リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」(1000)


1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」 - SSまとめ速報
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2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」 - SSまとめ速報
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3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」 - SSまとめ速報
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4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」 - SSまとめ速報
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の続き。どうしてだか5スレ目に突入
短編風でリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけのスレ

前スレ同様、時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。だが期待はしちゃいけない
〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊とかのネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れこませるつもりだがどうなるか分からない
このスレで終われ

長々すまん。日にちは11月から。では


【これなら】


リヴァイ「……お前、何してるんだ?」

ハンジ「え?」ゴソゴソ

リヴァイ「その格好で何をするつもりだ」

ハンジ「巨人の着ぐるみで巨人捕獲の提案をしに行く所だけど」

リヴァイ「当たり前の様に言うな」

ハンジ「普通に行ってもダメだったからさー」

リヴァイ「……その格好で断られたら尚の事へこまねぇか?」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「脱ぐわ」

リヴァイ「そうしろ」



【度数】


ハンジ「どう?」

リヴァイ「随分豪勢なツマミだな」

ハンジ「川での釣りがうまくいって大漁だったんだ。ということで飲むぜ!」ドンッ!

リヴァイ「……キツそうな酒だな」

ハンジ「これは南の方の酒だよ。こっちは芋から作られてるんだって」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「どっちもキツいよ!」

リヴァイ「何故キツい酒を選ぶんだ、お前は」

ハンジ「キツい方が美味く感じる」

リヴァイ「アル中か」


[眠い、寝かせろ]


リヴァイ「おい」

ハンジ「」スゥースゥー

リヴァイ「おい、クソメガネ寝てんじゃねぇ」

ハンジ「…んあ」ボー

リヴァイ「今会議中だろうが」

ハンジ「あとー、五分………」ムニャムニャ

リヴァイ「このッ!クソメガネが!」ギリギリ

ハンジ「痛いやめて!ヘッドロックはきつい!」ミシミシ


【べろんべろん】


ハンジ「うへへへへー」デローン

リヴァイ「酔ったか」グビッ


ハンジ「りーばいー」ギュゥ
リヴァイ「なんだ」


ハンジ「すきぃー」スリスリ
リヴァイ「そうか」


ハンジ「うひゃひゃひゃ! 刈り上げジョリジョリするー」ジョリジョリ
リヴァイ「やめろ」


ハンジ「りばい三文字しかしゃべらないの?」
リヴァイ「ちゃんと話してんだろ」



ハンジ「三文字以上しゃべったぁー」ケラケラ
リヴァイ「何が面白ぇんだかさっぱりだな」


ハンジ「りばいー、りばいはねぇ泣かないよね」
リヴァイ「ああ?」


ハンジ「変わりに泣こうかと思うけど私も泣いちゃいけない時があるからね」
リヴァイ「……」


ハンジ「そんな時は“ああ、アイツも我慢してるんだなー”って我慢してね」
リヴァイ「……別に変わりに泣けとは言ってねぇよ」


ハンジ「んふふ、好きだよ、リヴァイ」ギュゥ
リヴァイ「……酔っ払いが、寝ろ」


ハンジ「でさ、巨人ってかわいいよね」
リヴァイ「話が支離滅裂だ」




【標(しるべ)】


 ハンジ「壁外調査でさー」ポスッ←肩に頭を置いてる

リヴァイ「酔いすぎだ。早く寝ろ」

 ハンジ「聞けよー。あなたの後ろを走ってるとね」

リヴァイ「あ?」

 ハンジ「なんか安心する」

リヴァイ「……」

 ハンジ「背は低いのに背中は広いよね」ナデ…

リヴァイ「一言余計だ」


 ハンジ「あはは! まぁ、私らが一緒に走る事ってそんなにないけどね」

リヴァイ「まぁな」

 ハンジ「それでも、あなたの背中を目印に生きようと、帰ろうと思える」

リヴァイ「見えねぇのにか」

 ハンジ「目に焼き付いてるから大丈夫」

リヴァイ「……お前は後ろにいないだろ」

 ハンジ「ん? ああ、前にいる事もあるけど――」

リヴァイ「そうじゃねぇ」

ハンジ「何?」ヒョイッ


リヴァイ「横にいるんだろ」

ハンジ「!」

リヴァイ「違うのか?」


ハンジ「……ふふっ、違わない」ギュッ
リヴァイ「だろうが」


ハンジ「リヴァイが嬉しい事言ってくれるー。酔ったの?」
リヴァイ「……さぁな」グビッ


ハンジ「じゃあ、素面って事にしよう」ギュゥ
リヴァイ「好きにしろ」




【むしろ悪化】


ハンジ「あったまいてぇー」ズキズキ

リヴァイ「飲みすぎるからだ」コトンッ

ハンジ「んー、紅茶か」

リヴァイ「飲めるか?」

ハンジ「大丈夫、吐き気はないから。紅茶って二日酔いに効いたっけ?」

リヴァイ「効かねぇんじゃねぇか?」ズズズズ

ハンジ「そっかー」コクッ

ハンジ「あっつ!」

リヴァイ「気をつけろ」

ハンジ「……リヴァイ、こんな熱いのよくそんな風に持てるね」

リヴァイ「慣れだ」

ハンジ「手の皮厚くなってそうだね」フーフー


リヴァイ「さぁな」ズズズズ

ハンジ「見せて見せて」

リヴァイ「ん」スッ

ハンジ「おぉ、結構厚いね」サワサワ

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「大半は立体機動の所為かな?」

リヴァイ「あぁ……そうかもな」

ハンジ「……良い手だよね。この手好きだよ」ナデ…

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ……」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「頭痛いの治らない……」ズキズキ

リヴァイ「……薬貰ってくるか」



【おめでとうございます】


ハンジ「ミーケー!!」スポッ

ミケ「!?」

ナナバ「ハンジ、いきなり犬耳つけないの」

ハンジ「いやぁ、主役だからさ」

犬耳ミケ「主役?」

ナナバ「主役に犬耳って」

犬耳ミケ「なんの事だか分からないんだが」

ハンジ「あなたも忘れてるの? エルヴィンの事言えないね」

ナナバ「はい、部屋に入って」トンッ


犬耳ミケ「?」

ゲルガー「あ、ミケさん! おめでとうございます!!」

リーネ「おめでとうございます!」

犬耳ミケ「おめでとう?」

エルヴィン「やっと来たか、ミケ」

リヴァイ「遅い」

ハンジ「なかなか捕まらなくてさー」

ナナバ「結局部屋の前で見つけたよ」

リヴァイ「お前ら役に立ってねぇな」

ハンジ「リヴァイ、うるさい」

エルヴィン「誕生日おめでとう、ミケ」


犬耳ミケ「あぁ……そうか」

ハンジ「ミケも自分の誕生日、忘れてたらしいよ」

リヴァイ「エルヴィンといい、ボケが始まってんのか?」

ナナバ「まぁ、いいじゃないか。おめでとう、ミケ」

犬耳ミケ「ああ、ありがとう、みんな」

リヴァイ「ところで」

犬耳ミケ「なんだ?」

リヴァイ「なんでそんな物(犬耳)つけてるんだ?」

犬耳ミケ「……誰かさんの女の所為だ」

リヴァイ「あ?」



【教育】


ハンジ「ねぇリヴァイ、巨人が――」

リヴァイ「待て、その話は新しく分かった事か?」

ハンジ「いんや?」

リヴァイ「ならやめろ。聞きたくねぇ」

ハンジ「えぇー」

リヴァイ「えぇじゃねぇ。何度聞かされたと思ってやがる」


ハンジ「むむ……よし」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ならば巨人の話を聞きたくて堪らなくなるくらいに教育してやるよ!」ビシッ!

リヴァイ「ほぅ? どうするつもりかは知らねぇが……」ズイッ

ハンジ「な、何?」

リヴァイ「その教育をする度に腰抜かすくらい口を塞いで調教してやる」

ハンジ「なっ!? リヴァイ、やめ――」



【ハンジの負け】


ハンジ「……///」ペショッ

リヴァイ「……静かだな」

ハンジ「……///」

リヴァイ「机に突っ伏しっぱなしだが教育してくれるんじゃねぇのか?」

ハンジ「……うるさい///」

リヴァイ「座ったままだが、立たないのか?」

ハンジ「やかましい///」

リヴァイ「遠慮せず教育してくれて構わねぇんだが?」

ハンジ「教育始めてないのに塞ぎやがって」

リヴァイ「先手必勝と言うからな」

ハンジ「くっそぅ……起きてる時がダメなら寝てる時に耳そばで睡眠教育してやる」

リヴァイ「……うなされそうだな」



【お菓子】


ハンジ「ん?」

*お店*

ハンジ「あ……このお菓子……」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「いや……」

リヴァイ「あぁ、あの時のか」

ハンジ「……ねぇ、今からあそこに行っていいかな?」

リヴァイ「別に構わねぇが」

ハンジ「そいじゃちょっと買ってくる」

リヴァイ「ああ……」



【カイロ】


ハンジ「着いた着いた」

*慰霊碑*

リヴァイ「早いとこ済ますか」コトッ

ハンジ「いつの間にかお酒買ってたね」

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「しかも結構な大きさだね」

リヴァイ「全員で飲むには足りねぇだろうがな」

ハンジ「……そうだね」

リヴァイ「お前こそ量が多くねぇか?」


ハンジ「みんなで食べるには少ないけどね」ポスッ

リヴァイ「……そうだな」

――ザアァァァァ……

ハンジ「……」

リヴァイ「……風が吹いてきた。戻るか」

ハンジ「うん、そうだね」

リヴァイ「寒い時期に来る場所じゃねぇな」スタスタ


ハンジ「でも紅葉キレイだよ。それにリヴァイカイロが役に立つ」ギュッ
リヴァイ「カイロじゃねぇ」




11月1日、川の恵みの日&泡盛の日&本格焼酎の日・灯台記念日・紅茶の日・ミケ誕生日・教育の日
11月2日、死者の日(万霊の日:全ての死者に祈りを捧げる日)


始めました。今後ともよろしく
次は土曜に。ではまたーノシ

[お前が悪い]

ハンジ「全く!リヴァイはひどいなぁ」ブツブツ

リヴァイ「うるせぇ…寝てんのがわりぃ」

ハンジ「リヴァイだって、目細くなってたじゃん」

リヴァイ「………………俺はもともとこういう目だろうが」

ハンジ「ブフォww気にしてた?ごめんねww」ゲラゲラ

リヴァイ「殺ぐ…!」ジャキン

ハンジ「リヴァイ……字面がいつもとちがk」

リヴァイ「死ね」ゴゴゴ

ギャーーーーーー


【後片付け】


ハンジ「はい、どうぞー」コトッ

リヴァイ「ああ」

ハンジ「いただきまーす」

リヴァイ「……」モグモグ

ハンジ「本当に片付けはリヴァイでいいの?」

リヴァイ「ああ、飯作ってもらったからな」

ハンジ「悪いね。だけど“後片付けを含めて料理”じゃなかったっけー?」

リヴァイ「ならやれ」

ハンジ「リヴァイ片付けありがとう。マジいい男、マジ天使」

リヴァイ「気持ち悪ぃ」



【そういや】


――風呂場――


リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「ねぇ、リヴァイ」チャプッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「なんで淵に座って本読んでるの?」

リヴァイ「お前を湯槽に浸からせているからだ」

ハンジ「出て待ってりゃいいのに」

リヴァイ「お前そのまま寝る事あるだろうが。危ねぇだろ」パタンッ

ハンジ「まぁねー、でもすぐ出ちゃえばいいさ」ザッ

リヴァイ「ダメだ、浸かってろ」グッ

ハンジ「ぎゃっ」ザブッ


リヴァイ「ちゃんと温まってから出ろ」

ハンジ「えぇ、自分はカラスの行水のくせにぃー」ブー

リヴァイ「女は冷えやすいと言うだろ。ちゃんと浸かれ」

ハンジ「……男だってさ」スッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「冷えないわけじゃないでしょっ!!」グイッ!!

リヴァイ「!?」

ザパーン!!

ハンジ「あはははは!」

リヴァイ「ぶはっ! このクソメガネ!!」

ハンジ「リヴァイも一緒に入っちゃえ」ケラケラ

リヴァイ「この奇行種が……着替えどうするんだ」

ハンジ「あ」



【私の城】


ハンジ「王都には博物館があるんだってね」

リヴァイ「興味ねぇな」

ハンジ「いつか……」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「巨」

リヴァイ「興味ねぇな」

ハンジ「ちょっ、私が興味無いみたいになったじゃないか!」

リヴァイ「お前以外誰も来ねぇだろ、その博物館」

ハンジ「それでもいい!! 私だけの城!!」

リヴァイ「経営破綻ですぐ潰れるな」



【似合わない】


ハンジ「あ、これやってみる?」

リヴァイ「なんだそれは」

ハンジ「アロマオイルだよ。温めて香りを楽しむんだって」

リヴァイ「何故そんな物を持ってるんだ?」

ハンジ「リーネがくれた。これ用の器具も貰ったしやってみよう。
ええっと、小皿に水少しとオイルを入れる……」ピチャピチャピチャピチャ

リヴァイ「お前、俺の部屋で勝手に……」

ハンジ「で、下から火で温めるっと」シュボッ


リヴァイ「……」

*アロマ*~フワーン~

ハンジ「おっ、いい香りだねぇ」

リヴァイ「まぁ、そうだな」

*アロマ*~フワワワーン~゚*.・゚*゚.*

ハンジ「……いい香り……だね」

リヴァイ「……」

*アロマ*゚*.・゚*゚.*~フワワワワワワーン~゚*.・゚*゚.*

――バンッ!!

ハンジ「匂いがキツい!!」


リヴァイ「おい、オイルは1,2滴と書いてあるぞ。入れすぎだ。それに寒ぃ」

ハンジ「窓開けないとリヴァイの部屋に匂いが染み付いちゃうかもよ?」

リヴァイ「あぁ……それは困るな」

ハンジ「……ぶふっ!」

リヴァイ「いきなり何噴いてんだ」

ハンジ「リヴァイの部屋訪ねたら……ぐふっ……アロマの香り……が……ぶふー!!」

リヴァイ「……」

ハンジ「人類最強兵士長の部屋がアロマ……ぶははははは!!」

リヴァイ「お前の所為だろうが」



【繰り返すつもりか】


ハンジ「はぁー、匂いがいい感じに消えたね」

リヴァイ「いつまで窓にもたれているんだ」

ハンジ「んー、寒いんだけどなんか気持ちいい寒さなんだよねぇ」ダラーン


リヴァイ「……風邪引くぞ」スッ
 ハンジ「ん? ふふっ、リヴァイ温かいねー」


リヴァイ「冷えてんじゃねぇか」
 ハンジ「今はリヴァイに覆われてるからぬくぬくだよ」



リヴァイ「……もう吐く息が白いな」
 ハンジ「そうだねぇ、少しずつ冬に近づいてるね」


リヴァイ「もう閉めるぞ」
 ハンジ「うん」スッ


――パタンッ


リヴァイ「部屋が冷えたな」

ハンジ「また火を点ける?」

リヴァイ「小皿はどけろ」


レスありがとうございます


11月2日、キッチン・バスの日(家庭文化の日:家庭文化のあり方を考える日)・博物館デー
11月3日、アロマの日


日付に追いつけない気がする
次は月曜に。ではまたーノシ

【汚い基準】


犬「わんっ!」

ハンジ「おぉ、大きい犬だ」

リヴァイ「噛まれるなよ」

ハンジ「大丈夫、懐っこいよ」ナデナデ

犬「わふわふ♪」

リヴァイ「薄汚れてんな。汚ぇ」

ハンジ「そっかぁ。リヴァイは猫派だったね」

リヴァイ「違ぇ。あれはあれで汚ぇ」

犬「わぅ」ベロンッ

ハンジ「あはは!」

リヴァイ「猫は擦りついてくるのが、犬は舐めてくるのが汚ぇ」

ハンジ「馬ならOKなのがよく分からないよ」



【ファイル】


リヴァイ「まだやってんのか」

ハンジ「んー? あとちょっとだよ」カリカリ

リヴァイ「早く片付けろよ」スッ

ハンジ「了ーかーい」カリカリ

リヴァイ(終わったら風呂に入れるか……)パラ…

リヴァイ「お前……何をファイリングしてやがる」

ハンジ「え? あ、何勝手に人のファイル見てるんだよ」

リヴァイ「暇潰しに手に取って見たら……気色悪い」

ハンジ「巨人のスケッチだよ。いろんな角度からね」

リヴァイ「……モブリットが可哀想だな」

ハンジ「モブリットも喜んで描いてくれたよ」

リヴァイ「嘘をつくと口が曲がるぞ」



【早く気づけ】


――ハンジ自室――


ハンジ「直接部屋まで送られるかと思ったらまさかあのまま風呂に入れられるとは……」ボフンッ

リヴァイ「ベッドに飛び込むな」

ハンジリヴァイ「「埃が舞う」」

リヴァイ「……」

ハンジ「あはははは! 当たった!!」ケラケラ

リヴァイ「舞うと分かってんならやるんじゃねぇ」ボフッ!

ハンジ「もがーっ!!」ジタバタ


リヴァイ「クソメガネ」スッ

ハンジ「ぶはっ!! 顔ベッドに押し付けるなよ! 死ぬかと思った!」

リヴァイ「お前はそう簡単に死なねぇよ」

ハンジ「死ぬときゃ死ぬわ。あ、部屋まで送ってくれてありがとうねー」

リヴァイ「言うことはそれだけか?」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「部屋をよく……見なくても分かるだろ」

ハンジ「ハッ!? すんげぇキレイになってる!?」

リヴァイ「お前のその眼鏡は飾りか」



【それは違うんです】


ハンジ「いやぁー、ありがとうね。キレイにしてくれて」

リヴァイ「始めは物を探しにきたんだが、あまりの酷さに耐えかねた」

ハンジ「探し物?」

リヴァイ「お前また俺の部屋から本持っていっただろ?」

ハンジ「えー…………そうだっけ?」

リヴァイ「これだ」ベシッ

ハンジ「いてっ、あぁ、うん持ってった」

リヴァイ「ちゃんと戻せ」

ハンジ「読んでたらちょっと思いついた事あってそっちに熱中してたら、つい……ごめん」

リヴァイ「とりあえずこれは置いておくが」スッ

ハンジ「えっ? 持って帰らないの?」


リヴァイ「まだ読み終わっていないんだろ? それに今日は……ん?」

ハンジ「どうしたの?」

リヴァイ「お前このファイル……」スッ

ハンジ「!! それはダメ――!」

リヴァイ「枕元にも巨人のを……」ペラッ

ハンジ「ぎゃあぁぁぁぁ!!///」

リヴァイ「…………」

ハンジ「い、いやほら、更新してるって言ってただろ? 古いのとかちょっとした描き損じとか勿体ないからさ。それに捨てるとなんかリヴァイに悪い事起きるかもしれないじゃない? だからファイルに綴じておいたワケでね? 時々見返すとかしていないよ? えぇ、そりゃそんな事しませんとも! 巨人の絵なら何百回何千回と見つめるけどね? リヴァイの絵はそんなには見ないよ!? だからそれはとにかく閉じようか!?」

リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「閉じろっつってんだろうが!! 馬鹿リヴァイっ!!!///」



【寂しかった】


リヴァイ「……」ペラッ

ハンジ「リヴァイ、じっくり見るなよ!/// 自分の似顔絵なんて見て楽しいの?」

リヴァイ「……これあの時のか」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「これだ」スッ

ハンジ「あ、あぁ、バザーで書いてもらった二人の肖像画だね」

リヴァイ「飾ってねぇのか」

ハンジ「だって万が一見られたらねぇ?」

リヴァイ「そのわりにコレはすぐ取れる場所に置いてあったが?」


ハンジ「いや、その、ベッドの上だし……寝室まで入るのリヴァイくらいじゃんか」

リヴァイ「そりゃそうだが、万が一と言うならもう少し考えるべきじゃねぇか?」

ハンジ「……いつもは鍵つきの引き出しに入れてるんだよ」

リヴァイ「なら何故ここに?」

ハンジ「それは……最近ゆっくりは会えてなかったから……」ゴニョゴニョ

リヴァイ「…………分かった」ギシッ

ハンジ「ああ、うん、分かったならそれで……っておい」

リヴァイ「なんだ?」ギシィッ

ハンジ「なにごく自然に覆い被さって……泊まっていくんだ?」

リヴァイ「当たり前だ」スッ



【寝かせておきたい】


リヴァイ「ん……」パチッ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ナデ…

リヴァイ(起きねぇな……それもそうか、疲れているところを風呂入れて……襲ったしな)


――コンコンッ


リヴァイ「!」


ニファ『ハンジ分隊長、お休みのところすみません。ニファです』



リヴァイ(ニファか……)チラッ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」


――コンコンッ


ニファ『あの、ハンジ分隊長、申し訳ありません、どうしてもサインが必要な書類がありまして……』


リヴァイ「………………チッ」シュルッ

ハンジ「」スースー


レスありがとうございます


11月3日、文具の日


次は水曜に。ではまたーノシ


【情報不足】


ニファ「まだ眠っていらっしゃるのかな……でも……」オロオロ

――ガチャッ

ニファ「! あ、ハン――」

リヴァイ「……書類、見せてみろ」

ニファ「!? リ、リヴァイ兵長!?」

リヴァイ「……」スルッ

ニファ「あ」

リヴァイ「あぁ、これなら俺のサインでも構わねぇな」サラサラ

ニファ「えっ、あ……えっ?」

リヴァイ「ほら」スッ

ニファ「あ、ありがとうございます……」

リヴァイ「用はそれだけだな?」


ニファ「そうですが……いや、その! な、何故リヴァイ兵長が!? し、しかもその、その様な格好で……///」

リヴァイ「……」←下ズボン、上シャツ軽く羽織っただけ

ニファ「あ、あああの! つまりその!!///」

リヴァイ「……」チラッ


ハンジ「う……ん……」モゾッ


ニファ「お二人は! え、ええっと!!///」

リヴァイ「ニファ……」シー

ニファ「!!」

リヴァイ「分かるな?」

ニファ「は、はい!! 誰にも言いません! 秘密にします! それでは!!」タタタッ

リヴァイ「…………」

リヴァイ「今のはとりあえず静かにしろと伝えたつもりだっんだが……」



【口が曲がるかもな】


ハンジ「えぇ!? ニファにバレちゃったの!?」

リヴァイ「上手い言い訳が思い付かなかった、というか弁解する前にそうだと解釈された」

ハンジ「えぇー……」

リヴァイ「誰にも言わねぇと言っていた。ニファなら大丈夫だろ」

ハンジ「まぁ、そうだろうけど……なんで出ちゃったの? 寝惚けて自分の部屋だと思ったの?」

リヴァイ「……そんなとこだ」

ハンジ「リヴァイでもそんな失敗するんだねぇ。私はもっと注意しておかなければいけないね」

リヴァイ「そうだな」



【秘密だよ】


ハンジ「やぁ、ニファ」

ニファ「ハ、ハンジ分隊長」

ハンジ「あー、この間はなんだかおかしなもの見せてしまったみたいだね」

ニファ「いえ! おかしくなんて……引き締まっていらっしゃいましたし!」

ハンジ「ん?」

ニファ「えっ?」

ハンジ「いや、リヴァイの身体の話じゃないんだけどね」

ニファ「――っ!/// し、失礼致しました!!」


ハンジ「あはははは! まだ気が動転しているみたいだね。まぁ無理もないか」

ニファ「うぅ……///」

ハンジ「そういう事なんでよろしくね。それからモブリットは知ってるから」ポンッ

ニファ「えっ?」

ハンジ「……あとの二人は知らないからね?」シー

ニファ「は、はい」

ハンジ「うんうん、良い返事だね」

ニファ「……」



【絶対です!】


ニファ「ハンジ分隊長……」

ハンジ「どうしたんだい? 妙な顔して」

ニファ「あの……何故隠すのですか? 隠さなくても良いと思うのですが」

ハンジ「……うーん……」

ニファ「?」

ハンジ「……私の為なんだよ」

ニファ「ハンジ分隊長の……?」

ハンジ「私の様な変人を快く思っていない者もいるからね」


ニファ(あぁ……中央の……)グッ

ハンジ「説明会を開く時に下世話なヤジが飛ばないとも限らないからね。ま、いつもそれなりに飛んでるけどさ」

ニファ「……」

ハンジ「……彼は私を守ってくれているんだよ」フッ

ニファ「……全力で」

ハンジ「ん?」

ニファ「全力で秘密を守らせて頂きます!!」

ハンジ「あはは、そんなに気を張らなくても大丈夫だよ。でもありがとう、ニファ」ニコッ

ニファ「はい!!」



【二人で赤く染まる】


ハンジ「しかしリヴァイも間抜けだよね」クスッ

ニファ「はい?」

ハンジ「寝惚けて自分の部屋だと勘違いして出ちゃったんだってさ」ケラケラ

ニファ「えっ……ですが私、ノックしてハンジ分隊長って2回くらい言いましたよ?」

ハンジ「へ?」

ニファ「自分の名前も言いましたし……勘違いするとは思えないのですが……」

ハンジ「じゃあ、何故あんな嘘……」

ニファ「あ、ハンジ分隊長がまだ寝ていらしたからでしょうか?」

ハンジ「え」

ニファ「起こすのは悪いと思われたのでは?」

ハンジ「……え///」

ニファ(あ……赤くなられた)


ハンジ「そ、そんな気遣いいらないのにね!///」

ニファ「……リヴァイ兵長はお優しい方ですね」ニコッ

ハンジ「あ、う、うん、まぁ、そうだよね///」

ニファ「ハンジ分隊長の事、大事に想っていらっしゃるんですね」

ハンジ「――っ!/// い、いやぁどうだろうね!?」アタフタ

ニファ(ハンジ分隊長可愛い)クスッ

ニファ(……あれ? って事はもしかしてあのシーって‘静かに’って事だったんだろうか?)

ニファ「……」

ニファ(っわぁぁ!! 勘違いしたぁ!!///)

ニファ(何か誤魔化すおつもりだったかもしれないのに決め付けちゃった!
実際は間違ってなかったけど! 恥ずかしいっ!!///)

ハンジ「と、とりあえず仕事しようか!/// ニファ!」

ニファ「は、はい!/// ハンジ分隊長!」


レスありがとうございます


次は土曜に。ではまたーノシ

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なんと!つまらないと今話題のこのSSスレが…

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文句があればこのスレまで
リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1415881553/)

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【一緒に挟まる】


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「なにー?」ゴロゴロ

リヴァイ「シーツ替えるからどけ」

ハンジ「へーい、じゃこのシーツはずしとくねー」ムクッ

リヴァイ「ああ、助かる」

ハンジ「よいっしょー」シュルンッ!

ハンジ「どうぞー」スタスタ

リヴァイ「ん」バサッ…シュッ

ハンジ「……」ソー…

リヴァイ「……ん、よし」

ハンジ「うりゃ!!」バサッ!


リヴァイ「!?」ドサッ

ハンジ「あはははは! シーツサンドウィッチー! 具はリヴァイ!」ギュー

リヴァイ「何してんだ、お前は」バサッ

ハンジ「悪戯」ケラケラ

リヴァイ「くだらねぇ」

ハンジ「んー、具がリヴァイだけじゃつまんないね、私も入るか」シュッ

リヴァイ「おい」


ハンジ「サンドウィッチー」ギュー
リヴァイ「腹壊しそうな具だな」


ハンジ「リヴァイの腹は鋼でできてるから大丈夫」
リヴァイ「できてねぇ」




【ハンカチ】


グンタ「あ、手ぇ拭くやつ忘れた」

エルド「何してんだよ」ケラケラ

リヴァイ「ほら」スッ

グンタ「ありがとうございます」

オルオ「お、俺も忘れてしまいました!」

エルド「お前な……」

リヴァイ「ほら」スッ

グンタエルド((2枚目……))

ハンジ「リヴァーイ! ごめん、ハンカチ貸してー」

リヴァイ「ほら」スッ


グンタエルド((3枚目……?))

ペトラ「あ、あの……私も……」ゴクリッ

リヴァイ「ほら」スッ

グンタエルド((4枚目!?))

リヴァイ「みんな忘れすぎだ」フキフキ

グンタエルド((5枚目!!?))

ハンジ「あなたはハンカチ持ちすぎじゃない?」

リヴァイ「そうでもない。今日はたまたまだ」

ハンジ「そうかなぁ。いつ借りてももう1枚は持ってるじゃないか」

リヴァイ「お前はちゃんと持て」

グンタエルド((いつも数枚持っていらっしゃるのか……))



【もっと寒くなってから】


ミケ「みんな」

ハンジ「ミケ」

リヴァイ「なんだ」

エルヴィン「どうしたんだ?」

ミケ「……部下からみかんを貰った」スッ

リヴァイ「!」

エルヴィン「!」

ハンジ「……」

ミケリヴァイエルヴィン「「「炬燵だな」」」クルッ

ハンジ「まだ早い」



【早く治せ】


リヴァイ「……」ショリショリ

ハンジ「わぁ、凄いねリヴァイ。りんごの皮ずっと繋がってるよ」ケホッケホッ

リヴァイ「お前はもう少し徹夜を減らせ」サクッ

ハンジ「大丈夫、軽いからすぐ治る」

リヴァイ「そういう問題じゃねぇ」ショリショリ

ハンジ「ごめんね、看病させてしまって」

リヴァイ「それはいい。ほら」スッ


ハンジ「ありがとう」シャクッ

ハンジ「んまいわー」モグモグ

リヴァイ「そりゃ良かったな」

ハンジ「リヴァイもはい」スッ

リヴァイ「……」…パクッ

ハンジ「おいしい?」

リヴァイ「まぁな」モグモグ

ハンジ「おいしいりんごだし、リヴァイの看病だし、即効で治っちゃうね!」

リヴァイ「そうだな。ほら、早く寝ろ」



【おまじない】


ハンジ「リヴァイ、手ぇ出して」

リヴァイ「ああ」スッ

ハンジ「よっと」シュルシュル

リヴァイ「小指に赤い毛糸?」

ハンジ「おまじないらしいよ。意中の人の小指に赤い毛糸や糸を結ぶとずっと一緒にいられるんだってさ」

リヴァイ「……そんな事するヤツだったか? お前」


ハンジ「なんかよく分からないけどニファにやってこいって言われた。ちなみに自分にも結ばなきゃいけない」スッ

リヴァイ「繋がってたら動き辛いだろ」

ハンジ「一回結べればいいんだよ。でもってより強力にするにはー」

リヴァイ「あ?」


ハンジ「ん」
リヴァイ「!」


ハンジ「っ……これでOK!」

リヴァイ「……終わったなら解け」


レス、乙ありがとうございます


11月3日、ハンカチーフの日・みかんの日
11月5日、いいりんごの日・縁結びの日


おまじないは適当
次は月曜に。ではまたーノシ


【聞いていた?】


エルヴィン「……ふむ」カサッ

――コンコンッ

エルヴィン「入れ」

ガチャッ

リヴァイ「なんの用だ?」

エルヴィン「うむ、コレなんだがな?」カサッ

リヴァイ「……断れと言っているだろ」

エルヴィン「この方だけしつこくてな」

リヴァイ「物好きな奴だ」


エルヴィン「人類最強という言葉に惹かれているのかもな」

リヴァイ「肩書きと見合いすればいいだろうに」

エルヴィン「ははっ、そう言うな。名誉など、ああいう方々にとって大切な物でもあるんだよ」

リヴァイ「……」フンッ

エルヴィン「まぁ、今回も断りでいいな?」

リヴァイ「それ以外に何があるんだ」

エルヴィン「いや、あまりに熱心だったものでな。‘病気になったから見舞いに来てくれないか’というのもあった」

リヴァイ「……なんだそりゃ」

エルヴィン「とにかく会うだけ会いたいのかもな」

リヴァイ「それは‘どっち’がだ?」

エルヴィン「どちらかといえば親の方だな」


リヴァイ「見世物じゃねぇんだ」

エルヴィン「ははは、一応聞いておきたかっただけだ。断りを入れておくよ」

リヴァイ「……悪いな」

エルヴィン「いや、これも私の仕事だからな」

――コンコンッ

エルヴィン「入れ」

ガチャッ

ハンジ「エルヴィン、書類持ってきたよー」

エルヴィン「ああ、ありがとう」

リヴァイ「……」



【気になる】


ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「縁談とか来てたんだ?」

リヴァイ「……やっぱり聞いていたのか」

ハンジ「聞こえちゃったね」

リヴァイ「扉薄いんじゃねぇか?」

ハンジ「私の耳がいいんだよ」


リヴァイ「ミケ並みなら使えるな」

ハンジ「話を戻そうか」

リヴァイ「……」

ハンジ「いつもお断りしてるみたいだから心配とかはしてないよ。ただ、そういうのあるんだと思ってね」

リヴァイ「物好きもいたもんだな」

ハンジ「そうなると一番の物好きは私なわけなんだけど」

リヴァイ「一番は俺だろ」

ハンジ「どういう意味だ」

リヴァイ「間違ってねぇだろ」



【ぐちゃぐちゃの粉々に】


ハンジ「……」ムゥー

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「何も」フイッ

リヴァイ「何を拗ねてるんだ」

ハンジ「拗ねてねぇよ」

リヴァイ「ならこっち見ろ」

ハンジ「……」ソッ…

リヴァイ「なんてツラしてんだ」

ハンジ「……どんな顔してる?」

リヴァイ「妙なツラだ」

ハンジ「どんな顔だよ」


リヴァイ「自分に縁談がねぇのが悔しいか」

ハンジ「馬鹿か」

リヴァイ「まぁそんな話があったら潰すがな」

ハンジ「は!?///」

リヴァイ「お前もだろ」

ハンジ「…………うん、ぶっ潰す」

リヴァイ「なら、問題ねぇな?」

ハンジ「! そうだね」

リヴァイ「分かったなら気色悪いツラは見せるな」

ハンジ「さっきから気色悪いとか妙な顔とか失礼な!!」

リヴァイ「……それでいい」



【咳は止まった】


リヴァイ「ゴホッ」

ハンジ「リヴァイ、風邪かい?」

リヴァイ「いや、違うと思うが」

ハンジ「寒くなると乾燥するからねぇ。咳も出やすくなるのかもね」

リヴァイ「そんなものか……っゴホッ」

ハンジ「あー……ちょっと待っててね」タタッ

リヴァイ「?」


――――――――


ハンジ「はい、お待たせ」コトッ

リヴァイ「紅茶?」


ハンジ「蜂蜜入り。のどにもいいよ」

リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ「副交感神経が優位になる夜間は気管支が収縮しやすくなるから気道が狭まって、咳が出やすくなると言われてるんだ」

ハンジ「更に咳をするとのどが乾燥するし、そうなるとまた咳が酷くなるから水分が必要なわけだ。
とはいえ冷たい物だと気管支が収縮しちゃうからダメだよ? 温かい飲み物じゃないとね」

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「温かい飲み物をゆっくり飲めば、からだも暖まるし、蒸気によって加湿効果もあるから一石二鳥」

ハンジ「そして蜂蜜を入れる事で抗酸化作用や抗菌作用も望めて、
のどの奥の症状を和らげる効果も期待できる。この紅茶で一石三鳥だね!」

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「聞いてる?」

リヴァイ「多分」カチャンッ



【身から出た錆】


ハンジ「……」プニプニ

リヴァイ「やめろ、頬を突くな」ペシッ

ハンジ「リヴァイ、おっさんなのに肌キレイだね」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「触りたくなるんだよね」プニプニ

リヴァイ「やめろと言っているだろうが」ベシッ


ハンジ「いてっ。いいじゃん減るもんじゃなし」

リヴァイ「何かが減る」

ハンジ「何がだよ」

リヴァイ「……何も減らねぇなら触っていいんだな?」ジリッ

ハンジ「!! 待った! やっぱ減る! 何かが減るよ!!」

リヴァイ「試してみねぇと分からねぇよな?」ジリジリ

ハンジ「分かる! 分かるってば!! ぎゃー! こっち来るなぁー!!」シッシッ!

リヴァイ「断る」ズイッ


レスありがとうございます


11月6日、お見合い記念日
11月7日、知恵の日
11月8日、いいお肌の日


次は水曜に。ではまたーノシ


【歯】


――旧調査兵団本部――


ペトラ「噛み合わせがいいと力が出やすいんだって」

グンタ「ほー」

エルド「俺はどうかな」モゴモゴ

オルオ「俺はなかなかだ」フフンッ

ペトラ「んー、私も普通かなぁ」


エレン「よくわかりません」

ハンジ「エレンの歯並びは良かったよ」

リヴァイ班「「「「「ハンジ分隊長!?」」」」」

ハンジ「や! リヴァイに報告しに来たんだけど」

リヴァイ「クソメガネ」ヌッ

ハンジ「うっひょうっ!?」ビクッ

リヴァイ「まっすぐ俺の部屋に来ればいいだろうが」

ハンジ「いきなり背後に立たないでよ、びっくりするじゃないか」



【油断】


リヴァイ「いったい何の話をしていたんだ」

エルド「歯の話をしていて……。そういえばハンジ分隊長は何故エレンの歯並びを知っているんです?」

ハンジ「あーんして見せてもらったからだよ」

リヴァイ「……」

ペトラ「あーん?」

ハンジ「歯が折れてたからそれを見る為にね」

グンタ「歯が?」

ハンジ「生えてたけどね」

オルオ「はい?」

ハンジ「巨人の力なのかなぁー? 早くもっと色々調べたいなぁぁぁ」ハァハァ

エレン「ひっ」ビクッ!


リヴァイ「……落ち着け」ガシッ

ハンジ「あたた、頭掴まないでよ。あ、そういやリヴァイも歯並びいいよね」

リヴァイ「そうか……?」

ハンジ「ああ、奥までキレイだったよ」

エルド「何故知っているんですか?」

ハンジ「そりゃ」

リヴァイ「!!」

ハンジ「舐」

――ガシッ!

ハンジ「もがが!!?」

リヴァイ「くだらねぇこと言うんじゃねぇぞ……?」ギロリッ

ハンジ「んん!」コクンコクン!!


リヴァイ「……チッ」スッ

ハンジ「あー苦しかった」

グンタ「何かされたんですね」

リヴァイ「……うっかりうたた寝している時にいきなり口を開けられて見られた事がな」

エルド「さ、さすがはハンジさん」

ハンジ「引き剥がされるまで舐めるようにじっくりねっとり観察してやったぜ! リヴァイ油断しすぎ」ケラケラ

リヴァイ「だからお前は喋るな、黙ってろ」

ハンジ「なんだよ、自分が間抜けな姿晒したからって恥ずかしがることないのに」ケラケラ

リヴァイ「お前が話すと妙な言い方しやがるからだ」

ハンジ「失礼だな。そんなマネした事無いよ!」

リヴァイ「どの口が」



【確かめる?】


――旧調査兵団本部:リヴァイ自室――


ハンジ「で、報告なんだけど」

リヴァイ「その前に」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「気ぃ抜いて口を滑らすんじゃねぇ」

ハンジ「あはは……ごめん」

リヴァイ「誤魔化せたようで安心したが」

ハンジ「実際歯並びいいよね」

リヴァイ「そうか?」


ハンジ「いつもキレイだなーって思ってたよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「……私のも確かめる?」

リヴァイ「知ってるが」

ハンジ「じゃ、いいんだ」

リヴァイ「確認するのも悪くねぇ」

ハンジ「ふっ、したいんじゃないか」クスクス

リヴァイ「うるせぇな、お前はどうなんだ」

ハンジ「したいに決まってるでしょ」ニコッ

リヴァイ「チッ……」グイッ



【不意をつけば】


リヴァイ「……」シャッ

ハンジ「ナイフの手入れ?」

リヴァイ「ああ……今はあまり使わねぇが」

ハンジ「そのナイフを使わないでいられるのは良いことじゃないか」

リヴァイ「まぁな」シャッシャッ

ハンジ「ん? これ鉤(かぎ)?」


リヴァイ「触るなよ。怪我する」

ハンジ「これ何に使うの? 魚とか引っかけるの?」

リヴァイ「相手が何か持っていればそれで引っかけて弾く」

ハンジ「ええ? それってうまくいく?」

リヴァイ「……ブレードくらいなら弾ける」

ハンジ「弾いたことあるの?」

リヴァイ「…………さぁな」シャッ



【空気】


――ハンジ研究室――


リヴァイ「ハ――」

ヌ~~ン

リヴァイ「……」

リヴァイ(埃っぽい上に辛気臭ぇ)

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「こんな所に籠ってたら病気になるぞ」

ハンジ「ん……」カリカリ

リヴァイ「……窓開けるからな」

ハンジ「……」カリカリ


リヴァイ(聞いてねぇな)カチャッ…キィィ

ハンジ「……終わったぁぁぁさみぃっ!!」ブルッ

リヴァイ「空気の入れ替えだ」

ハンジ「もういいんじゃない?」

リヴァイ「今開けたばかりだ」

ハンジ「ならリヴァイ、カイロになれ」ブルブル

リヴァイ「誰がなるか」

ハンジ「寒いよー」

リヴァイ「丁度いい。今から風呂だな」

ハンジ「大丈夫、まだ寒くない」ブルブル

リヴァイ「震えてんじゃねぇか」


おつありがとうございます


11月8日、いい歯の日・刃物の日
11月9日、換気の日


一応言っておく、次の話で悔いなき選択のネタバレある
次は金曜に。ではまたーノシ


【昔の話】


ハンジ「ねぇ、リヴァイって逆手でブレード持ってるよね」

リヴァイ「ああ、削ぐ時はな」

ハンジ「そっちの方が削ぎやすい?」

リヴァイ「人に依るだろ。やりやすいようにやった方がいい」

ハンジ「入りたての頃注意されなかった?」

リヴァイ「された。鬱陶しかった」

ハンジ「あはは! まぁ訓練では逆手に持つなんて習わないからね」

リヴァイ「削げりゃなんでもいいだろうに」

ハンジ「……フラゴン分隊長だったっけ?」


リヴァイ「……ああ、今思えば悪い奴じゃなかった。ムカつく野郎でうるさかったが」

ハンジ「悪い奴じゃないと言いつつも散々な評価だね」

リヴァイ「あいつは汚ねぇベッドをさして“清潔に使え”と言いやがったんだ。先に清潔にしてから言いやがれ」

ハンジ「そんなことよく覚えてるねぇ」

リヴァイ「腹が立ったからな。ファーランが止めに入らなかったらやってたな」

ハンジ「……何を?」

リヴァイ「分からねぇか?」

ハンジ「あーうん、分かった。フラゴン分隊長危なかったねぇ」

リヴァイ「……結局喰われちまったがな」

ハンジ「……」

リヴァイ「終わった話だ」


ハンジ「うん、なんだかすまないね。変な方向に話が転んでしまって」

ガシッ

ハンジ「おわっ!?」

リヴァイ「気にするな」ガシガシ

ハンジ「ちょっと、ぐちゃぐちゃにしすぎだよ!」

リヴァイ「……」ベットシ

ハンジ「あー、もう」グシャグシャ

リヴァイ「テメェも清潔にしやがれ」ガッ

ハンジ「!! まだ入らなくても大丈夫だって!!」ジタバタ

リヴァイ「ふざけんじゃねぇ」ズルズル



【そんなに被りたければ】


リヴァイ「……ここまでだな」

オルオ「あり……がとう……ござ……いま……した」ゼェゼェ

エルド「すげぇな、オルオ」

グンタ「よくあれだけやったな」

ペトラ「……ちょっとだけ見直した」

オルオ「み、水……」

エルド「はいはい、ほら」スッ

オルオ「たす……かる」ゴクゴク

リヴァイ「……」

ハンジ「おや、オルオ汗だくだねー。リヴァイもちょっと汗かいてるね。こんな寒い時期に」


グンタ「ハンジ分隊長。対人格闘訓練ですよ」

ペトラ「オルオがリヴァイ兵長に頼み込んだんです」

エルド「俺らは見学者です」

ハンジ「なんか前にもやってたね……水被る?」

リヴァイ「風邪ひかせる気か」ゴシゴシ

ハンジ「遠慮はいらないよ。すぐ近くに井戸もあるし」

リヴァイ「……そんなに水被りてぇのか」

ハンジ「二人ともお疲れ! じゃ、私は用事があるからこれで!」

――ガシッ

リヴァイ「遠慮するな、被っていけ」

ハンジ「拒否する!! 離せ!」ジタバタ



【禁酒宣言】


ハンジ「うぅ……」

リヴァイ「調子に乗って飲みすぎるからだ」

ハンジ「うん……本当にそうだわ……うぷっ」

リヴァイ「吐ききってきやがれ」

ハンジ「うぅ!」ダッ



ウエェェェェ!!



