友「違うガンプラ使いたい」 男「ふうん?」 (66)

まえすれ

男「ガンプラバトルがしたいんだ」 友「ふぅん?」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1402882301/)

呼ばれてないけど帰って来ました!

始めます!


男「どういう風の吹きまわしだ?」

友「いやー…な?」

男「いや、『な?』じゃわからんよ…」

友「俺らもガンプラバトルに慣れてきたしさ、他のガンプラも使ってみたいなーなんて思ってるんだ」

男「ふーん……んじゃ、帰りにプラモ屋寄るか?」

友「おう」

女「なんのはなし?」

友「おう、女か」


女「ん、なに…ガンプラバトルやってんの?」

男「といっても始めて1ヶ月だけどな」

女「ふーん…実はね、私もやってるんだ!」

友「意外だな……ずっとスポーツに打ち込んでるイメージがあったわ」

女「これでも帰宅部よ」

友「スポーティーな帰宅部がいたもんだな」

男「女って機体は何を使ってるんだ?」

女「私?私は可変機が好きでね…今はGNアーチャーを改造して使ってるよ」

ガシッ!

女「ひっ!」ビクッ

友「お前は立派な女の子だ!」ウルウル…


男「おい、友!遠回しにうちの妹ディスるな!」

友「んじゃ、最近お前の妹が使っている機体はなんだ?」

男「……………サイサリスだ」

友「ほれみろ」


女「男君の妹さんもガンプラバトルやってるんだ?」

男「というか、俺達三人いっしょに始めたんだよ……」

女「へー、いーなー」

男「最近は近くのプラモ屋に入り浸ってるぐらいだしな」

友「男のおかげで俺達は今まで勝ってきてるんだぜ?」

男「別にそんなことねぇよ……撃墜王は妹だしな……」

友「この前の大会もバンバン蹴散らしてたしな……」

女「妹さん、まだ中学生だっけ?」

男「中2だな」

友「お年頃だな。そろそろ彼氏でも作るんじゃないか?」

男「それはないだろ」

友「それはないか」

女「それはないの?」






男「俺のこと大好きだからな」

女「 」


友「たしかにな」ウン

男「そうだ。女、放課後暇ならいっしょにプラモ屋に来るか?」

女「んー、いいよ。そろそろ乗り換えたかったし」

友「決まりだな」


キーンコーンカーンコーン……



【プラモデル専門店 キャスバル】

店長「やぁ、男君。いらっしゃい」

男「お元気そうですね店長」

友「お邪魔しまっす」

女「お邪魔しま……男君」


男「………なんだ?」

女「この人が店長なの?」

男「そうだよ」

友「言わんとしてることはわかるけどな……」

女「だ、だって…プ、グラサンにプくっ…赤いノースリーブとか…」プルプル


ピキーン!
店長(人を見かけで判断するもんじゃないよ)

女(この人…!直接頭のなかに!)

妹(フルアーマーガンダムください)

男(なんだ、来てたのか)

友(お前ら、やっぱりニュータイプなんだな)

