P「>>5と身体が入れ替わった」 (51)

晶葉「フフフ……」

P「キミィ! どうするんだね!?」

社長「そ、そんなこと言われてもですね……」

P「というか何が原因でこんなことになっとるのかね!?」

社長「混乱するのもわかります! ですが、ここは一度落ち着きましょう」

小鳥「おはようございます」

P・社長「!」

小鳥「社長にプロデューサーさん、二人で何してるんですか?」

P「あ、あはは、私たちも今来たところなのだよ」

社長「ええ、仕事のことでで少し話していたところですよ」

小鳥「あれ? なんか二人共喋り方がおかしいですね?」

P・社長「!?」

社長「そ、そんなことないよ!? な、なぁ、Pクン!」

P「ああっと、そう、そうです、よ!」

社長「おおっといけない。Pクン例の件について詳しく話したいので昼にでも社長室に来てくれたまえ」

P「りょ、了解です!」

小鳥「……ピヨ?」

社長(どうしたものか……)

社長(何が原因でこうなった?)

社長(とりあえずプロデュースは社長に任せるしかない)

社長(逆に、俺は社長の仕事をしなければならないわけだが……)

社長(あの人、いつもどんな仕事してるんだ?)

P(イカン。これは非常にまずいぞ)

P(私にプロデュースなんてできるわけが……)

P(というか、この事務所に何人アイドルがいると思っているのかね?)

P(一人で面倒見きれる量ではないぞ!)

P(……Pクン、今まで済まなかったね。人員増やすことを検討しよう)

P(や、やるしかないのかね……?)

春香「おはようございます! プロデューサーさん!」

P「……」

春香「あ、あれ? プロデューサーさん!」

P「おおっ!?」

春香「ひゃっ……」

P「これは済まないね、春香クン。少しボーっとしていたよ」

春香「い、いえ」

P「ボーっとしていたといえば先日、ウチの庭に……はっ!?」

P「おほん、済まない。さっきまで社長と話をしていてな。少し話し方が写ってしまったみたいだ」

春香「あ、そうだったんですか! びっくりしちゃいましたよ!」

P「ははは(気をつけねば……)」

社長「……今後一ヶ月は大きな商談や営業はないのか」

社長「社長がマメな人で助かった」

社長「スケジュール帳に日記までつけているとは……」

社長「おかげで何をすればいいのかは把握できるが」

社長「忙しい時とそうでない時の差が激しいな」

社長「なんにせよ、黒い部分は見当たらないし。そういう人でもないか」

社長「とりあえずは挨拶回りだな」

美希「ハーニー!」ダキッ

P「ぐふっ!」ドゴッ

美希「おはようなの!」

P「美希クンは元気だな」

美希「美希クン?」

P「ああいや、美希、うん、美希だ」

美希「なんか今日のハニー変なの!」

P「う、うん。最近、働き詰めでな。少し疲れてるんだ」

美希「それはいけないの! 幹が膝枕してあげるから、少し眠るの!」

P「いやいや。アイドル相手にそれはまずい」

美希「え、たまにしてあげてるのに?」

P「えっ?」

美希「えっ?」

P「……Pクンは随分とアイドルたちとのスキンシップが激しいようだ」

P「まぁ、これだけのアイドルたちの面倒を見ているのだから、多少は容認することにしよう」

P「だが、スキャンダルになられては困るね。すこし注意しとかねば」

P「しかし……なにかね、この書類の山とすケージュール管理は」

P「……一人で、やるのかね? これを?」

P「……はぁ」

社長「やぁ、いつも済まないね」

男「いえいえ。お気になさらずに」

社長「何かと助かっているよ」

男「こちらのほうが助けられてばかりですから……」

社長「君はもう少し力を抜いたらどうかね?」

男「いえ、こればかりは……」

社長「ふむ。今度夕食でも行こうか」

男「! わ、分かりました! セッティングしときますね」

社長「セッティング?」

男「ええ。社長の好きな女の子を押さえておきますので……」

社長「えっ?」

男「えっ?」

社長(しゃ、社長も男だし、付き合いでそういうところに行くこともあるのだろう)

社長(これは、社長に行ったほうがいいのだろうか?)

社長(なんかセッティングしとくとか言ってたし)

社長(知りたくないこと知っちゃったな……)

社長(もうすぐお昼だし、社長と打合せしなければ)

P「Pクン、アイドルとのことだが……」

社長「社長、お気に入りのユミちゃんのことですが……」

P・社長「…………」

P「Pクン、私はアイドルたちとの『信頼』関係を深める方針は素晴らしいと思うよ」

社長「社長、俺は社長のほかとの『接待』になにかと助けられています」

P・社長「ははは!」

P・社長(やべぇよ、やべぇよ、これ)

千早「プロデューサー、歌のレッスンを……」

亜美、真美「にいちゃん! ゲームしよーぜー!」

貴音「あなた様、共にらぁめんを……」

響「プロデューサー! 来週の動物番組についてだけど」

P(これ、過労死するのではないかね……?)

ユミちゃん「もー、そうしたの社長サン?」

社長「あ、あははー」

女「今日は全然飲まないのね?」

社長「う、うむ。事務所に戻ってからも書類が、あってね?」

ユミちゃん「えー、じゃあ、今夜は一緒にいれないの?」

社長「あ、あはははーまいったなぁ!」

社長(しゃ、社長ーーーーーっ!)

社長「……社長、どんな接待してるんですか」

P「Pクン、君は仕事よりもアイドルとのスキンシップの方がハードなんだね?」

P・社長「…………」

P「今日は、休もうか……」

社長「そうですね、今日は死ぬほど疲れました……」

P「く、首が痛い……」

社長「仕方なかろう、道がわからなく、それぞれの家に帰れないのだから……」

P「何が嬉しくて寝起きにおっさんの顔を見なければならないんですかね?」

社長「私はまだまだ現役だぞ、キミィ」

P・社長「……あれ?」

P「も、戻った!?」

社長「や、やったぞ! Pクン!」

小鳥「おはようございまーって、二人で何抱き合ってるんですか? 気持ち悪い……」

美希「ハニー!」ダキッ

P「おうおはよう、美希」ナデナデ

美希「な、なんかハニーが大人の余裕を醸し出してるの!」

P「ははは(あんな経験したら、美希くらいじゃうろたえなくなるよな)」

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男「社長、次回のセッティングですが……」

社長「ああ、しばらくは仕事に打ち込もうと思ってね」

男「え?」

社長「ふむ・キミィ、うちでプロデューサーをやってみないかね?」


おわり

どうすればいいんだよ
ゴールがみえねぇよ……

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