にこ「あら、もう集まってるのね！」

穂乃果「にこちゃん！」

真姫「三人とも、早いわね」

ことり「真姫ちゃんおはよー」

にこ「ちょっと聞いてよー、昨日私の家にＧが出ちゃってさ」

海未「自慰！？」

にこ「そうなのよー。温かくなってきたから台所に出ちゃってー。でもゴキブリホイホイを買うお金なんてないし……」

真姫（ゴキブリホイホイとやらをプレゼントすればいいのね）

海未「ちょっと、にこ！」

にこ「な、なによ……海未。そんな大声出して」

海未「にこまで破廉恥になってしまったのですか！？」

にこ「……はあ？」

海未「じ……自慰の話なんて……そんなの皆の前で話す話題ではないでしょう！」

にこ「ああ、海未はＧが苦手なの？　確かにあまりいい話題ではなかったわね。謝るわ」

海未「ほ、本当ですよ！　あまり破廉恥なのは恥ずかしくなってしまうのでよしてください！」

にこ（破廉恥？）

穂乃果「ごめんね、にこちゃん。さっきから海未ちゃんちょっと様子がおかしくて」

にこ「熱でもあるんじゃないのぉ～？」

ことり「そうなの！？　海未ちゃん保健室いく？」

海未「いえ……。大丈夫です。ただ破廉恥な話題にはどうしても反応してしまうので……」

ことり「誰も破廉恥な話なんかしてないよ？」

真姫「そうよ。にこちゃんだって別にそんな話してないわよ」

海未「そ、そうなのですか？」

穂乃果「うん……逆にどうして破廉恥な話だと思ったの？」

海未「い、いえ！　破廉恥な話でないならいいのです！」

ことり「海未ちゃん、顔真っ赤だけど、本当にお熱ないの？」

海未「大丈夫です。心配かけてごめんなさい、ことり」

ｶﾞﾁｬ

凛「おはようにゃー！」

花陽「おはよーございますう」


穂乃果「あっ、凛ちゃん花陽ちゃんおっはよー！」


にこ「あっ、凛ったら今日は可愛いストラップ付けてるわね」

凛「おお、気づいてくれた？昨日、かよちんとお買い物に行ったときに買ったにゃー！」

花陽「凛ちゃんったら、すごく気に入っちゃって」


凛「栗とリスのストラップだよ！」


海未「あぁあぁ……」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

にこ「栗とリスって言うか……大きな栗に抱き着いてるリスって感じかしら」

真姫「へぇー、結構可愛いわね」

海未「ぶわわああ……」ｶﾞｸｶﾞｸ

ことり「鞄に付けてるんだぁ。すごく可愛いよ、凛ちゃん」

凛「そんなに褒められると照れるにゃー」

海未「破廉恥です！！！！！！」ﾀﾞﾝｯ


にこ「うわっ、びっくりした」ﾋﾞｸｯ

凛「ど、どうしたの！？　海未ちゃん」ｱﾜｱﾜ


海未「そんな卑猥なストラップを付けるなんて……ｯ！　凛は一体どうしてしまったのですか！？」

凛「え……え？」ｷｮﾛｷｮﾛ


真姫「むしろあなたがどうしたのよ、海未」

穂乃果「今日の海未ちゃんほんとうにおかしいよ？」


海未「だ、だってクリトリスですよ！？　破廉恥すぎて気絶するところでしたよ！」

真姫「はあ？　栗とリスなんて全く破廉恥じゃないじゃない」

ことり「海未ちゃん、やっぱり熱があるんじゃ……」

海未「み、みなさん。何も感じないのですか？　凛はさっきから猥談を……」

凛「う、海未ちゃんひどい……凛が新しく買ったストラップをそんなふうに言うなんて……」ｸﾞｽｯ

海未「あっ……」

花陽「だ、大丈夫だよ！　凛ちゃん。海未ちゃんはきっとなにか勘違いをしちゃってるんだよ！　そうだよね、海未ちゃん？」

海未「え、あ、でも」

穂乃果「海未ちゃん！」

海未「……ｯ！」

穂乃果「海未ちゃんひどいよ。変な言いがかり付けて凛ちゃんを傷つけるなんて」

海未「あ、その、でも」

穂乃果「海未ちゃんなんて大嫌い！」

海未「がはぁ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ことり（海未ちゃん変な顔になった……）

にこ（ちょっと吹きそうになった……）

絵里「ちょっと何の騒ぎ？」

希「階段の方まで聞こえてたで？」


穂乃果「絵里ちゃん！　のぞみちゃん！」


真姫「なんか海未の様子が変なのよ」


海未「いえ、その、すみません。聞き間違いで取り乱してしまったようです」

海未「凛……それに穂乃果、すみませんでした」

凛「う、ううん！　気にしないで」

穂乃果「いいよ。私もさっきはごめんね？」


海未「凛……穂乃果」


絵里「よく分からないけど、仲直りできたみたいね」

希「仲良しなのが一番や！」

