ちひろ「だいなまいとみっくすじゅーす」 (450)


ちひろ「だいなまいとみっくす じゅーす」

ちひろ「言えましたよ!」

モバP「テイク7ですけどね」


基本モバマスですが他作品とのクロス、キャラ崩壊や言葉の暴力などが御座います

苦手な方はご注意下さい


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404904681


『中に誰もいませんよ』


<ガチャ


クラリス「P様、夜遅くまでお疲れ様で御座います」

モバP「あぁこんばんは。どうしたんですこんな時間に?」

クラリス「はい、先程カレーを作り過ぎてしまったのですが――」

モバP「珍しいですね、普段は食べる分だけ作られてるんでしょう?」

クラリス「はい、完食しました」スッ

モバP「それ報告する為だけに空の鍋持って女子寮からここまで来たんですか」

クラリス「はい」

モバP「お帰り下さい。出口はあちらになります」


『中に誰もいませんよ』おしまい


『ヘレンコピペ』


イズミンとアコちゃんで事務所近くのファミレスに行ったとき、混んでたから名前書いてもらって待ってたら

暫くして「一名様でお待ちの……ザ・世界レベル様~」って呼ばれて

小声で「こういうの書く人っているんだねぇ」って言ったら、奥の方に座ってたヘレンさんが

「今宵は一人、最高峰……!」って立ち上がった


アコちゃんが噴出してむせてた


『ヘレンコピペ』おしまい


『 No XX No life 』


李衣菜「ノーロックノーライフ!」ドヤァ

幸子「ノーカワイイノーライフですよ!」ドヤァ

紗南「ノーゲームノーライフ!」ドヤァ

友紀「」ガタッ

モバP「友紀、そのノーゲームじゃない」

友紀「」ストン

法子「ノードーナツノーライフ!」

みちる「フゴ!」


さくら「のーぴんくのーらいふ!」

亜子「ノーマネーノーライフやな」

泉「Pさん、私頭痛くなってきたわ……」

モバP「大丈夫、俺もだ」


<ガチャ


クラリス「おはようございます……あら、皆さん何をなさっていたんですか?」

李衣菜「皆で自分の『ノー○○ノーライフ』を言ってたんです!」

幸子「クラリスさんなら何ですか?」

クラリス「そうですねぇ……んー……」

クラリス「ノーヘヴンノーライフ、でしょうか?」ニコリ

李衣菜「すごい!ロックですっ!」ピョンピョン

幸子「クラリスさんはカッコイイですね!ボクはカワイイですけど!」ピョンピョン


『 No XX No life 』おしまい


『関西人ですから』


ちひろ「そう言えば、クラリスさんって兵庫県出身でしたよね?」

モバP「関西弁じゃないからあんまり実感ありませんけどね。瑞樹さんもですけど」

笑美「甘いなーお二人さん」チッチッチッ

笑美「クラリスさーん!瑞樹さーん!あと亜子ちゃんもー!」

亜子「なんやー?」

クラリス「はい?」

瑞樹「何かしら?」

笑美「せーのっ!かんさい でんき?」

クラリス・瑞樹「「ほーあんきょーかい♪」」

亜子「?」

笑美「な?」

モバP「紛れもなく関西人ですね」

ちひろ「なるほど」

亜子「え?何今の?」


『関西人ですから』おしまい


『視聴者は見た』


ヘレンさんがドリンクバーでドリンク注いでから氷を入れていた


『視聴者は見た』おしまい


『科学実験』


モバP「ほらさくら、リトマス試験紙だ」

さくら「すごい!すごいピンク色ですよプロデューサーさぁん!」

モバP「で、コレをちひろさんから貰ったドリンクに付けると」

さくら「あぁ!青色に!ピンク色だったのが青色に……!」

さくら「あぁぁ……」ヘナヘナ

さくら「あぁ……」ペタン


モバP「すっかり青くなったな」

さくら「すっかり青くなっちゃいましたぁ」

モバP「さくらの好きなピンク色を青色にするなんて、このドリンクは悪い物だ」

さくら「悪いドリンクですっ!」

モバP「さて」

モバP「ご説明願えますか?」クルゥリ

ちひろ「さぁ?何の事でしょう?」ニコリ


『科学実験』おしまい


『身長』


ちひろ「142'sがこれだけ人気なら、逆に高身長のアイドル達でユニットを組むのもアリだと思うんですよ」

モバP「そう思った時期が僕にもありました……」

ちひろ「ダメだったんですか?」

モバP「まずダントツで大きいのがきらりですが、もう杏とのコンビが浸透してるじゃないですか」

ちひろ「ええ」

モバP「で、次に大きいのが木場さん、音葉さん、櫂の172'sなんですが」

モバP「ぶっちゃけ幸子達以上のインパクトは無いから、もう少し先かな、と」

ちひろ「言わばウチの良心枠ですからね……」

モバP「次いで171'sは楓さん礼さんコンビ」

ちひろ「お、いい感じじゃないですか」


モバP「これ思いついた時に、あの二人と食事に行ったんですけどね」

ちひろ「ええ」

モバP「酔った楓さんが物理的に礼さんの胸弄るわ、礼さんは変なナゾナゾ出して来るわで……」

ちひろ「うわあ……つ、次行ってみよー」

モバP「はい……170は雫だけ、169も瞳子さんだけなんで飛ばして……」

ちひろ「いっそその二人でコンビ組ませてみたらどうです?」

モバP「ふむ……案外いけるかもしれませんね。ユニット名は――」

ちひろ「ドナドナ」

モバP「却下」


モバP「続きましては魔の168's……キャシー、時子、愛結奈、のあさん、留美さん」

ちひろ「アカンヤツですね」

モバP「アカンヤツです。愛結奈でも乗りこなせないじゃじゃ馬です」

ちひろ「じゃあ次……167'sはっと」

モバP「レナさん、礼子さん、志乃さん、あいさんですね」

ちひろ「……食事、行きました?」

モバP「……はい」


ちひろ「……あいちゃん出ました?」

モバP「……あいちゃん出ました」


――

あい「あいちゃんわぁ~みぃ~んなのアイドルナリよぉ~♪」キャルルン

――


ちひろ「ダメですね。あいさんの胃と肝臓がやられてしまいます」

モバP「まだやりますか?」

ちひろ「そーですねー……次の166'sが心さん、あっ」

モバP「続けます?」

ちひろ「やめときましょう」


『身長』おしまい


『もしかしてだけど』


モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP・ちひろ「「輿水幸子は精神的にはズタボロなんじゃないのぉ!?」」


幸子「ん?め、珍しいですねそんなに改まって……」

幸子「え、ぷ、プレゼントですか?ふ、フフーン!ボクにプレゼントなんて十年早いですよ!」

幸子「でもせっかくですから貰っておきますね!」

幸子「そ、そんなに落ち込まなくてもいいじゃないですか……あの、開けてもいいですか?」

幸子「あ……コレ……髪飾り……」

幸子「……ふ、フフーン!やっとボクのプロデューサーである自覚が出来たみたいですね!」

幸子「でもまだまだです!もっとボクの事を見て研究して下さいね!」

幸子「……う……その……こちらこそ、これからもお願いしますね?」


ちひろ「判ってんなら仕事選べ。な?」

モバP「ハイ」


――


みく「……」

みく「……もう曲げてもいいかなぁ……」


モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP・ちひろ「「前川みくってそろそろ猫キャラ疲れてるんじゃないのぉ!?」」


ちひろ「判ってんならやめよ?」

モバP「俺は自分を曲げないよ!」

ちひろ「へし折るぞ」

モバP「すいませんでしたぁ!」


――


春菜「好きなタイプですか?そうですね!メガネが似合う方がいいです!」


モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP・ちひろ「「春菜の理想のタイプのハードル低過ぎなんじゃないのぉ!?」」


ちひろ「これちょっと問題ありませんか?」

モバP「あと自分と趣味が同じじゃないとイヤだそうで」

ちひろ「それ越えられない壁じゃないですか」


――

まゆ「プロデューサーさん……」

瑞樹「Pくん!」

留美「P君、これ……」

雫「プロデューサーさーん♪」

美優「あ、あの、プロデューサーさん……」

ありす「ありすって呼んで下さい」

茜「トラーイ!!!!!!」


モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP「もしかしてだけどぉ!」

ちひろ「もしかしてだけどぉ!」

モバP「俺ってアイドル達との距離感掴めてないんじゃないのぉ!?」


ちひろ「判ってるなら悔い改めろよ」

モバP「俺だって男なんですーいい思いしたいんですー」


翌朝、ホットリミットのジャケットみたいなポーズで磔にされているモバPの姿が事務所で発見された


『もしかしてだけど』おしまい


『お怒り』


乃々「……」ギター

モバP「……」ベース

ちひろ「……」タンバリン

ヘレン「……」ヘーイ


乃々「 please don't say " you are lazy " ♪」

乃々「だって 本当は crazy ♪」

乃々「白鳥達は そう!」

モバP「見えないとこでかな子が食べる!!」

かな子「食べません!」ウワアアアアン


モバP「つっくる つっくる つっくる~♪」

ちひろ「ビーバーは ダっムつっくる~♪」

モバP「かっじる かっじる たっおす~♪」

ちひろ「細か~くしってはっこぶ~♪」

モバP「泥と 草で かたっめる~♪」

ちひろ「水を せきとめる~♪」

モバP「かっじる かっじる たおす~♪」

モバP「ときど~き かな子が食べる!!」

かな子「やめて下さい!!」ウワアアアン


モバP「だぁきしめたぁ 心のコスモ~♪」

モバP「熱く 燃やせ 奇跡を 起こせ♪」

モバP「きぃずついたぁ ままじゃいないと♪」

モバP「誓い合った遥ぅかぁな 銀河ぁ♪」

モバP・乃々「「ペェガサスファンタジ そうさ ゆぅめ だ け は♪」」

モバP「かな子が食べる!!」

かな子「……」スッ


モバP「セインッセイヤァッ!」

かな子「っ!」スパーン

乃々「少年は み なぁ~♪」

モバP「セインッセイヤァッ!」

かな子「っ!」スパーン


笑美「ええハリセンさばきや!」

友紀「いいフォームだね。ちゃんと振り抜いてるし」

みく「なんでPチャン、お尻叩かれてるの」

クラリス「悪い事をすれば罰を受けるものです」


モバP「セインッセイヤァッ!」

かな子「っ!」スパーン

モバP「今こそぉ♪」

かな子「っ!」スパーン

モバP「はぁばぁたぁけぇ~♪」

かな子「っ!」スパーン


『お怒り』おしまい


『人形遊び』


<ガチャ


アヤ「お疲れええええええええええ!?↑」

未央A「あ、アヤさんお疲れ様~」

未央B「お疲れ様です、お邪魔してますよ~」

マヤ「初めまして!山猫型神姫のマヤです!」

アヤ「何!?神姫!?ホンモノの神姫か!?」

未央B「え、え~っと……?」


マヤ「なるほど、コチラの世界には私達のフィギュアがある訳ですね」

アヤ「いいなぁ~アタシちょっとそっちの世界に遊びに行くわ!」

モバP「ちゃんとノヴァさんの許可取るんだぞ?」

アヤ「おう!行ってくる!」


<バタン


モバP「……あ、アヤの奴スケジュール確認忘れて行ったな」

未央A「まぁ、戻ってきた時でいいんじゃない?」


――世界の狭間


ノヴァ「……なるほど、神姫のいる世界に行きたいのね……わかったわ」

ノヴァ「そうね……私の前でお人形遊びをする。それが条件よ」

アヤ「う……ひ、人前でやるのは恥ずかしいけど……それくらいなら……」


こずえ「こずえー……おにんぎょうなのー……」

きらり「ごめんなさい……背が高くてごめんなさい……」

泰葉「人形……私は人形……」


ノヴァ「さぁ存分に遊びなさい」

アヤ「できるか!」


『人形遊び』おしまい


『OFF』


美羽「~♪」

李衣菜「あ、美羽さん何聞いてるんですか?」

美羽「え?あぁ李衣菜ちゃん。最近サカナクションにハマっちゃって……」エヘヘ

李衣菜「いいですね!お気に入りとかありますか?」

美羽「うん、今聞いてる曲なんだけど……」

李衣菜「あ、折角ですし私のヘッドフォンで聞きましょう!」


『アイデンティティ/サカナクション』


美羽「最近ずっとコレを聞いてると落ち着くんだ……」

李衣菜(美羽さんの眼からハイライトが……!!)


『OFF』おしまい


『科学実験2』


モバP「今朝ちひろさんから貰ったドリンクを指先に付けるだろ」

都「ふむふむ」

モバP「で、指を擦り合わせると……」スリスリ

モバP「ほら指紋が消えた」

都「これは事件の匂いがしますね!」

モバP「さて」

モバP「出るとこ出ましょうか」クルゥリ

ちひろ「おや、勝算があるんですか?」ニコリ


『科学実験2』おしまい

本日はここまで


『科学実験3』


モバP「今朝ちひろさんから貰ったドリンクを暗い所に置いておくと……」

志希「お~光る光る。どうなってるのコレ?」

モバP「ほんと、どうなってるんだろうなぁ」

モバP「ねぇちひろさん?」クルゥリ

ちひろ「秘密です」ニコリ


『科学実験3』おしまい


『言い方』


仁奈「美優おねーさんのお膝はあったかいでごぜーますねー♪」キャッキャッ

美優「ふふ、甘えん坊さんですねー♪」キャッキャッ


<キャッキャッ


ちひろ「いいですねぇ、親子みたいで」ホンワカ

モバP「ええ、いいですよね。経産婦と娘みたいで」

ちひろ「……」


翌朝、ホットリミットのジャケットみたいなポーズで磔にされているモバPの姿が事務所で発見された


『言い方』おしまい


『モーターショー前日譚』


モバP「さて二人とも衣装合わせが終わった所で、今日の19時から会場で打ち合わせだ」

美世「それは前にも聞いたけど……」

茜「なんで夜からなんでしょうね?」

モバP「さぁ……先方からは来てからのお楽しみって言われてるけど……」

茜「ご飯でしょうか!?」

モバP「それは無いと思うなー……」


――会場


担当者「こちらになります」

美世「わぁー、壮観だね!」

茜「さっきのコース走ってきていいですか!?」

モバP「茜、後にしなさい……あれ?国産車だけじゃなかったんですか?」

担当者「あぁ、そちらが――」


ギガゴゴゴ


ジャズ「初めまして、サイバトロン副官のジャズだ」

サウンドウェーブ「オナジク サイバトロン フクカン サウンドウェーブ」

担当者「今回のイベントを手伝って頂きます、サイバトロンの皆様です」

モバP「やべぇ本物だ!!」

美世「どどどどうしようプロデューサー!サイン貰っていいかな!?」

茜「おっきいロボットさんですね!!!よろしくお願いします!!!」


ブレークダウン「この世界でもオレ達は有名みてーだなぁ!」ガッハッハ

ジャズ「まぁまぁサインは後々、まずはコッチのメンバー紹介から」

ジャズ「こっちからアイアンハイド、ミラージュ、ブレークダウンにバリケードだ」

バリケード「アナタ方は?」

モバP「あ、あぁ、CGプロダクションのプロデューサー、モバPです」

モバP「こちらがウチのアイドルの――」

美世「原田美世です!本物のトランスフォーマーに会えるなんて感激です!」

茜「日野茜です!!!よろしくお願いしますねっ!!!」


ミラージュ「……」

アイアンハイド「ミラージュ、もう少し愛想という物をだな……」

ミラージュ「あぁはいはい、解ってますって……」

サウンドウェーブ「コンカイ ワレワレハ カイジョウナイノ スタンプラリーヲ タントウスル」

モバP「スタンプラリー?」

担当者「はい、会場内にいる彼らからスタンプを貰う形ですね」

モバP「倒れる人が出そうだな……」

バリケード「恐怖でか?」

美世「いえ、感激で、です」

ブレークダウン「なぁに!そんときゃオレ達が病院まで運んでやるぜ!」ガッハッハ


――


モバP「オートボットとディセプティコンが協力してるなんて意外ですね……」

ノヴァ「彼らの燃料であるエネルゴンに代わるエネルギーが別の世界で見つかったのよ」

ノヴァ「しかも人工的に大量生産出来るみたいね。それ以来大人しくなったわ」

俺「それよりミラージュかリジェかディーノかで小一時間悩んだわ」

モバP「へぇ……」

ノヴァ「今誰かいなかった?」

モバP「え?」


『モーターショー前日譚』おしまい


――

志希「成分検査の結果が出たよ~、何の変哲も無い栄養ドリンクだね」ハイ

モバP「ん、ありがとな」ナデナデ

志希「んふふ~♪」

モバP「さて」

モバP「昨日まで出されていたドリンクはどうしたんです?」クルゥリ

ちひろ「さぁ?何の事でしょう?」ニコリ


『モーターショー前日譚・おまけ』おしまい


『夕ご飯を作ろう』


<ガチャ


モバP「まぁ、ちょっと散らかってるけどどうぞ」アハハ

凛「し、失礼するよ」

凛(よっし侵入成功!『押しの強いワガママ凛チャン作戦』大成功!)グッ

凛「ご、ご飯作ってる間にお、お風呂、入ってきたら?」

モバP「んー、じゃあそうさせて貰うかな。悪いな」

凛「ううん、全然いいよ……うん」


<バタン


凛「……さ、作るか」


――

凛「あ、洗濯物こんなに散らかして……もう、仕方ないなぁ」クスッ

――

凛「プロデューサーのワイシャツ!クンカクンカスーハースーハー!!」ゴロゴロゴロゴロ

――

凛「……うわ、すご……」パラパラ


――

凛「……さ、作るか」


<コンコン


凛「?」

凛(ベランダから……?何だろ?)

凛(あ、不審者かもしれないし、一応何か用意しとかないと……)


<アノ プロデューサーサン


凛「!?」

凛「雪乃さん!?」シャッ

雪乃「……」ニタァ

凛「うわあああああああああああああああ!?」ビクッ


モバP「――で」

モバP「オマエらはいつになったら玄関から入ってくるようになるんだ?」

夕美「だって、玄関から入ってくる所見られたらどうするの!」

翠「万が一スキャンダルにでもなれば、お互いに困るじゃないですか」

モバP「三階のベランダまで登って来てる方がスキャンダルになると思うんだけどな?」

雪乃「それは心配いりませんわ!」

モバP「……」

雪乃「心配いりませんわ!」

モバP「あー判った判った……」

翠「時に、凛さんはどうしてここに?」


凛「え?あ、いやー、プロデューサーの夕ご飯作ってあげようかな、って……」

夕美「よし!じゃあ私達も手伝うよ!」

翠「えぇ、材料はもうあるんですよね?」

雪乃「ささ、プロデューサーさんは座って待っていて下さい♪」

凛「え?あ、でも――」

翠「逃がしませんよ?」

凛「あ、あはは……」


押しの強いワガママ凛チャン作戦 失敗


『夕ご飯を作ろう』おしまい

本日はここまで


『例えばここにあった幸せが逃げても』


――事務所前


ほたる「……」トボトボ


<~♪


ほたる「……?」


ちひろ・乃々「「 Everybody goes up and downs of life !! 」」

ちひろ「真実を見ている 自分が試されている♪」

ちひろ「越えられる きっと♪」

ちひろ・乃々「「 Don't worry life !! 」」

ちひろ「どんなに 不安に呑まれても♪」

ちひろ「立ち上がる力があるよ 誰だってあるから♪」

ちひろ・乃々「「 Everybody goes up and downs of life !! 」」

ちひろ「夢を 夢にしない♪」

ちひろ「無限の力信じて 強くなれ熱く♪」


< don't worry life !!


ほたる「……」スゥッ

ほたる「よしっ」


<ガチャ


<オハヨウゴザイマース



『例えばここにあった幸せが逃げても』おしまい


『一ノ瀬コピペ』


中学の頃、教師からの評価を良くしたかったのと、ケミカルな雰囲気が格好いいと思い込んで

理科室の手伝いを良くしていた(といってもゴム栓に穴をあけたり、ビーカーを掃除したりする程度)

でも当時の私は、自分がだんだん子供ながら天才的な化学の知識を持つすごい奴だと勘違いし始め

ある日友人を無理やり誘って理科室に忍び込んだ

そこで適当な物質(多分ふっとう石とか)を指で触りながら

「へえ……○○先生もなかなか良い物を仕入れて来るんだ」

とか言ってたり、適当な薬品の入った瓶を傾けて

「ははっ。ちょっと調合の具合がおかしいかな。ま、授業用には十分か」

とかほざいてた

友人は当然ハァ?って感じ

それでも私はおかまいなしに「ふん」とか「ははっ!」とかやってた

そんで一番奥の戸棚を開けて急に表情を変え

「これは!○○先生!いったい……!なんて物を!何をしようとしてるんだ!」

って言ってみせた。友人も驚いて「それそんなヤバイの?蒼いの?」って聞いてきた

私は「こんなの黒の教科書の挿絵でしかみたことない……!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?」って別の瓶を手に取って嗅いだ

そしたら、それはなんか刺激臭を発する化学物質だったらしく

(手であおいで嗅がなきゃいけない奴)直嗅ぎした私は


「エンッ!!!」


って叫んで鼻血を勢いよく噴出しながら倒れ、友人に保健室に運ばれた

私が匂いフェチに目覚めた切っ掛けである


『一ノ瀬コピペ』おしまい


『見られている』


モバP「……」サラサラ


「お前は見られている」が佐久間

「見られていなくても」が冴島

「どう見ているか」が松山

「見えているものは何か」が白坂

「見えるようにする」のが池袋

「見ることが出来たら」が氏家

「見えている事にする」のが多田

「見られると興奮する」のが十


愛梨「 プ ロ デ ュ ー サ ー さ ん ? 」

モバP「んんー?どうした愛梨、目に光がないぞー?」クシャポイ


『見られている』おしまい


『フリ』


卯月「プロデューサーさん!私勝ちました!勝ちましたよ!!」ギュー

モバP「よくやったわね卯月ちゃん!私も鼻が高いわ!」ナデナデ

みく「ぐぬぬ……」

モバP「……さて、このライブバトルで負けたら、アイドルを辞めるんだっけ?」

みく「っ!な、なんでその事知ってるの!?」

モバP「ヒ・ミ・ツ・よ♪それよりアナタ、私の事務所に来ない?」

みく「……え?」

モバP「あぁ、当然アナタがアイドルを続けたくないなら無理強いはしないわ」

みく「……みくは……」

卯月「あ、あの!私、前川さんと一緒に活動したいです!!」


みく「……本当に、いいの?」

卯月「はい!一緒に頑張りましょうっ!」

モバP「そりゃもう」ニコ

みく「……」ジワッ

みく「お、お世話になるにゃあ!!」ペコッ

卯月「やった♪」

モバP「顔を上げて?今日から私達は仲間なんだから」

モバP「そして私はオカマ」

みく「プロデューサーさん……」

みく「え?ちょっと待って今、え?」

卯月「前フリ長すぎですよプロデューサーさん!」キャッキャッ

モバP「何よー?真面目な話よ?」キャッキャッ


『フリ』おしまい


『MP』


モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

モバP「……休み欲しいですねー」カタカタ

ちひろ「そーですねー……」カタカタ

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

ちひろ「……丸一日自由に使えるとしたらどうします?」

モバP「んー……ちひろさんならどうします?」

ちひろ「んー……プロデューサーさんならどうします?」

モバP「んー」

ちひろ「んー」

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

モバP「や~すみ~は欲しいけど~♪」ガタッ

ちひろ「過ごし方が~わからない~♪」ガタッ

モバP「起きたら午後過ぎ気付けば六時♪」

ちひろ「即席麺しか食べてない~♪」

モバP「趣味を持たない♪」

モバP・ちひろ『切な~い 人間♪』ストン

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ


『MP』おしまい


『MP2』


モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

ちひろ「……随分まゆちゃんから好かれてますね」カタカタ

モバP「……えぇ」カタカタ

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

モバP「あ~いて~の幸せが~♪」ガタッ

ちひろ「ホントにお前の幸せか~♪」ガタッ

モバP「口先だけなら何でも言える♪」

ちひろ「誠意ってもんを見せてみろ~♪」

モバP「最後は自分が♪」

モバP・ちひろ『可愛~い 人間♪』ストン

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ


――事務所前


アナスタシア「……」

アナスタシア(今のリズムはカチューシャ……!!)