女「わかった。あんたら全員ニュータイプなんでしょ?」




店長「それで?今日は何用かな?」

男「友が乗り換えたいから何か良いガンプラがないかと思って来たんですよ」

店長「ほほう…友君がZZから乗り換えるのか」

友「ZZもいいけど色んな機体を使ってみたいんだ」

店長「ふむ…ご希望のガンプラを探してみると良い。ガンプラコーナーは奥にいって右手側だ」

友「おう!」


男「妹…来てたのか」

妹「お兄さんも来てらっしゃったんですね」

男「友の付き添いでな」

妹「お兄さんは今日は何も買わないんですか?」

男「部屋に積んであるやつを作るよ」

妹「お兄さん……フルアーマーガンダムってどう思いますか?」

男「サンダーボルトの方だろ?フィールドによりそうだな……でも、重装甲、重火力で高機動なのは俺は素晴らしいと思うぞ?」

妹「お兄さんもやっぱりそう思いますか!」
男「うん」

妹「お兄さん!」

男「なんだ?」

妹「大好き!」ヒシッ

男「…知ってる」ナデナデ




女「……………なんだこれ」



女「初めまして…あなたが男君の妹さんね?」

妹「…………。」

女「あからさまに嫌な顔しないでちょうだい……二人と一緒のクラスの女よ。よろしくね」

妹「いつも私のお兄さんがお世話になってます」

男「まぁまぁ……女はなに買うのか決めたのか?」

女「ん?私はデルタプラスを買うつもりよ」

男「そうか、機動性もいいしかっこいいもんな」

店長「何かお探しのものはあるかな?」

男「あー……妹はサンダーボルト版のフルアーマーガンダムで女がデルタプラスだそうです」

店長「男君は買わないのかい?」

男「んー……まだ家の方に箱を積んでるので」

店長「ふむ、それもいいだろう」

友「決めたぞ男!新しいガンプラ!」



男「ん?なににしたんだ?」

友「こいつだ!」ジャジャーン!

男「ガンダムDXってお前……」

友「ツインサテキャは男のロマンだろ!」

男「お前それZZを見てるときも言ってたよな……まぁ、お前らしくて良いんだけどな」

友「お前なんも買わないのか?」

男「言っただろ…今回はお前の付き添いだって」

友「ふうん?」

男「買い物はやく済ませろよ」

妹「はい」

友「おう」

女「キュリオスもいいな……」

男「ほら、お前も済ませてこい。俺も帰りたいんだ」

女「ん?んー、わかったー」


店長「これからもご贔屓に頼むよ」
カランカラーン




男「で、お前らどうする?俺達は帰るけど…」

友「邪魔していって良いか?DXの改造プランを立てたいんだ」

男「別に構わないが……女はどうする?」

女「んじゃ、私も迷惑じゃなきゃお邪魔しちゃおっかな」

妹「むっ」

男「おう、上がってけ」

妹「むむっ」

女「うん、ありがと」



妹「お兄さん、あれとってください」

男「うん」

妹「お兄さん、これ見てもらって良いですか?」

男「うん」

妹「お兄さん」

男「なんだ?」

妹「大好き」ヒシッ

男「知ってる」ナデナデ

妹「ニヤッ」



女「な、なかいいわね…(こっちを見て笑った……?もしかして…『こんなにも私たちは通じあっているんですよ』アピール!?)」



友「いつもあんなもんだよ。あ、男!ここ、どう思う?」

男「んー?おお、いいじゃないか。あと、ここにナイフでも仕込んでみたらどうだ?サテキャ積んでるだけで狙われる可能性もあるし、ビームサーベルの他に小回りのきく武器も――――」

