桃子「んっ……苦っ……」グリP「ほら、全部飲めよ」 (40)

桃子「うぅ……お兄ちゃん、よくこんな苦いの飲めるよね」

P「コーヒーは大人の嗜みだからな」

桃子「……へぇ、そうなんだ」

P「それよりこれ、桃子が飲みたいって言ったんだから、ちゃんと全部飲めよ?」

桃子「……お兄ちゃんのイジワル」

P「誉め言葉と受け取っておこう」

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P「しかし、桃子はコーヒー飲めないのかぁ……やっぱり子供なんだな」

桃子「違うもん!もう、ニヤニヤしないでよ」

P「お、そうだ、他の娘も桃子みたいにコーヒーが飲めないお子様なのか、確かめにいくか」

桃子「……お兄ちゃん、桃子のことバカにしてるよね?まあその提案には桃子も乗るけど」

P「よし、じゃあいくぞ」

P「じゃあ小鳥さん、ちょっと時間潰してきますので、その間にこれとこれ、よろしくお願いします」ヒソヒソ

小鳥「はいはい……素直じゃないですねぇ、プロデューサーさんも」ヒソヒソ

P「ははは、まあいいじゃないですか」ヒソヒソ

桃子「……お兄ちゃん、小鳥さんと何話してるの?」

P「桃子が子供だって話」

桃子「もうそれはいいの!」

小鳥「ホント、素直じゃないですねぇ」ボソッ

可奈「おとめよったいしを~いだ~けっ♪」

志保「……発声練習はそろそろ終わりにしてくれないかしら」

P「よう、お前ら」

可奈「あっ、プロデューサーさん!」

志保「……と、桃子ちゃん?」

P「なあ志保、お前ってコーヒー飲めるか?」

志保「コーヒー?…………飲めますよ?」

P「何今の不自然な間」

可奈「プロデューサーさん、私には聞かないんですか?」

P「可奈は絶対コーヒー飲めないだろ」

可奈「はいっ!」

志保「……それって、誇ることなのかしら?」

P「で、志保はコーヒー飲めるんだな」

志保「…………はい」

桃子「お兄ちゃん、これってもしかして……」

P「ああ、だろうな」

志保「……どうしたんですか?いきなり」

P「桃子、例の物を持ってきてくれ」

桃子「うん!お兄ちゃん♪」

P「……同類に会えて喜んでるなぁ」

志保「それで、これは」

P「俺特製のコーヒーだ」

志保「……そうですか」

P「ま、ぐいっといってくれ」

志保「…………」

P「まさか、飲めないなんてことはないよな?志保は友達の前で見栄を張ったりしない正直な娘だって俺、信じてるぞ」

可奈「わくわく♪」

桃子「どきどき♪」

志保「うぅ……」

ズズッ

志保「…………苦っ」

P「なんか言ったか?」

志保「いえ」

P「あ、可奈はココア飲むか?」

可奈「いいんですか?ココア~♪あまーいココア~♪」

志保「………………美味しかったです、ではこれで」

P「そうかそうか美味しかったか、じゃあもう一杯」

志保「」イラッ

志保「……分かっててやってますよね」

P「痛い!何より視線が痛い!ありがとうございます!」

志保「……コーヒーを飲めないと、何か仕事に支障でもあるんですか?」

P「うーん、仕事に支障は無いと思うけど」

可奈「志保ちゃん、コーヒー飲めなかったんだ……」

P「友人の純粋な目に心が痛くなる」

志保「……うっ」

桃子「はい、志保さん、お水持ってきたよ」

志保「ありがとう」

可奈「はいっ、頑張ったごほうびにイチゴの飴♪あま~いあま~いリフレッシュ~♪」

志保「……なんだか屈辱感があるんですけど」

P「そうか」

P「しかし、志保も子供舌かぁ……人は見かけによらないものだな」

志保「子供舌じゃないです」

桃子「そうだよ!ただコーヒーが飲めないだけで子供なんて言わないでよ!」

P「ていうことはアレかな?カレーも甘口じゃないとダメだったりするのかな?」

志保「そ、そそそんなこと」

P(動揺してる、かわいい)

