モバP「もっともっと」杏「インクレディブルマシーン?」 (61)

※ご注意
 台本形式・気が向いたら続きが出来ます
 杏とPが掛け合いをしながらとても古いゲームをだらだら遊ぶだけの話
 もしゲームの絵面がみたいという人がいたら自分でググってください



P「この間、実家に帰った時に古いPCゲームを見つけたんだ」

杏「へー」

P「『もっともっとインクレディブルマシーン』っていうゲームでな。小さい頃親父にやらせてもらってたんだがかなり楽しかった」

杏「ふーん」

P「まあ子供だったから意味もわからず人を高いところから落としたり人の上にボーリングの球を落としたり人をワニに食わせたりしてたんだが」

杏「なにそれ、グロいゲーム?」

P「いや、そんなことはないぞ。健全なパズルゲームだ」

杏「……聞く限りじゃとてもそうは思えないんだけど」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401319218

P「まあ言葉にしてみればそうなんだけど。あくまで人といってもパズルのピースだから」

杏「?」

P「それぞれ行動パターンと役割が決まっていてな。人は決まった方向に歩いて壁に当たると反転する。
  ワニの近くに行くと食われて、高いところから落ちたり重たいものに潰されると死ぬ。家まで導くとゴール、って感じで」

杏「……まあ、それは分かったけど、執拗にそれをやる理由にはならないよね」

P「そんなにしつこくやってないっての。それにリアクションがコミカルで楽しかったんだ」

杏「ふーん」

P「……で、今の言ってたのはフリーフォームモード、つまりエディットモードなんだが、お題を解いていくモードもあってだな」

杏「うん」

P「子供の頃はそっちはいまいち興味がなかったんだが、今やってみたらハマったのなんのって……」

杏「へー」

P「全部で160問お題があるんだが、118問まで一気にクリアしたんだ」

杏「え、全クリしてないの?」

P「パーツ置きの誤差を微調整していくレベルになってくるとなかなか思うように進まなくてな……」

杏「ふーん」

P「ああ」

杏「へー」

P「うん」

杏「……」

P「……」

杏「……で?」

P「なんだ?」

杏「はい」

P「なんだその手は」

杏「杏にそんな話したってことは持ってきてるんでしょ? だからはい」

P「確かに持ってきてはいるが、人にものをもらう態度じゃないな」

杏「いいじゃん。杏とプロデューサーの仲なんだし」

P「……どんな仲なんだよ」

杏「ほら、いろんなものをぺろぺろさせたり」

P「確かに、いろんな味の飴をぺろぺろさせてるな」

杏「背中からぎゅって抱きしめてあげたり」

P「レッスンやらオーディションやらで疲れたからっておぶって帰ってやってることか?」

杏「よく泊まりにいったりきたり」

P「対戦くらいネットでいいだろっつってんのにお前が押しかけたり呼びつけたりすることだな」

杏「……」

P「……」

杏「まあそれはそれとして」

P「どれがどれなのかさっぱりわからんが」

杏「……いいから杏にゲームをやらせろーっ」

P「わがままかっ!」

杏「わがままだっ!」

P「確かに」

杏「……納得されるとそれはそれで釈然としないね」

P「じゃあ直せ」

杏「もちろんいやだ」

P「あのなぁ……。……まあいいや、これだ」

杏「やったーっ」

P「なんだかんだで結局甘やかしてしまうのは何故なんだろうか」

杏「きっと愛ってやつだね」

P「それはないな」

杏「ないか」

P「ああ」

杏「そうか」

P「そうだ」

杏「……でも、ちょっとは?」

P「ないな」

杏「……むー」

P「よし、じゃあ始めるぞ」

杏「……むーー」

P「……」

杏「……むーーー」

P「……ほら、飴玉」

杏「……2個」

P「いきなりえらい機嫌悪いな。どうした」

杏「……べっつにー」

P「よく分からん奴だなぁ。ほら口開けろ」

杏「はむ……」

P「もう一個」

杏「……あむ。……杏は大人だから許してあげます」

P「はいはいありがとう。で、操作方法……、の前に」

杏「んむ?」

P「まずこのゲームはかなり昔に作られたもので、PCの要求スペックもその頃の性能に準拠しているわけだ」

杏「ん」

P「だから、今のPCでそのまま動かした場合」

杏「……うわぁ」

P「動くには動くんだが、このようにアニメーションがとんでもないスピードになってしまうわけだな」

杏「へー」

P「まあそれ自体は特に支障がある訳じゃないんだが、……このBONUS1というのを見ていてくれ」

杏「すごい勢いで回ってくね」

P「これはスコアのタイムボーナスになるから、高得点を狙いたいと思うなら[スピード]タブのアニメーション自動調整をオンにする必要がある」

杏「ふーん」

P「まあ動きがチラチラして落ち着かないというのもあるので解くに拘りがなければオンにしておいた方がいいだろう」

杏「わかった」

P「じゃあ操作説明に移る。といってもそれほど難しいものじゃないがな」

杏「ん」

P「基本的な操作は全部マウスの右クリックで事足りる。

  右側のパーツボックスからパーツを引っ張り出して、
  お題をクリアできるように左側の作業領域に配置していけばいい」

杏「今回だと、バスケットの球をシュートしなさい。だね」

P「ああ。だが初期配置のままマシンをスタートさせると……」

杏「マシンをスタート?」

P「変なとこに引っかかるなお前。左の作業領域で作る装置のことだ。配置する間は時間が止まってて、配置が完成したら動かすんだ」

杏「? 別にメカメカしてないよ?」

P「メカメカしてるからマシンって訳じゃないんだがな。

  知ってる人は知ってるだろうが、 こういう普通にやれば簡単な作業をやたら複雑な構造で連鎖させて
  達成する装置のことをルーブ・ゴールドバーグ・マシンっていうんだ。日本で有名なのはピタゴラスイッチのあれだ」

杏「へー」

P「このゲームもそれをモチーフにしたものだ。

  同種のジャンルにクレイジーマシーンやアルマジロランっつーのもある。
  その辺の比較的最近のソフトになると物理演算も凝ってるし、
  特にクレイジーマシーンはスマホ版もあるようだから気になったら手を出してみるのもいいな」