友「それならビームダガーでも―――」


女「部活にしちゃえば学校でも出来るのに……」

友「ん?んー……良い考えではあるけど………な?」

男「うん……部活にしちゃうと妹に構ってやれなくなってしまうからな……」

妹「お兄さん…//」

女「おアツいねーやけどしちゃいそー………もー」

男「この感情……もはや愛!」

女「筋金入りか……」

友「もはや鉄筋入りだけどな」

妹「お兄さん…//」



女「それにしても男君の部屋……ガンプラ多いねー」

男「小遣いが貯まったらガンプラをまとめ買いするようにしてるからな……自然と増えたよ」

女「ふーん……男君のお気に入りはどれ?」

男「お気に入りはやっぱりアレックスだな」

女「アレックス?」


男「知らないのか?」

女「いや、知ってるけど意外だなって……もっとチートみたいな能力の機体が好きだと思ってた」

男「ああ…、結構これはこれで取り付けられる武装も多いし扱いやすいから好きなんだ」

友「男のアレックスはすげぇんだぜ?そのおかげで初めてのバトルで勝つことができたわけだし」

男「恥ずかしいことを言うな……お前らが俺の言う通りに動いてくれたから勝てたんだ」

妹「って毎回言うんですよ」

友「こうして考えるとお前って結構な策士だよな」

男「ガンガン突っ込んでいくお前らをどう補助していくか考えないとすぐに全滅されちまうからな」

妹「突っ込んでいくのは主に私なんですけどね」

男「デンドロで『吶喊します!』を何回もやってたからな……大事な機体なんだ、もっと上手に扱ってくれよ……」

妹「エヘヘ…//」



女「へー、すごいんだ……明後日の土曜にバトルしてみようよ!なんだか戦いたくなっちゃった」

男「…………俺達は専らチームで動いてるわけだけど女はどうするんだ?」

女「もちろんタイマンでやるわ!男君、あなたとね!」

男「えー……いいけど」

妹「ノッてあげるんですね……」

男「うーん……新しいガンプラ組み立てるか……妹、付き合ってくれ」

妹「はい」

女「え、私のために新しく組み立てちゃうの?」



友「当たり前だろ……男は…というか俺達はまだ可変機に当たったことが無いんだ」

男「そ、どのみち対策は必要な訳だ。対策がてらどんな武装が有効かも見極めないといけないしな」

妹「この前当たりましたよ?私が落としましたから戦ってないだけで」

友「妹ちゃん…すさまじいな……」




女「んじゃ、また明日学校でね!」

友「男のおかげで改造プランがまとまったよサンキュー!」

男「おう、気をつけて帰れよ」


妹「で、お兄さんは何を使って可変機に対抗するんですか?」

男「んー…どうしようかな……こっちも速効性のある機体を使うべきか、それとも石の上に三年で耐久性を重視するかで変わってくるんだよな……」

妹「珍しく迷ってますね?」

男「正直な所、すごく迷ってる」



妹「それじゃあZガンダムでもどうですか?」

男「Zか……んー、武装あんまり積めないんだよな……」

妹「可変機相手に武装はあんまり必要ないと思うんですけど……」

男「いやー、俺としてはミサイルポッドも欲しいし……それとバズーカも………うーん……ま、いっか。積めばいいんだ」

妹「前向きになりましたね」

男「えーと、ここら辺に開けてないやつがあったはず…」



ガサガサ……

男「あった……!」

妹「お兄さん……箱、整理しましょうよ……」

ぐっちゃ~

男「まぁ……うん、今度……な?」

妹「今やってください」

男「………はい」




女「男君、友君おっはよー!……って、男君どうしたの?」

友「おう、おはようさん」

男「いや、ガンプラ作ろうとしたら妹に部屋……というかまだ作ってないガンプラの箱の整理をやらされてな……ふぁ……眠いんだ」

女「なんか、ごめんね?」

男「謝る必要はないさ……楽しさの追求はやってて飽きないからな。ガンプラバトルもしかりだ」

女「そんなにやって学校の勉強大丈夫なの?」

男「あんなの授業聞いてりゃわかるだろ」

女「は?………男君、前回のテストの成績は?」

男「学年で4位だな」

友「そのひとつ下が俺だ」

女「うそ……」←32位


友「女……男は大体なら何でもできるんだよ」

男「友だってわからないとこ俺に聞くだけで済ませてるだろ。体育だって俺よりできるし」

友「男が教えるのがうまいおかげだよ」

男「まぁ、復習とかあんまりしないから凡ミスが出るんだけどな」

女「男君………」

男「……なんだ?」

女「私、あなたに負けられない!」


男「はい?」

女「友君!あなたにも今回の勝負に出てもらうから!」

友「えー……いいけどさ」

男「いいんだ…」

女(どんな手を使ってでも絶対に負けられない!)