リヴァイ「馬鹿が」

ハンジ「うー……戻ったよ」

リヴァイ「寝てろ」

ハンジ「うぅ……もうお酒飲まない。お酒やめる」

リヴァイ「そうしろ」

ハンジ「うっ」

リヴァイ「またか」



【舌の根が乾かない】


リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「あ、リヴァイー!!」

リヴァイ「メガネ……お前」

ハンジ「飲み会、混ざりなよ!」

リヴァイ「飲まねぇんじゃなかったのか?」

ハンジ「いやぁ、お酒の魔力って凄いよね」

リヴァイ「自制心を持ちやがれ」



【人の尊厳はどうした】


ハンジ「……」ガタガタ

リヴァイ「貧乏ゆすりか。うるせぇぞ」

ハンジ「仕方ないんだよ」ガタガタ

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「今、もう少しで何か思いつきそうなんだ」ガタガタ

リヴァイ「それと貧乏ゆすりと何が関係している」

ハンジ「今トイレに行っちゃうと思いつきそうな事も流れ出ちゃいそうで!!」ガタガタガタガタ

リヴァイ「漏らす気か。とっとと行け、クソメガネ」


レスありがとうな


11月10日、技能の日・井戸の日・断酒宣言の日・トイレの日


ではまたーノシ

11/10はネタが多いなw


【原因】


ハンジ「あ、リヴァイ、顔に傷があるよ。どうしたの?」サワッ

リヴァイ「あぁ、訓練中に小枝がかすっただけだ」

ハンジ「珍しいね」ナデ…

――フワッ゚。.・*゚・。.*・゚'・.*

リヴァイ「? 香水か何かつけてるか?」

ハンジ「いいや? あぁ、ハンドクリームだね」

リヴァイ「ハンドクリーム?」

ハンジ「香り付きの物をニファから貰ったんだ。いい香りでしょ?」

リヴァイ「そうだな」サワッ

ハンジ「ん?」


リヴァイ「……」サワサワ

ハンジ「……何触ってるの」

リヴァイ「荒れてねぇなと思ってな」

ハンジ「ニファがね、なんだか塗れと言ってきてさ。
まぁ多分荒れてる所為でパックリ割れた事あったからだろうね。お蔭で今は荒れてないよ」

リヴァイ「あの時は血が出てたな」

ハンジ「立体機動のグリップを持つと痛かったよ。手荒れもいきすぎるとよくないね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「乾燥する前から手入れしていれば割れる心配もそうないんだってさ。面倒だけどね」

リヴァイ「多少面倒でも手入れしておけ、それが原因でヘマしたら笑えねぇだろ」

ハンジ「そりゃそうだね」ケラケラ

リヴァイ「……笑い事じゃねぇよ」



【充電】



ハンジ「……」ギュゥ
リヴァイ「……」


ハンジ「……」ギュゥゥ
リヴァイ「いつまでそうしているつもりだ」


ハンジ「時間になるまで」ギュゥゥ
リヴァイ「もう中央へ行く時間なんだが」


ハンジ「あー、本当だ」
リヴァイ「何故ギリギリまでひっつくんだ」


ハンジ「暫く会えないからね。その分溜め込んでおかないと」
リヴァイ「何をだ?」


ハンジ「リヴァイの体温とか感触とか匂いとかその他諸々を身体に覚え込ませておくんだよ」
リヴァイ「……」



ハンジ「いない間を補う為にね」
リヴァイ「昨夜覚え込ませてやっただろうが」


ハンジ「――っ!/// そ、そっちじゃなくて、なんていうか普通のを……ってもう時間だよ、行かないと」スッ

リヴァイ「ああ、行きたくもねぇが行ってくる」

ハンジ「あはは、いってらっしゃい」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「あ」


リヴァイ「――――」
ハンジ「――――」


リヴァイ「――じゃあな」

ハンジ「ん、気をつけて」ニコッ



【言ってみただけ】


ハンジ「リヴァイ、恋人同士のいちゃいちゃを目撃したんだ!」

リヴァイ「……それで?」

ハンジ「こんなだったよ!」

ハンジ「‘世界で一番君が好きだよ’」

ハンジ「‘いやーん、私の方がもっと好きぃー’」

リヴァイ「………………」

ハンジ「やろうか!!」

リヴァイ「やると思うか?」

ハンジ「これっぽっちも思わないっ!!」キッパリ

リヴァイ「何故提案した」



【ひっそり】


ハンジ「あ、靴下同じだね」

リヴァイ「支給されてるやつだからな」

ハンジ「お揃いだね!」

リヴァイ「兵士皆お揃いだろ」

ハンジ「ペアルックだね!」

リヴァイ「ペアどころじゃねぇな。靴下だけでなく兵服も全部同じだしな」

ハンジ「え、何言ってるの? 兵服はペアルックじゃないでしょ。リヴァイ大丈夫?」

リヴァイ「お前こそ頭大丈夫か」

ハンジ「暇だから遊んだだけだよ」

リヴァイ「くだらねぇ」


ハンジ「だけどそうだね、いつもペアルックだねぇ」

リヴァイ「だからペアどころじゃねぇだろ」

ハンジ「じゃ、これあげる」スッ

リヴァイ「靴下?」

ハンジ「私も同じ物を持っています」

リヴァイ「またくだらねぇマネを」

ハンジ「ひっそり私のモノという主張をしてみたかっただけだよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「靴下だからどうせ分からないだろ?」

リヴァイ「貰っておく」スッ

ハンジ「ふふっ、リヴァイは優しいねぇ」

リヴァイ「黙ってろ」



【素早い】


ハンジ「リヴァイリヴァイ!! チーズ手に入れた!」

リヴァイ「よくやった」

ハンジ「しかもほれ!」スッ

リヴァイ「上等なワインじゃねぇか」

ハンジ「みんなには内緒ね」シー

リヴァイ「開けるぞ」ポンッ

ハンジ「いつの間に!?」


レスありがとうございます
>>208、多いのは10日だけやないんやで


11月10日、ハンドクリームの日
11月11日、電池の日・恋人たちの日・くつしたの日ペアーズディ・チーズの日


次は月曜か火曜に。ではまたーノシ

実は普通にレスしただけだと掲示板の一覧というページの一番上にそのレスしたスレが来てしまう。

一番上に来る事の何が悪いかと言うと他のそのスレを読んでる人達に「>>1の更新がきた」と勘違いさせるから。

実は『基本的に"普通にレスをする"のはそのスレの>>1が更新するだけ』

と、暗黙のルールがあるんだけど、それを>>1以外の人が書き込んで勝手に一覧の一番上にあげてしまうと他の読んでる人達が困る。

だから、感想を書くだけのレスする時はメール欄にsageと半角英数字で入力しなければならない。

こうするとレスをしても一覧の一番上にはいかない。

そして、それが常識。で、最低限のマナー。
(やらなかったりわざとそうして煽って荒らすやつもいっぱいいるけど)

一覧の一番上にあげる事をage、または「あげる」という

sageと入力してレスする事を「下げる」と言う。

下げろ、とは「メール欄にsageと入れてページ一覧の一番上にする事をやめろ。迷惑だ」という意味。


【どこも似てない】


リヴァイ「ワイン以外の酒もちゃっかり用意しやがって……」

ハンジ「ワイン1本しかないもの。飲み足りないじゃない。つまみもピーナッツ追加ー」ザラッ

リヴァイ「殻付きか」パキッ、ペリペリ

ハンジ「落花生。悩ましい形だよね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「まるで私の身体のように」クネッ

リヴァイ「はっ!」ヌォーン

ハンジ「一際大きく嘲笑された!!」



【誰よりもよく】


リヴァイ「随分と落花生に失礼な発言だったな」グビッ

ハンジ「あなたは随分と私に失礼な態度だったね」グビッ

リヴァイ「あれだけ笑える発言も早々ねぇだろ」

ハンジ「そんな笑える身体に興奮して悦んでるくせにー」

リヴァイ「おい、俺は身体について笑えるとは言ってねぇだろうが」

ハンジ「言ったも同然だろ」

リヴァイ「じゃあ聞くがお前の身体は‘こう’なのか?」つ落花生


ハンジ「…………違うけども」

リヴァイ「だろうな。お前の身体の事はお前より俺の方がよく知ってる」

ハンジ「――っ///」

リヴァイ「どこもかしこも全部な。どの辺りをどう扱えばより感じ」

ハンジ「ストーーップ!!/// エロ発言はそこまでだ!!」

リヴァイ「なんだ、これから面白くなる所だったんだが」

ハンジ「リヴァイ酔ってる、酔ってるね?」

リヴァイ「そうでもない」グビッ



【言わせるな】


ハンジ「……」ムゥ

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「……やっぱり落花生みたいな方がいい?」

リヴァイ「ごほっ……何を言ってやがる」

ハンジ「無いよりあった方がいいだろうなって」

リヴァイ「……」


ハンジ「でも立体機動にはいいんだよ、立体機動には!!」

リヴァイ「俺はお前ならどうでもいい」パキッ、ペリペリ

ハンジ「だから無いからって悪いわけじゃ……えっ?」

リヴァイ「……」モグモグ

ハンジ「あ……そ、そう……そうなんだ……そっか、そっかーふふ///」グビッ

リヴァイ「…………クソメガネ」

ハンジ「なんでそこでクソメガネ呼ばわりなんだよ」

リヴァイ「知るか」



【年を取ったら】


ハンジ「私らってさー」グビッ

リヴァイ「んー?」

ハンジ「そこら辺の人よか力強いじゃん?」

リヴァイ「まぁ、鍛えてるからな」

ハンジ「リヴァイは最強だし?」

リヴァイ「何が言いたい?」

ハンジ「年取って、どちらが先に介護される側になってもやっていけそうだなって」

リヴァイ「……力だけでは解決できねぇ事もありそうだがな」

ハンジ「あるに越したことはないでしょ?」

リヴァイ「そりゃそうだが」

ハンジ「だから遠慮なく私に世話をされとけ」

リヴァイ「俺は死ぬまで元気だからお前がされろ」



【……けてねぇ】


ハンジ「リヴァイってさー」ヒック

リヴァイ「あ?」

ハンジ「私の事好きだよねー」ンフフー

リヴァイ「飲みすぎて頭湧いたか? いや、元からか」

ハンジ「コノヤロウ。間違ってないでしょー?
私であるなら体つきはどうでもいい上、介護までしてくれるようだし?」ニヤニヤ

リヴァイ「……介護はお前が言い出したんだろうが」

ハンジ「そうだよ。だって私はリヴァイが私を好きである以上にリヴァイの事好きだからね!」フンゾリ

リヴァイ「酔ってるな……なんで自慢気なんだ」

ハンジ「立体機動や力では負けるけどこれはリヴァイに勝ってるからさ!」フフンッ


リヴァイ「負……そうだな」

ハンジ「“ま”何?」

リヴァイ「……」

ハンジ「“ま”の後何て言おうとしたの?」

リヴァイ「なんでもねぇ。噛んだけだ」

ハンジ「あはははは! 噛んでやんのー!」

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「オルオにマネされてるからってマネし返さなくてもいいのに」ケラケラ

リヴァイ「黙れ」


ハンジ「……で、本当は?」スルッ
リヴァイ「……しつけぇ」



ハンジ「ふふふ……リヴァイって私の事好きだよねー」ギュゥ
リヴァイ「……うるせぇな」


ハンジ「あはは、ほら否定しなーい……あれ?」
リヴァイ「どうした」


ハンジ「いや……」
リヴァイ「?」


ハンジ(今の前に見た、いちゃついてる恋人同士の会話と変わらないんじゃ……)


ハンジ「…………っ///」
リヴァイ「なんだ?」


ハンジ「今、物凄い羞恥に見舞われてる……///」ウゥ
リヴァイ「??」



レスありがとうございます


11月11日、ピーナッツの日・介護の日


次は木曜に。ではまたーノシ


【○。○ーゲーム】


ナナバ「はい、あげる」

ハンジ「何これ? 細長いクッキー?」

ナナバ「プレッツェルの一種らしいよ」

ハンジ「ふーん」

ナナバ「これを使ったこういうゲームが流行ってるんだ」パクッ

ハンジ「?」

ナナバ「この反対を相手にくわえてもらって食べてくの」

ハンジ「それ最後までいったらくっつくよね?」

ナナバ「うん、そういうゲーム。途中で折れたら失敗、先に口を離した方が負け」

ハンジ「……リヴァイはしないと思うよ」

ナナバ「私とやる?」

ハンジ「なんでだよ」



【からかわれる】


リヴァイ「……それでも貰ってきたのか」

ハンジ「お菓子としてはおいしいものだったから」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「別にやろうとは言わないから安心しなよ。普通に食べよう」パクッ

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「んまい」サクサク

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「ん?」


リヴァイ「――――」パクッ
ハンジ「――っ!?」



リヴァイ「……うまいな」サクサク

ハンジ「――っ! ――っ!!///」ダンッダンッ!

リヴァイ「机叩くな、うるせぇ」モグモグ

ハンジ「不意討ちやめろよ!!///」

リヴァイ「食べただけだろ」

ハンジ「普通に食べようって言っただろうが!! 恥ずかしいっ!///」

リヴァイ「普通じゃねぇのか」

ハンジ「さっき言ったのはゲームだ!! しかも間違ってる!!」

リヴァイ「そうか」パクッ、サクサク

ハンジ「普通に食ってるじゃんか!!」

リヴァイ「こうやって食べるものだろ」

ハンジ「腹立つぅーっ!!!」バンッ!



【問題ない】


ハンジ「……」ペキッ

リヴァイ「その菓子、折ってどうするんだ?」

ハンジ「てい」ズボッ

リヴァイ「!?」←口に突っ込まれた


ハンジ「――――」ガブッ
リヴァイ「!!?」


ハンジ「――――」ハムハム
リヴァイ「――っ」



ハンジ「――は……」

リヴァイ「……恥ずかしいんじゃなかったのか?」

ハンジ「仕返し」ペロッ

リヴァイ「噛まれたんだが」

ハンジ「同じじゃつまらないだろ?」

リヴァイ「ほぅ……」

ハンジ「もう無いからダメだよ」ヘヘン

リヴァイ「無くても問題ねぇだろ」ズイッ

ハンジ「!?」



【不味くなる】


ハンジ「ふん、ふん!!」ダンダンッ

リヴァイ「何をしている」

ハンジ「麺を作ってるんだ。腰を強くする為に痛めつけてるんだよ」

リヴァイ「痛めつけるのか」

ハンジ「そう、こうやって力を入れて捏ねるんだ。足で踏んでもいいみたいだけど」ダンッダンッ!!

リヴァイ「……」

ハンジ「私は手でやりたいんだ。このっ!!」バンッ!!

リヴァイ「……」

リヴァイ(また中央の連中から悪態でもつかれたか)


ハンジ「クソがっ! こんにゃろ!!」ダンッダンッ!!

リヴァイ「……鬱憤が詰まった麺なんぞ食いたくねぇな」

ハンジ「はぁ……はぁ……リヴァイ、あとで格闘訓練付き合ってくれる?」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「……はぁー、じゃ、美味しいもの作るかな」コネコネ

リヴァイ「食い物にはあたるな」

ハンジ「そうだね、リヴァイか物にあたる事にしておくよ」

リヴァイ「……そうしておけ」



【後ろ後ろ】


――食堂――


女性兵士1「――で、愛してるよって言ってくれてこれくれたの!」キラッ

女性兵士2「ネックレス? いいなぁ!!」

女性兵士1「私の誕生石なの!」

女性兵士2「綺麗だねぇ」


ナナバ「……」

ハンジ「でさ、ナナバ! 今度捕獲したらこれ試してみようかと思うんだけど」


ナナバ「ハンジも言われたりするの?」

ハンジ「はい?」

ナナバ「‘愛してる’とか」

ハンジ「ごふっ、い、言われないよ。言うわけないじゃないか」ゴホッゴホッ

ナナバ「ふぅん、言われたいとかは思うの?」

ハンジ「へ? う……まぁ……言ってくれるなら聞いてみたいけど……でも無理に言わせたくはないよ」

ナナバ「へー」

ハンジ「も一個の方でも充分だし」

ナナバ「好きとか言うんだあいつ」


ハンジ「かなりレアだけどね」

ナナバ「想像つかないね」

ハンジ「つかなくていいよ。誰も知らなくていい、私だけで。それよりさっきの実験の話どう思う!?」

ナナバ「……」

ナナバ(今のノロケだよね?)



エルヴィン「言われたいみたいだな」モグモグ

ミケ「男の見せどころだな」モグモグ

リヴァイ「黙って食え」


レスありがとうございます


11月11日、ポッキー&プリッツの日・・麺の日・ジュエリーディ(宝石の日)←無理矢理だが


次は土曜に。ではまたーノシ

1おつ
痛め付ける麺って事はうどんか


【靴下】


――街――


リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「ん? 何?」

リヴァイ「コレでかい鏡だな」

ハンジ「そうだね……」

リヴァイ「……」

ハンジ「いらないからね」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「その様子だとベッドの近くに置くつもりだったろ。困ったエロ親父だな……あ」ヒョイッ


リヴァイ「おい、いきなり人のズボンの裾上げんじゃねぇ」

ハンジ「やっぱり」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「丁度いいや。鏡見てて。ほら」ヒョイッ

リヴァイ「何してんだ」

ハンジ「おっそろーい」

リヴァイ「ん? あぁ」

ハンジ「使ってくれているんだね。お揃いの靴下」

リヴァイ「貰ったんだから使うだろ」

ハンジ「ふふっ、嬉しいよ」



【突然の贈り物】


ハンジ「見てリヴァイ。薔薇が売ってる」

リヴァイ「こんな時期にもあるのか」

ハンジ「薔薇の種類や育て方によってはこの時期にも咲くみたいだよ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「綺麗だね」

リヴァイ「……」ジッ

花屋「いらっしゃい」

ハンジ「あ、すみません。見ていただけで……」

リヴァイ「そこのやつを全部くれ」

ハンジ「へ?」

花屋「はい。ただ、こちらは先ほど1本売れてしまったので……」


リヴァイ「構わねぇ」

花屋「かしこまりました。お待ちくださいね」

ハンジ「え? ちょっと、リヴァイ?」

リヴァイ「黙ってろ」

ハンジ「いや、だって……」

花屋「はい、どうぞ」

リヴァイ「ああ」チャリッ

花屋「ありがとうございましたー」

リヴァイ「ほら」ズイッ

ハンジ「あ、ありがとう……」スッ

リヴァイ「行くぞ」スタスタ

ハンジ「ま、待って待って!」スタタタ



【11本の薔薇】


 ハンジ「……」スタスタ

リヴァイ「……」スタスタ

 ハンジ「……いい香り」

リヴァイ「そうか」

 ハンジ「11本だね」

リヴァイ「そうだな」

 ハンジ「リヴァイ……11本あるって分かってて買ったの?」

リヴァイ「まぁな」

 ハンジ「……意味……知ってるの?」

リヴァイ「……オルオが前に言っていた」

 ハンジ「――――」

リヴァイ「……」

 ハンジ「……ふふっ、リヴァイってば時々顔に似合わない行動するよね」


リヴァイ「チッ……うるせぇな、黙って貰っとけ」スタスタ

 ハンジ「……」

リヴァイ「……」スタスタ…

  ハンジ「…………」

リヴァイ「……ハンジ?」クルッ

  ハンジ「……また、知ってて贈ってくれたんだね……そっか」ギュッ

リヴァイ「……」

  ハンジ「どうしよう、すっごい嬉しいなぁ」ギュゥ

リヴァイ「……トゲが刺さるぞ」スタスタ

 ハンジ「大丈夫、トゲはちゃんと処理してあるよ」

リヴァイ「……」ポンッ

ハンジ「……ありがとう、リヴァイ」

リヴァイ「……ああ」ナデ…

ハンジ(……前にも意味を知ってて1本くれたっけ)

ハンジ(1本の薔薇の意味は‘あなたしかいない’……11本の薔薇は……)



ハンジ「……」ギュッ
リヴァイ「……」


ハンジ(……‘最愛’)

ハンジ(恥ずかしくて言葉にできないから態度や物で表してくれてるんだね)


ハンジ「……」チラッ
リヴァイ「……」ナデナデ


ハンジ(……だけど)

ハンジ(薔薇11本買ったり贈ったりする方が恥ずかしくないのかな?)

ハンジ(リヴァイの照れ基準がいまいちよく分かんないなー)

ハンジ(ま、嬉しいからいいんだけどさ)ギュッ


ハンジ「……ふふ」ギュゥー
リヴァイ「……」ナデ…




【ジャム】


リヴァイ「何食べてるんだ?」

ハンジ「あぁ、リヴァイ。ジャムだよ」

リヴァイ「……薔薇の香りがするな」

ハンジ「貰った薔薇をジャムにしたんだ」

リヴァイ「ほぅ?」

ハンジ「そのままじゃ枯れちゃうだけだからね」

リヴァイ「ジャムが作れるのか」

ハンジ「うん。まぁリンゴジャムに少し混ぜた形だけどね。おいしいよ? 今パンに塗って味見中」

リヴァイ「……塗るなら綺麗に塗れ。手についてる」


ハンジ「おや? 本当だ」ベタッ

リヴァイ「そのジャム、味見させろ」

ハンジ「いいよー、ちょっと待って」

リヴァイ「‘それ’でいい」

ハンジ「へ?」

――グイッ

リヴァイ「……」ペロッ

ハンジ「――っ!?」

リヴァイ「……甘いな」ジッ

ハンジ「じ、じっと見ながら、な、舐めないでくれる?///」サッ


リヴァイ「別にいいだろ」

ハンジ「私の心臓によろしくないんだよ」

リヴァイ「……花のジャムなんぞ初めて食べたな」

ハンジ「いい香りでしょ?」

リヴァイ「まぁ、悪くない」

ハンジ「お茶うけとして舐めながら飲んだり紅茶に入れたりするもいいよ。少し分けようか?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ふふっ、愛のおすそわけー」カチャカチャ

リヴァイ「それはおすそわけすんな。そのまま寄越せ」

ハンジ「はい!?」



【乙女趣味】


ハンジ「リヴァイってば本当、たまにびっくりする行動したり口走ったりするよね。はい、ジャム」スッ

リヴァイ「ああ、ありがとな。そうか?」スッ

ハンジ「そうだよ。心臓持たなくなるから少し控えてよ」

リヴァイ「知らねぇな」

ハンジ「あのねぇ……」

リヴァイ「何か他にも加工したのか?」

ハンジ「うん、花びらの栞とか、ポプリとか」


リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「栞いる?」

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「ポプリは?」

リヴァイ「それは……さすがに俺が持っていたらおかしいだろ」

ハンジ「栞もどうよ。ポプリとか目立つ所に置いといてよ。乙女趣味とか噂が立つかも!」ケラケラ

リヴァイ「お前の部屋にあるだけでもおかしいのにか」

ハンジ「うるさいわ!」


レスありがとうございます
>>267正解


11月11日、鏡の日&おそろいの日
それと11日にちなんで勝手に11本の薔薇の話


*薔薇ジャム*
6月に作る事が多い。10、11月頃の薔薇でもイケる筈。今回は薔薇少ないのでリンゴジャムと混ぜた
あと、花屋で売ってる薔薇は食用じゃないから口にしちゃダメだ。農薬とか使われとる
この世界じゃ農薬あんまないだろうという勝手な妄想の上で成り立っている

ちなみにジャムを入れるのではなく舐めながら飲むってのがロシアンティーというかロシアでの飲み方らしい


ではまたーノシ


【決定】


ハンジ「ペトラ、誕生日おめでとう」

ペトラ「ありがとうございます!」

リヴァイ「ほら」スッ

ペトラ「え?」

リヴァイ「いらねぇのか?」

ペトラ「いえ! 戴きます!! ありがとうございます!!」スッ

オルオ「……良かったな」

ペトラ「うん! もう今日が命日でもいいっ!」ギュッ

オルオ「物騒な事言うんじゃねぇよ」

ペトラ「天にも昇るってこの事だよ、リヴァイ兵長から貰えるなんて!!!」ギュゥッ


オルオ「くっそ羨ましい……」ギリギリ

ハンジ「オルオも誕生日プレゼント欲しいのかい?」

オルオ「あ、いや、その、俺は今日じゃないですし……」

リヴァイ「……いつなんだ?」

オルオ「へ!? あ、一月六日です」

ハンジ「丁度一ヶ月後だね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「良かったね。オルオ」

オルオ「は、はいっ!!!」

リヴァイ「……俺はまだ何も言っていないんだが」

ハンジ「自ら聞いた時点でそれは言い訳になるよ」クスッ



【後悔の先】


エルヴィン「やぁリヴァイ、薔薇とはなかなかやるな」

リヴァイ「ごほっ……あのおしゃべりが」

エルヴィン「あまり言える相手がいないせいか言いたくて堪らなかったんだろう。凄く嬉しそうに話してくれた」

リヴァイ「……」

エルヴィン「言葉にはしてあげないのか?」

リヴァイ「……お前には関係ない」

エルヴィン「まぁ、関係はないが気になってな」

リヴァイ「…………言った方がいいのか?」

エルヴィン「ハンジは薔薇で充分満足はしていたようだからリヴァイ次第じゃないか?」


リヴァイ「言葉にしないのかと聞いておきながらそれが答えか」

エルヴィン「言葉にされた方が女性は嬉しいだろう。だが無理矢理言わせては意味がないからな」

リヴァイ「……」

エルヴィン「君が言いたいと思ったら恥ずかしがらずに言った方が後悔は少ないかと思ってね」

リヴァイ「後悔した事でもあるのか」

エルヴィン「選んだ道を一々後悔していたら心労に耐えないさ。
何を優先すべきかを考えれば捨てなければならないものもあるのだからな。それに囚われていては前には進めまい」

リヴァイ「お前らしいが」

エルヴィン「誉め言葉として受け取っておく」

リヴァイ「……好きにしろ」



【落とされた】


ハンジ「――でさ! その時の巨人のうなじを捌いて中を見ようと試みたわけだよ!!」キラキラ

リヴァイ(……クソッ、逃げられなかった)

ハンジ「すぐに再生しちゃうから何度も傷つける事になっちゃってさ……」シュンッ

リヴァイ(普段壁外でかっ捌きまくってやがるくせに)

ハンジ「だが!! それでもへこたれることなくうなじを削ぎ、中を見ることができた!!」キラキラ

リヴァイ(……うるせぇな)

ハンジ「結局中は特に何もなかったんだけどさ」ハァー


リヴァイ(俺も落ちたものだな。昔なら無視してでも逃げていたんだが……)

ハンジ「そのあとは慎重に少しずつ削ってみたんだ!!」

リヴァイ(今は自室に逃げても逃げ切れねぇしな)

ハンジ「削ぐとたまにビクッとなったりして本っっ当にかわいかったんだよ~」ウフフー

リヴァイ「……」

ハンジ「あぁ……また実験したいなぁ」キラキラキラキラ

リヴァイ「……」

リヴァイ(……俺もまぁ見事に落ちたものだな)



【ぴっとり】


ハンジ「磁石って凄いよね」


リヴァイ「あ?」ペラッ


ハンジ「肩こりの治療に使われる事もあるんだって」


リヴァイ「ほぅ」


ハンジ「……」ジッ


リヴァイ「……」ペラッ


ハンジ「……」ススッ))

リヴァイ「……」



ハンジ「……」ピトッ
リヴァイ「……」


ハンジ「……」ピトー
リヴァイ「……なんだ」


ハンジ「今ここに磁力が発生している」ギュッ
リヴァイ「してねぇ。馬鹿か」


ハンジ「肩こり治るかもよ?」
リヴァイ「治らねぇよ」




【触り心地】


ハンジ「はぁ……」

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「ん、何? またするの?」ハァ…

リヴァイ「いや、不思議だと思ってな」

ハンジ「何が?」

リヴァイ「お前の肌が心地好く感じる事がだ」ナデ…

ハンジ「――っ!?/// な、何言ってんだよ」

リヴァイ「触り続けても飽きねぇ」サワサワ


ハンジ「飽きられたら困るなぁ」ギュッ
リヴァイ「……」サワサワ


ハンジ「リヴァイの肌も気持ちいいよ。いい感じの筋肉だし」スリッ
リヴァイ「そうか」



ハンジ「うん。上腕二頭筋とか上腕三頭筋とか大胸筋とか腹直筋、あと大殿筋も」
リヴァイ「……筋肉の名称で言うな」


ハンジ「いい感じの腕や胸や腹筋、お尻もいいよね」
リヴァイ「お前も全部引き締まってる所だな」


ハンジ「人が褒めてんのに貶す?」スッ

リヴァイ「褒めてんだろ」

ハンジ「ほぅ、引き締まってる胸が好きならエルヴィンの胸でも揉んでろ」

リヴァイ「……お前のそこはそれなりに引き締まってない」

ハンジ「全く、褒めてくれたかと思ったら貶すんだから」

リヴァイ「……」

ハンジ「…………もしかして」

リヴァイ「……」


ハンジ「つい口に出したはいいけど言ってる内に恥ずかしくなったとか?」

リヴァイ「………………」

ハンジ「ぶはっ!! あはははは!! リヴァイ馬鹿だなぁ」ケラケラ

リヴァイ「誰が馬鹿だ」


ハンジ「お互いに心地好くなきゃこうしていられないんだから恥ずかしがる事ないのに」ギュッ
リヴァイ「まぁ……そうだな」


ハンジ「ふふっ、嬉しかったよ」
リヴァイ「……そうか」ナデ…


ハンジ「あっ……リヴァイ、そこは……んっ」ピクッ
リヴァイ「大殿筋撫でてるだけだろ」ナデナデ


ハンジ「だけじゃない……ぁっ……もう、ばかだね……」ハァ…
リヴァイ「誰が馬鹿だ」グッ



レスありがとうございます


12月6日、ペトラ誕生日(忘れてたonz)
11月11日、磁気の日&磁石の日
11月12日、皮膚の日


次は火曜に。ではまたーノシ


【若さの秘密】


ハンジ「リヴァイって若く見えるよね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「おっさんなのに」

リヴァイ「うるせぇな」

ハンジ「肌キレイな方だよね、あと背が低いから若く見えるの?」

リヴァイ「削いでやるからそこに座れ」

ハンジ「私の徹夜明けなんて酷いよー? どうやったらそんな若くいれるのか。リヴァイどういう生き物なの?」


リヴァイ「お前は不摂生しすぎだ。それから人外扱いするんじゃねぇ。俺も年は取ってる」

ハンジ「睡眠だけならリヴァイも似たような不摂生だけども。年、どの辺りが分かりやすい?」

リヴァイ「…………目の周りとかじゃねぇか?」

ハンジ「……隈は昔より濃くはなってる」

リヴァイ「隈の話じゃねぇ」

ハンジ「あぁ、まぁ確かにシワはあるね。眉間とか深くなってるけど、なんか違うんだよ」

リヴァイ「何がだ」

ハンジ「やっぱり背が」

リヴァイ「風呂で溺れたいらしいな」



【重し】


ハンジ「うりゃあ!!」ザシュッ!

ズゥンッ……

ハンジ「ふぅ……」スタッ

リヴァイ「メガネ」

ハンジ「あれ? リヴァイ、どうしたの?」

リヴァイ「近くにいただけだ。煙弾が上がった。戻るぞ」


ハンジ「あ、本当だね。ん?」カランッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「見てリヴァイ!!」ズイッ!

リヴァイ「……石だな」

ハンジ「この石さっきの巨人に似てる!!」

リヴァイ「お前が殺した巨人か」

ハンジ「そう! 持って帰る!!」

リヴァイ「自らリスクを負うな」



【飴】


リヴァイ「ハンジは研究室か……」スタスタ

ナナバ「あ、リヴァイこれいらないかい?」

リヴァイ「飴?」

ナナバ「のどの調子が悪くて舐めてたんだけど治ったからさ。のどにいいけどただの飴だから食べちゃって」

リヴァイ「ああ」

ミケ「ナナバ」

ナナバ「ああ、今行く。じゃあね、リヴァイ」スタスタ

リヴァイ「……食べておくか」パクッ

スタスタスタスタ……



――ハンジ研究室――


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「あ゙ー」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「のどがいがらっぽい」

リヴァイ「……」コロッ

ハンジ「たいしたことないけどね。ん? 何か口に入れてる?」

リヴァイ「飴だ。ナナバに貰った」

ハンジ「ふぅん、もうないの?」

リヴァイ「貰ったのはひとつだけだ」

ハンジ「それは残念。ところで何の用?」

リヴァイ「また使いっぱしりだ」ペラッ


ハンジ「あぁ、資料ね」スッ

リヴァイ「……」…スィッ

ハンジ「ちょっと、何引っ込めて――」

グイッ


リヴァイ「――――」ヌチュッ
ハンジ「!!?!?」


リヴァイ「っ――……資料はここに置いておく」パサッ

ハンジ「……」コロッ

リヴァイ「……‘それ’はやる。のどにいいらしい。じゃあな」

パタンッ

ハンジ「…………」

ハンジ「……本当、不意討ちずるいよなぁ」コロコロ



【わらわら】


「あ! リヴァイ兵長とハンジお姉ちゃんだ!!」

リヴァイ「?」

ハンジ「エリー、久しぶりだね」

エリー「みんな、リヴァイ兵長だよ!!」

リヴァイ「みんな?」

子供1「うわぁぁ、りばいへーちょーだぁ!!」

子供2「りばいへーちょー?」

子供3「ほんとに知ってたんだね、エリー」

リヴァイ「!?」


エリー「そうだよ、ハンジお姉ちゃんも調査兵団なんだよ」

子供1「りばいへーちょー、抱っこしてくれますか!!」

子供2「わたしもわたしも!!」

子供3「肩車ー!!」

リヴァイ「――っ!? ――っ!?」

ハンジ「――――」プルプル

エリー「みんなダメだよ、困らせちゃ」

リヴァイ「……」ハァ

エリー「一人ずつ順番だよ!」

リヴァイ「!!?」

ハンジ「ぶふぅーっ!!!」


子供1「りばいへーちょー! 抱っこー」

子供2「へーちょー!! 次はわたしー」

子供3「ぼくもー!!」

リヴァイ「――っ」

ハンジ「ぶふっ、ぐふっ、ぶふふっ」プルプル

リヴァイ「……笑ってねぇでどうにかしろ、クソメガネ」

子供達「「「くそめがねー!!」」」

リヴァイ「ああ、クソッ……マネするんじゃねぇ」

ハンジ「ぶはっ!! あはははははははは!!!」ゲラゲラ

リヴァイ「おい、ハンジ! 助けろ!」



【疲れた】


リヴァイ「……酷い目にあった」グッタリ

ハンジ「ぶふふっ、あははははは!!」ゲラゲラ

リヴァイ「チッ……いつまで笑ってやがる」

ハンジ「子供に翻弄されて戸惑ってるあなたなんて滅多に見られる光景じゃないもの」ケラケラ

リヴァイ「蹴散らすワケにもいかねぇから困る」ハァー

ハンジ「結局言うこと聞いちゃうんだから」クスクス

リヴァイ「逃げたら逃げたで泣きわめくだろうが、クソガキ共は」


ハンジ「すんげー面白かった! みんなに言い触らさないと!」

リヴァイ「そんなマネしやがったら分かってんだろうな?」ギロッ

ハンジ「………………ムカレル?」

リヴァイ「その程度で済ますと思うか?」

ハンジ「……分かった」

リヴァイ「分かればいい」

ハンジ「二人でいる時限定のからかいネタにするよ」

リヴァイ「それもやめろ」ハァー



11月14日、アンチエイジングの日・いい石の日
11月15日、のど飴の日
11月16日、幼稚園の日


次は木曜に。ではまたーノシ


【空気を変える】


――巨大樹の森――


ギュルル……ザシュッ!!

リヴァイ「……」スタッ

ハンジ「さすがだねぇ。まるで勝手知ったる自分の庭って感じだね」

リヴァイ「こんな所に住んだ覚えはないがな」フキフキ

ハンジ「……ここが生活の一部になっていた人達は壁内にどれくらいいるんだろう」

リヴァイ「……」

ハンジ「動物もいるし、狩り場になっていたかもしれないね」

リヴァイ「そうだな」


ハンジ「私達の代でマリアを取り戻す事はできるかな?」

リヴァイ「……それ以上をやるんだろ」

ハンジ「…………そうだね。そうだった」

リヴァイ「お前は奇行種探しでもしてろ」

ハンジ「捕獲手伝ってくれんの?」キラキラ

リヴァイ「誰が手伝うか」

ハンジ「なんだよ、じゃあなんで探せとか言うんだよ」

リヴァイ「……さぁな。もう行くぞ」パシュッ

ハンジ「あ、待って! もう」パシュッ



【恥ずかしい事】


ハンジ「寒くなったし、猫の着ぐるみに変えようかな」

*リヴァイくま*

リヴァイ「いい加減そのヅラ取らねぇか?」

ハンジ「なんで?」

リヴァイ「なんで、じゃねぇだろ」

ハンジ「ヅラ取ったらリヴァイくまじゃなくなるじゃないか!」

リヴァイ「別に俺に似せなくてもいいだろうが。いや、似てねぇが」

ハンジ「リヴァイくまじゃなかったらリヴァイがいない時私は何にしがみついて寝りゃいいんだよ!」


リヴァイ「……くまそのものを抱いてりゃいいだろ」

ハンジ「リヴァイの代わりなのに?」

リヴァイ「だから似てねぇだろ。ヅラだけじゃねぇか」

ハンジ「だからこそだろ。リヴァイから貰ったくまにリヴァイに似たヅラ乗せるからよりリヴァイな感じになる」

リヴァイ「意味がわからねぇし、俺に似たヅラってなんだ」

ハンジ「……納得できないなら恥ずかしい事言ってやる」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「寂しいから少しでもリヴァイに似せたいんだよ!!」

リヴァイ「……っ」

ハンジ「言わせんな、ばーか!///」プイッ



【似た者】


ナナバ「あ、リヴァイ、ボタン取れかけてる」

リヴァイ「あぁ、さっき引っ掛けた」

ナナバ「つけ直そうか?」

リヴァイ「助かる。一旦脱ぐか」

ナナバ「別にそのままでも構わないけど」

リヴァイ「刺さねぇか?」

ナナバ「そんな不器用じゃないさ。だけどじっとしてないとわからないよ」

リヴァイ「早いとこ頼む」

ナナバ「了解」チクチク




ハンジ「リヴァイどこいるのかな……ん?」



 ナナバ「……」チクチク
リヴァイ「速いな」


ナナバ「そうかい? はい、できた」

リヴァイ「ああ、ありがとう」

ナナバ「……」

リヴァイ「なんだ?」

ナナバ「いや、リヴァイに礼を言われるのは妙な感じだな、と」


リヴァイ「礼くらい言うだろ」

ナナバ「ま、ね……あ、ハンジ」

ハンジ「……や! 何してんの?」

リヴァイ「ボタンをつけてもらっていた」

ナナバ「どっかに引っ掛けたんだとさ。破れてなくてよかったね」

リヴァイ「ああ、そうだな」

ハンジ「ふぅん、刺さなかった?」

ナナバ「ハンジまで。刺すわけないだろう?」

ハンジ「私まで?」

ナナバ「リヴァイも同じ事言ってたんだよ。この似た者夫婦が」



【嫉妬が嬉しい】


――リヴァイ自室――


ハンジ「……」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「何が?」

リヴァイ「ナナバと別れてから妙に言葉少なだな」

ハンジ「そうかな?」

リヴァイ「表情も暗い」

ハンジ「寒いからね」


リヴァイ「違うだろ」

ハンジ「……」

リヴァイ「どうしたんだ?」

ハンジ「暫くしたら治るよ。気にしないで、大丈夫」

リヴァイ「気にする。言ってみろ」

ハンジ「いやいや、いいよ。自己解決できるから」

リヴァイ「そう言って溜め込んだあげく妙な行動とるだろうが。言ってみろ」

ハンジ「う……いや、つまんない事だし、あきれられても嫌だから言いたくないんだよ」

リヴァイ「あきれねぇから言え」

ハンジ「…………ナナバが近かった」


リヴァイ「あ?」

ハンジ「ボタンつけてるのは分かったけど……」

リヴァイ「……」

ハンジ「服脱いじゃえばよかったのに」

リヴァイ「そう言ったがそのままでいいと言われたもんでな」

ハンジ「まぁ寒いからね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「……つまんない事だったでしょ?」


リヴァイ「いいや?」グイッ
ハンジ「わっ!」



リヴァイ「聞いておいてよかった」ナデナデ
ハンジ「へ? なんで? 面倒じゃない? こんなことで一々いじけたりしてたら」


リヴァイ「いや、むしろ……」
ハンジ「何?」


リヴァイ「……なんでもねぇ」
ハンジ「なんだよ」


リヴァイ「ちゃんと自制しようとしているんだから問題ねぇだろ」
ハンジ「そうなの?」


リヴァイ「納得しておけ」ナデナデ
ハンジ「??」




【押し掛け】


バターン!!

