上条「難聴になった」(30)


・とある魔術の禁書目録のSS
・すこし無理な設定かもしれない
・キャラの口調とか時系列がおかしいのはてきとうに流してくれると嬉しいです


インデックス「とうま、なんちょうってなに?」

上条「…」

インデックス「とうまー?」

上条「ん?何だインデックス?」

インデックス「なんちょうってなにー?」

上条「あ、悪い悪い、難聴って言うのは耳が悪い人のことだ」


インデックス「じゃあとうまは耳わるいの?」

上条「ああ、残念なことにですね」

インデックス「耳がわるいとどうなっちゃうのー?」

上条「耳が悪くなるとどうなるかって?

インデックス「うん」

上条「音が聴こえにくくなって、例えばテレビの音量を大きくしないと聴こえなかったり車のブーブーが聴こえなくて危ないんだ」

インデックス「とってもたいへんかも」


上条「だから上条さんはこうやって補聴器を着けてるわけですよ」

インデックス「さいせんたんの科学なのかも」

上条「おっと、もう卵の特売始まるから行ってくるな」

インデックス「くるまにバーンされないようにきをつけるんだよ」

上条「じゃあ行ってくるな」

インデックス「はやめにかえってくるんだよー」


スーパーなんだよ

上条「なんとか間に合ったな」

店員「まもなく卵の特売始まりまーす!!」

上条「よし、戦闘準備だ」グッ


おばさん達「イクワヨー!!」ドドドドド

19090号「た、卵はミサカのものです!とミサカは猛ダッシュします!」ドドドドド

一方通行「どけどけェ!可愛い打ち止めのオムライス作れねェンだよ!!」ドドドドド

佐天「卵の特売はまさしく戦!早いもんがちじゃー!!」ドドドドド

初春「待ってください佐天さーん!」ドドドドド

上条「オラオラオラオラ!!」ドドドドド


店員「まもなく卵の特売終了でーす!」

上条「ふぅ…今回はまあまあだな」

上条「これでインデックスも満足してくれるだろう」

上条「早く帰れって言われたしもう帰るか」


帰り道なんだよ

上条「ふんふーん」

上条「今日は特に不幸なことなかったな」

上条「このまま無事家に帰り夕飯を食って誰もが望むハッピーエンドを迎えられれば最高だなー」

上条「ふんふーん」

しかし上条当麻は気づいていなかった
そう、補聴器が特売の時壊れたということに…


御坂「あ、アンタ!」

上条「ふんふーん」

御坂「今日という今日は決着つけるわよ!」

上条「ふんふーん」

御坂「ねえ聴いてるのー?」

上条「ふんふーん」

御坂「なにーっ!無視ですって!?」

上条「ふんふーん」


御坂「無視すんなやゴラアァァァ!」

上条「ふんふーん」

御坂「むかつくやつ!こうなったら一発かましてやる!」ビリビリ

上条「ふんふーん」

御坂「超電磁砲で吹き飛べ!!!」バシュゥゥ

上条「ふんふーん」

それが彼の最後の言葉だった


ドオーン

御坂「ふん。思い知ったか!」

御坂「私を無視するからいけないのよー?」

………

御坂「当麻?」

………

御坂「ねえ、どうしたの?」

御坂「!!」


上条「」チリチリ

御坂「え?え…」

御坂「うそ…」

御坂「な、」

御坂「なんで防がなかったのよ!?」

上条「」チリチリ

御坂「ねえ当麻ってば!聞いてるんでしょ!?」

御坂「うそ…そんな……」

上条「」チリチリ


警備員「何事じゃん!」

御坂「うそ…そんなの嘘!!」

警備員「これはお前がやったじゃん?」

御坂「ち、違う私じゃない!私じゃない…」

警備員「一緒にくるじゃん!」


その頃

インデックス「とうまがおそいんだよ」

インデックス「もう出掛けてからにじかんもたってるんだよ」

インデックス「またじけんに巻き込まれてるのかも」

ピンポーン