女「一人づつは面倒だから二人まとめて相手になるわ!」

友「えっ!?その………いいのか?」

女「ええ、いいわ!これはあなたたち二人への本気の挑戦よ!私が勝ったら言うこと聞いてもらうんだから!じゃ!」



男「……………なあ、友」

友「………………なんだ」

男「女って生き物はさ……」

友「ああ、わかんねぇな…」




妹「それで明日は2対1でやることになったんですか?」

友「そうなんだよ……どうする男……」

男「せっかくの申し入れだからな…ちゃんと相手になってやらないとな……友、DXはどのぐらい進んだ?」

友「おう、こんな感じになったけど」

男「おー、良い感じだな」

友「一応、ビームダガーとアーマーシュナイダーの両方を積んでおいた」

男「さすがだな……俺は今回、Zガンダムで行くことにする」

友「Z?火力が足りないけど大丈夫なのか?」



男「そこを補うためにこいつらを使うんだ」


妹「これって……ウイングゼロカスタムのツインバスターライフルですか?」

友「それにミサイルポッドにファンネル?……って使えるのかこれ………」

男「それとバズーカもつける」

友「こいつ………ガチだ………」

男「当たり前だ……あっちは本気で来るんだ。これぐらいでも足りないぐらいだ」

妹「まだ積み込むつもりですか?」

男「ああ、例えサイコガンダムが来ても大丈夫なようにな」

妹「サイコガンダムってそんな………」

友「デストロイガンダムだったりして…」

男「どのみち可変機にも化け物みたいなやつがいるってこった……それに」

妹「それに……なんです?」

男「あっちは本気でくるんだ……こっちも本気でいかないと失礼だろ?」

友「まぁ…それはわからなくもないけどさ…」

男「それと…これも積んでもらうぞ」

友「こいつは…」




友「なぁ………男………」

男「忙しいけど聞いてやる……なんだ」

友「いや、お前の予想通りサイコガンダムが来たわけだけどさ」

男「うん」

友「全身からビームが出るって酷くない?」

男「うん」

友「こんなんじゃサテキャ撃てないぜ?」

男「うん」

友「ツインバスターライフル貸して」

男「うん。でも、お前に近づけないな………ビームがやばくて」

友「がんばれ」

男「ちょっとキツい」

友「大丈夫」

男「いや、マジキツい」

友「えーと、何がどうなってこうなったんだっけ?」

男「とりあえず今日の朝から思い出してみるか?」

友「おう」

すいません!
書き溜めがどっかにふっとんだので続きは夜にします!

まさかこんなことになるとは

誰も待ってないでしょうけど再開します!

――――――――
―――――
―――

友「おはよう、男」

男「……………………今何時」

友「そーね、だいたいね~」

男「今何時」

友「ちょっと待ってて」

男「今何時…」

友「ちょっと早い……かな?」

男「ちょっとどころじゃねえよバカ野郎。まだ午前4時だバカ野郎」

友「まあまあ…今日は休みなんだから…」

男「その休みの日の早朝に乗り込んでくるとは良い度胸だな…尊敬に値するよ」

友「あれ、誉められてる?」

男「一周半回って誉めてるよ…ほら、あがれよ」

友「さんきゅ」


友「俺から来てなんだけどさ…昼までなにする?」

男「なんか見る?」

友「∀の地球光と月光蝶ってある?」

男「うん」

友「んじゃ、それで」

男「あいよ」




男「ふぅ…見終わったな……」

友「ああ…名作だった……」

男「ディアナ様の瞳孔が閉じすぎててちょっと怖いな…」

友「開きまくってるよりはましだろ……ディアナ様もコールドスリープ繰り返したクチだろうしな」


男「もう朝の8時か……友、お前飯はどうする?」

友「ん?コンビニのやつがあるから大丈夫だ」

男「そっか…んじゃ、飯食い終わったらスープでも持ってくるよ」

友「おう、さんきゅ」




男「戻ったぞ…ほら、スープだ」

友「うん、ありがと……ズズ……うまいな」

男「当たり前だ……俺の作るものに不味いものはない」

友「そういう特技を前面に出せば恋人の一人や二人、すぐにできるのにな……案外人気なんだぜ、お前……」

男「料理は俺や妹よりできる人がいいな。今は要らんけど」



友「不味い飯だけは食いたくないよな」

男「味見をするだけでいいのにやらないからな」

友「料理で味見しないやつなんているのか?」

男「なんちゃって女子(笑)のこと…知らないんだな。料理はいつも自主的に始めるが、味見もしないのに夢みたいな目標をもってやるから、いつも過激な味にしかならない!しかし料理の後では、気高い台所のシンクだって、黒こげの鍋と残飯に飲み込まれていくから、女子達はそれを嫌って、台所からも食器洗いからも身を引いて世捨て人になる。だったら…!」

