ハンジ「私の性別?」(257)

ハンジ「なにエレン、いきなりどうしたの」

エレン「いや……こんなこと聞くのも失礼かもしれないんですけど」

エレン「ぶっちゃけハンジさんて、女性なんですか?男性なんですか?」

ハンジ「気になる?」

エレン「まあ」

ハンジ「教えたらもう1ステージ進んだ巨人化の実験していい?」

エレン「も、もう1ステージって例えば」

ハンジ「……耳貸して」ヒソヒソ

エレン「はい」

エレン「……」

エレン「……」

エレン「無理ですね」

ハンジ「チッ」

ハンジ「じゃあ諦めてね。私が女か男か分からず悶々とするがいいよエレン」

エレン「うーん」

ハンジ「エレンは個人的に私をどう思ってるの?」

エレン「えっ」

エレン「質問の意味が…よく……」

ハンジ「ああ。あっはっは、誤解させちゃったかな」

ハンジ「私の性別。エレンの想像でいいよ」

エレン「う、うーん…………女性、ですかね?」

ハンジ「ふふーん。女性かあ」

エレン「あってますか?」

ハンジ「さあどうだろーね?」

エレン「教えてくださいよー、気になるじゃないですか」



ハンジ「だから実験に」

エレン「いやです」

ハンジ「ノーリスク・ハイリターンかい?都合よすぎじゃないかな」

エレン「せいぜいノーリスク・ローリータンでしょ」

エレン「たかが性別じゃないですか」

ハンジ「たかがっていう割にはこだわるねえ」

ハンジ「でもさ、だめだめ、エレン全然なってないよ」クスクス

ハンジ「性別なんか関係ないぜ!ハンジさんが男でも女でも」

ハンジ「俺はハンジさんが好きです!」

ハンジ「くらい言えないとねえ」

エレン「今の俺の真似ですかやめてくださいよ」

エレン「ていうか俺は別に、ただ気になったから質問しただけで…」

ハンジ「ははは。青いぜ少年」

ハンジ「まあ、上手に言えるようになったら、遊んであげてもいいよ?」ガタッ

エレン「な、なに……」

ハンジ「かわいいなぁエレンは」

エレン「近い近い」

ハンジ「私が男性だったらいやかい?」クイッ

エレン「嫌なんかじゃないですけど……ってなんでアゴ掴んでんですか」

エレン「離れてくださいよ」

ハンジ「あは、目ぇ逸らしちゃって」

ハンジ「つまみ食いしたくなっちゃうなー」ペロリ

ハンジ「ねえねえ私が女だったら、いいの?」

エレン「あああもうなんですか!もうどっちでもいいですよ!」バッ

ハンジ「あー、ちょっとー、どこいくの」

エレン「どっかです」スタスタ


バタン


ハンジ「ちぇ。逃げられちゃったなぁ」

ハンジ「あー楽しい楽しい。若い子は反応が初々しくて楽しいなぁ」

ハンジ「巨人の実験には及ばないけどさ」

ハンジ「はぁ~、エレンもいなくなっちゃったし仕事するかぁ」ガシガシ

ハンジ「めんどくせぇー!」



エレン「はあ……ちょっと気になったこと聞いただけなのに、えらい目にあったな」

アルミン「おーいエレン」タッタッタ

ミカサ「エレン……」タッタッタ

エレン「おうお前ら」

アルミン「やあ、なんか久しぶりだね」

ミカサ「エレン、なんとなく顔が赤い気がするけど……もしかして体調悪い?」

エレン「えっ 別に赤くないだろ。普通」

アルミン「そういえば心なしか赤いかも。医務室行くかい?」

エレン「だから大丈夫だって!」

エレン「なあ、二人はハンジさんって男か女かどっちだと思う?」

アルミン「え…ハンジ分隊長?」

ミカサ「……」



アルミン「うーん……考えたことなかったな。そういえばどっちだろう」

ミカサ「私はどっちでもいい」

アルミン「直接ハンジさんに聞いてくれば?」

エレン「もう聞いてきた」

アルミン「なんだって?」

エレン「教えてくれなかった。からかわれた」

アルミン「そっか。まあハンジさんだからね」

エレン「ハンジさんだからな」

ミカサ「ハンジさんだから」



エレン「あれかな。仮にハンジさんが女だとする」

アルミン「うん」

エレン「女性が年下とはいえ、異性から性別どっちですかなんて言われたら」

アルミン「ああ。ちょっと失礼だね」

ミカサ「ちょっとどころではない」

エレン「男の俺がいったからだめだったのかな」

エレン「ミカサ、頼みがあるんだけど、いいか?」

ミカサ「断る」

エレン「なんでだ」

ミカサ「頼みごとがなんだか、すでに私には分かっている」

ミカサ「ハンジさんの性別なんて、ミジンコほども興味ない」

アルミン「ひどい……」




ミカサ「別にひどくない」

ミカサ「性別がどっちでも、ハンジ分隊長はハンジ分隊長に変わりないから」

アルミン「わあ、イケメンだなあ」

エレン「ミカサ頼むよ。ハンジさんの性別どっちか聞いてきて」

ミカサ「やだ」

エレン「一生のお願い!」

ミカサ「エレンの一生のお願いはこれまでに数十回聞いてきた」

エレン「やだやだ俺のお願い聞いてくれなきゃやだ」

ミカサ「うぐ。なにそれは」

エレン「なぁミカサーいいだろ?聞くだけ聞くだけ」

ミカサ「……そこまでエレンが言うなら…………」

エレン「やったぜ」



アルミン「ミカサ行ったね」

エレン「あいつならやってくれるって信じてるぜ」

アルミン「エレンがあんな演技派だったなんて」

エレン「ミカサは駄々こねればなんだかんだで聞いてくれるぞ」

アルミン「エレン……恐ろしい子…」

エレン「アルミンもやってみろよ」

アルミン「……」

アルミン「やだやだ僕のお願い聞いてよ~」ウルウル

エレン「上出来上出来」

アルミン「やったぁ」

トントン


ミカサ「ハンジさん。ミカサです」

ハンジ「ん?珍しいな、どうしたんだい?」

ハンジ「入っていいよ」

ミカサ「失礼します」

ハンジ「なんか用?」

ミカサ「あの……性別なんですか」

ハンジ「おう。ストレートだね」

ミカサ「……」

ハンジ「エレンに頼まれたの?」

ミカサ「…まあ。私は興味ないです」

ハンジ「ふーん?」



ハンジ「ミカサはどっちだと思う?私は女か男か」

ミカサ「どちらでも…」

ハンジ「適当でいいよ。二択じゃないか」

ミカサ「……。はあ……じゃあ男性ですか」

ハンジ「おやエレンと違う答えだね。どうして?」

ミカサ「分隊長は女性にしては背が高いですし…まあ私もですけど」

ミカサ「それに」チラッ

ハンジ「ああ、胸がないって?」

ミカサ「…そういうつもりでは」

ハンジ「いいよいいよ。別に私が男だったら胸なんてどうでもいいしさ」

ミカサ「では男性ですか」

ハンジ「さあ」


ミカサ「……」

ハンジ「ははは、ごめんね。いらいらしてきてる?」

ミカサ「いえ」

ハンジ「じゃあ確かめてみればいい」

ミカサ「は?」

ハンジ「私はここに座ってるから、好きに調べていいよ」

ミカサ「調べるって…」

ハンジ「エレンに頼まれたんじゃないの?早くしないとエレン待ってるよ?」

ミカサ「……」

ミカサ「……チッ」

ハンジ「こらこら女の子が舌打ちしないの」

ミカサ(エレンのためエレンのためエレンのためエレンのため)

ミカサ(でも調べるってどこ触れば……)

ミカサ(やっぱり、胸だろうか)

ミカサ(…………)ダラダラ

ミカサ(エレンのため…)


ミカサ「し、失礼します」

ハンジ「どーぞどーぞ」

ミカサ「……」ペタ


ミカサ(……固い、ように思える)

ミカサ(でも自分の胸部もこのくらいの固さだし)

ミカサ(ジャケットの上から軽く触ってるだけだから、よくわからない)

