モバP「飛鳥がこちらを見ている」 (79)

飛鳥「……」ジーッ

P(そこはかとなく視線を感じていたがどうやら飛鳥からのようだ)

P(何か俺、飛鳥にやらかしたっけなあ。……どうしようか?)


どうする?
>>2

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うなじを舐める

P(先手必勝といこう。よくわからないけど先に仕掛けて優位に立つぞ)

飛鳥「……」ジーッ

P(とはいえこっちを見てるからうなじを舐める隙がないな、ここは……)

P「あ、UFO」

飛鳥「っ……?」チラッ

P(ちょろい) ペロッ

飛鳥「ひゅいっ!?」ゾワッ

P「ご馳走様でした」

P「じゃなくて飛鳥。どうして俺の方なんかずっと見てたんだ」

飛鳥「……人のうなじを舐めたりしておいて、随分切り替えの早いことだね」

P「プロデューサーだからな。それより、どうしてなんだ?」

飛鳥「黙秘権は?」

P「もっとうなじを舐められたいならどうぞ」

飛鳥「……。>>6、だからさ」

発情期

P「は、発情期?」

飛鳥「ボクもいい年だからね。誰しも通る道なんだろう?」

P「せめて思春期と言いなさい! ……それで、俺に?」

飛鳥「まぁ、他に近しい異性もいないことだし」

P(そもそも事務所の男女比率がな)

P「しかし飛鳥にもちゃんと性欲みたいなのあったんだな。口ではいろいろ言っても年頃か」

飛鳥「そう言ってるだろう? けど、自分でもどう抑えたものかわからないんだ」

P「んー、男と女じゃ思春期にしてもいろいろ違うだろうし何とかしてはやりたいが……>>9なんてどうだろう」

夏の太陽があまりにも眩しかったから

P「夏の太陽があまりにも眩しかったせいだ、きっとそうなんだ」

飛鳥「キミは何を言ってるんだい」

P「夏の陽射しに頭も身体も火照っちゃったことにしよう」

飛鳥「ボクを馬鹿にしてないか?」

P「要は発情なんて一時期の気の迷いだと思い込むんだ」

飛鳥「根本的な解決にはならないよね、それ」

P「とはいえ俺からはこれ以上アドバイスできないぞ?」

飛鳥「そうか……なら>>12するしか……」

びっくりするほどユートピア

P「お前どこでそんなこと知ったの? 知ってる上でやろうとするの?」

飛鳥「最終手段にとっておいてあったんだ」

P「よほど追い込まれない限りやらないように。どうしてもやるなら絶対人に見られないように!」

飛鳥「わかってるよ。……でも、ボクの内に湧き上がった熱をどう冷ませっていうのさ」

P「事務所の誰かに聞いてみるか? 同性ならではの意見は貴重だろう」

飛鳥「なるほどね、早速聞きにいこう」

P「え、俺もいくの?」

飛鳥「もちろん。誰に聞くべきかキミならわかるはずだ」

P「わかった、わかったよ。じゃあ>>14に聞こう」

こずえ

P「……」

飛鳥「……」

こずえ「……P? あすかー?」」

飛鳥「ねぇ、人選間違ってないかい? ただでさえボクより年下の子なのに」

P「いや、こずえはこれでも何でも知ってるんだぞ多分。俺たちのご意見番さきっと」

こずえ「ふわぁー……」

飛鳥「どうもそうは見えないんだけどな……」

P「いいから聞くだけ聞いてみよう。なあこずえ、飛鳥が発情期で困ってるらしいんだがどうしたらいい?」

こずえ「んー……>>17

ひとりエッチ、しよう!

