絵里「リメイク…?」希「ワクワクを取り戻すんや!」 (500)

にこ「穂乃果!」ドン!

穂乃果「にこちゃん?」

凛「急にどうしたんだにゃ?」

にこ「今!目が合ったわよね!」

穂乃果「うん?」

にこ「だったら!やることはただ一つ!」

穂乃果「まさか…!」

にこ「ふっふっふ…ようやく分かったようね!」

ほのにこ「バトルだね(よ)!」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401119069

海未「何かと思えば…またポケモンバトルですか」

にこ「にこはあの時から進化したわ!3値とやらも完璧よ!」

海未「いつの間に…まさか」チラッ

真姫「な、何よ?」

海未「…真姫がにこに教えたのですか?」

真姫「だって、にこちゃんが教えてってせがむから…」

海未(ああ…また廃人が1人…増えたのですね…)

にこ「私の進化したパーフェクトパーティの力を見せてやるわ!」

穂乃果「よーし!なら穂乃果も新しいパーティを披露するよ!」

穂乃果PT
リザードン
ニョロボン
ナットレイ
ゲンガー
マリルリ
ポリゴン2

ことり「あれ?結構変わったね」

穂乃果「みんなでリザードンの弱点をカバーするパーティにしたんだ!」

ことり「へ~!素敵なパーティだね!」

穂乃果「でしょー!」

海未(確かに見た感じ周りりのメンバーが基本的にガブリアスに強いポケモンで固めてありますね)

海未(いやしかし…軸であるリザードンはともかく、ニョロボンは何故抜かないのでしょうか…?何かこだわりでも…?)

にこ「これが私のパーティよ!」

にこPT

ニンフィア
シャワーズ
ブラッキー
エーフィ
ライボルト
ウィンディ

海未(なるほど。にこはブイズですか。にこらしいですね)

海未「…」

海未「あれ?何かがおかしい?」

海未(たまーに、ブイズ複数体プラス別のポケモンというのは見ましたが…)

海未(これは明らかに悪意が感じられるのですが…)

海未(某唯一王はともかく、某130族までディスるなんて…)

海未(あ、そう言えば唯一王という言葉を久しぶりに聞いた気がしますね)

海未(せっかくフレアドライブをもらったのに…逆にネタにすらならなくなるなんて…もふもふで可愛いのに)

海未(そう言えば、ニンフィアはすごく出世した気がしますね)

海未(発売当初はフラージェスの劣化と言われたのに、ハイパーボイスが解禁されてから評価が逆転した)

海未(今やおそらくブイズNo.1の使用率でしょうね。そんな気がします)


にこにーはライボルトを繰り出した!

海未(あ、いきなりブイズじゃない)

凛「にこちゃんに似合わないポケモンが出てきたにゃ」

にこ「うっさいわね!別にいいじゃない!何使っても!」

ことり「まあ、確かにそうだけど…」

真姫(え?ライボルトもメガライボルトも可愛いし、にこちゃんにぴったりじゃない?)

ほのかはゲンガーを繰り出した!

海未(穂乃果はゲンガーですか…)

海未(うーん…これは、穂乃果がちょっと不利ですかね…)

海未(なんせ、メガライボルトはまさかまさかの素早さ135族ですからね…)

海未(メガゲンガーでさえ、彼のスピードには追いつけない)

海未(おまけにオバヒでナットレイを灰にしたり、威嚇を撒いたり)

海未(強いんですが…何故か使われませんね)

海未(やはりライコウに起点にされるのが痛いのでしょうか…)

海未(しかし最近はあまりライコウを見ませんし、メガライボルトは普通に使えるのではないでしょうか?)

穂乃果「うーん…ここはこの技かな?」

にこ「これしか無いわ!」

にこにーのメガリングとライボルトのライボルトナイトが反応した!
ライボルトはメガライボルトにメガシンカした!

ライボルトのいかく

ゲンガーの攻撃が下がった!

海未(まあ、そうなりますよね)

ゲンガーのシャドーボール!

海未(まあ、流石に黄色までは持っていかれますね。というか、穂乃果のゲンガーはメガではないようですね)

ライボルトの10万ボルト!

海未(ボルチェンではない…ゲンガーをライボルトで落とすつもりですね)

バトルの途中ですが寝ます。
睡魔には勝てない…

ライボルトのボルトチェンジ!
ゲンガーは倒れた!

海未(なるほど…ボルトチェンジを打つことによって後に出てくるであろうリザードンXの起点にされる事を防ぎましたか…)

海未(プレイングにもなかなか磨きがかかっていますね…)

ライボルトはにこにーのもとへもどっていく!

にこ「次はこの子よ!」

にこにーはシャワーズを繰り出した!

穂乃果「なら私はこの子だよ!」

ほのかはナットレイを繰り出した!

海未(む。今度は穂乃果が有利な対面になりましたね)

海未(ライボルトはシャドーボールである程度削れてますし、にこがウィンディを選出してなければ…穂乃果の勝ちなのでは?)

にこ(ふっふっふっ…甘いわね穂乃果!このにこにーがナットレイ対策を怠るわけがないわ!)

にこ(私の選出は、ライボルト、シャワーズ、ウィンディよ!)

にこ(威嚇をさえ入れば舞われてもシャワーズなら耐える!)

にこ(私の勝ちは確定的よ!)

にこ(ここはさっさとウィンディに引っ込めて焼いてやるわ!)

にこはシャワーズを引っ込めた!
にこはウィンディを繰り出した!

海未(ウィンディ!選出したのですね!)

海未(穂乃果のナットレイは…やはりやどりぎ?あるいは鉢巻型でしょうか…)

ナットレイのステルスロック!

海未(これは…!)

にこ(ラッキー!やどまもされないじゃーん!)

にこ(フレアドライブで焼くわ!)

海未(にこ…気づいていないようですね)

ウインディのフレアドライブ!
ナットレイは倒れた!

海未(やはり珠ですか…ナットレイは倒れましたが、反動と珠ダメと鉄のトゲとで相当削れましたね)

海未(おそらく、穂乃果のラストは…)

穂乃果「いくよ!私のパートナー!」

ほのかはリザードンを繰り出した!

海未(まだ、勝負は分かりませんね…!)



にこ「おいでなすったわね!リザードン!」

にこ(威嚇を撒いてシャワーズでとどめよ!)

にこ(しんそくを選択するわ!)

ほのかのメガリングとリザードンのリザードナイトXが反応した!
リザードンはメガリザードンXにメガシンカした!
ウインディのしんそく!

にこ「思ってたより削れない!?」

リザードンのりゅうのまい!
リザードンの攻撃と素早さが上がった!

にこ(舞われるのは分かってたけど、意外と硬いのね…!)

にこ(流石に次は殴ってくるだろうし…またしんそくよ!)

ウインディのしんそく!
リザードンのりゅうのまい!

にこ「え!?」

にこ(や、やばい…まさかまた舞ってくるなんて…!)

にこ(さっさとウインディを落としてもらってライボルトで威嚇を撒いてからシャワーズで落とす作戦が失敗した…!)

にこ(しかも次はウインディ珠ダメで死んじゃう!おまけにしんそくじゃ倒せない!)

にこ「ちょ、ちょっとタンマ!」

穂乃果「どうしたの?」

にこ「ちょっとだけ待って!」

海未(パソコンの方を向いた…?)

にこ「」カタカタカタカタ…ッターン!

にこ「!」

にこ(にこのシャワーズなら攻撃一段階上昇のメガリザXの逆鱗ならギリギリ耐える!)

にこ(まだ勝機はあるわ!)


にこ(問題はまた竜舞を舞われたらキツイことだけど…)

にこ(流石にもう舞わない!)

にこ(しんそくで削るわ!)

ウインディのしんそく!
ウインディはいのちのたまのダメージを受けた
ウインディは倒れた!
リザードンのかわらわり!
しかしうまく決まらなかった!

にこ(勝った!)

にこにーはライボルトを繰り出した!

ライボルトのいかく

リザードンの攻撃が下がった!

にこ(これでいかく入ったから一段階上昇に戻った!)

にこ「残念だけど穂乃果!私の勝ちよ!」

穂乃果「それはどうかな~?」

にこ「はぁ?」

にこ「まさか、この状況でまだ舞うつもり?流石に今ひとつの10万ボルトで落ちるわよ」

穂乃果「まあまあ、やってみれば分かるって」

にこ「はぁ…」

リザードンのげきりん!
ライボルトは倒れた!

にこ「って、普通に殴ってきたじゃない!」

穂乃果「そうだけど…」

にこ「そうだけどって…」

にこ(あーなるほど!穂乃果は一段階上昇のメガリザードンXの逆鱗でシャワーズが倒せると思っているのね!)

にこにーはシャワーズを繰り出した!

にこ(くっくっくっ…残念だけど、耐えるのよ!)

にこ(祝!にこの初勝利!)

リザードンのげきりん!
シャワーズは倒れた!
ほのかとの勝負に負けた!

穂乃果「やったー!勝ったー!」

にこ「は?」

にこ「ちょ、ちょっと!どーいうことよ!」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「さっきダメージ計算したら!にこのHBにこにー振り図太いシャワーズなら、あんたのメガリザードンXのいじっぱり一段階上昇逆鱗を耐えるって出たんだけど!」

凛「乱数とか?」

にこ「また主人公補正!?」

真姫「にこちゃん落ちついて。これは主人公補正でもなんでもないから」

にこ「真姫ちゃん!?」

真姫「確かに、HP満タンなら乱数で耐えるわ」

にこ「じゃあやっぱり主人公補正じゃない!」

真姫「だから、HP満タンって言ってるじゃない。忘れたの?ナットレイが残していったものを」

にこ「ナットレイ!?なんで急にナットレ…」

にこ「あ」



にこ「ステルスロックを忘れてた~!」

真姫「だから言ったじゃない。ていうか、にこちゃんのウインディ脆すぎよ。反動と珠ダメと鉄のトゲで倒れるって…個体値適当でしょ」

にこ「べ、別にいいじゃない!HPぐらい!」

真姫「ダメよ。ウインディはHPの個体値はこだわらないとダメよ。ただでさえ威嚇のおかげで後出しする機会は多いし。反動技も多いんだから」

にこ「むう…!」

凛「やっぱりにこちゃんは爪が甘いにゃー」

海未「そもそも、もっとうまく威嚇を使っていれば勝てていましたし、ウインディの技の選択をもっと慎重になっておけば勝てていました」

にこ「ぐ…」

海未「まだまだ未熟…というわけです。もっと経験を積むことですね」

にこ「」

海未「穂乃果も、あの場面でナットレイを捨てるのは正直、博打すぎますよ」

穂乃果「えへへ。それほどでもないよ~」

海未「

海未「そもそも、もっとうまく威嚇を使っていれば勝てていましたし、ウインディの技の選択をもっと慎重になっておけば勝てていました」

にこ「ぐ…」

海未「まだまだ未熟…というわけです。もっと経験を積むことですね」

にこ「」

海未「穂乃果も、あの場面でナットレイを捨てるのは正直、博打すぎますよ」

穂乃果「えへへ。それほどでもないよ~」

海未「褒めてません!ポケモンを一体失うことがどれほどアドバンテージを失うことになるのか分かっているのですか!?」

穂乃果「でも全抜きしたじゃん!」

海未「そういう問題じゃありません!」

にこ(この2人も相変わらずねぇ)

ことり「あれ?そういえば、花陽ちゃんは?」

凛「かよちんならお米を研ぎに調理実習室に行ったにゃー」

にこ「いやいや、学校で何やってんのよ」

凛「そろそろ炊飯器を持って部室に来る頃だけど…」

にこ「なんで部室に炊飯器を持ってくるのよ…」

凛「え?もしかしてにこちゃんお米を研いだ後に炊かない派?」

にこ「炊くわよ!なによそのマニアック通り越して変人な流派!聞いたこと無いわよ!て言うか部室で米を炊くの!?」

凛「そうだけど…」キョトン

穂乃果「にこちゃん大丈夫?」

海未「熱でもあるのでしょうか…」

ことり「いっしょに保健室行く?」

真姫「ダメよ!にこちゃんは私のなんだから!私が連れていくわ!」ギュッ

にこ「いや、健康なんですが。むしろあんたらの頭がくるくるぱーよ」


凛「うーん。やっぱりかよちん遅いにゃー」

海未「来てないと言えば、希と絵里はどうしたのでしょうか?」

にこ「あの2人なら野暮用があって遅れるって」

海未「そうですか…」

ことり「海未ちゃん?どうしたの?」

海未「いえ…最近、2人の…いや、絵里の様子がおかしいと思っていまして…」

穂乃果「確かに…最近絵里ちゃん元気無いね」

ことり「何かあったのかなぁ」

真姫(確かに…最近ポケモンの話をしないわね)

真姫(ま、まさか…私のせいだったり…?)
※前作、真姫ちゃんは絵里ちゃんをポケモンでボッコボコにしました。

海未「真姫?顔色が悪いですよ?」

真姫「だ、大丈夫よ」

海未「ならいいのですが…」

凛「かよちん来ないから暇にゃー!にこちゃん!バトルするにゃー!」

にこ「ったく、しょうがないわね!受けて立つわ!」

穂乃果「絵里ちゃんのことは気になるけど…今はバトルをして、暗い気持ちを吹っ飛ばそう!!ことりちゃん!」

ことり「うん♪」

海未「まったく…みんなそろいも揃って…」

真姫「まあ、いいんじゃない?たまにはこういうのも」

前作が気になる

海未「あ、そういえばようやくシーズン4が始まりましたね」

真姫「え?もうシーズン4?」

海未「真姫?まさか知らなかったのですか?」

真姫「うん…すっかり忘れていたわ…」

海未「珍しいですね…真姫がポケモンのことを忘れるなんて」

真姫「まあ…最近は色々と他のことを(にこちゃんと)ヤっていたからね…」

海未「他のこと…?」

真姫「細かいことよ。あ、でも最近は趣味パなら作ったわ」

>>35
穂乃果「バトルしようよ!」
穂乃果「バトルしようよ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398323470/)

これです。
正確には前々作ですね

海未「へぇ、真姫が趣味パですか。意外ですね」

真姫「私だって、お気に入りのポケモンを使いたいと思う時だってあるわよ!」

ほのにこ「負けたー!」

ことりん「いえーい♪」

海未「それで、どんなパーティなのですか?」

真姫「ふふ。そんなに気になる?」ニヤニヤ

海未「え、ええ…」

海未(なんだかものすごくその趣味パを見せたいようですね…)

にこ「あれ?2人とも何やってんのよ?」

凛「対戦?」

真姫「ただのパーティ披露よ。どうせならみんなにも見せてあげるわ!」

穂乃果「真姫ちゃんの新パーティ!?見る見る!」

ことり「ことりも見たいなぁ♪」

海未「ふ、2人とも!押さないでください!」

真姫「ふふ。見て慄きなさい!強さでは無く可愛さを追求したパーティよ!」

にこ「ふーん。にこより可愛いわけ?」

真姫「にこちゃんは1番よ!だからこのパーティは2番目に可愛いポケモンたちよ!」

にこ「ふ、ふーん///」

凛「イチャイチャはいいからさっさと見せるにゃー」

真姫「分かってるわよ!このパーティよ!」

真姫趣味パ
レジギガス
レジスチル
レジアイス
レジロック
ゴルーグ
ハッサム

穂乃果「」

ことり「」

凛「」

にこ「」

海未「oh…」



真姫「どう?可愛いでしょ」ドヤァ

にこ「ま、まあ…」

穂乃果「なんというか…」

ことり「ま、真姫ちゃんらしい…かな?」

凛「ハイセンスすぎるにゃ…」

海未「私たち凡人には到底理解出来ませんね…」

真姫「な、何よ!?可愛いじゃない!とくにレジギガスちゃんとか!」

海未「そ、そうですね…まあそれはともかく、このパーティにもハッサムがいるのですね」

穂乃果「ほんとだ!」

凛「他のインパクトが強すぎて気づかなかったにゃ!」

ことり「真姫ちゃんのお気に入りなんだね~」

にこ「確か…ボックスもハッサムしかいないボックスがあったわね」

海未「何か、ハッサムに対する強い思い入れでも?」


真姫「強い思い入れ…ってほどではないけど」

真姫「ある時、ハッサムが強いって聞いて、ハッサムを使い始めたのよ」

真姫「そしたら本当に強くて、いつの間にかパーティには絶対入れるようになって」

真姫「今や強いから使っているってよりも、使わなきゃ落ち着かない、相棒のような存在…って感じかしらね」

海未「なるほど…」

穂乃果「なんとなく分かるなー。その気持ち」

真姫「あ、後は可愛いってのも理由の一つかしら」

海未「流石にそれは分かりませんね」

にこ「かっこいいの間違いでしょ…」

真姫「そうかしら?可愛いと思うけど…」

ハッサムは赤くなっている!

にこ「あんたはもともと赤いでしょ」

海未「ところで、気になったのですが…ボックス丸々一個にハッサムとは本当ですか?」

にこ「本当よ。真っ赤っ赤なんだから」

海未「そんなにハッサムを…いったいどんな型を作っているのですか?」

真姫「うーん…ざっと言うと」

真姫「メガハッサム、メガハッサム技パターンB、メガハッサム技パターンC、メガハッサム技パターンD、鉢巻ハッサム技パターンAからD、スカーフハッサム、襷ハッサム、珠ハッサム、ゴツメハッサム…まだまだいるわね」

海未「す、凄まじいですね…」

真姫「最近2ボックス目に突入したわ。はたき落とす入りよ」

凛「やっぱりレベルが違うにゃ…」

真姫「ちなみにあの趣味パのハッサムは特殊メガハッサムよ」

海未「…一応聞きますが、特殊受けですよね…?」

真姫「特殊アタッカー型よ。使用感は聞かないで」

海未「oh…」

にこ「それにしてもおっそいわねー。練習始められないじゃない」

ことり「もしかしたら…絵里ちゃん達が遅れてるのって、最近元気が無いことに関係しているのかな…?」

海未「可能性はありますね…」

穂乃果「2人とも…大丈夫かな…」

真姫「それは分かるけど…花陽は何やってんのよ。いくらなんでも遅すぎよ」

凛「確かに…いつもより断然遅いにゃ」

ダダダダダダダダダダダダダ…

凛「何かが近づいて来てる!」

真姫「え?どういうこ…」

ガチャッ

花陽「大変!!!大変です!!!!」ドン!

凛「かよちん!」

真姫「花陽!」



今日は寝ます。
おやすみなさい。

花陽「大変なんです!とにかく大変なんです!米を食ってる場合じゃねぇ!」

凛「かよちん!?」

真姫「と、とりあえず炊飯器のコンセントを繋いで落ち着きなさい」

花陽「う、うん…」

花陽「」カチッ、ピッ

花陽「ふう…」

にこ(あ、結局炊くのね)

真姫「で?どうしたのよ?何が大変なの?」

花陽「こ、これを見てください!」スマホッ

凛「どれどr…えええええええええええ!?」

真姫「凛?どうしたn…ヴェェ!?」

穂乃果「なになに?一体何が…って、これは!?」

海未「ま、まさか…!」

ことり「おめがるびー…あるふぁさふぁいあ……あ!」

穂乃果「もしかすると!」

海未「もしかして…」

ことり「もしかしたりする…」

ことほのうみ「ポケットモンスタールビー・サファイアのリメイク!!」

にこ「え?なによそれ」キョトン




海未「花陽!これはコラですか!?公式ですか!」

花陽「公式です!ド公式です!!」

凛「た、たまげたにゃー…」

真姫「今まで音沙汰無かったけど…ついに来たのね…」

ことり「懐かしいなぁ…」

穂乃果「私とことりちゃんと海未ちゃんも、昔一緒にやったよね!」

ことり「あれが私たちにとって初めてのポケモンだね~」

海未「そう言えば…最初、穂乃果がルビーにするから私とことりはサファイアにすると言ったのに、結局穂乃果もサファイアにしましたよね」

穂乃果「あはは…あの時はごめんね。なんていうか、急にサファイアの方が欲しくなっちゃって」

凛「凛とかよちんもルビサファが初めてのポケモンだにゃ!」

花陽「私はルビー、凛ちゃんはサファイアだったよね!」

凛「凛たちもルビサファがポケモンデビューにゃ!」

真姫「私は…迷ったから結局両方買ったわね」

穂乃果「おお…流石真姫ちゃん」

真姫「私も初めてのポケモンがルビサファだから…思い入れは相当あるわね。リメイクは期待するしかないわ」

にこ「ちょ、ちょちょちょちょっと!」




穂乃果「秘密基地は本当に楽しかったよね!」

ことり「デパートの掘り出し物市場が楽しみだったなぁ♪」

海未「コンテストもなかなか楽しかったですね。ポロック作りも意外と面白いものでした」

凛「もう1度ダイビングを使いたいにゃー」

花陽「1度でいいからマボロシじまを見たかったなあ…」

真姫「ルビーもサファイアもどっちもミズゴロウを選んだわ。なんか謎の魅力があるのよね」

穂乃果「点字を難しい本とにらめっこして解読したのもいい思い出だね!」

ことり「結局、解読していたのは海未ちゃんだったよねぇ」

海未「私が解読して2人に教えるというのが一連の流れでしたね…。まあ、今となってはいい思い出です」

凛「そらのはしらはなかなか難しかったにゃー」

花陽「レックウザと出会った時の衝撃は今でも忘れられないなあ…」

真姫「伝説と言えば、ルビーの日照りBGMは今でもトラウマね…」

にこ「無視すんな!」




穂乃果「私はキモリを選んだなー」

ことり「ことりはアチャモ♪」

花陽「私もアチャモ!可愛いよね…アチャモ!」

ことり「うん♪一目惚れだったなぁ」

凛「凛もキモリ!ジュプトルかっこいいにゃー!」

海未「ミズゴロウ…橋の下…ジュプトル…トラウマ…うっ頭が」

真姫「やめて今私も思い出したから」

凛「トラウマと言えばセンリさんのケッキング…」

穂乃果「うっ…最初は怠けだから余裕と思って挑むと返り討ちにされるんだよね…」

ことり「トラウマではないけど、ヒンバスをゲットするのは苦労したなぁ…」

花陽「ミロカロスにした時の達成感は言葉には表せないね…」

にこ「だーかーらー!無視すんなっての!」

真姫「さっきからうるさいわよにこちゃん」

にこ「聞こえてんだったら無視しないでよ!ていうか、私はルビーサファイアってのを知らないから、全然話についていけないんだけど!」

真姫「あ…そういえば…」

真姫「ごめんなさい、にこちゃん…」

にこ「い、いや…別に謝らなくてもいいわよ。ただ、ちょーっとそのルビサファってのが気になっただけよ」

真姫「そうなんだ…あ!なら今日は私の家に泊まりなさいよ!」

にこ「え?今日も?」

真姫「別にいいじゃない。ルビーサファイアを実際ににこちゃんにもやってもらうわ」

にこ「やるのはいいけど…昔のゲームでしょ?面白いの?」

真姫「思い出補正もあるけど、私は面白いと思うわ。初見なら尚更そう感じると思うし」


にこ「まあ、やるのは構わないけど…真姫ちゃんは1度クリアしてるんでしょ?」

真姫「ネタバレはしないから安心して」

にこ「そうじゃなくて!ルビーサファイアの真姫ちゃんのデータがあるって事よ!」

真姫「ああ、それなら最初からにすればいいじゃない」

にこ「さ、最初からって!データ消えるのよ!?ポケモンとか思い出とかどうなるのよ!?」

真姫「心配いらないわ。初めてレベル100にしたポケモン…初めて捕まえたポケモン…初めての伝説のポケモン…思い入れのあるポケモンは全部、世代を超えて、今はXYにちゃんといるんだから」

にこ「真姫ちゃん…」

真姫「それに、データを消したくらいで、思い出が消えたりするわけないじゃない」

真姫「だって、思い出は記録に残すものじゃなくて、記憶に残るものなんだから」

にこ「まあ、そこまでいうなら、やってあげてもいいわよ」

真姫「素直じゃないわね…」

にこ「真姫ちゃんにだけは言われたく無いわよ!」

真姫「どういう意味よ!」

穂乃果「2人とも相変わらずだねー」

ことり「仲良しだねぇ」

海未「世代を超えてと言えば…第三世代で互換を切ってしまったために、赤緑、金銀はリメイク版に当時のポケモンを持ってくることは出来ませんが…」

花陽「ルビサファからは、世代を超えて、リメイク版にも送ってこれる…」

海未「世代を超えて…ルビサファで使ったポケモンを、今度はリメイク版でも使える」

凛「そう考えると、胸が熱くなるにゃー!」

絵里「ふう…助かったわ。ありがとうね、希」

希「ええって。困った時はお互いさまやん?」

希「それにしても、絵里ちが勉強を教えてなんて、珍しいこともあるんやなあ」

絵里「最近、どうも家で勉強できなくてね…3年生なのに、我ながら情けないわ…」

希「…」

希「絵里ち」

絵里「ん?」

希「何か…あったん?」

絵里「…」

絵里「別に、大した事じゃないわよ。話すほどのことでも無いわ。だから心配はいらないって」

絵里「そんなことより、みんなもう待ちくたびれてるだろうし、早く部室に行かなくちゃ」

希「…」

希「そう、やね」

希(絵里ち…)



今日は寝ます。おやすみなさい。

ガチャッ

絵里「皆、もう集まってるかしら?」

にこ「おそーい!!遅すぎよ!!」

絵里「ごめんごめん。ちょっと手こずっちゃって」

穂乃果「いけっ!ニョロ!」

真姫「読み通り!!ろっくん、ドレインパンチよ!!」

穂乃果「ああっ!ニョロ!」

希「ふふ。相変わらずやっとるなあ」

絵里「…」

穂乃果「また負けたー!」

凛「真姫ちゃんの読みが冴えてたにゃ!」

穂乃果「あれ?絵里ちゃんに希ちゃん!いつの間に!?」

絵里「あなたたちが遊んでいる間に来てたわよ」

穂乃果「き、気づかなかった…」

にこ「どんだけ熱中してんのよ…」




穂乃果「そうだ!ねえねえ絵里ちゃん、久しぶりにポケモンバトルでも…」

絵里「ダメよ。最終予選も近いんだし、練習しないと」

にこ「まったくもって絵里の言う通りよ!」

穂乃果「うっ…何も言い返せない…」

穂乃果「ちぇ。せっかくリメイクが確定したのになー」

海未(なんだか言い方がわざとらしい…)

絵里「リメイク…?」

穂乃果「!」

穂乃果(食いついた!)