桃子「桃子はまだ子供だからカレーは甘口だよ!でも、志保さんはお姉さんなんだし、もう甘口は卒業だよね!」

P「今ものすごい手のひら返しを見た」

桃子「だって、お兄ちゃん絶対桃子も一緒にいじるつもりだったでしょ」

P「ご明察」

P「でも、やっぱり甘口」

志保「そんなことないです」

P「ちょっと辛いのにも挑戦しようと思ったけどやっぱり不安だから甘口のルウと中辛のルウを混ぜて使ったり」

志保「しません」

P「中辛って書かれてる中でもできるだけ甘いやつを探してみたり」

志保「変なこと言わないでください」

桃子「あれ、志保さんなんだか早口」

志保「気のせいよ」

P「もちろん、可奈は中辛、食べられるよな」

可奈「はいっ!ぴりっと~からくて~かれーらいす~♪」

P「だよなぁ、14歳で甘口なんてありえないよなぁ」

志保「ええ、そうです」

P「……うーん、でも、やっぱり気になるなぁ」

志保「……まだ続けるんですか、もう何でもいいのでこの話はやめにしましょう」

P「これは、今度一緒にカレー屋さんに行くしかないなぁ」

志保「はいはい、わかりました…………え?」

P「よし、可奈に桃子!カレー食べにいくぞ!もちろん俺の奢りだ!」

可奈「すっごく楽しみです!」

桃子「やったぁ!」

P「というわけで、よろしく」

志保「…………」

志保(……どうしてこうなるのかしら)

ガチャ

昴「うーっす……あれ、みんな集まって何してんの?」

P「……次のカモが」

桃子「来たね!お兄ちゃん♪」

志保「桃子ちゃんってこんなキャラだったかしら……でも確かに、このまま被害者として終わるのも癪に触る気がする……」

P「可奈、変な流れ弾に当たる前に避難しとけ、キッチンにココアあるから」

可奈「ながれだま?ばっきゅーん☆」

P「よーしいってこい」

P「なあ昴」

昴「どうしたんだ?プロデューサー」

P「お前、コーヒー飲めるか?」

昴「オレ?飲めないけど、なんで?」

P「……素直に告白されてもつまらん」

昴「ちょっ、つまらないってなんだよ!」

桃子「昴さんってそういう人だったんだね……桃子、慣れてるからいいけど」

昴「桃子は何に慣れてるんだよ!?」

志保「昴さん、私より年上なのにコーヒー飲めないんですね」

P「おう、志保まで乗っかってきた」

志保「こうするより他に道はないんです」

P「すげぇ三対一だ、昴くん孤立無援、もう勝ち目ないね」

昴「いつの間にオレたち戦ってたの?」

桃子「昴さん……桃子たち、ずっとこうなる運命だったんだよ」

昴「なん、だって……」

志保「ええ、全ては決められていたこと」

P「貴様のことは惜しいが、これでおしまいだ」

昴「これで……終わってたまるか!」

桃子「でもね、昴さん、もう遅いの」

P「それぞれの最強の技で葬ってやる……」

志保「国家機密ビーム!」
桃子「ホットケーキアタック!」
P「プラチナあんたんスマッシュ!」

昴「くっ……オレ……ここで、負ける……のか?……いや、まだだ、まだオレは負けるわけにはいかないんだ!」

P「耐えた……だと?我ら三人の最強の技を直接喰らったはずだ……」

桃子「お兄ちゃん、これが勇者の器なんだよ、きっと……」

まつり「それに、まつりがついているのです、そう簡単には倒れはしないのです、ね?」

志保「まさか……貴女までこの運命の輪に介入しようとするのですか」

P「これはこれは……面白くなってきたな」

桃子「でも、桃子たちもそう簡単に負けてあげるわけにはいかないんだよ?」

まつり「ふん、せいぜいあがくがいいのです。まずは桃子ちゃんたち三人を昴ちゃんに倒してもらうのです……そして、最後は姫が全てを手に入れ…………さあ昴ちゃん、姫の力を受けとるのです!」