ハンジ「分かった?」

ミカサ「……」

ハンジ「遠慮しなくていいよ?ほら、もっとこっちきて」グイッ

ミカサ「! あの」

ハンジ「ほらほら早くー」

ミカサ「くっ…エレンのためエレンのためエレンのため」

ハンジ「ミカサは本当にエレンと仲良しなんだねえ」

ハンジ「大好きなエレン以外の腕の中におさまってる気分はどう?」

ミカサ「……」ギリギリ

ハンジ「ぶはっ!手負いの獣みたいだねえ!」



ミカサ「顔が近い」

ハンジ「そうかい?」

ミカサ「耳の近くでしゃべらないで」

ハンジ「照れてるの?かーわいいなぁ」

ミカサ「ちがう!」

ハンジ「頬赤いよ」

ミカサ「いい加減にしてほしい。調子に乗らないで」

ハンジ「んー?ミカサが早く私の性別を調べないから悪いんじゃん」

ミカサ「……」

ハンジ「胸で分からなかったらさあ、あと一か所しかないんじゃね?」

ミカサ「もういいっ」



ハンジ「いいの?エレンがっかりしちゃうよ?」

ミカサ「……」

ハンジ「ミカサが照れ屋さんなんだね。大丈夫、私にまかせてよ」ペロッ

ミカサ「何故いま舌なめずりをしたの」

ハンジ「いや~やっぱいいですよね~若い果実って」

ミカサ「意味がわからない」

ハンジ「ミカサはエレンが好きなの?」

ミカサ「……!?」ドキ

ミカサ「え…エレンは家族」カァ

ハンジ「そっか。じゃああとでエレンと二人一緒に頂こうかなぁ」

ミカサ「?」

ハンジ「あ、なんでもないなんでもない」


ハンジ「ミカサはキスってしたことあるのかな」

ミカサ「……それがあなたの性別とどう関係するのか、教えてほしい」

ハンジ「近道になるかもよ?」

ミカサ「…チッ………スは、したことない、」

ハンジ「え?なんだって?」

ミカサ「…っキスはまだ!」キッ

ハンジ「ふーん。まだなんだ」

ハンジ「ミカサの唇っておいしそーだよね」

ミカサ「そんなことはない」

ハンジ「あるある。味見していい?」スッ

ミカサ「!?!?」ギョッ



バチーーーン


ハンジ「ごはぁ!!」

ミカサ「………ッ 失礼します!」


バタバタバタバタ…



ハンジ「あー。もう少しだったのにクソッ!」

ハンジ「ミカサも女の子らしいところあってかわいいな」

ハンジ「ちぇ…もうちょっと遊びたかったのになーみんな反応かわいいなー」

ハンジ「でもエレン、ミカサときたら次は……ふふふふ」



エレン「あーるーぷーすーいちまんじゃーくー」サッサッ

アルミン「こやぎーのーうーえで」サッサッ

ミカサ「……」スタスタ

エレン「あ、ミカサ。どうだった?」

ミカサ「……フーフー」

アルミン「ミカサ…顔赤いよ?」

ミカサ「なんでもない」

ミカサ「ごめんなさいエレン、性別を特定できなかった」

エレン「そか。ハンジさん手ごわいな」

ミカサ「怒ってないの…?」

エレン「怒るわけないだろ」

ミカサ「……」ギュ

エレン「おいおいどうした」

まじか
ずっとこやぎだと思ってたわ


エレン「俺たちの聞き方が悪かったのかな?」

ミカサ「……そうかも」

エレン「ここはもうアルミンの頭脳に頼るしかないかもしれない」

アルミン「えっ 僕?」

ミカサ「…私は反対……やめた方がいい……と思う」

アルミン「なんでだい?」

ミカサ「うまく言えないけど……危険」

アルミン「ええ……こわい…」

エレン「アルミン、だめか?」

アルミン「申し訳ないけど」

エレン「えー、だめ?どうしてもだめ?本当にだめ?なにがなんでもだめ?」

アルミン「うぐ」


エレン「アルミンが絶対いやだったら、無理強いはしないけどさ」

エレン「……」シュン

ミカサ「……」シュン

アルミン「ず、ずるいぞエレン……うぐぅ……」

アルミン「はあ、分かったよ…」

エレン「よっしゃ」

ミカサ「でも気をつけてアルミン」

ミカサ「何かを奪われないように…」

アルミン「怖すぎる忠告どうもありがとう」ブルブル

アルミン「じゃあ行ってくるよ」

エレン「おう。頼んだぞ」


ミカサ「エレン、ろーんどんばしおちたーってやつやろう」

エレン「いいよ」



コンコン

アルミン「ハンジさん、お仕事中すいません」

ハンジ「アルミンだね。待ってたよ」

アルミン「え?」

ハンジ「いや失礼。なんでもないなんでもなーいあっはっは」

ハンジ「でなんか用?」

アルミン「はい。あのぅ……大変失礼な質問だとは存じてますが」

アルミン「ハンジさんは……」

アルミン(いや待つんだ。きっとエレンもミカサも『性別はどっちか』なんて質問、すでにしたはず)

アルミン(結果惨敗だった。ということは少しひねって質問した方がいいな)

アルミン「ハンジさんは、思いを寄せる方はいらっしゃるんですか?」


ハンジ「お?ふんふん。さすがアルミンだなぁ」

ハンジ「思いを寄せる、ねえ……特別にはいないかな」

アルミン「で、では、好みのタイプとか」

ハンジ「んーそうだね。初々しくてついからかいたくなっちゃう感じの子がいいかな」

アルミン(う~ん。女性とも男性ともとれるな)

ハンジ「ああ、例えばアルミンみたいな子がいいかも」ニコ

アルミン「っはい!?」

ハンジ「頭が回るし、気もきくよねぇ。そういうとこ私すごいって思ってるよ」

アルミン「えっ ど、どうも?」

ハンジ「ははは、そんなびっくりしないでよ」

ハンジ「…で、君の優秀な頭脳で、私の性別は絞り込めたかな」

アルミン「……ばれてましたか」

ハンジ「そりゃね。でもさ、私の性別の前に、君の性別の方が気になるなあ」

アルミン「……? 僕は男ですが」

ハンジ「ほんとに?女の子じゃないの?」

アルミン「なっ ちがいます!///」

アルミン「確かに身長も低いし、声も高いですけど!僕はれっきとした男の子ですよ!!」

ハンジ「うーん……でも結局自称じゃん?」

ハンジ「君の性別を確かめさせてくれたら、私がどっちなのか教えてあげてもいいよ」

アルミン「ええっ…」


ハンジ「別に恥ずかしくないでしょ?アルミンが本当に男の子だったら、さ」

アルミン「う……はい」

ハンジ「よっしゃ、じゃあこっち来て」

アルミン(これ大丈夫か?)

ハンジ「はい、膝の上座って」

アルミン「失礼します……」

ハンジ「軽いね。やっぱ女の子なんじゃないのかい君?」

アルミン「違います!!」

ハンジ「じゃあ服を脱がすよ」ガバッ

アルミン「あの、自分で脱ぎますよ」

ハンジ「いいからいいから」

アルミン「……」

ハンジ「ふんふんふーん」

アルミン「……」カァー

ハンジ「…ほんと女の子みたいだね。顔まっか。アルミンかわいい」

アルミン「だから違いますって!ほら、胸まっ平らじゃないですかぁ!」

ハンジ「ほんとだー」

アルミン「はい証明終了ですね!じゃあハンジさんの性別も教えてください!」

アルミン「あと膝からも降ろしてください」モゾ

ハンジ「ストーップ」グイ



アルミン「ひゃっ!?」

ハンジ「ああごめんごめん。私の手冷たかった?」

ハンジ「素肌にいきなり触られたらびっくりしちゃうよね」

ハンジ「……」フーッ

アルミン「ちょっハンジさん!?///」ビクッ

ハンジ「ふふ」ペロッ

アルミン(これはまずいなんかまずい)

アルミン(僕の大事な何かが奪われそうな予感…!)


アルミン「ハンジさん、約束…っ」

アルミン「守ってくださいよぉ」ジワ


ハンジ「ありゃ。いじめすぎちゃったかなーごめんね」

ハンジ「でもさ?アルミンくらいの年の女の子は、まだ胸がふくらんでない子もいるんじゃない?」

アルミン「いません」

ハンジ「いやいや、いるでしょ」

アルミン「いません」

ハンジ「いるったらいるんだよ!上官命令!」

アルミン「ず、ずるい」

ハンジ「だから胸部だけじゃあなぁ」

アルミン「さすがにそれはちょっと…」

ハンジ「君、エレンとかと一緒に着替えたりするでしょ?それと一緒だって」

アルミン「ハンジさんが女性だったら状況が違うじゃないですか」

ハンジ「めんどくさいなぁ。もういいや上官命令で」カチャカチャ

アルミン「ちょっ」



アルミン「わああああっ!だめだめだめだめ!」

ハンジ「優しくするから大丈夫」カチャ

アルミン「なにがですかっ?あのほんとに!手ぇとめてください!」

ハンジ「まあまあ」スルスル

アルミン「僕はじめては好きな人とって決めてるんですぅぅ」ジタバタ

ハンジ「ひどいな。アルミンは私のこと好きじゃないのかい?」

アルミン「えっいや……」

ハンジ「傷ついたな…まあ私なんて、そうだよね」

ハンジ「女か男かわかんないし、巨人好きの変態ってよく言われるし」

ハンジ「慣れてるけどね……」

アルミン「ぼ、僕は!そんなこと思ってないですよ」

アルミン「ハンジさんが女でも男でも、尊敬する上司ですし…!」



ハンジ「アルミン……ありがとう」ギュ

アルミン「わわわっ…!?」

ハンジ「そんな風に思ってくれてたんだ。私嬉しいな」

ハンジ「じゃあ、いいよね」

アルミン「えっ!?」

ハンジ「チッ なんで兵団の服ってこんな脱がせにくいんだろ」ゴソゴソ

ハンジ「まーったく嫌になるよね!?」ゴソゴソ

アルミン「ミカサーーー!エレンーーー!助けてーーー!!」


エレン「だーるーまーさんがこーろーんーだ」クルッ

ミカサ「…」ピタッ

エレン「……」ジー

ミカサ「……」

エレン「だーるーまーさんがー」

ミカサ「…」ソロリソロリ

エレン「ころんだ!」バッ!

ミカサ「!」ピタァッ



エレン「だーるーま」

ミカサ「エレン、タッチ」ポン

エレン「ちぇ、はええなぁ」

ミカサ「アルミン遅い」

エレン「遅いな。うまく聞き出せてるのかもな」

ミカサ「お腹すいた」

エレン「先に戻って食事の準備手伝うか。アルミンもお腹すかせてるだろうし」

ミカサ「うん」

エレン「グリコしながら帰ろうぜ」

ミカサ「うん」



アルミン「わーーーーーーーーっわーーーーーーーっ///」

ハンジ「鳥肌たってるなぁ…寒い?」

アルミン「ズボン返してーーーーっ」

ハンジ「やだよ」ポイ

アルミン「わーーーん僕まだ15歳ですよ犯罪ですよーーーーっ」

ハンジ「常識や法律なんて、破るために存在していると私は思うね」ツツツ…

ハンジ「あーかわいいアルミンかわいいよ。恥ずかしがらないで、ね?」

ハンジ「怖くないから……」サワサワ

アルミン「やだーーーーっ」

ハンジ「あれ…」ペロン

アルミン「パンツめくらないでーーーーっっ」

ハンジ「まだ毛

アルミン「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」


コンコン


ハンジ「あぁ?チッ……いいところに。誰だい」

モブリット「あのぉ、分隊長。ちょっと書類不備がありまして」

ハンジ「モブリットぉ?いま手が離せないから、エルヴィンのところにでももってって」

モブリット「いやいやいやいや無理ですって」

ハンジ「……はぁ。分かったよ、入って」

モブリット「失礼しまアアアアアアアアアアア!?」

モブリット「なにしてるんですか!?」

ハンジ「つまみぐい?唾つけ?」

アルミン「モブリットさん…あなたが神か……」ゼエゼエ

アルミン「この恩は必ずいつか返します!」ダッッ

ハンジ「ああん。逃げちゃったー」

モブリット「あんたほんと一体なにしてんですかぁ!!」


バタン!

