凛「微熱から」 海未「Mystery」 (64)

海未「『やんやんっ 遅れそうです』?」
海未「それ以上やったら怒りますよ?」
凛「海未ちゃん寝てるにゃ」
凛「髪型も変えてみる?」

の続きです。一応完結編となります。そんなに長くはならないかと思います。

以下番外編

真姫「ふんふふ~ん」テクテク
真姫「とうとう手に入れたわ」

では、楽しんでいただければ幸いです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408374863

――凛の部屋

凛「んーと、出だしは……」

凛(きっかけは、海未ちゃんの寝顔を見たこと)

凛(あの時に、海未ちゃんの髪の匂いがいつもとは違う、って気付いたんだっけ)

凛(長いまつげとか、ほっぺの柔らかさとか)

凛(毎日会ってたのに、全然知らなかった)

凛(海未ちゃんも、ことりちゃんにおやつにされてたのはびっくりしたけど……)

凛(……寝てる海未ちゃんに、キスしちゃう凛も悪い子にゃ)

凛(海未ちゃんのこと考えながら……しちゃったし)

凛(凛、海未ちゃんのこと、好きだよ)

凛(どこが、って言われると、まだわかんないけど)

凛(海未ちゃんに、凛のこともっと見てほしい)

凛(海未ちゃんのこと、もっと見ていたい)

凛(……こんなに、海未ちゃんのこと想うことになるなんて、考えたことなかったなぁ)

凛(こんな気持ちに、今までなったことないよ)

凛(……海未ちゃんのこと)

凛(もっと、凛に教えてよ)

――海未の部屋

海未「凛……」

海未「いったい、あれは……」

――凛「凛ね、海未ちゃんのこと、好きかも」

海未(好き……というのは、同じメンバーとして?)

――凛「練習のときも、海未ちゃんを見てるんだよ?」

海未(……いえ、そうであればこんなことは言わないはず)

海未(もし、そうであっても、私は……)

海未(私の身体は、きっと凛では満足してくれない)

海未「……っ」

海未(こんなことを、平然と考えてしまうなんて……)

海未(私も、堕ちたものですね……)

海未(なにも、身体の関係だけが全てではないのに……)

海未(もし本当に、凛が私に好意を持っているとして)

海未(私はどう応えればいいのでしょう……)

海未(……凛)

海未(私は……)

海未(私は凛のことを、どう思っているのでしょう……)

――ことりの部屋

ことり「もう、だいじょうぶかな、花陽ちゃん?」

花陽「はぁ、んっ……だ、だいじょうぶ、だよ」

ことり「痛かったら言ってね?」

花陽「うん……」

ことり「じゃあ、いくよ?」

花陽「ん……ふぁっ」ビクッ

――

花陽「はぁー……ん、はぁ……」

ことり「ふふっ、かわいかったよ。花陽ちゃんっ」

花陽「ん……そ、そう?」

ことり「でも、意外。初めてだったなんて」

花陽「……どういうこと?」

ことり「ん? もう凛ちゃんと……」

花陽「凛ちゃんの話はしないで!」

ことり「……そうだったね、ごめん」

花陽「ううん……おっきな声出してごめんね」

ことり「せっかく、気持ちよくなって忘れたのに」

花陽「それは……うぅ、恥ずかしい……」

ことり「もう一回、やって忘れちゃおっか」

花陽「……ねぇ、ことりちゃん。今度は、わたしがしても、いいかな?」

――凛の部屋

凛(髪型も変えてみた)

凛(かわいい。海未ちゃんはそう言ってくれた)

凛(でも、海未ちゃんは優しいから、そう言ったのかもしれない)

凛(他のみんなも言ってくれたのは意外だったけど……)

凛(海未ちゃん……)

凛(海未ちゃんに、この気持ちを伝えられたら……楽になるのかな)

凛(……いや、言えないよ)

凛(凛にそんな勇気、ないし)

凛(でも……)

凛(振り向いてほしい)

凛「……あれ? 書けてる」

凛「歌詞、書けちゃった」

凛「……明日、海未ちゃんに見てもらおう」

――海未の部屋

海未「……凛は、歌詞、書けたのでしょうか」

海未(どんな詞になるのでしょう)

海未「……ふぁ」

海未(やはり疲れているのでしょうか……あれだけ寝たというのに)

海未(これでは、考えもまとまりませんね……)

海未(明日を待ちましょう)