友「さすがに……世捨て人はないんじゃないか?」

男「飯もうまく作れない女はもはや世捨て人以外何でもないだろ」

友「案外…辛辣だな……」

男「味見は伊達じゃない!」クワッ



妹「お兄さん、友さんおはようございます」

男「うん、おはよう」

友「妹ちゃん、おはようさん」

妹「今日は何時から出かけるつもりですか?」

男「んー、何時にしようかな……」

友「そういえば、女ちゃん時間指定してないな……」

男「あー……Zの操縦になれておきたいから開店後すぐに行くか……」

友「それもそうだな……んじゃ、そろそろ出ていってもいいな」



【プラモデル専門店 キャスバル】

カランカラーン

ララァ「いらっしゃいませー」

男「あれ、店長は?」

ララァ「店長ならパシ…お昼を買わせに行っていますよ…店長になにか御用?」

友(店長、パシリかよ…)

男「いや、バトルさせてもらおうかなって」

ララァ「それなら別に構わないわ。好きに遊んでちょうだい」

男「どうも」




男「どうだ?ツインサテライトキャノンの調子は…」

友「おう!圧倒的だぜ!」

男「チャージ時間はどのくらいだ?」

友「おおよそ20秒ってとこだな……さすがに連射はできないぽい。クールタイムが必要だ…」

男「クールタイムは何秒になる?」

友「チャージの倍ぐらいかかってるな」

男「ということは最初の1発以降は1分もかかるのか……」

友「まぁ、元が単体でコロニーを落とせるパワー持ってるからな……あながち遅いとも言い切れないな」

男「それもそうか……動きはどうだ?こっちは少し重いぐらいで済んでるけど……」

友「そうだな……特に支障は出なさそうだな」

男「そうか…そりゃよかった」

友「にしても男……真っ赤なZガンダムってどうなのよ……」

男「いいんだよ……ロワイヤル戦じゃないんだから目立ったって」

友「そうかい」

男「そろそろあがって女を待つとするか」

友「おう!」



女「待たせたわね!」

男「待ったよ」

妹「待ちました」

友「結構待ったな……三時間ぐらい?」

女「う、うるさいわね!さっさとやるわよ!」

友「時間指定しなかったから開店してすぐに来たのにゴメンも無しかよ……」

妹「お腹すいた……」



男「………。女、そっちが勝ったらこっちが言うことを聞く。その代わりこっちが勝ったらそっちが言うことを聞く。それでいいか?」

女「ええ、構わないわ」

男「ならいい……さっさと終わらせる」

友「お、やる気だな」

Please set your GPbace!

Beginning, Plavsky particle dispersal.

Field『Hong kong city』

Please set your GUNPLA.

Battle......start!!

友「ガンダムDX・サテライト360゜!友、出る!」

男「男、Awakening Z………発進する!」



友「やっぱり最初はウェーブライダーなんだな」

男「ウェーブライダー速くて案外楽しいぞ?」

友「……なあ、あれじゃないか?」

男「っぽいな」

友「黒い……モビルアーマーか?」

男「いや………あれは、やばい!」

友「あ、こっち向いた」

男「友、捕まれ!吹っ飛ぶぞ!」

友「う、撃ってきた!」



友「おいおい……さっきいたとこのビルがなくなっちまったぜ……」

男「ぐっ…間一髪だったか…!友、チャージを始めてくれ!」

友「おう!」

男「変形を始めたか……友!これから奴の背後にまわる…サテキャを撃ってくれ!」

友「了解!……お前の予想、当たっちまったな……」

男「当てたくなかったよ……まさか、ほんとにサイコガンダムで来るとはな……だが、サイコガンダムの死角はあのただっ広い背中だ……あそこに当てればすぐに決着がつく……!」



男「頼んだ!」ガシャン!

友「おう!ツインサテライトキャノン、発射!」
ドォウ!


女「甘いわ!」

ドドドドドド!