穂乃果「そうだよ!リメイクだよ絵里ちゃん!!」

絵里「ど、どうしたの穂乃果?」

穂乃果「花陽ちゃん!例の画像!」

花陽「了解!」

穂乃果「凛ちゃん!じゃがりこ3本ちょうだい!」

凛「イエッサー!」ガサゴソ

穂乃果「にこちゃん!ジュース買ってきて!!ファンタのグレープ!」

にこ「ラジャー!!」ガチャッ

のぞえり「…」

穂乃果「んーおいひー」ジャガリコジャガリコ

ガチャッ

にこ「って、パシリにされてたまるか!!」




花陽「隊長!準備出来ました!」

穂乃果「ご苦労!」

絵里「さっきから一体どうしたのよ?」

希「スピリチュアルやね」

希(リメイクっていうと…まさか…)

穂乃果「花陽ちゃん、スマホ借りるね」

穂乃果「」ゴホン

穂乃果「これが目に入らぬか~!!」ドン!

希「!」

希(やっぱり…!)

希(ついに来たんだ…!)

絵里「…」

穂乃果「ふっふっふ。驚きのあまり声が出なくなっt」

絵里「えっと…どういうこと?」

穂乃果「えっ?」

穂乃果「どういうことって…どういうこと?」

絵里「いや、質問に質問で返されても…」

穂乃果「これを見て!何か思うことが無いの!?」

絵里「思うことって…新しいポケモンが出るんだなあ、ってくらいしか…」

穂乃果「そんな!?あのルビサファのリメイクなんだよ!?」

絵里「ルビサファ…?リメイク…?…ああ、そういう意味ね。なんとなく分かってきたわ」

穂乃果「おお!」

絵里「穂乃果」

穂乃果「うんうん!」

絵里「私…そもそもルビサファというものを知らないわ」

穂乃果「やっぱり、リメイクには感動したよね!」

穂乃果「え?」

穂乃果「えーーー!?」


穂乃果「ルビサファを知らない!?どういうこと!?」

絵里「XYから始めたばかりなのよ。私は」

にこ「にこもだけど」

絵里「はいはい!とりあえずポケモンの話はおしまい!練習を始めるわよ!」

真姫「穂乃果…完全に自滅したわね」ボソボソ

海未「リメイクの話を持ち込んで、絵里を元気付けようという考えは悪くはなかったんですけどね…」ボソボソ

真姫「そもそもルビサファの思い出が無ければ、リメイクなんてそこまで嬉しくは思はないだろうし…」ボソボソ

凛「かよちーん!ご飯炊けたよー!」

花陽「」ヒュッ

凛「テレポート!?しんそく!?す、すごいにゃ…」

練習後の帰り道にて

穂乃果「あー…失敗しちゃったなぁ…」ズーン

ことり「ほ、穂乃果ちゃん…」

海未「いい加減元気を出してください、穂乃果。あなたが落ち込んでも仕方ないでしょう?」

穂乃果「そうだけど…はあ…」

ことり「穂乃果ちゃんがここまで引きずるなんて…珍しいね」

海未「きっと絵里のことが心配なんですよ。…現に、今日も、表面上は取り繕っていますが…やはり、元気が無いのが丸わかりでしたから…」

ことり「絵里ちゃん…本当にどうしたんだろう…」

穂乃果「はあい…うまくいくと思ったのになあ…」

ことうみ「…」



穂乃果「…でもやっぱり、ほのかが落ち込んでる場合じゃないよね」

穂乃果「ゲンキリンリン、ユウキハツラツ!!こんなところで落ち込んでなんかいられないよ!」

ことり「穂乃果ちゃん!」

海未「穂乃果!」

穂乃果「よーし!ミナモシティに沈む夕陽に向かって!突っ走るぞー!」

海未「ちょ!ほ、穂乃果!急に走らないで下さいよー!」

ことり「あ~ん!待ってよ2人とも~!」

穂乃果「へへ!早くしないと置いていっちゃ…」

穂乃果「う…?」ピタッ




海未「穂乃果?」

ことり「どうしたの?急に止まって?」

穂乃果「」キョロキョロ

ことうみ「???」

穂乃果「うーん…気のせいかなー…」

海未「な、なんなんですか急に…」

穂乃果「いやー、誰かがこっちを見ているような気がしてさー」

ことり「ま、まさかストーカー!?」

海未「す、ストーカー!?」

海未「な、なんて不埒な輩!そんな悪党を野放しにしておくわけにはいきません!!この園田海未が成敗してやります!!さあおとなしく出てきなさい!」

穂乃果「う、海未ちゃん落ちついて!」

ことり「ぼ、暴力は良くないよぉ」

海未「離してください!!私は戦わねばなりません!!」

ことほの「誰か海未ちゃんを止めてえええ!!!」






???「…」ゴゴゴゴゴゴゴ…

絢瀬さんのおうち

絵里「…」

さむらごうちとの勝負に負けた!

絵里「…また、負けた…」

絵里「このパーティもダメね…」

絵里(レーティングバトルシーズン4が始まって、私は早速レートに潜った)

絵里(シーズン3では1800台を出せた私は、今回もそれなりのレートを出せるだろうと思っていた)

絵里(けれど、待ち受けていたのは、残酷な現実だった)

絵里(1500から1600までは、すんなりだった)

絵里(しかし、1600台になった途端、状況が変わった)

絵里(以前まで楽だった筈が、一戦一戦を苦戦し、苦戦した挙句、負けてしまうことが多くなってしまった)

絵里(それからというもの、1度負けたら雪崩のように負けていき…気づけば1400台にまで落ちぶれていた)

絵里(がんばってまた1600に戻しても、また負けが重なり、1400に逆戻り。そんな負のループが何回も続いていた)

おぼかたとの勝負に負けた!

絵里「あっ…」

絵里「はあ…」

絵里「寝よう」

絵里(ポケモンって、こんなにつまらないものだったのだろうか…)

絵里(負けるくらいなら…いっそ、もうポケモンなんて…)

寝ます。

翌日…

にこ「ぎゃあああああ!死んだああああ!」

真姫「はあ…だからあれほど言ったじゃない。ミズゴロウはやめときなさいって」

にこ「くうううう!XYは一回も負けなかったのにいいい!」

真姫「そりゃあそうよ。XYは学習装置の使用が変わったんだから。正直、あれはヌルゲーよ。負ける方が不思議だわ」

にこ「こうなったらもっとレベルを上げるしかないわ!」

真姫「上げるならヌマクロー以外にしなさいよ。じゃないとまた負けるわよ?」

にこ「わかってるわよ!」

凛「ぐふふふ…ラグラージに進化した時のにこちゃんの反応が楽しみだにゃ」

花陽「ラグラージは気持ち悪く無いよ!キモクナーイ!」

絵里「」zzz…

凛「それにしても、珍しいね」

花陽「絵里ちゃんが部室で居眠りだなんてね…」

希「きっと勉強で疲れてるんよ。穂乃果ちゃんたちが来るまで、そっとしとこ?」

花陽「そうだね。たまには休まなきゃ」

凛「うんうん。それにしても、にこちゃんと違ってやっぱり絵里ちゃんは偉いにゃ。同じ三年生とは思えないにゃ。色んな意味で」

にこ「おい小娘。3DSあるだろ?さっさと出せ」

凛「お?やっちゃうの?バトっちゃうの?」

凛「でも残念!家に忘れちゃいました。悔しいでしょうねぇ」

にこ「てめえ!」

凛「暴力はいけません。それにリアルファイトでもにこちゃんは勝てないと思うからやめといた方がいいと思うよ?」

にこ「”も”って何よ”も”って!」


真姫「なんかイラっとするわね今日の凛は」

希「そのうちファンサービスしそうやね」

花陽「ポケモン忘れてきちゃって今はテンションがおかしいんだ…」

にこ「はあ…あほのかはまだ来ないの?」

花陽「生徒会の仕事が溜まってるって海未ちゃんが言ってたからね…」

凛「暇にゃ…」

にこ「ったく、何やってんだか…」

希「…」

にこ「…」

にこ「希、いい加減白状したら?」

希「ん?何のこと?」

にこ「とぼけてんじゃ無いわよ。絵里のことに決まってるじゃない」

希「とぼけるなって言われてもなあ。うちは何も知らんし…」

にこ「そーいうのをとぼけてるっていうのよ!私は知ってんのよ!あんたが昨日、絵里に勉強を教えていたことくらい!」

希「!」

にこ「

希「とぼけるなって言われてもなあ。うちは何も知らんし…」

にこ「そーいうのをとぼけてるっていうのよ!私は知ってんのよ!あんたが昨日、絵里に勉強を教えていたことくらい!」

希「!」

にこ「ふん。伊達に部長をやってるわけじゃないのよ。部員のことを、ちゃーんと見てるんだから」

希「にこっち…」

にこ「ったく、最近絵里の様子がおかしいことはバレバレだし、あんたも妙に元気が無いし。隠してるつもりだけど、バレバレなのよ」

希「うち、そんなに分かりやすかったん?」

真姫「エリーほどじゃ無いけどね」

凛「いっつも希ちゃんに力を貸してもらってきたけど、今回は凛たちが力を貸す番にゃ!」

花陽「私たちにできることなら、なんでもするから!」

希「みんな…」


真姫「ふふ。みんなこう言ってるけど、どうなのよ。希」

希「…」

希「そうやね…」

希「じゃあ…頼らせてもらおうかな…」

りんぱな「希ちゃん!」

にこ「ったく、最初からそう言っとけばいいのよ!本当に意地っ張りなんだから!」

真姫「にこちゃんがそれ言う?」

にこ「真姫ちゃんに言われたく無いわよ!」

真姫「はいはい。それで、一体何があったの?」

希「実はな…ここ最近、絵里ちはあるものの話を避けてるんや」

真姫「…ポケモンね」

希「うん…」



凛「確かに…昨日だって、ポケモンの話はあまりしなかったにゃ」

花陽「前なら真っ先にバトルをする筈だったのに…」

にこ「どうしてそんなにあからさまに避けるようになったのよ?」

希「うちの勝手な憶測…いや、憶測やけど、自信を持って言える。絵里ちはきっと、ポケモンを楽しめなくなっとるんよ」

真姫「ポケモンを…楽しめなく…?」

希「バトルを重ねるにつれて…純粋にバトルを楽しむのではなく、何よりも勝つことを1番に考えてしまって…勝てないと途端につまらないと感じてしまって…きっと、絵里ちはそんな風に、ただ勝つことだけを考えたポケモンをやっているんよ」

希「うちも…一時期は、勝つことだけを考えて、ポケモンを心の底から楽しむことができなくなった時代があったんよ。だから…絵里ちの気持ちは、痛いほどに分かる」

にこ「ふ~ん…なるほどなるほど…」

真姫「どうやら、私たちの推測は当たってたみたいね」

りんぱな「え?」

希「真姫ちゃん…?」

にこ「真姫ちゃん!例のブツ!」

真姫「わかってるわよ」ガサゴソ

希「2人とも…何を…?」

にこ「ほら!受け取りなさい!」ヒュッ

希「おっ…ととと」パシッ

希「これは…!」

真姫「ふふ。たまたま私の家にあった未開封の新品よ」

真姫「とんだ掘り出しものだったわ。だけど、こんなところで役に立つなんてね」

にこ「希!それを使って、絵里にもう一度思い出させるのよ!純粋に楽しむ気持ちを!ワクワクを!」

希「にこっち…」

ガチャッ

穂乃果「遅れてごめーん!」

にこ「いいところに来たわね!穂乃果!」

穂乃果「にこちゃん?」

海未「ど、どうしたのですか?」

にこ「部長命令よ!あんたたちには今から私の命令に従ってもらうわ!」

ことり「命令…?」

穂乃果「?」


ね、寝るます。
眠気がマッハや…

絵里「ん…」

希「!」

絵里「んー…」

希「おはよ、絵里ち」

絵里「おはよう…私、寝てたのかしら…?」

希「うん。ずーっと寝とったよ?熟睡やったなあ」

絵里「う…我ながら恥ずかしいわね…」

絵里「…」キョロキョロ

絵里「えっと、みんなは?」

希「そのことなんやけど、今日は穂乃果ちゃんたちの生徒会の仕事が長引きそうだから、練習自体が無くなったんよ」

絵里「れ、練習が無くなった!?」





絵里「れ、練習が無くなるって…今までどれだけ生徒会の仕事をほったらかしにしていたのよ…穂乃果…」

希「でも、その穂乃果ちゃんを推薦したのは絵里ちやん?」

絵里「あはは…まあ、そうなんだけどね…」

希「ねぇ絵里ち、うち、ずっと気になっとったことがあるんよ」

絵里「気になること?」

希「どうして絵里ちは、穂乃果ちゃんを生徒会長に推薦したん?」

絵里「ああ…そのことね」



絵里「確かに…穂乃果は生徒会長に向いているとは思えないわね」

絵里「しっかりしていて真面目な海未の方が生徒会長に向いているわ」

絵里「…表面上は、ね」

希「表面上…?」

絵里「海未には無くて、穂乃果にはあるものがある」

絵里「それは、みんなを引っ張っていく力、いわばカリスマ性よ」

絵里「生徒会長には、確かに知性や誠実さも問われるけど」

絵里「それ以上に、カリスマ性が必要だと思う」

絵里「…って、海未が言っていたわ」

希「海未ちゃんが?」

絵里「実は、私は最初に海未に生徒会長にならないかと話を持ちかけたんだけど…」

希「断られたんやね」

絵里「そうなのよ。でもまあ、海未の話を聞いて…なんだか納得しちゃって」

希「それで、穂乃果ちゃんを推薦したんやね」

絵里「ええ。そういうことよ」

絵里「でも、後悔はしてないわ。ただ…」

希「絵里ち?」

絵里「今になって、思うのよ」

絵里「実は私は、生徒会長には向いて無かったのかな…って」

絵里「私には…穂乃果のようなカリスマ性が無いし…」

希「うちは、そんなことないと思うけどなあ」

希「絵里ちにだって、カリスマ性はあるんよ。自分で気づいていないだけなんよ」

絵里「そんな、いいわよお世辞なんて…」

希「お世辞やないって。だって、絵里ちにカリスマ性が無ければ…うちはこうして絵里ちと一緒にいるなんて出来なかったんよ」

希「絵里ちにカリスマ性が無ければ、うちは変わることが出来なかった」

希「絵里ちにカリスマ性を感じたからこそ、うちはあの時…絵里ちに話しかけることが出来た」

希「あの時…絵里ちに話しかけることが出来なかったら、うちは絵里ちの隣にいなかったし、μ'sが誕生することも無かったと思うんよ」

希「それほど、うちにとっての絵里ちは、カリスマ性に満ちていた」

絵里「希…」

希「ふふ。それにしても、絵里ちがこんなに素直に弱音を吐くなんて、珍しいやん」

絵里「何よー。私だって、たまには弱音くらい吐くってば」

希「ほんまにー?うちの記憶が正しければ、過去二年間と数ヶ月間で弱音を吐いたことなんて無かったんやけどなー」

絵里「もう…よく覚えてるわね」

希「だって、うちはスピリチュアルやからね」

絵里「ふふ。それもそうね」

希「そうそう、スピリチュアルと言えば、最近、うちは絵里ちが何に悩んでるかを知っているんよ」

絵里「え…」

希「ポケモンのことで、悩んどるんやろ?」

絵里「どうしてそれを…」

希「言った筈やん。うちはスピリチュアルやって」

希「それだけじゃない。うちはその悩みを解決する手段も持っているんよ」

絵里「解決って…」

絵里「別に、いいわよ…大した事じゃ、ないから…」

希「ポケモンは、本当は楽しいものなんよ」

絵里「…」

希「もう1度…初めてポケモンをやった時のあの気持ちを、ワクワクを取り戻すんや!」

絵里「希…」

絵里「…やれやれね」

絵里「本当に、希には勝てないわ」

絵里「…最近ね、全然バトルに勝てないのよ」

絵里「それで…ポケモンが、つまらなくなっていて…」

絵里「私はなんでポケモンやっているのかなって思ってたの」

希「ふふ…やっぱりね」

絵里「ふふ…なんでもお見通しなのね。スピリチュアルだからかしら?」

希「そうやね。うちはスピリチュアルやから」ニッ

絵里「だったらさ、希…」

希「ん?」

絵里「希のこと…頼ってもいいかしら?」

希「…!」

希「もちろん。うちでよければ、力になるよ」

絵里「ありがと。希」

絵里「早速なんだけど、さ」

絵里「さっき、ワクワクを取り戻すって言ったけど…」

絵里「私は一体、どうしたら…ワクワクを取り戻すことが出来るの…?」

希「ふふ。ワクワクを取り戻すための鍵は、すでにうちの手中にある」

希「これや!」

絵里「これって…ポケットモンスター…サファイア…?」

希「昨日穂乃果ちゃんが話していた、リメイク…その元となったソフトや」

絵里「これが…」

希「さあ、絵里ち。それをプレイして、その中で…ポケモンとは何か、楽しむとはどういうことなのか…」

希「その答えを見つけ出すんや!すべての答えら、そのソフトの中に眠っとる!」

絵里「この中に…答えが…」

絵里「…分かったわ。私、やってみる」

絵里「ありがとね、希」ニッ

ガチャッ

希「ふふ…まずはひと段落、終わったんやね」

希「あとは…絵里ち次第や」


ガチャッ

希「え?ど、どないしたん、絵里ち?」

絵里「…もう一つ聞きたいことが出来たわ」

希「え、それはのんたん予想外。でも聞くよー」

絵里「ありがと。えっとね、実は…」

絵里「ゲームボーイアドバンス専用ソフトって書いてあるけど…」

絵里「ゲームボーイアドバンスって…何?」

希「…」

希「あ」

希(しまったああああああ!)

希(すっかり忘れていた…!)

希(というかGBAかDSは持っているという前提条件が何故かあった…!)

希(ん?DS?)