エレン「あ、アルミンおかえりー」

ミカサ「おかえり。ご飯食べよう」

アルミン「ご飯どころじゃないよっ」

エレン「衣服が乱れてるがどうした?」

アルミン「どうしたもこうしたもない!」

アルミン「奪われかけた……」ハァハァ

ミカサ「こわい」

エレン「こわいな」


アルミン「ふ、二人とも。もうハンジさんの性別を詮索するのはやめよう」

アルミン「藪をつついたらアナコンダがでてきた気分だ」

エレン「そうだな。つき合わせて悪かった、二人とも」

ミカサ「もう忘れよう。悪い夢だった」

アルミン「ああ…」


ハンジ「……ってことを今話し合ってるんだろうなぁ」

ハンジ「あーあ。せっかく楽しかったのに。もう終わりか」

ハンジ「まぁいいか。忘れた頃にまたちょっかいだそおっと」

ハンジ「さ、水浴びしてこーかな」スクッ


ミカサ「ごちそうさまでした」カラン

エレン「ミカサ、片付けやっといてやるから先に体洗ってこいよ」カチャ

アルミン「女子の更衣室この時間こむらしいね」

ミカサ「ありがとう。じゃあ」ガタ

女子脱衣所

ミカサ(……だれもいない、か。助かった)

ミカサ(人と一緒に着替えるのは苦手)スルスル


……カタン


ミカサ「?」

ハンジ「ん?」

ミカサ「!?」


ハンジ「あっれぇ。ミカサじゃん」

ミカサ「あ、あ……」

ハンジ「偶然だね。今日はごめんね?ちょっと楽しくなっちゃってさ」

ミカサ「わあああっ!エレンー!」ダッ

ハンジ「あっ ちょっと。そんな脱ぎかけの服で……」

ハンジ「あらら」


ダダダッ

ミカサ「エレンアルミンエレンアルミン!」

エレン「お前、すげえ格好だぞ。直せよ」テキパキ

アルミン「なぁっ!?ミカサ、それで通路渡ってきたの!?」

ミカサ「そんなこと気にしてる場合じゃない」

ミカサ「ハンジ分隊長の性別が分かった。彼女は、女性」

エレン「なんだって!?」

アルミン「どうして?」

ミカサ「女子脱衣所ではち合わせた」

エレン「そうか!」

ミカサ「つい逃げてきてしまった」

アルミン「いやその判断は正解だ」


ミカサ「私はもう少ししてから行くことにする。だから先に二人が体洗ってきて」

エレン「そうか。じゃあ行くかアルミン」

アルミン「うん」

エレン「グリコしながら行く?」

アルミン「行く」


男子脱衣所


エレン「ぱーいーなーつーぷーる。俺の勝ちだな」

アルミン「ちぇ、負けちゃった」テクテク

エレン「しかしハンジさんが女性だったとは」

アルミン「僕は女性にあんなあられもない姿を見られてしまったのか…」


ハンジ「ん?」

エレン「えっ」

アルミン「えっ」



アルミン「do you cotton death car ?ah hah ?」

エレン「ほんとにどういうことですか」

エレン「女性が何故男子更衣室に!」

ハンジ「え、誰が女性?」

アルミン「えっ」
エレン「えっ」



アルミン「えーっと、じゃあ…ハンジさんは男性で、女子更衣室に侵入してた変態ということですか」

ハンジ「え、誰が男性?」

アルミン「えっ」
エレン「えっ」


アルミン「……色々言いたいことはあるけど、アナコンダだ、エレン」

エレン「あ……ああ。そうだな」

エレン「あのー、じゃあハンジさん。俺たちまた後で来ますね…」

ハンジ「えーなんで?」ガシ

ハンジ「一人で寂しかったんだよ?一緒にどう?」

アルミン「no!エレンを離してください!」グイグイ

ハンジ「勿論アルミンも一緒にさぁ!親友丼?っていうの?」

ハンジ「最高!あはは!」グイグイ

アルミン「no!」グイグイ

エレン「痛い痛い」


ハンジ「なんでだよぉーいいじゃんいいじゃん」ジワァ

ハンジ「泣くぜ?分隊長が泣いちゃうぜ?」ウルウル

ハンジ「分隊長泣かせていいのか新兵!?」ウルウル

エレン「そんなよくわからん脅迫されても」


ハンジ「わーんやだやだやだやだ!一人にしないでよー!」

アルミン「ええい!いい大人が駄々こねないでくださいよ!」

ハンジ「眼鏡ないから足元危ないしー。ねっアルミン!」ガッシ

アルミン「見えない割には正確に僕の腕を掴みましたね!?」



エレン「うおおおアルミン!俺がハンジさんを抑えてる間に逃げろ!」

アルミン「エレン!?」


アルミン「だめだ!君を置いていくことなんてできない!」

エレン「アルミン、お前はいつだって正解を導きだす力をもってる」

エレン「お前は生きのびるべき人間なんだ」

アルミン「いやだ!君も一緒に生きて帰るんだ!!」

エレン「悪いがそれはできない……アルミン」

エレン「お前が俺の代わりに、いつか外の世界を見に行ってくれよな」

アルミン「エレン…っ!」

エレン「行け!」

アルミン「うぅ……っ」ダッ



ハンジ「さすがにひどい扱いじゃないかなぁ」


ハンジ「ああ夢の親友丼が……残念」

ハンジ「でもエレンと遊べるね」ギュ

エレン「遊びません」ブンブン

ハンジ「どう?私の性別は分かったかな?」ジリ…ジリ…

エレン「もう考えないことにしました。性別・ハンジでいいと思います」ジリジリ

ハンジ「つまんない。君の中に眠る溢れんばかりの探究心はどうした?」ジリジリ

エレン「好奇心は猫をも殺しますから」ジリジリ

エレン「あっ」ドン

ハンジ「あーあ、壁についちゃったね。もう逃げられないや」

エレン「こわい」


ハンジ「なんでそんな怯えた顔してるの?」

ハンジ「っていうか、最初はエレンから始めたじゃん?」ドンッ

エレン「ひえー少女漫画の方の壁ドンだコレ」

ハンジ「君が今日あんなこと言ったから、楽しくなっちゃったんじゃん」

エレン「責任転嫁だめですよ」

ハンジ「そうだよ責任とってよエレン」スッ

エレン「近い近い近い近いっ」

ハンジ「照れちゃって……かわいいなあもう」フー

エレン「わっ!?」ビクゥ

ハンジ「耳弱いんだね……」クス

エレン「こわい」


ハンジ「なめちゃお」レロ

エレン「のあーーーーーーーっ」ジタバタ

エレン「ごめんなさいごめんなさい!」

エレン「もう性別とか探りませんからすいませんでしたホンット!!」

ハンジ「許さないよ」ペロ

エレン「わーーーーーーっ/// 恥ずかしすぎるんで離れてくださいよー!」

ハンジ「はあ?自分からちょっかいかけてきたくせに、こんなんで許してもらえると思ってんの?」

エレン「ちょっかいかけてねええええ」

ハンジ「まだまだ甘いなぁエレン……大人ってね、怖いんだよ」

エレン「いま身をもって知ってますから!!」



ハンジ「次は首、で鎖骨だな」

エレン「ちょ……っ まじで……勘弁してください」グッ

ハンジ「動くな」

エレン「っ!?」ビク

ハンジ「いい子いい子」ニコ

エレン(こわい…アルミンとグリコやってた頃に戻りたい…)



エレン「……はあ…はぁ」クタッ

エレン(俺なにやってんだろ…)

ハンジ「力抜けちゃった?大丈夫?」

エレン「はい……ってなに脱がしてんですか!?」

ハンジ「え、なにって、ここ脱衣所ですし」

エレン「わあああっいいです!もういいですってば!」

ハンジ「ごめん目があんまり今見えないからさ。仕方なくてさ」

エレン「びっくりするほど意味わかんない」

ハンジ「じゃあ、ほら。エレンが私の服脱がしていいよ」

エレン「へ」

ハンジ「はいどーぞ」

寝る
ナナバさん編もやりたいんだけど、クリスタユミルしか関わりある部下いないので
男子のリクエストあったらよろしく

レスありがとう
ナナバさん編の犠牲者の男子は、主にジャンとライナーにしようと思う
大人組は犠牲者じゃないけどでます

ジャンライ以外でも、
このssのナナバはもにょもにょなので、
全員もにょもにょにされる予定だよ


エレン「いや、あの」

ハンジ「遠慮しなくていいから」グッ

エレン「手握らないでくださいよ」ブルブル

ハンジ「指震えてる」

エレン(まずい、このままでは)

エレン(一か八か……ミカサとアルミン以外に試したことはないが)


エレン「やだやだハンジさんやめて」

エレン「俺怖いです……」ジワ

ハンジ「エレン……」

エレン(効いたか…?)



