モバP「誕生日おめでとう、未央!!」本田未央「ありがとうプロデューサー♪」 (16)


P「皆様大変長らくお待たせいたしました。只今より『第15回本田未央様御生誕の祝儀パーティー』を開催させて頂きます」

P「本日、司会進行を務めさせていただきます株式会社346プロダクションのプロデューサーです。どうぞよろしくお願いいたします」

P「まず弊社代表取締役代理、美城常務よりご挨拶申し上げます」

P「常務、よろしくお願いいたします」

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美城「……」ペコッ

未央「……」ペコリッ

美城「只今ご紹介に預かりました、346プロダクション常務の美城です。本日はこのような大変な目出度い日を祝すに当たり、多くの方々にご臨席頂き誠に感謝しております。私自身もこの大変栄誉ある役割を引き受けるに当たり、三日三晩眠ることが出来ないほどでございました」

美城「この日の為に様々な挨拶分を考えておりましたが……」

美城「そんなものはどうでもいいっ!!今ここにおいでなさる本田未央様の御姿の前にはどのようなポエムも霞んでしまうっ!!破戒すべき全ての符そのものっ!!」

美城「ジーク!!ちゃんみおぉぉぉお!!」ダダダ

未央「ひっ!」

P「まずい!!MRSだ!!者ども常務を取り押さえろ!!」

洋子「ダメです!!抑えてください常務!!」

美城「斉藤!!そいつをよこせええええ!!」

――説明しよう!!MRS(ミオ・リアリティ・ショック)とはこの世の物とは思えないパッションはカオスでラブリーな本田未央の姿を3秒以上正視してしまうと属性がパッションになってしまう現象である!!元々属性パッションとプロデューサーには効かないッ!!


P「――こほん、お見苦しいところ失礼いたしました」

未央「……」ガタガタ

P「本日はご多用のところ、多数のご来賓の皆様にご臨席を頂いております」

P「ここでご来賓を代表されまして、国民的アイドルの中居様よりご挨拶を賜りたいと思います」

P「中居様、よろしくお願いいたします」

中居様「レッツリズム!!」

P「ありがとうございます」


P「本来ならば、本日ご臨席賜りましたご来賓の皆様にご挨拶頂くところですが、お時間の都合上お名前の紹介とかえさせていただきます」

P「某ThePowerofDreams社長様、某持っているサッカー選手様、某戦国最強蜻蛉切様……」

未央(……どうして、どうしてこうなってしまったんだろう)

未央(私は、私は只――)

・・・回想っ!

未央「おっつかれープロデューサー!!」

P「おうお疲れ」

未央「いやーもう冬だねー!」

P「そういえばそろそろ12月だな」

未央「そうだよそうだよっ♪12月1日といえば何といってもー!」

P「柚の誕生日前日だな!」

未央「むー!」

P「ははっ未央の誕生日だろ?ちゃんと覚えているから」

未央「うんうんよろしい!!」

P「まあせっかくだから未央はどうやって誕生日祝ってもらいたい?」

未央「えっ!なになにリクエストしてもいいの!?」

P「まあできる範囲でかなえてやろうかなって。未央最近頑張ってるし」

未央「じゃあ未央ちゃん1日VIP待遇で♪」

P「なんだそりゃ?もっと具体的に」

未央「ん~じゃあ一度高級ホテルでおしゃれなディナーとか!!」

P「ちひろさんに給料搾り取られる身になんて要求を」

未央「えぇ~でもしぶりんもしまむーもホテルでディナーだったっていってたよ!?」

P「む…」

未央「ずるいずるーい!!ひーきだひーきだえこひーきだぁー!!」

未央「……なんちゃttP「そこまで言うならびっくりするぐらい高級なディナーにしてやるから覚悟しておけよ!!」

未央「うえ!?うっうん…」

未央(……ホントは別に高級ディナーじゃなくても……まあいいっか♪)


回想おしまいっ!・・・


未央(確かにっ!!高級ホテルだよ!!丸の内のどでかいホテルっ!!)

未央(なんでホールまるまる貸し切ってのパーティーなの!?社長就任パーティーかっ!?)

未央(あとご来賓の方々が豪華すぎるんだけど!?あそこにいるのって安部さんだよね!?菜々さんじゃない方の総選挙勝った人!?)

未央(そしてずらーって並んでいる黒服の集団は何!?ともえちんとちひろさんがニコニコしながら話してるけどさ!?威圧感半端ないよ!?)

未央(んでなんで私の席に御簾がかけられてるの!?やんごとなきご身分扱いなの!?何ミオ・リアリティ・ショックって!?!?昨日常務と普通にあいさつしたんだけど!?)