ハンジ「エルヴィンいるか!? いたな!!」

リヴァイ「急ぎじゃねぇんだからバタバタするんじゃねぇ」

ミケ「せっかくゆっくりしてもらおうとしているのに」

エルヴィン「……お揃いだな」

ハンジ「あ、ほら、急いで良かったじゃないか。もう取り掛かろうとしてる」

リヴァイ「朝早くから机に向かってるのか」

ミケ「やることが多いからな、仕方ない」

エルヴィン「話が見えないな」

ハンジ「今日は私達みんな暇なんだ」

リヴァイ「とはいえ休みというわけでもなくてな」

ミケ「それならお前を手伝う方が有意義だという話に落ち着いた」


エルヴィン「……他にやる事くらいあるだろうに」

ハンジ「いいじゃないか。あ、これやるね」スッ

リヴァイ「俺はこれだな」スッ

ミケ「では残りは俺だな」スッ

エルヴィン「…………やる事が無くなってしまった」

ハンジ「寝ててもいいよ」

リヴァイ「好きにするといい」

ミケ「普段、休みの日もまともに休んでいないんだからたまにはだらだらしていろ」

エルヴィン「ははっ、少しくらい仕事を返してくれ。俺を仲間はずれにする気か?」

ハンジ「おや、それはいけないね」

リヴァイ「寂しがり屋か」

ミケ「仕方ない、均等に分けよう」

エルヴィン「ありがとう、みんな」


レスありがとうございますっ


11月18日、もりとふるさとの日
11月20日、毛皮の日
11月22日、ボタンの日&いい夫婦の日
11月23日、勤労感謝の日なのかいいファミリーの日なのか


次は土曜に。ではまたーノシ

ファミリー希望


【わざとか天然か】


ハンジ「……寒い」

リヴァイ「手袋忘れたか」

ハンジ「忘れた」

リヴァイ「動いていればそのうち暖まるだろ」

ハンジ「いやー、風にさらされてたら冷たいままの気がするよ。リヴァイのコートのポケット貸してよ」

リヴァイ「ポケット?」


ハンジ「よいしょ」ノッシリ
リヴァイ「……何故乗っかる」



ハンジ「リヴァイのポケットに手を入れてるんだよ」
リヴァイ「肩に顔を乗せる必要はねぇだろうが」


ハンジ「ついでだよ」
リヴァイ「邪魔だ」


ハンジ「リヴァイも暖まるから丁度いいじゃん」
リヴァイ「よくねぇよ」



ナナバ「自分のコートのポケットに手を入れればいいのに」

ミケ「わざとだろ」

ナナバ「どうだろうね」



【道端なんですが】


ハンジ「リヴァイ、この店覚えてる?」

リヴァイ「あぁ、初めてお前と食事した店か」

ハンジ「そうそう。生きて戻れたら奢るって約束果たした所だよ」

リヴァイ「思いっきり飲んで潰れやがったよな」

ハンジ「あはは! いやぁ、ついね」

リヴァイ「あの頃からお前は俺に警戒心がなかった」

ハンジ「あの頃私の性別よく分かってなかったくせに」

リヴァイ「だからと言って初対面にも等しい男の前で潰れるのは警戒心がなさすぎだろうが」


ハンジ「そういや誰かと二人で飲んで潰れたのってあれが初めてだったな」

リヴァイ「……」

ハンジ「なんか安心感があったんだよね」

リヴァイ「褒められているのかなんなのかよく分からねぇな」

ハンジ「ええ? 褒めてるんだけど」

リヴァイ「男としては微妙だ」

ハンジ「そんなものか。でもリヴァイは余程でなければ無理強いしないでしょ」

リヴァイ「どうだろうな」

ハンジ「少なくとも酔い潰れてる女を襲うようなマネしないだろ?」

リヴァイ「まぁな」


ハンジ「ほら、安心じゃないか」

リヴァイ「今は襲うが」

ハンジ「!?」

リヴァイ「手を出していい立場だしな」

ハンジ「た、立場だからってそんなマネは人としてどうよ!?」

リヴァイ「ほぅ、立場は認めるのか」

ハンジ「う……そりゃ……ねぇ……///」

リヴァイ「……今、襲いたくなったんだがどうすれば良いと考える? ハンジよ」

ハンジ「我慢しろ」



【配達】


ハンジ「はい、ペトラ手紙」

ペトラ「あ、ありがとうございます」

ハンジ「はい、オルオ」

オルオ「ありがとうございます」

ハンジ「おや? まだあったよ、オルオ」

オルオ「えっ? あぁ、こっちは弟達からですね」

ハンジ「家族に好かれてんだねー」

オルオ「いや、まぁ、俺ですし」

ペトラ「肯定するんだ」


ハンジ「あ、エルドー! 手紙だよー」

エルド「ありがとうございます」

リヴァイ「何故お前が手紙を配っているんだ」

ハンジ「暇だからだよ。配達人してみたくてね」

リヴァイ「他にやる事くらい――」

ハンジ「あ、グンタ。はい、手紙」

グンタ「あ、ありがとうございます」

リヴァイ「……」

ハンジ「モブリットー! 手紙だよー!!」

モブリット「ありがとうございます……ってハンジ分隊長、今日は研究室の掃除をするって」

ハンジ「ケイジー! 手紙ー!!」


モブリット「ちょっと、逃げないでくださいよ!!」

ケイジ「ありがとうございます、ハンジ分隊長」ガシッ

ハンジ「ん? 何故手紙じゃなく腕を掴んでいるんだい?」

ケイジ「掃除はみんなでやる予定でしたよね?」ニッコリ

ゴーグル「逃がしませんよ」ササッ

ニファ「お手紙は他の方がきちんと届けますから安心してくださいね」スッ

ハンジ「くっ! 手紙取られた、囲まれた!!」

ペトラ「い、今のなんか凄い」

オルオ「ケイジさんが捕まえたとたん、音もなく……!」

ハンジ「くそ! 逃げられないっ! リヴァイ、助けろ!!」

リヴァイ「分かった」


ニファ「えっ!?」

リヴァイ「ニファ、手紙を寄越せ」

ニファ「は、はい」スッ

リヴァイ「こいつはきちんと配っておく。安心して掃除しろ」

ハンジ「!? ちょっ、違っ、助けて欲しいのはそっちじゃねぇ!」

ケイジ「はい、これで安心ですね。行きましょう」

モブリット「リヴァイ兵長が配られるんですから心配ないですね。はい、雑巾です」

ゴーグル「掃除の事だけですみますよ。はい、マスクです」

ニファ「はい、三角巾です」

リヴァイ「至れり尽くせりだな」

ハンジ「リヴァイの薄情者ぉー!!」



【曲解】


ハンジ「はい、私の勝ちー!」

リヴァイ「チッ……」

ハンジ「罰ゲームはー……」

リヴァイ「早く言え」

ハンジ「私に優しくして」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「リヴァイってば結構辛辣な時あるじゃない? 奇行種だのクソメガネだの」

リヴァイ「ただのあだ名だ」

ハンジ「本当に失礼なあだ名だな。そういうのなしね。罰ゲーム中は私を女性として優しく優しーく扱うこと」

リヴァイ「……」グイッ


ハンジ「おんや?」ドサッ

リヴァイ「優しくだな」

ハンジ「おい! なんでそっち方面にいくんだよ!」

リヴァイ「“女”として“優しく”扱うんだろ?」

ハンジ「女性! 女性として!!」

リヴァイ「同じだろ」

ハンジ「ニュアンスがなんか違う! というかそうじゃねぇ! ベッドの上でって意味じゃねぇよ!!」

リヴァイ「床だが」

ハンジ「冷えるわ! って違う! もう! 分かってるクセに遊ぶんじゃねぇ!!!」

リヴァイ「半分本気だ」

ハンジ「半分も本気なのかよ」



【ついでに実験】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「……」ハァ

ハンジ「リヴァイいるー? いたね。なんかお疲れだね。まだ仕事してるし」

リヴァイ「ん? あぁ、まぁな」カリカリ

ハンジ「肩揉みでもしようか?」

リヴァイ「いらん」

ハンジ「つれないね。勝手にするけど」ポンッ

リヴァイ「なら聞くな」


ハンジ「一応ね」モミモミ

リヴァイ「字がぶれる」

ハンジ「それ急ぎじゃないでしょ」スルッ

リヴァイ「……そうだが……」


ハンジ「じゃ、いいじゃない」ギュッ
リヴァイ「……お前何しに来た」


ハンジ「さぁ?」
リヴァイ「……襲われに来たか」


ハンジ「違うよ。襲いに来たの」シュルップチプチ…
リヴァイ「スカーフとボタンをはずすんじゃねぇ。疲れていると言わなかったか?」



ハンジ「うん、そう聞いたね。ダメ?」スルッ
リヴァイ「いや……」


ハンジ「じゃ、書類は後回しね……ん」グイッ
リヴァイ「……」


ハンジ「――っ。男って疲れててもヤれるっていや、むしろ興奮するって聞いたんだけど本当?」
リヴァイ「確かめに来たのか?」


ハンジ「疲れてるって言ったからついでに確かめたいかな」ニコッ
リヴァイ「はっ……」



レスありがとうございます
>>329そんじゃ、そっちで


11月23日、手袋の日・外食の日・いいふみの日・ゲームの日・勤労感謝の日(こっちで)


次は明日か明後日か……
ではまたーノシ


【お互いに】


ハンジ「これ珍味なんだって」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「……」モグモグ

リヴァイ「……」モグモグ

ハンジ「……珍味が美味しいとは限らないよね」

リヴァイ「そうだな」


ハンジ「リヴァイ、真顔すぎて美味しいと感じてるのか不味いと感じてるのか分からないね」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「で、美味しいの? 不味いの?」

リヴァイ「美味しくは……いや、わりと珍味好きかもしれねぇな」

ハンジ「そうなの?」

リヴァイ「お前を自分の女にしている時点で」

ハンジ「あなたみたいな偏屈も充分珍味だろ」



【行け】


調査兵「うわあぁぁ!!」

巨人1「あ゙あ゙」


リヴァイ「――っ! 馬鹿が!!」ギュイィィ

ハンジ「!? リヴァイ! ダメだ!!」

リヴァイ「!?」

巨人2「あ」ブンッ

リヴァイ「チッ!」パシュッ

巨人2「あー」バンッ!

ハンジ「うまく避けた……」ホッ


ケイジ「はっ、空振って巨大樹にあてやがった!」

バキッ……ザザザザザ!!

ハンジ「!? 巨大樹の枝が!!」

リヴァイ「!!」

ハンジ「間に合わな――」

――ガッ!!

リヴァイ「――っ!」グラッ

ニファ「枝が頭に!!」

ハンジ「――リヴァイ!!」

リヴァイ「――チッ!」パシュッ!ギュイィィ!!


ギュルル……ザシュッザシュッ!!

モブリット「2体まとめて!?」

リヴァイ「……っ」スタッ…ガクッ

ハンジ「リヴァ――!!」

リヴァイ「――――」ジロッ

ハンジ「――!!」

モブリット「ハンジ分隊長、リヴァイ兵長を――」

ハンジ「あちらの班が危険だ。行くよ」ザッ
モブリット「ハンジ分隊長!?」

ハンジ「リヴァイには他の者が付いてる。私が行く必要はない」



エルド「リヴァイ兵長! 大丈夫ですか!?」

リヴァイ「……ああ」ボタボタ

グンタ「血が……早く本部へ!!」


モブリット「……っ」

ハンジ「行くよ」パシュッ

モブリット「……はい」パシュッ

ギュイィィィ……

――俺に構うな、任務につけ

ハンジ「……」

ハンジ(目がそう言っていた。……ああ、その通りだ。リヴァイ)



【後なら】


ハンジ「や、リヴァイ。怪我、大したことなかったらしいね」

リヴァイ「ああ、まぁな」

ハンジ「あんなぶっとい枝が頭にあたったってのにちょっと切れただけって。しかも直後に2体も倒すとか」

リヴァイ「掠っただけだ」

ハンジ「掠った、ね」ポフッ

リヴァイ「ベッドに腰掛けるな。俺は安静にしてなきゃならねぇんだ」

ハンジ「リヴァイ、顔をよく見せて」スッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……」


ハンジ「……うん、生きてるね」ナデ…

リヴァイ「どう見てもそうだろうが」

ハンジ「あはは、そうだけどさ」

リヴァイ「……ちゃんとやるべき事に目を向けてたな」

ハンジ「あなたがそう言ってたし、その通りだと思ったよ」

リヴァイ「あぁ、伝わってたか」

ハンジ「次からは言われなくてもやるよ」

リヴァイ「……そうしろ」

ハンジ「でも今は任務外だ」

リヴァイ「……」


ハンジ「人類に捧げた心臓を少しは癒してもいいだろ?」

リヴァイ「癒えるのか?」

ハンジ「……一部分は」

リヴァイ「……どうするんだ?」

ハンジ「音を聞かせてくれるだけでいいよ」

リヴァイ「なら来い」


 ハンジ「ん」ギュッ
リヴァイ「……」ナデ…


 ハンジ「リヴァイ……」ギュゥ
リヴァイ「……」ナデナデ




【安心安心】


――ハンジ研究室――


リヴァイ「おい、少しは片付けろ」

ハンジ「後でやるよ」

リヴァイ「そう言ってやらねぇだろうが」

ハンジ「休みの日くらいのんびりしたいじゃないか」

リヴァイ「ならいつ片付けするんだ」

ハンジ「いつか」

リヴァイ「今やれ」

ハンジ「えぇー、休みなのにぃ」


リヴァイ「それならそもそも休みの日に研究室来てんじゃねぇ」

ハンジ「聞いてくれよ、リヴァイ」

リヴァイ「聞かねぇ」

ハンジ「この資料に対する考察が足りない気がしてだね」

リヴァイ「お前が話を聞け」ベシッ

ハンジ「痛っ! なんだよー」

リヴァイ「なんだよじゃねぇ」


エルヴィン「なんだ兄弟喧嘩か?」ヒョイッ

リヴァイハンジ「「兄弟じゃねぇ」」

エルヴィン「仲が良くて何よりだな」ウンウン



【どこでも食卓】


リヴァイ「ハンジ、それ取ってくれ」

ハンジ「はいはい、カップ遠くに置いちゃったんだね」スッ

リヴァイ「ん」

ハンジ「リヴァイ、今日の晩御飯どうする? 一緒に食べようや」

リヴァイ「ああ、そうだな。たまには外で食うか?」

ハンジ「おっ、マジか。奢り?」キラキラ

リヴァイ「別に構わねぇが」

ハンジ「うっしゃ、やったね! お礼に肩揉みでもしようか?」

リヴァイ「お前肩揉みと称して人の筋肉調べ始めるだろうが」


ハンジ「いいじゃん、何度見ても素晴らしい筋肉だよ。惚れ惚れするね」フハー!

リヴァイ「変態が。身体目当てか」

ハンジ「ごふっ!? 語弊があるだろ!」

リヴァイ「間違っちゃいない」

ハンジ「む、ぐぬぬ……」

リヴァイ「ハンジ、あれも取ってくれ」

ハンジ「あ、はいはい。今日は大した記事なかったよ」スッ

リヴァイ「そうか」バサッ



ナナバ「ここって家庭の食卓だっけ?」

ミケ「いや、食堂だな」


レスありがとうございます


11月23日、珍味の日・ハートケアの日(身体の核となる心臓に関心をもってもらう日)・いい兄さんの日・いい夫妻の日


昨日はすまん
次は木曜辺り?ではまたーノシ


【黙らせる】


リヴァイ「テメェ、いい加減風呂に入りやがれ」

ハンジ「まだ大丈夫だ!」~ヌォーン

リヴァイ「もう4日だ。どこが大丈夫なんだ」

ハンジ「顔は洗ってるし歯も磨いたから後3日はいける!!」

リヴァイ「いけねぇよ。抵抗するなら仕方ねぇな……」ユラッ

ハンジ「ぼ、暴力反対!!」

リヴァイ「暴力反対、な」スッ

ハンジ「へ?」

――ガシッ



リヴァイ「――――」
ハンジ「むぅーっ!!?」


リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「――っ! ――っ!」ジタバタ


リヴァイ「――――」ピチャッ
ハンジ「~~っ!!!」ジタバタ


リヴァイ「――――」ヌチュッ
ハンジ「~~っ!! ~~!」ジタバタ…


リヴァイ「――――」ヂュルッ
ハンジ「~~っ! ……っ///」クタッ



リヴァイ「――――」グッ
ハンジ「…………///」↓ズルル


リヴァイ「――っは」

ハンジ「……///」ヘニャリッ

リヴァイ「暴力は振るわないでやった」

ハンジ「……///」ヘチョッ

リヴァイ「さて、行くか」ヒョイッ ←肩に担いだ

ハンジ「……///」デローン ←力が入らない

リヴァイ「始めから大人しくしていればいいものを」スタスタ

ハンジ「……っ///」グンニャリ

ハンジ(これも充分暴力だわっ!!)←声も出せない



【負けた】


ハンジ「もう、リヴァイが恐ろしいわ」パシャッ

リヴァイ「頭動かすなよ、洗いにくい。なんだ、いきなり」ゴシゴシ

ハンジ「だって二人だと何してくるんだか分からないし」

リヴァイ「分かりやすいと思うがな」ゴシゴシ

ハンジ「いや、間違えた。何してくるんだかじゃなくて暴力系かエロ系かが分からない」

リヴァイ「お前が大人しくしてりゃどっちもない。流すぞ」ザバー

ハンジ「ぷはっ。大人しい私は私なんだろうか」

リヴァイ「……お前じゃねぇな。だが今回のはエロでもないだろ」


ハンジ「どこがだよ。たまには言葉で説得してくれてもいいんじゃないの?」

リヴァイ「聞かねぇだろ。それにエロというのは……」スルッ

ハンジ「あ、ちょっと、ダメだ……あっ」ビクッ

リヴァイ「こういうことだろ」クリッ

ハンジ「んぁっ……バカ、やめろ、ここでそれはダメだって……ぁんっ」ビクンッ

リヴァイ「それはそうだな」スッ

ハンジ「あ……」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「……別に」プイッ


リヴァイ「ちゃんと後でしてやる」

ハンジ「し、しなくていいから!」

リヴァイ「そうか、ならしないでおく」

ハンジ「え……」

リヴァイ「なんだ?」フッ

ハンジ「くっそ、意地悪な顔しやがって」

リヴァイ「なんだ? ハンジ」

ハンジ「…………後でお願いします」ボソッ

リヴァイ「はっ……ゆっくり浸かってから出ろよ」ポンッ

ハンジ「………………くそっ」ブクブク



【奇行種】


――壁外――


調査兵「奇行種だ!!」

エルヴィン「!」

リヴァイ「!」

ミケ「!」

ハンジ「どこどこどこどこどこどこ!!?」

モブリット「挙動不審すぎます。落ち着いてください」

調査兵「あの奇行種、他の巨人の陰に隠れてその巨人を押し倒す等の攻撃をします!」

ハンジ「何それ興味深いっ!!!」

ズシンズシンズシン!!


ナナバ「真っ直ぐこっちに向かってくるね」

ゲルガー「しかも3匹も引き連れてきやがった」

リーネ「盾のつもりかね」

ハンジ「奇行種は任せろー!!」

エルヴィン「ハンジ、君は右手の10m級をモブリットとやれ。奇行種はリヴァイとミケにやってもらう」

ハンジ「ええぇぇえぇぇえぇぇ!!?」

エルヴィン「命令だ」

ハンジ「ぐぬぅ……」

エルヴィン「後の5m級2体を他の者であたる。3体の巨人を奇行種に近づけるな」

「「「はっ!」」」

パシュシュシュッ!!



【それぞれ】


10m巨人「……」ズシンッ

ハンジ「やぁ! 元気? 君はあの奇行種に付いてきたの? それともたまたま同じ方向に来ただけ?」ギュイィィ

モブリット「ハンジ分隊長! 近寄りすぎないでくださいよ!」

ハンジ「モブリット、頼んだよ」

モブリット「全く……はっ!!」ザシュッ!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ズシンズシン

ヘニング「はっ! こっちに来い、まぬけが」ギュイィィ

5m巨人「ああ」ズシンッ

リーネ「はぁっ!!」ザシュッ!!


ナナバ「ふっ!!」ザシュッ!!

巨人「あー」ガクンッ

リーネ「足は削いだ! 今だよ、ゲルガー!!」

ゲルガー「うりゃあ!!」ザシュッ!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ゴーグル「はっ!」ザシュッ

ニファ「はぁ!!」ザシュッ

5m巨人「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ー!!」

ニファ「目は潰したよ!」ギュイィィ

ケイジ「おぅっ!!」ザシュッ!!


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


奇行種「うぅ……」ズシンッ

ミケ「どちらが囮をやる?」ギュイィィ

リヴァイ「狙われた方だ」ギュイィィ

奇行種「あぅぅ」スッ

リヴァイ「チッ……俺狙いか」

ミケ「ふっ……」スッ

奇行種「あああ」クルッ

リヴァイ「!? ミケ!」

ミケ「チッ!」パシュッ!

奇行種「あ゙あ゙あ゙」

リヴァイ「目にアンカーか……」パシュッ!


ミケ「くっ!!」ギュイィィザシュッ!

ミケ「もうひとつの目もやった、リヴァイ!」

リヴァイ「――――」ヒュンッ!!

ギュルルッザシュッ!!

ミケ「……まさかいきなり標的を変えるとは」ギュイィィ

リヴァイ「まぁ、奇行種だからな」ギュイィィ

ハンジ「あ゙あ゙あ゙ー!! もう倒したのかー!!」

リヴァイ「もう一匹奇行種が来やがった」

ミケ「遅かったな」

ハンジ「くっそー、早く倒したつもりなんだけどな」


エルヴィン「……さすがだな」フッ



【あれどこ】


――ハンジ研究室――


ハンジ「あっれー?」バサバサ

ハンジ「無い」

ハンジ「どこにやったんだろう……」バサバサ

リヴァイ「ここにいたか。何してる」

ハンジ「探し物」

リヴァイ「散らかしているようにしか見えねぇな」

ハンジ「その辺に無い?」


リヴァイ「何がだ」

ハンジ「リヴァイから貰った中央土産のペン」

リヴァイ「ああ、あれなら今持ってきた所だ」スッ

ハンジ「それだ! ……えっ? 持ってきたって?」

リヴァイ「俺の部屋に忘れてただろ」

ハンジ「なぁんだ、そっか。大事に使ってたから見つかってよかったよ、本当に」ホッ

リヴァイ「それで、この有り様はどうす――」

ハンジ「さぁて! ペンも無事見つかったし部屋に戻るかな」

リヴァイ「片付けろ」


おつありがとうございます


11月25日、女性に対する暴力廃絶のための国際デー(長い)
11月26日、いい風呂の日・いいチームの日・ペンの日


次は土曜か日曜に。ではまたーノシ


【猟奇的気分?】


ハンジ「鶏を手に入れた!」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「こんな時期に丸々太ったいい鶏だ! 捌いて食べよう」スパンッ

リヴァイ「なかなか手際がいいな」

ハンジ「ふふっ……」ズバッ

リヴァイ「……」

ハンジ「ふははははは!」ズルゥ

リヴァイ「……笑う必要があるのか?」

ハンジ「いや? 雰囲気?」

リヴァイ「そんな雰囲気はねぇよ」



【リヴァイで遊ぶ】


ハンジ「ねぇ、これ試着してよ」ニヤニヤ

リヴァイ「しねぇよ」

ハンジ「たまにはスカーフじゃなくて蝶ネクタイもいいと思うよ」

リヴァイ「俺は思わねぇ」

ハンジ「じゃ、コレ」スッ

リヴァイ「……お前が着ろ」


ハンジ「こんなふわふわな可愛らしいスカートなんて穿けないよ」

リヴァイ「それを俺に着せてどうしたいんだ」

ハンジ「特に意味はない」シュルシュル

リヴァイ「何を……」

ハンジ「できぶふー!!!」

リヴァイ「……」←スカーフが蝶結び

ハンジ「ぶははははは!!」ゲラゲラ

リヴァイ「だから何がしてぇんだ」



【その時まで一緒】


お爺さん「ほら、お前、気をつけなさい」スッ

お婆さん「あなた、ありがとう」ギュッ



ハンジ「あんな風に年配の夫婦が仲良いとほっこりする」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「‘共に白髪になるまで’と言うよね」

リヴァイ「……」


ハンジ「……リヴァイは私がお婆さんになっても傍にいてくれるのかな?」

リヴァイ「さぁな。その時になってみなければ分からねぇな」

ハンジ「えぇー」

リヴァイ「楽しみにその時まで隣で観察でもしてろ」

ハンジ「!!」

リヴァイ「結果が分からねぇと気が済まねぇだろ?」

ハンジ「……そうだね! じっくりたっぷり観察してあげるよ!」

リヴァイ「…………程々にしろ」



【月明かり】


リヴァイ「この時期、夜は冷えるぞ」ザッザッ

ハンジ「良い場所見つけたんだよ」ザザッ

リヴァイ「夜でなければいけないのか?」

ハンジ「んー、昼や夕方でもいいけれど……」

リヴァイ「?」

ハンジ「あ、着いたよ」ザッ!

リヴァイ「湖?」ガサッ

ハンジ「湖に周りの景色が鏡のように映るんだ。更にここから見ると全体がよく見える」


リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「それから月が綺麗に映ってる所を見たかったんだ」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイと二人でね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「今度は昼間に来ようか?」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「お弁当でも持って行こうかな。きっと明るい時も綺麗だろうね」ニコッ

リヴァイ「ああ……」



【壁外調査後】


ハンジ「――――っ!」パチッ

ハンジ「……っ」ムクッ

ハンジ「!」



リヴァイ「……」カリカリ



ハンジ「……」ストッ


リヴァイ「……」カリカリ


ハンジ「リヴァイ」ギュッ
リヴァイ「……起きたのか」



ハンジ「ん。リヴァイは朝から仕事?」
リヴァイ「ああ、残っていた」カリカリ


ハンジ「ふぅん」
リヴァイ「……どうした?」


ハンジ「……悪い夢を見た」
リヴァイ「そうか、今から抱くか?」


ハンジ「なんでだよ。馬鹿かよ」
リヴァイ「冗談だ」


ハンジ「分かりづれぇよ」ギュゥ
リヴァイ「……」ポンポン



レスありがとうございます


11月29日、いい肉の日・いい服の日
11月30日、シルバーラブの日・鏡の日(2回目)


明日来れなかったら月曜で。ではまたーノシ


【そのまま朝まで】


ハンジ「……」ペラッ

リヴァイ「それはなんだ?」

ハンジ「あぁ、イルゼの手記の写しだよ」ペラッ

リヴァイ「あぁ……」

ハンジ「……彼女は食べられるその寸前まで書き続けていた。
……手帳には読めない部分もあったけれど」

リヴァイ「……お前も似たような事をしそうだな」


ハンジ「さて、どうだろうね」

リヴァイ「……」

ハンジ「あの巨人は話す事ができたんだね。私もかなり話掛けていたんだけどなぁ」

リヴァイ(これは……不味いか?)

ハンジ「何度もだよ? でも追いかけてくるだけで話してくれないし、途中で方向変えて森に戻るし、いや、そこが興味深い所なんだけど。やっぱり殺しちゃったのは残念だよね。ああ、あの判断は全く間違っちゃいないよ? あれは私が悪かった……。私がもう少し早くあの巨人の妙な所に気がつけばよかったんだ。妙な所、あれは本当になんだったんだろうね? 頭だけ食べて体は木のうろに納めるなんて……まるで祀っているかのようだった。そんな概念があるのだろうか? いや、他の巨人を見るに想像もできないがやはりあの“ユミルの民”という言葉が気になるな。ユミルの民ならば話せるという事なのだろうか? そもそもユミルの民とは」

リヴァイ(……不味かったな)



【ぽかぽか】


ハンジ「あ゙ー寒い寒い」

リヴァイ「ある筈の所にさえ脂肪がないからな。余計に寒いんだろ」

ハンジ「絞め殺してやろうか?」

リヴァイ「遠慮しておく」


ハンジ「遠慮はいらないよ」ギュッ
リヴァイ「……なら断る」


ハンジ「じゃ、絞めるのはやめておこう。はぁぁーあったけぇー」ヌクヌク
リヴァイ「どけ」


ハンジ「やっぱりリヴァイっていいカイロだよねぇ」ハァー
リヴァイ「だからカイロじゃねぇ」




【生きている証】


ハンジ「人の体温を感じられるっていいよね」

リヴァイ「なんだ、急に」

ハンジ「……冷えた身体は震えそうだから」

リヴァイ「……」

ハンジ「無くならない体温って安心できるよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「リヴァイは温かいよね」

リヴァイ「お前もな」

ハンジ「……そうだね」


シュウゥゥ……

リヴァイ「いつまで巨人の死体を見るつもりだ?」

ハンジ「もう、いいかな。仲間の形見も集められたし」

リヴァイ「……ならさっさと行くぞ」ザッ

ハンジ「うん、そうだね」

リヴァイ「体温なら……」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「いくらでも分けてやる」

ハンジ「――――」

リヴァイ「……」

ハンジ「うん……ありがとう、リヴァイ」



【呆れた眼差し】


ミケ「ハンジ」

ハンジ「ん?」

ミケ「みかんを貰った」

リヴァイ「!」

エルヴィン「!」

ミケリヴァイエルヴィン「「「ハンジ!」」」

ハンジ「皆まで言うな。炬燵だね」

ミケリヴァイエルヴィン「「「!!」」」グッ

ハンジ「……炬燵って本当にヤバイな」ハァー



【性別からして】


ハンジ「リヴァイ、今日はいつもお世話になっているからお礼に私が世話をするよ」

リヴァイ「……嫌な予感しかしねぇんだが」

ハンジ「どういう意味だよ」

リヴァイ「掃除は任せられねぇし」

ハンジ「失敬な。やるときゃやるんだよ、私は!」

リヴァイ「まだ大掃除するような時期でもない。それ以前に今日はもう掃除は済ませた」

ハンジ「むむ、ならば何をしてしんぜよう?」

リヴァイ「どういう風の吹き回しだ?」

ハンジ「いつも迷惑かけてるからそのお詫びというかお礼というか」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……今日、一年間の労をねぎらう日なんだよ」


リヴァイ「ほぅ? 殊勝な事だな、ハンジよ」

ハンジ「まぁねー」ハハッ

リヴァイ「それだけじゃねぇな?」

ハンジ「うっ」ギクッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「………………妻をねぎらう日だったりします」

リヴァイ「誰が妻だ」

ハンジ「だってリヴァイがやってる事が妻すぎて!」

リヴァイ「妻すぎるってのはなんだ」

ハンジ「散らかった部屋を片付けてくれて、時にお夜食持ってきてくれたり、お風呂入れてくれたり、お迎えに来てくれたり……」

リヴァイ「……」

ハンジ「ごめん、やっぱり妻じゃなくてお母さんだった」

リヴァイ「だから誰がだ」


レスありがとうございます
痛み入ります、ありがとう


12月1日、手帳の日・カイロの日・いのちの日
12月2日、みかんの日(2回目)・妻の日


次は火曜か水曜。ではまたーノシ


【ノック】


――コンコンコン


エルヴィン「ん? 誰――」

リヴァイ「ハンジか」

エルヴィン「!」

――ガチャッ

ハンジ「お邪魔するよ。エルヴィン報告書」

エルヴィン「……ああ」

リヴァイ「……」

ハンジ「おや、リヴァイ、いたんだ」

リヴァイ「ああ」


エルヴィン「……なんで分かったんだ?」

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「ノックだけで何故ハンジだと分かった?」

リヴァイ「…………なんとなく、だ」

ハンジ「あ、私もなんとなく分かるよ。この叩き方はリヴァイだ、って」

エルヴィン「そうなのか」

ハンジ「叩き方に特徴あるでしょ?」

エルヴィン「ふむ……私にはよく分からないな」

リヴァイ「聞いていれば分かるだろ。気合いが足りねぇんじゃねぇか」

ハンジ「え? これ気合いの問題なの?」

エルヴィン「愛情の問題かもな」

リヴァイ「なんでそうなる」



【季節がはずれる】


ハンジ「わぁ、見事なクリスマスツリーだよ」

リヴァイ「相変わらず早いな」

ハンジ「まぁ早め早めにやるのが商戦だからね」

リヴァイ「それはそうと何を買うんだ」

ハンジ「えーっとね、まずは本」

リヴァイ「……」

ハンジ「それから本に、やっぱり本」

リヴァイ「本だけか」

ハンジ「あと、ペンとインク」

リヴァイ「書類とその資料関係か」

ハンジ「せめて緑と赤のインクでも買う?」

リヴァイ「使い始めてすぐにそれが似合う季節が過ぎそうだがな」



【ブレード供養】


ガチャガチャッ

ハンジ「ふぅ」

リヴァイ「使えなくなったブレードを集めているのか」

ハンジ「ああ、回収できた分くらい再利用したいからね」

リヴァイ「……」

ハンジ「……刃は気にせず使わないと死ぬからね?」

リヴァイ「分かってる」


ハンジ「節約も大事だけど、命には変えられないからね」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「皆の為にありがとう。また、私達の力になってくれよ……」ソッ

*ブレードの山*

リヴァイ「……危ねぇぞ」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「一足遅かったわ。手ぇ切った」ダラー

リヴァイ「馬鹿か、お前は」



【むしろ胃が弱る】


ハンジ「はい」コトッ

リヴァイ「お粥に白湯、蒸かした芋」

ハンジ「胃に優しい食べ物飲み物だよ」

リヴァイ「俺は病人じゃねぇ」

ハンジ「これから先に飲み会がある。その時の為に胃を労らないと」

リヴァイ「それ年末の集まりの事だろうが。準備が早すぎる」


ハンジ「早めに準備しておかないと」

リヴァイ「早すぎると逆に当日胃がびっくりして病気になるんじゃねぇか?」

ハンジ「はっ!!」

リヴァイ「まぁとりあえずこれはこれで食っとくか」

ハンジ「食べるのか」

リヴァイ「白湯は紅茶に変えろ」

ハンジ「あ、それは嫌なんだ」



【傍に】


リヴァイ「……」パタパタ

ハンジ「あはははは! なんだこの本!!」ケラケラ

リヴァイ「……」ゴシゴシ

ハンジ「あー、笑い疲れた」ダラーン

リヴァイ「……お前邪魔なんだが」

ハンジ「恋人に対して酷い台詞だなぁ」ゴローン

リヴァイ「掃除の邪魔だ」ベシッ


ハンジ「ぶへっ! ハタキで叩くなよ! 汚いな」

リヴァイ「手伝わねぇなら自分の部屋に戻れ」

ハンジ「あれ? そういや手伝う為にリヴァイの部屋に来たんだっけか?」

リヴァイ「散らかさないだけマシだが邪魔だ。帰れ」

ハンジ「手伝う、手伝うから!」

リヴァイ「? 別に手伝わなくてもいいんだが」

ハンジ「……せっかく休みが一緒なのに別々はなー」

リヴァイ「…………それ、取ってくれ」

ハンジ「! 分かった!」


レスありがとうございます


12月6日、音の日
12月7日、クリスマスツリーの日
12月8日、針供養(ブレードにしてみた)
12月11日、胃腸の日
12月13日、煤払い


日付ネタオンリー
これたら明日。ではまたーノシ


【視界の悪い日】


ハンジ「いやぁ、演習中にえらい濃霧になっちゃったね」

リヴァイ「そうだな……」

ハンジ「視界が悪いな」

リヴァイ「……」

リヴァイ(視界が悪い、か……嫌な事を思い出す)

ハンジ「とりあえずお馬さん呼び戻しますか」

ピィー……

馬「ブヒヒィーン」


ハンジ「よーしよし!」ナデナデ

リヴァイ「……」ナデ…

黒馬「ブルル……」

リヴァイ(あの日、あんな雨が降らなければ……)

リヴァイ「はっ……」

ハンジ「? どうかした?」

リヴァイ「いや、少しくだらねぇ事を考えただけだ。戻ろう」

ハンジ「……そう。そうだね、戻ろうか」

リヴァイ「ああ」



【存在感】


リヴァイ「……」カリカリ

リヴァイ(ハンジはまだ中央から戻らないんだったな)

リヴァイ(アイツがいねぇと本当に静かだ)

リヴァイ「……」カリ…

リヴァイ「…………」


ハンジ『リヴァイ、聞いてくれよ!』

ハンジ『リヴァイー、疲れた運んでー』

ハンジ『リッヴァーイ! お茶しようぜー!』



リヴァイ「……」カチャッ…

リヴァイ(……いるとうるさい、いねぇと静かすぎる)トポトポ

リヴァイ(良くも悪くも存在感デカすぎるな、アイツは)

――コトンッ

*酒*

リヴァイ「……」グイッ

リヴァイ(……安酒じゃ大して酔えねぇな)

リヴァイ(まぁ、まともに酔うわけにもいかねぇか。書類の処理が済んでねぇしな)

リヴァイ(……だらだらやっていたら夜になっちまった)

リヴァイ(さて、あと少しだ)カリカリ



【夢かと】


スタスタスタ……

ハンジ(本当は夕方に帰る予定だったんだけど……)

ハンジ(なるべく早く帰りたくて馭者に無理言っちゃったな)ハハッ

ハンジ(まぁ、ちょっとチップ弾んどいたけど)


――リヴァイ自室――


ハンジ「……」ソッ

リヴァイ「」スースー

ハンジ(まだ寝てる)フフッ

ハンジ(早朝だもんね)

リヴァイ「」スースー

ハンジ「……」ジー


リヴァイ「」スースー

ハンジ「……」チョイッ

リヴァイ「うーん……」…パチッ

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「……」ボー

ハンジ「おは――」

――ガシッ


ハンジ「んんー!?」
リヴァイ「――――」


ハンジ「っ……何すんだよ!」

リヴァイ「なんだ……本物か」

ハンジ「はい!?」



【おかえり】


ハンジ「なんだよ、その寝ぼけ」クスクス

リヴァイ「チッ、うるせぇな。酒の所為だ」

ハンジ「寂しかった?」

リヴァイ「……」

ハンジ「私は早く会いたかったよ」フフッ

リヴァイ「……そうか」


ハンジ「うん、こんな早朝に帰ってきちゃう程にね」

リヴァイ「……」

ハンジ「あ、仕事は手を抜かずにしっかり終わらせたからね。そこはちゃんとしてるよ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「予想より早く終わったし、間に合いそうだからこの時間になっただけだから」

リヴァイ「……そうか、よく帰ってきたな」ナデ…

ハンジ「うん、ただいま」ニコッ



【宴会と化す】


ハンジ「イブだね!」

ナナバ「酒だよ!」

リヴァイ「お前ら」

ミケ「会議が終わった瞬間だったな」

エルヴィン「ははっ! まぁいいさ」

ナナバ「ちょっとしか飲めないんだから急がないと」

リヴァイ「そこまでして飲みたいか」

ハンジ「エルヴィンへのねぎらいも込みだからね」

エルヴィン「そうだったのか」

ナナバ「そうそう、だからこれ兵団の経費で落ちない?」

エルヴィン「落ちないな」キッパリ


ナナバ「チッ」

リヴァイ「せこい奴らだな」トポトポ

ミケ「あわよくばと思ったんだろうな、おっとそこで止めてくれ」

リヴァイ「ん、次は俺だ」スッ

ミケ「ああ」トポトポ

ハンジ「勝手に注ぎ始めてる奴らに言われたくないよ」

エルヴィン「しかもお飾りとはいえ主役の俺を後回しか」

リヴァイ「グラス持て」

ミケ「注ぐぞ」スッ

エルヴィン「待て待て、しっかり持っていないと落ちてしまう」

ハンジ「……なんか奪われたんだけど」

ナナバ「やっぱり経費で落としてくれないかな」


レスありがとうございます


12月20日、霧笛記念日
12月21日、遠距離恋愛の日
12月24日、クリスマス・イブ


次投下分に∬発生注意(3レス、3レス)
よく考えたら昨日、一昨日でこのシリーズ始めて一年経ってた。マジで一年やってた
ではまたーノシ


【通りすがりに】


ナナバ「はい、プレゼント」ポスッ

リヴァイ「あ?」

ミケ「ん」ポンッ

リヴァイ「ミケ?」

エルヴィン「リヴァイ」ポンッ

スタスタスタスタ……

リヴァイ「……」

ハンジ「山盛りだね」

リヴァイ「揃いも揃って掃除道具か」

ハンジ「雑巾数枚組みとハタキに隙間ブラシ……」

リヴァイ「……悪くない」

ハンジ「マジか」



【こっちも貰う】


ハンジ「はっぴばーすでいーとぅーゆー♪」

リヴァイ「歌うな」

ハンジ「はい、プレゼントー」

リヴァイ「……」ガサガサ

ハンジ「今回はー」

リヴァイ「お前も掃除道具か」

ハンジ「そう、みんなと被った。それは仕方ない。物はどうよ」ゴクリッ

リヴァイ「……ふむ」

ハンジ「……」ドキドキ

リヴァイ「悪くない箒だ」


ハンジ「うっしゃあ! 吟味した甲斐があったってもんだね!」

リヴァイ「……」シュルシュル

ハンジ「ん? リボンがどうかした?」

リヴァイ「……」スルッ、シュルシュル

ハンジ「んん?」シュルル

リヴァイ「……」キュッ

ハンジ「…………」

リヴァイ「よし」

ハンジ「よし、じゃねぇ。なんで私にリボン結ぶんだ」

リヴァイ「すぐほどく」

ハンジ「そういう事じゃねぇ」


〆∬


【声を控えて】


*リボンはほどかれました*


ハンジ「ん……ぁっ……ね、嬌声とかって必要かな?」ハァ

リヴァイ「あ?」フニッ

ハンジ「んっ……嬌声によって違いがあるのか知りたいなぁ。だからさ、今日は敢えて声出さずにシてみようか?」

リヴァイ「くだらねぇ事思いつくな」

ハンジ「いいじゃないか。次はわざと声出してヤるからさ」

リヴァイ「わざと出されたら萎える」

ハンジ「ヤってみなきゃ分からないでしょ? リヴァイ、きて?」

リヴァイ「……」クチュッ

ハンジ「――っ!」グッ

リヴァイ「……」ズチュッ!

ハンジ「――っ!!」ビクッ!


リヴァイ「……」ズチュッズチュッ

ハンジ「――んっ! ――くっ!!」ビクッビクッ

リヴァイ「…………」ズチュッ!!

ハンジ「――……ぁ!」

リヴァイ「……ハンジ」ズチュッズチュッ!

ハンジ「んぁ……――っ! ――はっ!!」ビクンッ

リヴァイ「声、漏れてるぞ」ズチュッズチュッ

ハンジ「あっ! ん……や……ぁっ!」ビクッ

リヴァイ(……それどころじゃねぇ、か?)グチュッ

ハンジ「んあっ!! ふ……――っ!」ギリッ

リヴァイ(ほぅ……まだ耐えるつもりらしい)ズチュッズチュッ

ハンジ「~~っ!!」ブルブル

リヴァイ(……いつもより早いな。締め付けも悪くない)


ハンジ「――――っ!!!」ビクンッビクンッ!!

リヴァイ「――っ!」

ハンジ「ん……は、ぁ……」ピクンッ

リヴァイ「は……いつもより跳ねたな」

ハンジ「ん……なんか耐えなきゃいけないってのがね……より敏感にされた感じ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「はぁー、でもコレキツい。声出したい」

リヴァイ「そのわりに気持ちよさげだったが?」

ハンジ「――っ!/// そ、それは否定できないけど……」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「次は声を出しちゃいけねぇ所でしてみるか」

ハンジ「何考えてんだ! 馬鹿!!///」



【思いきり】


リヴァイ「俺はまだイけてねぇから続けるが、いいか?」

ハンジ「あ、待った。次は敢えて声出してみるよ」

リヴァイ「……演技するのか? しなくてもいつも声出してんだろ」

ハンジ「まぁまぁ、やってみようよ。動いて?」

リヴァイ「はっ……」ズッ…

ハンジ「ぁっ……ん」

リヴァイ「……っ」ズッズッ

ハンジ「んぁっ、いい……リヴァイ……もっと……もっとお願い……ぁ」

リヴァイ「……」ズチュッ


ハンジ「ふっ、はぁあ! あっ、あんっやっ……これ……やば……あぁ! リヴァイ……んぁっ!」

リヴァイ「……っ」ズチュッズチュッ

ハンジ「ぁぁんっ、リヴァイリヴァイっ、すき、あぁっ!」

リヴァイ「……っあんまり……いつもと変わらねぇんじゃねぇか」ズチュッ!

ハンジ「んっ! そうっ……でもない……でしょ……ぁんっ」

リヴァイ「どうだか……なっ」ズチュッ

ハンジ「あっ……いつもよりおっきくしてるくせに……」クスッ

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「ふふっ、嬌声って結構大事だね」

――ズチュッ!!

ハンジ「んあぁっ!!」ビクンッ


リヴァイ「……今のも演技か?」

ハンジ「ふ、ぁ……さぁ? どう思う?」フフッ

リヴァイ「声を抑えるのをやめただけだろ」ズチュッズチュッ!!

ハンジ「あっ! や、あぁっ! リヴァ……いじが……わる……ぃあぁっ!!」ビクンッ

リヴァイ「……演技なんざ……っいらねぇだろ」ズチュッズチュッ

ハンジ「んぁっあぁぁ、――っはぁっあぁぁ!!」ビクビクンッ!

リヴァイ「――っ!」ビクッ!

ハンジ「は……ぁ……もう……リヴァイのいじめっ子め……」

リヴァイ「いじめられたかったんだろ?」

ハンジ「……やなヤツ」フフッ



【温もり】


ハンジ「おや、寒いと思ったら雪だ」シュルッ

リヴァイ「窓開けるなよ」

ハンジ「裸同然だからさすがに開けないよ」

リヴァイ「寒い。起き上がるな、こっちに来い」

ハンジ「はいはい」シュルルッ


リヴァイ「雪は積もりそうか?」スルッ
ハンジ「さぁ、どうだろうね」ギュッ


リヴァイ「積もると色々面倒だ」
ハンジ「んー、そうだね。でも一面銀世界ってのも私は嫌いじゃない……けどね」



リヴァイ「そうか」
ハンジ「うん……いつもの景色が違って見えるのは面白……い……よ」ウト…


リヴァイ「そんなものか」
ハンジ「……ん」ウトウト


リヴァイ「ハンジ?」
ハンジ「」スースー


リヴァイ「……寝たか」
ハンジ「」スースー


リヴァイ「……」ナデ…
ハンジ「」スースー


リヴァイ(……温けぇな)ギュッ
ハンジ「ん……」スースー



レスありがとうございます
一年も付き合ってくれてるとかありがてぇな……乙もありがとうよ


12月25日、リヴァイ誕生日


クリスマス要素無かった……
次は早くて日曜。でなければ火曜に
ではまたーノシ


【妄想】


ハンジ「……ん」パチッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

ハンジ(今回もまた私がプレゼント状態になったなー)

ハンジ(いっそ、今後もそれにしてやろうか? 他のプレゼント無しで)

ハンジ(余った分は本に回したりー)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

ハンジ(なんてな、それはないか。逆にこっちがそうされたら寂しいしな)


ハンジ「……」

ハンジ「…………」


リヴァイ『俺がプレゼントだ』リボン


ハンジ「ごふぅー!!!」

リヴァイ「……あ?」パチッ

ハンジ「ぶふっ! ごふっ!! ぶふふっ!!」プルプル

リヴァイ「……どうした?」

ハンジ「あ、リヴァっぶふっ、起こしっごめっぶほっ!!」

リヴァイ「? 大丈夫か?」ナデナデ

ハンジ「大丈夫……ぶふふっ」

リヴァイ「??」ポンポン



【悪戯しそう】


ハンジ「わぁー、積もったね」

リヴァイ「ああ、雪かきが面倒だ」

ハンジ「あ、この辺り凍ってる」

リヴァイ「誰か水でも撒いたか」

ハンジ「……よっ」ツー…

リヴァイ「やめろ、危ねぇ」

ハンジ「いい感じに滑るよ。バランス崩すとまずそうだけ……」

ツルッ

ハンジ「ど!?」


ドタンッ!

リヴァイ「言わんこっちゃねぇ」

ハンジ「いってぇ。尻打った」スリスリ

リヴァイ「氷は割っておくか。ハンジ、立てるか?」

ハンジ「んー、なんとか。湿布貰いに行くかな」

リヴァイ「貼ってやろう」

ハンジ「いや、遠慮しとく。想像するだに間抜けな構図だ」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「なんで舌打ち?」

リヴァイ「尻の青アザ見て笑ってやろうかと」

ハンジ「どうせそんな笑わないくせに」



【遠い目】


リヴァイ?『ハンジ』

ハンジ『やぁ、リヴァイ』

リヴァイ?『今日も綺麗だな』

ハンジ『はい!?』

リヴァイ?『いつでも触りたくなって困る』スッ…ナデ

ハンジ『はいぃ!?』

――グイッ


リヴァイ?『ハンジ……好きだ』ヒソッ
ハンジ『――っ!!』ビクッ


リヴァイ?『ーーーーーーーーーー』ボソボソ
ハンジ『――っ! ――っ!!///』


リヴァイ?『ーーーーーーーーーーーー』ボソボソ
ハンジ『リヴァっやめ――///』



―――
――



ハンジ「――――はっ!?」

ピチチチチチ……チュンチュン

ハンジ「朝……?」

ハンジ「………………夢」

ハンジ「…………」

ハンジ「……」

ハンジ(――――なんだあの夢っ)ボーゼン



【アレを思い出す】


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「や、やぁ、リヴァイ」

リヴァイ「? 今日も馬鹿ヅラしてんな、どうした」

ハンジ「うわぁ、夢と違いすぎるや。だけどこれぞリヴァイ」

リヴァイ「夢?」

ハンジ「いやいや、なんでもないよ。どうしたの?」

リヴァイ「今日、お前の班が立体機動の訓練だったが変わってもらえねぇかと思ってな」

ハンジ「ああ、まぁ構わないけど」

リヴァイ「助かる。ん? ハンジ」スッ


ハンジ「え?」ビクッ

リヴァイ「髪に何か……」サワッ

ハンジ「――――」


――リヴァイ?『ハンジ……好きだ』


ハンジ「――だ!!///」バッ!!

リヴァイ「?」

ハンジ「だ、大丈夫だから、自分で取るよ、ゴミか何か付いてたんだろ?」ワシャワシャ

リヴァイ「……そんな風にするとゴミが髪に巻き込まれるぞ」

ハンジ「あああとで取るよ。そいじゃ!」

リヴァイ「そうか……」


――ガシッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「……と言うとでも思ったか? 何があった」

ハンジ「あ、ああーいやぁー別にぃー」視線↑

リヴァイ「目を逸らしながら言われてもな」

ハンジ「あー……」

リヴァイ「赤くなって避ける、目を逸らす。また欲求不満にでもなったか?」

ハンジ「……ちょっと似てるけど違うかな」

リヴァイ「?」



【気絶するまで】


ハンジ「いやぁ、変な夢見ちゃってさ」

リヴァイ「どんな夢だ?」

ハンジ「リヴァイがすげぇ甘いの」

リヴァイ「甘い? 俺はお前に食われたのか?」

ハンジ「違う違う。味覚じゃなくてさ。甘い言葉を囁いたりね」

リヴァイ「あぁ」

ハンジ「綺麗だ、から始まり、好きだのともうなんか色々」


リヴァイ「やめろ。詳しくは聞きたくねぇ」

ハンジ「……可愛いとかお前しかいないとか」

リヴァイ「おい、やめろと言ってるだろうが」

ハンジ「あとはー」

リヴァイ「お前、今すぐそのクソみてぇな夢は忘れろ。それとも記憶を消してやろうか?」ゴゴゴゴ

ハンジ「あ、頭を殴るのはよくないよ」

リヴァイ「なら別の方法にしてやる」ゴゴゴゴ

ハンジ「分かった!! 忘れる! 忘れるから夜に本気を出すのはやめて!!」


レスありがとうございます


12月25日、スケートの日


次回は∬ほどではないがネタが下いのがある
次は火曜か水曜か。ではまたーノシ


【その笑顔が】


リヴァイ「全く、くだらねぇ夢見やがって」

ハンジ「……忘れるって言ったのに」グッタリ

リヴァイ「今夜のコレはそれとは関係ねぇ」

ハンジ「素かい」

リヴァイ「ヤりたい事をヤったまでだ」

ハンジ「なんだ、その我が儘。それにアレはそんなにくだらない事でもないよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「さすがに見た夢のようなのはいきすぎで鳥肌モノだけど少しくらいは、ねぇ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「ま、期待はしないけど気が向くような事があったらお願いするよ」フフッ



リヴァイ「……」スルッ
ハンジ「ん?」


リヴァイ「ーーー」ボソッ
ハンジ「!!?///」


リヴァイ「……これでいいか?」
ハンジ「…………っ///」


リヴァイ「ハンジ」スッ

ハンジ「よ、よろしいようです///」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「気が、向いたんだ?」


リヴァイ「まぁな」

ハンジ「なんで?」

リヴァイ「さぁな」

ハンジ「ふふっ、なんだそれ」

リヴァイ「鳥肌立ってねぇな」サワッ

ハンジ「あ……告白で鳥肌なんて立たないけど……ってこら、どこまで触るつもりだ」

リヴァイ「隈無くだが?」

ハンジ「いや、もうキツいんだけど」

リヴァイ「触るだけだ」サワッ

ハンジ「んっ……嘘つけ手付きが……ぁ、困った人だなぁ……」



【測定】


リヴァイ「……」フニッ

ハンジ「ん……何? なんかクソでも詰まったような顔してるけど」

リヴァイ「いや、詰まってねぇが。この間身体測定があったろ」

ハンジ「あったね。立体機動のベルトの調節にも必要だからね。ああ、でもリヴァイはしなくても」

リヴァイ「……」カリッ

ハンジ「ひぁうっ!?」ビクッ!

リヴァイ「……なんだ?」

ハンジ「な、なんでもございません……」

ハンジ(コイツ乳首噛みやがった)

ハンジ「はぁ、で、身体測定がどうかしたの?」


リヴァイ「……ヤった後に測定していたら胸囲は変わっていたんだろうか」

ハンジ「何馬鹿なこと言ってんだ」

リヴァイ「今触っている感じだと大体」

ハンジ「やめろ、計るな!! いちいち口にしなくていい!!」

リヴァイ「数値化、好きじゃねぇのか」

ハンジ「嫌いじゃないけどコレは嫌だ! あなた胸囲だけじゃなく、変なところまで調べそうだし」

リヴァイ「そうだな、そこだけじゃなく」

ハンジ「それ以上口にするなよ、リヴァイ。
でないとあなたのモノが通常時とそうでない時の長さ太さ固さ全部調べあげて数値化するよ?」

リヴァイ「…………やめておく」

ハンジ「よろしい」



【恥じらう様】


リヴァイ「……」ジー

ハンジ「測定をやめたかと思えば何見てるんだよ」

リヴァイ「あぁ、成長しない胸囲をな」

ハンジ「うるせぇ、なら見んな」ササッ

リヴァイ「見るなと言われると余計に見たくなる」

ハンジ「あーもう、じゃあ見ろよ!」バッ

リヴァイ「見る」

ハンジ「どっちにしろ見るのかよ!」


リヴァイ「ああ、そうだ。だから諦めろ」

ハンジ「なんだそれ」

リヴァイ「全部見る」スッ

ハンジ「!? 待った!! ちょっと待ったぁぁ!!!」ガッ

リヴァイ「待たねぇ」グイッ

ハンジ「いやっ、そこはダメだって!! ちょっ、馬鹿! リヴァイ!!///」ググッ

リヴァイ「今更」

ハンジ「全体を見られた事はあるけど、そこをじっくり見るだけってのはなかった!!」

リヴァイ「見ろと言っただろ」グイッ

ハンジ「あ! や、やだって……リヴァイ」


リヴァイ「……」ジー

ハンジ「や、うぅ……///」

リヴァイ「……」ジー

ハンジ「ね、ちょっと、リヴァイ……?」

リヴァイ「……」スッ

ハンジ「!? 近っ! 近づきすぎだ! リヴァイ!!」

リヴァイ「これくらいたまにあるだろ」

ハンジ「今日はもう勘弁してよ、もう何なんだよ……///」スッ ←片手で顔を隠した

リヴァイ「お前が慌てふためく様が見たくてな。顔見せろ」グイッ

ハンジ「悪趣味!!」ベシッ!!



【一歩も】


ハンジ「また雪が降ってる」

リヴァイ「寒いな」

ハンジ「多分、リヴァイの所為だから責任持って雪だるま作ってよ」

リヴァイ「意味が分からねぇ」

ハンジ「昨日のリヴァイが妙な事するから雪が降ったんだよ」

リヴァイ「なんとなくそんな気分だった」

ハンジ「どんな変態気分だ」

リヴァイ「お前には負ける」

ハンジ「それ聞き飽きた」


リヴァイ「そうか。寒ぃから戻るぞ」

ハンジ「雪だるま」

リヴァイ「ああ?」

ハンジ「雪だるま」

リヴァイ「……雪、そんなに積もってねぇだろ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「雪ウサギ」

リヴァイ「引かねぇな」



【芸術】


ハンジ「……ねぇ、リヴァイ。聞いてもいいだろうか」

リヴァイ「何をだ」

ハンジ「今、作ってもらった芸術作品についてなんだけど」

*雪???*~ヌォーン

リヴァイ「雪で作ったウサギだな」

*雪ウサギ?*~ヌォーン


ハンジ「あ、ああ、うん。ウサギ。雪ウサギ……」

リヴァイ「なんだ、なんか文句でもあるのか? 作ってやっただろうが」

ハンジ「ううん、ありがとう。本当に嬉しいよ」

リヴァイ「ならいいじゃねぇか。さすがにもう戻るぞ、寒い」

ハンジ「そうだね、戻ろうか」チラッ

*雪ウサギ?*

ハンジ(今まで見たことない生物だ……リヴァイの目にはウサギがこう見えているのだろうか……?)ゴクリッ


レスありがとうございます


12月28日、身体測定の日


今更だが今回のは∬だったかもしれない
まぁいいか。ではまたーノシ

2スレの610ってどの部分を見てるんだろうと思ってたんだよね
胸とか含めた全身だろうと結論付けたんだけど
今回答え合わせできた


【明日、な】


ハンジ「リヴァイ……ありゃ、まだ仕事してるの?」

リヴァイ「まぁな」カリカリ

ハンジ「……お酒飲みながらとか」コトッ

リヴァイ「飲まなきゃやってられねぇよ」

ハンジ「明日で今年最後だっていうのにね」

リヴァイ「ぎりぎりに山のような書類だ」

ハンジ「この様子じゃ大掃除もできな」

リヴァイ「それは終わらせた」カリカリ


ハンジ「そ、そう。ええっと、手伝うよ?」

リヴァイ「いい、もう終わる」カリカリ

ハンジ「そう? じゃ、私は戻るね」

リヴァイ「何か用事だったんじゃねぇのか?」

ハンジ「まぁ、明日また来るから部屋にいてね。おやすみ」

リヴァイ「ああ」

パタンッ

リヴァイ「……」



【先回り】


――リヴァイ自室――


バーンッ!!

ハンジ「リヴァーイ!! 今日は……!!」

シーン

ハンジ「あれ? いない」

ニファ「何しているんです? ハンジさん」

ハンジ「いやぁ、リヴァイを年越しの集まりに誘いに来たんだけど」

ニファ「リヴァイ兵長なら先程そちらに向かわれていたようでしたけど」

ハンジ「何だと!?」



【待ちぼうけ】


――食堂――


ワイワイガヤガヤ……

リヴァイ「……」

ハンジ「あー!! いた、リヴァイ!!」

リヴァイ「遅かったな、クソメガネ」

ハンジ「昨日、部屋にいてって言ってただろ!」


リヴァイ「どうせここに無理矢理連れてくるつもりだったんだろ。面倒だから先に来た」

ハンジ「私の楽しみを奪わないでくれよー!!」

リヴァイ「ふざけるな」

ハンジ「ふざけてねぇよ。ちぇー」

リヴァイ「また他の奴らに声掛けてねぇだろうな」

ハンジ「あ」

リヴァイ「あ、じゃねぇ。回収してこい」



【最後と最初の用事】


調査兵「もうそろそろだぞー!!」


リヴァイ「……」

ハンジ「あー、今年ももう終わりだ。早いよね」

リヴァイ「ハンジ、ちょっといいか?」スクッ

ハンジ「えっ? でももうすぐ年明けだよ?」

リヴァイ「用がある」

ハンジ「んー、分かったよ」スクッ

スタスタスタ……

ハンジ「廊下誰もいないね、寒いからかな。んで? 早くしないと年明けちゃうよ?」

リヴァイ「……そうだな」



――「あと10秒!」


ハンジ「うわっ! やべっ、一旦戻ろうや」スッ

ガシッ

ハンジ「えっ?」


――「5、4、3……」


ハンジ「ん!?」
リヴァイ「――――」


――「2、1……」


ハンジ「ん……ふ……」
リヴァイ「――――」ヌチュッ



――「A Happy NEW YEAR!!」


ハンジ「んん……」
リヴァイ「――……ふ」


ハンジ「はぁ……ふふっ、酒臭っ」

リヴァイ「……戻るぞ」

ハンジ「待って、用ってコレ?」

リヴァイ「ああ。年越しにするんだろ?」

ハンジ「! あはは、去年のあれの仕返し?」

リヴァイ「さぁな」

ハンジ「ふふふ……ねぇ」


リヴァイ「なんだ」

ハンジ「もう一回……」スルッ

リヴァイ「……」グイッ


ハンジ「……ん」
リヴァイ「――――」


アハハハ、モットノメヨー!!


ハンジ「ふ……――」
リヴァイ「は……――」


ワイワイガヤガヤ…



【待ちぼうけのお返し】


エルヴィン「やぁ、どこに行っていたんだ?」

リヴァイ「野暮用だ」

ハンジ「そう、野暮用。ね、まだお酒残ってる?」

エルヴィン「ああ、あるぞ。ほら」スッ

ハンジ「お、ありがとう!」

リヴァイ「あまり飲みすぎるな……と言っても無駄か」

エルヴィン「だろうな」

リヴァイ「俺も飲む。寄越せ」


ハンジ「注いであげる」トポトポ

リヴァイ「ん」

エルヴィン「他の者には知られないようにしているんじゃないのか?」

リヴァイ「あ?」

エルヴィン「君達の関係だ」

ハンジ「ちゃんと隠してるよ?」

エルヴィン「年明けの瞬間に二人で消えておいてか」

ハンジ「う」

リヴァイ「……野暮用があった」

エルヴィン「まぁ、皆浮かれていたからそこまで気にしていなさそうだがな」


ハンジ「ならなんでわざわざ」

エルヴィン「からかっただけだ」フッ

ハンジ「エルヴィンも悪趣味だな」

エルヴィン「“も”?」

リヴァイ「クソメガネ、お前はもう寝ろ」

エルヴィン「成る程、リヴァイもいい趣味があるようだ」

リヴァイ「……チッ」

エルヴィン「ああ、また今年初めての舌打ちが聞けたな」

リヴァイ「だから何もめでたくねぇよ」

ハンジ「……舌打ち聞きたかったの?」グビッ


>>485おおう、かなり前やな。都度都度聞いてくれてもええんやで?
つい短くしようと省きすぎる事もあるし自己完結してまう事もあるからなー
ありがとうやで


12月31日、大晦日


先に年が明けました
では良いお年をーノシ


【新年早々】


ハンジ「ん……」パチッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……やべっ、また膝枕させちゃった」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」フッ

ハンジ「よく寝てる……ここも人前なんだけどな……」

リヴァイ「……みんな寝てんだろ」

ハンジ「うおっ! びっくりした。起きてたんだ?」

リヴァイ「今起きた。お前も起きてるならどけ」

ハンジ「足痺れちゃった?」ブフッ


リヴァイ「使い物にならなくなったら責任取れ」

ハンジ「分かった。介護は任せろ」

リヴァイ「任せられねぇ」

ハンジ「どっちだよ」

リヴァイ「いいからどけ」ゲシッ

ハンジ「いってぇ! 足蹴にすることないだろ」

リヴァイ「さっさとどかねぇからだ」コキッコキッ

ハンジ「酷いなぁ」

リヴァイ「ああ、クソッ、身体がいてぇ」

ハンジ「兵士としてダメダメだね、リヴァイ」フゥー

リヴァイ「お前の所為だろうが、クソメガネ」



【馬鹿な夢】


子供『お父さん』

『ああ』


――誰だ? このガキ


子供『お父さん、早く行こう?』

『ちゃんと待ち合わせしてある。急がなくても……いや、アイツじゃ分からねぇな』


――何故俺は受け入れている?


子供『何か珍しい物に釣られてどこかに行くかもしれない』

『あぁ、そうだな。全く、こんな小さなガキにまで心配されてやがる』



――誰が待っているんだ?


子供『あ、いた! お母さーん!!』

『ちゃんと待っていやがったか』


――誰だ……?


『クソメ――』


―――
――



リヴァイ「――――っ!!」ガバッ!!

リヴァイ「――!? ――!!?」


チュンチュン……


リヴァイ「……」

リヴァイ「…………」

リヴァイ「………………」

リヴァイ「……はっ」

リヴァイ「……」

リヴァイ「……馬鹿か」クシャッ



【誤魔化しの結果】


ハンジ「リヴァイ、どんな初夢見た?」

リヴァイ「……とりあえず巨人は出てこなかった」

ハンジ「へー」

リヴァイ「……奇行種は出たがな」ボソッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「いや、お前の夢には出たのか?」

ハンジ「聞いてくれるのかい!?」キラキラ

リヴァイ(しまった)



【囚われの身】


ハンジ「今日は休みだから炬燵でぬくぬくしてそうだな、エルヴィン」

ハンジ「だが、そこへ突然舞い降りる仕事! エルヴィーン!!」

コンコンコン!

エルヴィン『……ああ……入れ……』

ガチャッ

ハンジ「何、その気のない返……じ……」




――その時、私は思い出した

あまりの心地好さに三人がそれに支配されていた事を……

私達が炬燵という暖房器具に囚われていたという事実を――



*in 炬燵三人衆*


ミケ「」Zzz

リヴァイ「」スゥスゥ

エルヴィン「やぁ……ハンジ」ショボショボ

ハンジ「また何やってんだ、あんたら!?」



【寝方】


エルヴィン「いやいや、炬燵してたらみんな寝てしまった」

ハンジ「仕事は!?」

エルヴィン「終わらせたらしい」

ハンジ「本当に炬燵害悪だな。文献見つけるんじゃなかった」

エルヴィン「その手にしているものは仕事か」

ハンジ「あ、そうそう、ちょっとしたものだけれどね」スッ

エルヴィン「ん、ありがとう」

ハンジ「ミケも、珍しくリヴァイまでも寝てるのか」

リヴァイ「」スゥスゥ

エルヴィン「ああ、リヴァイの顔、見てみるといい」カリカリ

ハンジ「私にはリヴァイの寝顔なんて珍しくないけど」


エルヴィン「そうだな。だが、その寝顔は珍しいと思うぞ」カリカリ

ハンジ「?」ヒョイッ

リヴァイ「」スゥスゥ ←半目

ハンジ「ぶふっ!!」

エルヴィン「見物だろう?」カリカリ

ハンジ「半目って!! 余計に怖ぇ!!」ゲラゲラ

エルヴィン「頭だけ机に突っ伏して寝ているからかもな。出来たぞ」スッ

ハンジ「速っ」

エルヴィン「私も眠りたくてな」

ハンジ「風邪引かないでね」

エルヴィン「ああ」ポフンッ

ハンジ「……くっそ、羨ましいな。次の休みは炬燵ってやる」


明けました、おめでとうございます
レスありがとうございます


1月1日、正月
1月2日、初夢


次は日曜に。ではまたーノシ


【じっくりとな】


――食堂――


リヴァイ「ここにいたのか」

ハンジ「やほー……」ペショッ

リヴァイ「何だらけてんだ」ガタンッ

ハンジ「お腹すいた」

リヴァイ「何か作ればいいだろ」

ハンジ「めんどい」

リヴァイ「餓死する気か」


ハンジ「作ってー」

リヴァイ「最近俺が作る事が多くねぇか?」ガタッ

ハンジ「そうだっけ?」

リヴァイ「だらけすぎるな」

ハンジ「なんだかんだ色々してくれるよね」

リヴァイ「今日はきちんと食べて体力つけてもらわねぇといけねぇからな」

ハンジ「? 演習もないのになんで?」

リヴァイ「後で教える。仕事を終えたら来い」

ハンジ「??」



【またね】


ハンジ「こういう……事か……」ハァハァ

リヴァイ「体力ないとキツいだろ?」

ハンジ「あのね……年明けてすぐとかどんだけヤりたいんだよ」

リヴァイ「そういう日があるらしい」

ハンジ「別にならわなくていいよ」

リヴァイ「いや、ヤるべきだろ」

ハンジ「あーもう、キツくて突っ込みたくない」

リヴァイ「つ」


ハンジ「くだらない下ネタ禁止」ビシッ!

リヴァイ「眉間に指を刺すな」

ハンジ「今絶対なんか言おうとしただろ」グリグリ

リヴァイ「……さぁ?」

ハンジ「はぁ、今日はもう寝る」パタンッ

リヴァイ「もう寝るのか」

ハンジ「あなたも寝て」

リヴァイ「俺はまだ眠くない」

ハンジ「寝・て」


リヴァイ「……分かった」

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「? ハンジ?」

ハンジ「…………また今度ね?」

リヴァイ「!」

ハンジ「今日は疲れてて……眠……い……から……ごめ」…スー

リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ナデナデ



【炬燵に酒】


ハンジ「んふふふふ……」

*炬燵*

ハンジ「炬燵一人占め!!」ヒャッホーイ!

ハンジ「はぁー、炬燵最高ー」ヌクヌク

ハンジ「みかんも酒も用意したし。巨人の資料に本も持ってきた!」

ハンジ「完璧!」ペラッ

ハンジ「うっひょー! この巨人の身体たまんねぇー!! 本当にモブリット絵ぇ上手いわー」モグモグ

ハンジ「…………」


ハンジ「誰か今日休みの人いたっけ?」

ハンジ「リヴァイは仕事。エルヴィンもミケも……」

ハンジ「ナナバはどうだっけ?」

ハンジ「……」ペラッ

ハンジ「あー、この実験なー。ちょっとほじくりすぎたからなぁ……」

ハンジ「…………」グビグビッ

ハンジ「リヴァイ、早く仕事終わらないかな」ボソッ

ハンジ「……」グビグビッ

ハンジ「あ……炬燵って本当、眠くなるなー」トロン



【酔いと寝惚け】


リヴァイ「ハンジ……」


ハンジ「」スースー


リヴァイ「一人で炬燵とは贅沢だな」スタスタ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「風邪引くぞ……」パサッ

ハンジ「リヴァ……い」

リヴァイ「ん?」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……寝言か」

ハンジ「ん……」スースー

リヴァイ「……」ナデ…


ハンジ「んん……?」パチッ

リヴァイ「あぁ、すまん、起こしたか。仕事が終わったから来たんだが」

ハンジ「リヴァい……」ボー

リヴァイ「ん?」

ハンジ「リヴァい」ニヘラッ

リヴァイ「……」

ハンジ「リーヴァいー」ギュッ

リヴァイ「袖を掴むな……」チラッ

*机にみかんと酒*

リヴァイ「あぁ……」

ハンジ「んーねぇ、リヴァい」クイクイ

リヴァイ「なんだ」


ハンジ「すきぃ」ニヘラー

リヴァイ「……」


ハンジ「んふふー」ギュゥ
リヴァイ「……」


ハンジ「リヴァいの腕の中、気持ちいいね……」スリッ
リヴァイ「……」


ハンジ「リヴァいす……き……――」
リヴァイ「? ハンジ?」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「………………」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「……とんでもねぇお預けだな」




【いけません】



 ハンジ「ん……」パチッ
リヴァイ「」スゥスゥ


 ハンジ「……リヴァイ?」
リヴァイ「」スゥスゥ


ハンジ「仕事……終わったのかな?」ムクッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「でもなんで私、リヴァイを敷布団に?」

リヴァイ「」スゥスゥ


ハンジ「……よく寝てる」ナデ…

リヴァイ「ん……」

ハンジ(あ、起きちゃう?)

リヴァイ「ハン……ジ……」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……寝言」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「寝込み襲っちゃいけないだろうか」ウーン

リヴァイ「」スゥスゥ


新年からレスありがとうございます


1月2日、姫始め(アレだけじゃなく本当は意味が他にもある模様)


タイトル気をつけてたつもりが前スレとかといくつか被ってるの発見した。もう知らん
次は火曜か水曜か……できたら来る。ではまたーノシ


【連想】



ハンジ「リヴァイの小さな目にも瞳孔はあるね」ジッ
リヴァイ「当たり前だ……近ぇよ」


ハンジ「瞳孔は遠くを見る時は開いて、近くを見る時は小さくなるんだ」スッ

リヴァイ「……それがどうかしたのか?」

ハンジ「この前巨人の目の前に出た時巨人の瞳孔が縮んだんだ!!
巨人も人間のような丸い虹彩を持っている!!」

リヴァイ「……」


ハンジ「人間に似た形だけでなく瞳も人間に近い。
まぁ当たり前のように聞こえるだろうがそれを検証するのも大事なんだ」

リヴァイ「それと俺の目を確認したのとなんの関係があるんだ」

ハンジ「その事を思い出した時に、リヴァイは黒目が小さいからちゃんと瞳孔あるのかなって」

リヴァイ「巨人から俺を連想するんじゃねぇ」

ハンジ「え、じゃあリヴァイから巨人を連想するの? それはちょっと難しいかなぁー」

リヴァイ「お前そこに直れ。くだらねぇ連想しかしねぇその頭叩き切ってやる」シャラッ



【場所の違い?】


リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「……」スタスタ


リヴァイ「ハンジ」
 ハンジ「はい!?」バッ


ガンッ!

ハンジ「いっ……たぁ……」ズキズキ

リヴァイ「――っ」←悶絶


ハンジ「あれ?」

リヴァイ「いってぇな。頭が割れる」ズキズキ

ハンジ「リヴァイが上から声掛けるから……」

リヴァイ「勢いよく顔を上げるな。つっ、お前……石頭だな」ズキズキ

ハンジ「ごめん……はっ!!」

リヴァイ「?」

ハンジ「リヴァイに勝った!?」

リヴァイ「こんなモノで勝って嬉しいか?」ズキズキ



【浮いた話】


「~~」


リヴァイ「まだ誰か食堂にいるのか」

ハンジ「遅い時間なのにね」


「リヴァイ兵長って浮いた話聞かないよな」


リヴァイ「! ……エルドか?」

ハンジ「ほぅ」コソコソ

リヴァイ「盗み聞きするつもりか」

ハンジ「面白そうじゃないか」ニヤニヤ

リヴァイ「悪趣味だな」


グンタ「そういやそうだな。モテそうなのに」

オルオ「兵長は女に現を抜かすような人じゃねぇんだよ」



ハンジ「ぶふっ」

リヴァイ「殴るぞ」

ハンジ「まぁ現を抜かしてはいないね」クスクス

リヴァイ「……」


エルド「わからんぞ。“英雄色を好む”って言うしな」

グンタ「リヴァイ兵長には合わない気もするがな。ストイックそうだ」

オルオ「そう! 兵長はそんなものに惑わされない!」フフンッ

エルド「じゃあ、オルオもそうするんだな?」

オルオ「あ?」

グンタ「その若……さでストイックにいくのか」

オルオ「今なんで言い淀みやがった」


エルド「俺は現を抜かすまではいかんが女は好きだ。だから嫁さんいるし」

グンタ「俺も女が好きだ」

オルオ「うぬぬ」

エルド「そうかそうか、オルオは女に手は出さないんだな。ペトラにそう伝えておくか」

オルオ「な、なんでそこにペトラが出てくんだ」

グンタ「女に、というと男には手を出す感じがして嫌だな」

オルオ「俺は女好きだ!!」

エルド「なるほどな、オルオは女好きか」

オルオ「いや待て! それはそれでなんかヤバいだろ!!」


ハンジ「ぶふふふ! オルオからかわれてるな。参加しようかな」

リヴァイ「やめろ。行くぞ」


*エルドの嫁はこのSS上での捏造*


【一ヶ月前の事】


ハンジ「オルオからかわれて可哀想に」

リヴァイ「参加しようとしやがった奴が何を言ってやがる」

ハンジ「そういやオルオってあなたのマネしてるよね」

リヴァイ「……」

ハンジ「そこのところはどう思われていますか? リヴァイ兵士長殿」

リヴァイ「………………別に」


ハンジ「そうか、ちょっと嫌なのか」

リヴァイ「別に」

ハンジ「まぁまぁ、憧れが変な形で出ちゃってるだけだから。今まで通り見て見ぬふりしてあげな」

リヴァイ「別にと言ってるだろうが」

ハンジ「あ、そろそろ考えてあげないといけないよ?」

リヴァイ「? 何をだ?」

ハンジ「忘れちゃうのは可哀想だよ。年明けすぐだからそうなりがちだけどさ」

リヴァイ「……そういえば何か……?」ウーン



【家宝】


オルオ「……」ソワソワ

ペトラ「……」

オルオ「……」キョロキョロ

ペトラ「ねぇ」

オルオ「な、なんひゃ!?」ビクッ

ペトラ「声裏返ってる。さっきから落ち着きないけどどうしたの?」

オルオ「い、いや!? 別に今日が特別な日とかそういう事じゃなくてな!?」

ペトラ「あー」

オルオ「な、なんだ?」

ペトラ「あ、リヴァイ兵長だ」

オルオ「!?」バッ!