――真姫の部屋

にこ「……今日は、しないの?」

真姫「ええ、毎日じゃにこちゃんも疲れるでしょ?」

にこ「まぁ、正直言うと」

真姫「でしょ? たまには、こうしてるだけってのもいいもんよ」ギュ

にこ「うん……」ギュー

真姫「おやすみ、にこちゃん」

にこ「おやすみ。真姫ちゃん」

今回は以上となります。

歌詞はそのまま引用してもなぁって気がしたので、雰囲気だけでも伝わってくれたらいいなと思います。

では、また明日以降更新します。おやすみなさい。

こんばんは。読んでくれる方々ありがとうございます。

もう少し続きますが、付き合っていただけると嬉しいです。

では、続けていきます。

――翌日、朝練後

凛「海未ちゃん、希ちゃん。歌詞できたにゃ!」

海未「本当ですか、凛!」

希「一晩で書くなんて……凛ちゃんすごいやん!」

穂乃果「えっ! 凛ちゃんもう書いたの!? 見せて見せて!」

凛「は、恥ずかしいからまだだめにゃ!」

穂乃果「えぇー、いいじゃん見せてよー」

海未「穂乃果……あなた、さてはまだ何も書けていませんね?」

穂乃果「ぎくっ……」

にこ「凛のを見て参考にしよう、って魂胆?」

穂乃果「ば……ばれてるよ、絵里ちゃん!」

絵里「ちょ……穂乃果!?」

海未「絵里?」ジロッ

絵里「ち、違うのよ、海未」

海未「何が違うんですか?」

穂乃果「う、海未ちゃん、絵里ちゃんは悪くないよ! 昨日穂乃果が……」

真姫「どうせ、希も混ぜて相談でもしてたんでしょ?」

希「あらら、もうばれてるやん」

にこ「見え見えなのよ、あんたたちは」

ことり「昨日、3人で楽しんだ後にでも考えたの?」

穂乃果「」ギクッ

絵里「」ビクッ

希「」ゾワッ

花陽「こ、ことりちゃん……そんなこと言っちゃだめだよっ」

ことり「え、ことり何も言ってないよぉ?」

真姫「ことり……恐ろしいわね」

海未「あなたたち……」

絵里「き、昨日、寄り道した時に……ねっ、穂乃果!」

穂乃果「えっ!? あ、う、うん! 実はそうなんだー……ね、希ちゃん!」

希「せ、せやね。カードがうちにそう告げたんよ!」

凛「あやしさしかないにゃ」

花陽「もう言わないであげようよ……」

海未「……そうですね。きりがないのでそろそろ解散にしましょう」

凛「あの……海未ちゃん」

海未「……はい、どうしました?」

凛「凛の書いた歌詞……海未ちゃんに見てほしいなって」

海未「いいのですか? 私なんかで」

凛「海未ちゃんだから、見てほしいんだ」

海未「そう、ですか……」

凛「……変なとこあったら、教えてほしいにゃ。じゃあ、先に戻るね」タタタッ

海未「……」

――授業中

海未(凛の書いた歌詞……)

海未(気になりますが、いまは授業中です。見るわけには……)

海未(あぁ、手が勝手に……)

海未(……『微熱からMystery』? 曲のタイトルでしょうか)

海未(これは……)

海未(……凛、あなたは)

海未(何を想って、これを書いたのですか……?)

――休み時間

凛(……にゃ? メールがきたにゃ)

花陽「どうしたの、凛ちゃん?」

凛「ん」

花陽「……もしかして、海未ちゃんから?」

凛「えっ……」

花陽「わたし、昨日見ちゃたんだ」

凛「かよちん……?」

花陽「凛ちゃん、海未ちゃんのこと好きなんだよね」

凛「っ!」

花陽「保健室で、海未ちゃんに……」

凛「待って、かよちん! それは……」

花陽「ううん。もう、いいの」

凛「どういう、こと?」

花陽「わたし、ことりちゃんと付き合うことになったから」

凛「えっ……」

花陽「あ、でも大丈夫だよ。凛ちゃんはこれからもわたしの親友だから」

凛「でも、ことりちゃんは……」

花陽「ん? どうしたの?」

凛「う、ううん、なんでも、ない」

花陽「わたしたちのこと、応援してくれるとうれしいな」

凛「うん……」

花陽「あ、それで海未ちゃんからはなんだって?」

凛「それは――」

――お昼休み

凛「『お昼休み、屋上で待ってます』……かぁ」

凛(もう、歌詞読んでくれたのかな)

凛(なんだか、緊張するな)