『MP2』おしまい

本日はここまで


『悪そうな顔』


柑奈「うーん……」

加奈「おはようございまーす!」

柑奈「あぁ加奈ちゃんおはよー」

加奈「おはようございます柑奈さん!ってあ!それ今度のお芝居の台本ですよね!?」

柑奈「あぁー……そうそう、それで悩んでるんだわ……」

加奈「?」


加奈「役作りですか……」フムフム

柑奈「そそ、海賊って言われても……」

加奈「!」ピコーン

加奈「前のお芝居の時、ほたるちゃんも同じ事で悩んでましたよ!」

柑奈「え?そうなの?あんなに堂々とやってたのに?」

加奈「はい!比奈さんからのアドバイスが一番参考になったそうで……」パラパラ

柑奈(何あのメモ帳辞書じゃないの?)

加奈「えーっと……ホラここです!」パラパラ

柑奈「『悪役やる時は精一杯悪そうな顔をする』……ふむ」


柑奈「悪そうな顔かぁ……」

加奈「柑奈さん柑奈さん!」グッ

柑奈「……」

加奈「……」プルプル

柑奈「……」

加奈「……」プハー

加奈「どうですか!?悪そうな顔してましたか!?」

柑奈「うん、してたんじゃないかな?」


<キャッキャッ


ちひろ「……お芝居って大変なんですねぇ……」

モバP「ちひろさんならいつでも悪そうな顔してるから大丈夫ですよ」カタカタ

ちひろ「よし歯ァ食いしばれ」


『悪そうな顔』おしまい


参考:精一杯の悪そうな顔
ttp://i.imgur.com/PfRbIJv.jpg


『モーターショー当日』


――モーターショー会場


モバP「……」テクテク

ブレークダウン「ん?オイオイ兄ちゃん一人で周ってんのかよ?」ギゴガゴゴ

モバP「あぁ、お疲れ様です。いやぁ、事務所の子達と周ってると色々書かれそうですからね」

ブレークダウン「パパラッチってヤツかぁ?いやー苦労してんなぁ!」ガッハッハ

子供「……」

ブレークダウン「おぉっ?スタンプ貰いに来たのかボウズ?」

子供「……」コクン

ブレークダウン「よぉしよぉし、オレ様見つけられるとは大したヤツじゃねぇか」ガッハッハ

子供「……だって、大きいんだもん」

ブレークダウン「ちげぇねぇや!ボウズもオレ様みてぇにおっきくなれよ!」ガッハッハ


子供「うん、ありがとっ」タッタッタッ

ブレークダウン「おう、迷子になんなよ!」

モバP「……随分馴染んでますねー」

ブレークダウン「ウッセェ、仕事の邪魔だからホラさっさと行った行った」シッシッ

モバP「えぇ、ではまた後で」

ブレークダウン「……チッ」ギゴガゴゴ

ブレークダウン「オーイ!オレ様に乗りたい奴はいねぇか!サーキット一周してやるぜぇ!!」


モバP「……」テクテク

卯月「あ、プロデューサーさーん!」

凛「卯月!」ガシッ

未央「声が大きい!」ガシッ

モバP「おぉ、三人とも来てたのか」

卯月「はいっ!音波さんのサイン貰っちゃいました!」ハァハァ

モバP「お、おう……」

凛「すごい並んでたよね」

未央「ね」


凛「あ、サインと言えばさっき頼まれたんだよね」

未央「そうそう。私達の変装を見破るなんてスゴイよねー」

凛「雪菜が聞いたら凹んじゃうね……」

卯月「頑張って化粧してくれたのにー」

卯月「あ、でも私達のファンだったらしくて、すっごく喜んでましたよ!」

モバP「ふむ……」


――

ニュージェネのサインゲットやっふー

Gali_girl


Gali「む~……オプちーとメガ様は別の世界か……コンプまで時間は掛かりそうだなぁ」

Gali「まぁモバマス勢からサイン貰えたしい~♪次はどこに行こっかな~♪」


『モーターショー当日』おしまい


『はしゃぎ過ぎてた青春時代のいろはとか』


モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

モバP「さーくーらーが 咲いて散ったその後で♪」ガタッ

ちひろ「何が しーんじつなーのかは♪」ガタッ

モバP「わかーるかーらー future melody♪」クルクル

ちひろ「そう!今は奏でて♪」クルクル


<ガチャ


飛鳥「愛がせーかい救うだなんて 僕は信じてないけどね♪」クルクル

モバP「いーま 目の前の君が♪」

『あーしたーを生きれるくらいにーは♪』


<ガチャ


柑奈「三人、正座」

モバP「はい」

ちひろ「はい」

飛鳥「はい」

柑奈「愛は世界を救う。いいね?」

モバP「はい」

ちひろ「はい」

飛鳥「はい」


『はしゃぎ過ぎてた青春時代のいろはとか』おしまい


『鍵盤ハーモニカ2』


モバP「お?今日もハーモニカの練習かー」ベース

ちひろ「最近の楽しみですねー♪」タンバリン

千枝「えへへ……じゃ、じゃあ行きますねっ」


パッパッパパパッパパパパッ

パパパ パーパーパーパー パッパッ パパパパー


ちひろ(このメロディは……!!)


<ガチャ


瑞樹「遠い 二人の距離が~♪」

留美「せつなくて 笑顔になれない~♪」

瑞樹「そんな私の事も~ わかってよ 寂しくって ちょっと怒っちゃう~♪」

ちひろ「……」シャカシャカシャカシャカ

留美「好きになって 本当に良かったと 毎日ささやきたいもっとね~♪」

千枝「……」パパパパッ


瑞樹「会いたい時は どうする♪」フリフリ

留美「月に星に 願うだけ?♪」フリフリ

瑞樹「君に会いたい時は どうする♪」フリフリ

留美「ものたりーなーいーの 夢じゃ♪」フリフリ

瑞樹「会いたい時は どうする♪」フリフリ

留美「翼が あーれーばーいいのに♪」フリフリ

瑞樹「君に会いたい時は どうする♪」フリフリ

留美「秘密のド アを♪」

瑞樹「 knock ♪」ビシッ

留美「 knock ♪」ビシッ

『いいでしょ~♪』

千枝「……」パパパパッ パパパ パパパパッ パパパッ

ちひろ「……」シャカシャカターン シャカシャカターン


<バタン



『鍵盤ハーモニカ2』おしまい


『お嬢様ズ』


巴「なんじゃあちひろ、今日もコンビニ弁当か」

ちひろ「え?あぁ、うん。自炊してるとつい面倒で……」アハハ

桃華「自炊とはそんなに面倒な物なのでして?」

巴「どうじゃろうなぁ。ウチはそんなやらんからわからんし……」


<ガチャ


ゆかり「おはようございます」

巴「おぉ」


ゆかり「――自炊ですか」

桃華「ゆかり様は自炊してらっしゃいますの?」

ゆかり「えぇ、今は寮住まいですからね」

ゆかり「実家に居た頃は、危ないからって料理もさせて貰えませんでしたけど」ニコッ

ちひろ「お嬢様だもんねー」モグモグ

巴「ちひろ、食べながら喋るなや」

ちひろ「おっと失礼」

桃華「では、アイドルを始めるまではお料理をした事がなかったのですか?」

ゆかり「えぇ、今では自分の生活の為でもありますけど――」

ゆかり「やっぱりホラプロデューサーさんに食べて貰いたいって言う気持ちがあるからどんどん新しい料理にも挑戦できるし
美味しいって言って貰えたら次も頑張ろうって気になりますしでも毎日他の皆さんからお弁当手渡されてますから大変だろうなって
思いますしプロデューサーさんも早く私のお弁当だけで大丈夫だからって他の皆さんに伝えれば苦しまずに済むのにどうして言わないんでしょうね
優しいからですよね解ってますしそれがプロデューサーさんの良い所でもあるんですけど悪い所でもあるというかそうやって言わずにいる事で誰も
傷付けてないつもりが全員を傷付けちゃってるのに気付かないんですよね早く気付かせてあげないと皆さん可哀想ですよね」

桃華「うふふ、何を言ってらっしゃいますの?」ニタァ


ちひろ「」

巴「」

巴「あ、えぇと、ちひろ、逃げるで」

ちひろ「合点」


『お嬢様ズ』おしまい


『101回目の』


留美「P君、これ……」スッ

モバP「和久井さん……」


モバP「婚姻届けなら直接シュレッダーに入れておくように言いましたよね?」

留美「えぇ、いつも通りならタイムカード感覚でシュレッダーに掛けるところだけど……」

留美「今日は、違うの」

モバP「……なんです?」

留美「……これまで、アナタにはたくさん迷惑を掛けてきたわ」

モバP「全くです」

留美「ウエディングのお仕事で、初めて婚姻届けを渡した時に何て言ったか覚えてる?」

モバP「次は無いと思え、と」

留美「ええ。それでも、そんな私でも、アナタはプロデュースを続けてくれた」

モバP「……」


留美「今日はね、百一枚目の婚姻届けなの……」

モバP「……」

留美「百と言う数字を過ぎて、初めての婚姻届け……」

留美「さぁ、受け取って……」スッ

モバP「和久井さん……」スッ


モバP「……」ゴリゴリゴリゴリ

留美「あぁッ!!百一回目のシュレッダーが私の心を刻ァむ!」


『101回目の』おしまい


『サイキッカー』


――女子寮の一室


裕子「今日は普通のスプーン曲げに挑戦です!」バーン

裕子「ん~……むむむ……」ググッ


――事務所


モバP「おぉぉっ?」

ちひろ「どうしたんですかプロデューサーさん!エクソシストに出て来る悪霊みたいになってますよ!」

ちひろ「写メ撮って礼さんに送っておきますね!」キャッキャッ


――女子寮の一室


裕子「んむ~……ッ!!」グググググ

裕子「ん~ッ!ん~ッ!ん~ッ!」ググググググググググ


――隣の部屋


礼(隣の部屋からスゴイ声が……)ガクガクガクガク


<prrrrrr


礼「ッ!!」ビクッ

礼「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!……あ、け、ケータイだわ……」ホッ

礼(ちひろさんからメールだ)ポチポチ

礼(……エクソシストの一文にブリッジしてるプロデューサーの写真……?何かのなぞなぞかしら……?)


――女子寮の一室


裕子「~ッ~ッ~ッ…………っぷはっ!!」

裕子「あれ!?曲がってない!?」


――事務所


モバP「ッ!!」ゴキン

ちひろ「もうっ、遊んでないで早く仕事して下さいよぅプロデューサーさん……プロデューサーさん?」

ちひろ「……死んでる……」


慌てて葬儀屋に電話しましたが、ただ背骨が折れただけの軽傷でした


『サイキッカー』おしまい


『クラッシャー』


ちひろ「ちょっと思ったんですけどね」

モバP「何です?」

ちひろ「ウチのアイドルってサークルクラッシャーばっかりですよね?」

モバP「何言ってんだアンタ」

ちひろ「だってあんなにアピールしてくるんですよ?好きでもない男に」

モバP「最後の一言余計だよぉ!」

ちひろ「好かれてる自信があるんですか?」

モバP「そりゃまぁ……」

ちひろ「どうしてですか?」

モバP「えっ」

ちひろ「なんで自分が好かれてるって思っちゃうんですかバカなんですか?バカなんですね?」


モバP「そうは言いますけどね、好きでもない相手にアピールしないでしょ普通」

ちひろ「普通じゃないからサークルクラッシャーなんですよ」

モバP「ほーお。じゃあ実例出してもらおうじゃないですか」

ちひろ「よし来た」

モバP「よし来たじゃないよなんでそんな嬉しそうなんだよ」


――雨の鎌倉


響子「もう、こんなに降られちゃって…梅雨だから仕方ないですけど」

響子「うわぁ、プロデューサーさんもすごいびしょびしょですよ!」

響子「……え? わ、私も…?」

響子「あの……急に恥ずかしくなってきちゃいました……」


――


ちひろ「ほら、去年の梅雨ですよ」

モバP「あぁ、ありましたねこんな事」

ちひろ「考えてもみて下さいよ、あの五十嵐響子ちゃんがですよ?」

ちひろ「天気予報で90パーセント以上の降水確率が出てたのにですよ?」

ちひろ「傘を忘れるだなんておかしいと思わなかったんですか?」

モバP「いやまぁ、響子でもそういう事があるんだな、と」

ちひろ「呼び捨てとか何なんですか!」

モバP「お前が何なんだよ」


ちひろ「しかもその日、プロデューサーさん傘無くしてたじゃないですか」

モバP「そうそう、折り畳み傘も無くなってたんですよね」

ちひろ「その日の撮影って美優さんだったじゃないですか」

モバP「そうそう、だから仕方なく相合傘で……ってよく覚えてますね」

ちひろ「で、その道すがらですよ」

ちひろ「土砂降りの雨の中にですよ」

ちひろ「響子ちゃんが立ってたんですよね?」

モバP「そうそう。で、美優さんには先に行って貰って――」

ちひろ「立たせときゃいいじゃないですか!」


ちひろ「雨の中傘も持たずに立ってるなんてバカかサイコさんじゃないですか!」

モバP「謝れ!響子に謝れ!!」

ちひろ「そうやって甘やかすからサークルクラッシャーが育つんですー!」

ちひろ「放っておけない放っておけないで構うからサークルクラッシャーが育つんですー!」

ちひろ「そのうちユニクロンみたいにサークルと言うサークル全部喰らい尽くすんですー!」

モバP「あのねぇちひろさん……」


ちひろ「大体美優さんがですよ?相合傘したいが為に傘隠してたとしたらどうなんです?」

モバP「え?いや、そんなの直接言ってくれればいいのに可愛いなぁって思いますよ」

ちひろ「なんでですか!!」バンッ

ちひろ「プロデューサーさんはアレですか!『あの子は俺に惚れてるし』って勘違いするサークルの一員ですか!!」

ちひろ「勘違いだけで味方するタイプのヤツですか!」

モバP「もういいオマエちょっと黙れ」


――事務所前


美優「……」

響子「……三船さん」

美優「……」ビクッ

響子「……ちひろさんって、お喋りだと思いません?」

美優「っそそそそそそそうね」ガクガクガクガク


『クラッシャー』おしまい

本日はここまで


『見た目より中身が』


朋「できたーっ!完成よっ!」バーン

海「おめでとうっ!」

海「で……結局それなんだったんだ?ペンギン……でよかったの?」

朋「違う違う!幸運の青い鳥よ!」

海「こ、幸運の青い鳥か……もしかしてこれ、誰かへのプレゼントだったりする?」

朋「そうよ。綿だけじゃなくて私の髪の毛とか爪とかが入ってるの」

朋「でも裁縫ヘタだからパワー抜けちゃったかな?」

海「いやぁ、見た目と相まって倍率ドンじゃないか?」


『見た目より中身が』おしまい


ついカッとなってやった

ttp://i.imgur.com/tBFcQlG.jpg


『残業』


モバP「……」カタカタ

モバP「……」カタカタ

モバP「フンフンフフーン♪」カタカタ


モバP「愛してもいいかい!揺れる 夜に♪」

モバP「あるがマ マ でいいよ もっと 深く♪」

モバP「狂おしいくらいに 慣れた――」

<ガチャ

留美「……」

瑞樹「……」

モバP「……」

モバP「……」ストン

留美「……」ニタァ

瑞樹「……」ニタァ

<バタン


『残業』おしまい


『温泉』


洋子「あれ?プロデューサーは入らないの?」

モバP「あぁ、俺は部屋でゆっくりしてるよ。皆へのお土産も見ておきたいし」

洋子「そっかー。じゃあ後でね」

まゆ「うふ……ふふふ……」

まゆ(プロデューサーさんのお部屋の部屋風呂で待っていれば……)


――


モバP「あぁ、なんてことだ!僕が他のアイドルに現を抜かすなんて失態を演じている間にまゆをのぼさせてしまうなんて!」

まゆ「プロデューサーさんが来ると思って、支度して待ってたんです……そう、ずーっと♪」

モバP「あぁ、こんなに愚かな僕を許してくれまゆ!」

まゆ「ふふ、他の子を見るくらいは許してあげます……少しだけですよ?」

モバP「ありがとうまゆ!やっぱり君は天使だ!」

まゆ「うふふ……またふたりきりになれましたね……♪」

モバP「あぁ、今の時間を邪魔する奴はいない。いや、いてもボクが邪魔させない」

まゆ「でも……アツすぎて……まゆ、ココロもカラダも溶けちゃいそう……」

モバP「大丈夫か?……!すごい熱じゃないか!早く上がらないと!」

まゆ「あん……運んでくれるなら、お姫様抱っこで……」


――


まゆ「んふっ……んふふふふふ……♪」グルグル

礼子「あ、もしもし?竹の間の者ですが救急車一台お願いします」

清美「こっそり部屋を替えておいて正解でしたね、礼子さん」


『温泉』おしまい

本日はここまで
楽しみにされてる事が何より嬉しいです


『フェス』


乃々「止まらないのは 私の汗♪」

ちひろ「それとも 君への気持ち♪」

乃々「滴り落ちてく恋心♪ oh ♪」

ちひろ「こぼれないように すくってね♪」

乃々「止まらないのは 夏への期待♪」

ちひろ「忘れられないぃー 夏になるかも♪」

乃々「……」デレデデーデデ デデデデ デデー

ちひろ「……」シャカシャカターン シャカシャカターン


<ガチャ


クラリス「おはようございます」

ちひろ「あ、おはようございますクラリスさん」

ちひろ「先日のフェスでは大変でしたね」クスッ

クラリス「えぇ、しかし良いものが見れました……天啓を受けたようで御座いました」

クラリス「輝子さんとのユニット、プロデューサー様にお願いしてみますね」ニコッ

ちひろ(そんなに気に入ったんだ。ノーヘヴンノーライフTシャツ)

乃々(輝子ちゃんのハコに呑まれてたのってクラリスさんだったんですね)


『フェス』おしまい


『担ぐ』


モバP「芳乃」

芳乃「はいー?」

ちひろ「芳乃ちゃん」

芳乃「どうしたのでしてー?」

モバP「……」

ちひろ「……」

芳乃「ほー……?」

モバP「よしのん!」ガタッ

ちひろ「よしのん!」ガタッ

芳乃「!」パァッ

モバP「依田」

芳乃「……っ」ジワ

モバP「あっ」

ちひろ「あっ」


<ガチャ


茜「おはようございます!!!」

モバP「よしのんわっしょい!」

ちひろ「よしのんわっしょい!」

芳乃「悪い気はしませんねー」キャッキャッ

茜「あ、私も担ぎます!!!!」


『担ぐ』おしまい


『ビニール風船のように』


茜「水着でお仕事に参加です!!!みなぎってきましたね!!!!!!」

周子「あ、この中で泳げない人ー」ハイ

幸子「!」

茜「そうんなんですか!!私がコーチしましょうか!?」

周子「いや、大丈夫よー」ゴソゴソ

周子「あ、このビニールプール膨らますのはさすがに茜ちゃんでも……」

茜「余裕ですよ!!」


茜「ふっ」パンッ


茜「破れました!!!」

周子「あちゃー」

幸子「……」ビクビク


『ビニール風船のように』おしまい


『見分け』


最初は自分の持ち物だった

シャーペンとボールペンを間違える、というのは誰でも一度くらいは経験した事があると思うが

自分の場合メモ帳とケータイを間違えて液晶画面に筆を走らせたり

仕事上必要な書類と765プロの写真集を間違えたりするようになった

次に服だ

自分の家にある服がどれも同じものに見えて、スーツを着て出社したつもりがジャージを着ていたという事が頻発するようになった

これは事務所にスーツを置いておく事で解決した

今度は食べ物の区別がつかなくなった

何を食べても同じ味がするようになるだけじゃなく、例えばドーナツがカステラに見えるようになった

お茶だと思って飲んだものがスタドリで、無駄にスタミナが回復してしまった時もある


その次は混合するようになり始めた

炊飯器でご飯を炊こうとして米を研いでいたつもりが、筆記具を研いでいた

それが判ったのはいざ食べようとお椀に盛り付けた時だった

その次、これは本当に困った事に、自分が担当するアイドル達

例えば同じ髪型と同じ服装の響子と法子が並ぶと、数十分じっくり観察したうえで前髪がパッツンになってる方が響子だと判る

でもそこに同じ髪型と同じ服装の雪美が入るともうお手上げだ。響子が二人いるようにしか見えない

未央と櫂の判別が付かなくなった。一時間以上観察しないと判らないくらいだ

余りにも名前を呼び間違えるのを怪しんだちひろさんに指摘され、皆に洗いざらい話した

じっくり観察すれば判るようになる、と言うと皆に励まされた。気にしなくていい、と


それでもこの症状は確実に進行していた

ユニットでお揃いの衣装に身を包んだアイドル達の見分けが付かなくなった

麻理菜と心が同一人物に見えるようになった

その時から麻理菜が星型サングラスを掛けてくれるようになったお陰ですぐ判るようになったが

一緒に仕事をした如月さんがへごい笑い方を全国のお茶の間に披露する事態に発展してしまった

眼鏡やサングラスを掛けた女性が全て春菜に見えるようになった

この辺りから自分は事務所に出社せず、自宅で仕事をこなすようになった

時々アイドル達が一人ずつ様子を見に来るようになったが、それも数か月でぱたりと止んだ

その後は時々ちひろさんが様子を見に来てくれたが、それも一週間で終わった


今は全ての女性が卯月に見えるようになっている


『見分け』おしまい


『メゲヘンデ』


モバP「……」ゴソゴソ

ちひろ「プロデューサーさん、今日はお弁当ですか?」

モバP「えぇ、ありすが作って来てくれたんです」

ちひろ「大丈夫ですか?お口の中がデトロイトみたいになりますよ?」

モバP「謝れ!ありすとデトロイト市警に謝れ!」

ちひろ「すいません。ゴッサムシティでしたね」

モバP「最後の余計だよ!なんで余計な事言うの!」

ちひろ「すいません。でもゴッサムシティですよ?ペンギンもいるんですよ?」

モバP「今時珍しいくらい立派な悪党じゃねーか!」

モバP「いやもうちひろさんと話してると疲れるね!今に始まった事じゃないけどね!」

ちひろ「疲れたアナタにスタミナドリンク!今なら寿命の切れた充電池も付いてますよ!」

モバP「なんでそんなもん付けようと思ったんだよバカァ!」

ちひろ「すいません」


ちひろ「それで、どうなんです?ありすちゃんの料理の方は」

モバP「前よりかは良くなってますね。こないだ食堂で作った時は木場さんからも絶賛されてましたし」カパッ

モバP・ちひろ『うわ赤っ』

ちひろ「すごいですね。イチゴジャム詰めたタッパですかそれ?」

モバP「なんでイチゴに回帰してんだよ……あ」

ちひろ「何です?」

モバP「表面にイチゴのペーストが載ってるだけで、下は普通にご飯とおかずが入ってます……」

モバP「くそう、何だコレ嫌がらせか」

ちひろ「ざまぁ」

モバP「ちひろさん、交換しません?」

ちひろ「いえ、私は遠慮しておきます」カパッ

ちひろ・モバP『うわ赤っ』


『メゲヘンデ』おしまい

本日はここまで

遅くなりましたが、やっぱりどう足掻いてもこのスレは
『モバP「シュレディンガーの事務所」』の続きになってしまいました
モバP「シュレディンガーの事務所」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1377/13774/1377428564.html)


