【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る5【安価進行】 (1000)

注意書
・舞台は希望ヶ峰学園
・皆さんの安価でキャラが誕生
・基本ルールは原作1と同じ
・展開次第でバッドエンドも
・オリキャラ苦手な人は注意
よろしくお願いします

【過去スレ】
【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る【安価進行】
【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る【安価進行】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383925062/)

【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る2【安価進行】
【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る2【安価進行】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385041733/)

【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る3【安価進行】
【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る3【安価進行】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385899584/)

【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る4【安価進行】
【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る4【安価進行】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386936074/)


前スレ貼れてなかったら作者が豚カツ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387893268

通信簿
【超高校級のレスキュー隊員】
御陵書乃(みささぎふみの)
精神・8 (+2)
交友・4 (+2)
身長 165cm
体重 51kg
スキル
勝負師→反論ショーダウン時、精神力一つ消費して相手のウィークポイントをその学級裁判の間一つ消す(一度の反論ショーダウンで一回だけ使用可能)
超直感→人物指名と証拠品提示時、精神力一つ消費して選択肢を三つに絞る
人助け→日常パート時、仲間が怪我をした場合率先して治療をする
幸運→日常パートの様々なコンマ判定で有利に
抜群の集中力→精神力に+2の補整
抜群の発言力→発言力に+2の補整
執念→裁判パートでミスした際に発動可能。精神力二つ消費してそのダメージを無かったことに
背水の陣→裁判パートでのあらゆるミニゲームで使用可能。精神力四つ消費してそのミニゲームをクリア扱いに(裁判中一度だけ使用可能。ペナルティ高め)

【超高校級の男装麗人】
神代真琴(かみしろまこと)
精神・9
交友・0
身長 171cm
体重 52kg
スキル 男装の風格→そこらの男よりも顔立ちは整っているので女生徒がよく集まる(女生徒との新密度は上がりやすい)
恥ずかしがりや→一定の新密度になるまでは話しかける際にコンマ判定。失敗すると話しかけることもできずに終わる
ストーカー→新密度を上げすぎると交友力の無さが災いして歪んだ愛情・友情表現をする。さらにクロになりやすくなる

【超高校級の幸運】
声伽学(こえとぎまなぶ)
精神・5
交友・4
身長 171cm
体重 64kg
スキル 幸運→コンマ判定時に補正
平常心→取り乱すことなく状況を見極める心の強さを持つ

【超高校級の探偵】【Dead】
佐倉梢(さくらこずえ)
精神・5
交友・4
身長 162cm
体重 49kg
スキル 見極め→必要のない情報の取捨選択がしやすくなる
気配り上手→仲間の心労を第一に考え、それを和らげることを得意とする

【超高校級の発明家】
首括くくる(くびくくりくくる)
精神・1
交友・1
身長167cm
体重56kg
スキル
発明→アイテム二つを消費して別アイテムに変化させる(コンマ判定あり)
スーパーマッド→発明のためなら手段を選ばないようになる
無気力とやる気→興味のないことにはとことん関心はないが、一度興味を示すとどこまでも追究する

【超高校級の演劇部】
御門ノノ(みかどのの)
精神・5
交友・0
身長148cm
体重40kg
スキル
仮面の演技→本音と嘘を使い分ける達人。その演技は並大抵では見きれない
声帯模写→老若男女様々な声色を使い分けれる
無我→演技していないときは無表情

【超高校級の巫女】
神原陽菜(かんばるはるな)
精神・3
交友・2
身長152cm
体重45kg
スキル
お日様少女→ほわほわとした雰囲気で場を和ますことが可能。ただし効果ないときは邪険にすら扱われる
誠実→常に誠心誠意を尽くして行動する

>>5
今度はさすがに修正

【超高校級の発明家】
首括くるり(くびくくりくるり)
精神・1
交友・1
身長167cm
体重56kg
スキル
発明→アイテム二つを消費して別アイテムに変化させる(コンマ判定あり)
スーパーマッド→発明のためなら手段を選ばないようになる
無気力とやる気→興味のないことにはとことん関心はないが、一度興味を示すとどこまでも追究する

【超高校級の演劇部】
御門ノノ(みかどのの)
精神・5
交友・0
身長148cm
体重40kg
スキル
仮面の演技→本音と嘘を使い分ける達人。その演技は並大抵では見きれない
声帯模写→老若男女様々な声色を使い分けれる
無我→演技していないときは無表情

【超高校級の巫女】
神原陽菜(かんばるはるな)
精神・3
交友・2
身長152cm
体重45kg
スキル
お日様少女→ほわほわとした雰囲気で場を和ますことが可能。ただし効果ないときは邪険にすら扱われる
誠実→常に誠心誠意を尽くして行動する

【超高校級の相撲取り】【Dead】
多和良伍(たわらあつむ)
精神・0
交友・4
身長190cm
体重103kg
スキル
一心不乱→やることを決めたらとにかく目的を達成するまで全力
男気→仲間を助けることを第一に考える

【超高校級の漫画家】【Dead】
神楽栄吉(かぐらえいきち)
精神・4
交友・8
身長177cm
体重69kg
スキル
ポジティブ→常に明るく前向きに物事を考えられる

【超高校級の建築家】
有府修二(ありふしゅうじ)
精神・9
交友・9
身長187cm
体重68kg
スキル
秀才→建築業に必要なのか、勉学はかなりできる
努力家→努力を忘れず常に高みを目指す
リーダーシップ→皆をまとめる力を持つ

【超高校級の剣道家】【Dead】
撫斬村正(なでぎりむらまさ)
精神・5
交友・5
身長180cm
体重69kg
スキル
終わりの美学→命が尽きる瞬間を常に求め続ける
本性→交友にマイナス補整。精神にプラス補整
殺しの剣→人を痛ぶる目的で剣道家に

【超高校級のプリマドンナ】【Dead】
香澄伊里亜(かすみいりあ)
精神・2
交友・8
身長164cm
体重46kg
スキル
美声→全員の新密度上昇率アップ
ゆるゆる系→ゆるい。小動物系なオーラを持ち、クロ候補次第では被害者になったりならなかったり

【超高校級の司書】【Dead】
涼川氷(すずかわこおり)
精神・2
交友・5
身長166cm
体重47kg
スキル
クーデレ→最初は新密度が上がりにくいが、とあるフラグが成立すると軒並み上がりやすくなる
無表情→御門には劣るが表情が読みにくい

【超高校級のデイトレーダー】【Dead】
花笠千景(かりゅうちかげ)
精神・7
交友・5
身長179cm
体重64kg
スキル
守銭奴→モノクマメダルを入手しやすい
駆け引き→コンマ判定時有利になる

【超高校級の騎手】【Dead】
荒巻凪沙(あらまきなぎさ)
精神・3
交友・3
身長165cm
体重45kg
スキル
俊敏→行動力が高く常に先頭に立ちたがる
勝ち気→どんな人が相手でも強気な態度。悪気はなくても反感を買う場合も

【超高校級のロックスター】【Dead】
玄鐘忌壱郎(くろがねきいちろう)
精神・9
交友・4
身長180cm
体重70kg
スキル
ゲリラライブ→突飛な行動を取りやすい
破天荒→行動に粗が目立つ
音楽家の耳→どんな細かな音でも性格に聞き分ける

【通信簿】
>>2
>>4
>>6
>>7
>>8
>>9

首括ファンの皆さんすいません……別に嫌いなわけじゃないよ?

【前スレクリスマス企画の大雑把なあらすじ】

仁さんの提案によりサンタへと変身した御陵と御門は同期の生徒にプレゼントを配ることに。
花笠に空気清浄機をあげ、涼川に腐川冬子の最新作をあげ、荒巻にペタミンクスをあげる。
さらに御陵は荒巻の服を優しく脱がしトナカイにジョブチェンジさせ、首括と不二咲のリア充っぷりを目撃するがそこに神からの使者が現れ……?

前スレ>>1000確認。初詣とか神原さんの独壇場やでー

……あれ? 初詣ネタもやるの僕?

そういやまだ半分も終わってないもんな……
と、とりあえず晩飯買ってくるね。腹減った(切実)

首括と御門はね、平和な学園生活ではクセはあれどまともだったと思うのよね
撫斬? あいつは……うん……

飯食ったら再開

再開やで!


神原「あっ! 首括さん!」

首括「? 神原……」

と、そこで神原さんが部屋の中に入ってきた。
とてとてと彼女は首括に歩み寄ろうとし--そこで私たちを視認して立ち止まる。

神原「ってえぇ!? さ、サンタさん!?」

荒巻「えっ?」

神原「わぁ! 初めて見ました! ……女の人、なんですね?」

なんと神原さんは私たちの姿を見て目をキラキラと輝かせ、本物と信じ込んでいた。
ってまだサンタ信じてたのか神原さん!