インデックス「誰なんだよー」ガチャ


警備員「君はインデックス君だね?」

インデックス「そうだけど何かよう?」

警備員「ちょっと一緒に来たもらいたい」

インデックス「あやしいから嫌なんだよ」

警備員「…君は上条当麻君と一緒に住んでるよね?」

インデックス「だから何なんだよ」

警備員「実は…」


インデックス「とうまが死んだ…?」

警備員「ああ、能力者に殺られた」

インデックス「そそその能力者ってだれなんだよ!」

警備員「…学園都市第三位の超電磁砲、御坂美琴だ」

インデックス「!!」

警備員「今は施設で保護している、錯乱状態に陥っているからな」

インデックス「殺しに行くんだよ!!」


警備員「やめなさい!」ガシ

インデックス「放して!あいつを殺せない!!」

警備員「今行ったら危険だ!」

インデックス「とうまが居ない世界なんてやだ!あの短髪を殺すの!!」バキィ

警備員「ぐはっ」


インデックス (うそ!とうまが死んだなんてうそ!)ダダダ

インデックス (だって!だってとうまは強くて頼りになって!)ダダダ

インデックス (絶対そんなのうそだ!)ダダダ


病院なんだよ

インデックス「とうま!」バン

包帯上条「」

医師「誰だ君は!今は手術中だぞ!」

インデックス「そんな…とうま」

医師「すまないが出ていってくれ!」

バタン


インデックス「なんで…とうまが」

インデックス「…ふ」

インデックス「ふふふ」

インデックス「あはは」

インデックス「とうま…とうま…」

インデックス「今そっちに行くからね」

インデックス「」バタン


一方通行「事故に遭った高校生、上条当麻は死亡、そしてその男性の居候は絶望のあまり自殺し」

一方通行「犯人と思われる中学生、御坂美琴は錯乱状態に陥り原因不明の死を遂げた」

一方通行「三下の野郎…俺より先に死にやがって」

一方通行「居候ってのはあのシスターのことだよな…しかもオリジナルまで…チッ、揃いも揃ってよォ」

打ち止め「お姉様がどうかしたの?ってミサカはミサカは聞いてみる」

一方通行「…オリジナルが死んだらしい」

打ち止め「ええ!?」


一方通行「しかも上条も事故にあって死んだ」

打ち止め「」

一方通行「俺は少しこの事件について調べてくる」

打ち止め「」

一方通行「じゃあな」ガチャ


打ち止め「そんな…お姉様が死んで…ヒーローさんも死んで」

打ち止め「」ボン


その頃

一方通行「そうだなァ…まず事故現場にでも行ってみるか」

一方通行「あっちだよなァ」

一方通行「それにしても事故なンてそ……」バタン

一方通行「」

トラック「プップー」

ドカ


佐天「男性は横断歩道を渡ってる最中、電池が切れたように倒れトラックに引かれた」

佐天「トラックの運転手である浜面仕上は人を引いてパニックになり建物にぶつかる」

佐天「建物の中にいた食蜂操折ら5人はそのままトラックにぶつかり死亡」

佐天「しかもトラックに引かれた男性の身内も自殺…か」

初春「物騒ですね」

佐天「そういや白井さんは?」

初春「まだ寝込んでます」

佐天「そっか…」


上条「うわっ!」

インデックス「とうま!やっと起きたんだね!」

上条「お、俺は…」

インデックス「すっごい魘されてたんだよ」

上条「そうか…夢だったのか!俺は生きてる!」

インデックス「ふふふ」

インデックス「なーんてうっそ!ここ実は天国なの!」

上条「は?」


インデックス「とうまは事故で死んじゃって天国にいるの!ここならずっと一緒だよ!」

上条「そんな…」

インデックス「これからもたくさん遊ぼうね」

インデックス「とうま」

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