ハンジ「誘ってんの?」ギラ

エレン「逆効果!」


エレン「もー無理これ無理!!」

エレン「おりゃあ格闘術上位の力見せつけてやる!」ガッ

ハンジ「いてて。もーおとなしくしてよ」

ハンジ「おしおきしちゃうよ?」スッ


ハンジが眼鏡を額に押し上げる

いつも研究だなんだとふざけている姿からは想像できないほど

鋭く扇情的な視線がエレンを貫いた


捕食者の目だと本能的に感じる

自分は、食われる側なのだ


ハンジ「エレン……」

ハンジ「私の目を見て」



底の見えない漆黒の瞳がエレンをじっと見つめている

居心地悪くなり、目を逸らそうとするも

頬に添えられた右手がそれを許さない


ハンジ「ほら、私の目を見つめて」

ハンジ「それで言ってごらん」

ハンジ「女だの男だの関係なく」

ハンジ「私が好きだってね」


エレン「は……ハンジさん……」

エレン「俺……っ」


そのころ 団長の部屋



ミケ「……む」スンスン

エルヴィン「ミケ、どうした?」

ミケ「どこかで、青い果実が餓狼に無慈悲にも食われようとしている匂いを感じる」

エルヴィン「ど、どういうことだ」


バターン


アルミン「団長!助けてくださいエルヴィン団長!」

アルミン「エレンがっ!エレンがハンジさんに!襲われてます!」

エルヴィン「なにっまたあいつかハンジ」ガタタ

エルヴィン「アルミン、私を現場に案内してくれ。その間にことの次第を聞こうか」

アルミン「はい、こっちです!」


テクテク


アルミン「発端はエレンがハンジさんの性別を知りたがったことなんです」

アルミン「でも結局エレンもミカサも僕も、ハンジさんにはぐらかされて」

エルヴィン「はあ、またあいつの悪い癖だな」

エルヴィン「いいかい、ハンジの性別を探るのは今後一切禁止だ」

エルヴィン「来年からの兵団規則にも加えておこうかな」

アルミン「まじかよ」

エルヴィン「しかし、急がないとまずい」

アルミン「え?」

エルヴィン「ハンジが本気を出せば10秒で人を落とせるぞ」

アルミン「まじかよ」

エルヴィン「走ろう」

アルミン「はい」


エルヴィン「ハンジが眼鏡を外したときが本気モードの合図だ」

エルヴィン「そうなったらもうあいつから逃れられない」

アルミン「こわ」

エルヴィン「無事だといいが、エレン。ところでちょっと喉が渇いたな…」

アルミン「休憩しますか」

エルヴィン「ちょっとだけ」ヨイショ

アルミン「僕もちょっと疲れてたんで、大丈夫です」ヨイショ

アルミン「でも、団長。僕思うんですけど」

アルミン「駆逐脳のエレンがそう簡単にハンジさんに籠絡されますかね」

エルヴィン「あいつのフェロモンをなめない方がいい」

アルミン「こわ」

エルヴィン「エレンが心配だ」

アルミン「うん」


ダダダダッ

アルミン「エレンッ!無事か!?はぁはぁ!」

エルヴィン「くそハンジの奴、いい加減にしろ!」

アルミン「やばい、エレンたちが二人きりになってから大分時間が経ってしまった…!」

アルミン「僕はなんて無力なんだっ!!!」

エルヴィン「落ち着くんだアルミン!!」

エルヴィン「! ここの脱衣所かい?とりあえず、中の様子を窺おう」

アルミン「賛成です」


ソォー…ッ



エレン「ハンジさん……///」ポワー

ハンジ「なにエレン?」

エレン「……///」ポワー


アルミン「攻略されとるやないかい!」カッ



ハンジ「エレンの肌すべすべだなぁ、羨ましい」

エレン「……あんまりじろじろ見ないでくださいよ…///」ソワソワ

ハンジ「なんで?」

エレン「なんでって……恥ずかしいですし」

ハンジ「嫌よ嫌よも好きのうちってさ」

エレン「ちが……」カァ



バターーーン

アルミン「ハンジさんそこまでです!エレンを返してください!」

ハンジ「は?」スルスル

エルヴィン「とりあえずエレンの服を脱がすその手を止めなさい」



ハンジ「エルヴィン……仕事しなよ」

エルヴィン「お前もな」

ハンジ「私はもう終業時間だもーんプライベートな時間だもーん」

エルヴィン「私はバリバリ仕事をしていたがお前のせいで抜け出してきたんだ」

ハンジ「いいところなんだから邪魔すんなよぉ」

ハンジ「これから最っ高に滾ること、やろうとしてたのにさぁ」

アルミン「エレンがかわいそうじゃないですか!」

ハンジ「ん?エレンが私に遊んでくださいって言ったんだよ?ねえエレン?」

エレン「はい……」ポワー

ハンジ「ほらーあ」ニコ

エルヴィン「くっ、いたいけな15歳に手をだして良心が痛まないのか、ハンジ」

ハンジ「むしろ15歳だからこそ、クるものがあるよね」チラ

アルミン「やめてこっち見ないで」


コンコン


ミカサ「…アルミン?二人の帰りが遅いから心配して来た」

アルミン「ミ、ミカサ。今はいっちゃだめだ」

ミカサ「な、なにかあったの?」


バタン


エレン「ハンジさぁん」ポワー

ハンジ「ミカサ!よっしゃ君がきたからには幼馴染丼できるなぁ!」


ミカサ「」


ハンジ「ほら、アルミンもミカサもこっちおいで」グイ

ミカサ「どこ触って…!?」

アルミン「うわーーーーっやめてよーーーーっ」

ハンジ「大丈夫、私に全部まかせたらいいだけだから」ジーッ

ミカサ「……!?」ポワ

アルミン「なん……だ…これは…?」ポワ


エルヴィン「まずい。いますぐフェロモンしまえハンジ!」


ハンジ「よく聞こえなーい」ファサッ

ミカサ「あぅ…」ドキ

アルミン「う…!?」ドキ


エルヴィン「いかん」


エルヴィン「髪をかきあげたりとかそういう仕草をするんじゃない!」

エルヴィン「耐性のない新兵の目には毒だぞ!」

ハンジ「エルヴィンはさ、もう仕事に戻っていいよ」

ハンジ「なぁに、味見するだけだって」ニヤ

エルヴィン「うそこけ!」

エルヴィン「……その子たちを解放するんだ!減給するぞ」

ハンジ「はぁぁ?まあ別にいっか」

エルヴィン「じゃあ巨人の研究禁止!」

ハンジ「な……!?」

ハンジ「で…でも!私が研究できないと困るのはそっちじゃないのかい?」ビシ


エルヴィン「お前ほどではないが、代わりとなり得る者はいないこともない」

ハンジ「……ちぇ…せっかく久々におもしろかったのに」

ハンジ「また今度遊ぼうね、エレン、ミカサ、アルミン」スチャ



エレン「……あれ?」キョトン

アルミン「ハンジさんが眼鏡をかけた途端に……」

ミカサ「??」


エルヴィン「はぁ。ほんとうに勘弁してくれ」

ハンジ「ごめーん」


エルヴィン「もうところかまわず新兵にちょっかいだすなよ」

ハンジ「失礼な。まるで若い子ならだれでもいいみたいな言い方やめてよ」

ハンジ「こっちだってちゃんと選んでるんだから」

エルヴィン「選んでてもそうじゃなくても、どっちにしろ自重してくれ」

ハンジ「チッ わかったよ」

エルヴィン「上司に舌打ちすんな」


エルヴィン「ほら、3人はもう宿舎に戻りなさい」

エルヴィン「それから、今日のことを教訓に、」

エルヴィン「性別不詳の人には、性別について詳しく聞かない方がいいぞ」

エルヴィン「もしかしたら藪からアナコンダかもしれないからな」

エレン「あはは。団長、この兵団に性別不詳の人なんてハンジさんしかいませんよ」

アルミン「僕たちもうハンジさんの性別に首を突っ込みませんし」

ミカサ「悪い夢を見ていたかのよう」



―――――・・・
―――・・・

ハンジ「ちぇ。あれから一週間、監視のために私の執務室にモブリットが居座っちゃったよ」

モブリット「いい迷惑なのはこっちなんですけど…」

ハンジ「まあ今回は大分楽しくなって調子乗っちゃったからなぁ」

ハンジ「いつもは頼れる知能派ハンジさんなんだけど、ついつい羽目をはずしたくなっちゃってさ」

ハンジ「そういうのって、しょうがないよね!」

モブリット「なに開き直ってんですかあんた」


コンコン


ナナバ「ハンジ、いまいい?」

ハンジ「いいよ。なになに」



ナナバ「あれ……なんで彼が君の執務室に?」

ハンジ「実はさ~かくかくしかじか」


ナナバ「一体なにしてるんだ君は……」

ナナバ「新兵相手にそんなことしたのか」

ハンジ「そんなことってったって、別に大したことしてないじゃん?」

ハンジ「ちょっと味見程度の嗜みだよ」

ハンジ「あーそれにしても楽しかったなぁ。みんな初心で、すぐ顔真っ赤にして」

ナナバ「いつかばちがあたるよ…」

ハンジ「ナナバもやってみなよ、きっとはまるよ」

ナナバ「君と一緒にしないで」ハァ


ナナバ「私の部下はみんな訓練にも一生懸命でいい子たちだよ」

ナナバ「そんな新兵に君が言うようなこと、できるわけないだろ」

ハンジ「ナナバはクールだね。でもそういうこと言う人ほど」

ハンジ「腹の中になにを飼っているのやら」ニヤ

ナナバ「勝手な推測しないでよ。なにも飼ってないってば」

ハンジ「まあいいけどさ。はい、これ書類ね」パサ

ナナバ「ありがとう。じゃあまたね」


…バタン


ハンジ「ナナバにはどこか私と同じものを感じるんだよねぇ」

ハンジ「これからに期待だわー」

ハンジ「……はぁ。モブリットがジト目で見てくるし、仕事しますか」ガシガシ

ハンジ「またいつか、みんなに遊んでもらってストレス発散しよっと」

ハンジ編 おわり

ナナバ編 はじまり


訓練後の中庭


コニー「なあ……ナナバさんって女?男?」

クリスタ「…え、女性でしょう?」

ユミル「確かに中性的だが、男ってことはないだろう」

ジャン「ちょっと待て!普通に男だろ」

ライナー「俺もジャンに賛成だ。まあ男だろうな」


「……え?」

クリスタ「だって、リーネさんに聞いたらナナバは女よ、って言ってたもの!」

ジャン「俺だってゲルガーさんに聞いたら男だっつってたぞ」

ユミル「んだそりゃ」

コニー「よかった。みんなも分からなかったんだな。俺だけかと思った」

ライナー「情報が錯綜しているな。直接聞いた方が早いんじゃないか?」

クリスタ「そうよね。ナナバさんならすんなり教えてくれそう」

クリスタ「じゃあ私行ってくるね」スタスタ


ユミル「行っちゃったな」

コニー「暇だしドロケーする?」

ジャン「それを言うならケードロだろ」

「ドロケー!」
「ケードロ!」


コンコン


クリスタ「あの、失礼します」

ナナバ「ん?クリスタか。どうしたの」

クリスタ「あの、その……」

クリスタ(う…いざとなるとちょっと言いづらいなぁ)

