モバP「ありすといちゃいちゃしたい」 (1000)

モバP「したいんですよ」

ちひろ「通報されたいんですか?」

モバP「いやいや待ってください、おかしいでしょう?」

ちひろ「プロデューサーさんの頭がですか?」

モバP「ありがたいことに、ありすにあんなに懐かれて好かれているんです」

モバP「それに応えていちゃいちゃするのなんて、普通でしょう?」

ちひろ「ありすちゃんの年齢考えてくださいよ」

モバP「語弊がありました。こう、より親愛を高めたいんですよ」

ちひろ「あまり変わってない気がします」

ちひろ「というかありすちゃんの親愛度、まだ上がるんですか?」



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橘ありす(12)

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〜第一話〜

ありす「ただいまもどりました」

ちひろ「ありすちゃん、帰って来ましたね」

モバP「お帰りありす」

ありす「Pさん、お仕事頑張って来ました!」

モバP「うんうん、偉いな」ナデナデ

ありす「えへへ……Pさんに褒めてもらいたくて……頑張りました」

ちひろ「ありすちゃんも、えらく甘えるようになりましたね、ほんと」

ありす「あ、ちひろさんいたんですか?」

ちひろ「……酷い」

モバP「こらこら、そんなこと言ったら駄目だろ」

ありす「すみません、冗談ですよ」

ちひろ「……でも二人っきりのほうが嬉しいんでしょう?」

ありす「それはまあ……そうですけれど」

ちひろ「……予想してたとはいえはっきり言われるのも」

モバP「そういや、総選挙の結果見たぞ」

ありす「あ、本当ですか?」

モバP「24位なんて頑張ったじゃないか」

ありす「ありがとうございます。でも……もうちょっと上を目指したかったです」

モバP「十分だって。ありすはまだ所属して日も浅いのに、これだけ高い順位なんだし」

モバP「それに俺はありすのプロデューサーなんだから、他はどーでもいいの」

ありす「そっか……えへへ、Pさんが喜んでくれるなら、それでいいかなぁ」

モバP「そうそう。まあ高いのに越したことはないけどな!」

ありす「もう、どっちなんですか」

モバP「もっとありすの可愛さを知ってもらうために、俺が頑張らないとな」

ありす「私としては、Pさんが知ってくれればそれで……」

モバP「ところで、せっかくだから何かご褒美でもあげようか?」

ありす「ご褒美ですか?」

モバP「ありすが頑張ったから、この順位なわけだしな」

モバP「何か欲しいものとかあるか?」

ありす「えっと……そうですね……」

ありす「私とその……ずっと一緒にいてくれたら……」

モバP「そんなの当たり前じゃないか」

ありす「ずっと、ずーーっとですよ?」

モバP「そんな心配しなくても」

ありす「ならいいんです……えへへ♪」

モバP「変なありすだなぁ」

モバP「それで、結局ご褒美はいいのか?」

ありす「あ……うーんとそれじゃあ……」

ありす「今日はPさんの家にお邪魔していいですか?」

モバP「なんだそんなことか。別に構わないよ」

ありす「やったぁ……ありがとうございます」

モバP「ていうか、時々来てるじゃないか」

ありす「でも久しぶりじゃないですか」

モバP「そうだっけ?」

ありす「そうですよぉ……Pさんツアー行ってて寂しかったんですから……」

モバP「そうだったなぁ、ごめんな」

ありす「だから今日はその分沢山甘えますからね……!」

モバP「そんなわけでちひろさん、俺ありすと帰ります」

ちひろ「え、あ、はい?」

モバP「お疲れ様でしたー」

ありす「お疲れ様でした」

ちひろ「ああ、はい……お疲れ様」

ガチャ、バタン



ちひろ「やっと帰った……」

ちひろ「色々と言いたいことはありますが……」

ちひろ「とにかく解放された……あの雰囲気から……」

モバP「さてと……どうする、このまま俺の家に行くか?」

ありす「あ、お買い物行きましょう。私、ご飯作りますから材料を」

モバP「そう言って前失敗してたけど、大丈夫なのか?」

ありす「こ、今度は大丈夫です、ちゃんと練習したもん……!」

モバP「んじゃあ、楽しみにしてるか」

モバP「……というか、ご褒美ということで俺の家に来るのに飯作らせるって、なんか変な気もするな」

ありす「いいんです、私がそうしたいんですから」

モバP「まあ、ありすがそれでいいならいいけど」

ありす「まずはお料理をちゃんと出来るようにならないと、いいお嫁さんになれませんよね?」

モバP「ん? まー出来る事にこしたことはないよな」

〜スーパー〜

ありす「えっと……Pさんは何を食べたいですか?」

モバP「なんだろ、何でもいいけどなぁ」

ありす「そう答えられると作る方としては一番困ります」

ありす「好きなものとかないんですか?」

モバP「んー……特に……」

モバP「あ、カレーでいいや」

ありす「カレーですね、解りました」

モバP「これなら簡単だし、ありすも失敗しないだろ」

ありす「う〜……前の失敗はたまたまだもん……」

ありす「えっと……お肉に……野菜……それから」

モバP「ありす、せっかくだからなんかお菓子でも買ってやろうか?」

ありす「Pさん……私はもうお菓子で釣られるような子供じゃないんですけれど……」

モバP「じゃあ、要らないのか?」

ありす「……要らないとは言ってないじゃないですか」

モバP「どれが欲しい?」

ありす「それじゃあ……これがいいです」

モバP「あいよ」

ありす「ご飯食べ終わったら一緒に食べましょうね」

〜P宅〜

モバP「ただいまーっと」

ありす「お邪魔します」

ありす「……って、部屋意外と汚れてますね」

モバP「ツアーでずっと空けてたけど、ホコリは溜まるもんだな……」

ありす「まずお掃除しちゃいましょうか」

モバP「いいのか? してもらってばっかなんだけど」

ありす「じゃあPさんも手伝ってくださいね」

モバP「ああ、そりゃもちろん」

ありす「えへへ……それじゃあ一緒に頑張りましょう」

モバP「よし……大体綺麗になったかな」

ありす「そうですね」

ありす「それじゃあ私はご飯の準備しちゃいますね」

モバP「ああ、俺も手伝うよ」

ありす「え、そんないいんですよ……お料理まで手伝ってもらわなくても」

ありす「Pさんはゆっくりしてくれて」

モバP「そうは言ってもなぁ、今日はしてもらってばっかりだし」

モバP「ありすのご褒美のはずなのにな」

ありす「私は……Pさんと一緒にいられるだけで」

モバP「じゃあ、飯も一緒に作ったほうがいいだろ」

ありす「ふふっ、そうですね……それじゃあ一緒に」

ありす「えっと、あとは煮込めば……」

モバP「完成か?」

ありす「ですね」

ありす「ありがとうございます、手伝ってくれて」

モバP「いやいや、ろくな手伝いはできなかったけどな」

ありす「それでも嬉しいです。やっぱり一緒が……いいですね」

モバP「そうだな……って、ぼーっとしてると焦げるぞ」

ありす「あっ、いけない……」

モバP「そーいうところが一緒じゃないと駄目だなって感じるな」

ありす「うぅ〜……」

モバP「それじゃあいただきます」

ありす「いただきます」

モバP「うん、美味いな」

ありす「ちゃんと作れて良かったです……」

モバP「こりゃもうちょっと難しいのでも大丈夫だったかな」

ありす「だから前失敗したのはたまたまですよぉ……」

モバP「2回もたまたまが続いたら疑われても仕方ないぞ」

ありす「か、過去を引きずっても仕方ないと思います。大事なのは今です!」

モバP「そうだな、今回はちゃんと出来てるし、えらいえらい」ナデナデ

ありす「もう……すぐそうやって……」

モバP「嫌か?」

ありす「嫌なわけないじゃないですか……」

モバP「あ、このお菓子美味いな」

ありす「私のお気に入りですよ」

モバP「ふうん、じゃあ今度からありすのご機嫌を取る時はこれを買ってこよう」

ありす「いくらなんでもそれはどうかと思います、Pさん……」

モバP「ははは、すまんすまん、ほら、あーん」

ありす「あーん……もう……こんなんで……もぐもぐ……誤魔化さないで……」

モバP「じゃあやめようか?」

ありす「だーめです……あーん」

モバP「はいはい、ほら」

ありす「あむ……えへへ……」

モバP「いやぁ……結局ありすに色々世話になりっぱなしだったな」

ありす「私は気にしないですよ?」

モバP「ありすのご褒美だったのになぁ、いいのか?」

ありす「こうやって一緒にいるだけで、十分ですよ」

モバP「俺としてはありがたいことだ」

ありす「これからもお仕事頑張りますから……」

ありす「だから、これからもずっと一緒にいてくださいね?」

モバP「ありすは寂しがりやだな」

ありす「えへへ……♪」

〜翌日〜

モバP「おはようございまーす」

ありす「おはようございます」

ちひろ「おや、お二人揃って出勤ですか……仲がいいですね、ほんと」

ありす「Pさん、また泊まりに行っていいですか?」

ちひろ「は?」

モバP「いいけど、着替えはちゃんと持ってこいよ」

ありす「昨日は泊まるつもりは無かったんですけれど……つい」

ちひろ「つい、なんなんですか……ちょっとプロデューサーさん」

モバP「ん? ああ、別に泊まるのも別にこれが初めてじゃないですから、心配しなくて大丈夫ですよ」

ちひろ「いやいや……余計駄目でしょ、おかしいですよね?」

モバP「?」

ありす「?」

ちひろ「……そんな『どこが?』みたいな顔しないでください」



第一話 完

なんか突然ものすごいありすちゃんといちゃいちゃするの書きたくなったんです
適当にネタが出来たら更新していきます

それでは今回はこれで


〜第二話〜


紗南「今回はあたしが登場するよ!」

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三好紗南(14)

紗南「はっ、よっ、と」

ありす「あれ、紗南さん?」

紗南「おー、ありすちゃんじゃん」

ありす「事務所でゲームですか?」

紗南「いやさ、あたしのプロデューサーが、なんか忙しいみたいで」

紗南「しばらく一人でゲームでもして遊んでろってさー。冷たいよねー」

ありす「そうなんですか」

紗南「ありすちゃん、一緒に何かやる?」

ありす「え、っと……どんなゲームやるんですか?」

紗南「そうだねー……今あるのだと◯◯くらいかなぁ」

ありす「そのゲームはあんまり得意じゃないので、申し訳ないですけれど」

紗南「そっか、じゃあ仕方ないねー」

モバP「よお、ありす……それと紗南ちゃん」

ありす「あっ、Pさん」

紗南「ありすちゃんのプロデューサーさん、こんにちはー」

モバP「こんにちはっと。二人でゲームでもしてたのか?」

紗南「いやーそのつもりだったんだけど、ありすちゃんに断られちゃった」

ありす「済みません……◯◯はどうも苦手で」

モバP「お、それ俺得意だな」

紗南「ほんと!? じゃー、一緒にやろうよ」

モバP「よし、やってやろうじゃないか」

ありす「えっ……Pさん、いいんですか?」

モバP「ああ、丁度暇だったしな」

紗南「よーし、コテンパンにしてあげるから、覚悟してね!」

モバP「おっと、そう簡単にいくかな?」

ありす「…………む〜」

ありす「……私もやります」

紗南「へ? 苦手なんじゃないの?」

ありす「Pさんがやるなら私もやります」

紗南「……無理しなくても」

モバP「まあ人数多いのほうが楽しいよな」

ありす「そうですよ、早く始めましょう」

紗南「そうだね、じゃあ始めよー!」





紗南「くぅ〜、負けちゃった……強いなぁ」

モバP「ははは。まあ紗南ちゃんも強いよ。俺も勝ったり負けたりだ」

紗南「あたしたちはいい勝負してるけど……問題は……」

ありす「……うぅ、全然勝てない」

モバP「まあ……苦手だっていうことはあるな」

ありす「Pさぁん……どうしたら上手くできるんですか……?」

モバP「どうすれば、って言われてもなぁ」

モバP「例えば、ここはこうやって……」

ありす「こう、ですか?」

モバP「うーん、それよりもこうかな」

ありす「よ、よく解らないです……」

モバP「んー……」

ギュッ

ありす「あ……Pさんの手……」

モバP「こうして、こんな感じだけど、解るか?」

ありす「あ、えと……は、はい」

モバP「紗南ちゃん、ちょっと悪いけどありすの相手してみてくれる?」

紗南「え……ああ、うん……」

ありす「よろしくお願いします」

紗南「じゃあ、いくね」

ありす「えと、こうやって……」

モバP「そうそう、上手だぞ」

ありす「えへへ……そうですか?」

モバP「それでここはこうすると……」

ありす「ちょ、ちょっとPさん……急に触られると」

モバP「っと、すまんすまん」

紗南(……はやく終わんないかなー)

紗南P「ふー、ようやく片付いた……って」


ありす「どうですか、Pさん!」

モバP「おー上手い上手い。さすがありすだな!」

ありす「そんな……Pさんの教え方が上手だから……」

モバP「いやいや、そんなことないぞ。元々ありすはゲームは得意だったんだしな」

ありす「それでもPさんのおかげです……また一緒にしましょうね」

モバP「そうだな、今度は俺の家で一緒にやるか」

ありす「はい……!」


紗南P「なんだこりゃ? ありすちゃんがあいつの膝の上でゲームしてるな」

紗南「あーっ、やっときた!」

紗南「もう……あたしがどんな気持ちでこの中にいたと思ってるの!」

紗南P「そんなこと言われても困るんだが……」

紗南「バツとして徹夜でゲーム付き合ってよねPさん!」



第二話 完

200円回したら紗南ちゃんでたから書いた


第三話


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荒木比奈(20)

ありす「おはようございます」

ありす「あれ、だれもいない……?」

比奈「う、うう〜ん……」

ありす「あ、荒木さんが寝てる……」

ありす「周りには漫画の原稿かな……? 事務所で描いてたのかなぁ」

比奈「くちゅん……」

ありす「風邪引いちゃうかも……なにかかけといてあげよう」

ありす「毛布があったし、これで……」

ありす「……荒木さんどんなの書いてるんだろう?」

ありす「ちょっとだけ……」

ペラリ

ありす「わぁ……上手」

ありす「男女の恋愛物みたいですね」

ありす「私も……Pさんと……」




 

ありす『Pさん……』

モバP『ありす……!』

ありす『好きです……もう離しません……!』

モバP『ああ、俺もだ!』

ありす『じゃあ証明してください……今ここで……』

モバP『どうすればいいんだ?』

ありす『そんなの決まってるじゃないですか』

モバP『ありす……』


——————————————————


ありす「えへへ……Pさぁん……」

ありす「それで次のページは……」




 

モバP『んっ……』

ありす『あ……っん……』

モバP『これで……いいか?』

ありす『駄目です……まだ足りません』

モバP『そうか、それじゃあ……』

ありす『はい、私……Pさんになら』

モバP『ありす……』


——————————————————


ありす「……て、だめだめっ!」

ありす「わ、私にはまだ早いです、Pさん……!」

ありす「で、でももうちょっとだけ……」

ありす「わ、わ……こ、こんな風に……」

比奈「んぅ……? あっ、あああああっ!!」

比奈「駄目ッス! それは読んじゃ駄目ッスぅ!」

ありす「ひゃうっ!?」

比奈「あ……ありすちゃん、見たッスか……?」

ありす「えっと……ちょっとだけ……」

比奈「あ、その、えーっとスね……これはその」

ありす「あの、私も勝手に読んじゃってごめんなさい」

比奈「あ、いや……私も迂闊だったスから……」

比奈「徹夜で描いてたからつい寝ちゃったんスね、私……」

比奈「えーっと、ひとまず私はこれで……」

ありす「あ、はい……」

比奈「出来ればさっきの中身は忘れてくださいッス……それじゃあ」


ありす「荒木さん……いっちゃった」

モバP「どうしたんだありす? ぼーっとして」

ありす「あ、えっ……? Pさん……!?」

モバP「おう……そんな驚かれると俺もびっくりするんだが」

ありす「す、すいません」

ありす(……さっきまでは想像だったけど)

ありす「…………」

モバP「どうしたんだ? 俺のことじーっとみて」

ありす「Pさん……キスしませんか?」

モバP「は?」

ありす「あ、いえ……ごめんなさい、なんでも……っ!?」

チュッ

ありす「あっ……」

モバP「これでいいか?」

ありす「えへへ……もうこんなの卑怯ですよぉ」

モバP「これくらいなら、して欲しくなったらいつでもしてやるって」

ありす「んーでも、今度はちゃんとムードとかが欲しいですね」

モバP「あー、そういうのは俺解らん」

ありす「ふふっ、私もPさんにはあんまり期待してないです」

モバP「ちぇっ、言うなぁ」

ありす「いつか……」

ありす(いつか、この先のことをPさんと一緒に……)

モバP「ありす?」

ありす(でもまだ私には早いかな……今はこのままで)

ありす「なんでもないですよ」

モバP「なんだよそれ」

比奈「うぅ〜〜……」

比奈P「どーしたんだよ比奈?」

比奈「あぁ、プロデューサー……聞かないでくださいッス」

比奈「いたいけな少女に見せてはいけないものを見せてしまったんス……」

比奈P「よう解らんが、なんとなく想像はついた」

比奈P「だから事務所で描くのはやめとけと」

比奈「締切ギリだったんッスよー、仕方なかったんッス!」

比奈「とりあえず、まだ残り数ページあるんで……今日手伝ってもらっていいスか?」

比奈P「しゃーねーなー」



第三話 完

更新はこのように気が向いたときです
ではお休みなさい


〜第四話〜
 

〜事務所〜

ありす「すぅ……すぅ……」

モバP「あれ、ありすが寝てる」

ありす「ん、ん〜……」

モバP「気持ち良く寝てるみたいだけど、事務所のソファーで寝られるとちょっと困るな」

モバP「おーい、ありす?」ペシペシ

ありす「んぅ……? ふあ……Pさぁん……?」

モバP「おー、起きたか?」

ありす「ん〜……ん」

モバP「こんなところで寝てたら風邪引くかもしれないし、寝るなら仮眠室で……」

ありす「Pさんもいっしょにねましょー……」

モバP「え、いや俺は仕事もあるし……」

ありす「やー……Pさんもいっしょがいいー……」

モバP「ありす、お前まだ寝ぼけてるのか?」

モバP「仕方ない、仮眠室に運んでやるか……」

ありす「んぅ……ふぁ……」

モバP「ほらありす、運ぶからじっとしてろよ、っと」

ありす「んー……」

ありす「えへへ……おひめさまだっこ……」

〜仮眠室〜

モバP「ほら、寝るならここで寝なさい」

ありす「はぁーい……むにゃ……」

モバP「じゃ、俺はもう行くからな」

ありす「やだぁ……いっしょがいいー……」

モバP「ったく、仕方ない……寝るまでだぞ」

ありす「ありがとうPさん……あと」

モバP「ん?」

ありす「手もぎゅってしてくれると嬉しいです」

モバP「お前今ちゃんと起きてるだろ?」

ありす「駄目ですか?」

モバP「はいはい、甘えん坊だなありすは」

モバP「これでいいか?」

ありす「えへへ……これなら気持ち良く寝れそうです」

モバP「全く、起きたくせに」

ありす「でもこうやって布団に入ると、また眠たくなってきちゃいます……」

モバP「そっか、まあ寝ていいよ。今日はもう予定ないはずだし」

ありす「そうしますね……お休みなさい、Pさん……」

モバP「ああ、お休みありす」

ありす「ん……すぅ……」

モバP「寝たかな……?」

モバP「じゃあ、俺は仕事でも……」

ありす「んー……」

モバP「と思ったけど、なんかありすの寝顔見てると」

モバP「……俺も寝るかな……眠くなってきた」

ありす「んぅ……P、さぁん……」

モバP「仕事あるけど、まあいいか」

モバP「丁度疲れてたし、俺も一眠りしよう」

モバP「仕事はその後でも十分だしな」




 

ありす「んっ、ふぁぁ……」

ありす「Pさんは……いるのかな?」キョロキョロ

モバP「zzz……」

ありす「あ、隣のベッドで寝てる」

ありす「お仕事大変みたいだし……寝かせてあげたほうがいいのかな?」

ありす「…………」

ありす「せっかくだし、私も一緒に……」ゴソゴソ

ありす「えへへ……ちょっと狭いけど……」

ありす「もうちょっとだけ……Pさんが起きるまではこうしてていいよね」



第四話 完


〜第五話〜
 

ありす「Pさん、次の私のオフの日ってお暇ですか?」

モバP「え、まあ暇っちゃ暇かな? 事務仕事だけだし」

ありす「じゃあ一緒にお買い物しませんか?」

モバP「買い物? 何買うんだ?」

ありす「私は服を買おうかなって……」

モバP「服かぁ、俺は別に間に合ってるしなぁ」

ありす「あんまり私服で外に出ないだけじゃないんですか?」

ありす「この前家にお邪魔させてもらった時着てた服も、大分よれてましたよ?」

モバP「あー、確かにあんまり私服で出ないな……仕事の時はスーツだし」

ありす「Pさん、かっこいいんですから服もちゃんとして欲しいです」

モバP「かっこいいかぁ、俺?」

ありす「かっこいいです」

モバP「まあいいや、付き合うのは構わないよ」

ありす「ありがとうございます」

ありす「良かったら、どんなのが良いか意見を聞かせてくださいね」

モバP「でも俺センスとかないし、意見とか参考にならないぞ?」

ありす「いいんですよ、Pさんがどう思うかが一番大事なんです」

モバP「まあそう言うなら」

モバP「でもありすならどんなのでも可愛いと思うぞ」

ありす「えっ……そ、そう言われてもやっぱり見て欲しいし……」

モバP「じゃ、次のオフか。何時に行くかは……メールでもするよ」

ありす「はいっ」

〜後日〜

ありす「あ、Pさん」

モバP「すまん待たせたか?」

ありす「いえそんな、私が少し早く来ちゃっただけですから」

モバP「じゃあ早速行くか」

ありす「Pさんの服から見ます?」

モバP「俺のはどうでもいいんだけどなぁ、まあ適当に見るか」

ありす「はーい」

〜お店〜

モバP「……どう?」

ありす「わぁ、いいですっ、すごいいいですよ」

モバP「そう褒められると照れるな」

ありす「これ買いますか?」

モバP「そうだな、ありすがそこまで気に入ったなら」

モバP「俺のはもうこれでいいよ。次はありすのを買おうか」

ありす「えっと……それじゃあ……」

ありす「これと、これ……どっちがいいですか?」

モバP「それならこっちかな」

ありす「こっちかぁ……こっちとこっちだとどっちが可愛いですか?」

モバP「それならこっち」

ありす「解りました」

ありす「じゃあこれ買ってきますね」

モバP「そんな簡単に決めちゃっていいのか?」

ありす「いいんです。言ったじゃないですか、Pさんの意見が一番大事なんです」

モバP「そんなもんか」


アリガトーゴザイマシター


モバP「結構買ったな。っと、荷物持つよ」

ありす「そうですね……あ、ありがとうございます」

モバP「みんなありすに似合ってたと思うし、今度着てくる時が楽しみだな」

ありす「えへへ……そんな期待されると照れちゃいます」

ありす「これでPさんのために、可愛くなれたかな……?」

モバP「ああ、なれたなれた。もう最高だよ」

ありす「私Pさんにふさわしくなれるように頑張りますね」



第五話 完

今日はこれで終わり
とにかくありすちゃんのデレッデレを書くだけのスレです

何か書いて欲しいネタがあればどうぞ


〜第六話〜
 

ありす「映画……ですか?」

モバP「ああ今度一緒にどうだ?」

ありす「はい、是非行きたいです」

モバP「おおそうか、断られたらどうしようかと思ったよ」

ありす「そんな、断るわけないじゃないですか。でも、どうしてまた?」

モバP「ん、まあ見たい映画があったけど、一人で行くのはなんか寂しいしな」

モバP「ありすと一緒に見れるなら、そっちのほうがいいからさ」

ありす「そうですね、一緒のほうが楽しいです」

モバP「んじゃ、今度のオフの日にでも行くか」

ありす「はいっ」

〜後日〜

ありす「あっ、Pさんもう着いてたんですね」

モバP「前はありすが先に着いてたからなぁ。待たせるのはやっぱり忍びない」

モバP「あとそれ前に買った服だろ? 似合ってるぞ、可愛い可愛い」

ありす「そ、そうですか……えへへ」

ありす「ちなみに何の映画見るんですか?」

モバP「とりあえず見たいのはアクション系の映画だけど……」

モバP「せっかくだから、その後一緒にやってる他のもいくつか見てみるか」

ありす「解りました」

〜映画館〜

モバP「よーし、やっぱ映画館って言ったらポップコーンとジュースだよな」

ありす「そういうものなんですか?」

モバP「あれ、今時はそうでもないの?」

ありす「あ、いえ……食べ物を食べる音を気にする人がいるって、以前ネットで見たことがありまして」

モバP「あー、確かにそう言う人もいるのかな」

ありす「なのでむしろ少数だと思ってました、そういう人は」

モバP「ありすはあんまり映画館来ないのか?」

ありす「はい。だから今日はPさんと一緒に来れて嬉しいです」

モバP「ははは、そう言ってもらえたら連れてきた甲斐があるよ」

モバP「まあ今日は平日だし、見る映画も公開されて結構経ってるから人少ないと思うし」

モバP「大丈夫じゃないかな。だからほら、ありすも一緒に食おうぜ。どれにする?」

ありす「え、えと……それじゃあキャラメル味で」

ありす「…………」ジーッ

モバP「えらく熱心にパンフレット読んでるな」

ありす「こういうのってちゃんと読んだほうがいいんじゃないですか?」

モバP「どーなんだろうな、中にはインタビューとかあって、読むといいのもあるだろうけど」

ありす「私、こういう映画全然見ませんし……一応読んどこうかなって」

モバP「まあ、始まるまで時間あるしな。自由にしてていいよ」

ありす「…………」ジーッ

モバP(……しかしちょっとちょっかい出したくなるな)

モバP「……ふぅ〜」

ありす「ひゃうんっ!?」

ありす「Pさんっ……な、何するんですかぁ……もうっ」

モバP「いや、つい」

ありす「つい、じゃないですよぉ。びっくりしたんですから……」

ありす「次やったら本当に怒っちゃいますからねっ」

モバP「へーい」

モバP(一応おとなしくしとき、映画は始まった)

ありす「わぁ……」

モバP(珍しいのか、ありすは終始目を輝かせていた)

ありす「Pさん、すごいですよっ。あんなことまで」

モバP(アクションシーンでは、えらくはしゃいでいた。人が少なくて良かった)

ありす「わわっ……ふぁ……」

モバP(映画よりありすを見てるほうが楽しいな)

ありす「……? Pさん、どうしたんですか?」

モバP「いや、ありすは可愛いなぁって思って」

ありす「と、突然なんですか……て、照れますから……」

ありす「終わっちゃいましたね」

モバP(映画よりありすをずっと見ててしまった。まあいいや)

ありす「次は何を見ますか?」

モバP「そうだなぁ……」

モバP(ありすの反応が面白そうなのは……)

モバP「あれにするか」

ありす「あ、あれって……ホラー映画ですか……?」

モバP「ん、ありすはホラー駄目か? 怖いか?」

ありす「い、いえ別にっ、こ、怖くなんかないですっ……!」

ありす「た、ただの映像なんですし、実際あるわけじゃないですし……」

モバP「んじゃ、一緒に見ようか」

ありす「は、はい……うぅ……」

ありす「大丈夫、大丈夫……」

モバP「ありす始まるぞー」

ありす「は、はい……」


ありす「……うぅ」

モバP(あ、これガチで怖いや、結構くるものがあるな)

ありす「Pさぁん……」

モバP(ありすが俺の手を掴んで離さないし)

ありす「ひっ……やぁ……」

モバP(あ、泣きそうかも……ちょっとそそる)

ありす「きゃぁぁっ!」ダキッ

モバP「ちょ、ありす驚きすぎだ。落ち着けって」

ありす「うぅ……これ怖すぎですよぉ……」

ありす「……ぐすっ」

モバP「すまん、ここまでとは思わなかった」

ありす「すっごく怖かったです……」

モバP「次で最後にするか……ありすは何か見たいのあるか?」

ありす「えっと、それじゃあ……これ」

モバP「恋愛映画か」

ありす「駄目……ですか?」

モバP「いんや、ありすが見たいなら文句はないよ」

モバP(と言ったものの……やはりあまり興味はないから、退屈だな)

ありす「…………」

モバP(ありすは熱中してるみたいだし……どうしようかな)

ありす「あっ……」

モバP(丁度キスシーンか……)

ありす「……Pさん」

モバP「ありす」

チュッ……

ありす「んっ……」

モバP「ちょっと期待してたのか?」

ありす「はい……映画を選んだ時からこうなるかな、って」

モバP「そういや前にした時はムードとか言われたっけ」

モバP「今回はどうかな?」

ありす「えへへ……最高ですね」

モバP「そっか、またいつか映画一緒に見に来るか?」

ありす「はい、Pさんとなら何度でも」

ありす「あ、でも……怖いのはあんまり……」

モバP「怖がって抱きつくありすも可愛かったのになぁ」

ありす「い、言わないでください……あぅ……」



第六話 完

気が向いたときと言ったとは言え、丸一日更新出来なかった
ありすちゃんへの愛が足りなかったんだ……


〜第七話〜
 

モバP「んー……」

ありす「どうしたんですか、Pさん?」

モバP「ありすか。いやな、ちょっとタブレットPCでも買ってみようかと思ったんだが」

モバP「どれがいいのかさっぱりなんだよな」

ありす「じゃあ私が教えてあげますよ」

モバP「そうか、頼むよ」

ありす「はい。Pさんは何を知りたいんですか?」

モバP「ありすが持ってたのってiP◯dだったよな? あれの利点ってなんだ?」

ありす「ゲームがいっぱい出来るんですよ!」

モバP「えっ、ああ、うん……」

モバP(そうだよな、まだ12歳だしな……)

モバP「ゲームも最近全然してないな」

ありす「やっぱり忙しいんですか?」

モバP「それもあるけど……なんだろうな、自然とやらなくなってった」

ありす「紗南さんとやったのは?」

モバP「ああ、あれはやたらと話題になってたから」

モバP「最近のゲームはさっぱりだよ」

ありす「あ、じゃあ今から一緒にゲームしませんか?」

モバP「今から? んー、まあいいか」

ありす「実は私の好きなゲームがあって……Pさんと一緒にやってみたかったんですよ」

モバP「ほー、どんなのかな」

ありす「これですけど……結構難しいですから私が教えてあげますね」

モバP「おう、頼む」


ありす「それで、こんな感じで操作するんです」

モバP「なるほど。ありすの説明は解りやすくていいな」

ありす「そ、それほどでもないですよ!」

モバP(ゲームのことだとちょっと得意げになるのが可愛いなぁ)

ありす「じゃあひと通り教えたので、一緒にやってみましょう」

モバP「よし、やってみるか」





モバP「よし、クリアっと」

ありす「上手ですね……Pさん」

モバP「そうか?」

ありす「はい……もう私より上手な気がします……スコアも私より上だし……」

ありす「もしかして私……下手くそなのかなぁ……うぅ」

モバP「そんなことないさ。ありすの教え方が良かったから、ありすのおかげだ」

ありす「そう、なのかな……?」

モバP「そうそう、ありがとなありす」ナデナデ

ありす「あ……えへへ……」

モバP「それに俺、学生の頃はそこそこゲーマーだったんだぜ?」

ありす「あ、それはちょっと思いました。紗南さんといい勝負してましたよね」

モバP「まあせっかく一緒にやってるんだから、楽しまないとな」

ありす「そうですね」

モバP「……って、あれ? ここ上手くいかないな」

ありす「あっ、それは……こうするんですよ」

モバP「あ、なるほどなぁ。流石だなありす」

ありす「えへへ……これくらいそんな大したことじゃないですよ」

モバP(といいつつ、すごい嬉しそうな顔してる、可愛い)



第七話 完

どや顔のありすちゃんを想像した
ただただ可愛かった


〜第八話〜
 

〜事務所〜

モバP「ふー、ただいま戻りました」

モバP「って、あれ? 誰も居ないのか」

ありす「ん……すぅ、すぅ……」

モバP「あ、ありす居たのか……ソファーで寝てたんだな」

モバP「まあ今日はもうこの後予定もないし、このまま寝かしてもいいか」

モバP「っと、風邪引かないように毛布はかけておかないと」

モバP「あったあった……」ファサ

ありす「んん……Pさぁん……」

モバP「寝言かな? 夢でも見てるのかな」

ありす『えへへ……Pさん私たちようやくですね……』

モバP『ああ、色々あったけどな』

ありす『嬉しいです……Pさんと結婚出来るなんて』

モバP『でも本当に俺でいいのか?』

ありす『Pさん以外に考えられません……だから絶対に幸せにしてくださいね?』

モバP『もちろんだ。これからはずっと一緒だぞ』

ありす『Pさん……』


—————————————————————


ありす「ずっと……いっしょ……えへ……」

モバP「えらく幸せそうな顔して、どんな夢見てるんだろうな」

モバP『ただいまー』

ありす『お帰りなさいPさん、ご飯にします? お風呂にします?』

モバP『んー……なあありす』

ありす『はい?』

モバP『何か一つ忘れてない?』

ありす『え、と……その……恥ずかしいですよぉ』

モバP『でもありすに言ってほしいなー俺は』

ありす『もう……我が儘なんですから……』

ありす『ご飯にします? お風呂にします? それとも……わ、私……?』

モバP『そりゃもちろん、ありすにするぜ!』


—————————————————————


ありす「やぁん……Pさん、えっちなんだからぁ……むにゃ……」

モバP「え、なに、俺? どんな夢見てるんですかありすさん」

ありす「そんな……とこぉ……」

モバP「どこだよ!」

モバP『うん、美味い。ありすの作る飯は本当に美味いな』

ありす『もう……毎日言ってますよそれ』

モバP『それくらい美味いんだよ。あーほんと幸せだ』

ありす『ふふっ……ご飯くらいで大げさですよ?』

モバP『そんなことないよ。俺のためにアイドルもやめちゃって、こうやって色々してもらって』

モバP『本当に良かったのか?』

ありす『……いいんですよ。確かにアイドルはちょっと続けたかった気持ちもありましたけれど』

ありす『そんなのよりも、こうしてPさんのために尽くすほうが大事なことなんです』

モバP『いやーこんないいお嫁さんもらって俺は本当に幸せだよ』

ありす『私も幸せです。Pさんと一緒にいれて、Pさんのために色々とすることが』


—————————————————————


ありす「わたし……Pさんのためなら……どんなことでも……」

モバP「寝言だけ聞いてると、何か危険な香りがしてくる」

モバP「まあ、ありすは幸せそうに寝てるからいいか」

モバP『そうだ、ありすは何か欲しいものはないのか?』

ありす『欲しいもの、ですか?』

モバP『ああ。まあ日ごろの感謝みたいなもんだ』

ありす『えっと……特に欲しいものは』

モバP『本当にないのか? なんでもいいぞ?』

ありす『あっ、それじゃあ……』

モバP『お、なんだ?』

ありす『あの……そろそろ……』


—————————————————————


ありす「Pさんとの……こどもが……ほしいですぅ……」

モバP「……何言ってるんだこの子は」

モバP「夢の中でどんなことになってるんだ、全く」

ありす「えへへ……Pさぁん……むにゅ」

ありす「んっ……んぅ……ふぁぁ……」

モバP「お、起きたかありす」

ありす「あれ……Pさん……?」

モバP「おう、俺だ。ところでありす、ちょっと気になったんだが」

ありす「はい?」

モバP「寝てる時、どんな夢見てたの?」

ありす「夢……? えっと……」

ありす「……………………あぅ」

モバP(ものすごく顔が赤くなった。うん、なんとなく解った)

ありす「ひ、秘密ですっ……!」



第八話 完

ありすちゃんは耳年増だろうね、うん


〜第九話〜
 

モバP「ありすの髪ってなんていうか、綺麗だな」

ありす「そうなんでしょうか? 気にしたことないですが……」

モバP「サラサラだし、真っ直ぐなストレートで」

モバP「なんだか、このまましばらく指で触っていたい」

ありす「んっ……褒められて悪い気はしないですね……」

ありす「Pさんは髪は長い方が好きですか?」

モバP「そーだなー、どっちかっていうと長いほうがいいけど」

モバP「ありすのだったら、なんだって可愛いだろうからなー」

ありす「えへへ……」

モバP「よし、せっかくだから俺が髪を梳いてやろう」

ありす「あ、じゃあお願いします……」

モバP「よしよし、じっとしとくんだぞ」

ありす「はーい」

モバP「……ん、やっぱりありすの髪は綺麗だな」

ありす「もう……褒めすぎですよ」

モバP「いやいや、ブラシも流れるように動くし」

モバP「こういうのって手入れしてないと大変なんだろ?」

ありす「んー……解りません、あまり意識してませんし」

ありす「ふぁ……人にやってもらうのって意外と気持ちいいです」

モバP「お、そうか?」

ありす「はい。きっとPさんが上手なんですね」

モバP「まあそれほどでもないさ、ふふん」

ありす「くすっ……じゃあ、これからはPさんに髪を梳いてもらうのを日課にしようかな」

モバP「おう、任せとけ」

モバP「そういやせっかく髪長いんだし、他の髪型とかしないのか?」

ありす「Pさん何かして欲しいのでもあるんですか?」

モバP「別にそういうわけじゃないけど、ただなんとなくな」

ありす「ちなみに、どんな髪型とかみたいんですか?」

モバP「そうだなぁ、そんだけ長いと色々出来そうだしな」

ありす「今度色々やってみましょうか」

モバP「是非頼む。写真も取ってきっちり記録しておこう」

ありす「そ、それはちょっと恥ずかしいような」

モバP「大丈夫だって、ありすならなんでも可愛くなるさ」

ありす「うぅ……そうかなぁ……?」

モバP「楽しみだなぁ。色んなありすが見れるんだから」

ありす「あんまり期待されるのも……あう……」

モバP「毛先もサラサラだな。触ってて気持ちいいくらいだ」

ありす「ありがとうございます」

モバP「…………こちょこちょ」

ありす「やっ、やあ……くすっ、くすぐったいですよぉ……」

モバP「いや、なんかついこの毛先を見てると、悪戯したくなった」

ありす「もう、ちゃんとやってください」

モバP「とはいってもなあ、ほれこちょこちょ」

ありす「あっ、あはは……もう……私の髪の毛で……あ、遊ばないでください」

モバP「やっぱり髪の毛でもくすぐったいのか、ほれほれ」

ありす「やっ、だ、だからぁ……止めてくださ……あはは」

モバP「よし、これでいいか」

ありす「はふぅ……ちょっと色々ありましたけれど……ありがとうございます」

モバP「なんのなんの、こっちもやってて楽しかった」

ありす「むー、次やるときはちゃんとしてくださいっ」

モバP「そうだな、こんなのまで日課になっちゃったら大変だ」

ありす「私怒ってるんですからね……?」

モバP「ごめんごめん……ほら、許してくれよ」ナデナデ

ありす「撫でれば機嫌とれると思ってませんか……?」

モバP「じゃあ、どうして欲しいんだ?」

ありす「ぎゅーってしてくれないと、許してあげません」

モバP「仕方ないなぁ、ありすは」



第九話 完

雑談スレで髪の毛の話題が出てたので

ネタのリクエスト助かります。どんどん言っちゃってください
できるかぎりは書いていきます


〜第十話〜


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http://i.imgur.com/MpbIC3P.jpg
安部菜々(17?)

ありす「はぁ……」

菜々「どーしたのありすちゃん?」

ありす「あ、菜々さん……少し考え事を」

菜々「良かったらおねーさんが相談に乗っちゃうぞ!」

ありす「えっと、それじゃあ……」

ありす「大人っぽくなるにはどうしたらいいんでしょうか……?」

菜々「大人っぽく? なんでまた?」

ありす「Pさんに相応しくなるには、子供っぽいままじゃあ駄目かなって……」

菜々「ありすちゃんはまだ12歳なんだし、無理して大人っぽくなったりしなくてもいいんじゃないかな?」

ありす「でも……」

菜々「うーん……」

〜帰り道〜

ありす「やっぱり急に大人っぽくなるなんて無理かなぁ……」

???「もし、そこのお嬢さん」

ありす「私ですか?」

ありす「……って変な格好してますけれど、菜々さんじゃないんですか?」

???「ち、違いますよ! ナナはナナじゃないです!」

ありす「あ、はい……それでいいです」

???「あなたは悩んでますね、大人っぽくなりたいと」

ありす「は、はい」

???「ここにいいものがあります」

ありす「飴……ですか?」

???「ただの飴じゃあありません。年齢を操作出来る不思議な飴です」

???「子供になるのも大人になるのも思いのままですよ!」

ありす(う、胡散臭いですね……)

???「使い方は簡単。食べながらなりたい年齢の自分を思い浮かべるだけです」

???「一つあげますので、どうぞご自由にお使いください」

ありす「あ、ありがとうございます」

???「メルヘンチェーンジ☆、と言いながら食べるとより効果的です」

ありす「…………」

???「あとこれは誰にも言っちゃいけませんよ? ありすちゃんには特別です」

ありす「は、はぁ……」

???「それじゃあ〜せえの……ウーサミン! ばいばーい!」



ありす「……」

ありす「どうしたんだろう菜々さん……」

〜ありすの部屋〜

ありす「一応貰っちゃったけど……」

ありす「あんなファンタジーみたいなお話信じろってほうが無理ですよね……」

ありす「でもまあ……せっかく貰ったのに捨てるのも勿体ないですし」

ありす「菜々さんがくれたものですから、変なものじゃないでしょう」

ありす「食べるくらいは……」

ありす「…………」

ありす「め、めるへんちぇーんじ☆」パク

ありす(……大人っぽくなりますように)

ありす「ん……あ、あれ……?」

ありす「か、身体が大きくなってるような……」

ありす「わ、わわっ……」


ありす「…………」

ありす「本当に大人になっちゃった……」

ありす「これでPさん喜んでくれるかな?」

ありす「ちょっと会いに行こうかな」

ありす「それにしても……」

ありす「私、大きくなってもおっぱいあんまり大きくならないんだ……」

〜P宅〜

ピンポーン

モバP「はいはい、どちら様?」

ありす「あ、あの……」

モバP「……どなたですか?」

ありす「あ、ありすです……橘ありす」

モバP「……はい? えっと、何かの冗談?」

ありす「し、信じられないかもしれませんが、本当です……!」

モバP「と言われても……確かに面影はあるけど、証拠はあるのか?」

ありす「えっと、この前服を買いに行ったり、映画を見たりしましたよね?」

ありす「それで見た映画は——」

モバP「んー、解った。本当にありすみたいだな」

ありす「信じてくれますか」

モバP「ぶっちゃけまだ半信半疑だよ。なんで大人になってるんだ?」

ありす「これも信じられないかもしれませんが……不思議な飴を食べたら大きくなって……」

モバP「ドラ◯もんみたいだな」

ありす「でもでも、これでPさんに相応しくなりましたよね?」

モバP「えっ?」

ありす「私ずっと気にしてたんです……私はまだ子供だから」

ありす「早く大人になりたいなぁ……って。Pさんと一緒にいてもおかしくない女性になりたかったんです」

モバP「ありす……」

ありす「その……どうですか、今の私は?」

モバP「そうだな……確かに大人っぽくなって綺麗って言葉がぴったりだ」

ありす「えへへ……嬉しいです」

モバP「わっ、と……急に抱きつくなよ」

ありす「いいじゃないですか……いつ戻るか解りませんし」

ありす「胸もあんまり大きくならなかったけど……ちゃんとありますよ?」

モバP「むう……確かに柔らかな感触が」

ありす「どきっとします?」

モバP「そりゃあ、なぁ」

ありす「あっ、せっかく来ましたからご飯でも作りましょうか?」

モバP「お、いいのか?」

ありす「はいもちろんです」

モバP「じゃあお願いするよ」

ありす「解りました。台所借りますね」


モバP「……なあありす」

ありす「はい?」

モバP「その格好どうにかならないか?」

ありす「あれ、男の人は好きなんじゃないですか? 裸エプロン」

モバP「いや、そりゃあいいけど……目のやり場が」

ありす「くすっ……意外とウブなんですねPさん」

モバP「だってなぁ、そんなありす初めて見るし……」

ありす「我慢できなくなったら、私はいつでもいいんですよ……?」

モバP「そんなにくっつくなって……」

ありす「ふふっ……そうですね、早くお料理を作らないと」





モバP「ごちそうさま」

ありす「お粗末さまでした」

ありす「お風呂沸かしてありますので、よかったら入ってください」

モバP「悪いな、そんなことまで」

ありす「いえそんな、好きでやってることですから」

ありす「あ、お背中流しましょうか?」

モバP「いや、そんなことまでしなくても」

ありす「じゃあ、一緒に入ります?」

モバP「残念ながらうちの風呂場は狭いんでね」

ありす「ちょっとがっかりです……」





ありす「お風呂いただきました」

モバP「おー、風呂あがりの姿も随分色っぽいな」

ありす「えへへ……照れます」

モバP「で、やっぱり今日は泊まる気?」

ありす「はい、もちろんです」

モバP「だよなぁ。ちょっと待ってろ、布団とか出してくるから」

ありす「一緒の布団でもいいのに……」


モバP「よし用意できたし……もう寝るか?」

ありす「そうですね」

モバP「じゃあお休みありす」

ありす「お休みなさいPさん」

モバP「…………」

ありす「…………」

モバP「…………」

ありす「……Pさん、起きてますか?」

モバP「……なんだ?」

ありす「大人になった私は……どうでしたか?」

モバP「んー、最初はびっくりしたし色々ドキドキもさせられて、まあ新鮮だったよ」

ありす「えへへ……せっかくだから普段じゃ出来ないようなことをしてみたんです」

ありす「……実はものすごく恥ずかしかったですけれど」

モバP「無理に背伸びしなくてもいいのに」

ありす「Pさん、そっちに行っていいですか?」

モバP「仕方ないな……ほら」

ありす「えへへ……ありがとうございます」

モバP「あ、身体戻ってるな」

ありす「はい、いつの間にか……」

モバP「まあなんだ……大人になったありすもいいけど」

モバP「やっぱいつものありすが一番だよ」

モバP「大人になんて嫌でもなるんだしさ、子供なときなんて今だけだから」

モバP「今は今で、目一杯楽しんだほうが得だぞ」

ありす「そうですね……大人になったらこうやって甘えられなくなるかもしれないですしね」

モバP「まあありすが甘えてくれるなら、いつでも大歓迎だが」

ありす「そんなこと言ったら、ずーっとPさんに甘えちゃいますよ?」

モバP「どんとこい」

???「……というわけで」

???「シンデレラの魔法は0時を過ぎたので、解けてしまいました」

???「終わりはハッピーエンドなので、めでたしめでたしですね!」

???「……え? あの飴はなんだって?」

???「残念ながら、ウサミン星の企業秘密なのでお教えできません」

???「あ……っと、効果が切れちゃった」

???「メルヘンチェーンジ☆」パク

???「キャハッ☆ラブリー17歳」

???「それじゃあナナはこの辺で〜」



第十話 完

また一日更新できなかった
ありすちゃんは大きくなってもちっぱいだと思います


〜第十一話〜


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喜多日菜子(15)

日菜子「むふ……むふふ♪」

モバP「ん、誰かと思えば日菜子ちゃん」

日菜子「むふ……? ありすちゃんのプロデューサーさんですか」

モバP「また妄想してるのか?」

日菜子「はい、楽しいですよぉ? むふふ」

モバP「ふむ。最近少し気になってることがあるんだよな」

日菜子「気になることですか?」

モバP「いやさ……俺とありすって結構仲良くなったじゃないか?」

日菜子「そうですねぇ。出会ったころのありすちゃんに比べて、随分変わりましたねぇ」

モバP「そうなんだよ。だからさ、今出会ったころみたいに」

モバP「苗字で呼んだり、ちょっと冷たくしたらどうなるかなぁって」

日菜子「むふ……いいですね、ちょっと妄想してみましょうか」

日菜子「日菜子が思うにですね……こうなると思います」

ありす『Pさん、おはようございます』

モバP『ああ、おはよう橘さん』

ありす『…………えっ?』

モバP『どうした?』

ありす『あの……今私のこと苗字で……』

モバP『それがどうしたんだよ?』

ありす『なんで名前で呼んでくれないんですか……?』

モバP『そんなの俺の勝手だろ? ほら、早く仕事行ってきなって』

ありす『あ……じゃ、じゃあ一緒に……』

モバP『俺も忙しいんだよ。一人で行ってくれ』

ありす『あ……は……はい……』


—————————————————————


モバP「いくらなんでも冷たくしすぎじゃない? 俺が酷いやつにしか見えない」

日菜子「それくらいのほうが後で良い展開になるかなぁって」

ありす『私……何かPさんの気に障るようなことしちゃったのかな……』

ありす『うぅ……ぐすっ……』

ありす『ううん……きっとお仕事頑張ったら褒めてくれるから……』

ありす『お仕事頑張らないと……』

ありす『このままなんていや……』


—————————————————————


日菜子「みたいな感じになると思うんですよぉ」

モバP「いやぁ、ありすはいい子だな」

日菜子「むふ……ところがプロデューサーさんは酷い人で」

日菜子「こんな健気なありすちゃんに、まだ冷たく当たるんです」

モバP「やめてくれよ、妄想と解ってても結構傷つく」

ありす『ただいま戻りました』

モバP『あーお帰り橘さん』

ありす『あ、あのPさん、私お仕事頑張りましたよ?』

モバP『で?』

ありす『だ、だから……私のこと名前で……』

モバP『仕事頑張るのは当たり前だろ?』

ありす『あ……あぅ……うぅ……』


—————————————————————


日菜子「ああ、なんて酷い人」

モバP「妄想だからな? 俺、こんな人じゃないから」

日菜子「ありすちゃんの心は大きく傷ついてついに……むふ」

モバP「なんだよ」

ありす『Pさん酷いです……』

ありす『私とずっと一緒にいてくれるって言ったのに……』

ありす『あれは嘘だったんですか……? ねえ……Pさん……』

ありす『私Pさんがいないともう……生きていけないんですよ……?』

ありす『どうして……? どうしてですか……? なんで……?』

ありす『なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで』


—————————————————————


日菜子「むふ……むふふ……」

モバP「なあ、日菜子ちゃん」

日菜子「はい、なんですかぁ?」

モバP「最近なんか変な漫画とか読んだ?」

日菜子「むふ……漫画じゃありませんが……」

日菜子「妄想のバリエーションが増えるかと思って、最近これを聞いたんですよ」

モバP「『ヤンデレなアイドルに愛されて夜も眠れないCD』……こんなのあるのか」

日菜子「むふふ、良かったらお貸ししましょうか?」

モバP「遠慮しとく」

モバP「まあ今のは妄想だし、ありすがそんな風になるなんてないだろ」

日菜子「解りませんよぉ?」

日菜子「ありすちゃんが何気に言ってる台詞に……その片鱗がみえなくもないです、むふ」

モバP「怖いこと言うなよ」

日菜子「むふ……まあちょっと過激に妄想しちゃいましたけど」

日菜子「日菜子も実際どうなるか気になりますねぇ」

日菜子「試しに呼んでみてはどうですか?」

モバP「む……まあすぐネタばらしすれば、大丈夫……かな?」

日菜子「丁度ありすちゃん、来たみたいですよ」

ありす「Pさんおはようございます。それと日菜子さんも」

日菜子「おはようありすちゃん」

モバP「おはよう……橘」

ありす「…………えっ?」

モバP「どうした?」

ありす「あ、あの……今私のこと苗字で……」

モバP「それがどうしたんだよ?」

ありす「なんで名前で呼んでくれないんですか……?」


日菜子(ここまでは日菜子の妄想と同じですねぇ……むふふ)

モバP「そんなの俺の勝手だろ? ほら、早く仕事行ってきなって」

ありす「……解りました」

ありす「Pさんがそんな意地悪するのでしたら、私ももうプロデューサーのこと名前で呼んであげません」

モバP「えっ?」

ありす「それじゃあお仕事行ってきますね、プロデューサー」

モバP「ちょ、ちょっとまったありすっ!」

ガチャ、バタン

モバP「……やっぱり怒っちゃったよ」

日菜子「ネタばらしする間も無かったですねぇ……」

日菜子「日菜子のせいですよね……ごめんなさい」

モバP「ああ、まあ俺も気になってたし……やったのは俺なんだから」

モバP「日菜子ちゃんが気にすることはないよ」

モバP「帰ってきたら、謝らないとなあ……」





ありす「ただいま戻りました」

モバP「お、お帰りありす」

ありす「ただいまです、プロデューサー」

モバP「なあ俺が悪かったよ。ごめんな、ちょっとした悪戯だったんだよ……」

ありす「……つーん」

モバP「もうしないからさ、許してくれよ……頼む」

ありす「もうあんなことしませんか?」

モバP「しない、絶対しない」

ありす「じゃあ、許してあげます……今回だけですよ?」

モバP「ありがとうありす……!」

ありす「結構傷ついたんですからね……?」

ありす「Pさんのこと信頼してるから……だから名前で呼ばれるのが嬉しいんです」

ありす「だから……こんなこと絶対しちゃ嫌です……」

モバP「ああ、約束する」



第十一話 完

ありすちゃん病むのが似合うよね、うん
でもこのスレはいちゃいちゃするスレだから


〜第十二話〜


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前川みく(15)

http://i.imgur.com/oGB7VgQ.jpg
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ありすにゃん

みく「……どーいうことにゃ」

ありす「ど、どうしたんですかみくさん?」

みく「ありすちゃんのその衣装にゃ!」

ありす「私の……衣装ですか?」

みく「どーして猫耳と尻尾がついてるにゃ! 猫キャラはみくのものにゃ!」

ありす「わ、私に言われましても……Pさんに、今日の衣装はこれだって渡されただけなので」

みく「最近みくのキャラを脅かす人が多すぎにゃ……」

モバP「おーいありすー」

ありす「あれ、Pさんどうしたんですか?」

モバP「駄目だろありす」

ありす「えっ?」

モバP「ちゃんと打ち合わせした通りに喋らないと」

ありす「うぅ……本当にしないと駄目ですか?」

モバP「今回はそういう企画だし」

ありす「わ、解りました……にゃん」

みく「おかしいにゃ……みくのアイデンティティが……」

みくP「おいみく、お前もちゃんと指定の衣装着ろよ」

みく「にゃん? みくの衣装これじゃないのかにゃ?」

みくP「全く……確認してなかったのか? お前の衣装はこれだよ」

みく「……Pチャン、これ犬みたいにゃんだけど」

みくP「そりゃそういう衣装だから。ほら早く着替えてこい」

みく「むう……CDデビューした時にやった企画もそうだけど、なんでみくを犬キャラにしたがるにゃ……」

みくP「みく、語尾」

みく「解ってるにゃわん」

みくP「……まあいいか」

みく「これ以上にないほど、みくのアイデンティティがクライシスにゃ……わん」

みく「流石にこれは『ま、いっか』では済まされないにゃわん」

ありす(文句言いながらもちゃんとやるんですね……)

モバP(みくちゃん、真面目だなぁ)

みく「これでバッチリにゃわん!」

みくP「おー可愛いぞみく」

みく「にゃふふ♪」

ありす「あ、あのPさん……」

モバP「どうしたありす?」

ありす「わ、私もその……可愛いですか……にゃ?」

モバP「すっげえ可愛い、お持ち帰りしたい」

ありす「あ、う……そんなに言われると、照れます……にゃ」

モバP「あーいいなぁ、猫キャラ。これからそっちの方でも売りだしてみようかな」

みく「それは困るにゃわん、猫キャラはみくのものだにゃわん」

みくP「お前今犬だろ」

みく「Pチャンはうっさいにゃわん!」

ありす「あ、えと……やっぱりこういうのはみくさんが似合ってると思いますし……」

ありす「それに私は……見せるならPさんだけがいいにゃあ……」

モバP「……ありすは可愛いなぁ!」

みくP「ひゅーひゅー」

みく「ひゅーひゅー、にゃわん」

モバP「つーことで衣装チェンジすることにした」

モバP「猫耳ありすを楽しむのは俺だけでいいや」

みくP「なんという職権乱用」

みく「じゃあやっぱり猫キャラはみくのものってことだにゃわん!」

みく「みくも着替えていいかにゃわん?」

みくP「あ、みくはそのまんまね」

みく「にゃんでにゃわん! にゃん権侵害だにゃわん!」

モバP(文句言ってるのに、語尾は律儀だなぁ)

ありす「あ、あのいいんですか、勝手に衣装替えちゃって……?」

モバP「あーいいのいいの、その辺りは自由だったし。でも代わりの衣装はそうだなぁ……」

モバP「この不思議の国のアリスでいいか、ありすだけに」

みく「安直だにゃわん」


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アリスなありすちゃん

ありす「……あの衣装結局貰っちゃった」

ありす「Pさん、可愛いって言ってくれたなぁ……」

ありす「……にゃん♪」

ありす「Pさん……大好きだにゃん」

ありす「にゃんちゃって……えへへ」



みく「今日もどこかでみくのアイデンティティが脅かされてる気がするにゃ……」

みく「でもっ、みくは自分を曲げないよ!」

みくP「おーいみく、この間の犬キャラ、評判良かったからもう一回な」

みく「え……ひどくない?」



第十二話 完

みくにゃんはオチ要員として優秀だなぁと書いてて思いました
十二話終了で2クール目突入です

文香さん可愛い
台詞解ったらありすちゃんと絡ませたい


〜第十三話〜


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鷺沢文香(19)

ありす「また新しいアイドルが増えるんですか?」

モバP「ああ、どうやら本屋でティンと来たからスカウトしたらしい」

ありす「本屋……ですか」

モバP「本が好きみたいだな。もしかしたらありすと話が合うかもな」

ありす「そうだといいです」



文香P「……というわけで今日から所属する新しい子だ」

文香「……ええと……鷺沢文香です」

文香「……本が好きで……趣味は本屋めぐりと栞作りです」

文香「……あまり人と話すのは得意ではありませんが……よろしくお願いします」

文香P「みんな仲良くしてやってくれよな」

文香「……」

ありす「あの、ちょっといいですか……?」

モバP「……聞こえてない?」

文香「……あ、すみません、本に夢中で」

モバP(何かありすと出会ったころを思い出すやり取りだ)

ありす「あ、いえ、今いいですか?」

文香「……はい、何でしょうか?」

ありす「えっと……私、橘ありすといいます」

モバP「あ、俺はありすのプロデューサーだ」

文香「……よろしくお願いします」

ありす「それで、文香さんって本が好きなんですよね?」

ありす「私もよく本を読むんですよ」

文香「……そう、なんですか」

ありす「良かったら、仲良くしていきましょう?」

文香「……は、はい……」

モバP「俺からも色々聞いていい?」

文香「……あ、はい」

モバP「本屋でスカウトされたって聞いたけど」

文香「……はい、突然……アイドルを探しているって言われて」

モバP「へー、そこで働いてたの?」

文香「あ、いえ……叔父の手伝いで……本業は大学生です」

モバP「なんでアイドルになろうって思ったの?」

文香「……その、アイドルになったらもしかしたら……前に進めるかなって……」

モバP「前に?」

文香「……私、人と話すのは得意じゃなくて……」

文香「……今もいっぱいいっぱいで……目も合わせるのも苦手で……」

モバP(確かにこの子、目を合わせて喋ってないな)

文香「アイドルになったら……そんな自分を変えれるって……プロデューサーさんが……」

モバP「あいつよくそんなことさらっと言えるなー」

ありす「Pさんも大概だと思いますけれど……」

モバP「え、そう?」

文香「私……変われるでしょうか……?」

モバP「どうだろうなぁ……」

ありす「大丈夫ですよ」

文香「え……?」

ありす「きっと変われます。だって私がそうだから」

文香「……あなたも?」

ありす「私の『ありす』って名前、昔は嫌いだったんです」

ありす「それで悩んでいたけれど……アイドルになって……Pさんと会って変わったんです」

文香「……そうなんですか」

ありす「だから頑張って行きましょう。きっと前へ進めますよ」

モバP「そうだな、君次第だけど頑張ればきっと変われるよ」

文香「……ありがとうございます」

文香P「っと、ここにいたのか。なんか、早速仲良くなってるじゃないか」

文香「……プロデューサーさん」

文香P「人付き合いが苦手って言ってたからちょっと不安だったけど、問題なさげかな」

文香「……そんな……これはたまたまです……」

文香P「まあ、そうやってちょっとずつ慣れていけばいいさ」

文香P「ありすちゃんもありがとな」

ありす「あ、いえ……文香さん、これからもよろしくお願いしますね」

文香「……はい、こちらこそ」

文香「……あの、プロデューサーさん」

文香P「なんだ?」

文香「……私、少し頑張って見ようかと思います……その、アイドルを」

文香P「お、やる気が出たか?」

文香「……頑張って、その……」

文香「……目を合わせて話せるくらいには……なりたいです」

文香P「ははは、まあそうだな。まずはそこからだな」

文香「……ちょっとだけ努力してみます……新しい自分に……興味が……」



第十三話 完

紹介っぽくなったけどまあいいよね
この子はこの先どうなるのか楽しみです

あげ忘れ


〜第十四話〜


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和久井留美(26)

留美「ふう……」

モバP「あれ、どうしました和久井さん?」

留美「いえね……私のプロデューサーがいまいち私の気持ちを受け止めてくれなくて……」

モバP「は、はあ……」

留美「私もこんな年齢だし……やっぱりもう無理なのかしら?」

モバP「そ、そんなことないですよ。和久井さんは魅力的ですって」

留美「あら、ほんと?」

モバP「はい、和久井さんの魅力に気づいていないあいつがバカなんですよ」

留美「ふふっ、ありがとう……」

留美「もうあんな人のこと忘れて……貴方にしようかしら?」

モバP「えっ……?」

留美「だって……私の魅力を解ってくれる人のほうがいいもの」

モバP「ちょ、和久井さん……」

留美「だめ……留美って呼んで……」

モバP「い、いや、あの……俺には……」


ありす「だめーーーーーっ!!」


留美「あら?」

モバP「あ、ありす?」

ありす「だめだめだめです……!」

ありす「Pさんは……Pさんは……私のだもん……!

ありす「私とずっと一緒にいるって約束したんです……!」

ありす「だから……駄目なんです……!」

留美「……ふふっ」

留美「冗談よ。驚かしてごめんなさいね、ありすちゃん」

ありす「……冗談……ですか?」

留美「こんな可愛い先約があったんじゃ、私の入る余地なんてないものね」

留美「それに……私にはやっぱりあの人しかいないもの……」

留美「……ちゃんとエスコートしてあげなさいよ?」

モバP「えっ、あ……もちろんです」

留美「それじゃあ……」

モバP「ふー、ちょっと驚いたけど……ありがとうなありす、助かった」

ありす「あ、うぅ……」

モバP「どうした?」

ありす「あ、その、とっさにあんな事言っちゃって私……」

モバP「ははは、心配しなくても俺はありすのものだぞー」

ありす「い、言わないでくださいよ……恥ずかしいんですから……」

モバP「まあでも、ちょっと嬉しかったしな」

モバP「それにありすだって俺のものだからなー、ははは」

ありす「うぅ……そんなはっきり言われると……照れますから……」

モバP「可愛いなぁありすは」



第十四話 完

〜おまけ〜

モバP「そういや今日はCDの発売日かぁ」

ありす「あ、そうですね」

モバP「茜ちゃん、みりあちゃん、菜々さん、美波ちゃん、幸子ちゃんの5人だったか」

ありす(一人だけさん付け……)

モバP「いつかありすもCDデビュー出来るといいなー」

ありす「そんな……私なんてまだまだ……」

モバP「いやいや、俺の中じゃありすはいつデビューしてもおかしくないくらいだから!」

ありす「えと……ありがとうございます」

モバP「あー、はやくありすにCDの話来ないかなぁ」

ありす「やっぱり私がCDデビューすると、Pさんは嬉しいですか……?」

モバP「そりゃ、もちろん」

ありす「じゃあ、えと……頑張ってみますね……Pさんの期待に応えられるように」



おまけ 完

ありすちゃんもCD出さないかなー
ネタ提供ありがたいですが、自分で全く考えてないのは、これでいいのだろうかとも思う今日このごろ

モバP「そろそろフェスが始まるなぁ」

ありす「そうですね」

ありす「あ、いちごありますよ、一緒に食べませんか?」

モバP「おう、いただくよ」

ありす「はいどうぞ」

モバP「……ん、甘くて美味い」

ありす「あむ……うん、美味しいです」

モバP「そういやありすがいちご狩りに行ったのもフェスの時だっけ」

ありす「あ、そうですね」

モバP「あの時は一緒に行けなくて悪かったなぁ」

ありす「そんな……お仕事あったんじゃ仕方ないですよ」

モバP「でもなぁ……そうだ、今度一緒に行くか?」

ありす「えっ、いいんですか?」

モバP「ああ。実は俺もちょっとやってみたいし」

〜後日〜

モバP「ありすー、用意できたかー?」

ありす「ちょ、ちょっと待ってください……」

ありす「えと……お待たせしました」

モバP「えらい気合入った格好だな? いちご狩りなのに、そんな服だと動きづらくないか?」

ありす「あ、ちゃんとそれ用の服も用意してます」

モバP「そっか、まあありすは一度行ったことあるもんな」

ありす「それに行くまでは……やっぱり可愛い服で一緒にいたいです」

モバP「そういうものか」

ありす「デートなんですよ? 可愛く見られたいって思うのは普通です」

モバP「確かに言われてみれば、これは立派なデートだった」

ありす「気付いてなかったんですか……? もうっ……」

モバP「ま、行こうか」

ありす「はい……あの」

モバP「ん?」

ありす「手、つないでいいですよね……?」

モバP「ははは、そんなの聞かなくても」

ありす「えへへ……」ギュッ

モバP「じゃ、改めて行くか。俺初めてだから何気に楽しみなんだよな」

ありす「色々調べて来ましたから私に任せてくださいっ」

モバP「おー、頼もしいな」

モバP「うっし、ここだ着いたぞ」

ありす「えっと、どうすればいいんですか?」

モバP「ちょっと待っててな……予約してるから……」


モバP「悪い悪い、待ったか?」

ありす「いえ、大丈夫です」

モバP「で、こんなの貰ったけどこれ何?」

ありす「いちごのヘタ入れと、コンデンスミルクですね」

ありす「好みですけれど、いちごにつけて食べると美味しいですよ」

モバP「ふーん、なるほどなぁ」

ありす「そのままのいちごばかり食べると飽きちゃうので、味を変える意味でもあるといいです」

モバP「おー、いちごがいっぱいだな」

モバP「高い位置に栽培してあるんだな。これなら取るのが楽でいいや」

ありす「Pさんいちご園によってやり方が違うと思うのですが……詳しいことを聞いてませんか?」

モバP「ああそうだったな、色々説明された」


モバP「——って感じだ」

ありす「解りました。それじゃあ……一緒に摘みましょう」

モバP「ちなみにいちごってどう摘むのがいいんだ?」

ありす「えっと……いちごは傷つきやすいので……こうやって」

ありす「人差し指と中指で軽く茎を挟んで……こういう風にやると……」

モバP「おっ、綺麗に採れた。なるほどなぁ」

ありす「えへへ……解りましたか?」

ありす「Pさん、Pさん」

モバP「なんだありす?」

ありす「はい、あ〜ん」

モバP「あむ……うん、甘い」

ありす「えへへ……それじゃあ、その……次は私に……」

モバP「はいはい、ほら」

ありす「あ〜ん……んっ……美味し♪」

モバP「やっぱ、摘みたてだと美味く感じるなぁ」

ありす「そうですね……あ、Pさんそこに二つ並んでいるのがありますよ」

ありす「一緒に取ってあげましょう?」

モバP「そうだな」

モバP「ぱくっ……うん、美味い美味い」

ありす「Pさん、いちごはヘタのほうから食べたほうが美味しいんですよ」

モバP「へぇ、知らなかった」

ありす「先端のほうが甘いですから……ヘタから食べたほうが甘さを楽しめます」

モバP「でも俺一口で食うから、あんまり関係ないや……あむ」

ありす「あっ……そう、ですね……」

ありす(せっかく調べてきたのに……)

モバP「どうしたありす?」

ありす「……なんでもないもん」

モバP「……?」

ありす「……あっ」ブルッ

モバP「ん、なんだありす?」

ありす「あっ、いえ……その……」

モバP「どうした、何かあったのか?」

ありす「えっと……そ、その……」

ありす「……お、おしっこに行きたいです……トイレはどこですか……?」

モバP「ああ、確かあっちだけど」

ありす「し、仕方ないんですよっ! いちごって水分が多いですから……!」

モバP「解った解った。早く行ってこい」

ありす「うぅ……行ってきます……」





モバP「そろそろ時間かな」

ありす「……美味しかった、お腹いっぱいです」

モバP「そーだなー、しばらくはいちご要らねえや」

ありす「ふふっ……そうですね」

モバP「良かったら今度は違うのでも行くか?」

ありす「私はどこでもいいですよ」

ありす「Pさんと一緒なだけで楽しいですから」

モバP「そう言ってくれると嬉しいよ。またどこかに遊びに行こうな、二人で」

ありす「はい……Pさんと一緒に……」



第十五話 完

最初に話数のレス入れ忘れちゃった、てへぺろ
ありすちゃんのいちご摘みたいです

妄想でいいのでPを他の子に取られてガチで病んじゃうありすちゃんはどうですか?


〜第十六話〜


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龍崎薫(9)

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市原仁奈(9)

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横山千佳(9)

薫「ひまー」

仁奈「ひまですよ」

千佳「ひまだねー」

千佳「ねーねーおじさん、千佳たちのプロデューサーはどこいったのー?」

モバP「(お、おじさんかぁ……)営業で出て行ったんだよ」

薫「せんせぇいつかえってくるの?」

モバP「んー、ちょっと解らないなぁ」

仁奈「すごくひまですよ……おにーさん、仁奈と遊びやがるです」

モバP「えっ、俺も仕事が……」

千佳「嘘だー、いっつもありすちゃんと遊んでるの知ってるんだからねー」

モバP「いやあれは遊んでるわけ……でもあるか」

薫「じゃあかおるたちと遊んでくれるんだねー?」

モバP「ちょっとの間だけだぞ?」

仁奈「わーい!」

ありす「おはよう——」

千佳「わー、あははっ! おじさんすごい力持ちー! たかーい!」

薫「いいなー次はかおるもー」

仁奈「仁奈のこともわすれるんじゃねーですよ!」

モバP「解った、解ったから三人でじゃれるのはやめてくれ」

ありす「……ございます」

千佳「あー、ありすちゃんおはよー」

ありす「……Pさん何してるんですか?」

モバP「おお、ありすおはよう。いや、ちょっとこの子たちの遊び相手をだな」

ありす「そう、ですか」

ありす「……えと、Pさんが困ってるから、そのくらいにしておこう?」

千佳「えー、そんなことないよねー? あたしたちと遊ぶの楽しいよねー」

モバP「あーまあ遊び相手くらいなら別に構わないが」

仁奈「ほら、おにーさんもこー言ってるですよ」

ありす「でも……」

薫「ねーねーはやくー、次はかおるにー」

モバP「ああ、はいはい」

薫「わー、すごいすごいー、あはは」

ありす「……」

モバP「ありすも良かったら相手してやってくれよ、一人で三人の面倒は見きれん」

ありす「……ずるいです」

モバP「えっ?」

ありす「みんなだけずるいです。私もPさんと一緒に遊ぶんですっ」

モバP「いや、あのありす? 四人も相手するのは流石に」

ありす「次は私の番だもん……」

モバP「なんだ? ありすも遊んで欲しかったのか?」

モバP「全く……みんなよりお姉さんなのに、甘えん坊なんだから」

ありす「だめですか……?」

モバP「そんなことないぞ、ほらっ」

ありす「わっ……えへへ……♪」

モバP「これでいいか?」

ありす「はいっ……今思うと……ちょっと恥ずかしいですけれど」

千佳「なるほどなるほど」

薫「どーしたの千佳ちゃん?」

千佳「ありすちゃんはきっと、あたしたちにおじさんをとられると思ったんだよ」

ありす「えっ、そ、そんなこと……なくもないけれど……えと……」

仁奈「どーしてそー思うですか?」

千佳「あたしの見たアニメの中でこーいうのあったもん。ヤキモチってやつでしょ!」

モバP「そーなのかありす?」

ありす「あぅ……そ、その……は、はい」

ありす「だ、だって……Pさんすごい楽しそうだったんだもん……」

千佳「だめだよおじさん、女心ってやつを解ってあげなきゃ」

モバP「むう……」

千佳「仕方ないから、遊ぶのもこれで終わりにしよっと」

薫「遊んでくれてありがとー」

仁奈「あとはありすおねーさんと、遊んであげてくだせー」

モバP「え、ああ。暇つぶしになれたのなら幸いだよ」

千佳「じゃあねー」


ありす「……うぅ、情けないです」

モバP「何が?」

ありす「私より小さい子に、気を使わせちゃって……」

モバP「ははっ、まあ正直言うと相手するのも大変だったし助かったけど」

モバP「それに俺もありすと遊ぶほうがいいからなー」

ありす「あ、ありがとうございます……」

ありす「私もPさんと一緒が一番です」

モバP「ありがとな」

ありす「あんなふうにヤキモチを焼くなんて、子供っぽいかもしれないけれど……」

ありす「今は子供だから……いいですよね?」



第十六話 完

9歳組もいいものですね
ロリコンが捗る

Pの家で巨乳モノのエロ本が発掘された時のありすちゃんとか


〜第十七話〜


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神谷奈緒(17)

ありす「あ……雨降って来ましたね」

奈緒「ほんとだ……予報じゃ言ってなかったのに」

ありす「Pさんきっと傘持って行ってないだろうなぁ……迎えに行ってあげないと」

ありす「奈緒さんは行かないんですか?」

奈緒「はぁっ、な、なんであたしが……」

ありす「でも奈緒さんのプロデューサーも傘持って行ってないんじゃないですか?」

ありす「今頃困ってるかもしれませんし……」

奈緒「解ってるけどさぁ……ああ、もうなんでまたこんなこと……」

奈緒「絶対また加蓮とかにからかわれる……」

ありす「奈緒さん、行かないんですか?」

奈緒「行くよ……仕方なくだけど」

奈緒「……はぁ、ありすちゃんは凄いな」

ありす「えっ、突然どうしたんですか?」

奈緒「いやさあたしと違って、素直に自分の気持ちを言ってて……」

奈緒「正直羨ましいよ」

ありす「だって……Pさんの前では素直になろうって決めましたから」

ありす「……まだ時々素直になれないときもありますけれど」

奈緒「はっきり言うなぁ……」

ありす「えへへ……でも私がこうなれたのもPさんのおかげですから」

奈緒「プロデューサーのおかげ……か」

奈緒「あ、あたし向こうだから」

ありす「解りました。それじゃあここで」

ありす「奈緒さん、頑張ってください……!」

奈緒「えっ、ああ……ありがと」

奈緒「ちょっとだけ……素直になれるように頑張ってみるよ」


奈緒「とは言ったものの……」

奈緒「やっぱりあたしのガラじゃないよな……」

奈緒「うぅ……やっぱり無理だってあたしが素直になんて……」

奈緒P「あれ、奈緒?」

奈緒「うわぁっ!? い、いつからいたのさ!?」

奈緒P「いつも何もついさっきだけど」

奈緒P「もしかして傘持ってきてくれたのか? いやー助かる」

奈緒「そ、そりゃ……風邪引かれたら困るし……」

奈緒P「前も似たようなこと言ってたな。一回だけなんじゃなかったっけ?」

奈緒「うっ……意地悪いこと言うなよ、帰るぞ……」

奈緒P「すまんすまん、ほら傘入れてくれよ」

奈緒「だからなんで一緒に入ろうとするんだよ……ったく」

奈緒P「気にすんなって。早く帰ろうぜ」

奈緒「あーもうっ、そんなにくっつくな……」

奈緒「……えっと、あのPさん」

奈緒P「ん?」

奈緒「あたしっていつも素直じゃないけど……でも」

奈緒「感謝は、してるんだよ……? だ、だからさ……」

奈緒「い、いつも……ありがとう」

奈緒P「へぇー……突然どうしたんだ? 奈緒が急に素直にお礼を言うなんて」

奈緒「た、たまにはいいだろ……今度こそ一回だけだからな……」

奈緒P「えーなんでだよ。もっかい言ってくれよ。言わないともっとくっつくぞ」

奈緒「なんでだよ! 恥ずかしいんだよ……ぜーったいもう言わないからなっ!」

奈緒P「うーん、仕方がない。言いたくなるようにもっとプロデュースを頑張るか」

奈緒「……ったく、やっぱり素直になるなんてあたしのガラじゃないよ」

ありす「あっ、Pさーん」

モバP「おーありす、もしかして迎えに来てくれたのか?」

ありす「はい、雨降ってきてPさん傘持ってなかったと思ったので」

モバP「助かるよ」

ありす「あの、それで……Pさんの傘も持ってきたんですけれど……」

ありす「良かったら……その、相合傘がしたいなぁ……なんて」

モバP「ん、相合傘か。もちろんいいぞ」

ありす「えへへ、それじゃあ一緒に……」

モバP「もっとくっつかないと濡れるかもな」

ありす「じゃあ……思いっきりくっついちゃいますよ?」

ありす「じゃあ帰りましょうPさん」

モバP「ああ」

ありす「こんな風にPさんと一緒に歩けるなら、雨の日も悪く無いですね」

モバP「そうだなぁ、たまにはいいな」

ありす「Pさんも私が傘忘れたら迎えに来てくれますか?」

モバP「そりゃ当然」

ありす「それじゃあ……今度わざと忘れちゃおうかな……えへへ」

モバP「じゃあ俺も、次はわざと持って行かないでおこう」

ありす「ふふっ……なんだかあべこべですね」

モバP「ははっそうだな。まあたまにするからいいものなんだろうな、こういうのは」

ありす「そうかもしれませんね」

ありす「だから、寄り道していきませんか? もうちょっと長くこうしていたいですから」

モバP「ああ、いいよ」



第十七話 完

他の子にもスポットをあてつつ書けていけたらいいなぁ、と
自分のネタは先に消費し、リクエストネタはストックしとくんだ……

おっ9才トリオ


Pは歩いているおばあちゃん倒れて病院運びに行ってるんで遅れて来る間に、不安オロオロしたりウロウロして暴走するありす

ちなみにちひろは知ってるか伝え忘れた(てへっ


〜第十八話〜
 

〜事務所〜

ありす「はいPさん、冷たいお茶です」

モバP「さんきゅ」

ありす「今日暇になっちゃいましたね」

モバP「ごくごく……ぷはっ、そうだなぁ仕事の予定が変更になるとは」

ありす「今日はどうしましょうか?」

モバP「あ、そうだ。俺の家で一緒にゲームするか?」

モバP「ついこないだ、新しいゲーム買ったんだよな」

ありす「そうなんですか」

モバP「この前ありすと一緒にゲームしただろ? あれからちょくちょくまたするようになってなぁ」

ありす「じゃあPさんの家にお邪魔しますね」

モバP「おー来い来い」

〜P宅〜

モバP「ただいまっと」

ありす「お邪魔します」

モバP「早速そのゲームをやってみるか」

ありす「どんなゲームですか?」

モバP「まあやってみれば解るよ。ありすやってみるか?」

ありす「え、いきなりですか?」

モバP「まーチュートリアルも親切だし、すぐ出来るようになるよ」

ありす「解りました、それじゃあ……」

モバP(よし……!)

ありす「女の子が出て来ました」

モバP「主人公だからな」

ありす「結構可愛いですね……」

モバP「別にそういう理由で買ったわけじゃないぞ」

ありす「なんだか……だんだんとおどろおどろしい雰囲気になってきたんですが」

モバP「そういうゲームだからな」

ありす「もしかして……これって怖いゲームですか?」

モバP「ん、ありすは怖いのは駄目か?」

ありす「そ、そんなことないですっ……ないですけど……」

ありす「うぅ……」

モバP(一回やらせてみたかったんだよなぁ、ホラーゲーム)

モバP(ホラー映画見た時の反応も良かったから……)

モバP「オープニング終わったみたいだな」

ありす「あ、自由に動けます……」

モバP「まあ適当に歩きまわって、色々探してみるんだ」

ありす「うぅ……今にも何か出そうですよぉ……」

モバP「そりゃホラーゲームだし」

ありす「ひっ……な、何か出て……」

モバP「そりゃホラーゲームだし」

ありす「こ、ここ調べるみたいですけれど……調べたら変なのが出てきたりしませんよね……?」

モバP「解らないなぁホラーゲームだし」

ありす「ド、ドア開けたら向こうから襲ってきたりしませんよね……?」

モバP「あるかもなぁホラーゲームだし」

ありす「……なんですかそれぇ……ぐすっ」

モバP(正直ありすの泣き顔はそそる)

ありす「な、何か取りました……カメラですか……?」

モバP「カメラだな」

ありす「何に使うんでしょう……」


ウガァァァッ

ありす「きゃぁぁっ!?」ダキッ

モバP「おっと」

ありす「Pさん……! な、なにか……なにか出て……!」

モバP「ありすー画面見ないと進めれないぞ」

ありす「そ、そんなこといったってぇ……」

モバP「ほらチュートリアル出てる、読まないと」

ありす「む、むりっ……むりです……」

モバP(いい反応するなぁ)

ありす「あぅ……うう……」

モバP「ほらカメラを構えて、それでさっきの霊を倒すんだよ」

ありす「こ、こうですか……?」

モバP「そうそう、それで……」

ありす「やっ、やぁ……こ、こっちに来てる……Pさぁん……!」

モバP「落ち着けありす。ファインダーに霊が納まったところでシャッターを切るんだ」

ありす「え、えとえと……ど、どのボタンだっけ……あれ?」

モバP「これだよ」

ありす「あっ……! こ、こうですか……!?」


ギャァァァ

ありす「た……倒した……んですか?」

モバP「うん、そんな感じで進んでいくんだよ」

モバP「といったところでプロローグが終了だな」

ありす「うぅ……ぐすっ……ひっく……」

モバP「そんな怖かったのか?」

ありす「だ、だって……だってぇ……」

ありす「前に怖い映画見てから……ひぐっ……怖いの全然駄目になって……」

モバP(あ、てことはこうなったのは俺のせいか……)

ありす「なのにこんなのさせるなんて……酷いですよぉ……」

モバP「いや、済まない。ちょっと意地悪が過ぎたな」

モバP「ほらおいで」

ありす「ぐしゅ……Pさん……」ギューッ

モバP「よしよし、落ち着くまでこうしててあげるから」

ありす「……ぐすん」

モバP「落ち着いたか?」

ありす「はい……」

モバP「よしよし、落ち着いたところで別のゲームをやるか?」

ありす「もう怖いのは嫌ですよ……?」

モバP「大丈夫大丈夫、もう怖くないから」

ありす「どんなゲームですか?」

モバP「まあゾンビが出てくるんだけど……」

ありす「……怖いゲームじゃないですかっ!」

モバP「いや、あんまり怖くないんだよ。やってみれば解るけど」

ありす「……本当ですか?」

モバP「とりあえず俺のやってたデータをロードして……」

ありす「……雰囲気はあんまり怖くないですね」

モバP「まあ舞台はただのショッピングモールだからな」

ありす「あと……操作してるキャラがすごい変な格好なんですけれど……」

モバP「ユニークだろ?」

ありす「ゾンビも……あんまり見た目は怖くないですね」

モバP「で、だな……このゲームの何が面白いかっていうと」

モバP「例えばゾンビに向かって、殴る蹴るをすると」

ありす「……あっさりやられちゃってますね」

ありす「血が出たりしてますけれど……吹っ飛んで行ったりしててシュールです」

モバP「そうなんだよなぁ、やたらシュールなことが出来るんだよ」

モバP「例えばここにショッピングカートがある」

ありす「ありますね」

モバP「これを押しながらゾンビに突っ込んでいくと……」

ありす「轢いて行っちゃってますね……このゾンビ弱すぎじゃないですか?」

モバP「他にもマネキンとかあるだろ?」

ありす「ありますね」

モバP「これでゾンビを殴ったり……」

ありす「……」

モバP「他にも武器にパラソルとかボールとか芝刈り機とか……」

ありす「……変なゲームですね」

モバP「まあちゃんと怖いところもあるんだけど……シュールなところが目立つんだよなぁ」

モバP「ありすもやる?」

ありす「……遠慮しておきます」



第十八話 完

>>1は全くホラーゲームをやらないので、友人がやっているのを見てた記憶で書きました
最初のが零シリーズ、後のがデッドライジングのつもりです


〜第十九話〜
 

〜P宅〜

モバP「あの後ありすは俺の家に泊まることになった」

モバP「ありす曰く——」


ありす『Pさんのせいで、怖くて一人で眠れそうにありません』

ありす『だから責任とって、今日一日はずっと一緒にいてもらいます』


モバP「——とのことだ」

モバP「いやまあいいよ? 別に泊まるくらいは」

モバP「そんなの前からあったしさ、でも……」

モバP「風呂は流石に一人で入ろうよ」

ありす「無理です嫌です怖いです」

モバP「だいたい、お化けとか出るわけないじゃないか」

ありす「解らないじゃないですか……! 怖い話をすると霊が寄ってくるっていいますし……うぅ……」

モバP「話じゃなくてゲームだけどな」

ありす「同じですよぉ……」

モバP「はぁ……まあゲームをやらせた俺にも責任はあるしな」

モバP「今日だけだぞ?」

ありす「本当ですか……よかったぁ……」

モバP「ていうかありすは恥ずかしくないのか、俺と一緒に入るのは」

ありす「そ、それはもちろん……恥ずかしいですけれど……」

ありす「それ以上に怖いし……それにPさんだったら……」

モバP「流石に12歳に手は出さないぞ」

モバP「そういや着替えあるのか?」

ありす「こういう時のためにちゃんと置いてます」

モバP「えっ、マジで? いつの間に……」

ありす「はい、このクローゼットの中に置いといたんですが……」

モバP「ああそれか。そういやあったなあ」

ありす「私、置いとくこと言いませんでしたか?」

モバP「聞いた気がするかもしれないけど、忘れてた」

ありす「えと、とにかく着替えに関しては問題ありません」

モバP「そっか、じゃあ入るか」


カポーン


ありす「Pさん、髪の毛洗うの手伝ってください」

モバP「一人で洗えないのか?」

ありす「洗えますけれど、せっかくですから」

モバP「仕方ないな。あ、そうだシャンプーハットでも使うか?」

ありす「そ、そこまで子供じゃないですっ……!」

モバP「冗談だよ、じゃ洗うぞー」

ありす「んっ……」

モバP「こんなもんでいいのか?」ワシャワシャ

ありす「そう、ですね……人に洗ってもらうのって……結構気持ちいいです」

モバP「そりゃ良かった」

ありす「えへへ……」


ザパー

ありす「ふう……」

モバP「よし、後は一人で出来るな?」

ありす「え、身体も洗ってくれないんですか?」

モバP「流石に甘えすぎだ。一人でやりなさい」

ありす「む〜……」

モバP「むくれたって駄目だ」

ありす「はぁい……じゃあ次の機会にお願いします」

モバP「おいおい……最近のありすは俺に甘え過ぎだぞ?」

ありす「えへへ……駄目ですか?」

モバP「いやいいけどな」

ありす「もうっ、だったら言わないでくださいよ」

ありす「……いいお湯でした」

モバP「冷たいお茶でも飲むか?」

ありす「あ、お願いします」

モバP「ほい」

ありす「ありがとうございます……んくんく」

ありす「ぷあ……お風呂上がりに飲むと気持ちいいですね」

ありす「あ、そうだ……Pさん」

モバP「ん?」

ありす「髪の毛乾かすの手伝ってもらえますか?」

モバP「俺が? なんでまた?」

ありす「だって……前に私の髪の毛を梳いてくれたじゃないですか」

モバP「あーあー、あったあった」

ありす「あれ結構気に入ったんですよ? 言いませんでした?」

モバP「そーいやそうだったっけ……日課にはならなかったけど」

ありす「お願いします。はいドライヤー」

モバP「ありすー」ブオー

ありす「は〜い……」

モバP「どうだー?」ブオー

ありす「きもちーですぅー……」

モバP「そりゃよかったー」ブオー

ありす「ふぁ〜……ふぁぁ……」

モバP「もう眠いのか?」

ありす「はふぅ……気持よくて……なんだか」

モバP「これ終わったらもう寝るか」

ありす「そーしますぅー……」コックリ

モバP「まだ寝るなよー?」

ありす「はぁ〜い……」

ありす「むにゅ……」

モバP「ほら布団敷いたから、こっちこーいありすー」

ありす「はぁ〜い……ん〜……」フラフラ

モバP「ああもう……運んでやるか、ほら」ヒョイ

ありす「んん〜……」

モバP「よいしょ……っと。これでよし」

ありす「Pさぁん……」

モバP「どうしたありす?」

ありす「おやすみなさぁい……」

モバP「ああ、お休みありす」





ありす「んっ……」ブルッ

ありす「んー……おしっこ……」

ありす「トイレ……行かなきゃ……」


シーン


ありす「…………うぅ」

ありす「ひ、一人でトイレくらい……いけるもん……」

ありす「…………真っ暗」

ありす「……や、やっぱり無理……Pさぁん……」

モバP「ふあぁぁ……終わったか?」

ありす「ご、ごめんなさい……起こしちゃって」

モバP「まあいいよ。それくらい」

モバP「でもありすは本当に怖がりになっちゃったなぁ」

ありす「あう……」

モバP「これから一人でトイレに行けるのかぁ?」

ありす「だ、大丈夫だもん……今日はあんなゲームしちゃったから……だもん」

モバP「ははは、まああれだ」

モバP「今日は一緒に寝てあげるからさ、そしたら怖いことも忘れるさ」

ありす「はい……お願いします」

モバP「それじゃあお休みありす」



第十九話 完

ありすちゃんがえらく幼くなっちゃったけどいいか
SR、SR+見てるとなんかこんな感じでも不思議じゃない気がするし


〜第二十話〜
 

〜事務所〜

日菜子「むふ……むふふ」

モバP「ん、今は日菜子ちゃんだけか?」

日菜子「ありすちゃんのプロデューサーさん、おはようございます」

モバP「ああ、おはよう」

モバP「また妄想してるのかい?」

日菜子「むふ……もちろんです。妄想ぱわー充填中です」

モバP「ちなみに今どんな妄想してるの?」

日菜子「プロデューサーさんとありすちゃんことですねぇ……むふふ」

モバP「えっ、俺とありす? なんで?」

日菜子「だって、事務所でもいちゃついてますから。妄想の材料に事欠かないんです……むふふ♪」

モバP「そんなつもりは……まああるかも」

モバP「ちなみにどんな妄想してたの?」

日菜子「そうですねぇ……例えば」

♪夜のショーウインドーに アナタの後ろ姿を見た


ありす『あ、あれって……Pさん?』

ありす『Pさー……ん……?』


♪人波がスチルのように 私も不意に立ち停まるの


ありす『え……なんで……?』

ありす『隣にいる女の人は……誰なんですか?』

ありす『Pさん……』

♪瞳に焼き付いたのは アナタとアノコの笑顔


ありす『どうして……Pさん……?』

ありす『なんでそんなに楽しそうなんですか……?』

ありす『なんで私以外の人にそんな笑顔を向けるんですか……?』

ありす『私だけじゃ……なかったんですか……?』


♪切なく苦しいけれど


ありす『なんで……あんなところ見ちゃったんだろ……』

ありす『こんな気持ちになるんだったら……見なくてよかったのに』

ありす『Pさん……なんで私じゃないんですか……?』

♪聞くだけならば 簡単じゃない


ありす『Pさん……昨日女の人と一緒に歩いてましたよね?』

モバP『…………』

ありす『あ、いえ……別にそれが悪いってわけじゃないんです……ただ……』

ありす『あの人とどういう関係かな……って』

ありす『Pさんすごく楽しそうだったから……』

ありす『もしかしたら……私と一緒にいるよりも……』

モバP『…………』

ありす『そんなことないですよね……?』

ありす『私と一緒にいてくれるって……約束しましたよね……?』

ありす『あれは嘘だったんですか……?』

♪「べつに」なんて言わないで 「ちがう」って言って

♪言い分けなんか聞きたくないわ 胸が張り裂けそうで


モバP『別にありすには関係ないだろ』

ありす『関係ない……かもしれませんけれど……』

モバP『俺が誰と一緒にいようが関係ないだろ?』

モバP『プライベートのことまで言われたらたまったもんじゃないよ』

ありす『……なんで……なんでそんなこと言うんですか?』

ありす『私が聞きたいのはそんなことじゃない……』

ありす『どうして……違うって言ってくれないんですか……?』

♪私のことが好きなら アノコを忘れて


ありす『Pさんは……私のこと好きですよね?』

モバP『…………』

ありす『もしそうだったら……あの人のこと忘れてください……』

ありす『私が一緒にいますから……だから……』

モバP『無理だよ』

ありす『えっ……?』

モバP『大体最初から無理だったんだよ』

モバP『年齢差もあるし、アイドルだから世間の目もある』

モバP『最初からこうなるって決まってたようなもんだ』

ありす『そんな……じゃあなんで私と……』

♪どこか遠くへ連れて行って


ありす『……そんなの嫌です』

モバP『わがまま言うな』

ありす『世間の目がなんだっていうんですか……』

ありす『だったら……だれも知らないようなところに二人で行きましょう?』

ありす『そしたらきっと……』

モバP『子供の考えだな』

ありす『いや……いや……なんで? Pさん……何でですか……?』

ありす『私はPさんと一緒にいたい、それだけなのに……』

ありす『なんでそんなことすら、許されないんですか?』

モバP『……この話は終わりだ』

ありす『Pさん……Pさん待って……』

♪夜の駐車場で アナタは何も言わないまま


モバP『…………』

ありす『…………』

モバP『今日の仕事、酷い出来だったぞ』

ありす『……済みません』


♪ラジオから流れるメロディ 私は今日を振り返るの


ありす『今日は久しぶりにPさんと一緒の仕事だったのに……』

ありす『Pさんは全然私のこと気にかけてくれなくて……』

ありす『あれからPさんは何も言ってくれない……何度聞いても……』

♪あの海 あの街角は 思い出に残りそうで


ありす『そして……今日はPさんとの最後のお仕事……』

ありす『これを最後に、Pさんは私の担当を降りるらしい……』

ありす『こうやって……Pさんと一緒に見る景色も最後なの……?』


♪この恋が遊びならば 割り切れるのに 簡単じゃない


ありす『嫌です……そんなの……』

ありす『Pさんのことこんなに好きなのに……』

ありす『こんなにも……想っているのに……胸が苦しくなるほど……』

ありす『この気持ちが……尊敬や信頼程度なら……どれほど良かっただろ……』

♪「じゃあね」なんて言わないで 「またね」って言って


モバP『じゃあなありす……今まで楽しかったよ』

ありす『い、いやっ……嫌です!』

モバP『ただプロデューサーを降りるだけだ。そんな悲しむことでもないだろ』

ありす『でもそれじゃあ……もう一緒に……一緒にいられない……』

ありす『お別れの言葉なんて……聞きたくないです……!』

モバP『しつこいぞ!』

ありす『あっ……あ……』

モバP『俺たちは終わったんだよ。もう諦めてくれ』

モバP『じゃあな』

♪私のモノにならなくていい そばに居るだけでいい


ありす『だ、だったら……私のこと好きじゃなくてもいいから……だから……』

ありす『そばに……一緒にいさせてください……』

モバP『ちっ……好きにしろ……俺はもう関係ない』


♪アノコにもしも飽きたら すぐに呼び出して


ありす『はい、好きにします……ねえPさん』

モバP『…………』

ありす『私はずっと待ってますからね? Pさんのこと……』

ありす『きっと私のほうがあの人よりも……Pさんのことずっとずっと想ってますから……』

ありす『だから……必要になったらすぐに呼んでください……そして……』

ありす『私のことを……』


♪壊れるくらいに抱きしめて

♪「ゴメン」なんて言わないで 「またね」って言って


ありす『まだですか……Pさん?』

ありす『私ずっと待ってるんですよ、あれから……』

ありす『Pさんが……私のこと呼んでくれるのを……』


prrrr

ありす『……あっ』

ありす『Pさんから……あはっ……』

ありす『もしもし……?』

モバP『ああ、ありすちょっといいか?』

ありす『はい、もちろんです!』

モバP『俺にもう付きまとうな』

ありす『えっ……?』

モバP『確かに好きにしろとは言ったけどな……もういい加減にしてくれ』

ありす『Pさん、どうしてそんなこと言うんですか……?』

ありす『私はただ……そばにいたいだけ、一緒にいたいだけなのに……』

モバP『度がすぎるんだよ……こっちも迷惑なんだ……』

モバP『もう俺のことは忘れてくれ、頼むから』

ありす『嫌ですよ……そんなの……大体Pさんじゃないですか』

ありす『私をこんな気持ちにさせたの……なのに……なのにっ……!』

モバP『……ごめんな、でももういいだろ。終わりにしよう』

プツッ

ありす『Pさん……!? Pさん、Pさん……!』

ありす『そ、そんなぁ……』

♪私のモノにならなくていい そばに居るだけでいい

♪アノコにもしも飽きたら すぐに呼び出して


ありす『……ふふっ』

ありす『Pさん……嘘ですよね。冗談ですよね』

ありす『だってあんな女より私のほうがずっとずっと……Pさんのこと好きだもん』

ありす『だから……きっと……Pさんは私のことまた呼んでくれるよね?』

ありす『待ってますから……ずっとずっと……』

ありす『Pさんが私のこと、呼び出してくれるまで……』


♪壊れるくらいに抱きしめて

♪壊れるくらいに愛して


ありす『Pさん……大好きです……ずっとずぅーっと……』


—————————————————————


モバP「……長い妄想だったな」

モバP「この流してた曲なんだよ」

日菜子曲とか流していると色々と妄想が捗るんです、むふふ♪」

日菜子「これは歌詞が歌詞だけに、妄想の内容はあんな感じですけれど……むふふ」

モバP「ていうかまた俺が酷い奴になってたなぁ、おい」

日菜子「むふ……酷いですねぇ人でしたね」

モバP「俺がありす以外になびくとかないから」

日菜子「細かいこと気にしちゃ駄目ですよぉ、むふふ」



第二十話 完

どのリクエスト使ったかちゃんと書いたほうが自分にも解りやすくていいことに気付いた
というわけで今回は>>184のを使わせていただきました

あ、モバマスしか知らない人のために
使用した曲は本家765にある『relations』という曲です

Pとケンカしたショックで幼児退行したありすと遊園地に行って仲直りして元に戻る
もしくはPの前でおならをして赤面して論破(錯乱)しようとする ありす
どっちかオナシャス

とりあえず>>254のミスが酷いですね

> 日菜子曲とか流していると色々と妄想が捗るんです、むふふ♪」
→日菜子「曲とか流していると色々と妄想が捗るんです、むふふ♪」

> 日菜子「むふ……酷いですねぇ人でしたね」
→日菜子「むふ……本当に酷い人でしたね」


〜第二十一話〜


http://i.imgur.com/xy7DECW.jpg
http://i.imgur.com/cgFwl05.jpg
向井拓海(18)

http://i.imgur.com/OMQTF9A.jpg
http://i.imgur.com/hvJhwSE.jpg
及川雫(16)

〜P宅〜

ありす「Pさーん」

ピンポーン

ありす「……あれ、今日遊びに行くって伝えたのに」


prrrr

ありす「あ、Pさんからだ……もしもし?」

モバP『あ、ありす? もう俺の家来ちゃってる?』

ありす「はい、今家の前に」

モバP『ごめんなー、急に処理しないといけない仕事が入って』

モバP『すぐ終わるから家上がって待ってていいよ。合い鍵渡したよな?』

ありす「解りました。それじゃあお邪魔しますね」

モバP『もうちょっと早く連絡できたら良かったんだけど……』

ありす「いえ、気にしないでください。お仕事頑張ってください」


ガチャ

ありす「お邪魔しまーす」

ありす「わっ……」

ありす「すごいごちゃごちゃしてて……なんていうか……」

ありす「Pさん最近忙しいみたいだし、お掃除する時間もないのかな?」

ありす「……もし私がお掃除してあげたら」


モバP『おおっ、わざわざ掃除してくれたのか?』

モバP『偉いなぁありすは。そうだ、何かご褒美をあげないとな』


ありす「……なんて、えへへ」

ありす「よし、頑張っちゃおうっと」





ありす「ふう……うん、綺麗になった」

ありす「えっと次は……」

パサリ

ありす「あ、何か本が……」

ありす「……あ、ぅ……こ、これって……え、えっちな……」

ありす「……Pさんも男の人なんだし……持っててもおかしくないけれど……うぅ……」

ありす「こ、これ見たら……Pさんの好みが解るかな……?」

ありす「ちょっとだけ……」

ペラリ

ありす「…………」

ありす「…………わわっ……こんな」

ありす「…………」

ありす「……今気づいたけれど」

ありす「この本の女の人、みんな胸がおっきい……」

ありす「…………」ペターン

ありす「わ、私はまだ子供だし……きっとこれから……」

ありす「あっでも……」

ありす「確か前に不思議な飴を食べて大きくなった時も、胸は……」

ありす「…………」

ありす「……どうしたら大きくなるのかな」

〜後日〜

雫「胸が大きくなる方法ですかー?」

拓海「なんでんなことアタシに聞くんだよ……」

ありす「お二人が事務所の中でも特に大きいので……」

ありす「お願いします……教えてもらえませんか?」

拓海「うっ……そこまで真剣に頼まれると断るのもわりいしな……」

雫「といわれましても……具体的にどうすればいいかなんて解らないですねー」

拓海「まあ……ぶっちゃけアタシも知らねえ。気づいたらこうなってた」

ありす「何かないんですか? 特別なことをしてるとか」

雫「そーですねー。私は牛乳を毎日飲んでますがー」

ありす「牛乳ですか……」メモメモ

拓海「あーなんか聞くなそれ。でも効果ねーって聞いたことあるぞ」

拓海「アタシは牛乳なんてめったに飲まねーし」

ありす「……」ケシケシ

雫「それじゃーあれですねー、胸は揉むと大きくなるそうですよー」

ありす「も、揉む……ですか」

雫「男の人に揉んでもらうと、効果が高いって聞きましたー」

拓海「それこそ嘘くせえ……」

ありす「それじゃあ……お二人とも誰かに揉んでもらったんですか?」

拓海「ばっ、んなわけねーだろーが!」

雫「残念ながら、そういう人はいませんでしたからねー」

雫「今は違いますけどねー。揉んではもらってませんがー」

ありす「拓海さんもいるんですか?」

拓海「はぁっ!? ア、アタシはんなヤツいるわけ……ア、アイツはそんなんじゃねーし……」

ありす「アイツ?」

拓海「あー、アタシのことはどうでもいいだろ!」

雫「それにありすちゃんにも、良い人がいるじゃないですかー」

ありす「えっ、あ……え、えっと……それは……」

拓海「子供に何言ってんだよ……」

雫「揉んでもらうと大きくなるかもしれませんねー」

ありす「あう……そ、そんなこと……うぅ……」

拓海「はいはい、この話は終いにしようぜ」

ありす「…………」

モバP「んっ、どうしたありす?」

ありす「Pさん、お願いがあります……」

モバP「おー、ありすからのお願いならなんでも聞いてあげるぞ」

ありす「本当ですか?」

モバP「俺に出来ることならなー」

ありす「大丈夫です、Pさんにしかできませんから……」

ありす「え、えと……私の、その……胸を……も、揉んで……くれませんか……」

モバP「はい?」

ありす「だ、だからその……私の……」

ありす「あぅ……」

モバP「よしよし、何があったんだ? 言ってごらん」

ありす「……前にPさんの家に言って、お掃除をしたとき」

モバP「ああ、俺が仕事でいなかったときか。あの時は助かったよ」

ありす「えへへ……そんな、大したことはしてませんよ」

ありす「あっ、それで……そのときに、その……」

ありす「え、えっちな本を見つけちゃって……」

モバP「えっ」

ありす「その本に出てきた女の人がみんな……胸が大きくて」

ありす「Pさんも……そういうのが好きなのかなって」

モバP「あーそれはな」

ありす「でも私は……こんなのだから……」

ありす「どうやって大きくしたらいいか聞いたら……も、揉んでもらうといいって……」

モバP「そういうことね……」

モバP「ありす、実はあの本は俺のじゃない」

ありす「えっ……?」

モバP「あれは同僚に押し付けられたんだよ」

ありす「……誰にですか?」

モバP「拓海ちゃんと雫ちゃんのプロデューサー二人に」

ありす「あっ……」

モバP「あいつら事あるごとに、巨乳の良さを勧めてくるから……」

モバP「だから俺が別に、巨乳好きってわけじゃないんだ」

ありす「……事情は解りました、でも」

モバP「ん?」

ありす「捨てずに持っていたってことは、やっぱりその……」

ありす「そっちのほうがいいってこと……ですよね?」

モバP「……いや、まあ……俺も男だし、ね?」

ありす「…………」

モバP「大丈夫、俺はありす一筋だから!」

モバP「ありすのなら、どんなのだって俺は好きになれるぞ!」

モバP「ちっちゃかろうと大きかろうと!」

ありす「わ、解りました……解りましたから、あんまり大声で……」

モバP「っと、すまんすまん」

ありす「と、とにかく……Pさんの気持ちは解りました」

ありす「へ、変なこと頼んで済みませんでした……」

モバP「ああいや、気にするな。元々は俺があんな本残してたせいだし」

モバP「でもありすが揉んで欲しいっていうなら、俺は別にいつでもいいぞ?」

ありす「あ、えと、その……は、恥ずかしいので遠慮しておきますっ……!」

ありす「……良かった」

ありす「Pさんもああ言ってくれたし、心配しなくてもいいのかな」

ありす「…………でも」

ありす「お、大きくたって困らないよね」

ありす「明日から牛乳飲むようにして」

ありす「自分で胸をマッサージするようにしようかな……」

ありす「Pさんに……も、揉んでもらうのは……」

ありす「もうちょっと大きくなってからで…………なんて……」



第二十一話 完

今回は>>194を使わせてもらいました
大事なことなのでもう一度いいます、ありすちゃんは大きくなってもちっぱいだと思います


〜第二十二話〜
 

モバP「はい、はい……すいませんちひろさん」

モバP「いえ、そんなマジですって。マジで風邪なんです」

モバP「フェスで忙しいのは解ってますけど……いやほんと申し訳ない」

モバP「今日一日だけでもよろしくお願いします」

プツッ


モバP「はぁ……だる」

モバP「あー何もする気起きねえ……辛いな」

モバP「しかし風邪でも腹は減ってくるわけで……どうすっかな」

モバP「取り敢えず寝よ……」


ガチャ、バタン

ありす「Pさん、大丈夫ですか……!?」

モバP「んっ……あ、あれ、ありす……? なんで俺の家に……」

ありす「ちひろさんから、風邪で休んでるって聞いたので急いで来たんです」

ありす「あ……もしかして起こしちゃいました……? ごめんなさい……」

モバP「あーいいよいいよ……別に……げほっげほっ……」

モバP「やべ……熱上がったかも……」

ありす「Pさんは寝ていてください」

ありす「私が看病しますから」

モバP「じゃあ頼むよ……まずは飯くれないか……朝から何も食ってなくて」

ありす「あ、はい! すぐに作りますね」

ありす「Pさん」

モバP「なんだー……?」

ありす「頭上げてもらっていいですか? 氷枕用意しました」

モバP「あ、さんきゅー……」

モバP「結構気持ちいいな……これ……」

ありす「もうちょっと待っててくださいね。今おかゆ作っていますから」

モバP「悪いなー……ありす」

ありす「気にしないでください」

ありす「私はこうやって、Pさんのために何か出来るのは嬉しいですから」

モバP「あーほんとありすがいてくれてよかったー……」

モバP「身体弱ってる時って、誰かが一緒にいてくれるだけで結構嬉しいもんだ」

ありす「Pさん、おかゆ出来ました」

モバP「あんがと、いただくよ」

ありす「あ、駄目ですよ。起き上がっちゃ」

モバP「いや、流石にそこまで悪くは……ごほっごほっ」

ありす「駄目ですっ……! 今Pさんは病人なんですから、大人しくしていてください」

ありす「おかゆなら私が食べさせて上げますから」

モバP「あー解った……ありすに任せる……」

ありす「ふー、ふー……熱いから気をつけてくださいね?」

ありす「はい、あーんしてください」

モバP「……あむ」

ありす「美味しいですか?」

モバP「ん……美味い」

モバP「……ごちそうさま」

ありす「はい、お粗末様でした」

ありす「えと……それじゃあお薬を……」

モバP「薬……どこやったっけな……」

ありす「あ、来る途中で買って来ましたから大丈夫です」

ありす「はい、どうぞ。お水も置いておきますね」

モバP「ああさんきゅ……ごほっごほっ……」

モバP「ていうかありす、こうやって看病してくれるのはいいが……」

モバP「ありすにも風邪が移ったら大変だし、俺はもういいから帰ったほうが……」

ありす「もう何言ってるんですか……風邪引いているPさんを放っておけるわけないですよ」

モバP「しかしだな……」

ありす「ふふっ、もし私に風邪が移ったら看病してくれますか?」

モバP「そりゃあもちろん」

ありす「じゃあ、問題ないじゃないですか」

ありす「えと、氷枕を変えて……あ、汗拭いたほうがいいですよね」

モバP「別にこのままでもいいけど……げほげほっ……」

ありす「駄目ですよ。ちゃんと拭いておかないと気持ち悪くなりますよ?」

モバP「んじゃタオル貸してくれ……拭くから……げほっげほっ」

ありす「咳も酷くなっちゃってませんか? 私がやりますから、じっとしてていいですよ」

モバP「うーむ……悪いな何から何まで……」

ありす「それじゃあ、上脱いでもらっていいですか?」

モバP「ああ」

ありす「それじゃあ拭きますね……っしょ」

ありす「大丈夫ですか? このくらいで」ゴシゴシ

モバP「ああ、大丈夫だ……意外とさっぱりするな」

モバP「ごほっ……うー、熱下がらないな」

ありす「Pさん大丈夫ですか……?」

ありす「えっと……私に出来ることは……えっと……」

モバP「ああ、もういいよ」

ありす「え、でも……」

モバP「来てからずっと俺の看病してて疲れたろ」

モバP「さっきも言ったけど移るかもしれないし」

モバP「俺はまた寝るから、そしたら多分治ってるさ」

モバP「だからありすはもう帰ってもいいよ」

ありす「そう、ですか……」

モバP「じゃ、お休みありす」

ありす「はい、お休みなさいPさん」





モバP「うっ、ん……」

モバP「ふぁ……俺確か……そうだ、風邪引いて」

モバP「あれ?」

ありす「すぅ……すぅ……」

モバP「全く、帰っていいって言ったのに」

モバP「熱は……大体下がったかな?」

モバP「ありすのおかげだな……ありがとなありす」ナデナデ

ありす「……えへへ……Pさぁん……すぅ……すぅ……」



第二十二話 完

ありすちゃんが甘えるのもいいけど
ありすちゃんに甘えるのもいいと思う今日このごろでした


〜第二十三話〜
 

ちひろ「えっ、事故で怪我したお婆さんを病院に連れて行っているので遅刻しそう、ですか?」

ちひろ「プロデューサーさん、そんな今時子供でもつかないような嘘を……」

ちひろ「マジなんですか? まあ解りました、こちらのほうはなんとかしておきますから」

ちひろ「いえいえそんな……今度何か奢ってくださいね」

ガチャン


ちひろ「はぁ、仕方ないとはいえ……色々と仕事が溜まっている時に」

ちひろ「あ……社長への報告も溜まってましたね」

ちひろ「プロデューサーさんのこと言うついでに行ってきますか」

ありす「おはようございます」

ありす「……あれ、誰もいないのかな」

ありす「Pさんがまだ来てないなんて、珍しいかも……」

ありす「ひとまず来るのを待っとこうかな……」





ありす「……」

ありす「遅いなぁPさん、どうしたんでしょうか?」

ありす「何かあったのかも……」

ありす「そうだ、電話……」

prrrr prrrr

ありす「……出ない」

ありす「今慌ててこっちに来てるのかな、寝坊しちゃったりして」

ありす「ふふっ、Pさんが寝坊なんて珍しいです」

ありす「今度私が起こしてあげようかな、モーニングコールとかで」

ありす「そしたら朝からPさんの声も聞けるし……えへへ……」





ありす「……いくらなんでも遅すぎる気がします」

ありす「もしかして寝坊なんかじゃなくて……」

ありす「Pさんに何かあったんじゃ……」

ありす「もしそうだったら……うぅ……」

ありす「そ、そんなの……そんなはずないですよね……」

ありす「はやく来てください……Pさん」

ちひろ「ふー、社長の長話に付き合ってたら遅くなってしまいました」

ありす「あ、おはようございますちひろさん」

ちひろ「ありすちゃん、おはよう」

ありす「あの……Pさんのこと何か聞いてませんか?」

ありす「まだ来てないみたいですが」

ちひろ「ああはい、連絡がありまして」

ちひろ「確か事故にあった——」

ありす「……えっ!?」

ありす(Pさんが……事故? そんな……うそ……)

ちひろ「お婆さんを病院に連れて行ったとかで……ってありすちゃん、聞いてます?」

ありす「わ、私病院に行ってきます!」ダッ

ちひろ「えっ、ありすちゃん? ちょっと」

ちひろ「……ものすごい勢いで走って行っちゃいました」

ちひろ「……私は悪くないですよね?」



ありす「はっ、はっ、はっ……」

ありす「Pさん……はぁはぁ……」

ありす「あっ……病院どこか聞いてなかった……」

ありす「うぅ、ぐす……どうしよう……Pさぁん」

ありす「と、とにかく近くの病院に……」

ありす「Pさん、無事でいてください……」

モバP「……あれ、ありす?」

ありす「えっ……あっ……」

モバP「どうしたんだ、そんなに息を切らせて」

ありす「うっ、ぐすっ……うぅ……」

モバP「えっ、ちょ、なんで泣いてるんだ?」

ありす「うわぁぁぁん……Pさんっ……良かったぁ……ぐすっ……」

モバP「え、えーっと……なんだこれ……とにかく泣き止んでくれありす」

ありす「ひっく……ひっく……そんなこといったってぇ……」

ありす「わた……し……えっぐ……すごくしん、ぱい……してぇ……わあぁぁぁん……」





モバP「……なるほど解った」

モバP「早い話がありすの勘違いか」

ありす「あう……だ、だって……ちひろさんが……」

モバP「早とちりすぎだぞありす」

ありす「で、でも電話も出てくれなかったし……」

モバP「病院では電源切らなきゃだろ?」

ありす「真面目なんですねPさん……」

モバP「まあ、ありすが心配してるようなことは無かったんだ」

モバP「安心しただろ? 事務所に帰ろうか」

ありす「はい……」

ありす「あのPさん……」

モバP「なんだ?」

ありす「私嫌ですからね……? 事故とかで……」

ありす「Pさんが私を置いていなくなっちゃうなんて……」

モバP「解ってるさ」

モバP「こんな寂しがりやなありすを一人残していくなんて出来ないからな」

ありす「寂しがりやなんて……そんなこと……ありますけれど」

モバP「あれ、認めちゃうんだ」

ありす「Pさんが一緒にいてくれるなら、それでもいいです」

ありす「私のこと一人にしちゃ嫌ですよ……?」



第二十三話 完

今回は>>207を使わせていただきました

あと今さらっぽいけど同じ日でもID違ってたりしてるので
ちゃんと酉つけることにしました


〜第二十四話〜
 

〜P宅〜

モバP「んーっと……どこやったっけ?」

ありす「どうしたんですか、何か探してるみたいですが?」

モバP「いや、耳かきどこやったっけ?」

ありす「耳かきなら以前使ったあとここに……」

モバP「お、あったあった」

ありす「あ、待ってください」

モバP「ん?」

ありす「貸してください」

モバP「え、俺今から使おうかと思ってたんだけど」

ありす「えへへ……どうぞ、耳掃除してあげます」

モバP「む……じゃあお言葉に甘えるか」

ありす「はい、どうぞ私の膝に」

モバP「悪いな……っしょっと」

ありす「それじゃあ始めますね。じっとしていてくださいよ?」

モバP「ああ解ってるよ」

ありす「気をつけますけれど……もし痛かったらごめんなさい」

モバP「……落ち着いてやってくれよ?」

ありす「では……」

ありす「どうですか……?」

モバP「うん、いいんじゃないか。痛くはないよ」

ありす「上手に出来てます?」

モバP「一人でやるよりかは良い感じかなー」

ありす「えへへ……よかった」

モバP「あとありすの膝枕が気持ちいいな」

ありす「も、もうっ、何を言ってるんですか……」

モバP「これから耳掃除はありすにしてもらうか」

ありす「ふふっ、私は構いませんよ?」

ありす「ふ〜」

モバP「おおうっ」

ありす「あっ、びっくりさせちゃいました?」

モバP「いや息を吹きかけられるとは思ってなかったから」

ありす「ちょっとびくってなってて面白かったですよ?」

モバP「言うなよ。大体突然耳に息吹きかけられたらそうなるって」

ありす「かもしれませんね」

モバP「まあ反対の耳も頼むよ」

ありす「はーい」

ありす「ふ〜……はい終わりましたよ」

モバP「むう、来ると解っててもなんとも言えない感じだ」

ありす「どんな感じなんですか?」

モバP「んー、こんな感じだ」

モバP「ふ〜」

ありす「やぁん……!」

ありす「Pさん……きゅ、急にやめてください」

モバP「どうだった?」

ありす「い、いきなり耳に息吹きかけられたら誰だってびっくりしますよぉ」

モバP「そうだな、俺もそうだった」

モバP「とりあえずありがとな、ありす」

ありす「あ、いえこれくらい」

モバP「それじゃあ次は俺がありすの耳掃除をしてやろうか」

ありす「え、あ……じゃあお願いします」

モバP「よしよし、ほら寝っ転がって」

ありす「これでいいですか……?」

モバP「オッケーオッケー、それじゃ始めるぞ」

ありす「はい、お願いします」

モバP「……」

ありす「んっ……」

モバP「……」

ありす「はっ……あん……」

モバP「……」

ありす「ふぁ……やぁ……」

モバP「あのさ、掃除してるときに変な声出すなって」

ありす「ご、ごめんなさい。でも……なんだか自然に……」

モバP「ありすは耳が弱かったりするんだろうか」

ありす「解りません……」

モバP「ふ〜」

ありす「んんっ……ふぁ……」

モバP「片方終わったぞ」

ありす「あ、ありがとうございます……はふぅ……」

モバP「耳掃除しただけなのに、なんでそんなに疲れてるんだ」

ありす「うぅ……自分でするときはこんなことないんですが……」

ありす「もしかしてPさん、ものすごく耳掃除上手なんじゃないですか……」

モバP「いや、ありすが耳弱すぎるだけなんじゃないか?」

ありす「やっぱりそうなんでしょうか……?」



第二十四話 完

24話終了、2クール目も終わりですね

大人ぶってコーヒー飲もうとするけど飲めなくて、Pに飲んで貰うんだけど、間接キスを意識しちゃうありすちゃんとか、OK?

耳掃除中にPのpちゃんが頭に当たったりしなかったんだろうか

アイドル退職後を早くも見越して書類整理のお手伝いを覚えるありすちゃんとかどうですかね


〜第二十五話〜
 

〜P宅〜

モバP「あー今日も雨か」

ありす「もうすぐ6月で梅雨の時期ですからね」

モバP「降らないと困るのは解るけど、やっぱり降られると面倒だ」

ありす「せっかくのオフだったのに、残念ですね……」

モバP「まあ家でのんびりするのも悪くないけど……」

ありす「あ、Pさんお茶淹れました。少し肌寒いので温かいのを」

モバP「ありすは気が利くなー……ずずっ」

モバP「うん、美味い」

モバP「テレビもなんかいまいち面白いのがないな」

モバP「ありすはテレビよく見るのか?」

ありす「えっと、どちらかというと休日は読書やゲームのほうを……」

モバP「そっか。ずずー……あー、何かお茶請けがほしいな」

ありす「ちょっと探してきますね」

モバP「あ、それくらい俺がやるよ」

ありす「え、でも……」

モバP「いいからありすは座ってろって」

ありす「それじゃあお願いします」

モバP「煎餅くらいしかなかったが……まあ何でもいいか」

ありす「ありましたか?」

モバP「ああ。ありすも食うか?」

ありす「お煎餅ですか、いただきますね」

モバP「こーやってダラダラする休日もたまにはいいなー」

ありす「くすっ……そうですね」

ありす「でもやっぱり、私はPさんと一緒にどこかに行きたかったなぁ……」

モバP「雨降ってなかったらなぁ。まあ今度またどっか行こうか」

ありす「はいっ」

ありす「んっ……」

モバP「どうしたありす?」

ありす「あ、いえちょっと寒くて……」

モバP「今日だいぶ気温低いもんな……大丈夫か?」

ありす「えっと……何か羽織るものありますか?」

モバP「うーん……」

モバP「ありすこっちおいで」

ありす「え? 何でしょうか?」

モバP「ほい」ギューッ

ありす「わっ、わわぁ……」

モバP「で、このまま座って座って」

モバP「くっついてれば温かいだろ」

ありす「あっ、はい……とっても温かいです」

モバP「んーありすの抱き心地はいいなぁ。ちっちゃくて丁度良い感じだ」

ありす「えへへ……」

モバP「今日はずっとこうしてようかな」

ありす「そ、それは流石に……」

モバP「なんだ、ありすは嫌なのかー?」

ありす「い、嫌じゃないですけれど……」

モバP「じゃあ今日はずっとこのままなー」ギューッ

ありす「もぉ……Pさんったら……」



第二十五話 完

〜おまけ〜

モバP「この前のでふと考えたんだが」

ありす「この前?」

モバP「ありすを一日中抱きついてた時」

ありす「あ、あの時ですか……Pさん本当にずっと私に抱きついてるんだもん……」

モバP「で、ありすの抱き枕とか売れるんじゃないかと思ったんだが、どうかな?」

ありす「抱き枕ですか……? 私は別に構いませんが……」

モバP「ちなみに他の抱き枕はこんな風だな」

ありす「……微妙にえっちい格好の絵が多くないですか?」

モバP「……まあその方が売れるからな」

ありす「だ、駄目ですこんなのっ! 却下です」

モバP「そうか。まあノリで思いついただけだから気にしないでくれ」

ありす「ほんとにもう……」

モバP「ありすを抱き枕にしていいのは俺だけだよなっ!」

ありす「えっ、あ、はい……」



おまけ 完

アイプロ完走はありすちゃんでお願いします
それでデレる過程を描いてくださいよ、運営さん


〜第二十六話〜
 

日菜子「むふ……むふふ」

ありす「あれ、日菜子さん?」

日菜子「むふ……? ありすちゃんですか、おはようございます」

ありす「あ、はい、おはようございます」

ありす「今事務所にいるの日菜子さんだけですか?」

日菜子「そうですよぉ、だからついつい妄想に熱が」

ありす「そ、そうなんですか」

日菜子「もうすぐ6月、6月といえばジューン・ブライド、結婚ですよねぇ」

日菜子「日菜子もいつか王子様と……むふふ」

ありす「結婚……ですか……」

ありす(私も今は無理だけれど……いつかPさんと……)

モバP『ありす、これを受け取ってくれるか?』

ありす『あ、これって……指輪……』

モバP『その、なんか改まってこう言うのも今さらかもしれないけど』

モバP『俺と結婚してくれないか……ありす』

ありす『Pさん……はいっ……もちろんです!』

ありす『嬉しいです……私、ぐすっ……』

モバP『おいおい、泣くことないだろ?』

ありす『だって……嬉し過ぎて……』


—————————————————————


ありす「なんて風にプロポーズされて……」

ありす「えへへ……」

モバP『似合ってるよありす』

ありす『そ、そう……ですか?』

モバP『ああ、とても綺麗だ……そのウェディングドレス』

ありす『私たちこれで本当に……ずっと一緒になれるんですね』

モバP『ああ、もう絶対に離さないからな』

ありす『はい……いつまでもPさんの傍に……!』


—————————————————————


ありす「綺麗だって言ってくれて……ずっと一緒だって言ってくれて……」

ありす「えへへ……」

ありす「それでそれで……私とPさんは永遠の愛を誓って……」

ありす「誓いのキスもしちゃって……」

ありす「えへへ……やだ、Pさんったら……」


日菜子「もしもーし、ありすちゃーん?」

ありす「……え、あっ、はいっ」

ありす「えと、何でしょうか?」

日菜子「いえいえ、ただ熱心に妄想していたなあと思って……むふふ」

日菜子「誰との結婚を妄想してたんですか? むふふ」

ありす「あ、えと……うぅ……」

日菜子「ありすちゃんの気持ちも解りますよぉ」

日菜子「結婚はやっぱり憧れちゃいますからね」

日菜子「日菜子も日々、様々なシチュエーションで妄想をしているものです……むふふ」

ありす「は、はぁ……」

日菜子「もしプロデューサーさんが日菜子の王子様なら……」

日菜子「結婚式はやっぱり……海の見える教会が……むふ、むふふ♪」

日菜子P「日菜子、もう来てたのか」

日菜子「あ、プロデューサーさん」

日菜子P「遅れて悪いな。じゃあ仕事行くか」

日菜子「そうですね。それじゃあありすちゃん、またね」

ありす「あ、はい。頑張ってください日菜子さん」

日菜子「むふふ……」

日菜子P「また妄想か?」

日菜子「どうして日菜子の王子様は気づいてくれないんでしょうねぇ」

日菜子P「何のことだ?」

日菜子「むふふ……もっと日菜子が積極的にならないといけないのかも」

日菜子「えいっ」

日菜子P「うおっ、日菜子どうした?」

日菜子「なんでもないですよぉ? 早くお仕事に行きましょう」

日菜子P「解ったからくっつくなって」

日菜子「むふふ……いーじゃないですかこれくらい」

日菜子「王子様はお姫様をエスコートするものですよ? むふふ♪」

ありす「結婚……Pさんのお嫁さん……」

ありす「まだ無理だけれど……」

ありす「えへへ……早くなれたらいいなぁ」

モバP「何をだ?」

ありす「ふえっ……!? Pさん、いつからそこに……!?」

モバP「ついさっきだけど……」

ありす「聞きました……?」

モバP「いや、途中からしか聞こえなかったが……早くなれたらいいとか」

モバP「ありすは何かなりたい職業でもあったのか?」

ありす「えっと……ありますけれど……内緒です」

モバP「なんだよ、気になるなぁ」

ありす「いいんです、いつかPさんも絶対に解りますから」



第二十六話 完

日菜子ちゃんの出番が何気に3回目
妄想ネタする時出しやすいのもあるけど、好きなんです

大事なことなのでもう一回いうけど
アイプロでありすちゃん出してください、運営さんお願いします


〜第二十七話〜
 

モバP「まあうちの事務所人数多いしなんとかなるか」

ちひろ「ですね」

ありす「おはようございます」

モバP「ありすか、おはよう」

ちひろ「おはようありすちゃん」

ありす「お二人してどうしたんですか?」

モバP「いやまずはこれ見てくれよ」

ありす「すごい沢山缶コーヒーがありますが……?」

モバP「以前うちで宣伝したメーカーのなんだけど……」

モバP「新商品を宣伝して欲しいらしくて、送られてきたんだよ」

ちひろ「結構な数がありますけど、元々人数の多い事務所ですしね」

モバP「さっそく一本飲んでみるか……」

ちひろ「それじゃあ私も……」

ありす「…………」

モバP「ん? ありすも飲みたいのか?」

ありす「あ、えと……私は……」

モバP「ってありすにはまだ早いかな、ははは」

ありす「むっ……」

ありす「私だってコーヒーくらい、飲めますからっ」

モバP「えっ、いや無理しなくても」

ありす「無理じゃないもん……!」

モバP「でもこれ」

ありす「ごくっ……ごくっ……」

モバP「ブラックなんだけど、大丈夫か?」

ありす「……っ…………うぅ」

ありす「に……にが……く……ないです……」

モバP「そんな顔しかめて言われても説得力がないな」

ありす「……うぅ、こんなのよく飲めますね」

モバP「まー誰だって最初はそんなもんだろう」

モバP「ていうか大人だから飲めるわけでもないしな。慣れだよ慣れ」

モバP「で、残ったそれどうするんだ? 自分で飲めるか?」

ありす「無理です……」

モバP「んじゃあ俺が飲もうか」

ありす「あ、はい。お願いしま……」

ありす「あっ……」

モバP「ん?」

ありす「や、やっぱりちひろさんが飲んでください」

ちひろ「えっ、私ですか?」

ありす「は、はい。じゃないと……」

モバP「?」

ありす「と、とにかくちひろさんお願いします」

ちひろ(……ああ、なるほど)

ちひろ「いえ、私は遠慮しておきます」

ありす「え、なんでですか」

ちひろ「私も正直そこまでコーヒーは好きではないので」

ちひろ「二本も飲むのはちょっと……なのでプロデューサーさんにお願いしてください」

モバP「あれ、ちひろさんコーヒー苦手だったんですか?」

ちひろ「ええ、たった今苦手になりました」

モバP「はぁ? ……まあいいや、ほらありす俺が飲むから」

ありす「うぅ……でもぉ……」

モバP「どうしたんだよ、何かあるのか?」

ありす「だって……その、か……」

モバP「か?」

ありす「間接キスに……なっちゃう……」

モバP「……あはは、そんなのこと気にしたのか?」

ありす「そんなことってなんですか……」

モバP「普通にキスしたこともあるのに、今更だな」

ちひろ(えっ、なにそれ)

ありす「そ、そうですけれど……やっぱりちょっと……恥ずかしいし、照れちゃいますよぉ……」

モバP「ほらほら、いいからいいから」ヒョイ

ありす「あっ」

モバP「ごくごく……」

モバP「うん、美味い」

ありす「も、もうっ……Pさんったら……」

モバP「それとも直接キスしたほうが良かったか?」

ありす「あ、うぅ……ばかぁ……」

モバP「ははは、照れてるありすも可愛いなぁ」


ちひろ(色々言いたいことはありますが)

ちひろ(黙ってましょう……面倒くさいし……)



第二十七話 完

今回は>>310を使わせていただきました

書きやすかったり話が思いついたものから書いてるので
いくつかスルーしてるリクエストがあって申し訳ない

その飲み物、本当にコーヒーなのか・・・

パーティーゲーでフルボッコにされたありすを慰めるとか

ちひろ…


もっと可愛くなりたい…なので幸子サーチして、ドヤッするありすちゃん


〜第二十八話〜


http://i.imgur.com/uRDQrRy.jpg
http://i.imgur.com/r7GkfGL.jpg
脇山珠美(16)

ありす「あ……珠美さんだ」

珠美P「珠美はちっちゃくて可愛いなぁ!」

珠美「ちっ、ちっちゃくなど……あ、頭を撫でないでくださいっ!」

珠美P「そういうなよー、ほら抱っこしてやるぞ」

珠美「だ、抱っこ!? 本気ですか? 珠美はそこまで子供じゃないし!」

珠美「でも、その……あうう……」

珠美P「よしよーし」

珠美「ううーっ、これでも珠美は高校生なんです! 子供扱いしないでもらいたいです!」

珠美P「無理だな」

珠美「ええー……そんな……」

ありす「珠美さん、おはようございます」

珠美「ありす殿……いや、恥ずかしいところを見られてしまったものです」

珠美「どうしてプロデューサーは、珠美のことをああも子供扱いするのか……」

ありす「そ、それは……」

ありす(やっぱりちっちゃいからじゃ……)

珠美「今失礼なこと考えたのではありませんか?」

ありす「そ、そんなことないですよ?」

珠美「うぅ……珠美はまだ成長期ですから、これから伸びるんです……」

ありす「え、えっと……頑張ってください」

ありす「でも子供扱いも、考えようでは悪くないと思いますよ」

珠美「なぜそう思うのですか?」

ありす「だって……子供ってことは沢山甘えてもいいってことですから……」

珠美「む……しかし、剣士たるものが甘えを出すなど……」

ありす「それにプロデューサーみたいな大人の人からしたら」

ありす「珠美さんくらいでも、やっぱり子供になっちゃうと思いますよ」

珠美「そう言われると、確かにそうかもしれません」

珠美「しかし……やはりちびっこ扱いは……」

ありす(そんなに気にしてるんだ……)

珠美「ううむ……」

珠美P「あれ珠美どうした、悩み事かー?」

珠美P「なんだったら俺が相談にのるぞ? ほらほらこっち来い」

珠美「P殿……ではお言葉に甘えて……」

珠美P「お? 珍しいな、珠美の方から来るなんて」

珠美「そういう気分なんです」

珠美P「よしよし」ナデナデ

珠美「……なるほど、言われると悪くないと思えますから不思議なものです」

珠美P「何が?」

珠美「こちらの話です」

珠美P「あーあ、いつもこうやって来てくれたらいいのに」

珠美「珠美のことちびっこ扱いしないのでしたら、考えなくもないですよ」

珠美P「あーそりゃ無理だわ。こんなにちっこくて可愛いのに」

珠美「P殿は珠美が剣士ということを忘れてはいませんか?」

珠美P「なんだ? 可愛いって言われるのは嫌か?」

珠美「わ、悪い気はしませんが……」

珠美P「じゃあいいーじゃないか」

珠美「うぅ……やはりこれっきりにしておくべきなのでしょうか」

ありす「…………」

モバP「ありすー、どこだー?」

ありす「あ、Pさん」

モバP「あ、いたいた……って、おっと」

ありす「えへへ……ぎゅー」

モバP「どうしたんだ急に?」

ありす「なんだかPさんに甘えたくなっちゃったんです」

モバP「仕方ないなぁ。ありすは子供なんだから」

ありす「いいんです。こうやって甘えれるなら子供で」



第二十八話 完

アイプロの珠ちゃん可愛い

さっきの話で何気にいれた一文は決して変な意味を含んでいません


〜第二十九話〜
 

ありす「Pさんのばかぁっ……! もう知らない……!」

モバP「あっ、ありす!」


モバP「はぁ……やっちまった」

ちひろ「あらプロデューサーさんどうしました?」

モバP「あ、いえ……ちょっとありすと喧嘩しちゃいましてね」

ちひろ「珍しいですね。いつも嫌というほどいちゃついているくせに」

モバP「何か言い方に刺があるんですが」

ちひろ「気のせいですよ」

ちひろ「それでどうして喧嘩になったんですか?」

モバP「いや俺が全面的に悪いんですが……」

モバP「仕事が忙しくて、ありすとの約束をすっぽかしちゃったんですよ」

ちひろ「それはそれは……でもありすちゃんなら事情を言えば解ってくれそうですが」

モバP「それだけならそうだったかもしれないです」

モバP「けど連絡することも忘れてしまって……」

モバP「ありすからの連絡もあったんですが気づかず……俺のこと随分待ってたみたいで」

ちひろ「酷い人ですねプロデューサーさん。鬼ですね悪魔ですね」

モバP「いやほんと…返す言葉もございません」

モバP「なあありす、悪かったって許してくれよ」

ありす「……」ツーン

モバP「ありすー……」

ありす「……」

モバP「はぁ……」


モバP「ちひろさん、どうすればいいんでしょうか……」

ちひろ「私に聞かれましても」

モバP「何かいい手はないですかね?」

ちひろ「そうですねえ……」

ちひろ「お詫びにどこか遊びに連れて行ったらどうですか?」

モバP「なるほど……」

モバP「ありすーっ」

ありす「…………」ツーン

モバP「ほんとごめんな。お詫びにさ、遊園地にでも行かないか?」

ありす「…………」ピクッ

モバP「なっ、頼むよ……これで許してくれないか?」

ありす「…………」

モバP「だめか……?」

ありす「……解りました」

モバP「えっ?」

ありす「Pさ……プロデューサーのこと、まだ許してませんけれど」

ありす「遊園地でちゃんと私のことエスコートしてくれたら……考えなくもないです」

モバP「ありすぅぅ! ありがとおぉっ!」

ありす「きゃっ!? ちょ、ちょっと……そんな抱きつかないで……」

モバP「いやぁこのまま嫌われたままだとどうしようかと心配で」

ありす「べ、別に私はまだ許した訳じゃ……」

モバP「解ってる解ってる。しっかり楽しませてやるからなー」

ありす「解ってるなら離れて……うぅ、もうっ……」

モバP「じゃあいつ行くかは……また連絡するからな」

ありす「あ、はい」

〜ありすの自室〜

ありす「Pさんと一緒に遊園地……」

ありす「えへへ……楽しみ……」

ありす「……って、違いますし……まだ許してないですし」

ありす「ちゃんとエスコートできないと、許してあげないもん……」

ありす「…………」

ありす「えへへ……」

ありす「何乗ろうかなぁ? せっかくだからいっぱい乗りたいし……」

ありす「早く当日にならないかなぁ」

〜当日〜

モバP「あれ、ありすもう来てたのか?」

ありす「え、あ……はい」

ありす「やっぱり、その……楽しみでしたから」

モバP「そうかそうか、それは良かった」

ありす「で、でもまだプロデューサーのこと許した訳じゃないですからね……!」

モバP「ははは、じゃあ頑張ってエスコートしないとな」

モバP「早速行こうか」

ありす「あっ……」

モバP「手繋いだほうがいいだろ?」

ありす「は、はい」

モバP「そういえばその服、見たことないし新しいのか?」

ありす「はい。えと……一応今日のために……」

モバP「わざわざ買ったのか? 可愛いからいいけどな」

ありす「あ、ありがとうございます……」

ありす「そのプ、プロデューサーの服もかっこいいですね……」

モバP「ああ、少しは自分でも服に気を使うようにしてみたんだよ」

ありす「ふふっ……いいことですよ」

モバP「そういえば気になってたんだけど」

ありす「何ですか?」

モバP「ありすの持ってるその荷物はなんだ?」

ありす「ひ、秘密です……」

モバP「秘密か、じゃあ仕方ない」

〜遊園地〜

ありす「わぁ〜……」

ありす「すごいすごいです……! 人がいっぱいで」

ありす「Pさんっ、早く早く。早く遊びましょうよ!」

モバP「ありすーあんまりはしゃぎ過ぎるなよー?」

ありす「はっ……えと……こほん」

ありす「プロデューサー、早くしてください」

モバP「はいはい」

モバP「ありすは何か行きたいアトラクションはあるか?」

ありす「そうですね……一度ジェットコースターに乗ってみたいです」

モバP「ありすはああいうのが好きなのか?」

ありす「どちらかというと、興味本位ですね……乗ったことがないので」

モバP「この遊園地ジェットコースターはいくつかあるけど

モバP「初めてなら、あまり激しいのはやめとくか」

ありす「お願いします」

モバP「あんまり激しいのだと、身長制限も大きいしなー」

ありす「そうみたいですね……150cm以上のとかあります……」

モバP「ありすは乗れないな」

ありす「ま、まだ伸びますから……!」

ありす「乗れるようになったら、また一緒に来たいです……」

モバP「あはは、よし行くか。ほら手繋いで行くだろ?」

ありす「あ、はい……えへへ」


ガタン ゴトン

ありす「わっ……た、高いです……」

モバP「ありす、喋ってると舌噛むかもしれないから気をつけろ」

ありす「は、はいっ」

カタカタカタカタ

ありす(も、もうすぐ頂上……)

ガタン、ゴーーーッ

ありす「きゃっ……きゃぁぁぁぁっっっ!!」

ありす「やぁぁぁぁぁっっ……!!」




 

ありす「はふぅ……」

モバP「大丈夫かありす……? ふらふらだぞ?」

ありす「あれで激しくないって言うんですか……?」

モバP「一応この遊園地のなかじゃ、一番優しいはずだが……」

ありす「もう乗りたくないです……」

モバP「ありすは絶叫系は駄目みたいだな。もっとのんびりしたのに乗るか」

ありす「お願いします……」

モバP「メリーゴーランドがあるけど、どうだ?」

ありす「あ、乗りたいです」

モバP「よし、決まり」

モバP「さて、どれに乗るか……」

ありす「PさんPさん、この二人で乗れるのにしましょう……!」

モバP「お、そんなのがあるのならそれにするか」

ありす「えへへ……やっぱり一緒に乗りたいですから」

モバP「……っと、そろそろ動くみたいだな」


ありす「わぁっ……!」

ありす「周りの景色が綺麗ですね」

モバP「夜はライトアップされるらしいからもっと綺麗かもな」

ありす「そうなんですか? じゃあ夜にもう一度乗りたいです」

モバP「時間があったらな」

〜お昼〜

ありす「お腹すいちゃいましたね」

モバP「昼飯時だな。何か買って食べるか」

ありす「あ、待ってください」

モバP「ん?」

ありす「えと、その……これ……」

ありす「お弁当作ってきたんです……良かったら」

モバP「えっ、まじで?」

ありす「は、はい……早起きして作ったんです、けど……」

モバP「ありがとなありす、早速いただこうかな」

モバP「もぐもぐ……うん美味い」

モバP「ありす、料理上手になってきてるなぁ。俺も嬉しいぞ」

ありす「そ、そんな、やめてください……照れますから」

モバP「褒めるべきところは褒めないとな」

モバP「それで……俺はもうありすに許されたのかな?」

ありす「あっ……えと」

ありす「ま、まだ半分くらいですっ」

モバP「そっか、じゃあもう半分許してもらえるまで頑張らないとな」

モバP「ほらありすも食べないと。それとも食べさせて欲しいのかー?」

ありす「あ……じゃ、じゃあ、食べさせてください……」

モバP「さてと、飯も食い終わったし次はどこに行くか」

ありす「うーんと……」

モバP「あ、あそことかどうだありす?」

ありす「……あれってお化け屋敷っぽいんですけれど」

モバP「お化け屋敷だからな」

ありす「Pさん、私がお化け駄目なの知ってますよね……?」

モバP「まあまあ、もしかしたら怖くないかもしれないじゃないか」

ありす「うぅ……でも……」

モバP「ほら、克服するためにも頑張って行ってみよう」

ありす「は、はい……」

〜お化け屋敷内〜

ありす「……うぅ」

モバP「いかにもな雰囲気だなぁ」

ありす「Pさん……ぜ、絶対手を離さないでくださいね? 離しちゃ嫌ですよ……!」

モバP「解ってるって」

モバP「それに作り物なんだから、大して怖くは……」

グアァァァ

ありす「きゃぁぁぁっ!!」

モバP「うおっと!」

ありす「ひっ、うぅ……」

モバP「ありすー、そんなにしがみつかれると歩けないんだが」

ありす「む、むりです……や、やっぱりむりぃ……」

ありす「やぁぁぁっ……!」

モバP「よしよし」

ありす「やだぁ……お化け怖い……! もうやだぁ……!」

モバP「大丈夫だもうすぐ出口だぞ」

ありす「うぅ……Pさん、手もっとぎゅってしてくださいぃ……」



モバP「やっと出れたな」

ありす「はぁ……あぅぅ……もう絶対に入りたくないです」

ありす「あっ……」

モバP「どうした?」

ありす「あ、いえ……私少しお手洗いに……」





モバP「ふー、結構遊んだな」

ありす「もうすっかり暗くなっちゃいましたね」

モバP「そろそろ最後にするか。何乗る?」

ありす「最後は……あれがいいです」

モバP「観覧車か。まあお決まりだよな」

ありす「じゃあ行きましょう」

〜観覧車内〜

ありす「……綺麗ですね」

モバP「ああ」

ありす「Pさん……今日はありがとうございました」

モバP「これで俺は許してもらえたのかな」

ありす「許すも何も……私が意地になって我が儘言っただけですから」

ありす「Pさんがお仕事忙しいのは解ってたのに……」

ありす「でもやっぱり……連絡くらいは欲しかったです」

モバP「本当に悪かった……」

ありす「私ものすごく不安になったんですよ?」

ありす「もしかして私のことどうでもよくなったんじゃないかって……」

モバP「そんなわけないだろ」

ありす「解ってます。でも本当に……一人で待ってる時は寂しかったんです」

ありす「もう嫌ですよ……? あんなことしたら……」

モバP「大丈夫だ。もう二度とあんなことしない」

ありす「じゃあ……許してあげます……えへへ」

モバP「よかった」

ありす「あ、観覧車終わっちゃいましたね……」

モバP「そうみたいだな。じゃあ、帰るか?」

ありす「最後に……キスしてくれますか」

モバP「ああ、それくらいお安い御用だ」



第二十九話 完

今回は>>259を参考に幼児退行だけはちょっとカットしました
申し訳ない

どうでもいいですがお化け屋敷のくだりでは
ありすちゃんをお漏らしさせることで頭の中がいっぱいになってました


〜第三十話〜


http://i.imgur.com/xA1axFO.jpg
http://i.imgur.com/GSU7q3N.jpg
渋谷凛(15)

ありす「おはようございます」

凛「あ、ありすちゃんおはよ」

ありす「凛さん、おはようございます」

ありす「〜〜♪」

凛「ありすちゃん、なんだかご機嫌だね」

ありす「えっ、そ、そうですか?」

凛「そりゃあそんな気分よく鼻歌歌ってたらそう思うよ」

凛「何かあったの?」

ありす「えへへ……実は昨日Pさんと遊園地に行って……」

凛「へえー」

ありす「——それでそれで、私の手をずっと握ってくれてて」

凛「ああ、うん」

ありす「服も可愛いって褒めてくれましたし」

凛「良かったね」

ありす「私の作ったお弁当美味しいって食べてくれて」

凛「へー」

ありす「お化け屋敷は怖かったけど、ずっと私の傍を離れないでいてくれたし」

凛「ああ、そう」

ありす「えへへ……また行きたいなぁ」

凛(いつまで続くんだろ)

ありす「凛さんはどうなんですか?」

凛「へ、私?」

ありす「プロデューサーと何か無いんですか?」

凛「え、あ……いや……」

凛「そりゃあ、たまに一緒に遊びに行ったりはするけど……別にそんなのじゃ……」

ありす「無いんですか?」

凛「な、無くもないけど……私は別に……」

凛「あっでもこの前、プレゼントくれたんだ。これなんだけど……どうかな?」

ありす「わぁ、素敵ですね」

凛「ありがと、私も気に入ってるんだ」

凛「二人で買い物に行って、色々選んで……楽しかったな」

ありす「いいですね、そういうの」

凛「あと時々プロデューサーってさ、私の家にわざわざ花買いにきてくれるんだよね」

凛「これって……やっぱり私に会いにきてくれてるのかな?」

ありす「きっとそうですよ」

凛「そ、そうかなやっぱり……ふふっ、嬉しいな」

凛「あ、あとねこの前遊びに行った時なんかは——」

ありす「あ、それなら私も——」

ありす「……なるほど素敵な人ですね、凛さんのプロデューサーは」

凛「ありすちゃんのプロデューサーも良い人だね」

凛「まあ私のプロデューサーには負けるけどね」

ありす「それは聞き捨てなりませんね。Pさんが一番ですよ!」

凛「いやいや、私のプロデューサーのほうが頼りになるし優しいよ」

ありす「いつも一緒にいてくれるPさんのほうが素敵な人です」

凛「うう〜っ……」

ありす「むぅ〜っ……」

モバP「…………」

凛P「…………」

モバP「おい止めてこいよ」

凛P「無理だよ。お前が止めてこいよ」

モバP「だってあの中に飛び込む勇気はねえよ!」

凛P「俺もねえよ!」


二人はちゃんとプロデューサーにまるめこまれて仲直りしました



第三十話 完

この二人は惚気話を始めたら、ずっとしてそうな気がします


〜第三十一話〜


http://i.imgur.com/aWJAV0l.jpg
http://i.imgur.com/tL1FZC4.jpg
[ジューンブライド]橘ありす

ありす「えっと、Pさん……この衣装は」

モバP「ジューンブライドってことで用意したんだけど」

ありす「私まだ小学生なんですけど……こういうのは早くないですか……?」

モバP「そうか? まあ他にも桃華ちゃんとかも着てるみたいだし、いいじゃないか」

ありす「そ、そうかもしれませんが……」

ありす「でも結婚前にウェディングドレスを着ちゃうと……その……」

モバP「ん?」

ありす「婚期が遅れるって言うじゃないですか……」

モバP「なんだ、そんなことか」

モバP「問題無いだろ、俺がいるし」

ありす「それは……あぅ……そうかもしれないですけれど」

モバP「なんだー? ありすは俺と結婚するのが嫌なのかー?」

ありす「そっ、そんなわけ……! ないじゃないですか……」

モバP「ははは、じゃあやっぱり問題ないよな」


ありす「……前にちょっと日菜子さんと妄想したことはあったけれど」

ありす「ほ、本当にドレスを着ちゃうなんて……」

ありす「うぅ……もしかしてPさん聞いてたんじゃ……」

モバP「ありすー?」

ありす「はっ、はい?」

モバP「ぼーっとしてどうした?」

ありす「い、いえ何でもないです」

モバP「さてと、準備が出来たら撮影に移るか」

ありす「え?」

モバP「おいおい、これも一応仕事なんだからな?」

ありす「あ、そっか……」

ありす「あのPさんそれだったら……その……」

モバP「ん?」

ありす「Pさんと二人で並んでるのが撮りたい……です」

モバP「えっ、俺?」

モバP「いやでも、俺用の衣装なんて……」

モバP「えっ、あるの? ちゃんとタキシードが? 準備いいな、おい」

ありす「駄目……ですか?」

モバP「仕方ない。まあなんとかなるだろうし……」

ありす「Pさん、もっとくっつきましょうよ」

モバP「いや、十分だろ?」

ありす「私たち新郎と新婦なんですよ? ほら……」

モバP「解った解った……」

ありす「えへへ……」

ありす「やっぱり早く大人になりたいです……」

ありす「こんなのじゃなくて、本当にPさんと……」

モバP「ありす今は撮影に集中な」

ありす「あ、はい……そうですね」

モバP「これで終わりかな。お疲れ様でしたー」

ありす「お疲れ様でした」


モバP「なんか衣装貰えちゃったな」

ありす「そうですね」

ありす「Pさん……」

モバP「どうした?」

ありす「待ってくれますよね? 私が、その……本当に結婚出来るようになるまで」

モバP「待てないなんて言うわけないだろ?」

ありす「えへへ……楽しみ……」



第三十一話 完

ありすちゃん可愛いよぉぉっ!!

ありす「Pさん、待てますか。いいから待てるか答えてください」
この台詞完全に求婚だよね


〜第三十二話〜
 

ちひろ「それでここはこうやるんです」

ありす「解りました」

ちひろ「でもまたどうして書類整理のお手伝いをしたいと言い出したんですか?」

ありす「えっと、それは……」

ちひろ「ありがたいですが、ありすちゃんはアイドルの方の仕事もありますから」

ちひろ「わざわざ手伝わなくても構わないんですよ」

ありす「でも、その……お仕事覚えたほうがいいかなぁって……」

ちひろ「? 仕事を覚えて手伝ってくれるのに越したことはありませんが」

ちひろ「別にありすちゃんがすることじゃ……」

ありす「気にしないでください。勝手にしていることですから」

ちひろ「……なんてことがあったんですよ」

モバP「いいことじゃないですか。仕事を覚えようとして手伝ってくれるなんて」

ちひろ「まあそうなんですけどね、なんでまた突然そんなことを、と思って」

ちひろ「何か心当たりはありますか?」

モバP「いえ、特には」

ちひろ「そうですか。ありすちゃんが何か行動を起こす時って」

ちひろ「大抵プロデューサーさんが関わってると思ったんですが」

モバP「あははは、そりゃ言い過ぎですよ」

〜後日〜

ありす「あの、ちひろさん」

ちひろ「ありすちゃん、今日も手伝ってくれるんですか?」

ありす「はい。よければ色々と教えてください」

ちひろ「いいですよ。でも何で突然こんなことしようとしてるんですか?」

ありす「それは……」

ちひろ「誰にもいいませんから」

ありす「本当ですか……? 特にPさんには……」

ちひろ「解ってますよ」

ちひろ(やっぱりプロデューサーさん関係じゃないですか、全く)

ありす「えっと……将来Pさんと結婚した時」

ちひろ「あ、はい」

ちひろ(結婚することは確定なんですね……)

ちひろ(まあ前のジューンブライドのイベントはすごい嬉しそうにしてましたからねえ)

ありす「もしかしたら、アイドルを辞めなきゃいけないかもしれないじゃないですか」

ちひろ「必ずしもそうではないと思いますが……可能性はありますね」

ありす「でもPさんと一緒にお仕事したいし……だから」

ちひろ「書類整理とか事務の仕事を覚えようと?」

ありす「はい、そういうことです」

ありす「あ、あの……Pさんには言わないでくださいね」

ちひろ「どうしてですか? 別に言ってもいいと思いますが」

ありす「だ、だって……Pさんが気にしちゃって、お仕事に支障があるかもしれないし……」

ちひろ「はいはい解りました。黙っておきますね」

ありす「お願いします」

ちひろ「でも、今後こういうのはしなくていいですよ?」

ありす「え?」

ちひろ「ありすちゃんも大変でしょうし……」

ちひろ「実際にそうなった時にちゃんとまた教えてあげますよ」

ありす「あ、はい……その時はよろしくお願いします」

ちひろ(結局、原因はプロデューサーさんでしたねぇ)

モバP「ん? 何か用ですかちひろさん」

ちひろ「いーえ、何でもありません」

モバP「俺のことじっと見てたじゃないですか」

ちひろ「別に何でもありませんよ。ただ、ありすちゃんは健気だなぁと思ってただけです」

モバP「え、ありす? なんでまたありすの話が?」

ちひろ「ひみつでーす」



第三十二話 完

今回は>>311のを使わせてもらいました

あと気分転換に書いたスレもあります
良ければお読み下さい

プロデューサーが自分から離れていく夢を見たありすちゃん


〜第三十三話〜
 

〜P宅〜

ピンポーン

ありす「Pさーん」

ありす「……あれ、いないのかな?」

ありす「今日お仕事お休みのはずだけど……」

prrrr

モバP『あーもしもし、ありすか』

ありす「あ、Pさん。お家にいないみたいですけれど、どうしたんですか?」

モバP『いやーすまんすまん。急な仕事が入って』

ありす「えっ、またですか?」

モバP『家で待っててくれ。すぐ終わると思うから』

ありす「あ、はい。解りました」

ありす「お邪魔しまーす」

ありす「……またこんなに散らかってる」

ありす「もう……私が来るって解ってるのだから掃除くらいしたらいいのに」

ありす「……忙しいから仕方ないのかな」

ありす「しょうがないですね……私が綺麗にしてあげなくちゃ」

ありす「Pさんったら、私がいないと駄目なんですから♪」

ありす「ふんふ〜ん」


ピンポーン

ありす「あれ、Pさん……だったら呼び鈴鳴らさないだろうし……」

ありす「お客さん……? 出ていいのかな」

ピンポーン

ありす「あっ、はーい!」

ガチャ

ありす「はい、どちら様……」

???「あら、女の子?」

ありす「女の人……? えと……」

???「ここってPの家で合ってる……わよね? Pはいないのかしら?」

ありす「あ、今お仕事で出ておりまして……」

???「仕事? 今日休みだって聞いたのだけど」

ありす「急に入った仕事みたいで……すぐ帰ってくるそうですが」

???「そうなの。上がってもいいかしら?」

ありす「えっと……その、どちら様ですか?」

???「あ、ごめんなさいね。私、Pの母です」

ありす「えっ、ええっ……! Pさんのお母さん!?」

Pの母「ところであなたは?」

ありす「わ、私はPさんの担当アイドルです……」

Pの母「ああ、あなたがありすちゃんね!」

ありす「えっ、私のこと……?」

Pの母「もちろん知ってるわよ。Pからあなたのこと聞くから」

ありす「あ、そうなんだ……えへへ……」

ありす「あ、どうぞ上がって下さい」

Pの母「お邪魔するわね」

ありす「あ、掃除中で散らかってますけれど……」

Pの母「全然問題ないわよ。むしろもっと散らかってるものだと思ってたわ」

Pの母「今でも一人暮らし出来てるのが不思議なくらいだもの」

ありす「ふふっ、そうですね。そう思います」

ありす「お茶出しますから、少し待ってて下さい」

Pの母「あら、そんな気にしなくても」

ありす「いえ、お客様ですから」

Pの母「気の利く子ねー。あの子が気に入るのも解るわ」

ありす「そ……そんな……」

ありす「どうぞ」

Pの母「いただくわね」

Pの母「ずずっ……それでありすちゃん」

ありす「はい?」

Pの母「ありすちゃんってうちのPが好きなのよね?」

ありす「ふぇっ……!? そ、それは……えと……」

Pの母「Pに話を聞いた時はえらく気に入られてたみたいだし」

Pの母「Pがいないのに家に上がって掃除までしてて」

Pの母「これで違うって言われても説得力ないわよー」

ありす「あぅ……」

Pの母「あの子からよく話を聞くから、あなたの気になっててね」

Pの母「まさか、こんなに小さい子だとは思わなかったけどねー、あははっ」

ありす「え、えっと……やっぱり私じゃ駄目でしょうか……?」

ありす「まだ子供だし……」

Pの母「……正直賛成とは言いにくいけど」

Pの母「一人の女としては反対とも言いにくいわねー」

Pの母「ありすちゃん、あなた本気なのよね?」

ありす「もちろんです……! 私はPさんのこと本気で……!」

Pの母「じゃああたしとしては、特に言うことはないわ」

Pの母「まあ子供って言ったらそうだけど……待てばいい話よね」

ありす「……待ちます。もちろんです」

Pの母「だったら当人たちの気持ちの方が大事よ」

Pの母「Pのこと嫌いにならないでね」

ありす「そんなこと絶対にないですからっ!」

Pの母「はっきり言い切っちゃったわねー、ふふっ」

モバP「ただいまー……って、母さんっ!?」

Pの母「お邪魔してるわよー」

モバP「え、なんで来てるの? 聞いてねえんだけど!」

Pの母「近いうちにこっちに来るからって言ったわよー、聞いてなかったの?」

モバP「そんなアバウトなので解るか!」

モバP「ありすもすまん。まさか今日に限って……」

ありす「いえ、そんな……私は別に」

Pの母「そーよそーよ、ありすちゃんもこう言ってるんだから気にしないの」

Pの母「大体、部屋の掃除くらい自分でしなさいよ全く」

モバP「うっ、それは……」

Pの母「そんなんじゃありすちゃんに嫌われても知らないわよ」

ありす「Pさん大丈夫です、それくらいじゃ嫌いになんてなりませんよ」

Pの母「あーほんといい子だねえ。あんた、しっかり逃がさないようにするんだよ」

モバP「ちょ、何言って……別にそんなんじゃ」

Pの母「違うっていうのかいこのロリコンが」

モバP「うっ……違わないが……」

Pの母「えっとありすちゃんいくつだっけ?」

ありす「12歳ですが」

Pの母「じゃ最短で4年ね。結婚できる年になるまでに、そっぽ向かれないようにするんだよ」

モバP「わ、解ってるよ……ていうか母さんはいいのかよ」

Pの母「ありすちゃんが良いって言ってるんだからいいんじゃない?」

Pの母「ねーありすちゃん」

ありす「はい、お母さん」

Pの母「うーん可愛い娘が出来たみたいで嬉しいわー」

モバP「はぁ……うちの母さんは適当なんだから」

Pの母「じゃ、そろそろ帰るわ」

モバP「さっさと帰れ、ったく」

Pの母「ありすちゃん、この子のことよろしくねー?」

Pの母「甲斐性のない子だけど面倒見てあげて」

ありす「えへへ……解りました」

モバP「俺が面倒見られる側かよ……」

Pの母「せめて掃除くらい自分でしてから文句言いな」

モバP「ぐっ……」

Pの母「じゃあねー。結婚式にはちゃんと呼ぶのよー」

モバP「あーもう、早く帰れ!」

モバP「はぁ疲れた」

ありす「ふふふ……面白いお母さんですね」

モバP「ったく……こっちはいい迷惑だよ」

ありす「あの……でもこれで……」

ありす「Pさんのお母さんには認められたってことですよね?」

モバP「まあ、そうなるな」

ありす「えへへ……嬉しいです」

モバP「いつかありすの両親にも挨拶しないとなぁ」

ありす「それは……まだちょっと早いかも」

モバP「かもな。もう少し待ってからでもいいよな」

ありす「はい……私ちゃんと待ちますから」



第三十三話 完

このネタはいつかやるつもりだった
今回のイベントでこのタイミングしかないと思った


〜第三十四話〜
 


ワンワン キャッキャッ

モバP「ありすは一緒に遊ばないのか?」

ありす「わ、私は興味ないです……」ソワソワ


モバP「素直に犬と遊んで来ればいいのに」

日菜子「いえ、あれは違いますね」

モバP「うおっ、日菜子ちゃん……どこから」

日菜子「むふ……ありすちゃんは犬と一緒に遊びたいんじゃなくて」

日菜子「犬になって遊びたいんですよぉ……むふふ」

モバP「は?」

日菜子「つまりこういうことです」

モバP『よーしよし、首輪似合ってるぞありす』

ありす『わ、わん……』

モバP『ほんとありすは撫でると気持ち良さそうな顔するなー』

ありす『くぅーん……』スリスリ

モバP『お手』

ありす『わんっ』

モバP『よしよし、ちゃんと出来たな偉い偉い』

ありす『えへへ……』


—————————————————————


日菜子「みたいなですねぇ……むふふ、むふ」

モバP「日菜子ちゃん……今度は何に影響されたんだ」

日菜子「でもありすちゃん、実際やらせたら絶対満更でもないと思いますよぉ」

モバP「なぜそう思う?」

日菜子「なぜって……普段からプロデューサーさんに物凄く懐いてますし」

モバP「ま、まあ好かれているのはありがたい」

日菜子「撫でてる時とか、尻尾があったら勢い良く振ってそうです、むふ」

モバP「あー、それはなんか解るかも」

日菜子「あとありすちゃんに犬耳があったら、間違いなく垂れ耳ですねぇ」

モバP「どうしてだ?」

日菜子「服従してる犬は、耳が垂れているそうですから」

モバP「服従って……」

日菜子「あくまで犬の話ですよ……むふふ」

モバP「ま、まあ日菜子ちゃんの言う話はともかく」

モバP「以前猫耳ありすで企画を出したこともあるから、犬耳もありだな」

日菜子「そのままペットにしちゃうんですね……むふふ」

モバP「日菜子ちゃん、今日はやたらと妄想が激しくない?」

日菜子「むふ、むふふ」

ありす「……何の話をしているんですか?」

モバP「うおっ、ありすいつの間に」

ありす「日菜子さんと随分仲良さそうに話してましたけど……」

日菜子「別に何でもないですよぉ。ただちょっと妄想してただけです」

ありす「妄想? どんなのですか?」

モバP「あ、いやどんなのでもいいだろ?」

日菜子「ありすちゃんが、プロデューサーさんのペットになったらっていう妄想ですよ」

ありす「えっ」

モバP「いや別に俺がそういうこと言ったわけじゃないぞ?」

日菜子「それでありすちゃんは犬っぽいなぁ、なんて……むふふ」

ありす「Pさん……そういうのがいいんですか……?」

モバP「いやだから違うから」

日菜子「首輪似合ってるって言ってたじゃないですかぁ」

モバP「そりゃ日菜子ちゃんの妄想の中の話でだな」

ありす「Pさんの趣味をとやかく言うつもりはありませんが……」

モバP「だから違うって」

〜後日〜

凛「あれ、ありすちゃん?」

ありす「あ、凛さん」

凛「ペットショップで会うなんて思わなかった。何買いに来たの?」

ありす「えと、首輪を……」

凛「ありすちゃん、ペット買うの?」

ありす「いえ、そういうわけでは……」

凛「?」

ありす「本当に似合うって言ってくれるのかな……?」



第三十四話 完

・劇場のタイトルにわんわん
・それにありすちゃんが出てる

そりゃこんなネタが出てきますわ


〜第三十五話〜
 


『待って……待って下さいPさん……』

『いや、行かないで……一緒にいるって約束したのに……』

『ずっと一緒にいるって……言ったじゃないですか……』

『なんで……なんで私の傍から離れちゃうんですか……?』

『嫌……嫌、こんなの……』



ありす「いやぁぁっっ……!?」ガバッ

ありす「あっ……夢? 夢……ですよね?」

ありす「夢に決まってます……Pさんが離れて行っちゃうなんて」

ありす「もうこんな時間なんだ……ちょっと寝過ぎちゃった」

ありす「Pさんもう起きてるよね? 電話してみようかな……」

ありす「やっぱりちょっと不安だし……」

prrrr

ありす「…………」

ありす「あれ……出てくれない」

ありす「なんで……? もしかして……」

ありす「そんなはずない……だってあれはただの夢だもん」

ありす「……」

ありす「Pさんの家に行かなきゃ……!」

ありす「何かあったのかもしれないし……それに」

ありす「もしかして本当に……どこかに行っちゃったら」

ありす「嫌、それだけは……」

ありす「もしそんなことになったら……ぐすっ……うぅ……」

ありす「私もうどうしたら……」

ありす「早くPさんの家に……今すぐ……」

〜P宅〜

ありす「はぁ……はぁ……」

ありす「やっと着いた……はぁっ……」

ありす「いるよね……? 今日はお仕事お休みのはずだし」

ありす「私を置いてどこかに行っちゃったりしないですよね……?」

ピンポーン ピンポーン

ありす「……Pさんなんで出てくれないんですか?」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

ありす「どうして……Pさんいないんですか?」

ありす「もう勝手に入っちゃいますよ?」


ガチャ

ありす「お邪魔します……Pさん?」

ありす「本当にいないのかな……もしかしてさっきの夢って……」

ありす「……あっ」

モバP「……zzz」

ありす「良かったぁ……寝てるだけだったんだぁ……」

ありす「Pさんって電話しても起きないんですね」

ありす「もうっ、心配したんですから……」

ありす「えへへ……せっかくだから私も一緒に」モゾモゾ

ありす「お休みなさい……」

モバP「ふぁ……あ〜よく寝た」

モバP「って、うおっ!?」

ありす「すぅ……すぅ……」

モバP「なぜありすが……とにかく起こすか」

モバP「おいありす、起きろ」

ありす「んぅ……? Pさぁん……? おはようございますぅ……」

モバP「うん、おはよう。で、なんでここにいるんだ?」

ありす「Pさんのせいですよぉ……心配したんですからぁ……」

モバP「俺のせい? とにかく寝ぼけてないで目を覚ませ」

ありす「ふぁい……」

モバP「えっと、つまり」

モバP「俺がいなくなっちゃう夢を見て、怖くなったから電話をかけてみれば」

モバP「出なかったから心配になって家に来た、と?」

ありす「は、はい……そういうことです」

モバP「ったく、心配しすぎだろ?」

ありす「え、えと……Pさんが電話にちゃんと出てくれたら良かったんです……!」

モバP「いや悪い。いつもなら起きれるんだが、今日休みなこともあって寝るのが遅かったからな」

ありす「本当に……いなくなっちゃうんじゃないかって……ぐすっ……」

モバP「ああ、泣くな。そんなわけないだろ」

ありす「でもぉ……ひっく……うぅ……うぇぇん」

ありす「嫌ですよ……? 勝手にいなくなっちゃ……」

モバP「そんなこと絶対しないから。約束するさ」

ありす「良かった……」

モバP「さてと……それでありすはこれからどうする?」

モバP「せっかく休みだし、どっか一緒に出かけるか?」

ありす「はいっ」

ありす「やっぱり二人一緒がいいですね……」



第三十五話 完

今回は>>408
以前のSSで似たようなシチュを書いたのでさくっと書きました

このありすちゃん
Pにもう一人担当アイドルが増えたら
大変なことになりそうww


〜第三十六話〜
 

モバP「ふむ……中々面白いな」

ありす「あれPさんゲームですか?」

モバP「ああ、とあるゲーム会社とコラボすることになってな」

モバP「うちのアイドル達との恋愛ゲームを出すことになってるんだ」

ありす「へえ……そうだったんですか」

モバP「まあありすはまだ12歳だしな……攻略対象にするわけにもいかんし話がいかなくて当然だ」

モバP「というかうちの事務所はアイドルが多いから、誰を出すか揉めに揉めたぞ」

ありす「た、大変そうですね」

モバP「それはもう各アイドルのプロデューサーたちが」

モバP「自分のアイドルの良さをゲーム制作側に、必死にプレゼンしてる様は……」

ありす「それでPさんのやってるゲームがそれですか?」

モバP「ああ試作品ってことで試しにプレイしてる」

モバP「事務所的に困る表現とかあっても困るしな」

ありす「面白いんですか?」

モバP「結構面白いぞ?」

モバP「各アイドルのプロデューサーが、必死に横から口出してただけあるな」

ありす「それ制作陣側からしたら、すごく迷惑そうですよ……」

モバP「多少は仕方ない……自分の担当アイドルが変に書かれるのもそりゃ嫌だろうし」

モバP「まあそれだけあって、中々キャラは魅力的だし」

モバP「まさかゲームで、知らない一面をこうして知ることになるとはなぁ」

ありす「……むー」

ありす「私が出てないなら、Pさんがやることないじゃないですか」

モバP「そうかもしれんが、結構面白いし……」

ありす「でもでも、その……」

ありす「私以外の子のことを好きになっちゃったら……嫌だもん」

モバP「ぷっ、あははっ!」

ありす「わ、笑わなくても……」

ありす「Pさんなんだか凄い気に入ってたみたいだから……」

モバP「大丈夫だって。言ってもたかがゲームだし」

モバP「実際には全く触れ合ってないんだからさ、好きになるなんてないぞ」

ありす「でも気になっちゃったりしないんですか……?」

モバP「まあ全くしないっていったら嘘になるが……」

モバP「ありすがいるんだからなー」ナデナデ

ありす「えへへ……」

モバP「でも最近やきもちが多いぞー?」

ありす「あぅ……だってだって……やっぱり待たないといけないから」

ありす「Pさんが離れて行っちゃわないかって……焦っちゃうんです」

モバP「心配するな。俺は一途ないい男だぞー」

ありす「くすっ……そうですね」

モバP「でもありすを登場させてもよかったかなぁ」

ありす「どうやってですか……? さっき無理だって言ったばかりなのに……」

モバP「ほら主人公の妹とかさ。今考えればいくらでもやりようはあったな」

モバP「待てよ……妹ってことは……」

モバP「ありす、お兄ちゃんって言ってみてくれ」

ありす「え……は、はい……」

ありす「お、お兄ちゃん……?」

モバP「俺をお兄ちゃんだと思って、何か適当に喋ってみてくれ」

ありす「えと……お兄ちゃん、大好き……!」

モバP「よし、今からちょっとありすを妹役として出すようにかけあってくる!」

ありす「えっ、あ、あの……Pさん……!?」

ありす「行っちゃった……」



第三十六話 完

別スレではありすちゃんが絶賛攻略中ですね
あと妹はいいものです、はい


〜第三十七話〜
 

紗南「ふんふーん♪」

ありす「紗南さん、また事務所でゲームですか?」

紗南「まーまー堅いこと言いっこなしでー」

紗南「てかさーありすちゃんも一緒にやろうよ」

ありす「えっ、私もですか?」

紗南「一人より二人のほうがたのしーじゃん」

ありす「そうでしょうけど……」

紗南「大丈夫だって。Pさんもそれくらい別に何も言わないとおもうよ」

ありす「じゃあちょっとだけですよ……?」

紗南「何しよっかなー。何かしたいのとかある?」

ありす「いえ紗南さんのお好きなのでいいですよ」

紗南「じゃー◯太郎電鉄でもしよっか」

紗南「ふふん、あたしそーとーやり込んでるから覚悟してね」

ありす「こういうゲームって運じゃないんですか?」

紗南「運もあるけど◯鉄は実力がものをいうゲームだって、あたしは思ってる」

ありす「……ひとまずやってみます」

紗南「うん、それじゃあ始めよっか」





ありす「……ぐすっ」

紗南「……ほらゲームだしこういうこともあるって」

ありす「解ってます解ってますけれど……」

ありす「こんなにも差をつけられるなんて……ひっく……」

紗南「ああごめんっ! そりゃちょっと途中から楽しくなって、やりすぎたかもしれないけど」

紗南「何も泣くことはないじゃない」

ありす「……な、泣いてないです……ぐすん」

紗南「そんな涙目で言われても……」

モバP「んー二人でなにしてるんだ?」

紗南「ああっ、ありすちゃんのプロデューサーさんじゃん! よかったぁ……」

モバP「えーっと……ありすはどうしたんだ?」

ありす「どうもしてないです……ぐす」

紗南「いや、あたしがちょっとやり過ぎちゃって……」

モバP「おーおーこの差は酷いな。俺なら途中でゲーム投げてるよ」

紗南「いやーあたしも調子よくてつい」

ありす「ぐすっ……うぅ……Pさぁん……」

モバP「ああ、ほらよしよし」

モバP「こんなのゲームなんだし気にしてちゃキリないぞ」

ありす「そうなんですけれど……でも悔しいですよぉ……」

モバP「まあ気持ちは解るけどな」

紗南「うんうん、ゲームでも負けるのは嫌だよね」

モバP「大体◯鉄をやる紗南ちゃんが悪い」

紗南「えっあたしのせい!?」

モバP「◯鉄がリアルファイトに発展するのは有名だろー」

紗南「いやあんなのネタでしょ……?」

モバP「広い世の中なんだから実際あってもおかしくないだろ、多分」

ありす「もうやりたくないです……」

モバP「まあありすもあんまり気にするなって。次やったら逆になるかもしれないしな」

紗南「そうそう、そうだよ!」

ありす「じゃあ……もう一回やってみます?」

紗南「じゃあ今度はプロデューサーさんも一緒に、ね!」

モバP「ん、いいけど仕事もあるし少しだけな」

紗南「よーし、じゃあみんなでもういっかいね」




 

ありす「…………」

モバP「いや、まあ……」

紗南「別に悪気はないんだよ……?」

モバP「でもまた……ありすが最下位だな」

紗南「さっきよりましだけど……やっぱり差がついちゃったね」

ありす「ぐすっ……ひっく……」

モバP「ああっ、泣くなって!」

紗南「……ありすちゃんがこんなに◯鉄が弱いなんてねー」



第三十七話 完

>>340を使わせていただきました

>>1は友人と桃鉄をしててリアルファイトになったことはありません
コントローラーを投げそうになったことは何度もありますが


〜第三十八話〜


http://i.imgur.com/UOZ3PMc.jpg
http://i.imgur.com/4xYLltF.jpg
島村卯月(17)

卯月「えへへっ、ピース……イェイ!」

卯月P「うん、良い感じだ。その調子で撮影を続けるぞ」

卯月「はーいっ」

ありす「…………」

卯月「あれ……? プロデューサーさんちょっといいですか?」

卯月P「えっ、ああ」

卯月「ありすちゃん、どうしたの?」

ありす「あ、いえ……卯月さんを見てました」

卯月「私を?」

ありす「凄い笑顔が素敵だなぁ……って思って」

卯月「そうかな? えへへっありがと」

ありす「どうしたらそんな風な笑顔になれるんでしょうか……?」

卯月「えっ?」

ありす「私も卯月さんみたいに笑えるようになりたいです」

卯月「私みたいに? う〜ん……」

卯月「私も特に意識したことなんてないし……言われても困っちゃうな」

ありす「あ、ごめんなさい」

卯月「ううん、謝ることなんてないよ」

卯月「ありすちゃんはなんでそう思ったの?」

ありす「なんでって……」

卯月「私は今のままでも、十分ありすちゃんは素敵だと思うけどなぁ」

ありす「だけど……卯月さんみたいに笑えたらもっと喜んでくれるかなって……」

卯月「ありすちゃんは、その笑顔は誰に向けるの?」

ありす「えっ……?」

卯月「ファンのみんなに向けるの?」

ありす「……いえ、ある特定の人のために」

卯月「じゃあ私に聞いても仕方ないよー」

卯月「多分ありすちゃんが笑顔を見せたいその人は」

卯月「ありすちゃんの笑顔だからこそ嬉しいと思うんだ」

卯月「私の笑顔を参考にしても仕方ないんじゃないかな」

ありす「あっ……」

卯月「それに私は知ってるよ?」

卯月「ありすちゃんがたまに見せる笑顔がとっても素敵だってこと」

ありす「そ、そうでしょうか……?」

卯月「うんうん。とっても可愛らしい!」

ありす「あ、ありがとうございます……えへへ……」

卯月「そうそう、その笑顔!」

ありす「あの、ありがとうございました」

ありす「私なりに頑張ってみようと思います」

卯月「うん、頑張ってね!」

卯月P「おーいもういいかー?」

卯月「あ、はーい!」

卯月P「じゃあ続けるぞー? 最高の笑顔を頼むなー」

卯月「はいっ! プロデューサーさんに向けて最高の笑顔を見せてあげますね!」

ありす「……うん、私も」

モバP「何してるんだありす?」

ありす「あっ、いえちょっと……」

モバP「んー? まあいいけどさ」

ありす「Pさん」

モバP「おわっと……急に抱きついてきてどうした?」

ありす「えへへ……秘密です」

モバP「嬉しそうだなー何か良い事でもあったのか?」

ありす「そういうわけじゃないですけれど……」

ありす「Pさんの前では、いつもより笑顔でいれたらいいなって」



第三十八話 完

雑談スレでは17とVで菜々さんと言われたけど
自分が思い浮かんだのはしまむらさんでした

やはりしまむらさんのえへ顔ダブルピースは至高だと思います


〜第三十九話〜
 

〜P宅〜

モバP「今日は休みだが……昼飯どうすっかなぁ」

モバP「店屋物でもいいが、財布的に家にあるもので済ましたい」

モバP「ありすが来てくれたら楽なんだが……」

モバP「っていかんいかん……何考えてんだよ俺は」

モバP「母さんにもしっかりしろって言われたしな。冷蔵庫の中はっと……」

モバP「我が家のことながらなんもねえ」

モバP「カレーでいいか……俺でも作れるし」

モバP「あー米も研がなきゃ……それから——」

モバP「ふう……まあこんなもんか」

モバP「どれ味見を……うん、流石にカレーを不味く作るほど俺の料理の腕は酷くなかった」

モバP「んじゃよそって……」

ピンポーン

モバP「ん? はいはい、どちら様ー」

ガチャ

ありす「こんにちはPさん」

モバP「おうありす、いらっしゃい」

ありす「上がっていいですか?」

モバP「もちろんだ」

ありす「あ、いい匂いがしてますね」

モバP「昼飯にカレー作ったんだよ」

ありす「もうお昼作っちゃったんですね……作りに来たんですけれど残念です」

モバP「まあありすに頼ってばかりなのもな」

モバP「せっかくだから一緒に食うか」

ありす「はい、いただきます」

モバP「んじゃ待っててくれ。今からよそうから」

モバP「いただきます」

ありす「いただきます」

モバP「ぱくっ……うん普通だな我ながら」

ありす「あむっ……」

モバP「どうだありす? まあ何の変哲もないただのカレーだろうけど」

ありす「——っ!? はっ、うぅ……はあっ……!」

モバP「……どうしたありす?」

ありす「か……かっ、からい……れす……」

ありす「お水くらはい……」

モバP「あ、ああ、はいはい」

ありす「こくんこくん……」

モバP「そんなに辛かったか? 普通に作ったつもりなんだが」

ありす「Pさん……これ甘口ですか」

モバP「え? 確か辛口だけど」

ありす「……私は甘口以外は食べれません」

モバP「えっまじ?」

ありす「……なんですか、舌がお子様だといいたいんですか」

モバP「あっいや、そういうわけじゃ……」

ありす「そのうち食べれるようになるもん……」

モバP「まあそう言う事情なら仕方ないが……どうするそれ?」

ありす「こんなに食べれません……辛くて」

モバP「どうにか辛さを和らげる方法ってないのか?」

ありす「牛乳とかヨーグルトを入れると、緩和できるって聞いたことがありますが」

モバP「うちの冷蔵庫にそんなものはないな」

ありす「そうですか……うぅ、頑張って食べてみます」

モバP「あんまり無理しなくても」

ありす「だ、大丈夫です……ぱくっ」

ありす「もぐもぐ……や、やっぱりからい……です……ぐすん」



第三十九話 完

カレー食べてる時ふとありすちゃんって辛いの駄目っぽそう
と思ったので書きました


〜第四十話〜


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古賀小春(12)

〜事務所〜

ありす「おはようございます」

小春「あうう〜、次はえっと……赤に」

ありす「……何してるんですか?」

小春「えっ? あっ、わわっ〜」

小春「うう〜これ結構たいへんです〜」

ありす「あの、なぜ事務所にツイスターが?」

小春「あっ、ありすちゃんも一緒にしますか〜?」

小春「これはですね、プロデューサーさんがレッスンの一環として〜」

ありす「ただゲームしてるようにしか見えませんでしたが……」

小春「きっとプロデューサーさんは、小春のために楽しくトレーニング出来るように」

小春「これを持ってきたって思うんです〜」

ありす「はぁ……」

小春「せっかくだからありすちゃんも一緒にしませんか〜?」

小春「一人より二人のほうが楽しいと思いますから〜」

ありす「いいですけれど……今誰もいないんですか?」

小春「さっきまで海さんがいたんですけど、お仕事行っちゃいました〜」

ありす「それじゃあ誰がスピナーを回すんですか?」

小春「すぴなー?」

ありす「指示をだすルーレットを回す人がいないんじゃないかなって……」

小春「それならヒョウくんが〜」

ヒョウくん(おう、まかせろや)

小春「ちゃんとやってくれますよぉ〜」

ありす「……何か釈然としませんが、解りました」

小春「じゃあ一緒に遊びましょ〜」

小春「うう〜……腕が〜」

ありす「くうぅ……つ、次はどうすれば……?」

小春「えっとぉ、次は右足を赤に〜」

ありす「み、右足……う、うう〜ん、辛いですこれ……」

小春「足がぷるぷるしますぅ〜……」

小春「ありすちゃん、もう少しずれてくれませんか〜」

ありす「わ、私もこれが精一杯で……」

モバP「何してるんだ二人とも?」

ありす「えっ、あっ、わわっ……!」

小春「わわっ……あわわぁ〜!」

ズテーン

モバP「……事務所に入ったら女の子二人がツイスターゲームしてるって、何これ?」

小春「あうう〜……」

ありす「あぅ……痛いです」

小春「あっ、ごめんねありすちゃん〜」

ありす「もうっ、Pさん突然声かけないでください」

モバP「ああ、すまんすまん。ところでありす……」

ありす「何ですか?」

モバP「次やるときはスカートでしないようにな。見えてるぞ」

ありす「ふぇっ……!? あっ、やぁんっ……!」

小春「なるほど〜、だから海さんは小春のスカートをズボンにしたんですね〜」

モバP「小春ちゃんのそれも、ほつれてきてるんだけど……」

小春「えっ、ええ〜!?」

ありす「うぅ……恥ずかしい」

モバP「スカート履いてやるもんじゃないよあれは」

ありす「次から気をつけます……」

小春「小春たくさん練習しましたし、これでプロデューサーさんと一緒に遊べるでしょうか〜?」

モバP「いや小春ちゃん、このゲームを異性とやるのは色々と……」

小春「?」

モバP「……まあいいか。俺じゃないし」

ありす「私もPさんと一緒にしたいな……」

モバP「えっ」



第四十話 完

40話に入りスレも約半分消費果たしていつまで書けるか
ネタどんどんください泣いて喜びます


〜第四十一話〜


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堀裕子(16)

〜事務所〜

裕子「むむむっ……」

ありす「何してるんですか?」

裕子「ありすちゃん静かにして! 今集中してるんだから!」

ありす「あ、はぁ……」

裕子「むむむ……曲がれーえいっ!」

ありす「…………」

裕子「……おっかしいなぁ?」

ありす「超能力なんて無いと思いますが……」

裕子「何を言っているんですか! 私はサイキックアイドルとしてデビューしているんですよ!」

ありす「そんなの初耳……」

裕子「今日はたまたま調子が悪かっただけですね」

裕子「別の超能力の訓練をしよーっと」ガサゴソ

ありす「その本は?」

裕子「よくぞ聞いてくれました!」

裕子「とある古本屋で見つけた超能力について書かれた本、その名も……!」

ありす「『たのしいまほう』……怪しすぎませんか、これ?」

裕子「ふっふっふっ……私のカンが告げてるわ! この本は本物だと!」

裕子「じゃあまずはこの『物体浮遊』から試してみましょう」

裕子「ありすちゃん手伝って」

ありす「えっ、何をすれば……」

裕子「本に書いてある手順を読んで。私はその通りにやるから」

ありす「は、はい……それじゃあ」

裕子「浮かべるのは……スプーンでいっか」

ありす「いいですか?」

裕子「おっけー! いつでもいいよ」

ありす「まず体の力を抜く」

裕子「ふむふむ……」ダラーン

ありす「大きく息を吸う」

裕子「すうう〜……」

ありす「吐く」

裕子「はぁぁ……」

ありす「浮かべたいものをじっと見つめ」

裕子「……」ジーッ

ありす「心を空っぽにし」

裕子「」

ありす「チンカラホイといいましょう」

裕子「チンカラホイ!」

裕子「……何も起きない」

ありす「やっぱりこんな本はインチキなんじゃ……」

裕子「そ、そんなはずないよ! そうだ、きっとスプーンじゃ重いんだね」

裕子「私はまだまだ訓練が足りないからもっと軽いもので……」

ありす「まだやるんですか……?」

裕子「浮かべるまで続けるよ! チンカラホイ!」

ありす「無駄だと思いますけれど……」

裕子「チンカラホイ!」

モバP「ありす、何しているんだ?」

ありす「あ、Pさん。いえ今裕子さんのお手伝いを……」

裕子「チンカラホイ!」

モバP「んっ? お、おいありす」

ありす「えっ……? きゃっ、きゃあぁっ……! スカートが……!?」

裕子「こ、これはもしかして成功したんじゃ!」

ありす「やぁっ……! なんで勝手にめくれて……!」

裕子「やったやった! チンカラホイ、チンカラホイ!」

モバP「ふむ……今日のありすの下着は……」

ありす「み、見ないで下さいPさん……! あと裕子さんも止めてぇ……!」

裕子「……ごめんなさい」

モバP「不可抗力じゃないか……」

ありす「ぐすん……なんでまた……この前も見られたし……」

裕子「しかしっ、これで私の超能力も順調に身に付いているということ!」

裕子「こうしちゃいられません! プロデューサーに教えてこないと……それじゃー!」

モバP「裕子ちゃん行っちゃったな」

ありす「何だったんでしょう、あれ……」


ありす「ところでPさん」

モバP「は、はい」

ありす「また見ましたよね……私の……その」

モバP「……ま、まあ可愛かったぞ?」

ありす「なっ、何言ってるんですかぁ! あぅぅ……」



第四十一話 完

IDにゆっこがあったので、元ネタはドラえもん

最初にエスパー乳毛を思い浮かべてしまった……
ツン時代の思い出話をして赤面するありすとか


〜第四十二話〜


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輿水幸子(14)

幸子P「今回のLIVEもよかったぞ幸子」

幸子「ふふん当然です! なんたってボクはカワイイですからね!」

幸子P「そうだな幸子は可愛いぞ。最近順調で頑張ってるしな」

幸子「どうやらプロデューサーさんも、だんだんと解ってきてるようですね!」

幸子「もっとボクのこと褒めてもいいんですよ?」

幸子P「ん、あれは?」

ありす「……あ、えっと」

幸子P「ありすちゃんじゃないか、どうしたんだ? あいつは一緒じゃないのか?」

ありす「あ、Pさんは今営業に行ってます。それで輿水さんにお話が……」

幸子「おや、このボクに用ですか?」

幸子「人気者は辛いですね。プロデューサーさん、ちょっといいですか?」

幸子P「ああ、構わないぞ」

幸子「それでボクに一体何の用ですか?」

ありす「えっとなんて言えばいんでしょうか……」

ありす「私、Pさんのためにもっと可愛くなりたいなぁって思ってるんです……それで……」

幸子「なるほど。このカワイイボクを参考にしようと言うことですね!」

ありす「そ、そういうことでいいです」

幸子「なかなか見る目がありますね! そういうことならお任せ下さい!」

ありす「お願いします」

〜後日〜

モバP「ありすおはようさん」

ありす「あっ、Pさん……」


幸子『いいですか? 自分のことをカワイイと言うのは大事なんです』

幸子『そうすれば相手は賛同してくれますから。カワイイって言ってくれますから』

幸子『もちろん、ボクみたいに元からカワイイと意味はありませんけどね!』


ありす「…………」

モバP「……どうしたありす?」

ありす「なんでもないです……おはようございますPさん」

ありす「あ、あの……私って可愛いですよ……ね……?」

モバP「えっ? ああ、可愛いぞありす」

ありす「……あ、ありがとうございます」

モバP「ふー、喉乾いた」

モバP「ありすも何か飲むか?」


幸子『いいですか? 我が儘も少しくらいなら言ってもいいんです』

幸子『言えばプロデューサーさんは構って……ごほん』

幸子『お世話をしてくれますからね! まあボクはカワイイからそうするのが当たり前ですが!』


ありす「…………」

モバP「ありす?」

ありす「ジュースが飲みたいです」

モバP「あー、ジュースは無いなぁ。お茶じゃ駄目か?」

ありす「ジュースが飲みたいんです。一緒に買いに行きましょう」

モバP「買いに行くのか? まあいいけど」

モバP「しかしどうしたんだ今日は?」

ありす「何がですか?」

モバP「いやあんな我が儘言ったの初めてな気がしたから」

ありす「……いいじゃないですかたまには」

ありす「それに……か、可愛い私と一緒に歩けていいじゃないですか」

モバP「はははっ、それもそうだな」


ありす(……こ、こんなのでいいのかな?)

ありす(Pさんどう思っているんだろう……?)

〜後日〜

幸子「どうでしたか? ボクのアドバイスは役に立ちましたか?」

ありす「正直……効果があったのか解りません……」

幸子「そうですか……それも仕方ないですね!」

幸子「ボクの立ち振る舞いは、やはりボクがやってこそのカワイさがありますから」

ありす「そうですね……人のを真似するのは何か違いますね」

幸子「それに貴方には貴方のカワイさがありますよ」

幸子「もちろんボクには負けますけれどね!」

ありす「くすっ……ありがとうございました、輿水さん」

幸子「いえいえお礼を言われるほどのことじゃありませんよ」

幸子P「おや、ありすちゃんと話してたのか?」

幸子「はい、ついさっきまで」

幸子「ねえプロデューサーさん」

幸子P「なんだ?」

幸子「ボクってカワイイ……ですよね?」

幸子P「当たり前だろ? 俺の中では幸子が一番可愛いよ」

幸子「ふふんっ! そうですよね! やっぱりボクが一番カワイイですよね!」

ありす「あっ、Pさん」

モバP「ありすか」

ありす「えっと、私最近ちょっと変でしたよね……? ごめんなさい」

モバP「ん? ああそういやちょっと変わった感じだったな」

モバP「まああんなありすも可愛いかったぞ?」

ありす「そうですか……?」

モバP「でもやっぱりいつも通りにしてくれるほうがいいな。安心する」

ありす「そっか……そうですよね」

モバP「それにわざわざありすが言わなくても、ありすが可愛いのは解ってるからな」

ありす「ふぇっ……!? あ、ありがとうございます」

ありす「でも私はPさんの口から可愛いって言って欲しいから……」

ありす「だからこれからは……もう少し口に出してくださいね」



第四十二話 完

>>343を参考にしました
ドヤァ感足りないかもしれないけどこれで許してください


〜第四十三話〜
 

モバP「はい? 今なんと……」

社長「いやね、君にもう一人アイドルをプロデュースして欲しいと」

モバP「どうして俺なんですか? 誰か手が空いてる人は」

社長「ついついティンときたのでとっさにスカウトしたんだが」

社長「手の空いてるものがいないのを忘れててねぇ」

モバP「無理ですよ! ありすを担当しているだけでも手一杯なんですから!」

社長「本当にそうかね? 時々事務所で遊んでいるのを見かけるが……?」

モバP「うっ」

社長「まあ本当に無理そうだったら代わりの者も考えるが……とにかく少しはやってくれたまえ」

モバP「は、はぁ……」

モバP「というわけなんだ」

ありす「そう……なんですか」

モバP「その子がいつから来るかは知らないけど、ありすばっかり見ることは出来なくなりそうだ」

ありす「仕方ないですよね。お仕事なんですから」

モバP「悪いな……もちろんありすのプロデュースを疎かにするつもりはないが……」

ありす「私なら多分大丈夫ですよ」

モバP「しかしだな……」

ありす「もう、Pさんは心配しすぎですよ」

モバP「む……そうかもしれんが」

〜後日〜

ありす「おはようございます」

ちひろ「ありすちゃん、おはよう」

ありす「……あれ、Pさんは?」

ちひろ「ありすちゃんのプロデューサーさんなら向こうで……」


モバP「というわけで最初はボーカルレッスンを中心に……」

モバP「その後はローカルでもいいからオーディションに出場して……」


ありす「あ、そっか……新しい子が来るんでしたっけ」

ちひろ「今日から色々と活動するみたいですから、プロデューサーさんも忙しいようですね」

モバP「あっ、ありす済まない。こっちはちょっと手を離せないんだ」

ありす「大丈夫です、予定を確認したら一人でお仕事に行きますから」

モバP「悪いなぁ。今色々とやることが多くて」

ありす「仕方ありませんよ。頑張ってください」

モバP「おうありがとな」

モバP「あ、ちひろさんタクシー呼んであげてください」

ちひろ「はい解りました」

モバP「帰りも気をつけろよ? 一応ありすはそこそこ有名なんだからな」

ありす「心配しなくても大丈夫です」

ありす「…………」

ありす(解っていたけれど……やっぱりちょっと寂しいな)

ありす(いつもならPさんの車で行くのに……)

ありす(どれくらい……こんなのが続くのかな)


ありす「…………」

運転手「お客さん、お客さん」

ありす「は、はいっ……!?」

運転手「着きましたよ?」

ありす「あ、ごめんなさい……ありがとうございました」

〜翌日〜

ありす「おはようございます……」

ちひろ「おはようありすちゃん」

ありす「Pさんは今日は……」

ちひろ「確かさっき営業に行くと言って出て行きましたね」

ありす「そうですか……」

ちひろ「えーっと、ありすちゃん大丈夫ですか?」

ありす「えっ……? 大丈夫ですよ……」

ありす「今日私レッスンみたいなので行ってきますね……」

ちひろ「あ、はい行ってらっしゃい」


ちひろ「……すでに大丈夫な雰囲気じゃなかったんですが」

ちひろ「二日目でこれって今後どうなっちゃうんでしょうか……」

トレーナー「……ちょっと中止」

ありす「えっ?」

トレーナー「ありすちゃんどうしたの? 今日ほとんどまともにレッスン出来てないですよ?」

ありす「そう、でしょうか……」

トレーナー「ずーっと心ここにあらずって感じです」

ありす「そんなつもりは……」

トレーナー「今日はもう休んでていいですよ。他の子のを見ていてね」

ありす「あ、はい……」

ありす「…………はぁ」

ありす「…………はぁ」

ありす「最近Pさんと全然会えない」

ありす「遅くまで仕事しているのか、家に行ってもいないし……」

ありす「メールや電話はするけれど……やっぱり直接会いたいです」

ありす「こうなったら勝手に家に上がって帰ってくるまで待ってて……」

ありす「でもそんなことして嫌われたら……」

ありす「…………はぁ」

ありす「私のプロデュースも疎かにしないって言ってくれたのに……」

ありす「…………はぁ」

ありす「あ、お仕事行かなきゃ……」

ありす「行ってきますねちひろさん……」

ちひろ「い、行ってらっしゃい」


ちひろ(ありすちゃんがすごいダウナーになってる……)

ちひろ(プロデューサーさんなんとかしてくださいよぉ〜)

ちひろ「というわけなんです」

モバP「まじですか」

ちひろ「もう覇気がないってもんじゃないです」

モバP「よくそんなんで仕事行かせましたね」

ちひろ「元々あなたのせいじゃないですか」

モバP「いやほんと最近予想以上に忙しくて……上手い具合にスケジュールも噛み合わなくて」

ちひろ「言い訳しないでなんとかしてくださいよ。見てるだけで辛そうです」

モバP「社長に言って、何とか代わりの人見つけてもらうかなぁ」

ちひろ「あ、社長には私から言っておきました。流石に可哀想で」

モバP「おおっ。で、社長はなんと?」

ちひろ「『そういえば忘れてた。しばらく待っててくれ』とのことです」

モバP「あのやろ」

ありす「おはようございます……」

モバP(うわぁ……目に見えて解るテンションの低さ)

モバP「ありす、おはよう」

ありす「あっ……! Pさんっ!」

モバP「おわっ! 急に抱きつくなって」

ありす「だって、だって……すごく久しぶりに会った気がして嬉しくて……」

モバP「ごめんな。まだちょっと忙しいけど、出来るだけありすともいるようにするから」

ありす「約束ですよ……? 絶対ですよ……?」

モバP「ああ、解ってる」

ありす「あの、それじゃあお願いが……」

モバP「ん、なんだ?」

ありす「次の私がお休みの日……一緒にお出かけとかしませんか?」

モバP「あーすまん……その日は他の子の仕事が入ってるから……」

ありす「そう……ですか」

ありす「いえ、いいんです。仕方ないですよね……お仕事だもん……」

モバP(ああ目に見えて落ち込んでるのが解る……)

モバP「だ、大丈夫だ。もうすぐ他の人に担当代わってもらえるみたいだから!」

モバP「そしたらまた俺はありすだけのプロデューサーだから!」

ありす「本当ですか……?」

モバP「ああ本当だ」

ありす「じゃあそれまで待ってます……」

モバP「で、社長まだ見つからないんですか?」

社長「いや〜、中々ティンと来る者が見つからなくて」

モバP「いちいち探してるんですか!? こっちは切羽詰まってるんですよ!」

社長「そうは言ってもだね、優秀な人材を探すにはそれなりに時間を……」

モバP「出来れば早くお願いしますよ」

社長「千川君から聞いたけど、そんなに大変なのかね?」

モバP「ええ、それはもう。ありすが仕事をこなしてるのが不思議なくらいだったことも」

社長「そんなにかね」

モバP「俺も少しずつ二人プロデュースするのに慣れてきたので、今はマシですが……」

社長「なんだ、慣れてきたのならいいじゃないか」

モバP「複数人プロデュースするならもっとベテランがいるじゃないですか」

社長「まあいい経験だと思ってくれたまえ。こっちも頑張っているんだよ」

モバP「ほんとお願いしますよ?」

〜後日〜

モバP「ありすー!」

ありす「あ……Pさん……」

ありす「大丈夫ですよ……一人でお仕事行くのにも慣れましたから……」

モバP「そんな死にそうな目してて大丈夫なわけないだろーが!」

モバP「じゃなくて! ようやく代わりのプロデューサーが見つかったんだよ」

ありす「……えっ?」

モバP「今日からまた一緒に仕事行けるぞ!」

ありす「……ほんと?」

モバP「ほんとほんと」

ありす「…………」

モバP「ありす?」

ありす「ふぇっ……」

ありす「うえぇぇぇん……! ぐずっ……ふぇぇぇぇん……」

モバP「お、おい何も泣かなくても」

ありす「らってぇ……ずっとさみしかったもん……!」

ありす「ずっとこのままなんじゃないかって……ひっく……思ってたからぁ……」

ありす「うああぁぁっん……よかったぁ……Pさぁん……!」

モバP「あーよしよし。ほらまだこれから仕事行かなきゃなんだから泣き止め」

ありす「む、むりですよぉ……えぐ……」

モバP「もうこんなこと無いようにするから」

ありす「絶対ですよ……一人にしちゃ嫌ですからね……?」



第四十三話 完

>>445を参考にそこそこ大変な感じにしました

いちゃつくだけのスレなのでアイドルが可愛いとレスしてもらえるのは
かなり励みになります


〜第四十四話〜

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三村かな子(17)

かな子「え、お菓子作り?」

ありす「はい、かな子さん得意でしたよね?」

かな子「う〜ん得意かは解らないけどよく作るかな」

ありす「良かったら私に教えてくれませんか?」

かな子「もちろん構わないけど……」

かな子「もしかして誰かにプレゼントするのかな?」

ありす「はい。Pさんに作ってあげようかなって……」

ありす「お料理は時々作ったことあるけれど、お菓子は作ったことなかったですから」

かな子「そっかぁ、プロデューサーさんにあげるんだね。じゃあ頑張って美味しいの作らなきゃ」

かな子「何作ろうかな? 初めてだし簡単なほうがいいよね?」

かな子「でもお料理したことあるなら、ちょっと難しいのでも大丈夫かな?」

ありす「あ、そんな手のこんだのを作れるわけではないので……」

ありす「簡単なのでお願いします」

かな子「じゃあクッキーにしようか。型抜きのなら形も簡単に整えられるしね」

ありす「はい、それで構わないです」

かな子「うん、じゃあ材料買いに行こっか」

かな子「卵、バター、薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、バニラエッセンス……」

かな子「うん、こんなところかな」

ありす「これだけですか?」

かな子「簡単なレシピにするからね」

かな子「あと型抜きも買わないといけないから、えっと……」

ありす「色々ありますね」

かな子「どんなのにしたいか決まってるのかな? 文字とか動物とかもあるけど……」

ありす(あ、ハートの型もあるんだ……)

かな子「それじゃあ早速作りますよー」

ありす「はい」

かな子「ありすちゃん、エプロン似合ってるね」

ありす「そ、それは別にどうでもいいですよ……」

かな子「ふふっ、じゃあ私も一緒に作るから真似してみてね」

かな子「始めに薄力粉とベーキングパウダーを合わせて振るいにかけます」

かな子「これは二、三回したほうがいいからね」

ありす「はい」

かな子「終わったかな?」

ありす「これでいいでしょうか?」

かな子「うん、大丈夫」

かな子「次はボウルを用意して、バターをいれます」

ありす「はい」

かな子「今回は買ったばかりだから、そのままでも大丈夫だけど」

かな子「冷蔵庫に入れてた場合は先に出しておいて、室温に戻しておいてね」

ありす「なるほど……」

かな子「そしたら空気をいれるために泡立て器で軽く混ぜます」

かな子「それが出来たらお砂糖もいれちゃいます」

かな子「量はお好みで変えてもいいけど大体このくらい」

ありす「結構沢山いれるんですね」

かな子「うん……お菓子ってお砂糖沢山使うから食べ過ぎないようにしないと」

かな子「今回は普通のお砂糖を使ったけど、代わりに蜂蜜とか使うとカロリーを抑えれるんだよ」

ありす「物知りですねかな子さん……」

かな子「あはは、やっぱりついつい食べちゃうから……色々と調べたりして……」

かな子「お砂糖は2回に分けていれます」

かな子「白っぽくなったら、ときほぐした卵を少しずつゆっくりと混ぜます」

かな子「一気に混ぜちゃうとだまになっちゃうから気をつけてね」

ありす「はい」

かな子「混ぜ終わったらバニラエッセンスを数滴いれまーす」

ありす「これよく聞くんですけど、なんでいれるんですか?」

かな子「香りづけみたいなものかな。無くてもいいけどやっぱりいれたほうがいいと思うな」

かな子「あとバニラエッセンスは、熱すると香りが飛んじゃうこともあるから」

かな子「レシピによってはバニラオイルを使うのもあるんだよ」

ありす「えっ? それじゃあクッキーにバニラエッセンスって駄目なんじゃないですか?」

かな子「バニラエッセンスは手に入りやすくて扱いやすいからね」

かな子「それに香りが飛んじゃうっていっても、そこまで問題にならないよ」

かな子「次はさっき振るっておいた薄力粉をいれます」

かな子「ちなみに何度も振るったのは、これもだまにならないようにするためなの」

ありす「意外と一手間かけるんですね」

かな子「そうだね。でもこれをちゃんとしないと美味しいのが作れないからね」

かな子「やっぱり美味しいのを食べて欲しいから、これくらい手間はね」

ありす「そうですね……」

かな子「あとは木べらで切るような感じで混ぜれば生地は大体完成」

ありす「これで完成ですか」

かな子「最後に冷蔵庫にいれて、30分くらい寝かせれば完成だよ」

かな子「寝かせると型抜きもしやすくなるの」

ありす「そうなんですか」

かな子「うん、もういいかな」

かな子「そしたら生地を麺棒を使って薄くのばします」

かな子「なるべく同じ厚さになるようにね」

ありす「はい……ん、しょっと」

かな子「のばし終わったらあとは好きな型で型抜きして」

かな子「オーブンで焼いて出来上がり!」

かな子「……の前に」

ありす「?」

かな子「最後におまじない」

かな子「食べてもらう人のことを思い浮かべて、美味しくなりますように……って」

ありす「おまじない、ですか」

かな子「あはは、変かな? でもこうしたほうが美味しくなる気がするの」

ありす「いえ……なんとなく解る気がします」

ありす(Pさん……美味しいって言ってくれるかな……)

〜事務所〜

かな子P「はっ、はっ……ふぅ……」

モバP「お前……事務所で何やってんの?」

かな子P「いや、ちょっと運動してるんだよ」

モバP「なんでまた?」

かな子P「いやかな子がよくお菓子を作ってきてくれるんだが……」

かな子P「食ってばかりいたせいでな……ちょっと腹が目立ってきて……」

モバP「食わなきゃいいんじゃないか?」

かな子P「無理言うなよ。美味いんだから」

モバP「……お前の意思が弱いだけじゃねえか」

かな子P「いやそうは言うがな?」

かな子P「隣でかな子がそれはもう、美味そうにお菓子を食べてるわけだよ」

かな子P「それを見て食うなって言う方が無理だ」

モバP「……まあかな子ちゃん、お菓子食べてる時凄い幸せそうな顔してるもんな」

かな子P「俺も最初は一口だけって思うんだが」

かな子P「ついつい釣られて一緒にバクバク食っちまうんだよ」

かな子P「そうだ、かな子のあの笑顔が悪い」

モバP「すごい酷い言い様だ」

かな子「プロデューサーさーん!」

ありす「Pさーん」

かな子P「あれ、かな子に……」

モバP「ありす?」

かな子「実はありすちゃんと一緒にクッキーを作ってきたんです」

ありす「食べてくれますか?」

かな子P「おお、もちろん!」

モバP「へぇー、このクッキーありすが作ったのか」

ありす「はい。その……かな子さんのに比べると美味しくないかもしれませんが」

モバP「別にそんなの気にしないよ。大体かな子ちゃんのはあいつが全部食うだろ」


かな子P「おおっ、今日のやつも美味いなぁ!」

かな子「ありがとうございます」

かな子「クッキー以外も作ってきてますから良かったら……」

かな子P「ったく、こんなに作ってきて一人で食えるわけないじゃないか」

かな子「えへへ……作り過ぎちゃいました。私もいただきますね」

かな子「あむ……ん〜おいしぃ〜♪」


ありす「本当に美味しそうに食べますよね、かな子さん」

モバP「そうだなぁ。あいつが言うことも解る気がしてきた」

モバP「つーわけで俺もいただくとするか」

ありす「あっ、はい……召し上がれ」

モバP「ぱく……もぐもぐ」

ありす「えと……どうですか……?」

モバP「うんっ美味いぞ」

ありす「ほ、ほんとですか?」

モバP「ああ本当だ、嘘ついたって仕方ないだろ」

ありす「えへへ……よかったぁ、Pさんに美味しいって言ってもらえて」

ありす「あのっ、私これからもっと練習して色んなお菓子を作れるように頑張りますね……!」

モバP「おう期待してるぞ」

ありす「毎日練習してもっと美味しく作れるように……」

モバP「ま、毎日?」

ありす「えへへ……Pさん楽しみにしていてください」

モバP「お、おうっ」


モバP(こりゃ近いうちに俺も運動しないといけなくなりそうだ)

モバP(まあいいか……ありすの作る美味いお菓子が食えるなら)

モバP(ありすがこんなにも喜んでくれるのなら)



第四十四話 完

かな子のお菓子作り方講座でした

ふわふわスマイルは見ててお菓子が食べたくなるくらい
いい笑顔してると思います

Pの膝を占領されるありすちゃん


〜第四十五話〜
 

モバP「……暑い」

ありす「暑いですね……」

モバP「せっかくの休みだって言うのに、こうも暑いと何もやる気にならん」

ありす「冷房つけないんですか?」

モバP「なんかこんなに早くに頼るのは負けた気がする」

ありす「よく解らない意地張るんですね……」

モバP「とは言えやはり暑いから、扇風機くらいは出してこよう」

モバP「どこにしまったっけな……」

モバP「あ〜、まだ暑いがないよりましだな」

ありす「ううん……」

モバP「どうしたありす?」

ありす「いえ汗で服が張り付いて……」

モバP「脱いじゃえば?」

ありす「な、何言ってるんですか……!」

モバP「冗談だ。何か冷蔵庫に無かったかな……」


モバP「う〜ん……」

ありす「いつものことですが、何も入ってない冷蔵庫ですね」

モバP「自炊ろくにしないしな……」

モバP「せっかくだから冷たいものでも買いに行くか」

ありす「そうしましょう」

モバP「うおお……日差しが」

ありす「外はさらに暑いですね……」

モバP「さっさとコンビニでも行くか。店の中は涼しいだろうし」

ありす「はい……あうぅ……」

モバP「帽子でも被っておくか? そんな遠くないけど、ヘタすると日射病になるかもしれん」

ありす「すいません、お願いします」

ありす「こういう時は、髪が短いほうがいいなって思います……」

モバP「ああ、確かに暑そうだなそのロングは」

ありす「でもPさんが長いほうが好きだって言ってくれましたから、このままにするつもりですよ」

モバP「まあせっかく伸ばしたのを切るのも勿体無いよな」

モバP「ほい、麦わら帽子」

ありす「ありがとうございます。それじゃあいきましょうか」

モバP「それにしても暑い……」

ありす「ですね……」

モバP「冷房使わずに涼しくなる方法ってないもんかね」

ありす「そうですね……冷却シートとかを首に貼ると体温を下げてくれる効果があると聞いたことがあります」

モバP「あー聞いたことあるな。一緒に買っとくか冷却シート」

ありす「他にも色々あると思いますので、帰ったら調べてみるといいかもしれませんね」

モバP「その調べるのが面倒に感じるんだよな、暑さで……」

モバP「ああ、涼しくなる方法といえば」

ありす「何ですか?」

モバP「怪談が定番だよな」

ありす「か、かいだん……ですか」

モバP「昇り降りするやつじゃないぞ? 怖い話だ」

ありす「わ、解ってますよ……解ってますけれど……」

モバP「小梅ちゃんとか好きそうだもんなぁ。今度何人かでやってみるか?」

ありす「私は……出来れば遠慮したい、です……」

モバP「ははは、相変わらず怖いのは駄目か」

〜コンビニ〜

モバP「あ〜生き返る〜」

ありす「涼しくて気持ちいいですね」

モバP「さーてと何を買うかな」

モバP「取り敢えず冷却シートを買って……」

ありす「Pさん、アイスとか買っていいですよね?」

モバP「おー買え買え。俺の財布が許す限り買っちまえ」

ありす「ふふっ、そんなに食べたらお腹壊しちゃいますよ」

モバP「幸い俺の家の冷蔵庫は空きまくりだからな。いくらでも入るぞ」

ありす「あ……」

モバP「ん、なんだ?」

ありす「あ、いえ……近くにあるプールが近いうちに開放されるんですね」

モバP「ああそうみたいだな。懐かしいなぁガキの頃はよく行ってたよ」

ありす「PさんPさん、今度一緒にプール行きませんか?」

モバP「おう別にいいぞ」

ありす「そ、それでですね……出来たら一緒に水着買いに行って欲しいなぁ、って……」

モバP「そのくらい何時でも付き合ってやるって」

ありす「本当ですか? じゃあ約束ですよ?」

モバP「ああ」

モバP「ただいまっと」

ありす「アイス冷凍庫に入れておきますね」

モバP「おー頼む。あっ、一つは今から食うから」

ありす「はい、解ってますよ」

モバP「あーやっぱ暑いな……」

モバP「冷却シート貼ってみるか」

モバP「……おっ、意外と良い感じだなこれ」

ありす「Pさんお待たせしました」

モバP「さんきゅー、早速食うか」

ありす「いただきまーす」

ありす「ん……冷たくて美味しいです」

モバP「そういやありす」

ありす「はい、なんですか?」

モバP「お菓子作り練習してるだろ?」

ありす「もちろんです。流石に毎日はちょっと大変なので、時々ですが……」

モバP「こういうアイスクリームとかも作れるもんなのか?」

ありす「どうなんでしょう……? 作ったことないですから調べてみないと」

モバP「よし、いつかありすが作ってきてくれるのを楽しみにしてよう」

ありす「えへへ……しょうがないですね、上手く作れるか解りませんよ?」

モバP「ありすなら大丈夫だろ、楽しみだ」

ありす「食べ終わっちゃいましたね……」

モバP「食べ終わったな」

ありす「……暑いですね」

モバP「忘れてた。ありすも貼ってみるか? 冷却シート」

ありす「あ、それじゃあ試しに……」

ありす「あっ……ひんやりして……」

モバP「思ったより効果あるぞこれ」

ありす「はぁ〜……気持ちいいです〜……」

ありす「あ……外結構暗くなってきましたね」

モバP「流石に夜は少し涼しくなってきたな」

ありす「Pさん、私そろそろ帰りますね」

モバP「そうか、一人じゃ危ないから送っていくぞ」

ありす「お願いします」

ありす「あと……プール楽しみにしてますね」

モバP「おう、また今度休みの日にでも行くか」

ありす「水着一緒に買いに行く約束も忘れないでくださいね……?」

モバP「解ってる解ってる」



第四十五話 完

暑いとにかく暑い

見たいアイドルの名前を言ってくれるだけでも
ネタの取っ掛かりになるかもなので是非

気温の変化が激しいのよな

パズルゲーでリベンジしてドヤ顔ありす

レイナサマのいたずらに引っかかっちゃって真っ赤になるありすとか見たいです(ゲス顔

一瞬でも>>569でお菓 子作り に反応してしまった自分が嫌になるww

大石イズミン先輩
ありすちゃんのタブレットに対抗してりんごのノートPC持ってはるから(小声)


〜第四十六話〜
 

ちひろ「ひとまずありすちゃんのはこれで全部ですかね」

モバP「ですね、助かりました」

ありす「おはようございます」

モバP「おうありす、おはよう」

ありす「何しているんですか?」

モバP「んー今までのLIVEとか出演番組の記録の整理をな」

ちひろ「うちの事務所は所属アイドルが多いですから、こまめにやらないと後で大変なんですよ」

ありす「へえ……そんなのあったんですね」

モバP「どこで必要になるか解らんからな。大抵は記録して残してあるぞ」

モバP「例えばこんなのもあるぞ。ちょっと見てみるか」


ありす『論破なら簡単なんですけど』


ありす「こ、これ……」

モバP「初LIVEのときのコメントだな。いやぁ懐かしい」

ありす「今見るととっても恥ずかしいです……こんなこと言ってたんですね私」

モバP「別に恥ずかしがることないだろ?」

ありす「だって……無理して大人びようとしてたって自分でも思いますし……」

モバP「まあ思春期ってそんなものじゃないか?」

モバP「でもこの頃のありすも、これはこれで可愛かったぞ」

ありす「えっ、ええ……!? そ、そんなこと……」

モバP「今は素直だけどこの頃は素直じゃなかったからなぁ」

モバP「それがそれで良かったんだが」

ありす「そういうものですか……?」

モバP「例えば、実は興味あるのに興味無さそうな態度を取ってたりしたじゃん」

ありす「そういう振る舞いをしたこともありましたね……うぅ……」

モバP「あれ実は周りから見たら、興味あるのもろ解りだぞ」

モバP「ちらちら気にしたり、なにか言いたそうにしてたりな」

ありす「私って……そんなに解りやすいですか……?」

モバP「素直になればいいのになぁ、とか思ったもんだ」

モバP「まあそこが子供っぽくて可愛いとか思ってたもんだが」

ありす「あぅ……背伸びしてるつもりだったんですが、結局子供っぽいままだったんですね……」

モバP「だから思春期ってそういうものだって。見てるこっちは和やかな気持ちになるな」

ありす「ああもう……言わないでください、恥ずかしいですから……」

モバP「まだまだあるぞ?」

モバP「そうだなぁ……この頃はよく仕事を一人でやろうとしてたな」

ありす「そ、そうでしたっけ……?」

モバP「『これくらい一人で出来ます』とか言ってたじゃないか」

モバP「その後失敗しそうになるのがいつもセットだったが」

ありす「だ、だって……最初は一人で出来るって思ったんだもん……」

モバP「それなのに、いつのまにか一緒にいるのが当たり前になったな」

ありす「やっぱりPさんと一緒が一番です」

ありす「Pさんと一緒にいないとなんて言うか……物足りないっていいますか……」

モバP「なんだ、寂しいのか?」

ありす「い、いつもそういう訳じゃ……」

モバP「以前少しの間担当アイドルが増えた時は、それはもう……」

ありす「うぅ……いいじゃないですか。Pさんが傍にいないだけで、ああなるなんて自分でも……」

ありす「もうあんなことはありませんよね……?」

モバP「約束したしな。仕事だから絶対とは言えんが……」

ありす「うぅ……私以外のアイドルに浮気しちゃ嫌ですよ?」

モバP「そういや間違って名前で呼ぶ度に、不機嫌そうな顔してたのも懐かしいな」

ありす「もういいじゃないですか、その頃のことは……」

ありす「名前だって……変に頑なになってたと自分でも思いますから」

モバP「まあ誰にでも何かしらコンプレックスはあるもんじゃないか?」

モバP「それに初めて名前で呼んでもいいって言われた時は、嬉しかったしな!」

ありす「えへへ……」

モバP「しばらくの間、意味もなく名前で呼んで鬱陶しがられたのもいい思い出だ」

ありす「そんなことは……あったかもしれませんが」

ありす「た、多分それもただの照れ隠しだっただけで……その……」

ありす「内心嬉しかった記憶がありますから……」

モバP「もちろん解ってるぞ。口では文句言ってても、顔は嬉しそうにしてたからな」

ありす「うぅ……私ってそんなに顔に出しちゃうのかな……」

モバP「おっ、これは初イベントのときか」


ありす『このお仕事の必要性が……』

ありす『大体こんなので歌や音楽のお仕事に繋がるとはとても……』


モバP「いやぁ、つっけんどんとした態度だ」

ありす「あの、もう見るの辞めませんか……?」

モバP「いやいや、なんかありすの成長記録を見てるみたいで楽しくなってきた」

ありす「わ、私は恥ずかしさでいっぱいですよぉ……」


ちひろ(見るのは勝手ですが、ここが事務所ってこと忘れてませんかねぇ?)

ちひろ(新しいイベントも始まったことですし、仕事して欲しいんですけれど)

モバP「今はこんなこと言わなくなったな」

ありす「当然じゃないですか……こんな愛想が無い子、Pさんも嫌でしょう?」

ありす「それにPさんが持ってきてくれたお仕事なら」

ありす「どんなものでも、私のためになるものだって信じてますから」

モバP「そっか、ありがとな」

モバP「でも少しは疑わないと、変な仕事持ってくるかもしれないぞ?」

ありす「変なって……例えばどんなのでしょうか?」

モバP「そうだな、スカイダイビングとか?」

ありす「……Pさんがやれというのなら私は」

モバP「例えばだからな?」

ありす「と、とにかくもう終わりましょう、ねっ?」

モバP「ふむ、仕方ない」

モバP「ありすが恥ずかしがるのを見れたから満足するか」

ありす「もうっ……Pさんったら」

モバP「ははは、ありすも変わったなってことで」

ありす「そうですね……」

ありす「みんなPさんのおかげです。ありがとうございます」

モバP「改まって言われると照れるな」

ありす「えへへ……私もです」



第四十六話 完

>>506を参考にしました

仕事場でもこの変わりっぷりを発揮してたらありすちゃんかなり弄られてそう
というかテレビでネタにされててもおかしくない、と書いてて思いました


〜第四十七話〜
 

ありす「えーっと……」

日菜子「むふ……? ありすちゃん何を見ているんですか?」

ありす「あ、日菜子さん」

ありす「ちょっとどんな水着があるか調べてるんです」

日菜子「水着ですかぁ?」

ありす「今度Pさんと一緒にプールに行くので、買いに行く約束したんです」

日菜子「むふふ、いいですねぇプール」

日菜子「日菜子も……むふ、むふふ」

日菜子「やぁん、駄目ですよプロデューサーさん……」

ありす「ひ、日菜子さん?」

日菜子「失礼しました、つい妄想ぱわーが……むふふ」

ありす「い、いえ」

日菜子「良かったら日菜子も一緒に行っていいでしょうか」

ありす「私は構いませんが……」

日菜子「日菜子もプロデューサーさんと一緒に行きたくなっちゃいました」

日菜子「プロデューサーさんはどんな水着を選んでくれるんでしょうねぇ……むふ」

ありす「それじゃあ……次のお休みにでも行くつもりなんですが、予定は合いますか?」

日菜子「大丈夫だと思います」

日菜子「楽しみですねぇ、日菜子の水着を見てプロデューサーさんはどんな反応を……」

日菜子「むふふ、むふ♪」

モバP「なんだお前も一緒なのか」

日菜子P「日菜子から、ありすちゃんと一緒だと聞いたからいると思ったぞ」

モバP「俺だっていつもありすと一緒にいるわけじゃねえよ」

日菜子P「少なくとも事務所じゃ、一緒にいるところ以外殆ど見たことないぞ」

日菜子P「まあ男が俺一人じゃなくて良かった」

モバP「なんでだ?」

日菜子P「男一人が女の水着売り場にいるなんて、なんかいたたまれないだろ」

モバP「気にしすぎだろ。日菜子ちゃんも一緒にいるんだから何もおかしくないじゃないか」

日菜子P「そうかもしれんが……変な勘違いされたら困るじゃないか」

モバP「いいじゃないか別に、勘違いされたって」

日菜子P「いや俺はいいけど、日菜子はどう思うか……」

モバP「……はあ」

日菜子P「なんだよため息なんかついて」

モバP「いや朴念仁っているんだなって思って。日菜子ちゃんも大変だろうな」

日菜子P「はい?」

日菜子「お待たせしましたプロデューサーさん」

ありす「すいません遅れちゃいましたか?」

モバP「いや、俺らが少し早く来ただけだ」

日菜子P「水着買いに行くんだろ? じゃあ車に乗ってくれ」

日菜子「はぁい」

日菜子「むふふ、プロデューサーさんの車の助手席は日菜子の特等席ですよぉ」

モバP「自分で運転しなくていいのは楽で助かる」

ありす「よろしくお願いします」

日菜子P「みんな乗ったか? それじゃあ出すぞー」

日菜子「プロデューサーさん飲み物要ります?」

日菜子P「お、さんきゅー。いつも気が利くな」

日菜子「いえいえ……これくらい当然ですよぉ」


ありす「……Pさんも運転中にああやって、さり気なく飲み物とかを渡されると嬉しいですか?」

モバP「ん? そうだなぁ、運転中でも喉は乾くしタイミングよく渡されると嬉しいかな」

ありす「なるほど……覚えておきます」

モバP「逆に変なタイミングで渡されると、邪魔だと思うかもしれんが」

ありす「……気をつけます」

モバP「そう言う意味では日菜子ちゃん、きっと慣れてるなあ」

モバP「助手席が特等席と言うだけはある」

日菜子P「着いたぞー」

モバP「んじゃ水着売り場に行くか」

日菜子「むふふ、どんな水着にしましょうかねぇ」

ありす「どんなのがいいか選んでくださいね、Pさん」

モバP「おう任せろ」

日菜子「プロデューサーさんも日菜子の選んでくださいね」

日菜子P「俺が選ぶ必要あるのか……? 大体どんなのがいいかとか解らんぞ」

日菜子「もちろん必要ありますよぉ」

日菜子「見せる相手がプロデューサーさんなんですから……むふふ」

日菜子P「まあいいけどな」

日菜子「どれにしましょうかねぇ」

ありす「Pさんはどれがいいとかありますか?」

モバP「数が多いしなぁ。ありすは何か決めてないのか?」

ありす「一応いくつか調べて来ましたので……その中から選んでもらっていいですか?」

モバP「ああ、それでいいや」

日菜子「プロデューサーさんは、日菜子に着て欲しい水着とかありますかぁ?」

日菜子P「いや特には」

日菜子「露出が多いのと少ないの、どちらが好みです? むふふ……」

日菜子P「そんな答えづらい質問は止めてくれ」

日菜子「日菜子のスタイルがもうちょっと良かったら……むふ♪」

ありす「Pさんこういうのはどうでしょう?」

モバP「可愛らしくていいんじゃないか?」

日菜子P「ふと思ったんだが、スクール水着じゃ駄目なのか? わざわざ買わなくてすむし」

日菜子「プロデューサーさん、そういう趣味があったんですか?」

日菜子「そうだとしたら、日菜子はスク水で行くのはやぶさかではないですが……むふふ」

ありす「……なんですか、見たいんですか」

日菜子P「いやそんなつもりで言った訳じゃ! ありすちゃんもそんな目で見たいでくれ」

日菜子P「おい、お前からもなんか言ってくれ」

モバP「んー別にスク水でもいいんじゃないか? ありすなら何でも可愛いぞきっと」

ありす「そんな……えへへ……」

日菜子P「俺と言ってること殆ど違わないのに、この反応の差」

日菜子「仕方ないですよぉ。恋は盲目、あばたもえくぼといいますし」

日菜子「スク水なら日菜子が着てあげますから、そんなにがっかりしないでください」

日菜子P「違うからな? 別に着なくていいから」

日菜子「日菜子のスク水姿に我慢できなくなっちゃうからですねぇ」

日菜子「そして日菜子はプロデューサーさんに……むふ、むふふ……やんっ♪」

日菜子P「妄想はいいから帰って来い」

日菜子P「んでさっさと水着選べ」

日菜子「むふふ、つれないですねえプロデューサーさんは」

日菜子P「勝手に俺を狼な扱いにされても困る」

日菜子「日菜子的には、そうなっても一向に構わないんですが……むふふ」

日菜子P「ん、すまんよく聞こえなかった」

日菜子P「そっちは買い終わったか?」

モバP「ああそっちもか」

ありす「えへへ……プール楽しみですねPさん」

モバP「そうだな」

日菜子「日菜子たちはいつ行きましょうかねぇ?」

日菜子P「まあスケジュールの都合がついたら教える」

日菜子「楽しみです……むふふ、プロデューサーさんを悩殺しちゃいますから」

日菜子「そして日菜子の王子様に……むふふ」

モバP「日菜子ちゃん、あいつ車出すからってもう行っちゃったぞ」

日菜子「むふ? あらら、相変わらず日菜子の王子様は気づいてくれないんですね〜」

日菜子「これは当日頑張らないとですね、むふふ♪」



第四十七話 完

日菜子ちゃんを準レギュラーにする
これからもっと出していく、そう決めたんだ


〜第四十八話〜


http://i.imgur.com/T6t0l51.jpg
http://i.imgur.com/TLqY7xP.jpg
佐城雪美(10)

ありす「あの」

モバP「どうしたありす?」

雪美「……?」

ありす「どうして雪美さんがそこにいるんです?」

雪美「そこ、って……?」

ありす「だから……なんでPさんの膝の上にいるんですかっ……!」

モバP「いや俺もよく解らんのだが、なぜかこうなって」

ありす「どういうことか説明してください」

雪美「……うん……解った」

雪美「私……いつもはPの……膝の上にいる……けど」

ありす「雪美さんのプロデューサーですか?」

モバP「確かに雪美ちゃん、大抵はあいつの膝の上にいるな」

雪美「とっても……落ち着くから……でも……」

モバP「そういやあいつ今日いないな」

雪美「お仕事……私を置いて……行っちゃった……」

雪美「……くすん」

モバP「ああっ、ほら何か事情があるんだって!」

雪美「解ってる……離れてても……通じてるから……」

雪美「だからいい子で……待ってる……」

雪美「だけど……やっぱり落ち着かない……だから……」

モバP「俺が代わりってことか?」

雪美「……うん」

ありす「別にPさんじゃなくても……大体そこは私が……」

雪美「でも……あなたのも……悪くない……」

モバP「お、それはありがたい」

ありす「む〜……」

モバP「でもやっぱりあいつには負けてるのか」

雪美「だって……あの人は……特別、だから……」





ありす「あの」

雪美「……なに?」

ありす「いつまでPさんの膝の上にいるつもりですか」

雪美「……Pが……帰ってくるまで……?」

モバP「あいつ、いつ帰ってくるんだろうなー」

ありす「流石にPさんもずっとだと疲れますし、どいたほうがいいと思います」

ありす「いくらなんでも長く居すぎです。私でもそんなに長い時間いたことないのに……」

雪美「……ありす、ちょっと……怖い……」

ありす「あっ……そ、その……そんなつもりは……」

雪美「……んー」

雪美「ごめんなさい……やっぱり……迷惑だった、かも……」

モバP「いやまあ……あまり長時間は流石に俺も困ると言えば困るが」

モバP「少しの時間くらいなら別に……」

ありす「……私は?」

モバP「言えばいつでもしてやるぞー?」

ありす「じゃ、じゃあ……明日から私もPさんの膝の上で……えへへ……」

モバP「仕方ないなありすは。甘えん坊で」


雪美「……私……お邪魔虫、だった……?」

雪美「いこ……ペロ……」

日菜子「なるほど、そんなことがあったからありすちゃんは今、プロデューサーさんの膝の上なんですねぇ」

ありす「えへへ……これから毎日こーしてくれるんですよね?」

モバP「出来たら、な」

日菜子「むふふ、いいですねぇ……こういうのも」

日菜子「日菜子もちょっと妄想しないといけませんね、むふ……」

日菜子「むふふ……素敵です。どこからどう見ても王子様とお姫様……むふふ」

ありす「日菜子さん、妄想もいいですけれど実践しないことには始まりませんよ」

日菜子「確かにそうですね。なにせ日菜子の王子様は鈍感ですからねぇ……」

日菜子「待っててくださいね、プロデューサーさん……むふふ♪」

日菜子P「なあ……やっぱり止めないか?」

日菜子「むふ? どうしてですかぁ?」

日菜子P「いやだって……なんでわざわざ俺の膝の上に座るんだ?」

日菜子「ありすちゃんや雪美ちゃんがしてるのを見て、羨ましくなっちゃいました」

日菜子P「でもさほら、周りの目が……他のアイドルとかプロデューサーが見てるし」

日菜子「むふ、今日菜子たちってどういう風に見えてるんでしょうねぇ? むふふ……」


雪美「……Pの膝の上……やっぱり……いちばん」

雪美P「ありがとな」


ありす「Pさんの膝の上は、これから私の特等席ですからね……」

モバP「解った解った」


ちひろ(こうしてしばらくの期間、一部のアイドルの間で)

ちひろ(プロデューサーさんの膝の上に座るのが流行るのは、また別のお話)



第四十八話 完

>>555を参考にしました
名前呼びアイドルが二人混ざると困るな……

膝の上に座ってそうなアイドルを思い浮かべたら
ゆきみんが真っ先に思い浮かびました

雪美ちゃんにまで嫉妬してしまうのかありすちゃんwwwwww
ニナチャーンをモフったりした日にはどうなってしまうのかww

キス魔(奏さん)に挨拶替わりに唇を奪われるPとか如何でしょうか?
それを偶然ありすに見られちゃうとか


〜第四十九話〜
 

モバP「あちー……」

ありす「ですね、今日もいいお天気です」

モバP「暑いけどプールへ行くなら絶好の日かもな」

ありす「早く行きましょう。きっと気持ちいいですよっ」

モバP「よしっんじゃ行くか。車に乗ってくれ」

ありす「はーい」

ありす「あっ、暑いし喉乾くと思ってちゃんと飲み物用意してますよ」

モバP「さんきゅ。気が利くな」

ありす「えへへ……そんなことないですよ」

モバP「さーて、プールに着いたわけだが」

ありす「暑くて汗だくです……陽射しがさらに強くなってる気がします……」

モバP「そうだな、早く入りたいところだ」

ありす「それじゃあ着替えて来ますね、Pさんまた後で」

モバP「おう」



モバP「ありすはまだ着替え終わってないか」

モバP「この辺で待ってたら解るだろ」

モバP「まあこういうのは、女の子のほうが時間がかかるものだろうしな」

ありす「あ、Pさん」

モバP「っと……ありすも着替え終わったか」

ありす「お待たせしました」

ありす「えっと……水着どうですか?」

モバP「うん、可愛いぞ。てか俺も選んだから大体解るぞ」

ありす「でもこうやって着て見せるのは初めてですから」

モバP「そういや、買いに行った時は試着してなかったか」

モバP「そうそうありす、ちゃんと日焼け止め塗ったか?」

ありす「えっ、いえ……」

モバP「アイドルだし日焼けキャラで売り出すわけでもないから、日焼けは厳禁だぞ」

モバP「つーわけで、ほい日焼け止め」

ありす「ありがとうございます」

ありす「あの……Pさんが塗ってくれますか?」

モバP「え、俺?」

ありす「一人じゃ全部塗るのは無理ですよ」

モバP「じゃあ、とりあえず背中を」

ありす「はい、お願いします」

モバP「……よっと」

ありす「んっ……」

モバP「力加減はこんなもんでいいか?」

ありす「はい……んっ、丁度いい、です……」

ありす「んっ……はぁ……あっ……」

モバP「変な声出すな」

ありす「ご、ごめんなさい……くすぐったいような変な感じで……」

ありす「ふぁ……」

モバP「準備体操は終わったかー?」

ありす「大丈夫です」

モバP「よし、それじゃ入るか」

ありす「はいっ」

ありす「わぁ……冷たくて気持ちいい……」

ありす「Pさんも早く、一緒に入りましょうよ」

モバP「はいはい、待ってろって」

ありす「あ、このプールってウォータースライダーがあるんですね」

モバP「色んな種類のプールもあるし、意外と充実してて楽しいんじゃないか」

ありす「Pさん、一緒に滑りませんか?」

モバP「おう、いいぞ」

ありす「ぎゅーって抱き寄せてくださいね」

モバP「あれ、一緒にってそういうこと?」

ありす「だって勢い強かったりしたら……その、怖いじゃないですか……」

モバP「ははは、まあいけど」

ありす「じゃあ行きましょう」

ありす「…………む〜」

モバP「ほらありす、そんな拗ねるな」

ありす「だって……」

モバP「ウォータースライダー、楽しかったろ?」

ありす「楽しかったですけれど……」

ありす「私とPさんが……兄妹にしか見られてないなんて……」

ありす「あの監視員さんの目は節穴です……どこからどう見ても恋人同士なのに」

モバP「まあほら……年齢がな……」

ありす「うぅ……やっぱり早く大人っぽくなりたいです……」

ありす「ふう……ちょっと遊び疲れちゃいました」

モバP「そろそろ腹減ったな」

ありす「あ、お弁当作ってきてますよ」

モバP「さんきゅー。早速いただこうかな」

ありす「あとそれと……」

モバP「ん?」

ありす「以前Pさんが、私の作ったアイスクリームを食べたいと言ってくれたので」

ありす「その……作ってみました。美味しく出来てるか解りませんが……」

モバP「マジで? それは楽しみだな」

モバP「ふー、食った食った」

モバP「ありすの弁当、美味かったぞありがとな」

ありす「いえ、そんな」

モバP「んじゃデザートもらうかな」

ありす「えと、あんまり期待しないでくださいね?」

モバP「多少期待したっていいだろ?」

ありす「もし美味しくなかったらごめんなさい」

モバP「大丈夫だろ。時々持ってきてくれるお菓子、十分美味しいぞ」

ありす「ありがとうございます。それじゃあ……どうぞ」

モバP「んじゃいただきます」

モバP「……うん、甘くて冷たくて」

モバP「シンプルだけど美味いな」

ありす「流石にまだ手のこんだのは無理なので……簡単なのですが」

モバP「いや十分だよ。てかありすくらいの年齢でこんなに料理出来るのは凄いんじゃないか?」

ありす「そう……なんでしょうか? 自分ではよく解りませんが……」

モバP「少なくとも俺はそう思うぞ」

ありす「えへへ……そんなに褒められると照れますね」

ありす「でもいいお嫁さんになるには、お料理はしっかり出来ないといけないってお母さんも」

モバP「これなら俺は飯の心配はしなくて良さそうだ」

ありす「Pさん……口の周りにアイス付いてますよ?」

モバP「ん? どこだ?」

ありす「あ、じっとしててください」

モバP「ありす?」

ありす「んっ……」

ありす「ちゅ……えへへ……甘いですね」

モバP「おいおい、突然どうしたんだよ」

ありす「口に付いてるアイスを取ろうとしただけですよ」

ありす「自然と身体が動いちゃいました……」

モバP「全く仕方ないな」





ありす「あ、もうこんな時間……」

モバP「そろそろ帰るか」

ありす「そうですね……今日はとっても楽しかったです」

モバP「ああ、俺もだ」

ありす「また今度一緒に遊びに来ましょうね?」

モバP「プール以外で遊ぶのもいいな」

ありす「Pさんと一緒なら、きっとどこでも楽しいです」

〜車の中〜

ありす「すぅ……すぅ……」

モバP「疲れて寝ちゃったか」

ありす「んぅ……Pさぁん……」

モバP「寝言か?」

モバP「どんな夢をみてるのやら」

ありす「ずっと……一緒ですぅ……ん……」



第四十九話 完

暑い日が続きますね
次のありすちゃんは水着で登場させてください運営さん


〜第五十話〜
 

日菜子「むふふ、今日はいよいよプロデューサーさんとプールに行く日です」

日菜子「楽しみですね、妄想が膨らみますねぇ……むふふ」

日菜子「ありすちゃんはかなりいい雰囲気だったようですし。意外と惚気ちゃうんですねぇ」

日菜子「日菜子もこれを機にプロデューサーさんと……むふ、むふふ」

日菜子P「おーい日菜子」

日菜子「む? プロデューサーさん」

日菜子P「いや悪い、待たせたな」

日菜子「いえいえ……日菜子待つのは得意ですから、色々と」

日菜子P「ん? とりあえず暑いだろ、さっさと行くか」

日菜子「はぁい」

日菜子P「でもいいのか?」

日菜子「何がですか?」

日菜子P「せっかくのオフなのに、行く相手が俺で」

日菜子P「友達とかと一緒に行ったほうが楽しくないか?」

日菜子「いいんですよ。プロデューサーさんだから一緒に行くんですから」

日菜子P「俺だから? まあ俺といたほうがとっさに何かあったとき対応しやすいだろうが……」

日菜子「そういうことじゃないんですけどねぇ……」

日菜子「むふふ……今日は頑張って王子様に気づいてもらわないと」

日菜子「むふふ、むふふふ」

日菜子P「どうしたんだよ?」

日菜子「いえ、今からプールでの出来事を妄想しておこうかと」

日菜子P「おいおい、今から実際に行くのにか?」

日菜子「むふ、例えば日菜子が溺れちゃって……」

日菜子P「縁起でもないこというなよ」

日菜子「そしたらプロデューサーさんは、日菜子のことをかっこ良く助けてくれますよね?」

日菜子P「そりゃ、な……かっこ良くかどうかは知らんが」

日菜子「そして……むふふ、日菜子に人工呼吸してくれますよね?」

日菜子P「ちょっ、流石にそれは……仮にもお前はアイドルで……」

日菜子「してくれないんですか……?」

日菜子P「うっ……まあどうしても俺がそうしないといけない状況なら……仕方ない」

日菜子「ということは、プロデューサーさんは日菜子とキスしてもいいってことですねぇ、むふ♪」

日菜子P「なぜそうなる」

日菜子「眠り姫を覚ますのに、王子様のキスはお決まりですよ……むふふ」

日菜子P「もうその話題はいいだろ……ほら、そんなこと言ってるうちに着いた」

日菜子「おや、もうですか……ついつい妄想に夢中になってました」

日菜子P「早く入ろうぜ。暑くて敵わん」

日菜子「心頭滅却すれば〜といいますし、プロデューサーさんも妄想してみては?」

日菜子P「妄想してる時点で、その言葉を使うのは間違ってると思うぞ」

日菜子「細かいことはいいじゃないですかぁ」

日菜子「一緒に妄想しませんか? 楽しいですよ、むふふ」

日菜子P「考えとくわ。ほら行くぞ」

日菜子「つれないですねえ」

日菜子「プロデューサーさん、どうですか日菜子の水着」

日菜子「スク水ではありませんけど、むふ」

日菜子P「まだ言うか……いいんじゃないか? 可愛くて」

日菜子「そうですか、なら……むふふ」

日菜子P「お、おいっ、そんなひっつくなって!」

日菜子「いいじゃないですかぁ。日菜子可愛いんですよね?」

日菜子「じゃあ変な男の人が寄ってくるかもしれないじゃないですか」

日菜子「だからこうすれば……ばっちりですね、むふふ♪」

日菜子P「そ、そうは言うがな……そんなにくっつかれるとだな」

日菜子「むふふ、なんですかぁ?」

日菜子P「い、いや何でもない!」

日菜子P「とにかくプールに入るか! 日菜子はどこに行きたいんだ?」

日菜子「そうですねぇ……」

日菜子「この流れるプールとかどうでしょうか」

日菜子P「いいぞ、行ってみるか」


日菜子「むふ……気持ちいいですねぇ」

日菜子P「浮き輪持ってたのはこのためか?」

日菜子「そうですよぉ。ゆったりできて楽ですし」

日菜子P「実は泳げないのかと思ったぞ」

日菜子「もしそうなら、プロデューサーさんが手取り足取り教えてくれますか? むふふ……」

日菜子P「教えてやるよ、普通にだけどな」

日菜子「むふ、残念です……」

日菜子「プロデューサーさん」

日菜子P「ん、なん——」

日菜子「えいっ」

日菜子P「わっ!? きゅ、急に水をかけるな」

日菜子「気持ちよかったですか?」

日菜子P「くそっお返しだ!」

日菜子「きゃっ……」

日菜子P「ほれどうだ」

日菜子「むふふ……こういうのも楽しいです」

日菜子「日菜子が妄想してたことが、こうやって……むふふ」

日菜子「プロデューサーさん、次はあのプールに入りませんか?」

日菜子P「波の出るプールか。構わないぞ」


日菜子「どれくらいの波が来るんでしょうねぇ」

日菜子P「言ってもそんな大きいのは……って」

日菜子「結構大きいのが来てますねぇプロデューサーさん」

日菜子P「うおっ!」

ザパーン

日菜子P「ぷはぁ、これは予想外だったな」

日菜子「ですねぇ……あ、れ……?」

日菜子P「どうした日菜子?」

日菜子「きゃぁっ!?」

日菜子P「ひ、日菜子? どうしたんだよいきなり抱きついて」

日菜子「ぷ、プロデューサーさん……どうしましょう……」

日菜子「み、水着の上が……流されて……」

日菜子P「えっまじか……? どこかその辺りに無いのか?」

日菜子「見当たりません……プロデューサーさん、どうしたらぁ……」

日菜子P「じゃあ監視員の人にでも言って、タオル持ってきてもらうか」

日菜子P「ちょっと行ってくる」

日菜子「だ、駄目ですよぉ……! 日菜子一人になっちゃうじゃないですかぁ……」

日菜子P「って言ってもどうすりゃ……」

日菜子「このまま……」

日菜子P「えっ?」

日菜子「このままなら周りも解らないと思いますから……」

日菜子P(この状態で動けと? 色々ときついんだが)

日菜子P「ほらこれ羽織っとけ、これで大丈夫だろ」

日菜子「……すみませんでした、少し取り乱しちゃいましたね」

日菜子P「まあ仕方ない」

日菜子「あとさっきのことは忘れていただけると嬉しいです」

日菜子「流石にあれは日菜子も恥ずかしいかったですから……」

日菜子P「ああ解った」

日菜子「でも……むふふ、予想外のハプニングでプロデューサーさんも、どきどきしちゃいました?」

日菜子P「ば、馬鹿言ってんじゃない」

日菜子P「とりあえず水着探してくるか。もしかしたら監視員が拾ってるかもしれん」

日菜子「そうですね」

日菜子「むふ……水着の方もなんとかなりましたし」

日菜子「ソフトクリームでも食べませんか?」

日菜子P「お、いいな。買ってきてやるよ」


日菜子P「ほいよ」

日菜子「ありがとうございます」

日菜子「味は別々なんですね」

日菜子P「適当買ってきたんだが、日菜子はどっちがいいんだ?」

日菜子「むふふ、ここは二人で半分づつ食べるところですよ」

日菜子P「いや、なんかそれって……カップルじゃあるまいし」

日菜子「プロデューサーさん今更ですよ? 日菜子たちはきっとどこからどうみてもカップルですよぉ」

日菜子P「それはそれでまずいよなぁ……アイドルとプロデューサーで」

日菜子「なんとかなりますよぉ、むふふ」





日菜子「プロデューサーさん、もうこんな時間ですね」

日菜子P「帰るか?」

日菜子「ところでプロデューサーさん、日菜子このあと何も予定が無いんですよ」

日菜子P「そうなのか」

日菜子「だからこのあとは……むふふ」

日菜子P「まあ明日かもまた仕事だし、ゆっくり休めよ」

日菜子「……むふふ、遠回りに言っても駄目なんですかねぇ」

日菜子P「ん、何がだ?」

日菜子「いえいえ、何も……」

日菜子「プロデューサーさん、今日は楽しかったですよぉ」

日菜子P「それは良かった。俺が相手でも楽しんでくれたか」

日菜子「むしろ日菜子はプロデューサーさんとじゃないと……」

日菜子P「じゃあ帰るか、俺も楽しかったよありがとな」

日菜子「また来ましょうね」



日菜子「今回ので進展はあったんでしょうかねぇ?」

日菜子「日菜子のほうからアプローチするのもいいですけど……」

日菜子「やっぱり王子様の方から、迎えに来てくれる方が憧れちゃうなぁ」

日菜子「むふふ……気付いてくれるまで、もうちょっと頑張っちゃいますよぉ」



第五十話 完

50話の区切りに日菜子ちゃんオンリーの日菜子回でした
予想以上に続いてることにびっくり


〜第五十一話〜


http://i.imgur.com/PxObqlr.jpg
http://i.imgur.com/4nukFIo.jpg
小関麗奈(13)

麗奈「ふふふふ……! このアタシがトップアイドルになるのなんて時間の問題だけど」

麗奈「ちまちまやっていくのなんて性に合わないわ」

麗奈P「おーい麗奈ー、仕事だぞー」

麗奈「手っ取り早くライバルを蹴落としてしまえばいいのよ!」

麗奈「まず手始めに、うちの事務所の他のアイドルをターゲットにしようかしら」

麗奈P「いたずらなら仕事終わってからにしてくれー」

麗奈「このレイナサマの伝説の一ページになれることを誇りに思うことね!」

麗奈「アーッハッハッハッハッ、はうっ……ゲホッゲホッ」

麗奈P「あーほら、急に大声出すから」

麗奈「う、うるさいわね……ほら仕事あるんでしょ。さっさと連れて行きなさいよ!」

麗奈「フッ、人気者は辛いわね。仕事終わるのがこんな時間になるなんて」

麗奈「いたずらは明日からするとして、誰をターゲットにしようかしら」


ありす「Pさん、お疲れ様でした」

モバP「ああお疲れありす」


麗奈「アイツは……橘ありすね」

麗奈「アイツ所属したころ、アタシより年下のくせに妙に生意気だったのよね」

麗奈「ふっふっふ……決めたわ! 最初のターゲットを!」

麗奈「明日このレイナサマ自ら、アタシの怖さを思い知らせてやるわ!」

麗奈「アーッハッハッハ……ガハッ……ハァハァ……」


ありす「……なんでしょう、あれ?」

モバP「麗奈ちゃんだな。まあいつも通りじゃないか」

〜翌日〜

麗奈「くっくっく……さあてどうしてやろうかしら」


モバP「ありすー営業先でケーキを貰ったもんだがいるか?」

ありす「あ、はい。いただきます」

モバP「んじゃ一緒に食うか。ありすはどれにする?」

ありす「えっと……それじゃあ私はこれを」

モバP「ちょっと俺コーヒー淹れてくる」

ありす「あ、手伝いますよ」

モバP「さんきゅー」


麗奈「……決めたわ」

麗奈「まずは手始めにあのケーキに……」

麗奈「周りには誰もいないわね? 確か橘が食べるのはこれね……ふふふ」

モバP「んじゃ食うか」

ありす「いただきます」

モバP「ぱく……うん美味いな」

モバP「ありすも一口食ってみるか?」

ありす「あ、それじゃあ……あ〜ん」

モバP「はいよ」

ありす「あむ……ん、おいし……えへへ」


麗奈(イライラするわね……さっさと食べなさいよ)

麗奈(どんな反応するか楽しみだわ)

ありす「Pさんも私の一口いりますか?」


麗奈(ちょっ! そんなことしたらいたずらがバレちゃうじゃない!)


モバP「いや俺はいいよ。ありすが全部食べていいぞ」

ありす「そうですか? じゃあそうします」


麗奈(ふっふっふ、そうよそれでいいのよ!)

麗奈(さあ早く食べなさい!)


ありす「あむ……もぐもぐ」

ありす「——っ!? ん"〜〜〜〜!?」

モバP「ありす? どうした!?」

ありす「か、から……からい……れす……! うぅ……」

麗奈「アーッハッハッハ……ゲホッゲホッ」

モバP「あ、麗奈ちゃん」

麗奈「まんまと引っかかったわね! そのケーキはアタシが細工を施した特製ケーキよ!」

ありす「れ、れいなしゃんが……げんいんれすか……はぅ……」

モバP「ほらありす、水」

ありす「ありがろうごじゃいまふ……」

麗奈「ふっふっふ、これでレイナサマの恐ろしさが解ったかしら!」

ありす「こ、こんなの子供騙しじゃないですか……」

麗奈「ふーん? その子供騙しに引っかかってひーひー言ってたのは誰かしら?」

ありす「うっ……」

麗奈「アーッハッハッハ、最高の気分だわ!」

ありす「Pさぁぁん……」

モバP「よしよし」

麗奈「くっくっく……次はどんなことしてやろうかしら」


モバP「ありすレッスン終わったか?」

ありす「あ、Pさん今は休憩中です」

モバP「喉乾いたと思ってさ、スポーツドリンク持ってきてるから」

ありす「わざわざありがとうございます。後でいただきますね」


麗奈「……決めたわ」

麗奈「次はあのドリンクを、アタシ特製のドリンクにすり替えてやるわ!」

ありす「ふう……やっと終わった」

ありす「喉乾いちゃった……Pさんからもらったドリンク飲もうかな」


麗奈(よしよし……そのまま飲みなさい、ぐーっと!)コソコソ

麗奈(今度はどんな反応するかしら、楽しみだわ!)


ありす「こくこく……」

ありす「んっ……!? げほっ……! な、なにこれ……」

ありす「えっ……なんでPさんがこんなのを私に……?」

ありす「もしかしてPさん、私のこと……」

麗奈「アーッハッハッハ……ゴホッゴホッ」

麗奈「どうかしら? アタシの特製ドリンクの味は!」

ありす「ぐすっ……」

麗奈「えっ」

ありす「Pさんなんで……ぐすん……うぇぇぇん……」

麗奈「え、ちょっと待って……泣くほどのものじゃないはずよ……」

ありす「ぐすん……ひっく……」

麗奈「ああもう、そんなぴーぴー泣かないでよ!」

ありす「ふぇ……? れいな……さん?」

麗奈「——というわけよ」

ありす「じゃあこれはPさんがくれたドリンクじゃなくて……」

麗奈「アタシが作ったものよ」

ありす「そっか……よかった、Pさんに嫌われちゃったのかと……」

麗奈「ふうん、アンタやたらとプロデューサーを慕ってるのね」

ありす「えと、その……ずっと一緒にいるって約束したし……」

麗奈「甘い、甘いわね! プロデューサーなんてただの下僕よ!」

麗奈「そんな甘っちょろい考えじゃ、アタシの敵じゃないわね」

ありす「ふぅん……」

麗奈「な、なによ……」

ありす「下僕って言い方にしてるだけで、一緒にいたいのは私と同じなんじゃないですか?」

麗奈「なっ、違うわよ! アンタちゃんと聞いてたの!?」

麗奈「下僕よ! アイツはアタシより格下なの」

麗奈「だからアタシに仕えて当然なのよ。むしろ喜ぶべきことよ!」

ありす「そんなこと言うのも、いたずらするのも構って欲しいからなんじゃないですか?」

ありす「私もそういう気持ちになったことありますから、解りますよ」

麗奈「きーっ! なに勝手に一人で納得してるのよ!」

麗奈「フンッ……! ここは退いておいてあげるわ!」

麗奈「勘違いしないでよ? これは戦略的撤退なんだからー!」


モバP「あれ、ありすどうしたんだ?」

ありす「いえ、以前のお返しにと論破してました」

モバP「?」



第五十一話 完

ユニットも来たので>>574を参考に
ありすちゃんも何かユニット組まないかなー


〜第五十二話〜
 

ありす「おはようございます」

モバP「おうありす遅かったな? 時間ぎりぎりだぞ……って」

モバP「なんでランドセル背負ってるんだ?」

ありす「あ、今日は学校に遅くまで残っていて遅くなったので、そのまま事務所に来ました」

モバP「そうかそうかなるほど」

モバP「ふむ……」

ありす「……? なんですか?」

モバP「いや、ありすのランドセル姿初めて見るかもと思ってな」

ありす「そうでしたっけ?」

モバP「こう見るとやっぱりありすって小学生なんだなーって思うな」

ありす「どういうことですか?」

モバP「いやぁ、最近なにかと料理やお菓子作ってきてくれたり」

モバP「俺の部屋を掃除してくれたりと、世話になってるからな」

モバP「まだ小学生ってことをたまに忘れてしまうよ」

ありす「Pさんがもっとしっかりすれば、私もそんなことしなくて済むのですが」

モバP「うっ、すまん……」

ありす「冗談ですよ? 私が好きでやってることですから……」

ありす「むしろPさんのお世話が出来て嬉しいです……えへへ」

モバP「最近忙しくなってきたからなぁ。学校のほうに影響はないか?」

ありす「そうですね……ちょっと大変ですけれど」

ありす「Pさんが頑張ってスケジュールの調整してくれてるの知ってますから」

モバP「まあ俺に出来るのはそれくらいだしな」

モバP「あ、あと宿題くらいなら見てやるぞ」

モバP「つってもありすって勉強得意だっけか。俺の出る幕はないかもな、ははは」

ありす「あ、えっと……確かに得意ですけれど……」

ありす「どうせなら……Pさんと一緒にしたいです」

モバP「んじゃ、仕事終わったら一緒にやるか?」

ありす「はいっ」





ありす「もうこんな時間ですね」

モバP「ありすが学校終わった後に仕事だったからなー。終わるのが夜になるのも仕方ない」

モバP「ところで俺の家でいいのか?」

ありす「はい、お母さんにもPさんの家にお邪魔するって言ってあります」

モバP「そうか、んじゃあがってくれ」

ありす「お邪魔しますね」

モバP「よし早速やるか」

モバP「解らない所があったら聞いていいぞ」

ありす「はい、お願いします」

モバP「ところでありす」

ありす「何ですか?」

モバP「俺の膝の上でやるのは、やりづらくないか?」

ありす「いいえ、とても快適です」

ありす「Pさんの膝の上は私の特等席だって、以前言ったじゃないですか」

モバP「そうだけど……まあやり難くないならそれでいいけど」

ありす「……ん〜」

モバP「どうした、解らない所でもあったのか?」

ありす「あ、はいここがちょっと……」

モバP「どれどれ……ここはだな」

ありす「…………」

モバP「ここをこうして……」

モバP「って、どうしたありす? ぼーっとして」

ありす「あ、えっと……」

ありす「Pさんが学校でも一緒にいてくれたらなぁ、って思って……」

モバP「うーん、それは流石にな」

モバP「あれだ、運動会とかそういう行事を見に行くのなら」

ありす「ほんとですか? 見に来てくれます?」

モバP「都合がつけばな」

ありす「あ、私の学校の行事予定表渡しますから……」

ありす「出来れば、その……都合をつけてくれると」

モバP「頑張ってみるかな。でもお父さんやお母さんも来るだろ?」

ありす「来ますけれど……お父さんやお母さんとはまた別です」

モバP「まあ……そうなるのかな」

ありす「そうです。Pさんは私にとって特別な人なんですから」

モバP「ははは、嬉しいけどなんか照れるな」

モバP「ともかく、学校でのありすがどんなのか見れるのは少し楽しみだな」

ありす「そんな、いつもと変わらないと思いますけど」

モバP「いやぁ、人間ってちょっとしたことで印象変わるからなー」

モバP「授業参観とかで、授業を受けているありすも見てみたいものだ」

ありす「そんなの見ても面白くないですから……」

モバP「まあなんにせよ楽しみだ。出来るだけスケジュールも調整するからな」

ありす「はい」

モバP「ありすの可愛い一面がまた見れるといいなー、なんてな!」

ありす「も、もう……あんまり期待しないでくださいよぉ」



第五十二話 完

このスレが日の楽しみになれるようなスレを目指して

ありすちゃんはJSって発覚したし薫ちゃんみたいに
ランドセル背負ったのが出てもいいと思うの


〜第五十三話〜
 

ありす「リベンジです!」

紗南「へ?」

モバP「どうしたありす?」

ありす「負けっぱなしは納得が行きません。ここは私の得意なゲームで挑みます」

紗南「ああゲームの話かー」

モバP「前負けたのがそんなに悔しかったのか?」

ありす「く、悔しくなんてありません……!」

ありす「ただ、納得いかないだけで……私だってゲーム得意なんだもん……」

紗南「まあいいけど、どんなゲームなのさー?」

ありす「今回はパズルゲームで勝負です」

モバP「で、なんていうゲームなんだ?」

ありす「これです! ことばのパズルもじ◯ったん」

モバP「あーこれか。俺もやったことあるな」

紗南「あたしないかもー」

モバP「意外と面白いぞ? 結構ハマるんだよなー」

紗南「へぇー、そうなんだ」

ありす「今回はこれで勝負です」

ありす「対戦は二人用なので……まずは紗南さんから勝負です」

紗南「よーし負けないからね」

紗南「で、これどーやるの?」

ありす「えっと、ここのマスに文字が置かれていますよね」

紗南「うん」

ありす「さらに横にある文字の一覧から一文字選んで、そのマスに置いて何か単語を作るんです」

ありす「一度使った文字は、もう使えなくなります」

紗南「ふんふん」

ありす「複数の単語が出来たり、長い単語が出来るほど高得点です」

ありす「以上です」

紗南「え、そんだけ?」

ありす「はい、対戦だと他に色々ルールがありますが基本はこれだけです」

紗南「へー、単純だね」

ありす「では始めましょう」


紗南「んーと……ここにこれ置いて……」

紗南「わっ、思ってたのと別の単語も出来た」

ありす「そういうのもよくあります」

紗南「なんかちょっと嬉しくなっちゃうな、へへっ」


紗南「あれー、なんでこの単語無理なのさ」

ありす「作れる単語にも、色々とルールがあるんです」

ありす「紗南さんが今やっているような、他社のゲームに関係するような単語は無理ですよ」

紗南「えーっ、ゲーム関連ならいくつでも出てきそうなのになぁ、無理なんだ……」

ありす「えっと、これをこうして」

紗南「ありすちゃん上手ー」

モバP「得意って言うだけはあるな」

紗南「あたしの知らない単語も、ほいほい作っちゃってる」

ありす「伊達にいつもタブレットは持ってませんから」

モバP(それ何か関係あるのかな。まあいつでも単語の意味は調べられそうだけど)

モバP「まあやってるうちに色々覚えるもんだ」

紗南「あたしも買ってみようかなー」

紗南「……うー、負けちゃった」

ありす「私が本気を出したらこんなものです」

モバP「勝ててよかったなありす」

ありす「えへへ……Pさん、どうでしたか?」

モバP「ああ、色々知ってて賢いなーって思ったよ」

ありす「それほどでも、ないですよ……えへ、えへへ……」

紗南「むー……今回はあたしの負けだけど、次はこーはいかないから!」

紗南「もっと上手くなってリベンジしにくるから!」

ありす「望むところです」

モバP「じゃあ、次は俺が相手か?」

ありす「Pさん、本気で来て下さいね」

モバP「いいのか?」

ありす「変に手を抜かれるのは嫌です」

モバP「んじゃ、本気で行くけど……」

ありす「私もPさんだからって、手は抜きませんからね……!」



ありす「…………うぅ」

モバP「いやほら、俺のほうが人生経験長いしな?」

モバP「こういう知識がものを言うゲームで負けたら、流石に恥ずかしいだろ?」

ありす「た、確かにPさんに負けるのは仕方ないですね」

ありす「私まだ小学生ですし、知識で負けちゃうのは当然ですよね……」

ありす「でもやっぱりちょっと悔しいです」

モバP「よしよし」

ありす「もう……撫でたら機嫌が直るわけじゃないんですよ?」

モバP「じゃあ止めるか?」

ありす「今止めちゃったら、余計に機嫌悪くなっちゃいそうです」

モバP「じゃあいいじゃないか」

ありす「えへへ……」


紗南「あーPさん丁度良かった、ゲームの相手してよ相手」

紗南P「え、来て急になんだ?」

紗南「いや、やってた相手が二人の世界に行っちゃってさー」

日菜子「あっちは楽しそうですねぇ」

日菜子P「あーそうだな。仕事はいいのかって思うが」

日菜子「ところでプロデューサーさんは、もじぴったんのテーマ曲知ってますか?」

日菜子P「あっちのゲーム中に流れてたやつか? 歌詞はよく聞こえなかったが」

日菜子「そうですそうです。あの曲、色々と妄想を掻き立てられる曲なんですよねぇ、むふふ」

日菜子P「そうなのか?」

日菜子「プロデューサーさんも是非聞いてみてください」

日菜子「出来れば日菜子のことを考えながら……むふふ」



第五十三話 完

>>573を参考に
もじぴったんにハマってたころは気づいたらテーマ曲口ずさんでた気がします

参考までにどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=mQY799YB9LU


〜第五十四話〜
 

ありす「…………」ペラリ

モバP「おはようありす」

ありす「あ、Pさんおはようございます」

モバP「読書中だったか、邪魔だったかな」

ありす「いえそんな……Pさんが邪魔だなんてことないですよ」

モバP「趣味が読書だっけ。なんか感心するよ」

ありす「えっ、何でですか?」

モバP「いや俺がありすくらいのころは、本なんか読まずに遊んでばっかりだったからな」

ありす「そんな……好きで読んでいるだけですし」

モバP「まあ流石にこの歳になったら、色々と読むようになったけど」

モバP「ありすはミステリーが好きなんだっけ」

ありす「はい、そうです」

モバP「俺そっちのジャンル全然読まないからな」

モバP「何かオススメとかあるのか?」

ありす「オススメですか?」ガタッ!

モバP「うおっ」

ありす「それならこれなんてどうでしょう!」

ありす「読みやすいし面白くて、あまり読み慣れてなくてもスラスラ読めると思います」

ありす「それから他にもこれとか……」

ありす「えっと、それからそれから……」

モバP「解った、解ったから落ち着けありす」

ありす「あ、すいません……」

ありす「Pさんが興味を持ってくれたらって思うとつい……」

モバP「まあ同じ趣味のやつが身近に出来ると嬉しいもんな」

ありす「はいっ」

ありす「Pさんと本のことでお話する機会が増えたらなって……えへへ」

モバP「せっかくだから何か一冊読もうかな」

ありす「はい、是非どうぞ」

モバP「……」ペラリ

ありす「……」

モバP「……ふむ」

ありす「……」ジーッ

モバP「ありす、そんなに見つめられると気になるんだが」

ありす「え、あ……ごめんなさい」

モバP「いやまあいいけどさ、どうしたんだ?」

ありす「Pさんが今どこ読んでいるのか気になっちゃって……」

モバP「気持ちは解らんでもないが……」

モバP「っと、もうそろそろ仕事の時間だぞありす」

ありす「あ、そうですか……」

モバP「続きは家に帰って読むとするか」

ありす「絶対読んでくださいね? きっと面白いですから」

モバP「解った解った」

ありす「あ、他にも貸しましょうか? Pさんにも読んで欲しいのが……」

モバP「と、取り敢えず一冊でいいから、な?」

ありす「そうですか……」

ありす「もし他にも読みたくなったら言ってくださいね!」

モバP「おう」

〜P宅〜

モバP「うげぇ……残ってた仕事終わらせてたらこんな時間か」

モバP「ありすに貸してもらった本の続きも気になるが……」

モバP「正直疲れた……寝る」



モバP「——というわけで、まだ読んでないんだ」

ありす「そう……ですか……お仕事が忙しかったのなら……仕方ないですね……」

モバP(ああ、ありすに動物の耳と尻尾がついてたら、間違いなく垂れてるくらいしょんぼりしてる)

モバP「ほんっとうにすまん」

ありす「いえ、謝らないで下さい。疲れてるのに無理するのなんて、私も嫌です」

モバP「でもありすもがっかりしてるだろ?」

ありす「そ、それは……正直そんな気持ちはありますけれど……」

モバP「だろうなぁ、ありす凄い嬉しそうだったもんな」

ありす「そ、そんなにでしたか……?」

モバP「そんなにだったぞ」

ありす「うぅ……だ、だって、学校の友達じゃこういう本を読む子いませんし……」

モバP「まあ小学生でミステリー系の本読む子なんて、少ないだろうなぁとは思うな」

ありす「だからお話も出来なくて、ちょっと寂しくて……」

モバP「ちょっと時間を見つけては読むべきだったなー」

ありす「あ、あのPさんあんまり気にしないでください」

ありす「本ってやっぱり、読みたいときに気楽に読むものだと思いますから」

ありす「それに……いつかはちゃんと読んでくれますよね? 約束しましたから」

モバP「ああ、流石にありすとの約束を破るわけにはな」

モバP「今日にでも帰ったら絶対読んでおく」

ありす「楽しみにしてますね、Pさんと一緒にお話出来るのを」

モバP「おう任せとけ」

ありす「それとあの……」

ありす「いつか一緒に、本を選んだり読んだりしましょうね」

モバP「ああ、そういうのも楽しそうだな」

ありす「えへへ……いつかPさんとしてみたかったんです」

ありす「楽しみにしてますから……」



第五十四話 完

ほとんど本の趣味について弄ってなかったことに気付いたので

それにしてもSR基準で始めたからそれでずっと書いてるつもりだけど
Rでまたちょっと表面上はツンになったからなんか違和感があるようなないような


〜第五十五話〜
 

ありす「おはようございます」

モバP「おうありす、今日の仕事の予定だけど」

ありす「あ、はい」

モバP「LIVEバトルがあるから、あとで衣装合わせするぞ」

ありす「LIVEですか、解りました」

モバP「ちなみに何か衣装に希望はあるか?」

ありす「えっ? いえ、特には……」

モバP「せっかくだから前に貰ったウェディングの衣装使うか?」

モバP「結構あれ反響がよかったぞ」

ありす「あ、えっと……遠慮しておきますね」

ありす「次にあれを着る時はやっぱりPさんと……」

ありす「えへへ……ダメですか?」

モバP「いやありすがそう言うなら、そうするさ」

モバP「んじゃLIVE衣装、今から一緒に決めるか」

ありす「はい」

モバP「とびきり可愛いの選んで快勝だな」

ありす「頑張りますね」

モバP「よしここが会場だ」

ありす「お、お客さんたくさんいますね……」

モバP「ここで勝ったらまたファンが沢山増えるはずだ」

モバP「大事なバトルだ、頑張ってくれありす!」

ありす「はいもちろんです」

モバP「勝ったら何かご褒美をあげるぞー、なんてな」

ありす「ふふ、期待しています」

ありす「それじゃあ行ってきます」

モバP「おう!」

『それでは登場していただきましょう、橘ありすさんです!』

ありす「よろしくお願いしますね」


ありす(頑張って勝たなきゃ……)

ありす(勝ったらPさんも喜んでくれる……)

ありす(負けられない……!)


『さぁっ、勝敗の結果は!?』




 

ありす「…………」

ありす「負けちゃった……ぐすっ」

ありす「負けたら……Pさんに褒めて貰えないのに……負けたら……」

ガチャ

モバP「ありす、いるか……?」

ありす「あ……Pさん……」

ありす「ごめ……ごめんなさい、私……負けちゃって……ひっく」

モバP「そんな気にするな、泣くほどのことじゃない」

ありす「で、でもっ……Pさんが応援してくれて……えぐっ」

ありす「大事な試合だって、言われたのに……私……うぁぁぁ……」

モバP「あーもう、顔が涙でぐしゃぐしゃだ」

ありす「ひっく……ひっく……すいません……」

モバP「よしよし、落ち着け落ち着け」

ありす「あ……なでなでしてくれるんですか……?」

モバP「ありすは頑張ったからな」

ありす「負けちゃったのに……?」

モバP「そりゃあ勝てば一番いいけど、負けてありすに泣かれるのは一番困る」

ありす「ご、ごめんなさい」

モバP「別に責めてないって、ただ負けてもそんな気負うことはないさ」

ありす「でもやっぱり、Pさんのためにも勝ちたかったです……」

モバP「そう言ってくるのは嬉しいぞ」

モバP「ま、今回は相手が悪かったと思って、気持ちを切り替えろ」

ありす「はい……」

モバP「それにしても……」

ありす「なんですか?」

モバP「LIVEバトルに負けただけで泣いちゃうなんて、ありすは泣き虫だなぁ」

ありす「だ、だって……本当に悔しかったんだもん……」

ありす「Pさん、もう大丈夫です」

モバP「お、そうか。じゃあ帰るか?」

ありす「はい、ありがとうございますPさん」

ありす「次からはもうちょっと、楽に臨もうと思います」

モバP「おう、そうしておけ」

モバP「まあ大丈夫だ。俺のありすの良さは、俺が一番知ってるからな」

ありす「えへへ……そうですね、それだけで十分です」

ありす「Pさんの一番なら、それで……」


第五十五話 完

ままゆのあの台詞を見て書いてみました

ありすちゃんはまだ小さいから今後次第で色々なルートにいけそう
ままゆルートもその一つじゃないかなって


〜第五十六話〜


http://i.imgur.com/YJBdoJ8.jpg
http://i.imgur.com/ITDrOTC.jpg
大石泉(15)

ありす「あっ……えい……」

モバP「お、ありすゲームしてるのか?」

ありす「Pさん、今集中してますから話しかけないでくださいっ」

モバP「す、すまん……」

ありす「んっ……ここで……!」

ありす「やった……ステージクリア」

モバP「もう大丈夫か?」

ありす「あ、はい……さっきはすいません」

モバP「いや、まあいいけどな」

モバP「でもそんな熱中するなんて、そんな面白いゲームなのか?」

ありす「とっても面白いですよ。昨日たまたま見つけたんです」

モバP「へえ、買ったのか?」

ありす「いえフリーゲームです」

モバP「ふうん、じゃあ俺もやってみようかな。なんていうタイトルなんだ?」

ありす「えっと……」


泉「おはようございまーす」

モバP「ん、泉ちゃんかおはよう」

ありす「おはようございます泉さん」

泉「ん、おはようありすちゃん、それとプロデューサーさん」

泉「さくらと亜子はまだ来てないのかな」

モバP「まだ見てないな」

泉「そっか、じゃあ来るまで何か暇つぶしに……」

泉「あれ、ありすちゃんのしてるそのゲーム……」

ありす「あ、泉さんもしてみますか? とっても面白いですよ」

泉「ふふっ、ありがとう。そう言ってくれると嬉しいわ」

ありす「え?」

モバP「それってつまり?」

泉「それ作った……というかプログラムしたの私だから」

モバP「えっ、まじで」

ありす「そ、そうなんですか……!? 凄いですね……」

泉「そうでもないわ。結構単純なゲームだったでしょ」

泉「プログラム自体は簡単なものよ。ブロック崩しやテトリスくらいに」

モバP「俺にはそれすら作るのが大変そうに思えるんだが」

泉「あはは、プログラミングやってない人にはそうかもしれないわね」

泉「言ってしまえば、その二つはゲームプログラミングのチュートリアルみたいなものだから」

ありす「あ、あの……どうやって作ってるんですか?」

泉「ん、気になるなら見てみる?」

ありす「はい!」

泉「こんな感じでソースコードを書いて……」

泉「って言っても、見ただけじゃ意味は解らないと思うけど」

ありす「はい……さっぱりです」

泉「流石に書いてあること全部を説明している暇はないからね」

泉「まあゲームがどう動くかを決める設計図みたいなもの、と思ってくれたらいいわ」

ありす「わ、解りました」

泉「で、これを実際にPC上で実行すると……」

ありす「わぁ……ゲームが動いてます」

ありす「わ、私にも出来るんでしょうか?」

泉「もちろん。私だって最初から出来たわけじゃないもの」

泉「このくらいならすぐ出来るようになると思うわ」

モバP「でもよく出来てると思うよ。正直お金取れるんじゃないか?」

泉「流石に褒めすぎよ。私くらいのを作る人なんて沢山いるもの」

泉「確かに、亜子が売ろうとしたことあったけど……」

モバP「はははっ」

ありす「泉さん、私に色々教えてくれませんか?」

泉「構わないわ」

泉「と言っても時間もそんなに無いと思うから、あんまり教えれないと思うけど」

泉「……っともうこんな時間」

泉「そろそろさくらと亜子も来ると思うから、ここまでね」

ありす「あ、解りました。ありがとうございます」

泉「もし興味をもったのなら、私の持ってる参考書貸してあげるけど……」

ありす「お願いしますっ」

泉「うん解った。じゃあ今度持ってくるわね」

ありす「わざわざ済みません」

泉「ううん、こうやって興味持ってくれる人が増えてくれるのは嬉しいわ」

泉「それじゃあね」

モバP「ありす、どうだった?」

ありす「あ、Pさん」

モバP「結構熱心にやってたみたいだから、眺めてただけだったよ」

ありす「なんていうんでしょうか……こうパズルを解いてるみたいです」

モバP「へえ、パズル?」

ありす「正しくプログラムを動かすためにどうやればいいか試行錯誤して」

ありす「そして正解を見つければ、自分の思った通りに動く」

ありす「このあたりがパズルみたいに感じました」

モバP「なるほどね」

ありす「自分で言うのもなんですが、結構向いてるのかもしれません」

モバP「つーことは、ありすもいつか泉ちゃんが作ったようなゲームを作るのか」

ありす「作れたらいいなーとは思いますけれど……」

ありす「さっき色々と教えてもらいましたけど、やっぱり難しいです……」

ありす「まだまだ、出来るようになるまで時間がかかりそうです」

モバP「でもありすがどんなゲーム作るか、ちょっと楽しみだな」

ありす「ふふっ、ありがとうございます」

ありす「もし何か作ったら、Pさんに一番始めにプレイしてもらおうかな?」

モバP「よし任せとけ、期待してるからなっ」

ありす「あ、あんまり期待されるのも困りますけど……頑張ってみますね」



第五十六話 完

>>575を参考にいずみんルートの可能性を
プログラミングの楽しさはパズルを解くような楽しさ、とよく言います

書く際にいずみん調べたら意外とスタイルいいんだと知ってびっくり


〜第五十七話〜


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http://i.imgur.com/hA8BjiF.jpg
佐久間まゆ(16)

まゆ「うふふ……あとはこうして……」

まゆ「完成♪」

ありす「まゆさんそれって……セーターですか?」

まゆ「あらありすちゃん……うふふ、そうよ」

まゆ「バレンタインのときはマフラーを渡したから、今度はセーターにしたの」

ありす「サマーセーターですか。見せてもらっていいですか」

まゆ「はい、どうぞ」

ありす「凄い上手ですね……色々と細かいところも凝ってて」

まゆ「うふふ、ありがとう」

ありす「あれ、もう一着あるんですか?」

まゆ「これはまゆが着る用。お揃いなの」

ありす「私は編み物なんて全然したことないから、羨ましいです……」

まゆ「大丈夫、練習すれば簡単なのはすぐ作れるわよ」

まゆ「もしかしてありすちゃん、作ってあげたい人がいるのかしら?」

ありす「あ、えっと……」

まゆ「もしかしなくてもプロデューサーさんね?」

ありす「こんな風にお揃いのを渡したら、喜んでくれるかなって思って……」

まゆ「きっと喜んでくれるわよ」

まゆ「良かったらまゆが教えてあげる」

ありす「えっ、本当ですか?」

〜数日後〜

モバP「ありすーこの後予定あるか?」

ありす「ごめんなさいPさん……この後はちょっと」

モバP「あ、予定あるのか?」

ありす「はい……」

モバP「ここ数日ずっとだな。何かしているのか?」

ありす「えっと……ごめんなさい、秘密です」

モバP「秘密か……まあ仕方ないか、そういう事もあるよな」

ありす「あの……いつかPさんにも言いますから、今は……」

モバP「解った。またな」

モバP「……はぁ」

モバP「とは言ったものの、ここ数日ずっとありすの付き合いが悪い……」

モバP「……はぁ」

ちひろ「目の前でため息つかないでくださいよ。正直、鬱陶しいですよ?」

モバP「いや、そうはいいますがねちひろさん」

モバP「最近、ありすのやつが俺と一緒にいることが少なくなってきて」

ちひろ「反抗期にでもなったんじゃないですか?」

モバP「まさか! あんな良い子なありすが反抗期だなんて」

モバP「も、もしかして……もしかしてもう俺のこと……はぁ」

ちひろ(あんだけデレデレだったのに、それはない)

〜翌日〜

モバP「はぁ……」

ありす「Pさん、最近元気がないですよ……?」

モバP「あ、すまんありす……」

モバP「なあありす、最近仕事終わった後なにしているんだ?」

ありす「え、えっとそれは……」

モバP「何も言わずにこうも続くと心配でな、俺にも言えないことなのか?」

ありす「Pさんにもっていうか……Pさんだから言えないんです……」

モバP「え、俺だから?」

ありす「あ、あの、とにかくPさんが心配するようなことはありません」

ありす「だからその……元気だして下さい」

モバP「ううむ、ありすがそこまで言うなら信じるが……」

モバP「やっぱり気になるなぁ」

モバP「ありすは今日もどこか行ったか……何してるんだろうな?」

まゆ「こんにちは、ありすちゃんのプロデューサーさん」

モバP「えっと君は……まゆちゃん?」

まゆ「はい、まゆですよ」

モバP「珍しいね、まゆちゃんが話しかけてくるのって」

まゆ「うふふ、だってありすちゃんがすごく気にしてたから」

モバP「え、ありすが?」

まゆ「プロデューサーさん、心配しないで下さい」

まゆ「ありすちゃんは今、あなたのために頑張っているんですよ」

モバP「まゆちゃんはありすが今何してるのか知ってるのか?」

まゆ「はい、もちろん言うことはできませんけれど……」

モバP「そっか……けどまゆちゃんも一緒っていうなら、そんなに心配することはないか」

まゆ「うふふ……信用してくれてありがとうございます」

まゆ「もう少しだけ待ってあげて下さい。きっとびっくりしますから」

モバP「そうだな。少しは余裕を持たなきゃな」

モバP「……で、こっそり内緒で教えてくれたりしない?」

まゆ「うふふ……駄目です♪」

モバP「やっぱ駄目かぁ」

まゆ「そんなことしたら、まゆがありすちゃんに怒られちゃいます」

まゆ「それじゃあまゆはこれで」

モバP「うん、ありがとう」

ありす「……えっと、ここはこうして」

まゆ「うん、良い感じ。これならもう少しで完成しそう」

ありす「本当ですか?」

まゆ「ありすちゃん、本当によく頑張ったわね」

ありす「そんな……まゆさんが親切に教えてくれたからです」

ありす「Pさんには随分心配かけちゃったみたいですけれど……」

まゆ「でも羨ましい……ありすちゃん、あんなに心配してもらえて」

まゆ「まゆもあんな風に心配してもらえるのかな……」

ありす「まゆさん?」

まゆ「うふふ、ごめんなさい。早く完成させちゃいましょうか」

〜後日〜

モバP「ん、お前夏なのにセーター着てんの?」

まゆP「これはサマーセーターだよ。夏に着るものなの」

モバP「なるほど、でもなんでまた?」

まゆP「いやまゆからプレゼントされてな。お揃いだって」

モバP「へー、羨ましいねえ。マフラーも貰ってただろ」

まゆP「いいだろ? やらねえぞ、まゆは俺のだからな」

モバP「あーはいはい、良かったな」


モバP(……とはいえ羨ましいのは事実)

ありす「あのPさんこれ……」

モバP「ん、なんだこれ?」

ありす「あ、開けてみて下さい」

モバP「っと……これはセーター?」

ありす「サマーセーターです……」

モバP「もしかして、最近付き合いが悪かったのは……」

ありす「あ、はい……これを作ってて」

ありす「教えても良かったんですけれど……どうせなら、びっくりさせたくて」

モバP「…………」

ありす「あの、Pさん……?」

モバP「ありすうううっ! ありがとなぁぁっ!」

ありす「わわっ……」

モバP「いやぁ、マジで嬉しい。本当にありがとう」

ありす「そ、そんなにですか……? 正直、あんまり上手くできなくて」

モバP「いやいや、そんなの関係ないって」

モバP「でもなんで赤色なんだ? ちょっと派手な気もするが」

ありす「あ、まゆさんに教えて貰ったんですけれど……まゆさんが赤の糸がいいって」

モバP「ああ、なるほど……だからあの時まゆちゃんが」

ありす「Pさん、着てみてくれますか?」

モバP「おう」


ありす「どう、ですか?」

モバP「んー少しサイズが大きいか?」

ありす「あぅ……ごめんなさい」

モバP「まあほんの少しだし、問題はないさ」

モバP「ありがとなありす、頑張ってくれて」

ありす「えへへ……」

ありす「本当はお揃いにしたかったんですけど……流石に二着作るのは大変で」

モバP「まあいいさ。それなら今度、一緒に何かお揃いのものを買いに行くか?」

ありす「はいっ」

ありす「その時は……それ着てきてくださいね?」

モバP「おう!」



第五十七話 完

こうしてありすちゃんはどんどんハイスペックになっていくのでした
こんな12歳いたら誰でも惚れる

ありすと他の娘を絡める流れみたいなので
再登場したナターリアにブラジルでは既成事実があれば未成年でも結婚できることを教えてもらおう


〜第五十八話〜
 

モバP「うーむ……」

ちひろ「どうしたんですか? さっきからずっと唸ってますが」

モバP「実はですね、最近ありすの世話になりっぱなしで」

モバP「何かお返ししないとなぁって思ってるんですけど、何にするべきか悩んでて」

モバP「ちひろさん、何かいい案あります?」

ちひろ「プロデューサーさんからのなら、ありすちゃん何でも喜ぶんじゃないんですか」

モバP「そんな適当に答えないでくださいよ」

ちひろ「割りとマジに答えたつもりなんですけど」

ちひろ「セーターとか貰ったんでしたっけ?」

モバP「ええ、いいでしょうこれ?」

ちひろ「あ、自慢なら結構です」

ちひろ「で、時々ご飯を作ってもらったり家の掃除をしてもらったり」

モバP「ほぼ毎日になりかけてますね、最近は」

ちひろ「最近はよくお菓子の差し入れもありますね」

モバP「いやー、どんどん美味くなっていってるんですよ、ありすったら」

ちひろ「まるで通い妻ですね」

モバP「ははは、言われてみればその通りかもしれません」

ちひろ「12歳の子にここまで甲斐甲斐しくされる、プロデューサーさんの駄目っぷりに驚きを隠せません」

モバP「い、いや一人でもある程度出来ますよ? 出来ますけど……」

ちひろ「何ですか?」

モバP「ありすがやってくれるからついつい……あはは」

ちひろ「はぁ……相手はまだ小学生だというのに」

モバP「だ、だからこうやって何かお返しを考えてるんですって」

ちひろ「もう本人に直接聞いたらどうですか」

モバP「改めて聞くのもなんか変じゃないですか」

ちひろ「まあそうですけど……私はありすちゃんじゃないので解りませんよ」

モバP「まあ……そうですよねぇ」

ちひろ「お休みに一緒にデートとかしたらどうですか」

ちひろ「大抵喜ばれると思います。ありすちゃんなら尚更」

モバP「オフの日もいつも一緒にいますから……それじゃあいつもと変わらないと思うんです」

ちひろ「あーそうですか。じゃあ知りませんよ」

モバP「ちょっとちひろさん、こっちは真剣に悩んでるんですよ?」

ちひろ「こっちにしたらただ惚気られてるようにしか聞こえません」

モバP「そんなつもりはないんですけど」


ありす「おはようございます」

モバP「お、ありすおはよう」

ちひろ「……おはようありすちゃん」

ありす「……? あのちひろさん、どうしたんですか?」

ありす「少し機嫌が悪いような気がするんですが……」

モバP「別にありすが気にすることじゃ……」

ちひろ「プロデューサーさんが、ありすちゃんに何かお返しがしたいっていうから相談に乗ってただけですよー」

モバP「あ、ちょっと言わないでくださいよ」

ちひろ「いーじゃないですかーべつにー」

ありす「お返し……ですか? 私に?」

モバP「色々と世話になってたからなぁ」

ありす「そんな、気にしなくてもいいんですよ?」

モバP「そうは言ってもだな……こう男の矜持に関わるというか……」

ちひろ「小学生のお世話になってる時点で、男として駄目ですよ」

モバP「ち、ちひろさん……なんだか今日は辛辣じゃないですか?」

ちひろ「そーですかー?」

ありす「あ、あの……Pさん」

ありす「前にも言いましたけど別に私が好きでやってることですから……」

ありす「Pさんが駄目だなんて、そんなこと絶対にないです。私が保証します」

モバP「ありすー、お前は優しいなぁ」

ありす「あ、えへへ……」

モバP「よーし、今日はずっと一緒にいてやるからなー」

モバP「あ、ちひろさん相談に乗ってくれてありがとうございました」

ちひろ「いーえ、どういたしましてー」

ちひろ「やっといなくなりました……ふう」

日菜子P「むむむ……」

ちひろ「と思ったら、また別のプロデューサーさんが……」

日菜子P「ああ、ちひろさんちょうどいい所に」

ちひろ「何ですか?」

日菜子P「最近、日菜子がわざわざ休日を俺に付き合ってくれることが多くて」

日菜子P「何かお返しをするべきか悩んでるんですよ」

ちひろ「……またですか」

日菜子P「何か?」

ちひろ「いえ、何も」

日菜子P「それでお返しって何をするべきでしょうかね?」

日菜子P「プレゼントをあげるにしても、女の子って何をあげれば喜ぶのか解らないんです」

ちひろ「あーもう、デートでも誘えばいいんじゃないですかね」

ちひろ「喜びますよ、ええ。もう間違いなく」

日菜子P「はぁっ? 何言ってるんですか、そんなので日菜子が喜ぶとは思えませんが」

ちひろ「…………」

日菜子P「え、何言ってんのこの人頭大丈夫? みたいな顔しないでください」

ちひろ「すいません、顔に出てましたか」

日菜子P「マジで思ってたんですか」

ちひろ「ちょっと聞きますが、なんで日菜子ちゃんが休日にプロデューサーさんを誘ったと思っているんですか?」

日菜子P「え、そりゃ何かあったとき俺と一緒にいたほうが何かと便利だから……」

ちひろ「何かとプロデューサーさんにアプローチかけているのは?」

日菜子P「いつか来る王子様とやらのための予行練習じゃないですか?」

ちひろ「……本気で言ってます?」

日菜子P「……それ以外にあるんですか?」

ちひろ「……うわぁ」

日菜子P「何ですか、ちょっと傷付くんですけど」

ちひろ「あ、申し訳ありません。あまりの衝撃に」

日菜子P「何ですか、なにか知ってるなら言ってくださいよ」

ちひろ「ここで私から言うのは、日菜子ちゃんに申し訳ないので」

ちひろ「プロデューサーさんはもう一度、今までの日菜子ちゃんとのやり取りをよく思い返すべきだと思いますね」

日菜子P「はぁ……?」

ちひろ「では私はこれで……」



日菜子P「むう……ちひろさんも知ってるなら言ってくれれば」

日菜子「むふふ、プロデューサーさんおはようございます」

日菜子P「あ、日菜子かおはよう」

日菜子「ちひろさんと何か話してたんですかぁ?」

日菜子P「いや何か、日菜子とのやり取りをよく思い返せって言われてな」

日菜子「むふふ……確かにそうして貰えるとありがたいですねぇ」

日菜子P「なんだよ日菜子まで。何か日菜子に変なことしたっけ?」

日菜子「いえ、何もしてないですねぇ」

日菜子P「じゃあなんで……うーん」

日菜子「むしろしてこないからなんですけれど……むふふ」

日菜子P「えっ? なにか言ったか?」

日菜子「……これを機に気付いてくれるでしょうか、日菜子の王子様は」

日菜子「むふふ……」

日菜子P「うーん……確かに言われてみればなんだか……」



第五十八話 完

改めて書いてみたらどっちも駄目駄目なプロデューサーさんでした


〜第五十九話〜
 

ありす「もうっ、なんでPさんは解ってくれないんですか!」

モバP「そうは言ってもだな、このままなのは……」


ちひろ「何ですか? 事務所で夫婦喧嘩しないで欲しいんですけど」

モバP「あ、ちひろさんいいところに」

ありす「そんな……夫婦だなんて、えへへ……」

モバP「ちょっとちひろさんからも、ありすに言ってあげてください」

ありす「いえ、これはPさんに非があると思います」

ちひろ「はいはい、一応聞いてあげますけど喧嘩の原因はなんですか?」

モバP「実は流石に俺も、ありすに頼り過ぎだと思ったんですよ。それで……」

ありす「Pさんったら、しばらくのあいだ私にお世話しなくてもいいっていうんです」

ちひろ「はあ、それで?」

ありす「それだけです」

ちひろ「はい? どこに喧嘩する要素があるんですか」

モバP「いや、ありすが頑なにするって聞かなくて」

ありす「大体前にも言ったばかりじゃないですか」

ありす「私が好きでやってることだから、気にしなくていいって」

モバP「そうは言うけどな。ちひろさんにああも不甲斐ないって言われたら」

モバP「俺だって気にする。というか男として大人として気にする」

ちひろ「まあ事実、駄目男なのは間違いないですよね」

ありす「……ちひろさんが余計なこと言うから」

ちひろ「え、私のせいですか? 私悪くないですよね? 至極真っ当な事を言っただけですが」

ありす「とにかく、Pさんのお世話をするのはもう私の生活の一部のようなものです」

ありす「いきなりするなと言われても困ります」

モバP「そう言ってくれるのはありがたいが……それに頼りきりなのはやっぱりな……」

ありす「うぅ〜……Pさんは余計なことを気にしすぎですよぉ。周りなんてどうでもいいじゃないですか」

モバP「男はな、見えっ張りなんだよ」

モバP「そうだ、ありすお前俺の家の合鍵渡してたよな? 今持ってるか?」

ありす「はい、もちろん持ってます」

モバP「ちょっと貸してくれ」

ありす「別にいいですけど……どうしたんですか突然?」

モバP「はい、没収」

ありす「えっ……?」

モバP「持ってたら来るなって言っても来そうだからな」

ありす「Pさん……流石にそれは酷くないですか?」

モバP「別に二度と来るなってわけじゃないぞ?」

モバP「ただありす、お前だって自分のために色々と時間を使って欲しいってのもあるんだ」

モバP「しばらくは俺のことなんか気にせずに過ごしてみろよ」

ありす「そんな……急に言われても……」

モバP「俺も最近ありすに頼りすぎて、一人で生活出来るかも怪しくなったからな」

ありす「別にいいじゃないですか、私がいるんですから」

モバP「何があるか解らないだろ? 仕事で海外に行くことだってあるかもしれないんだから」

ありす「そしたら私もついていきます」

モバP「ついて行けるとは限らないだろ?」

ありす「そ、それでも……!」

モバP「そんな大げさに考えるなって。俺に使ってた時間を自分のために使えばいいんだよ」

モバP「はいはい、この話はお終いな」

ありす「あ、Pさん……!」

ありす「行っちゃった……」

ちひろ「えーっとありすちゃん……」

ちひろ「一応プロデューサーさんも、ありすちゃんのためを思ってだろうし元気だして……」

ありす「うぅ〜〜……」

ちひろ「ありすちゃん?」

ありす「ちひろさんのばかぁぁっ……!」

ちひろ「あ、ちょっとどこに……?」

ちひろ「え、ていうか私悪くないですよね? そりゃ私の言った一言が原因みたいですが」

ちひろ「まあどうせすぐ仲直りするでしょう……」

ちひろ「フォローまでしたのに……夫婦喧嘩は犬も食わないとはよく言ったものです」

〜翌日〜

モバP「さーって昼飯だな」

ありす「Pさんお昼のお弁当は……」

モバP「あー今日は自分で用意してきたんだよ」

ありす「えっ?」

モバP「昨日言っただろ? わざわざ作ってもらうのも大変だろうしな」

モバP「ありすももっと自分のことに時間を——」

ありす「せっかく作ったのに……要らないんですね……」

モバP「……まあ、作ってきちゃったものは仕方ないから、貰おうかな」

ありす「あ……えへへ……はいどうぞ、今日も美味しくで来てるといいんですが」

モバP(ああ、こういうところが駄目なんだろうなぁ俺……)

モバP(次こそはしっかりしないと)

モバP「しっかりしないと、そう思っていたのに」

モバP「なんでありすは俺の家にいて、しかも晩飯を作っているのだろう?」

ありす「何か言いましたか?」

モバP「あ、いや美味そうな匂いがしてるなーと」

ありす「もうちょっと待っててくださいね」

モバP「おかしい。少しは一人でやっていけるように頑張るつもりだったのに」

ありす「Pさん、出来ましたよ」

モバP「おう、ありがとう。うん、美味そうだな」

ありす「えへへ、最近お母さんにも色々と教えてもらってるんです」

モバP「そうかそうかー」

モバP「でも俺だって飯くらい一人で作れるし、ありすも自分のしたいことがあるのなら……」

ありす「……一人じゃ何してもつまらないです」

モバP「しかし……わざわざ俺の世話をしなくてもだな」

ありす「いいんです。これが私にとって一番幸せな時間ですから」

モバP「んな大げさな」

ありす「私は大げさでもなんでもないつもりですよ?」

ありす「こうやってPさんと一緒にいて」

ありす「こうやってPさんのために何かするのが、もう私には生き甲斐みたいなものです」

モバP「そっか。なんかすまんな」

ありす「だから、ちひろさんに言われたことなんて気にしないでください」

ありす「私は一緒にいてくれるのが、一番嬉しいです」

〜翌日〜

モバP「ありすー」

ありす「えへへ……Pさん」


ちひろ「ったく……あの二人は事務所でいちゃいちゃと」

ちひろ「予想通りすぐ仲直りしてるし……私が一番損した気分です」

ちひろ「文句の一つでも言わなきゃ気がすみませんよ……」

モバP「ちひろさん、何か言いましたかー?」

ちひろ「いーえ、別に! ただプロデューサーさんは相変わらず甲斐性が無いと思っただけです!」

モバP「いやー、もう私生活の面では諦めました」

ちひろ「は?」

モバP「ありすが好意で世話してくれるのを、無下にするのもあれですし」

モバP「俺は仕事のほうで頑張ることにしますよ」

ちひろ「はあ……そうですか」

モバP「つーわけで営業に行ってきます。ありすの仕事取ってこないと」

ありす「頑張ってきてくださいねPさん」

モバP「おう、任せとけ!」


ちひろ「……なんでしょう、このやりきれない気持ちは」



第五十九話 完

ちひろさんがえらく損な役回りになってた


〜第六十話〜
 

モバP「ほうこれは中々」

仁奈「すげーですか?」

モバP「確かに仁奈ちゃんが言うだけはある」

仁奈「フワフワのモフモフですよ!」

モバP「なんていうか、クセになりそうな触り心地だ」

仁奈「プロデューサーが、次の仕事のために用意したのでごぜーますよ」

モバP「あいつ、キグルミ選ぶセンスあるなぁ」

仁奈「仁奈も感心するですよ」

仁奈「って、あれはありすおねーさんじゃないですか?」


モバP「ほんとだ、どーしたんだありす?」

ありす「……Pさん、何しているんですか?」

モバP「いつからいたんだ? 声かけてくれればよかったのに」

ありす「だって……何か声かけづらかったから……」

モバP「ん?」

ありす「いえ……それで何をしてたんです?」

仁奈「ありすおねーさんも触ってみるですか?」

ありす「え、何を……?」

仁奈「仁奈の新しいキグルミでごぜーます!」

モバP「嬉しいのか、さっきから色んな人に触らせてるみたいだ」

ありす「な、なるほど……そういうことだったんですか」

仁奈「はやくはやく♪」

ありす「じゃ、じゃちょっとだけ……」

ありす「わぁ……ふわふわしてて」

仁奈「気持ちいーですか?」

ありす「う、うん……これ凄いですね、触り心地がとてもクセになります」

モバP「だろ? 俺も驚いたよ」

仁奈「仁奈もすぐお気に入りになったですよ!」

仁奈「ありすおねーさん、着たらもーっと気持ちいーですよ?」

ありす「えっ、私が着るって……これをですか?」

仁奈「嫌ですか……?」

ありす「あ、嫌っていうか、その……私じゃ仁奈ちゃんのサイズは小さくて入らないし……」

仁奈「それなら問題ねーですよ! 仁奈のプロデューサーなら色んなキグルミ持ってるですよ!」

仁奈「サイズも色々ありやがるです」

モバP「あいつ、仕事が高じてキグルミ集めが趣味にでもなったのか」

仁奈「おかげで仁奈は色んなキグルミ着れてうれしーです」

ありす「で、でも私には多分仁奈ちゃんと違って似合わないし……」

モバP「いやあ、そんなことないだろ」

ありす「Pさんまで……うぅ……」

モバP「それに俺もちょっと見てみたいしな」

ありす「み、見てみたいんですか……?」

モバP「そりゃあもちろん」

ありす「じゃ、じゃあ……ちょっとだけ、なら……」

モバP「よし決まりだ!」

仁奈「さっそくプロデューサーのとこに行きやがります!」

ありす「え、あ、あのちょっとだけですよ……! やっぱりちょっと恥ずかしいんですから……」

モバP「さーてどんなのがいいかなぁ。ていうかどんなキグルミがあるんだ?」

仁奈「そりゃもういーっぱいです」

仁奈「可愛いのからカッコいいのまで何でもありやがるんです!」

モバP「ほう、そりゃ楽しみだ。ありすに似合いそうなのも沢山ありそうだ」

仁奈「きっと沢山あるですよ! ありすおねーさん、いっぱい着てみてくだせー!」

ありす「え、えっと……う、うん」

仁奈P「なるほど、話は解った」

モバP「それでオッケーなのか?」

仁奈P「ああ、もちろんだとも! さあ、僕のコレクションの中から好きなのを選ぶといい!」

仁奈「ばばーん!」

モバP「こりゃまた沢山あるな、本当に」

仁奈P「ありすちゃんが着れそうなのだと、この辺だね」

ありす「あ、あのー、私が自分で選んでもいいですか?」

モバP「ダーメ、俺が選ぶ」

ありす「そんなぁ……」

モバP「というわけでありす、俺が選び終わるまでちょっと向こう行ってなさい」

ありす「はぁ〜い……」

モバP「うーむ、ありすにはやはりこういうのが……」

仁奈P「いやいや、僕はこっちのほうが似合うと思うね」

モバP「は? 何いってんだよ、こっちとかこっちに決まってるだろ」

仁奈P「これだからキグルミの初心者は。ありすちゃんみたいな子はこういうのがいいんだ」

モバP「確かにキグルミに関しちゃ初心者かもしれないが、俺はありすのことなら他の誰よりも知ってるんだよ」

モバP「間違いなくありすに合うのはこっちだ!」

仁奈P「くっ……確かに君の言うことも一理あるが、ここは譲るわけには」

ありす「あの……喧嘩は……」

モバP「ありすは黙ってるんだ!」

仁奈P「ここは退けないところなんだ!」

ありす「あぅ……なんでこんなことに」

仁奈「プロデューサーは、たまーにこうやってキグルミに関して熱くなりやがります」

モバP「俺が選んだやつのほうがいい!」

仁奈P「いいや、僕のだね!」

ありす「わ、解りました! どっちも着ます、着ますから!」

ありす「だから喧嘩は止めて下さい!」

モバP「ほんとか!? じゃあ、これとか……」

仁奈P「これとかも着てくれるんだね!?」

ありす「え、えっとその……」

モバP「着てくれるよなありす?」

ありす「は、はい」

モバP「よーし、決まりだ!」

仁奈P「いやー、仁奈以外の子が着てくれるのは初めてだ、どんなのか楽しみだよ!」

モバP「おい、カメラとかないのか? ビデオもあると尚いい」

仁奈P「もちろんあるに決まってるじゃないか」

モバP「撮るぞ、ばんばん撮るぞ!」

ありす「さ、流石にそれはちょっと……あの、Pさん?」

モバP「ああ大丈夫大丈夫。撮るけどそれは、俺が個人的に楽しむだけだから」

ありす「そ、それが一番困るんですけれど……」

モバP「ほらそんなことより、着替えるんだありす!」

ありす「うぅ……解りましたよぉ……」

ありす「あ、あの着替え終わりましたけど……」

モバP「早くこっち来て見せてくれよ」

仁奈「わくわくするでごぜーます」

仁奈P「こっちのスタンバイはばっちしだよ!」

ありす「うぅ……わ、笑わないでくださいよ?」

ありす「え、えっと……どう、ですか? Pさんが選んだほうを着たんですが」

モバP「おお……素晴らしいぞ」

仁奈P「確かに悪くない……」

仁奈「ありすおねーさん、可愛いですよー!」

ありす「や、やっぱり撮るのはちょっと……」

モバP「何言ってるんだ、ほらくるっと回ってみて」

ありす「こう……ですか?」

モバP「うんうん、可愛いぞー! やっぱりこっちのがありすに似合ってるな」

ありす「あ、あんまり褒められると……は、恥ずかしいですよ」

仁奈「ありすおねーさん、他のも着てくだせー!」

ありす「こ、これで終わりじゃだめ……?」

モバP「駄目」

仁奈P「次は僕が選んだ奴を着て欲しいね」

ありす「わ、解りました」

ありす「こ、こんな感じですが……」

モバP「なるほど……これも中々」

仁奈P「うんうん、やはり僕の眼に狂いは無かったようだ」

仁奈「ありすおねーさん、今度はカッコいいですよー!」

ありす「えと……ありがとう」

モバP「確かにこういうのもありだな。いや流石だな」

仁奈P「君こそ中々のセンスだったよ。勉強になった」

ありす「じゃ、じゃあもう終わりで……」

モバP「じゃあ次はこれだな!」

仁奈P「いやいや、これだろう!」

ありす「……あぁ、まだ続くんですか?」

ありす「…………」

仁奈「ありすおねーさん、疲れたです?」

ありす「うん……いっぱい着せ替えさせられたし」

仁奈「楽しく無かったですか? ありすおねーさん、いっぱいモフモフされてたですよ」

ありす「うぅ……Pさんったら新しいの着るたびに、私ごとモフモフしてくるし……」

仁奈「可愛いしょーこでごぜーます」

ありす「わ、悪い気はしなかったですけれど……恥ずかしさで……」

モバP「ありすー、そろそろ帰るかー?」

ありす「あ、Pさん……はい、もう私疲れちゃいました」

モバP「いやーすまんすまん。つい熱中してしまった」

仁奈P「ごめんねありすちゃん。またよかったら遊びに来てね」

ありす「はい……なんだかんだで楽しかったです」

仁奈「ありすおねーさん、プロデューサーのおにーさんに褒められてすごいうれしそーだったです」

ありす「そ、それは……やっぱりPさんに可愛いって言ってもらえると……えへへ」

モバP「全くありすは可愛いやつだなー」

仁奈「次は仁奈と一緒にキグルミを着て仕事しやがりますよ!」

モバP「お、そりゃいいな。考えておくか」

ありす「も、もうPさん……私は正直勘弁してほしいです」

ありす「どうしてもっていうなら……Pさんの前だけでお願いします……」



第六十話 完

>>612を参考に話を膨らましたら駄目プロデューサーが一人増えてた

次は浴衣と花火のネタでも書こうとおもいます

次は浴衣と花火のネタを書くといったな
あれは嘘だ


〜第六十一話〜
 

ありす「Pさん、Pさん」

モバP「どうしたありす?」

ありす「あの、これ見て下さい」

モバP「チラシ? 何々……夏祭りのお知らせ? へぇ、お祭りか」

ありす「私の家の近くでやるんですけれど……良かったら一緒に行きませんか?」

モバP「そりゃいいな。もちろんオッケーだ」

ありす「えへへ……それじゃあ今度のお休みの時に行きましょう」

モバP「そういや浴衣あったっけなあ」

ありす「普段着でもいいんじゃないですか?」

モバP「まあ雰囲気ってのもあるしな」

〜ありす宅〜

ありす「浴衣……浴衣かぁ」

ありす「お母さん、私が着れる浴衣ってある?」

ありす母「あら、突然どうしたの?」

ありす「えっと……今度お祭りに行くから、もし出来たら着て行こうかなって思って」

ありす母「お祭り? それってプロデューサーさんと行くのね?」

ありす「あ、うん……よく解ったね」

ありす母「うふふ、あなた気付いてないかもしれないけど、家で毎日プロデューサーさんのお話してるわよ?」

ありす「え、本当に?」

ありす母「あらあら、本当に無自覚だったのね」

ありす「うぅ……そんなにしてるかなぁ私?」

ありす母「全く、聞かされるお母さんの身にもなってほしいわねえ、ふふっ」

ありす「そう言う割に、すごく嬉しそうじゃない……」

ありす母「だって、その話をするときのありすはすごく嬉しそうだもの」

ありす母「最初はアイドルなんて……って思ってたけど」

ありす母「娘がこんなにいい方向に変わってくれるなんてねえ」

ありす母「ホントあのプロデューサーさんには、感謝してもし足りないわ」

ありす「も、もう大げさなんだから」

ありす母「それにありすの可愛い姿を見れるのは、やっぱり嬉しいわねぇ」

ありす母「お父さんなんか、テレビの前で大はしゃぎよ」

ありす「恥ずかしいから止めて欲しいのに……」

ありす母「で、実際どうなのよ?」

ありす「えと……な、何が……?」

ありす母「とぼけちゃ駄目よ。プロデューサーさんとどんな感じなのよ」

ありす母「一緒に出かけたり、お泊りだって何度もしてるんだし」

ありす母「もうラブラブだったりしちゃうわけ? やだぁ、この子ったらまだ子供なのに」

ありす「お、お母さん勝手に想像して勝手に盛り上がらないで……」

ありす母「っと、ごめんなさいね」

ありす母「でもあのプロデューサーさん、お仕事もしっかり出来るみたいだし、ありすのことをよく気遣ってくれるし」

ありす母「お母さん的には優良物件ね。きっちり捕まえておきなさい」

ありす「も、もういいから……浴衣は……」

ありす母「あら忘れてたわ」

ありす母「プロデューサーさんに気に入ってもらえるよう、可愛いのを選んでくるわねー」

ありす「はぁ……もうお母さんったら」

ありす母「うーん、これでもないあれでもない」

ありす父「こっちのほうがいいだろう?」

ありす母「そうかしら? ありすにはまだ早いような気がするのだけれど」

ありす父「いやいや、ありすももう12歳だ。ここらで可愛さだけじゃなく色気で攻めるのもいいぞ」

ありす「……ねえお母さん、まだ決まらないの?」

ありす母「あなたに似合うのを選んであげてるんだから、待ってなさい」

ありす父「そうだぞ。プロデューサーさんに気に入ってもらいたくないのか?」

ありす「もう……お父さんまで」

ありす父「まあ父親として、娘が離れていくのは少し寂しくもあるが……」

ありす父「ありすがこうやって明るくなったのは彼のおかげだからな」

ありす母「そうよねえ。名前のことであんなにやさぐれちゃって一時期どうなるかと……」

ありす父「全くだ……私たちも随分悩んだものだ」

ありす「そ、その頃のことは……出来たら言わないで」

ありす父「それが今や、テレビに出てアイドルだからな!」

ありす父「ものすごく可愛いありすが見れて、お父さんたちも感無量だ!」

ありす母「近所でもすっかり評判で鼻が高いわー」

ありす「あんまりはしゃがれると私が恥ずかしいんだけど……」

ありす父「これもプロデューサーさんのおかげなんだから」

ありす母「とびっきりの格好をして、メロメロにしてあげないとね、うふふっ」

ありす「べ、別にそんなことしなくても……」





ありす「……なんてことがありまして」

日菜子「むふふ、それは大変でしたね」

ありす「全くですよ……Pさんに知られちゃったらと思うと……」

日菜子「ご両親からも公認ですか」

ありす「こ、公認……なんでしょうか? なんだか私には面白がってるようにしか……」

日菜子「それに比べて日菜子の王子様は本当に……むふ」

ありす「……何かあったんですか?」

日菜子「実はプロデューサーさんが、日菜子の両親に活動の報告に来たんです」

日菜子「それがですね……」

〜日菜子宅〜

日菜子P「……といった感じになります」

日菜子父「なるほど」

日菜子P「今のところ活動も順調で、今後の展開も——」

日菜子母「あ、解りましたのでもう結構です」

日菜子P「え?」

日菜子母「それより大事な話があるんですが……」

日菜子P「えっと、なんでしょうか?」

日菜子母「うちの娘、どう思います?」

日菜子「むふふ……」

日菜子P「え、えっと、どう思うと言われましても……」

日菜子P「そうですね、アイドルとして大変頑張っているので」

日菜子母「ああ、そうじゃありません」

日菜子母「アイドルじゃなくて、女性としてうちの娘のことどう思ってるんですか?」

日菜子P「は、はい? それはどういう……」

日菜子(むふふ……流石にプロデューサーさんもこう言われたら気付いてくれますかねぇ?)

日菜子P「そ、そうですね、とても可愛らしい素敵な子だと思います」

日菜子「照れちゃいますね……むふふ♪」

日菜子父「うちの娘はたいそう君のことが気に入ってるみたいだ」

日菜子P「そうなんですか、ありがたいことです」

日菜子P「アイドルとプロデューサーは信頼関係が大事ですからね」

日菜子「信頼……ですかぁ」

日菜子父「ただね、アイドルなんて不安定なものじゃないか」

日菜子P「それは……仕方ありません。こちらも精一杯サポートしますから」

日菜子父「もしもとき、君は責任をとれるのかね?」

日菜子P「へ?」

日菜子父「どうなんだね?」

日菜子P「え、えーっとよく解りませんが、私に出来る限りにことはさせていただきます」

日菜子父「ふむ解った」

日菜子母「これからも娘のこと、よろしくお願いしますね」

日菜子P「は、はい」

日菜子P「……なあ日菜子」

日菜子「なんですか?」

日菜子P「俺、何か親御さんを怒らせるようなことしたか?」

日菜子「そうですねぇ……したと言えばしたかもしれません、むふふ」

日菜子P「なんかお父さん、やたらと凄い剣幕で聞かれたから驚いた」

日菜子P「とにかく、俺は責任重大みたいだ」

日菜子P「頑張ってもっと上を目指して、トップアイドルになろうな!」

日菜子「うーん、日菜子的にはトップアイドルよりも……プロデューサーさんのお姫様に……」

日菜子P「ん、なにか言ったか?」

日菜子「……これはもうわざとなんでしょうか? むふふ、流石にちょっと悲しくなります」





日菜子「……なんてことがありましたね」

ありす「……た、大変ですね」

日菜子「むふふ、もうLIVEで告白でもしちゃおうかな」

日菜子「ちょっとロマンチックでいいかも……むふふ」

ありす「はっきり言わないと駄目なのかもしれませんね」

日菜子「ありすちゃんのプロデューサーさんが羨ましいです」

ありす「そうですか……?」

日菜子「ところで浴衣は決まったんですか?」

ありす「あ、はい。わざわざ新しいのを買ってくれるみたいで」

日菜子「むふふ、気に入ってもらえるといいですね」

ありす「うん……Pさん気に入ってくれるかな」



第六十一話 完

何かありす母の会話を書いてるうちにこれで一本書こうと思い立ったんです

ありすちゃんがあんなのだからお母さんも
きっとぐいぐい攻めて若いうちに結婚したという妄想


〜第六十二話〜
 

ありす「Pさーん」

モバP「お、来たかありす」

ありす「すみません、お待たせしましたか?」

モバP「いや、大丈夫だ。それより……」

ありす「はい?」

モバP「ありすも浴衣で来たんだな。可愛いぞ」

ありす「えへへ……Pさんが浴衣で来るならせっかくだから私もって思って」

ありす「それにPさんも、かっこいいですよ」

モバP「そうか?」

ありす「はい、とっても似合ってます」

モバP「取り敢えず行こうか、早くしないとお祭り始まっちゃうしな」

ありす「一緒にお祭り行けて嬉しいです、えへへ」

モバP「周りもお祭りでなんか雰囲気が違うように感じるな」

ありす「私たち以外に、浴衣の人が結構いますね」

モバP「思ったより人が集まるのかな? こりゃありすは迷子にならないように気をつけないとな」

ありす「むぅ……私そこまで子供じゃないですよ」

モバP「ははは、それならいいけどな」

ありす「それに……」

モバP「ん?」

ありす「こうして手を繋いでおけば迷子になる心配はないですよね?」

モバP「ああ、そうだな」

ありす「……わぁ」

モバP「到着したが……こりゃ意外と活気があるなぁ」

ありす「Pさん、まずどこから回りますか?」

モバP「ひとまず何か食べるか。俺腹減ってて」

モバP「ありすは何か食べたいものあるか?」

ありす「う〜んと……Pさんが食べたいのものでいいですよ」

モバP「そうか、じゃあ……焼きそばでも食うかな」

ありす「そういえばソースの良い香りがしますね」

モバP「どっかで香りはかなりの客寄せになるって見たことあるが、実感してしまうな」

ありす「あむあむ……」

モバP「美味いかありす?」

ありす「おいしいれす……もぐ」

モバP「正直大して変わらないだろうに、こういうところで食べるのはいつもより美味く感じるな」

ありす「ごくん……やっぱりお祭りの雰囲気のせいでしょうか」

モバP「そうかもなぁ……うん、美味い」

モバP「腹ごしらえが終わったら何か遊んでみるか」

ありす「Pさん、私あれやってみたいです」

モバP「射的か? んじゃやってみるか」

ありす「ふふっ、実は私射的のコツを知ってるんです」

モバP「へえーじゃあ期待してみるか」

ありす「まずはコルクを入れるのにもコツがあって……空気圧を受けるように面積の広いから入れて……」

ありす「狙うのは的の上のほう……」

ありす「さらに左右どちらかを狙って、回転させると落としやすくなるんです……」

モバP「ほうほう」

ありす「角度も重要で……上から下への角度は床のとの摩擦が働くので、下から上へ持ち上げるように狙って……」

ありす「距離は出来るだけ至近距離で……」

モバP(頑張って調べたんだなぁ……)

ありす「これなら……」

ありす「…………」

モバP「まあ……こういうもんだって」

ありす「あのお店はインチキです。実際そういうお店もあるみたいですし」

モバP「真実はともかく……そんなに気を落とすなって」

ありす「頑張って調べてきたのに……楽しみだったのに……」

モバP「よしよし、気晴らしに金魚すくいでもするか」

ありす「はい……そうします」

ありす「あ……Pさん、そろそろ花火が始まる時間ですよ」

モバP「お、もうそんな時間か。ついつい遊んでしまったな」

ありす「どうします? どこかに移動しますか?」

モバP「うーん、どこかと言われても俺はこの辺りは知らないからな」

モバP「ありすはどこかいいところ知ってるのか?」

ありす「任せてください、いいところがあります」

モバP「んじゃ案内頼むよ」

ありす「解りました。じゃあ早く行きましょうPさん」

モバP「っとっと……そんなに急ぐと迷子になるぞー」

ありす「でも早くしないと始まっちゃいますよっ」

ありす「ここです、ここ」

モバP「ふぅ、まだ時間は大丈夫か」

モバP「ほお、中々いい景色じゃないか。花火もよく見えそうだ」

ありす「でもその分、人も多いですね……」

モバP「そうだな。迷子にならないようにしっかりくっついてろよ?」

ありす「あ、はい……えへへ」


モバP「そろそろ時間かな……」

ありす「あ、Pさん!」

モバP「おっ、始まったか」

ありす「わぁ〜……すごい」

モバP「思ってた以上に本格的だな」

ありす「花火、Pさんと一緒にこうやって見れて嬉しいです」

モバP「誘ってくれてありがとうな、ありす」

ありす「いえ、そんな……」

ありす「でも本当に綺麗ですね……見惚れちゃいます」

モバP「ありすには負けるけどな」

ありす「えぇっ……!? い、いきなり何言うんですか……」

モバP「いや、一度でいいからこういう気障なことを言ってみたかったんだ」

モバP「それに俺にとっちゃ事実だしな!」

ありす「も、もう……Pさんったら」





モバP「もう終わりかな」

ありす「楽しかっただけに……終わると寂しいですね」

モバP「そうだな……じゃあ帰ろうか」

モバP「もう暗いし足元に気をつけろよありす」

ありす「大丈夫で——きゃあっ……!?」

モバP「うおっ!? 言ってるそばから……大丈夫かありす!」

ありす「あうぅ……だ、大丈夫ですけれど……ちょっと足を」

モバP「捻ったか?」

ありす「みたいです……」

モバP「仕方ない、ほら」

ありす「えと……?」

モバP「おんぶしてやるから」

ありす「そんな、別に歩くくらいなら……」

モバP「いいからほら」

ありす「そ、それじゃあ……し、失礼します」

モバP「よし……しっかりつかまってろよ?」

ありす「は、はい……あの、お、重かったりしませんか?」

モバP「むしろ軽いくらいだな」

ありす「ごめんなさいPさん……最後にこんな」

モバP「まあ気にするな。事故だし仕方ないさ」

ありす「でも……んっ……ふぁぁ……」

モバP「なんだ、眠いのか?」

ありす「そんな、こと……」

モバP「もう結構遅い時間だし、かなり遊んだもんな」

モバP「疲れたのなら寝ていいぞ」

ありす「それじゃあ……ちょっとだけ……お休みなさい……Pさん」

モバP「ああ、お休みありす」

ありす「んっ……すぅ……」



第六十二話 完

今度こそ花火のネタで
射的のコツはググっただけです


〜第六十三話〜


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http://i.imgur.com/6Z6AGmH.jpg
速水奏(17)

モバP「ただいまもどりましたー」

モバP「……って、誰もいないのか?」

奏「すぅ……んっ……」

モバP「っと、奏ちゃんが居たのか……寝てるけど」

モバP「何もソファーで寝なくても仮眠室使えばいいのに」

モバP「おーい奏ちゃん、寝るなら仮眠室で寝なさい」

奏「ふぁ……?」

奏「うふふ……おはよーPさん……」

チュッ

モバP(へ……? いきなりキスされたんだけど……?)

奏「ん……あ、れ……?」

モバP「奏ちゃん、寝ぼけてる……?」

奏「ふふっ……みたい。私のプロデューサーと勘違いしちゃった」

奏「ごめんなさいね」

モバP「いや、まあいいけど……しょっちゅうしてるのこんなこと?」

奏「気になっちゃう? 私ともっとキスしたいの?」

モバP「いやいや、そういうわけじゃないけどな」

奏「あんまり深刻に考えなくてもいいよ、挨拶みたいなものだから」

モバP「唇にキスするのが?」

奏「それはさっきも言ったけど……寝ぼけて私のプロデューサーと間違えたから」

モバP(つーことはあいつ、奏ちゃんとキスするのが挨拶みたいなものなのか……)

モバP(大変そうな、羨ましいような)

奏「貴方もある意味役得じゃない♪」

モバP「いやいや……こっちはびっくりしたよ本当に」

奏「ふふっ……私の唇の味、どうだったのかな……?」


ありす「…………」

ありす「む〜……なんでPさんと奏さんがキスしてるんですか……」

〜翌日〜

ありす「……」

奏「あらありすちゃん、どうしたの私の顔をじーっと見て?」

奏「私の顔に何かついてるかしら?」

ありす「昨日……私のプロデューサーとキスしませんでしたか……?」

奏「え……? ああ、そんなこともあったかも」

奏「もしかして妬いちゃってるの? ふふっ、可愛いわね」

ありす「あうぅ……だ、だって、昨日事務所に行ったら、突然Pさんとキスしてるんだもん……」

ありす「気になるに決まってますよぉ……」

奏「あれはちょっと寝ぼけてただけだから、心配するようなことはないわ」

ありす「本当ですか……?」

奏「それにあれくらいは私にとっては、挨拶みたいなものだもの」

ありす「キ、キスするのがですか?」

奏「ええ。唇が軽く触れ合うようなキスなんて……貴方もそれくらいしないの?」

ありす「た、たまに……Pさんとしますけど……」

ありす「で、でもそういうのは好きな人と……」

奏「あら、恋人同士ならもっと大人のキスをするものよ?」

ありす「お、大人の……?」

奏「そう、もっと情熱的で激しいのをね……ふふっ♪」

奏P「おー奏、こんなところにいたのか探したぞ」

奏「そうだ、良かったら今から見せてあげる」

ありす「えっ……?」

奏「ねえ、Pさんこの前私の誕生日だったじゃない」

奏P「え、あ……そうだったな」

奏「私まだプレゼント貰ってないんだけどなぁ?」

奏P「何か欲しいのでもあるのか?」

奏「うん……私にとって最高のもの……」

奏P「へ……? ちょ、お、おい……んぅ!?」


ありす「わー……わー……す、すごい……」

ありす「……」

奏「ふふっ……どうだったかしら」

ありす「え、えと……その……」

奏「まだありすちゃんには早かったかもね」

ありす「わ、私にはあんなの……」

奏「でもしてあげたら……きっとありすちゃんのプロデューサー、喜ぶんじゃないかなぁ」

ありす「そ、そうなの……かな……?」

奏「さぁ、どうかしらね♪」

奏P「ったく……突然何かと思えば……」

奏P「あんまり子供をからかうもんじゃないぞ」

奏「あら、少しは本気で言ってるわよ?」

ありす「…………」

モバP「ありすー、どうしたんださっきからぼーっとして」

ありす「あ、Pさん……」

モバP「今日はなんか変だぞ? 調子が悪いのか?」

ありす「いえ……そんなことないですけど……」

ありす「……」

モバP「ん、なんだ? 俺の顔になにかついてるか?」

ありす(私も……Pさんとあんなキスを……)

ありす(……や、やっぱり……無理だよぉあんなの……うぅ……)

モバP「ありす、顔が赤いけど熱でもあるのか?」

ありす「ふえっ……!? な、何でもないですから、ほんとに……!」

モバP「まあそれならいいけど……」

ありす(奏さんは確か17歳だから……)

ありす(私もそれくらいになったら、あんな大人のキスを出来るように……)

ありす(やっぱり私ってまだ子供なんだぁ……)

モバP(今度は落ち込んでる……本当にどうしたんだろ)


奏「くすっ……あんなに悩んじゃって、可愛い♪」

奏P「まったく変なこと吹き込むから」

奏「あら、でも嘘を言ったわけじゃないわ。Pさんだって、嬉しかったでしょ?」

奏P「う……まあ、な……」

ありす「えっとPさん……」

モバP「ん、どうした?」

ありす「ちょっとキスしませんか?」

モバP「へ、突然どうした?」

ありす「駄目ですか……?」

モバP「駄目じゃないけどな……」

ありす「あ、ん……」

モバP「これでいいか?」

ありす「はい……えへへ」

ありす(うん……私にはまだこれでいいや)

ありす(これでも十分嬉しいし……Pさんもきっと)



第六十三話 完

別に催促されたからというわけではありませんが>>613
今回改めてはやみーの台詞を調べると予想以上にキス魔で驚いた


〜第六十四話〜
 

ちひろ「プロデューサーさん、明日何の日か解ってますか?」

モバP「え、何かありましたっけ?」

ちひろ「忘れちゃったんですか? 明日はありすちゃんの親御さんへの定期報告ですよ」

モバP「あーあー、そういえばそうでしたね」

ちひろ「しっかりして下さいね。こっちはお子さんを預かってる身なんですから」

モバP「ありすにも言っておかないとなぁ」

ありす「どうかしたんですか?」

モバP「おっと、いたのかありす」

ありす「ついさっき事務所に着きました。それで私がどうかしたんですか?」

モバP「ああ、それがな……」

ありす「え……明日ですか……!?」

モバP「ああ」

ありす「と、突然すぎませんか? 私、知りませんでしたよ!」

モバP「おかしいな。親御さんから何も聞いてないのか?」

モバP「ちひろさん、ありすの両親にちゃんと予め言ってありますよね?」

ちひろ「はい、もちろんです」

ありす「うぅ〜、だったらお母さんも言ってくれれば……」

モバP「まあ別にいつものように報告をちょっとするだけじゃないか」

モバP「そんなに困ることでもないだろ?」

ありす「わ、私は困るんです!」

モバP「そうなのか?」

〜ありすの家〜

ありす「お母さんお母さん!」

ありす母「あら、どうしたのありす?」

ありす「あしたPさんが家に来るの知ってたの!?」

ありす母「そういえばそうだったわ。うっかり忘れちゃうところだった」

ありす「どうして私に言ってくれなかったのっ」

ありす母「え? 知ってるものだとばかり」

ありす「今日初めて知ったよぉ……」

ありす「もーっ、とにかくお掃除とかしないと!」

ありす母「お掃除?」

ありす「こんな散らかっている家にPさんを上げたら、恥ずかしいじゃない!」

ありす母「そんなに散らかってるかしら?」

ありす「それにPさんに出すお茶請けとかあるの?」

ありす母「えーっと確かこの辺に……無いわね」

ありす「ああもうっ……私が買ってくるから」

ありす母「あらあら元気ねぇ」

ありす「お母さんがちゃんとしてないのが悪いんでしょ!」

ありす母「……みたいなことがあってねえ」

ありす父「なるほど、道理で綺麗に片付いてるわけだ」

ありす「もう……なんで二人ともそんな呑気なの……」

ありす父「見てくれだけを気にするようじゃ、まだまだだぞ」

ありす母「そうよ、大事なのは気持よ。しっかりおもてなしすればいいのよ」

ありす「お茶請けも無かったじゃない……」

ありす母「ありすが何か作ってあげればよかったのにねぇ」

ありす母「時々練習してるじゃない、お菓子を作るの」

ありす「そ、そうだけど……」

ありす父「いやぁ……最初は大変だったな、失敗するのも多くてその度に私が処理を……」

ありす「ご、ごめんなさい」

〜ありすの部屋〜

ありす「はぁ……ほんとにお父さんもお母さんも……」

ありす「……私の部屋変なところないよね? いつも綺麗にしてるし」

ありす「Pさんが私の部屋に入るかは解らないけど……一応お掃除して」


ありす「……えへへ」

ありす「明日Pさんが家にくるんだぁ……久しぶり」

ありす「Pさんの家にはよく行くけど、Pさんは家にあんまり来てくれないし……」

ありす「どれくらい居てくれるのかなぁ、せっかくだから泊まっていってもいいのになぁ」

ありす「早く明日にならないかなぁ」

〜翌日〜

ありす「…………」

ありす母「ありす、少しは落ち着きなさいって」

ありす「う、うん……まだ来ないね」

ありす父「彼にも予定があるのだろう、ゆっくり待ちなさい」

ピンポーン

ありす「あっ……!」

ありす母「あらあら、とっさに飛んでいっちゃったわね」

ありす父「よほど楽しみだったのだろう、お父さんとしてはちょっと複雑だが……」

ありす母「って、あら?」

ありす「…………」

ありす母「どうしたのしょんぼりして」

ありす「Pさんじゃなかった……」

ありす父「ははは、落ち着きなさいってことだ」


ピンポーン

ありす「あっ……」

ありす母「また慌てて行っちゃったわね」

ありす父「落ち着きなさいと言っているのに」


モバP「おっと……ありすか」

ありす「こんにちはPさん」

モバP「親御さんはいるかな?」

ありす「はい、どうぞ上がって下さい」

モバP「お邪魔するな」

モバP「えー、こんにちは。今日はいつものように活動の定期的な報告に……」

ありす父「あーそんな堅苦しいのはよしてくれ、私は苦手だ」

ありす父「それにそんなかしこまる仲でもないだろう?」

モバP「そうですか、では……」

ありす母「暑い中大変でしたでしょう、冷たいお茶とお茶請けです」

モバP「これはありがとうございます。わざわざすみません」

ありす母「いえいえ。これ、ありすが貴方のために買ってきたものですから」

モバP「え、そうなのか?」

ありす「あ……だって、何もなかったから」

ありす母「昨日ありすったら、随分張り切っちゃって……うふふ」

ありす「も、もう……それは言わなくていいじゃない」

モバP「……と、以上になります」

モバP「活動の方はこのままの方向で進めていくつもりです」

モバP「何かそちらからありますか?」

ありす父「いえ、特にはありませんね」

ありす母「いつもありすの口から色々と聞かされてるからねぇ」

ありす「お、お母さん……」

ありす母「もうこの子ったら口を開けば、貴方のことばかりで……」

モバP「は、はぁ、そうなんですか」

ありす「ちょ、ちょっと……」

ありす母「いいじゃないのよぉ、お母さんだって正直愚痴りたくもなるわよ」

モバP「ありがたいことに、そちらの娘さんには大変懐かれてるようで……」

ありす母「あらあら、そんなぼかした言い方しなくても」

ありす母「まだうちの娘は12歳ですけれど……」

ありす母「プロデューサーさんは待ってくれるそうですから、何も心配はありませんね♪」

モバP「よ、よくご存知で……」

ありす母「この子が嬉しそうに喋るんだもの」

ありす「わ、私そんなことまで言っちゃってたの……?」

ありす父「覚えてないのか? お父さんはあれを聞かされたとき、どんな気持ちだったか……」

モバP「えーっと、そのいいのでしょうか?」

ありす母「なにがです?」

モバP「その、娘さんを……まだ先のこととはいえ将来は……」

ありす母「だってもう、この子が言っても聞きそうにないもの」

ありす「えっと……」

ありす母「貴方他の人で納得できるの?」

ありす「絶対無理……」

ありす母「でしょう?」

ありす母「親としてはしっかり幸せにしてくれたら、それで構いませんよ」

ありす父「少し寂しくもあるが、ありすの幸せのためならな」

ありす「お父さん、お母さん……」

モバP「ありがとうございます……責任をもって必ず娘さんを幸せにします」

ありす「Pさん……」

ありす母「そうと決まれば! プロデューサーさん、この後お仕事とかあります?」

モバP「いえ、今日はこれだけですが……」

ありす母「じゃあ泊まって言ってくださいよ」

ありす母「ありすがプロデューサーさんの前だと、どんな感じかも気になりますし」

ありす「ふ、普通だもん」

ありす父「君は酒はイケる口かね?」

モバP「はい」

ありす父「よーし飲むか! 一緒に酒を飲み交わす相手がいるといいもんだ」

ありす「も、もうっ、二人とも……Pさんにご迷惑じゃ……」

モバP「ははは俺はいいよ。愉快なご両親じゃないか」





モバP「ふう……大変だったな」

ありす「すみません、あんな両親で……」

モバP「いや、楽しかったよ」

モバP「それに……正直あんなにあっさりと認めてもらえるとは思わなかった」

ありす「お父さんもお母さんも、そしてもちろん私も」

ありす「Pさんには感謝してるんですよ?」

モバP「俺に? 何かしたっけ?」

ありす「私の名前のこと……ずっと嫌だと思ってた『ありす』って名前を好きにさせてくれて……」

ありす「それがお父さんとお母さんには、なにより嬉しかったみたいです」

モバP「そっか……まあ俺が何かしたわけじゃないよ。ありすが乗り越えたんだから」

ありす「ううん……Pさんがいないと絶対に無理でした」

ありす「おかげで明るくなって……笑うようになって……」

ありす「お父さんもお母さんも、Pさんにすごく感謝してるって言ってました」

モバP「ははは……照れるな」

ありす「ほんとPさんに会えて、一緒にいれて……私とても幸せです」

モバP「ありす……」

ありす「Pさん……」

ありす母「プロデューサーさーん、寝る時は向こうの部屋で……」

モバP「うおっ!?」

ありす「ふぇ……!? お、お母さん……?」

ありす母「あらあら、お邪魔だったかしら?」

モバP「あ、あはは……そんなこと……」

ありす母「そうそう、プロデューサーさん」

ありす母「いくら認めたと言っても、ありすはまだ12歳ですからね?」

ありす母「くれぐれも、そういった行為は慎んでくだいよ?」

モバP「も、もちろんです」

ありす「お母さん……恥ずかしいからやめて……」

ありす母「じゃあおじゃま虫は退散するとしますねー」


ありす「うぅ、もう……」

モバP「ははは……本当に愉快なお母さんだな」

ありす「すごく恥ずかしいですよぉ……」

モバP「俺の寝るところは、向こうの部屋に用意されてるみたいだし……それじゃあ……」

ありす「あ、まって……」

モバP「ん?」

ありす「一緒に寝ちゃ……駄目ですか?」

モバP「いや、さっきああ言われたばかりでそれは勘違いされそうだが……」

ありす「いいじゃないですか、一緒に寝るくらいよくしてるんですから」

ありす「Pさん、おねがいします……」

モバP「全く……そんな風にお願いされたら断れないじゃないか」

ありす「えへへ……」

ありす「ちなみにPさん」

モバP「ん?」

ありす「Pさんがもし、その……そういうことがしたいのでしたら私は……」

ありす「いつでもいいんですよ……? 覚悟はしてますから」



第六十四話 完

誰がなんと言おうとありすちゃんは合法


〜第六十五話〜
 

ありす「おはようございます」

モバP「おうありすおはよう」

ありす「事務所の前に葉竹を飾ってるんですね」

モバP「今日は七夕だしな。ちひろさんが気を利かせてくれたみたいだ」

モバP「みんな短冊に色々お願い書いたみたいだぞ。ありすもどうだ?」

ありす「そうですね……何書こうかなぁ……」

モバP「まああんまり深く考えなくてもいいんじゃないか、お遊びみたいなもんだしな」

ありす「でももし叶ったら……って思っちゃったらちょっと悩みませんか?」

モバP「どうだろうな……俺はそんな考えずに書くと思うけど」

ありす「うーん……お願いごと……」

日菜子「むふふ……」

ありす「あれ、日菜子さん?」

日菜子「むふ、おはようございますありすちゃん」

ありす「あ、おはようございます」

日菜子「今日は七夕ですねぇ。何かお願いごとはしましたか?」

ありす「いえ、今考えてる最中で……」

日菜子「一年に一度ですからね、少しくらい無茶なお願いしてもばちは当たらないと思いますよぉ、むふふ」

ありす「一年に一度かぁ……」

ありす「もしPさんと一年に一度しか会えなかったら……」

ありす「考えもつかないなぁ……一緒にいるのが当たり前だし」

日菜子「そうですねぇ……日菜子もいくら妄想ぱわーがあるとはいえ」

日菜子「一年も会えなかったら、流石に寂しくなっちゃいます」

日菜子「でも……むふふ、日菜子の場合は肝心の彦星は気付いてくれませんけどねぇ」

ありす「……大変ですね日菜子さんは」

日菜子「せっかくなので、今日はプロデューサーさんと星でも見に行こうかなぁ」

ありす「あ、いいですね」

ありす「日菜子さんは、短冊にどんなお願いを書いたんですか?」

日菜子「むふ、これです」


『王子様が日菜子のことを気付いてくれますように』


ありす「……これは」

日菜子「これでも何度かプロデューサーさんに、告白に近いことをしているんですけどねぇ」

日菜子「どうして気付いてくれないんでしょうか」

日菜子「もしかして日菜子のこと……嫌いなのかなぁ……」

ありす「そ、そんなことないですよ……!」

日菜子「むふふ……ごめんなさい、ついネガティブになっちゃいました」

ありす「いえ……好きな人に気付いて貰えないのは辛いと思います」

日菜子「もう待つにのは慣れちゃいましたから」

日菜子「妄想の中ではハッピーエンドなんですけどねぇ、むふふ」

ありす「あの……」

日菜子「むふん?」

ありす「私からも日菜子さんのプロデューサーにそれとなく言いましょうか?」

日菜子「ありがたいですけれど……やっぱりこういうのは」

ありす「そう、ですよね……ごめんなさい、余計なお世話でした」

日菜子「いえいえ……正直日菜子も、そうでもしないと気付いてくれそうにないと思っちゃいますから、むふふ」

ありす「こう言うのもなんですが、おかしいレベルですよね」

日菜子P「はぁっくしゅん!」

モバP「どうした、風邪か?」

日菜子P「はー……んなことないと思うが」

モバP「んじゃ誰かが噂してるのか」

日菜子P「ははは、俺の噂なんて誰がするんだよ」

モバP「ところで日菜子ちゃんは一緒じゃないのか?」

日菜子P「別にいつも一緒にいるわけじゃないって。お前とありすちゃんじゃねえんだから」

モバP「俺だっていつも一緒にいるわけじゃねえよ。ていうかありすだって今はいないだろ」


日菜子「プロデューサーさーん」

モバP「って言ってたら、日菜子ちゃん来たぞ」

日菜子P「おう、なんだ?」

日菜子「せっかくですから星空、一緒に見に行きませんか?」

日菜子P「星空?」

日菜子「天の川が見れるかもしれませんし……ね?」

日菜子P「まあ別にいいけど……」

日菜子「むふふ……じゃあ夜にまた」


モバP「デートか」

日菜子P「なんでそうなるんだよ、ったく」

モバP「お前はいつも通りだなほんと……俺もありすと一緒に行ってみるかな」

〜夜〜

日菜子「むふふ、星空が綺麗ですね」

日菜子P「確かに……日菜子、よくこんなスポット知ってたな?」

日菜子「アーニャちゃんに教えてもらいました」

日菜子P「ああ、趣味が天体観測だっけ」

日菜子「プロデューサーさん」

日菜子P「なんだ?」

日菜子「今ここって日菜子とプロデューサーさんの二人きりです」

日菜子P「そうだな」

日菜子「日菜子いつも言ってますよねぇ、王子様が迎えに来るのを待ってるって」

日菜子P「言ってるけど、それがどうかしたのか?」

日菜子「近すぎて気づかないことって、あると思うんですよぉ」

日菜子P「……? 日菜子何が言いたいんだ?」

日菜子「むふふ……もうこの人は……」

日菜子「本当に日菜子の口から言わないと解らないんですかぁ?」

日菜子P「それは……」

日菜子「日菜子は……今まで何度もプロデューサーさんにアプローチをかけてきました」

日菜子「もちろんそれは、プロデューサーさんに気付いて欲しかったからです」

日菜子「日菜子の気持ちを……」

日菜子「むふふ……流石にプロデューサーさんでも……ここまで言って解らないってことないですよねぇ?」

日菜子P「いや……でもだな、俺とお前はアイドルとプロデューサーで……」

日菜子「なんとかなりますよ……日菜子たち二人なら」

日菜子「それに他の子たちを見ると、今更な気もしますけどねぇ」

日菜子P「う……ていうか、日菜子はいいのか俺で?」

日菜子「むふふ……」

日菜子「もう随分前から、日菜子の王子様は決まってるんです」

日菜子「今更違うと言われても、困っちゃいますよ……むふふ♪」

日菜子P「そう、か……」

日菜子「ほんと……女の子にここまで言わせるなんて駄目ですよ?」

日菜子P「わ、悪い……いまいちこういうことには疎くてな」

日菜子「むふふ、それで……お返事は?」

日菜子P「じゃあ……日菜子がよければ俺は」

日菜子「むふふ、日菜子は言うまでもないですよぉ」

日菜子「今ずっと妄想してたことが現実になったんです」

日菜子「本当は……王子様のほうから言って欲しかったんですけど……」

日菜子「それでも……こんなに嬉しいことは……ないですよぉ……ぐすっ」

日菜子「ずっと……ず〜っと好きだったんですから……!」





モバP「星がキレイだなぁ」

ありす「ですね」

モバP「そう言えば結局ありすは、何をお願いしたんだ?」

ありす「えっと……『日菜子さんの恋が上手くいきますように』って」

モバP「ははは、日菜子ちゃんのこと書いたのか? 自分のことじゃなくて?」

ありす「だって……好きな人にずっと気付いて貰えないのは可哀想だと思いましたから」

ありす「もしこれで叶ってくれたら……きっと二人とも幸せになれると思います」

モバP「そうだな、そうなるといいな」



第六十五話 完

七夕だしスレも終わりかけだしいい加減この二人もね


〜第六十六話〜


http://i.imgur.com/TRt6tYL.jpg
http://i.imgur.com/sGYApKw.jpg
ナターリア(14)

日菜子「むふふ〜♪」

日菜子P「お、おい日菜子……流石に事務所なのにくっつきすぎだ」

日菜子「いいじゃないですかぁ〜、日菜子今までずっと待ってたんですよ?」

日菜子「これくらい許してもらっても罰はあたらないと思います、むふふっ♪」



ありす「なんか日菜子さんたち、急に仲良くなったというか……前にもまして一緒にいますね……」

ナターリア「そ〜だネ〜、ヒナコ凄い嬉しそうダヨ」

ありす「もしかしてプロデューサーと進展したのかな……?」

ナターリア「おー、ヒナコはプロデューサーのこと好きなんだネ」

日菜子「むふ? おやぁ、見られちゃってますね、むふふ」

日菜子P「さ、流石に誰かが見てる時はどいてくれると……」

日菜子「仕方ないですねぇ……日菜子の王子様はシャイなんですから」

日菜子P「いや、済まないな……ひと目があるとどうも気になって」

日菜子「それって二人っきりなら、もーっとすごい事してもいいってことですかぁ? むふ、むふふ〜」

日菜子P「待て待て、そういうことじゃない」

日菜子「日菜子は、もうプロデューサーさんと幸せに暮らすところまで妄想済みですから」

日菜子「早く現実になってほしいものです……むふ」

ナターリア「二人は結婚するんだナー」

日菜子P「うえっ!? いや、まだそういうことは早いだろっ」

日菜子「むふふ……確かにゆくゆくはそうしたいところですが」

日菜子「日菜子はまだ15歳ですから……結婚するには待たないとですねぇ」

日菜子「むふ……でも、それくらいなら王子様が気づかずに、待っていたのと比べるとマシですけどね、むふふ」

日菜子P「うっ……そ、それは悪かったから」

ナターリア「そうなんダ。ブラジルだと結婚できるから知らなかったヨ〜」

日菜子「むふ……?」

ありす「……えっ?」

日菜子「……その話もっと詳しく知りたいですねぇ」

ありす「ナターリアさん、よければどういうことか説明を」

ナターリア「わ、わかったヨ……だからそんなに詰め寄ってこないでもいいヨ……」

ナターリア「……というコト」

日菜子「むふむふ……つまり」

ありす「女性が妊娠している場合だと、未成年でも結婚が可能だと……」

ナターリア「そだネー」

日菜子P(世界は広いな……)

日菜子「むふ……まあ日菜子は来年には出来るようになるからいいですけど……」

日菜子「赤ちゃんは……早くにほしいかなぁ……ね、プロデューサーさん?」

日菜子P「えっ……? えーっと……ま、まあほら、物事には順序ってものが……」

ありす「…………」

ありす(Pさんとの赤ちゃんが出来たら、結婚できるんだ……)

ありす(でもそれにはブラジルに行かなきゃいけない……)

ありす(アイドルだって止めたくないし、Pさんもそんなの嫌だろうし……)

ありす(でも……やっぱり4年は……長いですよぉ……)

ありす(待ってくれるって言ってくれたし……Pさんのこと信じてないわけじゃないけど……)

ありす(Pさんとの赤ちゃん……出来たら嬉しい)


日菜子「ありすちゃーん?」

ありす「あ、えと……?」

ナターリア「ボーッとしてたヨ?」

ありす「すみません……ちょっと考え事を」

日菜子「むふ、聞いておいてあれですけど、日菜子もそこまでするつもりはありませんし」

日菜子「ありすちゃんも、あんまり変に考えこまないほうがいいですよぉ?」

ありす「そ、そうですね」

日菜子P(ていうかあいつありすちゃんに慕われすぎだろ……)

日菜子P(まだ小学生なのに……ただ懐いてるだけだと思ってたんだがなぁ)

ありす「Pさんは待ってくれるって言ってくれたし……」

ありす「うん……もうこのことは忘れちゃおう」

ありす「あ、私そろそろお仕事ありますのでこれで」

ナターリア「またネー」

ありす「でもブラジルかぁ……」

モバP「うん? 何か言ったか?」

ありす「あ、いえ……別に」

モバP「ブラジルとか聞こえたけど……もしかして行きたかったりするのか?」

ありす「……あ、その」

ありす「Pさん、もしブラジルに暮らすとしたらどうしますか?」

モバP「へ? ブラジルに?」

モバP「うーん……やっぱり住み慣れた日本を離れるのは抵抗があるなぁ」

ありす「そうですよね……」

モバP「ああでも、ありすが一緒にいたら別にいいかもな」

ありす「え?」

モバP「ぶっちゃけて言えば、俺の中でのほとんどを占めてるのがありすだからな」

モバP「ありすと一緒にいれば、大抵のところでも暮らしていけるかも、ははは」

ありす「そう、ですか……えへへ」

モバP「でもそれがどうかしたか?」

ありす「いえいえ、なんでもありません」

モバP「変なありすだな」





ありす(Pさんはああ言ったけど、やっぱり突然言われたら迷惑だよね……)

ありす(でも、4年も待つのは……)

ありす(そ、それに私だってそういうことに興味あるし……Pさんとの赤ちゃん作るの……)

ナターリア「アリスー?」

ありす「あれ、ナターリアさん? どうしたんですか?」

ナターリア「サイキンなんだか悩んでることが多い気がしたノ」

ナターリア「もしかして前に話したこと気にしてるのかナ?」

ありす「あ、えっとそれは……」

ナターリア「あんまり早いうちから結婚するのは感心しないヨ」

ありす「え?」

ナターリア「ブラジルだって、出来るってだけで一般的じゃないんダナ」

ナターリア「若いうちから赤ちゃん作ったら、きっと大変ダヨ」

ありす「そう、ですよね……」

ナターリア「それに、結婚出来るようになるまでは愛を確かめる時間だと思ったらイイヨ♪」

ありす「愛を確かめる、ですか……」

ナターリア「ナターリアだって、まだ結婚出来ないけど、ダーリンとは結婚するつもりなんダ」

ナターリア「だから今はたーくさんイチャイチャしてるんダヨネー」

ありす「……私、いつもしてる気がします」

ナターリア「アレ、ソウナノ?」

ありす「周りからよく言われますので……」

ナターリア「ふたりでイチャイチャしてたら、結婚出来るまでアッという間ダヨ」

ありす「そうかもしれませんが……」

ナターリア「それでも心配ならアレを貰えばいいネ」

ありす「アレ?」

ナターリア「指輪ダヨ、結婚を約束する指輪があれば安心だネ」

ありす「こ、婚約指輪ですか……」

ありす「確かに欲しいかも……Pさんくれたらいいなぁ」

ナターリア「ナターリアは、指輪の代わりに指切りだったけどネー♪」

ありす「……ともかくありがとうございました」

ありす「ちゃんと待ってみることにします。そう約束しましたし」

ありす「Pさーん」

モバP「うおっとっ……!」

ありす「えへへ……」

モバP「どうしたんだ、そんなにくっついてきて?」

ありす「確認です」

モバP「確認?」

ありす「だって……4年もあるんですから」

ありす「こうやって時々は、私がPさんのこと大好きだよって確認させないと」

ありす「Pさんが何処かに行っちゃったら嫌ですから」

モバP「そんなことないけどなぁ、信用されてないのかな?」

ありす「えへへ……ようは口実みたいなものですけど、ね……」



第六十六話 完

>>747のネタでした
ナターリアも台詞見ると結婚する気満々ですね


〜第六十七話〜
 

モバP「ふあ〜……」

ちひろ「おやプロデューサーさん、そんなに大きなあくびしちゃみっともないですよ」

モバP「ああ、すいません」

モバP「最近ありすのスケジュールが過密だったんですが、明日から幾分余裕が出来ましてね」

モバP「ちょっと気が抜けちゃってたみたいです、ははは」

ちひろ「ありすちゃん、お仕事頑張ってましたねぇ」

モバP「いや全くです。少しはゆっくりして貰えるといいんですがね」

prrrr

ちひろ「あ、私が出ますね」

モバP「お願いします」

ちひろ「はい、こちらCGプロダクション……」

ちひろ「あ、はい。いつもお世話になっております」

ちひろ「少々お待ちください」

ちひろ「どうやらプロデューサーさんへの電話のようです」

モバP「俺に? 誰からですか?」

ちひろ「ありすちゃんのお母さんです」

モバP「えっ、こっちに電話してくるのは珍しいな……なんでまた」

モバP「取りあえず電話かわりますね」

モバP「はいもしもし、お電話かわりました」

ありす母『もしもし、プロデューサーさんですか? ありすの母です』

ありす母『いつも娘がお世話になって……』

モバP「いえいえこちらこそ……それで今日はどういったご用件で?」

ありす母『あ、それがですね……実は明日ありすの学校で授業参観があるんですよ』

モバP「へえ、そうなんですか。丁度いいですね、今ありすの予定に余裕が出来たところですから」

ありす母『ええ、それは娘から聞いております』

ありす母『でも実は……私もそして夫も、明日は都合がつかないんですよ……』

モバP「それは……」

ありす母『正直、子供にとっては来ても鬱陶しいと思うだけかもしれませんが……』

ありす母『それでも誰も来ないのは、可哀想だと思うんです』

モバP「それはつまり私に……」

ありす母『ええ、良かったらプロデューサーさんが行ってあげてくれませんか?』

ありす母『あの子も、プロデューサーさんが来ればきっと喜ぶと思います』

モバP「そう言ってくれるのはありがたいですが……いいのですか?」

モバP「はっきり言ってしまえば、私は部外者になるのでは……」

ありす母『何言ってるんですか! 部外者だなんて!』

ありす母『将来的には、家族の一員になるっていうのに、もうっ!』

モバP「あ、あはは……光栄です」

モバP「解りました、では恐縮ですが私が行かせてもらいます」

ありす母『お願いしますね。要件は以上です』

ありす母『わざわざお忙しいところすみませんでした、それではこれで』

モバP「はい、それでは」

モバP「ふー……」

ちひろ「一体どんなことを話したんですか? 聞いても平気ですかね?」

モバP「ああ、そんな大したことじゃありません」

モバP「ただ、明日あるありすの授業参観に出てくれって頼まれただけです」

ちひろ「へえ、プロデューサーさんに頼むなんて信頼されてるんですねぇ」

モバP「ははは、ありがたいことです」


モバP「そういえば、前にありすの学校行事の予定表を貰ったっけ……」

モバP「えーっと、どれどれ……」

モバP「確かに明日みたいだな……時間は昼から授業終了までの間か」

〜翌日〜

ザワザワ

「お前のとこの親くるの?」

「授業見られるのってなんか緊張するー」


ありす「……」

女子A「橘さん、どうしたの?」

ありす「あ、ううんなんでもない」

女子A「そっか、ところで橘さんのところは来るのかな?」

ありす「二人とも忙しいみたいだから、来れないって」

女子A「へーいいなぁ」

ありす「うーん……でもやっぱり来てくれないのはちょっと寂しいかな……」

女子A「そういうものかー」


ザワザワ

「あれ誰の親だろ?」

「すげー若くみえるよな? もしかして誰かの兄ちゃんかなにか?」


女子A「なんか騒がしいね?」

ありす「うん、どうしたんだろ……?」

モバP「っとこの教室でいいのかな?」

ありす「……えっ?」

ありす「えええっ!? なんでPさんが!?」

モバP「おーありす、よかったここでいいのか」

女子A「えっ、この人橘さんのお父さん? すっごい若くない?」

ありす「あ、この人はお父さんじゃなくて、ええっと……私のプロデューサーで」

女子A「プロデューサー!? すごーい、改めて橘さんがアイドルだって実感しちゃうなぁ」

ありす「それより! なんでPさんがここに……?」

モバP「いやありすの親御さんから、来れない自分たちの代わりに行ってやってくれって頼まれてな」

ありす「で、でもだからって……」


先生「ほらほら、そろそろチャイムなるからみんな席につけー」

モバP「おっと、それじゃあ俺は後ろで見ておくからな」

ありす「あ……」

先生「今日は授業参観ってことでビシバシ当てていくからなー」

ありす「…………」チラリ

ありす(うう……Pさんが見てると思うとなんだか緊張する……)

先生「よーし、じゃあこの計算問題を……橘」

ありす「は、はい!」

先生「前に出て解いてみろー」

ありす「はい、えっと……」

ありす「ここはこうなって……あれ?」

先生「んーどうした、そんなに難しい問題じゃないぞ? いつもなら出来てるじゃないか」

ありす「えとえと……こうじゃなくて、あうう……」

先生「うーん、橘席に戻りなさい」

ありす「はい……」

先生「授業参観で緊張してるのかー? 親に見られてるくらいで情けないぞー」

ありす(うぅ……私だってお父さんやお母さんに見られるくらいだったら緊張しないもん……)

〜休み時間〜

ありす「はぁ……」

モバP「どんまいありす」

ありす「あ、Pさん……」

ありす「違うんですよ? いつもならあれくらい……」

モバP「ははは、解ってる解ってる」

モバP「って、休み時間だからって俺と喋っても仕方ないかな? 友だちと喋りたいだろうし」

モバP「次の授業も見ておくから、がんばれよ」

ありす「はい……!」

モバP「学校終わったら一緒にどこか寄り道するか」

ありす「ホントですか……?」

モバP「ああ、ありすが頑張ったらな」

ありす「頑張りますね……!」

ありす「えへへ……」

女子A「橘さん、どうしたの?」

ありす「あ、ううん何でもない……」

女子B「それにしてもありすちゃんのプロデューサーさん、ちょっとかっこいいね」

ありす「そうかな……? そうだよね、えへへ」

女子B「あーあ、頼んだら私もアイドルにしてくれて、プロデュースしてくれるかな?」

ありす「そ、それは駄目っ……!」

女子A「わぁっ!? び、びっくりした」

ありす「あ、ごめんね……」

女子B「ほほう……」

女子B「ねーねー、ありすちゃんどうして駄目なのかなー?」

ありす「え……? えと、だってほら……もう私の担当だし」

女子B「一人くらい増えても大丈夫でしょー」

ありす「だめだめっ……絶対に駄目っ!」

女子B「だからなんでー?」

ありす「だ、だから……Pさんは私の担当だもん……」

ありす「私だけの……プロデューサーだもん!」

ありす「私以外の子に行っちゃうなんて……そんなの嫌だもん!」

女子A「橘さんそれって……」

女子B「うふふ〜、やっぱり〜?」

ありす「あ、えと……い、今のは……」

女子B「さっきのって、つまりそーいうことでいいんだよねー?」

ありす「あ、あう……」

女子A「もういいじゃん、橘さん顔真っ赤だよ」

女子B「へへへ、ごめんごめん」

女子B「でもこんなありすちゃん、見るの初めてだったから可愛くてさー」

ありす「も、もういいでしょ……! ほら休み時間終わるし……」

女子B「ちぇー……まあまた今度じっくり聞きたいところかなー?」

女子A「正直言えば私も……」

ありす「で、出来たら……忘れてほしいです……」

先生「はい、それでは今日はここまで、各自気をつけて帰るようにー」

女子A「橘さん、一緒に帰ろっか」

ありす「あ、ごめんね今日は……」

女子B「もう鈍いなぁ。察してあげなきゃ」

女子A「あ、ああそっかそっか。そうだったねーごめんね」

ありす「う、ううん……」

女子B「明日どんな話が聞けるか楽しみだなー」

女子A「もうやめときなってば。それじゃあまた明日ね」

ありす「うんまた明日ね」

ありす「Pさーん」

モバP「おう、友だちとはもういいのか?」

ありす「いいんです。というか正直、早く帰りたいです」

モバP「何かあったのか?」

ありす「Pさんのせいですからね……!」

モバP「えっ、す、すまん」

ありす「許してあげません」

ありす「だから今日はずっと一緒にいないと駄目です」

モバP「はいはい」

ありす(こーなったら、明日うんざりするぐらい話しちゃうんだから!)



第六十七話 完

こうして二人の仲は学校でも知れ渡るのでした


〜第六十八話〜
 

〜学校〜

ありす「そんな感じでこの間はPさんと……」

女子A「うわー想像以上に……なんていうかラブラブ?」

女子B「続きが気になる〜、それでそれで?」

ありす「そのあとPさんの家にお邪魔して……」


先生「ほら静かにしろー、帰りのHRを始めるぞ」

先生「あーもうすぐ夏休みだが、せっかくの長い休みなんだから何か新しいことを始めるいい機会と思う」

ありす(新しいこと?)

先生「日記をつけるのなんか、手軽だし色々と身についていいと思うぞ」

ありす(日記……日記かぁ)

ありす「——なんて先生が言ってたんです」

モバP「へぇ、それで日記帳を買いたいって言い出したのか」

モバP「確かに日記をつけるだけでも、色々とメリットがあるって聞くな」

ありす「先生もそう言ってました」

モバP「でもタブレットあるんだからそれでいいんじゃないか? 日記帳買わなくても」

ありす「なんとなく雰囲気で……」

ありす「あと手書きのほうが漢字の練習にもなるって、先生が言ってました」

モバP「あー確かに……俺も読めるけど書けるかどうか怪しいの沢山あるな」


○月×日

今日から日記をつけていこうかと思います

きっかけは学校の先生の一言だったけど

つけようと決めたのは、自分の周り……特にPさんとの関係が以前とだいぶ変わったから

だからこうやって記録していって、思い出に残せたらな……なんて

ちょっと大げさに言っちゃったけど、要は個人的なことをただ書いていこうかと思います


それで今日は簡単なお仕事がひとつありました

Pさんも私の仕事を見てくれました

それは嬉しいような……でもちょっと恥ずかしくて緊張するような

お仕事に慣れても、Pさんに見られるのは今だにすこしドキドキします

それでもちゃんとお仕事をして、終わった後にPさんが褒めてくれるのは

とっても嬉しくてとっても幸せです

ここだけの話、それがアイドルをやってて一番嬉しいことかもしれません

もちろんファンの人も大切だけど……

Pさんは私の中では特別だから

お仕事が終わると事務所に帰って、Pさんは残ったお仕事を始めました

私はもうお仕事は無いから帰ってもよかったけど

Pさんの傍にいたかったから、お手伝いすることにしました

お手伝いと言っても、やっぱりそんなに出来ることはないので

コーヒーを淹れたり書類を整理したり、その程度だったけど

するとPさんは、申し訳なさそうにお礼を言ってきました

私が好きでやってることだから、気にしなくてもいいのになぁ

むしろPさんに何かしてあげれるのは、すごく嬉しい

私はまだ子供だから、Pさんに出来ることは少ないから

だからこうやって出来ることは、何でもしてあげたい尽くしてあげたい


しばらくしてPさんのお仕事が終わって、一緒に帰ることになりました

外はもう随分暗く、Pさんは送ってくれると言って、手を繋いでくれました

もう何度もPさんと手を繋いでいるけど

いつもドキドキとそしてなんともいえない幸せな気持ちになります

改めて、私はPさんのことが好きなんだ……と実感出来るのでこの時間はとても好きです


○月△日

今日はお休みの日でした

Pさんと一緒に出かける予定だったので、早めに寝たつもりでしたけど

遠足の前日みたいに、興奮したせいで結局起きるのは目覚まし頼りでした

……あ、別に私は遠足くらいじゃこうはなりませんからね

Pさんと出かけるのは私にとって、特別な日なんです

最近はずっと一緒にいるけど、お出かけとなると普段とは違う一面を見たり見られたりなので

わくわくやドキドキしなかったことは無いと思います

そう言えば最近はPさんと一緒にいるばかりだったので

友だちから付き合いが悪いと言われてしまいました……

友だちを蔑ろにしてはいけませんよね……注意しないと

……でもPさんと友だちどっちかだったら、やっぱりPさんを選んじゃいます

だってPさんのこと好きなんだもん

朝起きてPさんに電話をかけました

大丈夫だとは思ってるけど、寝坊でもされたら困っちゃいますから

ていうのは建前で本当は、Pさんの声を聞きたいだけですけどね

でもPさんも、朝から私の声が聞けて嬉しいって言ってくれて

もう……ほんとにこの人はそういうことをさらっと言っちゃうんだから

だからますますPさんのこと、好きになっちゃうんですよ

昨日より今日、今日より明日……Pさんのことをどんどん好きになっていっちゃいます

恥ずかしいから直接は言えませんけど、日記なら書いちゃってもいいよね


予定の時間が迫ってきたけど

どんな格好で行こうか、とか悩んじゃって時間が過ぎちゃうばかりでした

昨日も考えてたはずなのに、やっぱりこれでいいのかなとか思っちゃうんですよね

Pさんには、可愛いところを見て欲しいから


○月□日

今日はお休みだけど、残念ながら雨でした

Pさんとお出かけすることもなく家でのんびりとしてましたけど

やっぱりちょっと寂しくて、Pさんに電話を何度かしちゃいました

私、一日に一回はPさんの声を聞かないと調子が出ないようになっちゃったかも

なんて……それは大げさだったかなしれませんね


そんな感じで家で過ごしていたら、一緒にお喋りしてたお母さんに

『今日はいつもに増してプロデューサーさんのことばかりねー』

なんて言われちゃいました……

前にも私がPさんのお話ばかりするって、愚痴ってたのを思い出して

自覚はないけど、私ってそんなにPさんの話ばかりしてるのかなぁ?

そう思ってふと今まで書いた日記を読み返してみると

自分でも驚くほどPさんことばかり書いてました……

むしろ、Pさんのことを書いたら満足して終わっちゃってる感じです……

Pさんと一緒だと些細なことでも、私にとってはとっても印象に残るから

改めて、私ってこんなにPさんのことばかり考えてるんだ

そう自分のことを確認して、ちょっと照れくさくなっちゃいました

こうやって省みれるところも、日記のいいところかもしれません


ただもうちょっとくらいは、Pさんのこと以外も書こうと思います

……多分




 

〜事務所〜

ありす「ふう……」

ありす「今日の分はこれでいいかな」

日菜子「ありすちゃん、何してるんですか?」

ありす「わわっ……!? ひ、日菜子さん……み、見ました……?」

日菜子「むふ? いえ、ありすちゃんが何か書いてるのくらいしか」

ありす「そ、そうですか……実はこれ日記なんです」

日菜子「むふふ、なるほど……だから見られたと思って慌てたんですねぇ」

ありす「家で書けば良かったですね」

日菜子「なんで日記つけはじめたんですかぁ?」

ありす「実は……」

日菜子「そういうことですかぁ」

ありす「やり始めると意外と楽しくて……」

ありす「一日の終りに、今日こんなことあったなぁって振り返ったりして」

日菜子「いいですね、日菜子も始めてみようかなぁ」

日菜子「ところで……ありすちゃんの日記、どんなのか見せてもらえたりします? むふふ」

ありす「ぜ、絶対ダメです!」

日菜子「そうですよね。むふふ、まあ見なくても中身は想像つきますが」

ありす「う……なんですか、悪いんですか?」

日菜子「いえいえ、そんなこと……日菜子もきっと似たような感じになると思いますから、むふ♪」


○月◇日

今日から日記をつけてみることにしました

きっかけはありすちゃんだけど、大きな理由はやっぱりプロデューサーさん

七夕のあの日から、日菜子たちは徐々に変わってると思うから

こうやって日記をつけたら、きっと変化が実感できて楽しいんだろうなぁって思います


七夕と言えば、あの日は今でもちょっと残念に思ってたり

結局日菜子の方から言い出したけど、日菜子としてはプロデューサーさんから言って欲しかったなぁ

鈍感な王子様だから、これからもちょっと大変かも

それはそれで悪く無いかなぁ、って思っちゃいますけどね、むふふ♪

今日はお仕事があって、プロデューサーさんはずっと傍にいてくれました

プロデューサーさん、最近は出来るだけ日菜子と一緒にいてくれる気がします

王子様としての自覚が出てきたんでしょうか、いいことですねぇ

ただそれはつまり、日菜子のお仕事を見られる機会も増えたということで

ちゃんと出来てるかなぁって気になっちゃったり、それのせいで失敗することも

ちゃんとプロデューサーさんが後でフォローしてくれますが

なんだか申し訳なくなっちゃいますね……


それにしても日菜子もまだまだです

プロデューサーさんにお仕事見られるシチュエーションなんて、妄想し尽くしたつもりだったのに

あの日から妙な気恥ずかしさを感じちゃいます

プロデューサーさんのこと好きだったのは前からなのに

その気持ちが相手に伝わったのが解ると、こうも変わっちゃうんですねぇ……むふふ


○月☆日

今日はお仕事が終わったあとプロデューサーさんと寄り道することにしました

プロデューサーさんから誘って貰えたら良かったんですけど、誘ったのは日菜子の方から

というのも、待ってたころは妄想だけでも十分だったんだけど

最近はそれだけじゃ満足できないんですよねぇ

あれもしたい、これもしたいって思うようになっちゃいました

王子様はそういったことに疎いみたいですから……日菜子の方から言い出すことが多いんですよぉ

でもちょっとくらいはわがままでもいいですよね?

日菜子は長い間待ったんですから、それを埋め合わせるくらいのわがままは

したことと言えば、ちょっとぶらぶらしてお茶を飲んだくらいですが

やっぱりあの日以前と比べると違いが沢山あります

プロデューサーさんのほうから、日菜子と手を繋いでくれたり

話す内容がお互いのことだったり

プロデューサーさんが、着ていた服を可愛いと褒めてくれたのは嬉しかったなぁ

日菜子、実はそういうところ気を使ってるんですよぉ?

前まではいつもと特に変わりない時間だったのに

今では二人でいることは特別な時間になっちゃいましたねぇ、むふ♪

明日はどんなことをしよう、明後日はなにをしよう……

むふふ……やっぱり妄想もとまりませんねぇ〜


○月▽日

今日はお仕事はお休みでした

もちろんプロデューサーさんと一緒にお出かけです

プロデューサーさんとお出かけするのは、とっても楽しいんですよねぇ

きっとこうするだろう、プロデューサーさんならこうするかな、って色々妄想するんですが

日菜子が思ってたのと微妙に違ったりするんですよね

自分で言うのもなんですけど、日菜子はプロデューサーさんのこと結構知っているつもりでした

待ってる間、プロデューサーさんのこと色々見て来ましたから

でも、そんな日菜子が思ってたのと違うプロデューサーさんを見れると

知らなかった一面を知れた気分になれて……むふふ、とっても幸せです♪

プロデューサーさんも、そんな気持ちになってくれてるかなぁ?

あの日から、これ以上はないって思ってたプロデューサーさんへの

好きって気持ちがますます溢れてきちゃうように

プロデューサーさんも日菜子のこと、もっと好きになってくれてるのかな?

そうだとしたら……嬉しいなぁ〜♪


でも正直、不安もちょっとあります

プロデューサーさんは、日菜子が言ったから付き合ってくれたんじゃないかって