こずえ「そういうときはー……ひとりエッチがいいのー」

P「」

飛鳥「」

こずえ「?」

P「なあ、意味わかって言ってると思うか?」

飛鳥「難しいところだね。確実に言えるのは、彼女から底知れない何かを感じるってことさ」

P「それはいいけど、どうする? あてになるかどうかはさておきアドバイスを頂戴したわけだが」

飛鳥「……保留にしよう。まだ決断するには早いよ」

P「一理ある。ありがとなーこずえ、あとでジュースとお菓子でも差し入れてやるからな。あとどこでそんな言葉学んだのかじっくり問い詰めさせてもらうぞ?」

こずえ「P、へんなかおー」

P「内心複雑過ぎてどんな顔したらいいかわからないんだよ」

飛鳥「それより次は誰に聞く? 今度こそ頼むからね」

P「そうだなあ……>>19とか」

まゆ

P「というわけで、いろいろ先輩のまゆなら何か飛鳥にも教えてやれるんじゃないかと思って」

まゆ「へー、それでまゆのところへ……そうですかぁ」

飛鳥「」ゾクッ

まゆ「ではPさん、女の子同士お話がありますので、飛鳥ちゃんお借りしますねぇ?」

P「あ、ああ。どうぞどうぞ」

飛鳥「だ、駄目だP、ボクを一人にしないd」

まゆ「さあ行きましょうね飛鳥ちゃん、うふふふ……♪」



飛鳥「……」

まゆ「ところで、えぇと何でしたっけ? Pさんを誘惑する方法ですか?」

飛鳥「い、いや、むしろそうしなくて済むような方法を聞いて回ってるんだけど……」

まゆ「え?」

飛鳥「佐久間さんは発情――誰かを想わずにいられなくなった時、どうやって心を落ち着かせているのかを聞きたいんだ。Pの説明が悪くて誤解させたみたいだね、どうかそういうことにしてくれ」

まゆ「そうですねぇ……それなら>>23、かも?」

将来を妄想しつつ花嫁修業

飛鳥「花嫁修業?」

まゆ「将来の自分の姿を思いながらするんですよぉ。そうすればどんなことも気にならずに一生懸命頑張れます♪」

飛鳥「建設的な意見をどうも……じゃあボクはこれで」

まゆ「あ、まだだめですよ」ガシッ

飛鳥(振りほどけない……!)

まゆ「それはそれとして、どうしてPさんと一緒にそんなことを知りたがってるのか、まゆにも説明してほしいですねぇ?」

飛鳥「じ、慈悲を……慈悲をボクに……!」




P「――それでどうにかこうにか誤魔化してきたのか。お疲れさん」

飛鳥「疲れたじゃ済まないよ……」

P「ところで次はどうする? まだ誰かに聞くか?」

飛鳥「そう、だね。今度はもう少しまともに話ができる人の意見がほしい」

P「わかった。なら>>27だな」

しぶりん

凛「ふぅん……それで私に」

P「どうかな、高1ともなれば一通り悩んだり経験したりしてるんじゃないかと思って」

飛鳥「普段から大人びてるしね。前二人と比べたら随分話しやすいし、頼りにしてるよ」

凛「私だってまだ15だよ? 飛鳥と大して変わらないと思うけど」

P「中2と高1なら結構差を感じるもんだ。なあ、飛鳥を助けてやってくれないか」

凛「……仕方ないな。参考になるかは知らないよ?」

P「そうこなくちゃ。それで、凛はどう自分を律してるんだ?」

凛「>>31、かな」

安価下で

飛鳥(あれ、さっき聞いたばかりのフレーズが)