希「い、一応聞くけど…絵里ちは、DSは持ってるん?」

絵里「DS?持っているけど…」

希「それでXYやってるん?」

絵里「ええ、そうだけど…」

希「絵里ち…それ、DSやない。3DSや」

絵里「え…ち、違うの?」

希「うん…実は…」

説明終了後…

希「…と、いうわけなんよ」

絵里「そ、そんな…」

希「ごめん!絵里ち!すっかり忘れてたの!で、でも、自宅にDSあるから、明日持ってくるから!」

絵里「お、落ちついて!喋り方変わってるから!」

希「ううう…うちとしたことが…とんでもない失態だよ…」

絵里「…」

絵里「ねぇ、希。自宅には、DSがあるんでしょ?」

希「そう…だけど…」

絵里「だったらさ、今日…泊まってもいいかしら?」

希「え…」

絵里「一人暮らしなんでしょ?たまにはいいじゃない」

絵里「それに…希といっしょに、ポケモンがやりたいの」

希「絵里ち…」

希「じゃ、じゃあ…」

希「は、早く…行こ?」

絵里「ええ!」

帰り道~にこまきりんぱな~

にこ「希のやつ、うまくやってるといいけど…」

真姫「大丈夫よ。何か忘れている気はするけど、希なら大丈夫よ」

凛「何か忘れているっていうのがものすごく引っかかる…」

花陽「それにしても…まさか未開封のサファイアを持っているなんて…」

凛「あれには驚かされたにゃ」

真姫「私も驚いたわよ。まさか、あんなものが家にあるなんて、思ってもみなかったわ」

にこ「ていうか、なんであんなものがあるのよ?」

真姫「うーん…多分なんだけど…」

真姫「もうだいぶ前の話になるんだけど、私はクリスマスプレゼントにルビーを頼んだの」

にこ「あっ…」

真姫「それでね、サンタさんに、ポケモンのルビーが欲しいって頼んだんだけど…」

真姫「翌朝、靴下の中に何も入っていなかったの」

真姫「パパに話を聞いたら、サンタさんがプレゼントを無くしたらしいの」

真姫「私はわんわん泣いたわ」

にこ「それ…サンタじゃなくパp」

凛「にこちゃん!それは許されn」

花陽「おいアンタ、米で心臓撃ち抜かれたく無かったらちっと黙ってろ」

にこ「ごめんなさいいやマジで」

凛「か、かよちん…」

真姫「話…続けるわよ?」


真姫「そのさらに翌日、靴下の中にはルビーがあった」

真姫「私は喜んだわ」

真姫「そこでさっきの話に戻るけど」

真姫「私の頼んだやつって、ルビーでしょ?」

りんぱな「うんうん」

真姫「で、見つかったのが未開封サファイア」

りんぱな「うんu…うん?」

真姫「だいたい分かったかしら。要する、私の予想だけど…サンタさんは私がルビーを頼んだのに、間違ってサファイアを持ってきちゃったから、私に見えない場所に隠しちゃったのよ」

りんぱな「なるほど!」

真姫「それが、今になって見つかったってわけよ」



真姫「まったく…サンタさんってば、隠さなくてもよかったのに」

真姫「だって、サファイアでも嬉しかったからね」

真姫「まあ、その後にサファイアも買ったんだけどね」

真姫「ただ、買ったせいで気づくことなく放置されたのね」

真姫「それにしても、不思議な話もあるもんよね。サンタさんがプレゼントを隠すなんてね」

凛「そ、そうだねー」

にこ「ぶふっ」

花陽「脳みそに米粒を詰め込んでやろうか?」

にこ「ごめんなさい」



寝ます。おやすみなさい。

帰り道~ことほのうみ~

穂乃果「まさか練習が無くなるなんてねー」

ことり「希ちゃん、大丈夫かな…」

海未「大丈夫ですよ。希なら。ああ見えて、誰よりもしっかりしていますから」

穂乃果「そうそう。希ちゃんなら、きっと………」

穂乃果「……………」

ことり「穂乃果ちゃん?どうしたの?」

穂乃果「………ううん、なんでもないよ!さ、早く帰ろう!」

穂乃果(流石に言えないなあ…また、誰かに見られている感覚がしたなんて)

穂乃果(だって、言ったらまた海未ちゃんが暴れちゃうんだもん)

穂乃果(でも…なんなんだろう、この感覚は…)

穂乃果(うーん…分かんないや)










???「…」ゴゴゴゴゴゴゴ…

翌日

ガチャッ
穂乃果「ほのかだよーっ!」

穂乃果「あれ?」

希「」zzz…

絵里「」zzz…

海未「希まで寝ているのですね…」

ことり「2人ともぐっすり…」

真姫「部室に来たときからうとうとしてたわ」

凛「そしたら案の定、寝てしまったんだにゃ」

花陽「でも、昨日より表情が柔らかい…」

真姫「多分、昨日サファイアをやりすぎたんでしょうね」

穂乃果「あれ?でもなんで希ちゃんまで?」

真姫「多分、いっしょにやっていたんだと思うわ」

ことり「仲良しさんだね♪」

花陽「出来れば、このまま寝かせておきたいけど…」チラッ

にこ「ダメよ。昨日、ただでさえ練習を中止にしたんだから、今日こそは練習よ!」

海未「まあ、そうですよね」

真姫「流石に2日連続で練習を中止にするわけにはいかないからね…」

にこ「ごほん。いい加減起きなさーい!」

希「んん…」

絵里「後5分…」

にこ「ダメよ!今すぐ起きなさい!みんなそろったんだから!」

希「んー…うるさい、にこっち…」

絵里「」zzz…

にこ「うるさくしてるからうるさいのは当然よ!つーかまた寝るな!」



絵里「ふああ…よく寝たわ」

希「んー…まだ頭がまわらんなあ…」

穂乃果「結局5分待ったね」

にこ「ふん。特別サービスよ」

にこ「さあ、練習よ!」

絵里「…ところでにこ、あなたも今、ポケモンのルビーをやっているのよね?」

にこ「はあ?そうだけど?」

絵里「どこまでいった?」

にこ「ど、どこまでって…あんたこそどこまでいったのよ」

絵里「えーっと、確かルネシティってところかしら」

にこ「る、るね?何それ?」

絵里「え?知らないの?」キョトン

にこ「な、何よ…」

絵里「ふーん…じゃあ私の勝ちね!」ニヤニヤ

にこ「はああああ!?」

絵里「私の方が進んでいるってことよ!みんな!練習始めるわよ!」

にこ「ぐぬぬぬぬぬ…!あいつ~!」

真姫「そりゃあ、にこちゃんはずっとヌマクロー育ててラグラージにしてずっと橋の下のジュプトルに詰んでいたからね」

にこ「きぃぃぃ!明日にはにこの進み具合の方が上になっているわよ!」

真姫「ていうか、ルネって…相当昨日で進めたみたいね」

穂乃果「それにしても…久しぶりに絵里ちゃんの笑った顔が見れたね」

ことり「あ!言われてみれば…絵里ちゃん笑ってたね」

海未「それも、無理をして作った作り笑いではなく、心からの笑顔でしたね」

凛「きっと、忘れていたものを思い出してきたんだよ!」

花陽「この調子なら…絵里ちゃんはもう大丈夫そうだね」

穂乃果「一件落着、だね!」

絵里ちゃんに笑顔が戻ってきて、問題は解決。

一件落着だと思っていたんだ。

あの事件が起こるまでは…

~東條さんの自宅~

絵里「やった…ついに、ついに殿堂入りよ…!」

希「おめでと。絵里ち」

絵里「それにしても…なんというか、達成感がすごいわね…」

希「そりゃあ、XYと比べたら断然難しいからなあ」

絵里「…ねぇ、希」

希「ん?」

絵里「少し、思い出してきたわ。ポケモンを楽しむっていうのがどういうことなのかを」

絵里「こんなに…ポケモンって、楽しいものだったのね」ニッ

希「ふふふ…そっか。それは良かったよ。うちも一安心やね」

希「おっと!忘れるとこやった!」

絵里「?」

希「絵里ち、今日、XYを持ってきとる?」

絵里「持ってきてるけど…」

希「じゃあ、ちょっとポケモンを起動して?渡したいものがあるんよ」

絵里「渡したいもの?」

希「ふふ。何を渡すかは、渡されてからのお楽しみやな」

絵里「気になるわね…」

絵里「ってあれ?交換?」

希「そ、交換やん」

絵里「交換ってことは…ポケモンなんだろうけど、一体どんなポケモ…」

絵里「このポケモンは…!!」

希「この子が、うちからのプレゼント。このポケモンとアイテムは、絵里ちはXYでは持ってないやん?」

絵里「で、でもこれ…本当にいいの?」

希「ええって。遠慮しないで。それに、うちじゃこの子をうまく使えないんよ。だけど…絵里ちならきっと、うまく使える筈や。この子もきっと、絵里ちに使われることは、本望だと思うんよ」

絵里「希…」

絵里「…ありがとう。一生、大切に使わさせてもらうわ」

絵里「本当に…ありがとう」

翌日の生徒会室

穂乃果「つ、疲れたー…」グテー

海未「まだ休むには早いです!また仕事を貯めたいのですか!?」

穂乃果「でも疲れたんだからしょうがないじゃん!」

海未「そういう問題じゃありません!あなたは生徒会長なのですよ?これくらいやるのは当然です!」

穂乃果「あ!美味しそう!ことりちゃんそのお菓子ちょうだーい!」

ことり「うん♪いいよ~♪」

海未「」イラッ

海未「穂乃果…いい加減に……」

ガチャッ

モブ「生徒会長!話があります!」

穂乃果「え?どうしたの?急に…」

モブ「単刀直入に言います!」

モブ「ポケモンを返してください!」

穂乃果「ぽ、ポケモンを返す?ど、どゆこと?」

モブ「とぼけないで!昨日、私のポケモンを奪ったじゃない!」

穂乃果「えええええええ!?し、知らないよお!」

ガチャッ

モブ2「会長!話が…」

ガチャッ

モブ3「酷いですよ会長!ポケモン返して…」

ガチャッ

モブ軍団「ポケモン返せー!」

穂乃果「ど、どういうことなのー!?」

寝るます。おやすみなさい。

穂乃果「はあ…どういうことなんだろう…わけがわからないや…」

絵里「穂乃果がポケモンを奪った、ねぇ…」

海未「信じがたい話です!」

ことり「穂乃果ちゃんはそんな酷いことしないよ!」

希「まあ確かに、穂乃果ちゃんがそんなことをするとは思えんしなあ」

真姫「それに、昨日は私たちと一緒に練習していたじゃない。アリバイがあるわ」

凛「なぞだにゃー…」

花陽「まさか…誰かが穂乃果ちゃんの変装をして…!?」

真姫「なんでそこまでしてポケモンなのよ。仮に犯人が穂乃果の顔を使って穂乃果を貶めたいと思ってるなら、わざわざポケモンなんて限定的な手段をとらないでしょ」

花陽「い、言われてみれば確かに…」

絵里「ひとつ考えられる可能性として、練習が終わった後っていうのがあるけど…」

海未「それはありません!」

ことり「帰り道は三人一緒だったよ!」

にこ「じゃああんたらと別れた後は?」

海未「穂乃果は一直線に帰っています!」

ことり「いつも通りにお風呂入って、夕食食べて、ぐっすり寝ていたよ!」

にこ「な、なんでそこまで把握してんのよ…」

絵里「まあ、疑っても仕方ないわよね。私は穂乃果を信じるわ」

穂乃果「絵里ちゃん…」

真姫「ねぇ、妙だと思わない?」

絵里「妙?」

真姫「ポケモンを奪われた、って言ってるんでしょ?その言葉がなんか引っ掛かるのよ」

希「確かに、変やね」

にこ「変?」

希「奪われたって表現が。だって、ポケモンには他人と交換する機能はあっても、一方的に奪う機能は無いやん」

絵里「じゃあ、ポケモンを奪われたっていうのは…ポケモンのソフトそのものを奪われたってことじゃないかしら?」

海未「いえ…それが、ソフトが盗まれたとは言っていませんでしたし…」

ことり「中には私のメガニウムを返して…って言っている人がいたから、ソフトを盗んだわけじゃ無いと思うなぁ」

絵里「ますます謎ね…」

海未「とにかく!今日は穂乃果の潔白を晴らすためにも!穂乃果の家に泊まらせてもらいます!」

ことり「海未ちゃんずるい!ことりもお泊まりしたい!」

絵里「いやいや。認められないわぁ」ミトメラレナイワァ

凛「下心丸見え…」

海未「あなたたちは黙っていなさい!」

ことり「これは幼馴染の問題ちゅん!」

真姫「はいはい…で?どうするの穂乃果?」

穂乃果「うーん…泊まるのはちょっと…」

ことうみ「」

海未「な、何故ですか!潔白を証明するでござるよ!?」

にこ「ござるってなによ…」

穂乃果「えー…だって、一度海未ちゃん泊めたとき、海未ちゃん、穂乃果が寝てるとき何かしようとしたじゃん」

海未「」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?大丈夫だった!?」

穂乃果「うん。何かしようとしただけで、結局何もしなかったし」

真姫「ヘタレね…」

にこ「ヘタレ…」

凛「ヘタレにゃ…」

花陽「ヘタレですね…」

希「ヘタレやね…」

海未「」

絵里「ふーん、あの海未がねぇ」ニヤニヤ

ことり「流石海未ちゃんだちゅん」ニヤニヤ

海未「昆布になって海を漂いたい気分です…」

ことり「じゃあ今日はことりとお泊りだね♪穂乃果ちゃん♪」

海未「いやいや!あなたも断られた筈です!」

ことり「え~?穂乃果ちゃ~ん、海未ちゃんがいじめてくるよ~」

海未「いじめてません!穂乃果!私がダメならことりもダメですよね!?」



穂乃果「う~ん…ことりちゃんは…」

穂乃果「海未ちゃんみたいに口うるさく無いし、お菓子作ってくれるし…」

海未「」

穂乃果「ただ…」

海未「!!」

穂乃果「何故かことりちゃんが泊まった日は、顔中ベタベタするんだよね…」

ことり「あ」

海未「は?」

絵里「ほう…」



海未「穂乃果それはどういうことでしょうか詳しく説明してください今すぐ簡潔に!」

穂乃果「え?あ、朝起きたら顔がベタベタ…」

海未「その時ことりは何をしていましたか!?」

穂乃果「隣ですやすや…」

海未「ことりィ!!」

絵里「ちゅん公、すべて吐け。洗いざらいだ」

ことり「えーっと…」

ことり「ヤっちゃった☆えへっ☆」

海未「ことりィィィイイイイ!!」

絵里「こいつはヤバショーだな…」

ことり「でも安心して!穂乃果ちゃんに手は出して無いよ!穂乃果ちゃんに慰めてもらっているだけだから!」

海未「そういう問題じゃありません!!私は何も出来なかったのに!!」

絵里「なんかもうつかれた。エリチカおうちにかえるチカ」

希「アカン!このままじゃあカオスに飲み込まれる!」

花陽「ダレカタスケテー!」

真姫「もうめんどくさいから、海未とことりが穂乃果を家まで送っていくってことでいいんじゃ無いの?」

穂乃果「う、うん…穂乃果もそれでいいと思うよ」



そして帰り道…

穂乃果「ごめんね…わざわざ私の家にまでついてきてもらっちゃって」

ことり「困ったときはお互いさまだよ~」

海未「まあ、これで潔白を証明できると思います。くれぐれも、今日はもう家から外に出ないでくださいよ?」

穂乃果「分かってるって!じゃあね2人とも!また明日!」

ことり「バイバイ穂乃果ちゃん!」

ことり「じゃあ、私たちも帰ろっか」

海未「…」

ことり「海未ちゃん…?どうかしたの?」

海未「いえ…やはり、ここまでやっておいても…心配だなと思ったのです…」

ことり「海未ちゃん…」

ことり「…穂乃果ちゃんが、これで犯人だと疑われなくなるといいね…」

海未「そうですね…」



海未「じゃあ、私はここで」

ことり「バイバイ海未ちゃん。また明日~」

海未「ええ。また明日」

海未「…」

海未(あの雲、どことなくレックウザに似てますね)

海未(そう言えば…グラードン、カイオーガ、レックウザの関係は、私たちの関係に似ている気がします)

海未(グラードンは穂乃果。グラードンのひでりと、穂乃果の太陽のような明るさはどこか似ている)

海未(カイオーガは私ですね。グラードン…穂乃果と対になる存在。ついでに海の王者ですし)

海未(レックウザはことり。私たちを見守ってくれていて、時にはストッパーとなる、私たちにとって必要不可欠な存在)

海未(…なんだか歌いたい気分になりました。一曲…懐かしい歌でも、口ずさんでみましょうか)

海未「」スゥ…

海未「ゲンキリンリン♪ユウキハツラツ♪」

???「キョウミシンシン♪イキヨウヨウ♪」

海未「っひゃあ!?」

海未「だ、誰ですか!?」

???「私だよ!私!」

海未「こ、この声…」

穂乃果「うーみちゃん♪」

海未「穂乃果!?」

>>161

ユウキリンリン、ゲンキハツラツです…

なんつーミスをしてんだ俺は…

海未「なんでここにいるのですか!外に出てはいけないと言ったじゃないですか!!」

穂乃果「えー、だって…海未ちゃんの顔が見たかったんだもん」

穂乃果「ダメ…?」ウワメヅカイ

海未「うっ…///」ドキッ

海未「ま、まったく…穂乃果はわがままですね///」

穂乃果「えへへー♪海未ちゃん大好きー♪」ダキツキ!

海未「ほ、穂乃果!?///」

穂乃果「ねぇ海未ちゃん…お願いがあるんだ…」

海未「な、なんですか!?というか耳元で喋らないでください!///」ビクンビクン

穂乃果「えっとね、穂乃果とポケモンバトルして欲しいんだ」

海未「ポケモン…?こ、こんな時間に?流石に遅いですし…明日にでも」

穂乃果「ダメ。今じゃなきゃやだ」

海未「ですが…」

穂乃果「海未ちゃんが勝ったらイイコトをシてあげるから…ね?」ムニュ

海未「」

海未「わかりました。今すぐやりましょう」キリッ

海未(穂乃果のおっぱい。穂乃果の太もも。穂乃果の…ぐへへへ)

海未(思いもよらぬところからチャンスが舞い降りてきました。神様ありがとう)

海未(今夜はフィーバーですね…)

海未(ムフフ…)

海未PT

バンギラス
ガブリアス
ハッサム
マリルリ
ファイアロー
サンダー

海未(私の新パーティ!ヘラクロスは鉢巻ガブリアスでごり押したりファイアローでぶっ殺したります!!もちろんバンギラスはメガシンカエース仕様!!)

海未(さーて、マイスイートハニー穂乃果のパーティは…)

穂乃果PT

リザードン
ガブリアス
マリルリ
ナットレイ
ポリゴン2
ゲンガー

海未(あれ…?)

海未(なんでしょう…この違和感…)

海未(いつも通り、リザードンが入っている……)

海未(だけど、何か忘れているような…)

海未(まあ、今は深いことは考えずにいきましょう)

海未(それにしても…マリゲンポリ2ですか…)

海未(ガブリアスは出しにくい…ですがバンギラスは出しやすいですね)

海未(後は舞ったリザXとガブリアスを止めるようにマリルリと…)

海未(先輩の様子見かつマリルリナットレイ対策のサンダー…)

海未(これでいける筈です!!)

海未(今こそ、修行の成果を見せる時!)

穂乃果「…」



>>166
先輩→先発で

うみはサンダーをくりだした!

ホノカはリザードンをくりだした!

海未(い、いきなりリザードン!?)

海未(くっ…初手サンダーを読まれましたか…)

海未(竜舞でしょうか…それともフレアドライブでしょうか…)

海未(どちらにせよ…サンダーのボルトチェンジは効きませんし…ここでフレアドライブを受けて削られてしまって、マリルリを受けられなくなったらまず敗北ですし…)

海未(それに、穂乃果のリザードンは竜舞、フレアドライブ、逆鱗、かわらわり…)

海未(マリルリで受け切れますし、素直にマリルリに交換をしますか)

うみはサンダーを引っ込めた!
うみはマリルリをくりだした!

穂乃果「」ニヤリ

海未「!?」

海未(笑った…?)

穂乃果「ふふふ…読み通りだよ、海未ちゃん」

海未(読み通り…?まさか交換読み交換?いや…それならリザードンの方が早いからリザードンの方が先に交換されている筈…)

海未(一体何を…)

ホノカのメガリングとリザードンのリザードナイトYが反応した!

海未(リザードナイトY!?まさか!)

リザードンはメガリザードンYにメガシンカした!

海未(メガリザードン…Y!!?)


海未(いつリザードナイトYを…)

海未(いや…違う!そういうことかッ!!)

海未「あなたは一体…何者なんですか!」

穂乃果?「何者って、ひどいなあ海未ちゃん。私は穂乃果だよ?」

海未「いいえ違います!あなたは穂乃果じゃない!穂乃果の使うリザードンはメガリザードンXです!たとえリザードナイトYをゲットしたとしても、穂乃果ならメガリザードンXを使い続ける筈です!」

海未「あなたは穂乃果じゃない!あなたの正体は、うちの生徒からポケモンを奪った犯人です!違いますか!」

穂乃果?「……ふふ、ばれちゃったかー」

穂乃果?「でも半分正解で半分不正解。私は高坂穂乃果そのものだよ。まあ、海未ちゃんの知っている穂乃果とは違うんだけどね」

海未「私の知っている穂乃果とは違う…?どういうことですか!?」

穂乃果?「穂乃果は穂乃果であり、偽物ではないってことだよ。あ、ちなみ犯人っていうのは正解だよ。だから…この勝負に海未ちゃんが負けたら、海未ちゃんのポケモン奪っちゃうらから♪」

海未「卑劣な…!」

穂乃果?「そんな怖い顔しないでよー。多分海未ちゃんからはそんなにとらないからさ」

海未「そんなにとらない…?」

穂乃果?「別に深い意味は無いよー。あ、そう言えばさっき…読み通りって言ったよね」

リザードンのソーラービーム!
リザードンは光を吸収した!

海未(まずい…!読まれていた…!)

効果は抜群だ!
マリルリは倒れた!

穂乃果?「まずは一匹…だね」ニヤリ

海未(まずい…!これは非常にマズイ…!)

海未(X想定で来てしまったがゆえに、Yに薄すぎる…!)

海未(こうなったらもう…リザードンにあの技が無いことに…いや、私のエースにすべてを賭けるしかない!)

うみはバンギラスをくりだした!

穂乃果?「なるほど!天候を上書きしたんだね!これならソーラービームが溜めなしでうてないや」

海未(ここは…ストーンエッジで終わらせる!)

海未(私のバンギラスは…メガシンカすればあの技を乱数で耐える可能性がある…!)

海未(メガシンカだッ!)

うみのメガリングとバンギラスのバンギラスナイトが反応した!
バンギラスはメガバンギラスにメガシンカした!

穂乃果?「メガバンギラス!だけどほのかのリザードンは負けないよ!」

リザードンのきあいだま!

海未(やはりあったか…!)

海未(耐えろ…!あるいは外れろ…!)

効果は抜群だ!
バンギラスは倒れた!

海未(終わった……)

海未(今、私の手持ちにはサンダー一匹…)

海未(仮にニセ穂乃果の控えがマリルリナットレイだとしても…リザードンが鬼門)

海未(そして私のサンダーの技は…ボルトチェンジ、どくどく、熱風、羽休め…しかも図太いHB…)

海未(リザードンには…勝てない…)

海未「…降参です」

ホノカとの勝負に負けた!

穂乃果?「やったー!穂乃果の勝ちだー!」

穂乃果?「それじゃ、約束通り…海未ちゃんのポケモンをいただいちゃおっか♪」

海未「そんなこと!させてたまるものですか!力づくで、阻止しま…」

海未「3DSが光っている!?」

海未「まさか!」


海未「そんな!ボックスのポケモンが次々と消えていく!?」

海未「一体何をしたのです!?」

穂乃果?「さあ?秘密だから教えられないんだよ」

海未「そもそもあなたは一体何者なんですか!何故穂乃果の姿をして、他人のポケモンを奪うのですか!?」

穂乃果?「今は教えられないよ。でも、そのうち分かるよ」

海未「そのうち分かる…?」

穂乃果?「強いて言うなら、高坂穂乃果でありながら、高坂穂乃果とは対極の存在、かな」

穂乃果?「まあ何はともあれ、楽しい勝負だったよ!」

穂乃果?「じゃあね、海未ちゃん」

海未「ま、待ちなさい!」

海未「そんな…どこにもいない!?」

海未「消えた…?」

今日は寝ます。
おやすみなさい。

そのころの絢瀬さんと東條さん

絵里「や、やっとここまで来たわ…!なかなか難しかった…!」

希「お。ついにレックウザやね」

絵里「絶対にゲットしてやるわ!」

絵里「いざ!」

絵里「ってえええ!?レベル70!?た、高すぎよ!」

絵里「でもここまで来たからには引き返せないわ!」

絵里「アイテムもポケモンもフルで使って捕まえてみせる!」

希(なんか絵里ちを見ていると懐かしさがこみ上げてくるなあ)

希(きっとうちも昔は絵里ちみたいに純粋にポケモンを楽しんでいたんやろなあ)

翌日

絵里「にこ!どこまで進んだ!?」

にこ「ふっふっふ!聞いて驚きなさい!」

にこ「ついに!殿堂入りよ!」ドン!

