コナン「どうして俺の行く先々で事件が起こるんだ?」 博士「知らんぞい」 (47)

〜博士宅〜

コナン「そんな冷たいこと言うなよ博士ー。俺だって真剣に悩んでるんだからよー」

博士「そんなこと言ったってバーーーローー、わからんものはわからんじゃろうが」

コナン「わからないものをわかるようにするのが天才だろ? 何か意見くれよー」

博士「そうじゃのお……。あまり助けにはならんと思うが……」

コナン「お、なんでもいい。言ってくれ」

博士「バーーーローーのような人間を世間ではなんと呼ぶか知っとるかの?」

博士「”疫病神”と言うのじゃ」

コナン「」

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>>1
メール欄にsaga

なんか「しんいち」ってうつとバーローになるのな

バーーーローーィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!

うをっ!!!
マジでバーーーローーって打ったらバーローになってた!!!
黒の組織の陰謀かコイツぁ!?

>>2ありがとう

コナン「ひでーこと言うなあ、博士」

博士「しょうがないじゃろ、本当のことなんじゃから」

コナン「まあ確かになあ……、俺の経験を振り返ってみると、そう言われてもしょうがない気がするぜ……」

博士「わしに言えるのはこれくらいじゃな。とにかく新一、お前の質問に対しての答えは、理詰めで考えて得られるものじゃないと思うぞい」

コナン「そうだな……」

ガチャ……。

灰原「あら、工藤君、来てたのね」

コナン「おう、灰原」

灰原「お二人で何を話していたのかしら?」

コナン「どうして俺の行く先々で事件が起こるのかなって話してたんだ」

灰原「あらあら。それで、納得のいく答えは見つかったの?」

コナン「バーロー、見つかるわけねえだろ?」

博士「あたりまえじゃな」

灰原「それもそうね……。でも確かに不思議ね。少年探偵団で行動する時も、毛利探偵と行動する時も、西の高校生探偵と行動する時も、いつもあなたのまわりで事件が起こる。普通の人間が一生に遭遇する殺人事件の件数なんて、多くても1〜2件だわ。そう考えると、あなたは歩く災厄ってところかしら」クスッ

コナン「冗談になってねーよ灰原……」

博士「まあなんにせよ、新一がいくら悩んだところで事態が解決するわけではないじゃろ。新一は普段通り暮していればいいのじゃ」

灰原「あら、解決策ならないことはないわよ」クスッ

コナン「え!?」

コナン「どういうことだ?」

博士「全くわからんぞい」

灰原「あら、簡単なことよ。あなたが外に出なければいいのよ」

コナン「何ぃ?」

灰原「いくらなんでも、引きこもっている状態で事件に巻き込まれるとは思えないわ。もしそれでも巻き込まれるようだったら、あなたは筋金入りってことになるでしょうけどね」

コナン「バーロー、そんなことできるわけないだろ」

博士「そうじゃな。新一も一応今は小学生なのじゃからな」

灰原「ふふ、言ってみただけよ。なんにせよ、あんまり気にすることじゃないわ。あなたがどうにかできることじゃないもの」

バーロー

コナン「それもそうだ……っとと、そろそろ帰らねーと。蘭のやつ最近やけに門限にうるさいからな」

博士「気を付けるんじゃよー」

灰原「工藤君、また明日」

〜翌朝・学校〜

光彦「おはようございます、みなさん」

コナン「おう、おはようさん」

歩「おはよう。今日の一時間目は算数だよね。みんな宿題はやってきた?」

光彦「ばっちりです」

灰原「もちろんよ。……あら小嶋君、なんだか元気ないじゃない」

元太「ああ……、今朝、母ちゃんとけんかしてな……、飯食ってねーんだ」

灰原「ふふ、そんなことだろうと思ったわ」

歩「けんかなんかしちゃだめだよー」

光彦「そうですよ!」

元太「だけどよー、母ちゃんのやつg……」

ガラリ

コナン「ほらお前ら、席につけ。先生来たぞ」

今までに事件を未然に防いだ事あったけ?