昴「力が湧いてくる……今のオレなら、あの三人でも……!」

志保「…………で、この茶番はいったいなんなんですか」

P「さあ」

P「志保はノリノリだったな」

志保「全部忘れてください」

桃子「志保さん、国家機密ビームってなぁに?」

志保「うっ」

P「桃子は追い討ちをかけるのが上手いなぁ」

昴「オレ、志保の新しい一面を見れた気がする」

P「弟とごっこ遊びしてあげてたからな、アドリブ演技も上手い」

志保「それとこれとは関係ありません」

昴「やってたことは否定しないのか?」

志保「…………結局、私がいじられるんですね」

P「そういや、昴が飲めないのは分かったけど、15歳の他の三人はどうなんだ?」

昴「うーん、百合子は砂糖を二つ入れて飲んでた」

桃子「へえ、百合子さん、飲めるんだ」

昴「ロコは飲めない」

P「だろうな」

志保「朋花さんはどうなんですか?」

昴「朋花は……」

P「どうして口ごもるんだ?」

昴「……ブラックが好きなんだってさ」

志保「…………」

P「流石朋花様」

P「聞いたか?志保、朋花はあの苦ーいコーヒーをブラックで飲めるんだってさ」

志保「私には関係無いです」

P「まあそんなことはいいとしてさ、それより大事なことを俺は聞かないといけないらしいんだけど」

志保「そんなことってなんですか」

P「……まつり、いつからそこにいた?」

桃子「そうだよ、まつりさん」

まつり「ほ?」

昴「えっ、まつりならオレが帰ってきたときにはもういたけど」

志保「えっ」

昴「茶番で入ってきたときも誰も何も言わなかったから、オレが来る前はまつりと話してたんだと思ってた」

P「……あまりに自然に入ってきたせいで、受け入れちゃったんだよ……」

桃子「で、まつりさんはいつからお話を聞いてたの?」

まつり「志保ちゃんがコーヒー飲めるって嘘ついて眉をしかめながらコーヒーを飲んでるところからなのです」

志保「!?……見てたんですか」

P「全く気づかなかった……」

まつり「当然なのです、気配を消した姫がただの人間如きに見つかるはずがないのです」

P「……おーい、さっきの茶番からキャラを戻しきれてないぞ」

まつり「おっと、これは失礼したのです」

昴「でも、キャラってのは認めるんだな」

まつり「ほ?まつり姫はこれが素なのであって、何もキャラを作ってるわけではないのです、ね?」

昴「」ゾクッ

桃子「お兄ちゃん……まつりさんのあの目、本気だよ……運命をねじ曲げようとする目だ……」

志保「あの目は必ず後で脅威になります……早く倒しておかないと」

P「うーん、みんな茶番から戻りきれてないな?」

昴「何か今日、みんなヘン?」

P「いつものことだろ」

P「で、だ」

桃子「そうだよ、まつりさん」

まつり「ほ?なんなのです?」

志保「今までの会話を全部聞いているまつりさんなら、何を聞きたいかすぐ分かるはずです」

P「さあ、答えるんだまつり」

まつり「姫は、ましゅまろじゅーすしか飲まないのです、ね?」

昴「あれ、でもまつりこの前、眠気覚ましにってすっげえ濃いコーヒーを作って飲んでたよな」

まつり「そんなことはないのです、ね?……まつりは姫なのですから、そんなインスタントの粉が飽和しても更に粉を入れ続けて既に液体と言うより泥みたいになったドロドロのコーヒーなんて飲まないのです」