杏「ふーん」

P「話がそれた。初期配置のままマシンをスタートさせると……」
カチッ

杏「ボーリングの球が落ちてったね」

P「ああ。じゃあ、落ちないようにするにはどうすればいい?」

杏「下にものを置く」

P「その通り。で、今回用意されているパーツで下に置けるのはネズミ車と斜めの床だ」

杏「ふんふん」

P「しかしこの面の目的はボーリング球を下に落とさないことではなく、バスケットボールをシュートすることなんだな」

杏「うん、そうだね」

P「そしてそれを達成するためには、動力を発生させそれを伝えていかなければならない」

杏「なるほどー」

P「その動力になるのがネズミ車なわけだ」

杏「なんで?」

P「そういうパーツだから、……ってのは不親切か。
  ネズミ車には回転車が付いていて、衝撃や猫が近くにいて驚くとそれを回しだすんだ」

杏「……ネズミ一匹の回転車でボーリングの球動かすのって無理すぎないかな」

P「それこそそういうパーツだからというしかないな。力の強弱を取り入れるにはPCのパワーが足りなかっただろうし」

杏「ふーん」

P「で、以上の点を踏まえてボール→ネズミ車→ベルト→コンベア→ボール→ネズミ車、と連動するように配置していく」
カチッ

杏「……あのさ」

P「ん?」
スーッ

杏「いつ気付くかなーっておもってたんだけど」

P「?」
カチッ

杏「なにかやりにくいなー、とか思ったりしない?」

P「なにが?」
スーッ

杏「……杏の手ごとマウス握ってるんだけど。あと顔近い、息が掛かる、胸が背中にぴったりくっついてる」

P「え? いやだったか?」
スーッ

杏「……やじゃないけどさ」

P「ならいいだろ」
カチッ

杏「……いいけどさ」

P「で、次が……」
スーッ

杏「…………、いいけどさ」

P「で、この配置でマシンを動かすと……、こうなるわけだ」
カチッ

……

ヒューッ ← クリアした音

杏「ほー」

P「これで1面クリア、次のステージだ」

杏「なるほどー」

P「じゃあ、次からは杏がやってみろ」
スッ

杏「……、……んー」

P「? どした?」

杏「えっとね」

P「ああ」

杏「この面の名前にチュートリアルってあるよね」

P「ああ」

杏「だから、プロデューサーもチュートリアルを続けるべきだと思うんだ」

P「なぜそうなる。操作は分かっただろ」

杏「……ダメ?」

P「別にやるのは構わんが」

杏「……。だったらつべこべ言わず続けろーっ」

P「はいはい分かった分かった」
ギュッ

杏「…………」

P「どうした?」

杏「……別にっ」

P「???」

杏「えっと……、次のお題は『パイプの中にボーリングの球を入れなさい。解くにはコンベアとネズミ車にベルトを掛け、ネズミ車に衝撃を与える必要があります』」

P「まあそのまんまだな」

杏「へへ、楽勝だねっ」

P「……よし。じゃあ今度は杏が思った通りに動かしてみろ」

杏「うん。えっと……レンガの囲いの中にネズミ車とバスケットボールを置いて、ネズミ車からコンベアにベルトを掛ける……。出来たっ」
カチッスーッカチッスーッカチッ

P「よし、じゃあスタートを押してみろ」

杏「うん」
カチッ

イマデスッ

P「……」

杏「え」

P「実はこのネズミ車の回転、というかこのゲームの動力源に強弱はないが方向はちゃんとあるんだな。