凛「……」ガチャ

海未「凛……」

凛「……おまたせにゃ」

海未「いえ、私もついさっき来たところです」

凛「そっか」

海未「ええ。さっそくですが、歌詞、読ませていただきました」

凛「どう、だった?」

海未「とても、素敵だと思います」

凛「ん、ありがと」

海未「なにか、モチーフでもあるのですか?」

凛「それは……」

海未「いえ、恥ずかしいのであれば無理に言う必要は……」

凛「海未ちゃん」

海未「はい、なんでしょう」

凛「モチーフ、海未ちゃんだよ」

海未「……はい?」

凛「海未ちゃんのこと考えて書いたんだ」

海未「……」

凛「ごめんね、勝手に」

海未「いえ……あの、私こそ謝らなくてはならないことが」

凛「え?」

海未「昨日、保健室で……凛の話を聞いてしまいました」

凛「それって……」

海未「はい。凛が私のことを……」

凛「……あの時、起きてたんだ」

海未「すみません……」

凛「ううん。凛もあれはずるかったな、って思うし」

海未「それに、もう一つ、謝らなくては……」

凛「……なにかな?」

海未「私は、ことりと……」

凛「うん。知ってるよ」

海未「そう、でしたね」

凛「凛も謝らなきゃ」

海未「え?」

凛「凛も、ことりちゃんにおやつにされてたんだ。少しの間だけど」

海未「な、そんなっ!」

凛「たぶん海未ちゃんよりも前に。凛がμ’sに入ってすぐだったし」

海未「……」

凛「でも、もうそんな関係じゃないよ」

海未「私は……正直ことり以外で満足することができないかもしれません」

凛「……うん。ことりちゃん、すごいし」

海未「……たとえそれでも、いいのですか?」

凛「身体だけが大事、ってことはないはずだよ」

海未「……ええ、そうですね。私が愚かでした。今のは忘れてください」

凛「それに……」

海未「どうしたのです?」

凛「ううん、なんでもない」

海未「そう、ですか」

凛「あのね、海未ちゃん」

海未「は、はい」

凛「改めて、聞いてほしいの」

海未「……はい」

凛「凛ね……」

海未「……」

凛「凛、海未ちゃんのこと、好きです」

海未「……」

凛「……」

海未「先ほども言いましたが、私はことりに……」

凛「それでもいい。そんなの、凛がなんとかしてみせる」

海未「花陽のことはいいのですか?」

凛「かよちんは……ことりちゃんと付き合うことになったって」

海未「……! そう、ですか……」

凛「返事がほしいわけじゃなかったんだ」

海未「凛……」

凛「言っておきたかっただけ」

海未「……」

凛「知ってほしかっただけ」

海未「……」

凛「海未ちゃんのこと、本気で好きになる人もいるんだよ、って」

キーンコーンカーンコーン

凛「あ、予鈴……凛、戻るね」クルッ

海未「待ってください!」

凛「っ!」

海未「自分の言いたいことだけ言って帰るのは、少しずるいのではありませんか?」

凛「海未ちゃん……」

海未「私の話を聞いてください、凛」

凛「でも、授業が……」

海未「今は、授業より凛のほうがよっぽど大事です」

凛「……海未ちゃん悪い子にゃ」

海未「何とでも言ってください」ギュッ

凛「……! 海未ちゃん?」

海未「昨日、凛の話を聞いてしまってから、私なりにいろいろ考えてみました」

凛「離してよ……」

海未「離しません」

凛「勘違い、しちゃうじゃん」

海未「勘違いなどではありません」

凛「それって……」

海未「はい。ですが、確信があるわけではありません」

凛「うん……」

海未「当たり前です。よく考えてみれば、凛とこうして話す機会はめったにありませんでしたから」

凛「そういわれると、そうかも」

海未「これからは、凛のこと、私にたくさん教えてくれませんか?」

凛「……うん」ウルッ

海未「もちろん、私のすぐ近くで」

凛「うん……」グスッ

海未「泣かないでください。せっかくの素敵な顔が台無しですよ?」

凛「海未ちゃんのせいにゃ……」

海未「ほら、凛。顔をあげてください」

凛「……?」

海未「ん」チュッ

凛「んっ」

凛「……海未ちゃんは、ずるいにゃ」

海未「すみません。いきなり……」

凛「でも、うれしい」

海未「……よかった」

凛「ありがと」

海未「凛。これからは……いえ、これからも、よろしくお願いしますね」

凛「うん! よろしくね、海未ちゃんっ!」