御陵「いや、あのね--」

御門『そうだよ神原さん。私たちは良い子にしていた神原さんにプレゼントを渡しに来たんだ(演技)』

なんて説明したものかと頭を悩ませているとノノちゃんが大人の女の人の声でそんなことを言い出した。

神原「わぁ! ありがとうございますサンタさん!」ニコニコ

そんなノノちゃんの演技にドハマりしてさらにそんなことを言う神原さん。
…………だ、大丈夫なのか? 将来悪い男に騙されそうな……。

細かいことはスルーしてくれや工藤

首括「…………」

不二咲「あ、あはは……」

首括はともかく不二咲さんまでこの反応。これはたいしたものだ……。

御門『さてそんな神原さんにはこれをあげよう。囲碁セットだ』

神原「あ、ありがとうございます! これ前から欲しかったんです!」

もういいや。悪い方向に進みそうになったら阻止するとしてそれまでは放っておこう……。

御門『しかし君みたいな女の子が囲碁セットを欲しがるなんてね。そんなに囲碁が好きなのかな?』

神原「へ? あ、まあそんなところです」

御門『ほうほう……』

そうして怪しい笑みを浮かべるノノちゃんだったが、神原さんはその囲碁セットを手に首括のところに改めて歩み寄る。

神原「というわけで首括さん! やりましょう!」

首括「……はっ? ぼ、僕か?」

まさかここで話が振られるとは思ってなかった首括がそんな声を出す。

不二咲「……む。ダメだよ。首括君は僕の手伝いをしてくれてるんだから」

と、そこで不二咲さんが会話に割り込む。

神原「? あの……誰ですか?」

不二咲「あ、不二咲千尋です。首括君とは昔馴染みというか……そんな感じです」ペコリ

神原「私は神原陽菜です。えっと、一応首括さんとはクラスメイトです」ペコリ

そうして互いにお辞儀をする小動物系の二人。
首括はその二人に挟まれてどうしたものかと困惑しているみたいだった。

首括「まあ、そういうわけだからな神原。囲碁はやってやらんこともないがもう少し待ってくれ……」

神原「むー……なら私も手伝います!」

不二咲「え、えっと……神原さんはパソコンは得意なのぉ……?」

首括「いや、こいつからっきしだぞ」

神原「大丈夫です! お手伝いします!」

そうして首括の右腕にしがみつく神原さん。
それにバランスを崩しそうになるが……それを左腕にしがみついた不二咲さんにより阻止される。

不二咲「あっ! 危ないよぅ!」

首括「おいやめろお互い腕にしがみつくな--やめろ引っ張るな千切れる千切れる!!」

さらにそのままお互いに引っ張るものだから首括が柄にもなく大きな声を出す。

荒巻「え、えーっと? これはどうすれば……?」

御門「これが俗に言う超高校級の修羅場、と……」

御陵「何呑気なこと言ってるの」

とはいえ不思議と止めようと思えないから不思議だ。
なるほど、これが世間で言うところの『リア充爆発しろ』というやつか。

御門『さあ三人とも! メリークリスマス!!』

首括「おいお前ら逃げるなその前にこいつらをどうにか……!?」

神原「首括さん話を聞いてくださいよぉ!」

不二咲「首括君今はこっちを見て!」

首括「うるさいからまずは黙れ! そして腕から離れろ特に神原……!!」

両手に花の首括を放置して私たちはその場を後にするのだった……。


□■□■□


御陵「……さて、次はどうする?」

御門「リア充爆発しろ……」ボソッ

御陵「え?」

御門「なんでもなーい! さ、次だよね? 次はー……」

↓2
生徒の名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください

その筆頭だよね神代さん



【神代の個室 前】

御陵「……っていうわけで神代さんにはこれをあげるよ」

神代「あああ、ありがとう御陵さんんん!!」

ゲームを手渡すと、神代さんはそんなヘンテコな声を出して受け取ってくれた。

御陵「……神代さん、大丈夫?」

御門「たぶん書乃お姉ちゃんの綺麗な足に釘付けになってたんだよ」

御陵「そんなわけないでしょ」

まあ確かに今の私の服はいつも以上に足見えてるけど……だからといって女の子の神代さんが、ねぇ?
それに足なら神代さんの方が綺麗だろうし。

荒巻「それにしても神代さんがそういうゲームやるなんて珍しいよね」

確かにそれは恋愛ゲームと呼べるもので、神代さんのイメージには当てはまらないというか……。

なんて話をしていたら、奥から陽気? な声が聞こえてきた。

??「あっれー? まこちん何してんのかなーって来てみたらサンタさんと談笑してんじゃん! どゆこと!?」

??「ゲラゲラゲラ!!」

神代「ちょ……! 出てこないでって言ったでしょ……!」

それは茶髪? におさげ髪の無駄にハイテンションな子だった。

荒巻「? えーっと、誰ですか?」

??「アタシ!? アタシはかの有名な--」

神代「こ、この子は根倉翔(ネクラショウ)さんだよ!」

そんな中で神代さんが慌ててそんなことを言う。

??「あん? なーに言ってんのさまこちん! アタシは……」

神代「アナタ名前出したら捕まるでしょ……!? いいから話に合わせて……!(小声)」

??「あ、なるほどねん! りょーかい!」

そうしてその人は奥から再びこちらに来た。

翔「どーっも! 根倉翔です! 気軽に翔って呼んでねん!!」

御陵「しょ、翔さんね。私は--」

翔「知ってるわよん? ふみのんにののちんになぎさんでしょ?」

御門「? ノノたちのこと知ってるの?」

翔「まこちんからいろいろ聞いてるわよ!? 特にふみのんのことはさらに詳しくねん!!」

翔「まこちんはふみのんにお熱みたいでねん! もう聞いてないことまでいろいろ--」

神代「や、やめて!」

翔さんの言葉を遮るように神代さんが言う。

御陵「???」

翔「あーっと! ごめんなさいねん! アタシから言えることはここまでよん!」

翔「あとまこちんはこのゲームでは雛水が大好きらしいよん! え、聞いてない?」

翔「すいませーんっ!!」

神代「と、とにかく皆帰って! メリークリスマス!!」

そうして神代さんに追い出される私たちであった……。



□■□■□


な、なんか濃い感じの人だったなぁ……。
さて、気を取り直してと……次は誰にしようかな?

↓2
生徒の名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください(花笠、涼川、荒巻、首括、神原、御門以外)

安価把握。今回はここまで
明日には終わらせますね

アンタら首括爆発させたがりすぎやろ! 神原さんとちーたんに両腕にしがみつかれてるだけだぞ!?(錯乱)

しかし御陵さんと神代さんのおかげで百合が満載ですね。え、そうでもない?

質問あれば受け付けます

おつおつ

一応モノクロームにした理由はあるけどそこまで重要じゃないし別にいいか

くるりはちーたんの性別について知ってるんだっけ?

>>61
すまんね、作者そのゲームやったことも聞いたこともないのよ

なんかちーたんが女の子として生きる覚悟決めちゃいそうなんですが…
進め方次第では撫斬と香澄ちゃんも首括神原組みたいになってたかもしれないの?


神代さんは百合で表現できる領域を…いやよそう
首括…彼がこんなことになるなんて最初誰が思っただろう

>>62
そっすね。一応首括はちーたんの性別は知ってますよ

>>64
あくまで友達だからね。そこは忘れないで!
撫斬香澄は……ああはならないんじゃないかな? 多少香澄に対する態度が柔らかくなるくらいで

>>65
でも神代さんは同性愛者ではないのよ?
ただなんというか、御陵さんへの行きすぎた友情表現がああなっただけで

バッドエンドも御陵さんと離れたくない! 一緒になりたいって気持ちからああいうことしただけで……はい

モノクロームは冬が舞台の天使とか出てくる少し暗いゲーム
ルートによってはヒロイン死にます

佐倉さんの死体を焼却炉にぶちこんだり、涼川さんを泣かせたり、おしおきDVDを見て喜んでたりしてた人がいたなぁ……

>>68
なるほど……

>>69
学園の記憶根こそぎ奪ったから狂気的な部分が出てきただけで、根はああいう子だと思っててくださいお願いしますなんでもしますから神原さんが!(責任転嫁)

おいこら! いい加減にしないとこれ終わったら首括と神原さんのあっまーーーいっいちゃいちゃ書くぞ! たぶん!(錯乱)

それは本編最後までとっておいてくれ

本編だと御陵さんとイチャイチャしてるくせに
魔性の女だぜ

やめてくれ!これ以上いちゃいちゃを見せつけないでくれ!