ナナバ「? なにか言いづらいことなのか?」

クリスタ「いや…えと………あっ」

クリスタ「ナナバさんって、結婚されてるんですか?」

ナナバ「いや、してないけど」

クリスタ「じゃ、じゃあ付き合ってる恋人とか」

ナナバ「いないよ」


クリスタ「うぐ…」

ナナバ「それだけ?もうすぐで終業時刻とは言え」

ナナバ「仕事中に関係ないことをしゃべりに来るのは関心しないかな」

クリスタ(まさかのマジレス)

クリスタ「ごめんなさい。そうですよね……失礼しました」ズーン

ナナバ「それにあんまりそういう質問をしない方がいいと思うよ」

ナナバ「まるでクリスタが私のことを好きって言ってるようなものだから」クスクス

クリスタ「へっ!?///」

ナナバ「結婚してるかとか、恋人いるかとか……」

クリスタ「そんなつもりじゃなかったんです!」

中途半端ですまんが今日はここまでにしとく

>>126この時点でタラシのかんじがすごい

クリスタ「ただナナバさんが男性なのか女性なのか、教えてほしくって」

ナナバ「私が?うーん……クリスタはどっちだと思うの?」

クリスタ「私は、女性かなぁと…」

ナナバ「じゃあ女っていうことにしといてくれる?」

クリスタ「ええっ」

ナナバ「ほらほら、もう用は済んだだろ?」

ナナバ「中庭でみんなが鬼ごっこやってるからクリスタも混ざっておいで」

クリスタ「はぐらかさないで教えてください」

ナナバ「だから女でいいって」

クリスタ「よくないです、ナナバさんの口からちゃんと聞きたいんです!」

ナナバ「クリスタ……そんなに聞きたいの?」

クリスタ「! は、はい!」パァ


ナナバ「知ったらもう後戻りできないよ。これは忠告じゃなくて警告だ」

クリスタ「えっ」

ナナバ「私はクリスタをかわいい部下と思ってるし、できればそういうことしたくないんだけれど」

クリスタ「そんな重い話だっけこれ」

ナナバ「それでも知りたいというのであれば、君の上司として最善を尽くそうか」

クリスタ「……し、知りたいです。どうしても」

ナナバ「……」

ナナバ「そうか。分かったよ」

ナナバ「じゃあこっちに来なさい」ガタッ

最善を尽くす(意味深)


クリスタ「ええっ?あのあの、口で普通に教えて頂ければいいんですけど…」ブンブン

ナナバ「おや、人差し指どうしたの」

ナナバ「すりむいてるよ」

クリスタ「あれ…本当だ。訓練中に知らずに切ってしまったのかも」

ナナバ「まあこれくらいなら医務室に行く必要もないだろう」パクッ

クリスタ「な!?」

クリスタ「ナナバさんっ、なんで私の指を!?///」

ナナバ「消毒」

クリスタ「じじじじ自分でやりますから///」

クリスタ「離してくださいっ」


ナナバ「どうして?」

クリスタ「どうしてって逆にこっちがどうしてって感じなんですけど」

ナナバ「君は私を女だと思ってるんだろ?女同士なら恥ずかしくない」

クリスタ「う…でも……」

ナナバ「まあいいや。これからじっくり聞こう」

ナナバ「私の仕事もあともう少しで終わるし、そのあと構ってあげるから」

ナナバ「ちょっとここに座っててくれる?」

クリスタ「あ、はい。このソファですか?」

ナナバ「いや、こっち」

クリスタ「え」

ナナバ「こっちだからね」

クリスタ「え」



わーわー

ライナー「コニーの影ふーんだ」

コニー「あっちくしょう」

ユミル「今度はコニーが鬼だ!」

ジャン「逃げろ逃げろ」


クリスタ「……」ボー

ジャン「お、クリスタ。遅かったな。どうだった?」

クリスタ「…なにが?」

ユミル「なにがって、ナナバさんに性別聞きにいっただろお前」

クリスタ「…そうだったっけ?」

コニー「おい」


コニー「お前馬鹿か」

ユミル「お前が言うな」

コニー「なにしにいったんだよ」

クリスタ「……なにしに行ったんだっけ?」

クリスタ「ナナバさんの執務室について、ちょっと話したあとの記憶があいまいで…」

ライナー「こわ」

ジャン「こわい」

ユミル「なにがあったんだ…」


ユミル「そこまで性別を隠すということは、なにか裏にあるな」

ユミル「よし、また聞きに行くか。ジャンが」

ジャン「なんで俺?」

ジャン「こわいからやだ」

ライナー「がんばれよ」ポン

コニー「死ぬなよ」ポン

ユミル「お前のことは忘れないぜ」ポン

ジャン「やだ」

ジャン「やだ」


ユミル「我がまま言うなよ。はよ行ってこいや」

ジャン「やだこわい」

クリスタ「大丈夫だよ、ジャン……」

クリスタ「人って順応性が高い生き物なんだよ」

ライナー「男ならクリスタの仇をばしっととってこいよ」

コニー「意気地なしだなぁジャンは」

ユミル「ミカサにチクろうか?」

ジャン「うぐ…卑怯だぞ。くそ」

ジャン「行ってくりゃあいいんだろ!?やってやるよ!」スタスタ


ユミル「ちょろ」


コンコン


ジャン「あー…失礼します」

ナナバ「ん…君は確か」

ジャン「新兵のジャン・キルシュタインです」

ナナバ「そうだったね。何か用かな」

ジャン「ナナバさんの性別って、ゲルガーさんは男って言ってリーネさんが女って言ってるんですけど」

ジャン「本当のところ、どっちなんですか」

ナナバ「どっちだと思う?」

ジャン「俺は、男性じゃないかって思ってるんですけど」



ナナバ「じゃあもうそれでいいよ、って言いたいんだけど」

ナナバ「クリスタ同様、それじゃ納得しないかな」

ジャン「はい」

ナナバ「はぁ。しょうがないな。後悔しない?」

ジャン「こ、後悔?よく分かりませんが…しません」

ナナバ「そうか……じゃあこれから起こることは全部ジャンの自己責任だからね」

ナナバ「私は一応、止めたから」

ジャン「えっ えっ?」

ナナバ「……」ガタッ スタスタ

ナナバ「じゃあこっち来て座りなさい」ドサ


ナナバが机を離れ、向かい合ったソファのひとつに腰を下ろした。

いまだかつてこれほどまでにwktkが止まらないssがあっただろうか

ジャンは戸惑いながらも、ナナバの向かい側のソファに座ろうとする。


ナナバ「いやそっちじゃなくて」

ジャン「え?」


ナナバが組んだ足を手招くように動かした。


ナナバ「こっち」

ジャン「こっちとは…」

ナナバ「床」

ジャン「え」

ナナバ「床」



ジャン「え」

ジャン「ゆ、ゆか?」

ナナバ「何度同じことを言わせるんだ?」ギロ

ジャン(どういうことだ…)

ジャン(いつものナナバさんじゃねぇ……)

ジャン(いつものナナバさんは毅然としてて真面目で)

ジャン(でも部下思いの優しい上司って感じだったってのに)

ジャン(今俺の目の前にいるナナバさんは全くちげえ)

ジャン(どういうことだこれほんと)


ジャン「……はい」スッ

ナナバ「で、君は私に何を聞きたいんだっけ」

ジャン「あー、ええと…ナナバさんは男ですか女ですか…」

ナナバ「……」


ナナバ「まったく…」

ジャン「ぐぇっ」

ナナバ「それが人にお願いする態度か?」


ナナバが組んだ足のつま先で、俯くジャンの顎を上に向かせた。


ナナバ「人の目を見て話せって、誰かに教わらなかったのかな」

ジャン「苦しいんですけど…」

ナナバ「あーあ。君の礼儀がなってないから」

ナナバ「ブーツのつま先が君なんかに触れて、汚れてしまったよ」

ナナバ「どうしてくれるの?」

ジャン「こわい」


ナナバ「口のきき方も全然なってない」

ナナバ「ナナバ‘さん’じゃないだろ」

ジャン「ええ…!?」

ナナバ「ナナバ‘様’」

ジャン「なんでですか」

ナナバ「ナ・ナ・バ・さ・ま」クイ

ジャン「うぐぇっ くるし…」

ナナバ「言いなさい」クイ

ジャン「な、ナナバ様……男ですか女ですか……っ」ゼエゼエ

ナナバ「……。まあいいか…」パッ

ジャン「っげほ、げほごほ」ハァハァ


ナナバ「そんなに息を乱して。もしかして興奮してるの?ジャン」クスクス

ナナバ「君ってそっちの気あるんじゃないのか」クスクス

ナナバ「男だと思ってる奴にこんな屈辱的なことされて悦ぶなんて」

ナナバ「今年の新兵にはとんだ変態がいたもんだ」


ジャン「ち、ちが、これはあんたが」カァ

ナナバ「顔も紅潮してるし。床に跪いて上司を様づけで呼んで、嬉しがるなんて」

ナナバ「君くらいのもんじゃない?」

ジャン「ちげーよ!あんたが言ったんだろうが!///」



ナナバ「はぁ……さっきも言ったけど」

ナナバ「同じことを何度も言わせる駄犬は好きじゃないんだ」

ナナバ「がっかりさせないでくれよ」ギュ

ジャン「ぎゃっ!? ちょっ あんたどこ踏んづけてんですか!?」

ナナバ「痛くないだろ?」

ジャン「やめろまじやめろ」

ナナバ「……ん?」グリ

ジャン「やめてください!!ナナバ様やめてくださいすいませんでした!色々と!!」

なんだ
ご褒美じゃないか



ナナバ「教育しがいがありそうだな」

ナナバ「それにしても君がいっぱいしゃべらすから暑くなってきたよ」バサッ

ジャン(! ジャケット脱いで…)