『ロック』


ちひろです

アイドル活動で皆とも打ち解けてきたクラリスさん

周りの子達に感化されてか、私服姿がオシャレになってきました

今日着ているのは先週のオフの日に李衣菜ちゃんと一緒に買いに行ったそうですが

パーカーの背中のプリントにこう書いてあるんですよね

" God was never on your side "

意味を解ってても怖いし解ってなくても怖い

助けて下さい


『ロック』おしまい


『腹を割って話そう』


未央「――おっけー♪じゃあまた明日ね!お疲れ様でした!」

ちひろ「あ、お疲れ様ー♪」

モバP「気を付けてなー」


<バタン


ちひろ「いやー今日も元気な未央ちゃんでしたねー」

ちひろ「こっちまで元気になっちゃいますねー♪」

モバP「……そっすね」

ちひろ「あれ?どうしたんです?」

モバP「いや……」

モバP「元気になる方向性が違いまして」

ちひろ「なんやオマエ、勃ったんか」

モバP「身も蓋もないですね!」


ちひろ「いやいやPさんも男性ですからね。仕方ない事だと思いますよ?」

モバP「何が哀しくて自分の担当アイドルのグラビアで……」

ちひろ「ええやんファンはそんなん気にせずメチャシコやで」

モバP「 stop it !!(やめて下さい)」

ちひろ「今日はちゃんみおー、明日はしぶりんー」

モバP「やめろや」

ちひろ「ごめん」


モバP「いやでもね。僕としては声を大にして言いたい訳ですよ」

ちひろ「何です?」

モバP「スカート短くするなとは言わないけど、ソファに座る時は何か掛けろと」

ちひろ「夏ですからね。仕方ないです」

モバP「あと何でそんな薄着やねんって」

ちひろ「んふっ」

モバP「白シャツにピンクのブラはアカンやろフレデリカー!!」

ちひろ「あ、もう言っておきました」

モバP「ありがとうございます」


モバP「あとアレですね。皆グイグイ距離詰めて来るじゃないですか」

ちひろ「あー……」

モバP「ココね、この外付けハードディスク。何が入ってると思います?」

ちひろ「何です?」

モバP「皆から送られてきた写真ですよ」

ちひろ「え、何それ」

モバP「ステージ上のとか、控室とかで撮った写真はね。まだいいんですよ」

モバP「問題はこういうのですよ」


ttp://i.imgur.com/yOTiHg1.jpg


ちひろ「え、何これ?」

ちひろ「何で亜里沙さん添い寝してるみたいになってるん?え?」


モバP「どうですこれ?」

ちひろ「意図が判らなすぎますよ」

ちひろ「怖い」

モバP「これがね。普通に私用のメルアドにポンと来るワケですよ」

ちひろ「ちょやめて、ホンマ怖いから」

ちひろ「待って、これ私に話して大丈夫なヤツですよね?」

モバP「誰かに言わないとやってられないんですよ」

モバP「他にもホラ、温泉の仕事の時の女湯の写真」

ちひろ「うわえげつない……」

モバP「こんなん送られてもね。困るんですよ」

ちひろ「オカズには困らんけどね」

モバP「やめろや」

ちひろ「……ごめん」


ちひろ「いやでもほら、プロデューサーさんへの信頼の証とか多分そういう感じのヤツですって!」

モバP「じゃあ何ですか」

モバP「俺の担当アイドルは信頼の証に入浴中の写真送り付ける痴女なんですか」

ちひろ「セックスアピールも甚だしいな」

モバP「わりとね。本気で言わせてもらいますけれども」

ちひろ「はい」

モバP「お前ら言うたらその辺の男なんてイチコロやぞと」

ちひろ「んふっ」

ちひろ「いやでもほら、アイドルですから恋愛禁止ですって」

モバP「あー……その結果こうやって暴走してるんかなぁ……」

ちひろ「あー……」


モバP「……あ、待って」

ちひろ「はい?」

モバP「これアレじゃないですか。俺にならこういう写真送っても大丈夫だって思われてるんじゃないですか」

ちひろ「いやそれ信頼の証じゃないですか」

モバP「そうじゃなくてホラ、優しい人止まりの男」

ちひろ「んふっ」

ちひろ「あーはいはいはい。優し過ぎてダメみたいなね」

モバP「そうそう。あの人手ぇ出して来ないのって出せるかぁ!!」バン

ちひろ「あっはっはっはっは」

モバP「そうかぁー……そう見られるかぁー……」

ちひろ「まぁだってほら、プロデューサーさん紳士ですからね」

モバP「なんでニヤ付いてんですか」


モバP「俺はねぇ!出来る事なら性欲とおさらばしてからこの仕事をしたかった!」

ちひろ「今からでも遅くないんじゃないですか?」

モバP「あぁーいいですねぇ。ホントやろうかな」

ちひろ「眼がマジですよ」

モバP「いやマジですから」

モバP「あー、でもやるならその前に思い切り抜きたいですね」

ちひろ「最初はしまむらー、次はしずくー」

モバP「やめろや」

ちひろ「ごめん」

モバP「あー……そろそろ真面目に仕事しますか」

ちひろ「そうですね」



――事務所の外


美嘉「……」

美嘉(こ、これってそういう目で見られてるって事!?)ドキドキドキドキドキ

莉嘉「お待たせお姉ちゃ~んっ☆……どうしたの!?顔真っ赤っかだよ!?」

美嘉「うへぇぁっ!?」

美嘉「りっりりりりり莉嘉!今日は帰るよ!!」スタスタスタスタ

莉嘉「お、お姉ちゃん!?お姉ちゃーん!?」


『腹を割って話そう』おしまい


美嘉「うぅ~……うぅ~……」

美嘉(あれだけアピールしても振り向いて貰えないから勇気出したのに~……)ボフボフ

枕<フルコンボダドン!!


――事務所


モバP「……あ、美嘉からメールだ」

ちひろ「なんです?」

モバP「今まで送った画像全部消してくれって」

ちひろ「あぁ、思い出して布団でバタバタしたパターンやな」

モバP「比較的マシと言うか、割とマトモで癒されてたんだけどなぁ」カチカチ

ちひろ「周りが周りですもんね……」

モバP「そうそう。数少ない良心だったんですけどね」


『腹を割って話そう・おまけ』おしまい

本日はここまで。自撮り画像が本文無しで送られてきた時の恐怖



  | |     |      | |    / ̄ ̄/アー──ァ'  ̄ ̄ 7゚\| |   |
  | |     |      | |  /   //     /       /   | |   |
  | |     |      | |  /   //___ /       /   .i| |   |     お…お許し下さいウサコ様!!
  | |     |      l i/| u.  | 「 ̄ ̄\\     |     i| |   |
  | |     |      i/  |    |┴──‐ 〉/     |     i| |   |
  | |     |      ||二i「 ̄ ̄ 、「 ̄ ̄ ̄ムー──{     i| |   |
  | |     |      ||二i|      }\_ /{      ヽ   i| |   |
  | |     |___||二 }─rく 二> |  トrく二二>、_l   i| |   |
_| |   /     i||二」_| |    l_l |   |   }_|  .i| |   |
  | |  /         ||ニi|  | | u. ∟Ⅵ   | /  /   i| |   / ̄ ̄ ̄ ̄
  L_ /           ||ニi|  | |   r ー 、   | | ̄ |   .i| |   /
 /               ||ニi|  ト、   }    ヽ  l |   | u. .i| | ,/
./              弋i!|  | ヽ  こ二⌒´ / |   |   .iL.」_/
'                   L_L_|\      //i|  |   /
_________ / /    ト、 二二二≦ iili_」//
              / /___.ー───── ´    /
                / /        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /ー──────


『心を抉る』


杏「よぉーっし夏休みだー」

美嘉「遊ぶぞー!」

裕美「宿題もやらなきゃダメだよ?」

美嘉「……あぅ」

比奈「いやぁー、アタシも宿題には苦しめられたっスねー」アハハ


<キャッキャッ


モバP「『みんなのなつやすみ』かぁ」アハハ

ちひろ「『みんな』の中に私達は含まれておりません」ウフフ


『心を抉る』おしまい


『アラフォー』


ちひろ「――あ、アイドル志望のお手紙が来てますよー」

モバP「こないだみくがラジオで募集したアレですか」

ちひろ「ええ。デモテープまで入ってますね」

モバP「本格的ですね。聞いてみましょうか」

ちひろ「じゃあこれお願いします。えぇっと、お名前は戸次菜摘さん」


<ハジメマシテ ベッキーデス!!


ちひろ「(40)」


<ソレジャアキイテクダサイ!!


モバP「えっ」


<ポニーテールノシジュウ!!


ちひろ「……」ガクガクガク

モバP「止めましょう。これ多分聞いたらダメなヤツです」ピッ

ちひろ「そうですね」

モバP「ちひろさん」

ちひろ「はい」

モバP「再生が止められません」ピッ ピッ ピッ

ちひろ「電源抜きますね」ガタッ

ちひろ「プロデューサーさん」

モバP「はい」

ちひろ「コンセント抜いても止まりません」

モバP「うわぁー怖いなぁー」アハハ

ちひろ「どうしましょう」ウフフ


『アラフォー』おしまい


『サイコさん』


――

まゆ「プロデューサーさん、ネクタイ……直してあげる。あら、ステキな柄……」

まゆ「もしかして……誰かのプレゼント?そんな訳ないですよねぇ?うふふ……」

――

まゆ「まゆはずーっとプロデューサーさんと一緒です」

まゆ「まゆがトップアイドルになっても、ずっとこの運命の赤いリボンは繋がってます♪うふ」


――

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

ちひろ「……随分まゆちゃんから好かれてますね」カタカタ

モバP「……えぇ」カタカタ

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

ちひろ「ぶっちゃけ」

モバP「はい?」

ちひろ「ぶっちゃけまゆちゃんの事、どう思ってるんですか?」

モバP「そうですね……」


モバP「両足へし折って車椅子生活にして一生面倒見てやりたいくらい可愛いと思ってますよ?」

<ガチャ

まゆ「お疲れ様です♪」

ちひろ「まゆちゃん逃げて!逃げてー!」


『サイコさん』おしまい


『サイコさん2』


まゆ「え?プロデューサーさんがまゆの事をそんな風に?」

ちひろ「そう!そう!」コクコク

まゆ「そういえば、スカウトされた時もそう言ってましたねぇ」ンー

ちひろ「は?」

まゆ「『君を出来るだけ痛くない方法で歩けないようにして面倒を見てあげたい』って熱弁されまして」

まゆ「その姿がカッコよくって……って何言わせるんですかもー♪」イヤンイヤン

ちひろ「あぁーダメだったー」


ちひろ「チクショウなんであんな人がプロデューサーやってるんだ……」ガクン

まゆ「あの人がこういう事を言うのは私だけじゃないですよ?」

ちひろ「ナンデ!?シットクルワナイノナンデ!?」

まゆ「歩けないようにしたいと言うのは私にだけですし♪」イヤンイヤン

ちひろ「そっかーそーなんだー」

まゆ「はい♪凛ちゃんなんかは……」


――某日・原宿


凛「……」テクテク

モバP「おぉーい」タッタッタッ

凛「……?」

モバP「君の眼球を嘗め回したいんだけどアイドルやらない?」


――


まゆ「――って。あら?どうしたんですかちひろさん」

ちひろ「ええ、ちょっと眩暈が」

まゆ「まぁ大変、仮眠室まで行きましょう」


――


ちひろ「――っていう夢を見たんですけどね」

モバP「何すか?ちひろさんそんな目で俺の事見てたんすか?」カタカタ

ちひろ「いやいやそう言う訳じゃないんですけどね」

ちひろ「最近ホラ、異世界どうこうでバタバタしてる時に聞いたんですよ」

モバP「……何すか」ゴソゴソ

ちひろ「夢っていうのは異世界の自分の記憶の断片で……ってあれ?どうしたんですかプロデューサーさ――」


(扉が閉まる音)

(鍵が閉まる音)

(悲鳴)


『サイコさん2』おしまい


『道を見失って一人ぼっちになっても』


小梅「きょ、今日はみんなでこれを――」スッ

蘭子「我嫌恐怖的映像!過去我狂的叫後失神!鶴亀鶴亀!」(ほ、ホラーはダメっ!前みたいに叫んじゃったら恥ずかしいし……)

輝子「あ、あの時の事は忘れるんだぜ親友……」

乃々「じゃ、じゃあ何見るんですか……」

蘭子「我望平和的人間模様」(普通のドラマとかじゃダメ?)

小梅「あ……じゃ、じゃあ、これ。見よ?」

蘭子「……満座?」


< ダニー「ごめんよ D.J 、パパが悪かった」

< D.J「もういいの……パパ、私の方こそごめんなさい」

< ダニー「愛してるよ、D.J」

< D.J「私もよ、パパ……」ギュッ


小梅「 Fuuuu ! 」

輝子「 Fuuuu ! 」

乃々「 Fuuuu ! 」

蘭子「 Fuuuu ! 」

ちひろ「 Fuuuu ! 」

モバP「ただいまー……あれ?何してんの?」


<アーアーアーアー♪


『道を見失って一人ぼっちになっても』おしまい


『ピンポイント』


卯月「初めましてぇ!むつ……じゃない、卯月だぴょんっ♪」

みく「お゛ぉん!初め゛ま゛してよ゛ろ゛しくだに゛ゃあ゛!」(ダミ声)

卯月「あはははは!ぴょんっ♪だって!あはははは!」ポクポクポクポク

卯月「変な語尾さえ付ければアイデンティティが確立されるなんて浅はかだね!ねぇみくちゃん!」ポクポクポクポク

卯月「あはははは!語尾以外で勝負してみてよ!あはははは!」ポクポクポクポク

みく「お゛ぉん!や゛め゛る゛に゛ゃあ卯月チャン!」(ダミ声)


未央「大丈夫?」

卯月「いや大丈夫っす。うーちゃん爆撃じゃ沈まないんで大丈夫っす」

凛「ぴょんっ♪ぴょんっ♪」

モバP「木魚叩くなっつったろ島村ァ!!」


『ピンポイント』おしまい


『マジックポイント』


ちひろ「わー♪似合いますね卯月ちゃん♪」ルンルン

卯月「むつきがたくち……島村卯月です!頑張ります!」ドーン

凛「またちひろさんのコスプレ癖が……」

未央「振り回される方の身にもなって欲しいよね……」

ちひろ「とか言いながら着ちゃうんだから♪」

凛「それで私が……弥生?だっけ?」

ちひろ「はい♪」

未央「ねぇ」

ちひろ「どうしたの未央ちゃん?」

未央「何で私が連装砲ちゃんなの?」

ちひろ「可愛いですよ未央ちゃん♪」

未央「くそう。顔を出す事も許されないのか」

未央「ねぇしぶりん、この手の部分で叩いたら痛いと思う?」

凛「ペンギンのヒレみたいだからね。滅茶苦茶痛いと思うよ」


ちひろ「やだなー♪今の私は提督ですよて・い・と・く♪逆らっちゃダメです♪」

未央「無駄に白い軍服が似合ってるのが何とも言えないね」

凛「と言うかこの衣装、どっから調達してきたの?」

ちひろ「長野Pさんが一晩でやってくれました♪」

凛・未央((衣装に掛ける情熱が異常過ぎる))

卯月「……」ピコーン

卯月「ねぇねぇ見て見て!目標プロデューサー!感謝の弾丸込めー!」ジャコン

凛「こーら、武器を人に向けちゃダメだよ」

未央「どうせ作り物だしいいんじゃない?」

ちひろ「あぁ、それなんですが――」

卯月「ばーん!なんちゃって――」


ちひろ「――異世界で最近開発された『魔砲』という武器が組み込んであるそうですよ?」

モバP「おーい気を付けてくれよー」プスプス

卯月「ごめんなさい!」

凛「まったくロクな物作らないんだから」ガラガラ

未央「燃えるゴミでいいのかな」ガラガラ

ちひろ「あぁ捨てないで叡智の結晶っ!」

凛「ほら卯月も早く外して」

卯月「……」

凛「……卯月?」

卯月「……ウェヘヘヘヘヘヘヘ♪」


卯月「ウェヘヘヘ♪この力があれば何でも出来そうだね!ね!」

凛「あぁー闇に飲まれちゃったかー」

未央「力に溺れちゃったねー」

ちひろ「ダメですよ卯月ちゃん」

卯月「今の私を止められるものなんて多分きっとありません!」ドヤァ

ちひろ「上官命令ですよ卯月ちゃん」

卯月「守銭奴め!来るなら来てください!」ジャキッ

ちひろ「魔砲は撃つ度に卵子が消費されるんですよ?」

卯月「ホントちひろさんはロクな物持って来ませんね!!」ガラガラ


『マジックポイント』おしまい


『姉弟』


ちひろ「……」カタカタ

モバP「……」カタカタ

ちひろ「……皆の付き添い行かなくていいんですか?」カタカタ

モバP「比奈とアヤが付き添ってくれてますから」カタカタ

ちひろ「二人ともお姉さん属性ですもんね」カタカタ

モバP「えぇ」カタカタ

ちひろ「……ぶっちゃけ」ッタン

モバP「はい?」

ちひろ「ぶっちゃけお姉ちゃんだったらどっちにします?」

モバP「あー……アヤですね」

ちひろ「その心は?」


モバP「……アヤの趣味って格闘技観戦じゃないですか」

ちひろ「え?えぇ」

モバP「イタズラでプロレスの技とか仕掛けてくる姉って最高だと思うんですよ」

ちひろ「んー……」

ちひろ「アリですね」

モバP「でしょ?」

モバP「比奈が姉でもそれはそれで楽しいと思うんですよ」

ちひろ「『また俺の部屋でマンガ読んでんのかよー』」

モバP「そうそれ。それが出来ますからね」


ちひろ「でも技掛けて来るって言っても、幾つくらいまで?」

モバP「そこ難しいんですよねぇ……中学生くらい?」

ちひろ「アヤちゃん高校一年、コッチ中学性くらい?」

モバP「アリですね」

ちひろ「最近技掛けてこないねーとか言っちゃったりして」

モバP「ぶっきらぼうに別にいいじゃんとか言われたりして」

ちひろ「部屋に差し込む夕日」

モバP「親は買い物」

ちひろ「聞こえてくるのはテレビの音と蝉の声」

ちひろ「こんなシチュエーションどう?」

日菜子「仕事して下さい」


『姉弟』おしまい


『出会い:小松伊吹』


某日・夜・某ビル前


伊吹「……」ゴソゴソ

伊吹「……」スゥ

伊吹「……」タンッタタンッ

伊吹「……」トンッ

伊吹「……」

伊吹「……」タンッタタンッ

伊吹「……!」トンッ

モバP「……」ストンッ

伊吹「!?」

モバP「……」スタッタタタンットンッ

伊吹「っ!」スタッタタタンッギュッ

伊吹「うわっ」トットット

モバP「……」スタッタタタンットンッ

伊吹「……」ムッ

伊吹「……っ!」スタッタタタンットンッ

伊吹「……!」パァッ

伊吹「ねぇ、さっきのステップ――」クルッ


シ ン


伊吹「あっ……あれ?」


別の日・夜・公園


警官「こんな時間に公園でスケボーなんかしてたら迷惑になるでしょ」

伊吹「……すいません」

警官「はぁ……ほら、身分証見せて」

伊吹「……っ」

伊吹(あれ?ボードの音が……)


ァー


ガー


 ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


モバP「おぉーい!!ナンパかー?」ガアアアアアアアアアアアアアアア

警官・伊吹「「!?」」

モバP「警官がナンパかー?」ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

警官「職務中だコラァァァァァァ!」ダッ

伊吹「……あ、アタシはぁっ!?」

警官「今度から気を付けてくれればそれでいいよ!待てコラアアアアア!!」タッタッタッ

モバP「あの日 交わした やぁくそーくは くーだーけーてちったー♪」ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

伊吹「……」ポカーン

伊吹「……」

伊吹「……ぷっ」

伊吹「あっはっはっはっはっは!!」


――

伊吹「――っていう感じだったよね?」

モバP「いやぁ懐かしいなぁ。もっかいケイドロしに行こうかな」ハッハッハ

ちひろ「何ナチュラルに国家権力にケンカ売ってんですか!?」

モバP「いや、友達だったもんでつい」ハッハッハ

伊吹「あ、そうだったんだ」

ちひろ「はぁ、もう……でも今の話だと、どうやってウチに来たか繋がってませんよね?」

伊吹「あぁ、それはその後のダンスイベに飛び入り参加したトコを捕まえたんだよ」

モバP「いやぁ、あん時は楽しかったなぁ」ハッハッハ

伊吹「またPさんとダンスしたいなー」

モバP「すまんな、レッスン場でたまにやるくらいしか時間が取れないんだ」ハッハッハ

ちひろ「ストレス発散に飛び入り参加するのやめて下さいよ!」


『出会い:小松伊吹』おしまい


『映画鑑賞』


レンタルビデオ店


小梅「あっ」

奏「あら」

伊吹「おっ、小梅ちゃんじゃん」

小梅「こ、こんにちは……」

輝子「……こ、こんにちは……」ヒョコッ

伊吹「なんだ、皆いたのかー。なになに?ホラー映画鑑賞?」

蘭子「欲望もレベル上げればちょっとやそっとじゃ満たせないけれど」(ほ、ホラーは苦手なのでミュージカル映画なんかを観ようかなって……)

乃々「わ、私はどっちでもいいんですけど……」

奏「ふふっ……せっかくだし、皆で決めて観ましょうか」

伊吹「ミュージカル映画なら断然インド映画だね!面白いよ!」

蘭子「是が非でもお願いしたい」(インド映画ですか?)

小梅「す、スプラッタなヤツ?」

伊吹「スプラッタは無いかなー」アハハ

蘭子「君が夢のカギになるから!」(そ、そういうのは嫌いっ!)


