先輩「お前の空気の読めなさにびっくりするわ」 (7)

俺「空気を読み続けた結果、本当の自分すらわからなくなった」

先輩「なに!?」

俺「果たして自分は何なのか、いや、なんだったのか」

先輩「き、貴様…」

俺「必死で空気を読み続けて、その先になにがあったのでしょう」

先輩「あ、あ、あ…」

俺「上司に媚び諂い、そして自分が得たものはなんだったのでしょう」

先輩「うわああああ!!」

俺「自分がない人間は弱いから何かにすがりつくしかない」

先輩「あ、あ…」

俺「だからすぐに周りに同意を求めようとする」

先輩「やめろ、やめてくれ…」

俺「そんなに自信がありませんか?」

先輩「うああぁ…」

俺「自分の考えなのに何故、他人に聞くのですか?」

先輩「も、もうやめろ!わかった!」

俺「それは自分の考えではなく、周りが同意出来るであろう最善の答えであるからです」

先輩「ぎゃぎゃぎゃああああうああ!!!」

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