P「妄想しながら犬の散歩?」

凛「気を紛らわせるための散歩と、その間に心の整理をするための考え事ってところかな」

P「お、何だかそれっぽい」

凛「そんなものなんじゃない? 違うの?」

P「こずえのやつがなあ、ひとりエッチとか言い出してなあ」

凛「……ま、まあ最近の小学生は侮れないよ、うん」

飛鳥「妄想しながら何かするのが健全でいいのかもしれないね。ありがとう、だんだん見えてきたよ」

凛「そう? ところで、飛鳥も発情なんてするんだね。済ました顔してる割に年相応でなんか安心したよ」

飛鳥「そういう時期らしいからさ。渋谷さんは違ったのかな」

凛「どうだろうね。どう思う、Pさん?」

P「俺に振られても困る」

凛「そ。何にせよ、飛鳥が早まらないことを祈ってるよ。もう行くね」

P「おう、サンキュー。……早まる早まらないって何のことだ?」

飛鳥「さぁ、何のことかな。それよりまた誰かに聞いてみようか、最初のインパクトが強すぎてもう少し統計を取りたくて」

P「うーん、じゃあ>>37にでも聞いてみるか?」

瞳子さん

P「大人組なら心強かろう」

飛鳥「うん、真っ先にきてほしかったよ」

瞳子「私をお呼びかしらPさん?」

P「ええまあ。飛鳥が発情期で困ってるらしくて」

瞳子「は、発情?」

飛鳥「どうも思春期らしく悶々としてるんだ。大人に聞けば対処法を聞けると思って」

瞳子「そういうこと……Pさん、紛らわしい言い方しないでね?」

飛鳥「ふっ」

P「ぐぬぬ」

瞳子「でも、そうね……うまくいくかは分からないけど>>42なんてどう?」

Pが何とかしてあげる

瞳子「プロデューサーなら、担当の子のケアをしてあげなきゃ……でしょう?」

P「なんとかしろと言われても、俺からはもう案が出尽くしてるんですよ」

瞳子「本当に? 私も良し悪しを判断するから……もう一度考えてみて」

飛鳥「ボクからも頼む。本気のキミを見てみたいな」

P「んー、瞳子さんがダメ出ししてくれるなら安心か。それなら……>>44なんてどうですか?」

瞳子「そうねぇ……>>45

>>45のコンマ00~49でOK、50~99でダメ出し

添い寝しよう

んが

瞳子「ダメね」

P「ダメですか」

瞳子「いろいろ倫理や段階を飛ばしすぎてるもの」

P「ですよね」

瞳子「ふぅ……もう少しあなたはやればできる人だと思っていたのに」

P「こんなところで自分の評価を下げることになろうとは思いもしませんでした……」

飛鳥「……」



P「だから案は出尽くしてるって言ったのにやっちまったよ」

飛鳥「……ねぇ」

P「なんだ?」

飛鳥「一応聞くけど、どうして添い寝なのかと思って。Pなりに理由があるんだろう? 教えてくれないか」

P「>>47だからかな」

俺も人肌恋しい

P「人肌恋しいと寄り添い合いたくなるじゃん? だからかな、今の俺がそうなんだ」

飛鳥「キミは職場でいつも女子をはべらせているじゃないか」

P「人聞き悪い言い方するなあ。仕事は仕事さ。家に帰ったら誰も俺を迎えてくれる人なんていないし、少し染み入るんだよ」

飛鳥「ふぅん……」

P「それで、次はどうする。また誰かに聞きにいくか?」

飛鳥「いや、もう十分だ。今回は参考にするが、こういうことでも自分なりの納得のいく答えを導いていかなきゃならないんだよね」

P「そうだな。人が教えてやれることなんてそうないのかもしれない」

飛鳥「今決めるよ。ボク自身の問題を解決する方法を――>>50-52」

※多数決
①ひとりエッチ
②将来を妄想しつつ花嫁修業
③将来を妄想しつつ犬の散歩
④添い寝
⑤自分で改めて考え直す

5

5つ選択肢あるのに全部で3票とかいう自分の頭の悪さに今頃気づいた模様

P「……いきなりなにを頭抱えてるんだ」

飛鳥「いや、違う。違うんだ、可能性をひとまず絞ったことだし今度こそ決める……!」

P「よくわからんがはよしてくれ」

飛鳥「わかってるさ、>>56-60にするよ」


※多数決
①将来を妄想しつつ花嫁修業
②添い寝
③自分で改めて考え直す

1

多数決なんて2つから奇数票で競らないと一度で確実に決まりませんね、今頃気づきました……

P「……まだか?」

飛鳥「次こそ決まる……次こそ……」

P(そんなに悩んでるのか飛鳥)