絵里「あら。にこ”も”ようやく殿堂入りしたようね」

にこ「なん…だと…」

絵里「私はとっくの昔に殿堂入りしたわ!そして昨日、レックウザを捕まえたのよ!」ドヤチカァ

にこ「れ、れっくうざ?」

真姫「そらのはしらにいる伝説のポケモンよ」

凛「ようするににこちゃんよりも絵里ちゃんの方が進んでるってことだにゃ」

にこ「きいいいい!悔しいいいい!」

ガチャッ

穂乃果「…」

ことり「…」

海未「…」

希「ど、どうしたん三人とも?そんな顔して」

絵里「何かあったの?」

海未「ええ…。皆集まっているようですね」

海未「話さなければならないことがあります」

海未「単刀直入に言います」

海未「昨日言ったポケモンを奪われたという事件に、私…園田海未も、その被害にあいました」

絵里「え…」

希「海未ちゃんが…」

花陽「じゃ、じゃあ!海未ちゃんもポケモンを…!?」

海未「ええ…奪われてしまいました」

海未「幸いなことに、バンギラスやガブリアス、その他の対戦でよく使うポケモンは奪われてませんが…」

真姫「奪われたって…つまりどういうことなの?」

海未「かなりオカルトなことを言いますが…信じてください」

海未「私は、犯人にポケモンバトルを申し込まれて、それを受けた」

海未「そしてそのポケモンバトルに、私は負けた…」

海未「すると突然3DSが光って、私のポケモンがみるみる消えていき、犯人もその場から消えた」

真姫「な、何よそれ…」

絵里「そ、そんなことがあり得るの…?」

希「まさにこれこそ、スピリチュアルやね…」

海未「私だって、信じたくありませんよ…しかし、現にこうしてポケモンがいなくなっているのですから…信じざるを得ないです…」

にこ「ちょっと!まだ1番重要なことを言ってないじゃない!」

凛「重要なこと…?」

にこ「犯人の正体よ!見たのか見てないのかはっきりしなさいよ!」

海未「そ、それは…」

穂乃果「海未ちゃん。みんなに伝えなきゃ」

海未「穂乃果…」

穂乃果「私は大丈夫だから」

ことり「穂乃果ちゃん…」

海未「…」

海未「分かりました。すべてをここで伝えます」

海未「私は、犯人の正体をこの目でしかと見ています」

海未「犯人の………顔は………………」

海未「穂乃果………でした…………」

絵里「犯人が穂乃果!?」

花陽「犯人は穂乃果ちゃんだったのぉ!?」

ことり「違うよ!穂乃果ちゃんがそんなことするわけないよ!」

にこ「で、でも海未は確かに、犯人は穂乃果って…」

海未「確かに言いました。”顔は”穂乃果だと」

希「顔は…?」

海未「確かに、穂乃果の顔をして、穂乃果の声をしていました。ですが、姿形だけは穂乃果で、私たちの知っている穂乃果では無いんです」

凛「どういうことにゃ…?」

海未「簡単に言うなら、犯人は穂乃果の顔と声を借りた、穂乃果のニセモノなのです」

真姫「ニセモノ…?」

海未「ニセモノだと言い切れるだけの根拠もあります」

海未「まず、穂乃果がメガリザードンYを使ってきたこと」

真姫「メガリザードンY?穂乃果のリザードンはメガリザードンXのはずじゃあ…」

海未「だからですよ。穂乃果はXを使うのに、ニセモノはYを使った。これだけではありません。証拠映像もあるのです。ことり!例のものを!」

ことり「うん!」

ことり「みんな、これをみて!」

絵里「これは…」

凛「穂乃果ちゃんが映ってる…」

真姫「昨日の映像…?」

海未「昨日、私が被害にあった時間まで早送りしますね」

海未「!?」ブシュッ

凛「鼻血を出したにゃ!」

希「映像にはだらしない姿で寝ている穂乃果ちゃんの姿…」

絵里「おぉ…ハラショー!ハラショー!」

ことり「最高に『ハイ』ってやつだアアアア!」

海未「ほ、本題に移りますね…」ダクダク

にこ「堂々と盗撮を公開してることに関して誰も突っ込まないのはなんでなの…」

真姫「ツッコミ不在の恐怖ね。ちなみ私は突っ込まないわ。面倒だし」

にこ「まあ面倒なのは分かるけど…」

にこ「穂乃果が盗撮に関して何も言わないのは何故…」

真姫「アホだからよ」

にこ「なるほど」

花陽(さらっとひどいことを言ってる…)



海未「み、見て分かる通り…穂乃果はこの時、いやらしい格好で寝ている」ダクダク

真姫「とりあえず鼻血止めたら?」

海未「この時間に私を襲うのは不可能…」ダクダク

にこ「いや、だから鼻血を…」

海未「つまり!!穂乃果が犯人ではない!ニセ穂乃果が犯人です!!」ブシュゥゥゥゥ!

海未「」バタッ

凛「海未ちゃんが死んだああああ!?」

花陽「ど、どうしよう…!?」

にこ「ほっときゃ治るでしょ」

希「スピリチュアルやね」



海未「わ、私はまだ死んでません…」プルプルダクダク

海未「と、とにかく!みなさんに言いたいのは、今はなるべくニセ穂乃果に関わらないことです!」ダクダク

真姫「なんでよ?」

海未「それはもちろん、ポケモンを奪われるからですよ!」ダクダク

真姫「バトルに勝てば奪われないんでしょ?勝てばいいじゃない」

海未「まあ、真姫なら勝てるかもしれませんが…」ダクダク

海未「まだ未知数ですが…あのニセ穂乃果、相当な実力を持っています」ダクダク

海未「私がリザードンYに意表を突かれたとはいえ、読みを駆使し、ニセ穂乃果は私をリザードンYだけで下した…」ダクダク

海未「ですから…みなさん、くれぐれも気をつけてください」ダクダク

穂乃果「えっと…そろそろ鼻血止めよう?」

帰り道

穂乃果「ごめんね…今日もわざわざここまでついてきてもらっちゃって…」

海未「穂乃果のため、そして私のためですから」

ことり「だから気にしなくていいんだよ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「二人とも…」ウルウル

穂乃果「ううう…ありがとううう」

海未「まったく、泣かないでくださいよ」

ことり「穂乃果ちゃんは、笑顔が一番なんだよ?ねっ?」

穂乃果「うん…そうだよね…」グスッ

穂乃果「…よしっ!元気でた!」

穂乃果「二人ともありがとう!また明日ねー!」

ことり「うん♪また明日~」

海未「…さて、私たちも帰りましょうか」

ことり「そうだね」





ことり「穂乃果ちゃん、らしく無いね…」

海未「誰かが自分の姿を使って悪事を働いているのですから…そりゃあ複雑な気持ちにだってなりますよ」

ことり「そうだよね…」

海未「それじゃあ、私はここで」

ことり「うん。バイバイ海未ちゃん」

海未「ことり…分かっているとは思いますが、ニセ穂乃果に出くわした場合は、関わらないようにするのですよ?」

ことり「うん。分かってるよ。海未ちゃんは心配しすぎだよ~」

海未「む…ならいいのですが」

海未「では、また明日」

ことり「またね~」

ことり「さ~てと、お家に帰ろ♪」

ことり「アルパカパカパカパッカパカ~♪」

???「ことりちゃん!」

ことり「ふぇ?」

穂乃果?「やっほー!」

ことり「穂乃果ちゃん!?」

ことり「どうしてこんなところに…」

ことり「あー!もしかして、ニセモノさん!?」

穂乃果?「ニセモノだなんてひどいなー。穂乃果は穂乃果なんだよ?」

穂乃果?「まあ、ことりちゃんが知っている穂乃果とは違うんだけどね」

ことり「どういうこと?」

穂乃果?「今は内緒かなー。そんなことより、バトルしようよ!ことりちゃん!」

ことり「ば、バトル…?」

ことり「だ、ダメだよぉ!」

穂乃果?「どうして?」

ことり「だって、ことりが負けたら…ことりのポケモンさんをとっちゃうんでしょ!?」

穂乃果?「そうだけど?」

ことり「た、他人のポケモンを奪うのは良く無いと思うなぁ…」

穂乃果?「だってしょうがないじゃん。それが、穂乃果が穂乃果であるために必要ななことだし」

穂乃果?「使えないポケモンは、全部消さなきゃいけないんだもん」

ことり「穂乃果ちゃん…?」

穂乃果?「だからさー。バトルしようよー!」

ことり「だ、ダメなものはダメだよ!」

穂乃果?「ふーん。そっかぁ、そうなんだ」

穂乃果?「せっかく、ことりちゃんが勝てば、ことりちゃんにイイコトをさせてあげようと思ったのになぁ」フトモモチラッ

ことり「うっ…」

穂乃果?「ことりちゃんが勝てば、ほのかのカラダを好き勝手に出来るんだよ?それでもやらないの?」ムナモトチラッ

ことり「」ムラムラムラムラ

ことり「やっぱりバトルをしよう。穂乃果ちゃん」

穂乃果?「やったー!ことりちゃん大好きー!」

ことり(もうニセモノでもそうじゃなくってもいいや)

ことり(ただでさえあの映像をみてムラムラしていたんだもん)

ことり(仕方ないよね)

ことりPT

トゲキッス
クレセリア
ガブリアス
ヒードラン
フシギハナ
ガルーラ

ことり(トゲキッスかわいいよね~♪)

ことり(穂乃果ちゃんは…)

穂乃果PT

ガルーラ
ギャラドス
ガブリアス
ボルトロス
ナットレイ
ゲンガー

ことり(リザードンがいない…?)


ことり(うーん…)

ことり(ガブリアスも、クレセドランも出しにくいなあ)

ことり(でもナットレイいるからヒードランは出したいし…)

ことり(いっそのこと、トゲキッスで怯ませればいいんじゃ?)

ことり(じゃあ、トゲキッスと、ガルーラが怖いからクレセリアと、ギャラドスの対策にフシギハナかなあ)

ことり(これでよし…っと♪)

ことり(今夜はフィーバーだね♪)


今日は寝ます。
次はあのぶっ壊れポケモンのぶっ壊れっぷりを改めて認識…というか最近の自分のトラウマをSSのネタにします。
おやすみなさい。

ことりはトゲキッス(NNしろいてんし)を繰り出した!

穂乃果?「やった!読み通りだよ!」

ホノカはボルトロスを繰り出した!

ことり(うっ…いきなり相性が悪いよぉ…)

ことり(うーん…なんだろう…フシギバナかガブリアスを読んでのめざ氷?それとも10万ボルト?)

ことり(まあ…トゲキッスなら一発は耐えるだろうし…そもそもスカーフエアスラで怯ませればいっか)

ことり(エアスラッシュいきま~す♪)

ボルトロスのでんじは!
トゲキッスは麻痺して技が出にくくなった!

ことり「えっ」



ことり(いきなりひるんだ…)

ことり(だけどみがわりといわなだれが分かったから…後の技はおんがえしと地震かな?)

ことり(だったら月の光で安定だね)

ガルーラのいわなだれ!
クレセリアはひるんで技が出せない!

ことり(に、二回連続…ついてないなあ)

ことり(でも、威力はそこまでないから月の光の回復が間に合うはず…)

ガルーラのいわなだれ!
クレセリアはひるんで技が出せない!

ことり「」

ことり(ま、まだ…まだ焦らなくても大丈夫…月の光を)

ガルーラのいわなだれ!
クレセリアはひるんで技が出せない!

ことり「」

ことり(あ…ありのまま今、起こったことを話すちゅん!)

ことり(「怯ませるつもりでトゲキッスを選出したら逆にこっちが怯んでいた」)

ことり(な…何を言っているのか分からねーと思うが)

ことり(ことりも何をされたのかわからなかったちゅん…)

ことり(頭がどうにかなりそうだった…天の恵みとか、運命力とか、そんなチャチなもんじゃあ断じてないちゅん)

ことり(もっと恐ろしいものの片鱗を味わったちゅん…)

ことり(というか、もうクレセリアは…)

ガルーラのおんがえし!
クレセリアは倒れた!

ことり(ですよね~)

ことり(相手にはみがわりの残ったガルーラ…)

ことり(対することりは、麻痺したポケモン二体…)

ことり(あまりにも絶望的すぎる状況…!)

ことり(それでも…それでもフシギバナならなんとかしてくれる…!)

ことりはフシギバナを繰り出した!

ことり(ギガドレインだッ!)

ガルーラのいわなだれ!
フシギバナはからだがしびれて動かない!

ことり(うん。知ってた)

ことり(そもそもひかえめHCって時点で積みなんだよね)

ことり(光合成でも打とう)

ガルーラのいわなだれ!
フシギバナはひるんで技が出せない!

ガルーラのおんがえし!
フシギバナは倒れた!

ことり(最後の一匹は…麻痺ったスカーフキッス)

ことり(とりあえず出すちゅん)

ことり(結果は見えているちゅん)

ガルーラのいわなだれ!
トゲキッスはひるんでうごけない!

ことり(からの~)

ガルーラのおんがえし!
トゲキッスは倒れた!

ホノカとの勝負に負けた!

ことり(対戦あざっした~。ちゅんちゅん)チュンチュン



穂乃果?「やったー!穂乃果の勝ちだー!」

ことり「ううう…穂乃果ちゃん強すぎるよぉ…」

穂乃果?「まあね~。強さを求めているからね、私は」

穂乃果?「それはともかく、私が勝ったから、ポケモンをいただいていくよ」

ことり「ふぇ?」

ことり「ええええ!?3DSが光ってる!?」

穂乃果?「ふふふ。いらないポケモンは全部とっちゃったから」

穂乃果?「じゃあねことりちゃん。そっちのほのかによろしくね~」スゥ…

ことり「き、消えた!?穂乃果ちゃんどこに言っちゃったの!?」

ことり「あ!そうだ!ポケモンさんはいったいどうなって…」

ことり「う、嘘…本当に消えてる…」

ことり「ふぇぇぇん…ことりのポケモンさんが消えちゃったよぉ…」

ことり「海未ちゃんの話…本当だったんだ…」

ことり「あれ…?でも、さっき戦ったポケモンはいる…」

ことり「それ以外も…まだ少し残ってる…」

ことり「でも…どうしてこのポケモンはとられてないんだろう…?」

一方の西木野さんとYAZAWA


にこ「~~♪」

真姫「なにやってんのよ?」

にこ「見て分かるでしょ?ポロックを作って可愛さを磨いてるのよ!」

真姫「コンテストにでも出るつもり!」

にこ「もっちろん!!にこのポケモンの可愛さをアピールしてやるわ!!」

にこ「最終的にはコンテストをすべて制覇よ!」

真姫「まあ…それも楽しみかたのひとつね」

真姫(多分、そらのはしらの攻略に挫折さたんでしょうね)

真姫(後で手伝ってあげよう)


そしてスピリチュアルとKKE

絵里「希…かしこさと可愛さの両方を磨いていたら中途半端になってしまったわ…どうしよう…」

希「うーん、これはかしこくないなあ」

翌日

海未「」ゴゴゴゴゴゴゴ

ことり「チュン…」

穂乃果「えっと…つまり…」

絵里「ことりが被害にあったと」

にこ「昨日注意しろって言ったばかりじゃない…」

ことり「ごめんなさい…」

海未「ことり…昨日言いましたよねぇ…あれほど、ニセ穂乃果には関わるなと…」ゴゴゴゴゴゴゴ

海未「ことり、何故バトルを受けたのですか?」ゴゴゴゴゴゴゴ

ことり「し、仕方なかったんだもん!あの状況は…」

海未「あ゙?」ゴゴゴゴゴゴゴ

ことり「やばいと思ったが、性欲が抑えきれなかったちゅん」

海未「素直でよろしい」

凛(こ、こわい…)ガタガタ

花陽(ま、まさに鬼の形相…)ガタガタ

ことり「で、でも!あんな風に誘惑されたら断わることなんてできっこないよ!海未ちゃんもあの状況に立ったら間違いなく落とされるに決まってるよ!」

海未「それはありえませんね」

海未「何故なら私は普段から修行に励んでいます」

海未「その程度のことで流されるほど、この園田海未の意思は弱くありません!」キリッドヤァ

希(むしろ海未ちゃんの方が簡単に落ちそうやん?)

真姫(相手が穂乃果なら数秒で落ちるでしょうね)

ことり「ううう…」

海未「とにかく!ことりまで被害にあったという事は、犯人の狙いはμ'sなのかもしれません!いっそう気を引き締めてください!」



穂乃果「ごめんね…ことりちゃん」

ことり「ほ、穂乃果ちゃんが謝る必要ないよ!悪いのはことりなんだから!」

穂乃果「でも…ポケモンが…」

ことり「だ、大丈夫だよ!全部とられたわけじゃないから!」

海未「ことりもですか?」

ことり「うん。ふわふわしたポケモンさんはいなくなっちゃったけど…焼き鳥さんとか、ガブリアスとか、対戦で使うポケモンは残ってたんだよ」

海未「対戦で使うポケモン…そういえば、私も対戦でよく使うバンギラスやガブリアスは残っていましたね…」

海未「まさか…ニセ穂乃果の狙いは、対戦で使うポケモン以外…なのでしょうか…?」

絵里「その可能性はありえるわね」

真姫(どうでもいいけどガブリアスがさらっと2回も出てきたわね。使われすぎよやっぱり。頭おかしいわほんと。いや、私も使ってるんだけどね)

ことり「それと、みんな…あのニセ穂乃果ちゃんには、挑んじゃダメな気がするの」

真姫「どうして?」

ことり「なんというか…私も3タテされたんだけど、それでもまだ本気を出していないように見えるの」

希「おっかないなあ。うちも気をつけんとなあ」

海未「と、いうわけです!くれぐれも挑まれても受けないように!特に真姫!分かりましたね!」

真姫「はいはい。分かってるわよ。それに、私は無益な戦いはしないし」

穂乃果「…」

帰り道

凛「はああああ…ニセ穂乃果ちゃんっていったいなんなの…薄気味悪いにゃー…」

花陽「それにしても…どうしてポケモンを奪うんだろう…それも、対戦で使ってないポケモンばかり…」

凛「確かにおかしいね。凛が犯人なら対戦で使うつよーいポケモンを奪うのに」

花陽「目的がますます分からないよ…」

???「じゃあ、教えてあげよっか。私の目的」

りんぱな「!?」

凛「い、今声が!」

花陽「だ、誰かいるの!?」

???「ふふふ…」

穂乃果?「やっほー!凛ちゃん、花陽ちゃん!」

りんぱな「穂乃果ちゃん!?」

凛「いや!違うにゃ!ニセモノだにゃ!」

穂乃果?「もう。みんなニセモノって言うよねー。ほんとは違うのにー」

花陽「ど、どうして私たちの目の前に…」

穂乃果?「どうしてって、決まってるじゃん!」

穂乃果?「バトルしようよ!」

凛「お断りだにゃ!」

凛「そもそも、負けたら他人のポケモンを奪うなんて、そんなの本当のバトルじゃないにゃ!」

花陽「凛ちゃん…!」

穂乃果?「ちぇ。釣れないなあ」

穂乃果?「でも、本当にバトルしなくってもいいの?」

凛「しないにゃ!」

穂乃果?「ふーん…凛ちゃん達が勝てば今までとって来たポケモンがすべて持ち主のところへ戻るとしても?」

凛「!?」

花陽「そ…それはいったい…どういうこと…?」

穂乃果?「その言葉の通りだよ。2人が勝てば、今までとって来たポケモンは返すし、これからポケモンを奪うこともない」

穂乃果?「どう?やる気になった?」

凛「うっ…」

花陽「凛ちゃん…」

凛「それでも…やらない…!」

穂乃果?「ふーん…ならいいんだー。ほのか、2人は見逃して別の人狙っちゃうから」

凛「そ、そんな!」

穂乃果?「だってしょうがないじゃん。2人は自分の身を守るために、バトルから逃げた臆病者なんだから。じゃあね二人とも。仲間のポケモンが奪われていく様子を、指をくわえて眺めているんだね」

凛「ま、まっ…」

花陽「待ってください!」

凛「かよちん!?」

花陽「戦います!私が!」

穂乃果?「へぇ、花陽ちゃんが」

凛「で、でもかよちん!海未ちゃんが戦うなって…!」

花陽「それでも!それでも…逃げちゃいけない気がするの!」

花陽「相手がどれだけ強くても…戦わなきゃいけない時がある!今がその時なの!」

凛「かよちん…!」




穂乃果?「ふふ。それじゃあ、早速始めよう。花陽ちゃん」

穂乃果?「ルールはシングル…」

凛「待って!」

穂乃果?「ん?どうしたの?」

凛「凛も…凛も戦うにゃ!」

花陽「凛ちゃん!?」

凛「かよちんの言うとおりにゃ。相手がどれだけ強くても、戦わなきゃいけない時があるって。そして、今がその時だって!」

花陽「凛ちゃん…」

凛「それに、凛とかよちんのコンビなら!」

花陽「一人の時より、ずっと強くなれる…!」

穂乃果?「そうこなくっちゃ♪」

穂乃果?「それじゃあ、ルールはマルチバトル!ほのかは1人二役で!いいよね?」

凛「上等にゃ!」

花陽「異存はありません!」


今日はここまで。
マルチバトルはあんまり経験ないけど、頑張ります。
おやすみなさい。

凛PT
ニャオニクス
デンリュウ
ニョロトノ
キングドラ
モロバレル
キリキザン

花陽PT
クチート
ルンパッパ
ニョロトノ
ボーマンダ
ロトム
ガブリアス


穂乃果PT1
ガルーラ
ファイアロー
ギルガルド

穂乃果PT2
リザードン
ボルトロス(れいじゅう)
ランドロス


凛「三体…?」

花陽「これじゃあ相手の選出が分かってるいるようなものなんじゃ…」

穂乃果?「まあ、穂乃果は一人二役だし、その分のハンデかな」

凛「凛たちも舐められたものにゃ!かよちん!絶対勝とう!」

花陽「うん!」


あ、ランドロスもれいじゅうです

りんはニャオニクスを繰り出した!
はなよはクチートを繰り出した!

穂乃果?「読み通り…♪」

ホノカはガルーラを繰り出した!
ホノカ2はリザードンを繰り出した!

凛(いきなりダブルエースが出てきた!)

花陽(凛ちゃん!まずは様子見をしよう!)

凛(了解にゃ!かよちんはその隙にガルーラにダメージを与えるにゃ!)

花陽(うん!)

ホノカのメガリングとガルーラのガルーラナイトが反応した!
ガルーラはメガガルーラにメガシンカした!

はなよのメガリングとクチートのクチートナイトが反応した!
クチートはメガクチートにメガシンカした!





花陽(リザードンはメガシンカしてこない!たぶん、雨対策!)

凛(だとしたらまもるを打ってくるはずにゃ!ニャオニクスのねこだましは防がれるけど…)

花陽(ガルーラにはダメージを与えられるはず!)

リザードンのまもる!
ガルーラのまもる!

ニャオニクスのねこだまし!
リザードンは攻撃から身をまもった!
クチートのじゃれつく!
ガルーラは攻撃から身をまもった!

りんぱな(ダブルまもる!?)


穂乃果?「分かるよ~。今二人が、何を考えているのかが。穂乃果には分かるよ~」

凛「…」

ホノカ2はリザードンを引っ込めた!
ホノカ2はボルトロスを繰り出した!

穂乃果?「残念だったね凛ちゃん。ニャオニクスのでんじはは、ボルトロスには効かな…」

りんはニャオニクスを引っ込めた!
りんはデンリュウを繰り出した!

穂乃果?「おおっ、やられた!」

凛「読み通りにゃ!」

ガルーラのおんがえし!(ガルーラ→デンリュウ)
クチートのじゃれつく!(クチート→ガルーラ)

花陽(やった!ガルーラを削れた!)

穂乃果?「いやー、やるね!てっきり、クチートはまもるで、ニャオニクスはでんじはをリザードンに打つと思ったからボルトロスを出してみたけど…」

凛「ボルトロスが出ることは読んでいたにゃ!」

花陽「まだ勝負はこれからです!」

凛(決まった!後は…)

凛(デンリュウでボルトロスを倒す!!)