モバP「――で」

伊吹「うん」

モバP「インド映画ってラブシーンとかの代わりに歌と踊りが入ってる映画だよな?」

モバP「なんで奏が顔真っ赤にしてんだ」

奏「れ、恋愛映画は苦手なのっ!」プイッ

蘭子「身の程知る明日はいらない」(意外だなー)


『映画鑑賞』おしまい


『出張』


モバP「――という訳で僕は一週間出張に出ることになりました」

ちひろ「分りましたけど……その間皆はどうするんです?」

モバP「あぁ、それなら大丈夫ですよ。助っ人がいますから」

ちひろ「助っ人ですか……」


――後日


モバP「はい、じゃあ皆黒井さんの言う事を聞いておくようにー」

ちひろ「」

黒井「ウィ、そんな心配している場合では無いぞ。早く行くがいい」

モバP「はいはい、それじゃ行ってきますねー」


巴「なんじゃあ。オッサンぷろでゅうさあ出来んのか?」

藍子「と、巴ちゃん知らなかったの!?」

巴「なんじゃ?」

瞳子「この人は以前まで、プロダクションの社長だったのよ?」

巴「……そうなんか?」

黒井「ウィ、いかにも」

巴「ずっとただの喫茶店のマスターじゃと思っとったわ……」


卯月「そう言えば961プロダクションって」

未央「ウチに来る前にほたるちゃんが居たって……あっ」

黒井「……白菊は元気か?」

凛「えっ、えっと、あ、はい」

黒井「……それならいい。さぁ、私が来たからにはビシバシ行かせてもらうぞ」

黒井「一流の力という物を見せてやるだけでなく、貴様らにも備わせてやる!大船に乗ったつもりでいてくれたまえ!」


――

卯月「ただいま帰りました!」

ちひろ「おかえりなさい!どうでしたか?黒井さんの下でのレッスンは」

凛「流石だね。私達の長所も短所も一発で見抜いたよ」

未央「まぁ、ちょっと今までよりレッスンが厳しくなったけどね」アハハ

卯月「頑張ろうね!」

凛「うん。今のうちに頑張って、プロデューサーを驚かせよう」

未央「おー!」


――

杏「……ふわぁ~」ボスン

黒井「……む?おい双葉、そんな所で寝るんじゃない」

杏「……なんだよ~」ゴロゴロ

黒井「寝るなら仮眠室に設えた高級ベッドで寝ていろ」

杏「あのベッドじゃ寝にくいからココで寝てるんだよ」

黒井「なにぃ!?よし分かったすぐにオーダーメイドのベッドを作ってやるからな!フハハハハハ!」

杏「……」ムクリ

黒井「どうした?」

杏「……先に仕事の話を終わらせてからにするよ」

黒井「うむ。いい心がけだが休める時に休むのも「いいから」お、おう」


黒井(双葉杏……だらけてばかりだと聞いていたが、やはりアイツが甘いだけだったな)フッ

黒井(この私に掛かればこの才能をフルに引き出す事が出来る!アイツにも思い知らせてやろう!)

杏(あ、またメンドクサイ事考えてるなこの人)


――

かな子「ふんふんふーん♪」カチャカチャ

愛梨「ふふふーん♪」カチャカチャ

黒井「ん~んん~ん~♪」カチャカチャ

かな子「」

愛梨「」

黒井「む?二人とも生地を作る手が止まっているぞ」カチャカチャ

黒井「少しでも手を休めれば生地が悪くなってしまう。気を付けるんだ」カチャカチャ

黒井「特にクッキーは生地が決め手だからな」カチャカチャ

かな子「いや、何してるんですか……」

愛梨「びっくりして少し脱げちゃいました」

黒井「なにぃ!?私はすぐに出ていくから早く服を直せ!」カチャカチャ


ちひろ「……なんで廊下で生地混ぜてるんですか?」

黒井「十時を驚かせてしまってな」カチャカチャ


――

幸子「こんなにカワイイボクと一緒にお仕事出来るんですから、光栄に思って下さいね!」

黒井「ハイワタシハシアワセデス!!シアワセデス!!」

幸子「分かればいいんですよ分かればぁ!あはははは!我が世の春が来たァ!!!」

ちひろ「黒井さん叱っていいんですよソコは!」

黒井「何を言っておるのだ。アイドルの為に我が身を潰すのがプロデューサーの仕事であろう」

黒井「輿水はカワイイ事を自覚しそれを武器としている。それを止めるとは愚かな!なんと愚かな!」

幸子「黒井さんは物分かりが良いですね!流石一流です!」フフーン

ちひろ(あぁメンドクセェこいつら!)


――

加蓮「凛ー、奈緒ー、この後マ○ク行かない?」

黒井「む、待て北条」

加蓮「え?何?」

黒井「アイツからお前は特に気に掛けろと言われていてな」

加蓮「えー……やだもうプロデューサーってば……」

黒井「ジャンクフードなぞ食べさせんぞ!ハンバーガーなら作ってやるから待っていろ!」

加蓮「えっ」

奈緒「えっ」

凛「えっ」

黒井「ふははははははは!コーラもト○ホの物を用意してあるから安心するがいい!」スタスタ

藍子「……あ、味の方は保証するから……」

瞳子「気の済むようにさせてあげて頂戴」

加蓮「は、はぁ……」


――

法子「ドーナツドーナツ~♪」

みちる「誰かフランスパンゲームしませんか!?」フゴフゴ

黒井「ぐわあああああああああああ」

かな子「ど、どうしたんですか黒井さん!?」

マキノ「ふむ、前プロダクションの時のトラウマが蘇ったようね……」

愛梨「と、トラウマ……?」

黒井「やめろ四条!それ以上そんな脂っこい物を食べるんじゃない!」ガクガクガクガク

黒井「星井!コンビニのおにぎりでは健康に悪い!私が握ってやるから待っていろ!」ガクガクガク

黒井「我那覇!あれなんだっけ!?いや違う我那覇は悪くない!」ブクブクブク

マキノ「凄いわ。トラウマだけで白目を剥いて泡を吹くなんて……」ドキドキ

かな子「救急車!救急車!!」

黒井「我那覇!!動物アレルギーですまん!!」バタッ


『出張』おしまい

黒井さん関係はこの辺からのパラレルとなっておりますので、もし気に入って頂けたなら併せてお読み下さい

P「黒井社長の差し入れ、ね」
P「黒井社長の差し入れ、ね」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1370/13709/1370955960.html)

真美「甘めのカフェオレが絶品です」
真美「甘めのカフェオレが絶品です」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1371/13719/1371904290.html)


『歳とってくるとケーキすら嫌がる』


モバP「ここーろのー!バッティングー!」

ちひろ「ここーろのー!バッティングー!」

心「祝ってくれるのはとっても嬉しいんだけど、はぁとだっつってんだろ☆」

モバP「ここーろのー!バッティングー!」

ちひろ「ここーろのー!バッティングー!」

心「いい加減にしないと締め上げんぞ☆」

心「あとユッキ、キラキラした目で見ても何もしないからねっ☆」

心「あ、でもそのバットは置いて行って。最高のプレゼントだから」

モバP「逃げろ」タッ

ちひろ「逃げろ」タッ

心「あっ、待ってよー二人ともー☆」カラカラカラカラ

卯月「すごい!バット引きずって歩く姿がスッゴイ様になってますよ心さん!!」

凛「それってアイドルとしてどうなんだろう」


『歳とってくるとケーキすら嫌がる』おしまい


『#ABCD』


乃々「……」テレレレ テレレレ テレレレ テレレレ

智香「ABCD!」

モバP「E-かんじー」カタカタ

茜「HIJ!」

ちひろ「Kiの向くままにー」カタカタ

友紀「OPQ!」

乃々「Rがままー」デレレレ デレレレ

智香「VWXYZ好調!」

『オーイエー!!』


悠貴「ぱ、パワフルですねっ」ソーッ

芳乃「まことにーよき魂でしてー」ヨキカナーヨキカナー

悠貴「?」

芳乃「いえー、こちらの話でございましてー」

芳乃「ではー参りましょうかー」


<ガチャ


『#ABCD』おしまい


『一歩前へ』


――某デパート化粧品売り場


文香「……」


――

美嘉「うわっ!髪サラサラ!まつげも長い!」

美嘉「いーなー文香さん!化粧いらないじゃん!」

凛「軽くメイクするだけで充分だよコレ」

卯月「ホッペすべすべー」スリスリ

文香「あ、あの……」オロオロ

――


文香(か、軽くメイクするだけで本当に変われるのか……)

文香(いや……でも……やっぱり普段からメイクする必要なんて……)


<~♪


文香「……?」


美羽「ブレブレーぶっれーてもー ブレーキはBoo!」テッテッテテレレレ

瞳子「あくせくーあっせーらずー アクセルは♪」デデデデデデ

美羽・瞳子・椿「「「直感でベイベー!」」」

文香「」

椿「今よりー ワンランクアップ♪」シャカシャカターン シャカシャカターン

美羽「夢見てりゃ Good!」テッテッテテレレレ

椿「じんせいー かっえちゃうー 事かもね♪」シャカシャカターン シャカシャカターン

美羽・瞳子・椿「「「直感でベイベー!」」」

文香「あ……あのぅ……」

椿「やーんないでーどーするー?」ジリジリ

文香「!?」

瞳子「やーんないでーどーするー?」ジリジリ

文香「!?」

美羽「やーんないでーどーするー?」ジリジリ

文香「!?」


椿「やーんないでーどーするー?」ジリジリ

文香「!?」

瞳子「やーんないでーどーするー?」ジリジリ

文香「!?」

美羽「やーんないでーどーするー?」ジリジリ

文香「!?」

椿「あ~♪」

瞳子「あぁ~♪」

美羽「あぁぁ~♪」

椿・瞳子・美羽・文香「「「「直感!」」」」


美羽「振り切って 張り切って しゃかりきになってGO!やりたい!」

椿・瞳子・文香「「「やりたい!」」」

椿「行きたい!」

美羽・瞳子・文香「「「行きたい!」」」

瞳子「会いたい!」

美羽・椿・文香「「「会いたい!」」」

文香「信じていたい! 直感ベイーベー! 直感べいーべー!」

美羽「人生 かえっちゃーう 一瞬がある♪」

椿・瞳子・美羽・文香「「「「直感!」」」」


文香「振り切って 張り切って しゃかりきになってGO!やりたい!」

美羽・椿・瞳子「「「やりたい!」」」

文香「行きたい!」

美羽・椿・瞳子「「「行きたい!」」」

文香「会いたい!」

美羽・椿・瞳子「「「会いたい!」」」

文香「信じていたい!直感!」


――振り切って 張り切って しゃかりきになってGO!

――やりたい 行きたい 会いたい 信じていたい

――


モバP「っていう感じでどうだろう」

瞳子「人選に悪意を感じるのは私だけかしら?」


『一歩前へ』おしまい


『重力』


真尋「~♪」ゴソゴソ

菜々「あら?真尋ちゃん何そのおっきな袋?」

真尋「ん?あぁコレ?」

真尋「異世界で集めてきた美味しかったものシリーズ!」

真尋「Pさんと色々見てきた時に集めてきたんだよ」

菜々「わぁっ♪見せて貰っていい?」

真尋「いいよいいよ!あ、ついでに何か食べる?」

菜々「いいの!?」

菜々「じゃあえっと……何このお皿みたいなの?」スッ

真尋「あ、それは重力麺!私もオススメだよー!」


菜々「麺って……これ食べ物なの?」

真尋「うん!こうやって蓋と底を持って、縦に伸ばすと……」パコッ

真尋「なんと一秒でラーメンの出来上がり!」ペリペリ

菜々「えーと……」パコッ

菜々「わ、ホントだ……お湯も入れてないのに……」ペリペリ

真尋「スゴイよねー」ズズーッ

真尋「そうそう、このカップ麺買った所に居たナガテって人がすっごく食に詳しくてさ――」


――765プロ事務所


貴音「……」パコッ

765P「おぉ……」ペリペリ

765P「すごいじゃないかコレ。時間もお湯も取らないし、薄いから場所も取らないし……」ズズッ

765P「うん、味もいい……ってどうした貴音?食べないのか?」

貴音「あなた様……」

貴音「かっぷらぁめんに湯を注いで待つ三分間とは、とても尊い物だったのですね」グスッ

765P「そうだねー(棒)」


――CGプロ事務所


<キャッキャッ


モバP「あ、俺からもコレ、異世界で見つけた食べ物です」スッ

ちひろ「何ですコレ……携帯食ですか?」

モバP「えぇ、ソイレントグリーンっていうんですけどね。まぁどうぞ」ニコッ


『重力』おしまい


『見守り隊2』


モバP「誕生日おめでとう藍子……ごめん。プレゼントは用意できなかったんだ」

藍子「ぷ、プレゼントだなんてそんな……」

藍子「私はもう、プロデューサーさんからいっぱい頂いてますから」ニコッ

モバP「前にもそんな事言ってたじゃないか……」

藍子「そうでしたっけ?」エヘヘ

モバP「……よし、じゃあちょっと出かけよう」スクッ

藍子「え?」

モバP「最近激務が続いたから、少し散歩でもしたい気分なんだ」

藍子「!……はい、お供します♪」


村上家の方「平和なもんじゃな~」テクテク

櫻井家の方「川沿いをこうして歩くのもよろしいものですわね」テクテク

西園寺の方「今度は黒井さんも一緒がよろしいですね」テクテク

村上家の方「なんじゃ、まだ寝込んどるんか?」

西園寺の方「えぇ。ついでに暇をやると言われました」クスクス

櫻井家の方「ふふ、あの方らしいですわね……あっ、散開!」バッ


モバP「……」クルッ

藍子「……どうしたんですか?」

モバP「いや、何でもないよ」

モバP(木陰から誰かの影が出てたなぁ……西園寺家の方かな?)

モバP(後でメールしとこう)