飛鳥「>>64-66、これ以上でも以下でもない。これがボクの答えだ」


※多数決
①添い寝
②自分で改めて考え直す

1

飛鳥「P……ボクはキミの言った添い寝を選ぶよ」

P「飛鳥が悩んだ挙句にそれでいいなら俺からは何も言うことはないよ」

飛鳥「問題は誰と添い寝するかだが」

P「じゃあ俺は仮眠室を整えt、あれ?」

飛鳥「ん? どうかしたかい」

P「俺とじゃないの?」

飛鳥「Pとでも別に構わないけど……さっき瞳子さんにダメ出しされてたのはいいのかい?」

P「その時はその時、飛鳥さえ俺を求めてくれたら何も問題はない」

飛鳥「そういうものか」

P「そういうものだ」

飛鳥「ならボクは>>68と添い寝することにしよう」

プロデューサー

P「……俺でいいんだな?」

飛鳥「うん。疑わなくてもいいんじゃないか?」

P「念の為だ念の為。……仮眠室整えてくるから待ってろ」

飛鳥「一緒に行けばいいと思うんだが」

P「誰かに見られるといらん誤解を招いて面倒だろ? 慎重にいくぞ」

飛鳥「Pから小物臭が漂ってきてるよ」

P「うっせ、わかってらい」



P「――さて、誰か一人でも使ってたらその時点でここは使いにくいわけだが」

P「中の様子は……>>72かな」

誰もいない

P「誰もいなそうだ。飛鳥を呼んでこよう」



飛鳥「……添い寝、か」

P「添い寝だな」

飛鳥「背中合わせでも添い寝って言うのかな」

P「厳密には添ってないけど、いいんじゃないか?」

飛鳥「……そうだよね」

P「これぐらいが丁度いいんだよ。今回は飛鳥の発情を抑えるためにしてるんだから、効果がありそうならこのままでいい。そうだろ?」

飛鳥「本音は?」

P「手を出したくなるからそっち向けない」

飛鳥「なんだ、キミの方こそ発情してるんじゃないか」

P「そんな奴と今こうして同じベッドで横になってることを忘れるな、ってことさ」

飛鳥「うん」

P「……」

飛鳥「……」

P(気まずい。何を話したらいいんだろう)

飛鳥(何か話さないと、なかなかに気恥ずかしくなってきたな……)

P(あ、でもこんなときだってのに眠くなってきた……寝てしまおうか)

飛鳥(ボクはPをどれほど意識しているんだろうか? これほどまでに近くにいるのに、みんなに慕われまるで距離感を掴ませないキミのことを)

P「……」

飛鳥(手を出してこない、そんな安心感があればこそこうしているわけだけど、ボクは最初からその安らぎだけを求めていたんだろうか)

P「Zzz...」

飛鳥(何か期待はしなかったか? 都合のいい妄想が現実になるのを待ってたりはしないだろうな?)

P「Zzz...」

飛鳥(……なんて、こんな余計なことを考えていたら添い寝なんてしてる意味ないじゃないか。むしろさっきまでよりも――)

飛鳥「って、P? まさか……」

P「んん……飛鳥……」ムニャムニャ

飛鳥「寝てるし、寝ながら人の名前呼んでるし、まったくキミは」

飛鳥(……まぁ、キミの寝顔なんて珍しいもの見れたしいいか。今だけはボクの心を預けてみよう)

飛鳥「ふふっ、おやすみ。P」

翌日


飛鳥「……」ジーッ

P「……」

飛鳥「……」ジトーッ

P「……」チラッ

飛鳥「……」フイッ

P「?」

P(飛鳥が熱っぽい視線でこちらを見ている)



終わり

ぐだる前に終わります

アイプロの飛鳥がかわいすぎてイベントがつらい

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