穂乃果?「うーん、それにしてもデンリュウかあ、厄介厄介。まあでも、所詮はデンリュウだし、これをこうしてっと」

凛(デンリュウを見くびっていると…痛い目を見るよ!)

りんのメガリングとデンリュウのデンリュウナイトが反応した!

デンリュウはメガデンリュウにメガシンカした!

穂乃果?「おおっ、メガデンリュウ」

ガルーラのまもる!
クチートのふいうち!
しかしうまく決まらなかった!

穂乃果?「読み通り!」

ボルトロスの10まんボルト!(ボルトロス→クチート)

花陽(ボルトチェンジじゃない!)

凛(いける!)

デンリュウのかみなり!

穂乃果?「えっ?かみなり?」

穂乃果?「凛ちゃん、もしかしてれいじゅうボルトロス特性知らない?」

穂乃果?「ちくでんは電気技を吸収だよ?」

穂乃果?「あ!もしかして、ガルーラに打ったの?交換読みで」

穂乃果?「でも残念ながら…」

凛「残念なのはそっちにゃ!」

穂乃果?「え?何を言って…」

ボルトロスは倒れた!

穂乃果?「ボルトロスが…やられている…?」

穂乃果?「一体何が起こったの…?」

花陽「デンリュウは、メガシンカするとでんき、ドラゴンタイプになり、さらに!特性も変わる!その特性の名前は…!」

凛「型破りだにゃ!!」

穂乃果?「型破り…特性を無視して攻撃できる技…」

穂乃果?「なるほど…そういうことだね」

穂乃果?「いやあ、見くびってたよ正直」

穂乃果?「だってたかがデンリュウだもん」

穂乃果?「でも…こうなったからには、もう手加減はできない」

穂乃果?「僕を本気にさせたことを…後悔するんだね」ゴゴゴゴゴゴゴ…

凛(な、何!?)

花陽(雰囲気が…変わった!?)

ホノカ2はリザードンを繰り出した!

凛(リザードン!だけど、ねっぷうならデンリュウは耐える!)

花陽(たとえ竜の波動持ちでも、クチートに攻撃がいかないと考えれば問題はない!)

凛(りんはリザードンを!)

花陽(私はガルーラを!)

りんぱな(このターンで倒す!)



ホノカ2のメガリングとリザードンのリザードナイトYが反応した!
リザードンはメガリザードンYにメガシンカした!

穂乃果?「その考えは甘すぎるんだよねぇ」

りんぱな「!?」

ガルーラのふいうち!(ガルーラ→デンリュウ)

凛(ふいうち!?でも…クチートのいかくが入っているから、デンリュウは耐え…いや、違う…これは…!)

クチートのふいうち!
しかしうまく決まらなかった!

花陽(し、しまった!)

花陽(このふいうちは…デンリュウを倒すためのふいうちじゃない!クチートのふいうちを空打ちにするため!そして…!)

リザードンのねっぷう!
こうかはいまひとつのようだ
デンリュウは倒れた!

凛(リザードンのねっぷう圏内までHPを削るためだったんだ…!)

花陽(それだけじゃあない…クチートも…このまま…!)

こうかはばつぐんだ!
クチートは倒れた!

凛(一気に…2体やられた…!)

花陽(だけど…リザードンがメガシンカした今、雨が安定する!!)

凛「かよちん!」

花陽「凛ちゃん!」

凛「いけっ!キングドラ!」
花陽「いけっ!ニョロトノ!」

ニョロトノのあめふらし
雨が降り始めた!

穂乃果?「出たね、ニョログドラ」

穂乃果?「それでこそ…倒しがいがあるってものだよ」ニヤリ

花陽(凛ちゃん!ここは凛ちゃんに任せたよ!)

凛(了解にゃ!)

リザードンのまもる!
ニョロトノのまもる!

花陽(やっぱりリザードンはまもるだ!だけど、ガルーラを倒せれば問題ない!)

ガルーラのふいうち!(ガルーラ→キングドラ)

凛(最後っ屁のふいうち!だけど痛くないにゃ!)

キングドラの波乗り!
ガルーラは倒れた!

りんぱな(よし!)

花陽(次のポケモンは…)

ホノカはファイアローを繰り出した!

花陽(ファイアロー…!)

凛(これはまずいにゃ…!)

花陽(ファイアローは、キングドラがすいすいだろうと関係ない)

凛(上からブレバを打って、キングドラは倒される…!)

花陽(まずはリザードンよりも先に、ファイアローを倒さなきゃ!)

凛(かよちん!かよちんに任せたにゃ!)

花陽(うん!)

ホノカ2はリザードンを引っ込めた!
ホノカ2はランドロスを繰り出した!

花陽(このタイミングでランドロス!?)

凛(うまいプレイングだけど、関係ないにゃ!)

キングドラのまもる!

花湯(このままニョロトノの熱湯で、ファイアローにトドメを刺す!)

ファイアローのおいかぜ!

りんぱな「!?」

ニョロトノのねっとう!
ファイアローは倒れた!

花陽(ファイアローは倒せた…けど!)

凛(おいかぜをやられた…!これはまずいにゃ…!)

ホノカはギルガルドを繰り出した!

りんぱな(ギルガルド…!)

凛(種族値お化けが出てきたにゃ…!)

凛(流石にキングドラは引っ込めないと…!)

花陽(おいかぜ…危険だけど、ターン数は短い!)

花陽(ロトムを出して、ターン数を稼ぎつつ…)

花陽(ランドロスを一刻も早く倒して、こっちが先にニョロトノを出す前に、意地でもリザードンを引っ張りだす!)

凛(それしか、勝つ方法はないにゃ!)

りんはキングドラを引っ込めた!
りんはニャオニクスを繰り出した!

はなよはニョロトノを引っ込めた!
はなよはロトムを繰り出した!

花陽(ロトムだったら、ランドロスのじしんは効かないし、ギルガルドのシャドーボールも一発は耐える!)

花陽(そして、ランドロスにハイドロポンプを打てば倒せる!)

花陽(後はハイドロポンプを外さなければ………はっ!?)

この瞬間ッ!
小泉花陽は自分のミスに気づいたッ!
しかし、既に遅かったッ!

花陽(地震…ギルガルド…)ガタガタ

凛(かよちん…?)

小泉花陽はその恐怖を知っていたッ!
だが、それを能動的に発動させるという手段は頭の中から抜けていたのだッ!
そう、それはあまりにも致命的なミスだったッ!

ランドロスのじしん!
ランドロス→ロトム:ロトムにはこうかはないようだ…
ランドロス→ニャオニクス:等倍
ランドロス→ギルガルド:こうかはばつぐんだ!

じ ゃ く て ん ほ け ん で ギ ル ガ ル ド の こ う げ き と と く こ う が ぐ ー ん と あ が っ た ! !

穂乃果?「じゃあね」ニヤリ

ギルガルドのシャドーボール!
ロトムは倒れた!

凛「ロトムが一撃で!?」

花陽(そ…そんな……)

花陽(終わった…………)

花陽(天候は上書きされる…まだ追い風も続いている…)

花陽(勝ち目なんて…もう…)

凛「諦めちゃダメだよ!」

花陽「凛ちゃん…」

凛「まだポケモンが残ってる!ポケモンが残ってる限り、凛はまだ諦めない!」

花陽「!」



花陽(凛ちゃんの言う通りだ…!)

花陽(まだ勝負は終わってない!)

花陽(まだ、敗北が決まったわけじゃない!)

花陽(最後の一匹になるまで!私たちは諦めたりしない!)

はなよはニョロトノを繰り出した!

凛「いくにゃ!」

ニャオニクスのねこだまし!(ニャオニクス→ランドロス)

ギルガルドのかげうち!(ギルガルド→ニャオニクス)
こうかはばつぐんだ!
ニャオニクスは倒れた!

花陽「今だ!」

ニョロトノの熱湯!こうかはばつぐんだ!
ランドロスは倒れた!

穂乃果?「へぇ。やるね」

穂乃果?「だけど最後の一匹は倒せるかな?」

ホノカ2はリザードンを繰り出した!

リザードンの
ひでり

日差しが強くなった!

花陽(出た!リザードン!)

凛(最大の敵!)

凛(かよちん!次の一撃にすべてをかけるよ!)

花陽(うん!私たちの全力をぶつけよう!)

穂乃果?「さーて、どうするつもりかなー?」

穂乃果?「キングドラがまもるかな?ニョロトノがまもるかな?」

穂乃果?「それとも、両方かな?」

凛「凛たちの答えは!」

花陽「これだよ!」

ニョロトノのてだすけ!

穂乃果?「てだすけ…!そうきたんだね…!」

穂乃果?「だけど、読みが外れたわけじゃあない!」

ギルガルドのかげうち!(ギルガルド→キングドラ)
リザードンのソーラービーム!(リザードン→ニョロトノ)
こうかはばつぐんだ!

穂乃果?「両方ともわずかに耐えた…!」

りんぱな「いっけええええええええ!!」

キングドラのなみのり!

こうかはいまひとつだ
ニョロトノは倒れた!

花陽「ありがとう…ニョロトノ」

ギルガルドは倒れた!

凛「まずは一匹にゃ!」

凛「リザードン!覚悟するにゃ!」

リザードンHP153/153

花陽「お願い…届いて…!」

リザードンHP95/153

凛「勝てる…!絶対勝てる…!」

リザードンHP42/153

りんぱな「届けえええええ!!」

リザードンHP2/153

きゅうしょにあたった!
こうかはばつぐんだ!

凛「そ…そんな…急所…だったのに…?」

花陽「火力が…火力が足らなかったんだ…!ひでりと、ダブルの補正で…!」

穂乃果?「ふう…ひやっとしたぁ」

穂乃果?「でも、これで穂乃果の勝ちだね」

穂乃果?「二人とも、よく頑張ったよ」

リザードンのソーラービーム!
キングドラは倒れた!

ホノカとホノカ2との勝負に負けた!


穂乃果?「うん、いいバトルだったよ」

穂乃果?「いままで戦った中で、一番苦戦したかなあ」

穂乃果?「まあでも、約束通り…」

凛「3DSが!」

花陽「光ってる!?」

穂乃果?「ふふ、大漁大漁」

穂乃果?「あ、そうだ。穂乃果ちゃんに伝えておいて」

穂乃果?「ぼくはいつでも待っている、って」

穂乃果?「じゃあね、二人とも」スゥ

翌日

海未(ニセ穂乃果が現れてから3日が経ちました)

海未(いえ…正確には、私が被害に会う前に、μ's以外の生徒も被害にあっているらしいので、4日でしょうか)

海未(そして…昨日もまた、被害に会ったメンバーが…2人)

凛「…」

花陽「…」

穂乃果「凛ちゃん…花陽ちゃん…」

凛「凛のポケモン…いっぱいいなくなっちゃった…」

花陽「私のポケモンも…ほとんど、奪われちゃって…」

海未「二人とも…あれほど、挑んではいけないと…」

凛「だって!仕方なかったんだもん!」

海未「凛…」

凛「私たちが戦って、勝てばみんなのポケモンが戻るって!もうみんなを襲わないって!言ってたんだもん!」

花陽「凛ちゃん…」

ことり「それにしても…どうして、凛ちゃんと花陽ちゃんは、私や海未ちゃんよりポケモンが多く奪われているんだろう…」

絵里「確かに…妙ね」

希「凛ちゃんや花陽ちゃんに特別な恨みでも持っていたとか?」

花陽「私の勝手な勘だけど…それは、違うと思うなぁ…」

絵里「あるいは、奪われていないポケモンに共通点があるとか?」

海未「共通点…」

ことり「2人とも、どんなポケモンが残ってる?」

凛「凛は…ガブリアスとか、ゲンガーとか…」

凛「ネコさんとデンリュウは…とられちゃった…」

ことり「ご、ごめんね凛ちゃん。こんな質問しちゃって」

海未「花陽は…」

花陽「私は、クチート、ロトム…後はやっぱりガブリアスとか…」

海未「ふむ…なるほど…」




バン!

海未「!」ビクッ

にこ「ま、真姫ちゃん?どうしたの?」

真姫「どうしたもこうしたもないわよ」

真姫「犯人の目的を推理するなんてバカバカしいだけよ」

海未「し、しかし…」

真姫「犯人がこっちを狙ってるっていうなら、話が早いじゃない」

真姫「真っ正面から叩き潰せばいいだけよ」

真姫「バトルでね」

海未「で、ですが!犯人は相当な実力者で…」

真姫「関係ないわ」

真姫「相手が実力者?ほんっとくだらない」

真姫「相手がどれだけ強いか知らないけど、私は負けるつもりは毛頭ない」

真姫「その犯人とやらに勝てばポケモンが帰ってくるっていうなら、私は勝つだけ」

にこ「ちょ、ちょっと真姫ちゃん?イライラしないで、落ちつい…」

真姫「はぁ?私がイライラしてる?イミワカンナイ」

真姫「とにかく、私はその犯人とやらをさっさと倒す方がいいと思うのよ」

真姫「ていうか私がぶっ倒すわ」

真姫「完膚なきまでにぶちのめして、2度とポケモンが出来ないくらいのトラウマを植え付けてやるわよ」

絵里(真姫…相当怒ってるわね…)

希(凛ちゃんと花陽ちゃんがやられたことが、よっぽど頭にきとるんやろなあ…)

真姫「というわけよ。私は行くわ」

にこ「ちょちょちょちょちょっと!どこに行くつもりよ!」

真姫「待ってるのは性に合わないのよ。こっちから迎えに行ってやるわ」

にこ「待ちなさい!ちょっとは冷静になりなさいって!」

真姫「私はいつも冷静だけど」ビキビキ

にこ「どこがよ!!」

にこ「だいたいね、真姫ちゃんはいっつも嘘をつくのが下手すぎなのよ!そもそも…」


真姫(ん…?メール…?知らないメールアドレスから…)

『真姫ちゃんへ
音楽室で待ってるよ
穂乃果より』

真姫「…」

真姫「」ダッ!

にこ「ま、真姫ちゃん!?どこ行くのよ!?」

絵里「追いかけるわよ!みんな!」




音楽室

ガチャッ!バタン!

真姫「はあ、はあ、はあ…」

穂乃果?「わあ、予想以上に早いね!」

真姫「…あんたが、穂乃果のニセモノね」

穂乃果?「ご名答!ってちがーう!穂乃果はニセモノなんかじゃないよ!」

穂乃果?「穂乃果はれっきとした高坂穂乃果だよ!まあ、真姫ちゃんの知っている穂乃果とは違うんだけどね」

真姫「心底どうでもいいわ」

真姫「そんなことより、勝てばみんなのポケモンを返してくれるんでしょう?」

穂乃果?「おっ、話が早いねぇ」

真姫「御託はいらないわ。さっさと始めるわよ」

音楽室の扉の前

にこ「どうなってんのよこれ!まったく開かないんだけど!!」

絵里「び、びくともしない!」

希「ただ鍵をかけている…ってわけじゃなさそうやね」

にこ「もう!気味悪いわよ!」

にこ(真姫ちゃん…無事なの…?)

にこ(ん?何か話している…穂乃果の声…?)ミミアテ

穂乃果「真姫ちゃん…」

にこ(でも穂乃果はここにいるし…)

にこ(つまり扉の向こうにはニセモノ…?)

穂乃果?「ふふ。真姫ちゃんは本当に話が分かってくれる人で助かるよ」

真姫「うだうだ言って無いで、早く始めるわよ」

穂乃果?「分かってるって!」

穂乃果?「…僕にはもう時間が無いからね。話が分かってくれるのは本当に助かる」

にこ(僕…?時間が無い…?)








今日はここまでっす。
マルチ疲れた…
おやすみなさい。

ホノカはキノガッサを繰り出した!

真姫「!」

穂乃果?「残念だったねぇ真姫ちゃん」

穂乃果?「スイクン…いや、ノイクンで様子を見ようとしたんだろうけど」

穂乃果?「そんな誰でも思いつくような最善の策は見え見えなんだよねー」

真姫「…」

真姫「確かにそうね。そんな最善の策があなたに通じるわけがない。だから…」

マッキーはゲンガーを繰り出した!

真姫「はなっから最善の策なんて使う気はなかった」

穂乃果?「なるほど…流石は真姫ちゃん。μ's最強クラスは違うねぇ」

真姫「ふん。見くびらないで欲しいわ」

真姫「そもそも、私がキノガッサの存在を忘れるわけがない」

真姫「今は落ちついたとはいえ、全盛期は対策必須」

真姫「私からすればガルーラなんて全盛期のガッサよりはまだマシよ」

真姫(相手の裏には、炎タイプはいない)

真姫(鬼火が通る!)


ホノカはキノガッサを引っ込めた!
ホノカはカバルドンを繰り出した!
マッキーのメガリングとゲンガーのゲンガナイトが反応した!
ゲンガーはメガゲンガーにメガシンカした!
ゲンガーのおにび!
カバルドンはやけどを負った!

真姫(まずまずね)




真姫(さて、鬼火は入った)

真姫(このままシャドーボールでもいいけど)

真姫(D振りオボンの可能性が十分に考えられる)

真姫(その場合の最悪なシナリオは…)

真姫(あくびを入れた後、ちょうどカバルドンが倒れてルカリオの無償降臨を許してしまう)

真姫(ゲンガーはCに振っていないからルカリオを止めるのに十分とは言えない)

真姫(物理型なら鬼火が入るが、特殊型ならば積まれたらおしまいよ)

真姫(つまりここは…)

マッキーはゲンガーを引っ込めた!
マッキーはスイクンを繰り出した!
カバルドンのステルスロック!

穂乃果?「ふーん…」

穂乃果?「やっぱりいたんだね、スイクン」

真姫(決まったわね)

真姫(身代わりさえ貼れれば)

真姫(あくびなんて怖くない)

穂乃果?「…」

真姫(ここは身代わり…)

マッキーはスイクンを引っ込めた!
マッキーはゲンガーを繰り出した!
ホノカはカバルドンを引っ込めた!
ホノカはスイクンを繰り出した!

穂乃果?「!」

真姫(…なーんて、単純なことやるとでも思った?)

真姫「捕まえたわよ、キノガッサ」

真姫「まずは一匹!」



穂乃果?「完全に読まれた…」

穂乃果?「相変わらず読みが鋭いね、真姫ちゃんは」

真姫「当然よ」

真姫「こっちは…あんたを叩き潰すためにきたんだから…」ゴゴゴゴゴゴゴ…

穂乃果?「こ、怖いなあ…」

真姫「砂でキノガッサの襷は潰れた!」

真姫「キノガッサはこのまま終わりよ!」

キノガッサのがんせきふうじ!
ゲンガーのすばやさがさがった!

真姫「!?」

ゲンガーのヘドロばくだん!
効果はばつぐんだ!
キノガッサは倒れた!

真姫「ゲンガーが…抜かれた!?」

>>299
滝登りじゃあなければ→氷の牙しなければ


あかん…眠いのだろうか…


真姫(身代わり…そんな…身代わり!?)

真姫(メガギャラドスが身代わりなんて…!!完全に予想外だった…!)

真姫(なんとかしないと…なんとかしないと…!)

真姫(道連れ…いや、リスクが大きい!)

真姫(ヘドロばくだんしかない!)

ギャラドスのりゅうのまい!
ギャラドスのこうげきとすばやさがぐーんと上がった!
ゲンガーのヘドロばくだん!
ギャラドスの身代わりは消えてしまった…

>>302
よくよくみたらさっそく間違えてて草

氷の牙じゃあなければ

です

何度もすみません…

真姫(りゅうのまい!知ってたわよっ!)

真姫(またりゅうのまいでしょ!?)

真姫(こうなったらもう神頼みよ!毒になれ急所に当たれ毒になれっ!)

ギャラドスのりゅうのまい!
ギャラドスのこうげきとすばやさがぐーんと上がった!
ゲンガーのヘドロばくだん!

真姫(硬い!知ってたけど!)

真姫(まずい…まずすぎる…!)

ギャラドスのじしん!
ゲンガーは倒れた!

真姫(もうスイクンでやけどらせるしかないッ!)

マッキーはスイクンを繰り出した!

ギャラドスはみがわりを使った!
ギャラドスの身代わりがあらわれた!
スイクンのねっとう!
こうかはいまひとつだ

真姫「あ」

真姫「みがわり…忘れていた…」

ギャラドスのじしん!
スイクンのねっとう!
こうかはいまひとつだ

西木野真姫は、この時敗因を理解していたッ!

ギャラドスのじしん!スイクンは倒れた!
マッキーはガブリアスを繰り出した!
ギャラドスのじしん!
ガブリアスのじしん!
ギャラドスの身代わりは消えてしまった…

真姫(にこちゃんの言った通りだ)

真姫(私は冷静さを失い、怒りに身を任せていた…)

真姫(冷静になっていれば…今ごろ…)

ギャラドスのじしん!
ガブリアスは倒れた!

ホノカとの勝負に負けた!

穂乃果?「あれれー?もう終わりー?」

穂乃果?「意外と早いねー」

穂乃果?「まあ、穂乃果が勝ったんだし、約束通りポケモンはいただいていくよ」

真姫「勝手にしなさい」

穂乃果?「あれ?意外と素直だね」

真姫「勝手に挑んで勝手に自滅した私に、今更抵抗する義理はないわ」

穂乃果?「ふーん…」

穂乃果?「まあいいや。もーらい、って予想外に大漁!」

穂乃果?「じゃあね真姫ちゃん。さよーならー」スゥ…

ガチャッ

にこ「開いた!」

にこ「真姫ちゃん!!大丈夫!?さっき大漁とか聞こえたけど!!」

真姫「にこちゃん…」

海未「大漁…?まさか真姫…あなた…」

真姫「ええ…負けてしまったわ」

凛「そんな…真姫ちゃんまで…」

花陽「大漁ってことは…まさか…真姫ちゃんまで…ポケモンをたくさん…」

真姫「安心して。残っているポケモンも大勢いるから」

真姫「そもそも、私はポケモンの絶対数が多いから、奪われるポケモンだって多いのよ」

にこ「なるほど…」

真姫「そんなことより…」

真姫「あのニセモノは、時間が無いと言っていた」

真姫「なぜなのかは分からないけど…とにかく、まだ襲われてない人は気をつけなさい」

穂乃果「…もう」

ことり「穂乃果ちゃん…?」

穂乃果「もう、誰かの大切なポケモンが奪われるのはいやだ!」

穂乃果「私が…私が戦う!」

穂乃果「」ダッ!

海未「ほ、穂乃果!」

絵里「こ、今度は穂乃果まで!みんな!また追いかけ…」

希「待って絵里ち!ここはうちに任せてくれへん?」

絵里「希!?」

希「またみんなで行動したら、犯人に悟られてあの扉みたいに、スピリチュアルな力で妨害される」

希「だからうち1人に任せてといて!」

絵里「分かった!その代わり…くれぐれも無茶はしないで!」

希「分かっとって!それじゃあ!」ダッ

絵里(希…穂乃果のことは頼んだわよ!)

