ナ゙ガッ゙ダノ゙ォ゙!?」

海未「今のがノックですよ、そしてこれが私からのプレゼントです」シュバッ

花陽「当たらないよ」シュッ

海未「早い……」

花陽「剣は銃よりも強し、名言だねこれ」

海未「なら剣と剣ではどうでしょう?」

花陽「面白くなってきたね!!」

真姫(何が起きてるのこれ)

真姫(そうだあのセリフがあるじゃない)

真姫「も、もうやめてよ二人とも!!」

真姫「私のために争わないで!!」

海未「元はといえばあなたが原因ですよね」

花陽「そうだよ…」

真姫「えっ」

海未「真姫が償うべきです…覚悟!!」

花陽「にげちゃだめだよ!!」

花陽「真姫ちゃん!!」

真姫「うわぁぁぁん!!!!」

凛「起きたね」

真姫「あれ?ここは?保健室じゃない?」

花陽「もう授業中にねたらダメだよ~!!」

真姫「あれ私寝てた?」

花陽「そうだよ~先生は気付いてなかったけどね~」

凛「真姫ちゃんが珍しいにゃ」

真姫「……………」

真姫(もう少しで死んでたわ……)

真姫(…そうよ夢だから大丈夫よね)

―放課後―

絵里「おつかれさま」

希「えーりち!今日は一緒に帰ろ!」

絵里「ええ、そのつもりよ」

希「やったー!!」

凛「にこちゃん!!一緒に帰るにゃ!!」

にこ「なんであんたたちと…」

凛「いいからいくにゃ~!!」

花陽「えっわたしもぉ!?」

穂乃果「じゃあわたし達も帰ろっか」

海未「すみません、私は少し寄るところがあるので…」

ことり「そっかぁ…じゃあ今日は二人きりだね!!」

真姫(ターゲットは海未ね)


―校門―

海未「…………」

真姫(一人ね…)

女生徒「あ、あの!!」

海未「…はい?私になにかようですか?」

女生徒「よかったら…これ……」

海未「あぁ…どうも…」

真姫(流石にうんざりって感じね)

海未「………」

海未(背後に気配を感じます…)

―刃物屋―

海未「とりあえず頼まれてたものはこれで全て……」

真姫(普通に買い物してるだけね…)

真姫(つまらない)

真姫(これ何に使うのかしら?)

海未「………」

海未(なんで真姫がいるのでしょう?)

海未(真姫も包丁を取りに来たのでしょうか?)

海未「奇遇ですね真姫?砥石なんかもってどうしました?」

真姫「えっ」

真姫(見つかってた)

海未「?」

真姫(スニーキングの基本その2、対処は迅速に)

真姫「とぉ!」ブンッ

海未「危ないですね」パシッ

真姫(簡単に止められた)

海未「どうかしました?」

真姫(どうしよう…こういう時ステイサムなら……)

海未「真姫?」

真姫「あっ穂乃果型の包丁だ!!」

海未「なんですかそれ……」

真姫(釣られない……)

海未「あのなんでここにいるんですか?」

真姫(どうしよう……なにかないかしら…なにか…)

真姫(あっ……そうだ!!)

真姫「日本刀買いに来たの!!」

海未「はい?」

真姫「買いに来たの!!」

海未「そ、そうですか…」

真姫(ごまかせたのかな)

海未「でしたらこれはどうでしょう?」

海未「孫六といって最上大業物の一つです。なんでこんなとこにあるのでしょうか…」

真姫(あれ?)

海未「わたしもいずれ居合をはじめるつもりですが、真姫もどうです?」

海未「真姫は全てにおいて優れていますから…」

真姫「そんなことないわよ…」

海未「いえそんなことあります」

海未「少なからず私よか才能に溢れています、時たま見せる才能の破片に嫉妬してしまったり…」

真姫「そ、そうね」

真姫「私はなんでもできるから…」

海未「では一緒にやってくれますね!!ありがとうございます!!」

海未「孫六を買うとは……」

真姫「まぁ……ね……」

海未「私も近いうちに刀買いますね!!楽しみです…!!」

真姫(えっ持ってなかったの?)

―真姫宅―

パパ「真姫…落ち着きなさい…」

真姫「?」

ママ「そうよ?いくら映画に影響されたからって実際にやったらダメなのよ?」

真姫「えっ?パパママ何言ってるの?」

パパ「いいから刀をおろしなさい……」

真姫「あれいつの間にか抜いてた…」

真姫(どんなものが切れるのかな…試したいな…)


二日目終了

侍真姫ちゃんってめっちゃかっこよさそうだと思いませんか
読んでくれてありがとうございます

明日の夜更新するかも

早起きしたから更新
少し長いかも

三日目 朝
―自室―

真姫(学校が休みだと退屈ね……)

真姫(まぁこれから映画の鑑賞会やるんだけど)

真姫(それにしても……)チラッ

真姫(この刀…どれだけの切れ味があるのかしら…)

真姫(海未が言うには切るときは引いて切るとかなんとか……)

真姫(ベッドの天蓋の柱……)

真姫(一本くらいなら大丈夫よね?)シャキン

真姫「えいっ」スパッ

真姫「……………」

真姫「当たった…よね……?」

真姫(いいや、さっさと刀を納めて鑑賞会の準備をしに行きましょ)チンッ


タッタッタッイッテキマース

真姫ママ(よし、真姫はお友達のとこへ行ったわね…)

真姫ママ(あんな物騒なもの持たせるわけにはいきません!!)

真姫ママ(今の内に刀を回収……ってあれ?)

真姫ママ(刀がないわ………)

ズババ バギィ

真姫ママ(えっ?)