P「――以上アメリカのドナルド様からの祝辞をご紹介させて頂きました」

P「それでは本日のメインイベントに移らさせて頂きます」

P「聖歌『ミツボシ☆☆★』斉唱」

P「皆様、ご起立ください」

一同「……」ガタッ

聖、クラリス、音葉「ラ~ラ~ラ~♪」

未央(…むっちゃ神々しいアカペラが始まった)

聖、クラリス、音葉「「「もっやせゆ~♪じょ~♪ぱっしょんは~♪」」」

一同「「「「「みっつぼし!!!」」」」」

P「皆様ありがとうございました。ご着席ください」

未央(ワンフレーズカラオケかな?)


P「楽しい時間は早く過ぎるようでして、宴もたけなわでございますが中締めとさせていただきます」

P「最後に本日の主役でごさいます、本田未央様からひと言頂ければと存じます」

P「本田様、どうぞご登壇ください」

仁美「本田様の御成り~~」

あやめ「頭が高ーい!!控え居ろう!!」

一同「「「ははぁ~」」」


未央「……えっと今日は私の誕生日パーティーに集まってくれて本当にありがとうございます」

一同「……」

未央(みんなこんなので楽しいのかな?絶対楽しくないよね?)

未央(こんな15歳のおこちゃま相手にぺこぺこしてさ、絶対楽しくないよ)

未央(私は、私が目指しているアイドルは――)

P「……本田様?」


未央「ええーい!!みんなそんな辛気臭い顔してるんじゃなーーーい!!」

一同「「「!?!?!?」」」

未央「すっごいでっかいホテルでお祝いしてもらってうれしいけど!!もっとわーってなって楽しまないとさ!!」

P「みっ未央!?」

未央「もうなんかうやうやしく王女様みたいに扱われるんじゃなくってさ!!こんなの私が目指したアイドルじゃない!!」

偉い人その1「なんだなんだ?」

偉い人その2「まったく千川様の顔を立てて小娘の誕生日パーティーに参加したらこのありさまか」


未央「私は――」

未央「みんなを笑顔にしたい!!」

未央「だから私の歌を聞けえい!!」

未央「あっ!興味ない人は大丈夫だから!!せっかく葵っちの料亭がおいしいごはん作ってくれたみたいだしせめてごはんだけは楽しんでね!!」

未央「未央ちゃんバースデーディナーショーの始まりだよ♪」

ざわざわ…


P「あぁ…なんということを…これでは段取りが……」オロオロ

お偉い人「おい君!!これはどういうことだね!?」

P「あっいえ違うんですこれはその…」

お偉い人「未央ちゃんの生ライブが見れるなんてすばらしいじゃないか!?」

P「へ?」

重鎮「ふぉっふぉっふぉ…この年になってアイドルの追っかけなぞ恥ずかしくて周りに言い出せんからのう」

政界のドン「全くですなあ。生ライブなどとてもじゃないがいくことが出来んわい」

業界のフィクサー「L・O・V・Eちゃんみおーー!!」

カンボジア代表監督「俺は持っている!」


偉い人その1「なんだなんだ。こんな小娘の歌など」

偉い人その2「全くだ!とっとと帰って――」

未央「ぱっとはっじけてとーびのって♪」

偉い人その1・2「「りゅーせー!!」」

偉い人その1・2「……はっ!?身体が勝手に!?」

美城「それがMRSだ」

偉い人その1「みっ美城君!?」

美城「どんな身分人種性別年齢にかかわらず、ミツボシ☆☆★のサビを聞くと身体が勝手に反応する――」

美城「『ミツボシ☆☆★・リアリティ・ショック』だ!!」バァーン!!

P「何言ってんだこの人」

未央「ほらほら!!手伝いに来たみんなも一緒に歌おう♪」

卯月「えっ?いいんでしょうか?」

凛「みんな未央の歌を楽しんでるんじゃ……」

<<リンチャーン!!ウヅキー!!ニュージェネー!!!

未央「ほら、ね!」

卯月「…ふふっ♪じゃあ頑張っちゃいます!!」

凛「ファンの人がいる限り、ここが私たちのステージだね!」

未央「うんうんっ!!まだまだイリュージョンはこれから!!」

絢爛七色のヘンテコな誕生日パーティー
みんな寄ってたかって大はしゃぎ
不可能を超える夜はまだまだこれから――

未央「Have a good night♪」

おしまいっ!



本田未央様ご誕生日おめでとうございますなんだこのSS?


最近書いたの↓
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モバP「誕生日おめでとう藍子!」高森藍子「ありがとうございます♪」 - SSまとめ速報
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