ジャン(ここで性別を見極めてすぐに退室するぜ!)ジーッ

ナナバ「……」

ジャン(く……よくわからねえな)ジーッ

ナナバ「……」

ジャン「……ハッ」

ナナバ「変態」

ジャン「ふぁ!?///」




ユミル「じゃーあー、次は黄色!」

クリスタ「えっ黄色なんてないよ!」バタバタ

ライナー「黄色黄色黄色…あっここにタンポポがあるぞ!」

コニー「クリスタ早くこっち来い」バタバタ

クリスタ「ふー危なかった」

ユミル「チッ また私が鬼か」


クリスタ「それにしてもジャン遅いね」

ライナー「あいつなにやってんだ」

コニー「ユミル、お前がけしかけたんだから、様子見にいってやれよ」

ユミル「はあ?なんで私が」


クリスタ「そうだよユミル。行ってあげなよ」

ライナー「行ってやれよ」

コニー「ジャンがかわいそうじゃん」

ユミル「やいのやいのうるせぇな。わかったよ」スタスタ


コニー「じゃあ俺が鬼やろーっと。緑!」

ライナー「コニー、ここは外なんだから緑の草なんていっぱいあるぞ」

コニー「茶色!」

クリスタ「地面……」

コニー「竜胆色(りんどういろ)!」

ライナー「なにっ!?」



コンコン


ユミル「ナナバさーん。ジャンまだ中にいますー?」


ジャン「ユ、ユミル!?」

ナナバ「ああ、まだいるよ」

ジャン「おい、絶対入ってくんなよ!」ハァハァ

ユミル「なんかみんな心配してるんで、その馬面持ち帰ろうと思うんですけどぉー」

ナナバ「いや、それはできないな。まだ調教完了してないし」

ジャン「ナナバさ…っ も…勘弁してください…」シクシク

ナナバ「はっ。若いな」



ユミル「なにこれ」

ユミル「こわ」


ユミル「……えーっと。どうすりゃいいかな」

ナナバ「ユミル、強制はしないけど」

ナナバ「君に覚悟があるなら、入ってくるといい」

ユミル「えええ」

ジャン「だめだユミル!入ってくんな!ドmにされるぞ!!」

ナナバ「勝手にしゃべるな」

ジャン「うぎゃーっ」


ユミル「い、一体……中で何が…」

ジャン「やめろユミルーーーーっ!」

ユミル「開けちゃえ」ガチャ



ユミル「な」

ユミル「二人ってそういう…まじかよ」

ジャン「ちっげえよ!」

ナナバ「そうだ。見ての通り主人と犬の関係さ」

ユミル「いや恋人っていう意味で言ったんだけど」


ユミル「つーかジャン、なんで床に這いつくばってんだ。汚ぇな」

ジャン「ばっ これはなぁっ」

ユミル「しかもナナバさんに…ゴニョ…を踏まれてるし」

ジャン「俺だってイヤだよ!」

ユミル「そう言う割には顔真っ赤でハァハァ言ってんじゃねぇか」



ユミル「……ジャンって変態だったんだな」

ジャン「やめて!そんなゴミを見るような目で見ないで!!」



ユミル「……これからあんまり近づくなよ、変態」

ナナバ「だってさ変態」

ユミル「ミカサにも伝えとくからな変態」

ナナバ「こら、ユミル。あんまりこの変態をいじめてやるんじゃない」

ユミル「だってこの変態があまりにも変態すぎてドンびきですよ」

ナナバ「変態にだって生きる価値はあるんだ」

ユミル「なるほど。よかったな変態」

ユミル「でもあんまりこっち見ないでくれよな変態」



ジャン「わーーーーっ」シクシク


ユミル「ジャンがこんな下半身に忠実な獣だったとはなぁ」

ユミル「もう連れて帰らなくていいか。じゃあお邪魔しましたー」クル

ナナバ「ん?」

ユミル「え?」

ナナバ「どうして帰ろうとしてるの?」

ユミル「え」

ナナバ「君はジャンの右隣に来なさい」

ユミル「いやあの」

ナナバ「この部屋に入ったからには、教育が終わるまで帰さないよ」

ユミル「やだこわい」

ナナバ「来なさい」

ユミル「やだなにこの展開」

ナナバ「来い」

ユミル「こわ」



ユミル「うっ 足いてぇよもう帰りてえよ」

ユミル「この変態馬!なんでもっと入室前に私を止めねぇんだ!」

ジャン「ハァ!?自業自得だろがこのソバカス女!」

ナナバ「喧嘩はよくないよ」

ナナバ「ジャン、女の子に向かってそんな口のきき方はよくない」ペチペチ

ナナバ「ユミルも。謝るんだ」ペチペチ

ユミル「くっ……悪かった」

ジャン「…俺もすまなかった」

ナナバ「よしよし。いい子だね」ナデナデ

ナナバ「私のもとに全下僕は平等なんだから、仲良くね」



ジャン「あー今の一連の動作が、足先ではなく手で行われていれば、少しは感動的だったんだがなぁ」

ユミル「つーかおぞましい単語が聞こえたような」


ナナバ「君たちごときに私の手を煩わせるつもり?」

ジャン「うそですごめんなさい」

ナナバ「さて…ユミルも私の性別が知りたいの?」

ユミル「えあ、ああ、まあ」

ナナバ「そう。じゃあ二人とも上手におねだりできたら教えてあげなくもないよ」


ナナバが膝に頬杖をついて、ぐっと二人の方に身を屈めた。


ユミル「うおっなんですか」

ナナバ「ユミル、できるだろ?」ジー

ユミル「ちけぇですナナバさん」

ナナバ「…なに?」ジィー

ユミル「うわああもう分かりましたよやりますから!こっち見ないでください!///」

ユミル「もういやだ助けてクリスター!こわい大人こわい!」



クリスタ「……ん?」

クリスタ「なんかいま、ユミルの声が聞こえた気がする…」


コニー「瑠璃色!」

ライナー「ちょっコニー、」

コニー「櫨染!」

ライナー「おい」

コニー「石竹色!」

ライナー「どんな色かわかんねぇよ!!!」

クリスタ「もういいよ、今度は私が鬼やるよ」

コニー「ラッキー」

ライナー「赤とか黒とか分かりやすい色で頼むぞ」

クリスタ「うん。じゃーあー、国防色!」

ライナー「なんでお前らそんな色名に詳しいんだ!?」



ナナバ「ジャンもね。できるよね」

ジャン「もう性別とかどうでもいいですよ俺……」

ナナバ「おや。性別がどうでもよくなるくらい私のことが好きだって?」

ジャン「ちがうわっ」カァー

ナナバ「素直な犬は好きだよ」ニコ

ジャン「!?」ドキ

ユミル「!?」ドキ

ナナバ「うまくできたらご褒美をあげようかな」スッ

ジャン「ご、ご褒美って///」ゴク

ユミル「あんたなにを…」

ナナバ「うまくできたらの話だよ」クスクス

ライナー「もう色鬼やめねえ?」

コニー「なんでだよ楽しいじゃん」

クリスタ「さっきからライナーばっかり鬼だね」

ライナー「だって俺、色のこと詳しくねえし」シュン

ライナー「ハンカチ落としやろ」

コニー「やだ」

クリスタ「あ、ユミルとジャンが帰ってきた」


ジャン「……」ボー

ユミル「……」ボー

ライナー「おいどうした二人とも」

コニー「ナナバさんは結局どっちだったんだよ?」

ジャン「……え?」

ユミル「なにそれ?」

ライナー「またか。ナナバさんは記憶改竄能力でももってるのか」

コニー「こわいな」

僕は素直な犬だからご褒美くださいお願いします


ライナー「こうなったら俺が行ってくる」

コニー「さすが兄貴」

ライナー「もし半刻経っても俺が戻らなかったら…俺に何かあったと思ってくれ」スタスタ

クリスタ「わかったよ。頑張ってね」

コニー「いってら」


サシャ「みなさんなにやってるんですかー?」

ベルトルト「楽しそうだね」

コニー「はないちもんめやりたい」

クリスタ「やりたい」

ユミル「やるか」

ジャン「そだな」

サシャ「まぜてください」

ベルトルト「僕も僕も」

クリスタ「いいよ」



コンコン


ナナバ「だれ?」

ライナー「新兵のライナー・ブラウンです。いまお時間よろしいでしょうか」

ナナバ「いいよ。入ってきなさい」

ライナー「失礼します」

ナナバ「跪いて」

ライナー「へ?」

ナナバ「そこに跪きなさい」トントン

ライナー「は?」

ナナバ「人語は分からないのかな?」ニコ

ライナー「急展開!」


ナナバ「どうせ君も私の性別を聞きにきたんだろ?」

ナナバ「今年の新兵は好奇心旺盛な子が多いな」

ナナバ「でも、こういう諺は知ってるかな」

ライナー「好奇心は猫をも殺す、ってやつでしょうか」

ナナバ「そうだ。あともうひとつ」

ナナバ「飛んで火に入る夏の虫」

ライナー「……」

ナナバ「……」

ライナー「俺ちょっと用事が」

ナナバ「嘘はいけないなライナー」


ナナバ「大丈夫さ。半刻も経たず君は私の従順な下僕になるよ」

ライナー「なに言ってるんですか?」

ナナバ「だから早くそこに這いつくばるんだ」

ナナバ「でかい図体縮こまらせて、みじめな虫けらみたいにね」

ライナー「目がこわい」

ナナバ「ぼけっと突っ立ってないでさっさと跪きなさい」

ナナバ「私は短気なんだ…」

ライナー「すいません!!」ズサッ


ナナバ「じゃあじっとしてて」

ライナー「その手にもってるのなんですか」

ナナバ「ん?縄」ビン

ライナー「縄!?」



ナナバ「ちょっと試したい縛り方があってね」ジリジリ

ライナー「俺で試さないでください!」ジリジリ

ナナバ「チッ 動くんじゃない」

ライナー「ひいいいキャラちがう」

ナナバ「うーん……あれ?ここはどう結ぶんだっけ」ゴソゴソ

ライナー(うお…!?…なんかいい匂いする…)フワ

ナナバ「しかし君、ほんとに体が大きいな」ゴソゴソ

ライナー(腕も細いし……ナナバさんって女性か?///)ドキドキ

ライナー(女性だとすると、この状況はなんともそのあれだな…)ダラダラ

ライナー(でも手は結構大きいような……ああもうどっちだよ!?)