コナン(昨日は博士と灰原二人から「気にするな」って言われたけど、逆に今までどうして気にしなかったのか不思議だ)

コナン(だっておかしいじゃねーか。偶然で片づけるにはあまりにも……)

コナン(まあ、少し様子見してみるか……)

〜帰宅途中〜

光彦「いいですか、元太君。帰ったらちゃんとお母さんに謝るんですよ」

歩「もうけんかしちゃだめだからね」

元太「わ、わかってるよ」

元太「はあ〜、確かに朝飯くえねーのはつれーからなあ。……ん? なんだあれ?」

灰原「どうしたの?」

元太「いや、なんかあのビルの屋上に……」

光彦「え……? わあ!? あんなギリギリに立ったら危ないですよ!!」

コナン「まさか……!!」

>>11
一応映画版や少年探偵関係なら未然に防ぐとかたまにやってる…はず

ヒュー、ドサッ!!!

屋上にいた男性は、まっさかさまに落下し、地面に激突した

歩「きゃ、きゃあああああああ!!」

コナン(くそっ!)タッタッタ

コナン(頭から落下している……。脈もない。もう無理だ……)

コナン「だれか! 救急車だ!!」

光彦「は、はい!」

コナン(無駄だと思うけどな……)

…………。



コナンは男性が飛び降りたビルの屋上に向かった。

そこでコナンはさまざまな証拠を見つけ、これが自殺に見せかけた殺人事件であることに気づき、警察と小五郎を呼び、いつものように事件を解決した。

小五郎(コナン)「犯人はビルのオーナーの鈴木さん、あなただ」

鈴木「な、何を言ってるんだ! 遺書だってある、これはれっきとした自殺じゃないか!」

小五郎「あなたは犯行時刻何をしていましたか?」

鈴木「私は……」

米花町は日本有数の犯罪地帯

歩じゃなくて歩美だぞ

>>11
探偵や警察は事件が起こってから動くもんだ
せいぜいまだまだ続くと匂わせていた連続○○事件を途中で終わらせた程度

何度か「殺されそうです。助けてください」みたいなこと言われたけど、守ってもその人の部屋で別の人が殺されたりちょっと部屋が暗くなったりしたときに殺されてたり…

……。

鈴木「うっ、うっ、あいつさえいなければ、俺はうまくいったんだ……」

目暮「続きは署のほうで聞きましょう」



コナン「ふー」

コナン(これにて一見落着。だが……、やっぱり俺の周りで事件が起きた。これも偶然なのか?)



〜ファミレス〜

小五郎「ったくよお、どうして偶の休日にファミレスなんぞに来なきゃならんのだ」

蘭「休日だからでしょ、お父さん。さーてコナン君、今日は何でも頼んでいいからね」

コナン「う、うん」

コナン(今日は何も起こらなければいいが……)

蘭「私は何にしようかなー。あ、このデミグラスハンバーグセットってやつおいしそうだな〜。コナン君は何がいい?」

コナン「え? ああ、僕は、えっと……」


店員「きゃあああああああああああああああああ!!」

コナン「!?」

>>11
逆に考えるんだ、殺人事件が起こらないとそれは話として表(漫画やアニメ)には出てこないはず
つまり優秀な探偵であるバーーーローーは裏でもっと多くの事件を防いでると

ますます疫病神説が(ry

>>16訂正する、ありがとう

小五郎「どうしました!?」

店員「ト、トイレで、人が……」

小五郎「くっ」ダッ

トイレには血まみれの女性が倒れていた

小五郎「だれか救急車と警察を!! はやく!!」

コナン(まただ……)

事件はコナンの推理により解決した。怨恨による殺人事件だった。

…………。



〜兵庫・甲子園〜

服部「久しぶりやのお、工藤。」

コナン「服部……」

服部「なんやしけた面下げて。今日は阪神vs巨人の因縁の対決や。こんないい試合を生で見れるなんて、ついてるでほんまに」

コナン「そう、だな……」

服部「……どうしたんや、ほんまに」

コナン「実はな……」

女性「きゃああああああ!!!!」

コナン・服部「!?」

服部「なんかあったらしいで! 行ってみるで!」ダッ

コナン「あ、ああ」ダッ

コナンたちは悲鳴がした売店のもとに向かった。そこには男性が泡を吹きながら倒れていた。

服部「どうしたんや! おっさん!」

服部「この様子……、なんかの毒を盛られたみたいやな。見たところによると、このポップコーンに毒が塗ってあったのか? なあ、どう思う、工藤?」

コナン「ガタガタガタ」

服部「おい、工藤?」

コナン「……あ、ああ。すまん」

服部「顔色悪いでお前。ほんまに大丈夫か?」

コナン「……だ、大丈夫だ」

今回の事件は、様子がおかしいコナンに代わり、服部が一人で解決した。

……。

〜温泉〜

男性「うわあああああああああああ!!」

小五郎「なんだ!?」

コナン「……!」

……。

〜山奥〜

光彦「うわああああああ!!!」

博士「どうしたんじゃ!?」

コナン「……」

……。

〜トロピカル・ランド〜

園子「きゃああああああああああああ!!」

コナン「」

………………。

〜学校〜

歩美「最近コナン君、学校に来ないね」

光彦「そんなにひどい風邪をひいてしまったのでしょうか……」

元太「今日の放課後、みんなで見舞いに行こうぜ」

灰原(工藤君……、まさか……)

灰原「大勢で押しかけるのはどちらにもよくないわ。今日は私が一人で見舞いに行く」

光彦「そんな、僕たちも行きたいですよ」

灰原「ごめんね円谷君。でも、今回の件には私少し心当たりがあるのよ」

光彦「そうですか……」

元太「しゃーねーよ。今回は灰原に任せようぜ」

歩美「……そうね」

病んじゃったか……精神が

〜毛利探偵事務所〜

灰原「入るわよ」コンコン

コナン「……ああ」

灰原「どーも……、あら、すごい顔ね」

コナン「……ほっとけ」

灰原「どうして学校に来ないのかしら? みんな心配しているわ」

コナン「……出たく、ないんだ」

灰原「どうして?」

コナン「俺が出ると……誰かが死んじまうから」

灰原「あら? 今まであなたの周りで起きた事件が全部あなたの責任だと思ってるの? そんなの自意識過剰だわ」

コナン「自意識過剰ですませられるかよ!!」

灰原「!?」

コナン「あ、悪い……。でもどうしても偶然には思えないんだ。どうしても俺の責任に思えてならないんだ。逆に、今まで平然と生きていたのが不思議でしょうがねーよ」

灰原「……それで、私がアドバイスしたように引きこもると」

コナン「それ以外、道はねーよ」

灰原「……まあ好きにすればいいわ。私は何も言わない。時間が解決するでしょう」

コナン「探偵団のやつらには適当に言っておいてくれ」

灰原「わかったわ。それじゃあ」ガチャリ

灰原(……。工藤君……)



〜数週間後〜

博士「哀君、元太君の性欲を増進させる機械ができたぞい」

灰原「な、何を言ってるの?」

博士「これで元太君も野獣じゃ」

灰原「博士、最近おかしいわよ。ところ構わず自慰行為を始めたりするし、どうかしたの?」

博士「ほっほっほ。気持ちいいんじゃよ。哀君も一緒にどうかね?」

灰原「死んでもごめんだわ」

博士「残念じゃの……、じゃあさっそくこの機会の実験をしてくるかの」テクテク

灰原「あ、待ちなさい博士!!」

博士「やなこったい」ダッ

灰原「……」

灰原(最近みんながおかしい……)

灰原(博士は変な発明ばかり作っているし、円谷君はお姉さんと付き合い始めたし、元太君は授業中も「うな重うな重」言ってるし、歩美さんは変なおじさんと仲良くし始めるし……)

灰原(何がどうなっているの?)

灰原(とりあえず、みんなに聞いてまわろうかしら)

〜光彦宅〜

ピンポーン

光彦「はいはい……あ、灰原さんじゃないですか。どうしたんですか?」

朝美(光彦の姉)「光彦ぉ、はやくぅ」

光彦「ちょっと待っててください、姉さん。で、どうしました?」

灰原「それはここっちのセリフよ! どうしてお姉さんと付き合ったりするの!?」

光彦「失礼な人ですね。お姉さんと付き合って何が悪いんですか?」

灰原「悪くはないけど……、でも、昔の円谷君はお姉さんなんて見向きもしなかったじゃない」

光彦「人は変わるものです。僕は自分の欲望に忠実に生きることに決めたんですよ」

灰原「欲望……」

光彦「そうです。ここ最近、何かプレッシャーというか、そういった枷みたいなものがとれた感じがするんですよ。だれか多くの人間に見られている感じがなくなったというか……、ちょっとうまく言えないですけど」

灰原「見られている感じ?」

光彦「そうです。最近になってそれが急激になくなって、自由な、開放的な気分になったんです。素晴らしいことじゃないですか!」

灰原「それで、動物のように、欲望のままに生きていると」

光彦「そうです、何が悪いんですか? ……もういいですね、お姉さんを待たせているので」バタン

灰原(どういうことよ……)

灰原(まあいいわ。残りの二人のもとに向かいましょう)

……。

元太「うな重が食いたいから食っているだけだ。それ以外ねーよ」

歩美「前からおじさんと遊んでみたかったのよ。最近になって、遊んでもいいかなあって、なんとなく感じるようになったの。ただそれだけだよ」

……。

みんなは加速度的に狂っていった。
殺人、強姦が当たり前に行われるようになっていった。

灰原(どういうことよ……、何が原因でこんなことに……)

灰原(私はどうにかまだ正気を保っているわ。考えるのよ。何が原因かを)

灰原(……)

灰原(工藤君が引きこもってから?)

灰原(確かに工藤君が引きこもってから、歯車が狂い始めた気がするけど、でもそこに何の因果関係もない。いくらなんでも荒唐無稽だわ)

灰原(でもほかに思いつかないし……)

灰原(とりあえず工藤君のもとへ行ってみようかしら)

〜毛利探偵事務所〜

灰原「……入るわよ」ガチャリ

コナン「……ん? なんだ、灰原か……。どうした?」

灰原「なんか、みんながおかしいのよ」

コナン「……ふうん。そういえば蘭も最近なんだか様子がおかしいな」

灰原「なんでかわかる?」

コナン「わかるかよ、そんなの」

灰原「全部、あなたが引きこもってからなのよ」

コナン「……なんだ? 俺が引きこもったからみんなおかしくなったってか? 冗談じゃねーぜ。そんな話あるかよ」

灰原「私もそう思うけど……、でも、それ以外に心当たりがないのよ。確かにバカバカしい話ではあるけれど……」

コナン「……」

灰原「いずれにしても、あなたはここから一刻も早く出るべきだわ。このままでいいはずがない」

コナン「……いやだ」

灰原「どうして?」

コナン「俺が人を傷つけるからだ」

コナン「俺が事件を引き寄せるからだ」

コナン「俺が人を殺すからだ」

コナン「おれが……」ウッ、ヒック

灰原「工藤君……」

灰原「そんなこと、ない」

灰原「あなたが引き起こしてるんじゃない。事件のあるところに、あなたが行っているだけよ」

灰原「あなたは何も悪くないの。現にあなたが引きこもっている今だって、事件はあちこちで起きている。全部が全部、あなたの責任じゃないの」

コナン「でも、それでも、俺は疫病神なんだ。俺は所詮、そんな人間なんだよ……」

灰原「あなた、その卑屈さはすでに傲慢よ! あなたにそんな力はないの! 自分をもっと信頼しなさい!」

コナン「……」



1 わかったよ
2 それでも俺はいやだ



1 コナン「わかったよ」

灰原「じゃあ!」

コナン「ああ、とりあえず外に出てみるよ」



2については時間があったらやるつもり

ちょっと休憩

これは……

コナン「なんだこれは……」

灰原「そう、あなたが引きこもっている間に、周りは大きく変わってしまったわ」

灰原「あなたが引きこもったからこうなったとは言わないわ。でも、この無秩序に繰り返される犯罪を見破るのは工藤君、あなたしかいないわ」

コナン「俺がやらないと……」

灰原「そうよ。あなたには推理という力がある。それでたくさんのものを救えるのよ。今こそその力を使うときでしょう?」

コナン「そうみてえだな。よおし!!」



灰原(工藤君は片っ端から事件を解決して回ったわ)

灰原(事件の解決に伴って、みんなも正気を取り戻していった)

灰原(理由は全くわからないわ。でも、工藤君が推理をしないとみんながおかしくなる。この因果関係ははっきりした。本当に、世界は謎だらけね)

灰原(工藤君もこのことには気づいたみたい。自分が外に出ないと、何かがおかしくなるってね。)

灰原(もう工藤君は悩まなくなった)

コナン「事件は俺がいるいないにかかわらず起きる。俺には事件のもとにいる『才能』があるんだ。俺が解かなきゃ、だれが解くんだよ」

灰原(そういきがってたから)

灰原(これにて一件落着ってところかしらね)

灰原「博士、ちゃんと小嶋君に謝るのよ」

博士「う、うむ。そうじゃの」

灰原「全く、なんであんなバカな発明をしたの」

博士「わしにもよく分からん。ただ、少しリミッターというか、なんかすごい解放された気分になってしまっての……」

灰原(円谷君と同じこと言うのね)

灰原「見られている感じがなくなったみたいな?」

博士「そう! まさにそんな感じじゃよ!」

灰原「ふうん……」

灰原(本当に、よく分からない出来事だったわ)

灰原(でも、工藤君が推理し続ける限り、みんなは普通に生きられる。これははっきりしている。本当に、なぜなのかしらね)フフッ



灰原「頑張るのよ、名探偵」


〜終わり〜


つまり主人公であるコナンが活躍しないと世界がヤバイってか
ドラクエで勇者が戦わないで引き込もってる様なもんだしな

おつかれさまでした
マジキチSSかと思ったらそうじゃなくて安心しました

見てくれてありがとうございました
>>31の「2」は書く必要がないですね

機会があったらまた書きます

お疲れ


何年か前にコナンの作中時間からすれば殺人事件だけでも米花町で秒間数十件起きてるとか聞いたな
その時は幾らなんでもネタだと思ったけど真面目に考えると一日辺りで何件起きてる計算になるんだろか

ヨハネスブルグも真っ青な治安ww

寝れないから「2」も書くわ

2 コナン「それでも俺はいやだ」

コナン「いやなんだ、もう人の死を見るのは」

灰原「でも、あなたがこの異常事態のカギを握っているのかもしれないのよ!」

コナン「知らねーよ、出てけ! 灰原!」

灰原「……」

バタン

灰原(工藤君はもう駄目ね)

灰原(と、なると、もう手がかりは何もないわ)

灰原(どうしましょう……)

いいね

異常事態は悪化の一途をたどった

灰原はかろうじて正気を保っていたが、いつ壊れてしまうかわからないような状況だった

そんな中……

男性「もう世界は壊れちまうんだよ!!」

女性「あと四日ももたないわ!!」

こんな声があちこちから上がり始めた

灰原(どういうことよ……)

灰原(彼らは正気じゃない。真に受けるのはよした方がいい。でもみんなが口をそろえて言うのはなぜ?)

〜四日後〜

男性「ついに審判の時が来た!!」

女性「もう終わりよ!!」

灰原もうすうす感づいていた。本当に終わってしまうのだと。

でも、工藤君なら何とかしてくれる……

そんな一縷の望みをかけて、コナンのもとに向かうが、

コナン「もう終わりなら終わりでいいじゃねえか。もうこれで俺は死体を見なくて済む」

灰原「そんな……、工藤君、あなた本気でそんなことを?」

コナン「ああ。どうせ終わるなら、みんなと一緒がいいや」

灰原「……」

もう、なすすべがないのね

灰原は悟り、すべてをあきらめた

そして世界は崩壊した



〜終わり〜

蛇足だったらすみません

ではおやすみなさい

世界崩壊

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