男・女「体が入れ替わった…」(33)

男「どうなってるのこれー!?」

女「知るかぁ!俺がききてえわボケェ!」

男「ボケっていわれたー!」シクシク

女「俺の姿で泣くなぁーー!!」

事の発端

同日午前11時25分

女「あー、トイレ行ってたら遅くなっちゃったー」

女「早く行かないと授業に遅れちゃうよ」

女「えっと、次は理科室に移動しなきゃだったね」

女「あっそうだ!」

女「非常階段を使えば近道だね」

女「誰も見てないよね」キョロキョロ

女「よし。急がなきゃ」ガチャバタン

女「ほっほっはっ」タンタンタンッ

女「何とか間に合いそう…ん?こんなところに人影?」

男「んあ?」スパー

女(あ、あれは学年一の不良の男君!?うわー噂通り怖そうな見た目だなあ)タタタッ

女(怖いけどさっさと通り過ぎればだいじょ…って)だだだっズルッ

女「キャアッ」フワッ

男「ちょっ!?は!?あぶな!?」

女・男「わぁーーーー!!!」

ゴチン!!!

踊り場でぶつかったってイメージで

キーンコーンカーンコーン

男「…んっ…痛た~」ムクッ

女「…てぇ~てめえ何してんだコラァ!!」

男「わー!ご、ごめんなさいごめんなさい男君!」

女「ごめんですんだら警察いら…ん?」

男「わー!許してくださいなんでもしますからー!」縮こまりー

女「いやいや…え?」

男「ど、どうしたんですか?」グスグス

女「ちょっとお前黙ってこっち向いてみろ」

男「は、はい…え?」クル

女「お、俺がいる?」

男「わ、私が二人…?」

男・女「え?」

続きはよ

男「ってあれ!?私男子の制服着てる!?」

女「ははっ…嘘だろ…」

男「そ、そう夢!夢ですよね!」

女「…」

男「…」

男・女「体が入れ替わった…」

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男「…落ち着きました」グスグス

女「ちっ…」

男「舌打ちされました」うるっ

女「あーはいはい」イラッ

女「あとその喋り方やめろ寒気がする」

男「そんなこといわれましても」

女「いいから変えろ!」

男「うー。分かりまし…分かったんだ、ぜ!」

男「…」

男「これでいいんですか、だぜ!これ結構楽しいですね、だぜ!」

女「よりによってなんでこんなバカ丸だしのやつと…」

男「今バカって言いました!?バカって言った方がバカなんですー」

女「うるせーーー!!!」

女「さて、これからどうすっかな…」

男「…」ガクガクブルブル

女「おい」

男「ひゃい!?」ビクッ

女「俺は一旦帰る。お前んちはどこだ」

男「な、なんで私の家を?」

女「入れ替わっちまったんだから仕方ねえだろ…信じたくねぇが…」

男「それもそうですね…って駄目ですよ!授業に出てください!」

女「はあ?イヤだよなんで俺が」

男「なんでじゃないです!当たり前のことです!」

女「俺は不良だからいいんだよ」

男「今は私です!…あっそうだ」

女「なんだよ」

男「授業に出ないなら…今から私が全裸で町内を走り回ってきます」

女「んな!?」

男「熟女先生(46)に告白してくるってのも良いですね」

女「お、お前本気か!?」

男「も、もちろん!このままじゃ元に戻ったとき大変ですねー」

男(本当ははずかしくてそんなことできないけど)

男「さあ、どうします?」

女「ぐぬぬ…分かったよ!出りゃいいんだろ?出りゃあ!」

男「はい!よろしい!」

女「こいつ俺の体を脅しに使いやがった…順応早すぎだろ」

男「それじゃ授業に行きましょー」

女「ちっ…そういえば」

男「なんですか?」

女「名前、それと学年クラス」

男「人に名前を聞くときは先に名乗りましょう」

女「うぜぇ…1のb、男だ」

男「1のd、女です!じゃあ教室に…」

キーンコーンカーンコーン

男「あっ」

女「授業が終わったみたいだな。もう昼休みだ」

男「そんなー!」

場所は変わり食堂

女「…」

男「…」もぐもぐ

モブ「ヒソヒソ…」

女「…おい」

男「はい?」

女「なぜお前は当たり前のように一緒に飯を食っている?」

男「えー良いじゃないですか友達なんですしー」

女(いつから友達になったんだよ)

モブ1「あの子大丈夫かな…」ヒソヒソ

モブ2「絡んでるのあの男君だよね…」ヒソヒソ

女「ちっ!」ガタッスタスタ

男「あ、どこ行くんですかー」

女「ついてくんな!!」

モブ3「あの子あんなこと言って大丈夫なのか?」ヒソヒソ

モブ4「ってか男君なんかキモくなーい?」ヒソヒソ

女「…」スタスタスタ

男「待ってくださーい」

女「だからついてくん」

?「女ー!」

女「?」

男「あ!女友ちゃん!」

女友「女~探したんだぞ?四時間目サボるし」

女友「ってうわ!?なんで男君がここに!?」

男「えへへー女友ちもがっ!!?」

女「おいてめえ今入れ替わってること忘れてないだろうな!」ヒソヒソ

男「あ!そうでした」ヒソヒソ

女「いいか?バレないように上手くやれよ!」ヒソヒソ

男「分かりました!だぜ!」ヒソヒソ

女友「??」

女「さ、さっき落とし物拾ってもらっただけだよ」

男「そうなの!?」

女「そうなんだよ!!」ヒソヒソ

女友「へえーそうなんだ。男君が…」

女「も、もう私行くから!」アセアセ

女友「あっちょっと待ってよ!男君、女がお世話になりました。ありがとっ」

男「いえいえーえへへ」

女友「女ー待ってってばー!」

男「ばいばーい」ノシ

場所は変わり1のd教室

女「教室に来たはいいが…」はぁはぁ

女友「やっと追いついたって何してるの?」

女「え?い、いや私の席はどこかなーって」

女友「何言ってんの?そこじゃん」

女「そ、そうだったな」

女友「?そんなことより早く準備して行こ」

女「行くってどこに」

女友「どこって更衣室だよ。次体育だから」

女「」

場所は変わり更衣室

クラスメート1「体育マジだるいわー」ファサ

クラスメート2「ねー。今日何やるのかな」脱ぎ脱ぎ

その他「キャッキャッ」

女(うおぉぉぉぉぉ!目を開けるな俺!無心だ無心!)

女友「なにしてんの?あんた」

女「なんでもない!」パチッ

女友「ホントに?なんか今日変だよあんた」ボイーン

女「」

女(は、早くここを抜け出さなければ!しかし着替えるのは…!)

女友「ほら早くしなさいよ」

女(ええいままよ!)脱ぎっ

女友「ちょっあんた!」

女「え?」

女友「またおっきくなってない!?」もみもみ

女「」

女友「私もちっちゃくはないけどこれは…」もみもみ

女「ちょっおまっやめっ…あっ」

女友「何食べたらこんなになるのよ」もみんもみん

女「んっ…てめっ…あっ」

女友「おじさん気になっちゃうぞー」もみゅんもみゅん

女「ひぅっ…い、いい加減にしろー!!!」

女友「うわぁ!女がキレた!」

女「ふーっ、ふーっ」涙目

女友「いつもなら何も言わずに微笑んでるのに」

女(あいつ頭大丈夫か!?)

女友「女~ごめんね!嫌がってるとは思わなかったの」

女「普通いやがるだろ!」

女友「うー」うるうる

クラスメート3「なんか女さんキャラ違くない?」ヒソヒソ

クラスメート4「ねー、なんかこわーい」ヒソヒソ

女「はっ!」

女友「ごめんお願いだから嫌いにならないで」シクシク

クラスメーツ「大丈夫かな」おろおろ

女「…な、なんちゃってー」

女友「へ」

女「ほら私っていつもぽわんとしてるでしょ?」

女(知らんけど)

女「だ、だからたまには怒れるって所を見せとかないとって」

女友「…」

女(苦しいか…?)

