八幡「そして、それぞれの好感度は上がり続け、周りは最高に修羅場っている」 (134)

青春。
漢字にしてわずか二文字ながら、その言葉は人の胸を激しく揺さぶる。
世に出た大人たちには甘やかな痛みや郷愁を、うら若き乙女には永久の憧れを、そして、俺のような人間には強い嫉妬と暗い憎悪を抱かせる。
しかしそれは、裏を返せばただ憧れていただけだ。
友達や恋人と笑い合う彼らを見て、自分もそうでありたかったとどこかで思っていたのだろう。
だがしかし、学校からの帰路で拾った、『絶対にリア充になれる方法~これで君もリアルが充実~』という店で買ったならば赤面必至の本を読んで、その通りに行動してしまったのは今思うとあのときの俺は狂っていたとしか思えない。
とにかく、その本に書いてある通りに行動した結果が以下の通りだ。
雪ノ下雪乃と遊園地に行った。
由比ヶ浜結衣の家で料理の特訓をした。
川崎沙紀の家で勉強をした。
雪ノ下陽乃と日帰り旅行に行った。
平塚静の家にご飯を作りに行った。
鶴見留美と俺の家でアニメを観た。
三浦優美子とカラオケに行った。
海老名姫菜とイベントに参加した。
相模南と水族館に行った。
城廻めぐりの家で勉強を教えてもらった。
一色いろはとプールに行った。
ラブコメなど無縁だった俺がこんなにも複数の女性と出掛けたりするほどに親密になったのは良いことなのだろう。
それでも間違っていたのだ。
あの本に書いてある通りに行動すべきではなかった。
せめてたった一人だけと親密になればこんな事態にはならなかった。
結論を言おう。

誰か助けて。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401259879

誰ルートでいきますか?
下1

あーしさん

>>4
了解しました

前スレとかあるの?

>>6
ないです
スレタイの上がり続けってのはおかしかったかも

雪乃「…どういうことか説明してくれるかしら?」

結衣「ヒッキー…」

八幡「……」ダラダラ

雪乃「黙っててはわからないわ」

結衣「何かの間違いだよね?そう言ってよ…ねぇ、ヒッキー!」

八幡「あの…その…」キョドキョド

雪乃「どうやら間違いなどではないようね…最低ね、あなた」

結衣「そんな…」

八幡「確かに…俺は、三浦と付き合っている…」

結衣「嘘…嘘嘘嘘嘘嘘…」ウル

雪乃「…比企谷くん、あなた、私と遊園地に行ったわよね?」

八幡「あぁ…」

雪乃「あの時私と手を繋いだのはなんだったのかしら?」

八幡「そ、それは…」

結衣「なにそれ…あたし聞いてない…」

雪乃「……」

八幡「……」

結衣「ねぇ、ヒッキー…ゆきのんと手繋いだの?」

八幡「……」コクリ

結衣「…ゆきのんなんで教えてくれなかったの?」

雪乃「なんであなたに報告しなければいけないのかしら?それに、由比ヶ浜さんこそ比企谷くんのこと、お家に連れ込んだじゃない」

結衣「つ、連れ込んだってなに!?ヒッキーが自分で来てくれたんだし!」

雪乃「へぇ…そうなの」

八幡(てかなんで知ってんだよ…)

雪乃「偶然由比ヶ浜さん家の前を車で通ったとき見たのよ」

八幡(思考を読まないでください。…そういえばリムジンが通ったような)

雪乃「だから勘違いしないでね。わざわざ貴方を追跡するなんてことするわけないじゃない」

すまんな
夜勤なんだよ
休憩中か朝に投下します

八幡「俺はそんな勘違いしねぇよ…」

雪乃「そんなことはどうでもいいの。私が聞きたいのは、さっき言ったとおり、貴方が何を思ってあの行動をとったかよ」

八幡「……」

雪乃「答えなさい、比企谷くん」

ピーンポーンパーンポーン
2ネンFグミヒキガヤハチマンクン、2ネンFグミヒキガヤハチマンクン、シキュウショクインシツキテクダサイ

八幡「…わり、ちょっといってくるわ」

八幡(なんか知らんが助かった。職員室行った後戻らないで帰ろう)