>>74
すまんかった

>>75
どちらかというと悪いのは御陵さんだわそれ

>>76
仕方ないから本編最後まで取っといてやんよ!
まあ今回のもそこまでいちゃいちゃはしてないけど

おはようございます
今日中にクリスマスネタは終わらせたいのですこし早めに再開しますのでお願いしますね

ここって御陵さんハーレムと首括神原の二人、どっちが人気なんだろうね(遠い目)

さすがにこんな朝から人はいませんよね

この時期の楽しみなんてケンタッキーのあの歌が聞けることくらいかな?(錯乱)

まあ少しだけなら朝に進めてもいいかなって思っただけなんですが

【音楽室】

??「なあなあ! 忌壱郎さん! 今のどうだったよ!?」

玄鐘「んー、まずまずかな。つってもあくまで素人に毛が生えたレベルだけど」

??「マジで!? んー、やっぱそう簡単には上手くいかないもんなんすね!」

玄鐘「だから言ってるだろって。というかそもそも俺に教えを乞うことが間違いっつーか……」

音楽室。そこに玄鐘と見知らぬ男の人がなにやら歌の練習をしていた。

??「……? あの、忌壱郎さん? なんかサンタとトナカイがやって来たみたいなんすけど……?」

玄鐘「は? 桑田お前いきなり何ファンタジーチックなこと言って--ぶはっ!」

荒巻「ねぇ二人とも。アイツ潰していいかな?」

御陵「落ち着いて荒巻さん。眼が怖いから」

でも気持ちはわからなくもないからせめて早いところ終わらせるとしよう。

そうして玄鐘に事情を説明する。
ちなみに隣の人は桑田怜恩というらしく、野球界では名を知らぬものはいないスーパー選手とのこと。

御門「へぇー、玄鐘お兄ちゃんこんな有名な人と知り合いだったんだ」

玄鐘「知り合う気もなかったんだけどな」

桑田「ちょ! 忌壱郎さんその言い方酷くないですか!?」

御陵「……まあ、そういうわけだからはいメリークリスマス」

そうして玄鐘にストールを渡す。

玄鐘「おー! これこれ! 俺これが欲しかったんだ!」

玄鐘「いやー、ありがとな!」

玄鐘が嬉しそうに笑い、ストールを受け取り--


↓2のコンマが50以下で澪田乱入っす!

おはようございまむ



??「むっきゃー! なにか楽しそうな雰囲気がしますよ!!」

玄鐘「げっ、澪田先輩……」

そこに現れたなにやらパンクな女の人。
確か田中先輩と同じ一個上の、澪田先輩だったかな。

澪田「ちょ! 忌壱郎ちゃんそんな言い方酷くないっすか!?」

玄鐘「あ、はい。すいません。とりあえず声小さくしてください」

澪田「すいませーんっ!!」

桑田「はは……なんつーパンクな人だ」

荒巻「ホント先輩達の代は一癖ある人ばっかだからねぇ……」

……私たちの代もなかなか癖のある人多いと思うけどなぁ。

澪田「つーか忌壱郎ちゃん歌の練習してたんすね!? なら唯吹も協力するっす!!」

玄鐘「げっ……!?」

桑田「ん? 澪田さんって歌得意なんですか?」

露骨に嫌そうな顔をする玄鐘とは裏腹に疑問顔になる桑田さん。

御門「ま、まあ澪田先輩も超高校級の軽音楽部としてここに来たからね」

桑田「マジで!? ご教授お願いします澪田先生!!」

澪田「むっふーん。そう言われたら仕方ないですね! 一曲お聞かせてあげます!!」

玄鐘「いやいや! 桑田お前澪田先輩の歌を聴いたことないからそんなこと言えるんだって!」

澪田「せっかくです! 忌壱郎ちゃんとそっちの子も歌うですよー!!」

桑田「うーっす!!」

玄鐘「え? え? マジで??」

困惑する玄鐘を尻目に手渡されていくマイク。

御陵「……逃げよう」

御門「だね」

荒巻「迷う余地はないね」

そんな中私たちは音楽室から離脱。玄鐘にストールを渡したことだし、長居は無用!



『ミュージックスタート!!』

…………、

『『うわあああああ!?』』

……そんな悲鳴が音楽室から聞こえてきたのは、数秒後であった。


□■□■□


……大丈夫かな玄鐘。バンド生命絶たれてないよね……?

↓2
生徒の名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください

安価把握。離脱します

撫斬はあれかな? 板前にでもなりたいのかな?



【武道場】

??「ふっ! はっ! せいっ!」

撫斬「……っ!」

武道場。そこでは竹刀を打ち合う撫斬とこれまた見知らぬ女の人。さらにそれを黙って見守る男の人が。

撫斬と竹刀を打ち合うのは撫斬と同じ超高校級の剣道家、辺古山ペコ先輩。
そしてその二人を見守るのが、超高校級の極道、九頭竜冬彦先輩。

九頭竜「……あん? なんだオメーら」

私たちの存在に気づいた九頭竜先輩が極道の睨みを向ける。

御陵「あ、私たちあそこの撫斬のクラスメイトです」

御門「学園長の頼みで皆にプレゼント配れー、とか言われましてねー。あはは、参っちゃいますよー」

荒巻「そ、そんなところです」

その九頭竜先輩に思い思いの反応をする私たち。すると九頭竜先輩は何かを察したのか、なるほどなと頷くと未だ竹刀を打ち合う二人に声をかけた。

九頭竜「おいお前ら! 試合を中断してこっちに来い!」

辺古山「む……撫斬、試合は中断だ」

撫斬「……ああ、わかった」

そうして竹刀をその場に置き、こちらにやって来る辺古山先輩と撫斬。

御門「さ! 辺古山先輩も九頭竜先輩も一緒にメリークリスマス!!」

そうして明らかに場に不釣り合いなトーンで不釣り合いなことを言うノノちゃん。


九頭竜「あ? 何言ってんだオメー」

辺古山「む……め、メリークリスマス」

撫斬「失せろ」

御門「あれ? 一応初対面ではないはずの撫斬お兄ちゃんが一番アレな言葉ってどういうこと?」

まあ、先輩たちはともかく撫斬にこんな言葉をかけたらだいたいこんな反応をされるだろうね……。

--事情説明中--

撫斬「……なるほどな。いや、お前達の手間と羞恥も考えずに悪いことを言ったな。忘れてくれ」

荒巻「すっごく感情が込もってないんだけど」

辺古山「それで、撫斬にプレゼントを渡しに来たんだろう?」

脱線しそうな話を辺古山先輩が戻してくれる。

撫斬「なら早く出してくれ。……ちなみに辺古山、さっきから荒巻をチラチラと見てるがどうかしたのか? 持病か?」

辺古山「どんな病気だ」

九頭竜「あーっ! 早くお前らはそのプレゼントとやらを出せやぁ!!」

荒巻「こちらです」ススッ

【上手な魚の捌き方】という本を差し出す荒巻さん。

辺古山「……なんだこれは。撫斬、お前板前にでもなりたいのか?」

撫斬「そんなわけあるか」

九頭竜「そういやお前魚捌くの異様に上手かったよな。それを極めるつもりか?」

撫斬「極めるつもりはないが、魚を捌くのは楽しいぞ? ……いろんな意味でな」

九頭竜「どんな意味でだよ……」

御陵「じゃ、そういうことで。メリークリスマス!」


↓2
次の生徒の名前とその生徒の欲しい物を書き込んでください

残り
神楽、多和良、有府、佐倉、香澄、声伽

意外と長丁場やな……本編待ってる人すまんね


【有府の個室 前】

有府「なるほどな。そういうことだったのか」

有府「サンタ二人とトナカイ一匹が部屋を訪ねてきたときは何事かと思ったが……」

荒巻「やめてよ、そんな可哀想なものを見る目で見ないで」

有府「ははっ、悪い悪い。とりあえずこれサンキューな」

そうして新品の工具一式を手に笑いながらそう言う有府の元にさらなる来客が。

??「有府さん! 遅れてすいませんっ!」

有府「? あ、大和田。別に遅れてないから安心してくれ。あとさん付けはやめろ」

それはリーゼントが特徴的な背の高い男子だった。
聞くところによると彼は大和田紋土というらしく、超巨大規模の暴走族を統べるリーダーなんだとか。

……しかしそんな暴走族と知り合いで、しかもさん付けで呼ばれてるなんて……。

御門「有府お兄ちゃんの人脈ってすごいねー、いろんな意味で。まさかこんな人と知り合いだなんて」

大和田「どういう意味だよこのガキッ!!」

御門「ひいっ!?」

と、大和田さんの声が予想以上に大きかったのかノノちゃんが肩を震わせて驚く。

有府「おい大和田……こいつら一応俺のクラスメイトだからあんまそういうことはしないでくれるか?」

大和田「あっ! す、すいませんっす!」

有府「……まあ確かに俺とお前は師弟関係? みたいなところあるけど、だからといって敬語を使う必要はないんだぞ? 仮にも同年代だし、お前も暴走族のリーダーなんだしな」

大和田「……まあ、そうですけど……」

有府「ま、心の片隅にでも置いてくれればいいさ。悪いな御陵たち。俺今からこいつに教えることあるから」

御陵「ん、いいよ別に。じゃあねー」

荒巻「メリークリスマス!」


□■□■□


有府、まさか暴走族と知り合いなんてね……意外だったな。
さ、早くしよう! 次だよ次!

↓2
次の生徒の名前とその生徒の欲しい物をどうぞ

エラーった。ここから↓2で



【食堂】

佐倉「あっ! 御陵さんに御門さんに荒巻さーん!」

??「……あれは、なに? また何かあの人がしでかしたの?」

食堂の一つのテーブル。そこで佐倉さんともう一人、学園長の娘である霧切響子さんがケーキを食べていた。

--事情説明中--

霧切「ちょっとあの人潰してくるわ」

佐倉「響子ちゃん待って! 学内で暴力沙汰はダメだよ!」

まあ、自分の父が教え子にサンタコスプレさせてこんなことしているなんて知ったら普通はこんな反応をするだろう。

佐倉「それよりもほら、ケーキ食べよう? せっかくコーヒーも貰えたんだしさ!」

霧切「…………わかったわ。御陵さんたちも、ごめんなさいね」

御陵「いや、気にしてないから」

……本当は少し気にしてるけど、そこは言う必要ないだろう。

佐倉「えへへ……やっぱり響子ちゃんと久しぶりに会えたんだし、いろいろ話したいもんね」

霧切「……そうね。私も梢さんに会えて嬉しいわ」

そうしてほわほわと話す佐倉さんとクールに返す響子さん。
これでも二人とも探偵なんだから、世の中は不思議だ。

……これは早々に退散した方がいいかな。そう思い私たちは久々の対面に水を差すわけにもいかずそそくさと食堂を後にした。


□■□■□


しかしあの二人楽しそうだったな。
それに比べて私たちは何をしてるんだろ……サンタとトナカイに扮して校内を練り歩いてプレゼント配ってるなんて、女としてどうなんだ……?
これ終わったら誰かとケーキ食べようかな……。


↓2
次の生徒の名前とその生徒の欲しい物をどうぞ

え? 一個一個が短い? ごめんなさい

ヘッドホンの左右をそれぞれ分けて一つの音楽を聞き合う御陵さんと香澄さんの光景があるかも……?


【娯楽室】

御陵「香澄ちゃんメリークリスマス!」

私を先頭に娯楽室に入る。そこには香澄ちゃんだけがいた。

香澄「はわっ!? め、メリークリスマスです!!」

突然の私たちの登場に読んでいたビリヤードの本を落としてそんな反応をする香澄ちゃん。


--事情説明中--


荒巻「ってわけなのよ。私は半ば無理矢理やらされてるようなものだけどね」

御門「香澄お姉ちゃんはこれだよね?」

そうしてノノちゃんがヘッドホンを渡す。

香澄「あ、ありがとうございます」

御陵「ところで香澄ちゃん。ビリヤードの本を読んでたみたいだけど……」

香澄「あ、はい。私こういう遊びはからっきしダメでして……せっかくですのでやれたらなー、とか思って」

それで勉強、と。


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1なら私が簡単に教えてあげるよ
2説明下手だし手取り足取り教えてあげる
3そのまま帰ろうとする

御陵ハーレム需要ある? 無いなら無いと言ってくれていいですよ

なんかもう作者の中で御陵さんが固定されつつあるからこのまま全員ハーレムインしそうですがよろし? 今ならまだ間に合うよ?


御陵「じゃ、せっかくだし教えてあげるよ」

御陵「でも説明苦手だから体に教えるような形になるけど……」

香澄「あ、はい。よろしければお願いします」

御陵「そっか。ならまずはこのキューを持って--」

そうして香澄ちゃんを基本的な体勢にさせる。

香澄「こ、こうですか……?」

御陵「うーん……ちょっとごめんね」

香澄ちゃんの後ろに立ち、そのまま右手と左手を調整してあげる。

香澄「は、はわっ……」

御陵「? 大丈夫? 何か力入りすぎてるけど……」

香澄「だ、大丈夫でしゅ!」

……本当に大丈夫なのか? 物凄い噛んでるけど。

御陵「まあ、いいや。でもあんまり力入れすぎるといけないからもっとリラックスしていいよ?」

香澄「わ、わかりまひた!」


あ、二人の位置関係は香澄の後ろに御陵が立ってて御陵が香澄の手を握ってて結構密着してる感じでお願いします
こういう描写不得手なのよ。すまんね

そうして私が口頭で説明する度に何故か身をよじりつつ盛大に噛みながらも答えてくれる。
? どうしたんだろうか。

御陵「ほら、緊張する必要なんてないから。香澄ちゃん慣れてないんでしょ? 私に任せていいから最初は」

と、なんとかリラックスしてくれないものかと話しかけるもののそれは逆効果みたいで。

香澄「あうっ……わ、わかりまひた……」

やはりなにやら身をよじりつつそんなことを答えてくれる。


御門「……ねぇ、荒巻お姉ちゃん。これ写真にして書乃お姉ちゃんのファンに高値で売れないかな?」

荒巻「やめなさい」


□■□■□


そうして香澄ちゃんへのビリヤード指導も終わり、いよいよ残り三人。次は誰にしようか……。


↓2
生徒の名前とその生徒の欲しい物をどうぞ

安価把握。作者はそろそろ飯っぽい気配のため離脱

多和良なかなか来ないね。こういうところでの回避能力は高いのな……

質問あればどうぞ。ウチの二大リア充の御陵と首括にも何かあれば是非

同性にモテる書乃(ファンクラブ会長・神代)
意外なリア充首括(ポジション的にはガンダムが一番近いかな)