藍子「?」


『見守り隊2』おしまい


『原因』


モバP「――と、引き留めて悪かったな。ありがとう」

奈緒「い、いや、全然大丈夫だから気にすんな!そ、それじゃお疲れ様でした!」


<バタン


奈緒「……ふぅ」

凛「ねぇ」ヌッ

奈緒「ホァー!?」ビクッ

奈緒「な、なんだよ凛かよおどかすなよ!」ハァハァ

凛「ひどいよ奈緒……ただ呼び止めただけなのに……」

奈緒「へ?あ、いや、わりぃ」

凛「そりゃ私なんかに話し掛けられるのは嫌だろうけどさ……」


奈緒「いや、それは無いぞ?」

凛「……ホントに?」

奈緒「あぁ」

凛「でも私、無愛想だしキッパリ言うし年上でもタメ口だよ?」

奈緒「三つ目自覚あったんだな」

凛「そりゃこの業界、気を付けなきゃいけない事だってPさんに教わったからね」

奈緒「あ、じゃあ事務所の人達だけか」ホッ

凛「ううん、出版社の人にも」

奈緒「オイ」

凛「ゲコ出版のクボタさんなんか凄かったよ。顔面真っ赤っかにしてプルプル震えだしてさ」

凛「ヤバ、思い出したらまた笑えてきちゃった」キャッキャッ

奈緒「ヤバイのはオマエの頭な」


凛「ヒドイよ。そんな頭のおかしいヤツみたいに言わないで」

奈緒「まさにそれだよ!Pさんから教わった事守れてねーじゃねーか!」

凛「守れない事だってあるよ。みくが魚食べれないのと一緒だよ」

奈緒「一緒じゃねぇだろ!オマエそれヘタしたらアイドル続けられなくなるどころかPさんが仕事無くなっちまうだろ!」

凛「ふふっ、わかってないね奈緒」

奈緒「うわなんか笑われた。何がだよ」

凛「現に私がアイドルを続けてる。それが答えだよ」

奈緒「それって……」

凛「毎回『俺が頭を下げれば大丈夫だから』って言ってくれてるからね」

<ガチャ

奈緒「Pさん!凛のタメ口今すぐ直させるぞ!!」

奈緒「それが個性だからとか言ってる場合か!干されるぞ!」


バタン

奈緒「――でさ」

凛「はい」

奈緒「何でアタシを呼び止めたんだ?」

凛「あ、それはですね。Pさんから何か渡されてたじゃないですか」

奈緒「ん?あぁ、これか」ガサッ

凛「えぇ、それが何なのか気になりまして……その……」

奈緒「ゴメンやっぱ敬語やめてくれ。すごく気持ち悪い」

凛「ちひろさんにもそれ言われた事あるんだけど、そんなに?」

奈緒「おう、完全に個性が死んでたわ」

凛「え、そんなに?私自慢じゃないけど第三回シンデレラガールだよ?」

凛「口調一つで個性死んじゃうの?」

奈緒「うん」

凛「……なんで大人は外見しか見ないのさ!」

奈緒「落ち着け、そういう意味じゃない」


凛「……まぁいいや。それで、それ何渡されたの?」

奈緒「切り替わり早いな……Pさんに録画したアニメ貸してたんだよ」

凛「へぇ……私も見たいなー」

奈緒「凛が?珍しい事言うじゃねーか」

凛「うん。だって奈緒って、いつもどんなアニメ見てるのって聞いても恥ずかしがって答えないじゃん」

奈緒「う……だ、だってこの年になってアニメとかさぁ、ちょっと恥ずかしいじゃん……」

凛「ううん。そんな事無いと思うよ」

凛「私達より年上でも恥ずかしい人達っているじゃん」

奈緒「オーイそのちょっと軽くケンカ売る言い方はやめろー」

凛「ちひろさんなんか信じられないよね。男より金とかホント信じらんないよ」

奈緒「ホントやめろ」

凛「ごめん」


凛「話を戻して、それ私にも貸してもらっていいかな?」

奈緒「いや、それはいいけどオメー……」

凛「ダメ?」

奈緒「……分かったよ」

凛「よし、じゃあ今から私の家で一緒に見ようよ。加蓮も呼んでさ」

奈緒「あぁ……いや、それはまた今度、ちゃんと選んだ奴でやろうぜ」

凛「そう?じゃあその時に。ところでコレ、なんてアニメなの?」

奈緒「あぁ、ラブライブっつってな――」


――後日


<ガチャ


奈緒「おはようございまーっす。あれ?Pさん?Pさーん?」

モバP「あぁおはよう。悪い悪い」

奈緒「イヤホンなんてして何見てたんだ?」ヒョコ

モバP「RWBYってアニメ。奈緒に勧めようと思ってな」

奈緒「へー。聞いた事無いな」

<ガチャ

凛「おはようちゅんにゃ」

モバP「」

奈緒「」

凛「?……二人ともどうしたちゅんにゃ?」

凛「あ、奈緒これありがとちゅんにゃ!」スッ

奈緒「渋谷、ちょっとそこ座れ」


『原因』おしまい


『型』


有香「ぐーちょきぱーで♪」

仁奈「ぐーちょきぱーで♪」

有香「なにつくろー♪」

仁奈「なにつくろー♪」

有香「両手がぐーで♪」

仁奈「両手がぐーで♪」

有香「三戦!!!」

仁奈「呼ッ」


ヘレン「あ、あれは空手道に伝わる守りの型!」

李衣菜「知ってるんですかヘレンさん!?」


『型』おしまい


『崖の上の』


早苗「ぐーちょきぱーで♪」

美優「ぐーちょきぱーで♪」

早苗「なにつくろー♪」

美優「なにつくろー♪」

早苗「両手がぐーで♪」

美優「両手がぐーで♪」

早苗「二時間ドラマにおける逮捕連行現場」

美優「私はあの人の事を……忘れてしまっていたのでしょうか……」


未央「スゴイそれっぽい!」

瑞樹「意味深なセリフがアクセントね」ワカルワ


『崖の上の』おしまい


『瞑れ』


卯月「ぐーちょきぱーで♪」

美羽「ぐーちょきぱーで♪」

卯月「なにつくろー♪」

美羽「なにつくろー♪」

卯月「右手がぐーで♪」

美羽「左手がぱーで♪」

卯月「……」

美羽「……」

卯月「なんだコレ!ねぇねぇ美羽ちゃんなんなのコレ!」キャッキャッ

美羽「わかんなーい!美羽わかんなーい!」キャッキャッ


ちひろ「こずえちゃん、どうして私の目を隠すの?」

こずえ「みちゃー……だめー……」

クラリス「早めに帰って頂きましょう」

聖「今年で五回目ですよ、もうっ」


『瞑れ』おしまい


『未遂』


里美「ぐーちょきぱーで♪」

愛海「ぐーちょきぱーで♪」

里美「なにつくろー♪」

愛海「なにつくろー♪」

里美「両手がぱーで♪」

愛海「両手がぱーで♪」


愛海「清良さん私まだ何もしてない!何もしてないから!」ジタバタ

清良「予め防ぐと書いて予防と読むのよ」

里美「ほぇ?」


『未遂』おしまい


ちひろ「ちなみに両手がパーだとサンドイッチになるそうですけど」

ちひろ「自分何想像したん?」

モバP「何も想像してませんからニヤニヤしないで下さい」

ちひろ「さとみんのサンドイッチー」

モバP「張り倒すぞ守銭奴」


『未遂・おまけ』おしまい


『嫉妬』


モバP「ノヴァさーん、おやつですよー」

ノヴァ「呼んだかしら」

モバP「あぁすいません、今日のおやつは萩の月です」

ノヴァ「頂くわ」モグモグ

ノヴァ「それで?おやつを与える為だけに私を呼んだ訳じゃないでしょう?」

モバP「えぇ、卯月と美羽が何か召喚しちゃったみたいで、事務所メチャクチャなんですよ」

モバP「何とか連れ帰って貰えませんかね?」

ノヴァ「一体何を召喚したの……」


<ガチャ


卯月「あははは!嫉妬の女神だって美羽ちゃん!」キャッキャッ

美羽「醜いね!心が醜いね!」キャッキャッ

アテ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

卯月「ねぇどんな気持ち?自分より若い人間が自分より信心集めてるってどんな気持ち?」キャッキャッ

美羽「ねぇねぇ教えて教えて!」キャッキャッ

ちひろ「二人とも時々ヒドイよね」

卯月・美羽「「何がですか!?」」ガーン


<バタン


ノヴァ「……」

モバP「……ね?」

ノヴァ「すぐ連れて帰るわ」


『嫉妬』おしまい


『呼び方』


ちひろ「そういえば凛ちゃん」

凛「んー?何?」

ちひろ「こないだのラジオで、友紀ちゃんの事呼び捨てにしてたけど……」

凛「あぁ、友紀の方から言われたんだよ。敬語はやめてくれってさ」

ちひろ「そう」

凛「って言うか何か、年上の人から敬語使わなくていいって言われるんだよね」

ちひろ「あぁ、何か解るわその気持ち」

凛「どういう意味?」

ちひろ「それが凛ちゃんらしいって事よ」ニコ

凛「ふーん」


凛「あ、でもちゃんとさん付けで呼んでる人もいるよ?」

凛「わりとフィーリングだけど」

ちひろ「そうなの?じゃあ聞かせてもらっていい?」

凛「いいけど、なんで?」

ちひろ「暇だからねー」クルクル

凛「プロデューサー仕事早いもんね。あと事務椅子で回ってると――」

ちひろ「……」ピタッ

ちひろ「酔った」ウェ

凛「あぁもう言わんこっちゃない」


凛「えぇと、志乃さんでしょ、礼子さんでしょ、瑞樹さん、レナさん、礼さん」

ちひろ「うんうん」

凛「菜々さん」

ちひろ「ストップ」

凛「どうしたの?」

ちひろ「17歳よ?」

凛「だからフィーリングなんだって」

ちひろ「そっか」

凛「続けていい?」

ちひろ「あ、どうぞ」


凛「美優さん、留美さん、早苗さん、麻理菜さんに夏美さん、楓さん」

凛「瞳子さん、真奈美さん、はぁと」

ちひろ「ストップ」

凛「もう、何?」

ちひろ「心さんよね?」

凛「はぁとって呼ばないと何されるか解んないからね」

ちひろ「あぁー……」

凛「続けるよ?」


凛「ヘレンさん、のあさん、清良さん、千夏さん、あいさん、聖來」

ちひろ「ん……まぁ聖來ちゃんとは仲良いもんね」

ちひろ「そろそろ22歳組かな?」

凛「そうだね。雪乃さん、紗理奈さん、いつきさん、愛結奈さん、美沙希さん」

凛「メイコゥ」

ちひろ「 stop 」

凛「良い発音だね」

ちひろ「いやいやなんでマイコゥみたいな発音したの?芽衣子ちゃんだよね?」

凛「呼び捨てでいいって言われたよ?」

ちひろ「そっか」

凛「うん」


ちひろ「じゃあ次21歳組」

凛「えぇと、亜里沙さん、惠さん、久美子さん、恵磨、軍曹、ブタ」

ちひろ「はいストーップ!」

凛「え、どうしたの大声出して」

ちひろ「いや、恵磨ちゃんは何となく解るよ?敬語やめろって言われたんでしょ?」

凛「うん」

ちひろ「軍曹は亜季ちゃんよね?」

凛「うん、そう呼んで欲しいって言われて」

ちひろ「最後のブタは?」

凛「時子だよ」

ちひろ「なんで!?」

凛「えっとね、時子が来て一週間くらいしてからかな――」


――

時子『どうかブタと御呼び下さい』スッ

――


凛「――って私達に頭下げてきたんだよ」

ちひろ「ドSはドMにしか出来ないと言うのは本当だったんだ……」

ちひろ「ん?ちょっと待って私『達』?」

凛「うん。あと卯月」

ちひろ「うわぁ」

凛「卯月は喜んでブタって呼んでるよ。私は抵抗あるけど」

ちひろ「頭痛くなってきた」

凛「大丈夫?」

ちひろ「うん、本当にフィーリングなんだね」

凛「だから言ったじゃん」


ちひろ「ありがとう、何かちょっと疲れた」

凛「そう?あ、あと保奈美さん」

ちひろ「なんで!?」

凛「いやなんか、オーラが違うって言うか、なんかこう……」

凛「フィーリングだよ、うん」

ちひろ「そっかー」


『呼び方』おしまい


『記録2』


Case 75:財前時子


起床。白と黄色のチェック柄のパジャマを着ている

洗顔後、朝食。菓子パン一個と牛乳。菓子パンはイチゴジャム入りのもの

デフォルメされたブタがプリントされているTシャツに着替えて部屋の掃除。下は履いていない

掃除後、畳の上でうつ伏せに寝転がってノートパソコンで買い物

化粧品数点を購入した後、少女漫画をDL購入

部屋にある本棚に本が少ない事から、実体的な書籍を持つ事に抵抗があるものと推測する

なお、少女漫画を読んでいる時の彼女の動作パターンは以下のいずれかに該当する事が判明した


1.膝から下を交互にパタパタさせる

 もっとも基本的なパターン。若干表情が緩い

2.膝から下が曲がったままになる

 物語が佳境に入った辺りや、難解な場面で見られるパターン。表情が硬く、眉間に皺が寄る

3.身体が左右に揺れる

 物語に恋愛描写が入るとしばらく揺れる。やや妄想顔になる

 ※妄想顔についてはCase 23:喜多日菜子に添付されている画像を参照


マキノ「フスッ」

時子「ッ!?」バッ

マキノ「……」

時子「……見たわね?」

マキノ「さぁ?私は何も見ていないわ」

時子「……」

マキノ「……」


時子「!」ダッ

マキノ「!」ダッ

時子「待ちなさい小娘!!」タッタッタッタッタッ

マキノ「森久保さんやクラリスさんと趣味が合うと思うわ。仲良くしてみたら?」タッタッタッタッタッ


『記録2』おしまい


『担ぐ2』


ちひろ「プロデューサーさん!」

モバP「あ、おはようございます。昨日は付き合って頂いてありがとうございました」

ちひろ「おはようございます!それより何ですか駐車場のデッカイ御神輿は!」

モバP「あぁ、この地域の夏祭りに何か出し物出してくれって言われまして」

モバP「アイドル達を文字通りファンが担ぐっていうイベントを出そうかな、と」

ちひろ「発想がゲスい!」

モバP「ありがとうございます。でもそれだと危ないから、アイドル達が神輿を担ぐ形にしようかな、と」

モバP「予定としてはこずえ、芳乃、茄子、ヘレン、時子を神輿に乗せるつもりです」

ちひろ「危ないですよ!落っこちて怪我したらどうするんですか!」

モバP「ちひろさん……」

モバP「アナタが思いつく程度の事を俺が対処してないとでも?」

ちひろ「うわムカつく!」


――駐車場


モバP「じゃあ実際に見て貰いましょう。晶葉ー?」

晶葉「あぁ、準備は出来ているぞ」

ちひろ「本当に大丈夫なんでしょうね?」

晶葉「あぁ。神輿本体にはシートベルトもあるから大丈夫だし、そもそも――」ポチッ

ちひろ「浮いた!?」

晶葉「他所の世界で実用化されている反重力リアクターとジャイロシステムを組み込んである」

晶葉「ご覧の通り誰も触れていなくても浮くし、常に水平を保つようになっているから心配ない」

モバP「あ、トニー社長のサイン貰ってきてくれた?」

晶葉「あぁ、これだ」スッ

モバP「イヤッホウ!ありがとな晶葉!」ナデナデ

晶葉「ん……彼は偏屈だが、技術力は素晴らしいな。コレも半日掛からず完成に漕ぎ付けたよ」

モバP「ちひろさんの貯金使っただけあるなぁ」ハッハッハ

ちひろ「……」

ちひろ「はぁ!?」


モバP「まぁまぁ、半分以上俺の金じゃないですか。共同出資ですよ共同出資」

ちひろ「ふざけないで下さいよ!訴えますよ!そして勝ちますよ!」

モバP「やだなぁ、コレに関してはちゃんと書類に目を通して同意してくれたじゃないですか」

ちひろ「……いつですか」

モバP「昨日の飲み会でちひろさんを前後不覚になるまで酔わせた後ですよ。ほら写し」ピラッ

ちひろ「このゲス!」

モバP「ありがとうございます。でも家に連れ込んで捺印までし始めたのはちひろさんですよ?」

ちひろ「の、飲み会の後の記憶が無いのに家に居たから、その、何かあったかって凄く不安になってたんですよ!?」

モバP「あぁ、帰ろうとしたら裾引っ張られて甘えていいですかーとか言ってましたね」

晶葉「えっ」

ちひろ「……その、本当に何もしてないですよね?」

モバP「勘弁して下さいよ」

モバP「何が哀しくてちひろさん抱かなきゃならんのですか」

ちひろ「んんんんんんんんいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」ダンダン


モバP「まぁ全額は冗談ですよ。ちゃんと俺が今までちひろさんに払った分だけ回収しました」

モバP「そう言えば晶葉、志希の方から連絡あったか?」

晶葉「あぁ、あのドリンクの成分分析の結果なら――「うわあああああ!!」――どうしたちひろ?」

ちひろ「とっても素敵なイベントになりそうですね!」ポロポロ

モバP「やだなぁ、泣くほど楽しみにするなんて流石アイドル好きだけありますねぇ」ハッハッハ

ちひろ(殴りたいこの笑顔……ッ!!)


『担ぐ2』おしまい


――当日


<わーっしょい わーっしょい


時子「……」


<わーっしょい わーっしょい


時子(こんな真昼間から神輿で担ぎ上げられるなんて……)


<わーっしょい わーっしょい


時子(最高にチムドンドンだよおおおおおおおお)


<わーっしょい わーっしょい



『担ぐ2・おまけ』おしまい


・補足

チムドンドンとは沖縄の方言で『胸がドキドキする』っていう意味だぞ

春香に教えたら「チムドンドン!チムドンドン!イヤァメケメケメケ」って笑いが止まらなくなって怖かったさー


ttp://i.imgur.com/yznBVW0.jpg


『一晩で』


モバP「乃々ー?」

乃々「うぅ……」スッ

モバP「のーのー?」

乃々「あう……」スッ

凛「……何してるの?」

モバP「あぁ、乃々が目を合わせてくれなくてな……」

クラリス「……あ、次の巻そちらにありますか?」

乃々「こ、これなんですけど……」

クラリス「ありがとうございます」ペラ

まゆ「無理強いさせるのも良くないですよ?」

モバP「んー……それもそうか……」

乃々「あ、あの……」

モバP「ん?」


乃々「じ、じっと見つめられると照れるんですけど……」

乃々「ひ、一晩で法隆寺建てられるんですけど……」

まゆ「ンフッ」


<デデーン 佐久間 アウトー


<ガチャ


愛海「イヤッホオオオオオオオオオウ」

まゆ「いやあああ!Pさんの前ではいやあああああああ!」


凛「……」

クラリス「……」

乃々「……」

モバP「……」


<バタン


まゆ「うぅ……」グッタリ

凛「……ふぅ……クラリスはよく耐えられるね」

クラリス「……え?変な表現だったんですか今の?」

凛「えっ」

クラリス「えっ」


<デデーン 佐久間 渋谷 アウトー


『一晩で』おしまい

パーとグー合わせたら歩く岩、ってネタは知ってる


『チョコ』


まゆ「おはようございま……す?」

未央「ふんぬぅうううううううう!」グググググ

ちひろ「未央ちゃん頑張って!」

まゆ「あ、あの、何してるんですか?」

ちひろ「あ、おはようまゆちゃん」

未央「おっはよーまゆりん!」

未央「いやね、Pさんから貰った板チョコがなかなか割れなくてさー」

まゆ「……へぇ」


未央「あ、まゆりん料理得意だったよね?こういうのも得意じゃない?」

まゆ「あの、ナイフで切れ込みを入れたり、常温でしばらく置いてからやった方がいいんじゃ?」

未央「道具を使っちゃ負けなんだよまゆりん……」フッ

まゆ「は、はぁ……?」

ちひろ「それに、冷蔵庫から出してからかれこれ二時間くらい経ってるの」

まゆ「二時間も仕事放棄して何してるんですか」

ちひろ「負けられない戦い」

まゆ「は?」

ちひろ「負けられない戦い」

未央「まぁまぁ、ほら、まゆりんもやってみてよ」ハイ

まゆ「……あの……厚さ一センチ以上ありますよねこの板チョコ」

ちひろ「海外からのお土産らしいの」

未央「頑張ってまゆりん!キミなら出来る!」

まゆ「え、えぇー……」


裕子「おはようございますっ!」

まゆ「ふんぬううううううああああああああああああああ」グググググググ

未央「頑張れまゆりん!頑張れまゆりん!」

ちひろ「さっくっま!さっくっま!」

裕子「」

ちひろ「あ、おはよう裕子ちゃん」

未央「おはようユッコ!」

まゆ「お、おはようございますぅ……」ハァハァ

裕子「あ、あの、どうしたんですか?まゆさんがアイドルにあるまじき声と顔してましたけど」

まゆ「き、気にしないで下さい……」ゼェゼェ


裕子「――なるほど、そういう事でしたらこのエスパーユッコにお任せ下さい!」

ちひろ「お願い裕子ちゃん!」

未央「ユッコなら大丈夫だね!」

まゆ「手を使わなくても出来そうですねぇ」

裕子「え?」

未央「そうだね!ユッコなら手を使わなくても出来そうだね!」

ちひろ「じゃあチョコをこの辺に置いて……さぁ裕子ちゃん!どうぞ!」

裕子「えぇー……」


未央「え?」

裕子「いえいえ何でもありません!これくらいエスパーユッコの手に掛かればちょちょいのちょいです!」

ちひろ「さすが!」

まゆ「じゃあお願いしますねぇ♪」

裕子「んー……」

裕子「むー……」

裕子「破ッ!!」



遠く、春菜のメガネが割れた



『チョコ』おしまい


春菜「はぁ……」

春菜(急にメガネが真っ二つに割れてしまうなんて、今日は厄日でしょうか……)

春菜(替えのメガネが無ければ危なかったですね……)

春菜(まぁ、くよくよしていても仕方ありません。今日も一日頑張りましょう)


<ガチャ


春菜「おはようございます!」

ちひろ「おーはるにゃんおっすおっすー」グッタリ

未央「めがねー……めがね!あはははは!」ゴロゴロ

まゆ「まゆもー……まゆもごろごろすゆー!」ゴロゴロ

裕子「ウォェ……」

春菜「うわチョコ臭っ……な、何があったんですか一体……」

裕子「ぽ、ポリフェノール……」

春菜「え?」

裕子「ポリフェノール星の、王子が、攻めてき……ウォェ……」

春菜「……は?」


_人人人人人人人人人人_
> ポリフェノール酔い <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


『チョコ・おまけ』おしまい


『平和』


『昨日未明に観測された巨大隕石について速報です』

『えー、昨日未明に観測され、地球への衝突が懸念されていた巨大隕石が今日、先程消失したと発表が――』


モバP「へー……」

ちひろ「へー……」

飛鳥「なんだ……折角の非日常に少しばかり胸を躍らせていたんだけどね……」

モバP「こら飛鳥、やめないか……あ」

飛鳥「ん?あ」

柑奈「……」

柑奈「プロデューサーさん」

モバP「お、おう。どうした?」

柑奈「飛鳥ちゃんとレッスン、してきますね」

モバP「……ほどほどにな?」


――高度約二万キロ・宇宙空間


ナナ「すいません、こんな事までして頂いて……」

Gali「いーのいーの、私に取っちゃあれくらいオヤツみたいなもんだし」

ナナ「流石ですね……でもいいんですか?見返りが事務所見学って……」

Gali「ゲーム世界のアイドル達と会えるのよ!?ジャッパニーズ二次キャラと直接会えるなんて夢にまで見たのよ私!」


――


<ガチャ

柑奈「お疲れ様でーす♪」

飛鳥「お疲れ様……プロデューサー、ボクが間違っていたよ……」

飛鳥「なんであんな事を言ってしまったのか、まったく恥ずかしい……」

モバP「そ、そうか……」

飛鳥「あぁ、やはり愛と平和に溢れた日常と言うのは素晴らしいね」

飛鳥「そこに歌を加えたら、どんなに素晴らしい色になるんだろう。ねぇプロデューサー?」

凛「蒼……かな……」フッ

モバP「何色でもキレイなんだからいんじゃねーの」カタカタ

ちひろ(平和だなぁ)ズズッ


『平和』おしまい


『部屋の片隅』


まゆ「散らかってますけど、どうぞ」

卯月「お邪魔しまーす♪」

雪菜「お、お邪魔しまぁす……あら、綺麗じゃない」

まゆ「そうですかぁ?」

雪菜「うん♪卯月にも見習って欲しいなぁ?」

卯月「うぅ……が、頑張ってるんだけど……」

卯月「それよりまゆちゃん」

まゆ「はい?」

卯月「その祭壇、何?」


まゆ「凛ちゃんですよ?」

卯月「どうしたの大丈夫?病院行く?」

まゆ「どこも悪くないですよ?」

雪菜「自覚症状無しとかぁ、相当マズいと思うんだけどぉ」

まゆ「うふ♪冗談ですよぉ。これは凛ちゃんと会えない日に、凛ちゃんの無病息災を祈るための祭壇なの♪」

卯月「せっちゃんこれ意味解る?」

雪菜「うぅん、せっちゃんこれ解んない」

まゆ「どうしました?」

卯月「いや……Pさんから、まゆちゃんが――」


――


凛「――じゃあ、お疲れ様」

モバP「おう、お疲れ様。気を付けてなー」

凛「うん、ありがと。それじゃ」

<バタン

モバP「……さてと」

まゆ「Pさぁん」ヌゥ

モバP「おおう、どうしたまゆ」

まゆ「どうして凛ちゃんと仲良くできるんですかぁ?」


――


卯月「――って言われて殺意を感じたって相談されたんだけど……」

まゆ「え、えぇと……その……恥ずかしい話なんですけど……」

まゆ「凛ちゃんってホラ、ちょっと無愛想と言うか、取っ付き難いじゃないですかぁ」

卯月「そうかな?」

雪菜「そんな事ないと思うけど?」

まゆ「えっ?」

卯月「いやそんな本気で何でって顔されても……」

雪菜「普通に話せば……ねぇ?」

まゆ「……」


卯月「……え、待って。凛ちゃんに話し掛けられないからこうやって祭壇作ったの?」

まゆ「……」コクン

雪菜「えぇと、努力の方向性が違うとかぁ、思わなかったのかなぁ?」

まゆ「……」プルプル

卯月「あっ、うん!これから私達もサポートするからさ!凛ちゃんと仲良くなろう!ね!」

雪菜「そ、そうそう!それがいいと思うなぁ!」

まゆ「ヒック……グス……ありがとうございますぅ……お二人ともぉ……」ポロポロ


卯月「あ、あはは……」

雪菜「な、泣くほどなんだぁ……」


カシャ


まゆ「……」カタカタ

卯月「……」

雪菜「……」

まゆ「……」ペラ パサッ カタッ

卯月「……ねぇ」

まゆ「はい?」

雪菜「何で撮ったの?」

まゆ「え?あぁ、飾るためですよぉ♪」

卯月「」

雪菜「」

まゆ「お二人にも元気に居て欲しいですから♪額に入れて……ホラ、出来上がりましたよ♪」ニコッ


『部屋の片隅』おしまい

本日はここまで


>>250

李衣菜「歩く岩……ウォーキングロック!つまり私ですね!」

モバP「オマエはグーとパーで出来てるのか」


『義理』


モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

美波「……」ペラ ペラ

日菜子「……」ムフフ

モバP「……」カタカタ

モバP「あ、そうだ」ピタッ

ちひろ「はい?」

モバP「僕が日菜子のお兄さんと結婚すれば日菜子を義妹に出来るんですよね」

ちひろ「そうですね」

日菜子「言ってる事が本気で解らないです」

日菜子「ちひろさんも『そうですね』じゃないですよ。何考えてるんですか」

モバP「日菜子……ダメか?」

日菜子「仕事して下さい」


モバP「じゃあ仕方ない……美波の弟さんと結婚して美波を義姉に」

日菜子「ごめんなさいホント黙ってて貰えますか?」

美波「わ、私はPさんと結婚する方が……」

日菜子「美波さんも何言ってるんですか」

モバP「美波と結婚かぁ……んー……」

ちひろ「帰ってきたらエプロン姿で料理中」

モバP「ただいまーって後ろから抱き着こうとしたら身体をよじらせて逃げる」

ちひろ「その不満を口に出すと振り返って一言」

美波「あとで……ね?」

モバP「アリですね」

ちひろ「アリだと思います。こんなシチュエーションどう?」

日菜子「せめてその溜まった書類片付けてからにしましょうよ」


『義理』おしまい


『当然』


モバP「当たり前♪」



モバP「当たり前体操♪」

モバP「来るもの拒まずアイドル増やして♪」

モバP「資金難!」


モバP「当たり前♪」



モバP「当たり前体操♪」

モバP「親睦を兼ねて食事に行ったら♪」

モバP「フライデー!」


モバP「当たり前♪」



モバP「当たり前体操♪」

モバP「元地方アナをアイドルにしたら♪」

モバP「取られる!」


モバP「当たり前♪」



モバP「当たり前体操♪」

モバP「色んな事務所のアイドルが移籍♪」

モバP「干される!」


モバP「当たり前♪」

ちひろ『当たり前♪』

モバP「ッ!」バッ



モバP「……ははっ」

モバ*「当たり前だ……」

モ**「当たり前だったんだなぁ……」

***「ごめんな……みんな……ごめんな……」



『当然』おしまい


『然』


そんな幸せがいつまでも続くと思っていた


金曜の夜。その日は小鳥さんの家に行く日だった

これまで何度も僕好みの味を探ってきた彼女の事を思い出して、たまらなく愛おしくなって

駐車場から彼女の部屋までの数メートルすら遠く感じられた

インターホンのボタンを押して、彼女が出て来るのを待つ時間すらもどかしい

しかし、いつもならすぐに出て来るはずの彼女が今日はなかなか出てこない

料理か何かしている最中だったんだろうか?

そう思った矢先、部屋の鍵が開く音がした

しばらく待っても出てこなかった事を疑問に思いながらドアを開けて

僕は言葉を失った


「お疲れ様です***さん。ごめんなさい、心配になったんで来ちゃいました」

そこにはスーツ姿の同僚が立っていた

「ちひろ……さん?」

僕は何とか、同僚の名前を呼ぶ事しか出来なかった

その両手が赤黒い液体に塗れていたから

「どうしたんですか?顔色が悪いですよ?」

会社で話す時と同じトーン

「あぁ、やっぱり普段悪い物ばかり食べているからですよ」

「さっきの音無先輩の作る料理なんかもそうです。マズそうで見ていられませんでしたよ」

音無先輩

そうだ、小鳥さんは?

「小鳥さんは!?」

「きゃっ」

ちひろさんを押し退けて居間に入る

一緒に食事をしたコタツテーブル

肩を並べて見たテレビ

彼女のお気に入りの箪笥

二人で撮った写真を留めたコルクボード

ベッド

小鳥さん

全部

黒い


ベッドに駆け寄って小鳥さんの身体を揺さぶっても、彼女はピクリとも反応しなかった

「あぁ、ダメですよ大きな声を出しちゃ。近所迷惑でしょう?」

ちひろさんに口を塞がれた。よほど大きな声を出していたんだと思う

「ヒドイんですよー音無先輩ったら。私がもっと健康にいい料理を作ろうって言っても聞いてくれないんですから」

後ろから抱き着かれる形になり、耳元で囁かれる

「そうしたらフフフ***さんがこれ以上不健康にフフなっちゃいますからね」

「フフフこうすればもう大丈夫フフフフえぇ大丈夫ですから何も心配いりませんよフフフ」

「私ならそう私なら***さんの健康に気を遣って気を遣って健康に健康に健康に健康に健康に」


小鳥「――っていう夢を見たんですよ。あーもう最悪です……」

765P「そりゃまた……ヒドイ夢ですねぇ……」

小鳥「そうですよー。悲劇のヒロインなんてロクなモンじゃないです」トホホ


『然』おしまい


『幕間』


あぁ、そう言えばキミには夢の話をしていなかったね

なに、そんなに難しい話じゃないさ

ボク達が見る夢って言うのは、ボク達の魂が他の世界で経験した事の記憶

ただそれだけの事さ

そう、キミだって夢で見た事あるだろう?

自分の性別が違ったり、周りの世界が違ったり……あぁ、コーヒーのおかわりは要るかい?


