律子「それって企業の口コミとか確認できるサイトですよね」

小鳥「そうですね。961プロや876プロもありましたよ」

律子「それで話はまさか」

小鳥「はい」


765プロダクション


律子「いや、これもしかしたらなりすましかもしれないですよ」

小鳥「実はまだ怖くて見てないんですけど」

律子「評価ひっく！」


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評判 年収 事業 面接 社長 会社


小鳥「とりあえず、全部見ます？」

律子「忘れたほうが大事ということも」

小鳥「でもすごく気になりません？」

律子「そりゃぁ……」

小鳥「まあ覗いてみましょう。まずは評判から」ｶﾁ

律子「一件ありますね」

小鳥「律子さん書きました？」

律子「いえ」

小鳥「じゃあこれ……社長かプロデューサーさんになりますよね」

律子「内容から判断しましょう」

退職理由、退職検討理由

アイドルプロデュースよりも営業先確保の方が大変。ここの事務所は某大手事務所と仲が悪いのでとにかく営業先が某大手に買収されているため、常に新規開拓である。
また、アイドルの……（残り222文字）


小鳥「……」

律子「……」

小鳥「……そうなんですか？」

律子「最初は私も頑張ってましたけど、途中からプロデューサーが仕事もらってきてくれてそのまま……」

小鳥「……続き読みます？」

律子「読めるんですか？」

小鳥「ここの会員登録さえすれば……」

律子「……お願いします」

小鳥「まあ、私も気になりますし」ｶﾀｶﾀｶﾀ

律子「どうしよう。プロデューサーにもっと優しくした方が良いのかな？」

小鳥「どうでしょう」ｶﾀｶﾀ

小鳥「会員登録完了」ｶﾁｶﾁ

退職理由、退職検討理由

アイドルプロデュースよりも営業先確保の方が大変。ここの事務所は某大手事務所と仲が悪いのでとにかく営業先が某大手に買収されているため、常に新規開拓である。
また、アイドルのご機嫌も伺う必要があるので、日によってはドタキャンがある。それが営業先との関係を悪化させるのは良くあること。そのため、日を置いて後日謝罪しに行かないといけない。
土日も営業やアイドルの仕事で休めるわけがありません。
また、アイドルとのコミュニケーションも重要になってくるので、毎日アイドルによっては1000円以上するデザートやスポーツドリンクなど自費で出さないといけない。
これだけ働いても給与が土日祝日休みの事務員と同じでボーナスは貰ったことありません。

律子「……」

小鳥「……」

律子「小鳥さんそんなに貰ってるんですか？」

小鳥「いや、私は全然……」

律子「いくらですか？」

小鳥「確か手取り20万です」

律子「私もそんなもんかしら」

小鳥「他のところを見てみましょう」ｶﾁｶﾁ

律子「あ、やりがいはどうですかね？」

小鳥「確かに」ｶﾁｶﾁ

小鳥「……ない」

律子「えっ」

小鳥「どこにもない。やりがいや面白みが」

律子「うわぁ…」

小鳥「じゃあ他……みます？」

律子「せっかく登録したんだし……」

小鳥「じゃあ給与で」ｶﾁｶﾁ

年収、評価制度

実力成果主義の場なのだが、成果に比例して給料が上がらない。仮に増えてアイドルのモチベーションを維持させるための費用ですぐになくなると思う。
そのくせ、少しでも成果が下がるとガクッと下げられる。成果はアイドルにほとんど任せざる得ないカタチなので、常にいい仕事とモチベーションを維持させる必要がある。


小鳥「書きたいこと書いてますね」

律子「ちなみに小鳥さんは？」

小鳥「私は普通に事務職やって終わりですけど」

律子「減給は？」

小鳥「いえ、地味に上がってます」

律子「……これは刺されても仕方がありませんね」

小鳥「言わないでくださいよ」

社長の魅力

アイドルの原石を見つけて来るのはすごいと思います。
しかし、それだけで、他は完全に放任主義です。これ以上アイドルを増やさないといいのですが、増やす位なら営業先を確保してほしい所です。