男「背中から……メガ粒子砲…!?」

友「パワーじゃ負けない!いっけぇ!」



友「おいおい嘘だろ……こっちはコロニー落とせるパワーだってのに……耐えちまった……」

男「メガ粒子砲だけじゃない……パワーでは勝っていたがおそらく、アイツはIフィールドを張ってやがる」

友「パワー比べで勝った分がIフィールドで消される……なかなかめんどくさい相手だな……」

男「とんだ魔改造してくれたよ…まったく」

女(勝つわ……この勝負、絶対勝って憂さ晴らししてやる!)




男「なんかこの戦い…すげぇどうでもいい感じがしてきた」

友「うん……なんか、伝わってきたな……」



男「友、いったん退いて態勢を立て直す!捕まれ!」ガシャン!

友「おう!」

女「こんな狭いフィールドでどこに隠れると言うの……?」



―――
―――――
―――――――

男「バレたな」

友「結構早めにバレたな…で、どうする?」
男「ふむ……どうしたものか……ん?」

友「どうした?」

男「作戦がある……聞いてくれるか?」

友「待ってました!……その前にツインバスターライフル貸して」

男「おう、壊すなよ」





女「ちょこまかと……落ちろぉ!」

男「悪いがそんな攻撃で落ちるわけにはいかない!」

女「突っ込んでくる気なの!?」

男「別にお前と一緒に心中するつもりは更々ない!ポッド前面に展開、全弾発射!」

バララララララ!


ドドォン…!
女「悪いけどその程度で落ちるほど柔じゃないわ!」


男「だったら…!いけ、ファンネル!」
バシュウ

女「ファンネルなんてIフィールドの前じゃ…!って…え?止まらない!?きゃあ!」ドォン!

男「それはファンネル型の爆弾だ…もちろんビームも出すがな!」

ヂュィーン!ヂュィーン!

ドォン!

男「爆破!」

ドドォン!

女「ひ、左足が……動かない!」



男「ファンネルのホルダーとミサイルポッドをパージする……これでお前の移動力は半減したな」

ガキィ!
ガタ……

女「動かないなら………」

男「おいおい……」



女「動かないなら切り離すだけよ」

男「自分の足を落としやがった……」



女「私は負けない!……空いた左足の分はバーニアで制御する!」

男「ちぃ…バズーカの弾もなくなっちまった…!だが……!」ガシャン!

女「逃げるつもり!?」

男「追ってくればいいだろ!」

男(もう少し…もう少しなんだ……!)



女「追い詰めたわよ……」

男「ホントに俺を追い詰めたと思っているのか?」ジュイーン

女「そんなビームサーベルでどうこうできると思っているの?」

男「できるさ……隙をつけばな!」

女「そんな隙……見せるわけないでしょう!」グワッ






男「友……今だ!」



友「待ちくたびれちまったよ……ったく。俺のサテライト360゜の力を見せてやる!ツインサテライトキャノン…発射!」

女「な………!サテライトキャノンで凪ぎ払いを!?」

友「このサテライト360゜は可動が可能になったサテライトキャノンを一発、無駄撃ちすることでその推進力を利用し、機体を回転させる!」

男「ZZで戦ってた時の戦法を一人でできるようになったのか…!」

友「その右足…もらったぁ!」

女「ぐぅ…!」

ドォン!

男「よし、そこでストップだ!」

女「攻撃が……止んだ?」




男「んなわけねーだろ。この作戦の真価はここからだ」



ぐらぁ……

女「え……ビルが、崩れる…!緊急回避を!!」

男「させるか!グレネード弾発射!」

ドドドォン!

女「ぐぅ…!回避が間に合わない!」

男「じゃあな」ガシャン!

ガラガラガラガラ…!

友「………終わったのか?」

男「撃墜はできてないはずだ」



女(負けない……)

女(負けない!あんなろくに勉強もしないろくでなしに負けたくない!)