ナナバ「…すごい心臓ばくばくしてるけど」

ライナー「はいっ!?いやそんなことないですよ!?」

ナナバ「そうかな」ペタ

ライナー「うおわっ」

ナナバ「やっぱり心拍数が異常だな。どうしたの?」

ライナー「いやっなんでも…」

ナナバ「自分の状況わかってるのかな。これはお願いじゃないんだよ」

ナナバ「命令だ。なんでこんなに君の心臓が脈打ってるのか言ってごらん」

ナナバ「正直に」

ライナー「このnoとは言えない威圧感…!」


ライナー「その…ナナバさんが」

ナナバ「うん、ナナバ様ね」

ライナー「…」

ナナバ「…」

ライナー「…ナナバ様が……俺に体を寄せたときに、いい香りがした…ので」

ライナー「もし女性だったら……そのー、距離が近いなと///」

ナナバ「気持ち悪い」

ライナー「え」

ナナバ「気持ち悪い」

ライナー「」

ナナバ「犬の分際で私に欲情するなんて生意気だな」

ライナー「すいません……」



ナナバ「大体私が女なんて一言も言ってないんだけど」

ライナー「……///」チラ

ナナバ「なに胸見てるんだ?」バシッ

ライナー「いってえ!」

ナナバ「それに胸なら君もあるよね」ツー…

ライナー「うわ!? お、俺のは胸筋ですよ」

ナナバ「私のもそうかもね」ツツツー

ライナー「うわあああっその触り方やめてください!」

ナナバ「私に命令するんじゃない」ツツツー

ライナー「ちょっ……///」ピク

ナナバ「フッ……」

ナナバ「ハンジの言ってたことが、今やっと分かった気がするな」クス

ナナバ「ライナー、しっかり私を楽しませてくれよ」

ライナー「誰か助けに来いいいいっ!!」


ナナバ「無駄だよ」トンッ

ライナー「ぐあっ」ゴロン

ナナバ「縛られてるから起き上がることもできないね、無様だ」

ライナー「いてて…」

ナナバ「痛い?ごめんね。でも君たちが悪いよね」

ナナバ「私はちゃんと事前に警告したのに…君たちが聞かないから」グリグリ

ライナー「うあっ!」

ナナバ「さて鞭はどこにしまったっけ」ゴソゴソ

ライナー「うおおおおおおお誰でもいいから助けてえええええ」

つーるとかーめがすーべったー


サシャ「後ろの正面だあーれー」

ユミル「…………ベルトルさん?」

ベルトルト「なんで分かったの?」

ユミル「やった、あたった」

クリスタ「あ。ライナーが行ってからもう半刻以上経ってたね」

コニー「つーか倍以上経ってた」

ジャン「うっかり」



エレン「おうお前ら、なにしてんだ?」

クリスタ「かごめかごめ」

コニー「楽しい」

エレン「俺もまぜてくれよ」

ユミル「でもライナーの奴が戻ってこないんだ」

エレン「ライナー?どこ行ったんだ?」


ジャン「ナナバさ…様のところに、性別を確かめに行ったんだ」

エレン「そーなんだ」

コニー「でも半刻以上経ったから、しょうがねえから俺が様子見に行ってくるよ」

ユミル「がんばれよ」

クリスタ「ファイト」


エレン「なんか忘れてる気がするな…」


コニー「ただいま」

ライナー「お前ら、半刻以上経ったら助けてくれって言ったよな」

ライナー「なに忘れてんだよ」

ジャン「悪い。で、ナナバ様の性別は?」

コニー「せい…べつ…?」

ライナー「なんだそりゃ」

エレン「どういうことだ?」

ユミル「こわいな」

クリスタ「みんなでやっても聞き出せなかったね。あとエレンしかいないや」

ライナー「エレン、頼む!」

エレン「ああ?ったく、仕方ねえな」

エレン「じゃあ待ってろよ」スタスタ


エレン「んー、なんだろな、なんか引っかかるな」

エレン「なにか大事なことを見逃してるような」


コンコン


ナナバ「なんだい?」

エレン「エレン・イェーガーです」

ナナバ「ああ……どうぞ」

エレン「失礼しま………あっ!!」


エレン(しまった!団長から性別不詳の人の性別に首をつっこむのやめろって言われてたんだった!)

エレン(やっべ)


エレン「あ、やっぱなんでもなかったですおじゃましました」

ナナバ「ん…?」


ナナバ「なにか急ぎの用でもあるの?」

エレン「いえ、そうではないんですが」

ナナバ「エレン…人類の希望と称される君と、いつかじっくり話してみたいと思ってたんだ」

ナナバ「もし君がよければの話なんだけれど、どうかな。一緒にお茶でも飲まないか?」

エレン「え…あ…」

エレン(あれ……ハンジさんと随分様子が違うな)

エレン(もしかして性別が分からないってだけで、あのハンジさんと一緒にするのは間違いだったのかも)

エレン(クリスタもユミルも信頼してる上司だってこの前言ってたし)


エレン「じゃあ……ご一緒させて頂きます」

ナナバ「ありがとう」


ナナバ「じゃあ、ちょっと待ってて」

エレン「? なんですか…それ?」

ナナバ「君は巨人化できるんだろ?だから一応ね…」

ナナバ「手足の自由を奪っておこうと思って」

エレン「いや、巨人化なんてしませんって」

ナナバ「本当に?万に一つも可能性がないって言いきれるかな?」

エレン「…そ、そう言われると自信ないですが」

ナナバ「私は君とゆっくりお茶の時間を楽しみたいだけなんだ」

ナナバ「許してくれるかな。どうしてもいやというなら、強制はしないよ」シュン

エレン「うぐ…。俺が巨人化を完全に制御できないのが悪いんです!」

エレン「だから、気にしないでください。はい、どうぞ」

ナナバ「エレン…、君はいい子だね。ハンジが言う通りだ」



ナナバ「はい。お茶」カタン

エレン「ありがとうございます」

ナナバ「とっておきの茶葉を使ってみたんだ」ニコ

エレン「……」

ナナバ「ん?」

エレン「あ、あの。手が拘束されたままだと」

ナナバ「うん」

エレン「の、飲めないんですけど」

ナナバ「犬みたいに飲めばいいだろ?」

エレン「犬って」

エレン(あ…あれ?)

エレン(ナナバさんて、真っ当な人間だよな?)ダラダラ


ナナバ「ほら。早く」ジーッ

エレン「めっちゃ見てくる…飲みづれえ…」

エレン「くそっ……い、いただきます」ピチャ

エレン「あっつ…!」

ナナバ「口に合うかな」

エレン「えっ あ、はい。お…おいしいです」ヒリヒリ

エレン(ベロいたい)ヒリヒリ

ナナバ「あ。ちょっと、テーブルにお茶飛んじゃってるじゃないか」

エレン「えあ…す、すいません」

ナナバ「全く、お茶もろくに飲めないのかな」ハァ…

ナナバ「この駄犬は…」

エレン「えっ」

エレン「なにこの人こわい」

ナナバ「それ以上テーブルを汚さないでくれよ」

ナナバ「お茶は私が冷ましてあげるから」フーフー

エレン「あ、ありがとうございます」ダラダラ

エレン(なんか…まずくないか?逃げた方がいいのかこれ?)