『幕間』おしまい


『#557』


――某日・NIRO本部


ノヴァ「――という事よ」

モバP「……」

瑠衣「……その深海棲艦、というのが例の化物ならやる事は一つだよ」

瑠衣「異世界で怪物退治を行う。現地での指揮は留美さんに任せるよ」

瑠衣「向こうの世界から化物を一匹残らず退治してきてくれ」

留美「はい」

「あ、あの……」

瑠衣「何かな?」

「あ、ありがとうございます!」バッ

瑠衣「礼なら後で皆に言ってあげて欲しい。それより――」

サラ「はい、紅茶でよろしかったですか?」カタッ

「……は、はぁ……?」


ノヴァ「あぁ、ダメよ瑠衣。向こうにいる彼女の仲間達に会わせてあげる約束をしてあるの」

瑠衣「そうか……なら話は全部終わった後に聞かせて貰おうかな。すまなかったね。えぇと……」

「熊野、ですわ」

「申し訳御座いませんが、お茶会はまた後日。楽しみにさせて頂きますわ」


留美「P君は他の支部に連絡お願い。私はフィルデュウスさんの方に協力を要請してくるわ」

モバP「はいはい。でも海でやりあうなら、留美さん以上の戦力いませんよ?」

留美「……それもそうかしら……」ウーン


――


ナナ「あの化物たちが発生していると思われるのはこの辺り……」

ナナ「上空からもっとよく見ようとしたんですが、攻撃の手が厳しくそれ以上近づけませんでした」

留美「ありがとうございます。ではこの海域の底に奴らの根城があると考えても?」

ナナ「無かったとしても奴らの数を一気に減らせるチャンスです。さくっとやっちゃいましょう」

留美「そうですね」


提督「オイなんか物騒な会話し始めたぞあの人達」

赤城「熊野さんの命の恩人だそうですけど……」

最上「ぐま゛の゛お゛おおおおお」

三隈「よ゛がっだあ゛あああ」

熊野「お、お二人とも苦し、苦しっ……」バタバタ

提督「……鈴谷はどうした?」

最上「」ピタッ

三隈「」ピタッ

熊野「はぁはぁ……あぁ、鈴谷でしたら現在、わたくしのように身体を与えられている所ですわ」

熊野「他にも――」


――


バシャーン

最上「」

ドカーン

三隈「」

バシャーン

ナナ「あ、あはは……」

三隈「モガミンなにこれ」

最上「ボクも全然わかんないんだけど」

ナナ「留美さんはぬらりひょんっていう妖怪なんですけど、海では別の姿なんですよ」

ナナ「海坊主ってやつです」

バシャーン

バシャーン

バシャーン

最上「……ボク達いらなかったね」

三隈「深海棲艦が宙を舞ってる……」


――


ノヴァ「派手にやってるわね」

三隈「ひゃあっ!?」

ナナ「あ、ノヴァさん遅いですよ!何してたんですか!」

ノヴァ「えぇ、最終兵器を持ってきたわ」

最上「最終兵器?」


卯月「あはははは!何ですかあのでっかいタコ!あはははは!」


最上「……木魚?」

ノヴァ「いい卯月?あの宙に舞ってる変な黒いのがこの世界の化物よ」

卯月「あれを倒せばいいんですね!頑張ります!」

卯月「はっ!」ポク


三隈「ねぇモガミン」

最上「どうしたのさ三隈」

三隈「向こうに数百はいた深海棲艦が消えたんだけど」

最上「うん、ボクにもそう見えたんだけどレーダーの故障かな?」

卯月「あはははは!あははははははははは!」ポクポクポクポク


こうして深海棲艦は滅ぼされた

これまでの化物と違い魂を喰わなかった事が幸いし、撃破された艦娘たちの魂の多くは世界の狭間で発見された

秘石によって身体を与えられ、仲間達との再会を果たした彼女達

その身体に艤装が付けられることは、もう無いだろう


『#557』おしまい


『オンザビーチ』


聖來「いやぁー良い海だね♪」

イ゚ヌ「ヘッヘッヘッヘッヘ」

モバP「うん、綺麗な海だなー」

志希「ほらほらみんな~!泳ぎに行こうよ~!」

美嘉「ん、日焼け止めしてからね」

志希「そんなん来る前に済ませておくっ!いいも~ん文香ちゃんと遊んでるからー♪」

文香「えっ、えっと……」


文香「私、あまりこういう場所には来ないのでよく分らないのですが……」

志希「むむーこのインドア美女め!じゃあまずは海の家からスタートだっ!」

美嘉「あ、Pさん日焼け止め塗ってみる?」

モバP「ん、いいぞー」

美嘉「えっ」

モバP「え?」

聖來「Pさん流石にそれはどうかと思うなぁ」

イ゚ヌ「ヘッヘッヘッヘッヘ」


「あぁ……自分が作った料理を食べられない屈辱……」ジュー

「何を言うておるのじゃ。吾輩達は今給仕する側じゃろうが」ジュー

「あとでたくさん食べられるよう頼んでおきましょう」ジュー

「そうしましょう……」

「どうしました?」

「いえ、こうしたやり取りがまた出来るようになって、本当に嬉しくて……嬉しくて……」グスッ

「……私も、ですよ……」グスッ


「おいお主らやめんか。焼きそば焦げとるじゃろ。それと客が来とるんじゃからやめんかコラ」

「あぁ、すいません。いらっしゃいませー」

「失礼しました。いらっしゃいませ」

志希「焼きそば二つね~♪お、瓶サイダーあるじゃん!コレも二つお願~い!」

文香「これが、海の家……」


――

モバP「あー……」ゼェゼェ

聖來「もぉ、変な声出しちゃって」クスクス

モバP「んだよぉ、あの二人に付き合ってたらこうもなるって」ゼェゼェ

イ゚ヌ「!」バッ

モバP「っとぉ!!」バッ

聖來「あはは、イ゚ヌのキス避けるの上手くなったねー」

モバP「今キスされると生命の危機だからなー」

美嘉「あれ?Pさん元気そうじゃん」

美嘉「熱中症かもしれないってドリンク買ってk――」

イ゚ヌ「!」バッ

美嘉「ん……ふ……」

聖來「……あぁ、ね・ちゅう・しよう、で反応しちゃったんだね」ハッハッハ

モバP「そうなると長いからなー」ハッハッハ

美嘉(Pさんの前でこんな……悔しい……)

美嘉(でも上手ッ……!!)


『オンザビーチ』おしまい


「……む!」

「コチラ三番監視塔!女性が波にさらわれてます!」

「了解ネー!すぐ助けに行くデスヨー!」


『オンザビーチ・おまけ』おしまい

本日はここまで
劇場のお姉ちゃん可愛いよおおおおおおおおおお

>>282-283 の間に一つ抜けていました


――


留美「全艦待機させておくよう言っておいたはずだけど?」

最上「いえ!お手伝いさせて下さい!」

三隈「自分もご一緒します!」

留美「うーん……」

ナナ「いいんじゃないですか?彼女達も立派な艦娘?なんですから」

留美「はぁ……分かったわ」

最上「ありがとうございますっ!」

三隈「海域までの戦闘はお任せ下さい!」

留美「えーと、いや、うん……ありがとう、任せるわ」


『解釈』


モバP「……」カタカタ

ちひろ「……」カタカタ

ちひろ「……随分まゆちゃんから好かれてますね」カタカタ

モバP「……え?」

ちひろ「え?」

モバP「いやいやそれは無いです」

ちひろ「あんなに好き好き言われてるんですよ?」

モバP「だからですよ」

モバP「アイドルがプロデューサーに好きって」

モバP「本気にしたら僕がクビになるの解ってるから遊んでるだけですよ」

ちひろ「そうでしょうか」

モバP「そうですよ」

モバP「裏でアイツ本気にしてマジキモイんだけどーとか言われるパターンですよ」

ちひろ「はあ」


モバP「だいたいあの子ホラ、僕が他の子と仕事の話した後とか」

モバP「その子に僕に近付くなって言ってるんですよ」

モバP「本人も僕に積極的に話し掛けて来る事ってありませんし」

モバP「たまにスゴイ睨んできますし」

モバP「嫌われてますよ」

ちひろ「はあ」

モバP「まぁ、実際ほとんどのアイドルに嫌われてると思いますよ」

ちひろ「はあ?」

モバP「僕が事務所に入った途端に皆黙るでしょ」

モバP「明らかに話変える時とかありますし」

ちひろ「ありますね」

モバP「ね?」

ちひろ「はあ」


モバP「あとよく借りパクされるんですよね」

ちひろ「借りパク」

モバP「最近だと一ノ瀬に貸したハンカチが返ってこないんですけどね」

モバP「これで全員にハンカチ借りパクされた事になるんですよ」

ちひろ「えっ」

モバP「中には何回も取ってく子もいて」

モバP「もう捨てるつもりで渡してますけどね」

ちひろ「えぇー……」

モバP「ハンカチくらいちゃんと携帯しといて欲しいもんですけど」

モバP「それ言ったら言ったでうるさいなぁって思われるじゃないですか」

ちひろ「思われますかね?」

モバP「思いません?」

ちひろ「思うかもしれません」

モバP「ね?」

ちひろ「はあ」


ちひろ「――というやり取りが先日ありましたが、これはどういう事でしょうか」

ちひろ「まずまゆちゃん、プロデューサーさんの事好きだって言ってましたよね?」

まゆ「はい……でも面と向かうとやっぱり恥ずかしくてなかなか行動には……」イヤンイヤン

ちひろ「それで見惚れていた、と」

まゆ「はい」

ちひろ「睨まれてると思われてますよ?」

まゆ「……」グスッ


ちひろ「次、プロデューサーさんが事務所に入ってきた時」

留美「彼が入ってきたっていうだけで緊張しちゃうのよ」

美優「へ、変な事言ってないかとか、髪型とか気になりまして……」

礼子「身嗜みは整えてるつもりでも不安なのよ」

ちひろ「相手の方が不安になってますよ?」

留美「……」

美優「……」

礼子「……」


ちひろ「次、明らかに話題を変える」

美嘉「だ、だってあの人のドコが好きとかいう話だったりするし……」

卯月「誕生日プレゼントどうしよっかとか話しますし……」

ちひろ「あの人なら、むしろ目の前で話してても気付かないと思いますよ?」

まゆ「……」

きらり「……」

未央「……」

凛「ちひろさん!ストレートに好意を伝えても気付かれない子だっているんだよ!」

ちひろ「ごめんなさい!」


ちひろ「こほん……えー、では最後」

ちひろ「プロデューサーから借りたハンカチは全部この段ボールに入れて下さい」

<エー ヤダー

ちひろ「やだじゃないですよ借りパクされたって思われてるんですよ?」

<ドサドサドサドサドサ

ちひろ「はい、じゃあこれはクリーニングに出した後にプロデューサーさんに返却しておきますからねー」

<エー

ちひろ「他にもプロデューサーさんから借りてる物がある人はちゃんと返しておくようにお願いしますねー」

朋「ねぇねぇ」

ちひろ「どうしました?」

朋「この延長コードも返さなきゃダメ?今年の開運アイテムなんだけど」

ちひろ「なんでわざわざプロデューサーさんから借りたんですか!」


『解釈』おしまい


『スプラッシュ★ハプニング』


美嘉「はいプロデューサー★ドリンク差し入れだよ!」

モバP「お、ありがとな」

美嘉「あれー?ちょとちょっとーどこ見てんの」

モバP「乳」

美嘉「えっ」

モバP「乳」

美嘉「ま、ちょ、え……」

志希「お尻」

文香「ふともも」


全員炭酸ジュースぶっかけられました


『スプラッシュ★ハプニング』おしまい


『#8582』


――CGプロダクション・屋上


「……」

「ンだよォ、ンな塞ぎ込んだ顔しやがって」

「……」

「なんでオレがオメーの事覚えてるかってツラしてやがんな」

「ッタリメーだろ。短い間だったケド、オメーはオレの、ウチのアイドルなんだよ」

「オマケに世界を正常に戻す為だったかァ?」

「……ンなモン忘れる訳ネェだろーが」

「……」


「アナタは……」

「あァ?」

「アナタは強いのね」

「この世界で私の事を覚えている『人』は、きっとアナタだけよ」

「そりゃ光栄なこって……イヴのヤツは知ってんだナ?」

「そうよ。彼女もループから外れていた存在」

「んじゃ最低でも二人は覚えてるって事か。帰る場所には充分じゃネェか」

「……」

「……辛い事あったら話せ。オレはオメーのプロデューサーだかんな」


「……人を」

「あン?」

「人を、助けられなかったの」

「たくさんの人を」

「……そォか……」

「もっと早く気付けていれば」

「助けられた魂があったはずなのに」

「……」

「……」

「……ノア、オメーはよくやってるよ」

「……」


「オレだけじゃねぇ」

「オメー造った父親も」

「オメーにテーブルマナー教えたヤツも」

「全員胸張って言えるゼ」

「……それでも私は」

「全能じゃないわ」

「だから頼れってんだよ。オレ達も、ナナも、他の世界の連中もよ」

「助けられなかった魂だって、そういう運命なんだ」

「生き物は全部死ぬんだからナァ」

「それでも……」


「あの化物達にやられた魂なの!」

「あの化物達と戦って!戦って戦って戦って!」

「その為だけに造られた魂だったの!」

「……」

「彼女達の魂は生きようとしていた!だから私は身体を与えた!」

「見逃した魂だって生きようとしていたはずよ!」

「その魂を私は……っ!私はっ!」

「……」

「……」

「……そう自分を責めるもんじゃねェ」

「……」




「――落ち着いたか?」

「……えぇ、ごめんなさい。泣いたらスッキリしたわ……」

「バァカ、こういう時はありがとうって言うんだヨ」

「そう……ありがとう」

「うっし、メシ食って行くか?」

「今日はオメーの好きなハンバーグだぞ?」

「……いえ、まだ少しやり残しがあるから」

「そォか……」

「じゃあいつでも帰って来いよ、ノア」


「……今の私はノヴァよ」

「それでもオレにとっちゃノアなんだよ」

「くすっ」

「あンだよ?」

「いえ、高峯のあという名もあった事を思い出したの」

「ウチにいた間の芸名じゃねェか。帰ってきたらまたそう呼ばれるぞ」

「そう……それは楽しみだわ」

「じゃあさっさと行ってきな。あんま遅くなるんじゃねーぞ」

「えぇ、解ってるわリキッドさん」

「それじゃあ、また」


『#8582』おしまい


ちひろ「プロデューサー……ですか?」
ちひろ「プロデューサー……ですか?」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1383/13832/1383215043.html)


本日はここまで


『事務のお仕事』


ちひろ「んぅー……」

留美「どうしたのちひろさん?」

ちひろ「へ?あ、いや、何でもないですよ」アハハ

留美「そう?今なら元秘書が暇を持て余してるけど?」

ちひろ「……じゃあ、すこーし手伝って貰えますか?」

留美「えぇ、任せて」クスッ


留美「――はい、コッチの分は上がったわよ」

ちひろ「あ!ありがとうございます!ホント助かりましたー♪」

留美「でも、そんなに難しい量じゃなかったわね……何を唸ってたの?」

ちひろ「え?あ、いやー、それは、その……」

留美「素面じゃ言えない事かしら?」

ちひろ「あ、いや、そういう訳じゃないんですけど……笑わないで下さいね?」

留美「えぇ」

ちひろ「『メルヘンデビュー!』に自分の名前が上手くはまらなくて悩んでたんです」

留美「そう。怒らないでとは言われてないわね。そこに正座なさい」


『事務のお仕事』おしまい


『ライブに向けて』


真奈美「フンッ!……フンッ!……」グッグッ

珠美「おぉ……」

亜季「さ、流石真奈美殿であります……」

ルキトレ「趣味の欄に筋トレと書くだけありますね……」

亜季「真奈美殿!自分もご一緒してよろしいでありますか!」

真奈美「うん?あぁ、構わないよ」グッグッ

珠美「たまm自分もお供させて下さい!」


真奈美「フンッ!……フンッ!……」グッグッ

凛「すごいね……ボイストレーニングの後に筋トレなんて」

加蓮「うぇ……私には無理……」

奈緒「LIVEも近いし、気合入ってんなー」

凛「私達も気合、入れ直さないとね」

加蓮「……そだね」

奈緒「おう!」


真奈美「フンッ!……フンッ!……」グッグッ

未央「真奈美さん、ずっと筋トレしてるけどさ」

茜「すごいですよね!私もやってきますっ!!!」ダッ

未央「へ?あぁ、うん」

藍子「確かにずっと筋トレしてるけど……」

未央「うん、ダンスの振り付けしてるトコ見た事無いんだけど、大丈夫かな?」

藍子「うーん……真奈美さんの事だから、家でしっかりやってるんじゃないかな?」

未央「振り付けは私達にも秘密って事?」

藍子「そうじゃないかな?真奈美さん、結構お茶目な人だから……」クスッ


――LIVEバトル当日


『それではお二人のパフォーマンス!どうぞ!!』


みく「行っくにゃ~!」

真奈美「……」スッ


真奈美「フンッ!……フンッ!……」グッグッ

みく「」


静まり返る会場

絶句するみく

ステージ衣装に身を包み

いつものメニューを

いつものテンポで続ける真奈美

会場にいる誰も彼もが

その姿に釘付けにされていた

何故筋トレをしているのか

その疑問は誰しも浮かんだはずだが、しかし誰も口にしなかった

そして誰からともなく

その回数を数える声が大きくなり

それは大きな渦となり会場を呑み込んだ

198……199……200!

真奈美が全てのメニューを終え、ゆっくりと立ち上がる

湧き上がる歓声と拍手

ステージ上で笑顔を見せる真奈美に、タオルを持ったみくが駆け寄った

タオルを受け取り、手を差し出す真奈美

その手を両手で包み、頭を下げるみく

最高のLIVEが、幕を下ろした


『ライブに向けて』おしまい


『襲い掛かる美羽!』


――某所・川


比奈「やったッスねー」キャッキャッ

杏「うひゃ、つめたぁ……」キャッキャッ

美嘉「お返しだー!!」キャッキャッ

裕美「ひゃっ!?……もうっ」キャッキャッ


美羽(水際で戯れる美少女たちに危険な魔の手が……)ブクブク

美羽(サメの背びれオーケー!でーでん……でーでん……)スィー


のあ「……」

杏「……Go!」


美羽(でーでん……でーでん……)スィー

美羽(……あ、あれ?)

美羽(水が塩辛い!?)

美羽「!?」ザバッ



「コチラ三番監視塔!サメと見られた物は女の子のイタズラでした!」

「了解した。展開中の艦隊、警戒態勢解除。少し灸を据えてやれ」


『襲い掛かる美羽!』おしまい


『JPY』


李衣菜「よーっし!じゃあ一回合わせてみようよ!」

ライラ「あ……ちょっと待って下さいですリイナさん」

李衣菜「どうしたの?まだ腕痛い?」

ライラ「いや、それは大丈夫でございますよー」

ライラ「それより、ライラさんは Internet で色々見て勉強したのでございますですが」

ライラ「このバンドにはキーボードの人はいないのでございますか?」

李衣菜「へ?」

星花「ん……そう言われればそうですわね」

清美「キーボードは必要不可欠という訳では無いですが」

ライラ「本当でございますか?」

清美「え、えっと……」


モバP「いいタイミングでいい話をしてるじゃないか」バーン

李衣菜「Pさん?」

星花「どうしたんですの?」

ライラ「もしかしてキーボードさん加入でございますか?」

モバP「いや、キーボードじゃないけど一曲くらいDJ付きでやれないかと思ってさ」

清美「DJですか?」

礼子「ジューシー。私よ」

清美「ジューシー禁止って言ったじゃないですか!」


李衣菜「Pさん、ちょっと」

モバP「ん?」

李衣菜「礼子さんって、その、ロックなの?」

モバP「何言ってんだオメェ」


礼子「 let's party party yeah ♪」キャッキャッ

ライラ「イェーでございますー」キャッキャッ


モバP「キャップ後ろ被りでハシャいでる三十路がロックじゃなくて何なんだよ」

礼子「Pくん、聞こえてるわよ」

李衣菜(ロックってなんだっけ……?)


