小保方「ない…!ない…!私の本当の研究ノートが…!!」 (33)

「あった!………!!違う!これも…改ざんされてる…」
深夜の研究室に不安と焦燥に満ちた声が響く。
「く…!いつの間に…『奴ら』は一体何者なの…ここまで徹底的に私の研究データを…」

「もう私の研究は…いえ、私は消されてしまうのかしら…」
小保方は疲弊した顔でそうつぶやく。

小保方春子―――ほんの数ヶ月前、彼女は世紀の大発見をする。
世論はそれを持ち上げ、称賛した。…だがそれもつかの間、
彼女の研究には様々な「落ち度」があることがわかり同研究のチームメンバーの告発、
不十分な研究記録、論文のねつ造が発覚し彼女のシンデレラストーリーはあっけなく終了した―――
というのが一般的な見解であろう。しかし、

「私は…私の研究は嘘なんかじゃあないのに!!」
彼女は未だ潔白を訴えるようだ。

「どうしてこんなことに…本当の研究ノートさえあれば!!………?」
「なぜ研究ノートだけは改ざんされたのではなく消えたのかしら…」
「消えた、いや『奪われた!』」


「君がこんなにも強情な人間だったとはね、いい加減諦めたらどうだい?」
扉の方から聞きなれた声がした。
「………!よくもまあ…おめおめと顔を出したわね…!」
見慣れた薄い頭髪、そう、
「若井さん!!」

憤怒の感情を抑えきれない様相で小保方は彼の名を呼ぶ。
「そう興奮しないでくれ…いや、無理な注文か、しかし君には本当に悪いと思っているんだよ」
「ふん!簡単に『奴ら』に懐柔された癖に…!今さら弁明でもしに来たの!?」
「弁明…か…できれば弁明の一つでもしたいものだよ、しかし、小保方君、君が考えているよりも事態は深刻だ…」
「忠告だったんだよ」

「STAP細胞に触れてはいけない、あれはいわゆる神の領域だ、人が手を出してはいけない」
「我々は禁忌に踏みこんでしまったんだよ」
冷静な口調で若井は話す、しばらく平静を装っていた小保方は破顔し、

「…は!笑わせるわね、じゃあ『奴ら』は人間じゃないのかしら?神の領域を独占しようとしている『奴ら』は!」

SPEC思い出した

ここまでぽっとおもいついたけど飽きた
糞スレごめんなさい

>>18
SPECってこんな感じなん?
見たことなかったけど見てみようかなあ

>>28
遠からず近からずな感じ

>>29
ああでもたしかにこの後佐村河内も乱入して異能力バトルに突入したらなあ
なんて考えてたからちょっと似てくるのかもね

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