【安価】安価キャラでのダンガンロンパ【コロシアイ学園生活】 (1000)

注意書き
・言うまでもなくオリロンパ
・よってオリキャラ苦手な人は要注意
・過去同じスレタイがありましたが諸事情によりそれの立て直し
・一部キャラはその立て直しスレから引き継ぎ、残りは新規で作成
・SS初心者ですが何か問題でも
・なお【スーパーダンガンロンパ】安価でキャラ作る【安価進行】シリーズが更新のメインですのでこちらは更新遅めと前もって宣言
・またオマエかよ、と思いました? ええ、そのオマエです

説明は続きます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397984446

建ておつ!

※立て直しスレからの引き継ぎキャラ
綴文佳(超高校級の記者)女
麻耶掬星(超高校級の刑事)女
京極星奈(超高校級の生徒会長)女
一色杏奈(超高校級のメイド)女
綺礼総司(超高校級の美化委員)男

なお主人公は綴文佳で固定とさせてもらいます

ということで男7人。女4人分のキャラを作成となります
作成方法は才能→性別振り分け(作者が決めます)→名前とスキル・ステータスの順番で

才能安価は↓○○で判定
名前とスキルは時間安価(この書き込みから○○分後まで)で判定。その中でコンマ高い物を採用
ステータスは安価先のコンマで判定

何か質問があればどうぞ
なければ人の有無を判別したいので適当にレスしてください

おうっす

はい

ok

では才能安価決め
引き継ぎキャラ5人と幸運1人を除いた計10人分の才能をどうぞ

なお原作や他スレと被ってようが気にしませんが、逆に>>1の過去スレで出た才能は基本的に不採用とします
それ以外は基本的に採用

では↓10でどうぞ

伝統工芸人

ダンサー

医学部

アルピニスト

運び屋

超高校級の翻訳家
超高校級の番長
超高校級の木彫り職人
超高校級の医学部
超高校級のダンサー

上記5個採用

他は似たような才能だったりしたので不採用


↓5で続けて安価
なおこの安価で再安価はしないとし、これまで出た才能で残り5枠決める

ゲーム作家

ガイド

ディーラー

飛び級

超高校級のディーラー
超高校級の舞妓
超高校級のゲーム作家
超高校級のフィギュアスケーター
超高校級の伝統工芸人

上記5枠採用。よって

超高校級の記者
超高校級の刑事
超高校級の生徒会長
超高校級のメイド
超高校級の美化委員
超高校級の翻訳家
超高校級の番長
超高校級の木彫り職人
超高校級の医学部
超高校級のダンサー
超高校級のディーラー
超高校級の舞妓
超高校級のゲーム作家
超高校級のフィギュアスケーター
超高校級の伝統工芸人
超高校級の幸運

以上16個の才能でコロシアイ学園生活スタート

さすがに結構オリロンパ出てきてるから才能安価は人が少ないな……単純に人がいないだけかもしれんが

幸運のタイプ決め
1男の苗木幸運
2女の苗木幸運
3男の狛枝幸運
4女の狛枝幸運


↓5までで一番コンマ高いレス採用

2

2

1

超高校級の幸運
女で苗木タイプに決まりました

今までやったことないタイプや!

今あんまり人少ないみたいなので以降の名前とスキル安価は少し時間開けた方がいいですかね

自分としてはやってほしいけどお好きなように

超高校級の記者 女
超高校級の刑事 女
超高校級の生徒会長 女
超高校級のメイド 女
超高校級の美化委員 男
超高校級の翻訳家 男
超高校級の番長 男
超高校級の木彫り職人 女
超高校級の医学部 女
超高校級のダンサー 男
超高校級のディーラー 男
超高校級の舞妓 女
超高校級のゲーム作家 男
超高校級のフィギュアスケーター 男
超高校級の伝統工芸人 男
超高校級の幸運 女

一応性別割り振った
じゃあ一人安価出してみてそれで様子見る

超高校級のゲーム作家 男を判定
この書き込みから5分で締め切り、名前はその中でコンマ一番高いレスを採用。スキルは高い順から四つまで採用
ステータスは↓2のコンマで判定。十の位が精神力で一の位が交友力

どうぞ

矢動丸 恣流 
やどうまる しりゅう
自由闊達

棘山飛鳥(とげやま あすか)
企画立案

五光 順天 (ごこうじゅんてん)

嫉妬深い

小鳥遊 遊戯(たかなし ゆうぎ)
コレクター

辿堂 優戯(てんどう ゆうぎ)
機械好き

【超高校級のゲーム作家】小鳥遊 遊戯(たかなし ゆうぎ)男
精神力・8
交友力・6
スキル
コレクター→人より物欲が大きく、収集癖がある。プレゼント時の親密度の上がり方に補正
自由奔放→型に捕らわれない。その姿勢から場を乱すことも出てくるかも
オタク気質→職業柄か、アニメやゲーム知識は豊富。普段の会話にもネタを仕込むことも
機械好き→機械を扱う行動に補正がかかる

なんとも言えない人数で中断するべきか続けるべきか悩む

続けて超高校級の幸運(女)判定
採用条件は先ほどと同じ

どうぞ

高咲 笑里(たかさき えみり)
女神の微笑み

八重桜 一等星 (やえざくら あかり)

高身長

十分多いと思うが

白鳥光(しらとり ひかる)
働き者

井ノ桁 雲花(いのげた もか)
思慮深い

天羽 雫
あもう しずく
やんちゃ

【超高校級の幸運】夢見 藍花(ゆめみ あいか)女
精神力・9
交友力・6
スキル
フレンドリー→誰にでも平等に接する。交友力に補正がかかる
小動物系女子→小柄な体も手伝って小動物を思わせる雰囲気を放つ。一部生徒との交友力に補正がかかる
前向き→どんなことにあってもくじけない、前向きな精神を持つ
些細な幸運→他人より少し運がいいだけ。夢見が関わるときのコンマ判定等に補正がかかる

超高校級の翻訳家 男を作成
この書き込みから5分で締め切ります。その他採用条件は同じ

どうぞ

木賊 泡沫
とくさ うたかた
ツンデレ

訳宜 二葉(わけぎ ふたば)
感受性豊か

加賀美文吾(かがみ ぶんご)
理解の目

諏島 慶(すしま けい)
バイリンガル

幌川 マルク(ほろかわ マルク)
マルチリンガル

【超高校級の翻訳家】加賀美文吾(かがみ ぶんご)男
精神力・0
交友力・5
スキル
理解の目→相手を理解する目に長けている。場面によって精神力に補正がかかる
内向的→あまり自分から誰かに接したりしようとしない
高速思考→頭を働かせると思考が高速で動く。捜査・裁判パートで精神力に大幅な補正
暗所恐怖症→暗いところが苦手。展開次第で行動変化

超高校級の番長 男を作成

条件はすべて同じ。どうぞ

金剛 勝弥(こんごう まさや)
寛大

嗔木 潮
いかるぎ うしお
俊敏

菱垣 逆名 (ひしがき さかな)
実はヘタレ

須崎 弦次(すざき げんじ)
声がうるさい

【超高校級の番長】須崎 弦次(すざき げんじ) 男
精神力・5
交友力・6
スキル
声がうるさい→基本的に声が大きい。場面問わず
統率力→集団を纏める力に優れている。交友力とその際の行動に補正がかかる
実はヘタレ?→普段は堂々としているが、その内側は意外と脆いのかもしれない
男気→男気に溢れ、一度決めたことは限界まで貫き通す

皆さんのIDをチェックして名前の傾向をチェックするのも楽しみの一つ

超高校級のディーラー判定 男

条件はすべて同じです、ではどうぞ

クロード・マクスウェル
張り付いた笑顔

ジョナサン・コリンズ
器用

ラプラウス・ボードレール
悪い手癖

石動 恣道(いするぎ しどう)
神出鬼没

ジョニー・アンダーソン
ポーカーフェイス

すまんが飯で離脱だべ

番長がすでにバターになりそう! 不思議!

ちなみに引き継ぎキャラはスキルとステータスも引き継いでますよ

一旦乙

一旦乙
バターじゃなくてジャムにしよう(提案)

ミキサーかよ

ミキサーなら既に似たようなのやってるし…

>>1スレ建て乙ー
才能募集もう締め切った?

ジャムの作り方は刻んで煮込んで瓶詰め
つまり…

>>133
すまんな。才能はすでに終わったのよ
マジでごめんなさい……

餃子食ってたらテレビからダンガンロンパの音楽流れてきてビックリしました
さて、もう少ししたら再開します

【超高校級のディーラー】アルサブ・フォルリ 男
精神力・6
交友力・7
スキル
打算→物事を打算的に考えて動きがち
中性的→男性とも女性とも取れる容姿をしている
悪い手癖→場面を問わずその手癖はかなり悪い。スリからイカサマなんでもござれ
観察眼→物事を観るすべに長けている。精神力に補正がかかる

続いて超高校級のダンサー作成 男
この書き込みから7分で締め切り、そこから名前とスキルを作成
さらにステータスは↓2で判定

どうぞ

安須舞 優(あずま ゆう)
女好き

万条目 一景(まんじょうめ いっけい)
草食系

鶴喰 夏狩(つるばみ かがり)
平和主義者

鳳回斗(おおとり かいと)
貴族的

【超高校級のダンサー】鳳回斗(おおとり かいと) 男
精神力・5
交友力・7
スキル
貴族的→その立ち振る舞いからは貴族のような気品がにじみ出ている……? 交友力に僅かな補正がかかる
鋼の精神→生半可なことではくじけない。精神力に大幅な補正がかかる
軽い性格→飄々としているとも言う。掴みどころがない

超高校級の木彫り職人判定 女

採用条件はすべて同じ。ではどうぞ

砦上 琥珀(さいがみ こはく)
偏執狂

冠鳥 めい(かんとり めい)
大らか

熊沢 創(くまさわ つくり)
マイペース

織紙 有希 (おりがみ ゆうき)
躁鬱(テンションが異常に高かったりマジギレしたりするが、急に低めに戻って謝ったりする)

奈良松乃(なら まつの)
自由人

やだ・・・私のコンマ・・・低すぎ・・・?

弓乃 桃子 (ゆみのももこ)

氷の乙女

堀川 杏子(ほりかわ あんず)
繊細

【超高校級の木彫り職人】弓乃 桃子 (ゆみのももこ) 女
精神力・5
交友力・0
スキル
氷の乙女→感情の起伏が乏しく滅多に笑わない。交友力にさらなるマイナス補正
寡黙→自分から話しかけることはほとんどしない
こだわり→職人として譲れないこだわりがあるようだが……?

超高校級の伝統工芸人作成 男

採用条件と時間はすべて同じ。ではどうぞ

黛 伝一(まゆずみ でんいち)
穏やか

蛇面 碧斬
だつら あおぎり
孤高

十六夜志真(いざよい しま)
疑心暗鬼

伝導 風磨(でんどう ふうま)
慎重

南部錦太郎(なんぶ きんたろう)
アピール過多

【超高校級の伝統工芸人】十六夜志真(いざよい しま)男
精神力・5
交友力・5
スキル
疑心暗鬼→第一に他人を疑う。交友力に大幅なマイナス補正となり、単独行動を好む
ツンデレ→デレるときははたして来るのか。心を開いた相手には極端に親密度が上がりやすくなる
やり遂げる力→手抜きと妥協は許さない。精神力に補正がかかる

超高校級の舞妓作成 女

採用条件と時間は同じ。ではどうぞ

籬 式深
まがき しきみ
礼儀正しい

京坂 手鞠(きょうさか てまり)
甘え上手

春風 鞠千代(はるかぜ まりちよ)
秘密主義

藍原 舞(あいはら まい)
のんびり

青葉 鳳翔(あおばほうしょう)
トラブルメーカー

藤花 百合(ふじはな ゆり)
お淑やか

左京 桜(さきょう さくら)
妖艶

【超高校級の舞妓】藍原 舞(あいはら まい)女
精神力・5
交友力・2
スキル
のんびり→のんびりとしたペースで過ごす。良くも悪くも揺らぎにくい
秘密主義→自分のことは決して話そうとしない
妖艶→大人の色気が漂う。一部生徒を除いて交友力に大幅な補正
甘え上手→色気を武器に甘えたりもする。一部生徒を除いて交友力に補正がかかる

超高校級のファギュアスケーター 男

採用条件と時間は同じ。ではどうぞ

氷河 翼(ひょうが つばさ)
かわいい物好き

周防 斎
すおう いつき
ナルシスト

凍地 風斗(とおじ ふうと)
自信家

針生 充(はりゅう みつる)
冷静

コンマ99って確定じゃないですかー!

八河 八(はちかわ はち)
純粋

どうして他の人がもっと早くに書き込まなかったんだ!(責任転嫁)

【超高校級のフィギュアスケーター】氷河 翼(ひょうが つばさ) 男
精神力・2
交友力・7
スキル
かわいい物好き→男でもかわいい物が好きなんです。かわいい物が関わると精神力に大幅な補正
自信家→自分の才能に自信を持っている。精神力に補正がかかる
とっつきやすい→自信家ではあるが、だからといって話にくいわけではない。交友力に補正がかかる
さわやか→スポーツを行う人間特有の爽やかさ。交友力に補正がかかる

全体的にまともなステータスやな……


最後
超高校級の医学部 女 作成

採用条件と時間はすべて同じ。ではどうぞ

姉帯 珠姫
あねたい たまき
お茶目

伏見桜 ふし[らめぇぇっ!] 
快活

楠木 花江(くすのき はなえ)
ドジっこ

花井 優(はない ゆう)
迷推理

月姫 花柳(つきひめかりゅう)
観察眼

>>220
笑わせんなよwwwwwwsaga入れて読みだけ書いといた方がいい

宇都宮 診優(うつのみや みゆう)
おっとり

>>220 くっそワロタwwwww

伏見桃花(ふしみ とうか)
身体検査癖

御黒澤 アリス (みぐろざわ ?)

利己主義者

「みさくら」で変換されちゃうからね、直接エロい言葉じゃないし知らないとしょうがないね

【超高校級の医学部】大刀 看琴(おおだち みこと)女
精神力・1
交友力・9
スキル
勉強熱心→興味のある事柄については熱心に勉強してきた。それに該当する場面で精神力に大幅な補正
ツッコミ体質→何かおかしなことにはツッコミを入れる癖がある
身体検査癖→場面次第では身体検査を行うことも
観察眼→物事を見る能力に優れている。精神力に補正がかかる

まとめます

【超高校級の記者】綴文佳(つづりふみか)女
精神力8
交友力5
スキル
真実の探求者→捜査時の行動力に3のボーナス
心優しい→仲間を気遣う心を忘れない。親密度の上がり幅に補正
思い切り→精神力一つ消費してノンストップ議論のウィークポイント等を一つ減らす
猪突猛進→自由行動での親密度の上昇減少に補正

【超高校級の刑事】摩耶掬星(まやきくほし)女
精神力9
交友力9
スキル
拘束術→刑事故に体術に優れている。男キャラ相手にも引けは取らない
根気強い→何度失敗してもくじけない精神の持ち主
文武両道→体術の他にも勉学にも長けている
刑事の勘→捜査時、裁判時に精神力に補正

【超高校級の美化委員】綺礼総司(きれいそうじ)男
精神力・3
交友力・0
スキル
合理主義→常識に縛られることなく効率よく目的を果たす
残念→その思考は何かと残念
絶対的価値観→独自の価値観を持ち、それが周りとずれていても必ず貫き通す
潔癖症→汚いものは我慢できない。掃除する

【超高校級の生徒会長】京極星奈(きょうごくせいな)女
精神力4
交友力6
スキル
完璧主義者→何事も完璧にこなそうとする。その姿勢から交友力に僅かな補正
二重人格→とあることがきっかけで人格が変わる……? 人格交代時精神力に大幅プラス補正、交友力に大幅マイナス補正
お節介焼き→何かとお節介を焼く
慧眼→物事の真偽を見抜くことに長けている

【超高校級のメイド】一色 杏奈(いっしき あんな)女
精神力・9
交友力・0
スキル
気遣い→周りを気遣う心を忘れない。交友力の低さに関係なくある程度は輪に入りやすい
謙虚→自分から前に出るようなことはしない
恥ずかしがりや→ミスを指摘されると照れやすい……?
忘れっぽい→仕事以外のことは少し忘れっぽい

【超高校級のゲーム作家】小鳥遊 遊戯(たかなし ゆうぎ)男
精神力・8
交友力・6
スキル
コレクター→人より物欲が大きく、収集癖がある。プレゼント時の親密度の上がり方に補正
自由奔放→型に捕らわれない。その姿勢から場を乱すことも出てくるかも
オタク気質→職業柄か、アニメやゲーム知識は豊富。普段の会話にもネタを仕込むことも
機械好き→機械を扱う行動に補正がかかる

【超高校級の幸運】夢見 藍花(ゆめみ あいか)女
精神力・9
交友力・6
スキル
フレンドリー→誰にでも平等に接する。交友力に補正がかかる
小動物系女子→小柄な体も手伝って小動物を思わせる雰囲気を放つ。一部生徒との交友力に補正がかかる
前向き→どんなことにあってもくじけない、前向きな精神を持つ
些細な幸運→他人より少し運がいいだけ。夢見が関わるときのコンマ判定等に補正がかかる

【超高校級の翻訳家】加賀美文吾(かがみ ぶんご)男
精神力・0
交友力・5
スキル
理解の目→相手を理解する目に長けている。場面によって精神力に補正がかかる
内向的→あまり自分から誰かに接したりしようとしない
高速思考→頭を働かせると思考が高速で動く。捜査・裁判パートで精神力に大幅な補正
暗所恐怖症→暗いところが苦手。展開次第で行動変化

【超高校級の番長】須崎 弦次(すざき げんじ) 男
精神力・5
交友力・6
スキル
声がうるさい→基本的に声が大きい。場面問わず
統率力→集団を纏める力に優れている。交友力とその際の行動に補正がかかる
実はヘタレ?→普段は堂々としているが、その内側は意外と脆いのかもしれない
男気→男気に溢れ、一度決めたことは限界まで貫き通す

【超高校級のディーラー】アルサブ・フォルリ 男
精神力・6
交友力・7
スキル
打算→物事を打算的に考えて動きがち
中性的→男性とも女性とも取れる容姿をしている
悪い手癖→場面を問わずその手癖はかなり悪い。スリからイカサマなんでもござれ
観察眼→物事を観るすべに長けている。精神力に補正がかかる

【超高校級のダンサー】鳳回斗(おおとり かいと) 男
精神力・5
交友力・7
スキル
貴族的→その立ち振る舞いからは貴族のような気品がにじみ出ている……? 交友力に僅かな補正がかかる
鋼の精神→生半可なことではくじけない。精神力に大幅な補正がかかる
軽い性格→飄々としているとも言う。掴みどころがない

【超高校級の木彫り職人】弓乃 桃子 (ゆみのももこ) 女
精神力・5
交友力・0
スキル
氷の乙女→感情の起伏が乏しく滅多に笑わない。交友力にさらなるマイナス補正
寡黙→自分から話しかけることはほとんどしない
こだわり→職人として譲れないこだわりがあるようだが……?

【超高校級の伝統工芸人】十六夜志真(いざよい しま)男
精神力・5
交友力・5
スキル
疑心暗鬼→第一に他人を疑う。交友力に大幅なマイナス補正となり、単独行動を好む
ツンデレ→デレるときははたして来るのか。心を開いた相手には極端に親密度が上がりやすくなる
やり遂げる力→手抜きと妥協は許さない。精神力に補正がかかる

【超高校級の舞妓】藍原 舞(あいはら まい)女
精神力・5
交友力・2
スキル
のんびり→のんびりとしたペースで過ごす。良くも悪くも揺らぎにくい
秘密主義→自分のことは決して話そうとしない
妖艶→大人の色気が漂う。一部生徒を除いて交友力に大幅な補正
甘え上手→色気を武器に甘えたりもする。一部生徒を除いて交友力に補正がかかる

【超高校級のフィギュアスケーター】氷河 翼(ひょうが つばさ) 男
精神力・2
交友力・7
スキル
かわいい物好き→男でもかわいい物が好きなんです。かわいい物が関わると精神力に大幅な補正
自信家→自分の才能に自信を持っている。精神力に補正がかかる
とっつきやすい→自信家ではあるが、だからといって話にくいわけではない。交友力に補正がかかる
さわやか→スポーツを行う人間特有の爽やかさ。交友力に補正がかかる

【超高校級の医学部】大刀 看琴(おおだち みこと)女
精神力・1
交友力・9
スキル
勉強熱心→興味のある事柄については熱心に勉強してきた。それに該当する場面で精神力に大幅な補正
ツッコミ体質→何かおかしなことにはツッコミを入れる癖がある
身体検査癖→場面次第では身体検査を行うことも
観察眼→物事を見る能力に優れている。精神力に補正がかかる

とりあえずこんなもんだべ
ステータスはやり直す必要はないべか

そんな極端に低い人はいないし、いいんじゃない?

藍原さんは巨乳(確信)

はいありがとうございました
今回キチガイ枠いない! 奇跡!(狂乱)

何か質問意見等あればどうぞ

どうせ だれか キチになる

がいきちさん枠がいないとなると普通に追い詰められての事件が多くなりそうで、
それはそれで精神に来そうなきがしなくもない……
たのしみです

綴さん名付け親だからなんかいろいろすごくうれしいです

>>259
さらに1は動機が生々しいから……(戦慄)

>>260
いえいえ、むしろ今までまったく動かせてなくてすいません

では終了とさせていただきます
こちらは明日、とりあえずプロローグまで書き溜めたいと思います

今度こそ絶望が生まれれば幸いです
乙でした

舞妓はんの口調が掴めないから普段は普通の口調でいいよね……

今日19時頃のんびりとプロローグ始めてとりあえずは一段落かな

把握しました

少し早いけど始めるべ

【プロローグ】

私――綴文佳は手に持った自作のファイルのページを一枚捲った。

『私立希望ヶ峰学園』

私が自力でその超有名校である『私立希望ヶ峰学園』についてまとめたファイル。その背表紙にはそう書かれていた。

――次世代の希望を育成し、ここを卒業すればまさに人生の成功が約束されるとまで言われるその学園に入学するには二つの条件がある。

一つは『現役高校生であること』。
一つは『何かしらの突出した才能を持ち、それが学園の目に止まること』。

それらを満たして初めて学園側からのスカウトがかかり、希望ヶ峰学園に入学できるわけだ。

そうして入学した生徒は例外なく『超高校級の○○』と呼ばれ、ネットでも専用のスレが立つほどだ。
例えばそれは『超高校級の刑事』だったり。
例えばそれは『超高校級の翻訳家』だったり。

それは私ももちろん当てはまり、『超高校級の記者』だなんて呼ばれるようになっている。

綴「…………」

今日はその希望ヶ峰学園に入学する前日の夜。
時計は夜の11時を回っているのに、私は未だ寝ていなかった。

綴「……子供かっての」

これだけ緊張しているのは久々だった。最近の取材ではどんな有名人が相手でも緊張はあまりしていないのに。

……ええい! いい加減に寝よう!
入学式早々遅刻するのもいけないしね!

そうして私はファイルをしまい、パジャマ姿でベッドにダイブした。


□■□■□


【希望ヶ峰学園】

翌日。私はその希望ヶ峰学園の前に来ていたのだが……

綴「写真で見るより大きいなぁ……」

私の前の学校より、かなり大きい。
さすがは希望ヶ峰学園と言うしかない。

綴「えっと……」

時間を確認すると現在午前7時。
入学式が午前8時からだから……なんと、1時間も早く来てしまっていたのか。

普段の仕事よりもかなり早く現地に着くとは。やっぱり内心でかなり浮かれていたのだろうか……

綴「ま、いいや。とにかく中に入らないと」

綴「時間までまだあるし、校内の探索くらいはしてもいいよね?」

記者――『超高校級の記者』として好奇心が抑えられなくもなってきた私は誰に言うでもなく一人そう言って校門を潜り、さらには玄関ホールにも足を踏み入れる。



――ぐにゃり。


すると、視界が揺らいだ。歪んだ。回った。

綴「あ、れ……?」

倒れそうになる体を支えるべく足に力を入れるも、やがてその力すら無くなっていく。


ぐるぐる。
ぐるぐる。
ぐるぐる。


そうして上下左右に回転する視界に私はもう何もできず――意識を手放した。


□■□■□


【???】

綴「……んぅ?」

次に目を覚ましたとき、私は知らない教室に来ていた。
というよりは、そのうちの一つの席で机に突っ伏して寝ていた。

綴「あれ……?」

ごしごしと目を擦って周囲を何気なく見回すとそこにあったのは、

天井からぶら下がっている監視カメラと
まるで私を閉じ込めているように窓を塞ぐ巨大な鉄板だった。

綴「…………ええっ!?」

寝ぼけていた頭が瞬時に覚醒する。
え!? な、何これ!? 監視カメラは――防犯のためかもしれないけど、この鉄板は何!?

急いでその鉄板に近づいて外せないか確かめる。

綴「う~っ……!」

――まあ、特別鍛えているわけでもないただの女子高生の私にこんな鉄板を外せれるわけもなく。
私のその労力は手のひらの痛みになるだけだった。

綴「何これ……ていうか、ここどこ……?」

仕方なく改めて周囲を見回すと、ふと机に置かれた一枚の紙切れが視界に入る。

綴「……『入学案内』?」

それは大人が書いたとは到底思えないほどに汚い字だった。
内容としては、8時に入学式があるから体育館に来いとのこと。

――8時?

綴「うわっ……もう7時30分じゃん」

これが本当なら、ここは希望ヶ峰学園ということになる。それなら体育館に行けば教師や他の生徒もいるだろう。
私はそう結論付けてとりあえずこの独房めいた教室から出るのだった。


□■□■□


【校舎一階 廊下】

その廊下はやけに薄暗かった。
さらに、ここにも監視カメラが仕掛けられている。

……いよいよ胡散臭くなってきたね。本当にここは希望ヶ峰学園なんだろうか。

綴「……足音?」

すると不意に誰かが近くを通ったのか、足跡が聞こえてきた。

私はその方向に足を動かし、声をかける――


↓2
生徒の名前を指定してください

それは背丈の小さい、女の子だった。

綴「あ、そこのキミちょっといい?」

その子の後ろから声をかけると、その子は立ち止まってこっちに振り返ってくれた。

??「……はい」

綴「えっと、キミもここの新入生でいいんだよね?」

??「…………」

私の問いにその子は小さく頷く。

……えっと。

綴「私は綴文佳。『超高校級の記者』ってことでここに来たんだけど……」

するとその子も自己紹介をしてくれた。


弓乃「弓乃桃子です。『超高校級の木彫り職人』ということでここに来ました」

へぇ……木彫り職人か……また珍しい肩書きだな。

綴「…………」

弓乃「…………」

えっ!? それだけ!?


↓2
1弓乃さんも今から体育館に行くところ?
2木彫り職人って具体的に何をしているの?
3その他自由安価

綴「弓乃さんも今から体育館に行くところ?」

弓乃「はい。私が目覚めた教室にあった『入学案内』という紙にそう書いてありましたから」

……目覚めた?

綴「待って。もしかして弓乃さんもここに来る時気を失ったの?」

弓乃「玄関ホールを潜ったとき、ですね」

弓乃「……“も”ということは、綴さんも?」

綴「うん……」

私だけかと思っていたのに、同じ新入生の弓乃さんもそんなことになっていたなんて……

綴「――弓乃さん」


↓2
1私と体育館に行かない?
2わかった、ありがとう

綴「わかった、ありがとう」

弓乃「はい。綴さんも、体育館に行くのなら早めに行った方がいいですよ」

最後にそう言って弓乃さんはとてとてと先に行ってしまう。

綴「うーん……」

私と弓乃さんに振りかかった『気絶』という現象。

――これは偶然なのか?

綴「まあ、いいか。今は気にしなくても」

そうして私も体育館に向かおうと足を動かし――誰かに声をかけられた。


↓2
弓乃以外で生徒の名前を指定

??「あの……」

綴「はい。……えっと、キミは?」

その人も先ほどの弓乃さんと同じくらい背丈の小さい、今度は男の子だった。

??「あ、すいませんいきなり話しかけて……」

小鳥遊「僕は小鳥遊遊戯です。『超高校級のゲーム作家』としてここに今日から通うことになってます」

綴「小鳥遊君か。私は綴文佳、『超高校級の記者』だよ」

綴「とりあえず、よろしくね」

小鳥遊「はいっ、よろしくお願いしますねっ」

なんというか、仕草の1つ1つが可愛らしい子だ。
いわゆる『ショタ』というタイプの人なんだろう……


↓2
1小鳥遊君も今から体育館に?
2なんだか年下みたいだね
3その他自由安価

安価把握。メシで離脱でちゅ

ロリ枠とショタ枠をいきなり引き当てましたね

小鳥遊くんはあれか、可愛いショタか!wktk

ロリショタはべらせ系主人公綴さん

>>295
可愛いショタがいてもいいよね

>>296
それは夢へと消え去るのだ……!