『JPY』おしまい

本日はここまで


『つまりこう』


――某日・海水浴場


志希「んーっ……いーい匂いだぁーっ♪」

莉嘉「志希さーんっ!文香さーんっ!早く泳ぎに行こうよー☆」

文香「莉嘉ちゃん……準備体操してから海に入らないと……」

莉嘉「そうだねっ!じゃーまずは両手を上に挙げて背伸びの運動からー☆」スゥッ

志希「おー♪」スゥッ

文香「ら、ラジオ体操ですか……」スゥッ


『 ば そ き や 』


莉嘉「焼きそば食べたい!!」

志希「私も~♪」

文香「……食べに行きましょうか」


「いらっしゃいなのです!」

「てんちょぉ!三名様です!」


『つまりこう』おしまい


『CM』


時子「ふん……遊んであげるわ……ほうら」

時子「あら……これは躾が必要みたいね」

時子「汚らわしいわねまったく……」


『養豚シミュレーションゲーム『トントンファーム!』スマホで検索!』


時子「……ふふっ」


『CM』おしまい


『勝敗』


レナ「あぁもう……また負けちゃったわね……」

茄子「ふふっ……ありがとうございますね」ニコニコ

レナ「なによ急に」

茄子「私、昔からこうでしたので……こうやって遊んでくれる人っていなかったんです……」

レナ「……そう」

茄子「だから今、こうしてレナさんとトランプ出来るのって、凄く楽しいんです」

レナ「茄子ちゃん……よし!もう一回お願いするわ!」

ちひろ(ええ話や……)

茄子「はい♪あ、でも罰ゲームはしますからね?」ニコッ

レナ「えぇ、いいわよ!」

ちひろ(ええ笑顔や)


――外回りから帰って来て最初に目に飛び込んできたのは、事務椅子に後ろ手で縛りつけられたレナさんだった

普段レッスンで使われている縄跳びの紐が胴の辺りで食い込み、彼女のグラマラスなボディラインを露わにしている

「ふぅ……ふぅ……ぷふっ……」

彼女は口に棒アイスを一本丸々咥え、両手も使えず上を向いたまま荒々しく息をしている

その顔は息苦しさから紅潮し、目尻には涙を湛えていた

時折聞こえる小さな破裂音は、彼女の口腔から溢れ出した唾液と息が混じったもの

彼女が身じろぎ、事務椅子がぎぎっと音を鳴らす

その動きと共に唇の端から、唾液と溶けたアイスが混じり合った液体がつぅ、と顎を伝い

首筋を流れ、シャツの襟元からその豊満な胸元へと消えていく

「ふふっ、可愛いですよレナさん」

そう言ったのは愉悦の笑みをその顔に湛えたアイドル、鷹富士茄子

彼女はゆっくりと棒アイスの持ち手に人差し指を添え、撫でるように動かす

「んむっ……ぷふぁ……」

その刺激から逃れようと顔を動かそうとするレナ

しかしそれは、茄子の嗜虐心という火に油を注ぐだけだった

茄子の指が、今度は円を描くように動く

「おぅっ……えぷっ……」

棒アイスがレナの咥内を乱暴にかき回し、その隙間から溢れ出た唾液が再び胸元に吸い込まれる


モバP「おい千川その独白とカメラ止めろ。あと茄子も何してんの」

茄子「罰ゲームです♪」

レナ「むぅーっ!むぅーっ!」バタバタ

ちひろ「入り口でその姿に見入っていた僕の視線に気付いたレナが羞恥心から顔を背けようとするが――」

モバP「千川」

ちひろ「ごめんなさい!」

モバP「まったく……大丈夫ですかレナさん?今抜きますからね」

レナ「おふ……ぷふぁっ……はぁ……はぁ……」カクン

モバP「……」

ちひろ「先に縄を解かずにアイスを抜くとか、Pさん解ってますね」

茄子「流石です!」

モバP「そういうんじゃないからな!?」

レナ「早く……解いて……」ハァハァ


『勝敗』おしまい


『ごろん』


乃々「ホントはね 今でも 震えが止まらないんだ」


美優「Pさん……」

モバP「あ、美優さん……すいません、情けない所を……」

美優「いえ……隣、失礼しますね」

モバP「えっ?」


乃々「何かが壊れてしまいそう」


美優「……」ストン

モバP(……こんなに隣り合って座るの久し振りだな……)

モバP(……いい香りがする……)


乃々「『大丈夫だよ』とか 簡単に言わないでくれ」


美優「大丈夫ですよPさん……私達がついてますから……」

モバP「美優さん……」

美優「いつも私達の為に頑張ってくれてるんですから……だから……」

美優「だから……今日くらいは、甘えてもいいんですよ?」


乃々「僕は そんなに 強くはない」


モバP「……じゃあすいません……手を握ってもらっても……」

美優「えぇ……じゃあ横になって下さい」

モバP「え?」

美優「ほら……ね?」ポンポン

モバP「……じゃあお言葉に甘えて……」


乃々「閉じ込めた言葉と想いが 胸の中で」


モバP「うわあ柔らかいしいい匂いがします……あ、頭重くないですか?」

美優「大丈夫ですよ……」クスッ


乃々「理性を振りほどいて また暴れだしたんだ」


モバP「このまま寝返りうって顔押し付けてスーハースーハーしたいお!」

モバP「美優さんの香りをスーハースーハーしたいお!」


乃々「だからわかってるって そんな怖い眼で睨みつけるなよ」


早苗「……」

美優「あ」

モバP「……おっす」


乃々「お願い 少しだけ 一人にしてて」


早苗「Pくん」

モバP「はい」

早苗「ちょっとコッチ来なさい」

モバP「はい」


<バタン


乃々「こんなにも伝えたい事があるのに うまく伝えきれないよ」

乃々「こんなに近くで 叫んでいるのに」


乃々「……もうすぐ」

乃々「……また三人で歌えますよ……」


『ごろん』おしまい


『レベル上げ』


モバP「さぁ卯月、レッスンの時間だよ」

モバP「今日はどんな十人になるだろうなぁ。楽しみだなぁ」


モバP「裕美と、こずえと、愛海と」

モバP「おぉっ!もう一人裕美だぞ卯月!」

モバP「輝子と、マキノと」

モバP「真奈美さんが二人と、櫂と、亜里沙さんか」

モバP「よし卯月、皆とトレーニングルームに行ってくるんだ」

モバP「どうしたんだ?そんなに震えて」

モバP「……いいから。ほら行ってきなさい」

モバP「あぁ……逃げちゃったか」


『レベル上げ』おしまい

本日はここまで。名前間違いのご指摘ありがとうございました


『SCP』


(扉が開く音)


モバP「やぁおはよう。今日は特技持ちを三人連れてきたよ」

モバP「あはは、そんなに喜ばれるとこっちも嬉しいよ。ほら、お食べ」

モバP「美味しいか。そうかそうか」

モバP「んー、今回も特技は上がらなかったか……ん?」

モバP「え?いやダメだ。あの子もSRだからね」

モバP「ダメだ。それじゃ事務所のアイドルが君だけになっちゃうじゃないか」

モバP「だからダメだ……こら、離しなさい」

モバP「いいから離しなさい……離せって言ってるだろ!離せ!離せ!」

モバP「くそっ!このっ!離せ!離せ!」


(叫び声)

(静寂)

(複数人の足音)

(扉が閉まる音)


『SCP』おしまい


『永遠のプリンセス』


――某日・海水浴場


櫂「あぁ~……」

風香「も、もう動けないです……」

礼子「よく頑張ったわね」

亜里沙「ごめんねー?ついハシャいじゃった……」エヘヘ

櫂「すごいスタミナですね……」

亜里沙「子供達と遊ぶのって、結構力仕事だからねっ」グッ

亜里沙「それに、体力で言ったらホラ……」


瑞樹「Pくん!水着の瑞樹よ!海から獲れたてピッチピチよ!」バーン

モバP「……」ダッ

瑞樹「あっ!待ってPくん!浜辺で追いかけっこする時は海沿いを走るの!」

瑞樹「陸に向かうのはナンセンスよ!」ダッ


亜里沙「……まぁ綺麗なフォーム……」

風香「アレは暑さでやられたんじゃないですか……?」

櫂「Pさんは何で革靴で砂浜を走れるんでしょうね……」

礼子「気にしちゃ負けよ」


『永遠のプリンセス』おしまい


『ボツ案』


瑞樹「Pくん!水着の瑞樹よ!海から獲れたてピッチピチよ!」バーン

瑞樹「今日はキミの心に接☆岸!揚☆陸!」

瑞樹「あぁでも陸に揚った人魚はもう逃げられないの!エラ呼吸も出来ないの!お持ち帰りイイイイイイ!」

瑞樹「瑞樹をベッドと言うまな板の上で捌いて!キミの包丁で三枚おろし!夜の三枚おろし!」

瑞樹「あっ!待ってPくん!浜辺で追いかけっこする時は海沿いを走るの!」

瑞樹「陸に向かうのはナンセンスよ!」ダッ


『ボツ案』おしまい


『いけない』


乃々「水着とか……むぅーりぃー……」

モバP「そんな事言わないで……」

モバP「とりあえず机の下から出て来なさい。ね?」スッ

乃々「……」


モバP「があああああああ」ギリギリギリギリ

乃々「だ、ダメな物はダメなんですけど……」

早苗「おー、見事なアームロック」ケラケラ

モバP「乃々っ!悪かった!悪かったからギブ!ギブ!」


モバP「いてて……クラリスさん、孤独のグルメまで読み始めましたか……」

クラリス「えぇ。面白いですよ?」


『いけない』おしまい


『ソーダ味も然り』


イヴ「……」ワクワク

ちひろ「……」

イヴ「まだかなーまだかなー」ワクワク

ちひろ「……あの」

イヴ「はい!なんですかちひろさん?」

ちひろ「抹茶アイスを溶かしても、抹茶にはなりませんよ?」

イヴ「!?」

イヴ「……そんな……」

イヴ「……」

ちひろ「い、イヴちゃん?」

イヴ「コオオオオオセエエエエエエエエキイイイイイイイイイイ」

ちひろ「麗奈ちゃんね!?麗奈ちゃんに吹き込まれたのね!?」


『ソーダ味も然り』おしまい

本日はここまで


『御仕置』


真奈美「フンッ……!フンッ……!」グッグッ

イヴ「Pさぁ~ん」エーン

モバP「こらぁ麗奈!いじめていいのは筋肉だけだって言ってるだろーが!」

麗奈「何なのよアンタ!いっつもいっつも筋肉筋肉って!」

真奈美「フンッ……!フンッ……!」グッグッ

モバP「ええい何度言わせれば気が済むんだ!もう我慢ならん!」

麗奈「な、なによ!離しなさいよ!うわ力強い!」

モバP「おしおき筋トレだ!」

真奈美「フンッ……!フンッ……!」グッグッ


<バタン


『御仕置』おしまい


『電卓より算盤派』


さくら「お疲れ様でぇ~っす!」

泉「お疲れ様です」

亜子「ただいまー!」

ちひろ「はい♪おかえりなさーい」

まゆ「あ、お疲れ様です」

さくら「あ~疲れたぁ~……あ!わたしお茶淹れて来ますっ!」

ちひろ「あら、ありがとー♪」

まゆ「ありがとうございます」

まゆ「……」

亜子「どないしたん?」

まゆ「あ、いえ……さくらちゃんってピンク色好きなんですよね?」

まゆ「なのに、私服はそんなに派手じゃないなーって思って」


亜子「あぁー、まぁ、さくらの場合はピンクの物集めるのが好きみたいやからな」

亜子「どっちかっていうと集めたモン見てニヤニヤしてるようなタイプ」

まゆ「へぇ……」

亜子「あ、でもピンクやったらなんでもええってワケじゃないらしくて……」

亜子「コレ見た時は流石に真顔やったわ」


ttp://i.imgur.com/g2oNpvI.jpg


まゆ「……なんですかこれ?」

亜子「前に亜季さんがさくらにプレゼントしようとしたエアガン」


※画像は実銃です


まゆ「へぇ……あ、でも亜子ちゃんも泉ちゃんも集めた物を見てニヤニヤするタイプなんじゃ?」

亜子「ウチ?ウチは……あぁ、通帳?」

まゆ「はい♪」

亜子「なんやまゆさん、ウチの事よく分かってるなぁ……」

亜子「まぁニヤニヤするにはするけど、最近使う方が楽しい時あるしなぁ」

まゆ「そうなんですか?」

亜子「うん。皆と食べに行く時とか、Pちゃんが全部出すって言った時にコッソリ自分の分出すとか」

まゆ「えっ」

亜子「いっつもPちゃん断ってくるから、強引に財布にねじ込むんやけどね」アハハ

まゆ(……今度半分出せば挽回できるかな?)


亜子「って言うか泉はコレ違うくない?」

まゆ「泉ちゃんはぷろぐらむを集めて……あれ?何笑ってるんですか?」

亜子「んふっ……いやーごめんごめん、まゆさん機械弱いやろ?」

まゆ「えっと……実は少し……」

亜子「ケータイとか使いこなせてないタイプちゃう?」

まゆ「そ、そんな事は……ありますね……」

まゆ「あ、でも電話とメールは使えますよ。凛ちゃんに教わったから」フンス

亜子(あぁもう可愛いなぁこのアイドル)

亜子「しゃーないなぁ、ウチが教えますわ♪」


<オチャハイッタヨォー


『電卓より算盤派』おしまい


『日課』


卯月「おはよーっ!」

同級生A「あ、おはよう卯月」

同級生B「おはよー」

卯月「ん?何話してたの?」

同級生B「ん……通学路にある公園でね、毎朝筋トレしてる人がいて……」

同級生A「いっつもスーツ姿だし、変だねーって話してたの」

卯月「あ、それ私のプロデューサーだよ?」

「「ホワッツ!?」」


『日課』おしまい

ひとまずここまで


『夏のせい』


ちひろ「やっと海に遊びに来れましたね!」

モバP「いやー、混んでる時に来れてよかった」ハッハッハ

ちひろ「どうしてです?」

モバP「ホラ、浮き輪とかサメの奴とか空気入れるじゃないですか」

ちひろ「えぇ」

モバP「その空気を抜く時の経産婦眺められますからね」

モバP「いや経産婦に限りませんけれどもね」

モバP「ほぼ下着の女性が傍目も気にせずに」

モバP「空気抜くために胸寄せたり尻突き出したりするワケですからね」

モバP「人は多い方がいいでしょう?」

ちひろ「うん、すごい気持ち悪い」


ちひろ「仕方ないですねー。Pさんが変な事しないように私が頑張らないとですね」ギュギュッ

モバP「何してんですかちひろさん。浮き輪は両腕入れるもんじゃ無いですよ」

ちひろ「……」ズイッ

モバP「うぉ」

モバP(そういやちひろさんって結構バストあるんだった。浮き輪の中で両腕に挟まれた谷間が)

ちひろ「さ、さんどいっちー……」ボソッ

モバP「……」

ちひろ「……」

モバP「自分恥ずかしいならすんなや……顔真っ赤っかやん」

ちひろ「ちゃうねん」

モバP「何が」

ちひろ「夏が悪い」

モバP「あー、夏な」


ちひろ「あれ?」ギギッ

モバP「何?もしかして抜けないとかですか?」

ちひろ「……はい」

ちひろ「ちょっと手伝って下さい」

モバP「いや、もうずっとそのままでええやん」

ちひろ「ダメですよ!抜いて下さい!」

モバP「いやそんなコミカルな格好で抜くとか無理やで」

ちひろ「ちゃうわ!はよ手伝え!」


『夏のせい』おしまい


『#8573』


留美「――以上よ」

モバP「お疲れ様でした。えぇと、向こうの人達はこの事を?」

留美「知っているのはごく一部でしょうね」

留美「ゾンビとは言え、同胞を撃てとは言えないでしょう?」

モバP「……酷い話ですね」

留美「あら、私達の世界でもありえた事なのよ?他人事じゃないわ」

モバP「皆を撃つくらいなら自分がゾンビになりますよ」

留美「……ごめんなさい。楽しい話じゃなかったわね」

モバP「いえ、こちらこそすいません」

留美「一先ず、向こうの世界で化物を殲滅した影響が近隣の世界で出始めるはず」

留美「それと、彼女達の肉体を再生した影響もね」

モバP「悪いようにはならないようで何よりです」

留美「全くよ……さて」

留美「徳スタンプの集計は終わってるかしら?」

モバP「あと半分くらいですよ」


『#8573』おしまい


『誕生日会』


モバP「誕生日おめでとう響子、凛。今回はちょっとプレゼント用意できなかったけど……」

凛「……プレゼントよりも誕生パーティーに来て欲しかったな」

響子「……なんでいつも来てくれないんですか?皆待ってるんですよ?」

モバP「……へ?」

凛「だからさ、誕生パーティー。毎月やってるじゃん」

モバP「え、毎月?」

響子「……もしかして、知らなかったんですか……?」

モバP「初耳なんだけど」

凛「……ホントに?」

モバP「いや、ホントに」

モバP「え、何誕生パーティーって?」


響子「えぇっと、ほら、この事務所って人数が多いから全員分の誕生日を祝うのって大変じゃないですか」

モバP「あ、あぁ。予定が合わなくて祝えない子も出て来るしなぁ」

凛「だから毎月一回誕生パーティーで祝う事にすれば、そういう子はいなくなるでしょ?」

モバP「なるほど」

響子「という事で続けてるんですが……その、Pさんが知らなかったなんて……」

響子「ご、ごめんなさい!」

凛「ゴメンね。誰かが伝えてるだろうって思ってたんだけど……」

モバP「いや、いいよ、うん、ありがとう」


凛「じゃあさ、その、来月はちゃんと来てくれる?」

モバP「うん、行く行く」

モバP「ところでさ」

モバP「発案者は誰かな?ちひろさん?」

凛「」ゾクッ

響子「」ゾクッ


ちひろ「ほぇくちょん!!」

ちひろ「あぁー……誰かに噂されてますね。いい噂だといいなー♪」

<ガチャ

ちひろ「ただいまかえりましたー♪」


『誕生日会』おしまい

本日はここまで
台風情報でブツ切り放送になっていたゲー音三昧でおねシンをフルで聴けたのはラッキーだったと思いたい


『バタ足も出来なかった』


――某日・海水浴場


<マイクチェックワンツー ショウゴノ オシラセヲ イタシマス


卯月「あ、凛ちゃーん!未央ちゃーん!ちひろさーん!お昼だってさ!」

未央「はーい!」

凛「じゃあ戻ろうか。ちひろさんも……」

ちひろ「……」スィー

凛「……ちひろさん?」


凛「あぁっ!いつもの笑顔のまま潮に流されてるっ!」

未央「泳げなかったのあの人!?」

卯月「浮き輪から手を離しちゃダメですからね!うわ顔色悪い!」


三人で引っ張って泳いでいる間、ちひろさんはずっと引き攣った笑顔でした


『バタ足も出来なかった』おしまい


『出張2』


モバP「――と言う訳でまた一週間出張に出る事になりました」

ちひろ「またですか……でもその間どうするんです?」

ちひろ「黒井さんは前の事もあって頼みにくいと思うんですけど……」

モバP「あぁ、それなら大丈夫ですよ」


――後日


マジック「今日からPくんの代わりに皆のプロデューサーとなるマジックです。よろしくお願いします」ペコリ

ハーレム「同じくハーレムだ。よろしくな」

モバP「僕がこれから出張研修に行くプロダクションから来て頂いたから、皆ちゃんと言う事聞くように」

ちひろ(ガラ悪っ)


マジック「私達の世界での顔見知りと初対面、というのも変なカンジだな……」

ちひろ「あ、お二人ともプロデューサーなんですか?」

ハーレム「オレ達は違うけどよ、まぁ、面識はあンだよ」

マジック「こらハーレム。言葉遣いが成ってないゾ」

マジック「そもそもハーレムがちゃんとお兄ちゃんの言う事を聞いていれば――」

ハーレム「今さらンな話蒸し返してんじゃねぇよ……」

ちひろ「え?ご兄弟なんですか?」

マジック「えぇ、似てるでしょう?」ハッハッハ

ハーレム「一緒にしてんじゃねェ!」

ちひろ「は、はぁ……」


――

マジック「古賀小春くんか……初めまして」

小春「はじめまして~」

マジック「……そちらの精悍な顔付きをしているのは誰かな?」

小春「あ、イグアナのヒョウくんです~♪マジックさんは動物好きですか~?」

マジック「いやぁカワイイ動物は大好きだけど爬虫類はちょっと……」

小春「ふぇ?」ジワッ

マジック「いやいやいや好きだよ!ウン!オジさん爬虫類も好きさ!」

小春「やったぁ~じゃあヒョウくんぺろぺろです~」ズィッ

ヒョウくん「……」ズィッ

マジック「えっ?」


ヒョウくん「……」レロォ レロォ

マジック「ふんぬううううううああああああああああ」ゾゾゾゾゾゾゾゾゾ

ハーレム「スゲェ鳥肌だぜ……兄貴」

小春「ヒョウくんもマジックさんの事気に入ってくれたみたいです~」キャッキャッ

マジック「フフフ……そうか、気に入ってくれたか……」ハァハァ

ハーレム「情けねェなぁ」

小春「じゃあ今度はハーレムさんもヒョウくんぺろぺろです~」

ハーレム「」


ヒョウくん「……」レロォ レロォ

ハーレム「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ

マジック「ハーレムいい感じ!こっち向いてほらスマイルスマイル!」ジーッ

ハーレム「撮ってんじゃねぇええええええええええ!」

小春「これでみんな仲良しです~♪」


――


ハーレム「まったく……ヒドイ目にあったぜ……」ハァハァ

マジック「パプワ島のナマモノよりもインパクトが強いのは何故だ……」ハァハァ

みく「お゛ぉん゛!二人とも゛大丈夫かに゛ゃあ゛!?」(ダミ声)

ハーレム「」

マジック「」


みく「あ゛れ゛ぇ?顔色がさっきよ゛り悪くなったに゛ゃあ゛?」(ダミ声)

マジック「えーと、前川みく、くん、だよね?」

みく「そう゛だに゛ゃあ゛!」(ダミ声)

ハーレム「何だこのN○K教育から聞こえて来そうな声は」

みく「お゛ぉん゛!ある゛日起きたら゛こうな゛ってたんだに゛ゃあ゛!」(ダミ声)

マジック「そ、そうか……我々が知っているみくくんと違うからビックリしてしまったよ」

みく「その゛話はご飯でも゛食べな゛がら゛聞いてみ゛たいに゛ゃあ゛!」(ダミ声)


マジック「あぁ、もうそんな時間だったか。食堂があるようだから、ご飯の用意は我々がやろう」キュッ

ハーレム「どっから出したんダヨそのエプロン」

マジック「安心しなさい、ハーレムの分もあるから」ハイ

ハーレム「そォいう問題じゃねェ!!」

みく「お゛ぉん゛!?二人とも゛お料理できる゛に゛ゃあ゛?」(ダミ声)

マジック「あぁ……そういえば、みくくんはお魚が苦手だったよね?」

みく「お゛ぉん゛!お゛さかに゛ゃ!み゛くお゛さかに゛ゃ大好きだに゛ゃあ゛!」(ダミ声)


『出張2』おしまい

ひとまずここまで


『いじり』


――とあるペットショップ


<ワンワンニャーニャーピョンピョンポイポイ


猫「にゃー(フン、そなたも我が『瞳』に魅入りし者か……)」

拓海(可愛い)ニヘー

小春「お待たせしましたぁ~」

拓海「!」キリッ

拓海「おう、もう買いモンは済んだのか?」

小春「はい~、ヒョウくんの食べ物だけですから~」ズィッ

ヒョウくん「……」ズィッ

拓海「おう近づけなくていい、近づけなくていいから、な?」


<アザーッシター


小春「そういえば、たくみさんはまだヒョウくんぺろぺろしてないですね~」

拓海「えっ」

拓海(ヤバイ)

拓海(小春ヤバイ)

拓海(何がヤバイって普通にイグアナ抱えて歩いてるのもヤバイ)

拓海(そんでそのイグアナに舐められて喜んでるヤバイ)

拓海(そういう時の小春の顔が可愛くてヤバイ)

拓海(けどイグアナが可愛いかと言われると違う。可愛くない)

小春「もうっ、たくみさ~ん?」


拓海「え?あぁ、アタシちょっと、イグアナは苦手なんだ……」

小春「はぇ~?たくみさんでも苦手な物ってあるんですね~」

拓海「う……あ、あぁ」

小春「天上天下唯我独尊、喧嘩上等、我等友情永久不滅なたくみさんが~」

拓海「待て、それ誰に教えて貰ったのか教えてくれ」

小春「りんさんです」

拓海「渋谷アアアアアアア!オマエん家で買った菊の花送ってやるからなああああああああああ!!」

小春「菊ですかぁ~?」

ありす「菊の花言葉は『真の愛』『私を信じて下さい』ですね。橘です」スッ

拓海「」

小春「あ、たちばなさんこんにちは~」


ありす「お二人ともお疲れ様です。ヒョウさんもお元気そうでなによりです」

ヒョウくん「……」レロォ レロォ

ありす「すいませんヒョウさん、それは私のタブレットです」

小春「たぶれっとが本体だと思われてるんですよぉ~」

ありす「それは困ります。ほらヒョウさん私はコチラです。橘です」

ヒョウくん「……」レロォ レロォ

ありす「だからそれは私のタブレットだって言ってるじゃないですか!何で判らないんですか!」ダンダン

拓海「イグアナ相手に何キレてんだオメーは」

ありす「当然です。これでは私がタブレットより存在価値が低いみたいじゃないですか」

拓海「そうなんじゃねぇの?」

ありす「うぇええええええええん」

拓海「おぉぅ!?」

小春「な、泣いちゃいました~」オロオロ


ありす「なんで道具の方ばっかり注目するんですか!使ってるのは私なんです!」

拓海「あー悪かった、悪かったから泣くな。な?」

拓海「ありすが頑張ってんのはアタシら知ってんだから、な?」ポンポン

ありす「橘です。あと泣いてません」グスッ

拓海「はい泣いてない泣いてない」ナデナデ

ありす「子供扱いしないで下さい」スン スン

拓海(生意気可愛い)

ヒョウくん「……」ベロォ レロォ

小春「あや~……たぶれっとがべとべとになっちゃってますよ~」オロオロ

拓海「ヒョウくん止めてやってくれ……あちゃー……大丈夫かコレ?」

ありす「万が一にも備えて防水仕様ですから大丈夫です。橘です」


ありす「それより拓海さん、なんで凛さんに菊の花を贈ろうとしてたんですか?」

小春「どうしてですかぁ~?」

拓海「え?あ、あぁ、いや、それはだな……」

拓海(どうしようこのまま素直に渋谷泣かすって言ったらコイツら怖がらせちまうし)

拓海(かと言ってこのままだと)

ありす「やはりその……いえ、私はそういうのも大丈夫だと思いますよ。橘ですから」

拓海「めっちゃ動揺してんじゃねぇか!」

ありす「どどどど動揺違います。橘です」

拓海「目の泳ぎっぷりが痙攣してるみたいになってんじゃねぇか!」

小春「すごいすごい♪ヒョウくんに振り回されてる時のぽぽちゃんみたいですよぉ~♪」

拓海「ソイツそんな事してんの!?」


拓海「あぁもういいから聞け!アタシが凛に菊の花を贈るってのはなぁ!」

小春「贈るっていうのは……?」

ありす「あ、待って下さい。ラ○ンとツ○ッターとユー○ューブとニ○――」

拓海「拡散すんな!」

ありす「何でですか!恋愛事情はオープンにするべきだと思います!橘です!」

拓海「だから恋愛事情とは言ってねぇだろ!!」

小春「じゃあこの話はここでおしまいです~♪」

ありす「そうですね。期待して損しました」

拓海「アァン!?」

ありす「何ですか?もっといじって欲しかったんですか?」

ありす「いじってあげてもいいんですよ?」

小春「やりすぎはめっ、ですよ?たちばなさん」

ありす「わかっています」


拓海「はぁ……もういいや。なんかスゲー疲れた」

ありす「すいません、ついからかってしまいました。橘です」

拓海「あぁ、気にすんな」

ありす「字余り」

拓海「オマエまだからかってるだろ?」

ありす「からかってません。あとオマエじゃありません。橘です」

ありす「カッコいい苗字だと思いませんか」

拓海「名前との釣り合い取れてねーけどな」

ありす「うえええええええええええええん」


拓海「すまん!可愛い名前だと思うぞありすって!」

ありす「橘だって言ってるのにィイイイイイ!ありすありす呼んでエエエエエエ!」

ありす「ぷろでゅーさーさんに言いつけま゛す!」ビエー

拓海「悪かったって!ホラコンビニあるぞ~寄るか~?」ニコッ

ありす「物で釣るとか恥ずかしくないんですか。あと何ですかその笑顔」グスッ

拓海「ぐっ……」

ありす「……スィーツ、何かひとつ」

拓海「……あぁ。オメーを泣かせた事はアタシの方かアイツに言っておく」

ありす「橘です」

拓海「はいはい……」

小春「はい、仲直りした所でヒョウくんぺろぺろですよ~♪」ズィッ

ヒョウくん「……」ズィッ

拓海「えっ」


『いじり』おしまい

本日はここまで。
好きなペットショップ勝手に使わせて頂きました。ごめんなさい(事後報告)

乙です。

…えっと、小春ちゃんって誕生日今頃だっけ?

それとも>>1が小春P?



あと…ぽいぽいってw
どこかのビッグセブンことながもんが買い占めにやって来そうwww


『出張3』


<ガチャ

モバP「おはようございまーす」

ちひろ「あ、おはようございますー」

G「……ん」

リキッド「お~ゥ、おはよーサン」

ちひろ「Pさんの研修、今日で終わりですねー」クルクル

リキッド「え?今日で終わり?さっみしくなンなァ~」

G「……」

モバP「あはは、ありがとうございます」

ちひろ「どうでしたか?この一週間は」

モバP「うーん……」


モバP「とてもいい勉強になりましたね」

リキッド「バァカ、ンな七三分けの話を聞きてーんじゃねーよ。なぁちひろ?」

ちひろ「えぇ」クスッ

モバP「あぁ……とても楽しかったですよ」ニコ

リキッド「なら、成功ってコトだな」ニッ

G「……ふ」

モバP「特にちひろさんね。ウチのちひろさんと交換してもらえません?」

リキッド「ダメ」

モバP「……」チッ

リキッド「オメェなぁ……」

ちひろ「向こうの私にも、よろしく言っておいて下さいね?」

モバP「えぇそりゃモチロンです」


リキッド「あ、つゥかオッサン達も帰ってきやがんのか……」

ちひろ「薫ちゃん達が喜びますね♪」

リキッド「ん?……アァ……それもそうか」

リキッド「一週間かァ……上手くやってっかなァオッサン達」


――


マジック「シ・ン・ちゃん パパの事を 助けてよ♪」

マジック「それが出来るのは お前しかいない♪」

卯月「あははは!息子ラブですねマジックさん!あはははは!」ポクポクポクポク

ハーレム「とりー とりー」

朋「あはっ♪ハーレムさんもこの鳥可愛いと思う?思うよね?思わないわけ無いよね?」

朋「幸運の青い鳥だもんね♪」

ハーレム「とりさんー すきー」

ちひろ「ハーレムさんが幼児退行しちゃったよこずえちゃん!こずえちゃん?何その獅子舞カッコイイ!」

卯月「ちひろさんそっちは壁ですよ!あはははは!」ポクポクポクポク

ノヴァ「……」

ノヴァ(収まるまでお土産探しとこうかしら)


『出張3』おしまい


『魔法少女』


<ワーワーキャー

ハナコ「街が怪人ダメカメコに襲われてるわ凛ちゃん!」

凛「大変!行くよハナコ!変身!」

説明しよう!

ある日飼っていたヨークシャーテリアのハナコ(♀)が人の言葉を話しているのを目撃してしまった凛!

そう!ハナコの正体は地球を狙う怪人ダメカメコを殲めtもといやっつける為に派遣された魔法エネルギー生物だったのだ!

話を無理矢理聞かされた上に口外すれば命は無いと脅sもとい頼まれて協力する事になった凛!

より大きな力を持って怪人ダメカメコをオーバキrもとい確実にやっつける為に、ハナコは凛と合体して魔法少女ハナリンへと変身するのだ!


リンリン「ふっざけんなあああああああああああああああ!!!」

リンリン「魔法少女と共闘っていうから気合入れてきたら何さコレ!ハナコじゃん!」

リンリン「ストレートヘアになったハナコじゃん!!」

ハナリン「ふーん、アンタが別世界の魔法少女?……ま、悪くないかな?」

ハナリン「怪人ダメカメコを一撃で倒せるなら充分だね。よろしく」

レンレン「あ、声は凛なんだね」

ナオナオ「まぁ可愛い事は可愛いけど……」


リンリン「なんで!?渋谷凛の身体はドコに行ったのさ!」

ハナリン「それなら見えにくい場所に隠してあるよ」

レンレン「うわ、路地裏のゴミ捨て場に放置されてるわ」

ナオナオ「服が所々破れて何かの事件現場みたいになってんだけど」

ハナリン「合体する時のエネルギーに耐えられないんだよ」

リンリン「ねぇ」

ハナリン「何?」

リンリン「渋谷凛と合体するのやめて。って言うか人と合体するのやめて」

ハナリン「あ、やっぱヤバかった?私も人間と合体なんかしなくてもよかったんだけどね」

リンリン「なら何でやったのさ!」

ハナリン「いや、口封jゲフンゲフン」

ナオナオ「よし、コイツ敵でいいな」

レンレン「最低……」

ハナリン「っ」ダッ

リンリン「せめて変身解いてから逃げろコラアアアアアアアアアアアア!!!」ダッ


『魔法少女』おしまい

ひとまずここまで

>>401
小春ちゃんは四月一日ですね。ただの一人小春祀りなのでお気になさらず


『法螺貝』


芳乃「……」ブオー ブオー

モバP「こら芳乃。事務所で法螺貝吹くのはやめなさい」

芳乃「……」ブォ?

モバP「いや、俺もちひろさんも電話応対あるからね?ここで吹くのはやめようね?」

芳乃「……」ブォ

モバP「……」カタカタカタ

ちひろ「……」カタカタカタ

芳乃「……」スッ

芳乃「……」ブェイブェイダヨー

モバP「……」

ちひろ「……」

芳乃「……」

モバP「没収」

芳乃「ちょっとした冗談でしてー大変申し訳なく思っている次第で御座いましてー」


『法螺貝』おしまい


『マーチング』


千枝「じゃあもう一回合わせるよ!さん、はい!」

薫「♪」タッタタン タッタタン

小春「♪」シャンシャン

千佳「♪」シャンシャン

卯月「はっ!」ポクッ

ありす「!!」ヒョポピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

芳乃「……」ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

あやめ「御呼びですか芳乃様」スタッ

仁美「者共出合え!出合ええええええええええええええ!」バーン

珠美「キェァアアアアアアアアアアアアア」バーン


舞「あの、卯月さん木魚はやめて貰っていいですか?」

千枝「あの、今回そういうのじゃないんですよ……?」

卯月「ご、ごめん……」

ありす「……」ヒョポピイイイイイイイイイイイイイイイイイ

ありす「やっぱり縦笛は私に合いませんね。橘ですから」


『マーチング』おしまい


『未だ付かぬ決着』


少彦名神「なぁ」

少彦名神「ウ○コ我慢して歩くのと土背負って歩くの」

少彦名神「どっちが辛いと思う?」


卯月「――っていう夢を見たんだよ……」

未央「なんじゃそりゃ」

卯月「んー……よくわかんない……」

凛「ふーん……あ、便秘?」

卯月「違うよ!?」


『未だ付かぬ決着』おしまい


大国主神「やっぱさぁ、ウ○コ我慢する方が辛いと思うんだよね」

大国主神「畑までの数メートルで耐え切れ無かったもん俺」

月読「は、はぁ……」

天照大御神「そーゆー話はしちゃダメー!!」

大国主神「んだよーカマトトぶっちゃってさぁ。肥料の話ですよ肥料の話」

大国主神「言ってたら気にならなくなるって。ほーらウ○コウ○コー♪」

天照大御神「もうやだー!」エーン

須佐之男「テメェ何姉貴泣かしてんだゴラアアアアアアアアアアア!!」


『未だ付かぬ決着・おまけ』おしまい

本日はここまで


『少しも怖くないわ』


モバP「あまりー もののー ご飯作るのよー♪」

モバP「あまりー ものをー 冷蔵庫から出すのー♪」ガチャ

モバP「……」チラッ

ちひろ「えへー♪」ゴッキュゴッキュ

モバP「ロクなもん入ってないじゃないですか」

ちひろ「んんー?ちょっと何勝手に冷蔵庫開けてるんですかー」

モバP「ちひろさんが何か作ってくれって言ったんでしょうが」

ちひろ「んー……そうだっけ?」


ちひろ「まぁいいやー、ヨっちゃんの作る料理美味しいし♪」

モバP「誰ですかヨっちゃんて」ゴソゴソ

ちひろ「ヨっちゃんはヨっちゃんですよー。あ、Pさんは知らないんですね」

モバP「お友達ですか」ガチャガチャ

ちひろ「何言ってんの小学校から一緒なのにー!」ケラケラ

モバP「あぁもう黙らないかなこの酔っぱらい」カチンカチン

ちひろ「あー!ダメですよPさん!かな子ちゃんにお酒飲ませるなんて!」

モバP「誰も飲ませてませんよ!」

ちひろ「でもさっきかな子の酔っぱらいって……あ、呼び捨てだなんてPさんもしかして……キャー♪」

モバP「はいはいもう分かりましたからそっち戻って下さいよ」


ちひろ「はーい。ヨっちゃんも呑む?」トコトコ

モバP「この部屋二人しかいないのに何が見えてんだよアンタ」

ちひろ「ヨっちゃん!」

モバP「……」ハァ

モバP「……」

ちひろ「♪」ユラユラ

モバP「いや、お部屋の方戻ってて大丈夫ですからね?」

ちひろ「えー、いいじゃん邪魔しないからさー♪」ユラユラ

モバP「はぁ、まぁ、いいですけど……」

ちひろ「……」ヒョコッ

ちひろ「♪」ジー

モバP「脇腹から顔出さないで下さい。危ないですから」

ちひろ「」ハッ

ちひろ「……」ササッ

ちひろ「……」ユラユラ

モバP「……」ジュー

ちひろ「ケツ!」ビシッ

モバP「人のケツ指さすんじゃありません」


――

モバP「はいはい出来ましたよー……って」

ちひろ「zzz……」

モバP「……ほら、起きて下さい」ユサユサ

ちひろ「……んにゃー……あれ?ヨっちゃん?」グラグラ

モバP「誰ですかヨっちゃんて」

ちひろ「……ほぁっ!?」

モバP「」ビクッ

ちひろ「な、なんでPさんが家に!?」

モバP「何でって……ちひろさんから誘ったんじゃないですか」

ちひろ「……へ?」


ちひろ「私が?」

モバP「はい」

ちひろ「私の家で飲もうって?」

モバP「はい」

ちひろ「……お、覚えてないんですけど……ね……」アハハ

モバP「覚えてないって……あ」

ちひろ「え?」

モバP「もしかしてちひろさん、上がる前に何か貰いませんでした?」

ちひろ「あ、上がる前ですか?えっとえっと……」

ちひろ「あ!楓さんからチョコを貰いましたね」

モバP「ボンボン?」

ちひろ「ボンボン」

モバP「おのれ高垣ィ!」


モバP「くそう。ロケのお土産に日本酒は含まれませんって言ったのを根に持たれたか」

ちひろ「何やってんですか……」

モバP「まぁいいや……ひとまずこれ食べましょ」スタスタ

ちひろ「はい……あ、あの」

モバP「はい?」

ちひろ「その、私、変な事してませんよ、ね……?」

モバP「……」

ちひろ「……」ドキドキドキ

モバP「……ちょっと」

ちひろ「!?」

モバP「さー食ったら帰りますね」ハッハッハ

ちひろ「ちょっとってなんですか!ねぇ!ちょっとPさん!」ドタドタ


『少しも怖くないわ』おしまい


『幕間』


ちひろ「あったあった♪いやー一時はどうなる事かと……」

モバP「そもそもお前が持ち出さなきゃこういう事には――」

ちひろ「お説教はあとあと、早く帰らないとコッチの人に――」

<ガチャ

ちひろA「ただいまかえりま……し……?」

ちひろB「――見つかるって言うか見つかっちゃったね」

モバP「……」ハァ

ちひろA「え、えぇ!?もしかして別世界の私ですか私ですね私以外ありえませんね!?」

ちひろB「え、えっと……」

ちひろA「あ、ちょっと待ってて下さいね今お茶出しますから!座ってて下さい!」

ちひろA「Pさん、こういう事はちゃんと連絡してくれないと困りますよぅ♪」


ちひろB「どうしよう青龍」ヒソヒソ

モバP「正直に話してさっさとソレ持って帰ればいいじゃないか」ヒソヒソ

ちひろB「いやでもあんな嬉しそうにされちゃうと……」ヒソヒソ

モバP「じゃあ何とかしろ。俺だって見つかったらヤバイんだよ」ヒソヒソ

卯月「何がヤバイんですか」ヒソヒソ

ちひろB「」

モバP「」

卯月「あ、ダメですよちひろさん、木魚勝手に持ち出しちゃ」

卯月「Pさんに叱られちゃいますよ?」スッ

ちひろB「あ……ご、ごめんなさい……」スッ

モバP(バカ!何で渡すんだよ!)

卯月「ねぇ、Pさん?」ニコッ

モバP(あ、コレ気付いてる顔だ)


ポクッ


『幕間』おしまい

ひとまずここまで


『 p age 』


青龍「ヒドイ目にあった……」

朱雀「一発で正体見抜かれたとはねー」

朱雀「あ、玄武ー、木魚見つかったよ」

玄武「キサマ言いたい事はそれだけか」

朱雀「いやああゴメンナサイゴメンナサいだだだだだだだだ!!」ギギギギギギ

青龍「アホらし……」

青龍「……にしても、何で見破られたんだろうなぁ」

白虎「そりゃー、卯月ちゃんは普通の子だからねー」

白虎「普通じゃない事には敏感なんだよー」

青龍「なるほどなぁ」


玄武「ところで朱雀。今度は俺の部屋から法螺貝が無くなってるんだがなぁ」

朱雀「ゴメンナサイすぐ探して来ますんで許して下さい!」


白虎「行っちゃったねー」

玄武「まったく……」

青龍「そんなに大事な法螺貝なのか?」

白虎「またなんか封じ込めてたりー?」

玄武「いや、過去に神童が吹いて邪を払った法螺貝でな」

玄武「神童以外には至って普通の法螺貝だ」

青龍「そうか。それなら大丈夫だろうな」

白虎「……ねぇ、その法螺貝ってもしかして……」


『 p age 』おしまい


『 p ase 』


――フォーカスライト 飛んでった

――僕らはまた 追いかけて行く


ノヴァ「お疲れ様。コレでこの世界も落ち着くでしょう」

リンリン「まったく、この私が世界を救う側になるなんてね」フッ

ナオナオ「おうまだその設定引き摺ってんのか」

レンレン「もうコレで何回目だっけ?」

リンリン「う、うるさいなぁ……」


――『綺麗ごとばかりじゃない』なんて 無駄に大人ぶるより

――君の夢の続き見る方が 僕らは救われるんだ


ナナ「でもそれも、今回で終わりですよ」

ノヴァ「ここまで付き合わせてしまって、ごめんなさい」

レンレン「いいのいいの。アリスとの約束もあるからね!」

リンリン「そう言えば、アリスは元気でやってるの?」

ノヴァ「ええ。彼女は彼女の道をしっかり歩んでいるわ」

リンリン「そっか……」


――あなたがくれた魔法を 僕らは忘れないから


リンリン「千佳ちゃんが会いたがってたからさ。また、会えるかな?」

ノヴァ「大丈夫よ」

ナナ「またいつでも会えますよ!」


――点と点をつなぎ 線と線で描いて行く

――絵空事の様な夢が 僕らを動かして行くんだ

――世界の終わりがすぐそこに来たとしても

――あなたがくれた魔法を 僕らは忘れないから


『 p ase 』おしまい


『 p rase 』


――某日・事務所


未央「何読んでるのありすちゃーん」スリスリ

アリス「えぇい引っ付くでない暑苦しい。お主らの伝記を読んどるだけじゃ」

未央「伝記?」

アリス「御伽話じゃよ。ワシはこの世界に来てから日が浅いから、の」

アリス「それより早う離れてくれんか」

未央「それは無理な相談だね!すねこすりの習性ってヤツだからさ!」

アリス「開き直りおって……ホレ、あっちで暇そうにしとる事務員がおるじゃろ」

ちひろ「暇じゃないですからね!?これだって元々はアリスさんの仕事ですからね!?」


アリス「なんじゃ、ワシのような年寄に液晶モニタと睨めっこせいと言うのかぇ?」

ちひろ「見た目小学生じゃないですか……あ」

アリス「……好きでこんな見た目になったワケじゃないんじゃがなぁ?」

ちひろ「ごめんなさい!」

アリス「まぁ良い。なんじゃ?」

ちひろ「あ、えぇと、海外の吸血鬼一族からのクレームと言うか相談ですね」

ちひろ「ジャパニメーション大好きなのにその聖地での祭典に参加できなくて生きるのが辛い、だそうです」

ちひろ「生身で海渡れない純血族は大変みたいですねー……」

アリス「フザケとんのかアヤツら。棺桶に入って運ばれて来ればよかろうに……」ブツブツ

ちひろ「それで、どうしますコレ?」

アリス「世界の狭間から迂回させてやればよかろう」


ちひろ「んー……じゃあ白虎様に頼んでおきましょうか」

アリス「そうじゃな……いや、ワシが行こう」

ちひろ「へ?」

アリス「なに、阿呆共の送り迎えついでに、懐かしい顔に会おうと思ってな」


―― If everyone forgets about you that won't mean a thing to me

―― All the magic made from you'll forever be

――そう ただ命注ぐように 紡ぎ出すように

―― Just like magic you will live forever be

―― Forever be


『 p rase 』おしまい


『幕間』


ノヴァ「自分だけどこか 取り残された」

ノア「音の無い世界 造られた世界」

のあ「傷んだ果実を 捨てるだけなら」

『二人もいらない 一人で出来るから』


ttp://i.imgur.com/9qMIeW0.jpg


『一人じゃ出来ない 傍にいてほしくて』

菜々「傷んだ果実を 捨てることすら」

ナナ「色の無い世界 夢に見た世界」

SR-Cu-t7e「自分だけどこか 取り残された」


『幕間』おしまい


『 p aco 』


「……」

「……」

「アー……」

「……」

「おかえり、のあ」

「……ただいま、リキッドさん」

「もういいのか?」

「ええ。私のやっていた事は全て、他の世界の神様に丸投げしてきたわ」

「ハッ!そりゃイイぜ!」

「まぁ、アレだ……よく頑張ったな。のあ」

「……ありがとう」


「……あーモーやめやめ!ホラさっさと来い」

「飯にすんぞ」

「……」

「あンだよ?」

「……いえ……」

「私の舌は、肥えたわよ?」


―― give it to me give it to me nothing but

――何度だって立ち上がって 行き着くトコまで

―― nothing changes my way

―― just on my way

―― nothing changes my fate

―― nothing's gonna change

―― nothing's gonna change oh my...


『 p aco 』おしまい


『 h 』


SR-Cu-t7e「聴こえる?」

SR-Cu-t7e「アナタの傍に いつもあった 愛の唄」

SR-Cu-t7e「その心は覚えてる?」

SR-Cu-t7e「どんなに大きくなっても 震えるトコ持ち続け」

SR-Cu-t7e「感情に素直になって」

ナナ「いつからか すべて」

ナナ「都合よく噛み砕いては なんとなくうまく歩いてきたけれど」

ナナ「忘れないであの日 大空に描いた夢」

菜々「まだその火は 消えてない」

菜々「ずっと ずっと ずっと」

菜々「隠し切れないこの想い」

菜々「物語は 終わらない」


ハルカ「こんな所におられたんですか。Pさんが探していましたよ?」

菜々「あ、ハルカさん……ごめんなさい。虹が綺麗だったもので」エヘヘ

ハルカ「虹……ですか……」

菜々「えぇ。私が見てきた世界の中で、一番綺麗な虹です」

ハルカ「……少し、お供させて頂きます」ストッ

菜々「えへへ、共犯ですねー」ニコ

ハルカ「そう……ですね」クスッ

菜々「♪」

ハルカ「……あの、一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」

菜々「はい、なんでしょう?」

ハルカ「帰ってくる場所は、ココで良かったのですか?」


菜々「……ええ。ここ以外には考えられなかったんです」

菜々「ノヴァさんと同じ世界でも、妖怪さん達の世界でも無く」

菜々「私が生まれて、安部菜々として初めて入った世界ですから」ニコ

ハルカ「そう、ですか……変な事を聞いてしまって申し訳ありませんでした」ペコリ

菜々「いーんですよ♪さ、そろそろ戻りましょうか」

菜々「Pさんもハルカさんがいないと寂しいでしょうし♪」

ハルカ「なっ!菜々さん!」

菜々「もー可愛いなー♪」


<バタン


『 h 』おしまい

『ちひろ「だいなまいとみっくすじゅーす」』おしまい


モバP「歌声はエンドレス」
モバP「歌声はエンドレス」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1363/13635/1363599700.html)

長々とお付き合いありがとうございます。やっと返って来れました

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