凛「……ところで、授業」

海未「あぁ、そうでしたね」

凛「凛、もう少し海未ちゃんと一緒にいたいかも」

海未「……今回だけですよ?」

凛「やったにゃ! 海未ちゃん大好きっ!」

海未「ふふっ。凛、私も好きですよ!」

今回は以上となります。

あとは少し後日談を書きたいので、明日で最後になるかと思います。

ところで、作中では「やんやんっ~」からここまで一週間とちょっとの時間しか経ってないんですね。驚きです。

では、最後までお付き合いしてくれたら幸いです。おやすみなさい。

こんばんは。真姫ちゃんのイベントが始まりましたね。

では、今日の分を続けたいと思います。

――数日後、部室

真姫「凛、曲できたわよ」

凛「おぉ、真姫ちゃんありがとにゃ!」

真姫「それにしても、なかなか大人びた歌詞よね、これ」

凛「そ、そうかな?」

真姫「えぇ、本当に凛が書いたの?」

凛「む。真姫ちゃん疑うの?」

真姫「そうじゃないけど……」

ことり「」

絵里「ねぇ……最近、ことりの様子おかしくない?」

海未「ええ、ずっとこの調子ですね」

凛「あぁ、それは……」

花陽「ことりちゃんっ」

ことり「!」ビクッ

花陽「今日も一緒に帰ろうねっ」

ことり「う、うん……」

凛「かよちん、あぁ見えて実はめちゃくちゃ攻めるタイプなんだ」

絵里「ハラショー……」

希「……スピリチュアルやね」

穂乃果「えぇっ!? ことりちゃん、また花陽ちゃんと帰るの?」

ことり「うん……ごめんね穂乃果ちゃん」

花陽「穂乃果ちゃん、また今度にしてくれるかな?」ニコッ

穂乃果「あ……うん」

穂乃果「花陽ちゃんが怖い……」グスッ

絵里「穂乃果、こっちにいらっしゃい」

穂乃果「うん……」

絵里「ほら、こうすれば落ち着くでしょう?」ギュー

穂乃果「……うん!」ギュッ

希「あ、えりち! ぬけがけはずるいんとちがう?」ギューッ

穂乃果「のわーっ! く、苦しいよー!」

海未「あなたたち……もう隠す気はないのですね」

にこ「まったく、この暑いときになに引っ付いてんのよ」

海未「真姫の上に座っているにこに言われたくはないと思いますよ」

にこ「なによ、別に引っ付いてるわけじゃないわ」

凛「特等席、だったかにゃ?」

にこ「そうよ。凛の方がよっぽど話わかるわね」

真姫「もう、にこちゃん。あんまり他の子とばかり話してちゃだめよ?」

にこ「真姫ちゃん……ごめんね、そんなつもりじゃ……」

真姫「もっと、私とお話ししましょう?」

海未「……なんでしょう、この空間」

凛「……」

海未「凛?」

凛「凛たちも、くっつく?」

海未「そ、それは……」

凛「……」ジッ

海未「は……」

凛「は?」

海未「恥ずかしいので……」

凛「そうだろうとは思ったにゃ」

海未「……すみません」

凛「ううん。それも海未ちゃんのかわいさだから大丈夫にゃ!」

海未「り、凛!」

凛「でも」

海未「なんですか?」

凛「帰ったら、いーっぱい、甘えるからね!」

海未「ええ、大歓迎です!」

凛「ふふっ」

海未「あ、ところで」

凛「にゃ?」

海未「どうして、花陽が攻めるタイプだと知っていたのですか?」

凛「」

凛「え、えと、それは……ほら、幼馴染だから」

海未「今の間はなんですか?」

凛「えっ! べ、別に深い意味はないよ?」

海未「ほう……そういうことですか」

凛「う、うん」

海未「……帰ったら、詳しく聞く必要があるようですね。覚悟しておいてください」ニコッ

凛「そんな……その笑顔は……」

海未「さぁ、みなさん。そろそろ練習始めますよ!」

凛「にゃ……にゃああぁぁぁあああぁぁ!」

――終わり

以上となります。今までお付き合いしてくれた方々、本当にありがとうございます。

ここまで長くなってしまいましたが、今後も機会があれば何か書きたいと思います。

にこ「ふっふっふっふふ~ん」テクテク

よろしければこちらもどうぞ。改めてありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月21日 (木) 16:02:02   ID: 4yFrQbyH

待ってました!
やっぱり、うみりんは最高ですね>ω</

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