再開やで工藤

綴「小鳥遊君も体育館に?」

小鳥遊「はい、そうなんですけれど……」

? なんだか歯切れが悪いな……

小鳥遊「えっと、体育館の場所がわからなくて……」

ああ、なるほど。そういうことか。

綴「『入学案内』の紙は見たんだよね? その裏側に書いてあったはずなんだけど……」

小鳥遊「ええっ!? そ、そうなんですか!?」

小鳥遊「うう……恥ずかしい限りです……」

しょぼんと肩を落とす小鳥遊君。

綴「あはは……それなら、私と体育館に行こう?」

綴「私は体育館の場所も知ってるし、どうせ目的地が一緒なら構わないよね?」

小鳥遊「も、もちろんですっ! えっと、よろしくお願いしますね!」

そうして私は小鳥遊君を連れて、目下の目的地である体育館に行くのだった……。



【体育館】

そうして小鳥遊君と来た体育館にはすでに何人かの生徒が来ていた。
見たところ、彼らも新入生なのだろう。

弓乃「…………」

さっき会った弓乃さんは体育館の隅で壁に寄り掛かっている。誰かと話したりはしないのだろうか?

小鳥遊「け、結構人がいますね……」

綴「うん、そうだね」

綴「時間もまだあるし、少し他の人と話をしてみるのもいいかもしれないね」

小鳥遊「ですね! じゃあすいませんがまた後で!」

私の言葉に賛同した小鳥遊君がそうして私から離れていく。
さて、私は誰と話してみようか?


↓2
・超高校級の刑事
・超高校級の幸運
・超高校級の番長
・超高校級の舞妓
・超高校級のダンサー

上記の生徒から指名

……あの大きい学ランを着ている男の子に話しかけてみよう。
なんだか不良っぽいけど……

綴「あー……あの、ちょっといい?」

おそるおそるといった感じに話しかけると、その男の子は私に気付いてくるりとこちらを見てきた。

??「おおっ! なんだ!?」

うっ……弓乃さんも小鳥遊君も声がそこまで大きくない子だったから、なんだか余計に大きな声に聞こえるな……。

綴「えっと、キミも新入生だよね?」

綴「私は綴文佳。『超高校級の記者』だよ」

??「あー……自己紹介ね。へいへい」

??「俺は須崎弦次だ! 一応『超高校級の番長』ってことでここに来たんだ!」

ば、番長……これまた妙な肩書きの人なんだな……


↓2
1ごめん、番長って具体的にどんなことしてるの?
2キミも教室で目を覚ました?
3その他自由安価

綴「キミも、教室で目を覚ました?」

須崎「おう……玄関ホールに入ろうとしたときに気を失って、そのまま教室で目を覚ましたぜ」

須崎「ん? ってーことは、もしかしてお前も?」

綴「うん……あと、あそこにいる弓乃さんもそうみたいなんだよ」

そうして隅にいる弓乃さんを指差す。

須崎「3人が同時に気絶だなんて、おかしなこともあるもんだな」

綴「うん……」

いよいよそんな言葉で片付けられなくなってきた気もするけれど……

須崎「しかも目を覚ましてみれがこんな鑑別所みてぇな場所だしよ! まったく、どこのどいつの仕業だっての!」

綴「はは……怒るのは当然だけど、少し落ち着いてよ」

綴「入学式があるってことはさ、時間になったら先生も来るだろうし……そのときに説明があるって」

須崎「だといいけどよぉ……」


↓2
・超高校級の刑事
・超高校級の幸運
・超高校級の美化委員
・超高校級の舞妓
・超高校級のダンサー
・超高校級の生徒会長
・超高校級の翻訳家

上記の生徒から指定

あ、次に話しかける生徒の指定でお願いいたします

今度はあの女の人に話しかけてみよう……

綴「あの、少しいいですか?」

するとその人は私に視線を向けて答えてくれる。

??「ん? どうかしたかい?」

綴「私、綴文佳っていいます。『超高校級の記者』としてここに来ました」

??「そうか。私は京極星奈、『超高校級の生徒会長』だ」

京極「同じ希望ヶ峰の生徒同士、仲良くしよう――と言いたいが、この状況じゃ楽観的にそんなことは言えないな」

綴「ですよね……」

京極「だが、気晴らし程度ならしても問題はないだろう。幸い時間もまだあることだしな」

それじゃあ……


↓2
1どういう実績でこの学園に?
2他の人とはもう話しましたか?
3その他自由安価

綴「他の人とはもう話しましたか?」

京極「ああ、全員とまではいかないが何人かとはすでに話したよ」

京極「まったく。さすがは希望ヶ峰学園だ。どの人もみんな個性が強い」

京極「……こんなところでやっていけるのかと、不安になりもするな」

そうして京極さんは悩ましげにため息を吐く。

綴「大丈夫じゃないですか? 京極さんだってちゃんと学園からスカウトされてここに来たんですし」

京極「それはそうなんだがな……」

綴「ああ、でも須崎君とは少し合いそうにありませんね」

『超高校級の生徒会長』と『超高校級の番長』……

……うん。絶対に合いそうにないなぁ。

京極「……はは、まぁそうかもしれないな」

すると京極さんはそうして苦笑いをするのだった。


次に話す人物指名
↓2
弓乃・小鳥湯・須崎・京極以外

麻耶さんに挟まれて一色さん登場!


……次はあのメイドさんに話しかけてみようかな。
というかあれは間違いなく『超高校級のメイド』ということで来たんだろう。服装ですでにわかる。

??「……すいません、どうかしましたか?」

するとそんな私の視線に感づいたのか、そのメイドさんがじっと私に視線を送ってそう言ってきた。

綴「あ、すいませんジロジロと……」

??「いえ、構いません。この状況下でメイド服を着ている人間がいたら誰だって気にしますから」

……自覚はあったんだ。

??「申し遅れました。私は一色杏奈」

一色「『超高校級のメイド』でございます」

ああ、やっぱり……

綴「えっと、私は綴文佳。『超高校級の記者』です」

一色「綴さんですね、以後お見知りおきを」

そうして礼儀正しく頭を下げる一色さん。


↓2
1仕えてるご主人さまっているんですか?(コンマ50以下でいるものの、誰かはまだ不明。51以上で野良メイド)
2そのメイド服って動きにくくないんですか?
3その他自由安価

判定76 野良メイド


綴「メイドってことは、仕えてるご主人さまっているんですか?」

一色「いえ、今はいません。フリーの野良メイドといったところでしょうか」

野良メイドって……。

綴「今はってことは、前はいたってことですよね?」

一色「そうですね。……今となっては思い出したくもない人でしたが」

そうやって露骨に嫌そうな顔をする一色さん。
……何かトラブルでもあったんだろうか……?

一色「この学園に来たのも、次に仕える人間を探しにくるためです」

一色「……もっとも、それが叶いそうだとは到底思えませんがね」

ふぅ……と息を吐く一色さん。
うーん……まあ、まずはこのおかしな状況をどうにかすることからだよなぁ……


【Info】
イベントパートに入ります



【イベントパート】

???「えー、新入生のみなさん。時間通りに集まってくれたみたいだね」

不意に、そんな声が体育館に響き渡る。

弓乃「……何の声でしょう」

それは妙に明るい感じの、この場の雰囲気とかけ離れた口調の声だった。

???「よいしょ、っと……」

???「ふぅ……舞台に上がるのも一苦労だなぁ」

鳳「なんだ、あれは……?」

麻耶「ヌイグルミ、かしら」

一色「それにしては、動いているし喋ってもいますけれど……」

小鳥遊「たぶん、ラジコンか何かじゃないかな……」

そうして小鳥遊君が舞台に近寄る。

???「コラッ! ボクはラジコンなんかじゃないよ!」

???「ボクはモノクマ! この学園の学園長なの!」

小鳥遊「ひっ!?」

すると、そのヌイグルミは両手を挙げて小鳥遊君を威嚇? した。

藍原「モノクマ……?」

氷河「へぇ、可愛らしいデザインだな」

十六夜「そんなことはどうでもいい。それよりも、この学園の学園長だと言ったな?」

苛立ちを露にして男子の一人がそう言う。

モノクマ「そうだよー!」

綴「それなら……!」

夢見「今私たちが置かれている状況について何か知っている、んですよね?」

モノクマ「ん?」

わざとらしく小首を傾げるそのヌイグルミ。

須崎「俺らが教室で気を失っていたり、監視カメラや窓を塞いでる鉄板のことだ!」

アルサブ「気を失ったことについてはまだしも、あの監視カメラや鉄板については何か知っているのだろう? 学園長なら」

モノクマ「あー、それね」

納得したようにヌイグルミは頷いた。

モノクマ「それはもちろん! オマエラのような次世代の希望を危険から守るためだよ!」

綴「……え?」

何を言うかと思えば……。
私はその予想外の返答に言葉を失うしかなかった。

モノクマ「それで、その次世代の希望と称されるオマエラはこの学園で……」




モノクマ「『コロシアイ学園生活』をしてもらいまーす!」


プロローグ ようこそ絶望学園 完


↓1のコンマ下一桁でモノクマメダル入手

【Info】
モノクマメダル7枚ゲット!
プロローグで会話した弓乃・小鳥遊・須崎・京極・一色の5人の関係が『顔見知り』となりました

というわけでプロローグ終了
てっきり藍原さん来るかと思ってたけどそんなことはなかったよ

とりあえず質問や意見があればどうぞ

これといって何もないみたいなんでもうちょい投下します



Chapter1(非)日常編


【体育館】

……コロシアイ?

それって、殺し合いってことだよね!?

綴「な、なに言ってるのさ!」

藍原「そうよぉ! いきなり監禁して殺し合えだなんて……!」

加賀美「馬鹿げている……!」

モノクマ「なにさ! オマエラは本当に何度も何度も同じようなリアクションしやがって……!」

モノクマ「でも、別にここで一生暮らすんならそれでもいいよ。オマエラに外への未練を断ち切れるのなら、だけど」

小鳥遊「そんなの……」

まったくもって理不尽極まりないその言葉に小鳥遊君が小さく言うと、ある生徒が壇上に登ってモノクマをわしづかみにした。

須崎「オメェ……さっきから聞いてればおかしなことばっかり言いやがって!」

それは須崎君だった。怒りを露にした彼はそうしてモノクマを握り潰さんばかりにする。

モノクマ「いやあああああっっっ!? 学園長への暴力は校則違反だよ!?」

須崎「るせぇ! 校則違反が怖くて番長が務まるかっての!!」

そう叫ぶ須崎君はさすがの迫力があった。

モノクマ「…………」

須崎「ああ? なんだ、いきなりシカトしやがって……!」

すると、モノクマの両手両足が急にだらんと下に垂れ下がる。

須崎「このまま捻り潰してやるよ!!」

そんな須崎君の怒声に混じり、僅かに聞こえる――時計の針が進むような、そんな音。

綴「なんの音……?」

麻耶「キミ! そのヌイグルミを早く投げて!」

すると、私の隣に立っていた赤色のスーツ姿の女の人が叫んだ。

須崎「あ!? なんだお前……!」

麻耶「いいからっ! 爆発するわよっ!!」

ば、爆発!?
その不穏すぎる言葉に須崎君もこれ以上逆らおうとはせず、モノクマを誰もいない方向に向けて放り投げる。


ドガァァァァァンッッッ!!


そんな音を鳴らして、モノクマは空中で爆発した。

一色「なっ……!?」

氷河「うわっ!?」

弓乃「っ……!?」

その爆風に私達は驚くしかなかった。

やがてそれが静まると、須崎君が床に膝をつくのが見えた。

須崎「マジかよ……! あのまま俺が持ったままだったら、今頃俺は……!」

十六夜「木っ端微塵になっていただろうな……」

須崎「ぐうっ……!?」

その指摘に須崎君が顔を歪ませる。

綴「で、でもさ! これであのモノクマとかいうのも死んだ――というか、消えたことだし……!」

モノクマ「はにゃにゃ? ボクならここにいるよ?」

大刀「あ、アンタ吹っ飛んだんじゃなかったのか!?」

綺礼「量産型ということか……」

モノクマ「でもまぁ、校則違反者がどうなるかはこれでなんとなくわかってくれたよね?」

モノクマ「今回は警告だからこれくらいで済ませるけれど……次は容赦しないからね?」

モノクマ「でもボクだって鬼じゃないし……何もオマエラにメリットも無しに殺し合えなんて言うつもりはないよ」

……え?

鳳「どういうことだ?」

十六夜「さっきのお前の発言を考えると……『殺し合いが起きないとここで一生暮らすことになる』ということはだ」

十六夜「逆に『殺し合いが起きればここから出られる』というわけだな?」

モノクマ「そのとおり!!」

綴「つ、つまりここから出るためには……」

――この中の誰かを殺せってこと?

京極「……むちゃくちゃだね。そんなことをして何が目的なのか……」

綺礼「ただの愉快犯なのだろう」

鳳「明確な目的が無い分厄介なだけじゃないかそれ……」

モノクマ「はいはい! 言いたいことはあるかもしれないけどボクだって暇じゃないからね!」

モノクマ「ここにオマエラの電子生徒手帳を置いておくから、ちゃんと全員貰っていってね!」

モノクマ「それじゃあ……入学式はこれで終わるよ!」


□■□■□


モノクマが去った体育館は、当然のことながら重苦しい空気に包まれていた。

……誰も口を開こうとしない。当然と言えば当然だけれど。


↓2
話しかける生徒指名

夢見「……なんでこんなことに……」

まず、他の人以上に怯えているように見えたあの女の子に話しかけるとしよう。

綴「あの……」

夢見「は、はいっ!?」

私が声をかけただけでその子は小さな体をピクリと震わせた。

綴「あ、ごめんいきなり声をかけて……私は綴文佳。『超高校級の記者』だよ」

夢見「わたしは夢見藍花……『超高校級の幸運』でここに来ました」

『超高校級の幸運』。
それは私や他の人達のように何かしらの才能を買われてスカウトされた人ではなく、一般の学生から抽選で選んだ人のことを指す。

それが、この夢見さんか……

夢見「……これって夢なんですよね?」

夢見「いきなりこんなところに監禁されて……外に出たければ誰かを殺せ、だなんて……」

綴「それは……」

正直、夢だと思いたいのは私も同じだった。
でも、これが現実というのは私も知っている。それはおそらく、夢見さんも。

――本当に夢だと思っているのなら、こんなにも肩を震わせたりするわけがないのだから。


↓3までで自由安価。コンマ一番高いレス採用
綴のセリフをどうぞ

予想以上に人がいなくてビックリした

五分後締め切ります

綴「残念だけど、夢じゃないよ」

綴「でも、ここから出る方法が殺し合いをするしかないってことはないと思うんだ」

綴「だから、脱出する手掛かりを一緒に探そう?」

夢見「…………」

夢見「……そうですよね。諦めるのはまだ早いですよね」

すると夢見さんはそう言ってくれた。

夢見「唯一の取り柄すら見失ってましたね、わたし……」

綴「取り柄って?」

夢見「他人より前向きなところ、です」

恥ずかしげに夢見さんは言う。

夢見「それなのにすぐに諦めちゃいけませんね! よし、頑張りましょう!」

綴「あはは……そうだね、頑張ろう!」


【Info】
夢見との親密度が上昇しました
夢見との関係が『顔見知り』になりました

夢見さん、少しでも元気になってくれたみたいでよかった……

えっと、まだみんな動こうとしないしもう一人くらいと話せそうだけど……


↓2
夢見以外で話したい生徒指名
その後ストーリーが進行

加賀美「…………」

ふと、さっきから微動だにしない男の人が視界に入る。
彼……なんだか他の人達を警戒しているような……?

綴「あの……」

加賀美「ちっ……なんだ、何か用か」

声をかけると、その人はこれみよがしに舌打ちをして返事をした。

綴「私、綴文佳です。『超高校級の記者』の」

加賀美「……加賀美文吾。『超高校級の翻訳家』だ」

そうして加賀美君はしぶしぶといった感じに自己紹介をしてくれた。

綴「加賀美君、ね。えっと……不安になる気持ちはわかるけどさ、いつまでもそうしてたところで事態は進展しないよ?」

加賀美「……別に俺はそういったことを不安に思っているわけじゃない」


↓2
1それじゃあ何が不安なの?
2ならそんなに怖い顔しないでよ
3その他自由安価

綴「それじゃあ、何が不安なの?」

加賀美「……お前はバカなのか?」

呆れたような、憐れむような。
そんな感じの口調で加賀美君が言ってくる。

綴「なっ……!?」

加賀美「いいか。今の状況で何が問題かと言うとだ」

加賀美「モノクマの言葉が真実かどうか、というよりも。それを信じる人間がこの中にいるかどうかなんだ」

綴「ま、待ってよ! それってつまり誰かがモノクマの言葉を信じて――」

――本当に殺人をするかもしれないってこと?

加賀美「あくまで可能性の話だ。それに、俺達は今日ここに集められたばかりの赤の他人なんだぞ?」

加賀美「古くからの友人ならともかく、そんな人間のことを素直に信じれるわけがないだろう……」

それはそうかもしれないけれど……

加賀美「……とにかく、今はどちらにせよそういうことだ。これからのお前たちの様子次第では信用できるかもしれないが……」

綴「今は誰も信用できない、と……」

それもそうなのかもしれない。
でも、彼の言うこともわかるしこれ以上は何も言えないかな……


【Info】
加賀美との親密度が僅かに上昇しました
加賀美との関係が『顔見知り』になりました



【イベントパート】

京極「えー、いいか皆。よく聞いてくれ」

不意に前の方から京極さんの声がしたのでそちらを見る。

京極「先ほど配られた電子生徒手帳を確認したところ、この手帳には校内の見取り図機能が付属していた」

京極「それによると、この校舎エリアの隣に寄宿舎エリアがあるみたいなんだ」

京極「なのでこれから各自寄宿舎の自分の個室を確認した後で、食堂に集まってくれないか? そこで今後の方針決めと、校内の探索を行いたい」

てきぱきとそう言う京極さん。

麻耶「確かに、現状そうした方が良いわね……」

氷河「ああ。このままあんなのの言いなりになるのはごめんだ」

十六夜「そうだな。俺も、探索自体には異論はない」

十六夜「だが固まって行動するのはお断りだ。少なくとも、探索自体は俺は一人でやらせてもらうぞ」

須崎「はあっ!?」

その言葉に須崎君が驚いたような声をあげる。

大刀「どういうつもりだいそれは?」

十六夜「決まっているだろう? この中にはすでに殺人を企んでいる人間がいるのかもしれないのだぞ?」

十六夜「それなのにそんな可能性を無視してまでお前らと行動しろだと? 笑わせるなよ」

須崎「なんだと!?」

京極「待ってくれ」

今にも殴りかかりそうな須崎君を制する京極さん。

京極「……わかった。ここでキミを無理やり従わせたところで余計な不和が生まれるだけだ。今回はキミの意見を尊重するさ」

京極「だが、探索の報告はさせてもらう」

十六夜「なんだと……?」

京極「キミも独自に探索をするのなら、あまり意味はないかもしれないけどね」

京極「だが、意見は多いに越したことはないだろう?」

十六夜「俺の話を聞いていたのか?」

京極「それなら、キミの部屋の前に報告をメモした紙を置いておこう。部屋に行けば筆記具やメモ用紙くらいはあるだろうしな」

決して退こうとしないその態度にその男の人は舌打ちをする。

十六夜「……好きにしろ」

そうしてそのまま体育館を出てしまった。

麻耶「……お疲れ様」

京極「はは……」

少しそうして笑ったあとで京極さんは残った私たちに言うようにして続けた。

京極「他の人達も同じだ。何も無理に探索に付き合せようとするつもりはない」

京極「さっきの彼の言うことだって、決して的外れじゃないんだからな。だから探索に参加しないという人が他にもいたら今のうちに言ってくれ」

その言葉に今度は2人が名乗りを挙げた。

加賀美「なら、俺も今回は辞退するよ……」

綺礼「私もそうしておこうか」

京極「加賀美君と、綺礼君だったね」

京極「わかった。それなら、キミたちにもあとで報告を纏めた紙をそれぞれの部屋の前に置いておくから……」

綺礼「そうしてくれ」

加賀美「悪いな……」

話が終わると、その2人までもが体育館を去ってしまう。

京極「残ったのは13人か。それじゃあこの13人でまずは固まって探索をすることにしたいが、構わないか?」

綴「当然、構いませんよ」

藍原「まぁ、私もかまいませんが……」

若干重苦しい空気に包まれて、私たちも体育館を出るのだった……



【寄宿舎1階 食堂】

そうして各自個室を確認した私たちは同じ寄宿舎にある食堂に集まっていた。

麻耶「えっと、手帳の見取り図を見るに今行けるところをおおまかに分けると寄宿舎・校舎1階・体育館ってことになるけれど」

京極「私たちは今13人集まっている。なので1か所に5人割り当て、残りの2か所に4人ずつといった感じにしよう」

須崎「不参加の3人への報告はどうすんだ……?」

京極「幸い、部屋にはメモ用紙も筆記具もあったから報告会が終わり次第私が3人に結果をメモ用紙に書いて渡しておくさ」

鳳「迷惑かけるな」

京極「気にしないでくれ。そもそもキミたちが気に病むことでもないしな」

京極「……じゃあさっそくそれぞれの担当を割り振るぞ。各自希望があれば言ってくれ」

まずは誰がどこを探索するか、か。

私はどこを探索しようかな?


↓2
綴が探索するエリアを指定
1校舎1階(鳳・小鳥遊・京極・大刀)
2寄宿舎1階(アルサブ・藍原・一色・弓乃)
3体育館(氷河・須崎・麻耶・夢見)

なお安価先のコンマが50以上で綴の探索先に十六夜がいる

【モノクマげきじょう】

モノクマ「2! 2! 2!」

モノクマ「なんだよ! 何がオマエラをそこまで寄宿舎に駆り立てたんだよ!?」

モノクマ「スキル的に危ない感じのアルサブクン目当て?」

モノクマ「それとも舞妓はんの藍原さん目当て?」

モノクマ「それともメイドさんの一色さん目当て?」

モノクマ「それとも無口ロリっ子の弓乃さん目当て?」

モノクマ「しかも十六夜クンは現れないしね!」

モノクマ「……さてと。というわけで今回はここまでだよ」

モノクマ「何かあったら気負いせずお気軽に書きこんでくれると、それはとっても嬉しいなって……」

続けられなかったほうのスレの細菌学者さんが好きでした
頑張ってこっちのスレでのお気に入りを探すことにします

自分も細菌学者好きだったなぁ
今回はオオダッチーさんが気になる

そういや凍結した方にも報告入れといた方がいいかも

>>356
本当にすいません。自分の身勝手な理由で不快な思いをさせてしまって……

>>357
重ねてこちらもすいません。さすがに全員引き継ぎだと新規の人が入りにくいと思い、自分が独断で決めてしまって……

>>358
すでに依頼してしまいましたがまだ間に合いますかね……

俺なんかほぼ新規で鍵師の途中から追いついた系だし良かったよ
まあコンマ全部低すぎて名前もスキルも一個も取れなかったんだが


全員引き継ぎじゃダメな理由ってあったんでしたっけ?

まだ全員のキャラが把握出来てないので、どっちが良いとかは分かりませんけど、向こうを読んでた身としては何だか違和感がありますね。

>>360
すいませんありがとうございます

>>361
あー、全員引き継ぎだと前スレを知らない人からしたら入りにくいと思いまして
だからといって全員新規だと前スレで出たキャラ作成時に安価出してくれた人に申し訳ないと思いまして
それなら何人かだけ引き継いで残りは新規という形にしようと思ったわけです

改めて見返しても自分勝手な理由ですね、すいません

建て直しスレを知ってる方は不満に思うかもしれませんが、以後はこのスタイルで通していきますのでお願いいたします

ではとりあえずこちらはキリがいいところまで進めたいので本日21時頃再開となります

前のスレは残念だけど、こっちのスレを頑張ってくれればそれでいいです。

>>366
重ねて、申し訳ありません

一応引き継ぎキャラはアンケートとかでやるのは難しそうだったので、それなら自分が独断で決めたらある意味では公平かなと思ったのですが……

データ破損については完璧にこちらの失態です。言い訳の余地すらありません……

続くならいいんじゃね
三度目の正直で今回は完結するだろうし

>>368
そうですね、よく考えると綴さんスレは建て直し二回してるんですよね……申し訳ありません本当に……

破損は仕方ないからなあ、ここはここでたのしみたいな

刑事の名前キャラまとめたとこだと摩耶になってるけど麻耶なの?

>>370
おかげでキャラ引き継ぎで少し問題が生じましたけどね……
こんなことなら多数決でもするべきだったんでしょうが、>>1が決めれば恨みっこなしかなと思いまして

ああ、あとその感じだと結構古くから読んでくださってるみたいで。ありがとうございます

>>371
完全に誤字です
指摘ありがとうございます

ということで21時~22時の間に始まります

お手数ですがよろしくお願いします

始まります



【寄宿舎 食堂前】

私が担当することになったのは寄宿舎だった。
そして同じ班となったのは――

弓乃「…………」

弓乃桃子さんと。

一色「さて、それじゃあ私たちも探索といきますか?」

一色杏奈さんと。

アルサブ「そうだな……」

『超高校級のディーラー』のアルサブ・フォルリ君と。

藍原「そうやねぇ。なら、早いとこ済ませようかぁ」

『超高校級の舞妓』の藍原舞さんだった。

アルサブ「なら、個室がある方とこちら側で二手に分かれるぞ。ぞろぞろと固まって行動する必要もないだろうしな」

一色「確かに、効率を考えるならそうした方が良さそうですね……」

藍原「ならウチはアルサブ君に付いてくわぁ!」

アルサブ「離れろ」

弓乃「私は……どちらでも……」

そうしてどんどん話が進んでいく。


↓2
1アルサブ・藍原と一緒に個室側を調べる
2一色・弓乃と一緒に食堂側を調べる

綴「じゃあ、私はアルサブ君と藍原さんの方に行こうかな……」

藍原「……ああ、そないする?」

あれ? なんだか露骨に嫌そうな顔されたけど、なんで?


□■□■□


そうして私たちは個室側を探索することになった。
とはいえこっちにあるのは個室以外ではせいぜいトイレとトラッシュルームだけなので、探索自体はすぐに終わりそうなんだけど……

藍原「アルサブ君はよ来てぇなぁ!」

アルサブ「……」

藍原「シカト!?」

私と藍原さんの少し後ろを歩くアルサブ君。

綴「あはは……アルサブ君、どうかしたの?」

アルサブ「お前はまだいいが、そこの女――藍原とか言ったか?」

アルサブ「僕はお前みたいな女は苦手なんだ。あまり近づかないでくれ」

藍原「ええっ!?」

その真っ向からの言葉にさすがに驚く藍原さん。

……これは何か話題を出した方がいいのかな?


↓3までで自由安価。コンマ一番高いレス採用
続く綴の言葉をどうぞ

なお同時にお風呂離脱となり、帰還時にレスが出そろってない場合はその時点で締め切り

藍原さんこんな感じでいいのだろうか

再開

綴「確かに藍原さんも強引なところあるけど、そんなに邪険にしちゃダメだよ」

綴「ほら、こんな状況だし仲良くするに越したことはないじゃん?」

アルサブ「……まあ、確かにな」

するとアルサブ君はあっさりとそうして納得したようだった。

藍原「んなら……!」

アルサブ「だがまずはその化粧をもう少し薄くしてくれ。醜くて敵わん」

藍原「み、にく……っ!?」

ピシリ、と表情を凍らせる藍原さん。

綴「ちょ! アルサブ君何言ってるのさ!」

アルサブ「舞妓という職業を加味しても、いささか以上に化粧が濃いと思うんだがな」

道中そんなことを話ながらも、私たちは担当箇所の探索をするのだった。


【Info】
アルサブ、藍原の親密度が上昇しました
アルサブ、藍原との関係が『顔見知り』になりました



【トラッシュルーム】

とは言っても探索するところなんて言うほどはなく、私たちはもうトラッシュルームの探索を始めようとしていた。

……のだが。

アルサブ「鉄格子があって中に入れないな」

藍原「ほんまやね」

そう。トラッシュルームに入ってすぐのところに鉄格子が下りていてそこから先に入れなかったのだ。

モノクマ「あ、それなんだけどさ」

綴「うわあっ!?」

アルサブ「なんだ、いたのか」

藍原「アルサブ君えらい冷静やね……」

どこからか現れたモノクマが私たちに声をかけてくる。

モノクマ「その鉄格子を開けられるのは掃除当番だけなんだよ!」

綴「掃除当番?」

モノクマ「そ。とりあえず今は綺礼クンに任せてるよ」

モノクマ「『超高校級の美化委員』なら適任だよね!」

綺礼君というと、探索に参加しなかった人の中にいたあの人か……

藍原「そら適任かもしれへんけど……」

モノクマ「はにゃ? 何か不満なわけ?」

藍原「その綺礼君ってのが女の子のゴミを漁るような変態さんだったらどないすんの?」

アルサブ「……は?」

モノクマ「はい?」

ポカンとするアルサブ君とモノクマ。
だけど同じ女としてその意見は決して無視できるものじゃないだけに、私は少し背筋が震えるのだった。

モノクマ「さすがにそこまでは面倒見切れないよ! 少しくらいならそっちで勝手にルール決めてもいいから、そのあたりはそっちで解決して!」

綴「午前と午後で男女のゴミをそれぞれ処分して、担当も男女一人ずつにするとか?」

モノクマ「そうそう! それなら藍原さんだって文句ないよね!?」

藍原「まあ、同性に見られる分にはかまへんけど……」

モノクマ「まったく……まさかそんなところでクレームを入れられるなんて思いもしてなかったよ」

モノクマ「でもまあとにかくそういうわけだからよろしくね!」

そうしてモノクマはここから去っていく。

アルサブ「……とにかくだ。掃除当番しかこの鉄格子を開けれないのなら、これ以上ここにいても無駄なわけだ」

綴「だね……とりあえず、食堂に戻ってみようか」

藍原「そうやね……」

モノクマと会話をしたからか、私たちの放つ空気はやけにどんよりとしていた。


□■□■□


【食堂】

そうして食堂に全員が揃うと、すっかりリーダーとして振る舞っている京極さんが話を切り出した。

京極「みんな、探索ご苦労さま」

京極「ではそれぞれの探索の結果を報告していこう。まずは私たち校舎組からだ」

京極さんと小鳥遊君。あと白衣を着た女の人と背の高い男の人が立ちあがった。

鳳「一階にあったところで今のところ入れそうなのは玄関ホールと視聴覚室、あと購買部ってところだったな」

鳳「って言っても玄関ホールにある扉は分厚い鉄になってて、近くには監視カメラとマシンガンときたもんだ。ありゃ無理に開けようとしたら一瞬でハチの巣だぜ」

須崎「マジかよ……!?」

鳳「マジだ」

小鳥遊「あとの視聴覚室と購買部は、これといって報告すべきことはありませんでした。なんというか、名前のとおりの場所だったので」

京極「逆に明らかに異質な雰囲気を放っていたと扉もあったな。寄宿舎から校舎に入って、そのまままっすぐ行ったところに赤い扉があったのだが……」

鳳「そこも鍵がかかってて入れなかった。……なんとなくだけど、あそこにはあまり近寄らない方がいい気がするぜ」

大刀「あとは保健室があったんだけど、こっちも入れなかったね。……少し中が気になったけれど」

京極「それと二階に続く階段があったけど、ここも鉄格子が下りててそこから先には行けれなかった」

京極「……以上だ。報告を終わる」

その言葉を合図に京極さんたちが座る。

須崎「んなら次は俺達体育館組だな……」

立ち上がったのは須崎君と夢見さん。あと赤いスーツの女性とすらりとした体つきの男の子。

摩耶「と言ってもこっちに関しては校舎組以上に収穫が無かったみたいだけどね」

夢見「そうですよね……結局のところ、普通の体育館でしたし」

氷河「あのモノクマが現れたところだから何か手掛かりがあるかと思ってたんだけど……」

須崎「悪い。一個も収穫は無かった」

申し訳なさそうに頭を下げる須崎君に京極さんは苦笑いをしつつ、答える。

京極「いいや、それは仕方ないよ。キミたちが気にすることじゃないからね」

その言葉を受けて席に座る須崎君達。
さて、いよいよ私たちの報告の番なんだけれど……

一色「まず目についたのはここの奥にある厨房です。あそこにはたくさんの食材がありました」

弓乃「……モノクマが言うには、食材は毎日追加されていくとのことです」

鳳「そりゃ一安心だな。少なくともあのぬいぐるみは俺達を餓死させるわけじゃないらしい」

一色「あとはランドリーとお風呂らしき場所です。もっとも、お風呂の方は入り口が封鎖されていましたけれど」

摩耶「……本当、ここで生活させる気満々ってところね」

藍原「ほな、続きはウチらで言うわ」

するとそのまま藍原さんが話を引き継ぐ。

藍原「あとは個室が並んでいる方にトラッシュルームっていうところがあったわ」

綴「でも、私たちが見たときは鉄格子が下りていて中の方には入れなかったんだけど……」

小鳥遊「だけど……?」

アルサブ「その鉄格子はどうやら掃除当番しか開けれないらしい。今は綺礼という人間が担当しているそうだが」

綴「……以上だよ」

京極「なるほどな。よし、わかったありがとう」

京極さんに言われて私たちも席に座る。

鳳「んで? 今後の方針としてはどうするつもりだいリーダー?」

含みのあるような言い方で言われるが、京極さんはそれも気にせずあっさりと答える。

京極「そうだな……こんなことを言うのは癪でしかないが、やはりそう簡単には手掛かりらしい手掛かりは見つからなかったな」

摩耶「確かに、ここまでしてあっさり手掛かりを見つけられるほど黒幕もバカじゃないでしょうしね」

小鳥遊「つ、つまり八方ふさがりってことですか!?」

氷河「なん、だと……?」

ざわざわと不穏な空気になる食堂。

いけない……このままじゃみんな混乱しちゃう……

私がそう思っていると、不意に手のひらを叩く音がした。

摩耶「みんな。少し落ち着いて」

それはあの赤いスーツの女性だった。

須崎「なんだと!?」

摩耶「キミも。仮にも『超高校級の番長』ならもうちょっと冷静になりなさい“須崎弦次”君?」

須崎「なっ……なんでオレの名前知ってるんだ……!?」

摩耶「キミの名前は私がいる警察署でも有名だから」

鳳「なんだアンタ。警察の人間なのか?」

摩耶「ええ。摩耶掬星よ」

摩耶さんはそうして堂々と自己紹介をした。

摩耶「だからみんな、少し落ち着いてくれないかしら? 気休めになるかはわかないけれど、私のような警察の人間だっているし、時間が経てば外にいる私の同僚が捜しにきてくれるはずよ」

弓乃「……ここまでの人間が行方不明になったら、当然外では大騒ぎのはず」

摩耶「そういうこと。付け加えて言うなら私たちはこの希望ヶ峰学園に入学することになった時点でかなりの有名人」

摩耶「そんな人間が16人もいなくなれば、警察が動かないはずがないわ」

夢見「……本職の人に言われたら納得するしかありませんね」

夢見さんが小さく言う。

京極「……というわけだ。今のところは摩耶さんの言うとおり様子見といこうじゃないか」

京極「3日かそこらもすれば、彼女の言うとおり警察が動かないはずがないからね」

大刀「なんだか黒幕に従うみたいで嫌な感じだねそれ……」

須崎「ちっ……わーったよ」

忌々しげに須崎君が言う。

綴「それなら今日はこれで解散になるの?」

京極「と言いたいところなんだがな。さっき生徒手帳を見ていたら【夜10時~朝7時を夜時間とする】といった校則があったのだが……」

京極「そこに私たちの間でのルールとして、その夜時間の間は個室から出ることを禁止する、というのを設けないか?」

小鳥遊「? なんでですか?」

藍原「わたしはどっちでもかまへんけど……夜更かしはお肌の天敵やし?」

京極「もしものためさ。最悪の事態を想定しておかないと」

最悪の事態って……!

綴「……誰かが殺人をするかもしれないってことですか?」

須崎「なんだとぉ!?」

京極「“かもしれない”ってだけさ。それに今のこの状況ならそういう想定はしておかないといけないだろう?」

鳳「……まあ、用心に越したことはないわな」

小鳥遊「……わ、わかりました」

京極「他の人も、異論はないかな?」

その確認に誰も意義を唱えることはなかった。
それを見て京極さんは満足そうに頷く。

京極「では解散だ。各自個室でゆっくり休むといい」

京極「……いきなりいろいろあって疲れただろうしな」


□■□■□


【綴の個室】

そうして私は自分の個室にやって来た。
個室はシャワールーム完備で女子には裁縫セット、男子には工具セットが配られているらしい。

……どうしよう。もう寝ようか?


↓2
1寝る前に何かしておこう
2……今日はもう疲れた。寝よう……



ふと、机の上にあるメモ帳が視界に入る。

……一応、日記のようなものもやっておこう。ここから脱出したら、このことを世間に広めることも考えておかないと。

そう思い私は机に向かうとそのメモ帳の1ページに字を走らせた。


【希望ヶ峰学園入学式
 私たち16人の新入生は希望ヶ峰学園に入学したと思ったら監禁されると同時に、外に出たければ『コロシアイ学園生活』を送れとモノクマという名前のぬいぐるみに命じられた。

 正直な話、その目的も不明だ。だけど当然私はそんなことはしないし、他の人達も同じ気持ちだろう。

 私たちは協力して、ここからの脱出を試みたいと思う】


……こんなものかな。もっとちゃんとしたノートならしっかり書けるんだけどメモ帳ならこれくらいが限界だろう。


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります』

モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


綴「……寝よう」

とにかく、もうやることは無いし寝よう。

そう思い私は昨日の夜みたいにベッドにダイブする。
ただしあのときのような高揚感はどこにもなく、今私を支配するのは不安だけだったが――


【1日目 終了】

顔見知り
弓乃、小鳥遊、須崎、京極、一色、夢見、加賀美、アルサブ、藍原

他人
摩耶、綺礼、鳳、氷河、十六夜、大刀


プレゼント
無し


モノクマメダル
7枚

【モノクマげきじょう】

モノクマ「へいへい! 僕は今おこだよ!」

モノクマ「主に>>1のキャラ立ての下手さに怒ってるよ!」

モノクマ「……まあ、それは良いとして」

モノクマ「1日目が終わったけど、今どんな感じかな? 誰と話したい、とかそういうのはある?」

モノクマ「まだ始まったばかりだしそういうのはまだ無いかもしれないけどね……」

モノクマ「一旦ここいらで質問コーナーとするから、何か気になることあったらお気軽にどうぞ」

綺礼君はまた評価判定あるの?
三度目の正直でそろそろ高コンマこないかなー、と思ってたり

一旦乙
氷河君のなん、だと……?に少し笑ってしまった

>>399
評価してほしいべか?

>>400
氷河君はどんな子になるのか、これは私としてもわかりません(断言)

少しくらい自由行動に入ってもバチは当たらないだろってばっちゃが言ってた

ということでもうちょい進む



【2日目】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


……朝。モノクマのそんな声に私は起こされる。

それと同時に、これがやはり夢でないことも認識させられた。

綴「……はぁ」

憂鬱だ。心底、憂鬱だ。
……とりあえず食堂に行こう。ご飯を食べないと……


□■□■□


【食堂】

一色「あら、綴さんおはようございます」

食堂に入るや否や、一色さんがそうして挨拶をしてきた。

綴「おはようございます。……あの、何をしてるんですか?」

一色「わかりませんか? 見ての通り、朝食の準備です」

一色「綴さんの分も用意してありますよ」

綴「本当? ありがとうございます!」

見たところ全員分の朝食の準備をしているみたいだった。

メイドさんだけあって、料理は得意なのかな?


↓2
誰と食べる?
1摩耶、京極
2鳳
3弓乃

……あの背の高い男の人とはまだ話してなかったっけ。

綴「あ、隣いいですか?」

鳳「ん? 別に構わないけど……ってか、誰アンタ?」

その人は魚を食べつつこちらを見てそう言った。

綴「綴文佳。『超高校級の記者』ってことになってる」

鳳「そうかい。オレは鳳回斗、『超高校級のダンサー』だ」

そうして鳳君は食事に戻ってしまう。


↓2
1昨日はきちんと眠れた?
2このご飯、美味しいよね
3その他自由安価

綴「昨日はきちんと眠れた?」

鳳「……さあて、どうだろうね? こんな状況だ。オレは誰かが殺しに来ないかビクビクしてたけどな」

綴「こ、殺しにって……!」

そう私が反論しようとすると、鳳君は軽く笑ってみせた。

鳳「なんてな。嘘だよ嘘」

へ……?

鳳「個室にはピッキング防止加工がされてるみたいだしな。鍵さえ掛けてれば無理矢理押し入れられることなんてないだろ」

綴「ああ……」

鳳「まあ、寝れたか寝れなかったかで言えばグレーってところだな。無理矢理にでも寝てみせたけどよ」

鳳「……寝れるときに寝なきゃ、どんなことに巻き込まれるかわかったもんじゃないしな」


【info】
鳳との親密度が上昇しました
鳳との関係が『顔見知り』になりました



【綴の個室】

自由行動・朝

一色さんの料理、美味しかったな……
さてと。これから何をしようか?


↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部



【校舎1階】

何気なく訪れた校舎の1階。
そこで反対側からやって来た赤いスーツの女性と鉢合わせた。

摩耶「あら、貴女とはまだ話してなかったっけ」

綴「ですね。私、綴文佳です。『超高校級の記者』です」

私が自己紹介をすると、その人――摩耶さんだったか――は複雑そうな顔をした。

摩耶「マスコミの子なんだ。なら私についての説明は必要ないみたいね」

綴「はい。摩耶掬星刑事と言えば私たちの業界ではかなり有名ですから」

キャリア組のエリートなのにも関わらず、規模問わず事件が起きれば現場に駆け付ける。

さらに体術やその他剣道・銃の腕前も達人並で度胸も男の人顔負け。
そんな彼女に付けられた名前が――『紅い弾丸』。

摩耶「まあ、マスコミの子なら少しは度胸もあるだろうし……私が気にかけてあげる必要もないのかな?」

綴「あはは……どうですかね?」

さて、何を話そうか?


↓2
1黒幕の目的、なんだと思います?
2こんなところで何をしてたんですか?
3その他自由安価

綴「……黒幕の目的、なんだと思います?」

摩耶「うーん……私たちを監禁するってことは、普通は身代金目的だと思うんだけど……」

摩耶「そう考えると昨日体育館で言ってた『ここから出たければ誰かを殺せ』って言葉がわからないんだよね」

綴「……確かに。それで本当に殺し合いが起きたら身代金どころじゃないですもんね」

摩耶「のわりには衣食住は保証されてるし……こんなこと、今までいろんな犯人を捕まえてきたけど異例中の異例ね。まるで意図が読めない」

やっぱり摩耶さんでもわからないか……

すると私の考えたことが読み取れたのか、摩耶さんはさらに続ける。

摩耶「でも、昨日も言ったけど時間が経てば私の同僚が動いてくれるだろうから……まずはそれまで辛抱ね」

綴「やっぱりそれしかないんですよね……」


【info】
摩耶の親密度が上昇しました
摩耶との関係が『顔見知り』になりました



自由行動・昼

うーん……やっぱり刑事の視点からしてもよくわからないよねこの状況。

本当、何が目的なんだろう……?


↓2
1誰かと話す(名前も)
2購買部



【寄宿舎】

十六夜「…………」

綴「あ」

寄宿舎に戻ったところで、昨日の探索に参加しなかったうちの一人を見つけた。

十六夜君、だったっけ?

綴「えっと、何してるの?」

十六夜「……食事が終わったから部屋に戻ろうとしてただけだが」

ああ、そりゃ食堂から出てきたからそうなるよね……

十六夜「ではな……」

すると十六夜君はくるりと私に背を向けてしまう。

綴「待って待って! 1つ聞きたいことがあるんだけど!」

十六夜「……なんだ」


↓2
1そっちの探索はどんな感じだったの?
2昨日体育館で言ってたこと、本気?
3その他自由安価

綴「昨日体育館で言ってたこと、本気?」

十六夜「……もちろんだが」

十六夜「むしろお前は殺し合いが起きないと思っているのか?」

綴「絶対とは言い切れないけど……でも、それなら起こさないようにするべきじゃない?」

十六夜「起こさないようにして、どうする? ここで一生暮らすのか?」

十六夜「俺はそんなものはごめんだ。こんなところで一生を終えるなんて、バカバカしいにも程がある」

確かにそれは正論だ。
こんな閉ざされた学園で一生暮らすなんて、私だってそんなつもりはない。

綴「……」

十六夜「話は終わりか? なら、俺は行くぞ」

綴「待って!」

再度ここから去ろうとする十六夜君に私はまた声をかける。

十六夜「……なんだ」


綴「私、綴文佳。よろしくね」


その言葉に十六夜君が答えることはなかった。


【info】
十六夜の親密度が僅かに上昇しました
十六夜との関係が『顔見知り』になりました



自由行動・夕

……十六夜君、気難しい人だなぁ。

でも、彼だけ放っておくわけにもいかないよね。全員が足並みを揃えないと?

さてと。時間的にあと一回動けそうだけど……


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部

【モノクマげきじょう】

モノクマ「……どうせ購買部に来るだろうとリロード片手に身構えてましたが何か?」

モノクマ「せっかくメダル7枚もあるんだから来いよ! 無理強いはしないそど!」

モノクマ「さて。中途半端で悪いけど今回はここまでだよ」

モノクマ「十六夜クン動かしにくいよ……十神クンっぽくしかなってないよこれ……(絶望)」

モノクマ「一応何かあれば答えるよ」

キャラメイクの段階でだいたいキャラ決まってたのっている?
今スレに限らず

>>434は無視して何でもない
>>350は敬語ってより京言葉の一環やね

>>435
よほどの地雷枠確定スキルの持ち主じゃない限りはおおまかなキャラしか決まってないことが多いです
だから影の薄い子とか出てくるんですかね……わかりませんが

>>436
どちらにせよ口調に苦戦してるのは確かなので……

とりあえず今日もこっち更新して、明日明後日は夏目スレ更新となります。これは今のところ確定

では本日19時頃だろうか。よろしくお願いします

あいやー、寝てたでござるよ……

21時頃再開となります



【綺礼の個室 前】

そういえば、綺礼君とはまだ話したことがなかったな。

というわけで綺礼君の個室前に来た私はインターホンを鳴らす。


ぴんぽーん!


すると少し間が空いて、綺礼君が部屋から出てきた。

綺礼「誰だ?」

綴「あ、綴文佳です。『超高校級の記者』の……」

綺礼「私は綺礼総司。『超高校級の美化委員』だ」

お互い自己紹介を済ませる。

さて、何から話そうかと迷っていると、彼がじっと私を見ているのに気付いた。

綺礼「む……」


↓1
コンマの数値が高ければ高いほど評価が高い
00~10はこの場は門前払い

判定 50 凡人か……


綺礼「普通だな」

綴「え?」

綺礼「顔立ち、衣服の着こなし、キミの放つオーラ……その他もろもろが普通だ」

綺礼「正直に言うと、キミが『超高校級』の肩書きを持っているのが信じられないくらいだ。本当に正規の手順で入学したのか? 裏口入学とかではなく?」

綴「ちゃんとスカウトされて入学してきたよ!?」

これは酷い言われようだ。そこまで普通のオーラを出していたのだろうか私は……?

綺礼「それで、なんだね『超高校級の凡人』の綴君?」

綴「記者だから!」

なんともアクの強い人だ。さっさと本題に入らないと……


↓2
1掃除当番について聞いてみる
2昨日探索はしたのか聞いてみる
3その他自由安価

綴「モノクマから聞いたよ? 掃除当番になったんだって」

綺礼「ああ、そうだな」

綺礼「『超高校級の美化委員』を名乗っている以上、その役回りは仕方ないだろう」

綺礼「……だが、ついさきほど京極君と藍原君がここを訪れてな。午前は男子のゴミを、午後は女子のゴミを捨てようという話になったんだ」

綴「あー、そういえば藍原さんが言ってたっけ。綺礼君が女の子のゴミを漁るような変態だったらどうするのって」

その私の言葉に綺礼君の顔がしかめっ面になる。

綺礼「……まあ、それについてはどうだっていい。とにかく、掃除当番についてはそういうことだ」

綺礼「男子のゴミは私が。女子のゴミは一色君が担当するらしい。鍵を持つのは一貫して私のままだがな」

綴「一色さん?」

綺礼「彼女は『超高校級のメイド』だからな。そういう仕事を欲しがるのは当然だろう?」

いや、それはそうなんだろうけど……

食事に続いてゴミ捨ても担当だなんて……疲れたりしないのかな?


【Info】
綺礼の親密度が上昇しました
綺礼との関係が『顔見知り』になりました

【綴の個室】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


もう夜時間か…今日は摩耶さんと鳳君と十六夜君と綺礼君の4人と話せたな。

……十六夜君と綺礼君はかなりアクが強いみたいだけど、ちゃんと場になじめばいいな……

さてと。とりあえず寝よう……おやすみ……



【2日目 終了】


顔見知り
弓乃、小鳥遊、須崎、京極、一色、夢見、加賀美、アルサブ、藍原、摩耶、綺礼、鳳、十六夜

他人
氷河、大刀


プレゼント
無し


モノクマメダル
7枚

【3日目】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


朝か……こんな閉鎖されたところだとこのアナウンスも大事なんだな……認めたくないけど。


□■□■□


【食堂】

いつも通り一色さんの料理が机に並んでいくところを眺める。

本当に手際いいなぁ……それに、きちんと人数分揃えてるし。

さて、誰と食べようか?


↓2
1一色
2氷河
3大刀
4京極、摩耶

あの人とはまだ話してなかったっけ……ちょうどいいし、話してみよう。

綴「あのー、隣良いですか?」

氷河「ん? ああ、もちろん構わないよ」

その人は食事に夢中になっていたが、私が話しかけるとすぐにそう言葉を返してくれた。

氷河「えーっと、こうして話すのは初めてか? 俺は氷河翼。『超高校級のフィギュアスケーター』だ」

綴「ああ、あの五輪候補筆頭の……」

綴「私は綴文佳。『超高校級の記者』です」

氷河「記者さんか」

納得したように氷河君が頷く。

氷河「というか、まず敬語無しにしないか? ほら、俺達って結局のところ同年代なわけだしさ」

綴「……じゃあそうしよっかな?」


↓2
1フィギュアスケーターになった経緯を聞いてみる
2この学園での生活についてどう思うか聞いてみる
3その他自由安価

綴「フィギュアスケーターでの活躍はもう聞くまでもないけどさ、逆にどうしてフィギュアスケーターになったの?」

氷河「ああ……やっぱりそれ聞いてくるかぁ」

何せこの氷河翼君はどうしてフィギュアスケーターになったのか、その質問に対してはまったくノーコメントを貫き通してきたのだ。
そんな人がこうして目の前にいれば、聞きたくなるのが人の性というもの。というか記者として聞かざるを得ない。

氷河「うーん……」

だというのに氷河君は答えるべきか答えないべきかを悩んでいるようだった。

あれ? そこまでおかしな質問したかな?

綴「どうかした?」

氷河「……ごめん。悪いけどそれに関しては今は秘密ってことで」

氷河「ほら、綴さんって記者だから……ここから出たときに広められても困るんだよ」

そうやって氷河君は無理やりに会話を打ち切った。

……何か話し難いことでもあるのかな?


【Info】
氷河との親密度が上昇しました
氷河との関係が『顔見知り』になりました

【綴の個室】

自由行動・朝

うーん……氷河君に質問をはぐらかされたのは気になるなぁ……

なんだろ? 何かあるのかな?

……さて、今日はどうしよう?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部



【校舎1階】

大刀「あっ、綴だったっけ?」

校舎1階の反対側からやって来た白衣の女性とすれ違う瞬間、そう声をかけられた。

綴「はい。えっと……」

大刀「ああ、ごめんごめん。私は大刀看琴、『超高校級の医学部』だよ」

そうしてあっけからんに笑う大刀さん。
ああ、やっぱり予想通りだ。白衣着てるし。

綴「私は『超高校級の記者』で、綴文佳って言います」

大刀「ああ、よろしくね」

なんとも話しやすい人のようだ。
昨日話した人がアレだったからか、なんだか新鮮に思える……


↓2
1何をしていたんですか?
2医学部ってことは、あくまで医者志望ってところですか?
3その他自由安価

綴「医学部ってことは、あくまで医者志望ってところですか?」

大刀「ん、まあそんなところだね」

大刀「だから本職の医者に比べたら腕は落ちるけど……でも医者志望の中では負けない自信があるよ」

大刀「じゃなきゃ『超高校級』なんて呼ばれないだろうしね」

それもそうだ。
希望ヶ峰学園にスカウトされている以上、少なくとも大刀さんは医学部の人間の中では腕が一番上ということになる。

綴「なら、仮に怪我とかしても安心ですね」

大刀「って言いたいところなんだけど、保健室が生憎封鎖されてて道具がまったく無い状態だから……今のところだと本当に応急手当しかできないんだよ」

綴「そういえばそんなこと言ってましたっけ」

大刀「だから、あんまり重傷だと治せそうにないから私としては無理な行動は慎んでくれると助かるんだけど……何人か気の短そうなのがいるからなぁ」

その言葉にまっさきに須崎君と十六夜君が浮かんだ。

……あの二人が心配だなぁ。


【Info】
大刀との親密度が上昇しました
大刀との関係が『顔見知り』になりました

【綴の個室】

自由行動・昼

これで一応全員と話せた……のかな?

さすがは希望ヶ峰学園。個性的な人が揃ってるなぁ……本来ならこの人達と学園生活を送っていたんだよね。

……今はそんなこと考えても仕方ないか。さて、何をしよう?


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ

【購買部】

そういえばここには来たことが無かったっけ……購買部、みたいだけど。

モノクマ「ひゃっはー! ようやく来たね!」

綴「モノクマ!?」

するとそこにはモノクマがいた。
私は思わず驚いてしまう。

モノクマ「ああもう! 待ちくたびれたよ! 何してたのさ綴さん!」

綴「えっ……他の人と話してただけだけど?」

モノクマ「だからってプレゼントも無しに話すだけじゃマンネリだよ! 仲良くなるには貢ぎ物! これ常識!」

綴「その言い方は反感買いそうだけど……」

綴「それで、何か用?」

モノクマ「えっとね。入学式が終わったときキミの部屋にモノクマメダルがあったと思うんだけど」

モノクマ「ここはそのモノクマメダルを使ってガチャガチャをするところなんだ!」

言ってモノクマはそのガチャガチャを指し示す。

綴「へぇ……」

モノクマ「ちなみにそのメダル、ここでしか使い道がないからね。持っててもそんなに意味はないから使えるときに使うのがいいよ」


↓2
1何回やる?(最大5回。手持ち7枚)

綴「なら、5枚使ってみようかな」

モノクマ「そうそう。余談なんだけどたまにラッキーアイテムも出るからね」

モノクマ「具体的にはコンマがぞろ目だったり?」

綴「何も聞いてない何も聞いてない……」


↓5までで判定。ぞろ目があったらその分だけ追加でラッキーアイテムゲット
その他は普通に作者がゲームで実際に回してきます

ガチャガチャ……ポン!
【ペーガンダンス】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【ひまわりの種】ゲット!

lucky!
ガチャガチャ……ポン!
【黄金のスペースシャトル】ゲット!

lucky!
ガチャガチャ……ポン!
【ボージョボー人形】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【だれかの卒業アルバム】ゲット!

ガチャガチャ……ポン!
【華麗な王子様】ゲット!


綴「なんか2個も多く出てきたんだけど……」

モノクマ「ああ、それはたまーにあるよ」

綴「そう。……まあ、これはとりあえず貰っておくけどさ」


【Info】
【ペーガンダンス】を入手しました
【ひまわりの種】を入手しました
【黄金のスペースシャトル】を入手しました
【ボージョボー人形】を入手しました
【だれかの卒業アルバム】を入手しました
【華麗な王子様】を入手しました



自由行動・夕


さてと。そろそろ夜時間前だしどうしよっか……


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部



【ランドリー】

……あ、弓乃さんだ。

弓乃「……」

ランドリーで椅子に座ってじっと雑誌を読んでいる弓乃さんを見つける。

綴「弓乃さん、何をしてるの?」

弓乃「……洗濯物が終わるまでの間、雑誌を読んで暇つぶしをしています」

すると弓乃さんは淡々とそうして返事をした。
……相変わらず事務的な話し方の人だよなぁ……

綴「ふぅん……」

弓乃「ですがちょうどよかったです。生憎わたしにこの手の雑誌はよく理解ができなくて……」

弓乃「よかったら少しの間話相手になってもらえませんか?」

言って弓乃さんはその読んでいた雑誌を閉じる。

……ファッション雑誌か。確かに弓乃さんには似合わないというか……

綴「いいよ。何話す?」

弓乃「えっと……」

弓乃「…………」

……話題が無いのに話相手を頼んだの!?


↓2
1ここでの生活どう思う?
2別に無理に話す必要は無いんだよ?
3……えっと、好きな食べ物とかある?
4その他自由安価

綴「……えっと、好きな食べ物とかある?」

弓乃「魚です」

こ、これまた大雑把な……

弓乃「……さらに細かく言うなら、鮭です。朝のご飯は鮭フレークが必須です」

綴「あー、なるほど」

弓乃「一色さん曰く、そういう系統の食べ物は最初は無かったみたいなのですが……」

弓乃「昨日、モノクマに頼んで鮭フレークの追加をお願いしてみました」

綴「そこまでしたんだ……ちなみに結果は?」

弓乃「……無事了承してもらいました」

そうしてグッと親指を立てる弓乃さん。
仕草自体は可愛らしいのに無表情だからなんていうか、アンバランスだ……


【Info】
弓乃との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?(その場合何を渡すかも)

文字化け!
よって↓1

綴「そうだ。これあげるよ」

弓乃「……これは?」

綴「腕や足の組み方で願い事を表現する、願掛けの一種みたいだけど……」

モノクマが用意したものだし、胡散臭いのは否めないかな……

弓乃「…………」

弓乃「……嫌いじゃありません、こういうの」

よかった。結構喜んでるみたいだ。


【Info】
弓乃との親密度が上昇しました
弓乃との関係が『知人』になりました

【綴の個室】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


さてと、もうこんな時間か……

……今日もたいした手掛かりは見つからなかったなぁ。
でも、摩耶さんも言ってたしそろそろ警察が動いてくれてる頃……だよね?



【3日目 終了】


知人
弓乃

顔見知り
小鳥遊、須崎、京極、一色、夢見、加賀美、アルサブ、藍原、摩耶、綺礼、鳳、十六夜、氷河、大刀


プレゼント
ペーガンダンス
ひまわりの種
黄金のスペースシャトル
華麗な王子様
誰かの卒業アルバム


モノクマメダル
3枚

【???】


モノクマ「……つまんない。全然険悪になってくれないよこの子達!」

モノクマ「これじゃあただの茶番にしかなんないじゃないか!」

モノクマ「うーん……もう少し様子を見てもいいけど、ささっとテコ入れしても良さそうだしなぁ……」

モノクマ「…………」


↓1のコンマ30以下で翌日動機提示
それ以外で自由行動1日追加

判定11 そうだ! テコ入れをしよう!

モノクマ「……誰かがテコ入れをしろと言っている」

モノクマ「よし、準備しよう!」


【info】
翌日動機公開

まさか動機公開とは思いませんでした

さて、今回はここまでです
何かあればお気軽にどうぞー

ちょっと出掛けるんで回答は少し後になります

よし、弓乃ちゃんが生き残るようにするか

まだまだ堅物の十六夜くんか加賀美くんをさっさと攻略してデレさせたい

此処の>>1のスレではかなり極フリコンマな事が多いん。
初期(御陵さん)から見てる私には分かる

>>500
弓乃ちゃん生きてて欲しいん?

>>501
男のデレを求めるとは……

>>502
御陵スレはぶっちゃけ若さゆえの過ちでした
今回からは段階を踏んでハードルあげてく所存であります

SAOのゲームの限定版を買ってきた作者が帰還しました
本当は通常版を買うつもりだったのに……何故こうなったのか

えーとですね。今のところで何か改善してほしいところがあればお願いいたします

他スレみたいに毎朝起きる時間決めさせろ! とか
お前モノモノマシーン回す回数ミスしてんじゃねぇよ! 何か詫びろ! とか
藍原さんマダー? とか

なんでも構いません。何かあったら遠慮なくご指摘ください
では乙でした

>>503
いや主人公女やん?

藍原さんは悪女っつーかクロになりそうな臭いがプンプンしますね!

>>505
そうやったな……

2の動機クリティカルとかわかりやすすぎて困ってます……

夏目スレ裁判書き溜めれてないこれどうしよう

こっち進めるかそもそも更新無しにするね

22時少し前に始めます

【4日目 イベントパート】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


朝。私は今日もモノクマのアナウンスで目が覚めた。

今日で4日目、だろうか。そろそろ外の警察も動いていておかしくないころだけど……


ぴんぽーん!


綴「……?」

すると部屋のインターホンが鳴った。
誰か来たみたいだけど……こんな早くから誰だろう?

綴「はい……?」

弓乃「おはようございます」

そこにいたのは弓乃さんだった。

綴「おはよ。こんな朝早くからどうかしたの?」

弓乃「京極さんと摩耶さんがみなさんを呼んでいます。食堂に来てほしいとのことでした」

弓乃「……少し話したいことがあるそうです」

話したいこと……? なんだろうか。

綴「わかった。ちょっと待ってて」

そうして私は簡単に身支度を整えると、弓乃さんと一緒に食堂へと足を運ぶのだった。


□■□■□


【食堂】

京極「おお、綴さんと弓乃さん。こんな朝早くから呼び出してごめんね」

食堂には京極さんたちの他にも、十六夜君や綺礼君、加賀美君までもがいた。

綴「あれ、珍しいねこの3人が来てるなんて」

十六夜「……無視を決め込んでもひたすらインターホンを連打するバカがいたからな」

夢見「あはは……」

十六夜君の視線を受けて夢見さんが苦笑いする。
……夢見さん何してるの。

綺礼「さて、全員そろったことだ。いい加減要件を済ませてもらおうか京極君」

京極「わかった。……まず、今日でここに監禁されて4日目になるわけだけど……みんな、無事にいてくれてるようで安心したよ」

加賀美「いきなり縁起でもないこと言うなっての……」

京極「だが、少し気にかかることがあるんだ」

ふと真面目な顔になって京極さんが言う。

綴「それって……助けが来ないこと、ですか?」

鳳「今日で4日目。実質オレたちは入学式の日から3日間行方不明になってるわけだしな……」

小鳥遊「そろそろ助けが来てもおかしくはないはず、ですよね……」

須崎「単純に俺らがここにいるってことがわかってないだけじゃねぇのか?」

大刀「アホ。アタシらは全員、希望ヶ峰学園の新入生となっているんだよ?」

大刀「そんな人間が行方不明ともなれば、まっさきにこの学園を調べに来るだろうさ」

そのとおりだ。
これが普通の一般人ならともかく、私たちは希望ヶ峰学園の新入生。

さらに行方不明になったのが入学式の日となると……警察がここを調べに来ないわけがない。

アルサブ「結局のところ、外の警察は無力だってことだろう……」

摩耶「……それについては否定しても説得力がないね。ごめん」

綴「いやいや! 摩耶さんが謝ることじゃないですよ!」

京極「話を戻すよ。……私が気にしているのはそれだけじゃない。黒幕――モノクマが何か介入してくる可能性があるということだ」

介入?

藍原「どういうことやの?」

鳳「アイツはオレらをここに閉じ込めて、外に出たければ殺し合いをしろって言ってたな」

鳳「衣食住が用意されているところを見ると、本当にそれが目的みたいだけどよ」

摩耶「……そうなの。その目的の意図は相変わらず不明だけど、それ自体は間違いないと思う」

京極「そんな中、私たちはこうして殺し合いをすることなくこの日を迎えたわけなんだけど……モノクマの立場になって考えてみると、この今の状況はどう思う?」

綴「どうって……」

十六夜「……つまらないことこの上ないだろうな」

きっぱりと、十六夜君が答える。

綺礼「なるほど。だからこそのモノクマの介入か」

一色「確かに、自分の目論み通り動かないとなれば何か手を加えてくるのが道理ですが……」

京極「そう。殺し合いを起こさせるのがモノクマの目的なら、この状況はモノクマにとって面白くはないはず。だからこそ何かしらの介入が――」

モノクマ「ん? 呼んだかい?」

須崎「うわっ!? オメェいつからいやがった!?」

モノクマ「いつからかって? ついさっきだよ!」

モノクマ「というか番長とあろう男の子がいくらなんでも驚きすぎじゃないかい?」

須崎「んだとっ!?」

加賀美「こんな挑発に乗っかってどうすんだって……」

藍原「というか……モノクマはん、何か用なんか?」

大刀「この流れで来るってことは……やっぱり……」

モノクマ「そうだよ! いつまでたっても殺し合いが起きないからテコ入れしに来たんだよ!」

モノクマ「だいたいさ。これだけミステリー要素が揃ってるのに何でオマエラ殺しあわないの? 草食系なの?」

綴「な、何を言われようと私たちは殺し合いなんかしないよ!」

モノクマ「ああそうか! 何が足りないかと思ったら『動機』が足りないんだよね!」

するとモノクマはいきなりそんなことを言ってみせた。

夢見「動機……?」

モノクマ「そうだよね。いくらなんでも外に出られるってだけじゃ殺し合いの動機としては弱いよね!」

氷河「回りくどい言い方はやめてくれ! 何がしたいんだ!」

モノクマ「ってことで、オマエラに特別大サービス! 視聴覚室に外の映像を映したDVDが置いてあるからそれを見る“義務”をあげよう!」

綴「……“権利”じゃなくて“義務”なんだね」

アルサブ「嫌だと断ったら?」

モノクマ「あれ? アルサブクンは気にならないの? 外の映像なんだよ?」

……確かに、気にならないと言ったらウソになるけど。

モノクマ「うぷぷ……じゃあそういうことだから、ボクは一足先に視聴覚室に行ってるよ!」

モノクマ「ちゃーんと全員来るんだよ? じゃあね!」

そうしてモノクマが食堂から去っていく。視聴覚室に行ったのだろうか。

摩耶「……外の映像か」

須崎「どう考えても罠、だよな……」

藍原「でも、ここで本当に無視したらなにされるかわかったもんじゃあらへんし……」

綺礼「行くしかなさそうだな」

……やっぱり、行くしかないのか。

私たちは気の進まないまま、結局モノクマの言葉どおり視聴覚室に行くのだった。


□■□■□


【視聴覚室】

モノクマ「うぷぷ……ちゃんと全員来てくれたんだね! 先生嬉しいよ!」

鳳「来なきゃ来なかったで何しでかすかわかったもんじゃないくせに……」

加賀美「それで、DVDってのはどこにあるんだ?」

モノクマ「そこに段ボールが置いてあるよね? その中に全員分用意してあるよ!」

モノクマの示す先には確かに段ボールが一つ。

大刀「……気は進まないけど」

須崎「見るしかねぇってんなら見てやるよ!」

一色「…………」

藍原「仕方あらへんかぁ……」

それぞれそう言いながらしぶしぶと言った感じに段ボールからDVDのケースを手にとっていく。

綴「……」

私が取ったケースには当然【綴 文佳】と書かれたシールが貼ってあった。

モノクマ「そこの機械で見れるよ。一応ヘッドホンもあるから、隣の人に聞かれたくなければ装備することをおすすめするね!」

アルサブ「これのことか……」

言われるがまま、私たちはヘッドホンを付けてDVDをセットする。

機械がDVDを読み込むまでの間、ふと隣に座る弓乃さんを見る。

弓乃「…………」

相変わらずの無表情。
それはもはや“冷静”という感情すら読み取れないくらいだった。


『文佳、見てる?』

すると、不意に耳に届いたのはお母さんの声。
視線を画面に移すと、そこにいたのはお母さんとお父さん。

『文佳が希望ヶ峰学園に選ばれたなんて夢みたい……あたしもお父さんもとっても嬉しいわ』

『……周りのクラスメイトの子も文佳に負けず劣らずの子だろうが、俺は文佳ならそんな中でもやっていけると信じている。だから一度しかない高校生活、しっかりと謳歌してこい』

『あんな堅物のお父さんが今日はすっかりおしゃべりになっちゃって……』

そんな何気ない両親の話しているところを見ただけなのに、私はグッと涙を堪えていた。

本当ならこのメッセージを見て『希望ヶ峰学園での生活を頑張ろう!』と思えるのに、今はそんなことを思えるわけもない。


……そして、異変は突然やってきた。



ザザザザザ!!

突然の砂嵐音。
その後で暗転した画面が元に戻り――私は自分の目を疑った。


――照れくさそうにしながら画面に向けて私に言葉を送っていたお父さん。

――そんなお父さんの隣で楽しそうに笑っていたお母さん。


そのどちらもが、いなくなっていた。
代わりに広がるのは、そこで争いでもあったかのようにボロボロになった我が家だけ。


『『超高校級の記者』として希望ヶ峰学園にやってきた綴文佳さんの家族。それは平凡ながらも幸せそうな家庭でした……』

モノクマの耳触りな声が聞こえる。

『ああ! そんな綴さんのご両親がまさかあんなことになるなんて!』

『さて問題です! 綴さんのご両親に何があったのか!?』


――正解は“卒業”の後で!!


□■□■□


氷河「おい! これはどういうことだモノクマ!」

氷河君の声で私の思考はようやく回復してきた。

モノクマ「ん? どういうこと……って?」

大刀「このDVDのことだよ!」

モノクマ「気になるの? でもボクからはこれ以上は言えないなぁ……」

おかしそうに笑うモノクマに須崎君が声を荒げる。

須崎「何がおかしいんだテメェ……!」

モノクマ「おかしいっていうかさ、気になるなら確かめればいいじゃない」

モノクマ「……誰かを殺してさ!」

綴「っ……!」

そういうことか……!
ようやくこのDVDの意図が掴めた……!

摩耶「そういうことね。こうやって私たちが殺し合いが起こすことを狙っているわけだ」

摩耶「……誰かを殺してでもここから出たい。そう私たちに思わせるのが目的なわけだ」

綺礼「呆れるほどに下衆な手口だな」

モノクマ「ははっ! 下衆で結構! それがボクのセールスポイントだからね!」

綴「で、でもこんな映像なんかで私たちが殺し合いをするわけ……!」

モノクマ「ない、なんて言い切れるの? ほら、周りを見てみなよ」

言われて周りを見回すと、そこには私の予想とは全然違う顔ぶれがあった。



いつもと表情の変わらないアルサブ君・綺礼君・十六夜君・一色さん・京極さん・弓乃さん。
気丈に振舞おうとしつつも動揺を隠せないでいる摩耶さん・氷河君・小鳥遊君・夢見さん。
そして、表情を絶望に染めている大刀さん・須崎君・藍原さん・鳳君・加賀美君。

綴「み、みんな……!?」

モノクマ「うぷぷぷぷ……さてさて、これを見ても本当に事件が起きないなんて言えるのかな?」

モノクマ「あーはっはっはっはっは!!」

――どうしよう。このままじゃ本当に誰かが凶行に走る可能性がある。

……私が動くことでその人の心が軽くなればいいんだけど……


↓5までで生徒3人指定
その中で集計して上位2名と会話イベント

もう一個投票に空きがあります

摩耶 3
京極 1
鳳 2
夢見 2
大刀 2
藍原 2
氷河 2
加賀美 1

摩耶が確定となりました

↓5で鳳・夢見・大刀・藍原・氷河の5人の中から1人指定して多数決

夢見と氷河で割れたので↓1コンマ50以下夢見、51以上で氷河

摩耶と夢見に決定。次から会話イベントとなります


というわけでお風呂入ってくるよ
何か意見とか言いたいことがあればお気軽にお願いするよ

少し時間的に遅いけど会話イベントだけ済ませといていいっすよね



摩耶「ダメだ……みんな混乱してる……」

視聴覚室の前の方でDVDを見ていた摩耶さんに私は話しかけてみる。

綴「摩耶さん。さっきのDVDなんですけど……」

摩耶「気にしてはダメよ。ああいうのが犯人の常套手段なの」

摩耶「ああやって私たちを混乱させて、本当に殺し合いが起きるよう仕向けている……」

摩耶「綴さんも、何を見せられたかまではわからないけれど……気にしないようにね」

綴「はい……」

そう言ってみせる摩耶さんはやはりどこかいつもと違う様子だった。

……どうしよう? 摩耶さんについては大丈夫そうだけど。何か声をかけておくかな……?


↓3までで自由安価。コンマ一番高いレス採用
摩耶に続けて何かを言うならばそのセリフを。何も言わないのならその旨を書きこんでください

綴「摩耶さんも、刑事だからって気負わずにあまり無理はしないでくださいね」

摩耶「別に無理なんて……」

言って摩耶さんは視線を下に送る。おそらく無意識での行いだろう。

綴「摩耶さん?」

摩耶「……ううん、なんでもない。でも、刑事の私が取り乱してたら他の子たちが不安がるでしょ?」

摩耶「だから、私は少し無理をするくらいがちょうどいいのよ」

綴「でも……」

摩耶「でももへちまもない! それに私なんかに気を使うくらいなら別の子に気を使いなさいよ」

そう言いながら私の肩に手を置き、そのまま離れていく。

綴「…………」

なんとなく流されちゃったけど……やっぱり無理はしてるんだよね?


【Info】
摩耶との親密度が僅かに上昇しました

続いて私は夢見さんのところにやって来た。

彼女はあくまで幸運というだけで来た子だ。精神的にも、それは他の生徒より劣るだろう。

夢見「う、嘘です……こんなの嘘ですよ……」

綴「……夢見さん」

やはりというべきか、彼女は座ったまま体全体を震わせていた。

夢見「……私たち、どうなっちゃうんですか? このまま本当に殺し合いが起きるんですか?」

夢見「私の見たDVDには家族が映っていました……それが、いきなりあんなことに……」

夢見さんも同じような内容のDVDを見せられたようだ。

……こういうのが当然の反応なんだよね。

夢見「ここから出るには誰かを殺すしかない……それなら……」


今回ラスト
↓3までで自由安価。コンマ一番高いレス採用
綴のセリフをどうぞ

【モノクマげきじょう】

モノクマ「あいやー! 今回はここまでだよ」

モノクマ「しかしあれだね。なんというか、自由安価出すと時間がかかってしまうね」

モノクマ「……いっそ廃止にすべき?」

モノクマ「では何かあったら遠慮なくどうぞ」

御陵さんのときって、下の名前で呼びあうような仲の同性の友達いたっけ?

>>551
氷ちゃんとノノちゃんやね
他の女子は名字にさん付けです

何もないみたいなので一応寝る宣言
最近モチベ上がらない。誰か助けて

何かあったら遠慮なくどうぞ

本日21時30分頃投下していきます
よろしくお願いします

少し早くはじめても問題ないよね

綴「あんな映像、殺し合いをさせるための嘘だって思おうよ! 夢見さんは前向きなところが自慢だって言ってたじゃない!」

夢見「それは、そうですけど……」

すると夢見さんは静かに視線を下に下げる。

夢見「……すいません。それでも、そう簡単に割り切ることはできそうにないです」

夢見「当然モノクマの言うことを信じるわけじゃないですけど……それでも、やっぱりあんなもの見せられたら気にしない方が無理な話だと思います」

綴「うっ……」

夢見「それでも、心遣いありがとうございます」

夢見「すぐには無理ですけど……それでも、きちんと前を向きたいですから」

綴「そっか……」

その顔は少し弱々しかったものの、それでも笑ってくれていた。

……幸運で来ただけの夢見さんにこの状況は耐えがたいものがあるだろうし、隙あれば気をつける必要があるかな……?


【Info】
夢見との親密度、変化無し

【事件発生判定】

↓1のコンマ60以下で事件発生
発生した場合は続けてクロ判定

自由行動一日分追加

以下本編再開



【食堂】

……夜時間前、場所は変わって食堂。

私たちは一色さんの用意してくれた食事を食べていた。

弓乃「…………」

京極「…………」

空気は、重苦しい。
誰も話をしようとしない。それも当たり前なんだけれど……

小鳥遊「はぁ……」

小鳥遊君が手の動きを止めて、ため息を吐く。

一色「食事中のため息はおやめください、小鳥遊さん」

小鳥遊「ご、ごめんなさい……」

鳳「つっても、あんなもの見せられたあとじゃため息の1つくらいしちまうけどな……」

綴「そ、そうだよ。だから小鳥遊君も気にする必要ないって」

小鳥遊「ですけど……」

そんな空気を変えるように声を発する人がいた。

綺礼「だが、これで俄然油断はできなくなったな」

それは綺礼君だった。

鳳「油断って……どういう意味だよおい」

綺礼「そのままの意味だが? 今までは『殺人をしてまで外に出る必要はない』と思いこんでいた私たちだが、今日の一件でそれはもう意味を成さないことがわかっただろう」

京極「……あのDVDが本物なら、そうだろうね」

あのDVDが本物なら、確かに私たちは今まで以上に外に出たく思うだろう。

今までは『私たちを取り巻く異常は学園に監禁されたこと』だけだったのが、
『外の家族・友人に何かが起きている』ということまで追加されるのだから。

氷河「だけど、それはあのDVDが本物だったらの話だろう?」

そんな私の考えとまったく同じことを氷河君が言う。

アルサブ「確かにあのDVDが本物だという根拠はないが……」

アルサブ「逆に、あのDVDが偽物という根拠もないんだぞ?」

一色「それもそうですね……」

確かに、あのDVDが本物だという根拠も、偽物という根拠もない。
全部が私たちの願望でしかないんだから。

十六夜「だが、これで面白くはなってきたな」

不意に十六夜君がそんな場違いなくらいの発言をした。

摩耶「……どういうことかしら」

十六夜「決まっているだろう。これで今までの“仲良しこよしの茶番”から“スリルのあるゲーム”へとシフトしてくれそうだからだ」

須崎「んだとテメェ!」

京極「それは聞き捨てならないね。命のやり取りが行われるであろう今のこの現状を“ゲーム”などど称するなんて……」

小鳥遊「そ、そうですよ! こんなの、ゲームでもなんでもありません!」

綴「た、小鳥遊君?」

いきなり大きな声を出す小鳥遊君に面食らう私だったが、小鳥遊君はそんなことは気にもせず続ける。

小鳥遊「確かに命のやり取りを題材にしたゲームもあるかもしれませんけど……でも、それは空想の世界で行われるからこそ、許されるんです」

鳳「……学べることだって少なからずはあるだろうからな。命の重さ、とか」

小鳥遊「はい。でも、現実で実際に命のやり取りをしてしまってはそれを学ぶ暇さえありません……」

小鳥遊「……ゲームっていうのは、プレイヤー全員が何かしらの事柄を学んでそれからの人生に役立てるためにあると思うんです。もちろん、娯楽の面だってありますけど」

小鳥遊「だから、その……えっと」

途端におずおずと視線をさ迷わせる小鳥遊君。

大刀「……もういいだろう。小鳥遊の言いたいことは伝わったから」

綴「そうだよ。……私も、同じ気持ちだよ」

アルサブ「ふん……」

京極「小鳥遊君の気持ちは、私と同じ気持ちだ。これはあくまで現実、ゲームじゃない」

十六夜「……見解の相違だな」

じっと睨みあう京極さんと十六夜君。

そんな中摩耶さんが全員に言うようにして口を開いた。

摩耶「それじゃあ、今日はとりあえずここまでっていうことでいいかな?」

摩耶「……みんな思うところはいろいろあるかもしれないけれど、決して早まったことだけはしないこと」

摩耶「いいね?」

藍原「そうやね……」

そうしてその日は解散となり、それぞれ自室に戻るのだった。

……大丈夫。事件なんて起きない……よね?


□■□■□


【綴の個室】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


【4日目 終了】


知人
弓乃

顔見知り
小鳥遊、須崎、京極、一色、夢見、加賀美、アルサブ、藍原、摩耶、綺礼、鳳、十六夜、氷河、大刀


プレゼント
ペーガンダンス
ひまわりの種
黄金のスペースシャトル
華麗な王子様
誰かの卒業アルバム


モノクマメダル
3枚

少し離脱します、何かあったらどうぞ

あと十六夜に関しては素直にごめんなさいとしか言えません

いや、マジごめんなさい
作者の力量不足でこんなことになって……本当すいません

始まる

【5日目】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


……朝。私はいつも通りモノクマのアナウンスで目が覚めた。

綴「大丈夫かなみんな……」

目が覚めての第一声はそれだった。
昨日のDVDの件が本当であれ嘘であれ、私たちの空気は揺らいできている。

……皆を疑うわけじゃないけれど、フォローはしっかりしておかないと。


□■□■□


【食堂】

今日もいつもとは少し違うメンバーだな……


↓2
1小鳥遊
2須崎
3摩耶
4京極
5一色

……あれ、須崎君見た感じすでに覇気が無いんだけど……どうしたんだろう?

って、言うまでもないよね……

綴「須崎君……」

須崎「おう、綴か……」

初日でのあの大きな声が今ではすっかり小さくなってしまっている。

綴「元気ないみたいだけど、昨日のことがやっぱり……」

須崎「まあ、気にしないわけにもいかねぇだろ……嘘か本当かはさておいてよ」

須崎「それはオレだけじゃなくて他の奴らだってそうだぜ。特に加賀美なんか今まで以上に部屋に引きこもっちまいやがった」

須崎「やっぱり昨日の綺礼や十六夜の言葉が原因だろうな……クソがっ!」

そうして怒りをあらわにする須崎君。


↓2
1加賀美君のことが心配?
2これからどうなるんだろうね……
3怒りたくなるのはわかるけど、喧嘩だけはやめてね?
4その他自由安価

綴「加賀美君のことが心配?」

すると須崎君はすぐにこう答えた。

須崎「んなもん、当たり前だろうが」

須崎「確かにオレたちゃ知り合ってまだ間もないけどよ、でもこうして実際に顔を合わして話している以上まったくの他人ってわけじゃないと思うんだ」

須崎「つーか同じ希望ヶ峰学園の新入生なわけだしな。言うなればクラスメイトなわけだ」

須崎「……そんなら、心配するのが普通ってもんじゃねぇの?」

そのきっぱりとした言い方に私は少し呆然とし――やがて小さく笑ってしまった。

須崎「あ!? オメェ何笑ってるんだよ!」

綴「ごめんごめん。ただ、少し予想外な答えだったからさ」

人間見た目で判断してはいけないってよく言うけれど、やっぱりそれって本当だなぁ……


【Info】
須崎との親密度が大きく上昇しました
須崎との関係が『知人』になりました



自由行動・朝


少なくとも須崎君に関しては心配する必要は無さそう、かな。場を乱すこともなさそうだし。

……さてと。これからどうしようか。


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【加賀美の個室 前】

……須崎君の話を聞いたら、やっぱり心配になってきたので私は加賀美君の個室にやって来た。


ぴんぽーん!


加賀美「……なんだ、綴か」

すると加賀美君は扉を少しだけ開けて、その隙間から顔を覗かせた。

……よほど怯えているみたい。

綴「えっと……加賀美君。なんて言ったらいいかわからないけど……」

加賀美「わからないのならそのまま帰ってくれ。今は誰とも話したくない」

拒絶。まさにその一言に尽きるような言葉が私に突き刺さる。

……どうしよう。余計なことを言う前に素直に出直すか?


↓2
1引きこもってるだけじゃ事態は解決しないよ
2須崎君も心配していたし、食事のときくらいは外に出てみたら?
3そんなに私たちのことが怖い?
4その他自由安価

綴「引きこもってるだけじゃ事態は解決しないよ……」

加賀美「そんなことはわかっている。……でも、どうしても“誰かが誰かを殺す”という可能性が頭から離れないんだ」

加賀美「あんなDVD、俺は本物だと思っているわけじゃないが……他の奴らはどう思っているかなんてわからないからな。俺はエスパーじゃないんだ」

加賀美「……要件はそれだけか? なら、帰ってくれ」

じっと私を睨みつつ、そう言ってくる加賀美君。

……言葉を間違えたかな……


【Info】
加賀美との親密度が少し減少しました


↓2
プレゼントを渡しますか?



自由行動・昼

加賀美君……やっぱりまだ私たちを信用してくれないのかな。

でも仕方ないよね。無理強いは良くないし……信用してくれることを信じないと。


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【食堂】

お昼時。ご飯を食べにやって来た食堂で私は弓乃さんを見つけた。

弓乃「……」

いつものことなんだけれど、今日も彼女は無表情だった。
なんていうか、嫌な表現だけどまるで人形のような……

綴「……弓乃さん、隣いい?」

私が尋ねてようやく弓乃さんは私の存在に気付いたらしく、視線をこちらに送ってくれた。

弓乃「……どうぞ」

綴「ありがと」

承諾を得て私は弓乃さんの隣に座る。

……さて、どうしようか。


↓2
1弓乃さんは昨日のDVD、どう思う?
2なんだか元気が無いみたいだけどどうかした?
3……この料理美味しいね
4その他自由安価

綴「弓乃さんは昨日のDVD、どう思う?」

弓乃「……どう、と言われましても」

弓乃「別段何も感じませんでした」

……え?

綴「そんなことないでしょ? ほら、外の人達が心配になったとかさ」

弓乃「……何も感じなかったです」

弓乃「おかしいですか?」

じっとまるで機械のような視線を送ってくる弓乃さん。

その問いに私は何も答えることができず、ただ曖昧に首を横に振るしかなかった。

弓乃「そうですか」

そしてそのまま食事に戻る弓乃さん。

……なんだろう。強がっているわけでもなさそうだし、本当に何も感じなかったのか……?


【Info】
弓乃との親密度、変化無し


↓2
プレゼントを渡しますか?

綴「あー、えっと……これいる?」

弓乃「これは……ひまわりの種ですか?」

綴「うん……」

弓乃「……」

……気まずい。まあそうだよね。こんな場所でひまわりの種なんか渡されても困る――

弓乃「はむっ」

――え? 食べた?

綴「ちょ!? 弓乃さん何してるの!?」

弓乃「……? 食べろ、という意図の元綴さんはこれを私に渡してきたのではないのですか?」

綴「違うから! っていうかなんで食べるって発想になったの!?」

もしかして世間知らずなのかな……でも木彫り職人してるってことはそんなこともなさそうだし……


【Info】
弓乃との親密度が上昇しました



自由行動・夕

えっと、そろそろ夜時間前だけど……何をしようか。

弓乃さんに関しては――とりあえず心配はなさそうかな。


↓2
1誰かと話す(相手の名前も)
2購買部へ



【寄宿舎】

綴「あれ、大刀さん……」

大刀「ん? ああ、綴かい」

校舎の方からやって来た大刀さんを見つけたので私は声をかける。

綴「何をしていたんですか?」

大刀「何って……当然、外に出るための手掛かり探しだよ」

大刀「いつまでもここで暮らすつもりは無いからね」

大刀「……おっと。当然殺し合いをするつもりもないから安心してほしいね」

綴「それは……」

まるで弁解するかのような大刀さんの言葉。

無意識のうちに疑いの視線を向けてしまっていたのだろうか……

大刀「まあ、手掛かり探しとは言っても結局のところそれらしいものは無い」

大刀「……正直な話、八方ふさがりっていうのが現実問題だね」

綴「そんな……」

でも、今日まで散々探索はしたんだからそう簡単に新しい手掛かりが見つかるとも思えない……


↓2
1あまり気を張って無理だけはしないでくださいね
2昨日のDVD、どう思います?
3加賀美君がいつにも増して引きこもっているらしいんですけど
4その他自由安価

綴「そういえば、加賀美君がいつにも増して引きこもっているらしいんですけど……」

大刀「ああ……そういえばそんな話もあったね」

大刀「でも、そっちに関しては問題はないと思うよ。京極と一色が定期的に様子を見に行ってるらしいからね」

京極さんと一色さんが?

綴「そうなんてすか?」

大刀「ああ。とは言っても一色は主に食事を持って行ってるだけ。メンタルケアは京極がやってるよ」

大刀「結果が伴ってるかどうかは……まあ、加賀美が引きこもってることを知ってるアンタならわかるだろうけど」

つまり上手くはいってないと……

大刀「それよりも気になるのは十六夜とあの綺礼とかいうのだね。あの2人はどっちかというと場を乱す側だから、なんとかするべきなのはそっちだと思う」

綴「やっぱりそうですよね……」

大刀「そうさ。それに……」

綴「? 大刀さん?」

大刀「……いや、なんでもないよ。気にしないでくれ」

とは言っても、なんだか様子がおかしかったような……?


【Info】
大刀との親密度が上昇しました


↓2
プレゼントを渡しますか?

綴「そうだ。これあげますよ」

大刀「……なんだいこれは。卒業アルバム?」

綴「はい。……“誰かの”ですけど」

大刀「誰かって、誰のなんだい?」

えっと……

綴「誰のなんでしょう?」

大刀「……もしかしてバカにしているのかい?」

ええっ!? それだけはないのに!

大刀「まあいいさ。くれるのなら貰ってやるよ」

大刀「何に使えっていうのかは敢えて聞かないでおいてあげるさ」

綴「は、ははは……」


【Info】
大刀との親密度が僅かに上昇しました

【綴の個室】


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


今日も1日が終わる。

……ふと疑問に思うんだけど、そろそろ警察が動いてもいいはずなのにそんな気配はまったく無い。

なんでだろう? 外で何かが起こっている……?


【5日目 終了】


知人
弓乃、須崎

顔見知り
小鳥遊、京極、一色、夢見、加賀美、アルサブ、藍原、摩耶、綺礼、鳳、十六夜、氷河、大刀


プレゼント
ペーガンダンス
黄金のスペースシャトル
華麗な王子様


モノクマメダル
3枚

【事件発生判定】

↓1のコンマ85以下で事件発生
事件発生の場合、続けてクロ判定

【クロ判定】

↓1コンマでクロ判定
今回候補は四人

クロ決定したところで今回ここまで

一部キャラの動かし方に疑問を抱いた方は多いでしょう。素直にごめんなさいとだけ言っておきますね……

毎度のことながら何か言いたいことがあれば是非どうぞ
答えられるものにはすべて答えます

十六夜デレさせたいけど安価とれんかった
弓乃さん可愛い

弓乃さん小動物系だな
ガチャで餌付け用の食べ物追加しないと…

ずっと気になってたんだけど氷河くんどんな服装してるの?
フィギュアスケートの全身タイツ?

>>641
弓乃さんのモデルキャラはテイルズのプレセアを考えてくれればよろしいかと

>>642
弓乃さん人気やね……

氷河君の服装に関しては想像にお任せします
というよりは描写が無い限りは基本的にお任せします(投げやり)

仕方ないことなんだけど最初の事件のクロと被害者って活躍する間もなく死ぬからなんだかいろいろ複雑なんだよね……

では乙でした

21時頃に事件が起きます

【6日目 イベントパート】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


もう朝か……今日で1週間くらい経つけれど、まだ助けは来ない。

……本当に助けは来るのだろうか。そう思わずにはいられない気持ちを堪えて私は食堂へと向かった。


□■□■□


【食堂】

一色「あら、綴さん」

食堂へと足を踏み入れた私を一色さんが出迎えてくれた。

他にも京極さんや摩耶さん、氷河君に――あれは、加賀美君?

綴「……って、加賀美君!?」

加賀美「朝から騒々しいな……俺がいるのがそんなに不満なのか」

綴「そうじゃなくて……」

私の気持ちを察したであろう京極さんが代弁してくれた。

京極「彼ね、珍しく食堂に顔を出したと思えばなんて言ったと思う?」

京極「『腹が減った。食事を用意しろ』……だって」

一色「まったく……散々引きこもっていた人間の言うことじゃないと思いませんか?」

加賀美「おい……!」

クスクスと笑う京極さんと一色さんに加賀美君が睨む。

綴「あはは……」

加賀美「お前まで何を笑っている!」

それにつられて思わず私まで笑っていると、さらに誰かが食堂へと入ってきた。

須崎「うーっす……」

氷河「お、須崎君だ」

それは須崎君だった。
寝不足なのか、ボーッとしたような眼で食堂へと入ってきて……加賀美君を見つけるといきなり声を荒げる。

須崎「……おおっ! 誰かと思えば加賀美じゃねぇか!」

加賀美「朝から煩いぞ……!」

須崎「なんだ? ニート生活はやめたのか?」

氷河「あっはっは! ニートの翻訳家とか前代未聞だな!」

加賀美「なんなんだお前らは……!」

須崎君と氷河君に絡まれて参ったような顔をする加賀美君を、私と京極さんと一色さんが横から見守っていた。

京極「ははは。仲良くなってるようでなによりだよ」

一色「……はたして、あれが仲良くなってるのかは疑問ですが」

綴「いいんじゃないですか? 少なくとも、一歩前進にはなってますよ」

そうだ。少なくとも悪化はしていない。

心配なところはまだ残ったままだけど、それでも決して悪い方向にしか進んでないわけじゃないんだと私は強く確信しているのだった……


□■□■□


【PM21時頃 綴の個室】


ぴんぽーん!


その日もあっという間に時間は流れて夜時間前。不意に私の部屋のインターホンが鳴った。

綴「? 誰だろう……」

疑問に思い私はその来客の応対をするために玄関へと向かう。

綴「はいはい……」

藍原「綴は~ん!!」

綴「うわあっ!?」

その人は藍原さんだった。
なんだか泣いているみたいだけど、何かあったのだろうか。

綴「えっと、どうかしたんですか?」

藍原さんに抱きつかれた体制でそう尋ねると、その藍原さんの隣からもう一人顔を覗かせた。

大刀「やあ」

綴「あれ、大刀さんまで……」

これはあまり見ない組み合わせだけど、どうかしたのだろうか。

大刀「悪いね。藍原がちょっとアルサブにちょっかいかけてまた玉砕したみたいで」

綴「ええっ?」

藍原「仕方ないやん……こんな状況さかい、私だって甘えたくもなるわぁ……」

それはまあ、そうかもしれないけど。

大刀「だから言っただろう? アルサブにそういう色仕掛けは通用しないって」

藍原「そういうつもりは無かったんやけど……」

大刀「とまあ、そうやって傷心気味の藍原が次に目をつけたのが綴ってわけさ」

綴「その言い方だと身の危険を感じるんだけど……」

藍原「大刀はん! その言い方わざとやってはるよね!?」

藍原さんがそう言うと大刀さんは軽く笑ってみせた。

大刀「そういうわけだから、夜時間まで悪いんだけど藍原の相手をしてやってくれないか? アタシは単純に藍原の見張りってことで」

藍原「なんで見張りが必要になるのかがすでにわからへん……」

綴「ま、まあいいですよ。じゃあ中にどうぞ……」


□■□■□


そうして二人を中に招き入れる。

藍原「へぇ……ここが綴さんの部屋かぁ……」

大刀「なんていうか、簡素な感じだね。必要最低限の物しか揃ってないというか……」

綴「記者なんてそんなものですよ。あんまりごちゃごちゃしていると少し落ち着かなくて……」

大刀「職業病みたいな感じだろうね。もっとも、アタシも同じような感じだけど」

綴「ああ、それはなんとなくわかります。整理整頓が行きとどいてそうっていうか」

そんなことを話していると、藍原さんが会話に加わってきた。

少し離脱やで
何かあったらお願いいたします

始まるさかい

藍原「あかんよ綴さん!」

綴「あかんって……何がですか?」

藍原「記者云々については私がとやかく言えることやあらへんけど……綴さんだって華の女子高生やで?」

藍原「もっとこう……自分の部屋1つにしても気を使わんと!」

綴「ええっ!?」

言いたいことはわからなくもないけれど……

大刀「藍原の部屋はなんというか、ごちゃごちゃしてそうだね」

藍原「女らしいと言ってもらいたいもんや!」

藍原「……じゃなくて、この際だから二人にそういう女らしさを特別に講義したるさかい!」

大刀「……拒否権は?」

藍原「あらへん!」

無いんですか……

とまあ、そんなこんなで私と大刀さんは藍原さんから女らしさのなんたるかをみっちり夜時間前まで教わることになったのだった……なんでこうなったのか。



□■□■□


キーン、コーン……カーン、コーン……


モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時となりました。ただいまより“夜時間”となります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』

モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』


藍原「あら、もうこんな時間やの?」

綴「ま、まさか1時間も延々と続くとは……」

大刀「むしろよく話のネタが尽きないなと感心するばかりだったよ……」

藍原「そんなら今回はここまでやね。夜時間は外を出歩くのは禁止やし、京極はんや摩耶はんに見つかって説教されるのも嫌やしね」

大刀「そうだね。じゃあアタシ達はこのままお暇するとしようか」

藍原さんと大刀さんが言って立ち上がる。

藍原「綴はんも、すぐに寝ないとあかんよ?」

綴「……肌のため、ですか?」

藍原「そうや!」

……まあ、今日くらいは藍原さんの言うことに従ってみてもいいかな。

藍原「ほなさいなら~」

大刀「また明日ね」

そうして私の部屋から出ていく二人を見送り、私はベッドに腰掛ける。

綴「……こんなことしてていいのかなぁ」

いや、だからこそなのかな。

こんな状況だからこそそういう話をして気を紛らわすことも大事なのだろう。
もしかして藍原さんもそれを思って――


綴「まさかね……」


まあいいや。とりあえずやることもなくなったし今日はこのまま寝るとしよう。

そうして私はベッドに寝転がり、そのまま眠りへと落ちるのだった。


□■□■□


【7日目 イベントパート】


モノクマ『ピンポンパンポーン!』

モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』

モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』


……なんだろう。なんだか妙な胸騒ぎがする。

まさか……気のせいだよね?



【食堂】

そんな妙な胸騒ぎを抱えたまま、私は食堂へとやって来た。

京極「おお、綴君。相変わらず早いな」

摩耶「おはよう綴さん」

一色「おはようございます」

そこにいたのは京極さん・摩耶さん・一色さん。
彼女たちは私が食堂に来るとだいたいすでに来ていることが多い。こんなところにいても生活リズムが狂わないのはさすがと言うしかないだろう。

須崎「うーっす!」

氷河「おはようみんな」

藍原「おはようなぁ」

大刀「少し遅れたか?」

さらに須崎君と氷河君。藍原さんに大刀さんがやって来た。
そのまま鳳君・夢見さん・アルサブ君も食堂へとやってきて――残りは弓乃さん・小鳥遊君・加賀美君・十六夜君・綺礼君の5人となったのだけれど……

摩耶「? 弓乃さんと小鳥遊くんがまだ来てないみたいね」

須崎「十六夜と綺礼はいつも通りだとしてもだ、加賀美の奴も来てないぞ?」

京極「昨日少しいじりすぎたんじゃないか?」

氷河「そんなまさか……」

綴「でも、弓乃さんと小鳥遊君が来てないのは少し引っかかりますね……」

一色「彼女たちは少なくともこの時間には食堂に来ていましたし……」


十六夜「……なんだ。ずいぶんと辛気臭い顔ぶれが揃っているな」


すると十六夜君が珍しくこの時間に食堂へとやって来た。

鳳「おい、十六夜。弓乃か小鳥遊知らないか?」

須崎「加賀美の奴もまだ来てないみたいなんだ」

十六夜「知るか。俺は今さっき自分の部屋から来たばかりなんだ」

十六夜「……一色。茶を出せ」

一色「珍しくこの時間に来たかと思えば随分な態度ですね……どうぞ」

文句を言いつつも一色さんが十六夜君にお茶を出す。

綴「うーん……」

でも、そうなると本当にどうしたんだろうか。

――そう思った直後、それは突然聞こえてきた。


「うわあああああっっっ!? だ、誰か来てください!!」

綴「っ!?」

今の声は――小鳥遊君の声?

氷河「今の……」

摩耶「退いて!」

氷河「うわっ!?」

その瞬間、摩耶さんは小鳥遊君の悲鳴がした方に向かって駆けだしていた。

綴「ま、摩耶さん!?」

食堂を出ていく摩耶さんの横顔をちらりと確認する。

――刑事の顔、とでも言うべきか。その顔は今の悲鳴から何かしらの危険を感じたみたいだった。

須崎「なんだあのアマ……」

夢見「まさか……」

十六夜「…………」

ふと、嫌な予感がする。

まさか……まさか!?

綴「私も行ってくる!」

その嫌な予感を振り切るように私は食堂を出るのだった。


□■□■□


【寄宿舎】

綴「摩耶さん! 小鳥遊君!」

二人は呆気なく見つかった。
食堂の向かい側、ランドリーの入り口のところに立っていたからだ。

小鳥遊「あ、ああ……」

摩耶「……綴さん」

小鳥遊君は私に気付いてすらいないようだったが、摩耶さんは私に気付いたのか振りかえってくれた。

綴「いったい何が……」

そうして私はランドリーの中を確認して……

…………カク、ニン……して……



そこにいたのは、頭から大量の血を流して、
昨日までの元気など完全に失ったようにぐったりと横たわっている、

――『超高校級の翻訳家』加賀美文吾の姿だった……

綴「……え?」

そのあまりに異常な光景に私の思考が止まってしまう。


『ぴんぽんぱんぽーん!』

『死体が発見されました! 一定の捜査時間の後、『学級裁判』を開きまーす!』


モノクマのそんなアナウンスで私の意識が現実に戻る。

……それは、絶望の始まりだった。
誰も望んでいない――そう思っていたのに。絶望は始まってしまった。


Chapter1(非)日常編 完
生き残りメンバー
16人→15人

To Be Continued――

不憫なキャラだったな…

【モノクマげきじょう】

モノクマ「ボクはとてもおこなのです」

モノクマ「何にって? そりゃあもちろんたいした出番も無いまま加賀美君の命を散らした作者にだよ!」

モノクマ「もうちょっと……なんかこう、インパクトある演出はできないのかねコイツは」

モノクマ「こんなんでダンガンロンパのスレを建ててるんだから質が悪いというか……」

モノクマ「ではでは、何か質問があればどうぞ。意見や感想でもいいですよ」

>>665
ごめんなさい…』

弓乃さんだったら鉄棒してた

氷河とかとじゃれるようになった矢先に…
なんつーかコロシアイ学園生活に一番翻弄されてた人だったな…プレゼントももらえないし

藍原さんの急接近は被害者フラグかと思ったらそんなことはなかったどすえ

>>668
どういうことなの……

>>669
相変わらずここの初回の被害者は絶望が薄いというかなんというか……

佐倉
棋儀
加賀美

たぶんどの子も死んだときのインパクトは薄い……

>>670
今回クロ候補にはいましたがね……

佐倉さんはかなり絶望したよ

絶望は薄いけど、なんか加賀美くんにめちゃくちゃ同情しちゃうんだけど
ニートだからかな

>>673
やはり被害者が女の子だと絶望する法則

>>674
本当は被害者女の子にしたかったけどいろいろありましてね…」

捜査前まで進めときます(断言)

と思ったけど書き溜めの方に専念します

各キャラの印象とか、ここをこうしたらいいんじゃない? みたいなのがあったらお願いします

いよいよオリロンパも過疎気味なのかしら?

こっちも好きだけど夏目くんの方もお願いします(懇願)

>>678
あっちはドッキリハウスの裁判途中でしたね……

すいません把握です

加賀美可哀相に…
確かに正道殺害のトリック気になるわ

過疎というか量が多くて過食、加えて分散してる気がするな。面白ければ人は寄ってくるよ。

>>680
ごめんなさい。一応あちらはラストシーンまで構想はできてるのでエタらせる気は毛ほどにもありません

>>681
つまりここは……(絶望)

オリロンパは立つけど続かない気がする

>>683
需要はあるのに続かないのが難点ですね……

レスキュー隊員
鍵師
記者

3個やってきて未だ読者さんが残ってるあたり、需要は本当にあるんだと思ってます
それに作者が応えられてるかは微妙ですが

このスレも面白いと思うよ。
最初の被害者が印象薄くなりがちなのはしょうがないと思います

読者が欲しいから書く人と、自分が書きたいから書く人とでは色々違うしね。どっちが良い悪いの話でもないし

>>685
ありがとうございます

>>686
自分両方ですそれ

鍵師のに遭遇して好きになってレスキュー隊員読んできて追い付いた俺も居ますが?(半ギレ)
記者もいまんとこ面白いよ!

か、帰ってきたら加賀美くん死んどるやないけ…
少しづつ引きこもり脱却してみんなの力になってくれそうな感じだと思ったのに…

>>688
ありがとうございます、ありがとうございます

というかレスキュー隊員まで読んでくれたんですか……総合して11スレくらい?
……マジでありがとうございます


>>689
引きこもりから立ち直りかけた瞬間が一番危険なんだよなぁ……

捜査前まで進めておきます
安価も少しあるのでお願いいたします



Chapter1 非日常編


須崎「ああっ!? か、加賀美!?」

さっきのアナウンスを聞いてやってきた他の人たちもこの光景を見て驚く。

それはそうだ。だって、人が一人死んでるんだから。

氷河「な、なんだよこれ……!?」

藍原「う、嘘……!!」

大刀「……そういうことかい」

鳳「ちっ……」

十六夜「……なんだ。加賀美が死んだのか?」

そうやって皆が驚いたりしていると、十六夜君が怖いほどに冷静な声色でそう言った。

十六夜「まったく哀れな男だ。昨日の一件は知っているが、ああやって他人に心を許すからこうなる」

須崎「なんだとテメェ!」

氷河「バカ! やめろ須崎君!」

そのあんまりな物言いに須崎君が激昂するが、それを氷河君が止める。

須崎「……クソがっ!」

摩耶「十六夜君。言いたいことがたくさんあるけど、とりあえず場を乱すことだけはしないでくれる?」

十六夜「ふん……」

綺礼「……だが、これで加賀美君を殺した殺人者は晴れてここから出られるというわけだ」

小鳥遊「ひ、人を殺したのにですか……?」

モノクマ「甘い甘い甘い!!」

鳳「出やがったな……!」

突如現れたモノクマに鳳君が睨みを効かせる。

アルサブ「何が甘いというのだ? 誰かを殺せばここから出られるというのは、他でもないお前が言ったことだろう」

モノクマ「確かに誰かを殺せばここから出られるとは言ったよ? でもそれだけで外に出られると思うのがオマエラの甘いところだ!」

一色「どういうことですか?」

モノクマ「生徒手帳の校則の欄、その6番目の校則は覚えているかな?」

6番目の校則っていうと……

綴「……誰かに見つかることなく殺せってやつ?」

弓乃「ですが、もう見つかってますよね?」

モノクマ「ああ、安心して? その校則をクリアしているかどうかを審査するためのシステムを用意してあるから」

小鳥遊「システム、ですか……?」

モノクマ「それを説明するためにも……まずはオマエラ体育館に集まって! ここじゃあ狭くて敵わないよ!」

須崎「ここじゃあ話せないってのか!?」

モノクマ「話せないから言ってんの。じゃあよろしくね!」

鳳「あっ! ……行っちまいやがった」

綴「……行くしかないよね」

大刀「だろうね。じゃないと、何されるかわかったもんじゃないよ」

須崎「……クソがっ!!」


□■□■□


【体育館】

そうして加賀美君の死体を置き去りにしたまま、私たちは体育館にやってきた。

モノクマ「うぷぷ! やっと来てくれたね!」

氷河「そっちが来いって言ったんだろ……」

モノクマ「そんで、どこまで話したっけ?」

京極「6番目の校則をクリアしているかを審査するためのシステムがどうとかってところまでだよ」

モノクマ「そうだったね! ええっと、さっきのアナウンスでもあったと思うけどまずオマエラには捜査をしてもらいます!」

綴「……捜査?」

モノクマ「そうだよ! それが終わったらいよいよ本番の『学級裁判』となります!」

モノクマ「ここでは『誰が犯人か』を議論してもらって、最後の投票で今回の犯人――クロを多数決で決めてもらいます!」

モノクマ「その投票の結果と、実際のクロが見事一致していればクロだけがおしおきとなり学園での共同生活は続行となりますが……」

モノクマ「もし投票の結果と実際のクロが違っていればそのクロ以外の人間がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが“卒業”となります!」

モノクマ「何か質問はあるかな?」

その言葉に声を出したのは――京極さんだった。

京極「だいたいのルールは把握したが、一つ聞きたいことがある」

京極「さっきから連語しているおしおきとはどういう意味だ?」

モノクマ「ああ、それね。まあ有体に言うなら――」

モノクマ「――“処刑”だよ!」

処刑……だって!?

藍原「処刑ってどういうことやねんなそれ!」

モノクマ「死んでもらうってことだけど?」

小鳥遊「ひっ……!?」

アルサブ「つまり、クロを的中させれば犠牲はクロだけで済むが……」

綺礼「逆にクロを当てることができなければクロ以外の全員がまとめて処刑されるわけか」

夢見「そんなのっ……!!」

綴「悪趣味極まりないことするね……」

どちらに転んでも犠牲は増える。
そう考えると軽い目まいすら覚えてしまう。

須崎「テ、テメェ……!!」

モノクマ「うぷぷ……でもほら、オマエラって――摩耶さんや大刀さんを除けばこういうことにはまったくの素人さんだからさ。特別サービスとしてこれをあげるよ!」

モノクマ「ザ・モノクマファイル~!」

夢見「モノクマファイル……?」

モノクマ「ボクが簡単に事件についてまとめておいたからさ、是非捜査の参考にしてよ!」

モノクマ「それに死因とかを調べるのって素人には難しいしね!」

モノクマ「ああ安心して? ボクは監視カメラできっちりかっちり見てたから何もかもお見通しなのだ!」

摩耶「……そう」

モノクマ「じゃあ頑張ってね~!」


□■□■□


そうやってモノクマが立ち去り、残された私たち。

ふと、京極さんが声を出した。

京極「……予想外なことになったが、仕方ない」

京極「みんな。やりたくないということはわかるが、ここでやらなければ私たち全員が処刑されるらしい」

京極「……やろうじゃないか」

鳳「……ま、そうだな」

氷河「やらずに殺されるくらいなら、最後まで頑張ってみるしかないか」

一色「ですが、皮肉なものですね。すでに加賀美さんが亡くなっているというのに……さらにもう一人を犠牲にしないと私たちが生き残れないだなんて」

その一色さんの言葉は深くのしかかってきた。

そうだ。私たちはまだもう一人、犠牲にしなければいけない。
じゃないと、本当に全員殺されてしまう。

京極「それに関しては今は忘れておいた方がいい。じゃないと、自分が死ぬことになるからね」

十六夜「もっとも、すでに殺人を犯している以上その人間に気を使う必要もないわけだが」

綺礼「確かに……罪を犯した者と、罪を犯していない者」

綺礼「どちらを犠牲にするべきかなど、考えるまでもない」

夢見「そんな簡単に言わないでくださいよ……」

しん……と空気が重くなり、それを意外な人が壊してくれた。

鳳「……いつまでもこうして暗くなってても仕方ないだろ。とにかく今は加賀美を殺した犯人を突き止めないと」

京極「そうだね。幸いここには本職の刑事がいるから、彼女をリーダーにして捜査をするとしよう」

摩耶「ん、わかった」

『超高校級の刑事』と称される摩耶さんが小さく答え、皆に言うようにして続ける。

摩耶「まずは、さっきのモノクマファイルっていうのを見るとしましょう。どんなことであれ、情報の共有は大切よ」

綴「わかりました」

そうして全員が先ほどのモノクマファイルを読んでいく。


『被害者は加賀美文吾。死体発見場所はランドリー
犯行時刻は昨夜午後21時~22時の間
頭を鈍器のようなもので数発殴られて死亡』


弓乃「正確な犯行時間は記されていないんですね」

アルサブ「一方が不利になったりしないようにしているんだろうな」

21時~22時の間か……

摩耶「じゃあ次は現場の保全ね」

大刀「見張りってことかい?」

摩耶「ええ。これは最低2人が望ましいわ。考えたくはないけれど、これをクロ一人に任せてしまって証拠隠滅されては困るから」

綺礼「確かにそうだな。それには同意するしかあるまい」


↓2
1摩耶に任せる
2自分が2名推薦する(摩耶以外の生徒2名の名前も)



……まあいいか。摩耶さんに任せておこう。

摩耶「というわけでこの役目は須崎君と大刀さんに任せたいわ」

大刀「アタシたちかい?」

摩耶「ええ。大刀さんには検死の方もやってもらいたいから」

摩耶「須崎君に関しては完全に見張りだけに集中してちょうだい」

須崎「おう……わかったぜ」

有無を言わさないような口調で摩耶さんが2人に言う。

摩耶「他の人達は捜査でいいわね? 何をすればいいかわからない場合は遠慮なく私に尋ねてちょうだい」

綴「わかりました」

鳳「あいよ」

氷河「わかった」

そうして大まかなそれぞれの役割が決まったところで、私たちはいよいよ捜査を開始することにした。

――誰が加賀美君を殺したのか。それを突き止めないと犯人以外の全員が殺される。
それなら……やるしかない!


【Info】
コトダマ【モノクマファイル1】ゲット!
『被害者は加賀美文吾。死体発見場所はランドリー
犯行時刻は昨夜午後21時~22時の間
頭を鈍器のようなもので数発殴られて死亡』

次から捜査開始となります

こちらもここまで

とりあえず、何かあったらどうぞ

それではこちらも乙でした

そういえばものすっごい今さらなんだけど藍原さんの口調って問題ないですかね
京言葉というか関西弁みたいになってるけど……

ですよね
おかしなこと聞きましたすいません……

綴文佳 D
身長163cm
体重47kg
バスト83cm
ウェスト57cm
ヒップ85cm

摩耶鞠星 A
身長171cm
体重53kg
バスト80cm
ウェスト59cm
ヒップ86cm

一色杏奈 D
身長167cm
体重49kg
バスト86cm
ウェスト58cm
ヒップ85cm

京極星奈 C
身長164cm
体重47kg
バスト82cm
ウェスト56cm
ヒップ86cm

藍原舞 F
身長162cm
体重50kg
バスト91cm
ウェスト60cm
ヒップ88cm

弓乃桃子 B
身長153cm
体重44kg
バスト75cm
ウェスト55cm
ヒップ81cm

大刀看琴 C
身長168cm
体重49kg
バスト84cm
ウェスト59cm
ヒップ87cm

夢見藍花 E
身長155cm
体重47kg
バスト85cm
ウェスト57cm
ヒップ84cm

夏目が終わったらこっちになりそうです

あっちはもうラストスパートだからね……仕方ないね……

21時頃始まるんやで工藤

始まるんです



体育館から出た私はさっそく捜査を開始しようとした。

まず調べるべきことは……


↓2
1聞き込み(相手の名前も)
2捜査(場所も)
3ヒント(メダルを消費)

行動力・23

【ランドリー】

……こんな事件の捜査なんて初めてだけど、やっぱり最初にするべきことと言ったら現場の捜査だよね。

どこを調べよう?


↓2
1加賀美の死体
2洗濯機の中
3机の上

行動力・23

綴「…………」

加賀美君の死体を調べようとして、寸前のところで立ち止まる。

……これまで死体を見たことは何度かあったはずなのに、いざこうして目の前に立つと怖く思えて仕方なかった。

大刀「綴、何をしているんだい?」

綴「……なんだか、怖くなっちゃって」

大刀「まあ無理もないさ。いくら記者って言ったってそう何度も死体と関わったりなんてしないだろうし……」

綴「大刀さんは平気そうですね……」

大刀「医学部だからね。死体を見ることはあんまりないけど、知識としては嫌というほど頭に入れていたし、今さら嫌悪感なんで出してられないさ」

綴「それで、何か気になることはありました?」

私の問いに大刀さんはスッと加賀美君の死体を指差した。

大刀「まず加賀美はうつ伏せになって倒れていることから、背後から殴られたことがわかった」

大刀「疑問としては、加賀美の頭にある打撃痕のところが濡れていることだね。あと、モノクマファイルのとおり打撃痕は複数あった」

綴「つまり、犯人は加賀美君を数回にわたって殴打したんですね?」

大刀「ああ。そういうことだね」

大刀「さらにもう1つ。加賀美の手の先に血で『149』と書かれてあった」

149……? なんだろ、ダイイングメッセージか……?


【Info】
コトダマ【加賀美の死体】ゲット!
加賀美はランドリーにうつ伏せになって倒れていた。傷口付近は僅かに濡れていた

コトダマ【149】ゲット!
加賀美の倒れていた床の傍に書かれてあった血文字


↓2
1洗濯機の中
2机の上
3入り口付近
4他の場所へ

行動力・22



ふと、机の上にある不自然な点に気付いた。
これは……なんだろう? なんだか不自然なくらいに濡れているけれど……何か飲み物でも溢したのかな?


【Info】
コトダマ【濡れた机】ゲット!
ランドリーの机は不自然なほどに濡れていた


↓2
1洗濯機の中
2入り口付近
3他の場所へ

行動力・21



綴「? これ、なんだろ」

加賀美君が倒れている場所から一番近い洗濯機の中を覗くと、そこにはランドリーに似つかわしくない物が。

須崎「なんだそりゃ、プラスチックの容器みたいだけど……」

綴「なんでこんなものがランドリー……しかも洗濯機の中に?」

須崎「さあな。その中に洗濯する予定だった物でも入れてたんじゃないか?」

大刀「アンタ……それはさすがに適当すぎやしないか?」

須崎「それくらいなんでこんなものがあるのか意味わかんねぇってこった」

でも須崎君の言うとおりだ。なんでこんなものがここにあるんだろう?


【Info】
コトダマ【プラスチックの容器】ゲット!
ランドリーにある洗濯機の中に放り込まれていた。サイズとしてはかなり大きい


↓2
1入り口付近
2他の場所へ

行動力・20

さらに私はランドリーの入り口付近にやってくる。

ここには何もおかしな点はないかな……って、あれはなんだろう?

綴「トンカチ……?」

見た感じ汚れもない、新品同様の物のようだ。
なんだろう、何か気になるな……


【Info】
コトダマ【トンカチ】ゲット!
加賀美の死体付近にあったトンカチ。これといった汚れは見当たらない


ランドリーでの捜査はこれくらいかな?
次はどうしよう……?


↓2
1聞き込み(相手の名前も)
2捜査(場所の名前も)
3ヒント(メダル消費)

行動力・19

【加賀美の個室】

摩耶「あら、綴さん」

次に訪れた加賀美君の個室。そこにはすでに摩耶さんがいた。

綴「摩耶さんもここを調べに?」

摩耶「ええ。被害者の部屋を調べるのも捜査の基本だからね」

摩耶「彼、引きこもってたこともあってほとんど謎のままだったし」

綴「そうですね……」

せっかく部屋から出てきてくれたのに、あんなことになるなんて……


↓2
1机の上
2ゴミ箱

行動力・19

加賀美君の机の上を調べる。するとそこには何やら1枚のメモ用紙が置いてあった。


【21時55分にランドリーに来い。外への手掛かりを見つけた】


綴「これは……!?」

私が驚いていると、摩耶さんが隣から顔を覗かせた。

摩耶「ふむ……どうやらこれは犯人からの手紙と見て間違いないわ」

摩耶「呼び出し場所といい、その時間といい……」

綴「これで加賀美君はランドリーに呼び出された……?」

摩耶「ええ。彼、早くここから出たがっていたし、事件前にはあのDVDで全員動揺していたから……」

摩耶「普段の彼ならともかく、あのときだったらまんまと呼び出されてもおかしくはなさそうね」


【Info】
コトダマ【呼び出しの手紙】ゲット!
加賀美の個室から発見。
『21時55分にランドリーに来い。外への手掛かりを見つけた』と書かれていた。


↓2
1ゴミ箱
2摩耶にアドバイスを貰う
3他の場所へ

行動力・18



綴「摩耶さん、その……1つ聞きたいことがあるんですけど」

摩耶「捜査についてのアドバイスってところかしら?」

さすが、見抜かれてたか……

摩耶「そうね。まずアリバイを調べるのは重要よ。さっきの手紙からすると加賀美君は21時55分までは生きていたことになるから……その前後のアリバイが無い人が必然的に容疑者候補になりえる」

摩耶「綴さんはそのころ、何をしていたか覚えてる?」

綴「えっと……藍原さんと大刀さんの2人と私の部屋にいました。夜時間のアナウンスも、3人で聞いてます」

綴「……あっ、そういうことですね!」

摩耶「そう。つまりこれだけで綴さん自身のアリバイが確定していると同時に、藍原さんや大刀さんのアリバイも同時に成立していることになる」

摩耶「あとはとにかく、普段との相違点を探してそこからさらに捜査する場所を広めたらいいわ。今回は鈍器のようなもので殴られているとなっているから関係ないけど、もし凶器が包丁なら食堂の厨房だって捜査の対象になる」

綴「なるほど……」


【Info】
コトダマ【綴達のアリバイ】ゲット!
綴・藍原・大刀は21時~22時までの間綴の部屋にいたのでアリバイは成立

綴「ところで摩耶さんはこの後どうするつもりですか?」

摩耶「そうね……これから、全員のアリバイを調べて回るつもりよ」

摩耶「なんなら後でその結果を報告してあげるから、綴さんはそれ以外の捜査をしたらどう?」

綴「え? でも私素人ですし私がアリバイ調査をした方が良くないですか?」

摩耶「こういうのって案外素人目線の方がいろいろと閃きが出るものなのよ」

摩耶「それに私だってアリバイ調査をして終わり、っていうわけじゃないしね。本職の私ならアリバイの聞き込みも手早く終えれるし」

……それもそうか。ならお願いしようかな?


【Info】
以後一定時間までの間摩耶への聞き込みが不可になりました
摩耶がアリバイ調査をするため、綴がアリバイを聞きこむ必要がなくなりました


本日ラスト
↓2
1聞き込み(相手の名前も)
2捜査(場所の名前も)
3ヒント(メダル消費)

行動力・17

ではここまでで

基本的には週毎に弧消スレと交代で更新していきますので、よろしくお願いします

何かあればどうぞ

今日の21時頃更新予定お願いします

あと今回はダミー選択肢もあるので、お願いします

あっちでイメージキャラの話題でたけどこっちは考えてる?

>>753
現時点では弓乃と摩耶と綺礼の3名だけですかね

21時頃更新予定
よろしくお願いします

少し遅れます
だいたい30分くらいかな

始まるんだべ


【寄宿舎 廊下】

十六夜「……誰かと思えば、綴か」

加賀美君の部屋から出た私はなんと十六夜君に遭遇した。

綴「十六夜君も捜査?」

十六夜「無論だ。本職の摩耶や医学に詳しい大刀がいるとはいえ、その2人が確実に信用できるわけではないからな」

綴「……」

それはまあ、理解はしたくないけど納得できてしまう。
十六夜君の言い分だって正論と言えば正論なのだ。

さて、何を聞こうか?


↓2
1捜査の進展具合を尋ねる
2加賀美について何か気になることはなかったか
3自由安価

行動力・17

綴「捜査の進展具合はどう?」

十六夜「普通だ」

いや、普通って……

綴「他に何か言いようはないの?」

十六夜「というか、まだ捜査が始まって言うほど時間は経過していないんだぞ」

十六夜「そんな短時間で素人が捜査を手際良く進めろっていうのが無茶な話だと思うが?」

それは確かに……。

嘘を言ってるようには見えないし、本当にまだこれといった手掛かりは掴めてなさそうだ。


↓2
1加賀美について何か気になることはなかったか
2その他自由安価
3他の場所へ

行動力・16

綴「じゃあ、加賀美君について何か気になることとかないかな?」

十六夜「それこそ愚問だな。アイツは事件当日の朝までほとんど部屋に引きこもっていたんだぞ?」

十六夜「それは事件当日だって同じことだ。それまでほどじゃないにせよ、アイツは部屋から引きこもっていた」

十六夜「……あの男について知りたいのなら、俺ではなくアイツと親しかったヤツにでも頼んでみるんだな」

加賀美君と親しかった人?
それって……あの人たちだよね?


↓2
1自由安価
2他の場所へ

行動力・15



加賀美君と親しかった人というと、2人思い浮かぶけど……どっちに話を聞いたらいいんだろう?


↓2
1聞き込み
2捜査
3ヒント

行動力・15



【食堂】

氷河「…………」

食堂。そこの席に氷河君がうなだれるようにして座っていた。

……無理もない。事件当日の朝、彼と須崎君は仲良さそうにしていたからなぁ……

綴「あの、氷河君」

氷河「……ああ、綴さん」

氷河「ごめんね……食堂の捜査して、ほんの少し休憩するつもりなだけだったのに……」


↓2
1食堂で何か気になることはなかったか
2加賀美について何か気になることはなかったか
3その他自由安価

行動力・14

綴「加賀美君について何か気になることはないかな?」

すると氷河君は少し思案顔になり、やがてこう答えた。

氷河「そういえば彼、暗いところが苦手って言ってたよ」

暗いところが苦手……?

氷河「あまり詳しい話は聞けなかったけど、よっぽど重症だったらしくて……」

氷河「寝るときも部屋の明かりは絶対に消さないほどだったんだって」

綴「そこまで……」

氷河「確かこれは俺の他に須崎君と、京極さんが知ってたと思うけど……」


【Info】
コトダマ【加賀美の体質】ゲット!
加賀美は暗いところになると極端に怯えるようだった。それを知っているのは京極・須崎・氷河の3人だけ


↓2
1食堂で何か気になることはなかったか
2その他自由安価

行動力・13

そういえば、食堂を捜査していたみたいだけれど……

綴「何か食堂で不自然な点はあった?」

氷河「冷凍庫の氷とかが収納されている場所が、不自然に何もないスペースがあったかな」

氷河「たぶん前日に誰かが使ったんだと思うけど……それか、一色さんが使ったのか」

綴「なんで一色さん?」

氷河「彼女、料理当番だっただろう? だからなんとなくそう思ったっていうか……」

まあ、それもそうか……

でも不自然に消えている氷か……やっぱり気になるな。


【Info】
コトダマ【食堂の冷凍庫】ゲット!
食堂の冷凍庫の中にあった氷の類は一部不自然なほどに空きのスペースがあった


↓2
1自由安価
2他の場所へ

行動力・12



なんとなく、次何をすればいいかわかってきた気がするぞ……


↓2
1聞き込み
2捜査
3ヒント

行動力・11



【寄宿舎 廊下】

綴「一色さん!」

一色「あら、綴さん。そんなに急いでどうなさったんですか?」

綴「少し、聞きたいことがあって」

一色「……なるほど。わかりました」

一色「わたくしに答えられることはすべて答えさせていただきますわ」

よし、じゃあ何を聞こう?


↓2
1食堂の冷蔵庫・冷凍庫について
2何か気になることはないか
3昨日は何をしていたか

行動力・11

綴「一色さんって毎日の料理当番でしたよね?」

一色「はい、そうですね」

綴「なら少し聞きたいんですけど……ここ最近で冷凍庫にあった氷、使いましたか?」

私の問いに一色さんは少しポカンとした。

一色「……使いはしましたが、量にすると微々たるものです」

一色「せいぜい飲み物のグラスに入れる際ですし……」

となると、小さめの氷を数個使ったってだけか……


【Info】
コトダマ【一色の証言】ゲット!
一色はこれまでの間、厨房にあった氷は飲み物のグラスに入れるときくらいでしか使ってないとのこと


↓2
1何か気になることはないか
2昨日は何をしていたか
3自由安価
4他の場所へ

行動力・10

綴「何か他に気になることはありませんか?」

一色「気になること……」

一色「そういえば昨日は少しすることがあって、部屋に戻ったときにはすでに夜時間を回っていたのですが……」

ふむふむ。

一色「消灯された寄宿舎の廊下、とはなかなかにスリルがある風景でしたね」

綴「へ?」

一色「なんというか、想像を遥かに凌駕するほどに真っ暗となっていました」

そ、それは事件には関係ないんじゃないだろうか……?


【Info】
コトダマ【夜時間の寄宿舎】ゲット!
夜時間になると寄宿舎は消灯され、かなり真っ暗になるようだ


↓2
1昨日は何をしていたか
2自由安価
3他の場所へ

行動力・9

綴「昨日は何をしていましたか?」

一色「昨日ですか……夕方までは京極さんと一緒に探索をしていて、そこから21時頃まではランドリーで時計の修理をしていました」

時計の修理?

一色「須崎さんの時計が壊れたらしくて、それの修理を頼まれたんです」

一色「その際は須崎さんの工具セットを使用させていただきましたわ。もっとも、最初は氷河さんの申し出があったんですが、それを須崎さんが断ったんです」

一色「それが終わった後は校舎の方にいた京極さんと合流して、また探索をしていました。もっとも、時間としては短かったですが」

時計の修理に、工具セット……

ううん、何か気になるな。


【Info】
コトダマ【時計の修理】ゲット!
事件前日、須崎は壊れた時計の修理を一色に頼んでいた。
そのことを知ってるのは須崎・一色・氷河の3人

コトダマ【一色の証言・2】ゲット!
事件前日に須崎に時計の修理を頼まれた際、最初は氷河の工具セットを使おうという話になったが直後の須崎の申し出により須崎の工具セットを使用することになった
その後一色はランドリーで21時前までずっと修理に取り組んでいたとのこと



キーン、コーン……カーン、コーン……


『ボクはね、すっごい怒ってるんだよ』

『もうおこだよ。激おこだよ』

『……理由は特にないけどね!』

『さて! それじゃあオマエラは捜査を切り上げて校舎1階にある赤い扉の中に入ってください!』

『いよいよメインイベントの学級裁判が始まるよ~!!』


……学級裁判。

一色「いよいよですか」

綴「この“学級裁判”で加賀美君を殺した犯人を突き止めないと……私たちが死ぬんですよね」

一色「ええ。もっとも、犯人を突き止めたところで代わりにその犯人が死ぬことになるんですが」

なんて悪趣味なやり方なんだろう。

……真実を暴くことはもう慣れっこだけど。
そうすることによって“この中の誰かが死ぬ”だなんて……

……でも、やるしかないんだ。
真実を暴くのも慣れっこだけど、それで相手の人生が狂うのも……ある意味、慣れっこだし。


【Info】
捜査パート終了します

ってわけで今回はここまでやで

意外に早く終わったな捜査。てっきり明日明後日までは続くものかと……(スピード的な意味で)

じゃ、裁判書き溜めしてから投下となるので次からは林間学校となります
よろしくお願いします

何か質問等あればどうぞ

詳しい日時は未定ですが近々こちらをchapter1終わりまで更新予定、お願いします

データが消えてしまったひとつ前の綴さんスレの交渉人が殺害された事件の犯人って誰だったんですか?

>>803
壬生さんやね


こっちは明日裁判前までやって、明後日から裁判開始かな?
裁判開始は遅れるかもしれませんが明日の更新はやると思われる
よろしくお願いします

一応今日の21時前に裁判前まで進めます
安価はないからお暇な方はよろしければどぞ



【エレベーター前】

校舎1階。赤い扉の部屋。
そこに入ると、すでに私以外の全員が揃っていた。

鳳「おう。綴で最後みたいだな」

氷河「……で、これからどうしろっていうんだ?」

藍原「そんなん、モノクマが来てくれないとわかりようがないというかねぇ……」

モノクマ「お呼びでしょうか!」

小鳥遊「ひいっ!?」

突如現れたモノクマに小鳥遊君が驚いてしまう。

須崎「おい! これで全員揃ったぞ!」

アルサブ「次はどうすればいい?」

モノクマ「んーと、確かに全員揃ってるみたいだしね。じゃあ次はエレベーターに乗りましょうか!」

モノクマ「そうしてたどり着いた先がオマエラの命運を分ける裁判場だよ!」

命運を分ける、か……

綺礼「生きるか死ぬかの裁判、か」

十六夜「それなら早く行くとするぞ。時間を無駄にするのは性に合わないからな」

モノクマ「はいはい! じゃあオマエラはすぐにエレベーターに乗ること!」

モノクマ「ボクは先に行ってるからね~!!」

そう言い残してモノクマが先にその裁判場とやらに行ってしまう。
……そうだ。摩耶さんにアリバイ調査の結果を聞いておかないと。

綴「摩耶さん……」

摩耶「ええ。全員のアリバイについてよね?」

よかった。話が早く済みそうだ。

摩耶「加賀美君が夜時間手前までは生きていたことを考えると、その時間帯にアリバイが無い・または不十分と思われるのは次の5人」

摩耶「十六夜君・氷河君・綺礼君・弓乃さん」

摩耶「そして……一色さんよ」


【Info】
コトダマ【摩耶の証言】ゲット!
摩耶のアリバイ聞き込みの結果により、事件発生時間の中でアリバイが無いのは一色・十六夜・綺礼・氷河・弓乃の5人ということが判明


綴「一色さんもなんですか?」

確か彼女は21時から夜時間頃までの間、京極さんと一緒に校舎を探索していたはずだけど……。

私の疑問を察したのか、摩耶さんはふるふると首を振った。

摩耶「一色さんと京極さんが一緒にいたのは22時になる15分ほど前。つまりそこから先の一色さんのアリバイは不確定なの」

摩耶「どうやら野暮用があるとのことでその時間帯に彼女は京極さんと別れたみたいだけれど……」

摩耶「怪しい、と思わない?」

綴「…………」

一色「綴さん、摩耶さん」

不意に一色さんが私たちに声をかけてくる。

綴「は、はい。どうしました?」

一色「いえ……どうしたも何も、残りは2人だけですので」

確かに周囲を見るともう私と摩耶さん以外の人は全員、エレベーターに乗っているみたいだった。

摩耶「ごめんなさい。すぐに行くわ」

綴「……はい」

とにかく、これ以上の考えは裁判で明らかにするしかない。
みんなで話し合えば今回の犯人は必ず明らかになるはず……そして私たちはその人を犠牲にして、生きていくしかないんだ。


□■□■□


鳳「死刑を待つ囚人ってよ、こんな気持ちなのかもしれないな……」

夢見「やめてくださいよ……」

弓乃「ですが、今の私たちの状況も鳳さんの言うそれと酷似しています」

京極「ははっ、小さな体をしているわりに度胸はあるみたいだね弓乃さんは」

大刀「そういうアンタもなかなか冷静そうだけどね……」

エレベーターが下降する中、数人の人がそうやって話をする。
無理もない。こんな意味不明な状況、話でもしないとやっていけないだろう。

そんな中私はジッと……目を瞑った。



――超高校級の翻訳家、加賀美文吾君。
こんな異常な事態にもっとも気を病んでいた彼。でも、勇気を出して外に出てみんなと話をしようとしていた彼。

そんな彼が……この中の誰かに殺された?

信じたくはない。みんなを信じようとした矢先にこんなことが起きたなんて。しかもそれが私たちの誰かが起こしたことなんて。

でもそれが真実なら、私は暴かないといけない。

例えそれが信じたくない真実でも。嘘と疑念に埋もれた真実でも。私は加賀美君の死の真相を暴かないといけないんだ。

……そうして始まる。

命懸けの騙し合い。

命懸けの裏切り。

命懸けの謎解き。

命懸けの言い訳。

命懸けの信頼。

――そして、命懸けの学級裁判。


【Info】
学級裁判へと移行します

コトダマリスト


コトダマ【モノクマファイル1】ゲット!
被害者は加賀美文吾。死体発見場所はランドリー
犯行時刻は昨夜午後21時~22時の間
頭を鈍器のようなもので数発殴られて死亡

コトダマ【加賀美の死体】ゲット!
加賀美はランドリーにうつ伏せになって倒れていた。傷口付近は僅かに濡れていた

コトダマ【149】ゲット!
加賀美の倒れていた床の傍に書かれてあった血文字

コトダマ【トンカチ】ゲット!
加賀美の死体付近にあったトンカチ。これといった汚れは見当たらない

コトダマ【綴達のアリバイ】ゲット!
綴・藍原・大刀は21時~22時までの間綴の部屋にいたのでアリバイは成立

コトダマ【加賀美の体質】ゲット!
加賀美は暗いところになると極端に怯えるようだった。それを知っているのは京極・須崎・氷河の3人だけ

コトダマ【濡れた机】ゲット!
ランドリーの机は不自然なほどに濡れていた

コトダマ【時計の修理】ゲット!
事件前日、須崎は壊れた時計の修理を一色に頼んでいた。
そのことを知ってるのは須崎・一色・氷河の3人

コトダマ【一色の証言・2】ゲット!
事件前日に須崎に時計の修理を頼まれた際、最初は氷河の工具セットを使おうという話になったが直後の須崎の申し出により須崎の工具セットを使用することになった
その後一色はランドリーで21時前までずっと修理に取り組んでいたとのこと

コトダマ【夜時間の寄宿舎】ゲット!
夜時間になると寄宿舎は消灯され、かなり真っ暗になるようだ

コトダマ【食堂の冷凍庫】ゲット!
食堂の冷凍庫の中にあった氷の類は一部不自然なほどに空きのスペースがあった

コトダマ【摩耶の証言】ゲット!
摩耶のアリバイ聞き込みの結果により、事件発生時間の中でアリバイが無いのは一色・十六夜・綺礼・氷河・弓乃の5人ということが判明

コトダマ【呼び出しの手紙】ゲット!
加賀美の個室から発見。
『今日の夜時間前にランドリーに来い。外への手掛かりを見つけた』と書かれていた。

コトダマ【プラスチックの容器】ゲット!
ランドリーにある洗濯機の中に放り込まれていた。サイズとしてはかなり大きい

コトダマ【一色の証言】ゲット!
一色はこれまでの間、厨房にあった氷は飲み物のグラスに入れるときくらいでしか使ってないとのこと

次の更新は未定。ですが早いうちにやれたらそれはとっても嬉しいなって

コトダマの時点ですでに犯人の割り出しは可能。>>1の考える事件はそんなもんだからね、仕方ないね

では何かあればどうぞ。こっちのイメージキャラはまだ考えてない
そろそろアニメ知識が尽きかけてるんだよなぁ……


アリバイ不十分組の中だったら氷河が怪しい…
やっぱ支援絵はイメージキャラに合わせて描いたほうがいいんですかね

>>812
いや、別にそういうわけではないです
そのあたりはなんというか、自由にね?(暴論)

もしかしたら明日の20時くらいに裁判開始できるかもしれないでござる
ただ中断の区切りを見失ってるから帰宅後の最後の仕上げで決まるでござる

一応20時頃裁判開始という体でお願いするでござる
ではさようなら

おはようございます
早起きしすぎて6時頃から裁判を書き溜めてました

とりあえず中断までは書けたので本日20時頃はじまりますね

そろそろ始めんべ

学 級 裁 判
開廷!!

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおきですが……」

モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロ以外がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが、晴れて卒業となりまーす!」

京極「ちょっといいかな?」

いよいよ始まった“学級裁判”。
まずは京極さんが挙手をした。

モノクマ「およ? どうしたの?」

京極「議論には関係ないことだろうけど……あれってどういう意味?」

そうして京極さんの視線の先には――加賀美君の遺影が。もっとも、その写真も×印が刻まれているんだけれど。

モノクマ「死んだからって仲間はずれは可哀想でしょ?」

モノクマ「もっとも、あのニート君に仲間がいたのかは知らないけどさ!」

須崎「テメェ!」

摩耶「落ち着いて須崎君」

京極「……そう。ならもう1つ」

京極「私たちは全員で16人だけれど……どうして席が18個もあるのかな?」

モノクマ「別に深い意味はないよ? ただ“改装”したときになんとなく席も増やしたってだけ」

小鳥遊「改装……?」

モノクマ「おっとっと。ごめんよボクが議論の妨げをしてはいけないよね」

モノクマ「てなわけでオマエラ議論を始めてください!」

って、言われても……。

須崎「なにから話せばいいんだ?」

氷河「こういうのはやっぱり本職の人に任せたいところだけど……」

本職。つまりこういう事件の捜査や議論に精通してそうな人――超高校級の刑事、摩耶掬星さん。

摩耶「わかったわ。それならまずはあの現場について情報を整理しましょう」

綴「あの現場で何か不自然な点は無かったか。そこを話しあうんですね?」

鳳「んじゃ、まずはそれから話しあうとすっか?」

あの現場で何か不自然な点は無かったか……

なんでもいい。些細な疑問でもどんどん言っていかないと。
私たち全員の命が懸ってるんだから……!!

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・加賀美の死体
・加賀美の体質
・綴達のアリバイ


京極「殺人が起きたのは寄宿舎1階……」

京極「その【ランドリー】だったね」

摩耶「被害者は【加賀美文吾】君……」

十六夜「【死因は殴打】、だったな」

小鳥遊「つまり加賀美君は……」

小鳥遊「ランドリーにいたところを【正面から襲われて】……」

小鳥遊「それでそのまま、死んじゃったってことですよね……」


↓2
論破どうぞ

正解!

綴「それは違うわ!」論破!


綴「いや、小鳥遊君。加賀美君は背後から襲われたんじゃなくて、正面から襲われたんだよ」

小鳥遊「ええっ……?」

綺礼「あの男の体はうつ伏せになっていた。つまり、背後から襲われていないとあんな体勢にはならないということだな?」

アルサブ「そんなものは現場を見れば誰もがわかるはずだ。議論をするまでもない……」

小鳥遊「ご、ごめんなさい……」

一色「いえ、気にすることはありません。彼が背後から襲われたというのがわかっただけでも一歩前進ですから」

十六夜「つまり、腕力の差を口実にして容疑者から外れることは無くなったわけだな?」

十六夜「加賀美は背後から襲われている。つまり女でもあの男を殴打することが可能というわけだ」

その言葉にシン……と場が静まる。

綴「……そうだね。これでわかったことは“犯人は男子か女子どちらか”ということだよ」

綴「十六夜君の言うとおり、腕力の差を理由にして容疑者から外れるなんてことはできない」

十六夜「よく理解しているな」

藍原「ま、待ってぇな! そんなら私と綴はんと大刀はんはアリバイがあるでぇ!」

するとそこに藍原さんが話に割り込む。

弓乃「アリバイ……ですか?」

藍原「そうや! モノクマファイルには加賀美はんが死んだのは午後21時~22時の間ってなってるけど……」

藍原「その時間私と大刀はんは綴はんの部屋にいたんや!」

夢見「それが本当なら、少なくとも3人のアリバイは成立ってことになりますけど……」

大刀「ああ。藍原の言ってることは本当だよ」

鳳「んなら綴・藍原・大刀の3人はアリバイ成立ってことか……」

弓乃「……そもそも、加賀美さんはいったい何時まで生きていたんでしょう?」

弓乃「モノクマファイルには午後21時~22時となっていますが、正確な時間までは割り出せていません。まずはそれをはっきりさせれば、おのずとアリバイが成立する人も出てくるのでは?」

京極「確かにそうだね。まずはそれをはっきりさせておこうか」

摩耶「それにしても、弓乃さん意外と冷静に頭を働かせてくれてるのね。なんだか大人びて見えるわ」

大刀「…………」

弓乃「よく言われます」

加賀美君がいったい何時まで生きていたのか……

次はそれをはっきりさせておかないと……!

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・呼び出しの手紙
・濡れた机
・時計の修理


夢見「加賀美さんがいったい何時まで生きていたか、ですか……」

須崎「誰か最後に加賀美を見たヤツはいねぇのか?」

氷河「【俺は見てないな……】」

鳳「……そういえばオレ、廊下で加賀美を見かけたぞ」

鳳「あれは確か……【21時30分頃】だったか」

藍原「そんなら間違いあらへんな!」

藍原「加賀美はんは【午後21時30分頃までは生きていた】んや!」


↓2
論破どうぞ

正解!

綴「それは違うわ!」論破!


綴「ううん。加賀美君は午後21時30分以降も生きていたんだよ」

綴「少なくとも夜時間……午後22時手前まではね」

藍原「そうなんか!?」

綴「加賀美君の個室で見つけたこのメモ用紙……夜時間にランドリーに来るよう指示してある」

綴「つまりこれって彼が夜時間になるまで生きているって根拠になるよね?」

綺礼「確かにそうなるな」

一色「ならそれを踏まえて、その夜時間になるまでの間にアリバイの無い人物を特定していきましょうか」

それならすでに判明しているはずだ……!


↓2
コトダマを提示しろ!

正解!

綴「これで証明できる……!」解!


綴「みんな、捜査時間に摩耶さんにアリバイについて尋ねられたと思うけど……」

氷河「ああ、そういえばそうだったっけ……」

綴「その摩耶さんの捜査結果と、今の加賀美君が午後22時頃までは生きていたという事実を照らし合わせると……アリバイの無い人間は5人になるんだ」

綴「十六夜君。綺礼君。氷河君。弓乃さん。そして……一色さん」

十六夜「ふんっ……やはりこうなるわけか」

綺礼「…………」

氷河「俺もかぁ……」

弓乃「…………」

一色「まあ、不十分とは言えますわね」

私に指摘された5人が思い思いの反応をする。2人ほど無反応だったけれど……

夢見「つまり、その5人の中の誰かが犯人だというわけですね……?」

京極「その犯人を見極めるには、やはり現場の違和感を少しずつ解明していくことだね?


現場の違和感……そうなるとやっぱり気になるのは……

綴「凶器、だよね……」

ポツリと呟くと、それに呆気にとられたような声を出す人がいた。

須崎「はぁ? 何言ってんだって。凶器なんて現場にドンと落ちてただろ?」

鳳「それって、あのトンカチのことか?」

須崎「そうだ! あれが間違いなく凶器でしか考えられないだろ!」

あのトンカチが凶器……?
いや、そんなはずはない。あれが凶器なわけがない……!

ご飯で離脱だよ。何かあればどうぞ

絶対絶望少女結局そう遠くないうちに発売ってことしかわからなかったね(遅い)

トンカチだけにトンチンカンってか?

【審議中】
 ババ        バババ  ババババ
    バババ ∧_,∧  ババ ∧_∧ バババ
  ∧_∧バ( ´・ω・∧_∧ (・ω・` ) ∧_∧
 (´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
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 バババ  `u-u'. バババ ババ `u-u'

なんだこの状況は! 説明しろ>>835!!

あと少ししたら始まるべさ

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・トンカチ
・モノクマファイル1
・一色の証言


須崎「凶器なら現場にドンと落ちてただろ!」

アルサブ「あの【床に落ちていた】トンカチのことだな?」

藍原「確かに【モノクマファイルの死因とも一致】しそうやけど……」

小鳥遊「あ、あんなもので殴られたらひとたまりもありませんよぉ!」

須崎「つまり犯人は加賀美を背後から【トンカチで殴打】したってわけだ!」

弓乃「背後から数発、ですか?」

須崎「おう! 間違いねぇだろ!」


↓2
論破どうぞ

>>835
                        |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\

                              !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、        |  F I R S T   |              /`l _
                            l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉       \_____ノ             ,、.   l  |/ 〉
                           |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ               ―- 、          ,l |  l  |レ' ,、   ,、
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       ミミ               ー、_  |:::::::::::::::::::::::::::::::::、            彡彡      ー―   ,.-'´  _, - '_´  | .! .   | .l
         ミミ、         _ ー、_ !:::::::::::::::::::::::::::::::/  、  、    /´               (_,.- '´| L-'´ _)  l,i   | .!
           \    k‐'´. ノ(¨ヽ....,.-‐ ',:::::::::::::::::::::::::::,'_   \ \                      ,.-'´  ,.-'"       i' l
           .      l! `ヽ、⌒   Yil   !:::::::::::::::::::::::::i `ヽ、  ヽ ヽ                    {,.- '´| |         i' /.
                 |   入   \、||、. !:::::::::::::::::::::::l  / へ                            、|,i         '-'´
  / ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ.      ! /  リ`ー―'ヘ ヽ.i:::::::::::::::::::::j ./  、  :l           、
  l C O M E S メ       l  f´       ヽ . ヽ::;;;;;;;;::r"i l  r‐   リ          ‐-、
   ヽ______/      |.  {_         `V .`ー=ニ ィ' フ¨ ,ヘ /         ‐-、
             / /ヽ  `‐-、―-、 __!ニ == _  Y     f‐ '' "~ ̄ ̄`ト- 、  ヽ、           ―-
            / / / `、 ‐i、_〉   こ`ヽ、   、 _ !     ノ  ノ(    ノ   :i           ィ彡'⌒ヾミヽ..
               {   ....`‐'´     }  ー‐' "~  ヽ   /il  .⌒...::::::::,    ム   ー-- _ .彡'      ヾ 三
                、..:: ヽ;:;:;:;:   ⊂´、  ,、_   、  .../ l!、    ノ、;:;:    l     ̄ ̄
 ィ彡三ミヽ             \   ` ‐-、_;: r‐' ノ /   `~ ̄ ̄    \,.. -‐'  乂;:;:;:  !
ィ彡'⌒ヾミヽ、__    _ _ . `ー-、;:;:;  Τ~ ー' ―---‐`ー--‐'' "~       `、;:;  l
        ー―'´  ̄          ヽ  `、                       }  `、
                    _, イ` ..:: `)                     Y ::,,,,,,. `ヽ.
       /`l _          (^rュィ'´ ,.r― '                     ヽニ,へ ;;,, う
    .,、.   l  |/ 〉                ̄                             `^¨
    ,l |  l  |レ' ,、   ,、          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    ,! L.-ヾ=,'  l |   l |       |  R O C K ... |
 ,.-'´  _, - '_´  | .! .   | .l       \______/
(_,.- '´| L-'´ _)  l,i   | .!

  ,.-'´  ,.-'"       i' l
{,.- '´| |         i' /.
    、|,i         '-'´

【トンカチ】で【トンカチで殴打】を論破

正解!

綴「それは違うわ!」論破!


綴「いや、あのトンカチは加賀美君を殺した凶器とは考えにくいよ」

須崎「な、なんでだよッ!?」

綺礼「あのトンカチで殺すほどに殴打したと考えるとだ。当然トンカチ自体にも血痕は付着するだろう」

夢見「数発も殴ったのなら、なおさらですかね……」

綴「それなのにあのトンカチは汚れすら何も無かったよ。まるで新品同様みたいだった」

綴「つまりあのトンカチが凶器として使われたとは考えられないんだッ!」

十六夜「むしろ犯人を別の人間と誤認させるための物……そう考えるのが妥当だろう」

須崎「な、なるほどな……」

氷河「なら……加賀美君を殺した本当の凶器はなんだったんだ?」

摩耶「確かに、あの現場に凶器になりえそうな物は他には何も無かったけれど……」

いや、それは違う。
あの現場には確かに凶器は無かった……でも、その痕跡はあったはずだ。


↓2
コトダマを2つ提示しろ!

プラスチックの容器、食堂の冷凍庫かな?

不正解!

発言力
5→4

違うッ……もっと明確な痕跡がランドリーに残されてたはずだ……!


↓2
再安価

今回も事件が簡単な分ミスには厳しく行くよ
いや、ミスにはというかこっちの用意した正解ルート以外は不正解にするよ的な


不正解!


発言力
4→3

もっと、本当の凶器が加賀美君殺害に使われたという根拠があるはず……!


↓2
再安価

正解!

綴「これで証明できるね!」解!


綴「ランドリーの机。それと加賀美君の頭部の傷跡付近……」

綴「このあたりが不自然なほどに濡れていたんだよ」

氷河「濡れていた、だって?」

大刀「ああ。それは検死を担当したアタシも見ているから間違いないよ」

夢見「ですが、なんでそんなことになっているんでしょう……?」

摩耶「この事件の真の凶器がなんなのかを示しているんだよ」

凛とした声で摩耶さんが言う。

アルサブ「ほう?」

一色「たかが頭部の傷口と机が濡れていたからといって、本当にそれだけで凶器が何なのかわかるんですか?」

摩耶「ええ。それは綴さんだってわかってるはずよ?」

摩耶「そうよね、綴さん?」

……ここで私に振るのか。

須崎「綴答えろッ! 加賀美を殴った凶器がトンカチじゃねぇってんなら、本当の凶器はなんだってんだ!?」

加賀美君を殴打した、本当の凶器。それは――


【閃きアナグラム 開始!】
  こ  ら  -
 り  う ぽ
   お   ん た


↓2
正しい順番に並び変えてください

正解!

綴「そうかわかったよ!」解!


綴「氷……」

須崎「は?」

綴「犯人は氷を使って加賀美君を殴打したんだよ。それなら、時間が経てば氷は自然に溶けて……現場から消失する」

須崎「マ、マジかよ……!?」

藍原「氷で加賀美はんの頭を殴ったってわけなんか!?」

鳳「ま、まあそれなら確かに現場に凶器が無いのも納得できるけどよぉ……」

摩耶「でも、私も綴さんと同じ意見よ。加賀美君は間違いなく氷で頭を殴られて殺されたわ」

氷河「やけに言い切るな……」

でも、それは間違いないんだ。
間違いなく、彼は氷を使って頭を殴打されているんだ……!

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・食堂の冷凍庫
・呼び出しの手紙
・トンカチ


氷河「確かに【氷が凶器】なら事件発見時に凶器が消失してても当然だけど……」

須崎「それはあくまでオメェらの憶測だろ!?」

藍原「机と【加賀美はんの頭が濡れていた】のだって、まったく別の要因かもしれへんしなぁ……」

小鳥遊「机の方は……乾いてない『洗濯物がそこに置かれていた』から濡れていただけじゃないでしょうか?」

弓乃「加賀美さんの頭にしても、『直前にシャワーを浴びていた』可能性だって……」

鳳「ロリショタコンビは黙っててくれ……」

須崎「とにかくだ! 【氷がランドリーに持ち出されてない】以上……」

須崎「凶器が氷だって決めつけるのは早計ってことだ!」


↓2
論破or同意

正解!

綴「それは違うわ!」論破!


綴「ううん。氷が持ち出された根拠ならあるんだよ」

綴「厨房の冷凍庫……氷が収納されてる場所、そこには事件前と事件後で不自然な空きスペースが生まれていた」

京極「なるほど。つまり犯人がそこから凶器となった氷を持ち出したから、事件前と事件後で不自然な空きスペースができてしまったと」

綴「そういうことだよ」

と、ここでアルサブ君が話に割り込んできた。

アルサブ「そういうことか。確かにそれならば厨房にあった氷が持ち出されたと言えるな」

綺礼「どうした? 何か言いたげじゃないか」

アルサブ「当然だ。納得しきれてないことが1つあるからな」

アルサブ「さて、それじゃあ綴文佳。お前の手腕を見せてもらおうか?」


アルサブ「ショーダウンだ」反論!


アルサブ「お前の言うとおり、厨房の冷凍庫の件がある以上そこから氷が持ち出されたのは認めてやろう」

綴「なら、何が納得できないっていうの?」

アルサブ「もちろん、その後の話だ」

アルサブ「確かに厨房から氷は持ち出されたかもしれない……だが、それがランドリーに運ばれたという根拠はあるのか?」

アルサブ「まさか、その程度の根拠も無しに言っているわけではないだろう?」

つまり、氷が厨房からランドリーに運ばれたという根拠を示せばいいわけだ……
それなら、やってあげるよ!

【反論ショーダウン 開始!】
コトダマ
・プラスチックの容器
・トンカチ
・モノクマファイル1


アルサブ「お前の言うとおり、厨房から氷が持ち出されたことは認めてやる」

アルサブ「だがその氷がランドリーに運ばれたという根拠はあるのか?」

アルサブ「どこかランドリーとは関係ない箇所に運ばれたということもあり得るんじゃないのか?」

アルサブ「【氷が厨房から持ち出された】ことは確定事項でも……」

アルサブ「それが【ランドリーに運ばれたという根拠】は無いのだからな」


↓3まで。全員正解or正解者コンマ合計80以上でクリア

正解!

綴「その真実、暴かせてもらうね!」論破!


綴「ランドリーの洗濯機の中にプラスチックの容器が入っていたのを見つけたんだ」

綴「厨房を1度でも利用した人なら、これが何なのかわかるんじゃないかな?」

京極「ああ、それなら私も見たな」

弓乃「……氷を作るための容器だったと記憶していますが」

綴「そうだよ。そんなものがランドリーにあった以上、氷がランドリーに持ち運ばれたのは確かな事実なんだ!」

摩耶「付け加えて言うなら、そんなものをランドリーの床に置きっぱなしにするわけでもなく洗濯機の中に隠すように入れているなんて……まるで事件に関係していると言わんばかりだと思うけれど?」

アルサブ「……ふん。さすがにそれくらいは理解していたか」

するとアルサブ君はそんなことを言っておとなしく引き下がった。
と思えば今度は夢見さんが口を開く。

夢見「あの、その容器を隠すということで少し疑問に思ったんですけれど……」

夢見「犯人は何で、その容器を厨房に戻さなかったんでしょう?」

須崎「言われてみりゃあそうだな……洗濯機の中なんてところに隠すくらいなら、いっそ厨房に戻せばよかったのによ」

十六夜「アホが。そんなことすらわからないのか?」

須崎「誰がアホだとコラ!!」

……アホ、は言い過ぎかもしれないけど。十六夜君の言うとおりそんなのはすでにわかりきっていることだ。

犯人が氷を持ち運ぶ際に使用した容器を厨房に戻さなかった理由、それは……


↓2
1夜時間で食堂が立ち入り禁止になっていたから
2廊下が真っ暗で危険だったから
3洗濯機の中に隠すことに意味があったから

正解!

綴「これだ!」解!


綴「考えてもみてよ、さっきの議論の流れで明らかになったけど、犯行時間は夜時間手前からなんだよ?」

綴「そこから加賀美君が来るのを待って、さらに殴打の隙を狙う……それだけでも時間はそれなりにかかるのに犯人は殴打を数回行っている」

京極「まあ、犯行を終えるころには夜時間になっているだろうね」

須崎「それがなんだってんだ?」

鳳「アホ。夜時間の決まりを思い出してみろよ」

氷河「水が出ないことか?」

一色「そっちではなくて……食堂への立ち入りを禁止するというあれですか?」

綴「うん。食堂への立ち入りが禁止されている以上、容器を厨房に戻せるわけがないよね?」

十六夜「だからこそ犯人は仕方なく容器を洗濯機の中に入れて隠した……」

十六夜「見た目どおりのアホだな。こんなことすら見抜けないとは」

須崎「アリバイのねぇ犯人候補様に言われたくはねぇなぁ……!」

京極「はいはい、そこまでだ」

パンパンと手を叩いて京極さんが場を鎮める。

京極「とにかく今までの流れでわかったことを整理するとだ。犯人が使った真の凶器は氷で、それを偽装するために容器を洗濯機の中に入れて隠し、さらにトンカチをランドリーの床に放置した」

京極「何故犯人は加賀美君を数発に渡って殴打したのかと疑問は残ってはいるものの……今手掛かりと言えることはそれくらいだろう」

藍原「そんならそこからどう話を進めるん?」

弓乃「そもそもですが、あのトンカチはどこから調達したんでしょう?」

弓乃「私はそれなりに校内の探索にも協力していましたが、あんな物は見かけたことすらありませんでした」

夢見「言われてみれば……」

あのトンカチがどこから調達されたものか……それはおそらく……


↓2
1工具セット
2裁縫セット
3モノクマから貰った

正解!

綴「これだね!」解!


綴「確か男子には工具セット、女子には裁縫セットが配られているんだったよね?」

綴「それならあのトンカチは工具セットから調達されたんじゃないのかな?」

大刀「そのあたりは男子に聞いた方が良さそうだね」

大刀「……どうだい? 工具セットっていうのにあのトンカチは入っていたのかい?」

その言葉に須崎君が返事をする。

須崎「おう……最初部屋に入ったときに確認したけど、確かにあのトンカチは工具セットん中に入ってたぞ」

小鳥遊「なら、あれを用意できたのは男子の人たちだけ……」

……あのトンカチを偽装に使えたのは男子だけ?

いや……あの人だけは別のはずだ。


↓2
怪しい人物を指名しろ!

正解!

綴「貴女しか、いない!」解!


綴「一色さん……」

一色「はい?」

綴「一色さんなら、あのトンカチを用意できたんじゃないの?」

鳳「おいおい……まさか一色は本当は男だったー、ってオチじゃねぇよな?」

大刀「黙ってな」

一色「……もしかしてあの時計修理のことを言っていますの?」

小鳥遊「時計修理……?」

綴「確か一色さん、須崎君が所持していた時計の修理を昨日頼まれていたんですよね?」

綴「……そのときに工具セットを須崎君から渡されているはずです」

須崎「ああ……そういやそうだったな」

一色「ええ、確かに昨日私は須崎さんから工具セットを受け取り……時計の修理をしていましたわ」

一色「ですがそれはあくまで時計の修理をしていただけのこと。それ以外のことは何もしていません」

やっぱり、今の一色さんならそう言うしかないよね……。

氷河「怪しいな……」

藍原「氷河はん?」

須崎「確かに、結局時計の修理がまだ終わってないだかでオレの工具セットもまだ返してもらってないし……」

弓乃「……一色さんにはアリバイもありませんでしたよね?」

十六夜「ならば現在の第一有力容疑者は一色……お前ということだ」

一色「ですが、お忘れですか? 確かに私は工具セットを扱える唯一の女子だったかもしれません……」

一色「アリバイの有無も、弓乃さんの言ったとおりです」

一色「それでも、それはあくまで私が容疑者になっているだけでしょう? 他の男子の人……十六夜さん・綺礼さん・氷河さんの3人だってアリバイが無く工具セットを自由に扱える人のはずですが」

綺礼「あのトンカチを偽装できた可能性があるから容疑者だと言うのなら、一度私の部屋に行って工具セットを確認してもらってもいいぞ?」

綺礼「私はこの学園に来てから工具セットなど、見てはいるもののその封を開けたことなんてないのだからな」

氷河「いいや……確認するまでもないと俺は思うな」

不意に氷河君がそんなことを言う。

夢見「どういうことですか?」

氷河「言葉通りだよ。俺は十六夜君の言うとおり一色さんが第一有力容疑者……いや、犯人だと思う」

一色「…………」

確かに、他にも一色さんが犯人だと言っている証拠はある。
しかもこれまでとは違う、決定的な証拠が。

……でも、これって正しいのか?
正しいなら問題ない。問題ないんだけど……もしこれすらも偽装だとしたら、本当の犯人は誰になる?

いいや、迷う必要はないはずだ。
だってそれがどんな真実でも。嘘に塗り固められた真実でも。暴くって決めたんだから。

そうじゃないと私たちは……ここで、終わってしまうんだ。


学 級 裁 判
中断!!

ではここまで
久々に裁判組み立てたなぁ……そうでもないか?

次回は裁判後半戦。ただし長さ的には前半より短いもよう
>>1の組み立て方がド下手だからね、仕方ないね

何かあればどうぞです
イメージキャラそろそろ固定されつつある……のかなぁ

それは違うね→それは違うな!→それは違うわ!
と推移してるけど「それは違うわ!」が一番キレがあるように見えるな何故か

こけしの論破台詞は何だろう

「それは違うんじゃないかなー…あ、ごめん何でもない」かもしれない

学級裁判の席18だと…順当に考えれば荒巻と江ノ島かな

最近更新遅れぎみだな……すいません

一応明日の20時頃更新予定、お願いします

決定的な矛盾を見つけてしまったけど無視してこのまま進めます

22時頃お願いします

学 級 裁 判
再開!!


アルサブ「……それで? お前の言う一色が犯人だといえる根拠は何になる?」

氷河「ダイイングメッセージ……」

須崎「ダ……なんつった?」

摩耶「ダイイングメッセージ。被害者が残した犯人の正体を掴むための重要な手掛かりのことよ」

京極「推理小説では出血した際の自分の血で書かれた血文字などが用いられているな」

弓乃「それがあの現場にもあったというわけですか?」

鳳「それってあの“149”とかって血文字のことか?」

鳳君が言うと氷河君は頷いた。

氷河「あれがダイイングメッセージだとするとだよ。あの数字は一色さんを示していることになる」

小鳥遊「1は“いっ”を、4は“し”を、9は“き”を示しているということですか?」

夢見「最後がいささか強引と思えなくもないですが……まあ、納得はできますね」

須崎「そ、それなら一色が本当に犯人だってのか!?」

……一色さんが犯人?
怪しいのは間違いない。間違いないんだけど……本当にそれでいいのか? 何か、間違えてはいないんだろうか……?

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・加賀美の体質
・モノクマファイル1
・トンカチ


綺礼「あの【血文字がダイイングメッセージだとすると……】」

綺礼「確かに、一色君が犯人だと指し示す根拠にはなる」

鳳「確かにあれが偽装でもない限りそう考えるのが妥当だろうけどよ……」

京極「だが、そのままあのダイイングメッセージを解釈していいのだろうか?」

藍原「何か『別の読み方があるかもしれへん』ってこと?」

一色「そもそも、加賀美君に【あの血文字が残せたかどうかも怪しい】と思えますが……」

氷河「いいや、加賀美君にあの血文字は残せたと思うな」


↓2
論破or同意

思い切り使用
精神力
8→7


【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・加賀美の体質
・モノクマファイル1
・トンカチ


綺礼「あの血文字がダイイングメッセージだとすると……」

綺礼「確かに、一色君が犯人だと指し示す根拠にはなる」

鳳「確かにあれが偽装でもない限りそう考えるのが妥当だろうけどよ……」

京極「だが、そのままあのダイイングメッセージを解釈していいのだろうか?」

藍原「何か『別の読み方があるかもしれへん』ってこと?」

一色「そもそも、加賀美君に【あの血文字が残せたかどうかも怪しい】と思えますが……」

氷河「いいや、加賀美君にあの血文字は残せたと思うな」


↓2
論破or同意

正解!

綴「それは違うわ!」論破!


綴「あの血文字が偽装かどうかはわからないけど……でも、あれを加賀美君が残した可能性があるのも事実だよ」

摩耶「モノクマファイルに書かれてある、数発の殴打……」

摩耶「これが真実なら、少なくとも犯人は加賀美君が死ぬその瞬間まで何回も殴打を繰り返していることになるけれど……」

鳳「死ぬまでの間に時間があるなら、あの血文字を書けた可能性だってあるってわけだな」

そうだ。モノクマファイルにも書いてあったとおり、加賀美君は数発に渡って殴打されている。
つまり完全に絶命するまでに少なからずの時間があり、加賀美君はその間にダイイングメッセージを書いたものだと――

夢見「ですが、1つ疑問があります。なんで犯人は数発にも渡って加賀美さんを殴打したんですか?」

不意に夢見さんがそう疑問を口にした。

弓乃「何故、と言われましても……」

鳳「単純に手元が狂っただけじゃねぇの? それか1発じゃあ仕留め切れなかったか」

綴「ッ……!?」

今の鳳君の言葉に私は何か電流が走った感覚に陥る。
なんだろう、今の。何か、何か気になるような……!

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・一色の証言
・加賀美の体質
・モノクマファイル1


京極「犯人が何故彼を数発に渡って殴打したか、か……」

鳳「『単純に手元が狂っただけ』じゃねぇの?」

藍原「それか、1撃じゃ仕留めれヘんかったかやなぁ……」

十六夜「そもそも、加賀美は昨日の朝までは疑心暗鬼に陥っていたくらいだ」

綺礼「そんな男を殴ることすら、至難の技だと思うがね……」

須崎「テメェらは黙ってろ!」

摩耶「つまり、『彼を不意打ちしようとした……』」

氷河「もしくは【別の要因】だって考えられると思うな」


↓2
論破or同意

正解!

綴「それに賛成だわ!」同意!


綴「摩耶さんの言うとおり、犯人は加賀美君を不意打ちしようとしたんだ」

摩耶「翻訳家とはいえ、彼はこの中じゃ比較的背丈は高い方だったから……」

摩耶「そんな彼を殺すには不意打ちをするしかなさそうね」

京極「だが、不意打ちをするにしてもどうやってそれを可能にする?」

小鳥遊「そもそも加賀美さんを不意打ちするにはどうするのが一番適切なのか……」

加賀美君を殺害するにあたって不意打ちを選んだ犯人。
その犯人が取った不意打ちの方法は……あれしかない。

綴「加賀美君、どうやら暗いところが随分苦手だったみたいでね」

綴「暗いところに行くと極端に怯えてしまう体質だったみたいなの」

大刀「つまり、犯人が加賀美を殺した状況は……」

弓乃「暗闇からの襲撃……」

ランドリーの証明を消したのだろう。そうなれば一面が真っ暗になり、加賀美君を襲いやすくなる。

ただ……それを踏まえると。犯人は1人に絞られるんだ。

摩耶「綴さん、どうやらわかったみたいね? 犯人の正体が」

須崎「犯人の正体だぁ?」

摩耶「私も、ついさっきの夢見さんの言葉を聞くまでは誤認していたわ。これは刑事失格かもしれないわね……」

鳳「おいおい! どういうことだよ説明しろ綴!!」

……これまでの議論を考慮して、その上で犯人を絞っていくと……1番該当しているのは……


↓2
怪しい人物を指名しろ!

正解!

綴「キミしか……いないんだ!」解!


綴「氷河翼君……」

綴「キミが真犯人なんじゃない?」

須崎「は、はぁ!? 待てよどうして氷河が犯人になるんだ!?」

氷河「そ、そうだ! 確かに俺にはアリバイが無いけど、だからっていきなり犯人扱いだなんて……!」

摩耶「いきなり、とは到底思えないけど?」

摩耶「むしろ最大の失敗は加賀美君を殺害するときに選んだ状況……“暗闇”を選んだことね」

氷河「ど、どういう意味だよ……?」

綴「加賀美君の暗闇恐怖症を知っているのは氷河君と須崎君……」

綴「それと、京極さんの3人だった」

綴「もし一色さんが犯人ならそんな状況下を選ぶ意味が無いんだよ!」

氷河「ッ……!?」

京極「確かに、普通暗闇の中なら常時より警戒心を強めるのが自然だ」

藍原「そないなら、不意打ちには不向きと違うん?」

摩耶「ただし、それは加賀美君の体質――暗闇の中では極端に怯えてしまう体質を知っている3人は別よ」

摩耶「それに、怯えてしまうってことは少なからず騒ぐものでしょうし……」

小鳥遊「そ、それなら暗闇でも加賀美さんの居場所をある程度は特定することができますよ!」

そう。暗闇の中で加賀美君の居場所が見つけられなくても、その怯えから発せられる声で居場所を特定することが可能なんだ。

綺礼「だが、それでも不確定すぎる策じゃないか?」

綺礼「仮にあの男が大きな声で騒いでしまったら、それだけで外を歩く人間に異変を感づかれる場合だってあるだろう」

摩耶「そのあたりについては、他の2人に証言をお願いしましょうか?」

須崎「……そういや、アイツ。その暗闇恐怖症を誰かに知られるのが怖かったらしくて……」

京極「怯える際の悲鳴はいつもできるだけ抑えている……と言っていたな」

綴「それなら、ランドリー内の氷河君だけがその様子に気づいても不思議はないよね?」

氷河「ぐッ……!!」

その端正な顔を見る見るうちに歪ませ、氷河君が歯ぎしりをして私を睨む。

綴「どう? 反論があるなら聞くけど……」

氷河「なるほど……その推理はなかなかだ。高得点は間違いないだろうね」


氷河「だけど、その推理は美しくないッ!!」反論!


氷河「確かにランドリーの明かりを消せば暗闇が出来上がると思うかもしれないが……」

氷河「それはとんだ見当違いだ!」

綴「見当違い……?」

氷河「あのランドリーの間取りをよく考えればすぐにわかることだ! あのランドリーで完璧な暗闇を作り上げることは不可能だって!」

【反論ショーダウン 開始!】
コトダマ
・夜時間の寄宿舎
・モノクマファイル1
・綴達のアリバイ


氷河「確かにランドリーの照明を消せば……」

氷河「ランドリーは真っ暗になり、加賀美君もその体質でパニックになってしまうかもしれない」

氷河「だがあのランドリーをよく思い出してみてくれ!」

氷河「あの【ランドリーの入口は開閉する扉ではなかった】はず!」

氷河「いくらランドリーの電気を消したところで……」

氷河「【廊下からの明かりがランドリーにまで差し込んでくる】んじゃないのか!?」


↓3まで。全員正解or正解者コンマ合計100以上でクリア

正解!

綴「その真実……暴かせてもらうね!」論破!


綴「……思い出してみてよ。さっきの話で、加賀美君を呼び出したのは夜時間手前だけど、犯行を行ったのは夜時間になってからだと思うよ」

鳳「呼び出した時間が夜時間の手前で、そっから加賀美を隙を見つけたりするとどうしたって数分はかかるからな……」

氷河「そ、それがどうしたっていうんだい?」

綴「加賀美君が殺されたのが夜時間になってすぐなら……廊下だって消灯されてるはずだよね?」

夢見「そうか! それなら廊下から照明の光がランドリーに差し込むことはありえませんよ!」

そう。犯行が行われたのが夜時間になってからなら、廊下だって消灯されているはずなんだ。

綴「夜時間の廊下が真っ暗になるのは、少なくとも一色さんが証言している。ですよね?」

一色「はい……」

氷河「じゃ、じゃああのダイイングメッセージはどうなるっていうんだ!?」

摩耶「それもキミが偽装したものなんでしょう?」

ふと摩耶さんがそう言い放った。

小鳥遊「偽装……ですか?」

氷河「な、何を言ってるんだ? さっきあのダイイングメッセージは加賀美君が書いた可能性もあるってなったばかりで……」

摩耶「それはあくまで“彼があの血文字を書けた可能性”でしょう? “彼が149という血文字を書けた可能性”だとは思えないけれど」

須崎「似たようなもんだろ!?」

綴「……いや、違う。摩耶さんの言うとおりだよ」

十六夜「ほう?」

摩耶「どうやら綴さんも気づいたみたいね?」

綴「……ええ」

彼が“あの149という血文字は書けない”……でも“血文字自体は書けた”。
その事実を証明する根拠は……


↓2
1犯行当時は暗闇だったから
2加賀美に出血が無かったから
3超能力

正解!

綴「これだわ!」解!


綴「犯行当時は暗闇……そんな中であんな正確な血文字が書けるかな?」

藍原「それくらい感覚でなんとかならへんの?」

綺礼「いや、それ以前に彼は数発に渡って殴打されているんだったな」

綺礼「それなら彼は暗闇の中、数発に渡って殴打されながらあんな正確に読めるダイイングメッセージを残したということになる」

鳳「ちーとばっか妙だなそれは」

一色「なら、私に罪を擦り付けようとしたのは……やはり……」

十六夜「氷河ということになるな」

氷河「ッ……!?」

すると氷河君はグッと歯ぎしりをした。

夢見「? すると、あのトンカチを用意したのも……」

京極「当然彼だろうね」

氷河「……オレは、あんなもの用意していない」

氷河「そうだッ! そもそもオレは工具セットを開けてすらいない! だからオレは無実だ!」

綴「…………」

氷河「工具セットを開けてない以上、オレに犯行は不可能! だからオレは無実だ!」

綴「……ううん。キミには工具セットを開けるタイミングがあったはずだよ」

氷河「な、何を……」

氷河「言いがかりをつけるのも大概にしてくれッ!! オレは……そんなことしていないッ!!」

氷河君が工具セットを開けたタイミング……それを証明するんだ!

【パニックトークアクション 開始!】


氷河「確かにオレにはアリバイも無い!」

氷河「加賀美君の体質も知っていた!」

氷河「時計の修理に関してもオレは認知していた!」

氷河「だがそれがなんだっていうんだ!」

氷河「オレがあのトンカチを用意した証拠もない……いや、それ以前に……」


氷河「【オレはそもそもあの工具セットを開けてすらいないッ!!】」


↓2
正しい順番に並び変えろ!
     一色
  の      言2
      証

正解!

綴「その心……暴かせてもらうね!」論破!


綴「そもそも、その時計の修理……最初はキミの工具セットを使おうとしていたんじゃないの?」

綴「でも、その後で須崎君にその申し出を断られた……」

綴「その際、こっそり封を開けていたとか……」

氷河「な……ななななな……」

綴「……今から今回の事件を振り返ってみるよ。もしそれで反論が無いのなら……」

綴「自分の罪を、素直に認めることねッ!!」

【クライマックス推理 開始!】

綴「まず、犯人は加賀美君を夜時間手前にある場所に呼び出した……それが今回の現場となった( A )よ」

綴「そこに犯人はあらかじめ持ち運んでおいた( B )を机にでも置いて待機していたんでしょう」

綴「そうしてランドリーで待っていた犯人は、加賀美君が来ると話をしつつ隙を見計らう……そして夜時間となり、廊下の照明が消えたところで犯人は( C )をしたの」

綴「それによりパニックになった加賀美君……犯人はその加賀美君の声を頼りに( B )で彼を殴打した」

綴「さすがに暗闇で正確に急所を狙えるはずもなく……結果として数発に渡って殴打をしたわけだけどね」

綴「そうして加賀美君を殺害した犯人は血文字で( D )と床に書いて、洗濯機の中に凶器を持ち運ぶ際に使った( E )を隠した……」

綴「それらの犯行が可能だったのは、アリバイも無く罪を擦り付ける対象であった( F )のアリバイが不十分になるであろうことが予測でき……さらに工具セットの封を開けている人間」

綴「これら全部の条件に合致するのは( G )! キミしかいないッ!!」


【キーワードリスト】
A…今回の現場は?
B…今回の本当の凶器は?
C…夜時間になったとき、犯人が行った行動は?
D…犯人が偽装したダイイングメッセージは?
E…凶器を持ち運ぶ際に使った道具は?
F…犯人が罪を擦り付けようとした人間は?
G…今回の犯人は?


↓3まで
正解者が1人でもいればクリア



綴「これがすべての真実よ!」


綴「まず、犯人は加賀美君を夜時間手前にある場所に呼び出した……それが今回の現場となったランドリーよ」

綴「そこに犯人はあらかじめ持ち運んでおいた氷を机にでも置いて待機していたんでしょう」

綴「そうしてランドリーで待っていた犯人は、加賀美君が来ると話をしつつ隙を見計らう……そして夜時間となり、廊下の照明が消えたところで犯人はランドリーの照明を消したの」

綴「それによりパニックになった加賀美君……犯人はその加賀美君の声を頼りに氷で彼を殴打した」

綴「さすがに暗闇で正確に急所を狙えるはずもなく……結果として数発に渡って殴打をしたわけだけどね」

綴「そうして加賀美君を殺害した犯人は血文字で149と床に書いて、洗濯機の中に凶器を持ち運ぶ際に使ったプラスチックの容器を隠した……」

綴「それらの犯行が可能だったのは、アリバイも無く罪を擦り付ける対象であった一色さんのアリバイが不十分になるであろうことが予測でき……さらに工具セットの封を開けている人間」


綴「これら全部の条件に合致するのは氷河翼君! キミしかいないッ!!」Complete!



氷河「ぐぐぐぐぐ……」

綴「反論は……無い、みたいだね」

十六夜「ふん……これで終わりのようだな」

綺礼「くだらん幕引きだ……」

須崎「お、おい……マジでオメェが犯人なのかよ?」

須崎君が信じられないといった感じで氷河君を見る。
だけど本人は悔しげに唇を噛みしめて、それだけ。須崎君への返答は無し。

須崎「畜生があああッッッ!!」

それを肯定と察した須崎君がそうやって叫ぶ。

加賀美君と親しげにしていた、須崎君と氷河君。氷河君が加賀美君を殺したという事実は須崎君に重くのしかかってしまったようだ。

……当然、私だって辛い。こんな真実、暴きたくはなかった。

氷河「……ははっ」

そうやっていると氷河君が不意に“笑った”。

アルサブ「おい、何がおかしい」

氷河「おかしい? ……ああ、何もかもがおかしいよ」

氷河「殺しをすれば外に出られると言いながらこんな後だしルールを出してきたモノクマも……そしてほいほいオレに気を許した加賀美君も! 全部おかしすぎるだろ!!」

藍原「な、何言うてんねん!」

氷河「もういいって! 結局オレはもう外には出られないんだ! だったら早くおしおきなりなんなりしてくれ!」

氷河「“あの子”のいない世界なんてオレには耐えられないんだッ!!」

あの子……?

須崎「おい……何がどうしたってんだよ……!?」

氷河「モノクマ! さっさと投票タイムだ! 早くしてくれ!」

モノクマ「お、おう……まさかそんなにも死に急ぐ人だなんてね。さすがのボクでも予想外かな」

モノクマ「じゃあオマエラ! お手元のスイッチでクロと思われる人物に投票してください!」

綴「ま、待ってよ……」

だけどモノクマは待たない。
待つはずがない。

モノクマ「さてその結果は正解なのか、それとも不正解なのかッ!」

モノクマ「さてどうなんだー!?」




  MONOKUMA
    VOTE

ジャララララララララララララ……

 |ヒョウガ|ヒョウガ|ヒョウガ|

テッテレー!

チャラララララララララララ……


学 級 裁 判
閉廷!!

終わりだよ
ようやく終わりだよ

続きは明日になります。新スレ立てるべきかな……おしおきまでやっておこうかな

では何かあればどうぞ
このスレで事件の難易度は求めてはいけない(戒め)

おはようございます。今日の夕方に17時頃再開予定です

最初脱落二人がいろいろ可哀想なのは1の力量不足……
4作品やってまだ力量不足かよってなりますがね

ではよろしくお願いします

投下予告を守らない1は雑な扱いされても仕方ないからね(結論)

20時頃やれたらやります
無理でしたら21時頃で

なあに、ここ以上のとこなんてゴマンとあるさ…



モノクマ「はいはい、大正解ですよ!」

モノクマ「今回超高校級の翻訳家である加賀美文吾クンを殺したクロは……」

モノクマ「超高校級のフィギュアスケーターである氷河翼クンでしたー!」

結果はどうやら正解、らしい。

これで私たちの処刑は免れた……だけど、当然素直に喜べない。
それもそうだ。だって私たちがの処刑が免れたということは。裏を返せば氷河君の処刑が決定されたってことになる。

……そんな状況で、素直に喜べるわけがなかった。

須崎「おい……マジなのかよ……」

その中でも一際落ち込んでいるのは須崎君だった。
だけど氷河君はそんな須崎君など気にもしていないようだった。

氷河「さあ。早く処刑をしてくれ」

藍原「ちょ、なんでそんな処刑されたがってるん!?」

小鳥遊「氷河君……?」

鳳「せめてどうしてこんなことをしたのか、その訳を言えっての!」

京極「あのDVDが原因ということはなんとなくはわかるのだが……」

モノクマ「まあそうだよね。あんなもの見せられて氷河クンが冷静でいられるわけがないもんね?」

摩耶「何もかも計算通りって言わんばかりの口ぶりね……」

モノクマ「おっと、失敬」

摩耶さんの言葉にモノクマがクスクスと笑いながらそう言った。

夢見「……さっき、“あの子のいない世界”って言ってましたけど……」

アルサブ「すると、その“あの子”とやらが関係するDVDだったみたいだな」

氷河「…………」

綴「答えてよ、氷河君。せめて……そこだけははっきりと教えて欲しい」

すると私の言葉が伝わったのか、氷河君はそっと下を向きながら返事をしてくれた。

氷河「……オレ、外の世界に将来を誓った彼女がいるんだ。彼女っていうか……婚約者みたいな」

弓乃「婚約者……」

氷河「って言っても、正式な関係じゃないよ。だってオレもその子もまだ学生だからな」

大刀「正式な婚約者じゃないにせよ、将来を誓い合った仲の相手がいる……」

大刀「そういうわけか」

綴「じゃあ……あのDVDは……」

氷河「最初は彼女からの応援メッセージみたいなものだったよ。希望ヶ峰学園を卒業すればその後の人生が約束されるっていうのはこの場にいる全員が知ってるよな?」

氷河「オレはそれが目的だったんだ。ここを卒業してその約束をされれば、将来は安泰だからな」

氷河「フィギュアスケーターだってずっと続けられるとも思えないから……オレにとってこの希望ヶ峰学園からのスカウトはまさに好都合だった」

氷河「だけど……あのDVDには……」

ダンッと氷河君が席を叩く。

氷河「最初は応援メッセージだったそれはすぐに一変したさ! 彼女が映っていた映像は突然乱れて、次に映ったのはボロボロになった家だけ!」

氷河「そんなものを見せられたら……!」

京極「……だが、その映像に彼女さんの死体は映ってなかったんだろう?」

氷河「だったらどうだって言うんだよッ! 死体が映ってないから問題は無いって言うのか!?」

氷河「オレはそんな簡単に割り切れないッ! 割り切れない……!!」

あくまで冷静に言葉を放つ京極さんに氷河君が憎しみを露にしてそう言い放った。

つまり「俺、希望が峰学園を卒業したら結婚するんだ…」状態と
開始前に死亡フラグ立ってたんじゃしょうがないね

綴「でも……仮にこの裁判が氷河君の勝ちだったとしてもさ。人を殺した手でその彼女を触れるの?」

綴「そんな罪にまみれた手でッ! 彼女を幸せに出来たっていうのッ!?」

氷河「うるさいッ! 綴さんにオレの何がわかるんだ!!」

氷河「会って数日のくせに……知った風な口を聞くな!」

モノクマ「うぷぷ……」

私と氷河君の言い争いを見てモノクマが嬉しそうに笑う。

摩耶「……わかったわ。それじゃあ話を事件の方に戻すけど」

夢見「事件って……まだ何か気になることがあるんですか?」

摩耶「ええ。ずっと疑問に思っていたことが1つあるの」

鳳「……なんだよそれ?」

摩耶「簡単よ。……ねぇ氷河君、キミはどうして加賀美君を殺しのターゲットにしたの?」

ふと摩耶さんがそんな質問をぶつけた。

須崎「んだよそれ……」

綺礼「1番親しい仲の人間なら殺しを実行する隙が生まれる……そう考えたんじゃないのか?」

摩耶「確かにそれもあるでしょうけど……でも、氷河君は加賀美君の体質を利用して殺人を実行した」

摩耶「すなわち、加賀美君の体質を利用して不意打ちをしなければ殺人は成功しないと考えた……」

綴「そうか……」

一色「綴さん、摩耶さんが何を言いたいのかわかったのですか?」

綴「はい。……1番親しい人間をターゲットにしても、氷河君は加賀美君の体質を利用して不意打ちをしないといけなかった」

綴「なら、そんな体質を利用するなんて危険を冒さなくても……自分より体格の小さい人間を狙うのが確実だと思いませんか?」

摩耶「そのとおり。もしあのDVDを見てどうしても外に出たいと思うのなら……1番体格の小さな人間、小鳥遊君か弓乃さんを狙えばいい」

摩耶「だけど氷河君はそれをせず、敢えて加賀美君を狙った……」

鳳「言われてみれば確かにおかしな話だな……小鳥遊や弓乃には悪いけど」

小鳥遊「だ、大丈夫ですよ……」

弓乃「はい」

綴「もしかして、まだ何か隠していることがあるんじゃない?」

氷河「…………」

すると氷河君は下を向いたまま動かなかった。
その状態が数秒続くと、氷河君はやっと顔を上に、あ……げ……?


氷河「決まってるじゃないか! 小鳥遊君も弓乃さんも可愛いからだよ!」


鳳「はあっ!?」

氷河君は何やら恍惚な表情と言うべきか。うっとりとした顔をしてそんなことを言った。

氷河「言ってなかったっけ? オレ、可愛い物が大好きなんだよ」

氷河「なのに可愛い物を殺すなんてこと、できるわけないじゃん?」

アルサブ「……何を言っているんだこの男は」

十六夜「頭のネジでも吹き飛んだか……?」

京極「えっとだ……つまり、小鳥遊君と弓乃さんは可愛いから殺さなかったと?」

氷河「だからさっきからそう言ってるじゃん?」

なんだその理由……!?

氷河「一色さんも、ごめんね? 本当なら罪を擦り付けるなんてことしたくなかったんだけど……他に確実な相手がいなくてさ」

一色「ご心配なく。私は可愛いより綺麗系だと前の屋敷では評判だったので、氷河さんのポリシーは保たれてますわ」

藍原「あかん……そうは言いつつも目が笑ってないで……」

そんな理由で殺された加賀美くんの身にもなってください!!

綺礼「すると、殺害対象に女性は含まれていなかったのだな?」

氷河「ああ。そうなると必然的に相手は小鳥遊君以外の男子に限定される……」

氷河「だから加賀美君を狙ったわけ。須崎君は体格で大幅に負けてるし、鳳君は勘が鋭そう」

氷河「十六夜君・アルサブ君・綺礼君は体格では良い勝負してるだろうけど、その分頭の回転の早さで見抜かれそうだったから……」

氷河「だから消去法で加賀美君を狙ったのさ。ただそれだけ」

綴「それだけって……」

そのあまりにも氷河君が言っているのは思えない突拍子の無い言葉に私が戸惑っていると、須崎君が怒りを露にした顔で氷河君を睨んでいた。

須崎「ふっざけんなよ……可愛いだの可愛くないだのわけわかんねぇこと言いやがって……!」

須崎「んな理由で殺人をして良いわけねぇだろうが!」

氷河「須崎君の尺度で物事を考えないでくれよ。オレにとっては“1番親しい相手”よりも“可愛らしい人”が優先順位が高かったんだ!」

氷河「もちろん可愛くないから殺す、なんて考えは今まで起きたことはないけど……でも、彼女に会うための踏み台にならしてもいいって思った」

京極「踏み台……?」

鳳「なんだよコイツ……頭おかしいんじゃねぇのか?」

綴「……可愛い彼女に会うために、可愛くない加賀美君を犠牲にした……」

綴「それが加賀美君を殺した理由なんだね?」

氷河「ああ……そうだよ」

氷河「ほら、フィクションの話とかでたまに耳にするじゃん? “可愛いは正義だ!”っていうの」

氷河「オレの信条もそれなんだよね。可愛いは正義! 可愛いこそ絶対!」

氷河「つまりオレは信念に沿っただけなんだって!」

一色「……ダメですわ。頭が痛くなってきました」

あかん、ちーとも同情できん

モノクマ「残念だね氷河クン! やっぱりキミの思考は受け入れられないみたいだよ!」

氷河「……まあ、なんだっていいさ。どうせもうそろそろ“時間”なんだろ?」

時間って……!

モノクマ「そ! お仕置きタイムの時間だね!」

須崎「処刑ってことか……!」

モノクマ「うーん……にしてもまさか命乞いするどころか自分からお仕置きをされたがるなんて予想外だったなぁホント」

モノクマ「予想外だけど……これはこれで嬉しい誤算かもしれないね!」

綴「どういうことさ……!?」

モノクマ「だってこんなにも人の良さそうな氷河クンがそんなくっだらない理由で人殺しをしたんだよ!?」

モノクマ「人間見た目で判断しちゃいけないって言葉を体現してるようなものじゃない!」

十六夜「……俺達の疑心暗鬼を深めるには絶好の結末ってことだな」

弓乃「最悪ですね……」

モノクマ「まあ、本当なら命乞いをして絶望の表情をしてくれれば言うこと無かったんだけど……それはいいや。そういうのはあっちの方に期待するからさ」

? あっちって……?

私がその言葉を追求しようとするが、その前にモノクマがどんどん話を進めてしまう。

モノクマ「じゃあそういうわけだから記念すべき最初のお仕置き! 張り切っていきましょうか!」

須崎「……おい、氷河。最後にこれだけは言っとくぞ」

氷河「ん?」

モノクマ「超高校級のフィギュアスケーターである氷河翼クンのために!」

須崎「オレと……あと、加賀美も。お前のことダチだって思ってたんだぜ……?」

氷河「……そうか」

モノクマ「スペシャルなお仕置きを! 用意しました!」

氷河「でも、オレにとっては“友人”より“彼女”だった。それだけだ」


モノクマ「それじゃあ張り切っていきましょう! お仕置きターイム!!」


ぴこんッ☆

GAME OVER
ヒョウガクンが クロにきまりました
オシオキを かいしします

あっ…(察し)

ご飯で離脱

なんとかインパクトのある感じにしようと考えた結果、可愛いもの好きのスキルを利用しました

可愛いは正義だからね、仕方ないね

同情を買って影を薄くするかヒドイ理由にしてインパクトを残すか
少なくともこれまで一人目前者ばかりだし一人くらいこういうのがいてもいいんじゃねーの

まあこれまでの氷河含めた3人の動機を簡単に表すと
・バンド仲間を心配して
・自分の店を心配して
・彼女を心配して
ですからね。殺しに至るまでの経緯が違いますけども

30分頃になったら再開や工藤



【超高校級のフィギュアスケーター 氷河翼処刑執行】
【これが芸術!? 氷の美学ここに立つ!】

氷の床を氷河クンが滑ります。
それはまるで芸術のよう。華麗に、そして優雅に氷河クンはフィギュアスケーターとしての自分を発揮します。

するとその瞬間。氷の床の四隅にモノクマがヒビを入れるじゃありませんか!

そうなれば氷の床は崩れ落ち、その下に溜まる身も凍えるほどの湖に落ちていきます。
もちろんそれは氷河クンも例外じゃなく……彼の体はいつしか湖の中に落下していきました。


数分後。クレーンを操作してモノクマが湖から氷河君を引っ張り上げます。
するとどうでしょう! 湖はあまりにも極寒だったのか、氷河クンが氷漬けになってるじゃありませんか!
まさに芸術! これなら彼も本望――


パリィィィンッッッ!!


突然モノクマがクレーンで氷河クンを壁に向かって放り投げます。
氷漬けになっている氷河君はその衝撃に耐えられず、四方八方に砕け散りました。

後にモノクマはこう語ります。

「こんなの可愛くないやい!」

と。まるで氷河クンのようにして。


モノクマ「エクストリーム! アドレナリンが沁み渡りますねぇ!」

凄惨な処刑を目の当たりにして私たちは何も言えなかった。
あのアルサブ君や十六夜君達ですら、それは同じのようで……モノクマの耳障りな声だけが裁判場に響き渡る。

藍原「なんやのこれぇ……!?」

アルサブ「悪趣味なやり口だな……」

小鳥遊「うぅ……もう、嫌ですよ……」

モノクマ「嫌なら外への未練を断ち切ってここで仲良く暮らせばいいじゃん?」

モノクマ「オマエラが本当にコロシアイなんか起こさせない! って思ってればコロシアイなんて起きないって! まあそれが達成された前例が無いんだけどね?」

綴「……前例?」

モノクマ「おっとっと。これ以上は秘密だよ!」

モノクマ「あとアルサブクン! このオシオキを悪趣味だと思うのは勝手だけど、それを口に出すのは感心しないよ!」

モノクマ「ボクはもちろん、このオシオキに魅せられた人が悲しむからさ……およよ」

魅せられた……って。
すぐに全員の顔つきを確認する。確かに表情をあまり変えてない人も何人かはいるけれど、魅せられたって人は1人もいないように見えた。

鳳「こんなのに魅せられる変態がいるわけねぇだろ!」

一色「そうですわ……不愉快極まりありません」

モノクマ「うぷぷ……まあ本人もボクの言ってる意味がわかってないだろうし、この件についてはあまり言わないでおくよ!」

モノクマ「でももしまたオシオキが見たくなったら……コロシアイが起きるのを願っててよ! 誰かさんや!」

夢見「だから誰もそんなこと思ってませんって……!」

夢見さんの言い分を無視してモノクマはそう言い残し、裁判場から立ち去っていく。

綴「…………」

藍原「なんなん……これ、本当……」

小鳥遊「うぅ……」

摩耶「……帰りましょう。今は寝て、体を休める必要があるわ」

京極「同感だ。……一色さんも、それでいいかな?」

今回氷河君に利用された一色さんに京極さんが尋ねると、一色さんは静かに頷いた。

一色「構いませんわ。……彼は理論は破綻していても、自分の信条に基づいて行動していた」

一色「そのこと自体は理解できなくもないです。……もっとも、やはりその信条=殺人は容認できませんが」

鳳「当たり前だ……」

須崎「小鳥遊も……あんま気にすんなよ。いや、気にすんなっつっても無理な話だろうけど……」

小鳥遊「はい……」

藍原「須崎はん、意外と冷静になんやね……加賀美はんも氷河はんも、須崎はんとは親しかったと思ってたけど……」

須崎「ああ。オレは今でもあの2人はダチだと思ってるさ」

須崎「だからこそ……いつまでも取り乱してたらカッコつかねぇだろうが」

状況は悪い。でも、最悪というわけでもなさそうだった。
小鳥遊君のように動揺を隠せない人もいるけど、須崎君や一色さんのように頑張って頭を冷静にしている人もいる。

……だからこそ、さっきのモノクマの言葉が気になる。

もし、この中にさっきの処刑を楽しむような目で見ている人がいるとしたら……それはなんとかしないといけないだろう。

摩耶「……綴さん?」

綴「あ、はい。どうしました?」

摩耶「何か難しい顔をしていたから……」

摩耶「ほら、帰りましょう? いつまでもこんなところにいたって仕方ないわ」

摩耶「とにかく今は体を休めないといけない……そうでしょ?」

綴「ですね……」

そうだ。まずは体を休めて、明日に備えないと。

そうして私たちはエレベーターに乗り、学園の方へと戻る。
耳障りな機械音がエレベーターに響き渡る。その間、会話は一切無かった。

だからだろうか。そんな機械音に紛れて場にふさわしくない声が聞こえたのは。


――ふふっ。


綴「ッ……!?」

それは笑い声だった。
小さな、本当に小さな笑い声。

でも、それを誰が発したのかはわからない。



綴「…………」

今のは聞き間違い。空耳だと結論付けて私は考えるのをやめて、前を向く。
それは“現実に向き直る”ようでいて、おそらく“現実から目を逸らしていただけ”なのかもしれない……。


Chapter1 非日常編 完


【7日目 終了】


知人
弓乃、須崎

顔見知り
小鳥遊、京極、一色、夢見、加賀美(Dead)、アルサブ、藍原、摩耶、綺礼、鳳、十六夜、氷河(Dead)、大刀


プレゼント
ペーガンダンス
黄金のスペースシャトル
華麗な王子様


モノクマメダル
3枚

【学級裁判リザルト】

ノンストップ議論 ノーミス
反論ショーダウン ノーミス
コトダマ提示 2回ミス
人物指名 ノーミス
閃きアナグラム ノーミス
クライマックス推理 ノーミス

累計ミス 2回

モノクマメダル16枚ゲット!

所持モノクマメダル
3枚→19枚

Chapter1終了。氷河君には“人間何を考えているのかわからない”ということを綴さん達に植え付けてもらいました

次スレ建ててきますね
そしてそっちでテンプレ貼って少しやることやって今日は終わりということで

被害者なのに追撃でオシオキされる加賀美くんマジ不憫

なんか誤字ったかと思ったじゃねえか……

【安価】安価キャラでのダンガンロンパ2【コロシアイ学園生活】
【安価】安価キャラでのダンガンロンパ2【コロシアイ学園生活】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402750396/)

次スレです
こっちは埋めてもらって構いません

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