絵里「私たちは、私たちにできることを考えましょう!」

凛「でも…私たちにできることって…一体…」

絵里「うっ…そ、それは……」

真姫「できること…とは違うけど」

真姫「ひとつだけ、私は分かったことがあるわ」

絵里「分かったこと…?」

海未「真姫。それはどういうことでしょうか?」

真姫「私もポケモンを奪われて分かったの」

真姫「どんなポケモンが奪われて、どんなポケモンが残っているか…」

真姫「すべては、このポケモンが鍵を握っていた!」

海未「このポケモンは!」

絵里「ガブリアス…?」

今日はここまでです。
おやすみなさいです。

真姫「私も、ガブリアスはとられていない」

真姫「私以外の被害にあったメンバーも…」

真姫「ガブリアスはとられていない」

真姫「偶然で片づけておくには惜しい気がするのよ」

海未「確かに…偶然、というわけではなさそうですね」

ことり「だけど、どうしてガブリアス?」

真姫「それは後に説明するわ」

真姫「ますは一つ目。とられたポケモンの共通点の一つ」

真姫「それは分かっているかもしれないけど、対戦用のポケモン以外のポケモン」

真姫「旅パのポケモンがその代表ね」

海未「そう言われてみれば…確かに、旅パのポケモンや昔捕まえた対戦で使わない伝説のポケモンはいなくなっていますね…」

海未「しかし、何かが足らない気も…」

真姫「そうよ。重要なのは次」

真姫「私は、ガブリアスがとられていないこと以上に」

真姫「もっと重要なことに気がついた」

絵里「重要なこと…?」

真姫「ええ。それはいたってシンプルなことよ」

真姫「私、凛、花陽、海未、ことり…みんなガブリアスがとられていない」

にこ「って、それはさっきも…」

真姫「そうよ。さっきも言った」

真姫「だけど、今私が言いたいのは、さっきと違う」

真姫「旅パやコレクション以外のガブリアスなんて、対戦用しかあり得ない」

真姫「つまり…」

真姫「ガブリアスをとられていないこと以上に言いたいこと、それは…」

真姫「私たちは、みんなガブリアスを育成して、所持しているってことなの!」

海未「そ、それが一体…どう関係しているのですか?」

真姫「まだ分からないようね。要するに、私たちは勝手にガブリアスをみんな所持していると思い込んでいるけど」

真姫「それはよく考えてみればおかしいことなのよ」

花陽「おか…しい…?」

真姫「例えば…そうね、フライゴンあたりかしら」

真姫「仮に自分がフライゴンを育成したとして」

真姫「他の人もフライゴンを育成していると、あなたたちは思う?」

海未「それは…その人がフライゴン好きなら育成していると思いますが…」

真姫「じゃあガブリアスなら?」

ことり「たぶん育成していると思うなぁ…」

真姫「そうよ。その通り」

真姫「ガブリアスは高確率で育成していると思えるけど」

真姫「フライゴンは特定条件を満たさなければ育成していると思われない」

真姫「ガブリアスとフライゴン…ここに、ある境界線を引くことができるわ」

凛「境界線…?」

海未「はっ!まさか!」

真姫「気づいたようね」

真姫「そう…それは」

真姫「メジャーかマイナーかの境界線よ!」

真姫「当たり前のようにガブリアスが出ていたけど」

真姫「ガブリアスはもはやポケモンのトップ…誰もが認めるキングオブメジャー」

真姫「対するフライゴンは、ガブリアスの影に隠れている、一般的にはマイナーポケモンと呼ばれている」

海未「で、ですが…中堅に関してはどうなるのですか?」

真姫「それはあのニセモノの判断基準によるわ」

真姫「けれど…花陽のクチートがとられず、凛のレパルダスやニャオニクスがとられたことを見ると…」

真姫「その判断基準は、結構シビアね」

真姫「少なくとも、今の環境準拠での使用率を反映していることは間違いないわ」

絵里「でも…なんでメジャーじゃなくてマイナーな方を…?」

真姫「それはまだ分からない。もしかしたら…マイナーなポケモンに何か恨みでもあるのかも」



真姫「とにかく、ニセモノの狙いはマイナーポケと対戦用以外のポケモンよ!」

真姫「対策…になるかは分からないけど」

真姫「自分が持っているマイナーや対戦用以外のポケモンはポケバンクに預けておいた方がいいかもしれないわね」

海未「それもそうですね。希にも連絡をしておきましょう!」

絵里「希には私から連絡しておくわ!」

その数分前ッ!高坂穂乃果はひと気の無い場所にやって来ていたッ!

穂乃果「…」

穂乃果「そこに…いるんでしょ」

穂乃果「出て来て!」

穂乃果?「ふふふ…」

穂乃果「そ、そんな!本当に…穂乃果だ…」

穂乃果「そっくりとかそんなんじゃない…まんま穂乃果だ!」

穂乃果?「そうだよ。僕は高坂穂乃果だよ。ニセモノなんかじゃあない」

穂乃果?「やっと…会えたね」

穂乃果?「ずっと会いたかったよ…穂乃果ちゃん」

穂乃果「あなたは誰!?何のためにこんなことをしているの!?」

穂乃果?「僕は今は穂乃果ちゃんさ。もう一人の」

穂乃果「もう一人…?」

穂乃果?「これは僕の望んだ姿…」

穂乃果?「ずっと穂乃果ちゃんを見ていた僕が、ほんのすこしの間、実体でいられるための姿」

穂乃果?「僕の最愛の人の姿」

穂乃果「さっきから…何を言って…」

穂乃果?「ねぇ穂乃果ちゃん…ひとりぼっちは辛いよ。どうして僕をひとりぼっちにしたの?どうして僕の事を忘れちゃったの?」

穂乃果?「ずっと一緒だと言ってくれたのに。大切にすると言ったのに」

穂乃果?「僕はこんなにも君の事を愛しているのに。君は僕を閉じ込めたまま一人にした」

穂乃果?「辛いよ…苦しいよ…寂しいよ…僕はいっつも君の事を見ているのに…穂乃果ちゃんはこっちを向いてくれない」

穂乃果?「ねぇ。どうして忘れちゃったの?ひとりぼっちにしたの?」

穂乃果?「僕はこんなに、君を愛しているのに」

その頃ッ!東條希は物陰に隠れて2人の会話を聞いていたッ!

希(追いかけてきてみれば…)

希(とんでもないことを聞いてしまったやん…)

希(それにしても…また謎が増えた)

希(あのニセ穂乃果ちゃんは…一体何者なんやろうか…)

穂乃果?「僕は穂乃果ちゃんを見守っているうちに、あることに気づいたんだ」

穂乃果?「この世には、使われなくなったポケモン、見向きさえされず、馬鹿にされるようなよわいポケモンがいっぱいいるって」

穂乃果?「僕はそこで考えたんだ」

穂乃果?「どうせ愛されないのなら、馬鹿にされるくらいなら、最初からいないほうがいいって」

穂乃果?「そんな存在価値のないポケモンは、いなくなるべきなんだよ」

穂乃果?「きっと、穂乃果ちゃんも思っているはずだよ」

穂乃果?「よわいポケモンは、いなくなれって」

穂乃果「そんなこと…穂乃果は思っていない!」




希(それが…ニセ穂乃果ちゃんの目的)

希(何が…彼女をあそこまでゆがませたんやろか…?)

希(でも、今ので分かった事がある)

希(ニセ穂乃果ちゃん…あなたの考えは間違っている!)

希(それだけは言えるんや!)

その時ッ!

prrrrrrrr…

希(!?)

希の携帯に電話がかかってきたのだッ!
その音は、壁を反射してよく響いてしまった!

穂乃果?「誰?誰かいるの?」

希(アカン…ばれてしもうた!)

希(こうなったらもう…出るしかない!)ザッ

穂乃果「希ちゃん!?どうしてここに!?」

希「ごめんな穂乃果ちゃん。勝手に追跡させてもらったんよ」

穂乃果?「ふーん…話を盗み聞きするなんてねぇ。まあ希ちゃんらしいけど」

穂乃果?「でも…話を聞いていたんだったら、わかってるよね?」

穂乃果?「ほのかの目的がなんなのかを」

希「…覚悟は出来とるよ」

希「あなたに何があったかは分からないけど…」

希「うちはあなたに言わなきゃならんことがある!それをバトルの中で伝えるんや!」

絵里「電話が繋がらない…?」

絵里(まさか…希の身に何かが…!?)

海未「絵里、希に連絡は終わりまs」

絵里「ごめん!ちょっと用事が出来たわ!今すぐ行かなくちゃ!」ダッ

海未「え、絵里!?」

絵里(希…!無事でいて…!)


希(この勝負は、負けられない…!)

希(だから…うちも今回は全力でいかせてもらう!)

希PT
ドサイドン
ハリテヤマ
ラティオス
ヒードラン
サンダー
ヘラクロス

穂乃果PT
リザードン
ナットレイ
マリルリ
ゲンガー
ポリゴン2
ガブリアス



ヤゾミはヤリテヤマをくりだした!
ホノカはリザードンをくりだした!

穂乃果「いきなりリザードン!?」

希「大丈夫。問題ないよ」

穂乃果?「なるほどね」

穂乃果?「ハリテヤマの特性は、厚い脂肪」

穂乃果「厚い脂肪…確か、炎タイプと氷タイプの技を半減する…」

穂乃果「あ!そっか!炎が半減ってことは、リザードンに有利ってことだ!」

穂乃果?「なかなかいい考えだよ希ちゃん。だけど…」

穂乃果?「炎技以外はどうかな?」

ホノカのメガリングとリザードンのリザードナイトYが反応した!
リザードンはメガリザードンYにメガシンカした!

リザードンのエアスラッシュ!

効果は抜群だ!

穂乃果「エアスラッシュ!?飛行タイプの技!?」

穂乃果?「飛行タイプなら厚い脂肪も無意味だし、効果も抜群」

穂乃果?「ハリテヤマ程度なら、簡単に葬れる」

穂乃果?「やっぱり弱いポケモンは、何をやっても弱いんだよ」

穂乃果?「まずは一匹だね」ニヤリ

希「…そうやねぇ」

希「うちも正直、この子はあまり使いたくなかったんよ」

希「なぜなら…」

ハリテヤマのストーンエッジ!
効果は抜群だ!
リザードンは倒れた!

希「”邪道”だから」

穂乃果?「どうして…?ハリテヤマがリザードンのエアスラッシュを耐えて、ストーンエッジを…」

希「言ったはずやん?邪道だって」

穂乃果?「邪道…まさか……!」

穂乃果?「とつげきチョッキ…!」

穂乃果「とつげきチョッキ…?って、確か…補助技が使えなくなる代わりに特防が…」

希「そ。特防が上がってたんよ。だからエアスラッシュも耐えれた」

穂乃果?「役割論理的に…とつげきチョッキはまだ議論の余地段階…どちらかと言えば”ありえない”」

希「だからあまり使いたくなかったんよ。それに…昔の自分を見ているみたいになるんよ。このポケモンを見ていると…」

穂乃果「昔の自分…?」

希「…まだ穂乃果ちゃんには言ったことなかっね」

希「…昔から転勤ばかりで、ウチには友達がいなかった」

希「そんな時、ウチはポケモンに出会った」

希「初めてのポケモンは、ウチを魅了した」

希「ワクワクして、ドキドキして、うちの孤独を忘れさせてくれた」

希「ポケモンだけが友達だった」

希「そしてウチは、どんどん深みにはまっていった」

希「やがて3値を知り…」

希「ウチは対戦の世界にのめり込んでいった」

希「最初は新しい世界に喜んで、対戦を楽しんでいた」

希「だけど…いつからだったかなあ」

希「ウチは、負けることを極度に嫌うようになった」

希「つい最近までの絵里ちのように…」

希「そして、負けが続いたある日…ウチは、ポケモンが嫌になった」

希「勝てないなら、ポケモンなんてつまらないと思うようになった」

希「そんなある日、ウチは役割論理に出会った」

希「最初は、こんなふざけたポケモンで勝てるわけがないと、馬鹿にしていた」

希「でもちょっと興味が出たから、試しにヤーティを作ってみたんよ」

希「そしたら案の定勝てなかった」

希「だけど…不思議と嫌な気持ちにならなかった」

希「逆に、あまりにもバカバカしくて、面白くなった」

希「それからウチは…根っからの論者になることはなかったけど」

希「論者の皮を被った、似非論者になった」

希「だから…ヤケモンの皮を被った、この似非ヤケモンのハリテヤマは、ウチにそっくりで」

希「あまり使いたくなかったんよ」

希「だけど、今は違う」

希「ウチはもう、役割論理なんかに頼らなくても、ポケモンを楽しむことができる!」

希「だって、ウチはもう一人じゃないから!」

希「一緒にバトルしたり、交換したり出来る友達がいるから!」

穂乃果?「…」

穂乃果?「友達…」

穂乃果?「…」

穂乃果?「そんなもの…僕には必要ない」

穂乃果?「僕には、穂乃果ちゃんがいれば十分」

ホノカはゲンガーをくりだした!

ゲンガーのシャドーボール!
ハリテヤマは倒れた!

穂乃果?「このポケモンだって、本当なら友達が必要なポケモン」

穂乃果?「けど、僕の力を使えば、友達なんて必要ない」

希(ゲンガー…!てっきりメガやと思っていたけど、同時選出ってことは襷やろか…?)

希(だとしたら、あのポケモンが有効やね…!)

ヤゾミはヤードランを繰り出した!

希(珠マグマストームで、一気にカタをつける!)

ゲンガーのシャドーボール!
ヤードランのマグマストーム!

希(ギリギリ耐えた!だけど…)

ゲンガーはマグマストームのダメージを受けている!
ゲンガーは倒れた!

希(よし!!)

>>343
計算間違えたあああ!
ゲンガーのヘドロばくだん
急所に当たった!
でお願いします

希(勝てる!これなら!)

希(それに…ウチの最後のポケモンは、とっておきのポケモン…)

希(いわば切り札!)

希(この勝負…もらった!)

ホノカはガブリアスを繰り出した!
ガブリアスのじしん!
ヤードランは倒れた!

穂乃果?「…」

希(ウチの切り札!!)

ヤゾミはヤサイドンを繰り出した!

希(ここで決める!)

穂乃果?「ドサイドン…」

穂乃果?「確かに硬いからガブリアスで一撃では倒せないけど」

穂乃果?「逆にドサイドンもガブリアスを一撃では倒せない」

穂乃果?「つまり、希ちゃんに勝ち目はないんだよ?」

穂乃果「希ちゃん…!」

希「…」

穂乃果?「さあ、終わりにしよう」

ガブリアスのじしん!
こうかはバツグンだ!

穂乃果(次の攻撃で…希ちゃんが…)

希「…」

希「残念やね…」

希「本当に、残念やったね、ニセモノさん」

穂乃果?「!!」

希「ウチの勝ちや」

ヤサイドンのれいとうパンチ!!

穂乃果?「そんな…っ!冷凍パンチ!?」

穂乃果「れいとうパンチは氷タイプの技…ガブリアスに1番効く技!」

希「あなたの敗因はただひとつ!ウチの使うポケモンを見くびったこと!それだけや!」

効果は抜群だ!!

穂乃果?「そんな…!僕が…僕が負けるなんて…!!」

穂乃果「…なーんてね」

ほののぞ「!?」

ガブリアスは気合いのタスキで持ちこたえた!

間違えた
穂乃果?「なーんてね」

希「そんな!どうして…ゲンガーがタスキのはずじゃ…!?」

穂乃果?「何言ってるの希ちゃん」

穂乃果?「僕のゲンガーはゲンガナイトのHSメガゲンガーだよ」

希「メガ枠二体選出!?」

穂乃果?「それに、ゲンガーのタスキが発動したなんて、一回も出てないじゃん」

希(はっ!そう言えば…!)

希(あの時、ゲンガーは珠マグマストームを素で耐えていた…!)

希(ASだったら襷が発動していたのに…気づいていなかった…!)

穂乃果?「さて問題です」

穂乃果?「じしんとさめはだのダメージを受けたドサイドンが、次のじしんを耐えるでしょうか?」

希「…っ!」

穂乃果「そんな…希ちゃんが…このままじゃ…!」

穂乃果?「正解は…」

ガブリアスのじしん!
効果は抜群だ!
ヤサイドンは倒れた!

ホノカとの勝負に負けた!



ASってなんやねん
CSですごめんなさい

穂乃果?「それじゃあ約束通り、希ちゃんのポケモンもいただいちゃうから」

穂乃果「希ちゃんの3DSが光ってる!?」

穂乃果?「ふう。大漁大漁♪」

希「ウチの…ポケモンが…」

穂乃果?「ん…?」

穂乃果?「もっと穂乃果ちゃんと話したかったけど、どうやらそうはいかないみたい」

穂乃果?「じゃあね、穂乃果ちゃん」スゥ

穂乃果「ま、待って!!」

穂乃果「消えた…」

絵里「希!穂乃果!」

穂乃果「絵里ちゃん!」

翌日

希「ごめんな…みんな…」

海未「ついに…希まで被害に…」

絵里「私のせいだ…私が…私があんなタイミングで電話したせいで…!」ポロポロ

穂乃果「違うよ…絵里ちゃんのせいじゃない」

穂乃果「私が…私が…きっと、もう一人の穂乃果に…何かひどいことをしちゃったからだよ…!」ポロポロ

ことり「でも…穂乃果ちゃんが、誰かを傷つけるなんて、そんなことがあるわけが無いよ!」

真姫「ことりの言うとおりね。それに、色々ひっかかるし」

海未「確かに…希の話を聞いたかぎりでは、ニセ穂乃果が一方的にこちらを恨んでいるとしか思えない…」

凛「”ひとりぼっち”っていうのも、なんだか違和感があるにゃ」

花陽「穂乃果ちゃんが誰かをひとりぼっちにするなんて考えられないし、そもそも穂乃果ちゃんなら…むかしろひとりぼっちの人には手を差し伸べてあげるような人だよね…」

ガチャッ

にこ「にっこにっこにー♪」

にこ「遅れちゃってごめんにこー♪」



にこ「って、なーにみんなして辛気臭い顔してんのよ」

にこ「ったく、しょーがないんだから」

にこ「ほら!みんなで一緒に!」

にこ「にっこにっこにー♪」

真姫「にこちゃん…空気読んで」

にこ「な、ぬぁんですってぇぇ!?せっかくこのにこにーが元気づけてあげようとしたのに~!」

真姫「あっそ」

にこ「冷たっ!?」

にこ「はぁ…まあいいわ。今日はちょっと顔出しするだけだしね」

真姫「顔出しするだけ?何か用でもあるの?」

にこ「また両親が出張でねー。下の子の面倒見なきゃいけないのよ」

真姫「そう…でもくれぐれも、例の犯人には気をつけなさいよ」

にこ「分かってる分かってる!にこがバトルしてもどうせ負けるだけだし、バトルなんてしないわよ!」

にこ「というわけだから、私は先に帰るわ」

ガチャッ




その後ッ!
YAZAWAは自宅へは戻らず、人通りの少ない道を歩いていたッ!

にこ「…」テクテク

にこ「」ピタッ

にこ「どーせ近くにいるんでしょ」

にこ「さっさと出たらどうなの」

穂乃果?「あはは。意外と鋭いねぇにこちゃん」

にこ「意外とは余計よ!!」

にこ「そんなことより…さっさと始めるわよ」

穂乃果?「…へぇ。乗り気だねぇ」

にこ「当たり前よ!こっちはかわいい後輩たちと悪友が傷つけられて、煮えたぎってんのよ!!」

穂乃果?PT
リザードン
ガブリアス
ギルガルド
ガルーラ
ライコウ
マリルリ

にこPT

穂乃果?PT
リザードン
ガブリアス
ギルガルド
ガルーラ
ライコウ
マリルリ

にこPT
ニンフィア
サンダース
ブースター
ブラッキー
エーフィ
シャワーズ

穂乃果?「ぶふっ!」

穂乃果?「くふっ、ふふっ、あはははははは!」

にこ「何よ!」

穂乃果?「あはっ、あはは!だって、こんなパーティで挑んでくるなんて…」

穂乃果?「め、メガシンカも無しのブイズで挑むなんて…」

穂乃果?「こ、こんなポケモンで勝てるわけないじゃん!あはっ、あははははは!!だ、ダメだ…お腹がよじれるー!」

にこ「…」

穂乃果?「あはは…はー。笑疲れたー」

穂乃果?「まったくー。にこちゃんはバカだねぇ。勝つためにはもっと強いポケモンを使わなきゃダメなのに」

にこ「ふん。バカはあんたよ、バーカ」

にこ「どのポケモンを使えば勝てるか、じゃないのよ!」

にこ「どのポケモンを使って勝つかなのよ!」

にこ「メガシンカ?種族値の差?そんな言葉はもう聞き飽きたっつーの!」

にこ「あんたに見せてやるわ!この子達の可能性を!」

ホノカはガブリアスを繰り出した!
にこにーはサンダースを繰り出した!
サンダースはふうせんで浮いている!

にこ「ふふん!いきなりいい対面ね!」

穂乃果?「ふうせん…珍しいものをつかうものだねぇ」

にこ「げきりんを打ってきても構わないわよ?」

穂乃果?「そんな見え透いた罠には引っかからないよ!」

サンダースのめざめるパワー!
効果は抜群だ!

にこ「硬っ!4倍よ!?」

穂乃果?「サンダースの火力がないだけだと思うなー」

ガブリアスのがんせきふうじ!
サンダースのふうせんが割れた!
サンダースのすばやさが下がった!

にこ「げっ…!」

にこ(すばやさが下がった!流石に次はじしんのはず…)

にこ(くーっ!あまりにもギャンブルな選出できちゃったせいで後出しできないじゃない!)

にこ(ごめんね…サンダース…!)

ガブリアスのじしん!
こうかはバツグンだ!
サンダースは倒れた!


穂乃果?「やっぱり、所詮はサンダースだったねー」

にこ「調子に乗んな!まだ勝負はこれからよ!」

にこにーはニンフィアを繰り出した!

穂乃果?「へぇ、ニンフィア」

穂乃果?「てっきり選出されないと思ったけど…まさか選出しているなんて」

にこ「選出するに決まってるじゃない!だってにこのお気に入りよ!」

にこ「今からあんたのガブリアスを、ニンフィアのフェアリー技で葬ってやるわ!」ビシィ!

穂乃果?「ふーん…」ジトー

ホノカはガブリアスを引っ込めた!
ホノカはギルガルドを繰り出した!

にこ「こ、このタイミングで交換ですってぇ!?」

穂乃果?「フェアリー技がくると分かっていたなら出すに決まってるじゃん」

穂乃果?「バカだねぇ」

にこ「ああああああ!!言わなきゃ良かったああああああ!!」

にこ「どうしよう…完全に計算ミス…」





にこ「なーんて、言うとでも思った?大馬鹿さん」

ニンフィアのシャドーボール!

穂乃果?「シャドーボール!?しかもこの火力は眼鏡!?」

にこ「ふっふっふ!まんまとにこの作戦に引っかかってくれたわね!」

にこ「単純な読み合い、無言の読み合いは、確かににこにとっては苦手だわ」

にこ「だけど、今は目の前に対戦相手がいる!」

にこ「だったら話術も駆使して、あんたをぶっとばすだけよ!」

穂乃果?「くっ…驚いたよ…!」

穂乃果?「まさか…にこちゃんが…!」


穂乃果?「交換読みシャドーボールができるなんて…!」

にこ「って、そこかい!!」

にこ「どんだけあんたはにこの事を舐めてんのよ!?」

穂乃果?「正直、適当に選出しても勝てるかなって」

にこ「こいつ~!」

にこ「だけど今更言い訳は効かないわよ!あんたが負けたら、ポケモンは返してもらうわ!絶対に!」

穂乃果?「もちろん。約束は守るよ」

穂乃果?「まあ、負ける気は無いんだけどね」

こうかはバツグンだ!
ギルガルドはじゃくてんほけんでこうげきととくこうがぐーんと上がった!