律子「……これ完全にプロデューサーですよね？」

小鳥「それしか言いようが……」

律子「寧ろどうしてさっさと辞めないんだろう」

小鳥「あー確かに。でも次がないんじゃないんですか？」ｶﾁｶﾁ

律子「確かに……でも営業職なら簡単に熟せそうですけど」

社員、管理職の魅力

魅力は余りないです。事務員はいつも椅子に座ってるだけだし、同僚もライバル心でやる気を出させようとしてますが、給与が変わらない限り表面上の熱しか出せません。


小鳥「ごめんなさい」

律子「これ……ほんとうですか？」

小鳥「おそらくプロデューサーさんがいる時の私しか見てないですけどいないときはちゃんと事務仕事やってるんですよ」

律子「それダメじゃないですか？」

小鳥「事務仕事なんて電話対応意外午前中で終わっちゃいますから」

律子「それだけ仕事がないってことですかね？」

小鳥「律子さんもどうなんですか？」

律子「…………次見ましょうか」

小鳥「答えろよ」

スキルアップ、キャリア開発、教育体制

研修は始めのうちの半年しかありません。ただ、全部社長直接による指導なので営業スキルがすぐに見つけることが出来ました。
しかし、全部社長自らが築いたルートなので、新規開拓の方は完全に丸投げでルート間隔でやれば伊都無責任なことを言いましたので、結局独学となりました。
また、コミュニケーションも丸投げでアイドルをはじめとする女性の方々とのコミュニケーションに苦労しました。


律子「そう言えば、プロデューサー最初はみんな名字にさん付けの敬語でしたね」

小鳥「私は今だに音無さんですけどね」

律子「というかこれ本当にいつ辞めてもおかしくないですよ」

小鳥「他は……入社理由、入社後に感じたギャップがないですね」ｶﾁｶﾁ

律子「あってもマネージャー兼プロデューサーとかじゃないですか？」

小鳥「うわぁ…容易にイメージ出来ちゃった」ｶﾁｶﾁ

律子「ちなみにうちは結構真っ黒ですが、ライバルの961プロダクションはどんな感じなんですか？」

小鳥「黒い割には結構しっかりしてますよ」ｶﾁｶﾁ

律子「はぁ…大手プロダクションはやっぱり資金が違うからかなぁ」

小鳥「えっとじゃあまずは福利厚生、社内制度から見てみますか」

律子「というか評価高っ！！」

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評判 年収 事業 面接 社長 会社


小鳥「まあ、多少はね」

律子「福利厚生はどうなんですか？」


福利厚生、社内制度
休日は芸能事務所なだけ不定期ではあるが、有給休暇をちゃんととらせてもらえます。
通院や子供の行事の参加、法事などある売位は有給休暇とは別の休暇として取ることが出来る。
とにかく休暇を取っていないと上から取れと言われる。そのため、人によっては夏季休暇と合わせて海外に行く人もいます。


小鳥「私、961行こうかしら？」

律子「私も」

退職理由、退職検討理由

大手プロダクションだけあって完全成果主義です。
様々な方面に色々な子を売り出すので、しっかりとプロデュースしないといけません。
私の場合はプロデュースしていた子の成果を上げれずにクビを切られてしまいましたが、退職金はしっかりともらえました。
また、辞める前に社長からアドバイスと新しい仕事先の紹介もしてもらいましたので、切られても特に問題はありませんでした。


律子「こんな良い事務所ないですね。というか優良事務所じゃないですか」

小鳥「社長ェ…」

律子「でもなんで4.8なんでしょう？」

小鳥「すごくいいって人でも4って付けちゃう人もいますからねぇ」

律子「あ、小鳥さんこれが原因かと」

小鳥「ん？」ｽｸﾛｰﾙ

社長の魅力

某事務所をいじめる姿勢はどうかと思いました。


小鳥「これ社長ですかね？」

律子「プロデューサーかもしれないですよ」

小鳥「しかし、他はマンセーばっかな、口コミですね」

律子「でもこれってあくまでもなりすましとかありえるじゃないですか」

小鳥「おそらく、961プロならなりすましを見つけるくらい容易だと思いますよ」

小鳥「ここって口コミ削除も出来ますし」

律子「じゃあなんでこの口コミだけは？」

小鳥「おそらくうちの事務所内の人と特定したんでしょう」

小鳥「他見ますか？」

律子「じゃあ876プロは？」

小鳥「876プロダクションですね」ｶﾀｶﾀ

ガチャガチャ…ターン！

律子「……」

小鳥「……何か？」

律子「いえ…」

876プロダクションの評判・評価・社風に関する投稿はありません。ご存知の情報がありましたら、投稿にご協力ください。


小鳥「ないようですね」

律子「う～ん。平和なのかそれとも規制しているのか」

小鳥「それはわかりませんね」

律子「はぁ～な～んか嫌なもの見ちゃった感がすごいです」

小鳥「口コミってそんなもんじゃないですか？」

律子「掲示板でアイドルの事は良くチェックしてたんですけど」

小鳥「企業や事務所はやっぱり？」

律子「はい」

小鳥「まあ、大きい所だと所詮一個人の感想ですから全部鵜呑みにしちゃだめですよ」

律子「まあ、それはわかってますけど」

小鳥「名言があるじゃないですか『うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい』」

小鳥「まあこの際、掲示板じゃなくてもこういった○職会議のような口コミサイトもそうだと思いますけどね」

律子「このサイトは掲示板みたいのはないんですか？　名前しか聞いたことなかったので」

小鳥「ないですけど、大きい所だと2ちゃんねるのスレに飛ぶようですね」

小鳥「うちの場合は……ああ、アイドルに関するスレに」

律子「ああ、じゃあ下手したら評判変わるかもしれないですね？」

小鳥「わかりません」

P「ただいまー」ｶﾞﾁｬ

小鳥「おかえりなさい」

律子「お疲れ様ですプロデューサー」

P「ほれ、竜宮と律子の営業先確保してきたから引率とか頼んだぞ」

律子「ありがとうございます……」

P「……どうかしたか？」

律子「い、いえ……」

律子（プロデューサーの顔見たら隈を野球選手が日差しから守るようなので隠してる）

小鳥「何か飲みますか？」

P「いえ、今のところは……強いて言うなら栄養ドリンク剤ですかね」

小鳥「はぁ……」

P「……音無さんまでどうかしましたか？」

小鳥「プロデューサーさん」

P「はい」

小鳥「今のお仕事楽しいですか？」

律子「！」

P「そうですね……音無さんは俺がどう見えてます？」

小鳥「……うーん」

P「それが答えってことですよ。じゃ俺は書類まとめるんで」

小鳥（ああ…書いたのプロデューサーさんじゃん）

律子（これそのうちジャパニーズカローシになるんじゃないかしら？）

つぎのひ！

小鳥「律子さん」

律子「なんですか？」

小鳥「やりがいが書き込まれてましたよ」

律子「どんなこと書かれてありました？」

小鳥「いやーもう解放してあげたいです」ｶﾁｶﾁ

律子「あんまり見たくないけど」

仕事のやりがい、面白み

アイドルをプロデュースしてオーディションに合格した時がこの子を本当に信じて良かったと思いました。
普段の見たことない一面を見れたりするのもこの仕事だからこそだと思っています。
また、イベントを通じて他の事務所のアイドルとも知り合えるのも良かったです。
ただ、そのやりがいよりも新規開拓営業がマイナスにしてくれるのでオーディションに合格した瞬間に次の営業先どうしようと常に悩んでいました。
またアイドルアカデミー大賞やアイドルアルティメイトの本選参加までのランク期限もあり、常にファン確保の営業を探し回った。
なのでやりがいは余りありませんでした。


律子「これってあれですか？　花より団子ですか？」

小鳥「アイドルよりも新規開拓。商事会社みたいなことしてるんじゃないんだから」

律子「しかし、これどうするんですか」

小鳥「どうしようも……」

律子「他はどういう項目があるんですか？」

小鳥「確かワークライフバランスって項目が……ないですね」

律子「いうれにしろ、ヤバいですね」

小鳥「律子さんは今から新規開拓営業の方法習っておいた方が良いじゃと思いますよ」

律子「小鳥さんももうちょっとしっかりとした事務職した方が良いんじゃないですか？」

小鳥「……」

律子「……」

２人「はい」

おわり