小梅「Pさんとの日々……」 (69)


スレタイ詐欺

色々なアイドルとの短編です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399893728

過去に杏で書いた?


今回たまにアイドルの安価とかいれてみようかなと思っています

更新はかなりゆっくりですが、付き合ってくれると嬉しい

>>2

そうだよー、杏と輝子で書いてます


基本的なノリは下にあるやつの感じ

杏「プロデューサーとの日々」
杏「プロデューサーとの日々」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391778679/)

輝子「ぴ、Pとの日々……」
輝子「ぴ、Pとの日々……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392295504/)


でも別に今回からでも読めます







小梅「……」

小梅「……」キョロキョロ

小梅「……」

小梅(……もう、映画始まっちゃう)

小梅(どうしたんだろ、Pさん……迷子とか……)

小梅(そ、それとも……もしかして、事故とか……?)

小梅(そんな……もしそうだったら、私、どうすれば……)

小梅(う、ううん、考えすぎだよ)

小梅(……でも、もし……もしそうだったら……)

小梅(Pさんがいない日々、なんて……)

小梅(……)


ピロリロリン

小梅「っ!」

小梅「……携帯?」

小梅「……」ゴソゴソ


『すまん! 予想以上に車が混んでるから遅れそうだ! 先に入って見ててくれ、必ず行くから!』


小梅「……」

小梅「……映画って、途中入場してもよかったかな」







美嘉「プロデューサー、何食べてるの?」

P「ウィダーインゼリー」

美嘉「えーっ、もしかして今日のお昼それだけなの? ダメだよそんなんじゃ」

美嘉「……あっ、私のお弁当食べる? 美味しいよーっ★」

P「遠慮しとく、お母さんが作ってくれた大切な弁当なんだから、ちゃんとお前が食べないと」

美嘉「へへー、そんなことないよ、今日はなんと私の手作りなんだ」

P「えっ、お前料理出来たのか?」

美嘉「カリスマギャルだもんっ! 女の子に料理は基本っしょ!」

P「……最近のカリスマギャルは料理も出来るのか」


美嘉「お母さんが忙しい時にはたまに作るんだよ? 莉嘉の分だって……ふふん、お姉ちゃんだから作ってあげるんだー★」

P「いいお姉ちゃんだな」

美嘉「でしょでしょ? たまにならプロデューサーの分もってあげてもいいよ!」

P「おお、それはありがたいけど……いいのか?」

美嘉「全然よゆー……あ、そうだ」

P「ん?」

美嘉「なんでもない、次の日はお弁当持って来てあげるから楽しみにしててね?」

P「……おう?」


P「しっかし、女の子に手作りのお弁当貰うってのは嬉しいもんだな」

P「お前はいい嫁になるよ」

美嘉「……それはプロデューサーのお嫁さんになれってことかなー★」

P「バカ、ちげーよ」

美嘉「えー、私は別に悪い気はしないけど……んー、でもお姉ちゃんだからなぁ」

美嘉「……お姉ちゃんだから、なぁ」

P「……?」







莉嘉「Pくんっ、お弁当だよー☆」

P「えっ、なんで莉嘉が?」

莉嘉「お姉ちゃんが持ってけって……はい、どーぞ!」

P「あ、ありがとう……しかし美嘉の奴も別に自分で渡してくれればいいのに」

莉嘉「お姉ちゃん恥ずかしがり屋さんだからねー☆」

莉嘉「……あと多分、私に変な気を使ってるのかな?」

莉嘉「……そんなの関係ないのになー」

P「気を使うとか、関係ないとか……どうゆうことだ?」

莉嘉「なんでもないなんでもない!」


莉嘉「あ、それよりPくん、駅前に新しくゲームセンター出来るの知ってる?」

P「ん、ああ……割と大きそうな奴か」

莉嘉「あそこに新しいプリ出来るんだって、Pくん一緒に撮りに行こうよ!」

P「お前また撮るのか……そんなに撮ってどうすんだ?」

莉嘉「えーと、いい思い出になるし、携帯や筆箱に貼れるし……」

P「……あれ」

P「そういやお前、俺と撮ったプリクラどこ貼ってるの? 見たことないけど」


莉嘉「プリ帳にあるよー☆」

P「あぁ、そういえばそういうの作ってたな」

莉嘉「Pくんと撮ったプリは全部プリ帳に貼ることにしてるんだ!」

P「なんで?」

莉嘉「ちょっと、他の人に見せるとこに貼るのはねー……ふふ、秘密のプリ帳だよ!」

P「まぁ確かに、おっさんと写ってるプリクラなんてあまり人に見せたくないかもな」

莉嘉「そういうことじゃないけど……あ、そうだ、そこのゲームセンター出来たらさ、私だけじゃなくてお姉ちゃんとも一緒に撮りに行きなよ」

P「美嘉ともか……もうどうせなら一緒に撮りに行けば…」

莉嘉「お姉ちゃんと二人で行くのっ!」

P「お、おう……? まぁいいけど……なんでお前そんなこと勧めてくるんだ?」

莉嘉「……んー」

莉嘉「私が妹だから、かなー☆」


次のアイドルを安価↓


幸子「Pさん!」

P「うるさいのが来たよ……」

幸子「な……! 会って早々、なんですかそれ!」

P「なんだうるさいの」

幸子「うるさいのって言わないでください!」

P「じゃあ、かわいいの」

幸子「……そ、それならまぁいいです……ふふ、Pさんも分かってるじゃないですか」

P「おいちょろいの、なんなんだ一体」

幸子「ちょろいのって言うなー!」


幸子「全くもう……いつもいつもPさんは……!」

P「悪かったって、お前からかうと面白いからさ」

幸子「……全然嬉しくないです」

P「それより何の用事なんだ?」

幸子「あ、そ、そうだ……こほん」

幸子「……どうです!」

P「……は?」

幸子「何か気付きませんか?」


P「……」

P「いや、全く」

幸子「そ、そんな! ほら! よく見てください! こことか……こことか!」

P「ええ……お前の髪で横になんか跳ねてるやつか? それが?」

幸子「……もう! 髪、切ったんですよ!」

P「え、マジ?」

幸子「結構伸びてましたから……うぅ、気づいてくれないなんて……」

P「す、すまんすまん……今度から気をつけ…」

幸子「2ミリも切ったのに……」

P「気付くわけねえだろ」

幸子「ふんだ! Pさんは全くダメダメです! 担当アイドルのことをちゃんと見てくれないと!」

幸子「いつも見てたら分かるはずですよ! ……もっともっと私を見てくれないと困るんですからね!」

P「いや、うん……2ミリは無理だろ……」

アイドル安価↓







P「おい、何またコソコソしてるんだ? さっさと仕事行くぞ」

乃々「……うぅ、どうしてもですか?」

P「いつもいつもお前は……なんでそんな風なんだ」

乃々「だ、だって……」

P「テレビやライブに出たにしてもすぐ帰りたい帰りたい言うし、嫌そうな顔してるし……」

P「……まぁ、そこがいいっていう人が多いから俺もこれ以上は言うつもりは無いけど……アイドルなんだぞ? 笑顔くらいはできないのか?」

乃々「むーりぃ……」


P「無理でもやってみろ、ほら」

乃々「ひどい……出来ないって言ってるんですけど……」

P「やれ」

乃々「……」

乃々「こ、こう……ですか?」

P「……」

乃々「……」


P「なんなんだそれ! 笑顔ってのはもっと……口角をこうやって上げて……!」

乃々「プ、プロデューヒャーひゃん……ひゃお……つかまにゃいで欲ひいんですけど……!」

P「ほら、これくらいの角度だ! これくらいの!」

乃々「……あうぅ」

P「お前は可愛いんだから! もっと自分に自信を持て!」



…………



乃々「……」

乃々(結局仕事で上手く笑えなくて、また怒られちゃった……)

乃々(けど、プロデューサーさんもひどいです……無理っていったのに……)

乃々(やっぱり森久保に笑顔は…)

乃々(……)

P『お前は可愛いんだから! もっと自分に自信を持て!』

乃々(……)

乃々(ちょ、ちょっとだけ笑顔の練習、してみようかな……)



…………



P「……うおっ、乃々どうしたんだその表情!?」

乃々「やっぱり森久保には無理でした……もう森久保は笑うのもアイドルも諦めたいんですけど……」

P「笑うって……一応お前今笑顔だぞ、なんか凄い凄惨な……やめ、やめろ! アイドルがそんな絶望に囚われたような笑顔はやめろ!」

今日はもう寝ます

付き合ってくれてありがとうございました







まゆ「……Pさん、今日はお弁当なんですか」

P「ああ」

まゆ「それ、手作りですよね?」

P「ああ」

まゆ「女の子から、ですか?」

P「ああ」

まゆ「……」


まゆ「……うふふ、誰かはわかんないですけど……女の子が作ってくれたお弁当、美味しそうですねぇ」

P「おう、めっちゃうまい」

まゆ「……」

P「……何見てんだ、やらんぞ」

まゆ「そういうことじゃないんですが……」


まゆ「ま、まぁいいですよぉ、まゆはPさんを信じてますからぁ……きっとまゆのことを一番に想ってくれてるって」

P「んなわけねぇだろ」

まゆ「……そ、その、一番は言い過ぎかも、しれないけど……それでもまゆのことを大切に想ってくれてるって……」

P「俺にとってまゆは……んーと、あれだな、弁当の黒豆的な存在ぐらいの立ち位置かな」

まゆ「……」

P「……」

まゆ「……い、いいもん……まゆは、まゆはPさんにとって黒豆的な存在でも……まゆはPさんのこと……」

P「……お前、めげないなぁ」

まゆ「……愛は何よりも強いんです」


P「冗談だ、まゆのこと、大切に想ってるよ」

まゆ「!」

P「一番では無いかもしれないけどな」

まゆ「……いいです、大丈夫です……今はまだそれだけで……」

P「まだってなんだよ、相変わらず怖えなぁ」

まゆ「こ、怖いって……まゆはただPさんのことが好きなだけなのに……」

P「しかし、そんなに想われてるのか……それならしょうがない、俺もそれに応えないとな」

まゆ「え……」

P「今度から黒豆も残さずに食べるよ」

まゆ「……何の話ですかっ!」

アイドル安価↓


ブ―、ブ―ブ―


P「……」

時子「……」

時子「ねぇ、私はなぜこんなとこにいるのかしら」

P「い、いやそれは……」

時子「返答しだいによってはお仕置きしなければならないわよ」


P「その……そのな?」

P「お前プロフィールの趣味の欄に豚を料理することって書いてたろ?」

時子「……そうね」

P「そしたら大手の企画で、色んなアイドルに色んなことを体験してもらうバラエティ番組にある希望が多くきたんだ」

時子「……」

P「『豚好きの時子さまに豚と触れ合ってみてほし……ぐほっ!」

時子「あなたの脳みそはどこまで腐ってるのかしら……私の趣味は豚を料理することであって、豚自体に何の興味もないのよ」


時子「だいたい、私の言ってる豚は貴方みたいな豚野郎のこと、そんなことも分からないほど愚かなの?」

P「……ぶっちゃけこれ、悪ふざけしたファンからのちょっとした嫌がらせだと…がはっ!」

P「わ、悪かった! ……で、でも、こんな大手からオファーが来るのはすごいチャンスなんだ! 後で俺のことボコボコにしていいから今回は……頼む!」

時子「……分かった、分かったわ」

P「わ、分かってくれたか!?」

時子「豚と触れ合えばいいのよね……ねぇ?」

P「……」

P「……え、その鞭……お前、何もって……」

時子「それなら存分に触れ合ってあげようじゃない、『豚』とね」

P「」

☆つけ忘れてた、なんかなえる......

アイドル安価↓







ヘレン「ヘイ、P! 元気かしら?」

P「……」

ヘレン「フフ、私は今日も最高よ」

ヘレン「私にとっては全てが順調、もう、世界を超えてしまいそう」

P「……」

ヘレン「……そんな心配そうな顔しないで、世界を超えて覇者となったその時は勿論貴方も隣にいるから」

P「ヘレン」

ヘレン「P……」

P「頼むから寝させてくれ」


ヘレン「何を言ってるのP? 今はもう朝、太陽がでてるわ」

P「いや、そうなんだが……そうなんだけどもな?」

P「俺、昨日事務所に泊って完徹で、つい一時間前にやっと仕事終わったんだ……ちょっとでいいから寝たいんだよ」

ヘレン「そう……それは悪いことをしたわねP、そういうことならゆっくり寝ておきなさい」

P「すまんな……」

P「……」

ヘレン「……」

P「……zzZ」

ヘレン「……」

ヘレン(暇ね……)


P「……」

ヘレン「……!」

ヘレン(そういえばP、布団も何もないじゃないの……何か、なにかかけるもの……)

ヘレン(あ、Pの上着が椅子にかかったまま……よし)

ヘレン(世界レベルのステップで……静かに、物音をたてないように……)

ヘレン「……」

ヘレン(いい、いい調子よ……私ならこんなこと造作も……)

ヘレン「……っ!」

ヘレン(い、いけない……何かの書類が……足にっ!)

ヘレン「きゃ、きゃあ!!」



ゴロゴロガッシャーン



P「っ! な、なんだ!?」

ヘレン「……」

P「……」

P「お前、そんなとこで寝転んでて何してるの?」

ヘレン「……」

P「……」

P「こけたのか?」

ヘレン「……流石私のPね、私があなたのために上着を取りに行くことを計算し、事務所の床にトラップを仕掛けておくなんて……世界レベルだわ」

P「……何言ってんだお前」

ヘレン「察しなさい……今のは、照れ隠しよ」

やっぱ安価にすると普段書いたことないやつ来たりして怖い
世界ってなんだよマジ

>>44

卯月









P「うーん……うーん……」

卯月「あれ、プロデューサーさんどうしたんですか、そんなに頭抱えて」

P「お、丁度いい、実はお前のことで悩んでたんだ」

卯月「わっ、私のことですか? もしかして私、悪いことでも……」

P「違う違う、お前の次のライブ衣装についてだ」

卯月「衣装?」


P「そうそう、なんかこう、着てみたい服とかないか?」

卯月「着てみたい服って言われても……実物がないと……」

P「あぁ、いや、イメージだけでいいんだ、モチーフになるようなものでも」

卯月「モチーフ?」

P「例えばほら、メイドさんっぽいのとか、キャビンアテンダントみたいなのとか」

卯月「えと……」

P「なんなら児童服とかでもいいぞ、ランドセルとかしょって童心に帰るっていうイメージのものでも……」

卯月「えっ……そ、それは流石に……」

P「冗談、冗談だよ」


P「……」

P「でもランドセル背負った小学生姿の卯月、見てみたい気がするな」

卯月「や、やっぱりプロデューサーさんってそういうのが好きなんですか!?」

P「はは、これもじょうだ……」

P「……やっぱり?」

卯月「おかしいとは……おかしいとは思ってたんです」

卯月「大人の女の人ってブルマやスクール水着着る機会ほとんどないのに、プロデューサーさんのパソコンの中にはそんなのばっかり……」

P「」


P「……パソコンの中身、見たの?」

卯月「昔、プロデューサーさんにパソコンの中の資料を見とくよう言われたときについ、見つけちゃいました……ごめんなさい」

P「……」

卯月「でも私、Pさんがこういう服が好きなだけだって……もしかしたら、私が着ても喜んでもらえるかなって思ったことも……」

P(待って、卯月がブルマとかスク水でアイドル活動した時の理由ってなんなの)

卯月「小学生になんて……私、なれないです……」

P「う、卯月……あの、あのな?」

卯月「……ううん、こんなことで諦めたらダメですよね」

卯月「プロデューサーさんっ、私もっと、もっと頑張ります! 頑張って……小学生みたいになりますね!」

P「俺が悪かったからその方向には頑張らんといてえええええ!」







みく「にゃにゃにゃ?」

P「にゃー、にゃーにゃにゃ」

みく「にゃふにゃふ……にゃー?」

P「にゃにゃにゃ! にゃにゃー!」

みく「……にゃー、にゃ?」

P「にゃ! にゃにゃ! にゃにゃんがほい!」

みく「にゃー! にゃー!」

P「にゃ……にゃあ……」


みく「にゃー……にゃ」

P「にゃでにゃで……」ナデナデ

みく「!」

P「にゃあ……にゃにゃにゃーにゃ?」

みく「……にゃー、ごろごろ」

P「ごろにゃんごろにゃん……ごろにゃんほいっ!」フニッ

みく「ひにゃっ!?」

P「にゃー……にゃにゃあ」モミモミ

みく「にゃー!? にゃー!?」

期間空いてごめんなさい

正直このままだとエタりそうなんで、こっからは安価とらずに書いてた書き溜め投下して終わらせます







拓海「えーと、これが昆布で、これが鮭で……わかるようにシール貼っとくか」

拓海「よし、後はこれを机に置いといて……」

拓海(ったく、Pのやつ、アタシがおにぎりでも作ってやらねえと昼も食わねえんだもんな)

拓海(アタシが仕事ある日くらい事務所におにぎりでも作って置いといてやらねえと……)

P「お、拓海おはよう」

拓海「!」

P「あれ、また机の上におにぎりが……」

拓海「……ん、ああ、これか? アタシが来る前から置いてあったぜ?」

P「毎日ありがたいな……本当誰が作ってくれてんだろ」


P「あ……でもそうだ、今日は俺美嘉に弁当作って貰うんだよな……どうしよこれ」

拓海「……あ、そうなのか?」

P「え……お、おう」

拓海「……」

拓海「いらねえんなら捨てちまえよ」

P「バカ、そんなこと言うなよ、せっかく作ってもらってんだから捨てれるわけねえだろ」

拓海「……ふん」

P「……何怒ってんだお前?」

拓海「別に怒ってねえ」



…………



P「……」

ちひろ「あれ、どうしましたプロデューサーさん?」

P「いえ……あの、いっつも俺の机におにぎり置いてくれてる人がいるじゃないですか」

ちひろ「あぁ、たく……あの人ですか」

P「それが今日はなんかいつもよりおにぎり小さくて……」

拓海「……」


ちひろ「プロデューサーさん、美嘉ちゃんにお弁当作ってもらうって言ってたから、量を調整してくれたんじゃないですか?」

P「え、なんでそんなこと知ってるんですかねその人」

P「というか……美嘉に作ってもらうのは毎日じゃないんですけどね、たまに作ってくれるってだけで」

拓海「え……そうなのかよ」

P「ん?」

拓海「あ……」

拓海「……な、なんでもねえ」

ちひろ「……」

ちひろ「Pさん」

P「はい?」

ちひろ「拓海ちゃんって、可愛いですよね」

拓海「な……急に何言ってんだ!」







蘭子「くく、夜の闇が我を祝福しておるわ」

P「……」

蘭子「この光なき世界こそ、我が魂の還元されるべき場所」

蘭子「漆黒の闇は万人に渦巻く恐怖を産むが……我にとっては、心地良き故郷よ」

P「……蘭子」

蘭子「どうした我が友よ」

P「袖、掴むのやめてくれる?」

蘭子「……」


P「まぁ俺もこんな遅くまで仕事させて悪かった」

P「でも、今こうやって家まで送ってやってんだから大丈夫だろ?」

蘭子「……で、でも、我がPをこうやって掴んでないと……その、あの、闇がPを連れ去って……」

P「……」

蘭子「……」

蘭子「ちょっとだけ、ちょっとだけこう、させて下さい……」

P「はぁ……しょうがない」ギュッ

蘭子「あっ」

蘭子(て、手を……)

P「ほら、早く帰るぞ」


P「……」テクテク

蘭子「……」テクテク

P「あれ、蘭子、こっからどっちだっけ」

蘭子「……」

P「……蘭子、どうした? さっきからずっと手を見てるが……もしかして手を繋ぐの嫌だったか?」

蘭子「え、あ……い、いや、そうではなくてだな……」

P「そうか? それならいいが……ところでこっからどっち行けばお前ん家だっけ」

蘭子「こ、ここからならここを右に……」

蘭子「……」

P「右?」

蘭子「左に……左に曲がれば辿り着けようぞ」

P「左か、おっけ」



…………



P「ここは?」

蘭子「ここも左に曲がれば……」


…………



P「ここは?」

蘭子「左に……」


…………



P「ここは右か?」

蘭子「……ひ、左に」



…………



P「……」

蘭子「……」

P「なぁ」

蘭子「な、なんだ?」

P「なんか左に曲がってばっかでぐるぐる回ってないか?」

蘭子「……」

P「……」

P「なんでこんなことしたんだ?」

蘭子「それは……その……」

蘭子(家帰っちゃったら……手、ほどかないと……)

P「……まぁいい、次は本当のこと言えよ? ここはどっちだ?」

蘭子「……左、です」

P「……」

蘭子「う、嘘偽りはないっ!」







P「はぁっ……はぁ……くそっ、小梅に申し訳ないことした……ええと、映画館は確かここら辺に……!」

P「……あれ?」

小梅「……」

P「こ、小梅?」

小梅「あ、Pさん……」

P「……先、入らなかったのか……ごめんな」

小梅「だ、大丈夫です……」

P「かなり遅れちゃったな……途中からだけど映画、見るか?」

小梅「……」フルフル

P「……そっか」


小梅「……」

小梅「で、でも……」

P「?」

小梅「この、この映画は丁度今から始まりそうだから……代わりにこれ……」

P「そ、そうだな、違う映画見ることにするか」

P「……」

P「あれ、恋愛? ホラーじゃないぞこれ」

小梅「……ホ、ホラーは一人でも見れるけど……恋愛映画って一人だと……なんだか恥ずかしくて……」

小梅「だけどPさんと二人なら見れる……かもって……」

P「……」



…………



小梅「……」

P「いやぁ、面白かったな」

P「ザ・純愛映画って感じで……うん、ああいうのもたまにはいいもんだ」

小梅「……」

P「……小梅?」

小梅「恋愛映画って……」

小梅「ふ、二人の方で見る方が……なんだか恥ずかしかった……」





おわり

色々と突っ込みどこありそうですが勘弁してください
下手だからあれだけど、また小ネタ溜まったらやるかもなんでその時は付き合ってくれると嬉しいです

見てくれた人ありがとうございました
駄文失礼しました―

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