にこ「今さら何が起きたって無駄よ!次のシャドーボールで沈めるわ!」

ギルガルドのかげうち!

にこ「火力高っ!?」

ニンフィアのシャドーボール!
こうかはバツグンだ!
ギルガルドは倒れた!

にこ(でも落とせたわ!)

にこ(このHPなら、ガブリアスのじしんで落とせるかどうかは微妙なラインよ!)

にこ(だから…次出てくるポケモンは…!)

ホノカはリザードンを繰り出した!

にこ「出たわね!リザードン!」

にこ(ニンフィアはここで倒される…)

にこ(だけど!私には最後の希望が残されている!)

にこ(すべてを…その希望に託す!)

ホノカのメガリングとリザードンのリザードナイトYが反応した!
リザードンはメガリザードンYにメガシンカした!
リザードンの大文字!
ニンフィアは倒れた!

にこ「ありがと、ニンフィア」

にこ「さあ…全てはあんたに託されたわよ!!」

にこ「あんたの可能性を見せてやりなさい!」

にこにーはブースターを繰り出した!

穂乃果?「なにが出てくるかと思ったら…」

穂乃果?「フレアドライブを習得しちゃってネタにもされなくなったブーちゃんじゃん!」

にこ「うっさいわね!」

にこ「ネタだかなんだか知らないけどね!ブースターだって輝けるのよ!」

にこ「それを今!証明してやるわ!」

穂乃果?「ぷぷぷ…おかしなこというねぇにこちゃん」

穂乃果?「そもそも、ほのかの控えにはガブリアスがいるんだよ?」

にこ「ガブリアスは…どうにかするわよ!」

穂乃果?「どうにかって?」

にこ「根性よ!」

穂乃果?「いやいや、アニメじゃあるまいし」

穂乃果?「まあいいや」

穂乃果?「そもそも、ガブリアスを出す必要性すら無いし、ここで終わらせるよ」

ブースターのまもる!

穂乃果?「まもる…?」

リザードンのエアスラッシュ!
ブースターは攻撃から身を守った!

穂乃果?「なんの為にまもるを…」

ブースターはどくどく玉で毒になった!

穂乃果?「どくどく…玉…?」





にこ「準備は整ったわ!」

にこ「今からみせてあげるわ!ブースターの底力を!」

穂乃果?「何を血迷ったのかは分からないけど…」

穂乃果?「ブースターなんかにやられるほど、リザードンはやわじゃない!」

リザードンのエアスラッシュ!
急所に当たった!

穂乃果?「そんな!意外と硬い!?」

にこ「みくびるなっていったはずよ!」

にこ「それから!ブースターなんかにやられるほどやわじゃないと言ったみたいだけど!」

にこ「前言撤回するならうっさい今のうちよニセあほのか!」

にこ「いっけぇえええ!ブースター!!!」

にこ「ぶちかましなさい!!空元気よ!!」

ブースターのからげんき!
リザードンは倒れた!

前言撤回するなら今のうち

です

毎回すんません…

ブースターはどくのダメージを受けた!

穂乃果?「まさか…リザードンが一撃でやられるなんて…」

にこ「分かったでしょ?ブースターだって、使い方次第で輝けるのよ!」

穂乃果?「…」

穂乃果?「まあ、確かにみくびってはいたよ」

穂乃果?「けどね。結局…」

ホノカはガブリアスを繰り出した!

穂乃果?「ブースターは所詮、ブースターなんだよ」

にこ「出たわね…ガブリアス!!」

穂乃果?「ブースターで、ガブリアスを倒すことは出来ない」

穂乃果?「なぜなら両者の間に絶対的な差があるからだ」

穂乃果?「キミもそれは分かっているはずだよ」

にこ「…」

穂乃果?「やっぱり、弱いポケモンには存在価値なんて無いんだよ」

にこ「…はぁ」

にこ「弱いポケモンに存在価値が無い?」

にこ「はっ!笑わせてくれるわね!」

にこ「弱かろうが強かろうが!!そんなのは人の勝ってよ!!」

にこ「本当に強いトレーナーってのはね!好きなポケモンで勝てるように頑張るのよ!」

にこ「弱いポケモンだって!そのポケモンが好きなら、そのポケモンで勝てるように努力する!そうすれば、いつかポケモンが答えてくれる!」

にこ「存在価値なんて、あんたに決められることじゃないのよ!!」

穂乃果?「言いたい事はそれだけ?」

穂乃果?「どうやら話すだけ無駄なみたいだから」

穂乃果?「さっさと終わらせるよ」

穂乃果?「じゃあね、ブースター」

にこ「ばーーか!!終わるのは…あんたの方よ!!」

穂乃果?「今さら強がり?にこちゃんらしいなあ」

にこ「強がりじゃないわよ!!」

にこ「そこまで言うなら、みせてやるわよ!最後の切り札を!」

にこ「ブースター!!」

にこ「電光石火よ!!!」

穂乃果?「!!??」

穂乃果?「そんな!!電光石火!?」

穂乃果?「なんて技構成なんだ…!あり得ない!」

にこ「あり得なくて結構!!これが矢澤にこのやりかたよ!」

にこ「真姫ちゃん、凛、花陽、海未、ことり、希!!」

にこ「全員分の倍返しよ!!」

にこ「いっけぇえええええええ!!」

ブースターのでんこうせっか!

穂乃果?「まだだ…まだ負けていない!!」

穂乃果?「なぜなら!!僕のガブリアスの持ち物は!!」

ブースターはゴツゴツメットでダメージを受けた!

にこ「!?」

にこ「ご、ゴツゴツメットぉ!?」

穂乃果?「それだけじゃあない!!」

ガブリアスのさめはだ

にこ(まさか…!そんな!)

穂乃果?「危なかった…だけど!」

ブースターは倒れた!
ガブリアスは倒れた!

穂乃果?「僕の…勝ちだ…!!」

今日は寝ます。
多分明日には完結です。
おやすみなさい。

ホノカとの勝負に負けた!

にこ「くっ…!せっかく追い詰めたのに…!まさかゴツゴツメットだなんて…!」

穂乃果?「危なかった…まさかここまでやるなんて…」

穂乃果?「あの時、エアスラッシュが急所に当たっていなければ…負けていたよ…!」

穂乃果?「だけど…キミはは運が悪かった。いや、 僕の運が良かった!」

穂乃果?「残念だけど…君の負けだ。 ポケモンはいただいていくよ」

にこ「ふん。勝手にしなさい」

にこ「でも、これだけは覚えときなさい!」

にこ「弱いポケモンにだって、強いポケモンを倒せるだけの可能性がある」

にこ「勝手に何も出来ないと判断するのは、とんだお門違いよ!」

穂乃果?「…」

穂乃果?「…じゃあね、にこちゃん」スゥ

翌日

にこ「えー。ごほん」

にこ「昨日、この私、矢澤にここと世界のYAZAWAにこにーは、犯人に喧嘩を売って…」

にこ「ニンフィア以外全部とられちゃったにこー♪」

真姫「何やってんのよ!!バカじゃないの!!」

海未「にこ!あなたは大馬鹿です!!勝てるわけがないのに挑むなんて!」

凛「流石に無謀だにゃ」

にこ「どんだけ信頼されてないのよ!?」

にこ「言っておくけどね!!後一歩のところまで追い詰めたのよ!?」

海未「結果は敗北じゃないですか!あれほど戦うなと言ったのに!」

にこ「性欲に負けてバトルを受け入れたあんたに言われたくないわよ!」

海未「なぁ!?な、なんでそれを……ハッ!?」

ことり「海未ちゃーん、どういうことかなー?自分は性欲に負けないって言ってたよねー?」ニコニコ

海未「ちちち違う!誤解です!!そもそもあの時はまだニセ穂乃果だと分かっていなかったわけですし、そもそも穂乃果が悪いんですよ!!なんであんなにいやらしい体つきをしているのですか!!けしからん!実にけしからん!!」

にこ「面白いように自滅してるわねこの子…」

真姫「」ギロ

にこ「うっ…わ、悪かったわよ…わざわざあんな嘘ついてまで、喧嘩を売りにいって…」

真姫「…はぁ」

真姫「心配……したんだから………」ギュッ

にこ「ちょっ!?見てる見てる!!みんな見てるからぁ!///」

真姫「シラナイ」ギュー

希「でも、ついににこっちまで被害にあったってことは…」

花陽「次に被害に会う可能性が高いのは…絵里ちゃんか穂乃果ちゃん…」

希「だけど、あのニセモノさんは穂乃果ちゃんと戦う気は無いように見えるんよ」

真姫「となれば…次は…」

絵里「私…ね…」

にこ「…」

にこ「絵里。あんたには伝えなくちゃならないことがあるわ」

絵里「にこ…?」

にこ「ふふん。にこはただでは転ばないのよ!」

絵里「いったい何を…」

にこ「決まってるじゃない!」

にこ「あのニセモノを倒すための秘策!あのニセモノの弱点よ!」

絵里「弱点…!」

真姫「待ってにこちゃん。私も、エリーに渡したいものがあるの」

真姫「絵里。ポケモンを起動して」

絵里「え、ええ…」

真姫「エリー。交換よ」

絵里「交換…って、ポケモン?」

真姫「そうよ。早くしなさいよ」

絵里「分かったわ」

絵里「って、このポケモンは…!?」

真姫「私の勝手な勘だけど…」

真姫「次のバトルで、きっと役に立つはずよ」

真姫「うまく使いなさいよ!」

絵里「真姫…!」

穂乃果「絵里ちゃん!ほのかのポケモンも使って!」

絵里「穂乃果!」

穂乃果「もう見てるだけじゃ嫌なんだ!だから…バトルはできなくても、ポケモンにほのかの思いを託して、絵里ちゃんと一緒に戦いたいの!」

絵里「…分かったわ」

絵里「その思い…確かに受け取った!」

絵里「!?」

絵里「メール…知らない人から!?」

絵里「内容は…」

『19:00に部室へ
最後の勝負だよ、絵里ちゃん』

絵里「最後の戦いの舞台は…この部室!」

にこ「ふん!犯人にしては気が利くじゃない!」

にこ「絵里!今から伝える事を、よぉーく聞いて起きなさい!」

絵里「」コクリ

にこ「あのニセモノの弱点は…」

19:00
部室

絵里「時間になった!」

希「ニセモノさんはどこに…!?」

にこ「どこでも構わないわ!さっさとかかってきなさ…」

ガラッ

海未「ま、窓が一人でに…」

ヒュオオオオオオオ!!

ことり「か、風!?むしろ突風!?」

凛「にゃああああああ!?」

花陽「だ、ダレカタスケテー!」

ピタッ

真姫「止まった…一体何が…」

穂乃果?「ふふ…お待たせ」

全員「!!」

穂乃果?「みんな…揃っているみたいたまね」

穂乃果「もう一人の…私!」

穂乃果?「また会えて嬉しいよ。穂乃果ちゃん」ニコニコ

絵里「あなたが…ニセモノね!」

絵里「私が勝ったら!みんなのポケモンを返してもらうわよ!」

穂乃果?「もちろん」

穂乃果?「だけど、絵里ちゃんが負けたら…」

穂乃果?「とったポケモンはずーっと閉じ込められたままになるからね」

穂乃果?「そう…僕のように」

絵里「閉じ込められた…まま…!?」

絵里「責任重大ね…!でも、私は負けないわ!」

絵里「選出はもう決まっている!」

穂乃果?「僕ももう決まってるんだよねー」

絵里「絶対に…勝つ!」

穂乃果?「ふふ…対戦よろしく、絵里ちゃん」

ホノカはガブリアスを繰り出した!

絵里「力を貸してもらうわよ、真姫!!」

エリチカはハッサムを繰り出した!

海未「ハッサムvsガブリアス!この対面なら、絵里が優位!」

ことり「まずは絵里ちゃんの選出勝ちだね!」

凛「ニセモノに目にものを見せてやるにゃー!」

希「…」

希(何か…嫌な予感が……)

真姫「大丈夫よ」

希「真姫ちゃん…?」

真姫「信じなさい。エリーを」

希「…うん」

穂乃果?「ハッサムかぁ…」

穂乃果?「確かに、ハッサムは強力なポケモンだね」

穂乃果?「ガブリアスの攻撃を耐え、ハチマキなら火力でガブリアスをゴリ押せるし、メガなら積んで突破出来る」

穂乃果?「だけど、ガブリアスがハッサムの対策を出来ないわけじゃあ無いんだよね」

ガブリアスのだいもんじ!

ことうみ「!?」

希(アカン…!文字持ちガブ…!)

希(加工補正無振りでも、H175ハッサムならそれなりの可能性で落とせる…!)

希(そうでなくとも、さめさだでやられる…!)

希(いきなり一体を失った…!)

えりまき「それはどうかしら?」

穂乃果?「!」

ハッサムはオッカの実で炎の威力を弱めた!

こうかは抜群だ!
ハッサムのとんぼがえり!
ハッサムはエリチカの元へ戻っていく!

穂乃果?「オッカ…?」

真姫「どうやら…私の勘が当たったみたいね」

真姫「どうやら、あんたはハッサムにはハチマキかメガしかいない、みたいな先入観があるみたいだけど」

真姫「それ以外のハッサムだっているのよ!」

真姫「どうせそのガブリアスはタスキでしょ?」

真姫「これでタスキは潰したわ!」

絵里「次は!このポケモンよ!」

絵里「穂乃果!あなたの力を貸してもらうわ!」

絵里「いけっ!ニョロ!」

エリチカはニョロボン(NN:ニョロ)を繰り出した!

穂乃果?「ニョロボンって…」

穂乃果?「ちょっと絵里ちゃん、落差が激しすぎると思うんだけどなー」

穂乃果?「ニョロボンなんかじゃあ、オッカハッサムの余韻が台無しだよ」

穂乃果「そんなこと無い!」

穂乃果「ニョロだって!確かに、いつもは活躍出来ないかもしれないけど!」

穂乃果「だからって、ニョロが台無しなわけがない!」

穂乃果「ニョロだって…立派な、私の…今は、絵里ちゃんのパーティの一員なんだもん!」

穂乃果?「ふーん…」

穂乃果?「ま、穂乃果ちゃんが言うなら、あんまり言わないようにするけどさ」

穂乃果?「でも、これははっきりさせておかないと」

穂乃果?「ニョロボンなんかじゃ、僕のポケモンには勝てないってことをね」

ガブリアスのじしん!

絵里「…いくわよ、穂乃果!」

絵里「ニョロ!れいとうビームよ!!」

穂乃果?「!?」

ニョロボンのれいとうビーム!
こうかはばつぐんだ!
ガブリアスは倒れた!

穂乃果?「ガブリアスが…やられた!?」

穂乃果?「くっ…水格闘のくせに、れいとうビームだなんて…!」

にこ「馬鹿ねぇ。昨日あれほど言ったじゃない」

にこ「弱いからって見くびるな、って」ニヤリ

穂乃果?「…」

絵里(にこの言うとおりだった…!)

絵里(これが…弱点!)

~回想~

にこ「あのニセモノの弱点は…」

絵里「弱点は…!」

にこ「ズバリ!」

絵里「ズバリ…!」

にこ「なんとっ!」

絵里「なんと…!?」

真姫「いいから早く教えなさいよ。そういうのいらないから」

にこ「何よ~。せっかく人が盛り上げようとしてんのに」

にこ「まあ、そこまで言うなら仕方ないわ」

にこ「予想でしか無いんだけど、たぶんあっていると思うの」

にこ「あのニセモノの弱点、それは…」

にこ「弱いポケモンをみくびっていることよ!」

真姫「弱いポケモン…って、いわゆるマイナーポケモン?」

にこ「そうなるわね。あいつの弱点は、マイナーポケモンを終始見下しているってとこよ」

にこ「あいつは、マイナーポケモンに対して舐め切ったプレイングをしてくる」

にこ「だから、きっと私があいつをあそこまで追い詰めたんだと思うの」

凛「確かに…凛たちのときも、デンリュウを馬鹿にしてきていて…」

花陽「そのデンリュウに、一泡吹かせられていた…」

希「うちのときも、ハリテヤマとドサイドンを見下していた…」

にこ「ふっふっふ…!どうやらにこの予想は当たっていたみたいね!」

にこ「そこで!!次の勝負で、ある意味鍵になるのは!」

にこ「さっき穂乃果が絵里に託したニョロよ!」

穂乃果「ニョロが!?」

にこ「そうよ!断言してやるわ!」

にこ「絶対に大事な場面で役に立つってね!」

絵里「分かったわ、にこ!ありがとう!」

にこ「ふふん!いいってことよ!」

にこ「ま、絵里に弱点を伝えるためにわざと負ける作戦が上手くいったってわけよ!感謝しなさい!」ドヤァ

穂乃果「にこちゃん…!」

絵里「にこ…そんなにも私のことを考えてくれてるなんて…!」

希(うそつけ)
海未(うそつけ)
ことり(うそつけ)
凛(うそつけ)
花陽(うそつけ)
真姫(やだ…にこちゃんかっこいい…)


~回想終了~

絵里(ガブリアスをこんなにも早く倒せたのはラッキーだわ!)

絵里(このまま突っ走るだけよ!かしこいかわいいエリーチカ!)

穂乃果?「ふん…ガブリアスを倒した程度で、いい気になってもらっちゃ困るんだよねぇ」

穂乃果?「そもそも、これだけ相手の手の内が割れたなら」

穂乃果?「自信を持って、このポケモンを出すことが出来る!」

ホノカはリザードンを繰り出した!

絵里「出たわね…リザードン!」

絵里(大丈夫よエリーチカ!)

絵里(私には…まだあのポケモンがいる!)

絵里(ここは全力で、あのポケモンにつなげる!)

ホノカのメガリングとリザードンのリザードナイトYが反応した!
リザードンはメガリザードンYにメガシンカした!

リザードンのエアスラッシュ!

絵里「ああっ!ニョロ!」

ニョロボンは倒れた!

絵里「ありがとう、ニョロ!よく頑張ったわ!」

エリチカはハッサムを繰り出した!

穂乃果?「ハッサム?このタイミングで?」

穂乃果?「まさかとは思うけど、リザードンに詰んでいるんじゃないよね?」

絵里「さあ?いずれ分かるわ」

穂乃果?「ふーん…」

ハッサムのバレットパンチ!
こうかはいまひとつだ…
リザードンのだいもんじ!
こうかはばつぐんだ!
ハッサムは倒れた!

絵里「ありがとう…!ハッサム…!」

絵里「…ねぇ、もう一人の穂乃果」

穂乃果?「?」

絵里「負けたらポケモンが奪われるし、みんなのポケモンも帰ってこないっていう状況だけど…」

絵里「私は、このバトルを楽しんでいるみたいなの」

穂乃果?「バトルを…楽しむ?」

絵里「ええ。楽しんでいるの」

絵里「勝てるか負けるか…とてもドキドキして、怖いけど」

絵里「それ以上に、相手がどんなことをしてくるのか、私のポケモンはどれくらい頑張れるのか…」

絵里「そう考えただけで、ワクワクするの!」

絵里「あなたにも…あるはずよ!ワクワクが!」

穂乃果?「僕にも…?」

絵里「思い出しなさい!あなたのワクワクを!」

穂乃果?「僕の…ワクワク…?」





穂乃果『わあ!可愛い~!』

穂乃果『よーし!気に入った!』

穂乃果『早速レベル100にするぞー!』

穂乃果『あ!もちろん可愛さも磨かなくっちゃね!』

穂乃果『レベル100だけじゃなくって、リボンも制覇しなくっちゃ!』

穂乃果『ふふ…大切にするからね』

穂乃果『ずっと、ずーっと…』

穂乃果『ほのかの、1番大好きなポケモンさん…』



穂乃果?「…確かに、昔はワクワクしていたよ」

穂乃果?「だけど!それは昔の話!」

穂乃果?「穂乃果ちゃんが僕を忘れて!僕をひとりぼっちにして!」

穂乃果?「ワクワクなんて!もう風化しているよ!」

穂乃果「っ…」

絵里「大丈夫よ。穂乃果。顔を上げて。しっかり見るのよ」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「…もう一人の穂乃果。そのワクワクが…昔のものと言ったわね」

絵里「今はなくても、きちんと昔に…ワクワクしていたんじゃない」

絵里「だったら話が早いわ!」

絵里「風化してしまったあなたのワクワクを、このバトルで呼び覚ましてあげるわ!」

絵里「希…あなたのくれたポケモン、今ここで使わさせてもらうわ!」

絵里「これが、私のエース!私の、切り札!!」

絵里「頼んだわよ!バシャーモ!!」

エリチカはバシャーモを繰り出した!

絵里「いくわよバシャーモ!私たちの力をみせるときよ!」

穂乃果?「バシャーモなんか…!バシャーモなんか…!僕のリザードンで葬ってやる!」

エリチカのメガリングとバシャーモのバシャーモナイトが反応した!

穂乃果?「!?」

穂乃果?「そのポケモンに…メガストーンを!?」

バシャーモはメガバシャーモにメガシンカした!
バシャーモのまもる!
リザードンのエアスラッシュ!
バシャーモは攻撃から身を守った!

バシャーモのかそく

バシャーモの素早さが上がった!

絵里「準備は整ったわ!!」

絵里「ここからは全力全開!ノンストップのフルスロットルでいかせてもらう!」

絵里「バシャーモ!!フレアドライブよ!!」

穂乃果?(何がワクワクだ)

穂乃果?(どうせ君たちも…他の奴らと一緒のくせに…!!)