シーン

ペトラ「なんちゃって」


オルオ「ペトラ、お前!!」

ペトラ「ふふっ。リヴァイ兵長、くれるって言ってたものね」

オルオ「!! な、なんの事だかなぁ」

ペトラ「なんで知らないふりするかな」

エルド「お、オルオ! 誕生日おめでとう!」ポンッ

グンタ「おめでとう」スッ

オルオ「これは?」

グンタ「俺らからのプレゼントだよ」

ペトラ「私からも、はい」スッ

オルオ「ペトラ……」

ペトラ「おめでとう」

オルオ「お、おう」

エルド「にやにやしてるな」

グンタ「まぁ、そうだろうな」


ペトラ「! リヴァイ兵長!」

オルオ「もうその手には乗らねぇぞ」

リヴァイ「何がだ?」

オルオ「リ、リリリリリヴァイ兵長!?」

エルド「だからそう言っただろうに」

グンタ「何を驚いているんだ」

ペトラ「……」

リヴァイ「ほら」スッ

オルオ「ありがとうございますっ!!!」

ハンジ「えらく悩んで買ったみたいだよ」ヒョコ

リヴァイ「いちいち報告するな」

オルオ「紅茶ですね!」

リヴァイ「俺のお奨めだ」

オルオ「あああああありがとうございまひゅー!!!」

エルド「舌は噛まなかったが」


グンタ「言葉を噛んでるな」

ペトラ「くっ!! 羨ましい!!」

エルド「ペトラも貰ってただろ」

ペトラ「リヴァイ兵長のお奨めとかじゃなかったし……あ、でも 貰った物は家宝にしたいくらい嬉しかったよ!?」

グンタ「そういや何を貰ったんだ?」

ペトラ「綺麗な刺繍が入った白いハンカチだった。額に入れて飾ってる」

エルド「いや、使えよ」

ペトラ「そんな、勿体ない」

グンタ「おいおい」

オルオ「家宝にします!!」

リヴァイ「飲め」

グンタ「あっちも似たような事言ってるな」

エルド「さすがに紅茶は置いてたらダメだろ」


レスありがとうございます
よろしくやで


1月3日、瞳の日
1月4日、石の日
1月6日、色の日(色の意味が違う)・オルオ誕生日


オルオ間に合った……忘れかけてた
次は金曜か土曜に。ではまたーノシ


【じゃんけん】


ハンジ「いくよ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「じゃーんけーんぽん!!」

ハンジ「勝ったぁぁ!!!」

リヴァイ「チッ」

エルヴィン「……なんの勝負だ?」

ハンジ「やぁ、エルヴィン。炬燵用の温石を作る役の勝負だよ」

エルヴィン「炬燵するのか……」

ハンジ「入りたいの?」

エルヴィン「いや、お邪魔だろうから遠慮しておこう」


リヴァイ「別に構わねぇよ」

ハンジ「そうだよ。ミケも来る予定だし」

エルヴィン「そうなのか。ならばお邪魔するか」

リヴァイ「エルヴィン、勝負だ」スッ

エルヴィン「え」

ハンジ「温石作る役だよ。参加するなら勝負もしないと」

エルヴィン「ミケとは勝負し終えたのか?」

リヴァイ「ミケはみかん係だ」

エルヴィン「……成る程」

リヴァイ「エルヴィン、いくぞ」

エルヴィン「仕方あるまい。真剣勝負だ」スッ



【四人でまったり】


リヴァイ「……ほら」←負けた

ハンジ「おぉ、ご苦労様ー。温石来たよ!」

エルヴィン「お疲れだな、リヴァイ」

ミケ「お疲れ」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「はいはい、舌打ちしない。入った入った」

ミケ「ぬくい」ホワッ

エルヴィン「やはり炬燵はいいな」


ハンジ「はぁー最高だねぇ」

リヴァイ「……」スッポリ

ハンジ「また首まで入ってるよ、この人は」

リヴァイ「いいだろ」

ミケ「みかん食べないのか?」

リヴァイ「食べる」ムクッ

ハンジ「人類最強がみかんで釣れた」

リヴァイ「なんとでも言え」モグモグ



【隣は誰が】


ナナバ「ハンジ、いるかい?」

ハンジ「あ、ナナバもおいで」ヌクヌク

ナナバ「これが噂のコタツ」

ハンジ「そう、ぬくいよ」

ナナバ「それじゃお邪魔するよ。ミケちょっとずれて」

ミケ「俺か」

ナナバ「ミケでかいな」ムギュ


ハンジ「なにも一番でかい奴の所に行かなくても。そこに小さな奴が」

リヴァイ「……」ゲシッ

ハンジ「いたっ! 足蹴るなよ」

リヴァイ「……」フンッ

ナナバ「私が行っていいの? リヴァイの所に?」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……」

ハンジ「私が移動するからナナバはこっちに座りなよ」ゴソゴソ

ナナバ「それがいいだろうね」



【虜】


ナナバ「これはいけない」ヌクヌク

ミケ「みかんだ」スッ

ナナバ「ありがとう」ムキムキ

ナナバ「おいしい。ますますいけない」モグモグ


ハンジ「でしょー? 男三人も虜になってんだよ」ムギュー
 リヴァイ「……」


ナナバ「その内の一人は私が来る前からぐっすりだね」

エルヴィン「」クゥクゥ

ミケ「疲れているんだろ。そっとしておいてやれ」



ハンジ「風邪ひかないといいんだけど」ムギュー
 リヴァイ「……」


ミケ「身体が出ているところには上着をかけておいてやろう」パサッ


ハンジ「おぉ。さすがミケだね。いい感じに掛け布団だよ」ムギュー
 リヴァイ「……邪魔だ」


ハンジ「仕方ないだろ」
 リヴァイ「俺の前に来なくてもいいだろうが。横に座れ」


ハンジ「この方が温かい」
 リヴァイ「邪魔だと言ってる」


ナナバ「はいはい、人前でいちゃつかないでくれるかね?」


リヴァイ「いちゃついてねぇよ。コイツが邪魔なだけだ」

ミケ「どう見てもいちゃついているようにしか見えん」モグモグ


ハンジ「そんなつもりはないけれど」モグモグ
 リヴァイ「お前がそこにいるとみかんが食えねぇ」


ハンジ「ん? じゃ、はい。あーん」つみかん
 リヴァイ「自分で食う」


ハンジ「食えー」グリグリ
 リヴァイ「やめろ、汚れるだろうが」


ナナバ「いちゃいちゃしやがって」

ミケ「目に毒だ」



【予想した通り】


ハンジ「ふむ」

リヴァイ「起こすべきだった」

ミケ「悪い」

ナナバ「あの後みんなも寝ちゃったから」

エルヴィン「へっくしょん!!」

ミケ「熱もある。ゆっくり休んでろ」

エルヴィン「久しぶりに熱が出たな」ズズッ

ハンジ「責任もってみんなで看病するからね」

エルヴィン「すまないが頼むよ。さすがきつい」ハァハァ


リヴァイ「濡れタオル換えるぞ」スッ

エルヴィン「ああ、ありがとう」

ナナバ「じゃあ、私はお粥でも作ってこようかな」

ミケ「みかんは風邪にいい。ジュースにでもしてこよう」

ハンジ「あー、私は何しようかな? ……身体拭く?」

リヴァイ「お前は水を替えてこい」

ハンジ「りょうかーい」スタスタ…

エルヴィン「俺は構わないが?」ゼェゼェ

リヴァイ「……その様子ならすぐ治りそうだな」ベシャッ

エルヴィン「……顔に置いたら死ぬだろう? 病人に対して酷いな、リヴァイ」スッ

リヴァイ「なら病人らしく大人しくしていろ」


おつありがとうございます


1月8日、勝負事の日
1月9日、風邪の日


遅くなった
次は……日曜か月曜に。ではまたーノシ

おつ
ハンジさんもまた風邪ひけー
乱れろー


【予防は大事】


エルヴィン「うむ、本当にすぐに治ったな」

ミケ「長引かなくてよかった」

ハンジ「私達はなんだかんだ鍛えてるからね」

ナナバ「団長に長く寝込まれたら仕事が滞るところだったよ」

リヴァイ「全員で世話した甲斐があったな」

エルヴィン「ああ、あれは壮観だったな。お粥やみかんジュースも美味しかったよ」

ナナバ「作ってよかったよ」

ミケ「みかんは予防にもなるぞ」スッ

エルヴィン「……持ち歩いているのか?」

ミケ「たまたまだ」


エルヴィン「ありがたく戴くよ」

リヴァイ「待て」

ハンジ「!」

エルヴィン「なんだ?」

リヴァイ「手は洗ったか?」

ハンジ「やっぱり」ボソッ

エルヴィン「あぁ、そうだな。洗わないとな」

リヴァイ「手を洗うのにも洗い方というものがある」

エルヴィン「ほぅ」

リヴァイ「いいか、こうしてだな……」バシャッ


ナナバ「無駄に真剣だね」

ミケ「無駄ではないだろう……一応は」

ハンジ「あそこまで真剣になる必要はない気がするけどね」



【ゆうわく】


ハンジ「……んふふ」

リヴァイ「お前」

ハンジ「りばーい」ヒック

リヴァイ「どれだけ飲みやがった」

ハンジ「んー? どれだけかな? わからないな」ヘヘッ

リヴァイ「人の部屋で」

ハンジ「帰りが遅いりばいが悪い」

リヴァイ「書類が片付かなかったんだ」

ハンジ「浮気?」

リヴァイ「お前の耳は飾りか」

ハンジ「浮気はダメだよ。絶対ダメ」


リヴァイ「だから」


ハンジ「浮気したら泣く」ギュッ
リヴァイ「……」


ハンジ「その後殺す」
リヴァイ「物騒だな」


ハンジ「やっぱり殺さない」
リヴァイ「どっちだ」


ハンジ「だってりばいが死んだらダメだよ。そっちの方が泣く」
リヴァイ「……」


ハンジ「りばい、いい匂いー」スリスリ
リヴァイ「お前は本当、酔うと支離滅裂だな」


ハンジ「他の女には渡さない」ギュッ
リヴァイ「……」



ハンジ「りばいー」
リヴァイ「なんだ」


ハンジ「呼んだだけー」ニヘー
リヴァイ「酔いすぎだ」


ハンジ「りばいがすきーって気持ちが大きすぎて困ってるんだよ」スリスリ
リヴァイ「……」


ハンジ「ぎゅってしてるだけでも嬉しい」ギュゥ
リヴァイ「……そうか」


ハンジ「ねぇ、撫でて?」
リヴァイ「……」ナデナデ


ハンジ「んふふー♪ ぎゅってして?」
リヴァイ「……」ギュッ



ハンジ「んへへー♪ りばい、ちゅーしむぐっ」
リヴァイ「――――」


ハンジ「ん……」ボー
リヴァイ「――――は」


ハンジ「は……ふふっ、りばいのちゅー……す……き……」トロンッ
リヴァイ「ハンジ?」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「…………」


ハンジ「」スースー
リヴァイ「この……クソメガネがっ」




【こんな目にあっても】


ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「忘れて頂く事はできませんか?」

リヴァイ「無理だな」

ハンジ「ふぅおおぉぉぉっ!!!///」ジタバタ

リヴァイ「ベッドで暴れるな」

ハンジ「はっずかしいぃぃぃぃ!!!///」
リヴァイ「えらく甘えてきたな」

ハンジ「言うなぁぁぁぁ!!///」


リヴァイ「その上勝手に寝やがって」

ハンジ「あぅ、それは本当にごめん」

リヴァイ「珍しく記憶があるのか」

ハンジ「無くなってりゃよかった」

リヴァイ「ほぅ?」

ハンジ「ごめんなさい」

リヴァイ「……お前今日は」

ハンジ「仕事です」

リヴァイ「……」


ハンジ「本当にごめんなさい」

リヴァイ「俺に抱きついて浮気すれば殺すと言ったかと思えばやっぱり殺さないと言って
俺が死んだら浮気された以上に泣くと言い放ち他の女には渡さないと力強く抱き締めたあげく
俺が好きだという気持ちが止まらなくて困るだとか抱き締められるだけで嬉しいとか」

ハンジ「ぃいやぁぁぁ!!/// ごめんなさいぃぃ!!! なんでこんな時だけ口滑らかなんだよ!?
本当にやめてくださいお願いしますリヴァイ様ぁぁぁぁぁ!!!!」

リヴァイ「クソメガネが」チッ

ハンジ「うぅ……お酒は控えよう……量は」

リヴァイ「飲むのはやめねぇのか」



【そんな気分】


――ハンジ研究室――


ギィー……カチャンッ

リヴァイ「ここにいたのか。さっき風呂にいなかったか?」

ハンジ「あぁ、リヴァイ。いや、終わったと思ったら追加食らっちゃって。
珍しく自主的にお風呂に入ったからかな? あとちょっとだから待ってて」カリカリ

リヴァイ「ああ……」ジッ

ハンジ「……」カリカリ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……何じっと見てるの?」

リヴァイ「……お前とこうなる前、随分と我慢を強いられた」コッコッ…


ハンジ「えっ? また唐突だね」

リヴァイ「まぁな。今こうしていつでも手を出せるというのはいいものだな」スッ

ハンジ「……いつでもじゃないからね」カリカリ

リヴァイ「ああ、そうだな。それに今でもよく分からねぇお預けを食らう事があるしな」ナデ…

ハンジ「う、いやまぁ……だけどリヴァイも妙な時に誘う事があるから」カリカリ

リヴァイ「それはこっちの台詞だ」スルッ

ハンジ「っ……いつも言ってるけど私は誘ってるつもりはないんだけどね」

リヴァイ「お前の好意的な言葉はほぼ全て誘いだ」スルルッ

ハンジ「ん……それどうしようもないな。あ、もう服に手を入れるなよ。まだ仕事中だっての」

リヴァイ「あとはサインだけだろ」レロッ

ハンジ「ぁ……耳舐めないで……」ピクッ


リヴァイ「早く終わらせろ」フニッ

ハンジ「ん……だったら触ってくるなよ」

リヴァイ「早くしねぇとエスカレートしていくぞ」フニッ

ハンジ「ちょっと、ここをどこだと思ってるんだ……あっ」ビクッ

リヴァイ「研究室」

ハンジ「人が来たらどうするんだよ」

リヴァイ「……見せつけるか?」

ハンジ「隠してるのに」

リヴァイ「そうだったか?」

ハンジ「あのね……もう、どうしたのさ?」

リヴァイ「……そんな気分なだけだ」



【イタズラ】


リヴァイ「こっち向け」クイッ

ハンジ「あ」


リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「んん」


リヴァイ「は……――」ヌチュッ
ハンジ「ん……く……」


リヴァイ「ふ……」

ハンジ「っ……ね、仕事もうすぐ終わるから……」スッ

リヴァイ「待てねぇな」グイッ


ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「……声、たてるなよ?」

ハンジ「! まさかそれが目的――んぅ!?」


リヴァイ「――――」
ハンジ「んん……――」


リヴァイ「は……」プチプチ…フニッ

ハンジ「あ……んん……」ビクッ

リヴァイ「やはりいいものだな、ハンジよ」クリッ

ハンジ「あぁっ! い、いいのはあなただけだよ、馬鹿!」


〆∬

レスありがとうございます


1月15日、手洗いの日
1月16日、禁酒の日



なんでかな、前の投下分でまた「に」を忘れてる。「さすがにきつい」だよ。何故だかよく忘れる
そいでもって日曜て、次の日じゃねぇか
本当は月曜か火曜と言いたかった、色々ボケとる
次始めから∬(2レス、2レス、3レス、3レス)

次は水曜に。ではまたーノシ


【黙ってろ】


リヴァイ「……」カチャッ

ハンジ「ちょっ、ズボンにまで手をかけて。ここで最後までヤるつもり?」

リヴァイ「言っただろ、声を出すなと」スルッ

――クチュッ

ハンジ「――っあ!」ビクッ

リヴァイ「しー……」

ハンジ「――っ……そんな、無理だよ」ハァ

リヴァイ「そうか……とりあえず立て」グイッ

ハンジ「えっ?」ガタッ

リヴァイ「見つかるとまずい、灯りも消しておくか。壁……本棚に手をついてろ」

ハンジ「は? え? ちょっとこの格好恥ずかしいんだけ――」トンッ

リヴァイ「……コレ、くわえてろ」シュルッ


ハンジ「もがっ!?」

ハンジ(スカーフ!?)

リヴァイ「扉の鍵は開いてる」ボソッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「声、出すなよ?」スルッ

ハンジ(それ三回目! ――あっ!!)

リヴァイ「……っ」ズッ

ハンジ(嘘……でしょ? 後ろから本当に入れてきやがった!!)ビクッ

リヴァイ「腰は落としておけ」ズチュッ

ハンジ「んんんっ!!!」ビクンッ!

リヴァイ「……っ」ズッズッ

ハンジ「んんっ! んっ!!」

ハンジ(コイツ馬鹿だ! 本当に馬鹿だよ!!)



【緊急事態】


リヴァイ「はっ……っ……」ズチュッズチュッ

ハンジ「ふっ、んっ、んんっ!!」ビクッビクッ


――ザワザワ……


ハンジ「!?」

リヴァイ「っ……誰か来てるな」

ハンジ「ふはっ、ね、ちょっと一旦中止して――」

リヴァイ「スカーフ取るんじゃねぇ」グイッ

ハンジ「むぐっ!?」

リヴァイ「ここに来る予定の奴はいねぇだろ?」


ハンジ「む……」コクンッ

リヴァイ「ここは扉も分厚い。多少の音は漏れねぇだろ。静かにしてりゃ覗きもしねぇよ」ズチュッ!

ハンジ「んんっ!!」ビクンッ!

リヴァイ「大人しく喘いでろ」ズチュッズチュッ

ハンジ(何無茶な事を!!)


――ザワザワ……『……でさ、』


ハンジ(近づいてる!)ガッ

ドサドサッ!!

ハンジ「!?」

リヴァイ「……」

ハンジ(やばっ、本が……)



【緊迫】


ハンジ(気づかないで……お願い……)


『あれ? 今なんか音しなかったか?』

『この部屋か?』

『ハンジ分隊長の研究室じゃねえか』


ハンジ(さすがにダメだったー!!)


『まだハンジ分隊長いるのかな?』

『挨拶だけでもしとくか』


ハンジ(しなくていい! しなくていいから!!)

――コンコン

ハンジ「!!」ビクッ


リヴァイ「……」

ハンジ(あ、開けさせないように誤魔化さないと)シュルッ

――グッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ(なんで? なんで口を押さえるの?)

リヴァイ「……」ズッ

ハンジ「!!?」

ハンジ(はぁ!? なんで腰まで動かして――あぁっ!!)ビクンッ!

リヴァイ「……」ズチュッズチュッ


ハンジ「――っ! ――っ!!」ビクッビクッ

ハンジ(――っああ、ダメっ、緊張感で余計に反応してしまう……)


『返事ねぇな』

『いないんじゃね?』

『物音した気がするんだけどなぁ』

『開けてみるか』


ハンジ「!!?」

ハンジ(まずい!! まずいってリヴァイ!!)チラッ

リヴァイ「は……」ズチュッズチュッ

ハンジ「!?」ビクンッ

ハンジ(動きはゆっくりだけどやめる気ない!? 何考えてんの!!)



【まさかの】


リヴァイ「……っ」ズチュッズチュッ

ハンジ(嘘でしょ!? リヴァイ、ダメだって!! あぁっ! やだっ何……これ……なんか変……)ビクンッ


ガチャッ……


ハンジ「――――っ!!?!?」

ハンジ(もうダメ、見られる―――!!!)


ガチャッガチャッ


『……あれぇ?』ガチャガチャ

『鍵かかってるな。よく見たら灯りも点いてねぇ』

『じゃあ中には誰もいねぇのか』

『中が雑多だから何か落ちただけかもな』


『なんだ、じゃあいいか』

『行こうぜ』

――スタスタスタスタ……


ハンジ「――――」

ハンジ(……えっ?)

リヴァイ「……っ」ズチュッ!

ハンジ「んんっ!!」ビクンッ

ハンジ(どういう……)チラッ

リヴァイ「はっ……」

ハンジ「!!!」

ハンジ(コノヤロウ……鍵掛けてないなんて嘘を!!)


リヴァイ「っ……」ズチュッズチュッ!!

ハンジ「んんー!!」ビクンッ

リヴァイ「はぁ……はぁ……」ズチュッズチュッ!!

ハンジ「んっ! んんっ!!」ピクピクッ

リヴァイ「ハン……ジ」ズチュッ!!

ハンジ「んんんっ!!!」ビクッビクンッ!!

リヴァイ「――っ!」ビクンッ!!

ハンジ「ん……」ピクッ

リヴァイ「……」シュルッ

ハンジ「は……はぁはぁ///」ズルッ

リヴァイ「……」ガシッ



【反省会】


ハンジ「…………」ヌーン…

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ、なんか言うことあるだろ」

リヴァイ「……かなり興奮してたな、お前」

ハンジ「――っ!/// そ、そうじゃなくて!! なんで鍵掛けてないなんて嘘ついたんだよ!」

リヴァイ「ちょっとした実験をしてみた」

ハンジ「はぁ?」

リヴァイ「実験好きだろ」


ハンジ「そういう問題か!? それに何の実験だよ!」

リヴァイ「してはいけない状況でヤったら興奮するのか萎えるのか。結果は興奮する」

ハンジ「アホか!!」

リヴァイ「興奮してただろ?」

ハンジ「う……」

ハンジ(正直見つかるか見つからないかの緊張感が凄くて……良かった……って違うっ!!)ブンブン

ハンジ「本当に馬鹿じゃないの!?」

リヴァイ「……“また今度”と言ってどれだけ経つ?」

ハンジ「は?」

リヴァイ「年始めから」


ハンジ「! あぁ……いや、その、それから結構忙しかったじゃない?」

リヴァイ「炬燵で寝こけてたな」

ハンジ「あれはリヴァイもじゃないか」

リヴァイ「まぁ確かにそうだが。それ以外にもお預けを食らった。しかも誘惑されたあげくにだ」

ハンジ「うっ……それは悪かったとは思うけどこんなマネする事ないだろ」

リヴァイ「ヤりたい事をヤったまでだ」

ハンジ「それ前にも聞いたな。とにかく、了承も無しにこんな所でしないで。いい?」

リヴァイ「……了解した」

ハンジ(渋々かい。……覚えてろよ)


レスありがとうございます


1月25日、おわびの日


あんまり詫びてない
次は金曜に。ではまたーノシ


【やる気】


リヴァイ「ふぅー」デローン

ハンジ「おぉ、完全にオフ状態だね」

リヴァイ「今日は何もしたくねぇ」

ハンジ「リヴァイでもそんな事あるんだね」

リヴァイ「まぁな」ダラーン

ハンジ「たまにはいいかもね。いつもきちんとしてるから気を抜くのも悪くないと思うよ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「何かあったら私を使っていいよ。いつも世話になってるし」

リヴァイ「そうさせてもらう。紅茶を淹れてくれ」


ハンジ「マジでやる気ないんだね」

リヴァイ「ヤる気だけならある」

ハンジ「コイツダメ男化してやがる」

リヴァイ「冗談だ」

ハンジ「冗談と言われるとそれはそれでなんだか微妙な気持ち」

リヴァイ「なんだそりゃ」

ハンジ「複雑な乙女心だよ」

リヴァイ「乙女」ハッ

ハンジ「コノヤロウ、鼻で笑いやがった。熱々の紅茶頭からかけてやろうか」



【無駄なイライラ】


ハンジ「寒い」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「クッソ寒い」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「意味分かんねぇ。なんでこんなに寒いんだよ」

リヴァイ「何イラついてやがる」

ハンジ「寒さに」

リヴァイ「イラついても無駄なものにイラついてやがるな」

ハンジ「ああー!! なんでこんな寒い日に書類の処理なんだよっ!! 立体機動の演習とかなら紛れるのに!」


リヴァイ「仕方ねぇだろ」

ハンジ「あぁ、ムカつく。巨人の実験したい」

リヴァイ「無理だろ」

ハンジ「ちょっとひとっ走り巨人狩ってこない?」

リヴァイ「こない」

ハンジ「クッソォ」

リヴァイ「さっさと終わらせれば炬燵できるんじゃねぇか?」

ハンジ「!」

リヴァイ「用意してやる」

ハンジ「よし、やろう!」カリカリカリカリ

リヴァイ「現金な奴だな」



【炬燵で】



ハンジ「こったつーこったつー炬燵は最高ー♪」ヌクヌク
リヴァイ「……」


ハンジ「紅茶用意しといたよ」カチャッ
リヴァイ「ああ、ありがとうな。だが……」


ハンジ「どうしたの?」
リヴァイ「他に人いねぇのに何故隣に座る」


ハンジ「いいじゃないか」ムギュ
リヴァイ「狭い」



ハンジ「その狭さがいい。温かい」
リヴァイ「お前な……」


 ハンジ「他に人がいないからいいんだよ」トンッ
リヴァイ「……」


 ハンジ「ダメかな?」
リヴァイ「……好きにしろ」カチャッ


 ハンジ「ふふふ」
リヴァイ「……」ズズズズ




【お願いです】


ハンジ「はい、リヴァイ」コトッ

リヴァイ「これは?」

ハンジ「ホットケーキだよ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「この前、寒いというだけでリヴァイに迷惑かけたからね」

リヴァイ「殊勝な事だな」

ハンジ「当たり前だよ」

リヴァイ「何が狙いだ?」


ハンジ「えっ」ギクッ

リヴァイ「あの程度はいつもの事だろ?」

ハンジ「いやいや……」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「その……私の部屋がですね」

リヴァイ「またぐちゃぐちゃの魔窟と化してるのか」ハァー

ハンジ「報酬を前渡しということでどうか」

リヴァイ「こ狡い奴だな」



【幸せとは】


――見晴らしのいい場所――


リヴァイ「街が見渡せるな」

ハンジ「いい所でしょ?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「部下に教えてもらったんだよ。街に行くついでに寄りたかったんだ」

リヴァイ「たまにはいいな」

ハンジ「喜んでもらえたようで何より」

リヴァイ「だがそろそろ行くか。買い物があるんだろ?」

ハンジ「うん、行こうか。……!」




女「ありがとう……嬉しい」

男「愛してるよ」



ハンジ(プロポーズかな? 指輪渡してる)チラッ



男「幸せにする」

女「うん、私もあなたを幸せにするよ」



ハンジ「……」

リヴァイ「何してる、行くぞ」

ハンジ「あ、はいはーい」

リヴァイ「今日は何を買うんだ?」

ハンジ「本を数冊だけ」

リヴァイ「なんだ、意外と少ねぇな」


ハンジ「景色を見るのと街をぶらぶらするのが目的だったりする」

リヴァイ「散歩だな」

ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「もしさ、私が先に逝ってしまったら別の人見つけて旅なりなんなりしなよ?」

リヴァイ「……いきなりなんだ?」

ハンジ「平和な世界で一人になる必要はないからね」

リヴァイ「……」

ハンジ「子供も作れるなら作ってさ、子沢山だと面白いね」クスッ

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「んー?」


リヴァイ「俺はお前以外の女と生涯を共にする気はない」

ハンジ「――――」

リヴァイ「だから、くだらねぇ事は言うな」

ハンジ「あ……でも……」

リヴァイ「言うなと言った」

ハンジ「――っ! リ……ヴァイ」

リヴァイ「……なんて顔してる」スッ

ハンジ「……どんな……顔?」

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「リヴァイ?」

――グイッ


リヴァイ「……他の奴には見せられねぇ顔だな」ギュッ
ハンジ「リヴァイ……」


リヴァイ「……」
ハンジ「私もリヴァイ以外の人とはいられない」ギュゥ



リヴァイ「……お前は相手を見つけろ」
ハンジ「酷いなぁ……自分は見つけないって言ったも同然なのに」


リヴァイ「……お前は幸せになれ」
ハンジ「――っ! ……リヴァイってばダメな男だねぇ」スッ


リヴァイ「あ?」

ハンジ「あなたじゃなきゃ私を幸せになんてできないよ」ソッ

リヴァイ「…………そうか」

ハンジ「うん」ナデ…

リヴァイ「……それならできるだけ生き残らねぇとな、互いに」


ハンジ「……そうだね」ギュゥ
リヴァイ「……」ギュゥ



レスありがとうございます


1月25日、主婦休みの日・日本最低気温の日・ホットケーキの日
1月27日、求婚の日


次は来れたら日曜に。ではまたーノシ


【隠した書類】


リヴァイ「エルド」

エルド「はい、兵長」

リヴァイ「お前は明日休みになった」

エルド「へ? 明後日ではありませんでしたか?」

リヴァイ「オルオが代わると言ってきた」

エルド「オルオが……」

リヴァイ「それとこれを渡しておく」スッ

エルド「これは」

リヴァイ「明日、誕生日だと聞いた」

エルド「! は、はい」


リヴァイ「その贈り物だ」

エルド「ワインですね……」

リヴァイ「明日用だ」

エルド「ありがとうございます!」

リヴァイ「あいつらと待ち合わせしてるんだろ。ここはもういいから行ってこい」

エルド「ですがまだ書類が……」

リヴァイ「これだけ片づけてもらえれば充分だ。あとはすぐに終わる」

エルド「ありがとうございます!!」

リヴァイ「ああ、気をつけてな」

エルド「はい。失礼致します」

パタンッ

リヴァイ「……」


ハンジ「ここにある書類はいいのかな?」ペランッ

リヴァイ「どこに潜んでた」

ハンジ「演習から帰ってきたところ」ガチャッ

リヴァイ「窓から侵入するじゃねぇ」

ハンジ「ちょうど窓が開いてたからさ」

リヴァイ「空気の入れ換えをしていたからな」

ハンジ「これ、一人でやったら深夜までかかると思うけど?」トントン

リヴァイ「……」

ハンジ「手伝うよ」クスッ

リヴァイ「助かる」

ハンジ「ふふっ、どういたしまして」



【優先順位】


エルド「リヴァイ兵長!」

リヴァイ「あ?」

エルド「飲みにいきませんか?」

グンタ「そこの酒場の割引券貰ったんですよ!」

エルド「奢りますよ!」

リヴァイ「そうだな……」


――ハンジ『今日は早く終われるよ!』


リヴァイ「…………」


エルド「リヴァイ兵長?」

リヴァイ「ああ、すまん。今日は無理だ」

グンタ「そうなんですか……」

リヴァイ「またな」

スタスタスタスタ……

エルド「この前のお礼をしたかったんだが……仕方ないな、また誘おう」

グンタ「そうだな。しかしいつもは誘うと来てくれるんだけどな」

エルド「何か用事があったんだろ」



【嗅ぎ直し】


ミケ「……」スンスン

ハンジ「何?」

ミケ「睦まじい事だな」フッ

ハンジ「――っ!?/// ……ミケ」

ミケ「ん?」

ハンジ「そんなプライベートを覗き見するようなマネしたらダメでしょう?」

ミケ「すまん、つい」

ハンジ「全く……」


――数日後――


ミケ「……」←暇

ハンジ「……」スタスタ


ミケ「ハンジ」スンスン

ハンジ「やぁ、ミケ……」

ミケ「……」ドヨン

ハンジ「了承もなく人の匂いを嗅ぐんじゃない」

ミケ「そうだな……悪かった」ドヨヨン

ハンジ「勝手に嗅いでおいて……。お返しだ」ズイッ

ミケ「!!?」

ハンジ「いくら香水でも液を間近で嗅がされたらクるでしょ?」

ミケ「~~!! ~~!!」ジタバタ

ハンジ「……」

ミケ「~~!! ~~!!!」ジタバタ!

ハンジ「そ、そこまでなんだ? ごめんね?」

ナナバ「鼻がいいから余計キツかったんじゃないの?」ホカホカ


ハンジ「おぉ、ナナバ。風呂上がり?」

ミケ「!」ダッ

ナナバ「そうだけど。な、何!?」

ミケ「……」スンスンスンスンスンスン

ナナバ「えっ、ちょっ」

ミケ「……」フー

ハンジ「あ、落ち着いた」

ミケ「ナナバ、助かった」

ナナバ「なんか複雑な気分だな」

ハンジ「私じゃダメなんだ?」

ミケ「……何日目だ?」

ハンジ「今日は三日目さ!」


ナナバ「あぁ、そりゃダメだ」

ミケ「それにリヴァイが現れそうだ」

リヴァイ「あ?」←通りがかり

ハンジ「噂をすればなんとやら」

リヴァイ「ああ、丁度よかった。ハンジ」

ハンジ「じゃ、みんな、私は研究室に戻るよ」シュタッ∩

リヴァイ「待ちやがれ、テメェ何日目だ!」

ハンジ「今日は三日目だ!!!」ダッ!

リヴァイ「クソメガネ!」ダッ

ナナバ「あーあ」

ミケ「……」スンスンスンスン

ナナバ「……ミケ、やりすぎはセクハラだからね」



【運ぶ】


ハンジ「あ」

リヴァイ「?」


おじいさん「ふぅ……困ったの」


ハンジ「どうしました?」

おじいさん「ん? ああ、足を挫いてしまってのう。ばあさんが帰りを待っとるんじゃが……」

ハンジ「お送りしますよ」

おじいさん「いやいや、悪いよ。そこまで遠くではないしゆっくり帰ればなんとかなるだろうから」


ハンジ「悪化したら大変ですよ。それに力持ちがいるんでおじいさんでしたら軽々ですよ」

リヴァイ「お前」

ハンジ「あとでお礼するから。放っておけないでしょ?」

リヴァイ「……」

おじいさん「しかしなぁ」

リヴァイ「じいさん、乗れ」

おじいさん「えっ? いやいや……」

リヴァイ「いいから早くしろ」

ハンジ「小さいけど大丈夫ですよ。よく分からないくらい馬鹿力ですから」


リヴァイ「引っ掛かる言い方するんじゃねぇ」

おじいさん「そうじゃの、いつまでもここにいるわけにものう……お言葉に甘えさせてもらうよ、よいしょ」

リヴァイ「……」ズシッ

おじいさん「すまないねぇ」

リヴァイ「いや……」

ハンジ「お家はどちらですか?」

おじいさん「あっちじゃ」→

ハンジ「よし、ではリヴァイ号進めー!」

リヴァイ「俺は馬か何かか」



【仲の良い老夫婦】


おばあさん「あの人、遅いわねぇ」ソワソワ


おじいさん「おーい! ばあさんやーい!」
 リヴァイ「……」


おばあさん「! あなた!!」


リヴァイ「ここか」

おじいさん「ええ、助かりました」ストッ

おばあさん「背負われてくるなんてどうしたの? 大丈夫なの?」

ハンジ「足を挫かれて困っていたようでしたので、差し出がましいかと思いましたが送らせて頂きました」

おばあさん「まぁ、そうだったんですか。ありがとうございます!」ペコペコ

おじいさん「本当にのう、ありがとうございます」

リヴァイ「……家の中まで送らなくて大丈夫か? じいさん」


おじいさん「ええ、ここで充分です。お気遣いありがとう」

おばあさん「ああ、でもお礼にお茶でも……」

リヴァイ「いや……」

ハンジ「いえいえ、お気持ちだけで」

リヴァイ「お前が言うか」

ハンジ「そう言いたかったんでしょ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「ほら」フフン

おばあさん「まぁ、仲の良いご夫婦ね」フフッ

ハンジ「ごふっ!? い、いいいや、ふ、夫婦じゃないですよ!?///」

リヴァイ「……」

おばあさん「あら、そうなの? てっきり……」


おじいさん「これからなるんじゃろ」

おばあさん「ああ、そうなのね」

ハンジ「え、あ、いや、そういう事でも……」ワタワタ

リヴァイ「……」

おばあさん「初々しいわねぇ、昔を思い出すわ」フフッ

おじいさん「ばあさんや、何を言い出すんだ」

おばあさん「あの頃、おじいさんってば照れ屋で……」

おじいさん「ばあさん! そんな話聞かされてもこの方達が困るだけじゃろう?」アセッ

おばあさん「そうねぇ、ごめんなさい」

ハンジ「いえ、いつまでも仲が良くあられて素敵だと思いますよ」

おばあさん「ふふふ、ありがとう。あなた達も仲良くね」ニコッ

ハンジ「……はい」アハハ


リヴァイ「……行くぞ」

ハンジ「あ、うん」

おばあさん「ああ、少し待って頂ける?」パタパタ

リヴァイ「?」

おばあさん「お待たせしてごめんなさい、こちらお礼です。たいしたものではありませんが紅茶の葉です」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「ありがとうございます。この人紅茶好きなのでありがたいですよ」

おばあさん「そうなの? 良かったわ」

ハンジ「それでは失礼致します」

リヴァイ「じゃあな」

おじいさんおばあさん「「ありがとうございました」」

スタスタスタスタスタ……


ハンジ「仲の良いご夫妻だったねー」

リヴァイ「……」

ハンジ「ちょっとからかわれちゃったけど……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

ハンジ(夫婦って言われた事否定したように言ったの気にしてるのかな……? )

リヴァイ「あのじいさん達」

ハンジ「え?」

リヴァイ「お前が女に見えてたんだな」

ハンジ「は?」

リヴァイ「一目ですげぇな。さすがは年の功というやつか」フム

ハンジ「うん、とりあえず殴るね。歯ぁ食いしばれ」

リヴァイ「顔面か……」


レス感謝


1月30日、エルド誕生日
2月1日、ニオイの日
2月2日、おじいさんの日&おんぶの日&夫婦の日(ちょっとだけ続く)


間にネタ無くてかなり早めに誕生日を迎えて頂いた
しかしグンタさんの誕生日が遠い……遠すぎる
次は火曜か水曜に。ではまたーノシ


【お礼】


ハンジ「だけど良いことしたー! 紅茶貰えて良かったね」

リヴァイ「そうだな。ところで」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「礼はなんだ?」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「お前が言ったんだろう? “あとでお礼するから”と」

ハンジ「あぁ。紅茶貰ったのに欲しいの? 強欲だなぁ」

リヴァイ「これはこれだ。それにあの時俺はこうも言いたかった」

ハンジ「あの時?」

リヴァイ「礼ならメガネからしてもらう」


ハンジ「気持ちだけで、のあとか」

リヴァイ「これはじいさんを家まで運んだ礼。お前からのはお前の代わりにじいさんを背負った礼だ」

ハンジ「う……分かったよ。何がいい? 例の店で奢る? それとも掃除でも手伝う?」

リヴァイ「……お前からしろ」

ハンジ「えっ? 何を?」

リヴァイ「今ここでやれる事には限りがある」

ハンジ「…………その辺の物陰に行こうか」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「まさかそういう事を望むとは……」

リヴァイ「お前はあまり俺にしてこないからな」

ハンジ「そうかなぁ?」

リヴァイ「べたべたくっついて来るわりにはな」


ハンジ「む……」

リヴァイ「ここいらでいいだろう」

ハンジ「……うん」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「う……うん」スッ


ハンジ「――――」チュッ
リヴァイ「……」


ハンジ「こ、これでいい?」フイッ

リヴァイ「いいわけねぇだろ」

ハンジ「ぐっ」


リヴァイ「ちゃんとしろ」

ハンジ「わ、分かったよ」スッ


ハンジ「ん――――」ヌルッ
リヴァイ「……」


ハンジ「んん……」
リヴァイ「……」ジッ


ハンジ「は……ん……」
リヴァイ「……」ジー


ハンジ「ふ……」スッ

リヴァイ「……」

ハンジ「こ、これでいいよね?///」

リヴァイ「まぁ、いいだろう」


ハンジ「なんだよ、上から目線で」

リヴァイ「お前が座るか俺が組み敷かねぇと上から見れねぇが」

ハンジ「自虐か」

リヴァイ「自分からしているとあんな顔をするんだな」フム

ハンジ「!? 目ぇ開けてたの!?///」

リヴァイ「それが目的だ」

ハンジ「ああぁ! もう、変態がっ!!/// 改めて自分からするのも恥ずかしいのに!!」

リヴァイ「いいものを見た」

ハンジ「忘れろ!!///」

リヴァイ「何を騒いでやがる。帰るぞ」

ハンジ「くぁぁぁ!! 腹立つぅぅ!!」



【妥協】


――ハンジ研究室――


ハンジ「……」ムー

リヴァイ「どうした。クソでも詰まってるのか」

ハンジ「生憎と快便だけどね。頭痛くてさー」ズキズキ

リヴァイ「何日詰めてるんだ?」

ハンジ「あー、三日? 四日?」

リヴァイ「何日かも分からねぇくらいか。いい加減寝ろ」


ハンジ「でもさー」

リヴァイ「休むのも大事だと言っているだろう」

ハンジ「うん……そうだね」

リヴァイ「ならすぐ風呂に……」

ハンジ「後は任せた……」パタッ

リヴァイ「……」

ハンジ「」クカー

リヴァイ「せめてベッドで寝ろ」



【待てばよかった】


ハンジ「あはは、この本面白い」ケラケラ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「はあー、ん? 何?」

リヴァイ「いや、よく笑うなと思ってな」

ハンジ「そう? 普通だと思うけど」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「リヴァイはあんまり笑わないよね。たまには笑ったらいいのに」

リヴァイ「面白くもねぇのに笑えるか」

豆ハンジ「ねぇ、知ってる? 笑うと免疫力が上がるらしいよ」


リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「だから笑え笑えー」グニー

リヴァイ「やめろ」

ハンジ「ごくたまにしか笑顔見れないから寂しいよ」

リヴァイ「……そう言われてもな」

ハンジ「まぁ、それでこそリヴァイという気もしないでもないけどね」

リヴァイ「……」ムムッ

ハンジ「あ、いや、無理して笑う事ないと思うよ? ストレスになったら元も子もないし」

リヴァイ「そうか」フゥー

ハンジ(本当に笑おうとしたのか。もうちょっと見てればよかった)チッ



【つぶやいた本音】


ハンジ「見て見て! イヤーマフだよ!」

リヴァイ「耳暖めるのか」

ハンジ「そう。聞こえづらくなるのが難点だけどね」スポッ

リヴァイ「……」

ハンジ「あったかーい」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「耳が暖かいとだいぶ違うね」

リヴァイ「おい、ハンジ」


ハンジ「リヴァイのも買おうかな」

リヴァイ「……聞こえてねぇのか」

ハンジ「私だけ暖まるのはねー」

リヴァイ「……ハンジ……」

ハンジ「これそんなに高くないし」

リヴァイ「……たまにはお前から攻めてこい。お前の気持ちが分からなくなる」ボソッ

ハンジ「――――」

リヴァイ「?」

ハンジ「……っ///」


リヴァイ「!! テメェ!」

ハンジ「あ、あぅ……ふ、不安にさせてた……?///」

リヴァイ「聞こえてねぇフリを……っ! 戻る!」クルッ

ハンジ「わぁぁ!! ごめん! そんなつもりじゃ!! ごめんってー!!」

リヴァイ「知らん」スタスタ

ハンジ「ごめんー!! あの、でも嬉しかったから!」ガシッ

リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「それに聞けてよかったよ」

リヴァイ「……」



【本気の言葉】


ハンジ「そんなに不安にさせてたとは……でも気持ち伝わってないの? 結構言葉にしてると思うけど」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「…………触られるのはあまり好きじゃねぇのかと思ってな」