  だから左右を考えずにそのまま配置した場合、このように一方のボーリングの球が逆方向に飛んでいくわけだ」

杏「……」

P「それを防ぐにはネズミ車の左下側にブラウザの更新ボタンのような左右反転ボタンがあるからそれを押せばいい」

杏「……分かってるんならゆえーっ」

P「こういうのは自分で試行錯誤するのが楽しいんだろうが。それに一回失敗しとけば覚えるだろ」

杏「うー……、ああいえばこういうーっ」

P「それは俺の台詞だと思うよ? で、嫌ならやめるか?」

杏「……続けるけどっ」

P「配置自体は変える必要ないぞ。左右反転ボタンだけ押せばいい」

杏「はいはい……」
カチッカチッ

……

ヒューッ

P「よし、2面クリアだ」

杏「3面だね。……えっと、またチュートリアル?」

P「3面からはパーツの使い方が続くな。その辺はさっきみたいな罠はなかったと思うから安心しろ」

杏「……えっとね?」

P「ああ」

杏「一つ聞いていいかな」

P「ああ」

杏「……チュートリアルって何面まであるの?」

P「えっと、……21面だな」

杏「え」

P「21面だ」

杏「……えっと」

P「一人でやる?」

杏「……。…………プロデューサーが寂しがるといけないから続けさせてあげるよ」

P「それはありがとう」



という風にいちゃいちゃしながらゲームを進めていきます
上に書いたとおり気が向いたら続きが出来ます

一旦乙です。
でいいのか?面白そうだなこれ。


>>杏「よく泊まりにいったりきたり」

>>P「対戦くらいネットでいいだろっつってんのにお前が押しかけたり呼びつけたりすることだな」


杏が自分から押しかける……だと?

杏「だらだら」の人かな? ひとまず乙

>>23
別の人ですがあれはよいものですね

体験版でステージ10までやったわ、懐かしすぎるww
そして今ちょっと検索かけてみたら中古価格でもソフト1万もするのな…販売終了してるからそんなもんか

杏「それじゃあ、進めようか」

P「ああ。3面のお題は……」

杏「『全ての風船を割りなさい。』だね」

P「さっきも言ったとおり、このステージからはパーツの使い方を勉強するような面が続くな。
  ちなみに風船を割るには尖ったものにぶつける、回転している歯車に巻き込ませるなどの方法がある」

杏「ふーん。新しいパーツは風船、ハサミ、歯車にボール色々、それに……。? なにこれ」

P「それはふいごだ」

杏「ふいご?」

P「理屈を説明するのも面倒くさい。簡単に言えば風を起こす道具だ」

杏「……あーっ、プロデューサーもわかんないんでしょ。だから説明できないんだ」

P「気体に満たされ密閉された空間内の体積を変化させることで空気の流れを発生させる道具だな。
  古い時代のものはただの袋のようなものだったが、時代が進むと吸気口と排気口がそれぞれ弁になり効率もよくなった」

杏「ごめんなさい」

P「わかればよろしい、まあそういう道具だと思っとけ」

杏「はい」



もしも、この話を読んでこのゲーム自体に興味を持った人がいた場合の為に念のため説明しておきます
>>26の人も言っていますが、残念ながら今このゲームを手に入れるにはコスパ面でちょっとハードルが高めです
類似のジャンルとして、上の方でも書いたCrazy machinesなんかがお手頃ですのでそちらをおすすめしておきます
ただし杏は付属しておりませんので、杏に興味がある人にはおすすめできません

P「ではひとまず初期配置で動かしてみよう」

杏「ほいほい」
カチッ

P「……と、こうなるわけだ」

杏「ふむー」

P「解説すると、上からボールが当たりふいごに圧力が掛かったことで風が起き、風船がハサミの方に流され突かれて割れたわけだな」

杏「ほぇー」

P「よし、では他もそうなるように残りの風船の周りにパーツをセットすること」

杏「あいあいさー。……できましたっ」
カチカチカチッ

P「うむ、ご苦労。では状況開始だ」

杏「あいあーい」
カチッ

……

ヒューッ

P「よし、クリアだ」

杏「ふふふ、流石のプロデューサーも2度は騙してこなかったようだね」

P「人聞きの悪いことを。初心者の陥りがちな失敗を身をもって教えてくれたステージだ。てかそもそも俺のせいじゃない」

杏「ふんだ。杏の恨みは三代祟るんだよ」

P「お前は猫かなにかか、全く」

杏「ごろごろ、にゃん♪ ……にゃんちゃって」

P「……」

杏「……」

P「……」

杏「……なんか言ってよ」

P「ちなみにこのゲーム、まあステージにもよるんだが……、

  作者が想定したであろう素直な解き方でなく、敢えて力業でクリアすることも可能だったりする。
  ちなみに、このステージでは置き方次第で用意されたハサミを使わずに歯車で風船2個破裂させることも出来る。
  このゲームのモチーフ的にも、いかに美しく無駄な手順を踏んでクリアするっていうのを探す方が楽しいのかもしれないな」

杏「何事もなかったように話を進めるね」

P「可愛かったぞ、……とでも言えばいいのか?」

杏「…………ぐっ」

P「なんだ顔しかめて、失礼な奴だなぁ」

杏(……おもいのほかきいたんだよばかーっ)

P「? まあなんだ。それやると多分みくがすごい威嚇してくるだろうからよそでやるのはやめなさい」

杏「……はーい」

P「さて、4面だ」

杏「ん。お題は、『ボーリングの球を画面の下まで落としなさい。』」

P「それぞれ下部分をパイプに囲われたボールがあり、直接ボールからボールに力を与えることは出来ないようになっている。ではどうすればいい?」

杏「どうすればって言うか初期配置で見本二つがもう出来上がってるけど」

P「まあそうなんだがな。ここで新しいパーツ、シーソーの出番だ」

杏「うん」

P「そして配置に取りかかる前に一つ質問だ。シーソーの一方を下げるとどうなる?」

杏「もう一方が上がる」

P「正解。飴をあげよう」

杏「んー、あむ。……ちょっとプロデューサーって杏のことバカにしてないかな」

P「そんなことないぞ」

杏「そうかな」

P「そうだ」

杏「……でも、ちょっとは?」

P「思ってるな」

杏「……」

P「……」

杏「おいこらーっ!!」

P「はははははーっ」

杏「……ぶー」

P「はぁ、耳が痛い……。軽いジョークじゃないか」

杏「……ぶーぶー」

P「はぁ……、飴いるか?」

杏「いらない。まだあるし」

P「そうか、じゃあ続けるとしよう」

杏「ん」

P「シーソーの一方を下げるともう一方が上がる。
  つまり片側に力を加えることでもう一方に力を反転させ伝達させることが出来るわけだ」

杏「ほー」

P「つまり、ボールで片側に力を与えて反対側にあるボールを飛ばす。

  そしてそのボールが別のシーソーに力を与える、というのを繰り返し、
  最終的にボーリングの球を画面の下まで飛ばして落としてしまうというわけだな」

杏「確か、てこの原理で力を加えるところと持ち上げられるところで距離が関係あったと思うんだけど」

P「前にも言ったけど、力の強弱なんかはほとんど再現されてないからな。
  とにかくものが当たったら持ち上がるってくらいで、そういうもんだと割り切ってくれ」

杏「はいはい。……できたー」

P「よし、じゃあ杏くん、ボタンを押してくれたまえ」

杏「ポチッとなー」
カチッ

……

ヒューッ

P「……おお。杏くん、実験は成功だっ」

杏「やりましたね博士っ」

P「これで人類の永遠の夢が……」

杏「ボーリング球を下に落として叶う永遠の夢ってなんだろ……」

P「……ノるなら最後までノれよなー」

杏「いやちょっと訳わかんないし」

P「そのくらいアドリブ利かないと仕事減ってくぞ?」

杏「そうなったら永久就職して養ってもらうからいいよ」

P「なにっ、そんな当てがあるのか!? お父さんは許しませんよっ!」

杏「……」
ジーッ

P「……」

杏「……」
ジジーッ

P「……?」

杏「……。はぁ、まあいいや。とりあえず当てはないからプロデューサーでもいいよ?」

P「それはないな」

杏「……なんで? いやなの?」

P「いやっつーかなー……。俺とそんなことになるくらいなら、首に縄くくりつけてでもアイドル続けさせるから」

杏「あ、そっちなんだ」

P「?」

杏(ほっとしたような、がっかりしたような)

P「どした」

杏「……なんでもなーい」

P「さて、次のコースだな」

杏「5面だね。んー『ボクシングのグローブで野球の球をパンチし金属製のパイプに入れなさい。』」

P「今回の新しいパーツはボクシングのグローブ。
  グローブと言ってもびっくり箱のようなもので、後方からの衝撃でパンチが飛び出すようになっている」

杏「へー」

P「結局は対象に強い力を与えるための道具だな。直接接触するタイプのパーツと違って壁もスルーできる」

杏「ふーん」

P「あと、残りのパーツはシーソーだ。まあこれまでの知識を組み合わせれば難しいもんじゃないな」

杏「ん。……これをこうして、こうこうと。これでいい?」
カチカチカチッ

P「いちいち聞かんでもいいだろ。やってみろ」

杏「はいはい」
カチッ

……

ヒューッ

P「クリアだな」

杏「ふふふ、順調順調。これはもう極めたといっても過言ではないね」

P「じゃあ一人でも大丈夫か?」

杏「やっぱりまだまだ初心者だから調子に乗っちゃダメだよね」

P「いやそれは知らんが。お前体温高いからいい加減くっついてるとこが暑いんだけど」

杏「杏だって我慢してるんだからプロデューサーも我慢して」

P「それは百歩譲っていいとしても、それよりずっと中腰の体勢がきつい」

杏「それは気付かずごめんなさい」

P「じゃあやめていいか?」

杏「だめ」

P「……」

杏「……」

P「やめていいか」

杏「だめ」

P「……」

杏「……」

P「やめt」

杏「だめ」

P「……あのなぁ」

杏「まあ、どうしてもっていうなら杏も譲歩してあげてもいいよ?」

P「ふむ。聞こうか」

杏「まず、プロデューサーが椅子に座ります」

P「ああ」

杏「そして杏がその上に座ります」

P「……」

杏「以上」

P「……はぁー」

杏「いや?」

P「暑いっての」

杏「いや?」

P「重、……くはないが」

杏「いや?」

P「……腰の痛みには代えられん。とりあえず我慢しておいてやろう」

杏「んー、そう」

P「ああ」

杏「……へへー♪」



今回はここまでー

オリジナル版(英語)のゲーム動画があったので参考にどうぞ
中身は(多分)変わらないですがこっちとは効果音とかが違ってたりします

The Even More Incredible Machine - 001-Put the Ball in the Hoop
https://www.youtube.com/watch?v=ZH6TU1LVw4Q

>>1の解説と照らし合わせて細かく見てみるもよし
ぼんやりと眺めてなんとなく雰囲気だけつかむもよし
淡々と進めるだけなので実況とかが苦手な人も安心

再開 今回は短め


P「さあ6面だが、ここはけっこう面倒くさいステージだったりする」

杏「『球をネズミ車にぶつけて、中にいるネズミのモートを走らせなさい。』……ふーん」

P「どうした?」

杏「いや、ネズミ、名前あったんだなーって」

P「それかよ。まあ、実はあったんだ」

杏「でも、たくさんいるときもあるよ?」

P「そこはそういうものだと思っとけ。深く考えるな」

杏「クローンかな」

P「……お前、どうしてそう妙な方向に突っ走ってくの?」

杏「うーん、……まあいいや」

P「そして飽きっぽいのな」

杏「それが杏だからね」

P「いいことっぽくいってるけど全くそんなことはないからな」

杏「それが、杏だからねっ」
ドヤァッ

P「うん、言い方と表情の問題じゃないんだ」

杏「プロデューサーのいう事は難しいね」

P「俺にはお前の思考回路の方がなんぼか難しいな」

杏「ジェネレーションギャップって奴かな」

P「世の人間の世代間のズレがこれだけあったら世の中さぞ大混乱だろうな」

杏「そう?」

P「まあな」

杏「プロデューサー、混乱してる?」

P「たまにお前の行動が分からなくなることはあるな」

杏「そう? 例えば?」

P「例えばこの体勢だ」

杏「……わかんない?」

P「ああ」

杏「そっか。飴一個」

P「……仕方ない奴だなぁ」

杏「あむ」

P「で?」

杏「?」

P「説明は?」

杏「? しないよ?」

P「いや飴やっただろ」

杏「それは杏の不機嫌指数です」

P「……機嫌が悪くなるようなことなのか」

杏「んー……。わからないのは腹立つけど、わかられるのもそれはそれで困るかも」

P「なるほどな」

杏「……わかった?」

P「わからんな」

杏「……むー」

P「いつまでもこんな話をしても埒があかん。ステージを見渡してみろ」

杏「んー、ボール、斜め床、ネズミ車、……トランポリン?」

P「そう、今回の新パーツ、トランポリンだ」

杏「トランポリンっていえば杏もやったことあるよ」

P「まあやったことがないって奴の方が少ないだろうが……。しかしインドア派の極地がいうと驚くな」

杏「いくら杏でもさすがに小さい頃は外で遊んだりしてたよ」

P「想像がつかんなぁ」

杏「家でゲームばっかりやってたら、ママに外に出て遊んできなさーいって」

P「それは追い出されたと言うんだ」

杏「そうともいうね」

P「そうとしか言わん。で、何かトランポリンに思い出でもあるのか?」

杏「特にないね」

P「だよな、お前らしい」

杏「まあねっ」

P「誇るな、褒めてない」

杏「えー……」

P「というか、話がそれてばっかりだぞ?」

杏「せっかく二人でいるのに黙々とゲームやっててもつまんないじゃん」

P「そりゃそうだが」

杏「うん」

P「じゃあ話すのはいいとして、手は動かせ。時間がいくらあっても足りん」

杏「あーい」
カチカチカチッ

……

……

P「……」

杏「あれ?」

P「これがこのステージの面倒なところだ。ちょっと配置がずれるとボールが画面下に落ちてしまう」

杏「連続でトランポリンを成功させなきゃいけないんだ」

P「そういうこと」

杏「んー……」
カチッカチッカチッ

P「おいおい、当てずっぽうで置いたって……」

杏「……」
カチッ

……

……

P「ほらみろ」

杏「うがぁーっ」

P「……だから球が落ちる軌道をよく見てそしてそこに合わせて置く、それをトランポリンの数分繰り返せばいいんだ」

杏「それ、なーんか負けた気がするんだもん。一回でスパって終わらせたい」
カチカチカチッ

P「ひらめきで一気に解けるタイプならそれでもいいんだが、試行錯誤して微調整していくようなタイプじゃ無理だぞ?」

杏「んー、でもなぁ」
カチッ

……

ヒューッ

P「……」

杏「どやぁ」

P「……。この辺のステージならこの程度で済むが終盤でそれで行こうとすると大変だぞ?」

杏「……マジで?」

P「マジで」

杏「……」

P「やめるか?」

杏「それはないね」

P「そーか」

杏「ん」

P「……暑いんだがなぁ」

杏「冷凍庫にアイスあるから持ってきていいよ?」

P「ほう」

杏「そして杏に食べさせてくれるといいよ?」

P「……果たしてそれは俺の得になるんだろうか」

杏「美少女を膝に乗せてあーんできるとか相当役得だと思うけど」

P「美少女と自分で言うかね」

杏「魅力を自覚してそれを磨くのが大事、ってプロデューサーが言ってたよ?」

P「……まあ確かに言ったがな」

杏「それとも杏、可愛くない?」

P「可愛いよ」

杏「……。……ふぇ?」

P「……」

杏「……」

P「……」

杏「……///」

P「照れるなら最初から言うな」

杏「……あーもう、うっさいなっ///」



わりと言わせたがりだけど実際に直球で言われるとすごい照れるというのがうちの杏
TRIALS FUSION楽しいです

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