誓子「壮行会が行われるわ!」 (53)


アナウンサー「試合終了―――――――!!インターハイ南北海道代表は初出場の―――有珠山高校!!」ワァァァァァァ


有珠山高校麻雀部室

爽「ってことで南北海道の星、我らが有珠山高校の全国大会出場を祝して――――――」

5人「「「「「カンパーイ!!!!!」」」」」

揺杏「っぷはー!この一杯のために生きてるー!!」

由暉子「オレンジジュースですけどね」

爽「いやー、でもほんとに全国いけるとはねぇ」

誓子「中堅戦でトビそうになった時はヒヤヒヤしたけどね……」

成香「でもでもっ、由暉子ちゃんと爽先輩の追い上げすごくかっこよかったです!」

由暉子「……ちょっと照れます///」

爽「とにもかくにもせっかくの全国に有珠山高校の名を知らしめることができる機会だし、これからは今まで以上に頑張っていくぞー!」

5人「「「「「おー!」」」」」

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ピンポンパンポーン
放送「職員室からのお知らせです。麻雀部部長の桧森誓子さん、桧森誓子さんは至急校長室まで来てください。繰り返します……」

成香「……ちかちゃん?」

誓子「え、校長室?なんだろ……」

揺杏「誓子サンなんかやらかしたんじゃないっすか~?」ニヤニヤ

爽「ついに校長のヅラ疑惑を暴いてしまったか!」

由暉子「それは獅子原先輩のことでは」

誓子「うーん。それは違うとしてもなんだろ……ほんとに何かやっちゃったかな?」

成香「ちっ、ちかちゃんは絶対悪いことなんかしてないよっ……!」

誓子「成香…///」

由暉子「初夏なのにお熱いですね」

揺杏「ってかまァここであれこれ考えてもしゃーないしさっさと校長室行ってみたらどうっすかね?」

誓子「そうね。じゃあ祝賀パーティの腰折っちゃって悪いけどちょっと行ってくるね」

4人「「「「いってらっしゃ~い」」」」

――数十分後――

タッタッタッタッタッタ……バン!!

誓子「みっ、みんな聞いて!!」

爽「お、誓子おっかえりー」タンッ

揺杏「遅かったっすね~。あっ、それポンで」タンッ

由暉子「それロンです。12000」

揺杏「げっろ」

誓子「なーにのんきに麻雀打ってるの!」

爽「いやだってうちら麻雀部だし」

誓子「そんな場合じゃないのよ!」

成香(いつもの優しいちかちゃんの面影を失ったすごい剣幕……)

成香「いったいどうしたんですか!?」

誓子「壮行会が行われるわ!!!!」


由暉子「壮行会?」

爽「壮行会ってアレだろ?頑張って行って来い~って生徒とか先生が応援してくれる会っしょ?」

成香「この前空手部の全国大会出場を祝した壮行会ありましたね」

揺杏「あーこの前の。アレさー、クソみたいに眠かったんだけどマジ」

爽「校長の話が長いのなんのってねーwwwwww」

由暉子「ヅラ校長の悪口はそこまで!」

誓子「それユキが一番ひどいこと言ってるからね……ってかあの校長先生育毛に成功したからヅラやめたらしいわよ」

揺杏「え!それマジっすかwwwwwwwwww?」

成香「なんでちかちゃんそんなこと知ってるの……?」

誓子「さっき校長室行ったときに本人に自慢されたの。リー○21の愛用の成果だって。ふさふさだから触って良いよって言われた」

爽「なにそれキモチワルイ」

揺杏「クッソwwwwwwwwwwww」

由暉子「なんでヅラやめてしまったんでしょうか……」シューン

誓子「どうしてユキはそんなにヅラにこだわるの……」

成香「もーちかちゃんったらそのことを伝えに急いで戻ってきたの?」

誓子「そうそう!―――――――ってちがーう!!!!!!壮行会よ!そ・う・こ・う・か・い!!」

爽「壮行会ぃ~?壮行会っつってもどこの部活もやってるし普通のことじゃね?」

由暉子「ヅラを差し置いて問題になることではないですね」

成香「でも麻雀部にとっては初めての全国、初めての壮行会なわけですし…学校のみんなに応援してもらえるのは素敵です///」

揺杏「誓子サンったらうかれちゃって走って戻ってきたのか~?可愛いなぁ~」

誓子「それもちょっとはあるけど……でももっと大変なことだから急いでたの!」

由暉子「大変なこと……つまりただの壮行会ってわけではなさそうですね」

爽「ただならぬことの予感」

揺杏「誓子センセー詳しく説明お願いしま~す」

誓子「それでは……ゴホン。実は私たち麻雀部のために市長が壮行会を開いてくれることになりました!」

成香「市長さんが私たちのために……素敵です!」

揺杏「市長とか名前覚えてないんだけどwwwwww」

由暉子「で、どうして市長さんが私たちの壮行会を開いてくれるのですか……?」

誓子「市長さんがこの前の南道大会見て私たちのファンになってくれたらしくてね、ぜひ市をあげて祝わせてほしいって」

成香「ファ、ファンだなんて恥ずかしいです……」

揺杏「言うて大会で活躍してたの爽とユキだけじゃね?」

誓子「私たち点数削られるしかやってなかったしね」

成香「あうぅ……」

爽「私の大活躍に惚れたってことか~市長も見る目あるなぁ~」

揺杏「どーせユキの胸しか見てなかっただろ」

爽「畜生あのエロ市長め」

誓子「一理ある」

成香「え、えっちなのは素敵じゃないです///」

由暉子「その話題はそこまで」


爽「で、どこでやんの?体育館?」

誓子「いや、市役所の大ホール貸切で開いてくれるそうよ」

揺杏「あの無駄にデカいとこか」

由暉子「結構ここから離れたとこですね」

揺杏「行くのメンドいからサボっていい?」

誓子「だめ」

揺杏「えー、ギャラ出るなら考えてもいいけど」

爽「出るわけないだろー」

誓子「全校生徒呼んでやるんだから欠席とか許されないの」

成香「生徒さんの他は誰が来るんですか?」

誓子「なんか市議会の偉い人とかいろいろ来るとか言ってたような言ってなかったような……」

爽「ちゃんと話聞いてなかったのかよ」

誓子「ぐぬぬ……だって校長話長いしつまんなかったし……」

揺杏「もっと校長に優しくしてやれよwwwwww」

由暉子「ヅラじゃない校長とか魅力半減ですから当然かと」

爽「ひでえ」

揺杏「ってか全国は8月頭でしばらく空くけどいつやるんだよ?それ」

誓子「明後日」

揺杏「はやっ!?」

爽「はやりんのモノマネかな?」

揺杏「ちげーよ!つーか早すぎね!?まだ6月半ばじゃん?」

誓子「それはかくかくしかじかな理由でー……」メソラシー

爽「こいつ本格的に話し聞き流してたな」

成香「ちかちゃん……」

誓子「たしかねー……なんだっけ……ほんとにぼーっとしてて覚えてないわ…」

爽「誓子にしては珍しいクズっぷり」

揺杏「爽のクズ成分が誓子サンに伝染したんじゃね?」

爽「お前に言われたくないよ!」

成香「ちかちゃんはクズなんかじゃないですよー!」

爽「クズ”なんか”とか言われてるぞ、揺杏」

揺杏「うわぁ……成香に言われると傷つく。謝ってよ成香~」ヘラヘラ

成香「あわわっ……ご、ごめんなさい……」

誓子「もー!揺杏の言うことなんか真に受けなくてもいいから!」

爽「でも成香はすぐ謝るなー。そんなんじゃこの世知辛い世の中生きていけないぞ~」

成香「す、すみません……」ウルウル

由暉子「また謝ってますよ」

成香「あっ……ぅぅ」グスッ

誓子「みんないい加減にしなさい。あんまりなるかいじめちゃダメよ!特に揺杏」

揺杏「ふぇーい。成香の反応が可愛いからついからかっちゃうんだよなー、ゴメンゴメン」

成香「も~!」プンプン

揺杏「怒った成香も可愛いなぁ~」

誓子「わかる~」


爽「こんな可愛い成香もついに全国デビューだぞ~」

揺杏「東京で変な虫ついちゃうかもな~」

誓子「捻り潰すわよ」

揺杏「ヒェッ」

由暉子「桧森先輩は本内先輩のことになると目が怖いですね」

成香「ちかちゃんは昔から心配性すぎるよー」アハハ

由暉子(心配性の域を超えてる気が……)