真姫ママ「なんの音?」

真姫ママ(ベッドの天蓋の柱が全て折れて……)

真姫ママ「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」

<ドンガラガッシャァァン

真姫(なんか家の方から物音が聞こえたような……気のせいかしら……)

凛「もう真姫ちゃん遅いにゃー!!」

花陽「まだ時間はあるしゆっくりでも大丈夫だよぉ」

凛「もう待てないよ……」

凛「はやく希ちゃんの家にいくにゃー!!」

花陽「ああ待ってよ凛ちゃん!!」

真姫(まったく…朝から元気ね…)

真姫(あ、そうだ)

リンリンリンガベー♪
花陽「ん?メール?」

凛「真姫ちゃんから?」

凛(凛の歌を着信音にしないで欲しいにゃ……//)

花陽「そうみたい…」

『ごめん、遅れそうだから先に行っててちょうだい 』

花陽「珍しいね真姫ちゃんが遅れるなんて…」

凛「まぁ人間誰でも失敗はあるよ!!行こ!!」

花陽「まだ失敗ってわけじゃって待ってぇぇぇ」

真姫(スニーキング開始よ)

Mission:1
『星空凛』、『小泉花陽』に見つからないよう尾行しろ
所持物から発せられる音に警戒せよ。



真姫(なんてね)

凛「走るにゃー!!!!」

花陽「まっでぇぇぇぇ」ゲッホゲッホ

真姫(おいていかれてるじゃない…まったく…)

花陽「もう…凛ちゃんてば…」

ことり「あれれ?花陽ちゃんどうしたの?」

花陽「あれ?ことりちゃんと穂乃果ちゃん?」

穂乃果「花陽ちゃんも迷子?」

花陽「ちがうよぉ…凛ちゃんに置いていかれたの…」

ことり「あぁ……なるほど」

真姫(ターゲットが増えてしまった……場所を変えましょう…)

Mission:2
『高坂穂乃果』『南ことり』『星空凛』『小泉花陽』に見つからないよう尾行せよ。

穂乃果「でも凛ちゃんも朝から元気だね~穂乃果なんてまだ眠いのに…」

ことり「凛ちゃんは元気の塊って感じだね!!」

花陽「少し元気をわけてもらいたいくらいだよ…ふふ」

穂乃果「海未ちゃんも朝から元気だよねぇ」

ことり「朝の鍛錬は欠かせませんから!!って言ってるから元気に決まってるよぉ」

花陽「二人は鍛錬に関わらないの?」


穂乃果「一緒にやってみたいけど…」

ことり「起きれないんだよね…あはは」

真姫(よいしょ)

カツーン

真姫(!?)

穂乃果「ん?今なんか聞こえなかった?」

ことり「何かがぶつかった音?みたいな…」

花陽「気のせいだよきっと…ほらはやく希ちゃんの家に行こ?」

ことり「そうだね!!」

真姫(セーフみたいね…)

真姫(二日間の修行の成果が出てるみたい)

真姫(さすが真姫ちゃんね!!)

真姫(……なんで私刀持ってきたんだろう……)

ことり「ここ通ったらすぐだね!!」

穂乃果「そういえばどんな映画見るのかな?」

花陽「希ちゃんが言うには黄色い女の人が刀でズバズバーやったり、ごついおじさん達がバババババーだって…」

穂乃果「…よくわかんないね」

ことり(あっ……それみんな見て大丈夫なのかな……)

真姫(私もうそれ見たなぁ……)

真姫(あれ?穂乃果達の周りに……)

おじさんA「お嬢さんたちデュッフ」

おじさんB「お兄さんたちとデュフフフ?」

穂乃果(お兄さんって年じゃないよね…)

ことり(本当にいるんだこんな人…)

花陽「ダレカタスケテェ……」

おじさんC「泣かないでくださいよドフフフ」

花陽「ピャァァ」

おっさんF「ブルスコファー……」

Mission:3
『高坂穂乃果』『南ことり』『小泉花陽』を救出せよ
正体がバレてはいけない

『ソレクライニシテオキナサイ!!』

おっさんA「だ、だれですぞその声は!?」

ことり(真姫ちゃんだねぇ…)

穂乃果(真姫ちゃんだ)

花陽「あ、あなたは!?」

『通りすがりの……アレよアレ』

おっさんB「わたし達の邪魔をするなんて許さないですぞ!!!!」

おっさんC「ウッ…ふぅ」


『とにかく逃げなさい、ここは私に任せて』

穂乃果(大丈夫かな)

ことり(海未ちゃん呼ぶべきかなぁ)

花陽「わかりました!!!!逃げよ穂乃果ちゃんことりちゃん!!!!」

スタコラサッサ

おっさんF(ブルスコファー……)

おっさんA「いい加減姿を見せたらどうでしゅ!!!!」





真姫「言われなくても後ろにいるわよ」ドスッ

おっさんA「ブクブク」アワフキー

真姫「安心しなさい?峰打ちよ」

おっさんB「エース殿!!!!」

おっさんC(まきちゃん)

おっさんF「マキチャン…」

真姫「何処からでもかかってきなさい?」

おっさんB「いくぞファービー殿!!!!」

おっさんF「マキチャン……」

真姫(モルスァとか言ってる方がスピードとしては遅いのね…)

真姫(なら踏み込んでうるさい方の足を切るのみ!!)

おっさんB「ブヒィィィ!!タベチャウゾォォォ!!」

真姫「峰打ち」バギィ

おっさんB「スネがぁぁぁスねちゃまぁぁぁぁ!!!!」

おっさんF「マキチャン…」ピタッ

真姫(よし、今ね!!)

海未「大丈夫ですか真k」



真姫「マダイノチガアルモノ、ソレハ モッテカエルガイイワ!
タダシ、ナクシタテアシハ、オイテッテモラウワヨ!!
コレハモウワタシノモノナンダカラ!! 」



おっさんB「」

おっさんC「」

おっさんF「」

真姫(やった……全てが完璧よ…Perfect……)

真姫(なくした手足なんてないけど…)

海未(何を……言ってるんですか……)

Mission:4
『園田海未』を弁解する。
海未のことだからすぐ許してくれる…よね?

海未「真姫」

真姫「はい」

海未「なぜ刀を持ち歩いているんです」

真姫「……気がついたら…持ってて…」

海未「銃刀法違反ですよ!?ましてや傷害罪!!信じられません!!」

真姫「でも私がいなかったら今頃穂乃果達は……」

海未「あの人達は……まぁ………」

真姫「私のおかげで穂乃果達が無事なの!!だから今回は見逃してくれないかしら……」

海未「…しょうがないです」

海未「でも今後このようなことがあった場合厳しいバツを与えます、よろしいですね?」

真姫「…はい」

海未「ところであのカタコトのセリフは……」

真姫「あぁアレ?あれは……とある映画のセリフよ」

海未「やめた方がいいですよ」

真姫「えっ?」

海未「ダサいです」

真姫「そんなぁ………」

海未「とりあえず映画に影響されて暴力沙汰は辞めてくださいね?」

真姫「はーい………」

―希宅―

希「遅かったね~ふたりとも」

真姫「………」

海未「ええ、すみません…鑑賞会はどれくらい進んでます?」

希「今は確か二本目が始まった位かなぁ?はやくみにいき?」

海未「そうしますね…行きますよ真姫」

真姫「…はい」

絵里「子供がかわいそうよ…」

花陽「横でお父さんが殺されちゃうなんて………」

穂乃果「主人公も殺し屋辞めたくなるよね………」

真姫(あっステイサムだ)

ことり「真姫ちゃん大丈夫だった?」

真姫「なっなんのことかしら?私は遅刻しただけよ?」

凛「そうだよ?真姫ちゃんはお寝坊さんなんだにゃ」

真姫「ほら凛もこう言ってるじゃない」

海未「ソレハワタシノモノナンダカラ」ボソッ

真姫(ギャァァァ)

にこ「いまよ!!反撃のチャンスよ!!打ち抜きなさい!!」

『待て!!!!打つな!!!!やめろ!!やめろ!!!!』

真姫(あっそこで打ったら)

ドーン

にこ「」

穂乃果「」

花陽「」

凛「」

絵里「貫通……したわね」

希「ありゃりゃにこっちのせいやな…」

―鑑賞会終了後―

真姫(全部見たことあったわ…)

穂乃果「いやーどれも良かったね!!」

海未「流石に五時間近く見続けていると疲れますがね……」

ことり「ねむいよぉ……」

希「じゃあ気をつけて帰り?」

絵里「私は泊まっていくから気を付けてね」

花陽「朝みたいに走らないでよ~?」

凛「大丈夫!!ほら真姫ちゃんもいくよ!!」

真姫「ええ…そうね」

―帰路―

凛「あのハゲのおじさんの忍者みたいな動きよかったにゃ!!」

花陽「わたしはガンナーのワイルドさが好きかなぁ」

真姫「私は凛と同じでリー・クリスマスがあの中でダントツね
バーニーやインもいいんだけどアクションのキレの良さがわたしは一番だと思うわ」

凛(イキイキしてるにゃ)

真姫「リー役の人はジェイソンステイサムっていって私が好きなのは今日見たあのキラーエリートとアドレナリンシリーズね
アドレナリンは二人には刺激が強過ぎるかもしれないわ…
でも一度見てみるといいわよ!!見ているこっちがアドレナリンで溢れかえるんだから!!」

花陽「真姫ちゃん可愛いね」

凛「子供みたい」

真姫(ハッ)

真姫「べ、別に凛と花陽が無理してみることないのよ!!
でも折角ステイサムを見るならトランスポーターから入るといいわ
凛は特に気に入ってくれると思う!!」

凛「しょうがないなぁ…みてあげるよ」

真姫「ふふ…ありがとう」

花陽(…真姫ちゃんかわいい)

凛(とてもいきいきしてる)

花陽(まるで水を得た魚だね)

―真姫宅 玄関―

真姫「ただいま………?」

真姫ママ「おかえりなさい」

真姫「どうしたのママ?その格好」

真姫ママ「これ?これはね、映画とかでも使われている本物の軍事用防具よ?」

真姫ママ(そう…あなたに対する防御よ)

真姫「もしかして……私へのプレゼント!?」

真姫ママ(こうなってしまった原因は親の私にもあるんだから……って)

真姫ママ「えっ」

真姫「ありがとうママ!!私がこういう物好きって知ってたんだ……」

真姫ママ(そんな純粋な目で見ないで…ママ泣いちゃう)

真姫「ママだいすき!!!!」

真姫ママ「」ピクッ

真姫ママ「私もよ真姫!!でも悪いことに使ったらダメよ?」

真姫「もちろんよママ!!」

―自室―

真姫「ふぅ……」

真姫「刀重すぎるのよ…まったく」

真姫(やっぱりベッドは切れてなかったのね……)

真姫(……?)

真姫(こんなに綺麗だったかしら…まぁいいや)

真姫「そうだ、確か今日はあの映画が届いてるはず……」

真姫(いや……眠たいしいいか……)

真姫(今日はもう寝ましょ……疲れたわ……)

三日目 終了


今日の更新はここまで
おじさんがおっさんに表記変わってたけど気にしないでくださいただの誤字です!!
読んでくれてありがとうございます!!
宜しくお願いします!!

軍事用防具ってどんなの?鎧みたいな?

>>74
こんな感じので
http://i.imgur.com/dl4KbI7.jpg

雑コラ
http://imgur.com/gwc06T2.jpg

>>76
そんな感じです、ハラショー!!

明後日辺り更新します

サーバー復帰したみたいだけど用事があるので今日は更新無理です
すみません

4日目 朝

私は一本の電話で目が覚めた。

ヘーイキーダーイ♪

真姫「…もしもし」

海未「私と一緒にとある体験しません?」

真姫「何時だと思ってるのよ……」

海未「朝の五時ですが」

真姫「そのとおりよ…ねむい」

海未「早起きするのもいいものですよ?今日暇ですよね?」

真姫「なんで勝手に決め付けてるのよ……まぁそうだけど……」

海未「では今日の午前9時に私の家に来てください、待ってます」

プツッ…

真姫(勝手に予定を決められた……)

―海未宅―

真姫「ちゃんと来たわよ…」

海未「はい、では行きましょう」

真姫「行くってどこによ……」

海未「山です」

真姫「はい?」

海未「どちらかというと川がメインかもしれません、あと泊りがけですから足りない荷物は私が貸しますね」

真姫「へ?」

―山の麓―

交通機関を利用して3時間ほどの場所にある海未の親戚の山に到着。
駅で海未が山で使う際に足りないものを買っていたけど……あれ虫だったわよね…?

真姫「ここを登るの?」

私は山の入口にいる。

海未「ええ、そんなに高くないので大丈夫ですよ」

海未「一応そばにキャンプ地もあるので初心者でも多分大丈夫でしょう」

真姫「そばに…?」

海未「では張り切っていきましょう!!」

真姫「待ってそばにってどういうこと!!」

―山中―

結局『そばに』という言葉の意味を聞き出せずにだいぶ来てしまった…
キャンプ地を利用するなら『そばに』なんて使わないわよね………

真姫「ねぇ海未…」

海未「どうかしました?」

真姫「どんどん道幅がほそくなっていってるんだけど」

海未「まぁそうでしょうね、山ですし」

真姫「歩きづらい…」

木々が日光をある程度遮断してくれてるとはいえ湿度が高いのかとても蒸し暑いわ………

おばさん「あらぁこんにちは」

海未「こんにちは」

真姫「こんにちは……」

おばさん「若い子二人で登山かい?元気ねぇ」

海未「はい、なかなかできない体験を友人としたかったので…」

真姫(その友人を騙してたら容赦しないわよ…)

おばさん「そっちの子は息切れてるけど大丈夫かい?無理させたらダメよ」

海未「これくらいならまだ大丈夫ですよ、普段もっときつい運動をさせているので!!」

真姫(……それもそうね)