にこ「ところで今日は雨が降るって言ってたけど、天気予報はどうなってるのかしら」

希「ああそれなら、うちが携帯ラジオ持って来とるから、今ラジオで聞いてみよか？」


海未「イマラチオ！？」


絵里「う……海未？　いきなり大声出してどうしたの？」

ことり「さっきからこんな感じなの……」


海未「希！　ここでイマラチオは無理ですよ！？」


希「いや、電池式のラジオやから屋上でも聞けるで？」

海未「へ……ラジオ？」


絵里「どうしたのよ、海未」

海未「いや、ごめんなさい……。聞き間違いのようです……」

穂乃果「やっぱり今日の海未ちゃんおかしいよ。保健室行こう？」

海未「い、いえ。昨日、父の部屋にあったドラマを見て寝不足なだけですので……大丈夫です」

ことり「ドラマ？」

にこ「寝不足になるまで見るって、どんなものなのよ」


海未「えーと【ﾋﾟｰ】が【ﾋﾟｰｰｰｰ】して【ﾋﾟｰｰｰｰ】のようなプレイをしながら【ﾋﾟｰｰｰ】する内容ですね」

海未「私も昨日初めて、そのようなドラマを見たのですが、興奮が抑えきれませんでした」

穂乃果「わからない単語ばかりだなあ」

絵里「外国語ばかりで難しそうな映画ね」

海未「今度、皆さんにもお貸しします」

花陽「楽しみだなあ」

希（あかん）

練習後


凛「あー、今日もいっぱい頑張ったにゃー！」

花陽「そうだねえ」

真姫「カフェラテでも飲みたい気分だわ」


海未（フェラ！？？　飲みたい！？）


穂乃果「海美ちゃんどうしたの？」

海未「いえ、また幻聴が」

ことり「幻聴！？？　それってすごく危ない状態じゃないの！？」

希「えりち、うちらは今日はラーメンでも食べに行こか？」

絵里「そう？　ラーメンなんてあまり食べないので新鮮だわ」

海未（ザーメン！？）


希（まさか『ザーメン！？』とか思ってたりしないやろな）


にこ「私はバイトがあるから、先に帰るわ」

海未（援助交際！？）

海未ちゃん、自室にて


海未「ああ、まずいです……このままでは私が一番、破廉恥になってしまいます……」

海未「あんなもの見なければよかった……」

海未「しかし、父の部屋にはまだ数本のＤＶＤが……気になります」

海未「と、とりあえず見るだけは見てしまいましょうか」

父の部屋


海未「父が入浴している間に中身だけ盗み出してしまいましょう」

海未「……と、これは？」

海未「……ｯ！？」

海未「お、女の子同士で【ﾋﾟｰ】をしている！？」

海未「あわわわ……」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

海未「こ、これは研究のためにも見なくてはいけませんね！」

海未「女の子の魅力を研究するために！　なにせアイドルとは女の子らしさを追求する者ですから！」

海未「ふわぁ……これを見ていると……体中が火照って……心臓が高鳴って、おかしくなりそうです」

海未「すごい……【ﾋﾟｰｰ】までするのですね」

海未「勉強になります」

翌日


穂乃果「海未ちゃん！？　目の下のクマがすごいよ！？」

海未「徹夜で勉強をしていたので……」

ことり「もう、ほどほどにしなきゃだめだよ？　睡眠も大事なんだもん」

海未「ええ。少し熱中し過ぎました」

海未（ああ……穂乃果とことり……なんだかいつもとは違って、ドキドキします）

放課後


海未「二人とも、もし良ければ私の家へ来ませんか？」

穂乃果「え、海未ちゃんの家？」

ことり「久しぶりだね！」

穂乃果「うん。お邪魔しちゃおうかな！」

海未「ええ」ﾆｺｯ

穂乃果「お邪魔しまーすっ！」

ことり「おじゃまします」

穂乃果「うわー、海未ちゃんの部屋きれいだなー！」

ことり「せいとんされてるね」

海未「二人とも、くつろいでいてください。今お茶を持ってきますから」

穂乃果「私はジュースで！」

海未「はいはい」ﾆｺｯ

穂乃果「ラブライブまであと少し。今のとこ問題はないよね」

ことり「うん！　順調に来てるね！」

海未「二人ともお疲れじゃないですか？」

穂乃果「うーん、生徒会の仕事もあるしちょっと疲れてるけど」

ことり「でも、それはみんな同じだしね！」


海未「良ければ私がマッサージしましょうか？」

穂乃果「え？」


海未「そこに寝てください」

ことり「そんなあ、悪いよぉ。海未ちゃんこそ一番頑張ってくれてるのに」

海未「いいのです。私はこうやって尽くすのが好きなんです。マッサージも勉強しましたし」

穂乃果「そこまで言うなら甘えちゃおうかなっ！」

海未「では、二人とも、そこにうつ伏せで寝転がってください」

海未「ではまず穂乃果から行きますね」

海未「腰のあたり行きますよ」

穂乃果「あっ……んっ……ん……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ


海未「気持ちいいですか？」

穂乃果「うん……海未ちゃん上手だね。なんか変な声でちゃって恥ずかしいな」ﾃﾚﾃﾚ

海未「いいんですよ。楽にしてもらって」

穂乃果「ん……んん～……ふわぁっ……んん……ｯ！」ﾋﾞｸﾝｯ


海未「つ、次は足の付け根ですね」ｸﾞｲｯ

穂乃果「ひゃっ……くすぐったいよぉ」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

海未「股関節や太ももと言うのはダンスをする上でも重要です。よくほぐしておかないと」

穂乃果「うん……そうだね……あぁ……ｯ！」ﾋﾞｸﾝｯ

海未「特に……腿の付け根と……股の間は、良くほぐしておかないと」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

穂乃果「あっ……ｯ！？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ


海未「穂乃果はこの辺が固いですね。もっとほぐさなきゃだめですよ？」ﾓﾆｭﾓﾆｭ

穂乃果「で、でもそのあたりは……その……おしっこするところだし……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

海未「普段ほぐさないところもやるのがマッサージなのです」

穂乃果「あひゃっ……ｯ♪　も、もういいや！　海未ちゃん、ありがとっ」

海未「まだです！　じっとしていてください！」

穂乃果「で、でも、なんか、変な感じがして、きゅんきゅんしちゃって」

海未「ふふ、効果が出てるんですよ」

穂乃果「ん……んっ！　んひゃ……ｯ！？　あぁん……っ！」

海未「良い声が出てきましたね」

穂乃果「ま、待って海未ちゃん！　んんんん……ｯｯ！！？？」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

海未「はい、これで穂乃果は終了です」

穂乃果「ん……なんか、すごかった……」ﾋﾟｸﾝﾋﾟｸﾝ

海未「次はことりですね」

ことり「なんか激しいマッサージだね……」

海未「ことりには優しいバージョンをやってあげます」

穂乃果「差別だぁ！」

海未「さあ、ことり。いきますよ」

ことり「う、うん」

海未「まず私がことりに覆い被さりながら抱き着きますね」

ことり「え！？」

海未「そして羽交い絞めにして、それぞれの筋や肩甲骨を伸ばしていきます」

ことり「ふえ……動けないよぉ」

海未「ああ……ことり髪の毛がいい匂いですね」

ことり「そ、そうかなあ？　お母さんが使うシャンプー使ってるからかな？」

海未「それではお尻のあたりを、グリグリしてみましょう」

海未（ああ……わたしの【ﾋﾟｰｰｰ】がことりのお尻に擦れて……）

ことり「海未ちゃんにこんな抱き着かれるなんて初めてだから新鮮だよお」

穂乃果「いいなあ。私なんか変な感じのマッサージだったもん」

海未「穂乃果にも今度やってあげますよ」

穂乃果「本当！？　わーい。海未ちゃんが抱き着いてくれるなんて珍しいね！」

海未「それでは、ことり。このまま服の中に手を入れて、脇腹の辺りをほぐしますね」

ことり「え……ひゃぁっ……ｯ！　く、くすぐったいよぉ！」

海未「ことり……ことりぃ……」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

ことり「お尻の辺りで海美ちゃんの腰が凄い動いてるよ？」

海未「いいのです……ことりぃ……ああ……だめっ……ｲｸｯ」

海未「ことりのすべすべのお肌気持ちいい……おっぱいも……脇の下も綺麗……」

ことり「え、えへへ……そんなところ褒められると恥ずかしいなあ」ﾃﾚﾃﾚ

海未「ことり……いい匂い……あぁぁああああ！」

海未「～～～～～ｯｯ！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

海未「ん……すごい………」ﾋﾟｸﾝﾋﾟｸﾝ

ことり「終わったあ？」

海未「ええ、終わりました。気持ち良かったです」

ことり「えー、なんで海未ちゃんが気持ち良くなるのぉ？」

穂乃果「海未ちゃんおかしー！」ｹﾗｹﾗ

海未「ふふふ……」