ナナバ「はい、冷めたよ。ほら、口まで持ってってあげるから」

エレン「これどういう状況だよ んっ…」コク

エレン「ってまだ暑いじゃねえですか!」ブーッ

ナナバ「……」

エレン「……あ」

ナナバ「……」

エレン「……えっと」


バタン

ハンジ「ナナバー、いるー?ちょっとこの件について聞きたいことがあるんだけどー」


エレン「ぎゃっ 奇行種きた」

ハンジ「あれ?エレンなにしてんの?そんな四肢の自由が奪われた状態で」

エレン「いえあのほんと勘弁してくださいっていうかなんていうか」

ナナバ「……よくも私にぶっかけてくれたもんだ」

エレン「ごめんなさい!すいませんごめんなさい!」

ナナバ「新兵だろうがなんだろうがもう容赦しないよ」

ハンジ「えーなになに?二人で遊んでたの?私もまぜてよ」

ナナバ「構わないよ」

エレン「構うよ!やめろ!とりあえずハンジさんは回れ右してくださいよ!」

ハンジ「ん…?」スチャ

エレン「眼鏡をはずすなこの野郎!」


ナナバ「エレン。リヴァイは君のことを、絶対屈服させることのできない化け物みたいな意識の持ち主って言ってたけど」

ナナバ「それって本当なのかな」ギラ

ナナバ「ちょっと試させてくれない?」

エレン「ふざけんな!無理!」

ナナバ「もうすでに何人かの新兵は私の手中だよ」

エレン「そんなことあるわけないだろ!」ジタバタ

ナナバ「さて、どうかな」クイッ

エレン「だからなんでハンジさんもナナバさんも顔をそんなに近づけるんですか」

エレン「目のやり場に困るんですけど」

ナナバ「視線を逸らすんじゃない」

エレン「なにこれー」

ナナバ「エレン、君は私の下僕になってくれるよね」

エレン「やだー」

ナナバ「ん?」ズイ


ハンジ「あれえ?エレン、舌火傷してるんじゃない?なんか赤くない?」

ナナバ「ああ。私のいれたお茶が熱すぎたのかもしれないね」

エレン「かもっていうか、確実に熱かったですね」

エレン「わざとですよね」

ナナバ「そんなわけないだろ?」

ハンジ「あーナナバいけないんだー」

ハンジ「かわいそうにエレン。私が治してあげよう」

エレン「ちょっなに迫ってきてんですかあんた」

ハンジ「大丈夫大丈夫 先っぽだけだから」

エレン「はあ!?やめろ!こら!おい!」

ナナバ「じゃあ私はこっちをいじめよう」

エレン「あんたもやめろ!おいどうなってんだこれ!」

エレン「世界は残酷だけどこれはちょっと違うだろ!無慈悲すぎるだろ!」

エレン「やめてーーーーーーーっ」


ミケ「……」スンスン

リヴァイ「おい、ミケ。俺との話し合いの途中だぞ。どうかしたのか」

ミケ「ハンジが暴走してる匂いがする」

リヴァイ「いつものことだろう」

ミケ「ナナバも暴走してる匂いがする」

リヴァイ「あいつに限ってそれはない。お前の嗅覚も鈍ったか?」

ミケ「ほんと」

リヴァイ「まじかよ」

ミケ「まじ」

リヴァイ「信じられん」

ミケ「エレンが危ない匂いもする」

リヴァイ「うわ…めんどくせえな」


リヴァイ「お前止めてこい」

ミケ「リヴァイの方がいい」

リヴァイ「いやお前の方がいいだろ。さっさと止めてこい」グイグイ

ミケ「……」ヌーン

リヴァイ「てめえ…てこでも動かないつもりかクソが」

ミケ「……」ヌーン

リヴァイ「チッ…二人で行くぞ。それなら平等だ」

ミケ「おk」

リヴァイ「面倒かけさせやがってあのクソがき」

>ミケ「まじ」
なんか知らんがクッソもえた


テクテク

リヴァイ「ハンジはわかるが、なんでナナバまで」

ミケ「ナナバはドsだ」

リヴァイ「あ?」

ミケ「サディスト」

ミケ「普段はそんな素振りもないし、本人も気づいてないが」

ミケ「初対面で匂いをかいだとき、ドsの匂いがした」

リヴァイ「こわ」

ミケ「うん」

リヴァイ「エレンの奴、無事か?」

ミケ「わからん」

リヴァイ「急ぐぞッ!」


テクテク


テクテク…ピタ


ミケ「エレンはここだ!」

リヴァイ「間に合ったか!? ナナバ!いるか?開けるぞ」


バターーン

エレン「んんんーーーーー!!!んぐーーーー!!!!」

ハンジ「げっ リヴァイ」

ナナバ「やあ ミケ、リヴァイ」


ミケ「ナナバ…ハンジ…なにやってるんだ」

リヴァイ「さすがの人類最強もドン引きだ」


エレン「んんーーーーーー!!!」


ミケ「ナナバ、エレンを解放するんだ」

ナナバ「でもエレンからこうしてほしいって言ったんだよ」

ナナバ「そうだよね?エレンは私の犬になりたかったんだろ?」

エレン「は…はい」ブルブル


リヴァイ「そうか。じゃあ何も問題ないな。面倒だから帰ろう」

ミケ「待て……お前は本当に適当だな…」

ミケ「エレンはきっと調教完了一歩手前なんだろう。今のエレンに自我はない」

リヴァイ「は?こわ」

ミケ「ナナバ、エレンを解放しろ。さもなくば横のチビが暴れるぞ」

リヴァイ「ナナバの前にお前を削るぞ このデカ男」



ハンジ「げー どうするナナバ?」

ナナバ「リヴァイは荷が重いな。じゃあみんなに協力してもらうことにしよう」

ミケ「?」


パチンッ


ジャン「ナナバ様お呼びですか」スタッ
クリスタ「なんなりと」
ユミル「そこのチビを裂けばいいですか」
コニー「ナナバ様!」
ライナー「ちゃんとできたらご褒美くれますか!?」



リヴァイ「うーわ」

ミケ「お…」

ハンジ「ドsってすっげー!」


ジャン「おらぁぁ!」
ユミル「この刈り上げくんが!」
コニー「ナナバ様の邪魔するな!」


ナナバ「この子たちは私の合図でいつでも下僕化できるのさ」

ナナバ「さらに下僕特典で通常の戦闘力が3倍に跳ね上がる」

ナナバ「いくらリヴァイといえども、この子たち全員を相手できるかな?」

リヴァイ「できるに決まってんだろ」

ナナバ「そうかな… 私知ってるんだ」

ナナバ「リヴァイ、今日お昼寝してないだろ?」

リヴァイ「なに?」

ナナバ「昼休みは今日は新兵にまじって氷鬼やってたよね」

ナナバ「昼寝できなかったから、今も眠いんじゃないの?」

リヴァイ「馬鹿言うな……」

なんでみんな遊んでばっかりなの…(絶望)


リヴァイ「俺はもともと夜しか寝ない」ウトウト

ハンジ「嘘つきだなぁ」

ナナバ「みんな、やっちゃって」

ライナー「うっす!」バッ
クリスタ「イェーガァー!」バッ
コニー「スプリンガァー!」

リヴァイ「てめえらぁ…あとで覚えてろよ」ウトウト


ナナバ「ふふ。なんとか捌いてるようだけど、いつまでもつかな」


エレン「ンンーーーっ」ゴロゴロ

エレン(なんだこれ……なんだこれ……)

エレン(お前ら……どうしちまったんだよ)

エレン(もう地獄絵図か)

エレン(俺が巨人化するしか、この状況を打破できないのか…!?)


ハンジ「ヒューヒュー いいねおもしろいわー」

ハンジ「おっとエレン。口腔内を傷つけて巨人化しようとしても無駄だよ」グイグイ

ハンジ「猿ぐつわに変えよう」ゴソゴソ

エレン「ちょ馬鹿やめ」

エレン「んがーーーーーっ」



ナナバ「人類最強もこの程度か……」

ミケ「……」ヌッ

ナナバ「なに!?」ビク

ナナバ「いつの間に後ろに!」

ミケ「ここまでにしておけナナバ」ガシ


ナナバ「ミケ、離してくれ」

ミケ「……」ギリギリ

ナナバ「いったたた」

ミケ「…sとmは表裏一体だということを知ってるか」

ミケ「sは打たれ弱いらしい」ギリギリ

ナナバ「なにを…言いたいんだ!?」

ミケ「……」

ミケ「……」パッ

ナナバ「ミケ…?」

ミケ「でも俺は…今まで一緒に戦ってきた仲間にそんなことできない」


ミケ「俺は前のナナバに戻ってほしい」

ナナバ「……」

ミケ「戻ってほしい」

ナナバ「でも…新兵からかうの楽しいんだ」

ミケ「戻って」

ナナバ「うぐぅ」



ハンジ「こらミケ!ナナバを誑かすなよもぉおー!」

リヴァイ「ふぁー」クァ

ライナー「この!あくびするとは随分余裕たっぷりだな!」

リヴァイ「まだ終わらないのか?」


ミケ「戻ってくれなきゃやだやだ」

ナナバ「196cmの大男がやっても…」

ミケ「やだ」

ナナバ「私は屈しない…屈しないぞ…!」

ミケ「やだ」

ナナバ「……ええい分かったよ!くそっ」


ナナバ「新兵たち、もういいよ」

ナナバ「あと君たちはもう私の下僕じゃない。自由の身になっていいよ」


パチンッ


ジャン「あれ…俺たち今までなにして?」
クリスタ「わっ なんでリヴァイ兵長が目の前に!?」
コニー「超ねむそう」

ミケさんかっこよすぎ濡れた


ハンジ「えーおしまいなの?つまんね」

ナナバ「エレンを解こう」ゴソゴソ

エレン「ぷはっ! はぁはぁ…」

エレン「えらい目にあったぜほんと」

ナナバ「ごめんねエレン。ちょっと私はどうかしてたみたいなんだ」

ナナバ「許してくれとは言えないけど、本当にすまなかったね」シュン

エレン「ナナバさm……いやナナバさん」

エレン「もうこんなことされたら困りますけど、今までのことは気にしてませんよ」

エレン「でも本当にもう二度とsに目覚めないでくださいね、少なくとも新兵相手に」

エレン「ガチで」

エレン「ガチでな」

ナナバ「うん、約束しよう」コクリ


―――――・・・
―――・・・


ナナバ「はあ…あと3枚」

リーネ「ナナバとハンジ、なにしてんの?」

ハンジ「始末書書いてんだよ。まじめんどくせえッ」

ゲルガー「始末書?お前がなんかしたってのか?珍しいな」

ヘニング「一体なにを?」

ナナバ「実は……」


ナナバ「ってことがあってね」

ハンジ「あのあとリヴァイからこれを押しつけられたってわけさ」


リーネ「ぶっは!!なにそれ!!」

ゲルガー「そんなことやったのかよ!?」

ヘニング「お、お前らすごいな」

>>247
お前→ナナバ

ハンジは全然珍しくないね

ナナバ「ついね……恥ずかしい話だけど」

リーネ「新兵はやっぱりかわいいね、まだ2人の性別も見分けられないなんてさ」

リーネ「ナナバが女で、ハンジが男だろ?」

ゲルガー「は?おいおいおいおい」

ゲルガー「ナナバは男で、ハンジは女だろ。逆だ」

ヘニング「えっ。俺は二人とも男かと」

リーネ「えええっ!?なにそれ!」

ゲルガー「おいナナバ!ハンジ!本当はどっちなんだよ!?」


ハンジ「えー?」チラ

ナナバ「ん…?」チラ

ハンジ「そりゃあさ、もちろん」

ナナバ「ああ、当然」


「二人だけの秘密さ」


end

性別不詳キャラの戦術的価値を説きます!(敬礼)

読んでくれた方どうもでした

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月14日 (日) 06:38:31   ID: XAHbcmwS

はぁぁぁぁ!!!!????気になるに決まってんだろ!!!!こんちくしょーーー!!!!!!!!!

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