爽「で、何の話してたんだっけ?」

揺杏「誓子サンはクズ」

爽「その前」

揺杏「壮行会」

爽「あー、それそれ」

誓子「明後日一人ずつ舞台でスピーチしてもらうからよろしくね」

揺杏「え」

成香「スススススススススピーチですか!?」

揺杏「私らもやんの!?」

誓子「もちろん」

揺杏「フツーそーゆーのって部長が代表でやるとかじゃないのかよ」

誓子「私もそう思ったんだけどね、市長がどうしてもみんなに喋ってほしいって」

爽「やっぱりユキ目当てか」

揺杏「ユキ用の舞台衣装作るか~~~」

爽「えろっえろなの頼む」

由暉子「……ちょっと楽しみです」

揺杏「お」

誓子「衣装作りもいいけどちゃんとスピーチの文章考えてきてよねー」

揺杏「てかぶっつけ本番でもいけるっしょww」

爽「私は弱い時にこそ強い!だからあえて考えずに行くぞ」

由暉子「では私は神の言葉の朗読を……」

爽「聖書の読み上げずるい」

由暉子「先輩は聖書の言葉覚えてないからパクっちゃだめですよ」

爽「なんと」



誓子「あんたたちもうちょっとまじめに考えなさいよね……」

成香「ちかちゃんはちゃんと原稿作っていくの……?」

誓子「一応部長の立場として失敗はできないから考えていくかなー。なるかはどうする?」

成香「私は本番に頭真っ白になっちゃいそうだからちゃんと考えて行きます……」

誓子「それがいいんじゃないかな」

成香「うう……今から緊張してきました……」

誓子「なるかは昔っから人の前に立って話すのとか苦手だったよねー」

成香「だって緊張しちゃうし……目立つの苦手だし……」

誓子「でも全国大会ではいっぱい取材受けたりしないとだよー?」

成香「ええっ!?困りました……」

誓子「まあそういうのの練習も兼ねて今回のスピーチに臨めばいいんじゃないかな?」

成香「そーですよね!私がんばります!!」

書きためが尽きてしまいましたので今日はここまでにします

はじめにコテハンのメモを忘れてたのでここで付け直させてもらいます……すみません。


誓子「じゃあみんな!明後日の10時から市民ホールでやるからくれぐれも本番で失敗しないように頼むね」

揺杏「失敗したら?」

爽「お前は有珠山の恥なんやで!」

揺杏「なりたくない」

誓子「じゃあ頑張って」

揺杏「へーい」

キーンコーンカーンコーン

成香「あっ」

由暉子「下校時間……ですね」

爽「祝賀会しゅーりょー!」


誓子「乾杯しかした覚えがない」

爽「なんもかんも校長が悪い」

揺杏「誓子サンが校長室行ってる間私らは楽しませてもらったけどね~」

誓子「ずるいなー」

爽「だろ~。揺杏の手作りケーキがすげー美味かった!」

誓子「え!揺杏ケーキ作ってきてたんだ~」

揺杏「今回は上出来だったんすよ~」

成香「ふわふわで甘くてとってもおいしくて素敵でした~」

由暉子「ごちそうさまでした」

揺杏「いえいえ~」


誓子「………で、私の分は?」

爽「……………………てへっ」

由暉子「今は亡きケーキくんは獅子原先輩の胃袋の中に……」

揺杏「私は引き止めたんすよ」

由暉子「泣きながら引き止める本内先輩に便乗してただけな気もしますが……」

誓子「^^」ニッコリ

