神谷奈緒「「似た者同士??」」我那覇響(44)

某所を覗いた時にあったネタから着想を得ました。

ついに「ひびなお」計画が始動します。

ものっそいゆるいです。


―――ひと月ほど前、生っすか!?サンデー撮影現場

春香『続いては響チャレンジです!響ちゃーん!』

響「はいさい!こちら現場の我那覇響だぞ!」

響「今日の響チャレンジにはなななんと!ゲストが来てるんだ!」

響「それでは紹介しまーす!シンデレラガールズプロから来てくれた、トライアドプリムスの皆だ!」

TP「「「みなさんこんにちは!」」」

凛「トライアドプリムスの渋谷凛です」

加蓮「北条加蓮です」

奈緒「神谷奈緒です!」

響「くぅぅ~、このコーナーにゲストなんて、同じCGプロの幸子が来たとき以来だぞ!」


~その時の映像

幸子『へ?なに?このヘビを体に巻いたまま踊れ?』

幸子『いやいやいやいや無理ですって!ていうかそれアイドルのお仕事なんですか!?』

幸子『無理ですって無理ですっていくらボクが世界一可愛くたってそれとこれとは無関係で』


凛「あの時のチャレンジはすごかったね…」

加蓮「でも、最終的に成功させてたよね、幸子」

奈緒「あの根性は見習わないとな…」

響「ふっふっふー…今回はあんな楽なチャレンジなんかじゃないから、三人とも覚悟するといいぞぉ」ニヤニヤ

凛「アレが…楽?」

加蓮「響さんの精神力ってどうなってんの…」

カンペ『響ちゃんはヘビ飼ってるので…』

奈緒「あ、なるほど」

加蓮「私たちと感覚違うんだ」

響「なにをこそこそ話してるんだー?今回のチャレンジはこれだっ!」


テロップ『気力、体力、時の運!ステージ目指して突っ走れ!公園横断ミラクルレース!!』ババーン

響「これから、この近くにある運動公園で、障害物レースをするぞ!」

響「もちろん、ただのレースじゃない…数々の困難を乗り越えたゴールの先には、お客さんの待つステージが!」

響「ゴールに駆け込んだらそのまま間髪入れず一曲パフォーマンスしてもらって、審査員から最も高い評価をもらった人が勝利だ!」

凛「全力疾走した後に歌って踊るの?」

加蓮「うえー…きつそう」

奈緒「加蓮、お前大丈夫か?」

加蓮「倒れるようなことはないと思うけど、勝つ自信は全くないなー」

加蓮「私の歌、動きは少ないけどブレス相当大事だし」

響「優勝者には豪華プレゼントを用意してるらしいから、気合入れていくぞ!」フンス

凛「まぁ、やるからには負けられないよね」

奈緒「アタシもだ」

響「気合は十分だな!じゃあ春香、自分たちスタート地点まで移動するから、一旦スタジオにお返しするぞ!」


春香『はーい!それではカメラさーん!ダッシュでスタジオ戻ってきてくださいねー』

美希『それは無理ってものなの』

千早『あ、あの、普通に切り替えればいいんですよね?』

春香『千早ちゃ~ん、それボケ殺しだよぉ!』

\ドッワハハハハ/




―――現在、市立図書館

奈緒「あの時の響さんはすごかったなー」

響「う…」

奈緒「アタシと凛も体力には自信あったけど、全然追いつけなかったし」

奈緒「ゴールした後のパフォーマンスもさ、アタシらヘロヘロなのに響さん完璧でさ」

響「うぎゃ…」

奈緒「正直見惚れたし、かなわないなぁってちょっと落ち込んだくらいなのにさ」

響「うぅぅ…」

奈緒「まさかこんなところに出くわすとは」

響「うぅ…こんなところを見られるなんて、自分でも思わなかったぞ…」


―――十分ほど前

奈緒「えっと…700番台がこの辺だから…」

響「うーん…うーん…」

奈緒「あれ?あの女の子どっかで…」

奈緒「見たことある気がするけどなんだあの変なカッコ」

響「うーん…うーん…」on サングラスバンダナ

響「うぎゃー!まずいぞ!これができないと…」

係員「あの…もうすこし静かにおねがいします」

響「あぁっ!すいません!」ペコペコ

奈緒「響さんだアレ」


―――現在

奈緒「学校の課題が終わらなくて、ここで勉強していた、と」

響「うん…自分、お仕事が忙しくて学校行けないことも多いからさ。定期的に課題を出してもらって、いけない分を補うようにしてるんだ」

奈緒「自主的に?偉いなぁ」

響「えへへ…田舎のあんまーたちを心配させたくないからな!お仕事もそうだけど、勉強も完璧にこなさないと!だけど…」

響「今回ばかりはダメだー!先月は特に忙しくて全然学校行けなかったから…まったくわかんないぞ」グテー

奈緒「響さんはいまどこをやってるんだ?ちょっと見せて」ペラペラ

響「奈緒は勉強得意なのかー?」グテ

奈緒「うーん…真ん中よりは上だけど…特別できるわけじゃないな」

奈緒「ほら、今はたまたま凛とか加蓮みたいな才能のある奴が一緒にいてくれて、運よくそこそこお仕事ももらえてるけど、本当はアタシみたいな可愛くない奴が売れるわけないんだよ」