P「……詳しく自供いただきましたー……そんなん徹夜明けの俺でも飲まないぞ」

桃子「あれ、志保さん、なんだか変な顔してるけど、どうしたの?」

志保「味をつい想像しようとしてしまって……」

P「そのコーヒーは俺にとっても凶器だから、味を想像するのはやめておけ」

P「……んー、さて、そろそろ帰ってくる頃かな、可奈ーっ、そろそろこっちに戻ってこーい」

桃子「またアイドルの誰かが来るの?」

志保「コーヒーはまだ残ってますよね?」

昴「なんで二人はこんなにコーヒーに拘るんだ?」

P「色々あったんだ、察してやれ」

ハーイッ!!イマイキマース
ガチャッ
ハレッ!?ウゴイタヒョウシニカップガオッコチチャイマシタ

まつり「ちょっと行ってくるのです」

P「あーうん、よろしくな」

ガチャ

小鳥「プロデューサーさん、買ってきましたよ♪……あれ、志保ちゃんに昴ちゃん?」

千鶴「ただいま戻りましたわ」

P「キッチンに志保とまつりもいます 。ところで、千鶴とは一緒だったんですか?」

小鳥「あ、はい、買い物先の商店街でばったり」

千鶴「た、ただ暇潰しをしていただけですわ!……そ、そう、庶民の暮らしを知ることもセレブには必要ですから!」

P「あーうんそーだな」

千鶴「……目をそらして言うのはやめてくださるかしら?」

桃子「……ねえねえ、一応千鶴さんにも」

志保「ええ、期待はしていませんが、一応」

P「うっわー……お前らテンション下がりすぎだろ」

千鶴「私が来たら何か不都合でもありますの?」

P「いや、そういうわけじゃないんだけどな……」

昴「コーヒー飲むか?」

千鶴「いただきますわ」

ズズッ

千鶴「あら、プロデューサー、豆を変えましたの?」

P「あ、分かるか?この前仕事で江ノ島行ったときにふと喫茶店入ったんだけどさ、そこのコーヒーがむちゃくちゃ旨くてさぁ、豆を売ってたから買ってきた」

千鶴「やはり、インスタントと比べても香ばしくて……こ、これは別に普段からインスタントのコーヒーを飲みなれているとかいうわけではなく」

志保「……絶対、飲めますからね」

桃子「趣味が『カフェで雑誌を読む』だしね」

P「さて、じゃあ作るか」

小鳥「まだコーヒーは残ってますよね?」

P「いっぱい作りましたから」

桃子「何を作るの?」

P「カフェ・オ・レだ」

ズズッ

桃子「うんっ、これなら桃子でも飲めるよ!」

P「だろ?」

志保「……美味しい」

まつり「志保ちゃんでも飲める甘さなのです」

可奈「あま~くてにが~い~かっふぇっおれ~♪」

志保「……まつりさん、もうその話はやめてください」

昴「うん、これならオレでも飲めるし、ロコも好きそうだな」

P「コーヒーと同じくらい牛乳を入れて、お好みで砂糖を入れるだけで完成だ、手軽に美味しい」

千鶴「牛乳の甘さだけでなく、コーヒーの苦味も合わさって複雑な味ですわね……コンビニのものより美味しいですわ」

P「コーヒーもいい豆使ってるし、小鳥さんに頼んでちょっと高級な牛乳を買ってきてもらったからな」

小鳥「あ、それと、牛乳を買うついでにお菓子も買ってきたんです」

P「いいですね、じゃあ、ちょっと早いけどおやつにでもしますか」

「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」

【おしまい】

【おまけ】

P「この店、辛さが12段階から選べるんだぜ」

桃子「へぇ、お兄ちゃんもこんなお店知ってるんだ」

P「伊達に色んなスタッフさんと打ち合わせしてないからな」

志保「……本当に連れてこられた」

昴「本当になんでも選んでいいのか?」

P「ああ、たまにはな」

可奈「やったぁ!どーれっにしよーかなー♪」

小鳥「プロデューサーさん、私たちまでご馳走になっていいんですか?」

千鶴「それも、こんなちょっと高そうなお店……べ、別に行きなれてなくて緊張しているわけではないのですわ」

P「ええ、遠慮せずどうぞ」

まつり「みんなはどの辛さにするか決めたのです?」

P「1から12か……7くらいにしとくかな」

可奈「5にします♪」

小鳥「私はそこまで辛いのは得意ではないので、4くらいにしますね」

千鶴「そうですわね……私は6にしますわ」

昴「じゃあオレ……10にチャレンジする」

P「……本当に食えるか?」

昴「ああ、辛いのは得意だし、それに……チャレンジしたくなるだろ?」

P「食いきる覚悟はあるんだな?」

昴「ああ」

P「……わかった、じゃあ俺は11にする」

昴「ま、マジかよ!」

P「昴が10を食べるんだ、昴に負けてたまるか」

桃子「……お兄ちゃんって、たまに変なところで子供っぽいよね」

桃子「あ、桃子は3にするよ♪だって子供だし、辛いのは苦手だから……志保さんと違って」

P「最近桃子は人を煽ることを覚えたな?いい成長だ」

昴「……それ、成長って言っていいのか?」

志保「私は………………ろ、6で」

可奈「あっ、志保ちゃん、私より辛いカレーだ~!」

P「ほう、可奈には負けたくないと」

志保「べ、べつに食べたいから選んだだけです」

P「そうかそうか」

志保「……ニヤニヤしないでください、このヘンタイ」

P(……志保の分、甘い飲み物頼んどいてやろう)

P「で、まつりは何にするんだ?」

まつり「じゃあ12にするのです」

昴「……は?」

まつり「12にするのです」

P「……俺も12にするぞ!」

志保「……食べられなくなっても知りませんよ?」

【おまけおしまい】

終わりだよ~(o・∇・o)

たまには登場キャラが少ないのもいいよね!

ライブ成功のために飴を3つ砕きつづけるのもいいですが、スタミナが切れたら一度コーヒーでも飲んで、ゆっくり回復を待つのが真のプロデューサーってものだと思います。

……ところで、志保と桃子をぶっ壊しすぎた感がある

すみません、年齢間違えてました

>>24
二階堂千鶴(21) Vi
http://i.imgur.com/qhEmjbe.jpg
http://i.imgur.com/e3CF9rp.jpg

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