おばさん「そう?でも気をつけてね?この時期熊がでるから!!」

海未「へぇ…そうなんですか…知りませんでした」ニヤァ

真姫(……なんでニヤついてるの)

―山中のキャンプ地―

無事に山の中腹まで登り日も暮れだした。
キャンプ地にはついたけど……
嫌な予感がする。

海未「私知りませんでした」

真姫「何がよ……」

海未「真姫があんなにサバイバル体質だったなんて……」

真姫「何言ってるのよ…」

海未「いえ…昨日潜みながら獲物を狩ろうとしていたところを見てしまったので」

真姫(あーあのおじさん達……)

海未「まぁあのセリフは正直ナシですが」

海未「真姫には武道の素質もあるようですし、まず精神の鍛錬から入ってもらおうかと」

真姫「それが山に連れてきた理由?」

海未「はい、そうです」

真姫「でも海未ってサバイバルの知識あるの?」

海未「希からとあるDVDを貸していただいたのでそれを参考にしました」

真姫「DVD?」

海未「MAN vs WILDという海外の番組です」

真姫「タイトルがいかにもって感じね…」

海未「ええ、内容もなかなかのものでした」サーッ

真姫(急に顔色悪くなったわね…)

海未「ではもう少し移動してテントを張りましょう」

真姫「えっ…ここがキャンプ地よ?」

海未「私たちが泊まるのは自然のキャンプ地ですよ?」

真姫「あぁ……だから『そばに』だったのね…」

海未「ひとまず川を探しましょう」

真姫「なんで川のそば?危ないと思うんだけど?」

海未「まぁ行けばわかりますよ、きっと」

―山中 川―

真姫「…なかなか綺麗ね」

海未「そうですね…だからといって直で飲むと病院送りですよ」

真姫「パパの世話にはなりたくないわ…」

海未「かならず火を通し、なるべく濾過してからでないと酷い目に会います」

海未「まぁ今回は水を持ち込んでいるので差し詰め問題はないです」

真姫「ならそろそろテント立てましょ?少し休みたいわ…」

海未「ええ、でしたら川から少し離れたところに立てましょう」

真姫(最初から離れたところに行けばよかったじゃない…)

海未「離れる理由としては分かっていると思いますが、夜中や朝方になると川に熊が降りてくるかもしれません」ニヤニヤ

海未「あと川に来たのはあくまてま釣りをするためなので…それに石の少ない所の方がテントは立てやすいでしょうしね」

真姫「それもそうね…」

海未「…熊が来たらすぐ迎えれますし」ボソッ

真姫「…なにかいった?」

海未「いえ?なにも?」

―山中 川から離れたところ―

海未「ではここにしましょう」

真姫「ここって…木のそば?」

海未「はい、これだけ太い幹ならハンモックを作っても全然問題ないですよ」

真姫「もしかしてこの隣あってる二本の大木をハンモックに?」

海未「そうです、そのために道具を持ってきています」

真姫「だから海未の荷物は凸凹してたのね…」

真姫(それでよくここまで登ってきたわね……)

海未「えーっと…枝に紐をかけて……」

真姫「…大丈夫?」

海未「高さとしても人1人分程ですから少し足場があればなんとかなりますよ」

真姫「さて私はテントを立てようかな…」

ガサッガサガサ

真姫(今…茂みになにかいたような……)

ニ、ニャー

真姫(なんだネコか…)

きょうはここまで
疲れたので寝ます

真姫「火は起こしたわよ」

海未「初めてでも上手くいくものなんですね…さすがマグネシウムスターター」

真姫「私のことは褒めないのね…」

海未「火を起こしている間は動物はきっとよってこないはずですから安心してください」

海未「それでどうです?私が作ったハンモックは」

真姫「作ったというより既製品をかけただけじゃない…」

海未「虫除けもしてありますので安心してくつろいでください」

真姫(…今日はそんなにきついわけではなかったわね……)

真姫(明日がどうなるか…よね)

海未「真姫、晩ご飯できましたよ」

真姫「はーい……って私の分しかないじゃない」

海未「サバイバルではよく食料が捕れなくて…なんてことがありますけど、それは真姫には悪いのでしっかりしたものを持ってきました」

真姫「いや…でも海未の分無いじゃない…」

海未「はい、私は自分で捕ったものしか食べる気はないです」

海未「今日は取る時間がなかったので晩御飯抜きですね…」

真姫「……それはだめ」

海未「何故です?私はここにサバイバルしに来ているんですからどうぞお構いなく」

真姫「それは私もよ?」

真姫「それに私一人が楽しんで友達が隣で苦しむのは嫌…」

真姫「海未が食べないなら私も食べないから」

海未「真姫……」

真姫「私に食べさせたいなら海未も一緒に食べてよね!」

海未「……気を使わせてすみません…」

真姫「これは当然な事よ?だって…ともだちだから……」

海未「…そうですね」フフッ

海未(真姫も丸くなりましたね…)

――

穂乃果「うぅ…まぎぢゃん…」

ことり「いい子になったねぇ…」

絵里「あまり声出しちゃダメよ?真姫に気付かれたらダメなんだから…」

穂乃果「…でも海未ちゃんと真姫ちゃん大丈夫かな…」

希「うちらは普通にキャンプ場を利用してるから大丈夫やけど…少し心配やなぁ…」

ことり「カメラで見てるだけだからね…」

絵里「海未がハンモックにカメラをつけてくれたからよかったけど…さっきの穂乃果みたいに近付いて真姫に気づかれたりなんかしたら…」

穂乃果「嫌われちゃうかな……」

希「真姫ちゃんならそう簡単に嫌ったりせんよ~大丈夫やて」

―――

―テント内―

海未「さて、食事も済ませましたし明日のためにも睡眠を摂りますか…」

真姫「……」

海未「どうかしました?」

真姫「なんだか落ち着かなくて…」

海未「いきなりこんなところに連れ出しましたしね…しょうがないですよ」

真姫「…クマ…か…」

海未「………」

ギュー

真姫「ヴェッ!?」

海未「大丈夫ですよ、私がついてます」

真姫「べ、べつに怖くなんかないわよ!!びっくりするじゃない!!」

海未「すみません…子供の頃、穂乃果やことりが怯えてたときにこうやって手を握ってあげてたもので…」

真姫「海未がそうしたいなら私は…その…別にいいけど…」

――

穂乃果「………」ムスッ

ことり「………」ムスッ

絵里「幼馴染みの特権奪われちゃったわね」

穂乃果「海未ちゃんの浮気者」

ことり「ことりのおやつにしてやる」

希「えりち~うちの手握って~さみしいよ~」ニヤニヤ

絵里「はいはい」

穂乃果「」イライラ

ことり「」イライラ

―――

たしか4日目終わり(・8・)
読んでくれてありがとうございます

事故ったけど更新します(・8・)

―テント内―

聴こえるのは鳥たちのさえずり。
遠くからは川の音。

海未「おはようございます真姫」

真姫「………おはよ」

覚めない目をこすりながらポツリと呟く。

海未「そんなに手でゴシゴシしたらあかくなっちゃいますよ?これを使ってください」

真姫「……ウェットティッシュ…?」

海未「体を拭くのにも使えますから使ってください、あと汗の臭いは蚊をおびき寄せてしまいますし外に出る前には拭いておきましょうね?」

真姫「…うん…」

海未「そこでお願いなんですが…背中を拭いてもらえませんか?」

真姫「……うん?」

海未「ではお願いします」バサッ

真姫「……ん?」

真姫「んー?」

真姫(ああ…拭くんだったわね)ゴシゴシ

真姫「痒いところはない?」ゴシゴシ

海未「ええ、全体的に拭いていただければそれで結構です」

真姫「はーい」ゴシゴシ

海未「次は真姫の番ですね…では脱いでください」

真姫(いくら外から見えないといっても…恥ずかしいわよ……)

海未「大丈夫ですよ、いまは私しか見てませんから」

真姫「そうよね…背中お願い」

海未「…綺麗な背中ですね」コシコシ

真姫「そんなことないわよ、海未の方が綺麗よ」

海未「いえ、真姫の方が美しいですよ?」スリスリ

真姫「くすぐったいから指を這わせないで」

海未「痒い所はないですか?」

真姫「左の肩甲骨のしたくらいが痒い」

海未「はーい」コシコシ

真姫「あぁー……」

海未「気持ちよさそうですね」コシコシ

真姫「あと下らへんの背骨付近」

海未「はいはい」コシコシ

真姫「首周りもお願い」

海未「注文が多いですね」コシコシ

真姫「だめ?」

海未「全然構いませんよ」フフッ

―――

ことり「スヤスヤ」

穂乃果「スヤスヤ」

絵里「ハラショー……」

希「これは二人にはきかせれないね…」

絵里「聴いてたらどうなってたのかしら……」

希「…………」

絵里「………」

希(シャワーがなければ…)

絵里(シャワーなんてなければ…)


――――

海未「では参りましょう」

真姫「どこへ?」

海未「川の上流に向かいます、魚を釣りましょう」

真姫「……魚さわれない」

海未「甘えたことをいうんじゃありません!!」

真姫「えっ」

海未「生きるためには食べなきゃいけないんです!!たとえそれが………それが……」

真姫「……それが?」

海未「…なんて世界は残酷なのでしょうか」

真姫「?」

海未「まず貴重なタンパク質を取りに行きましょうね、自然の恵みです」

今日はここまで、更新遅くなるよごめんね

御嶽山の噴火のこともあって内容を少し変更せざるを得なかったぞ
噴火怖いね(´?ω?`)

―川沿い 森―

海未「ここら辺でしょうか…」

真姫「え?ここって森じゃない」

海未「はい、釣り餌を取りに来ました」

真姫「ああ…なるほど」

海未「そういえば真姫は虫苦手でしたか?」

真姫「…進んで触りたくはないわね」

海未「そうでしたか…ならちょうどいいですね」

真姫「ちょうどいいって…なにが?」

海未「おなかすいてません?」

真姫「まぁ…空いてるわよ?」

海未「栄養補給したくありません?」

真姫「………」

真姫(なにか食わせようとしてるわね…)

真姫「いや、今はいいわ」

海未「そうですか、でしたら餌を回収して釣りに向かいましょう」

真姫(食べると言っていたらどうなってたのかしら)

海未「真姫!!」

真姫「ゥェッ?」

海未「蛇です!」

へび『しゃー』

真姫(頭の形状からして毒はないみたいね…アオダイショウかしら?)

海未「離れてください!!ここは私が…」

真姫「大丈夫よ」

海未「え?」

真姫「貴重なタンパク質ってこの蛇のことでしょ?」

海未「えっ?いや」

真姫「真姫ちゃんにはお見通しよ?これを捕まえればいいのね…」

海未(……本当は食用としても使われる虫なのですが、なんだか乗り気ですしそういうことにしておきますか)

海未「よくわかりましたね…では早速」

真姫「えいっ」

へび『うごけない』

海未(あれれ、首根っこを木の枝でもう抑えてる)

真姫「この子食べるの?」

海未「えっ?」

真姫「食べるなら首落とすわよ?」

海未「えーっと……」

真姫「ここは戦場よ?わかってるの?そんなに戸惑っていたらこっちが狩られちゃうわよ?」

海未「は、はい!!逃がしてください!!」

真姫「なんでよ?貴重な食料よ?」

海未「いや、あの、その」

真姫「戦場で情けはいらないわよ」ギロッ

海未「ま、待ってください」

海未「その子はまだ小さいですし、これから大きくなることでしょう!!」

海未「ですから大きくなってから食べるのはどうでしょう!!」

真姫「……しょうがないわね」スッ

へび『しぬかとおもった』シュルシュル

海未(…あれ、虫を食べるより蛇食べる方が良いような…)

―数分後―

真姫「餌は取れた?」

海未「はい、それなりには…」

真姫「なら早く行きましょう?おなかすいた……ん?」

海未「どうしました?」

真姫「ちょっと待っててくれる?」

海未「あまり遠くに行かないでくださいよ」

海未(蛇を見つけた辺りから真姫の様子がおかしいです)

海未(人は極限まで飢えると本能的な行動をするとか……)

海未(ところで真姫は一体何を見つけたんでしょうか…)

海未(食料でしょうか?)

海未(こんなところで食料?うーん…)

バァングチャァ!!

海未「きゃっ!!」

海未「何ですか今の音は……」

真姫「おまたせ」

海未「ひぃ!?」

海未「血がついてますよ!!」

真姫「あぁ少し血が飛んじゃってたのね…」

海未「大丈夫なんですか……?」

真姫「ん?ちょっとした血よ」

海未「ちょっとした血?」

真姫「ええ、一撃で頭を砕かないといけないから飛び散るのよ」

海未「は、はぁ……」

真姫「あとで処理しないとね…」

海未(ちょっとした血???)

海未(ハッ!? いつの間にか真姫のペースに乗せられています)

海未(私が鍛錬させてあげる側だったのに…)

真姫「釣り場はあそこよね?」

海未「えっ?あっはいそうです…」

真姫「どうかしたの?体調悪そうよ?」

海未「大丈夫ですよ!!」

真姫「おなかすいてるの?」

海未(考えてみたら今朝から何も食べていないですね)

海未「小腹がすいています……」

真姫「そう?じゃあちょっと待っててくれる?」

海未「は、はい」


――――



真姫「はい、どうぞ」

海未「これは…鶏肉でしょうか?」

真姫「腿肉を茹でてほぐしたものよ」

海未(何故鶏肉を持ってるのでしょうか)

海未(まぁ鶏肉のようですし)

海未「いただきます」モグモグ

真姫「わたしも」モグモグ

海未「……鶏肉ですね」

真姫「確かにそうね、意外とイケるわね」

海未(……意外と?)

海未「真姫はあまり鶏肉は食べないのですか?」

真姫「よく食べるわよ?トマトと相性がいいからトマトソースで煮込んだりとか」

海未(さっきの真姫の言動…何かおかしいです)

真姫「どうかしたの?」

海未「あぁいえ…別に」

真姫「腹ごしらえもしたし釣りに行きましょ?」

海未「は、はい…」

海未(さっきの肉は本当に鶏肉だったのでしょうか…)テクテク

海未(真姫が頭を砕いたという動物はどんな動物なのでしょう……?)テクテク

海未(もし捌いていたとしたらその肉は今どこに……)テクテク

海未(ん?)ピタッ

海未「あの真姫」

真姫「ん?どうかしたの?」

海未「あそこの血だらけの岩にあるカエルの生首は」

真姫「あそこの岩で頭をくだいて、首を落としたのよ」

海未「その、首から下は?」

真姫「私と海未のお腹の中よ?」

海未「へ?」

真姫「ん?」

真姫「ああ、食べれる部位が筋肉の集中する太腿の部分だけだったのよ」

海未「はい?」

真姫「少なくてごめんね、でもちゃんと火は通したから食中毒とかにはかからないわよ」

海未「いやいやいやいやいや」

真姫「美味しかったでしょ?」

海未「そういう問題じゃないでしょう!!冗談ですよね!?」

真姫「いや貴重なタンパク質だったんだもの…海未だって私になにか食べさそうとしてたじゃない」

海未「そ、それは…」

真姫「蛇の方がマシだったかしら…」

海未「いやそうですが、いやそうじゃなくて」

真姫「もしかして蛇とは別のものを食べさせようとしてたの?」

海未「そ、そんなことないですよ?」

真姫「ふーん……」

真姫(目が泳いじゃってる…可愛いわね♪)

真姫「まぁいいじゃない、早く釣りに行きましょ?」

海未「次からは食べる前に教えてくださいよ……」

真姫「はいはい」

ここまで、遅くなってごめんね

今日の夕方に全部書いちゃいますね!

それと、蛇は見かけたらゆっくりとその場を離れて逃げてくださいね?

―川―


真姫「うーん…ここらへんで大丈夫?」

海未「はい、座りながらの釣りになるのでバランスの取りやすい場所が楽でしょうしね」

真姫「結構奥まで来たわね、帰り道大丈夫かしら…」

海未「テントはもぬけの殻ですし盗まれるものはないので遅れても問題ないですよ?」

真姫「いや暗くなったら道がわからなくなるし野生の動物が行動し始めるじゃない」

海未「まぁ大丈夫ですよ」ハハハ

真姫(海未にしては山舐めすぎじゃない?)

海未「これが釣りの道具です」

真姫「へぇ……」

真姫「ねぇ、この魚みたいな形したやつはなに?」

海未「ああ、ルアーですよ」

真姫「るあー?」

海未「餌と誤認させて食いつかせて釣るんです、テレビとかで点々と餌をおいて捕まえるシーン見たことないですか?あれと同じ要領ですね」

真姫「色々な形や色があるのね…意味があるの?」

海未「私もそこまで詳しくはないんですけど、このアイスの木ベラみたいな形をしているのがスプーンといいます」

真姫「なんだか安直ね」

海未「この小さな魚の形をしたのはミノーといいます、なんだか可愛らしくて私は好きです」

真姫「たしかにミニチュアみたいでちょっと可愛いかも」

海未「で、色ですね」

海未「天気や川の水の澄み具合でいろいろ変えるみたいですね」

真姫「で、これどうやって使うの?重さや大きさもそれぞれ違うみたいだけど????」

海未「ターゲットのサイズによってルアーのサイズも変えるんですよ、ここはそんなに大きな魚はいないでしょうしもし使うとしたら6g程のものにしますね」

文字化けは『・・・』です、すみません

海未「そういえば随分と熱心に訊いてきますね」

真姫「…だって何も知らないもの」

海未「ああ、今回はルアーフィッシングじゃないですよ」

真姫「え?」

海未「このウキを使うウキ釣りです」

真姫「うき?」

海未「簡単です、餌を針につけてポイッとしてウキが沈んだら釣り上げる」

真姫「それだけ?」

海未「はい、簡単ですね」

真姫「本当にそんなので釣れるの?」

海未「親戚の中では私はウキ釣りの達人と呼ばれています」

真姫「へぇ……なら今日は食料に困らなさそうね」

海未「いえ!!絶対に釣れるわけではないですからね!!」

真姫「…予防線はってどうするのよ…」

海未「しょうがないじゃないですか…そんなプレッシャーを感じるようなことを言われたら誰でも予防線をはりたくなりますよ!!」

真姫「まぁそうね」

海未「真姫こそ足を引っ張らないでくださいよ!!」

真姫「初めての相手によくそんなこと言えるわね…」

海未「あっ…いえ…私こそ足を引っ張ったりするかもしれません……」

真姫「この数十秒で自信失い過ぎよ」

海未「餌はこれです」

真姫「……イクラ?」

海未「そうです、ミミズなどでも良かったのですがそれだと真姫が可哀想ですので」

真姫「なるほどね…ありがと」

海未「これを針につけて魚がかかとるのを待つだけです」

真姫「早速始めましょうよ、日差しが強くなってるわよ」

―数分後―

ポチャン

真姫「なかなかかからないものね」

海未「忍耐力を鍛えるのにはもってつけですね」

真姫「…………」

海未「……………」

真姫「…………………」

海未「……………」

真姫「ひまね」

海未「………はい」

海未「真姫」

真姫「ん?なに?」

海未「μ’sに入ってくれてありがとうございます」

真姫「突然何よ…」

海未「いえ、なんとなく思っただけですよ」

真姫「……そう」

「思えばここまで大変でしたね」

「観客がゼロからスタートしたファーストライブ……」

「あの時から真姫は私達を支えてきてたんですね」

「考えてみれば私も穂乃果もことりも迷惑な先輩だったでしょう?」

「そんなことないわよ…まぁ変とは思ったけど」

「そうですか…迷惑ではなかったんですね」

「ならよかったです、ふふ」

「あの…ね、私も…その…」

「言わなくても伝わってきてますよ、お礼を言いたいのはこちらの方です」

「いや、その別に…」

「真姫がいなかったら今の私達はないんですから、それだけ真姫は大きな存在なんです」

「…………」

「ファーストライブが終わってちょっとしたら1年生部員が一気に3人も増えて順風満帆でしたね」

「次は3年生に見えない3年生が1人ってね」クスクス

「そして最後に大人っぽさのある2人が加入…」

「ちょっと、私も大人の色気を持ってるわよ」

「わかってますよ」


「そして9人での初ライブ」

「絵里のおかげもあってかなりの成長遂げた私達のライブは色々な人を魅了してしまいましたね」

「それ真顔でいうの?」

「実際そうじゃないですか」

「まぁ…そうね」

「あの9人だと安心感を感じるのは私だけですかね」

「奇遇ね、私もよ」

「そうでしたか…嬉しいです、μ’sは誰1人として欠けてはいけませんからね」

「その頃だったわね、私がμ’sを抜けなきゃいけなくなって…」

「私が真姫の父上に直接説得しに行って……」

「…思い出すと恥ずかしいわね」

「そうでしょうね、大泣きでしたもんね」

「それは海未もでしょ?」

「なっ…私はちょっと目から漏れてきただけですよ」

「あれでちょっとなら私は大洪水ね」

「あっ真姫のウキ沈んでますよ」

「うそ!???????もう!!よくも騙したわね!!」

「騙される方が悪いんですよ~」

>>156
修正

「その頃だったわね、私がμ’sを抜けなきゃいけなくなって…」

「私が真姫の父上に直接説得しに行って……」

「…思い出すと恥ずかしいわね」

「そうでしょうね、大泣きでしたもんね」

「それは海未もでしょ?」

「なっ…私はちょっと目から漏れてきただけですよ」

「あれでちょっとなら私は大洪水ね」

「あっ真姫のウキ沈んでますよ」

「うそ!?………もう!!よくも騙したわね!!」

「騙される方が悪いんですよ~」

―夕方―

真姫「それなりに釣れるものなのね…」

海未「まぁ二人で食べるには十分でしょう」

真姫「そういえば捌くための道具はあるの?」

海未「ええありますよ、私が捌くので安心してください」

真姫「そう、なら早くテントに帰りましょ?どんどん暗くなってきてるわ」

海未「そうですね、熊とは会いたくないですしね」

真姫「すっかり暗くなっちゃったわね…」

海未「明かりはありますよ、クーラーボックスと釣具は持つのでライトを持って先導してもらえます?」

真姫「ええ、任せて」



真姫「こんなに暗いとなにか出てきそうね」

海未「なにかとは?」

真姫「んー…たぬき?」

海未「たぬきですか…出てきますかね?」

真姫「じゃあきつね?」

海未「次は猫ですか?」

真姫「しりとりじゃないわよ」

―テントのそば―

海未「捌き終わりましたよ、火はどうです?」

真姫「ええ、大丈夫よ」

海未「いいサイズの石があったおかげで網も置けますし焼き上がりが楽しみですね」

真姫「………」ウトウト

海未「眠たいのですか?」

真姫「ちょっとね……ふああ……」

海未「大きなあくびですね」

海未「焼きあがりましたね」

真姫「塩焼き…いいわね」

海未「ではいただきます」

真姫「いただきます」

海未「やはり新鮮なものだと違いますね……」

真姫「小骨多い」

海未「それはしょうがないですよ」

―テント―

海未「明日は片付けをして帰るだけなので今日はもう寝ますか…」

真姫「そうね……」

海未「…………」

ガサガサ

海未「…?」

ガサッガサガサ

海未「なにか聞こえません?」

真姫「ねむいから寝させて欲しいのに………」

コッチダヨー チョットマッテー

海未(話し声……まさか)

真姫「人…?」

海未「あー!!まさか泥棒かなぁ!!!怖いなぁ!!!!」

!! カクレヨカクレヨ

真姫「何よ!!突然大声出さないでよ…」

海未「いえ、すみません……」

―茂み―

にこ「危うく見つかるところだったわね」

凛「危なかったにゃ」

花陽「海未ちゃんのフォローがなかったら真姫ちゃんに今頃怒られてたね」

にこ「でもなんで私たちが熊の格好をしないといけないのよ…」

凛「海未ちゃんが言うには真姫ちゃんを驚かせたいとかなんとか」

にこ「それで熊?」

花陽「でも…本物が出てきたらどうしよう…」

クマ「ガウッガウッ」

凛「あはは~!!にこちゃんそっくりだにゃ~!!」

にこ「はぁ?今のはあんたでしょ?」

花陽「あ………」

クマ「ガゥゥ……」

にこ「え?」

花陽(ダレカタスケテダレカタスケテ)

凛「く……クマー」

にこ「なによそれ…」

凛「な、鳴き声かな?自分でもわかんないや……あはは…」

クマ「………」ジー

にこ「ひとまずここはゆっくりと離れましょう……」ボソボソ

凛「でもそれじゃあ海未ちゃんたちが……」ボソボソ

にこ「いいから行くわよ…」ボソボソ

花陽「オニギリオイシナァ」ガクガク

クマ(なんだ、子供か)

―テント―

真姫「ねぇ、なんだか騒がしくない?」

海未「気のせいですよ」

真姫「……ちょっと見てくるわね」

海未「いや、ダメです!」

真姫「なんでよ?」

海未「ダメなものはダメなんです!」

真姫「……くさい」

海未「えっ?」

真姫「獣くさい」

海未「2日も風呂に入ってないですし、しょうがないかもしれませんね……」

真姫「そうじゃないわよ、近くに獣がいるわよ」

海未「え?」

海未(そこまで凛達は再現したのでしょうか?)

真姫「ここを出ないと袋のねずみよ、早く来て」

海未「あっはい」

真姫「後なるべく臭いを消したいから……無臭のウェットティッシュも持って」

海未「ああ……はい」

真姫「あとは……これかしら」

真姫「いくわよ」

―テントそば―

真姫「こっちよ」

海未「暗いですね…」

真姫「一応小型だけど懐中電灯はもって来てるわ……」

ガサガサ

真姫「静かに……」

海未「そんな…こんなのきいてないですよ…」

真姫「何言ってるのよ……ほらあそこよ」

真姫が指をさした場所はテントの前でした。
そこにはテントの明かりに照らされる黒い巨体…軽く成人男性は凌駕する大きさはありますね。
今私は冷静に説明をしていますが、まさか本物の熊がいるとは思いませんでした。
実を言うと最初に会ったおば様は私の仕掛け人でした。
本当ならにこと凛と花陽が真姫を脅かすためにテントの周りを囲むはずだったのです。
ですが視線の先にいるのは自然の驚異。
こんなはずではなかったのです。

真姫「ここで待ってて」

海未「ちょっと何をする気ですか!?」

真姫「わたし達のいるところとは反対側に熊の注意を惹かせてみる」

海未「危険です!!そんなこと絶対にさせません!!」

真姫「このままここで二人揃って熊に襲われるくらいなら私が囮になるわよ」

真姫「多分火を怖がるはずだし…」

海未「ダメです、行かせません」

真姫「??????わかったわよ」

海未「ここで助けを待ちましょう…すぐ来てくれるはずです」

真姫「??????????」

>>172
修正

真姫「ここで待ってて」

海未「ちょっと何をする気ですか!?」

真姫「わたし達のいるところとは反対側に熊の注意を惹かせてみる」

海未「危険です!!そんなこと絶対にさせません!!」

真姫「このままここで二人揃って熊に襲われるくらいなら私が囮になるわよ」

真姫「多分火を怖がるはずだし…」

海未「ダメです、行かせません」

真姫「………わかったわよ」

海未「ここで助けを待ちましょう…すぐ来てくれるはずです」

真姫「…………」



真姫「ごめんね、海未」


――――――――
――――――
――――

……眩しいですね
太陽の明かりでしょうか?

『う……ゃん………』

………なんだか呼ばれているような

『しっか……して……』

あれ…?この声は………

穂乃果「海未ちゃん!!」

海未「ほのか………?」

絵里「起きないから心配したわよ!!」

ことり「よかったよぉ…」

海未「…あれ?…私……寝てた?」

絵里「ええ、ここで倒れてたのよ……熊が出てから20分くらいたったかしら…」

海未「 !! 真姫は!?」

ことり「それが…」

穂乃果「まだ見つかってないの……」

海未「そんな……」

―――

熊って結構足が速いのね?????
どれだけ走ってもすぐ追いついてくる???

真姫「結構やばい?」

後ろからドスンドスンと重い足音。
多分一瞬立ち止まっただけでアウトね。

周りを観察しながら全力で走る。
この危機的状況を回避する行動を頭に思い浮かべながら、その行動に当てはまるポイントを探している。
????天才的じゃないかしら私。

>>177
修正

―――

熊って結構足が速いのね……
どれだけ走ってもすぐ追いついてくる…

真姫「結構やばい?」

後ろからドスンドスンと重い足音。
多分一瞬立ち止まっただけでアウトね。

周りを観察しながら全力で走る。
この危機的状況を回避する行動を頭に思い浮かべながら、その行動に当てはまるポイントを探している。
……天才的じゃないかしら私。

第一に隠れる場所を見つける
まぁ…どうにかなりそうね。

第二に撃退するための材料調達、罠の作成
これは隠れる場所を見つけない限り難しいわね

一か八かの賭けだと放火かしら……
なるべくは避けたいわね。

…あれ?私の目的はテントから熊を遠ざけるだけなんだからもう達成してるじゃない。
なんで狩りをしようとしているのかしら…

真姫「今はひとまず隠れないといけないわね…」

ボソッと独り言を吐くと私はぐるっと方向転換し、木のそばの茂みに音を立てずに隠れる。

私がさっきまで走っていた場所で熊が立ち止まる。
距離でいうと15m程かしら。
ここまで離れていても荒い鼻息が聴こえる。

その巨体を揺らしながらゆっくりとこちらに歩み寄る熊。

私もゆっくりとテントの方へ進む。
この鬼ごっこも終わらせたいわね。

あれから何分がたっただろうか?
何十分?何時間?
それだけ時間を濃く感じる
相変わらずこの鬼ごっこの終わりは見えない。

真姫「いい加減にしなさいよ」ボソッ

ついつい文句を口走ってしまう。
しつこい人は嫌われるのよ?
まぁ人じゃなくて熊だけど。

こうもしつこく追いかけ回されると流石にムカつく。
そろそろ逆転するいいプランが思いつくはず……

ダメね、やっぱりアレしかないわ…

―――


凛「そうなんだ…真姫ちゃんだけが見つかってないんだ…」

にこ「あいつのことだからなんとかなりそうだけどね」

花陽「だとしても…やっぱり心配だよ…」

穂乃果「……うーん?」

ことり「穂乃果ちゃんどうかしたの?」

穂乃果「いや…気のせいかもしれないけど…」

穂乃果「山のあそこ燃えてない?」

絵里「まさかそんなわけ…」

希「燃えてるやん…」

凛「あそこに真姫ちゃんがいるんじゃ…」



―――

山の禿げた部分を探すのは手間取るわね…
私は今、山の円形禿げを焼け野原にしてあげてるの。
といってもほんと小規模よ?環境的にはなんの問題もないくらいの狭さ!!

燃える輪の中には一体の熊と私のハンカチとカエル肉。
私が昼前に捌いてバッグの中にいれておいたカエル肉がこんな風に役に立つなんてね…
しかもこう簡単に熊が輪の中に入るとは…

これで時間も稼げたはずだしさっさとテントに戻って海未の迎えに行かないといけないわね。
一人で寂しく震えてるんじゃないかしら?


Mission Complete…なんてね。

―後日―

真姫「って感じで熊逃げてきたのよ」

凛「真姫ちゃんすごいにゃ」

花陽「でもあのあと海未ちゃんのおじさん怒らなかったのかな?」

真姫「逆に感謝されたくらいよ?あれから猟友会が来て熊を捕まえたらしいわよ」

花陽「そうなんだぁ…」

真姫「それでね、私決めたの」

凛「え?なにを?」



真姫「私!!サバイバルがしたい!!!」

これで終わりです、読んでくれてありがとうございました!
別タイトルで続きをかけたら書こうと思っています。
興味があったはまた宜しくお願いします。

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