奈緒「だから、勉強位しておかないと、将来困るだろ?」アハハ…


響「…奈緒はもっと自分に自信を持つべきだぞ。少なくとも自分は、奈緒が運だけで売れたなんて思わない」スッ

響「奈緒のプロデューサーとファンの目を見ればわかるさー。せっかく応援してくれる人がいるのにそんなこと言ったらだめだぞ!」キッ

奈緒「ご、ごめん…でも、なんか不安でさ」

響「その気持ちはわかるぞ。でも大丈夫、奈緒の魅力はこのカンペキな自分が保証するさー!」

奈緒「あはは、ありがと。でも、カンペキならこのくらいの問題はスイスイ解かなきゃな」ヘヘ

響「うぎゃー!それは言いっこなしだぞ…」ガクリ

奈緒「…よかったら、教えようか?」

響「ホントかっ!?」ガバッ

奈緒「あ、あぁ、アタシの学校と進度おなじっぽいし」

響「よかったぁ~、助かるぞぉ…」


響「律子は怖いし、あずさや貴音はもうわからないっていうし」

響「他の高校生組も大変だから流石に頼めないし…」

響「あ、いや、奈緒は手伝わせてもいいやとかそういう事じゃなくてだな!」

奈緒「あはは、わかってるよ」

響「それじゃ、場所を変えようよ!自分ちでやろう!」

奈緒「響さんちで?」

響「うん!図書館はそろそろ閉まるし…って、自分いきなり今からやる感じにしちゃったけど大丈夫だったかっ?」アセアセ

奈緒「それは構わないけど…じゃあ行こうか」

響「うん!」


―――響のマンション

奈緒「はー…でっかいな…売れっ子ってすごいんだな」

響「いや、それはあんまり関係ないぞ。自分、上京してきたときからここだからな」

奈緒「え!?響さんてお金持ちなのか?」

響「ううん。でも、自分家族が多いから、広さがないとダメだったんだ」

奈緒「家族…あれ?なんか嫌な予感が」

響「みんな奈緒が来たら喜ぶと思うぞ!人懐っこいけどなかなかお客さんも来ないからな!」

奈緒「みんな…人懐っこい…ペット?」

奈緒「そういえば響さんて…」

響「さぁ、ここが自分の家だ!入って入って!」


―――我那覇家

ガチャッ

響「みんな!ただいま!」

ハム蔵「ヂュイッ!」

奈緒「お、おう、ハムスターのお出迎えか」

響「ハム蔵、お客さんの奈緒だぞ!」

ハム蔵「ヂュッ!(よろしくな!)」シタッ

奈緒「えーっと…お邪魔します?」

響「遠慮はいらないぞ!」

トタトタ

いぬ美「わふっ」

奈緒「のわぁっ!で、でっかい犬だ…」

響「こらいぬ美!お客さんにご挨拶は?」

いぬ美「…」ペコリ

響「よくできました」ワシャワシャ


奈緒「そういえば響さん、ペット飼ってたんだよな」

響「うん!みんな自分の大事な家族だ!」

奈緒「みんなってことは二匹でみんなとは言わないよな…」

響「うん、ほらそこにも」ユビサシ

奈緒「へ?」クルリ

へび香「ニョロ(こんにちはなの)」

ワニ子「ガブ(ごきげんよう)」

奈緒「」

響「ちょ、ちょっと奈緒!?お前たち!お客さんを驚かせちゃだめじゃないかー!」

へび香「ニョロ(ごめんなさいなの)」

ワニ子「ガブ(お許しを)」

響「奈緒、奈緒」ユサユサ


奈緒「はっ!…びっくりした」

奈緒「そうだよな、普通家にヘビやワニが放し飼いになってるなんて…」

ヘビ香ワニ子「「…(だいじょうぶ?)」」

奈緒「ホントにいるしぃ!」

響「な、奈緒はヘビとか苦手か?」オロオロ

奈緒「響さん…申し訳ないんだけど平気な人のが珍しいと思う」

響「そっか…ごめん、自分つい盛り上がっちゃってここに連れてきちゃったけど、良く考えたら苦手な人には辛いよな…」ズーン