雪乃「…いいわ。ただし、その鞄は置いていきなさい」

八幡(oh…)

結衣「ヒッキー帰っちゃ駄目だからかね!」

八幡「…鞄置いて帰らねぇよ」

ガララ

ピシャン

雪乃「……」

結衣「……」

一番最初に川なんとかさんの名前間違えた
沙紀→沙希




八幡(俺の鞄は犠牲になったのだ…犠牲の犠牲にな。犠牲の犠牲ってなんだよ)

八幡(部室の窓から見られないように帰らないとな…あ、でもそれだと自転車が取りに行けねぇ…これも犠牲か…)

八幡「……」コンコン

八幡「失礼しまーす」ガララ

静「来たか比企谷、まぁ少し場所を変えようじゃないか」ニコニコ

八幡「え…そんな笑顔でどうしたんですか」

沙希「…いいから早くしな」

八幡(え、なんで川崎まで)

静「ほら、ちゃっちゃと歩きたまえ」グイ

八幡「や、あの、どこに」ズルズル

沙希「屋上でいいんじゃない?」

静「お、それはいいな!あそこなら邪魔も入らんだろう」

八幡(え?なに?屋上って俺シメられるの?キレられちまったの?)ズルズル

ヒュウウウ

静「……」

沙希「……」

八幡(さて、屋上についたわけだが、風が強い。なのでお二人とも戻りませんか?戻りませんよね…てかなんで黙ってんの?)

静「…なぁ、比企谷」

八幡「ひゃ、ひゃい」

八幡(あまりの緊張感に噛んでしまった…決して平塚先生達にびびってるわけではない。本当だよ?)

静「ついさっき川崎とも話をしていたんだがな、どうにも信じられないことを耳にしてな…君のことでだ」

沙希「……」

八幡「はぁ…」

静「間違いであるとは思うが、今からする質問に答えてくれないか?」

八幡「別にいいですよ。なんですか?」

静「君が三浦優美子と付き合い始めたと噂が流れているらしいが、事実無根だな?」

八幡「いや、マジですけど」

静「」

沙希「」

静「……」

沙希「……」

八幡「…あの」

沙希「……って…た」

八幡「あ?なんだ?」

沙希「…愛してるって言ったくせに!あたしに!愛してるって!」ウル

八幡「…え?」

八幡(俺そんなこと…ん?あれ?)

沙希「あんなこと言って、家に来てくれたりして、期待させるだけさせといて!なにそれ!?」グス

八幡(やべぇ…言ったかもしれない…)

静「ほう…」ユラァ

八幡「ひっ…!」

静「そうか、つまり君は、そういう奴だったんだな…」

八幡「あの…これは…」

静「私の家に来て手料理をご馳走してくれたのも、私に気があったからではないんだな…?」ウル

八幡「え、いや、あの…さ、さっきから二人ともなんなの?俺のこと好きなの?」

静「…くっ」ウル

沙希「…うっ」ウル

静「…ぐすっ……独身女があんなことされたら期待してしまうのは…当たり前だろうがぁ…」グスグス

沙希「…そうだよ、あたしはあんたのことが、っ、好きだったんだよ…なんで気付かないんだ、バカ…」グスグス

八幡「え?…え?」

八幡(なんだこれは?ドッキリ?ドッキリか?いや、この二人はそんなことはしない。ならこの状況はなんだ?助けて小町)

八幡「え、えーと…ああああの…」キョドキョド

静「うわぁぁぁぁ…」グスグス

沙希「ひっく、っく…」グスグス

八幡「」

八幡(それから二人が泣き止むまでの十五分間、俺は終始オロオロしていただけだった…)

八幡「…落ち着きましたか?」

静「すん…、すまない、見苦しいとこを見せたな…」

沙希「……」

八幡「あー…そのですね?お気持ちは大変嬉しいのですが…」

沙希「諦めない…」

八幡「は?」

沙希「あたし、あんたのこと諦めないから」

八幡「いや、俺のどこにそこまで執着する要素があるんだよ…」

静「ふむ、そうだな…恋人がいるからといって、諦める必要はない。私も君のことを諦めるつもりはないぞ?」

八幡「はぁ!?ちょっと待て、あんたらおかしいんじゃねぇのか!?俺は知ってのとおり、目が腐っていて、ぼっちで、校内でも悪い噂しかない卑屈で陰湿な最低な野郎だぞ!?」

沙希「それでも、あたしはあんたを好きになったんだよ…は、八幡」

静「私は君のそういうところも引っくるめて惚れたんだ…八幡」

八幡「か、川崎はいいとして、生徒を名前で呼ばないでくださいよ…」

静「おかしいか?生徒を名前で呼ぶ講師など世に腐るほどいるだろうに。なぁ、八幡」ガシ

沙希「ちょっと!近づきすぎ!てか、生徒に手を出すなんて常識的に考えて駄目でしょ」

静「常識に囚われていては恋などできんよ。それより君はこれからどうするのかね?」

沙希「…そうだね、まずは三浦に宣戦布告でもしようかな」

八幡「お、お前なにを言って…!」

静「はっはっは!それはいいな、私もそれに便乗しようじゃないか。しかし三浦はまだ校内にいるのかな?どうなんだ、八幡」

八幡「え、いや、三浦は今日はもう帰りましたけど…」

静「そうか、では明日か…時間をとらせたな、今日は君も帰りたまえ。川崎は私と今後について話し合おうじゃないか」

沙希「そうだね…じゃ、じゃあね、八幡」フリフリ

ガチャ

バタン

八幡(…人生で初めて女性に名前で呼ばれた…三浦にすらまだ呼ばれたことないのに…あれ?でも戸塚には八幡て呼ばれてるから二度目?あ、戸塚は男だった…いやいや、こんなこと考えてる場合じゃないだろ、どうすんだこの状況)

八幡「……よし、帰ろう」

八幡(家に着くまでの間、携帯に電話とメールを知らせる振動が何十回とあったが、きっとイタズラ電話や迷惑メールの類だろうと決め込み無視した)

八幡「ただいまー、と」

小町「お、お兄ちゃーん!一体なにしたのー!?」

八幡「あ?藪からスティックになんだよ?」

小町「雪乃さんと結衣さんからメールの嵐だよぉ~!お兄ちゃんが帰ってるかどうかとか!」

八幡「…小町、今すぐ電源を切るんだ。なーに大丈夫さ、明日の朝になったら、ごめん、寝てたーなんか適当な顔文字でメールを送ればなんとかなるさ(遠い目)」

小町「ほ、本当に何があったの?小町相談に乗るよ?」

八幡「ありがとうな、出来た妹よ。その言葉だけで十分だ。あとは自分でなんとか…出来なかったときはよろしくお願いします」

小町「そこは最後まで言い切ろうよ…でも、わかった!そのときは小町に任せてよ。お兄ちゃんのためだもんね!あ、今の」

八幡「はいはい、高い高い」

小町「もー…で、結局なにがあったかは教えてくれないの?」

八幡「いや、俺もよくわかってねぇんだよ…」

小町「なにそれ、とにかく後でちゃんと説明してよね?」

八幡「へいへい」

ごめーん☆寝るわー

小町「小町ご飯作ってくるね~」

八幡「ん…」

八幡(携帯見たくねぇけど、三浦からメールきてるかもしれんしな…よし)ゴクリ

新着メール:32件

着信:15件

八幡「」

八幡(うーんこの…)

八幡「やっぱり後でにしようそうしよう」

ピンポーン

オニイチャンデテー!

八幡「はぁ…しゃーねぇーな…」

ピンポーン

八幡「はいはい…」ガチャ

雪乃「弁解はあるかしら?」

参考画像

八幡「ひぃ!?」ビクゥ

結衣「あたしもいるよ」ヒョイ

八幡「な、なにしにきちゃんだよ!」

八幡(かみまみた…超恥ずかしい…)

雪乃「態々貴方の鞄を届けに来たのよ。感謝なさい」

結衣「はい、ヒッキー」

八幡「お、おぉ…さんきゅ…」

雪乃「……」

結衣「……」

八幡「じゃ、じゃあこれで…」キィ

ガッ

雪乃「…まだ他に言うべきことがあるでしょう?」グググ

結衣「とりあてずさ、中に入れてよ」

八幡「いやぁ、それは、ねぇ?」

小町「お兄ちゃん誰だったのって、雪乃さんに結衣さん!ごみぃちゃんどいて!ささ、どうぞお入りください!」

雪乃「ありがとう、小町さん」

結衣「お邪魔しまーす!」

八幡(小町よ…お前は味方だと思ってたのに…!)

夜勤なのに眠っちゃいそうだよぉ…
今日でやっと五連勤終わるよぉ…

雪乃「比企谷くんの部屋でいいわね」

八幡「なに言ってんの?駄目だよ」

結衣「えー!いいじゃん、ヒッキーの部屋で~」

小町「お兄ちゃん、小町リビングの掃除しなきゃだからお兄ちゃんの部屋にお二人を通してね」

八幡「…おら、二人ともこっちだ」

小町「お茶持ってくから~」フリフリ

八幡(俺の部屋に入ってから、俺はベッドに座った。なのに何故か二人は俺を挟む形でベッドに腰掛ける…え?なにこれ?せっかく気を使って椅子とかクッション使わなかったのに…そっち使えよ!善意が無視されるのって辛いよね…ってか近い近い近い近い)

八幡「な、なんでこっち座るんだよ…」

雪乃「特に深い意味はないわ。強いて言うなら、こちらのほうが話しやすいからかしら?」

結衣「そ、そうそう!」

八幡(いやいや、こっちのほうが話しにくいよ?女の子ってそうなの?あといい匂いする)

雪乃「それでまず、貴方が勝手に部活を切り上げて帰宅した件だけど…」

結衣「そうだよ!帰らないって言ったのに、嘘つき!」

八幡「いや待て、俺は鞄を置いて帰らないと言ったが、言葉が足りなかったな。あれは置いての前に盗まれそうなとこにってのが入るんだよ。奉仕部の部室なら雪ノ下もちゃんと管理してるしその心配はない。お前も置き勉とかするだろ?それと同じだ。つまり俺は嘘はついたつもりはないオーケー?」

雪乃「よくもまぁ、そんな屁理屈をいけしゃあしゃあと言えるわね」

結衣「とにかく!まだあの話しは終わってないんだからね!」

プリキュア見なきゃいけんから離脱

八幡「…いやぁ、雪ノ下の手を繋いだのはあれだよあれ」

雪乃「あれじゃわからないのだけれど」

八幡「お前方向音痴じゃん」

結衣「あ…あー…」

雪乃「…仮に、そう…仮によ?私が方向音痴だったとして、それが理由で手を繋いだと言うつもりかしら?」

八幡「…だな」

雪乃「だったら手でなくてもよかったんじゃないかしら?あなただったら、もっと別の方法をとると思うのだけれど」

八幡「…さぁな」

雪乃「ふざけてるの?」

八幡「……」イラ

結衣「ヒッキー!ちゃんと答えて!」

雪乃「どうなの比企谷くん?」

八幡「……」イライラ

八幡(駄目だ…駄目だ駄目だ。なにイラついてんだ。クールになれ俺。そう今の俺にあるのは妹への愛情だけ…。それどこの劣等生?)

雪乃「…それに、三浦さん…あんな人と――」

八幡「おい…」ギロ

雪乃「あ…」ビク

八幡「あんな?あんなってなんだよ?お前は三浦をあんな呼ばわりできるほど知ってるのか?」

雪乃「あ、あの…ごめんなさい…」

結衣「ひ、ヒッキー…確かにゆきのんの言い方はあれだったけどさ、それくらいに…」

八幡「…すまん」

雪乃「…今のは私が悪いわ」

結衣「……」

八幡「……」

雪乃「……」ウル

結衣「え…」

八幡「」

雪乃「…ッ、ぅ…」ポロポロ

八幡(え?あの雪ノ下が…泣いてる!?)