爽「誓子マジ笑顔が怖いヤバイ」

揺杏「やっぱり誓子サンは怒らせちゃいけない」


成香「ちかちゃんごめんね……私がもっとちゃんと引き止めておけば……」シューン

誓子「なるかが悪いんじゃないよ……!ぜんぜん気にしてないから大丈夫よ!」

揺杏「誓子サン全然気にしてないって」

爽「許された」

誓子「その意味の気にしてないじゃないわよ!」

爽「おお神よ……私は許されたのです」

誓子「話聞きなさいよ!」

由暉子「…………というかそろそろ部室から出ないと先生に怒られるのではないでしょうか」

爽「そうだった~ザンネンだけど誓子~この話はまた今度ね~ばいび~」ダッシュ

由暉子「逃げた」

成香「逃げましたね」

揺杏「逃げたんだな……」

誓子「もー爽ったら……」


由暉子「追いかけないんですか?」

揺杏「いつもの誓子サンなら地獄の果てまで追いかけて謝らせそうなのに」

誓子「ひどいイメージね……」

揺杏「なんにせよ今日の誓子サンは爽に甘くね?」

誓子「え、うーん……なんというかまあ、南道大会で私が振込みまくって取られた点棒取り返して全国大会まで連れて行ってくれたのは爽だから……結構感謝してるの」

由暉子「桧森先輩はデレ期」

誓子「違うわよ」

揺杏「誓子さんもデレたりするんすねwwケーキはまた今度焼いてきますよ」

誓子「もー……!でも楽しみにしてるわ」

揺杏「お任せあれ~っと」

誓子「じゃあ時間もアレだからそろそろ解散にしましょう」

4人「「「「おつかれさまでしたー」」」」



―帰り道―

誓子「いや~でも揺杏のケーキは食べたかったかなー」

成香「ちかちゃん甘いもの好きだもんね」

誓子「それもあるし……何より今の全国決まったぞ~!全国行くぞ~!って気持ちをもっとみんなで共有して騒ぎたかったのかな」

成香「ちかちゃん……」

誓子「私麻雀部に入るまで部活とかやったことなかったし……5人そろって大会に出られるのは最初で最後だからね」

成香「そうですよね……これがこの5人の最初で最後の夏……」

誓子「だからさ、ひとつひとつの出来事を全力で楽しんでいきたいと思うの」

成香「壮行会?」

誓子「うん」


誓子「実はね、明後日にして欲しいって校長にお願いしたの私なの」

成香「そうっだんですか!?……いったいどうして?」

誓子「今さ、南道大会が終わってすぐだからちょっとみんなの気抜けてるじゃない?」

成香「うん」

誓子「だからまた全国に向けて練習に本腰入れる前に、みんなの決意とかを聞いて意気込み入れ直したいと思ったの」

成香「あっ……だからスピーチ」

誓子「そういうこと。私たちもちょっと気持ちに余裕が出てきちゃってるからね……でもそんな気持ちじゃ全国戦い抜けないと思ってる」

成香「………ちかちゃん……そんなことまで考えてたんだ……」


誓子「だからこの壮行会でたくさんの人の前で意気込み入れなおしてもらいたいなって……余計なお世話だったかな?」

成香「ううん……っちかちゃんはすごい部長さんだよ……!」

誓子「何もしてないよー///」

成香「私……スピーチがんばります!」

誓子「その意気だよなるかっ!」

成香「はいっ!」

成香(ちかちゃんの期待に応えられるようにがんばります……!)


短くて申し訳ないですが今日はここまでです
週末には続き投下できるようにします

―その夜、本内家―

成香「……といっても、スピーチって何をお話すればいいんでしょうか?」

成香「5人も話すんですから内容が被ってしまわないか心配です……」

成香「ちかちゃんは――部長さんだから各方面へのお礼とかでしょうか?」

成香「ユキちゃんは聖書のお話をするって言ってましたっけ……」

成香「爽先輩はいつも話してくださるような麻雀のお話ですかね?」

成香「揺杏ちゃんは―――――ちょっと想像がつかないですね」

成香「うーん……もう時間もないし早く原稿を書いて練習しなくちゃいけないんですけど……」

成香「難しいです……」


成香「うーんうーん」

成香「あっ!」

成香「………………」カキカキ

成香「ふんふんふーん♪」カキカキカキカキ

成香「…………書けました!」

成香「………………………………」

成香「なっ、なんかポエムみたいで恥ずかしいです///」

成香「こんなのをたくさんの人の前で読むなんて恥ずかしすぎます……っ」

成香「これは考え直しですね、うんそうしましょう」クシャクシャポイッ


成香「明日また学校に行ってから考えれば大丈夫ですよね……」

成香「爽先輩も揺杏ちゃんも考えないで行くって言ってましたし」

成香「だいじょうぶだいじょうぶ」

成香「今日はもう寝ちゃいましょう」

成香「おやすみなさい……」


―次の日、放課後―

爽「今日も部活日和だー!」

由暉子「いいお天気ですね」

爽「天気がいいから麻雀をしよう!」

揺杏「天気いいなら外出りゃいいじゃん」

爽「それもそうだな、外で遊ぼう!!」

揺杏「意思弱っ!?」

由暉子「全国も近いんですし遊んでる暇はないですよ」

爽「まだ1ヶ月半くらいあるし余裕余裕」

揺杏「そーだそーだ」


爽「何して遊ぶ?」

揺杏「缶ケリ」

爽「小学生か」

揺杏「なんか久々にやりたくなった」

爽「あー、そういや昔はよく一緒にやったよなー」

揺杏「やったやった」

爽「あの頃の揺杏は素直で可愛かったのに……今はずいぶん捻くれてしまって」

揺杏「うるさいなァー。爽は…………あんま変わってないな」

爽「そんなに変わってないか?」

揺杏「今も昔もずっと言ってるじゃん、ウンk」

由暉子「そこまで!」


爽「出た、ユキストップだ」

由暉子「下品なワードはNGです」

揺杏「ユキはお堅いなー」

由暉子「普通ですよ」

爽「おもちはこんなに柔らかいのに……」モミモミ

由暉子「ん…!もうっ…やめてくださいっ///」

揺杏「おっ、ユキが珍しく照れてる~」

爽「ユキはこうでもしないと恥ずかしがってくれないからな~」モミッモミッ

揺杏「えろっえろな衣装着せても表情一つ変えないもんなー」

由暉子「もうっ先輩方ったら……///」

爽「ユキは可愛いな~」モニュモニュ

由暉子「そーこーまーでー///」


ガラッ

成香「遅くなりましたー」

誓子「遅れてごめんね……って何してんの」

成香「あわっ!?あわわ///」

爽「ユキの胸を堪能してた!!」

誓子「もぅ……何やってんのよー遊んでる場合じゃないんだからね」

成香「そうですよっ!明日は壮行会なんですし!!張り切っていきましょう!」

揺杏「おっ、成香が珍しく張り切ってるじゃん」

爽「いつもなら『ここここ怖いです無理です!人前でなんて絶対喋れません……!!』って言ってるような状況なのに」

成香「こ、怖いですし自信はないですけど……今回の壮行会は成功させたいんです、本当に」

誓子「成香……」


由暉子「でも本内先輩すごくあがり症じゃなかったですか?」

揺杏「そうそう!今日も授業で当てられたて発表するだけで顔真っ赤にして半泣きになってたもんなァ」ニヤニヤ

成香「あうぅ~!揺杏ちゃんそれは言わない約束じゃないですかー!」

揺杏「ごめんごめん」

成香「いつもはそうですけど……今回はいけるような気がするんです!!」

爽「本当かー?」

誓子「舞台で泣き出しちゃわないか心配だなぁ……」

爽「あっ!じゃあ今日の部活は成香のスピーチ特訓するとかどうかな?」


揺杏「いいんじゃね?」

爽「誓子、それでいい?」

誓子「そうねぇ……うん、いいわよ」

爽「よっしゃ」

成香「よっ、よろしくお願いします!!」


爽「じゃあとりあえず成香の実力がどんなもんか確かめてみよう!」

爽「書記!例の文をホワイトボードに書いてくれたまえ」

由暉子「はい」

キュッキュッキュ

誓子「えっと…『な~るる~っ!みなさ~んこ~んにちは――――――っ!本内成香で~す!なるるー☆』」