奈緒「あぁ、いやそんな落ち込まないでくれよ!」アタフタ

奈緒「そりゃまぁ、普段あんまり近くで見ないからあれだけど…響さんの大事な家族なんだろ?」

奈緒「だったらそのうち慣れると思うからさ!気にしないでくれよ」

響「奈緒ぉ…自分嬉しいぞぉ!そんな風に言ってくれるなんて!」

響「大丈夫、みんないい子だからすぐ慣れるさー!」

奈緒「あはは…(だといいな)」


―――なんやかんやあって

響「じゃあ、始めるか!ってそういえば、奈緒は夕飯とかどうするんだ?」

奈緒「忘れてた…家で夕飯食べようと思ったらもう帰らなきゃいけなくなるし、いいや、コンビニかなんかで買ってくるよ」

響「そっか…」

響「あのさ、もし、よかったらなんだけど…自分作るから一緒に食べないか?」

奈緒「響さんが料理?」

響「うん!自分、こう見えても料理とか得意なんだ!今日は材料もあるし、奈緒に沖縄の家庭の味を教えてあげるさー」

奈緒「そっか…じゃあお願いしちゃおうかな」

響「どんと任せるさー!あ…でも一つだけ条件が」

奈緒「なんだ?勉強ならちゃんと」

響「ちがうちがう。その…響って呼んでほしいさー」

奈緒「呼び捨てでってこと?」

響「うん、ほら、学年も一緒だしさ」


奈緒「あぁ…でも響さんの方が芸歴長いしなー」

響「うぎゃー!そんな意地悪言うと夕飯食べさせてあげないぞ!」

奈緒「わ、わかった悪かったって!響の料理が食べたいなー!」

響「えへへ、最初から素直にそう言っておけば良いんだぞ!」

響「じゃあ、お夕飯の前にいっちょ頑張るぞー!」

奈緒「なんか始まる前に疲れた気がする…」


―――勉強中

国語

奈緒「…響ってさ、国語苦手?」

響「ど、読解問題はできるんだけどなー。言葉の問題になるとなんでだろうなー」アハハ

奈緒「漢字の書き取りと慣用句の意味選択が壊滅的だな…でも、これはアタシが教えるようなことはないな」

奈緒「あとで、収録の空き時間とかでも読めるようなアンチョコ教えるよ」

響「助かるぞ…」


数学

奈緒「えっと、この数式になんでこの数字を代入するかっていうと…」

響「うんうん」

奈緒「さっきのページに出てた定理が適用されるから…」

響「ん?なんでその定理が使われるんだ?」

奈緒「…正直アタシも数学は得意じゃないんだ、余裕が出来たら一緒に考えよう」

響「了解だぞ」


世界史

奈緒「この国とこの国は、風土的な問題からもともと折り合いが良くなかったんだってさ」

響「へー、奈緒は世界史得意なんだな!」

奈緒「…ま、まぁな(い、言えない、殆ど漫画からの知識だなんて!)」


生物

響「生物は得意だぞ!」

奈緒「これだけいろんな動物と一緒にいればそうだろうな」


英語

響「自分この英語ってのが一番苦手だぞ…」

奈緒「まぁ、やっぱり語学って難しいよな」

奈緒「でも、世界に通用するアイドルになろうと思ったらこれは逃げるわけにいかないんじゃないか?」

響「そ、その通りだな!」

響「奈緒は英語得意なのか?」

奈緒「あー、得意と言うか、得意にさせられたというか…」

響「どういうことだ?」


奈緒「ウチの事務所にヘレンさんて人がいるんだけどさ」

響「あのへんな人か」

奈緒「…まぁそれでいいや。ヘレンさん、良く事務所のメンバーに英語で突然話しかけてくるんだ」

響「なんなんだそれ…」

奈緒「大抵そんなの答えられないんだけどさ、こっちが困ってると『今のは○○という意味よ…世界に羽ばたきたければ、己を磨きなさい』って意味を解説して去っていくんだよな」

奈緒「それの相手をなんとなくしてたら、事務所の学生組の成績がだんだん上がってきて、今ではだいぶ英語得意になったメンバーもちらほら」

響「通うだけで英語のできるようになるアイドル事務所…」

奈緒「語学はコミュニケーションの中で磨かれるってホントなんだな、ヘレンさんと意思疎通できてた自信はないけど」


―――六時くらい

響「はっ!」

響「一通り見てもらったけど、一旦やめにしてご飯の支度しないか?」

響「みんなにも作ってあげなきゃいけないし」

奈緒「ん?もうそんな時間か…じゃあ一旦休憩しよう」

奈緒「響の料理も楽しみだしな」

響「ふふん、そう言われたら頑張らないわけにはいかないぞ」

響「待っててね!」タタッ

奈緒「あー、エプロンして台所に立つ女の子か…可愛いな」

奈緒「オッサンかアタシは。楓さんの影響かな」

奈緒「待ってる間暇だな…ん?」

ねこ吉「にゃーお(奈緒さーん)」

にゃおさーん


奈緒「おぉぉぉぉ、猫だ。にゃーお」

奈緒「やっぱり猫は可愛いなぁ…撫でてもいいか?」

ねこ吉「なう(どうぞ!)」

奈緒「すり寄ってきた。良いってことなのかな」ナデナデ

ねこ吉「ごろごろ(気持ちいですー!)」

奈緒「はあああ、猫ってやっぱ可愛いよなぁ…ほ?」

ブタ太「ぶひ(ボクも撫でてよ!)」

うさ江「ピョン(あら、私が先よ!)」

モモ次郎「わさわさ(んっふっふ~、こっちが先だよん!)」

奈緒「ブタにうさぎにモモンガ…こんなのまでいるのか…お、おいおいアタシの体に登るなよ!」

モモ次郎「わさわさ(ん~、ひびきんと甲乙つけがたい柔らかさですな~)」

オウ助「プロデューサー!プロデューサー!(お客さんですよ!お客さん!)」バサバサ

奈緒「お、おおお!?オウムか…ホントに結構はっきり喋るんだな…」

奈緒「すごいなぁ…動物園に来たみたいだ」チラッ


へび香ワニ子「「…」」

奈緒「お前達も来いよ。さっきは怖がってゴメンな」

奈緒「ご飯来るまで一緒に遊ぼうぜ」

へび香「にょろん(うれしいの!)」

ワニ子「ガブ(では、お言葉に甘えて)」

ハム蔵「ヂュヂュ!(おいおい、俺の場所はあるよな?)」

いぬ美「わふ(あらあら~)」


―――そして夕飯完成

響「おーい!みんなご飯出来たぞー…お?」

奈緒「あ、ごめん響手伝いもしないで」ワイワイ

ねこ吉「なーご(ねーねー奈緒さーん)」

へび香「にょろにょろ(ねこ吉ばっかりズルいの!へび香も遊ぶの!)」

うさ江「ぴょんぴょん(ちょっとぉ!私に譲んなさいよっ)」

ブタ太「ぶひぶひ(ボクだって!)」

いぬ美「わふ(あらあら~)」

響「むー」

奈緒「ど、どうした?」

響「なんかすっかり仲良くなっちゃって!奈緒ズルいぞ!」

オウ助「プロデューサー!ダイスキ!ダイスキ!(嫉妬ですか?響ちゃん!)」

響「うわわわわわわ!な、なんてこと言うんだオウ助ぇ!」

奈緒「え?響って…」


響「違う!違うんだぞ!いいか全部すべてみんな違うんだあああ!」

響「いいから!ご飯食べるぞ!もう!」ドン!

奈緒「お、おぉぉ!これすごい!全部響が作ったのか?」

響「ふふん、まぁなー!自分にかかれば、これくらいなんくるないさー」

奈緒「コレはウチでも出たことある。ゴーヤーチャンプルーだ」

響「ここ数年でずいぶんメジャーになったでしょ」

奈緒「こっちは?」

響「にんじんしりしりっていうんだぞ!これはあんだんすーっていう肉味噌さー」

響「魚はたんなるアジの干物だけど、まぁだいたい家庭料理っぽいだろー」

奈緒「うん、美味しそうだ」

奈緒「すごいな。沖縄からひとりで上京してきて、動物たちの面倒見ながらこんなに料理までできるんだ」

響「えへへ、料理くらいはね。自分ちは民宿だし、それに自分…」

奈緒「ん、どうした?」


響「えっと、うん。自分、たーりー、あ、お父さんが小さい時に死んじゃったから、にぃにと自分の事は自分でできるようになるって決めたんだ」

奈緒「…そうだったんだ。ゴメン、なんか」

響「いいんだ。もう何年も前の話だし、今は765プロのみんなもいる。お仕事もうまく行ってる」

響「いきなりこんな話するのもどうかと思ったけど、奈緒とはもっと仲良くなりたかったからな!ちゃんと知っておいてもらいたかったんだ。そしたら変な気も使わずに済むし」

奈緒「…そか、ありがとう」

響「あは、なんか食事前にしめっぽくなっちゃったぞ。食べよ食べよ!カンペキな自分が作ったんだから、味は保証するぞ!」

奈緒「おう!いただきます!」


―――食事後

響「ごちそうさま!どうだった?」

奈緒「いや、めちゃくちゃ美味しかった。これなら良いお嫁さんになれるぞ」

響「えへへ」オチャグイッ

奈緒「プロデューサーさんとはどうなんだ?」

響「!?ゴッホゲッホ!!」

響「い、いきなり何言いだすんだ!?」

奈緒「だってさっきオウ助が…」

響「あれはたまたまそんな感じになっちゃっただけ!ていうか忘れろ!忘れるんだあああ!!」

奈緒「わ、わかったわかったから揺するなって(…まぁなんとなく自分だったらそうするかな、と思ってカマかけた、とは言えないな)」

響「あ゛ー、なんかお茶が鼻に入って痛いぞ」

奈緒「ごめんって。あ、お皿下げちゃうな。ついでに洗うよ」

響「え、いいよ自分がやるから」


奈緒「いいから座ってろって。美味しいごはん食べさせてもらった礼だ」ヨイショット

響「あ、じゃあお願い」コテン

奈緒「そうそう、待ってる間に本棚見て気づいたんだけど」ジャー

奈緒「響ってラノベとか読むんだなー」

響「変かなー?」ゴロゴロ

奈緒「いや、意外だったなって。アクティブなイメージがすごいあるから」キュッキュッ

響「確かに体動かすのは好きだけど、自分実は結構インドア派なんだー」

響「家で一日編み物してたりもするぞ」

奈緒「あー、編み物か…似合うな」

響「え!?」ガバッ

奈緒「どうした?」ゴシゴシ

響「まさか似合うって言われると思わなかった」

奈緒「なんでだ?確かに活発なイメージは強いけど。こんだけ料理もできるし、小さくて可愛いじゃないか」

響「あー!小さいって言ったな!奈緒だって変わらないだろ!」


奈緒「残念だったな!アタシの方が2センチ大きいんだ!」

響「そんな妙に細かい事覚えてる時点で、自分の背が低い事を気にしてる証拠だぞ!」

奈緒「うぐっ」

響「勝った…あれ、なんの話してたんだっけ?」

奈緒「響がインドア派だって話」ゴシゴシ

響「あぁ、そうだった」

響「まぁそういうわけで、自分はラノベも読むし、編み物もするぞ」

奈緒「どういうわけなんだ」

響「…もしかして、オタクっぽいとか思った?」

奈緒「いや、全然。そんなんでオタクっぽいってんならアタシは完全にオタクになっちまうよ」ジャー

響「え?」

奈緒「アタシの公式プロフィールの趣味んとこなんて書いてあると思う?アニメ鑑賞だぜ」

奈緒「ラノベだって読むしな」


響「奈緒もラノベ読むのか!嬉しいなー、周りにあんま読んでる人とかいなくてちょっと寂しかったんだ」

奈緒「まぁ、アタシはアニメの原作になったヤツがほとんどだけどな」ゴシゴシ

奈緒「なんかアニメ化されてないようなので面白いのってあるかー?」

響「うーん…奈緒はどんなのが好みなんだ?」

奈緒「ジャンルはあんまり気にしないなー。恋愛ものは気分がノってないと恥ずかしいけど」

響「それすっごいわかるぞ」ウンウン

響「奈緒は雑食かー…なら手始めにライトノベルの王道、ファンタジーでどうだ?ちょっと古い奴だけど」ガサガサ

奈緒「図書館行くと『ヤングアダルト』なんて名前で置いてあったりするよな」カチャカチャ

響「うん、そういう感じのだな。ていうか、ライトノベルの定義も難しいけど」スッスッ

奈緒「よし、こんなもんか」キュッキュッ

響「あ、洗い物おわり?助かったぞ!」

奈緒「お礼だからな。これがオススメの?」

響「うん!ど真ん中のファンタジーだぞ!」


奈緒「へー!…って、今だしてもらったのはありがたいんだけどさ、読む時間無いぞ?」

響「貸してあげるよ!また今度ウチに遊びに来た時に返してくれればいいさー!」

奈緒「そっか。そういうことなら、ありがたく借りるぜ」

響「うん!で、せっかくだから自分は奈緒におすすめのアニメを教えてもらいたいなっ」

奈緒「響はあんまりアニメとか見ないか」

響「うん。いっぱいあるからどれみたらいいかもわからないし、アニメってなんか中途半端な時間見づらくてなかなか手が出せなくてさ」

奈緒「そっか…じゃあ響の好きなジャンルは…」

響「自分はラノベとかだと大体…」


―――一時間くらい後

響「はっ!まずい、すっかり話し込んじゃったぞ」

奈緒「そうだ、すっかり当初の目的を忘れてた」

響「うー、奈緒の家って確か遠かったよな…これ以上は帰りが遅くなりすぎちゃうぞ…」

奈緒「…そうだな…(とはいえ響は名残惜しそうだし、アタシもここで帰るのはもったいなさすぎる)」

奈緒「なぁ響、泊まってっちゃダメかな?」

響「へっ?」

奈緒「こ、ここで帰ったらもったいないしな!まだ響の勉強も見終わってないし!」

響「あ…もしかして奈緒は寂しいのか?」

奈緒「は、はぁ!?なんでそうなるんだよ、アタシはただ目的が果たせてないから」


響「強がらなくていいぞー、カンペキな自分ともっと一緒にいたいんだろーうりうり」ニヤニヤ

奈緒「…やっぱり帰ろうかな」

響「わーわー嘘だぞ!冗談だから泊まってってよ奈緒ぉ!」

奈緒「しょ、しょうがねぇな…」

響「やったぁ!(自分が寂しいからなんとなく奈緒もそうかなって思ったなんて言えるわけないぞ)」


―――勉強して、お風呂入って、おねむの時間

響「よいしょっと。奈緒はお布団でいいか?」

奈緒「うん、ありがとう」

奈緒「タオルケットでももらえればいいと思ってたのに、ちゃんと敷布団があったのはうれしいな」

響「たまに事務所の誰かが泊まりにくるからな!」

奈緒「あぁ、765プロの」

響「一番多いのは春香かな。春香は家が遠いから、よく自分ちか千早んちに泊まるんだ」

奈緒「へー」

響「春香のヤツ、泊まってくのは構わないんだけど、その度オウ助に変な言葉覚えさせようとするんだ」

奈緒「例えば?」

オウ助「ヒザマズイテ!コノブタ!」

ブタ太「ぶひ!?」

響「こんなん」

奈緒「な、なるほどな」


響「さ、寝床の準備もできたし」

響「あとは布団に入って寝るだけだぞ」

奈緒「ふぁぁ…今日はなんか勉強がんばったせいか疲れたな」

響「うん、自分ももう眠いな…」

奈緒「寝ようか」ゴソゴソ

響「うん」ゴソゴソ

奈緒「ふぅぅ…あ、パジャマありがとな」

響「なんくるないさー。やっぱり、自分と奈緒は服のサイズ一緒だったな」


奈緒「風呂でも思ったけど…アタシらってホントにスタイル同じだよな…」ウツラウツラ

響「髪も長いし…シルエットだけで見たら姉妹みたいだな…」ウツラウツラ

奈緒「どっちが姉なんだ…?」

響「そりゃカンペキな自分さー…」

奈緒「そーか…じゃあアタシは…カンペキな響の妹でいいさ…」

響「えへへ…自分がねぇねかぁ…」

響「なんか…奈緒といると落ち着くぞ…」ウトウト

奈緒「アタシも…響といると落ち着く…」

奈緒「なぁ…また遊びに来ていいか…」ウトウト

響「もちろんさー…くー…」

奈緒「寝ちゃったか…アタシももう…すー…」


第一部完

ひびなお、良いものですよね。
ほんとうにゆるゆるで申し訳ないです。

でもこの二人だけだとこうなるかなーって。

ではでは、また。

気持ち悪い。さっさと死ね

いいね、期待

響って最初期の設定は学年トップクラスの学力だったのに
それかれ物理と化学は不得意に改変されて
今では得意科目が、家庭科体育音楽だけの典型的なアホの娘に成り下げられて、ホント不憫な娘だよ

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