結衣「ゆ、ゆきのん!?」バッ

雪乃「ご、ごめんなさい…っ、大丈夫だから…」グシグシ

結衣「あ…えっと、…よしよし」ナデナデ

雪乃「ん…由比ヶ浜さん…」

八幡(なんか俺の部屋で急に百合空間が展開されたんだが…)

雪乃「…ありがとう、由比ヶ浜さん。本当に大丈夫よ」

結衣「うん…」

雪乃「…比企谷くん」

八幡「…なんだよ」

雪乃「私はあなたが好き」

八幡「…は?」

結衣「ええ!?ゆきのん、ず、ずるい!えっと、えっと…あた、あたしも!あたしもヒッキーのこと好き!」カァァ

八幡「んなぁ!?」

雪乃「私も由比ヶ浜さんも本気よ。嘘などではないわ」

八幡「……それを今の俺に言って、どうすんだよ」

結衣「それは…」

雪乃「この際、どうして私の手を繋いだのかはもういいわ。とにかく比企谷くんは三浦さんと付き合っている、これは紛れもない事実」

八幡「…そうだな」

結衣「う…」

雪乃「でも私は比企谷くんが好き。それなら、比企谷くんを私に振り向かせるまでよ」

八幡「…はい?」

結衣「そ、それって優美子から…」

雪乃「こんな言葉を聞いたことがあるわ。恋は弱肉強食」

八幡「いやいやいや」

結衣「…あたしもヒッキー振り向かせる!あたしに惚れてもらう!」

八幡「お、お前そんなことしたら…」

結衣「うん…でもいいんだ。それでもヒッキーが欲しいから」

八幡「……お前らの気持ちはわかった、なんて言わない。正直、俺には全く理解できない。俺へ好意を抱く理由も、そこまでする理由も」

雪乃「……」

結衣「……」

八幡「……まぁ、勝手にすればいいんじゃねぇの?無理だろうけど」

雪乃「…そうさせてもらうわ」ニコ

結衣「ヒッキー!」パァァ

八幡「……」

雪乃「今日のところは帰りましょうか」

結衣「そうだね」

雪乃「じゃあね比企谷くん。また明日」

結衣「ばいばいヒッキー!メールするから!」

雪乃「…比企谷くん、私にもあなたのアドレス教えてちょうだい」

八幡「あ、あぁ…」

八幡(あのあと二人が帰るときにドアを開けたら、カルピスの乗ったおぼんを持ったまま固まっている小町がいたりした。聞き耳を立てていたことは明らかだったが、愛情たっぷりのご飯を作ってくれたし許そう。ついでに今日は赤飯でした。美味しかったです)

八幡「はぁ…」

小町「なにため息ついてんのー?せっかくの幸せが逃げちゃうよ?てか、お兄ちゃんさ、三浦さんと付き合い始めたこと小町に教えてよ。そういうの恥ずかしがるお年頃なのはわかるけどさ」

八幡「うぜぇ…」

小町「でも本当すごいよお兄ちゃん!あの三浦さんて人と付き合ってる時点で信じられないことなのに、そこに雪乃さんと結衣さんまでがお兄ちゃんを好きで振り向かせようとしてるんだよ?」

八幡(さらに二人いるんだがな…、面倒だから言わないけど)

小町「いやー、お兄ちゃんがモテモテで小町頭が高いよ!」

八幡「…お前それ鼻が高いって言いたいのか?え?嘘だろ?今のはわざと間違えたんだよな?」

小町「…小町もう寝るね!」

八幡(大丈夫か受験生…)

小町「おやすみ、お兄ちゃん」

八幡「おう、おやすみ」

小町「…お兄ちゃんがモテるのは嬉しいけど、小町だけのお兄ちゃんがいなくなっちゃうみたいで、少し嫌かも」

八幡「…小町」

小町「あ!今の小町的にポイント高い!」

八幡「…ちょー高いよー。世界可愛いよー。はよ寝ろ」

小町「あいあーい、今度こそおやすみー」

八幡(俺もそろそろ寝るか)

八幡(ベッドに横になり考える。どうしてこんなことにかったのか…)

八幡「まぁ、この本のせいだよな」パラパラ

八幡(あの時の俺に言ってやりたい。迂闊な事をするなと。軽率な事をするなと。見て見ぬフリをするなと。もっと注意を払えと。まぁ、俺はできたとしても過去を変えたりしないけどな。いや、やっぱりDメール送れんなら中学のときに…)

八幡「ふわぁ…」

八幡「…寝よ」

八幡(明日学校行きたくないなぁ…)

FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE nontitle
―――――――――――



FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re
―――――――――――
寝るのオススメ。
暇な時間とかすぐ過ぎる。
健康にもいいしな。
というわけでおやすみ。


FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re2
―――――――――――
は?
もっと構えし


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re3
―――――――――――
……なんか怒ってる?
ぷんぷん丸なの?


FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re4
―――――――――――
別に怒ってないけど
なんで?
つかそれ古いから


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re5
―――――――――――
いや、絵文字も顔文字も
ないから俺はてんのかな
って……
古いのかこれ…

FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re6
―――――――――――
そっちも使ってないじゃ

ま、使うにしても誰に送
るかによるし
あんたには別にいいかな
って
実際こっちのが楽だし
使ったほうがいいの?


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re7
―――――――――――
そのままでいいぞ
だいじょう(^o^)vぶい


FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re8
―――――――――――
きもい


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re9
―――――――――――
(´;ω;`)


FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re10
―――――――――――
ばかにしてんの?


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re11
―――――――――――
すみませんでした

FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re12
―――――――――――
許す


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re13
―――――――――――
なら寝ていいですか?


FROM 三 浦
―――――――――――
TITLE Re14
―――――――――――
こっちも眠くなってきた
からいいけど
おやすみ


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re15
―――――――――――
おやすみ

俺もおやすみしまふ

>>87
最後らへん
俺はてんのかな→怒ってんのかな

FROM 雪 ノ 下
―――――――――――
TITLE nontitle
―――――――――――


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re
―――――――――――


FROM 雪 ノ 下
―――――――――――
TITLE Re2
―――――――――――
何かしら


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re3
―――――――――――
いや、そっちがメールし
てきたんだろ


FROM 雪 ノ 下
―――――――――――
TITLE Re4
―――――――――――
そうね


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re5
―――――――――――
はい

FROM 雪 ノ 下
―――――――――――
TITLE Re6
―――――――――――
これからもメールしてい
いかしら?


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re7
―――――――――――
空白じゃないなら


FROM 雪 ノ 下
―――――――――――
TITLE Re8
―――――――――――
そう
ありがとう
明日に備えて寝るわ
楽しみにしてなさい

FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re8
―――――――――――
明日なにがあるんだよ…


FROM 雪 ノ 下
―――――――――――
TITLE Re9
―――――――――――
明日になればわかるわ
おやすみなさい


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re8
―――――――――――
はいよ

FROM ☆★ゆい★☆:
―――――――――――
TITLE nontitle
―――――――――――
ヒッキー今なにしてる?


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re
―――――――――――
寝る


FROM ☆★ゆい★☆:
―――――――――――
TITLE Re2
―――――――――――
たった二文字で返さない
で話広げようよ( ´ ・ω・`)
ほんとヒッキーはヒッキ
ーだよねε- (´へ`*)
てかもう寝るの!?


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re3
―――――――――――
ヒッキーはヒッキーだよ
ねってなんだよ。
それ貶してんの?
今日は色々あったから眠
いんだよ。


FROM ☆★ゆい★☆:
―――――――――――
TITLE Re4
―――――――――――
確かに今日はあたしも疲
れちゃったかも(>_<)
思い出したらなんか……
( 〃ω〃)
貶して←これなんて読む
の?( ・ω・ )?


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re5
―――――――――――
^^



FROM ☆★ゆい★☆:
―――――――――――
TITLE Re6
―――――――――――
それムカつく!バカにし
てるでしょ!?
もうゆきのんに聞くから
いいもんヽ(`д´)ノ
また明日ね(。・ω・)ノシ


FROM 八 幡
―――――――――――
TITLE Re7
―――――――――――
自分で調べろよ…
あいよ

FROM 結 衣
―――――――――――
TITLE nontitle
―――――――――――
ゆきのん!
貶して←これなんて読む
の(´・ω・`)?


FROM 雪 乃
―――――――――――
TITLE Re
―――――――――――
人に聞かないで自分で調
べなさい。辞書があるで
しょう?


FROM 結 衣
―――――――――――
TITLE Re2
―――――――――――
(´;ω;`)

FROM 平 塚 静
――――――――――――――――――――
TITLE 八幡くん、今お時間大丈夫ですか?
――――――――――――――――――――
今日はお見苦しい所をお見せしててしまい申し
訳ありませんでした。これからはこのような事
が無いとは言えないので、ご容赦下さい(笑)話
は変わりますが、この間オープンしたばなりのラ
ーメンのお店があるのですが、どうも私一人じゃ
入りにくい雰囲気のお店なのです…。卒業したら
という約束でしたが、八幡くんさえよければ今か
ら一緒に食べに行きませんか?


FROM 八 幡
――――――――――――――――――――
TITLE Re
――――――――――――――――――――
青少年保護育成条例


FROM 平 塚 静
――――――――――――――――――――
TITLE Re2
――――――――――――――――――――
あぁ、私としたことがもうこんな時間であることを
忘れていました(笑)では、今回は違うお店に行こ
うと思います。オープンした方は、八幡くんと一緒
行きたいので、今度明るい時間帯にでも行きまし
ょう(笑)しかし八幡くんは真面目ですね。そういう
のはとても素敵だと思います。明日も学校ですし、
今日はゆっくりお休みください。


FROM 八 幡
――――――――――――――――――――
TITLE Re3
――――――――――――――――――――
今の時間にラーメンですか。どうせお酒も飲むん
でしょう?


FROM 平 塚 静
――――――――――――――――――――
TITLE Re4
――――――――――――――――――――
言いたいことがあるならはっきり言って下さい。


FROM 八 幡
――――――――――――――――――――
TITLE Re5
――――――――――――――――――――
太りますよ。



――――――――――――――――――――
TITLE Re4
――――――――――――――――――――
(´ ;ω; `)

平塚先生のメールめんどい

>>105
Reの後の数字間違えた
まぁ、いっか

次回
ついにあーしさん登場
寝るの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月28日 (水) 22:10:31   ID: GZsKupxz

気にらる!続きはよ〜

2 :  SS好きの774さん   2014年06月06日 (金) 11:07:58   ID: WrL9Mhh5

平塚せんせに優しくしたげてぇ。
つづき期待してもええんじゃろ?

3 :  とある変態王子   2014年06月06日 (金) 11:59:47   ID: cEfy6vPF

続き期待(´・ω・`)

4 :  リアルヒッキー   2014年06月06日 (金) 20:11:48   ID: YecBW0_9

おもしろい!続きはよ~

5 :  SS好きの774さん   2014年06月08日 (日) 22:56:10   ID: uQmna6LF

これは面白い

6 :  SS好きの774さん   2014年06月10日 (火) 02:10:42   ID: cygE0tRq

これは期待

7 :  SS好きの774さん   2014年06月27日 (金) 17:35:46   ID: 0WCH0Amu

おもしれ~これは期待

8 :  SS好きの774さん   2014年07月02日 (水) 12:41:59   ID: MFt9MUj3

プリーズ!続きプリーズ!
おもろい!!!

9 :  SS好きの774さん   2014年08月26日 (火) 22:55:06   ID: OBb9C532

面白いです!

10 :  SS好きの774さん   2015年09月15日 (火) 16:46:31   ID: R7I-jKkT

とっとこハム太郎

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom