P「やよいのおっさんみたいな声が治らない」 (58)

※P「やよいが気持ち悪いおっさんみたいな声になった」の後日談です



P「やよいがまるで気持ち悪いおっさんみたいな声になって早一か月…」

P「『おっさん声系アイドル』としてブレイクしたのはいいものの…」

P「やっぱり元のやよいの舌足らずな声が恋しいな」

春香「当たり前ですよ!なんで皆がこんなにも受け入れちゃってるのか私は不思議です!」

響「本当だぞ!ペットみたいにあんなに可愛いやよいがあんな声になっちゃって、自分も違和感しかないぞ!!」



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P「いや、今の声も勿論いいと思うけどな」

春香「よくないです!!」

響「元のやよいの声に戻してよー!!」

P「いいと思うけどなぁ…ギャップ萌えってやつで」

春香「うう、響ちゃん…!おかしいって分かってくれるの響ちゃんだけだよ!」

響「自分も、春香がいてくれて良かったぞ…。
こんなにも受け入れられ過ぎてると、あれ?自分がおかしいのかな?って気がしてくるもん」

P「まぁまぁ、とにかく治す方法を考えていこう」


春香「…ヘリウムを吸ってみるとか」

P「一時的な解決にしかならんだろ」

響「ボイストレーニングをしてみるとか」

P「トレーニングをして治るもんでもないよな…」


春香・響・P「うーん……」


P「というか実はもうトレーニングはしてるんだよな」

響「えっ?!そうなの!?」

P「ああ。俺ももしかして治らないだろうか、と思ってやよいに昨日ボイストレーナーを付けたんだけど…」

春香「どうなったんですか!?」

P「それが…」


バタンッ!

やよい「うっうぅぅ”ーおはようございますぅ…」(重低音)

P「なんか渋めのいい声になってしまった」


春香「」

響「」


春香「どういうことですか!!悪化してるじゃないですか!!」

P「いや、ある意味進化してるというか…」

春香「確かに前の気持ち悪い声よりは断然マシですけど、元の 声がより遠ざかりましたよ!」

響「声優さんにいそうな声になってるぞ!!」

P「これで「渋声系女子」で再ブレイク間違いなしだな!」

春香「だから!私たちはやよいを元に戻したいんです!!」

響「渋い良い声になってどうするんだー!!」

P「やったなやよい!これでまたもやしがたくさん買えるぞ!」

やよい「本当ですかぁあ、嬉しいです”ぅぅ!」(重低音)

響「お、おかしいよ……みんな、感覚が麻痺してるぞ」

春香「うう…やよい…」

やよい「春香さ”ぁん、どうしたんですか”ぁ?」(重低音)

春香「ううん、なんでもない…なんでもないんだよ…」

響「春香…」


バタンッ

伊織「おはよう」

響「あっ伊織!助けてくれー!」

伊織「ちょ、朝からなによ。いきなり…」


やよい「あっ伊織ちゃぁん”おはよう”ぅ」(重低音)

伊織「あら、やよい。今日の声は一段とプリティーね」


響「!?」

春香「!?」

やよい「本当?うれしいな”ぁ」(重低音)

伊織「ええ、今日も一緒にお仕事がんばりましょ」

やよい「う”ん”!」(重低音)

春香「ちょちょちょ、ちょっと伊織!?ど、どういうことなの?!」

響「なんで当然のようにやよいの渋い声を受け止めちゃってるのさー!」

春香「事務所一の常識人だった伊織はどこに行っちゃったの!?」

伊織「…春 香、響。私は重大なミスを犯していたわ」

春香・響「えっ?」

伊織「私はやよいを…友達だと思ってる。ううん、親友だと思ってるわ」

春香「う、うん…そうだね」

響「事務所内でも一番仲いいしね」

伊織「でも、私はやよいの声が変わった時、ありのままに事実を受け止める事が出来なかった…」

伊織「私は、親友の『声』が変わったくらいで、激しく動揺してしまったのよ…!!」

響「親友の声が突然おっさん声に変わったら、ビックリして当然だと思うぞ」

伊織「だけどアイツは…千早はすぐに受け止めてたじゃない!!」

春香「(吐血してたけど…)」

響「自分、その時の事はよく知らないけど…
確かに『声 も含めて全部が可愛い』って言ってたね」

伊織「それが悔しいのよ!! 私は…!!」

伊織「私は、その時は声も含めてやよいの全てを愛しきれなかったのよ!!」

春香「そ、そんなに自分を責めなくても…」

響「そうだぞ、自分達なんて未だに受け止めきれてないし…」


千早「――ふふ、そうよ。水瀬さん」


春香「ち、千早ちゃん!?」

響「いつの間に事務所に!?」

伊織「千早…!!」ギリッ

千早「貴女は高槻さんの今の声の可愛さを瞬時に理解出来なかった…」

千早「そんな貴女が高槻さんの唯一無二の親友を名乗るなんて烏滸がましいわ!」

千早「全てを受け止められた私こそ、高槻さんの唯一無 二の親友に相応しい!!」

伊織「千早ァッ!!」


春香「え、何この展開…」

響「やよいの声を治そうって話じゃなかったっけ」

千早「貴女はせいぜい高槻さんのただの親友と名乗るがいいわ!!」

春香「(あ、親友とは名乗っていいんだ)」

伊織「わ、私がやよいの唯一無二の親友よ!アンタに唯一無二の座を渡さないわ!!」

千早「ふふ、私は例え高槻さんの身体がシュ○ルツェ○ッガー並に筋肉質になっても愛せる自信があるわ」

伊織「私だってやよいがシュールストレミング並の香りになっても、大好きよ!!」

※シュールストレミング 世界一くさい食べ物


千早「……」バチバチ

伊織「むーっ…!」バチバチ



春香「二人の間に火花が散ってる…」

響「ねぇ、埒が明かないから、二人を放っておいて治す方法探しに行こうよ…」

やよい「いおりちゃ”ぁあん!!ちは”やさぁあ”ん””!!」(重低音)

千早「!?」

伊織「やよい!?」

やよい「喧嘩はだめです”ぅう”…」(重低音)

やよい「私、千早さんと伊織ちゃんのことだいすきです」(重低音)

やよい「一番とか二番とか、そういうの、関係ないと思うんです」(重低音)

やよい「だいすきだって、それだけで、いいんじゃないかなーって」(重低音)

やよい「ね”ぇえ?」(重低音)ニコ


春香「(声の迫力が)」

響「(目を閉じたら脅してるようにしか聞こえないぞ…)」

若本で再生される


伊織「やよい…(天使ね)」

千早「高槻さん…(天使だわ)」


伊織「そうね、私たちが間違ってたわ」

千早「『高槻さんが好き』…それだけで良かったのよね」

伊織「一番とか二番とか、そんなの決めるなんて馬鹿らしいわ」

千早「ごめんなさい水瀬さん…仲直りしましょう」

伊織「ええ、こっちこそ…ごめんね」

やよい「うっうぅぅ”!や”ぁっぱり仲良しが一番で”す”ぅう!」(重低音)ニコニコ


春香「(なんだったんだろうこの一連の流れ…)」


響「と、とにかく、二人も仲直りしたことだし、治す方法を探しに行こう よ!」

春香「うん!そうだね」

やよい「う”ぅぅ?」(重低音)

春香「やよいも、もう少しで治るからね!きっと!」

やよい「うっうぅぅ”!!よくわかんないけど、楽し”みにしてます”!」(重低音)

響「じゃあ、まずは原因を探しにいくさー!」

春香「だね!原因が分かんないと治しようがないし!」

春香たちは765プロ中で聞いて回ったが…


真「え、知らないなぁ。ボクはあのまんまでも結構いいと思うけどね!」

雪歩「やよいちゃん、渋い声になったよね。お弟子さん達みたい…」

美希「知らないの。やよいはあのままでも可愛いって思うな。
それより春香、美希の鮭おにぎり食べたでしょ。ねぇ。ちょっと無視しないで欲しいの!」

貴音「存じませんね…まぁ、声は違えどやよいの可愛さは変わりませんが」

律子「知らないわね。まー、儲かってるし私は特に文句ないわよ!」

社長「ハッハッハ!いいじゃないか、私は親近感が持てていいと思うよ!」

小鳥「」


成果を得られないまま時間だけが過ぎて行った…

春香「…はぁ……」

響「結局、原因分からなかったね」

春香「あずささんと亜美真美も見つからないし…」

響「このままなんて、絶対嫌だぞ…」

春香「当たり前だよ。あの声のままなんて、きっとやよいだって辛いよ!」

響「んー…そうだね。本人は気づいてないみたいだけど」

春香「というかなんで気づいてないんだろう…」

響「あれじゃない?他人が聞く声と自分の話す声って全然違うって言うし…」

春香「違い過ぎるよ!!」

亜美「そこで亜美たちの出番だよ→!」ヒョコッ

真美「やぁやぁはるるん、ひびきん!!」ヒョコッ

春香「うわぁっ!?どこにいたの亜美!真美!」

真美「陰から二人のこと見てたんだよ→」

亜美「千早お姉ちゃんといおりんの闘争も実は見守ってたんだよ→」

真美「面白いことになりそうだったのに、早く終わっちゃったね→」

春香「面白いかなぁ…?」

響「とにかく、二人はやよいがああなった原因知ってるのか?」


亜美「知ってるというか…」

真美「ね→」

春香「え?なに?」






亜美・真美「あれ亜美と真美のせいだよ☆」






春香「は?」


響「えええぇ?!そ、そうだったのか!?」

亜美「いやーパパの部屋にあった薬をこっそり持ち出してね→!」

真美「見た目は普通にお茶っぽかったから、試しにやよいっちに飲んでもらったんだけどね!」

亜美「亜美たちも効果までは知らなかったけど、まさか声変わっちゃうなんてね→!」

真美「謝ろうかと思ったけど、意外とみんな歓迎してるっぽいし、まぁいっか→☆ って!」

響「もー!それ早く言ってよー!ビックリしたんだぞ!」

亜美「ごめんねひびきんー」

真美「真美たちもなんかもーしわけない気分になったから、ちゃんと治す薬持ってきたYO!」

響「おー!これでやよいの声が治るな!やったね、春香!」

春香「………」

響「…春香?」

春香「………」プルプル

真美「はるるー ん?どうしたの→?」

亜美「これでやよいっちが元のプリチーな声にもどるYO??」

春香「………亜美」

亜美「うん?」

春香「………真美」

真美「なぁに?」




春香「 ゆ” る” さ” ん” !” !” !” 」




響「!?」

真美「!?」

亜美「!?」

春香「オ”ル”ァ”ア”ァァアア!!」ギュゥゥ

亜美「ぎゃああああぁ!?!」

響「ひいい!?春香が亜美にボストンクラブをーーーっ!!?」

亜美「アアアアァア!!ギブギブギブ!!!」バンバンバン

春香「ヴ”ォ”オ”オ”オ”!!」ギュゥゥ

亜美「ァ、アア…ア……」ギシ...ギシ...

響「あ、亜美の身体から骨が軋む音が!!」

真美「ひ、ひぃ…!!」

響「春香!やめて!!許してあげて!!春香ー ーー!!」

>>21
よう、俺

亜美「」ピクピク

真美「あ、ああ…亜美、亜美…!!」

春香「フ”ー”フ”ー”…!!」

響「駄目だ真美!早く逃げて!!」

真美「え……」

春香「フ”ォ”ア”ッ”チ”ャ”ァ”!!!」ガッ

真美「あ、…ああ…―――!!」








真美「アッーーーーーーー!!」

響「真美ィイイイイイイ!!!」


?数日後?



やよい「うっうー!おはようございますー!」

P「おーやよい!おはよう。声もすっかり元通りだな」

やよい「うー?なんのことですか?」

P「ああ、いや。やよいはやっぱり可愛いなぁ、て話だよ」ナデナデ

やよい「あっ…えへへっそうですか?嬉しいですー!」

響「お、やよいだー!おはようだぞー!」ギュー

やよい「わー響さん、苦しいですー!」

バタンッ

春香「おっはようございまーす!」

P「お。おはよう春香。今日はご機嫌だな」

やよい「春香さーん!おはようございます!」

春香「あ、やよい!おはよー!やよいはやっぱり可愛いねー」ナデナデ

やよい「えへへ、ありがとうございます!」

響「(春香、ご機嫌すぎてちょっと怖いぞ…)」


バタンッ…


亜美「…お、おはよー」

真美「おはよー……」

やよい「あ、亜美、真美ー!おはよう!」

亜美「あ、や、やよいっち…」

やよい「昨日の健康にいいお薬ありがとうね!
飲んでから、なんだか身体の調子がいいんだよー!」ニコニコ

亜美「そ、そっかぁ…良かった」

響「…あ、亜美、真美。身体の調子は大丈夫なのか?」

亜美「う、うん。あんなに身体痛かったのに、寝たら治ってビックリしたよ→」

真美「はるるんのテクニックある意味すごいね…」


春香「あー!亜美、真美!おはよー!」

亜美「!!」

真美「ひぃっ!?」

春香「ふふ、どうしたの二人とも?そんな鬼でも見たような顔しちゃってー」

亜美「お、鬼!」

真美「鬼、悪魔、はるるん!!」

亜美「真美の馬鹿!鬼と悪魔に失礼だよ!!」

春香「何か言った?」

亜美・真美「いいえ、なにも!!」

春香「…ううん、昨日はごめんね。ちょっと怒りが爆発しちゃっただけだから」

春香「もうあんなことやらないから。安心してね!」

亜美「うん…亜美たちもはるるん怒らせたら怖いって分かったし」

真美「もうやんないよ…。ごめんね、はるるん。あと、やよいっちも」

亜美「ごめんね…」

やよい「う?なんのことー?」

亜美「ううん、なんでもないYO…」

真美「うん…」


春香「よーし!じゃあ今日はお仕事終わったらカラオケにでも行こっか!」

響「お、いいなー!久しぶりにやよいの元気いっぱいな歌が聞きたいぞー!」

やよい「あ、でも私…そんなにお金持ってなくて…」

春香「大丈夫!今日は春香さんが全員奢っちゃいますよー!」

やよい「わー!いいんですか!」

春香「うん!亜美も真美ももっちろん行くよね!」

亜美「…うん!亜美のセクチーな美声、とくとご覧あれ!」

真美「真美もはりきって歌っちゃうよん!」

/アハハハハハハ!!\



P「ふー、なんだかよく分からないけど治って良かったな」

P「前の渋い声も良かったけど、やっぱり元のやよいの声が一番だな」

P「さーて、仕事仕事っと…」


バタンッ

あずさ「………」

P「お、あずささん!おはようございます!」



あずさ「あんら”?おはようございます”ぅうう…」(重低音)

P「」





end

オチで麦茶ふいたwwww
よし、じゃあ治らなかったバージョン書く作業に入ろうか(ニッコリ)

真美「鬼、悪魔、はるるん!!」
某緑の事務員「!!」ピクッ

汚れていくアイドルスレだな。クズ上に最低

人間として終わってる最底辺の>>49に合掌

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