女友「なあんだーそういうことだったのね」ぱぁっ

クラスメイツ「ほっ」

女「う、うん」

女(全員バカで良かった)

女友「あ、もう授業始まるよ。早く行こ」

女「は、はーい」

意外と純真だな
いいやつっぽい

ピピッーーー

教師「休憩ー」

女友「いやー体育は楽しいね。って大丈夫!?」

女「う、うん…」ゼェハァ

女(なんでこんな体力無いんだこの身体)

女友「昔から体育苦手だよね女って。そういえばさ」

女「?」

女友「男君って案外良い人なんだね」

女「は?」

女友「落とし物拾ってくれたんでしょ?」

女(そういうことになってたな)

女友「それにずっとニコニコしてたし」

女(そりゃ中身があのアホ女だからな)

女友「金髪は怖いけどよく見るとイケメンだったしさ。あた
 しも友達になりたいなーなんて」

女「やめとけ」

女友「え?」

女「あいつに関わって良いことなんて一つもない」

女(そう、俺にかかわっていいことなんて…)

女友「どうしたの?やっぱ今日なんか変だよ?」

女「いいから。あいつにはかかわるな、いいな」

女(戻ったときに面倒だし)

女友「う、うん」

同時刻1のb教室

教師「えーであるからして」

モブs「ヒソヒソ」ガヤガヤ

教師「どうした騒がしいぞーって男!!?」

男「?」ニコニコ

教師「何でお前がここに…!?」

男「なんでって、授業なんだから当たり前じゃないですかー」

教師「そうか!ようやくお前もやる気になったか!先生嬉しいぞ!」うるうる

男「えへへ」ニコニコ

ーーーーーーー
ーーー

時は経ち放課後

女(つ、疲れた)ぐったり

女友「女ー帰ろー」

女「き、今日は用事があるから先に帰ってて」

女友「そうなの?分かった、じゃね」

女「ばいばーい…よし早くあいつの所にいかなければ

女(余計なことしてなければ良いが)

1のb教室

女「」

クラスメイト1「男君ってイケメンだよねー」

男「そんなことないですよー」ニコニコ

クラスメイト2「ねぇ今度一緒に遊ぼうよ」

男「いいですよー」

クラスメイツ「男君って以外と面白い人だったんだ」ワイワイがやがや

女(なんだこれは!何故俺が人に囲まれて!?)

女「おいてめぇ!こっち来い!」スタスタスタガシッ

男「わ!引っ張らないでくださいー」

クラスメイツ「男君じゃーねー」

男「はいさようならー」ズルズル

女「さっさと歩けぇ!」

女「なに余計なことしてんだてめぇ!」

男「わー!何でそんなに怒ってるんですかー!?」

女「何でもくそもあるか!勝手に俺の身体でわきあいあいとしやがって」

男「仲良くしてなにが悪いんですかー」

女「元に戻ってから自分の身体でやれや!」

男「私の見た目で怒ってもあんまり怖くないですね(笑)」

女「話聞いてんのか!!?」

女「ぜぇーぜぇー…」ぐったり

男「そもそも何で男君は友達を作ろうとしないんですか」

女「…不良は友達()なんていらねぇんだよ」

男「不良だから友達を作らない?本当にそれだけですか?」

女「そうだよ」

男「本当は理由があるんじゃないんですか?」

男「例えば過去に友人関係で何かあったとか」

女「ーーっ!」

男「なにかあるなら相談にのり」

女「うるせえ!!」

女「なにもねぇつったらなにもねぇんだよ!」

女「なに私心配してますみたいな面してんだ!」

女「今回たまたま中身が入れ違ったってだけで、元々てめぇと
 だって何も無かったじゃねぇか!」

女「それなのにお前が階段転げ落ちたせいでこんなことになって!」

女「そうだよ!全部てめぇのせいだ!」

女「それなのに勝手に友達面すんな!迷惑なんだよ!!」

男「…」

_

続きはよ

そして5月

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