「あれは、どれくらい前の話だろうか」

「僕が穂乃果ちゃんに忘れられてから、数年経ったある日」

「その時の僕は、まだ穂乃果ちゃんが僕のことを忘れているとは知らず、ずっと穂乃果ちゃんを待っていたんだ」

「いつか、穂乃果ちゃんにまた会えると信じていた」

「けど、いつ日か…僕は待っているのももどかしくなって」

「自分から、穂乃果ちゃんに会いたいと願うようになった」

「穂乃果ちゃんに会って、また昔みたいに、一緒に冒険して、一緒に戦って、一緒にコンテストに出て…」

「そんな事を願っていたある日、ついに僕の願いがかなったんだ」

「僕は、穂乃果ちゃんのいる世界に来たんだ!」

「僕は、さっそく穂乃果ちゃんに会いにいった!」

「けれど…」

「穂乃果ちゃんは、僕に気づいてないみたいで」

「僕から、穂乃果ちゃんに触れることも出来なくて」

「…ちょっぴり、寂しかった」

「それから僕は、穂乃果ちゃんを見守りながらもこの世界を探検することにしたんだ」

「どんな人がいるんだろう!」

「そんな事を思いながら、僕はこの世界を探検した」

「でも…」

『フライゴミwwwてめーはとんぼがえりでもしてろエビフライ』

『唯一王さんちーっすwwwあれwwwフレアドライブ使えないんすかwww』

『うわwwwにらみつけるさん使ってるやつなんているんだwwwにらみつけるwwwキリッwww』

『旅パで潜るなよこの雑魚が』

『死ね!クソマイオナ!!そんな雑魚使ってんじゃねーよカス!!』

『うっはwwwよっわwwwやっぱマイナーってゴミだわ』

「僕が見た人間は…みんな、ひどいことを言う人ばかりだった」

『ガブリアスTUEEEE!なんで今までフライゴンなんか使っていたんだろ…。もうフライゴンはボックスに永住だなこりゃ』

「そして僕は、彼に出会った」

「彼の名は…フライゴン」

フライゴン『マスター!待ってくれ!俺はまだやれる!だから、だから捨てないでくれぇええええ!!』

「彼と出会ったのは、彼がボックス入りした直後だった」

『ねぇ、大丈夫?』

フライゴン『うるさい…話かけないでくれ』

『だって気になるんだもん』

フライゴン『話かけるなっつってんだろ!りゅうせいぐんぶっぱすんぞ!!あぁ!?』

『あんまり怖くないよ?』

フライゴン『余計なお世話だよ!』


「それから、僕とフライゴン君は、会って話をするくらいの仲になった」

『やっほー』

フライゴン『また来たのか…』

『相変わらず暇してるねぇ』

フライゴン『したくてしてるわけじゃないよ』

フライゴン『気になったんだけど、お前は一体何者なの?どうやってここに来たの?』

『僕はボックスで暇をしていたから、ちょっと散歩に出ているだけだよ』

フライゴン『お前…すごいな』

フライゴン『でも、お前も俺たちと同じ…所詮はマスターに見捨てられたポケモンか』

『穂乃果ちゃんは僕を見捨てたりしないよ!』

フライゴン『はいはい…まったく、おめでたい頭をしているよ…お前』

「フライゴン君との、当たり障りの無い毎日が続いていた…」

「そんなある日、異変が起きた」

「彼は、久しぶりに使ってもらえると意気込みながら、ボックスを出ていった」

「翌日…ボックスに戻ってきたら彼の様子がおかしいことに気がついた」

『フライゴン君、大丈夫?ポケセンで一度見てもらった方が…』

フライゴン『うるせーよ…話かけるな』

『でも…』

フライゴン『うるせーっつってんだろうがこのチビ野郎!!』

『ひっ!』

「その時のフライゴン君は…最初に出会ったフライゴン君と、雰囲気がまったく違っていた」


『フライゴン君どうしたの…?』

フライゴン『どうしたもこうしたもあるもんか!』

フライゴン『昨日!俺はマスターのために、全力を尽くしたさ!』

フライゴン『だけど!マスターは、俺をただのネタポケモンとしか見ていなかった!』

フライゴン『見せしめだよ!!勝てないと分かっていて、俺を出して!俺を痛めつけていながら、マスターは笑っていた!!』

フライゴン『もう!マスターは俺のことなんて!どうでもよかったんだよ!!』

『そんなことない!』

『キミのマスターだって、本当はキミのことを…』

フライゴン『ふん!よく言うぜ!』

フライゴン『周りをみてみろ!』

フライゴン『お前の周りにいるポケモンは!全員、マスターに見捨てられたポケモンなんだよ!』

フライゴン『そいつらだけじゃない!一部を覗いて、殆どが使われず、ボックスにいるだけのポケモンなんだよ!』

フライゴン『そして!お前もそうだ!お前も、マスターに見捨てられたポケモンなんだよ!!』

『違う!僕は…穂乃果ちゃんは見捨てたりしない!!』

フライゴン『ふん!現実を見ろよ!!』

フライゴン『ずっとボックスにいるって時点で、ご察しなんだよ!』

フライゴン『くそっ!!ふざけている!!どうして、俺はこんなにも弱いんだよ!!』

フライゴン『こんなに弱いのなら!ネタにされてバカにされるくらいなら!マスターから愛されないくらいなら!!』

フライゴン『最初っからいなくなった方が何倍もマシなんだよ!!』

フライゴン『お前だってそうだろぉ!?なぁ!?』

『違う…僕は違う!!』

「それから僕は、フライゴン君のいたボックスから飛び出して」

「一直線に穂乃果ちゃんの元へ向かった」

「穂乃果ちゃんは、まだ僕を見捨てていないと信じていたからだ」

「だけど…」

『これがほのかのお気に入りだよ!』

『いくよリザードン!!フレアドライブ!!』

「画面には、僕が写っていなくて」

「そして、僕が何度穂乃果ちゃんの名前を読んでも、その瞳には僕の姿が写っていなくて」

「そこでようやく理解したよ」

「穂乃果ちゃんが、僕のことを忘れているって」

「そして、やっと理解出来たんだ」

「フライゴン君の言いたかったこと」

「フライゴンの気持ちが」

「だから…僕は決めたんだ」

「フライゴン君の願いを…叶えてあげようって」

「どうせ使われないなら」

「どうせバカにされるくらいなら」

「どうせ忘れられるくらいなら」

「いなくなった方が、そのポケモンのためになるんだって」

「そう、僕の願いは…」

「破滅だ」


寝るます。

予想以上に長くなった…

明日には完結します。

おやすみなさい。

バシャーモのフレアドライブ!

絵里「いっけぇええええええええええええええ!!」

こうかはいまひとつのようだ
リザードンは倒れた!

穂乃果?「な!?」

穂乃果?「そんな!確かに晴れているとは言え、こうかはいまひとつの筈なのに…!こんなに火力が…!」

希「ううん。その解釈は半分正解で半分不正解や」

希「確かに、メガバシャーモの晴れフレアドライブの火力は相当高い」

希「だけど、リザードンを一撃で倒すには、わずかに足りないんよ」

真姫「だからこそ、その前のハッサムのバレットパンチに意味があるのよ」

真姫「ハッサムのバレットパンチが、バシャーモのフレアドライブで落とせる圏内まで持っていった」

真姫「あの時のハッサムは、決して無駄死になんかじゃないのよ!」

絵里「これが…私の、いえ…私たちの戦い方よ!」


穂乃果?(無理だ…)

穂乃果?(僕の…最後のポケモンじゃ…)

穂乃果?(勝てない…)

穂乃果?(いや…違う)

穂乃果?(僕なんかじゃ…今の彼女たちには…勝てな……)

穂乃果「諦めちゃダメだよ!」

穂乃果?「!」

海未「穂乃果!?」

ことり「穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「まだ、勝負は終わっていないんだよ!」

穂乃果「ポケモンが残っているかぎり、まだ可能性は残っているんだよ!」

にこ「ちょっとあほのか!なんで敵に声援を送ってんのよ!」

穂乃果「ごめん…にこちゃん」

穂乃果「でも…なんでだろう…穂乃果は、あの子にまだ勝負を諦めて欲しく無いんだ」

絵里「ふふ…穂乃果もああ言ってるわよ?」

穂乃果?「穂乃果ちゃん…」

絵里「さあ、まだ終わっていないわよ!全力でかかってきなさい!私の敵としてでなく、私のライバルとして!」

穂乃果?(そうだ…まだ、まだポケモンは残っている)

穂乃果?(ポケモンバトルっていうのは、最後の一体が倒れるまで分からないって)

穂乃果?(穂乃果ちゃんが言っていたじゃないか!)

穂乃果?(まだ…まだ僕は諦めない!)

ホノカはギルガルドを繰り出した!

穂乃果?「これが…僕の最後の一匹!」

穂乃果?「このポケモンに、すべてを託す!!」

絵里「そうこなくっちゃ!」

絵里「私も、全力でぶつかるわよ!もう一人の穂乃果!」

穂乃果?「うん!」

海未「ギルガルド!これはもう、相性は関係なく、読み合いがすべてですね…!」

真姫「さっきまでのニセ穂乃果なら、間違いなくエリーが勝っていただろうけど…」

希「今のニセ穂乃果ちゃんの目を見た感じ…そう簡単にはいかないやろなぁ」

花陽「読み合い次第で結果が変わる…ということですね!」

穂乃果「2人ともー!頑張れー!」

にこ「ったく…せっかく楽に勝てると思ったのに」

ことり「まあまあ。私は穂乃果ちゃんらしくていいと思うけどなー」

凛「それに、ただ勝つだけじゃダメだと思うにゃ!」

にこ「ま、そういうことにしておくけど…」

にこ「絵里!こうなったからにはもう負けたら許さないわよ!」

にこ「絶対に勝ちなさい!」

絵里「ええ!分かってるわよ!」

絵里(さて、相手はギルガルドね)

絵里(ターン数的には次のターンの終わりに晴れ状態じゃなくなる)

絵里(つまり、一発でもフレアドライブをキングシールドで防がれたら非常にまずい)

絵里(ここは様子見の”守る”よ!)

バシャーモのまもる!

海未(! まもるから入りましたか!)

海未(おそらく様子見でしょうね)

海未(ニセ穂乃果の行動は…!)

ギルガルドのシャドーボール!

真姫(ここでシャドーボール…思い切った判断ね)

バシャーモは攻撃から身を守った!

日差しが元に戻った!

花陽(晴れじゃなくなった!)

希(まだ…この勝負は分からない…!)

希(後は…絵里ちが、あの技の性質に気づけば…!)

穂乃果?(今、ギルガルドはブレードフォルムになっている)

穂乃果?(まあ、シールドフォルムでも流石にメガバシャーモのフレアドライブは耐えないけど)

穂乃果?(相手としては、一番警戒するのは間違いなくキングシールド)

穂乃果?(…)

穂乃果?(なんでだろうね)

穂乃果?(僕は今、勝ちと負けの瀬戸際にいて、ドキドキしている)

穂乃果?(このドキドキは、怖さも含んでいるのだろうけど)

穂乃果?(楽しさも含んでいる)

穂乃果?(そんな気がするんだ)

穂乃果?(ねぇ、穂乃果ちゃん)

穂乃果?(これが、ワクワクなのかな?)

穂乃果?「いくよ…絵里ちゃん!」


バシャーモのまもる!
バシャーモはまもりのたいせいに入った!

海未「二連まもる!」

真姫「しかも成功したわね」

花陽「これで万が一が起きても、大丈夫だね!」

ギルガルドのシャドーボール!
バシャーモは攻撃から身を守った!

凛「こっちは2連シャドーボール!?」

ことり「まもるが決まっていなかったら…危なかったね…!」

にこ「な、なかなかやるじゃない…!」

穂乃果「読みはあっているよ!焦らず、バトルを楽しもう!」

穂乃果?「うん!」

にこ「どっちの味方なのよあんたは…」

希「でもいいやんか。見て、あっちの穂乃果ちゃんの顔」

希「勝負を楽しんでいる風に見えるやん?」

にこ「そんなこと言ったら、見てみなさいよ、絵里の顔」

にこ「絵里も、本気で楽しんでいるみたいよ?」

>>454
すみません、誤爆しました

海未「しかし、2連まもるを決めてしまった以上…流石に3連まもるは期待出来ない…」

海未「つまり、次読みを外したら…絵里は…!」

真姫「それだけじゃないわ」

真姫「まもるとキングシールドのPPは同じ」

真姫「つまり、読み合いがこのまま続けば…先にバシャーモのまもるのPPがなくなる…」

真姫「そうなったら、エリーに勝ち目はない…!」

花陽「何かしらのアクションを起こさないと…負けてしまう…!」

真姫「この場面は…まさにターニングポイント!」

真姫「エリー、あなたの腕前の見せ所よ!!」


>>455
ええんやで

希(次の場面…)

希(3連まもるの決まる確立なんて、相当低い筈)

希(仮にまもるを選択したら、間違いなく失敗して…)

希(その時に相手がシャドーボールを選択していれば、間違いなく敗北する)

希(かと言ってフレアドライブを選択したなら)

希(ちらつくのはキングシールドの存在)

希(キングシールドにバシャーモのフレアドライブが防がれたら…)

希(攻撃が二段階下がり、シールドフォルムならフレアドライブを耐えられる)

希(絵里ち…!)

絵里「…」

絵里(ふふ…本気のバトルを、ここまで楽しめたのは…いつ以来かしら)

絵里(今なら胸を張って言える)

絵里(私は…負けることを後悔したりしない!)

絵里(本当の後悔は、全力を尽くせないこと!)

絵里(だから私は、全力を尽くす!)

穂乃果?(次の選択が、勝敗を決するかもしれない)

穂乃果?(そう考えると、震えが止まらなくなるし、緊張もする)

穂乃果?(だけど、その震えや緊張が、なぜか心地よくて)

穂乃果?(昔味わった気持ちと、どこか似ていて)

穂乃果?(これが…きっと、ワクワクなんだと僕は思う)

穂乃果?(…いくよ、絵里ちゃん!)

ギルガルドのキングシールド!!

海未(先制でギルガルドのキングシールドが決まった!?)

真姫(ということは…絵里は攻撃技を選択した!)

花陽(このままじゃ…攻撃が二段階下がっちゃう…!)

穂乃果?「やった…!やったよ穂乃果ちゃん!」

穂乃果?「僕の…僕の読みが!当たったんだ!」

絵里「ふふ…いい読みね、穂乃果」

絵里「だけど…」

絵里「私の勝ちよ!!」

バシャーモのばかぢから!

海未「ば、ばかぢからだとぉ!?」

真姫「ハッ!そういうことか!」

ギルガルドにこうかは無いようだ…

穂乃果?「キングシールドの効果が…発動されない!?」

真姫「ばかぢからは格闘技よ!だからそもそも、ゴーストタイプのギルガルドには攻撃そのものが無効化される!」

花陽「無効化された攻撃は、キングシールドで防いだことにはならない…!」

絵里「希…あなたがこのバシャーモに覚えさせてくれた!」

絵里「トドメよ!!バシャーモ!渾身の一撃を叩き込みなさい!!」

絵里「フレアドライブッッッ!!」

バシャーモのフレアドライブ!





穂乃果?「ふふ…まったく、驚かされたよ」

穂乃果?「でも…」

穂乃果?「悪い気はしない…かな」

こうかはばつぐんだ!
ギルガルドは倒れた!
エリチカとの勝負に負けた!

絵里「ハラショー!楽しいバトルだったわ!」

穂乃果?「あはは…負けちゃった」

穂乃果?「でも…大切なことを、ちょっぴりだけ思い出した気がするなぁ…」

穂乃果?「ありがとう、絵里ちゃん」

穂乃果?「ありがとう、穂乃果ちゃん」

穂乃果?「ありがとう…みんな」

穂乃果?「約束通り…みんなのポケモンは返すよ」

海未「!!」

ことり「3DSが光ってる!」

凛「ポケモンが戻ってきてるにゃ!」

希「おかえり。うちのポケモンさん」

花陽「よ、よかったぁ…」

真姫「何はともあれ…」

にこ「ハッピーエンドね!」

穂乃果「絵里ちゃん!やったね!」

絵里「ええ!」

絵里「これもみんなのおかげよ!」

あかん日付け変わっちゃう

のんたん誕生日おめでとう!!

穂乃果?「みんな…聞いて欲しいことがあるんだ」

絵里「穂乃果…?」

穂乃果?「この世にはね、ネタにされて馬鹿にされるポケモンや」

穂乃果?「そもそも使われなくなって、ボックスにずっと眠っているだけのポケモンがいるんだ」

穂乃果?「使って欲しい…までとは言えないけど」

穂乃果?「たまには思い出して欲しいんだ…そのポケモンたちのことを」

穂乃果?「それが…僕の、たった一つの願いだよ」

穂乃果?「それじゃあ…」

穂乃果?「そろそろ時間だ」

穂乃果?「お別れだよ…みんな」スゥ…

穂乃果「か、体が透けていく…!?」

穂乃果「どうして!せっかく…せっかく分かり合えると思ったのに!こんな…こんなのって…!」

乃果?「この世界に…2人も高坂穂乃果がいちゃいけないんだ」

乃果?「だから…これは仕方の無いこと」

果?「でも安心して。これでお別れなんかじゃないよ」

?「僕はまた、元の姿に戻って、穂乃果ちゃん達には見えなくなっちゃうだけなんだ」

?「僕がいなくなるわけじゃない」

?「僕は、ずっと穂乃果ちゃんを見守り続けているから」

?「それに…僕の願いは叶ったから」

?「でも…もう一つだけ、望むとしたら…」

?「穂乃果ちゃんに、僕のことを思い出して欲しいな…なんて」

穂乃果「うん!約束する!絶対に思い出すよ!もう一人ぼっちになんてさせないよ!」

?「ありがとう…穂乃果ちゃん」

穂乃果「最後に一つだけ教えて!」

穂乃果「あなたの…あなたの本当の名前を!」

?「……」

「僕の、本当の名前は…………」

ガチャッ

穂乃果「おっはよー!」

海未「穂乃果!遅刻ですよ!何をやってたのですか!?」

穂乃果「いやー、パンが美味くて…つい」

海未「理由になってません!」


穂乃果(あの事件が解決してから…数日が経った)

穂乃果(不思議なことに…穂乃果以外のみんな、あの事件のことをまったく覚えていなかった)

穂乃果(でも…気のせいかもしれないけど)

穂乃果(みんなのポケモンに対する態度がちょっぴり変わった気がするんだ)

凛「見るにゃ!これが最強の猫パだにゃ!」

花陽「わあ~!か、可愛い~!」

凛「作るのになかなか苦労したにゃ…」

花陽「その分愛情がこもっているってことだよ凛ちゃん!」

凛「もちろんだよかよちん!」



真姫「にこちゃんって、本当にブイズが好きよね」

にこ「あったりまえよ!私には可愛いポケモンがぴったり!つまりはブイズが一番似合うのよ!」

真姫「ふーん…」

真姫「ちなみにそのブイズでお気に入りって何よ?」

にこ「うーん…そうねぇ」

にこ「にこみたいなキュートさが売りのニンフィアも好きだし、もふもふしたブースターも好きだけど…」

にこ「一番はグレイシアね!」

真姫「なんでグレイシア?」

にこ「だってぇ~、グレイシアってぇ、なんだかとってもツンデレっぽい見た目しててぇ~、真姫ちゃんに似てるんだも~ん☆」

真姫「な、何よそれ!!///イミワカンナイ!!///」

ことり「あ!海未ちゃんポケパルレやってる~!珍しいねぇ」

海未「こ、ことり!?」

海未(ま、まずい…ポケモンに”ほのか”というニックネームをつけてポケパルレをしていることがバレたら…っ!)

海未「ま、まあ…私もたまにはこういう楽しみかたをしますよ!だって癒されますからね!はっはっはっ!」

ことり「そっかぁ。私もやってみようかなぁ」

ことり(もちろん、ポケモンのニックネームを”ほのかちゃん”にしてね)


絵里「穂乃果!バトルしましょう!」

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「最近調子がいいのよ!希からもらったバシャーモが大活躍なんだから!」

穂乃果「おお!それは楽しみ!!」

希「相変わらず、2人とも仲がええね」

希「あ、そうだ。ねぇ絵里ちー」

絵里「なーに?」

希「…絶対に、ウチの方に振り向かせたるからね」ボソッ

絵里「ん?今なんて言ったの?」

希「ふふっ。なんでもないんよ」

希「ほら、そんなことより、早くバトルを始めよ?」

絵里「?」

穂乃果「よーし!それじゃあ早速!」

絵里「ええ!」

ほのえり「バトルスタート!!」




お し ま い

これで終わりです!
ありがとうございました!












嘘ですすいません
ちょっぴりオマケがあります

雪穂「あれー?おかしいなー」ガサゴソ

穂乃果「ん?何やってるの雪穂?」

雪穂「あ、お姉ちゃん」

雪穂「実はさー、亜里沙がポケモンに興味を持ったみたいでさー」

雪穂「せっかくだから、私のルビーを亜里沙に貸そうと思ったんだけど、見当たらなくって…」

穂乃果「へー。亜里沙ちゃんが」

穂乃果「ふふ。絵里ちゃんに影響されたのかな?」

雪穂「ねぇ、だから探すの手伝ってよー」

穂乃果「仕方ないなぁ。…よーし!たまにはお姉ちゃんらしいところを見せなくっちゃね!」

雪穂「たまには、って…」

穂乃果「どーこかなっ、どーこかなっ…」

穂乃果「あー!!」

雪穂「お、お姉ちゃん?どうしたの?」


穂乃果「こ、これは~!!」

雪穂「あ、お姉ちゃんのサファイアじゃん」

穂乃果「って、私のセリフがー!?」

雪穂「まさかこんなところで見つかるとはねー」

穂乃果「見つけちゃったからには…やるしか無いよ!」

穂乃果「雪穂!ゲームボーイアドバンス!」

雪穂「もううちにはないんじゃなかったっけ?」

穂乃果「あれ?そうだっけ?」

穂乃果「じゃあDS!」

雪穂「DSならちょうどさっき見つけたよ。はい、これ」

穂乃果「ありがとー!さっすが雪穂!出来る妹だ!」

雪穂「はいはい」

穂乃果「よーし!早速スタートだよ!」

穂乃果「うわー…懐かしい…!」

穂乃果「そうだ!まずはボックスから見てみよう!」

穂乃果「って、えええええええええ!?」

穂乃果「ぼ、ボックスにポケモンがいない!?なんで!?」

雪穂「プラチナにほとんど送ったんでしょ。忘れたの?」

穂乃果「あ…そうだった…」

穂乃果「うーん…ちょっとくらい残ってたって……」

穂乃果「!!」

その時、ほのかは見つけたんだ。
ボックスに、ひとりぼっちでいるポケモンを。

雪穂「あ!懐かしー!」

雪穂「そう言えば、昔、お姉ちゃんと一緒に映画を見に行ったよねー!」

雪穂「確か…映画の名前は…」

穂乃果「七夜の願い星…ジラーチ…」

雪穂「そうそう!それそれ!」

穂乃果「そうだったんだ…きみだったんだね…」

雪穂「お姉ちゃん?」

穂乃果「ごめんね…ずっとひとりぼっちにさせちゃって…」

穂乃果「でも、もう大丈夫だから」

穂乃果「もう…忘れたりしないから」

穂乃果「今度は、ずーっと一緒だから」

穂乃果「私だけじゃない、私たちのポケモンも、ずっと一緒にいるから」

穂乃果「もう、ひとりぼっちじゃない」

穂乃果「さあ…みんなが待っているよ!」

雪穂「どうしたのさっきから…」

穂乃果「雪穂!ちょっと私、出かけてくるね!」

穂乃果「あ!プラチナとブラックはどこにあったっけ!?」

雪穂「それは多分…お姉ちゃんの部屋にあると思うけど」

穂乃果「おっけー!探してくる!」

穂乃果「あった!」

雪穂「早っ!?」

穂乃果「それじゃいってきまーす!!」

穂乃果(いますぐ迎えに行くからね!!)

(ありがとう…穂乃果ちゃん。僕との約束を守ってくれて…)

(一足早いけど…)



(ただいま、穂乃果ちゃん)

(おかえり!ジラーチ!)



本当に
お し ま い

完結です。
ありがとうございました!

本当にどうでもいいことですが、メガバシャーモはマジで強いですよね
メガバシャ馬鹿にしていた昔の自分を殴ってやりたい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月10日 (火) 04:00:55   ID: a_sjKMzt

ユベルやめーやw

2 :  SS好きの774さん   2014年06月10日 (火) 08:59:19   ID: F_bC56FQ

何このにこちゃん格好良いっ!(*>ω<*)

3 :  SS好きの774さん   2014年06月10日 (火) 18:41:47   ID: hGdPV9kC

まさに破滅の願いってか

4 :  SS好きの774さん   2014年10月17日 (金) 19:56:04   ID: vXMcnxpR

前作で初戦敗退したキャラが活躍しててすごいいいよー

5 :  SS好きの774さん   2014年11月17日 (月) 19:14:21   ID: BayTTpQ-


ポケモンやりたくなった
またラブライブ×ポケモン書いてくれたら嬉しい

6 :  SS好きの774さん   2015年04月01日 (水) 05:08:53   ID: xjsJ_PAr

バトル凝るほど、やったことないけど、感動しました。程よくギャグも面白くて、良SSでした!

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom