島村卯月「ザ・センターマン?」 (10)

卯月「キラメキラリー♪ もっともわっと〜♪ 私は私が大好き〜♪」

未央「卯月歌上手い〜!」

卯月「えへへ、ありがとう」

未央「いや〜、こうやってレッスンとは関係なしに歌うってのはいいね」

凛「プロデューサーが気分転換にってカラオケ割引チケットくれたけど、行ってよかったね」

未央「いや〜、流石は私たちのプロデューサーだね。気が利く〜♪」



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卯月「じゃあ、そろそろ帰ろうか」

卯月「料金、ちゃんと三人で分けてくれるかな? 前別の店行った時できないとか言われたんだけど」

未央「卯月、ありがとうございました!」

卯月「ええぇ〜!? 私のおごり!?」

未央「いや〜この中で一番年上だしね」

卯月「ええぇ〜〜!?」

未央「あははは、冗談冗談」

凛「もちろんワリカンだよ。年上年下関係なしに、私たちは同じユニットなんだから」

未央「そのとーり! 私たちは仲間だもんげ!! ってことね!」

卯月「もう、未央ちゃんったら^」

アハハハハハ キャキャ アハハハハハ


「あひゃひゃははははははははははははははははははは!!!!!!!」


三人「!?」

凛「な、なにこの声!?」

未央「あ、あそこに誰かいる!!」


センターマン「お前たち、それで公平に分けたつもりなのかい?」


三人「!?」


半分イコール平等という先入観だらけの現代社会に


真の平等を伝授する彼こそが、


公平戦士ザ・センターマンだ!!

凛「ちょ、ちょっとあんた誰!? ここに勝手に入ってくるなんて!!」


センターマン「人は五分だ五分だというけれど、ホントは七三ぐらいがちょうどいい………」


センターマン(以下Cマン)「ザ・センターマン!!」キメポーズ



三人「」

卯月「キャ————ッ!! 痴漢—————ッッ!!!!」

未央「この人右半身が裸!?」

凛「早苗さんに通報しないと———」


Cマン「させるかぁ!!」


Cマン「センターマン・フェニックス!!!」←開脚前転で股間見せ


未央「いやぁぁぁぁぁぁぁ!! 汚いッッ!!!」

凛「め、目が腐る———ッ!!」

Cマン「おい、お前ら。カラオケボックスの料金払おうとしたみたいだが………どう払おうとした!?」

凛「ど、どうって……そりゃ、ワリカンで……」

Cマン「バ————カ!!!!!!!」

凛「!?」

凛「な、なんでバカって言われなきゃならないの!?」

卯月「しかもこんな格好している人に………」

Cマン「こんな不公平な話があっていいものか………」

未央「え、不公平?」

Cマン「不公平だよ、お前ら!」

凛「不公平じゃない!! ちゃんと三人でワリカンして払うんだから!!」

凛「三人で、三分割! それのどこが不公平———」

Cマン「しぶりんはいい。しぶりんは別にいい!」

凛「気安くしぶりんなんて呼んでほしくないんだけど!?」

Cマン「お前はそれでいのか? …………ちゃんみお!!」

未央「えっ、私!?」

Cマン「そうだ! 本当にこんなワリカンでいいのか? ちゃんみおォォォォ!?」

未央「そ、そりゃいいと思いますけど? だって、ちゃんと三人でワリカンするんだし……」

Cマン「本当にそれでいいのか!?」

未央「むしろ、あなたがそんな恰好で、それいいのかって聞きたいんですけど………」


Cマン「……じゃあちょっと聞くぞ!?」

Cマン「しぶりん、お前、この前の総選挙何位だった!?」

凛「な、なんで急にそんなことを———」

Cマン「いいから!! ほら、何位だった?」

凛「……五位………だけど………」

Cマン「おめでとうございます。新ユニットのCD楽しみにしています」

凛「ど、どうも………」

卯月「ちなみに私は二十九———」

Cマン「ちゃんみお! お前は何位だ!?」

卯月(スルー!?)


未央「……………」

Cマン「ほら、言ってみろ。何位だったんだ!?」

未央「わ、わからない………」

Cマン「なんでわからないんだ?」

未央「………がい…………だから………」

Cマン「はい? なんだって?」

未央「け……………だからわからない…………」

Cマン「もっと大きな声でハッキリと!!」

未央「五十位圏外だったから何位かなんてわからないのッ!!!」

凛「み、未央………」

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