女「勝って二人とも私のまえに跪かせてやる!」


友「なんか……路線が変わってないか?」

男「………うん」


女「落ちろぉ!」
ドドドォ


男「俺達は今さら負けるつもりは更々ないんだ」

友「そゆことだ……この攻撃、受け止めた上で勝ってやる!」


女「なんで避けないの!?当たったらただじゃすまないのに……!」


ドォン!


女「嘘……」

パラパラ……

男「悪いがそんな攻撃で落ちるほど柔に作ってないんだ」

友「文字通りな」

女「どういうこと…?」


男「実は……ガンプラの装甲の裏側にアルミ板を張り付けたんだ」

友「おかげで耐久力はぐんと上がったな!」

女「 」



男「さあ、まだ降参はしないのか?」


女「そんなの……!」ガシャン!

友「変形した!?」

女「道連れになってもらうわ!」

男「あのでかい体を背中のスラスターだけで浮かせているのか……すさまじいな」

友「実況なんかいらん!あれをどうする…突っ込んできてるぞ!」

男「サテライトキャノンは?」

友「さっきの攻撃でイカれちまったよ…」

男「しょうがないな…ウェーブライダーで突っ込む」

友「正気の沙汰じゃねぇな……あ、先に無事だったツインバスターライフル返すわ」













男「………………………は?」


友「……………………え?」

男「……今なんつった?」

友「だから、無事だったツインバスターライフル返すわって………………あ」

男「…………………友」

友「…………なんだ?」

男「…………………貸したあと使ったのか」

友「……………ぜんぜん」

男「………………友」

友「……………………」

ガン!

友「………ゴメン」



男「ツインバスターライフル…発射!」

女「うそぉ!?」


ふっ……

Battle ended......


女「負けちゃった……」

男「さて……」

女「」ビクッ

友「どう料理してくれようかな……?」

女「ど、どうせ全年齢対象アニメでは言えないあんなことやこんなことを命令するつもりなんでしょ……エロ同人みたいに!」

男「妹に飯をおごってやってくれないか?」

女「は?」


男「妹がお腹を透かせているんだ。俺達の分は別にいいから」

女「………へ?」



妹「お腹すいた……」コテン




【とんかつ専門店 カツのかつ】

女「ねぇ…ホントにこれでいいの?」

男「ん、なにが?あ、おかわりお願いします」

友「あ、俺もお願いします!」

女「別になんでもないわよ……もう//」

妹「お兄さんはあなたの思い通りにはいきませんよ?」

女「そうみたいね……ホントに仲良いのねあなたたち……」

妹「大好きですから」

男「女、言っておくが俺は最初から勉強が出来たわけじゃないんだ」

女「え」ドキッ



男「俺は春休みに教科書の中身をまるごと覚えるようにしてるんだ……授業が復習になるぐらいな」

女(つまり、頭がいいってことじゃない!)

男「違うんだ……俺だって努力はするって話だよ。家でやる分を最小限にすれば妹に構ってやれるからな」

友「そのやり方でやったから俺も成績が大幅に上がったんだ」

女「そ、そうなんだ……」

男「お前が望むなら勉強ぐらい教えるぞ?あ、ありがとうございます」

友「キャベツもお願いします!」

女「えっ//あ…考えとく//」



妹「はぁ~美味しかったです!」

女「それはどうも……これからはどうするの?」

友「ん~…また店に戻るか?」

男「やることもあんまりないしな」

妹「あ、そういえば変な人が来てましたよ?」

男「変な人?」

妹「店長が言うにはなんでも『フランス帰りの男』だそうです」

友「うわぁ…俺の嫌いなタイプっぽそう」

男「気になるな……いってみるか……」

友「ちょっと待ってくれ!キャベツを食わせてくれ!」

女「速くしなさいよ!」




【プラモデル専門店 キャスバル】

店長「――――――!」

?「――――――」



カランカラーン

男「また来ました~」

ララァ「ああっ……みんな!」

友「ど、どうしたんです…ララァさん!」

ララァ「この店がなくなりそうなの!!」


全員「!?」

【つづく…?え、つづくの?】

一旦終わりです

時間があけばまた続きを書きたいと思います!

ありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom