モバP「アイドルに変身できるカード?」 (120)

ちょっとアレなP(以降P表記)「人を呼びつけていきなり何を世迷言を」

晶葉「まぁまぁそう邪険にするな。折角作ったのだしな」

P「何でそんなもん作ったんだか」

P「んでアイドルに変身出来るってどういう事だ?不思議なカードであっという間にフリフリ衣装にメイクアップって感じか?」

晶葉「いや、そういったカードキャプター的なものではないな」

晶葉「ものは試しだ。実際使ってみるといい。ほら」スッ

P「…これは?」

晶葉「カードを収納するホルダーと、カードを装填するバックルだ」

P「なぁ、これってもしかしなくてもまんまディ」

晶葉「さぁ助手よ!そのバックルを腰に当ててカードを入れるんだっ!」

P「なぁ、だからこれってそのまんまディケ」

晶葉「ほらほら、コレをこうしてだな!」グイッ シュルルルッ

P「グェッ。あっという間にベルトになった…しかもちょっとキツい」

晶葉「うん?おかしいな…助手のウエストに合わせてある筈なんだが…」

晶葉「太ったか?」

P「ほっとけ!この歳にもなると体系維持も大変なんだぞ!?」

晶葉「まぁ些細な事はどうでもいい。バックルの左右を引っ張って90度スライドさせてみろ」

P「いやだからこれってディケイ」ガシャンッ

晶葉「そしてそこにカードを入れてカメンライドもといアイドルライドだ!」シュインッ ガシャンッ

P「とうとう言っちゃったよ!」

アイドルライド

P「うあー!また安直なあきえもん発明ネタかよぉー!」パァァァァァ

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リン

晶葉「おお…流石は私。完璧だな」

P?「自分の身に何が起こったのかめっちゃ怖いんですけど…」

P?「んっ?あれ、俺の声ちょっとおかしくない?福原綾香ぽいというか何というか…」

晶葉「まあ、そうだろうな。ほら助手ここに姿見がある。自分の姿を見てみるといい」

P?「随分準備がいいのが益々怖いんですけど………って」

P?「あれ、凛?えっ、あれ…?」

P凛「うっわ俺凛になってる!うわー違和感がすんげぇんですけど!」

晶葉「ふふん、どうだ私の新作の出来は。姿形はもちろん声も体系も身体能力も全てオリジナルと同じになれるんだぞ?」ドヤァ

P凛「うわぁ、目線がいきなり変わるだけでもめっちゃ戸惑うのに自分のセリフが凛の声で聞こえるとか頭おかしくなりそうだな…」

P凛「…にょわー☆」

晶葉「ここぞとばかりに鏡の前できらりんスマイルをするな。オリジナルの姿でさっそく遊ぶな」

P凛「凛は自分を曲げないよ!」

晶葉「現在進行形でオリジナルのキャラが捻じ曲げられているではないか」

P凛「いやぁ、本当に凄いな。何が起こるか分からない光線銃とかメカ未央とか最近凄いんだけどどんな使い道があるんだ的なモノばっかり作ってたから関心したわ」

晶葉「ハハッ、その姿でなかったら殴りたいところだが、まぁ我慢しよう」

P凛「あ、でもベルトはそのまま残るんだな。服装はちゃんと凛の制服になってるのに」

晶葉「そこは原作に忠実という訳だな」

P凛「やっぱりこれディケイ」

晶葉「おっと、これだけではないぞ助手!ホルダーの中のカードを見てみるといい!」

P凛「パクリ…」

晶葉「例えば今の姿ならこのカードを使うと…」ガションッ

フォームライド リン シンデレラガール

P凛「うぉうっ!一瞬で衣装が変わった!」ポンッ

晶葉「どうだ、アイドル特有の衣装や特技もカードによって使用可能なのだ!」フンスッ

P凛「凄いぞ晶葉!思いきりディケイドのパクリだけど!ディケイドのパクリだけど!」

晶葉「おい、何故二度も言った?」

P凛「ディケイドのパクリだけど!」

晶葉「3回も言ったな!?」

P凛「んで、凛のカードは他にどんなのがあるんだ?」

晶葉「切り替え早っ!」

P凛「どれどれ…ニュージェネやアニバーサリーの時の衣装もあるのか…あれ、これって本人に使わせたら衣装代いらなくね?」

P凛「後はアタックライド………おい晶葉さんや」

晶葉「なんだ助手よ」

P凛「この「クンカー」ってなんだよ」

晶葉「助手の臭いに敏感になるぞ」

P凛「俺が俺の臭いに敏感になってどうするよ…えっ?自分のシャツをクンクンするの?精神的に死ぬんですけど」

晶葉「ハハッ、まぁ助手自身が変身してしまっては使い道のないカードもあるという訳だな」

P凛「他は全部衣装カード……おっ?いいモノはっけーん」ガション

ファイナルフォームライド リリリリン

P凛「ちょっとくすぐったいぞー?」パァァァァ

晶葉「自分で言うのか」

P凛「とあっ!」ポンッ

P凛「……どこか変わった?」

晶葉「ほら鏡、鏡」

P凛「どれどれ…」

P凛「…うん、耳と尻尾が生えただけか。しぶにゃんか」カシャッ

晶葉「ガッカリしながら自撮りするな」

P凛「個人的にはハナコにでもなるのかと期待してたのに」

晶葉「助手はそれでよかったのか!?」


P凛「使いかたも大体わかった。晶葉曰く「データが欲しいから少し使ってみてくれ」と言われたし」

P凛「これは使わないといけないよね。仕方ないよね、データを取らなきゃいけないんだから」

卯月「何が仕方ないんですか?」

P凛「うぉうっ!」ビクッ

P凛「おお…ビックリした。おはよう卯月。今日もガンバリウム全開だな」

卯月「えっ…どうしたんですか凛ちゃん?」

P凛(あ、やっべ。今の俺凛の姿なんだっけ)

P凛「ううん、何でもないよ。ちょっとプロデューサーの意識が混線しただけだから」

卯月「あっ、そうなんですか。よかった、まるでプロデューサーさんが凛ちゃんになっちゃったのかと思っちゃいましたよ」

P凛(鋭っ!!)

P凛「何それ、私は私だよ。346の蒼、渋谷の凛だよ」

卯月「はいっ、いつも通りの凛ちゃんです!」

P凛(ふぅ…危ない危ない。とりあえず凛は「蒼」って言っておけば大丈夫だろ)

卯月「…あれ、でも凛ちゃん」

P凛「えっ?どうした蒼?」

卯月「凛ちゃん、さっきお昼ご飯買いに外に行きませんでした?」

P凛「えっ?…ああ、ちょっと忘れ物しちゃった蒼。そういう卯月は?」

卯月「はいっ!私は子の前エアコン壊しちゃった件で今からお説教だそうです!」

P凛「…ああ、未央ブン投げてエアコンにブッ刺したアレか」

卯月「はいっ、ではいってきます!じゃあ凛ちゃんまた後でっ」トテトテ

P凛「…」シュゥウン

P「そうか、みんなは事情を知らないんだから迂闊に使うと大変なことになるんだな…」

P「これは困ったぞ…下手に悪用したらとんでもないことになるじゃないか…よく考えて使わないと…」ガシャン

アイドルライド

P「間違っても興味本位や悪戯心で利用するのはひかえないとな」

ミク

Pみく「なんてPは自分を曲げないよ!」

Pみく「おー、これがみくの体か…」

Pみく「凛の時も思ったけど、どうして女の子って良い匂いするんだろうな………レノア使ってるのか?」

Pみく「しかし、みくボディは凛とは決定的に違う点がある…」

Pみく「……」タプンッ

Pみく「…流石に触りませんよ?どこぞの棟方愛海じゃあるまいしね」

Pみく「そうだ、みくのカードは他になにがあるんだろな」ゴソゴソ

Pみく「うーん、フォームライドはやっぱステージ衣装ばっかりだな………ん、何だこれ」ガションッ

フォームライド ミク マエカワサン

Pみく「…」ポンッ

Pみく「…」

Pみく「眼鏡かけただけじゃねーかっ!」バンッ

Pみく「まったく…失望しました、みくのファンやめて芳乃教作ります」シュゥゥン

P「さてと、次はどのカードを…」 ガタンッ

P「んっ?」

みく「」

P「」

みく「」

P「…見てた?」

みく「」




凛「あれ、何かネコキャラの悲鳴みたいなの聞こえない?」

未央「えっ、そう?きっとしまむーあたりがまたみくにゃんに襲い掛かってるんじゃない?」

ヤバい、うたた寝してた…素直に寝るどす
っていうか何書いてんだろ、俺…

P「ええい、騒ぐな!騒ぐんじゃねぇっ!」

みく「離すにゃあ!みくがPチャンになってPチャンがみくになったにゃあ!」ジタバタ

P「落ち着けぃ!いいから話を聞けっ!事情を話すから」

みく「Pチャンは実はみくだったのにゃっ!じゃあみくは一体どのみくなのっ!?」ジタバタバタジタ

P「だから落ち着け前川ぁ!揉むぞ!」

みく「はい、すいません」ピタッ

P「よし」


P「かくかくしかじか」

みく「めらっさめらっさ」



P「と、言う訳だ」

みく「要はまた安直な晶葉ちゃんの発明でドタバタネタなのにゃ」

P「返す言葉がございません」

みく「しかも思い切りディケイドさんパクッてるにゃ…こういうのどうなの?」

P「申し訳ございません」

みく「しかも本人の許可もなくみくに変身したりデリカシー無さすぎでしょ。みくはヘソを曲げたよ!」プンプン

Pみく「どうもすいませんでしたにゃ」アイドルライド ミク

みく「言ってるそばから肖像権侵害すんにゃあ!」

Pみく「あはは、みくがみくに怒られてやんの。何この光景めっちゃウケる」

みく「ふかーっ!声までみくにゃ!みくの顔と声でその煽っていくスタイルやめぃ!」

Pみく「ごめんにゃ」

みく「みくのっ!アイデンティティがっ!デストローイにゃあ!!」

Pみく「このベルトとカード量産したら前川軍団作れそうだな」

みく「オリジナルの存在意義が薄氷の如くになるからやめぃ!」

みく「あとその姿もやめてよ!」

P未央「まぁまぁ、そうカッカしてるとお肌が荒れちゃいますぞー?みくにゃん」アイドルライド ミオ

みく「再現率が無駄にクオリティ高いのが益々ムカつくにゃあ!!」フシャァー!

P未央「色々データが取りたいらしいし、こっちもやむを得ずこんなことをしているんですよ…分かってくれるかい?みくにゃんさんや」シクシク

みく「うっわ、まんま未央チャンにゃ。そのカードの力なのかPチャンの演技力なのかどっちなの」

P未央「プロデューサーたるもの、担当アイドルの模写ぐらい出来るのがルールだろう」

みく「そんなプロデューサーこの世にお前だけにゃあ。あとイキナリ未央チャンの顔と声でいつものPチャンになるのやめて。違和感で胃がおかしくなりそう」

P未央「えー、面白いのに…」シュゥゥン

みく「うん、事情を聞いても目の前で未央チャンがPチャンになる光景すっげぇ気持ち悪いにゃ」

P「こっちもまだ慣れないな。いきなり目線が変わるし普段の自分と歩幅とか全然違うからなぁ」

P「もう少し練習が必要だな。どれ、今度はもう少し若い娘になってみるか」

みく「何をそんなコンビニでオヤツを選ぶような感覚で」

P「よーし、次はコレだぁ!」ガションッ

みく「嫌にゃあ…目の前でそこそこ良い歳したオッサンが幼女に変身する光景なんて嫌にゃあ…」

P「変身っ!」

アイドルライド ノノ

みく「イケメンボイスでポーズ決めてるけど変身後の姿考えてよ」

P乃々「俺、参上!」

みく「本人をどれだけ壊しても狂わせても行き着かなさそうな姿が出来上がっちゃったにゃあ!」

P乃々「おぉ、また一段と目線が低い。これが森久保の普段見ている世界か…体も軽いし、もうちょい食わせんといかんなアイツめ」ピョンピョン

みく「飛び跳ねる乃々チャンとか斬新な光景にゃ…こらこらシャドーボクシングとかやめるにゃ、宙返りするにゃブレイクダンスとかやめぃ!」

みく「調子乗んにゃあ!アイドルの姿で遊びすぎにゃ!あとそれは乃々チャンの潜在能力なのかPチャンの特技なの!?」

P乃々「ハハッ、意外と身体能力高いんですけどっ」

みく「ステップ踏むにゃ、本当に意外なぐらいキレッキレにゃ……ほら、もう気が済んだでしょ、戻って戻って」

P乃々「むぅーりぃー」

みく「イラッとするにゃあ……姿はともかく中身はPチャンだし、シバいていいよね」

ありす「何を騒いでるんですか」

みく「あっ、ありすチャン」

ありす「橘です。ギャレンの人と同じ漢字で橘です」

P乃々「こ、こんにちは…」

みく(うっわ!コイツ完全に乃々チャン演じてるにゃ!)

ありす「乃々さんもこんにちは。珍しい組み合わせですね、このお2人とは」

みく「えっ?あ、ちょっと事情が…にゃ?」

P乃々「うぅ…みくさんに無理やり…」グスン

みく「ちょっ、おまっ!」

P乃々「もりくぼは、静かに机の下でゆっくりほのぼのぼののしていたかっただけなんですけど…。そんなささやかな願いさえも奪われてしまうんですね…芸能界って怖いです…鉄壁の縦社会です…眼魔の世界より怖いです…」スンスン

ありす「みくさん、一体何をしたんですか?」

みく「誤解にゃあ!みくは何もしてないよ!?」

ありす「だったら、どうしてこんなに乃々が脅えてるんですか!」

P乃々「あぅぅ…い、いぢめないでください、許してくださいごめんなさいもりくぼなんか食べても美味しくないです、筋と骨ばかりですお肉ついてないです…だからと言ってダシガラに使うのもやめてください熱いのは嫌ですごめんなさい」グスン

ありす「み、みくさんって…そんな猟奇的なご趣味が?」ドンビキ

みく「んな訳あるかなんですけどにゃあ!違うにゃ誤解にゃ!そもそもその乃々チャンは乃々チャンの姿はしてても乃々チャンでは無くて…」

ありす「言ってる意味が分かりません!簡潔に要点をまとめてください!」

P乃々「実はもりくぼはPなのでごぜーますよ」

ありす「簡潔で分かりやすいですね。そうですか、この乃々さんはプロデューサーさん……」

ありす「…はい?」

P乃々「つまりこういう事なのさね」シュゥウン

P「はいっ」

ありす「」

みく「ああ、やっぱそういうリアクションだよね」

P「おーい橘さーん。橘さーん?もしもーし……やっべ、黒目が消えてら」

今日も仕事だし花粉症で目玉が限界なので寝るどす…
過去作は全部じゃないけど一回「ちひろ「プロデューサーさんに嫌がらせしましょう」 卯月「あ?」」である程度列挙しております。あとはエレ速で「オツカーレ」で検索かけると良いかと…ありがたやありがたや

P「かくかくしかじか」

ありす「らんらんあすあす」


P「…と言う訳だよ」

ありす「ハァ…、また晶葉さんの珍発明シリーズですか…ありきたりですね」

P「返す言葉もございません」

ありす「発想が安易といいますか」

P「努力致します」

ありす「…それで、私のカードもあるんですか?」

P「えっ?」

ありす「ですから、その珍妙な発明品は、私のカードもあるのかと聞いてるんです」

P「えっと…たぶんあると思うぞ?」

ありす「…使ったんですか?」

P「いや、まだ変身してないな」

ありす「そうですか、私のことはまだ使ってないんですね」

P「その言い方、事情を知らない人に聞かれたら絶対誤解されるからやめてください」

みく「むしろワザと言ってる気がするにゃ、ありすチャンの事だから」

ありす「橘です」

P「あ、ほらあったぞ橘さん。橘さんカードだ!」

ありす「ありすです」

みく「どっちなのさ」

ありす「プロデューサーさんからはありすと呼んで欲しい橘です!」

みく「めんどくせぇにゃあ…」

P「間をとってたちばにゃんとでも呼ぶか」

みく「何となにの間をとったらそうなるの。そしてみくのアイデンティティを脅かすし!」

ありす「たちばにゃん、ですか……」

みく「ほらソッチもアリかも、みたいな顔しない!」

ありす「しかし興味深いですね…色んなアイドルに変身できるカードですか…」

P「いや、カードっていうかベルトの力な気がする。どこからどう見ても世界の破壊者さんのベルトだし」

ありす「プロデューサーさん、試しに変身してみせてくれませんか?」

P「珍しいな、橘さんの事だからてっきり「こんな素っ頓狂なガラクタ今すぐスクラップにしちゃるけん!」とか言ってくるかと思ったのに」

みく「誰だ、それ誰だにゃ」

ありす「頭ごなしに否定するほど子供じゃありません。たとえどんなに怪しげな代物だろうとこの目で実際に確認してみないことには」

みく「で、本音は?」

ありす「面白そうです」

P「うん、子供は素直が一番だ」

P「んじゃ、適当に変身すっぞー」ガション

みく「おーい、せめて誰のカード引いたかぐらい確認しろにゃあ」

P「変身っ!」

みく「そしてその無駄なイケメンボイスと決めポーズもやめぃ。良い歳こいたオッサンなのに」

ありす(格好いい…)

アイドルライド フミカ

P文香「ちょやさっ」ポンッ

みく「よりにもよって!」

ありす「ライダーポーズとってる文香さんとか地球史上初の光景でしょうね」

みく「いや、多分今後も一生ありえないにゃ」

P文香「おー、これがふみふみボディか…ハハッ、視界超悪ぃ」

P文香「おや、でもしかし………」

P文香「うん、みくより上だわ」

みく「どこ比べたにゃ、どこを!」

P文香「すいません…何を仰っているのかお話が呑み込めないのですが…」

みく「だから模写のクオリティが高ぇ!」

ありす「天地魔闘の構えじゃなかったら完璧なんですけどね」

疲れた眠いもう限界寝るどす
今日はオフだから日中書けたら書くよ……フヒヒッ

みく「根本的な質問なんだけど、こんなモン一体何の役に立つの?イタズラにしか使えそうにないんだけど」

P文香「突然の病気やトラブルで仕事に穴をあけそうなときに代役に?」

ありす「誰が代わりを演じるんですか?」

みく「Pチャンばりの演技力がないと無理にゃ。っていうかこの事務所で一番演技上手いのもしかしてPチャンじゃない?」

ありす「何気に歌も踊りも出来ますしね」

P文香「いやいや、普通だよ。俺は至って普通の社畜ですよ」

みく「文香チャンの姿でその口調は頭おかしくなりそうになるにゃあ」

ありす「そうです。アイドルの代役はプロデューサーさんがやればいいのでは?」

P文香「そしたらブロデューサーは誰がやるのさ」

ありす「プロデューサーのカードはないんですか?」

P文香「これ、「アイドルに変身するカード」な。おっちゃんアイドルちゃうねん」

ありす「ちょっと見せてください」ゴソゴソ

P文香「あっコラ。勝手にホルダーを漁るな橘さん」

ありす「ありすです」ゴソゴソ

ありす「あっ、やっぱりありましたよ。アイドル以外の方のカード」

みく「ちひろさんってオチじゃないの?」

ありす「違います。これです」ガション

P文香「だから勝手に橘さん?」

ありす「ありすですっ」 アイドルライド アッキー

P文香「ゴーカイチェンジ!」パァァッ

みく「それやめぃ!」

Pアッキー「わふんっ」ポンッ

みく「確かにアイドル以外だけれども!」

ありす「ある意味事務所のアイドルではありますが」

Pアッキー「まさか犬になる日が来ようとは流石に思わなかったぜ」モフモフ

みく「うわー!Pチャンが文香チャンになってアッキーになったにゃあ!」

ありす「それだけ聞くと頭がおかしくなったんですか?としか思えませんね」

Pアッキー「うわあ、俺すげぇモコモコしてる。ほら凄いモコモコだぞコレ。レノア使ってそうなぐらい!」

ありす「プロデューサーさんはしゃぎすぎです。良い大人なのに」

みく「はい本音」

ありす「可愛い」

Pアッキー「おいおい…よく見たら他にもヒョウ君とかブリッツェンとかチェイスとかわんことかのカードもあるぞ」

ありす「ちいさな肉球でカード広げてるプロデューサーさん可愛いです」ギュムッ

Pアッキー「うわっ!いきなり抱き上げるな怖い怖い!」

みく「あー、そりゃ自分よりずっと大きな生き物に突然持ち上げられたらビックリするにゃあ」

ありす「では」スタスタ

みく「ちょいちょいちょーい!」

Pアッキー「では、じゃねーよ!どこに行く気だよ!」

ありす「?今日はこの後スケジュールも空いていますし、部屋に戻ろうかと」

Pアッキー「何故俺を連れていく!?」

ありす「仕方ないじゃないですか。自室でもなければ思う存分こんな姿のプロデューサーさんをもふもふくんすかできません」

みく「Pチャンこの娘目がマジにゃ!さっさと元に戻るにゃ!」

Pアッキー「応っ!」

Pアッキー「…むむっ」

みく「どうしたにゃ」

Pアッキー「アッキーの姿だからベルトもカードも一切扱えねぇや」

ありす「ふふふ、今頃気が付いたのですか。今のプロデューサーは何をされても抵抗する手段がありませんよ」

Pアッキー「なんてこった…ここまで読んでいたというのか橘さん…怖ろしい子!」

みく「いやぁ、多分だけど偶然じゃないの?」

ありす「ではみくさん、私達はそろそろ失礼しますね」

Pアッキー「達って何だ、降ろしてくれぇ橘さんや!」ジタバタ

ありす「ありすです。そんな心配しなくても部屋に戻ったらちゃんと元の姿に戻しますよ」

ありす「流石に犬の姿ではアレやコレやと出来ませんし」

みく「PチャンPチャン、ありすチャンが怖いにゃ」

Pアッキー「怖がってないで助けてくれよ前川ァ!」ジタバタ

ありす「はいはい、暴れないでくださいモコモコ毛皮が柔らか気持ちいいだけですよ」

Pアッキー「イーヤァー!誰か、誰かぁー!攫われるー連れてかれるー襲われるー!」

ありす「ふっふっふっ、いくら騒いでも無駄ですよ。さぁ私達の部屋に戻りま」プスッ

ありす「はにゃんっ」ドサッ

みく「あわわっ、ありすチャンが突然倒れたにゃ!?」

Pアッキー「危うく押し潰されるところだった…って、この橘さんの首筋に刺さってる吹き矢、見覚えありまくりなんだが…」

あやめ「危機一髪でしたな、P殿」シュタッ

Pアッキー「やっぱりお前かい。いや助かったけど」

みく「あやめチャンにゃ、やっはろー」

あやめ「はい、おはらっきーです、みく殿」

Pアッキー「どういう挨拶交わしてんの」

Pアッキー「しかし良いタイミングだったな」

あやめ「はい、天井裏にてずっとP殿を観察…警護しておりましたゆえ」

みく「聞き間違いじゃないよね、今の」

Pアッキー「まぁ助けてくれたからチャラにしておこう。…一体いつから見てたんだよ」

あやめ「そうですね…」


あやめ「P殿が朝食のトーストにメロンジャムを塗り始めたあたりでしょうか」

Pアッキー「その光景は俺の自宅でしか目撃できない筈なんですけど!?」

あやめ「と言う訳で、わたくしは事情は全て把握しておりますのでご安心をP殿」

Pアッキー(フリル付きの白か…)

みく「と言うか、とりあえず元に戻すにゃPチャン。痛みは一瞬にゃ」

Pアッキー(こっちは黒レース…流石前川さんあざとい)

みく「Pチャン?」ガションッ

P「んっ?ああ聞いてる聞いてる。別にアッキー目線で見えちゃっただけで悪気はないぞ?」ポンッ

みく「何をのたまってるのにゃ、よくわかんない事言うのは今に始まったことじゃないけど」

あやめ「ではP殿、みく殿。わたくしはこれにて。ニンッ!」ヒュンッ

みく「あっ、行っちゃったにゃ」

P「うん、でも天井の空いたパネルから一生懸命よじ登ってるのが丸見えだけど」

あやめ「うんしょ、よいしょっ…!」ヨジヨジ

みく「あやめチャーン、早く登らないとぶっちゃけパンツ丸見えにゃー」

あやめ「ニニンッ!?」

P「あ、すげぇ勢いで戻ってった」

みく「さてと、これからどうするつもり?まだソレで悪ふざけ続ける気にゃ?」

P「うーん…でも、とりあえずは」

P「橘さんをどうにかしないとな」


ありす「うーん…ダメでよぉPさぁん…あと4年、4年待ってくださぃ…」ムニャムニュ

みく「よだれ垂れ流して何の夢見てるんだにゃ」

P「しゃーない、休憩室で寝かせてくるか」アイドルライド キラリ

Pきらり「じゃあ、ちょちょいと運搬してくるにぃ☆」ヒョイッ

みく「うぉい、めっちゃ使いこなしてるにゃあ」

いかんもうこんな時間だ嫁にバレたら簀巻きにされてしまう…

寝る

嫁(二次元)「ほほー…そなたをお仕置きする簀巻きセットを注文致しましてー…ポチっとなー」
愛人(二次元)「ついでにこの豚を叩くのに丁度良さげなブサイクスレイヤーも頼んどきなさい」

Pきらり「橘さんを休憩室に放り込んできたにぃ☆」

みく「口調と見た目は完全にきらりチャンまんまなんだけど中身がPチャンだと思うと頭がパーンしそうになるからそろそろ戻って?」

Pきらり「にょわーっ♪」アイドルライド

みく「元に戻れって言ってるのに何で別のカード入れてんだにゃあ!」

P「超変身っ☆」ウサミン

P菜々「何で菜々さんだけウサミンなんだろ」ポンッ

みく「おおぅ…きらりチャンからナナチャン…チョイスが濃ゆいにゃあ」

P菜々「みくちゃんも大概だと思いますよー?キャハッ☆」

みく「見た目も声もナナチャンだけど殴っていいよね」

P菜々「ハハッ、勘弁してくださいー変身した途端謎の腰痛肩こり目の疲れ膝の痛みに襲われてる真っ最中なんで」ヨロヨロ

みく「おい待てやめろにゃ」

P菜々「恐るべしウサミン…日頃からこんな過負荷に耐えてアイドル活動をしていたとは…これが年の功か」シュウウン

みく「とんでもない風評被害にゃ…ナナチャンはピッチピチの17歳でしょっ!」

P「ハイ、ソウデスネー」

みく「こんなに心のこもっていない返事生まれて初めて聞いたにゃ!」

みく「もう気が済んだでしょ!もうそのベルトとカード渡すにゃ!こんな危険なモノみくがブッ壊してやるにゃ!」

P「おいおい物騒だな。ただアイドルに変身できるだけの玩具じゃないか」

みく「使い方によってはとんでもない事出来る超危険アイテムだよ!」

P「?」

みく「何でそこで首を傾げるの!例えばこれ使ったら更衣室とかトイレとか寮とか潜り込み放題覗き放題だしセクハラだって出来ちゃうにゃ!」

P「おまっ…よくもまぁそんな発想が思いつくよな…最近の若い娘怖っ…」

みく「引くにゃぁああ!普通に考え付くでしょ!これぐらいっ」

P「?」

みく「うわぁ何て汚れのない澄んだ瞳にゃ…」

P「でも晶葉が折角作ってくれたものだし、まだまだ試してないカードあるし…」

みく「もはやPチャンが好奇心でやってるだけだよね。もうデータ集めとか関係なくなってるよね?」

P「否定はしない」ガション

みく「ほら言ってる傍から!」

P「すまんなみく。俺はもうちょい遊び…データ集めがしたいんだよ」アイドルライド マユ

みく「今遊び足りないって言いかけたにゃ!絶対遊び足りないって言いかけたにゃ!…って、うにゃにゃにゃっ!?」ギュゥゥッ

Pまゆ「うふ…少しの間おとなしくしていてくださいねぇ…」

みく「り、リボンが巻き付いて動けにゃい…そんでもって相変わらず模写が無駄に上手いっ!」

Pまゆ「それじゃあ、Pはもうちょっと遊んできますねぇ?」ヒョイッ バタンッ

みく「うにゃーっ!解くにゃあー!鬼っ悪魔っ財布の破壊者千川ぁー!」ジタバタ


Pまゆ「ほほう…これがまゆボディのスペックか…こうして実際なってみると、やっぱ背ぇ低いなぁ…細すぎだし」トテトテ

Pまゆ「…ん?あれは…」


幸子「だからボクはその時ハッキリと言ってあげたんです!「ボクと揚げ出し豆腐、どっちが大事なんですか!」って」テクテク

まゆ「あぁ、よくある場面ですよねぇ」テクテク

幸子「そしたらプロデューサーさん、2.3分ぐらい考えてから「安心しろ、幸子も十分とろみ餡が似合うと思うぞ」、なんて言いましてね」テクテク

まゆ「羨ましいですねぇ……って…」

幸子「どうしたんですか?……えっ」

Pまゆ「うふ、こんにちはぁ」フリフリ

まゆ「」

幸子「えっ、えっ?ま、まゆさんが…2人?」

まゆ「」

Pまゆ「私が本物ですよぉ?幸子ちゃん」

まゆ「…ハッ!」

まゆ「ど、どこのどちら様でしょう…?本物も何も、まゆがまゆですよぉ?」

Pまゆ「まゆはまゆの方ですよぉ」

幸子「えっ、はい?何これドッキリですか?…カメラは?」キョロキョロ

まゆ「本物はこっちですよぉ…!」

Pまゆ「こっちが本物ですよぉ、証拠はあるんですか証拠は」

まゆ「そっちこそ証拠でもあるんですか」

まゆPまゆ「「ぐぎぎぎぎぎ…」」

幸子「な、何がどうなってるんですか…」オロオロ

まゆ「…っ」キッ

まゆ「Pさんの今朝の朝ご飯!」

Pまゆ「メロンジャムたっぷりトーストとリプトンのミルクティー!」

まゆ「むぅぅ…正解です」

Pまゆ(何で知ってるんだってばよ)

Pまゆ「Pさんが最近やらかした失敗談!」

まゆ「録画失敗してジュウオウジャーを見逃したこと!」

Pまゆ「くっ…正解」

Pまゆ(だから何で知ってるのさね…)

まゆ「Pさんの今日の下着!」

Pまゆ「ユニクロのトランクス!」

Pまゆ「Pさんの今の待ち受け画像!」

まゆ「あくびしてる瞬間のアッキー!」

まゆ「まゆが最近Pさんに褒められたこと!」

Pまゆ「机の下に潜り込む事をシフト制にしたこと!」

Pまゆ「まゆの今日の下着の色!」

まゆ「朱のレース!」

まゆPまゆ「むぐぐぐぐぐ…」」


幸子「帰っていいですか?」

まゆ「困りますよ幸子ちゃん!」ババッ

Pまゆ「幸子ちゃんにはどっちが本物のまゆか判定してもらいます!」ババッ

まゆPまゆ「「さぁ、本物はどっち!?」」シュバッ

幸子「打ち合わせでもしたのかってぐらい息ピッタリにポーズ取らないで下さい!判別つきませんよ!」

まゆ「むぐぐぐ…」

Pまゆ「むぎぎぎぎ…」


芳乃「…ほー?」


幸子「何でしょう、これを言っちゃあお仕舞なんでしょうけど…もうどっちでもいいじゃないですか?」

まゆ「そんなぁ…」

Pまゆ「幸子ちゃんあんまりです…次のロケはパラシュート無しダイビングです」

幸子「流石に怪我しますよ!」

幸子「…うん?」

芳乃「そなたー、そなたー、ここにおりましてー」クイクイッ

Pまゆ「んあ?」

芳乃「先程ー、美波殿が探しておりましてー」

Pまゆ「美波が?珍しいな…。ありがと、後で顔出してみるわ」

芳乃「はいー、お伝えしましたー」

芳乃「ではではー、お戯れも程々にー」トテトテ

Pまゆ「おー、ありがとなー」

Pまゆ「何だろうな…この前の「例のプール」での撮影の件か?」

まゆ「…」

幸子「…」

Pまゆ「あれ?」

幸子「説明」

まゆ「していただけますかぁ…?」

Pまゆ(何故バレたし…)

Pまゆ「かくかくしかじか」

まゆ「まゆまゆ」

幸子「ボクカワ」


Pまゆ「と、言う訳であります」

幸子「また晶葉さんですか…信じがたい話ですけど晶葉さんじゃあ仕方ないですね」

Pまゆ「ああ、ちかたないね」

幸子「…プロデューサーさんなんですね、本当に」ジッ

Pまゆ「うふっ」

幸子「中身が分かった後だとひたすら気持ち悪いです」

Pまゆ「俺もそう思う」

まゆ(PさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆにPさんがまゆに」ジュルリ

Pまゆ「まゆ怖い、怖い怖い」

幸子「途中から声に出ちゃってますよ!ああもう、ほら涎拭いてっ」

まゆ「ハッ…!……こほん、お見苦しいところをお見せしてしまいましたぁ」フキフキ

幸子「とりあえず元の姿に戻ってくださいよプロデューサーさん。まゆさんの姿でいつものプロデューサーさんの癖の強い口調だと違和感凄すぎて頭パーンしそうなんですけど」

Pまゆ「はいよ。あと癖強いとか言うな、実はちょっぴり無駄にキャラ濃いの気にしてるんだぞ?」ガション

幸子(なら改善しましょうよ…)

まゆ「ああ、まゆなPさんもうちょっと見ていたかったのに…)シュン

Pまゆ「変身っ!」アイドルライド

幸子「何ですかその無駄にキレッキレなポーズとイケメンボイスは」

まゆ(格好いい…)

Pまゆ「とうっ」トキコ

P時子「これでどうだ」ポンッ

幸子「違和感がっ!凄すぎるって!言ったのに、言ったのに!」バンバンッ

まゆ「違和感が益々フルスロットルしましたねぇ…」

P時子「我が呪法に捕らわれし哀れな生贄達よ!(もちろんワザとです確信犯です!)」

いい感じにほのぼの微笑ましくなってきたので寝るどす
ガンブレ3敵の弱体化アプデきて超嬉しいぁ…オヤスミー

P時子「んじゃ、美波が呼んでるらしいからちょっくら行ってくらぁ」

幸子「くれぐれも、絶対そのままの姿で行かないでくださいね!?」

まゆ「流石の美波さんも頭パーンしちゃいそうですねぇ」

P時子「理解の範疇を超える事態に遭遇してパニックになる美波を見てみたいという衝動に勝てそうにない」

幸子「そこは勝ってくださいよ!あと時子さんの姿で荒ぶるポーズとかやめてください本人に見られたらチャーシューにされますよ」

P時子「範馬勇次郎の型のつもりなんだが」ガオー

まゆ「この上なくどうでもいい気がしますねぇ」

P時子「まぁいいや。あ、2人ともくれぐれもこの事は内密になー」シュタタタタ

幸子「…」

まゆ「…」

幸子「お昼でも食べにいきます?」

まゆ「ですねぇ」



P時子「課金 課金って何だ 振り向かないことさー♪」テクテク

法子「あ、時子さんだ。おはようございまーす」フリフリ

P時子「おはヨークシャーテリア」フリフリ

P時子「ガチャって何だ 躊躇わないこーとーさー♪」テクテク

法子「」

法子「」


法子「パイセンが壊れた!?」


P時子「さてと、今の時間ならまだレッスンルームにいるはずだな」

P時子「…あれ?さっきドーナツに声かけられたような……まぁいいか」

P「おっと、時子のままで行ったら美波の頭がパーンするんだったっけ」

P「…やってみたいけど担当アイドルの精神がクラッシュするのは卯月だけで沢山だし、自重しよう」ガション アイドルライド

Pやっぱ美波相手ならこの娘だろ、変身っ!」アナスタシア



美波「ふぅ…結構汗かいちゃった…先にシャワー浴びてきちゃおうかな」

美波「あとでプロデューサーさんも探さないといけないし…」

Pアナスタシア「コンニチワ、ミナミ」ガチャッ

美波「あれ、アーニャちゃんどうしたの?」

Pアナスタシア「ミナミの匂いがしたので来ちゃいました」

美波「なにそれ、凛ちゃんみたい」クスクス

Pアナスタシア(あ、俺を探してたのに変身したら意味ねぇって今気が付いたわ)

美波「どうしたの?鳩がダブルラリアットされたような顔して」

Pアナスタシア「えっ?い、いえ別に何でも無いでごぜーますよ?」

美波「ごぜーます?」

Pアナスタシア(もひとつしまった!そういえば俺ロシア語って「ピロシキ」と「ザンギエフ」しか知らねぇんだった…!)

美波「何だか今日のアーニャちゃんいつもと違うね…どうかしたの?」

Pアナスタシア(いかん疑われ始めとる…よし、ここはロシアイドルらしくビシッと流暢なロシア語でアーニャアピールを…)

美波「あ、ちょっと待っててね。汗だくになっちゃったからちょっと着替えるから」

Pアナスタシア「コーホー」

美波「ええっと…替えのシャツどこだっけ…」ゴソゴソ

Pアナスタシア(よし、何とか乗り切ったぞ。ぶっちゃけバレても何の問題もないんだけどね)

美波「今アーニャちゃんしかいないし、ちょっとはしたないけど平気だよね?」ヌギッ

Pアナスタシア「バレたら大問題になりやがりました」

美波「?」ヌギヌギ

Pアナスタシア(落ち着けP、ここで下手に騒いだり狼狽えたりする方が怪しまれる…)

Pアナスタシア(心を静めろ、明鏡止水だ、フォースを感じるのだ…)

美波「どうしたの、目を瞑ったりして」ペタッ

Pアナスタシア「わふんっ!」ビクッ

美波「きゃっ、ビックリしたぁ…」

Pアナスタシア「ビックリはこっちですよ!いつまで下着姿でいるんですか!」

美波「えっ?ちょっと暑いから…」

Pアナスタシア「それは初代様の持ちネタですよ!これだから歩くゼクロスとか風評被害が広まるんですよミナミ!」プンスカ

美波「わ、私パーフェクトサイボーグの忍者ライダーじゃないよ!?」

Pアナスタシア「いいからさっさと着替えなさい!」

Pアナスタシア「埼玉市民がヒヒイロカネ制の理性があるとしても限度があるんだぞ!?」

美波「えっ?」

Pアナスタシア「…」

Pアナスタシア「…あ、やべ」

美波「…」キガエキガエ

美波「…ふぅ」

美波「……プロデューサーさん?」

Pアナスタシア「…はい、プロデューサーです」

美波「ちょっと、お話しましょうか」ニコッ

Pアナスタシア「アワワ…」ガタプル

ガンブレ3やりまくってオフが終わった…俺ケンプファー完成したから満足だけど
また社畜開始じゃ寝る

P「かくかくしかじか」

美波「みんみんみなみん」


P「と、言う訳でございます」ドゲザ

美波「また晶葉ちゃんシリーズですか…安易に便利なネタとして乱用しすぎですよ?」

P「耳から血が出そうなぐらい痛いです」

美波「まぁ、さっきの事は私にも比がりますし、今回だけは大目に見ます」

P「さっきの事って?」

美波「言わせないでください!わかってて言ってますよね!?」プンスカ

P「ごめんなさい。埼玉銘菓五家宝あげるから許してください」ススッ

美波「何でそんなものを常備しているんですか」

美波「もう…あんまり人の事からかったり意地悪ばかりしているといつか痛い目にあいますよ?」モグモグ

P「うん、実際時々痛い目にはあってます」

P「あ、そうだみなみん、俺に何か用事があるんじゃなかったっけ?」

美波「みなみんって……いえ、この前の撮影の事で」

P「やはりあの「例のプール」の件か…何かあったっけ?パッションPが水に溶ける水着を用意したことか?それともキュートPが濡れると縮む水着を持ってきたことか?」

美波「そういう水着を着ないようにプロデューサーさんが助けてくださった事です。スタッフさんから聞きましたよ」

P「なんだ、そんな事か。当たり前のことしただけだよ、自分のアイドルにそんなイメージビデオみたいな真似させられるかい」

P「まったく、うちの事務所のプロデューサーは俺以外ハゲだのホモだのロリコンだのろくでもない奴ばっかりで困るよな」プンスカ

美波(多分他のプロデューサーさん達も「お前には言われたくない」って言うでしょうね…)

P「美波はエロそうなだけでエロい訳じゃないのにな。みんなそこのところをちゃんと分かっていない。けしからん」

美波「その発言も十分本人にとってはけしからんですよ」

P「クールPに至っては水着というよりただの糸だったもんな」

美波「流石にビックリしてプールに突き落としちゃいました…」

P「構わんよ。アイツも美波の出汁が出たプールで溺れて本望だろうし」

※美波は「まじかる☆ラクロスみんみんミナミン」の収録があるので別れました



P「今更ながらコレ、無駄に混乱と事件を起こすだけのアイテムなんじゃね?」

P「そもそもアイドルに変身してどんなメリットがあるんだよ…そりゃファンの手にでも落ちたら大惨事だけど」

P「よし、晶葉に返しにいこう。これ以上は無益なトラブルを引き起こすだけだ」


P「おーい、あきえもーん」ガチャッ

晶葉「お、もう戻ってきたのか助手。そしてその呼び方はやめてくれ」

P「どら焼き買ってきたけど食べるか?あきえもん」

晶葉「だからやめてくれ。…食べるけども」

P「ほれ、もう返すよこのディケイドライ」

晶葉「アイドル変身カード&ベルトだな。もういいのか?」

P「最初は面白そうだと思ったけど使い道がねぇや」

晶葉「ふむ…使いようによっては色々とやりたい放題出来ると思うが」

P「見た目だけ変身出来ても結局人間っていうのは大事なのは中身だからな」

晶葉「ほう、珍しく良い事を言うじゃあないか」

P「それにアイドルの姿だと下手にからかったり出来ない」

晶葉「9割そちらが本音だろ」

P「それにアイドル達もオッサンが自分の姿に変身するのは良い気分じゃないだろうしな」

晶葉(それは人それぞれだとは思うが…)

P「ほら、さっきから時子から着信とメールがすんげぇんだわ。留守電聞いてみる?」ピッ


時子『電話 出ろ』


晶葉「ヒィッ!」

P「な?この声アラームに設定したら一生寝坊しないと思うわ」ガクガクプルプル

ダラダラ長引かせるようなネタでもないし明日ぐらいに完結させたいトカ頑張るトカ…
美波は無自覚なエロさがエロいのであってエロ意識したエロはエロいけどエロくないんだよオヤスミ

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P「そして翌日だよおはようございます」ガチャッ

ちひろ「おはようございます。随分個性的な挨拶ですね」

P「ハハッ、エイプリルフールに歌って踊ったアシスタントに個性的と言われるとは」

ちひろ「レアメダルにしますよ?」

P「やめて。せめて人のまま終わらせて?」

ちひろ「それは2割冗談として、昨日何かあったんですか?」

P「昨日?ああ、チヒロイミュードがステージに立って歌って踊って課金請求していた頃ですか」

ちひろ「前々から聞き語ったですけど、プロデューサーさんって私のこと嫌いでしょ」

P「まさか、そんなことないわけないでしょ」

P「昨日、昨日って何かあったっけ…」


アナスタシア「おはようございます、ミナミ」トテトテ

美波「おはようアーニャちゃん」

美波「…」ペタペタ

アナスタシア?「ミナミ?」

美波「アーナャちゃん、アーニャちゃんは本物だよね?」ムニムニ

アナスタシア「???」


乃々「あ、あの…、もりくぼに何かご用件でしょうか…?」ビクビク

みく「…ねぇありすチャン。この乃々チャンは本物乃々チャンだと思う?」ジーッ

ありす「橘です。そうですね…一見本物の乃々さん。通称ほんもののに見えますが」

乃々「な、何ですかその斬新な呼び名…」

みく「あれにゃ。本物ならきっとブレイクダンスが出来るはずにゃ」

ありす「そうですね。本物ならそこからムーンサルト→ロンダート→昇龍拳まで出来る筈ですしね」

乃々「ど、どういうことだってばですけど…!?」



P「おぅふっ、昨日のアレの影響が…」

ちひろ「やっぱり何かあったんじゃないですかやだーこのプロデューサー」

ヨッ! ハッ! セイヤッ! ショーリューケンデスケドー


P「いかん、変身ベルトのせいで被害者達が疑心暗鬼になっておる…」

ちひろ「だから説明してくださいよ」

まゆ「おはようございますPさん。今日はPさんのままなんですねぇ」

幸子「おはようございますっ。カワイイボクが来たというのに皆さんなんだか混乱してますね!」

P「おうまゆ、幸子。昨日のアレのせいでこんな二次被害が出るとは思わなんだ」

幸子「そりゃそうでしょうよ。さっき時子さんと擦れ違いましたけど滅茶苦茶期限が悪そうでしたよ?」

P「それは割といつも通りだと思うけど」

まゆ「そう言えば、さっき凛ちゃんが天井に突き刺さった未央ちゃんを引っこ抜こうと頑張ってましたよぉ?」

P「それもいつも通りな気がするけど。っていうかそんなん見たなら手伝ってあげなさいな」

まゆ「まゆ、Pさんのお隣でウェディングドレスを着る日が来るまで命を粗末にできませんよぉ」

P「なら今度またブライダルの仕事取ってきてあげよう」

幸子「絶対分かってて言ってるでしょ」

幸子「あ、そう言えばこの混乱の原因になった例のヘンテコベルトは結局どうしたんですか?」

P「んっ?ああ、ちゃんと世のため人のため俺のために有効活用してるぞ?」

まゆ「俺のため、って言っちゃうところが残念ですねぇ…でもそういうところが良いんですけど」

幸子「まゆさんも十分残念ですよ?それで、有効活用って?」

?「プロデューサー、音楽番組の出演を取り付けてきたぞ」ガチャッ

P「おっ、噂をすれば」

まゆ「えっ……?」

幸子「ぷ、プロデューサーさんがもう1人…?な、なんという悪夢…」フラッ

P「流石にそれは傷つくんですけど」

?P「どうかしたのか」

P「いんや、丁度お前さんの事を話してたところだったからさ」

幸子「そりゃそうでしょうよ。さっき時子さんと擦れ違いましたけど滅茶苦茶期限が悪そうでしたよ?」

P「それは割といつも通りだと思うけど」

誤字ィー!

P「外回り営業お疲れさん。そろそろ元の姿に戻すか」

?P「問題無い。まだ働ける」

P「まぁそう言うなって。十分頑張ってくれたし。また手が足りなくなったら頼んでもいいか?」

?P「わかった。任せておくがいい」

まゆ「Pさん…?そ、そのやけに頼りがいのありそうなPさんは一体誰が…?」

P「えっ、分からないか?みんなもよく知ってる人じゃないか」

幸子「姿形がまんまプロデューサーさんですから全然わかりませんよ!」

まゆ「でも、確かにこの口調はどこかで聞いた事があるような……」

P「はい時間切れ。それでは正解です。カード抜くぞー」ガション

?P「抜いてから言うな」シュゥゥウン




アッキー「ワフッ」ポンッ

幸子「人じゃないし!!」

まゆ「猫じゃなくて犬の手借りてます!?」

P「いやあ、冗談で試してみたらすんげぇ有能でさぁ。臨時社員みたいな扱い出来ないか常務に相談しちまったよ」

P「まあ、「疲れているのか?」って飴くれただけだったけど」


アッキー「人間の為に働くのが飼い犬の使命ではないのか」

幸子「だからって社会人として普通に働いてどうするんですか」




芳乃「おしまいなのですー」

P「芳乃、デスクの下から出てきて?」

その場の思い付きで書き始めてその場の思い付きを書き綴っていくので毎回オチをどうするか四苦八苦ですわ。誤字も多くてすまん…夜中のテンションということで許してください前川が何でも島村。
たまにはまともな話も書いてみたいなぁ………無理だろうけど

オツカーレ

オツカーレ、誤字も含めて楽しかったからいいのよ
また何か思いついたら書いておくれ

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