ハンジ「えっ? 私から攻めたりした事もあるじゃないか」

リヴァイ「ごくたまにな。特殊な時が多い気がする」

ハンジ「そんなことないと思うけどなぁ。リヴァイに触られるの気持ち良いから好きだし……」

リヴァイ「ほぅ」クルリッ

ハンジ「ハッ!!」

リヴァイ「気持ち良い、か」

ハンジ「ちょっと待ったぁ!! 気持ち良いの解釈が違う気がする!!」


リヴァイ「他に意味があるのか?」

ハンジ「心地好いという意味が!!」

リヴァイ「似たような意味だろ」

ハンジ「ちょっと違う! それよりここ外だからね!」

リヴァイ「そうだな、やはり戻るか」

ハンジ「私はまだここにいたい!!」

リヴァイ「……嫌なのか」

ハンジ「いや、そういうワケじゃ……ただ、結局したいだけなのかと……」

リヴァイ「だけなワケねぇだろ」

ハンジ「したいのはしたいのか。リヴァイこそ、たまには直接的なやつ言葉にしろよー」

リヴァイ「……」グッ

ハンジ「ん? なんでいきなりイヤーマフ押さえたの?」

リヴァイ「聞こえるか?」


ハンジ「えっ? 何? 押さえられたら聞き取りにくいよ?」

リヴァイ「……おとこ女クソメガネ奇行種」ボソッ

ハンジ「はい? 聞こえないって」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「だーかーらー」

リヴァイ「好きだ」ボソッ

ハンジ「……え?」

リヴァイ「……帰るぞ」パッ…フイッ

ハンジ「あ、ねぇ、今なんて言ったの? 唇を読むに言葉で聞きたい事のような気が……」

リヴァイ「勘はいいのか」

ハンジ「やっぱりか! それこそ聞かせろよ!!」

リヴァイ「言葉にした」

ハンジ「だから私に聞かせろよ!!」


レス本当にありがとうございます


2月2日、頭痛の日
2月5日、笑顔の日


豆ハンジは2月3日に入るだろうか?いや、入らない
次ちょっと∫っぽい……まぁ妄想の仕方によるので∫はつけないけど注意
金曜か土曜に。ではまたーノシ


【ソファの陰】


ケイジ「報告報告、と」

――コンコンコン


ハンジ『はーい、どうぞー』


――ガチャッ

ケイジ「報告に参りました」

ハンジ「……うん」

ケイジ「ソファで寝てたんですか?」

ハンジ「ん……いや、ちょっと思いついた事があってここで書きなぐっていたところだよ」

ケイジ「あ、酒飲んでましたね」

ハンジ「飲んでたら思いついたんだよ」ハァ

ケイジ「報告に来るのに」


ハンジ「ごめんごめん」

ケイジ「全く……ソファに紙置いてるんですか? 書きづらそうですが」

ハンジ「意外に捗るよ。それよりこれは機密に近いから見せられないんだ。
悪いけどそこで報告してくれるかい?」

ケイジ「はい。以前ハンジ分隊長の発案した巨人捕獲用の網の改良版の試作品が明日届くそうです」

ハンジ「あー、やっとか。良かった。報告ありがとう」

ケイジ「いえ。……ハンジ分隊長」

ハンジ「何?」

ケイジ「顔、赤くないですか? 熱あるんじゃ……」

ハンジ「……あぁ、酒も入ってるし、滾る事を思いついたからねぇ……聞きたい!?」

ケイジ「熱ではないならいいんです失礼致しますおやすみなさい」

パタンッ

ケイジ「危ねぇ。巨人の話で夜を明かすところだった」ハァー

ケイジ(だけど……)


ケイジ(さっきのハンジさん、妙に色っぽかったな……)

ケイジ「……と」ブンブン

ケイジ「何を考えてんだ、俺は」

ケイジ「寝不足が祟ったか……さっさと寝るか」

スタスタスタスタスタ……


――ハンジ自室――


ハンジ「……あらら、フラれちゃった」
 「……」


ハンジ「ねぇ」ノシッ
 「……」


ハンジ「リヴァイ」ニッコリ
 リヴァイ「……」チッ




【それだけかな?】


――数十分前――


ガチャッ

ハンジ「いらっしゃい、リヴァイ」

リヴァイ「……」キョロキョロ

ハンジ「何きょろきょろしてんの?」パタンッ

リヴァイ「片付いているな」

ハンジ「リヴァイを呼びつけるには片付けておかないとね」

リヴァイ「なんの用だ」

ハンジ「とりあえずお酒どうぞ。ソファに座って」

リヴァイ「……グラス、ひとつしかないが?」

ハンジ「飲むのはあなただけだからね」

リヴァイ「ああ?」


ハンジ「たまには私から迫ってほしいんでしょ? 少しハンデがあってもいいんじゃない?」

リヴァイ「酒でハンデになるか?」

ハンジ「心なしかなるんじゃない?」

リヴァイ「まぁお前がそれでいいなら」ストッ

ハンジ「ふふっ……」


――数十分後――


ハンジ「簡単に引っくり返さないでよ?」スッ
 リヴァイ「お前次第だがな……ソファでするのか?」ドサッ


ハンジ「嫌?」
 リヴァイ「別に構わねぇが」


ハンジ「なら良かった。ここじゃないと、ね」フフッ
 リヴァイ「あ?」


ハンジ「あ、そうそう引っくり返すと大変だよ?」フフッ
 リヴァイ「?」



ハンジ「扉に鍵が掛かっていません」
 リヴァイ「はっ……」


ハンジ「ブラフじゃないよ? ここからも見えるでしょ」スッ

リヴァイ「……」ムクッ

*扉*←鍵開いてる

リヴァイ「…………」


ハンジ「ね?」トンッ
 リヴァイ「おい」ドサッ


ハンジ「ん――――」
 リヴァイ「――――」


ハンジ「は……ん――」
 リヴァイ「……」




【お静かに】



ハンジ「はぁ……」ツー…
 リヴァイ「っ……何故」


ハンジ「……ん?」ハァ
 リヴァイ「お前は上を脱がない?」


ハンジ「だって困るもの」
 リヴァイ「あ?」


ハンジ「あ、リヴァイ、ソファからはみ出さないようにしてね」
 リヴァイ「?」


ハンジ「……今から部下が来るんだ」クスッ
 リヴァイ「!?」


ハンジ「おーっと、ダメだよ。今動く方が危ない。了承しただろ。大人しくね?」グッ
 リヴァイ「お前……」


ハンジ「大丈夫大丈夫。あなたが静かにじっとしていれば気づかれたりしないよ」シー
 リヴァイ「ふざけ――」


――コンコンコン


ハンジ「はーい、どうぞー」
 リヴァイ「――っ!!」




【逆転】


――現在――


ハンジ「見つからなかったでしょ?」フフッ
 リヴァイ「……テメェ」


ハンジ「この前の仕返しだよ。ヒヤヒヤした?」
 リヴァイ「ああ、まぁな」


ハンジ「ねぇ、あんまり良い事ではないって分かった?」
 リヴァイ「そうだな……だが」グッ


ハンジ「ん?」



リヴァイ「やり方があるだろうが」グイッ
 ハンジ「あれれ?」ドサッ


リヴァイ「テメェ、何そんな顔他の男に見せてんだ」ゴゴゴゴ
 ハンジ「え」


リヴァイ「ふざけんじゃねぇ」ゴゴゴゴ
 ハンジ「あ、いや、別に気にしてないって、相手は。だから誤魔化しで酒用意したし」タジタジ


リヴァイ「ああ?」ジロリ
 ハンジ「えっと……」


リヴァイ「仕置きだからな」ゴゴゴゴ
 ハンジ「あっれぇー??」




【それでよろこんだり】


ハンジ「はぁ……おかしいなぁ」グッタリ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「私が仕返しをしていたはずなのに何故お仕置き食らっているんだ?」ハァ

リヴァイ「お前が悪い」

ハンジ「えぇー?」

リヴァイ「……」ガシッ

ハンジ「むぉ!?」

リヴァイ「あんな顔を俺以外の男に見せるな。絶対に、だ」ムニィー

ハンジ「ほっへたふぶさはいへー」(ほっぺた潰さないでー)

リヴァイ「お前が理解しないからだ」パッ


ハンジ「あいたたたた……ぬぅ……」

リヴァイ「しかも俺よりたちが悪い。こっちに来てたらどうするつもりだ」

ハンジ「あー、ごめん」ポリポリ

リヴァイ「はぁ」

ハンジ「あ、呆れてる」

リヴァイ「……お前らしいがな」

ハンジ「でもちょっと嬉しかったな、うん」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「“俺以外の男に見せるな”って」

リヴァイ「……普通自分の女の‘ああいう顔’を他の男に見せたいって奴はいねぇだろ」

ハンジ「いや、そういう性癖の人間なら」キラッ+

リヴァイ「俺がそんな変態に見えるか?」ミケンニシワー


レスありがとうございます

∫っぽいのでsage投下
特に日付はない

今、最後らへんに投下するもの以外の書き溜めがない
ということで次の投下は出来次第の為、いつとは言えない
ネタはあるので2、3日以内に来れるよう努力はしてみる。ではまたーノシ


【仲が良い】


ハンジ「寒いねー」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「演習の休憩中って更に寒いんだよね」

リヴァイ「まぁな」

――ヒュウウゥゥ


ハンジ「うおっ!? さっみぃー! 風さみぃー!!」ピトッ
リヴァイ「くっつくな、鬱陶しい」


ハンジ「休憩中だけ休憩中だけ!」ブルブル
リヴァイ「鬱陶しい」



ハンジ「そう言わずにさー。リヴァイも温かいからいいだろー?」ギュッ
リヴァイ「確かに温かいが……」


ハンジ「はい、利害一致。あーさむ」ピトー
リヴァイ「……休憩の間だけだからな」



ナナバ「あいつら隠してるんじゃないのか?」

ミケ「周りはいつもの事と気にもしていないようだ。ほら」


ゴーグル「次は俺だったか?」

ケイジ「いや、俺の後だ」


シス「ネス班長、この時なんですが……」

ネス「ん? なんだ?」



ゲルガー「今日、飲みに行かねぇか?」

ヘニング「ああ、いいな」

リーネ「ゲルガー、あんたほぼ毎日じゃないか」


ナナバ「……」

ミケ「以前から戯れあっていたからな」

ナナバ「すでに付き合っていると思われているのか、あり得ないから無視されているのか……」

ミケ「分からんな。だがとりあえず仲が良いとは思われているだろうな」

ナナバ「隠す意味が分からなくなってきたよ」ハァー



【選んだ服】


ハンジ「そろそろ服もぼろぼろだから買うかー」

リヴァイ「ぼろぼろにならねぇと買わねぇのか」

ハンジ「いやぁ、経済厳しいじゃない?」

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「それに面倒臭いし」

リヴァイ「そっちが本音だな」

ハンジ「いいじゃんよ、着れれば」

リヴァイ「ならこれはどうだ?」スッ

ハンジ「……ディアンドル」

リヴァイ「これはそう呼ぶのか」


ハンジ「なんでこれを選ぶんだよ」

リヴァイ「着れればいいんだろ?」

ハンジ「……着てやろうじゃないか」フンッ


―――
――



ハンジ「どうよ」ハンッ

リヴァイ「……胸が残念だな」

ハンジ「だろうが、ちくしょうっ!!」

リヴァイ「やはり普通のシャツだな」

ハンジ「始めから分かってんだろうが! しかも一段と胸強調するようなやつ選ぶなよ!」



【今まで何度も言われて】


ハンジ「……」ブッスゥー

リヴァイ「なに不貞腐れているんだ」

ハンジ「馬鹿にしやがって」ブー

リヴァイ「……」

ハンジ「胸に脂肪が無くて悪かったな! 立体機動がしやすい方が私はありがたいけどな!」

リヴァイ「……」

ハンジ「そんなに脂肪が好きなら豚でも抱いてろ!」

リヴァイ「……たまには」

ハンジ「ああん?」


リヴァイ「こういう服もいいかと思ったんだが」

ハンジ「……」

リヴァイ「胸以外は似合っていたと思うが、悪かった。好きに選べ」

ハンジ「…………リヴァイ狡いや」ムゥ

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「自覚ありかよ。でもわざと胸強調させたやつを選んだ事は許さないよ?」

リヴァイ「詫びに買ってやる。選べ」

ハンジ「……スカートじゃなくてもいいの?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ええっと、じゃあこれと……」


リヴァイ「……」

ハンジ「……あとひとつ、リヴァイが選んで?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「上着をひとつ、普通のやつで」

リヴァイ「……ならこれはどうだ」スッ

ハンジ「ああ、いいね。ニットか」

リヴァイ「まだ寒い日が続くからな」

ハンジ「そうだね、これ買ってくるよ。ありがとう」

リヴァイ「あぁ」



【干した布団】


ハンジ「はぁー、掃除終わったぁー」

リヴァイ「まだだ。布団を取り込め」

ハンジ「ああ、そっかそっか。よいせっ」

ハンジ「!!?」

リヴァイ「? どうした?」

ハンジ「すんげぇふかふかしてる! 温かい!」


リヴァイ「あぁ、今日は天気いいからな」

ハンジ「ふっかふかだよ、ふっかふかー」モフモフ

リヴァイ「遊んでねぇでさっさとベッドに……」

ハンジ「」クカー

リヴァイ「……」

ハンジ「」スヨスヨ

リヴァイ「寝るの早すぎんだろ」



【思考がおかしい】


ナナバ「ほら、これ」

ハンジ「え゙」

ナナバ「いつも無味乾燥なものつけてんでしょ?」

ハンジ「いや、でもこれは……」

ナナバ「喜ばせてあげたら?」

ハンジ「ええぇ……」

ナナバ「買え」

ハンジ「命令か」


ナナバ「たまにはこういう下着もいいじゃないか」

ハンジ「それ下着っていうの? 胸の下部分しか支えてないよね? ほぼ丸見えじゃん」

ナナバ「そいじゃこっち。上下セット」

ハンジ「支えてるけど透っけ透けじゃないか」

ナナバ「隠されているようで全てが見えているとか興奮するでしょ」

ハンジ「おっさんか」

ナナバ「あいつおっさんじゃないか」

ハンジ「う……ね、年齢はね」

ナナバ「そういうのを頑張って着てるってだけでも興奮するだろうから買っとけ」

ハンジ「ナナバはおっさん思考でいいの?」


本当に毎回レス感謝やな


2月9日、風の日・服の日
2月10日、ニットの日・ふとんの日
2月12日、ブラジャーの日


なんか終わりどころを見失っている気がするんだがどうしたものか
次も出来次第で……土曜までには一回くらい投下する。ではまたーノシ


【ひとつでいい】


ハンジ「はい、チョコ」

リヴァイ「ん」

ハンジ「今回は手作りだよ」

リヴァイ「溶かして固めただけか」

ハンジ「それを言っちゃおしまいよ。それにそれはちゃんと手ぇ加えてるし」

リヴァイ「ほぅ、チョコケーキにしたのか」

ハンジ「そう、そして飲み物はホットチョコ、口直しにビターチョコなんていかが?」

リヴァイ「吐く」



【やめときゃよかった】


リヴァイ「今日は泊まっていくんだろ?」

ハンジ「! う、うん」ソワソワ

リヴァイ「……」

ハンジ「そ、そういやチョコレートってさ、人以外のほとんどの動物は中毒を起こすらしいよ。
巨人に食べさせたらどうなるんだろうね?」アセッ

リヴァイ「……巨人は消化器官がないとお前が言っていた」

ハンジ「あ、そっか、そうだった。あはは」

リヴァイ「また何かしたのか? あったのか?」

ハンジ「えっ? 何が?」

リヴァイ「何が、じゃねぇだろうが。あからさまに動揺しやがって」


ハンジ「いやぁ、別に」フイッ

リヴァイ「ナナバが期待していろと言ってきた事と関係するか?」

ハンジ「なっ!?」ギクッ

リヴァイ「関係するのか」

ハンジ「くっそ、ナナバ」

リヴァイ「なんだ? 教えろ」

ハンジ「………………」

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「くっそぉぉ!! 私の馬鹿がぁぁ!!!」ガシガシ

リヴァイ「??」



【己の所為】


リヴァイ「なるほど」ジー

ハンジ「くっ……///」←透け透け下着で立たされてる

リヴァイ「……」ジー

ハンジ「ただ眺めるだけはよせ///」

リヴァイ「すぐに脱がすのは勿体ねぇからな」

ハンジ「勿体ねぇってなんだよ」

リヴァイ「滅多に着ねぇだろ、そういうの」

ハンジ「滅多に着てたまるかっ」


リヴァイ「まぁ、たまにだからこそ悪くねぇ」

ハンジ「おっさんが」

リヴァイ「おっさんは関係ねぇ」

ハンジ「もういいから脱がせてよ。なんなら自分で脱ぐけど」スッ

リヴァイ「まぁ、待て」ガシッ←両手捕獲

ハンジ「何?」

リヴァイ「もう少しな」ジー

ハンジ「くっ……なんでこんな辱しめをっ!!」///



【ふんどしの行方】


ハンジ「くっそ、私ばっかり恥ずかしい格好させやがって……」

リヴァイ「お前が自主的に着たんだろうが」ジッ

ハンジ「あ、そういや前にあげたふんどし着た?」

リヴァイ「あれ布が多すぎるだろ。邪魔だ」

ハンジ「着たのか」

リヴァイ「一度な」

ハンジ「今、着て見せてよ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「見せてくれたっていいでしょ? 私だけなんて不公平だ」

リヴァイ「…………分かった」

ハンジ「よっしゃ!」



【夜中テンション】


リヴァイ「……」←ふんどし一丁

ハンジ「あははははは!! 似合ってるよ!! あははははは!!」

リヴァイ「なら笑ってんじゃねぇ」

ハンジ「あははははは、いや、つい……ぶふっ」

リヴァイ「チッ……」

ハンジ「そうだ、ついでにネクタイする?」

リヴァイ「なんのついでだ」

ハンジ「あ! スカーフ!」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「スカーフしようスカーフ!!」シュルシュル

リヴァイ「おい……!」


ハンジ「できたぶふーっ!!」

リヴァイ「……」←ふんどし&スカーフ

ハンジ「あははははは、変態だ! 変態がいる!!」ゲラゲラ

リヴァイ「お前……」

ハンジ「ふ、ふんどしとスカーフってなんか似てるよね」ヒーヒー

リヴァイ「やめろ」

ハンジ「あはは……はぁー……」

リヴァイ「気がすんだか、クソメガネ」シワー

ハンジ「そうだ……ね……」ハタッ

ハンジ「……」←透け透け下着

リヴァイ「……」←ふんどし&スカーフ

ハンジ「……………………私ら馬鹿じゃね?」

リヴァイ「お前の所為だろ」


本当にレスありがとうございます

終わる終わる詐欺やなww本当は1スレの半ばもいかず終わる予定だったんだが……何故にこんな事に
すでに嫌な予感でいっぱいだが次スレはキツいなーもうネタが……ベタに記憶喪失とかにでもさせるか……?


2月14日、バレンタインデー・ふんどしの日・ネクタイの日


次も出来次第やで。ではまたーノシ

おつです

凍った池でスケート…
とか見てみたい
とか勝手にリクエストしてみよ


【早朝】


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「ん……?」パチッ

ハンジ「あ、リヴァイおはよ」

リヴァイ「随分早起きだな。どうした、窓をじっと見て」

ハンジ「んーいや、今年は細氷は見れないかなって」

リヴァイ「あぁ、なんかきらきら光ってるやつか」

ハンジ「そうほいほい見られるものではないけどね」

リヴァイ「昨日のお前の姿(透け透け下着)みたいにか」

ハンジ「――っ!/// もう、忘れろよ!!」

リヴァイ「つい昨日の事を忘れていたらボケジジイだろうが」


ハンジ「リヴァイ、ジジイだったの?」

リヴァイ「違ぇ」

ハンジ「リヴァイがもっと年食ったらそうとう目付きの悪いおじいさんだろうね」

リヴァイ「別にいいだろ」

ハンジ「いい……のか?」

リヴァイ「ああ。いいからこっちに来い、寒い」


ハンジ「はいはい」ギュッ
リヴァイ「もう少し寝てろ」


ハンジ「目が溶けちゃうよ」
リヴァイ「溶かせ」


ハンジ「もう、溶けたら集めといてね」
リヴァイ「ああ」




【普通じゃない話】


ナナバ「あ、ハンジ、これいらない?」

ハンジ「何これ、券?」

ナナバ「ペア券。くじ引きで当たったんだけど日にちが決まってて私は行けないんだよ」

ハンジ「そうなんだ、でも悪いよ」

ナナバ「使ってくれた方がいいんだよ。それにリヴァイと二人でいてもここだと多少は人目が気になるだろう?」

ハンジ「うーん、まぁねぇ…………多少?」

ナナバ「たまには自室以外で恋人同士水入らずで過ごすのもいいんじゃない?」

ハンジ「ナナバ……」


ナナバ「お土産期待してるからさ」

ハンジ「うん。そうだね、ありがとう。お土産任せとけ」

ナナバ「土産話もね」

ハンジ「……普通の話でいいんだよね?」

ナナバ「ええぇ? そこはねぇ」ニヤニヤ

ハンジ「分かった。ナナバ、巨人と言っても一体一体個性というものがあるんだ」キリッ

ナナバ「待った! 分かった! 普通の土産話でいい」

ハンジ「じーっと見てくる巨人や四つん這いで来るものや……」ペラペラ

ナナバ(あー……スイッチが……)



【何回目?】


リヴァイ「で、温泉か」

ハンジ「まぁ冬といえばねー」

リヴァイ「何回温泉に来ればいいんだ」

ハンジ「いいじゃんよ。場所は違うし」

リヴァイ「ここは部屋に露天風呂が付いているのか」

ハンジ「高級だよ。本当、ナナバにお土産奮発しないと」

リヴァイ「露天風呂に入りつつ酒を飲むか」

ハンジ「凄く酔いそうだなぁ、それ」



【星に酒そして】


ハンジ「ふはー、露天風呂に酒っていいわぁ」

リヴァイ「酔いそうだと言ったくせに満喫してやがるな」

ハンジ「酔いたいからいいんだよ」

リヴァイ「すぎるなよ」

ハンジ「ここには私達だけしかいないんだよ?」

リヴァイ「俺が迷惑だ」


ハンジ「潰れたらその辺に転がしてくれといたらいいから」

リヴァイ「風邪引くだろうが」

ハンジ「まぁまぁ、飲んだ飲んだ」トクトク

リヴァイ「……」グビッ

ハンジ「美味いだろ?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「星空に温泉、酒に美女。最高でしょ?」

リヴァイ「四つの内のひとつが大嘘だな」



【解放感】


ハンジ「ふはぁ……飲みながら入ってると暑いにゃぁー」フニャッ

リヴァイ「もう出たらどうだ?」

ハンジ「えぇー、せっかくだからもっと入ってたいなぁ」

リヴァイ「のぼせる」

ハンジ「あーそっかぁ……じゃあちょっと出る」ザバァ

リヴァイ「そうしろ」グビッ

ハンジ「あー、涼しい」デーン

リヴァイ「……まっぱで足開いて立つんじゃねぇ」ジッ

ハンジ「いいじゃん、リヴァイしかいないし」

リヴァイ「初めの時の恥じらいはどうした」グビッ

ハンジ「今更ねぇ。どんだけリヴァイの前で真っ裸になったと思ってんの?」


リヴァイ「…………覚えてねぇな」ジッ

ハンジ「分からなくなるくらい見られたらさすがに慣れるっての」

リヴァイ「そんなものか」グビッ

ハンジ「……リヴァイ飲みすぎじゃない?」

リヴァイ「お前をつまみに飲んでるからな」ジッ

ハンジ「リヴァイ、酔ってるね……へ、へっくしょん!」

リヴァイ「風呂に浸かれ、風邪引く」

ハンジ「ふーい」ザブッ

リヴァイ「こっち来い」

ハンジ「はーい」ザブザブ

リヴァイ「……」グビッ

ハンジ「来たよー」

グイッ



リヴァイ「――――」
ハンジ「んん!?」ゴクンッ


リヴァイ「は……」

ハンジ「っ……びっくりしたぁー」

リヴァイ「美味いだろ」

ハンジ「あはは! やっぱり酔ってるねぇ。美味しかったよ」ニコッ

リヴァイ「そうか」グッ

ハンジ「あ」


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん……」ゴクッ


リヴァイ「……もっと飲め」

ハンジ「ふふっ、泥酔しちゃいそうだね」


レスありがとうございます
スケート考えてみる、ありがとう
あー前の投下日エルドの誕生日だったな……先に祝ってたけど


2月17日、天使の囁きの日(ダイヤモンドダストの事)
2月20日、旅券の日


次は二話目∫(3レス)、次のネタは苦手な人もいるかもわからんから先に謝っとく、すまん
次は水曜に。ではまたーノシ


【のぼせ】


ハンジ「はぁー、飲んだー温まったー」ヒック

リヴァイ「少し熱は冷ませ」スッ

ハンジ「あ、お水。ありがとう」ゴクゴク

リヴァイ「のぼせるなよ。倒れるぞ」

ハンジ「リヴァイが酒飲ませるからー。それにもうすでにのぼせちゃってるわー」ケラケラ

リヴァイ「頭冷やしておけ」

ハンジ「リヴァイにだよ」ケラケラ

リヴァイ「…………やはり冷やしておけ」

ハンジ「リヴァイはー?」ヒック

リヴァイ「あ?」


ハンジ「リヴァイはのぼせてないの?」ズイッ

リヴァイ「……」

ハンジ「お返事は?」チョンッ

リヴァイ「……鼻をつつくな」ガシッ

ハンジ「お返事くれないからだよ……」スッ

リヴァイ「……分かってんだろ」


ハンジ「――――」
リヴァイ「――――」


ハンジ「っ……狡いの無し」チョイッ

リヴァイ「……」


〆∫


【互いに酔いすぎ】



リヴァイ「はぁ……はぁ……」ギシギシ
ハンジ「んぁ、あぁぁ!」ビクッ


リヴァイ「くっ……」ギシギシ
ハンジ「あぁ、はぁっ」ビクビクッ


リヴァイ(そろそろ……だな……抜くか)グッ
ハンジ「!!」ガッ!


リヴァイ「!? ハンジ?」
ハンジ「はぁ……あ……だめ……」



リヴァイ「あ?」
ハンジ「抜いちゃ……やだ」


リヴァイ「――っ何言って」
ハンジ「リヴァイ……」ギュッ


リヴァイ「っ……ハンジ?」
ハンジ「このまま……もっと奥まで……リヴァイ」ハァ…


リヴァイ「――――っ」ズチュッ!
ハンジ「あぁあ!!」ビクンッ


リヴァイ「ハンジ……ハンジ……」ギシギシ!
ハンジ「あぁ! リヴァイ! そのまま……もっと突いて……!」ギュゥゥ



リヴァイ「ハン……っ!!」ビクンッ!
ハンジ「あ、熱っ……中……ああぁぁぁっ!!」ビクビクンッ!


リヴァイ「っ……はぁはぁ……」ズルッ

ハンジ「あ……あぁ……」クタッ

リヴァイ「……っ」

ハンジ「ん……」ピクンッ

リヴァイ「ハン……ジ……」ソッ

ハンジ「あ……」ハァハァ

リヴァイ「……………………俺は……何を………………」

ハンジ「……リヴァイ」ボー



【そんな祈りも嫌だけど】


――朝――


ハンジ「……………………」

リヴァイ「……………………」」

ハンジ「昨日」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……確率は100%じゃねぇんだろ?」

ハンジ「まぁね。それに確か大丈夫な日だった筈」

リヴァイ「そうか」


ハンジ「夢中でつい足絡めちゃって」

リヴァイ「俺もそれをどかそうとはしなかった」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「お互い酔いすぎたね」

リヴァイ「加えて解放感に浸りすぎたな」

ハンジ「とりあえず様子見かな……」

リヴァイ「それ以外にねぇだろうな」

ハンジ「元々リスクは承知の上だし、いつものやり方だって確率は0じゃないものね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「……出来てない事を祈るだけだね」

リヴァイ「…………ああ」



【体調】


ハンジ「えーっとそれからこれが……よし、これで……」カリカリ

チュンチュン……

ハンジ「はっ! 朝だ……また徹夜しちゃったな。まぁお陰で終わったけど」

ハンジ「……」

ハンジ「……こんな不規則な生活じゃ宿るもんも宿らないよね」ソッ

ハンジ「何も心配することなかったかな」

コンコンッ

ハンジ「はーい」ガチャ

ナナバ「や」


ハンジ「ナナバ」

ナナバ「ん? 顔色悪くないかい?」

ハンジ「そう? 徹夜したからかな」

ナナバ「……何日?」

ハンジ「うーん、二日?」

ナナバ「少しは自重しなさいな。若くないんだから」

ハンジ「うるさい。まだピチピチしてるよ」

ナナバ「ピチピチねぇ」

ハンジ「用事は?」

ナナバ「ああ、朝食一緒しないかと思って、お誘いだよ」

ハンジ「行く行く……うっ」


ナナバ「ハンジ?」

ハンジ「気持ち悪い……」ウェッ

ナナバ「ちょっと……ほらこっち!」


ウエェェ


ハンジ「はぁ……」

ナナバ「徹夜なんてしてるからだよ。薬貰いな」

ハンジ「…………」

ナナバ「ハンジ?」



【少しでも力に】


ギィー、バタンッ

ナナバ「どうだった?」

ハンジ「……」

ナナバ「ハンジ?」

ハンジ「軽い胃炎だった」

ナナバ「はい?」

ハンジ「加えて先ほどトイレに行った所、ありえないと分かりました」

ナナバ「え」


ハンジ「―――っくっそ恥ずかしい!!///」

ナナバ「あー……いやまぁ良かったじゃないか」

ハンジ「……うん」

ナナバ「ハンジ」

ハンジ「うん?」

ナナバ「何かあったら私に相談しなよ」

ハンジ「ナナバ……」

ナナバ「大して力になれないかもしれないけどさ……」

ハンジ「ありがとう、ナナバ」


レスありがとうございます


2月22日、世界友情の日


このネタは少々躊躇したが、まぁすぐ解決しちゃったからいいか、いいよな。もちょっと続く
次は金曜あたりに。ではまたーノシ


【何でもすぎれば良くない】


ナナバ「でもまたなんで胃炎?」スタスタ

ハンジ「いやぁ、徹夜が祟ったのと……」


「ハンジ!!」


ハンジ「あ、リヴァイ」

リヴァイ「ハンジ……」ハァ

ハンジ「なんか珍しく慌ててんね、どうしたの?」

リヴァイ「具合が悪くなって医者に行ったと……」

ナナバ「あぁ、ミケに伝言頼んでたから……」

ハンジ「そうだったんだ」

リヴァイ「……大丈夫なのか?」

ナナバ「!」

ナナバ(おぉ、こんな心配そうな表情のリヴァイ初めて見るな……私はお邪魔かな?)


ナナバ「……じゃ、私は行くね」

ハンジ「あ……ありがとう、ナナバ」

ナナバ「いーえ」フリフリ

リヴァイ「……それで?」

ハンジ「大丈夫大丈夫。ただ胃が少し荒れただけ」

リヴァイ「……」

ハンジ「それから、あっちも大丈夫だった」

リヴァイ「!」

ハンジ「……宿ってはいなかったよ」

リヴァイ「そう……か」

ハンジ「ふふっ、なんだか複雑だよねぇ」

リヴァイ「…………ああ」

ハンジ「!」

リヴァイ「……それでなんで胃を悪くした?」


ハンジ「あ、二日間徹夜しちゃったんだけど、その間コーヒー20杯くらい飲んじゃっててさー。
そりゃ気持ち悪くなるってもんだよね」ケラケラ

リヴァイ「お前……せめて発覚するまで身体を労りやがれっ!」ゴスッ!

ハンジ「いっだぁぁ!! げんこつはないじゃないかぁぁ!!」←涙目

リヴァイ「……クソがっ」チッ

ハンジ「……期限があって、どうしてもやらなきゃいけなかったんだ。
目を覚ますためにコーヒーも…………心配かけてごめん」

リヴァイ「……大したことはないんだな?」

ハンジ「うん、大丈……うっ」

リヴァイ「!」

ハンジ「うえぇぇぇ」

リヴァイ「おい!」

ハンジ「うぅ……コーヒーの飲みすぎは危険だ……」ウェッ

リヴァイ「馬鹿が」サスサス



【至れり】


ハンジ「あ゙ー……」グッタリ

リヴァイ「仕事は終わっているんだろう? 暫く休んでおけ」

ハンジ「んー、そうだね」

リヴァイ「寝ろ」グイッ

ハンジ「おおぅ」ポスッ

リヴァイ「水は近くに置いておくからな」


ハンジ「あはは、至れり尽くせりだなぁ」

リヴァイ「当たり前の事しかしていない」

ハンジ「風呂に入れって言わないんだ?」

リヴァイ「更に胃を悪くしそうだからな」

ハンジ「そいじゃ遠慮なく、おやすみー」

リヴァイ「身体は拭くが」

ハンジ「そうきたか」



【これが最良の筈】


ハンジ「あ゙あ゙あ゙ー」

リヴァイ「おっさん臭ぇな」

ハンジ「身体拭くだけかと思いきやマッサージまでしてくれるとはあ゙あ゙あ゙ー」

リヴァイ「ついでだ」グッ

ハンジ「あー、そこいいわぁ」

リヴァイ「これで終わりだ」

ハンジ「んー……ありがとう、だいぶ楽になったよ」フハァー

リヴァイ「ああ。あとは寝ろ」

ハンジ「ほーい」ポフンッ


リヴァイ「……」ポンッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「ふふっ、リヴァイに撫でられるのって気持ちいいなぁ」

リヴァイ「そうか」ナデナデ

ハンジ「ん……そのまま撫でて……――」…スゥ

リヴァイ「……」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……」ナデ…

リヴァイ「……複雑……か」

ハンジ「」スースー



【胸に畳む】


――街――


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「おい、次は何を買うん……」



おばさん「おや、もうすぐなんじゃない?」

妊婦さん「ええ、楽しみです」



リヴァイ「……」

ハンジ「あ、リヴァイ。次はだね」

リヴァイ「……」ポンッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」ナデナデナデ

ハンジ「……」


リヴァイ「…………行くぞ」ポンッ

ハンジ「……まぁ、さ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「自由になったらね」

リヴァイ「……」

ハンジ「10でも20でも任せろ」

リヴァイ「大風呂敷広げたな」

ハンジ「私ならいける気がする」

リヴァイ「奇行種だからな」

ハンジ「あはは! そうだよ、だから大丈夫」

リヴァイ「……」

ハンジ「……今は最優先ですべき事がある。それを成さなければ何も出来やしない」

リヴァイ「……そうだな」


ハンジ「諦めた訳じゃないよ。やれるさ」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「そいじゃ、その一歩の為にあと10冊ばかしの本を」

リヴァイ「却下だ」

ハンジ「えぇぇー!!」

リヴァイ「本ばかり買ってどうする」

ハンジ「これからの役に」

リヴァイ「立たねぇものばかりじゃねぇか。なんだこの‘不思議な蛙図鑑’ってのは」

ハンジ「蛙ってかなりの種類がいるんだよ」

リヴァイ「知らねぇよ」

ハンジ「そうだろ、知らないだろ?」

リヴァイ「そういう意味じゃねぇ」



【三匹の猫】


リヴァイ「ん?」


ハンジ「うりうり」ナデナデ


リヴァイ「何してんだ?」ヒョイッ

ハンジ「やぁ、リヴァイ」

トラ猫「ミー」

リヴァイ「仔猫か」

ハンジ「この仔可愛いんだよ。初めは警戒心凄かったんだけど、馴れちゃうとさ」

トラ猫「ミー?」コロンッ

ハンジ「ほら、可愛い」ナデナデナデナデ

リヴァイ「……目付きは悪ぃな」

ハンジ「まぁ猫だしね」


「ミャー!!」

ハンジ「ん?」

黒斑点猫「フゥー!!」

ハンジ「おぉ!? なんだ?」

リヴァイ「でかいが……まだ仔猫か?」

ハンジ「縞猫を守るみたいに立ってるね」

トラ猫「ミー!」

黒斑点猫「ミャー……」

ハンジ「ん? 縞猫の方が立場が上?」

黒斑点猫「ミャウ!」

トラ猫「ミ!」ゴンッ

ハンジ「あ、頭突きした」

リヴァイ「でかい仔猫がショボくれてるな」

「ミュ」


ハンジ「あ、なんかもう一匹来た」

リヴァイ「毛が光って見えるな」

ハンジ「薄い茶色なのかな? 金色に見えるね」

金毛猫「ミュミュウ」

トラ猫「ミー……」

ハンジ「なんか注意受けてる?」

リヴァイ「猫が?」


トラ猫「ミー」スリッ
黒斑点猫「ミャ!」


ハンジ「仲直りしたのかな?」

リヴァイ「金色の猫が満足げだな」

ハンジ「仲の良い三匹なんだろうね」


レスありがとうございます


2月23日、妊婦さんの日・ふろしきの日
2月22日、猫の日


あぶねぇ、寝てた
次はでき次第で。すまぬよ。ではまたーノシ


猫可愛いなー
さすがにサーバルキャットじゃ無理があるかw


【どこか変】


ハンジ「おやすみー」ポスッ

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……なんだ?」

ハンジ「ん? 別に」


リヴァイ「……」グイッ
ハンジ「わっ」


リヴァイ「……寝ろ」ギュッ
ハンジ「……うん」


リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「……」



――朝――


ハンジ「あ゙ー、着替えるかぁ」ポリポリ

リヴァイ「さっさと着替えろ」バサッ

ハンジ「ぶへっ、投げるなよ」

リヴァイ「だらだらしているからだ」

ハンジ「へーへー」ゴソゴソ

リヴァイ「……」

ハンジ「?」

リヴァイ「……」フイッ

ハンジ「……」



【やっぱり変】


リヴァイ「……」
ハンジ「ん……」


リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「んん……――」


リヴァイ「……」
ハンジ「――――」


リヴァイ「は……」

ハンジ「っ……」

リヴァイ「……」

ハンジ「どうしたの?」

リヴァイ「いや、もう行かねぇと」

ハンジ「そっか」


リヴァイ「じゃあな」

ハンジ「うん」

ハンジ「……」


――別の日――


リヴァイ「……」

ハンジ「あ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「髪になんか付いてる」スッ

リヴァイ「っ……いい、自分で取る」スッ

ハンジ「そう?」

リヴァイ「ゴミか」

ハンジ「……ゴミだね」



――また別の日――


ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「……ああ、ハンジ」

ハンジ「今日はそっちに行っても大丈夫?」

リヴァイ「……いや、今は少し忙しくてな。悪ぃが……」

ハンジ「そうなんだ? 忙しいなら仕方ないよ、気にしないで」

リヴァイ「ああ、またな」スタスタ…

ハンジ「うん、またねー」フリフリ

ハンジ「…………」



【密談】


ハンジ「リヴァイが変なんだ」

ナナバ「ハンジじゃなくて?」

ハンジ「聞けよ」

ナナバ「冗談だよ」

ハンジ「ったく、相談に来たのに」

ナナバ「ごめんごめん。で?」

ハンジ「なんかよそよそしいというか心ここにあらずというか、私を避けてる感じ」

ナナバ「ふぅん?」

ハンジ「部屋に泊まる事はあるんだけど……」


ナナバ「事はないわけ?」

ハンジ「うん……でもお泊まりも最近断られちゃうし、心なしかキスも少なくなった」

ナナバ「そうか……」

ハンジ「それに最近、人の着替えをじっと見る事もしないんだよね」

ナナバ「いや、それは見る方がおかしいでしょうが」

ハンジ「よく見られるから」

ナナバ「あいつ、ハンジに感化されて変になってるんじゃないの?」

ハンジ「失敬な」

ナナバ「なんか思い当たる事ないの?」

ハンジ「……多分アレからだよ」


ナナバ「……」

ハンジ「やっぱりそこまでは困ると思ったのかな……」

ナナバ「うーん……それを覚悟の上での関係でしょう? それが理由とは思えないけど?」

ハンジ「想像と現実は違うから……」

ナナバ「リヴァイがそんな事で逃げるかねぇ?」

ハンジ「……じゃあ、別の理由?」

ナナバ「そうなるね」

ハンジ「なんかそっちの方が怖いんだけど」

ナナバ「ふん捕まえて縛って吐かせたら?」

ハンジ「やっぱりそれしかないかぁー」



【裏返し】


――食堂――


ゲルガー「でよー、あと一歩ってところでなー」ガンッ

ケイジ「ははっ、また今みたいに酒が入ってたんだろ?」グビッ

ゲルガー「そこ酒場だぜ? 入ってねぇ方がおかしいだろ」

ヘニング「いい女だったのか?」グビッ

ゲルガー「おう! いいケツしたいい女だったぜ!」

ヘニング「下品な言い方だな……もう酔ったのか?」

ゲルガー「ケツ大事だろ。安産型だったぞ」

ヘニング「俺は身体重視じゃないからな。やっぱり優しい子だな」

ゲルガー「そりゃ、性格は優しい方がいいよな」


ケイジ「多少気が強い方がお前には合ってる気がするけどな」

ゲルガー「尻には敷かれたくねぇ」

ヘニング「ケツ好きなんだろ?」

ゲルガー「それとこれとは別だ。ねー、ミケさん」ヒック

ミケ「いきなり俺に振るな」

ゲルガー「ミケさんはどんな人が好みなんですか?」

ミケ「お前、酔ってるな」

ケイジ「俺も聞きたいです」

ヘニング「俺も」

ミケ「……いい匂いの女だ」

ゲルガー「物凄く納得しました」


ミケ「……」スンッ

ゲルガー「じゃ、リヴァイ兵長はどうですか?」

リヴァイ「……」

ケイジ(うおっ、あいつ)

ヘニング(酔いすぎだぞ、馬鹿が)

ゲルガー「どんな人が好みですか?」

ミケ「……」チラリッ

リヴァイ「…………淑やかで清楚な女だ」

ミケ「ぶふっ」

リヴァイ「……」ジロリ

ミケ(おっと)


ゲルガー「へー! でもまぁそんな感じですよね! 清楚な子いいですよねぇー!!」ヘロヘロ

ケイジ「満足したならもう黙れ、な?」

ヘニング「お前は酒で身を滅ぼすタイプだな」

リヴァイ「…………チッ」



壁∥ナナバ「……」

壁∥ハンジ「……」

壁∥ナナバ「なんかタイミング悪い所に出くわしたね」

壁∥ハンジ「…………違うって言ってたのに」ボソッ

壁∥ナナバ「へ?」



【空振り】


ナナバ「や、リヴァイ」

リヴァイ「話ってのはなんだ?」

ナナバ「落ち着いて話したいからこの部屋でいいかい?」ガチャッ

リヴァイ「資料室?」

ナナバ「ここは人があまり来ないからね。聞かれたくない話なんだ」

リヴァイ「分かった」スッ

バタンッガチャンッ


リヴァイ「!?」

本棚|ハンジ「つーかまーえたー」ニヤァ

リヴァイ「ハンジ!?」


扉∥ナナバ「じゃ、ごゆっくりー」スタスタ


リヴァイ「……これはどういう事だ?」

ハンジ「ちょっと大事な話があってね。中からは開けられないから覚悟しろ」

リヴァイ「普通に呼び出せ。逃げねぇよ」

ハンジ「あれ? そうなの?」


レスありがとうございます
>>754おう、サーバル無理だったのでベンガルをイメージした
猫はまた出てくる


話引きずった。続く
次は木曜に。ではまたーノシ

乙です
三週間ほど前から全部見ました!
3DSで見てるんでここまで見るの時間かかりました。
あと、私はハンジさんが好きです。
いつも楽しく見させてもらっています。楽しみです!


【さらり】


リヴァイ「はぁ……で、なんだ?」

ハンジ「なんで最近私を抱かないの?」 ←ど直球

リヴァイ「……」

ハンジ「……やっぱり私との子供は嫌?」

リヴァイ「違ぇ」

ハンジ「…………できる事が怖い?」

リヴァイ「……違う」

ハンジ「じゃあ……私が嫌に」

リヴァイ「違う」

ハンジ「本当に?」

リヴァイ「? 何故それをしつこく疑う?」


ハンジ「だってじゃあ、何なんだよ。なんでいきなり私に手を出さなくなったんだ」

リヴァイ「それは……」フイッ

ハンジ「! ……やっぱり寄り添う相手は私じゃないと思ったんだろう?」

リヴァイ「違う」

ハンジ「できてないって分かった時、複雑そうだったのは少しくらい期待してくれていたと、
がっかりしてくれていたんだと思ってたのに……それは勘違いだった?」

リヴァイ「ハンジ! そうじゃねぇ。勘違いじゃねぇ、それは間違っていない」

ハンジ「だって、淑やかで清楚な女性が好みなんだろう?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「私と真逆だし」

リヴァイ「あぁ、聞いていたのか」

ハンジ「前は違うって言ってたのに」ムスッ

リヴァイ「お前は阿呆か? 正直に好みを言ってどうする」


ハンジ「……」

リヴァイ「……お前、分かってて言ったな?」

ハンジ「いや……でも、好み変わったか戻ったのかなとは少し考えた」

リヴァイ「変わってねぇよ。何故そう思った」ハァー

ハンジ「急に抱かれなくなったらそう思うよ。他に好きな人でもできたのか、とか」

リヴァイ「……」

ハンジ「それにリヴァイの理想が変わったのなら、
それとかけ離れている私はあなたの傍にいる資格があるのかなとも」

リヴァイ「その理想はわざと言った事だろうが。
それに資格ってなんだ。俺がお前を好きだという以外に何も必要ねぇだろ」

ハンジ「そりゃそうだけど、あまりに納得がいきすぎ……今なんて言った?」

リヴァイ「さぁな」



【脱走】


ハンジ「ずるいな、また誤魔化す」

リヴァイ「ちゃんと聞いてねぇお前が悪い」

ハンジ「私が悪者か。まぁいいや、ちゃんと聞いたし。で?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「私への気持ちが変わってないならなんなの?」

リヴァイ「……」

ハンジ「だんまりかい。でも吐くまでここから出さないからね」

リヴァイ「……それは」

ハンジ「うん」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……リヴァイ?」ヒョイッ ←覗き込み

リヴァイ「……っ」

ハンジ「?」


リヴァイ「……悪い、後でいいか?」フイッ

ハンジ「ダメ」ガシッ

リヴァイ「――っ、頼む」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「今俺に触るな」バッ

ハンジ「えっ……?」

ハンジ(振り払われた……)ズーンlll

リヴァイ「――っ、悪い……嫌だとかそういう事じゃねぇ」ソッ…

ハンジ「あ、うん……」シュンッ

リヴァイ「……っ」ピタッ

ハンジ「?」

ハンジ(顔に触れようとして止めた? なんで?)

リヴァイ「…………」グッ

ハンジ(眉間のシワが深い……何か苦しんでいる風だな。いや、耐えてる? 何を?)

リヴァイ「――っ悪い」ダッ


ハンジ「えっ? ちょっ、そっち窓……」

ガタッ、ダンッ!

ハンジ「はあぁ!? 窓から逃げやがった!! しまった、ここ二階だ!!」

ハンジ「ナナバ! ナナバー!! 開けてー!!」ドンドン!!

ハンジ「ちくしょう! 逃がさない為に内側から開けれないように細工したのが裏目に出た!!」


ナナバ「ちょっと、どうし――」ガチャッ

ハンジ「クソッ! 逃がすかっ!」ザッ!

ナナバ「ハンジ?」

ハンジ「窓から逃げられた! 追いかける!!」ダッ!

ナナバ「窓?」

――ヒョオォォォ

ナナバ「……何階ならよかったんだろうか?」フム



【捕獲】


――人気のない廊下――


リヴァイ「チッ……クソッ、逃げちまった。情けねぇ」

リヴァイ「だが……少し落ち着かねぇと……」ハァー


ドドドドドドト゛ト゛┣゛┣゛┣゛!!


ハンジ「いたぁぁぁ!! 待てコラァァァ!! 逃がすかぁぁぁぁぁ!!!」

リヴァイ「ハンジ!?」ダッ!

ハンジ「逃げんなぁぁ!!!」ゴォォ!!

リヴァイ「!? なんだ、アイツ、異常な速さで」

ハンジ「とりゃあぁぁぁ!!」ズザー!

リヴァイ「ぐっ!!」


ドッターン!!


ハンジ「うわはははははは!! 人類最強転ばせてやった!!」ノシッ!
リヴァイ「……チッ」 ←屈辱


ハンジ「逃げねぇとかいいながら逃げやがって」ゼーゼー
リヴァイ「……」


ハンジ「吐け」ギロッ
リヴァイ「……気に入らねぇ構図だな」


ハンジ「身から出た錆だろ。逃げなきゃこうはならなかった」ハァ…ハァ…
リヴァイ「……」


ハンジ「そんなに言いたくない事?」ハァ…
リヴァイ「……――っ」


ハンジ「もしかして欲が湧かないとか……」ビクッ
リヴァイ「……」



ハンジ「そ、そうではないみたいだね……///」
リヴァイ「息切らして騎乗位状態でいられたらそりゃあな」


ハンジ「いや、その程度で元気になられても……///」
リヴァイ「……汗はかいているし、お前はシャツのボタンをいつも一個ははずしている……」スッ


ハンジ「えっ」
リヴァイ「……鎖骨が見える」スルッ


ハンジ「あっ……リヴァイ……人気はないけど……ここ廊下……ん」
リヴァイ「!」ハッ!


――グイッ

ハンジ「あ」

リヴァイ「悪い……」フイッ


ハンジ「……リヴァイ」キュッ

リヴァイ「……」

ハンジ「逃げないで。ちゃんと話し合わないとおかしな事になるでしょう? 前にもそういった話をしただろ?」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「話してくれるね?」

リヴァイ「…………ああ」

ハンジ「じゃあ、場所を変えようか。リヴァイの部屋でいい?」

リヴァイ「……いや、お前の部屋にしてくれ」

ハンジ「? いいけど」

リヴァイ「……」



【綺麗な部屋】


ハンジ「はい、どうぞー」

リヴァイ「…………チッ」

ハンジ「なんで舌打ちするんだよ。ちゃんと片付けてるだろ」

リヴァイ「それがまずい」ボソッ

ハンジ「はい?」

リヴァイ「いや、いい」ハァー


ハンジ「? とりあえずソファにどうぞ」

リヴァイ「……」ポスッ

ハンジ「……」ポスッ

リヴァイ「……隣じゃなくて……」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「いや……」フイッ

ハンジ「??」



【ここで許したら進まない】


ハンジ「はい、じゃあ、話す」

リヴァイ「……」

ハンジ「だんまりじゃ話が進まないから、ほれほれ」バシバシッ

リヴァイ「足を叩くな」

ハンジ「焦らすからだよ。リヴァイが変になったのはあの事件の後だろ? あれに関してる?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「でもできるかもしれない事は初めに覚悟していたよね? 受け入れてくれてた筈だ」

リヴァイ「ああ、今でもそこは変わらねぇ。できたら産んでくれ」

ハンジ「――っ///」

リヴァイ「?」

ハンジ「くっ! たまに来る一撃が凄すぎてくらっとくる。負けるか! かかってこい!!」

リヴァイ「何と闘ってやがる」


レスありがとうございます
>>774こんな長いものをありがとう、お疲れやで


実は2月26日、脱出の日


逃げねぇと言いつつ逃げるリヴァイを書きたかっただけなんだが何故だか生々しい話になりそうだ、すまん
次は土曜に、ではまたーノシ


【理由は】


ハンジ「子供の事じゃないし、気持ちが離れた訳でもないならなんなのさ」

リヴァイ「ある意味子供の事ではあるな」

ハンジ「……目をさっきから合わせない事も関係あるかな?」

リヴァイ「……ああ」

ハンジ「何?」

リヴァイ「欲に負けそうになる」

ハンジ「欲?」

リヴァイ「あれはよくねぇ」

ハンジ「何が?」

リヴァイ「だから少し収まるまでお前を抱くのはやめておこうかと」


ハンジ「主語はどこだよ」

リヴァイ「……お前の中でイきたくなる」

ハンジ「………………はい?」

リヴァイ「今までとは段違いだった」

ハンジ「え、ちょっと待って」

リヴァイ「次抱いたら途中でやめられるか……」

ハンジ「うおーいっ!! ちょっと待てぇ!! それ以上言われるとやばそうだから待て!///」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「なんだ、じゃねぇ。理由はそれ?」

リヴァイ「そうだが」


ハンジ「――――」ポカーン

リヴァイ「間抜けヅラだな」

ハンジ「言えよっ!! 変に勘繰っただろ!」

リヴァイ「言う前に襲いかねなかったからな」

ハンジ「堪えろよ」

リヴァイ「それができてりゃ逃げてねぇ」

ハンジ「今できてるじゃん!!」

リヴァイ「あと一歩でまずい」

ハンジ「ぎりぎりか……はっ! それで片付いてるのがまずいのか」

リヴァイ「散らかってりゃ多少は萎えるかと思ってお前の部屋にしたが無駄だった」

ハンジ「おぉう……なんて事だ。綺麗な部屋がダメな日がくるとは」



【情けない】


リヴァイ「はぁぁぁ……」

ハンジ「でかいため息だね」

リヴァイ「情けねぇ」

ハンジ「えぇ? 何がだよ」

リヴァイ「……お前は研究をしなきゃならねぇ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「だから俺は気をつけてる。万が一の覚悟をしながらも」

ハンジ「うん……」


リヴァイ「万が一は受け入れる。だが今の俺はお前の事も考えず自分の欲望だけで行動しちまいそうでお前に触れない」

ハンジ「……」

リヴァイ「前はキスまでならできた。今はそれすらも危ねぇ。
こんなに自制が利かねぇなんざ情けなさすぎて腹が立つ」ワシャワシャ

ハンジ「………………」

リヴァイ「……呆れたか」

ハンジ「……ふっ、あはははは!」

リヴァイ「何笑ってやがる」チッ

ハンジ「はは……はぁー、呆れちゃいないよ。でも……もうリヴァイの馬鹿タレ」

リヴァイ「馬鹿で悪かったな」


ハンジ「いや、そんな理由なら良かったよ。最悪も覚悟してたからホッとした」ハァー

リヴァイ「良くねぇよ。お前下手したら俺に無理矢理孕まされるかもしれねぇんだぞ?」

ハンジ「まぁそれは困るけども。それよりも嫌われた訳じゃなくて本当に良かったよ」

リヴァイ「それはねぇから安心しろ」

ハンジ「! んふふ、そっかー」ニコー

リヴァイ「…………」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……今は笑うな」チッ

ハンジ「なんと無茶な」



【一撃】


ハンジ「ねぇ、じゃあどうするつもりなんだい?」

リヴァイ「……このままだとどこかでまたやらかすかお前を無茶苦茶にしかねない。
とはいえ落ち着けば今までどおりヤれるかもしれねぇ……」

ハンジ「……」

リヴァイ「だから少し頭を冷やそうかと思ったんだが」

ハンジ「なるほどね。だけど思っクソ不安だったんだけども?」

リヴァイ「…………悪い」

ハンジ「それで頭は冷えそう?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……どこかでやらかすからもう二度と私に触れないつもりなの?」

リヴァイ「それは……」

ハンジ「私は嫌だよ?」


リヴァイ「だが」

ハンジ「リスクは覚悟の上で関係を深めた。違うかい?」

リヴァイ「……」

ハンジ「どのみちリスクは0じゃない」

リヴァイ「分かっている。だが確率を高めるのは問題だろうが」

ハンジ「んー……実はさリヴァイ。確実とは言えないがかなりの確率で避妊できる方法もなくはないんだよね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「副作用もあるから壁外調査の時に合わせる為に仕方なく服用するものなんだけど」

リヴァイ「服用……薬か?」

ハンジ「体調管理の為にね。全く、女ってのは面倒だよ」

リヴァイ「お前が女でなけりゃ俺が困るが」

ハンジ「――っ/// また強烈な一撃がっ」クゥッ

リヴァイ「?」



【満足度合い】


ハンジ「――っていう薬」

リヴァイ「……」

ハンジ「いや、この為に使うのはどうかとは思うんだけどね。まぁなんていうか万が一の為かな」

リヴァイ「……」

ハンジ「確率は中々高いらしい。医者に聞いたんだ」

リヴァイ「聞いたのか」

ハンジ「そりゃね。でも相手が誰かなんて言ってないよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「そんなわけでなるべく中は勘弁してほしいけども手がないわけじゃない」


リヴァイ「……それはごくたまにならいいと聞こえるが?」

ハンジ「いやまぁなんというかさー……私だけいつも良くしてもらってる気がしてたところもあってさ」

リヴァイ「そうでもないが」

ハンジ「そうなんだ?」

リヴァイ「お前を身が捩る程よがらせたり、恍惚とした表情を見」

ハンジ「わあぁぁあぁぁぁっ!!!///」

リヴァイ「いきなりうるせぇな」

ハンジ「突然変態発言するなよっ!!///」

リヴァイ「お前には一番言われたくねぇな」



【主犯はどちら?】


ハンジ「とにかく、我慢はよくない。むしろ悪化しそうだし」

リヴァイ「そうかもしれんが……」

ハンジ「本当にこのままずっと触らないつもり? それで収まると思うの?」ジッ

リヴァイ「……」

ハンジ「……私はこのまま抱かれないのは嫌だよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「まぁ、なるべく自制はしてね」

リヴァイ「……」

ハンジ「それに……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」…ソッ


リヴァイ「……」

ハンジ「……私はリヴァイに触れたいよ」ナデ…

リヴァイ「――――」

ハンジ「? リヴァ」


リヴァイ「――――」ヌルッ
ハンジ「んんん!!?」


リヴァイ「――――」スルッフニュッ
ハンジ「んーっ!?」


リヴァイ「はっ……」

ハンジ「リヴァ、ちょっ、ストップ」

リヴァイ「断る」プチプチ

ハンジ「断るな! いきなりすぎるよ!!」


リヴァイ「知るか。だから言っただろうが」レロッ

ハンジ「んぁ……何……を?」

リヴァイ「自制が利かねぇから触らねぇようにしていた、と」

ハンジ「いや、まぁそうだけども」

リヴァイ「煽ったお前が悪い」

ハンジ「……ははっ、また悪者か。……いいよ、悪者になってやる。だけど」スルッ

リヴァイ「?」

ハンジ「あなたは被害者ではなく共犯者だからね?」

リヴァイ「――……はっ、いいだろう」

ハンジ「ふふっ」

リヴァイ「……覚悟しろ」ナデ…

ハンジ「う……ちょっと怖いなぁ」


レスありがとうございます


次は火曜か水曜くらいかなーではまたーノシ


【大打撃】


ハンジ「うぅ……」グッタリ

リヴァイ「大丈夫か?」サラッ

ハンジ「今回は無茶苦茶な方でした……何度か意識飛んだし、腰……というか全身痛い」

リヴァイ「だから言ったんだ」ナデ…

ハンジ「小出しにしろよ、小出しに。下手に我慢するからでしょうが」

リヴァイ「まぁそうだな、ヤってみて分かったがお前を弄り倒していればある程度満足できるようだ」

ハンジ「人を実験体みたいに」クッ

リヴァイ「たまにはされる側になれ」

ハンジ「もうやだ、リヴァイねちっこい!」ボフッ


リヴァイ「嫌か、ならまた暫く触らないでおく」

ハンジ「ごめんなさい。そっちの方が嫌です」

リヴァイ「はっ……」

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……なんだ?」

ハンジ「ふふっ、リヴァイの笑った顔好きだよ」ニコー

リヴァイ「――――っ」

ハンジ「ん? どうした?」

リヴァイ「お前は……」ハァー

ハンジ「何故にため息?」



【密かな告白】


ハンジ「そろそろ寝ようか」

リヴァイ「そうだな、少し疲れた」

ハンジ「まぁ、あれだけ色々したらねぇ」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「……リヴァイ?」ドキッ

グイッ



リヴァイ「……」ギュッ
ハンジ「わっ」


リヴァイ「……」ナデナデ
ハンジ「? このまま寝るの?」


リヴァイ「……」ナデ…
ハンジ「ねぇ、リヴァイ……」


リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……寝ている」


リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(……こんなにすんなり寝ちゃうリヴァイも珍しいね)



リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(……眉間も緩んでるなぁ)クスッ


リヴァイ「」ギュゥ
ハンジ(力強く抱き締められてるけど優しい……こんなに慈しむような抱擁されたらこっちの顔も緩んじゃうわ)


リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ(精一杯愛してくれているんだよね……)


リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「…………愛してるよ、リヴァイ」ギュゥ




【突然のお願い】


ハンジ「おはよー」

リヴァイ「……ああ」ボー

ハンジ「よく寝てたね。はい、着替え」

リヴァイ「ああ、ありがとう」

ハンジ「珍しく私が先に着替え終わっちゃったよ」

リヴァイ「そうだな」ゴソゴソ

ハンジ「余程体力気力使ったのかね?

リヴァイ「そうかもな」シュルッ

ハンジ「結局のところ欲求不満だったって事だよねぇ」


リヴァイ「乱暴にひっくるめるとそうなるな」

ハンジ「やっぱり我慢はよくないんだよ」

リヴァイ「お前に負担をかけたくなかっただけだ」

ハンジ「――っ/// リヴァイのそれって無自覚だよね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いや、なんでもない。結局負担かかりまくりだったけどね」

リヴァイ「……」

ハンジ「ところでさー」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「暫くスカーフ貸してよ」

リヴァイ「は?」



【昨日の名残】


ハンジ「ふんふふーん」ヒラヒラ

モブリット「あれ? ハンジさん、それリヴァイ兵長のスカーフじゃないですか?」

ハンジ「うん。ちょっとのどを痛めててね。何か巻くものないかと考えたらリヴァイが浮かんだから奪ってきた」

モブリット「ハンジさん……」ハァー

ニファ「でもスカーフ似合いますね、ハンジ分隊長」

ハンジ「そうかい?」

ケイジ「リヴァイ兵長、怒らなかったんですか?」

ハンジ「んや? のど痛いから貸してって言ったら怪訝な顔しつつも貸してくれたよ」

ゴーグル「リヴァイ兵長、優しいですね」


ハンジ「まぁ、貸してくれなかったら勝手に持ってくだけだけどね」

ゴーグル「あぁ……諦めてるんですね」

ニファ「のど痛めてらっしゃるんですよね? 蜂蜜入りの飲み物お持ちしますね」

ハンジ「……ありがとう、ニファ」ニコッ


ナナバ「……」

リヴァイ「入り口で何をしてる」

ナナバ「ああ、リヴァイ。あんた、つけちゃいけない所に痕つけたね?」

リヴァイ「……っ」ギクッ

ナナバ「やっぱりか。首筋鎖骨辺りは気をつけなよ」

リヴァイ「……分かっている」

ナナバ「ま、仲直りできたようで何よりだけどさ」


リヴァイ「迷惑をかけた」

ナナバ「別に構わないよ。あんた達が仲違いしているとなんだか落ち着かないからね」

リヴァイ「そうなのか……」

ハンジ「人の研究室の入り口で何話し込んでんの?」

ナナバ「あんたがスカーフつけてると男前度が上がるなって」

リヴァイ「おい、そんな話は……」

ハンジ「マジか! そんなに似合うか! 今度からスカーフつけようかな」

リヴァイ「やめておけ。よだれかけに成り下がるだけだ」

ハンジ「リヴァイよだれかけつけてんだって」

ナナバ「いい年したおっさんがねぇ」

リヴァイ「……お前らまとめて始末するぞ」



【そうくるとは】


ハンジ「あぁ、今日も寒いねー」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「リヴァイの腹貸してよ。手を温めたいから」

リヴァイ「誰が貸すか」

ハンジ「じゃ、首」

リヴァイ「俺が冷える」

ハンジ「手が寒いー」

リヴァイ「両手を出せ」スッ

ハンジ「ん? はい」スッ

リヴァイ「……」ギュッ

ハンジ「?」


リヴァイ「本当に冷てぇな」スゥー

ハンジ「えっ」

リヴァイ「はぁー……」ゴシゴシ

ハンジ「――っ!?///」

リヴァイ「はぁー……」ギュッ

ハンジ「あ、あぅ……///」

リヴァイ「少しは違ぇだろ」

ハンジ「うん、うん、もう大丈夫///」アセッ

リヴァイ「あ? まだ冷てぇが……お前なんで顔は赤いんだ?」

ハンジ「ね、熱が顔に集まっちゃったかなーあはは///」

リヴァイ「?」


レスありがとうございます
すまん、∫はないよ、ごめんな


2月27日、冬の恋人の日


次は土曜あたりに。ではまたーノシ


【まみれる】


――調査兵団本部中庭――


ハンジ「今日はいい陽気だね」ストンッ←座った

リヴァイ「ああ」ストッ

ハンジ「そういやビスケットを貰ったんだ。食べようよ」ガサガサ

リヴァイ「飲み物がいるな」

ハンジ「そうだね、持ってくるよ。これ持ってて」スッ

リヴァイ「ああ」

スタスタスタスタ……

リヴァイ「……」

「ミー」

リヴァイ「! ……あの時の縞猫か?」

トラ猫「ミー」ノシッ

リヴァイ「何膝に乗っかってやがる」ガッ←頭掴んだ


トラ猫「ミー?」ゴロゴロ

リヴァイ「……ビスケット目当てか?」

トラ猫「ミー」

リヴァイ「……」スッ

トラ猫「ミャウミャウ」モグモグ

リヴァイ「喉渇かねぇのか?」

トラ猫「ミー?」

リヴァイ「とりあえず膝から降りろ」ガッ

トラ猫「ミ」

「フゥー!!」

リヴァイ「……ああ、予想できた」

黒斑点猫「ミ゙ャアーオゥー」

トラ猫「ミ!!」

黒斑点猫「ミャ、ミャー」


金毛猫「ミュ」

黒斑点猫「ミャー……」シュンッ

金毛猫「ミュー」ノシッ

リヴァイ「何故乗る」

黒斑点猫「ミャー……」シブシブ

リヴァイ「お前は嫌なら乗るな」

トラ猫「ミー」ゴロゴロ

金毛猫「ミュー」ゴロゴロ

黒斑点猫「ミャ」ムスッ

リヴァイ「…………」

リヴァイ(動けねぇ)

ハンジ「お待たせー……何してんの?」

リヴァイ「ハンジ、助けろ」



【さらに追加】


ハンジ「あはは、なんでかなつかれてんだ?」ナデナデ

黒斑点猫「ミャー」ゴロゴロ

リヴァイ「そいつ以外にな」

ハンジ「なんでだろうね。私が横に座ったとたん移動してきたし」

リヴァイ「この縞猫の頭を掴んだからかもな」

ハンジ「何してんの」

リヴァイ「許可なく登ってきたもんでな」


ハンジ「いじめられてるとでも思ったのかもね」

リヴァイ「ビスケットやったのにか」

「ニャー」

ハンジ「あ、茶トラだ。久しぶり」

茶トラ猫「ニャ」

仔猫's「「「「ミュー」」」」

黒猫「……」

リヴァイ「嫌な予感がする」



【放置】


リヴァイ「…………」

ハンジ「ぶふっ、くくっ、ぶふふっ」プルプル

リヴァイ「お前の所為だろうが、どうにかしろ」

ハンジ「みんなが乗りたそうだったからリヴァイを寝転がしてみただけじゃないか」

リヴァイ「間髪入れずに乗られた」

仔猫達「「「「「「ミー!」」」」」」

茶トラ猫「ニャ」

黒猫「……」


ハンジ「すげぇ猫まみれ」ナデナデ

黒斑点猫「ミャー」ゴロゴロ


ペトラ「ハンジさん! そこで何し……リヴァイ兵長!!?」


リヴァイ「……」チッ

ハンジ「やぁ、ペトラ……とみんな。リヴァイにどこまで猫が乗るか実験中なんだよ」

オルオ「な、何してるんスか、分隊長」

エルド「あ、あの猫達か……あれ? 増えてません?」

グンタ「ハンジ分隊長が抱っこしてる仔猫と縞猫と金色っぽいのは初めて見るな」

ハンジ「その三匹は仲良しみたいだよ。何故かこの仔はリヴァイが好きじゃないみたいだけど」


黒斑点猫「ミャー」

ペトラ「何故ですかねぇ……でも可愛いですねぇ」ホワンッ

オルオ「俺は大丈夫だろうか……」ソッ

黒斑点猫「ミャ」

オルオ「おお、大丈夫だった」ナデナデ

ペトラ「あ、ずるい。私も!」

ワイワイ……

リヴァイ「…………誰かこいつらをどうにかしろ」

仔猫達「「「「「「ミー」」」」」」



【初めて】


ハンジ「ここだよ、みんな」ガサッ

リヴァイ「ほぅ」

エルヴィン「池が見事に凍っているな」

ミケ「ふむ」スンッ

ナナバ「へぇ」

ハンジ「練兵場にある秘密のスケートリンクだよ」

ミケ「氷の厚さは大丈夫なのか?」

ハンジ「大丈夫! 余程でない限り割れないよ」

エルヴィン「しかし薄い所もあるようだから気を付けなければな」

ミケ「ああ、そうだな」

ナナバ「ま、やってみようか」


ハンジ「スケート靴も用意したよ」

ミケ「用意周到だな」

ハンジ「まぁね」

リヴァイ「これでどうするんだ?」

ハンジ「!」

エルヴィン「したことないのか」

リヴァイ「地下街にいたしな。上に来ても興味もなかった」

ハンジ「私が教えてあげるよ」

リヴァイ「ああ」

エルヴィン「……」

ミケ「……」

ナナバ「……面白そう」ボソッ



【連繋】


リヴァイ「……」シャー

ハンジ「くっそつまんねぇ」

ナナバ「あっさり覚えたね」

ミケ「よろよろするリヴァイを見てみたかったが」

エルヴィン「初めだけだったな」

ハンジ「しかも私より速いし」

リヴァイ「お前ら何固まっている」シャッ

エルヴィン「覚えが早いな」

リヴァイ「そんなに難しいものでもないだろ」


ハンジ「このやろう……よし、勝負だ」

リヴァイ「何故だ」

ハンジ「いいから。行くよ!」シャッ!

リヴァイ「! 待て!! ハンジ、そっちは……」

ハンジ「えっ」

ピシッ!

リヴァイ「チッ!!」シャッ!

ミケ「!!」シャッ!

エルヴィン「ナナバ、火を焚く! 準備を!」

ナナバ「了解!」


レスありがとうございます


2月28日、ビスケットの日


>>703まともにスケートさせなくて悪い。提供ありがとう
ネタが続きだから明日か明後日には来るよ
ではまたーノシ


【そういう意味も】


リヴァイ「ハンジ、動くな!」

ハンジ「やば……」

ピシピシ……

ミケ「……俺は陸からお前を支える」シャッ!

リヴァイ「ああ、頼む」

パキンッ!

ハンジ「あ……」

ドボンッ

リヴァイ「ハンジ!!」ガシッ

ミケ「リヴァイ!」ガッ

ハンジ「リ、リヴァ……」ガタガタ


ピシッ……ピシピシ

リヴァイ「――っ! ミケ、すぐに引き上げるぞ」

ミケ「ああ」

グイッ……ザパァッ

ハンジ「あ、あばばばば」ガタガタ

リヴァイ「これを羽織れ」バサッ

ミケ「陸に近い所だったのは不幸中の幸いだな」

エルヴィン「火を起こした。こちらに来い」

ハンジ「あああ……暖かい」

ナナバ「ほら、温かい飲み物」スッ

ハンジ「あああありがとう」ガタガタ

リヴァイ「回りをよく見ろ馬鹿が」

ミケ「下手をすれば最悪な事になっているぞ」


ハンジ「ごごごごめん」ガタガタ

エルヴィン「怪我はないか?」

ハンジ「だ、大丈夫」ブルブル

ナナバ「早く戻ろうか」

リヴァイ「そうだな。ハンジ、乗れ」

ハンジ「え? リヴァイ濡れちゃうよ? 歩くから大丈夫だよ」ブルブル

リヴァイ「震えてる奴を歩かせるより俺が運んだ方が速い」

エルヴィン「確かにな」

ナナバ「遠慮せずリヴァイの背に乗っておきなよ。早く着替えないと」

ハンジ「わ、分かった」スッ

リヴァイ「……」

ハンジ「あー……リヴァイ暖けぇー」

ミケ「…………なるほど」ボソッ



【人前なんだが】


ハンジ「あ゙ー」グスッ

リヴァイ「見事に風邪だな」

ハンジ「だね、へっくしょい!!」

リヴァイ「馬鹿が」

ハンジ「馬鹿だけど馬鹿ばか言わないでよ」

ミケ「大丈夫か?」

ナナバ「お見舞いだよー」

エルヴィン「ほら、みかんだ」

ハンジ「ありがとー」

リヴァイ「みかんはミケか?」


ナナバ「今回は買ってきた」

ミケ「何故俺だ」

エルヴィン「よく持ってきているからな」

ハンジ「リヴァイ、みかんー」

リヴァイ「ああ」ムキムキ

ハンジ「あーん」

リヴァイ「ん」スッ

ハンジ「甘い」モグモグ

エルヴィン「……」

ミケ「……」

ナナバ「……こっちが甘いよ」



【寝る前にはやらねば】


ハンジ「なんかみんな呆れて帰っていったね」モグモグ

リヴァイ「……」←理由を聞いた

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「気にするな。それより寒くはないか?」

ハンジ「大丈夫だよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「熱あるから暑いくらいだよ」


リヴァイ「……」

ハンジ「あ……」

リヴァイ「……」ガタッ

ハンジ「待った! まだ拭かなくていいから!」

リヴァイ「桶の水を替えてくるだけだ」

ハンジ「そ、そう」

リヴァイ「どうせ拭くわけだしな」

ハンジ「やっぱりそのつもりじゃないか!!」



【甘えっ子】


ハンジ「はぁー、すっきりさっぱりした」

リヴァイ「だろうが」

ハンジ「いやぁ、風邪ひいてると肌がぴりぴりする事あるじゃない?」

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「触られるとぞわぞわしちゃって」

リヴァイ「その言い方だと嫌がられているようだな」

ハンジ「そうじゃないよ」

リヴァイ「分かっている。あとはゆっくり休め」

ハンジ「部屋に戻る?」

リヴァイ「そっちの方がいいか?」

ハンジ「……ここにいて」ギュッ


リヴァイ「掴まなくても逃げねぇよ」

ハンジ「うん」ギュッ

リヴァイ「お前は熱を出すとそうなるな」ナデ…

ハンジ「?」

リヴァイ「分からなくていい。休め」ナデナデ

ハンジ「ん……」ウトウト

リヴァイ「……」ナデナデ

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……寝たか」

ハンジ「」ギュッ

リヴァイ「掴んだまま、か」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「早く治せ」ナデ…



【風習】


ハンジ「治ったー! リヴァイ看病ありがとうね!」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「さりげに部屋も片づけられてるし」

リヴァイ「ついでにな」

ハンジ「一家にひとつリヴァイだな」

リヴァイ「物扱いするんじゃねぇ」

ハンジ「あはは、でもリヴァイは私のだから他の所に行っちゃダメだよ?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……あのさ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「今日って閏日なんだけどね」


リヴァイ「ああ」

ハンジ「ある所ではこの日だけ女性から男性へのプロポーズが公認されてて
男性はそれを断る事ができないという恐ろしい習わしがあったんだって」

リヴァイ「……」

ハンジ「他の所に行っちゃダメだよ?」

リヴァイ「行かねぇよ。行く必要もねぇ」

ハンジ「! うん」

リヴァイ「お前こそふらふらしそうだがな」

ハンジ「失礼な。しないよ」

リヴァイ「巨人相手に」

ハンジ「………………しないよ」

リヴァイ「なんだ、今の間は」


レスありがとうございます。待たせた
>>559おまたせ。でも風邪ひいたけど乱れなかった
嫉妬かー考えてみるわ。サンクス


2月28日、バカヤローの日(意味が違うが)
2月29日、閏日(来年ですが。因みにかつてのイギリスの風習でした。断れないって本当怖ぇ)


次はでき次第、5日以内には……多分。ではまたーノシ


【ハンジ愛でる】


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「なんだ?」


ハンジ「……」ギュッ
リヴァイ「?」


ハンジ「……」ナデナデ
リヴァイ「……撫でるな」



ハンジ「だって今日は小さいものを愛そうという日だから」

リヴァイ「だってじゃねぇよ」ベリッ

ハンジ「あ、せっかく愛でてたのに」

リヴァイ「ふざけるな」

ハンジ「本気なのにー」ニヤニヤ

リヴァイ「……覚えてろよ」

ハンジ「?」



【リヴァイ愛でる】


リヴァイ「……」フニッ

ハンジ「ん……」

リヴァイ「……」フニフニナデナデ

ハンジ「ぁ……んん……」

リヴァイ「……」フニフニ

ハンジ「んぁ……なんか今日は随分丁寧に胸揉んでるね?」

リヴァイ「小さいものを愛そうという日だからな」フニフニ

ハンジ「!?」

リヴァイ「はっ……」フニフニ


ハンジ「コノヤロウ! 触んな!」ベリッ

リヴァイ「せっかく愛でてやっていたのに」

ハンジ「っかぁーー!! ムカつくぅぅ!!」

リヴァイ「お前が先にやったんだろうが」

ハンジ「う」

リヴァイ「丁寧に愛でてやるからおとなしくしてろ」

ハンジ「――っ/// て、丁寧にしなくていいから」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「もう! いいからいつも通りにしろよ!///」

リヴァイ「訳の分からねぇ奴だな」



【変態発言】


リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……なんだ?」カチャンッ

ハンジ「いや、熱くないのかなって」

リヴァイ「前も言っていたな。慣れだ」

ハンジ「ふぅん、真似してみよう」スッ

リヴァイ「……」

ハンジ「あっつ!! ちょっと耳たぶ貸して!」ムニッ


リヴァイ「あ? おい」

ハンジ「あー冷やっこい」ムニッ

リヴァイ「……」

ハンジ「耳たぶって大抵冷えてるよね」ムニムニ

リヴァイ「揉むな」

ハンジ「熱いものを触ったら耳たぶを触るってのは少しでも冷やす為かな」ムニムニ

リヴァイ「おい」

ハンジ「火傷を負わない程度なら耳たぶで充分って事かな」ムニムニ

リヴァイ「やめろ」ペシッ

ハンジ「あ、気持ちよかったのに」


リヴァイ「自分の耳たぶ揉んでろ」

ハンジ「リヴァイのがいいのにー」

リヴァイ「馬鹿か」

ハンジ「いいじゃん、揉ませろ」

リヴァイ「断る」

ハンジ「揉ーまーせーろー」スッ

リヴァイ「やめろ、変態が」ガッ

エルヴィン「……何を揉む気なんだ?」

ハンジ「おや、エルヴィン」



【待った】


エルヴィン「耳たぶか」

リヴァイ「なんだと思ったんだ」

エルヴィン「逆なら色々と考えるところだったがな」

ハンジ「はい、そこまで。あ、そうだ、エルヴィンの耳たぶ触らせてよ」

リヴァイ「!」

エルヴィン「俺のか? 構わないが」

ハンジ「人によって違うだろうから試しにね」スッ…

ガシッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」←腕を掴んでる

エルヴィン「……」


ハンジ「リヴァイ? 離してよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

エルヴィン「……リヴァイので我慢したらどうだ?」

ハンジ「だって触らせてくれないし」

リヴァイ「……」

エルヴィン「と、言っているが?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……じゃあ、ニファの耳たぶ触ってこよう」

リヴァイ「セクハラするな」スッ

ハンジ「なんでセクハラだ!」



【独占欲】


ハンジ「ふにふにだなー」ムニムニ

リヴァイ「……」←揉ませてる

エルヴィン「……」

リヴァイ「……なんだ?」

エルヴィン「いや?」

ハンジ「ふにふにー」ムニムニ

リヴァイ「……いつまでやったら気がすむ?」

ハンジ「もうちょっと」ムニムニ


エルヴィン「……」

リヴァイ「なんだ?」

エルヴィン「いいや? あまり揉むと腫れるんじゃないか?」

ハンジ「ああ、そうだね。もうやめておくよ」スッ

リヴァイ「……」フゥ

エルヴィン「……」クッ

リヴァイ「……なんだ?」

エルヴィン「何も?」

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「なんで舌打ち?」


レスありがとうございます
今回若干嫉妬っす。リヴァイ風邪な、考える


3月2日、ミニの日
3月3日、耳の日


悪いが次もでき次第で……
ではまたーノシ

乙です
860です
これは私のリクエストを採用してくれたのでしょうか?!
チガカッタラナンカハズカシイナァ
どちらにしろ、こういうの望んでたので嬉しいです!
頑張ってください!


【センス】


ハンジ「リヴァイ、お土産何がいい?」

リヴァイ「紅茶」

ハンジ「一択かい」

リヴァイ「中央にはいい紅茶がある」

ハンジ「そりゃそうだけど」

リヴァイ「お前の見立てに掛かっている」

ハンジ「! ……ふ、受けて立とうじゃないか」

リヴァイ「ネタに走るなよ」

ハンジ「……チッ」

リヴァイ「やはりか」



【ハマる】


ハンジ「リヴァイただいまー!」ドンッ

リヴァイ「……なんだ、これは」

ハンジ「紅茶」

リヴァイ「量が多くねぇか?」

ハンジ「いろんな種類買ってきた。グラムで売っててさ、高いからちょっとずつね」

リヴァイ「一種類で構わなかったんだが……」

ハンジ「色々あったからね。ダージリン、アッサム、ウバ、ディンブラ、キーモンとか」

リヴァイ「ほぅ」


ハンジ「ダージリンなんかファーストフラッシュがあってさ!」

リヴァイ「……」

ハンジ「高かったけど高級であるゴールデン・ティップスが多いみたいだから仕方ないね」

リヴァイ「店主から色々聞き出したか」

ハンジ「……紅茶って複雑すぎない?」

リヴァイ「自分の気に入ったもん見つけりゃそれでいい」

ハンジ「はまる人は深く知りたがるんだろうけどね」

リヴァイ「お前の巨人狂いと同じでな」

ハンジ「私は自分で見出さなきゃいけないからね。もっとはまってるさ」

リヴァイ「……」ゲンナリ


ハンジ「あなたに関してもまだまだ見出さなきゃいけない事だらけで大変だよ」

リヴァイ「……それは俺の台詞でもあるな。お前に関しちゃさっぱり分からねぇ事もある」

ハンジ「あはは! 全部分かっちゃつまらないじゃないか」

リヴァイ「まぁな」

ハンジ「さ、リヴァイ。紅茶入れて?」

リヴァイ「入れ方は習って来なかったのか?」

ハンジ「リヴァイが知ってるだろうからいいやと思って」

リヴァイ「……」ガタッ

ハンジ「待ってるねー」

リヴァイ「……チッ」



【蘊蓄】


ハンジ「……はぁー。リヴァイの入れた紅茶は美味しいねぇ」

リヴァイ「そうか」ズズズズ

ハンジ「うん。これはダージリン? 色味はオレンジ色だけどストレート?」

リヴァイ「ああ、ストレートだ。香りを楽しむものだしな。アッサムはミルクティー向きだ」

ハンジ「そうなんだ」

リヴァイ「ウバは渋味とメントール風の爽やかさがあってストレートでもいいがこれもミルクティーに向いている」

ハンジ「へー」

リヴァイ「ディンブラはバラのような上品な香りのするフレーバーの紅茶だ。アイスティーで飲むのがいい」

ハンジ「……うん」


リヴァイ「キーモンは甘い香りとスモーキーな味が特徴だな。
キーマン、キームンと呼ばれる事もある。これはストレートがいい」

ハンジ「……」

リヴァイ「ダージリンだが一番摘み、所謂ファーストフラッシュより
セカンドフラッシュの方が味・コク・香りともに良いとされる」

ハンジ「…………」

リヴァイ「オータムナル、秋摘みとなると渋味も加わりミルクティーに合うようになる」

ハンジ「……リヴァイ紅茶屋開いたら?」

リヴァイ「……」

ハンジ「……」

リヴァイ「……悪くない」フム

ハンジ「マジか」



【いつかの話】


ハンジ「リヴァイが紅茶屋やっても接客できなさそう」コクッ

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「あ、私がやればいいか」

リヴァイ「任せた」

ハンジ「努力する気ゼロだな」

リヴァイ「だが壁外へ旅をしたいんじゃなかったか?」

ハンジ「あー……流しの紅茶売りでもする?」


リヴァイ「壁外に人いるか?」

ハンジ「その内増えるだろうし落ち着いたら紅茶屋やるのもいいかもね」

リヴァイ「ああ……そうだな」

ハンジ「ふふっ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「夢ばっか増えるなと思ってね」

リヴァイ「何もないよりマシだろ」

ハンジ「……うん、そうだね」



【植物】


ハンジ「おや? 馬酔木だ」

リヴァイ「アセビ?」

ハンジ「馬を近づけないようにね」

黒馬「ブルル」

リヴァイ「?」

ハンジ「これはね、馬が酔う木と呼ばれているんだ」

リヴァイ「酔うのか」

ハンジ「葉に毒があって食べた馬が酔った様にふらふらするんだよ」


リヴァイ「……近寄るなよ」ポンッ

黒馬「ブルル?」

ハンジ「この辺りはアセビが多いね。草食動物が沢山いるのかな?」

リヴァイ「どういう意味だ」

ハンジ「アセビは避けられるから相対的に他の木が少なくなるんだよ」

リヴァイ「なるほど」

ハンジ「葉を煎じると殺虫剤にもなるらしいけど素人が手を出すとまずいね」

リヴァイ「同じ葉でも紅茶とはえらい違いだな」

ハンジ「まぁね。この辺りで狩りするとよさそうだね」

リヴァイ「壁外でなければな」


レスありがとうございます
>>891安価つけてなくて悪かった。若干だったもんでな
うーん……あれだな、グンタさんが悪いんやな。あの人何で夏に産まれたんや


3月8日、みやげの日
馬酔木(アセビ、アシビ、アセボ):3月9日の誕生花


無駄に紅茶話。調べて書いてるけど間違いあったらごめんよ。紅茶複雑やねん
ゴールデン・ティップスやらについては次のレスに。面倒だし長いから読みたい方だけどうぞ

次は金曜辺りかな。ではまたーノシ

ゴールデン・ティップスは茶樹の一番上に生えている新芽の事
葉に白くて細い産毛がついており、見かけはシルバーや白色で乾燥後に金色になるものがゴールデン

紅茶らしい香りを放つが収穫量が少ない為、量が多いと高価。この質や量により紅茶の善し悪しが決まるとか
とはいえティップばかり集めたものは味的にマニア向けらしい


ちなみにオレンジペコはティップの次の若い葉の事。オレンジ味じゃない。
茶葉の色がオレンジに見える事からこの名がついたとかなんとか、諸説有り。

枝の上からティップ(フラワリー・オレンジペコ(FOP)とも)、
オレンジペコ(OP)、ペコー(P)、ペコースーチョン(PS)、スーチョン(S)と呼ぶらしい

面倒だが現在は加工後の形状を表す言葉にもなっているそう
加工後の茶葉の形状が一番大きく若い茶葉がOPと呼ばれる。つまりはダージリンやアッサム等にそれぞれOPがある

ただし国際的な基準はない。他にもカットするしないとかあるけどえらい事になるので省略
OPは紅茶の種類じゃないとわかっていれば良いのです

調べたところがティップって書いてたからそうしたけどチップでもおけ
ざっくり書いただけでこれ。紅茶大変、複雑


【迷惑の量】


ハンジ「リヴァイ、いつも部屋を綺麗にしてくれたり風呂の心配してくれたりありがとう」

リヴァイ「いきなりなんだ。気色悪い」

ハンジ「失礼な。感謝の日だよ」

リヴァイ「あぁ」

ハンジ「いつもしてもらっている事って感謝を忘れがちでしょう?
こういった日にきちんと普段の感謝を伝えるってのは大事だと思うんだ」

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「どんなに気心しれた相手でも感謝の気持ちを忘れて
当然だと思うようになったらおしまいへの秒読み待ったなしだよ」

リヴァイ「そうだな」


ハンジ「そんなわけで、本当に毎回毎回ありがとうございます」ペコー

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……リヴァイからのは?」

リヴァイ「俺から……?」

ハンジ「なんかあるでしょうよ」

リヴァイ「……」

リヴァイ「…………」

リヴァイ「………………」

ハンジ「無いのか!?」

リヴァイ「いや…………すぐに思いつかないだけだ……多分」

ハンジ「多分!?」

リヴァイ「あー……あれだ俺の言いたい事を纏めてくれたり……」


ハンジ「うんうん」

リヴァイ「えー……」

ハンジ「もう無いの!?」

リヴァイ「あー……身体を触らせてくれたり……?」

ハンジ「待った! それはなんか違う!!」

リヴァイ「そうか……あぁ、心配してくれたりか」

ハンジ「そうそう、そういうの」

リヴァイ「…………とかありがとう」

ハンジ「それだけ!?」

リヴァイ「……思いついたら言う」

ハンジ「くそっ、他にもあるだろって具体例が出せないのが悔しいっ!!」



【一時休憩】


リヴァイ「……ふぅ」

リヴァイ(書類がやっと終わった)

リヴァイ「紅茶飲みてぇな」

ハンジ「リヴァーイ! お茶しようぜぇー!」バターン!!

リヴァイ「……ノックくらいしろ」

ハンジ「まぁまぁ。クッキーも持ってきたよ」

リヴァイ「丁度休憩を取ろうと思ったところだ」

ハンジ「おお! 私ってばナイスタイミングだね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「リヴァイ程美味しく入れられてはいないけど紅茶だよ。飲もう」

リヴァイ「ああ」



【良い笑顔】


ハンジ「はぁー、紅茶飲んでると和むねぇ」

リヴァイ「そうだな」ズズズズ

ハンジ「リヴァイと飲んでると尚更だねぇ」ニコー

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「傍にいてくれて感謝する、ありがとう」

ハンジ「!!?!?///」

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「は? はい? え? 何?」


リヴァイ「“思いついたら言う”と言っていただろ」カチャンッ

ハンジ「あ、うん。そう言ってたけど……その……///」

リヴァイ「なんだ、違ったか」

ハンジ「いいや! あってる! あってるよ!!」

リヴァイ「ならいいだろ」

ハンジ「そうなんだけど、ただちょっと……///」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「て、照れる……かな?///」ヘヘッ

リヴァイ「……」

ハンジ「ふへへ、ありがとうねぇ」ニコー

リヴァイ「……ああ」



【とにかく謝意を】


ハンジ「……」

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ(以前のリヴァイだったら言わなかったよね……)

リヴァイ「……」カチャンッ

ハンジ(でも今回はちゃんと言ってくれた)

リヴァイ「……」

ハンジ「んふふー」ニコニコ

リヴァイ「なんだ?」


ハンジ「嬉しいなぁーって」ニコニコ

リヴァイ「……」

ハンジ「傍にいる事を感謝してもらえるって嬉しいものだね」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「私も感謝してるよ。傍にいてくれる事、いさせてもらえる事。本当にありがたいね」

リヴァイ「もうやめろ」

ハンジ「なんで?」

リヴァイ「更にそれ以上の事を言わなきゃならねぇような気になる」

ハンジ「……本っ当にありがたいよね! リヴァイが生きてる事に感謝なんて当たり前なくらいで!」

リヴァイ「何を言わせたいんだ」



【ミントの香り】


リヴァイ「……」フワーン~

ハンジ「またリヴァイからミントな香りが」

リヴァイ「雑草をむしっていたらミントを見つけてな。邪魔だから抜いたんだが」

ハンジ「ミントなおじさんか」

リヴァイ「何か嫌な響きだな」

ハンジ「じゃあ薄荷おじさん」


リヴァイ「それも嫌な響きだ」

ハンジ「我が儘だなー。じゃミント大使」

リヴァイ「我が儘じゃねぇし、大使でもねぇ」

ハンジ「ミント兵長」

リヴァイ「ミントから離れろ」

ハンジ「大使」

リヴァイ「何故それを残す」


レスありがとうございます
昨日はすまんよ……ちょっと横になったら朝になってた。びっくりしたよ
グンタさん7月生まれなんやで、でも今3月。ということは? グンタさんを恨まずにはいられない


3月9日、感謝の日
3月10日、砂糖の日(甘いって事で)・ミントの日


次もでき次第なんじゃよ。ではまたーノシ


【次も必ず】


ハンジ「ふぅ……」

リヴァイ「どうした?」

ハンジ「もうそろそろコートも必要ないなーと思ってさ」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「リヴァイからもらったコート、結構着たけどね」

リヴァイ「ああ、公私共に使っていたな」

ハンジ「これからも大事に使わせてもらうよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「また次の冬に着ないとね!」

リヴァイ「……ああ、着ろ。必ずな」



【冗談を言う顔】


――ハンジ研究室――


ハンジ「やぁ、リヴァイ」

リヴァイ「何か用か」

ハンジ「次の演習なんだけど私の班と合同でしてもらえないかい?」

リヴァイ「構わねぇが」

ハンジ「良かった! それで、この辺りの練兵場を使ってやりたいんだけどね」バサッ

リヴァイ「ああ」




――休日:リヴァイ自室――



ハンジ「リヴァーイ!」デローン
リヴァイ「……重い」


ハンジ「ひっどいなぁー」ケラケラ
リヴァイ「……」


ハンジ「ん? どした?」
リヴァイ「お前、普段と俺と二人でいる時と態度が違うな」


ハンジ「すんげぇ今更だね」スッ

リヴァイ「まぁ、前から思ってはいたんだが……」

ハンジ「そりゃそうでしょうよ。リヴァイだって違うじゃないか」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「そうだよ。違わなかったらそれはそれでどうかと思うけど?」


リヴァイ「まぁ、そうか。人前でヤるわけにもいかねぇしな」

ハンジ「おっさん、口を慎め。なんでそういう違いだ」

リヴァイ「冗談だ」

ハンジ「だから冗談が分かりにくいっての。真顔で言うな」

リヴァイ「どんな顔で言えと言うんだ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイってあんまり笑わないよね。だからたまに笑うと嬉しくなるよ」

リヴァイ「考える事を放棄したな?」



【戻り寒波】


ハンジ「明日外でお昼食べない? サンドイッチでも持って」

リヴァイ「構わねぇが」

ハンジ「ピクニック決定ー。サンドイッチ作るね」

リヴァイ「ああ」


――次の日――


ヒョオォォォ……

リヴァイ「……雪降ってるな」

ハンジ「これだから春先は! せっかく作ったのに!」

リヴァイ「雪でも見ながら食うか」

ハンジ「雪見か。お酒用意する?」

リヴァイ「昼間だ」



【安らぐ場所】


ハンジ「サンドイッチがつまみってあんまりだね」グビッ

リヴァイ「勝手に人の酒飲みやがって」

ハンジ「あの辺りに隠してあるなんてお見通しだよ」ケラケラ

リヴァイ「飲みすぎるなよ」

ハンジ「うーん、私が飲みすぎるのってリヴァイの所為な気がする」

リヴァイ「人の所為にするな」

ハンジ「いやぁははははは」

リヴァイ「笑って誤魔化すな」


ハンジ「ついつい甘えちゃうんだよね」

リヴァイ「……」

ハンジ「二人きりでお酒ってなるとねー」

リヴァイ「他に人がいても飲みすぎてるじゃねぇか」

ハンジ「あれは楽しくてね。でもべろんべろんになるのはやっぱりリヴァイがいるときだけだよ」

リヴァイ「……そりゃ迷惑な話だな」


 ハンジ「安心して身を任せられる人がいないとね」トンッ
リヴァイ「……」


 ハンジ「雪、降ってるねー」
リヴァイ「もう春なのにな」




【名前】



ハンジ「んふふ、リヴァイリヴァイー」ベッタァー
リヴァイ「……昼間から泥酔しやがって」


ハンジ「リヴァイー」ギュー
リヴァイ「さっきからうるせぇな、なんだ」


ハンジ「呼んだだけー」ケラケラ
リヴァイ「なんなんだ」


ハンジ「なんでもないよー」
リヴァイ「訳が分からねぇ」



ハンジ「名前を呼べる幸せを噛み締めているんだよ」スッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「最愛の相手が目の前にいて名前を呼べるなんて幸せじゃないか」

リヴァイ「……」

ハンジ「ね、リヴァイ」ニコッ

リヴァイ「……そうだな……ハンジ」


レスありがとうございます、感謝やで
ジャンプの長期連載wwまぁ、このスレ終わったらしばらく書き貯めるつもりだよ
自分なりにちゃんと締めるまでもちょっとだけやらせてくれろ


3月13日、サンドイッチデー


今ちょいと忙しくてな、ノロくてすまんよ
次もでき次第……ではまたーノシ


【白い日】


ハンジ「ああぁー!!!」ガシガシ

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「捕獲却下ぁぁぁー!!!」ガンッ!

リヴァイ「今回は先に進むのが目的だからな」

ハンジ「分かってるよー……あぁ……」

リヴァイ「これでも飲んで落ち着け」カチャッ

ハンジ「紅茶か、ありがとう」

リヴァイ「……茶請けだ」コトッ


ハンジ「……」

リヴァイ「……」ズズズズ

ハンジ「ふわふわだね」フニフニ

リヴァイ「そうだな」カチャン

ハンジ「真っ白だ」パクッ

リヴァイ「ああ」

ハンジ「甘い」モグモグ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ふふっ、ありがとう。おいしいよ、マシュマロ」

リヴァイ「ああ」



【隣】


――街――


ハンジ「あ、靴買っておかないと」

リヴァイ「靴?」

ハンジ「今度夜会にでなきゃいけないでしょ?」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「眉間にシワ寄せないでよ。私だって嫌なんだから」

リヴァイ「エルヴィンだけ行きゃいいだろうに」

ハンジ「ま、たまにはパトロンにいい顔見せておかないとね」


リヴァイ「……妙なモノ見せるんじゃねぇぞ」

ハンジ「巨人の話をしたら罰を受ける手筈を整えられてるよ。エルヴィンによって」ハァー

リヴァイ「そっちもだが……」

ハンジ「?」

リヴァイ「……妙に着飾られてもな」

ハンジ「あぁ、無い無い。なんの心配してるんだか」

リヴァイ「……」

ハンジ「……隣にはあなたがいてくれるんだろ?」ニコッ

リヴァイ「……ああ」



【女装?】


ハンジ「これかなー? いや、こっちか……」

リヴァイ「ヒール高ぇな」

ハンジ「リヴァイも上げ底しとく?」

リヴァイ「誰がするか」

ハンジ「まぁ存在感でかいからいらないか。あんまり高いヒールだと転けそうだな」

リヴァイ「高いヒールに細い爪先……」

ハンジ「動きづらいよねぇ」

リヴァイ「女は大変だな」

ハンジ「本当、女の人って大変だね」

リヴァイ「お前も女だろうが」



【エスコート】


――夜会――


ハンジ「ふぅー、やっぱり疲れるね」

リヴァイ「……」ヌォーン~

ハンジ「リヴァイ、顔に出まくってるよ」

リヴァイ「元から目付きも悪ぃから問題ねぇだろ」~ヌォーン

ハンジ「自分で目付き悪いとか言っちゃってるよ」

リヴァイ「もう帰ってもいいだろ」

ハンジ「エルヴィンに確認しないとねー」キョロキョロ


リヴァイ「……おっさんと話をしている」

ハンジ「あー……話しかけられないね」

リヴァイ「はぁ……せめてあっちに行っていても構わねぇよな?」

ハンジ「庭に噴水とか凄いねぇ。私も行くよ。疲れた」

リヴァイ「ああ」スッ

ハンジ「! ふふっ」ギュッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「いや? なんでもないよ」ニコッ

リヴァイ「?」

ハンジ(今、凄く自然に手を差し出してくれたなぁ。当たり前みたいに)ニコニコ



【馴れない所作】


ハンジ「ふぅ、少しは落ち着くね」

リヴァイ「ハンジ、足を見せてみろ」

ハンジ「はい?」

リヴァイ「足だ」

ハンジ「へ? こ、こんな所で何言ってるんだい? 会場から離れてるとはいえ」

リヴァイ「足、痛ぇんだろ?」

ハンジ「う」ギクッ

リヴァイ「さっきから庇ってやがったからな」ストッ

ハンジ「あ、ちょっと」

リヴァイ「そこに座れ」

ハンジ「……はい」ストンッ


リヴァイ「あぁ、やはりな」

ハンジ「馴れない靴だからね。靴擦れしちゃったよ」アハハ

リヴァイ「きつかっただろ」シュルッ

ハンジ「……うん」

リヴァイ「我慢するんじゃねぇ」シュルシュル

ハンジ「……」

ハンジ(な、なんか目の前でひざまずかれると照れるな)

リヴァイ「? どうした?」

ハンジ「う、ううん。なんでもないよ」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ(うぅ、その状態でこっち見られると更に照れるよ)

リヴァイ「よし、なるべく目立たないように巻いた。先に帰るか」

ハンジ「えっ、でも……」

リヴァイ「言伝てを頼んでおく。急病という事にしておこう」


ハンジ「……ありがとう」

リヴァイ「当然の事だ」

ハンジ「――……嬉しいよ」フッ

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」


リヴァイ「――――」
ハンジ「!?」


リヴァイ「――戻るぞ」

ハンジ「びっくりした。全く……リヴァイ」スッ

リヴァイ「あ?」

ハンジ「口紅ついてるよ」ゴシッ

リヴァイ「あぁ……」


レスありがとうございます


3月14日、ホワイトデー
3月15日、靴の記念日


ちょっと話が続く。次は月曜か火曜には
ではまたーノシ


【抱えたい】


リヴァイ「大丈夫か?」

ハンジ「もう少しで部屋に着く。頑張るよ」ヨロヨロ

リヴァイ「別に頑張らなくていい」ヒョイッ

ハンジ「うわっ!?」

リヴァイ「俺が運べばいいことだ」スタスタ

ハンジ「いや! 恥ずかしいからいいよ!! 下ろして!」ジタバタ

リヴァイ「暴れるな。今更なんだ、よくこうやって運んでいるだろうが」

ハンジ「それは部屋の中でだろ? 人前でこんな運ばれ方ほとんどされたことないし……」

リヴァイ「人前……?」


ハンジ「夜だし人気もないけどいつ人に出くわすか分からないでしょ? 宿舎なんだから」

リヴァイ「そうだが……なら担ぐか」

ハンジ「ドレス姿でそれはちょっと嫌だな」

リヴァイ「我が儘な野郎だな」

ハンジ「野郎じゃねぇよ。歩くから支えててよ」

リヴァイ「……」

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「人に出くわしたら説明すりゃいい。一目で分かるしな」スタスタ

ハンジ「なんでそんなに頑ななんだよ」

リヴァイ「いいから大人しくしていろ」



【我が儘?】


ハンジ「はぁ……人に会わなくてよかった」ホッ ←ベッドに腰掛けてる

リヴァイ「水を持ってきた。足はどうだ?」スッ

ハンジ「ああ、ありがとう。足は軽く皮が剥けてる程度だね。すぐに治るよ」ゴクッ

リヴァイ「とりあえず洗っておこう」

ハンジ「桶まで……用意いいね」

リヴァイ「足を出せ」

ハンジ「はいはい」

リヴァイ「まぁ、大したことねぇな」チャプッ

ハンジ「脱いじゃえばね」


リヴァイ「だが足だからな。ちゃんと洗っておかねぇと」チャプチャプッ

ハンジ「……」

ハンジ(またひざまずきだし、今度は足洗われてるし……どこ見てたらいいんだろう?)

リヴァイ「……」チャプッ…サワッ

ハンジ「!?」ビクッ

リヴァイ「……」ツー

ハンジ「リヴァイ、ちょっと! ふくらはぎは靴擦れ起こしてないよ!」

リヴァイ「だろうな」ツー

ハンジ「だぁぁ!/// それ以上手を上に持ってこないで!」

リヴァイ「……」サワッ

ハンジ「ぁっ……む、無言で拒否した!?」


リヴァイ「……」レロッ

ハンジ「ひゃうっ!?/// ふくらはぎ舐めるな!」

リヴァイ「……」チュゥ…

ハンジ「ふぅっ! う、内腿に痕つけない……で……」ビクッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「くぅっ、目でモノを言いやがって!」

リヴァイ「着飾りゃその気になるだろ」

ハンジ「口に出されても困るな」

リヴァイ「やはり我が儘だな」ギシッ

ハンジ「我が儘なのはあんただ!!」



【仕草】


ハンジ「ね、桶片付けてからにしようよ……あ」

リヴァイ「後でいい」ツー

ハンジ「ん……でも」

リヴァイ「うるせぇ」フニッ

ハンジ「あっ」ビクッ!

ガンッ、バシャッ

ハンジ「あ」

リヴァイ「……」

ハンジ「あっちゃぁ。床が」

リヴァイ「……チッ」

ハンジ「ついでに爪先が痛いわ」ジンジン

リヴァイ「足、水に浸けたままだったな」


ハンジ「だね。片付けないと」ムクッ

リヴァイ「いい、俺がやる。足を拭け」スッ

ハンジ「ありがとう。でもひっくり返したの私だし」ゴシゴシ

リヴァイ「足、痛ぇんだろ? そこで待機してろ」ゴトッ

ハンジ「あ、やめる気はないんだね」

リヴァイ「当たり前だ」フキフキ

ハンジ「あはは」コロンッ ←寝転んで頬杖ついてる

リヴァイ「……」

ハンジ「本当、あなたは優しいね」クスクス

リヴァイ「……」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「掃除そっちのけにしたくなるな」チッ

ハンジ「?」



【成功】


ハンジ「ん……」パチッ

ハンジ「ふぁあーよく寝た」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「まだ寝てら」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」


ハンジ「……」スッ
リヴァイ「」スゥスゥ


ハンジ「ハンジに好きだと言いたくなーる」ボソボソ
リヴァイ「……」ピクッ



ハンジ「……好きだと言いたくなーる」ボソボソ
リヴァイ「……」スゥスゥ


ハンジ「いっそ巨人も好きだと言いたくなーる」
リヴァイ「ならねぇよ」


ハンジ「おぉ? 起きてたのか」スッ

リヴァイ「何をしてた」

ハンジ「睡眠学習?」

リヴァイ「洗脳か」

ハンジ「失礼なー」

リヴァイ「もう少し上手く誤魔化せ」


ハンジ「な、何が」ギクッ

リヴァイ「はっ……」グイッ

ハンジ「あ」


リヴァイ「---」ボソッ
ハンジ「――っ!?///」


リヴァイ「これでいいか?」スッ

ハンジ「は、はい……///」

リヴァイ「チッ、起き抜けに何やってんだ」

ハンジ「洗脳」

リヴァイ「お前」



【季節より】


ハンジ「今日はいい天気だね」

リヴァイ「今時期はややこしいな」

ハンジ「寒かったり暖かかったりねー」

リヴァイ「今日は丁度いいくらいだな」

ハンジ「こんな日は散歩だよ! 行こうや」

リヴァイ「ババくせぇな」

ハンジ「やかましいわ。嫌なら一人で行くよ」

リヴァイ「行かねぇとは言ってねぇ」

ハンジ「偏屈オヤジが」

リヴァイ「うるせぇな」

ハンジ「あなたの方がよっぽどややこしいよ」


レスありがとうございます
次スレ行きますよ。もうやけくそですよ
行けるとこまでいってやんよ……いや、やっぱり次で終わらせたい


3月21日、催眠術の日
3月25日、散歩にゴーの日


次でこのスレ終わり。明日来る
ではまたーノシ


【ピクニック】


ハンジ「本当にポカポカ陽気だね」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「あの丘まで行こうか」

リヴァイ「散歩じゃねぇな」

ハンジ「ピクニックレベルかな」

リヴァイ「何か食いもんでも持っていくか」

ハンジ「ちょっと前のリベンジだね」

リヴァイ「あぁ……」

ハンジ「あの時はいきなり寒くなったからね。サンドイッチ持っていこう!」

リヴァイ「そうだ……」

ハンジ「早速買ってくるよ」ダッ!

リヴァイ「な……って行動早ぇな」



【いつでもどこでも】


ハンジ「あー、美味しかった」

リヴァイ「まぁまぁだな」

ハンジ「ひねくれてるなぁ」

リヴァイ「俺は結構正直だ」

ハンジ「そうかなぁ」

リヴァイ「いい風だな」


ハンジ「そうだねぇ。……ここからだと壁が広く見渡せるね」

リヴァイ「なかなか高い丘だしな」

ハンジ「あの壁の向こうには巨」

リヴァイ「やめろ」

ハンジ「なんだよー」ブー

リヴァイ「こんな所でまで聞きたくねぇ」

ハンジ「とてもとてもとても楽しいのに」

リヴァイ「お前だけだ」



【一時の穏やかな日】


リヴァイ「いい気候だな」ゴロンッ

ハンジ「あ、こら。膝枕とか誰かに見られたらどうすんだよ」

リヴァイ「こんな丘、登って来る奴なんざいねぇだろ」

ハンジ「まぁ……普通の人はこんな険しい丘というか山というか……にピクニック気分では登らないよね」

リヴァイ「途中、猪いたな」

ハンジ「いたね。狩ろうとするからどうしようかと」

リヴァイ「ここは禁猟区域だったか」

ハンジ「どうだか知らないけど狩ってもどうやって持って帰るんだよ」

リヴァイ「ナイフ一本で捌けねぇ事もねぇと思うが。川もあったしな」

ハンジ「そりゃまた随分と血生臭いピクニックだね」


リヴァイ「まぁ汚れるからやめておいたが」

ハンジ「猪が怯えるところなんて初めて見たかもしれない」

リヴァイ「そうか……」ウト…

ハンジ「リヴァイ?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「ありゃ」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「ふふっ……」ナデ…

ザザァ……

ハンジ「本当にいい風だな」

リヴァイ「」スゥスゥ



【長閑(のど)やか】


ハンジ「リヴァイ」ユサユサ

リヴァイ「ん……」

ハンジ「起きて、そろそろ戻ろう」

リヴァイ「ああ……寝てたか」ムクッ

ハンジ「珍しいね」

リヴァイ「結構寝てたか?」

ハンジ「結構ね」


リヴァイ「悪い」

ハンジ「いいや? 楽しかったよ」フフッ

リヴァイ「そうか」

ハンジ「こんなにゆっくりした時間もそうそうないからね」

リヴァイ「……そうだな」

ハンジ「さて、行こうか」

リヴァイ「ああ」



【帰ろう】


ハンジ「もう夕方だねぇ」

リヴァイ「少し風が冷たくなったな」

ハンジ「そうだね。早く宿舎に戻ろう」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「……」

リヴァイ「ハンジ、どうした?」

ハンジ「壁が夕日で赤く染まってるね」

リヴァイ「……」

ハンジ「……また壁外調査が始まる」


リヴァイ「ああ」

ハンジ「今日の様な穏やかな日を、壁の外でも過ごせる。そんな日がいつかやって来るといいね」

リヴァイ「……」

ハンジ「だからその為にも私は……諦めないで進む」

リヴァイ「私‘達’だろ」

ハンジ「! あはは、そうだった!」

リヴァイ「……馬鹿が」

ハンジ「リヴァイ……最期の時まであなたと共に、なんて贅沢は言わない」

リヴァイ「……」

ハンジ「でもこのまま最期まであなたの女でいたい。そして、あなたは最期まで私の男であってほしいと願うよ」


リヴァイ「願うまでもねぇよ」

ハンジ「ふふっ……それなら私はきっとまたここに戻って来れる」

リヴァイ「当然だ。遅れる事も許さねぇよ」

ハンジ「厳しいなぁ」

リヴァイ「背負っている連中の為にもだ」

ハンジ「あぁ……そうだね。そうだ」

リヴァイ「……」ギュッ
§
ハンジ「!」

リヴァイ「帰るぞ」
§
ハンジ「リヴァイの手、温かいね。……うん、帰ろうか、私達の家に」


〆終わり?


〈リスト〉



◆1【これなら】>>2 ◆2【度数】>>3 ◆3【べろんべろん】>>5-6 ◆4【標(しるべ)】>>7-9 ◆5【むしろ悪化】>>10-11


◆6【おめでとうございます】>>12-14 ◆7【教育】>>15-16 ◆8【ハンジの負け】>>17 ◆9【お菓子】>>18 ◆10【カイロ】>>19-20


◆11【後片付け】>>32 ◆12【そういや】>>33-34 ◆13【私の城】>>35 ◆14【似合わない】>>36-38 ◆15【繰り返すつもりか】>>39-41


◆16【ファイル】>>54 ◆17【早く気づけ】>>55-56 ◆18【それは違うんです】>>57-58 ◆19【寂しかった】>>59-60 ◆20【寝かせておきたい】>>61-62


◆21【情報不足】>>68-69 ◆22【口が曲がるかもな】>>70 ◆23【秘密だよ】>>71-72 ◆24【絶対です!】>>73-74 ◆25【二人で赤く染まる】>>75-76


◆26【一緒に挟まる】>>112-113 ◆27【ハンカチ】>>114-115 ◆28【もっと寒くなってから】>>116 ◆29【早く治せ】>>117>>119 ◆30【おまじない】>>120-121


◆31【聞いていた?】>>142-144 ◆32【気になる】>>145-146 ◆33【ぐちゃぐちゃの粉々に】>>147-148 ◆34【咳は止まった】>>149-150 ◆35【身から出た錆】>>151-152


◆36【歯】>>166-167 ◆37【油断】>>168-170 ◆38【確かめる?】>>171-172 ◆39【不意をつけば】>>173-174 ◆40【空気】>>175-176



◆41【昔の話】>>195-197 ◆42【そんなに被りたければ】>>198-199 ◆43【禁酒宣言】>>200-201 ◆44【舌の根が乾かない】>>202 ◆45【人の尊厳はどうした】>>203


◆46【原因】>>211-212 ◆47【充電】>>213-214 ◆48【言ってみただけ】>>215 ◆49【ひっそり】>>216-217 ◆50【素早い】>>218


◆51【どこも似てない】>>234 ◆52【誰よりもよく】>>235-236 ◆53【言わせるな】>>237-238 ◆54【年を取ったら】>>239 ◆55【……けてねぇ】>>240-242


◆56【○。○ーゲーム】>>255 ◆57【からかわれる】>>256-257 ◆58【問題ない】>>258-259 ◆59【不味くなる】>>260-261 ◆60【後ろ後ろ】>>262-263


◆61【靴下】>>271-272 ◆62【突然の贈り物】>>273-274 ◆63【11本の薔薇】>>275-277 ◆64【ジャム】>>278-280 ◆65【乙女趣味】>>281-282


◆66【決定】>>285-286 ◆67【後悔の先】>>287-288 ◆68【落とされた】>>289-290 ◆69【ぴっとり】>>291-292 ◆70【触り心地】>>293-295


◆71【若さの秘密】>>297-298 ◆72【重し】>>299-300 ◆73【飴】>>301-303 ◆74【わらわら】>>304-306 ◆75【疲れた】>>307-308


◆76【空気を変える】>>313-314 ◆77【恥ずかしい事】>>315-316 ◆70【似た者】>>317-319 ◆79【嫉妬が嬉しい】>>320-323 ◆80【押し掛け】>>324-325


◆81【わざとか天然か】>>332-333 ◆82【道端なんですが】>>334-336 ◆83【配達】>>337-340 ◆84【曲解】>>341-342 ◆85【ついでに実験】>>343-345


◆86【お互いに】>>353-354 ◆87【行け】>>355-358 ◆88【後なら】>>359-361 ◆89【安心安心】>>362-363 ◆90【どこでも食卓】>>364-365



◆91【黙らせる】>>370-372 ◆92【負けた】>>373-375 ◆93【奇行種】>>376-377 ◆94【それぞれ】>>378-381 ◆95【あれどこ】>>382-383


◆96【猟奇的気分?】>>390 ◆97【リヴァイで遊ぶ】>>391(前スレに同じタイトルがorz) ◆98【その時まで一緒】>>393-394 ◆99【月明かり】>>395-396 ◆100【壁外調査後】>>397-398


◆101【そのまま朝まで】>>403-404 ◆102【ぽかぽか】>>405 ◆103【生きている証】>>406-407(このタイトルも2回目orz) ◆104【呆れた眼差し】>>408 ◆105【性別からして】>>409-410


◆106【ノック】>>415-416 ◆107【季節がはずれる】>>417 ◆108【ブレード供養】>>418-419 ◆109【むしろ胃が弱る】>>420-421 ◆110【傍に】>>422-423


◆111【視界の悪い日】>>430-431 ◆112【存在感】>>432-433 ◆113【夢かと】>>434-435 ◆114【おかえり】>>436-437 ◆115【宴会と化す】>>438-439


◆116【通りすがりに】>>445 ◆117【こっちも貰う】>>446-447 ◆118【声を控えて】(R18)>>448-450 ◆119【思いきり】(R18)>>451-453 ◆120【温もり】>>454-455


◆121【妄想】>>459-460 ◆122【悪戯しそう】>>461-462 ◆123【遠い目】>>463-464 ◆124【アレを思い出す】>>465-467 ◆125【気絶するまで】>>468-469


◆126【その笑顔が】>>472-474 ◆127【測定】>>475-476 ◆128【恥じらう様】>>477-479 ◆129【一歩も】>>480-481 ◆130【芸術】>>482-483


◆131【明日、な】>>486-487 ◆132【先回り】>>488 ◆133【待ちぼうけ】>>489-490 ◆134【最後と最初の用事】>>491-494 ◆135【待ちぼうけのお返し】>>495-497


◆136【新年早々】>>500-501 ◆137【馬鹿な夢】>>502-504 ◆138【誤魔化しの結果】>>505 ◆139【囚われの身】>>506-507 ◆140【寝方】>>508-509



◆141【じっくりとな】>>514-515 ◆142【またね】>>516-518 ◆143【炬燵に酒】>>519-520 ◆144【酔いと寝惚け】>>521-523 ◆145【いけません】>>524-525


◆146【連想】>>529-530 ◆147【場所の違い?】>>531-532 ◆148【浮いた話】>>533-535 ◆149【一ヶ月前の事】>>537-538 ◆150【家宝】>>539-542


◆151【じゃんけん】>>545-546 ◆152【四人でまったり】>>547-548 ◆153【隣は誰が】>>549-550 ◆154【虜】>>551-553 ◆155【予想した通り】>>554-555


◆156【予防は大事】>>561-562 ◆157【ゆうわく】>>563-566 ◆158【こんな目にあっても】>>567-569 ◆159【そんな気分】>>570-572 ◆160【イタズラ】>>573-574


◆161【黙ってろ】(R18)>>578-579 ◆162【緊急事態】(R18)>>580-581 ◆163【緊迫】(R18)>>582-584 ◆164【まさかの】(R18)>>585-587 ◆165【反省会】>>588-590


◆166【やる気】>>594-595 ◆167【無駄なイライラ】>>596-597 ◆168【炬燵で】>>598-599 ◆169【お願いです】>>600-601 ◆170【幸せとは】>>602-606


◆171【隠した書類】>>610-612 ◆172【優先順位】>>613-614 ◆173【嗅ぎ直し】>>615-618 ◆174【運ぶ】>>619-621 ◆175【仲の良い老夫婦】>>622-626


◆176【お礼】>>637-641 ◆177【妥協】>>642-643 ◆178【待てばよかった】>>644-645 ◆179【つぶやいた本音】>>646-648 ◆180【本気の言葉】>>649-651


◆181【ソファの陰】>>659-661 ◆182【それだけかな?】>>662-664 ◆183【お静かに】>>665-666 ◆184【逆転】>>667-668 ◆185【それでよろこんだり】>>669-670


◆186【仲が良い】>>676-678 ◆187【選んだ服】>>679-680 ◆188【今まで何度も言われて】>>681-683 ◆189【干した布団】>>684-685 ◆190【思考がおかしい】>>686-687



◆191【ひとつでいい】>>694 ◆192【やめときゃよかった】>>695-696 ◆193【己の所為】>>697-698 ◆194【ふんどしの行方】>>699 ◆195【夜中テンション】>>700-701


◆196【早朝】>>705-706 ◆197【普通じゃない話】>>707-708 ◆198【何回目?】>>709 ◆199【星に酒そして】>>710-711 ◆200【解放感】>>712-714


◆201【のぼせ】>>721-722 ◆202【互いに酔いすぎ】(R18)>>723-725 ◆203【そんな祈りも嫌だけど】>>726-727 ◆204【体調】>>728-730 ◆205【少しでも力に】>>731-732


◆206【何でもすぎれば良くない】>>740-742 ◆207【至れり】>>743-744 ◆208【これが最良の筈】>>745-746 ◆209【胸に畳む】>>747-749 ◆210【三匹の猫】>>750-752


◆211【どこか変】>>758-759 ◆212【やっぱり変】>>760-762 ◆213【密談】>>763-765 ◆214【裏返し】>>766-769 ◆215【空振り】>>770-771


◆216【さらり】>>776-778 ◆217【脱走】>>779-781 ◆218【捕獲】>>782-785 ◆219【綺麗な部屋】>>786-787 ◆220【ここで許したら進まない】>>788


◆221【理由は】>>796-798 ◆222【情けない】>>799-801 ◆223【一撃】>>802-803 ◆224【満足度合い】>>804-805 ◆225【主犯はどちら?】>>806-808


◆226【大打撃】>>822-823 ◆227【密かな告白】>>824-826 ◆228【突然のお願い】>>827-828 ◆229【昨日の名残】>>829-831 ◆230【そうくるとは】>>832-833


◆231【まみれる】>>842-844 ◆232【さらに追加】>>845-846 ◆233【放置】>>847-849 ◆234【初めて】>>850-851 ◆235【連繋】>>852-853



◆236【そういう意味も】>>862-864 ◆237【人前なんだが】>>865-866 ◆238【寝る前にはやらねば】>>867-868 ◆239【甘えっ子】>>869-870 ◆240【風習】>>871-872


◆241【ハンジ愛でる】>>878-879 ◆242【リヴァイ愛でる】>>880-881 ◆243【変態発言】>>882-884 ◆244【待った】>>885-886 ◆245【独占欲】>>887-888


◆246【センス】>>897 ◆247【ハマる】>>898-900 ◆248【蘊蓄】>>901-902 ◆249【いつかの話】>>903-904 ◆250【植物】>>905-906


◆251【迷惑の量】>>916-918 ◆252【一時休憩】>>919 ◆253【良い笑顔】>>920-921 ◆254【とにかく謝意を】>>922 ◆255【ミントの香り】>>924-925


◆256【次も必ず】>>931 ◆257【冗談を言う顔】>>932-934 ◆258【戻り寒波】>>935 ◆259【安らぐ場所】>>936-937 ◆260【名前】>>938-939


◆261【白い日】>>944-945 ◆262【隣】>>946-947 ◆263【女装?】>>948 ◆264【エスコート】>>949-950 ◆265【馴れない所作】>>951-953


◆266【抱えたい】>>959-960 ◆267【我が儘?】>>961-963 ◆268【仕草】>>964-965 ◆269【成功】>>966-968 ◆270【季節より】>>969


◆271【ピクニック】>>974 ◆272【いつでもどこでも】>>975-976 ◆273【一時の穏やかな日】>>977-978 ◆274【長閑(のど)やか】>>979-980 ◆275【帰ろう】>>981-983



現在総合計 1600話

最初から付き合ってくれてる方、色々ありつつもレスを根気よくくれている方、
途中からでも付き合ってくれてる方、ありがとうございます
みんなのレスは励みになるし本当にありがたく思ってる。ありがとう

次スレにいく。ワシまた嘘ついたな
なんかやらないって宣言したらやることになる気がする、何故だ

次スレまでまたかなり間が空くかもしらん。4月までに来れればいいが書き溜め次第だ
で、前に言ってたベタな記憶喪失だがどれが良い?

1,リヴァイが記憶喪失
2,ハンジが記憶喪失
3,両方いっぺんに
4,リヴァイの後ハンジが
5,ハンジの後リヴァイが

レス埋め安価ww後半3つはやり過ぎか。答えなくても良いよ
それから一応だが荒らしだなと思ったらスルー推奨やで
次もよければ懲りずによろしく。ではーノシ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月14日 (金) 21:04:21   ID: m3Pv5f86

5スレ目きた!!
期待です

2 :  SS好きの774さん   2014年12月11日 (木) 23:11:44   ID: q0CYCMrc

乙!
ずっと見てます!><
まじキュンキュンしすぎてヤバイ´∀`
楽しみすぎる~

3 :  SS好きの774さん   2014年12月26日 (金) 21:59:17   ID: 2U0xJiFu

毎日チェックしています!
リヴァハン 大好き過ぎて死にそう〜!
これからも楽しみにしています!!

4 :  SS好きの774さん   2014年12月29日 (月) 18:07:52   ID: UBymlU0P

うっはー!
次回 めっちゃ楽しみぃ〜!❣

5 :  SS好きの774さん   2015年01月02日 (金) 02:06:36   ID: N9_91Vq1

あけましておめでとうございます。
元旦から早速の執筆ありがとう。
今年も楽しみにしてます。

6 :  ✨リヴァイ✨   2015年01月10日 (土) 23:37:11   ID: bRXuLi3I

リヴァハン大好き!!!萌え死んだ。リヴァイカッケーーー!!!次回期待♪───O(≧∇≦)O────♪

7 :  SS好きの774さん   2015年01月18日 (日) 10:45:40   ID: _ySRC7yI

うはぁー!!
萌えた萌えた萌えた!!!
リヴァハンもう最高__…。一生、リヴァハン見てて飽きないわ…。

8 :  SS好きの774さん   2015年02月08日 (日) 08:53:12   ID: zZ18KuBa

子供が出来ても降ろさなきゃいけないのか…。
リヴァイとハンジの立場上、そうしないといけないもんね。
全てが終わって、リヴァハン幸せになってほしいなぁ〜

9 :  SS好きの名無しさん   2016年08月18日 (木) 16:16:48   ID: 8Jhe3KVU

ハンジが可愛すぎる…
ほんわかするなコレ

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