誓子「…………ナニコレ」

爽「牌のお姉さんのあいさつに決まってるじゃん」

由暉子「しかもはやりんバージョンではなくまふふバージョンをアレンジしたものにしてみました」

爽「さすがユキは分かってるね~」

由暉子「世代は変わっても永遠のまふふファンですから」

爽「やっぱりアイドル目指すならこれくらい出来なくちゃね~」


成香「こ、これをやるんですか!???」

爽「うん、早速いってみよー!」

成香「あうぅ…なっ、な……なるる~……みなさ~んこんちはぁぅぅ……///」

爽「うん可愛い可愛い」

誓子「素敵よなるか超可愛い」

由暉子「照れてる感じが逆にそそりますね」

成香「恥ずかしいですもう無理ですできないです……!!」


爽「しょうがないなー……じゃあ揺杏、代わりにお手本やってみて」

揺杏「は!?え、私?私がアレやんの!?」

爽「うん」

揺杏「断固拒否!」

爽「やってくれないのか~しょうがないな~じゃあ代わりに小学5年生岩館揺杏ちゃんが私が卒業するときにくれたお手紙読んじゃおっかな~」

揺杏「は……っ!?」

爽「『爽ちゃんへ、卒業おめd』」

揺杏「やめてやめてやめてやめて///!!!!」

揺杏「なんでもするから音読だけは勘弁して!!」

爽「お、言ったな?」

爽「じゃあ全力であいさついってみよー!!!」

揺杏「げっろ……マジえげつねー…」


爽「さぁさぁ!」

由暉子「期待」

誓子「ドキドキ」

成香「ワクワク」

揺杏「…………ゆっ」

揺杏「ゆ~ああ~っ!みなさ~んこんにちは―――っ!みんなのアイドル岩館揺杏でぇ―――――っす!ってやってられるか―――!!!!!!!!!!!」

爽「揺杏がキレた」

揺杏「私こういうキャラじゃないし!こういうのはユキとか成香とかのちっちゃい女の子がやるから可愛いんだよ」

爽「大丈夫だ。ゆああは世界一可愛いから」

揺杏「…………っ///」



成香「そうですよ!揺杏ちゃんとっても可愛いです!!」

誓子「そうよ、オシャレだし裁縫できるし」

由暉子「この中で一番女子力高いのは岩館先輩ですよね」

爽「だってさ、揺杏」

揺杏「ちげーしっ!そんな可愛いキャラとか似合わねーしっ///」

爽「おー照れてる照れてる」

誓子「揺杏は自分が可愛いって素直に認めないからね~」

成香「揺杏ちゃん本当に可愛いのにー」

揺杏「もー次いこ次!全然成香の特訓になってないじゃん!」

誓子「そうよ!もっとなるかのレベルに合わせた特訓にしましょ」


爽「そうだなーじゃあもっと初歩的なとこからいこう」

爽「書記!」

由暉子「はい」

キュッキュッキュッ

由暉子「まずはちゃんとした挨拶から練習していこう!」

揺杏「なになに?『みなさんこんにちは!有珠山高校麻雀部の本内成香です!本日はお集まりいただきありがとうございます』」

誓子「すごくまとも……!」

爽「私はいつもまともだからな?」

誓子「私の中のまともの概念が崩れるからやめて」

爽「誓子厳しい」

誓子「愛の鞭よ」

爽「そうかい」


爽「じゃあ成香、あれをスピーチの文章だと思って言ってみて」

成香「あっはい!」

スーハースーハー

成香「よしっ」

成香「みっ…みみみみみなさんこ、こんにちは!うしゅっ、あうぅ有珠山高校麻雀部のもっ、も本内成香と申します…ほんじちゅ、あっ本日はおあちゅまりいただきありがとうございましゅ!!」

4人「………………」

爽「犯罪的に可愛かったな」

揺杏「人殺せるレベルに可愛い」

由暉子「すでに一人被害者が」

誓子「…………幸せ」バタッ

揺杏「誓子サンが死んだ!」

爽「この人でなし!!」

成香「えっえっ!?ごめんなさい……で、どうでしたか?」


爽「可愛かったけどスピーチとしてはダメダメだなー」

揺杏「噛みっ噛みだったしな」

由暉子「声も震えてました」

成香「あぅぅ……」

爽「うちら4人の前でそんなんだったら前途多難だぞー?」

由暉子「なんせ明日は全校生徒とお偉いさん方の前で話すんですからね」

成香「あうぅぅ……」

誓子「がんばって練習しよ?ね?」

成香「はい…!私もっと練習します」


投下遅くなってすみませんでした!
今日はここまでにします。また続き書け次第投下します

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月24日 (火) 20:47:10   ID: i273PmUs

揺杏マジ可愛い天使
もっと書いてくれていいのよ

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