罪木さんねぇ……助けてあげたいけど次回作は御陵さんたち最後にしか出番ないから

今から飯だった
なんか意見あれば今のうちに。最後御陵さん視点か首括視点かで分岐するから安価来たらよろしく

再開や


【美術室】

??「神楽栄吉殿! なにとぞ! なにとぞご慈悲を!!」

神楽「うるせぇ! 何が悲しくてクリスマスにお前に漫画の書き方を伝授しなきゃならないんだ!」

??「で、ですが神楽栄吉殿も独り身なのですよね!? それなら断る理由はないはずでは……!!」

神楽「やめろ事実を突きつけるな!」

美術室の中からそんな喧嘩にも似た会話が聞こえてきたので何事かと中を覗くと、そこには神楽ともう一人体の大きい男子がいた。

荒巻「……何してんだろうね、あれ」

御陵「……さあ?」

御門「聞いてみればいいんじゃない? おーい、神楽お兄ちゃーん!!」

そうしてノノちゃんが手を振って神楽に声をかけると、神楽とその男子はこちらを見た。

??「なっ……!? か、神楽栄吉殿……! ロリコンの気質があったとは意外ですぞ……!!」

神楽「別に俺が呼ばせてるわけじゃねぇよ! 御門お前誤解を招く言い方するな!!」

と、いうことで神楽に事情説明中……。



神楽「なるほどね。そしてお前らが着てるサンタコスプレも山田が作ったやつと」

山田「ま、まさかこんな美少女に着られるとは……! 製作者としても鼻が高いですぞ!」

御門「ありがと山田お兄ちゃんっ!」

山田「お、お兄ちゃん……ですと……!?」




山田「あざーっす!!」

神楽「おい、こいつこんなチビだけど腹ん中結構黒いからな」

お兄ちゃんと呼ばれ喜びを露にする山田さん。

荒巻「でもあれね。まさかこんなヘンテコな本を欲しがるなんて」

神楽「漫画家ってのは画力もそうだが、言葉をどれだけ知ってるかってのも大事なんだよ」

神楽「ま、そこんとこは小説家に比べたらマシだけどな」

山田「ですな。……それよりも御門ノノ殿。もう一度お兄ちゃんと呼んでくれませんかね……? なんなら御陵書乃殿も……」

御門「書乃お姉ちゃんの妹属性……ありかも……」

御陵「やだよ」

神楽「おい、人の話を聞け」


□■□■□


さて、あとは声伽と多和良か……。

↓2
どっちから行く? 欲しい物の名前も



【体育館】

??「うおぉぉぉぉいっっっ!! お前さんの力はこんなもんかぁぁぁぁいっっっ!!」

多和良「ひっ! す、すいませんっす!」

??「謝る暇があるならもっと腰入れんかぁぁぁいっ!!」

??「多和良マジ頑張れって! お前勝たないと飯おあずけになっちまうじゃねぇか!」

……体育館は阿鼻叫喚になっていた。多和良とあれは……弐大先輩と終里先輩か?
先輩達の中でもトップクラスの運動神経を持つ二人に囲まれまさに必死な多和良。

荒巻「あー……これ、どうする?」

御門「んー、まあささっと声をかけてささっと渡せばいいでしょ」

御陵「だね。おーい多和良ー!」

??「むっ……? おい多和良よ。客人のようじゃぞ」

多和良「あっ……みたいですね。すいませんが少し行ってきます」

そうして多和良とその後ろに続く先輩たちに事情説明……。





御陵「ってことで、多和良にはこれね。スノーグローブ」

多和良「あ、ありがとうございます!」

弐大「? なんじゃ多和良。お前さんこんなもん欲しかったのか?」

終里「どうせなら肉頼めよなー! あ、オレらに肉とかねぇの!?」

御陵「あー……すいません。先輩達の分は無いんです」

その言葉に不満そうにする終里先輩だったが、やがて気を取り直して話を進める。

終里「つーかよぉ、お前らも多和良の相手すんの大変だろ?」

終里「こいつ女と話すとき必ず胸に目が行くからよー」

多和良「せ、先輩何を言ってるんですか!?」

弐大「むっ……確かに御陵と話すときも視線がそちらに行ってた気がするのぅ……」

多和良「や、やめてくだされ! いや本当に!!」

これにはどうすればいいんだろう……?
まあ、恥ずかしいと言えば恥ずかしいけど男なんだしそれくらい気にすることもないと思うけどなぁ……。

御陵「まあ、少しくらいならいいんじゃないですか? 多和良も男の子ですしね」

終里「だよなー! 胸くらい減るもんじゃねぇし触らせてもいいくらいだよな!」

御陵「それはちょっと……」

弐大「がっはっは!! 器量が大きい女よのぅ! こりゃ多和良が密かに--」

多和良「ダメですよ本当に!! ほら、練習続けましょうよ!」

そうして多和良に追い出されるような形で体育館から出る私たち。
さて、これでようやくラストか。声伽の欲しい物はなんだろ……?


↓2
声伽の欲しい物をどうぞ

安価把握……なんですが、ちょっと存じないものが来ましたね
風呂入ってくるんで誰か簡単に説明してください
風呂から出てきても説明が無ければすいませんが安価下にします……

なるほど了解。そこまで考えててくれてありがとうございます

もう少ししたら投下……狛枝に横取りされないよう祈ってて



【娯楽室】

??「スリーカード」

声伽「ごめんね苗木クン。フォーカードだよ」

最後の一人、声伽は娯楽室で見知らぬ誰かとポーカーをしていた。
……いや、あれは見知らぬ誰かじゃない。あれは確か……。

御陵「……苗木君?」

??「? ……って、あれ? 御陵さん?」

御門「書乃お姉ちゃん、あの人と知り合いなの?」

彼は苗木誠。私のレスキュー隊員としての初の仕事先にいた男の子だ。
というか、その場に偶然居合わせただけなんだけど。あれはバスジャックされたときだったかな?

そのことを皆に説明しつつ、さらに声伽と苗木君に何で私たちがサンタとトナカイになってるのかを言うと、二人はあははと苦笑いをするのだった。

苗木「そっか……超高校級の皆は大変だね」

声伽「いや、これはただ学園長が悪いだけじゃないのかな……?」

そんなことを言いつつ私は声伽にプレゼントを渡そうとし--


↓2でコンマ判定。20以上で狛枝が希望の臭いを嗅ぎ付け華麗に参上



ガラッ。


狛枝「やあ皆! メリークリスマス!!」

と、ここで一個上の狛枝先輩がそんなことを言いながらやって来た。

狛枝凪斗。声伽と同じ超高校級の幸運で、一個上の先輩。
そして先輩たちの中でも飛び抜けて変わり者で、なんていうか……希望大好き人間? な人だ。

荒巻「あはは……狛枝先輩メリークリスマスです」

狛枝「荒巻さん! それに御陵さんに御門さんに声伽クン! メリークリスマスだよ!!」

先輩たちにも顔が広い荒巻さんですら苦笑いで対応するあたり、やはり相当の変わり者なのだろう。
ちなみに私とノノちゃんは狛枝先輩とは初対面なのだが、そこは余念のない狛枝先輩。私たちの代の情報はだいたい把握しているらしい。

狛枝「そっちの君は……ああ、そうか。今日はクリスマスだから一般の人も入れるんだっけ?」

苗木「はい……まあ、学園長から招待状を貰った人だけみたいですけど」

なんと。そんな基準があったのか。

狛枝「それよりも声伽クン! 君の持ってるその花、もしかしてガーベルじゃないかな!?」

声伽「あ、はい。そうですね」

狛枝「ガーベル……その花言葉は希望……」

狛枝「そんな花をプレゼントとして貰えるなんて君はスゴいよ! 素晴らしいよ!!」

さすがは希望大好き人間。イトスギの花なんてあげたらどうなることやら。

苗木「す、凄い人なんだね」

御陵「私たちはあんまり話したことないんだけどね」

なんて話をしていると、不意に狛枝先輩がこんなことを言った。

狛枝「ところで声伽クン。君は今何をしてたのかな? 見たところポーカーみたいだけど……」

声伽「そうですね。そこの苗木クンとやってました」

狛枝「なるほど……ボクもお邪魔していい? ほら、せっかくのクリスマスだしさ」

声伽「それは構いませんけど……」

苗木「あ! なら御陵さんも入る?」

御陵「わ、私?」

何故だかここで私を誘う苗木君。
うーん……参加してもいいんだけど……。


↓2
やりますか? やりませんか?
なおやる場合は御陵の他に苗木、声伽、狛枝と幸運枠三人となります

御陵「……じゃあ、せっかくだしやろうかな」

狛枝「さすがは超高校級のレスキュー隊員! 場の空気を読むこともできるなんて素晴らしいね!!」

声伽「何気に失礼なこと言ってますよね」

苗木「じゃ、じゃあ始めようか」

そうして始まるポーカー。私は背中にノノちゃん、荒巻さんの声を受けながらそれに挑むのだった……。


↓1で御陵
↓2で声伽
↓3で苗木
↓4で狛枝を判定
なおそれぞれ、
御陵は本編幸運スキルボーナスで+25
声伽も幸運ボーナスで+30
苗木は原作幸運ボーナスで+30
狛枝はなんか凄い感じの幸運ボーナスで+50となります
ガンバ御陵さん



御陵「フルハウス」

声伽「スリーカード」

苗木「ワンペア……」

狛枝「ストレートフラッシュ」

うーん……さすがに狛枝先輩に勝つのはできなかったか。それでも二位だけど。

苗木「はは……最下位かぁ」

狛枝「ボクが一位か……まさか御陵さんに勝てるなんて、ボクの幸運も捨てたもんじゃないね」

狛枝「……どう? 御陵さん、せっかくだし今度はボクと一騎討ちとかしない?」

すると今度は狛枝先輩からの名指しでの指名。
一騎討ち……勝てる気がまったくしないけど……。


↓2
タイマンする? しない場合は即エンディングやで

御陵「……まあ、負けたままじゃ悔しいですしね。リベンジしますよ」

狛枝「さすがは希望の象徴! そうだよね! これくらいで下を向いてちゃダメだよね!!」

声伽「先輩……」

苗木「み、御陵さん頑張って!」

そうして今度は狛枝先輩との一騎討ち。
どうなる……?


↓1で御陵
↓2で狛枝を判定
なお御陵は幸運スキルボーナスとさらに補整で+40
狛枝は引き続きボーナス+50
リベンジはこれっきりやで!!

希望は前に進むんだ!


御陵「フォーカード」

狛枝「スリーカード」

あ、勝てた。

狛枝「……ははははは!! 素晴らしい!! 素晴らしいよ!! まさかボクの唯一の才能すら越えるなんてね!!」

狛枝「鳥肌が立つほどに最高だよ……!!」

狛枝「あ、そういえば御陵さんってファンクラブあるんだよね? ボクも会員になっちゃおうかな!!」

嘘なのか本気なのかよくわからない口調でよくわからないことを言い出す狛枝先輩。

御陵「待ってください先輩。とりあえず私のファンクラブなんて存在しませんから」

御門「えっ?」

御陵「何!? 私のファンクラブなんてないよね!? 少なくとも私は知らないよ!?」


【Info】
プレゼント配り終了。結果として狛枝が御陵のファンクラブに入りそうです(白目)
そしてここからは共通ルート後、分岐エンディングとなります。そして↓3までで選択安価。どちらの分岐エンディングを見たいか選択してください。コンマが一番高いレス採用。
なおゾロ目がその中で一つでもあれば両方公開だってよ

1御陵のクリスマスの行方
2首括と神原、不二咲のその後

【共通ルート】

そうして慌ただしいクリスマスイベントも終わり、衣装を返して寄宿舎に戻ろうとするその帰り道。ノノちゃんは別件で寄り道してから帰るとのことで私は一人だった。

はぁ……楽しかったといえば楽しかったけど、なんだかんだで私自身のクリスマスは独り身なんだよなぁ……。

??「あのぅ、すいませーん」

そんなことを考えながら歩いていると、声をかけられた。

御陵「はい?」

その人は派手なメイクと服装をしていて、一目でギャルと言うのがわかった。
……あれ? もしかしてこの人……。

御陵「もしかして……読者モデルの江ノ島さん、ですか?」

江ノ島「あっ! よかったー! ここで『誰ですか?』なんて言われたらどうしようと思ってたよ! いや、マジで!!」

御陵「いや、私そういう方面には疎いですけどさすがに江ノ島さんは知ってますって」

御陵「……それで、江ノ島さんは何か用事ですか? 道に迷った、とか?」

江ノ島「あ! そういうんじゃなくてね! なんつーか、少し聞きたいことがあんのよ!」

江ノ島「ほら! 希望の象徴って言われてる皆に会えるなんて滅多にないし? 聞きたいことは山ほどあるわけよ!」

なるほど。それは確かに外部の人からしたらそうだろう。

御陵「わかりました。答えられる質問には答えますよ」

江ノ島「あっ、そう? いやー、ごめんね! なら聞くけどさぁ……」



江ノ島「『希望』と呼ばれる皆がもし、どうしようもない『絶望』に呑まれそうになったとき、アンタだったらどうする?」

……はい?

御陵「えっと、どういう意味ですか?」

江ノ島「例えばそうねー……映画とかでよくあるじゃん? とある密閉空間にクラスの仲間と閉じ込められて、外に出たければ誰かを殺せーってやつ」

江ノ島「そんな絶望的なことにもし自分が陥ったらと想定して、よ。アンタだったらどうするわけ?」

……言ってることはよくわからないけど、もしそうなったら私なら……。


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

御陵「……前に進んでく、と思う」

江ノ島「…………は?」

御陵「希望が見つかるまで前に進んで進んで、進んで」

御陵「そうして見つけた希望を手に、皆と必ず外に出る」

御陵「自分のためじゃない。皆の希望を取り戻すために、手助けしたいかな」

御陵「それが、レスキュー隊員だからね」

答えはあっさりと出た。
そう。私はおそらく例えそんな状況になっても絶望に敗けはしない。
心が折れて、地に這いつくばることがあっても。私は諦めたりしない。
皆を助けるのが、レスキュー隊員だから。

江ノ島「……そう。つまんねーの」

そうして不満そうに江ノ島さんはそう言うと、さらに続ける。

御陵「? あの、今の質問の意味は……?」

江ノ島「でもまぁいいかな! アンタは無理そうでも他に見込みのある奴は何人かいたしね!」

まったく会話が成り立たない。
見込みのある人? 何の話だ?
困惑する私を愉快そうに見つめ、江ノ島さんは私の隣を通ろうとする。
そしてその去り際、こう言った。




『またね御陵書乃』

御陵「っ……!?」

ただの別れの挨拶のはずなのにそれは妙に悪寒がして。
だけど振り返るともうそこには江ノ島さんはいなくて。

--私は心に残る妙なわだかまりを抱えたまま、寄宿舎に戻るのだった……。


【Info】
以降分岐エンディング。首括たちに変わります



【食堂】

さて。今僕は神原、不二咲と共に食堂に来ている。
あれから不二咲の手伝いと神原との囲碁を終わらせ、付き合ってもらったお礼として食堂で神原のケーキを三人で食べていたのだが……。

神原「すー……すー……」

不二咲「んにゃ……」

首括「…………」

右肩に神原、左肩に不二咲を乗せてコーヒーを一口飲んでこう思う。なんでこいつらは僕の肩で寝てるんだ? と。
夜もまあまあ遅い時間だし、眠くなるのはわからなくもないが、何故だからといって寝る? 不可解すぎる。

力任せに逃げることもできず、とりあえずしばらくは目を覚ますまで放置しようと思っていたのだが、かれこれ数分。なかなか目を覚まさない。
どうしたものかと頭を悩ませつつコーヒーを飲もうとしたとき、先ほどの女--江ノ島の問いが頭をよぎった。


『自分の大切な人と、己の欲望。アンタはどっちが大事かな?』


……その問いはまるで昔の僕を見透かしてるようで、勘に触った。
虫酸が走った。苛立ちが募った。
だけど、僕は何故かその問いに答えられなかった。昔とは違う。そう思ってたはずなのに。

今もなお能天気に寝てる二人を横目で見る。
神原も不二咲も、昔の僕を知ってなお普通に接してくれた奴だ。……口に出すことは未来永劫あり得ないが、それは事実なので認める。

なら、この二人との関係がなかったら僕はどうなってた?
例えば、そう。神原との関係をすべて消されて、不二咲とは仲違いしたままだったら。それがそのまま解決されることがなかったら。

……やめよう。起こらないことを考えても仕方ない。
そんなもの、記憶喪失でも起こらない限りはあり得ない出来事だ。そんなのを思考するなんて、僕らしくない。

僕はそう結論付けて、再びコーヒーを口に含んだ……。


--クリスマス編、完結

終わった!! ようやく終わった!!
なんだかネタバレしてまった気もするけど知るか!! とりあえず終わった!!

…………質問意見感想あればどうぞ。寝るまでの間受け付けます。
次回からは本編に戻ります。chapter5の事件発生日からかな?

本編ラストは苗木みたく御陵が希望を撃ち込む可能性が微レ存……!?

希望で論破されたメンバーの熱いセリフが聞きたいっす!

>>212
代わりに御陵の撃ち込む希望の台詞は皆さんに考えてもらいますかね……(白目)

寝ますね。次回更新は本日20時頃
え? 休めって? やだよバーロー!

支援絵いつまでもお待ちしてます
乙でしたー

では20時頃再開となります
イベントパート後、事件発生となりイベントパート中は安価は出ませんのでよろしくです

番外編であんな日常書いたからか、本編に戻るのは心苦しいです……(遠い目)

飯食ってて少し遅れた
そろそろ投下します。そしてやはり微量ながら安価あるかもしれませんのでよろしくです

【イベントパート】

翌日。私は神原さんと共に食堂に来た。

首括「……おい、もう動いても大丈夫なのか?」

そうすると首括がそんなことを尋ねてくる。

御陵「もう結構安静にしてもらったしね。血も止まってるし、後遺症の類いもなさそうだから、問題ないと思うよ」

首括「ふむ……しかしな……」

神原「私なら大丈夫ですよ! ご心配かけてすいませんです!」

すっかり元気になった神原さんがまだ煮えきらない態度を取る首括にそんなことを言う。

首括「……まあ、いいさ。だが何かあれば必ず誰かに言うことだ」

神原「はい」

神原「……えへへ、やっぱり首括さんは優しい人です」

首括「……勝手に言ってろ」

そうして神原さんからの視線から逃げる首括。
……ホント、最初は性根の歪んだ男だと思ってたけど案外そこまで歪みきってはなかったみたいだ。


□■□■□


そんなことをしていると、不意に違和感に気づいた。
首括の指示でいつも遅れて朝御飯を食べている有府はいなくてもおかしくはないのだが、その代わりに声伽がいなかった。

首括「なんだあいつ、寝坊か?」

その呟きには神代さんが答えた。

神代「いや、それはないんじゃないかな」

神代「……だって私、今朝声伽を見たから」

御陵「そうなの?」

神代「うん。……朝の六時頃かな? ちょっと外に出てて、そのときに見かけたんだ」

神代「その時、声伽は校舎の方に行ってたけど……」

そんな朝早くから、校舎の方に? 何のためだろうか……?

御門「……こういうときってノノの予感、結構な確率で当たるんだけどさ」

御門「なんだか嫌な予感がするなぁ……」

その言葉を聞いたとき、私の背中にゾクッと悪寒が走った。
まさか……? いや、そんな……。

御陵「……捜してくる」

無意識にそう口にしていると、他の皆もやれやれと言いたげにしながらも立ち上がっていた。

首括「なら手分けして捜すか。有府の方には僕から伝えておく」

首括「……仮にあいつが何かを企んでいるのなら、女を行かせるわけにも行かないからな」

御門「おっ! 首括お兄ちゃん紳士的ー!」

首括「黙れ能面女」

御門「どういう意味さ!」

というやり取りを交えつつ、私たちは声伽の捜索を開始した。


□■□■□


【校舎三階】

一階にも二階にも、声伽はいなかった。
なので私たちは三階に来ていた。

御陵「美術室……」

娯楽室にいなかったことは確認済みなので、美術室に足を踏み入れる。
でも、そこにはいない。その代わり、奥の美術倉庫に繋がる扉が僅かに開いているのを見つけた。

神原「……まさか……」

私の腕にしがみつく神原さんの力が強まる。
そんな神原さんとは裏腹に神代さんが毅然とした態度で、その扉を開けた。

--すると、そこには床に倒れて気絶している声伽がいた。

神原「ひゃ、ひゃあ!?声伽さん!?」

御門「まさか、死んで……?」

その光景に驚く皆。無論、私も驚いてはいるが--おそらく、死んではないはず。
もし死んでるなら、今頃死体発見アナウンスが鳴るはずだし……。


声伽「ん、んん……?」

……こうして立ち上がったのだから、死んでることはあり得ない。

御陵「声伽、何があったの?」

まだ不安定な声伽の体を支えつつ尋ねる。

声伽「……やられたよ。神原さんを襲った奴に」

声伽「白いジャージの誰かさんに……そこのハンマーで襲われた」



□■□■□


そうして今度は有府を交えて再び食堂。私たちは声伽から事の顛末を聞いた。

声伽を襲った人物は前回同様に白いジャージを着ていて、背後からの一撃を浴びせられたらしい。
とはいえハンマーのサイズが小さかったこともあり怪我はたいしたことはなく、流血もない。

首括「妙だな……あそこには多和良を殺したあのハンマーと同サイズの物が残ってたはず。声伽を殺すつもりならそちらのハンマーを使えばいいものを……」

言い方こそは悪いが、的を得ている首括の意見。

御陵「……そうなると、物取りの犯行?」

御門「まさか……この状況で声伽お兄ちゃんから物を盗んで何の得が……」

声伽「……いや、案外間違ってないよその意見」

声伽「実際、ボクの部屋の鍵が無くなってるしね」

神代「えっ? 部屋の鍵が?」

その言葉に神代さんが聞き返す。

首括「……ますます不可解だな。声伽の鍵を盗んで何がしたいんだ?」

御陵「あれ? それなら今声伽の部屋は……」

声伽「うん。朝きちんと鍵は閉めたから、誰も入れなくなっちゃったよ」

何気なく言うが、それは結構な大事だ。
なにせ校則で個室以外の部屋での就寝は禁止されている。つまり今夜の声伽の寝床が無いわけだ。

声伽「まあ、それについては今は置いておこうよ。とりあえず今話すべきことはその犯人の目的だよ」

だと言うのに声伽はそんなことを言う。事の大事さを理解しているのだろうか?
そうして話し合いをするも、一向に結論は出なかった。私はすっかり冷めたコーヒーを口に含みつつ、頭の中で考える。

--なにやら、とんでもないことが起きそうな気がしてならない、と。



そうして時は流れ、夜時間前。
神原さんも自分の部屋に戻り久々の一人部屋の中……私はごほごほと咳き込んでいた。さらに、体がダルい。

風邪でも引いたかな……? それに、やけに眠い。
仕方ない……少し早いけど、寝よう……。

出来るだけ楽な格好になるために下のスカートを脱いで上にワイシャツを着てるだけの格好になり、そこから布団に潜る。
鍵も閉めたし、さっさと寝よう……。

そうして私は一足早く、眠りに落ちるのだった……。



『私は、本当は知っている』

頭の中で声が聞こえる。
これは……私の声?

『私の目的はここから出ることじゃない……』

『ここに残ることなんだ……』

なんだ……? 何を言っている……?

『全ては希望のために……』


□■□■□


朝、七時。変な夢を見たものの私はなんとかその時間に起きれた。

御陵「……寝汗、すご……」

体のダルさは治ったものの、変な夢のせいか汗がなかなか凄かった。
ワイシャツ一枚で無ければもっと汗をかいてたことだろう……。もっとも、今になって考えれば風邪気味のときにワイシャツ一枚で寝るのもどうかと思うけど。

というわけで私はシャワー室で汗を流し、眠気を覚ましてから食堂へと向かうのだった。



□■□■□


食堂には一人もいなかった。
時間、間違えたかな……? いや、そんなことはないはずだけど……。

もしかしてどこかに集まってるのか? そう思い私は皆を捜しに行く。






そして、体育館。そこに皆はいた。
首括、神原さん、神代さん、ノノちゃん。声伽と有府を除く四人は円を囲むようにして何かに没頭していた。

御陵「……皆、こんなところにいたんだ……」

その輪に入るべく私はそこに歩み寄ろうとする。
すると皆のやっていることが視界に入ってきた。

御陵「なっ、何してるの!?」

そう。皆はモノクマを解体していたのだ。
いや、主にその作業は首括がやっているみたいだが。

御門「あー、安心して書乃お姉ちゃん。これ動かないから」

そんな私の言葉とは裏腹にヒラヒラと手を振りながらノノちゃんが答える。

神代「夕べ、首括が機能停止してるこのモノクマを見つけたみたいでね。話を聞いた私たちが集まったってわけ」

御門「本当は書乃お姉ちゃんにも声をかけようと部屋に行ったんだけど、反応なくてさー」

御陵「はは……ごめん。ちょっと体調が悪くてさ」

答えつつ私は今も解体に没頭している首括に視線を送る。

首括「……ふむ、なかなかに高性能な機械だな。発明者はよほどの腕前の持ち主と見える」

首括「部品一つ一つも見たことの無いものばかりだ……世界は広いな」

…………なんか今までにない真っ直ぐな瞳でモノクマ解体してる。怖い。

神原「首括さん、御陵さんも来ましたしいい加減中断してくださいっ」

そんな首括に神原さんがめっ! とでも言わんばかりの口調で言う。

首括「……ああ、すまん」

そして名残惜しそうにモノクマから手を離し、私に一通りの説明をする首括。

完結に言うならば、昨日の夜時間前に体育館でモノクマを見つけた首括が皆を招集(この際有府と行方のわからない声伽には声をかけなかった)し、以降現在まで徹夜で作業していたとのこと。

御陵「……そんな中私だけ寝てたなんて……ごめん」

御門「いや、気にする必要はないよ」

神代「それよりも、皆はどう思う? モノクマの機能が停止したことについて」

首括「…………モノクマを操っていた黒幕に予期せぬ事態が起こったのだろう。その詳細は知らないが」

確かにそれは一理ある。この状況ならそう思って当然だ。

神原「な、なら学園長室ですよ! あそこに行きましょう!」

御門「確かに黒幕がいるならあそこだろうけど、鍵がねぇ……」

神原「それなら植物庭園の倉庫につるはしがあったはずです! それで壊しちゃいましょう!」

と、矢継ぎ早に言う神原さんだったがそれは校則違反だと思う……。
そうして神原さんにそのことを言おうとするが、言葉が出てこない。
神原さんのその力強い目を見て、言葉が詰まっていた。

神原「わ、私も怖いですけど……でも、逃げてばかりじゃダメなんですよ! 私、守られるばかりじゃいけない気がして……!」

首括「……だが、失敗すれば死ぬぞ? それでもいいのか?」

意思を確認するような問いをする首括。

神原「げ、現実から目を背けて生きるくらいならそんなの怖くありません!!」

……、
…………、
………………、

首括「……くくっ、なんだそれ。怖いのか怖くないのかどっちなんだよ」

御門「神原お姉ちゃん肝心なときに抜けてるねぇ」

神代「……ふふっ」

神原「? ……あ、こ、怖いですけどっ! 怖がったままでいるくらいなら立ち向かうべきというか、その……!」

途端、あわあわと言葉を紡ぐ神原さん。

御陵「うん、わかったよ。立ち向かおうか、皆で」

一言、そう言うと神原さんは柔らかく笑ってはいと頷いた。
首括も、神代さんも、ノノちゃんも。反対はしない。
私たちはようやく一つに纏まり、植物庭園に向かうのだった。


--でも、私はこのとき忘れていたのだ。
ここではどんな希望も結束も、それをうち壊すべく絶望が蠢いていることを……。


□■□■□


【植物庭園】

絶望は、そこにあった。

首括「なっ……!?」

神原「あ、有府さん!?」

そこには床に倒れ、血を吐き、
虚ろな目をしている、
超高校級の建築家、有府修二がいた。

御陵「…………っ!!」

すぐに駆け寄り、脈を測る。
……すでに死んでいた。

神代「な、なんなんだよ……! せっかく黒幕がいなくなったのかと思ったら……!」

頭を抱える神代さん。その隣ではノノちゃんも悔しそうに唇を噛み締めていた。

御陵「……? これは……」

その有府の遺体の近くにあったのは、鍵だった。小さくだが、情報処理室と書かれてある。

首括「……有府のことは一旦忘れろ。とにかくその情報処理室に行くぞ」

神原「で、でも……!」

首括「……弔うのは後でもできる。どっちにしろモノクマ--黒幕はもういないんだ。死体発見アナウンスが鳴らなかったのは、そのためだろう」

そうやってあれだけ有府を疑い続けていた首括だったが、その声は僅かに揺らいでいる。

御陵「……わかった。行こうか」

ごめん有府……少しだけ、待っててね……。



【情報処理室】

御陵「これはっ……!?」

それは一言で言うなら、異様だった。
数限りなく並ぶモニター、パソコン、そして奥にあるモノクマの絵が書かれた扉。

御門「これ……監視カメラの映像?」

首括「それなら……ここは黒幕の秘密基地といったところか」

……なんだろう。なにかが引っ掛かる。
まるで、全てが仕組まれてるような気が……。


↓2
どこ調べる?
1奥のモノクマの扉
2パソコンの近くにあるテレビのようなもの
3監視カメラのモニター

エラーった。ここから安価↓2



御陵「首括……何してるの?」

首括「見ての通りだ。どうやらこれはテレビのようでな」

首括「おそらく少しいじればテレビとして機能するはずなんだが……」

そうしてテレビと格闘する首括に気づいた他の皆も集まってくる。
さらに数分後。

首括「…………よし、これで問題ないはずだ」

神原「な、なら早くテレビを点けましょう! 外のことについて何かわかるかも!」

御門「じゃあ……点けるよ」

そうしてノノちゃんがテレビのスイッチをオンにする。
そこに映ったのは--






御陵「…………は?」

--私たち、だった。

首括「なっ……!? なんで、僕たちが……!?」

神代「御門さん! チャンネル変えてみてよ!」

御門「う、うん……!」

何度変えても、画面の映像は変わらない。
ポチリ。
ポチリ。
ポチリ。
ポチリ。
ポチリ。
何度変えても、何度変えても。変化はない。

神原「な、なにがどうなって……!?」

わけのわからないことに頭を抱えていると、そいつは唐突にやって来た。




モノクマ「あーはっはっは!! どう!? 楽しんでくれてる!?」

神原「ひゃあぁぁぁっっっ!?」

神代「な、なんでアンタがここに……!? 黒幕はいなくなったんじゃ……!?」

モノクマ「そんなこと誰も言ってねぇだろ! ボクはこの通りきっちり動いてるもんねー!」

モノクマ「それよりもさ! そのテレビ、なんでオマエラを映してるか知りたくない!? 知りたいよね!?」

首括「…………説明しろ……!!」

怒りを露にしながらそう言う首括にモノクマは心底楽しそうに、そのことを告げた。




モノクマ「結論から言うと! オマエラのこれまでのコロシアイ学園生活はすべて全国中継されてましたー!!」

…………何を、言っている? わけがわからない。

御陵「何を言って……そんなこと、できるわけ……」

首括「まさか……電波ジャックか……!?」

神原「電波ジャックですかぁ!?」

モノクマは答えない。
ただ、うぷぷと笑うだけ。

首括「ふざけるな! 電波ジャックなんて、天文学的な資産と設備が必要なはず! それをやるだなんて……!」

モノクマ「考えられないって? でも事実なんだよなぁ」

モノクマ「首括クンが佐倉さんを焼却炉で燃やしたのも、」

モノクマ「神代さんがあの変態殺人鬼の資料を読み漁ってたのも、」

モノクマ「御門さんが皆と一緒に死のうとしてたのも、」

モノクマ「その他いろいろな恥ずかしいことも全部全部……」


モノクマ「世間様に筒抜けなのでしたー!!」

その言葉に私たちは皆、頭を殴られた錯覚に陥る。
これまでの生活が、中継されていた?

ありえない。信じられない。信じたくない。

御陵「そんなことをして何のメリットが……!!」

モノクマ「あー、ごめんね。もう少しネタバレしてあげたいんだけどさ。ほら、オマエラにはやることがあるじゃん?」

神代「やること……?」

モノクマ「そうだよ! うぷぷぷぷ……」




『死体が発見されました! 一定の自由時間のあと、学級裁判を開きまーす!!』

なっ!? 学級、裁判……!?

御門「待って! 学級裁判をやるってことは、つまり……!!」

モノクマ「そういうこと! オマエラの中に有府クンを殺した犯人がいるんだよ!!」

何を、言っている……!?

神代「で、でも声伽がまだいないし……!」

モノクマ「そんなもん知らないよ! 今のアナウンスさえ聞いてりゃ勝手に捜査するでしょ!」

モノクマ「とにかくさ、オマエラにはもっともっと絶望してもらわないと困るわけよ。だから……」


モノクマ「せいぜい頑張って捜査してちょうだいな!!」

そうして、捜査が始まる。
五度目の捜査。声伽も不在のまま、突きつけられな事実から目を背けることも許されず……

捜査が、始まる。


chapter5(非)日常編 完
生き残りメンバー
7→6人

--To Be continue

なっ!? 学級、裁判……!?

御門「待って! 学級裁判をやるってことは、つまり……!!」

モノクマ「そういうこと! オマエラの中に有府クンを殺した犯人がいるんだよ!!」

何を、言っている……!?

神代「で、でも声伽がまだいないし……!」

モノクマ「そんなもん知らないよ! 今のアナウンスさえ聞いてりゃ勝手に捜査するでしょ!」

モノクマ「とにかくさ、オマエラにはもっともっと絶望してもらわないと困るわけよ。だから……」


モノクマ「せいぜい頑張って捜査してちょうだいな!!」

そうして、捜査が始まる。
五度目の捜査。声伽も不在のまま、突きつけられな事実から目を背けることも許されず……

捜査が、始まる。


chapter5(非)日常編 完
生き残りメンバー
7→6人

--To Be continue

なんかエラーってダブったけどここまでかなぁ……
捜査しちゃいます? それとも明日にする?

書き込めてる?

みさささささぎさんのジャージも白だったか
人いるなら進めよう

>>261
笹瀬川ささみみたいなノリで言うのやめれ

捜査するか。少し早めに切り上げるかもだけどそこは勘弁な!



chapter5 非日常編


コトダマ【モノクマファイル05】GET!
被害者は有府修二。死体発見場所は植物庭園。
目立った外傷は特に無し。

今回のモノクマファイルはこれだけか……。
でも、仕方ない。やるしかないんだ。皆も各々捜査に行ってるし……私だけ逃げるわけにもいかない!


--捜査開始!

【Info】
前言ってた特別システムは廃止。なおこの捜査中声伽へのいかなる干渉もできません


↓2
1聞き込み
2捜査
3……なに? トガミげきじょうだと?

【トガミげきじょう】

十神「……まったく、愚民が。いきなりヒントを所望とはな」

十神「まずは植物庭園に行け。そこでとある場所を捜査しろ」

十神「あとはそうだな……聞き込みもしておけよ。誰に、とまでは言わんがな」

十神「それくらいか。せいぜい頑張れよ」

メダル
8→7枚


↓2
1聞き込み
2捜査

行動力20



【植物庭園】

植物庭園……現場を調べるのは基本だよね。
どこを調べるか……?


↓2
1倉庫
2遺体
3鶏小屋



有府の遺体……やっぱりモノクマファイル通り、目立った外傷はないみたいだ。
となると……死因は体の中で起きた異変……つまり、毒殺か?
でも周りに毒の小瓶は無いし……どういうことだろう?

……一応簡単に服のポケットも調べるが、声伽の部屋の鍵は見つからなかった。となると、声伽を襲ったのは有府ではなさそうだけど……。


【Info】
コトダマ【有府の遺体】GET!
目立った外傷は特に無し。口から吐血していることから、毒殺であると推測。
なお遺体周辺には毒の小瓶は無かった。


↓2
1倉庫を調べる
2鶏小屋周辺を調べる
3違う場所へ



これは鶏小屋か……ここは特に何もなさそうだけど……。

……と、そこでその近くにあるパネルに意識が行く。これは……スプリンクラーのパネルか?

下の説明文を見ると、どうやら毎朝七時半にスプリンクラーが作動し植物庭園一帯は水に濡れるらしいんだけど……これは事件に関係ありそうかな?


【Info】
コトダマ【スプリンクラー】GET!
植物庭園のスプリンクラーは毎朝七時半に作動するらしい。


↓2
1倉庫を調べる
2他の場所へ

行動力18

安価把握。風呂で離脱

そういえば事件前夜の御陵さんの寝姿も放映されてんのよな
いくら布団に潜ってるとはいえ下着にワイシャツ一枚……朝日奈さんほどじゃないにせよ、視聴率取れそうやね

世のロリコンや御陵ファンが学園に来るだろって!
あれ? そうしたら最後の絶望である死を与えられるだけじゃね?

置き土産。貼れてるかな?

桑田は好きよ。むしろダンロンのキャラ皆好きよ
えっ? スーダンはどうだって? うーん……


あ、再開しまーす!(逃亡)



倉庫。そこは植物庭園なだけあり、芝刈機やつるはしなど様々な物が置かれていた。

だけど、二つ気になるものがあった。
まずはビニールシート。どうやら片面だけが水で濡れているみたいだけど、どういうことだろう? その裏面は綺麗なままなのに……。


【Info】
コトダマ【ビニールシート】GET!
植物庭園の倉庫にあった。片面だけが水に濡れていて、汚れも付いている。


気になるものは他にもある。
それは……わざとらしく放り投げられた白いジャージ。しかも僅かにだが首もとに血痕が付着している。
……何気なくポケットを調べると、そこからはなんと鍵が出てきた。これは……声伽の部屋の鍵?


【Info】
コトダマ【白いジャージ】GET!
植物庭園の倉庫にあった。首もとが血で汚れていて、おそらく有府が吐血したさいにかかったものだと思われる。

コトダマ【声伽の部屋の鍵】GET!
白いジャージのポケットから見つかった。



さて、植物庭園はこれくらいかな。
次は何をするべきか……?

↓2
1聞き込み
2捜査
3は? クワタげきじょう? カッケーッス!!

行動力17



【声伽の部屋】

首括「……まさかこんな場面で声伽の部屋の鍵が見つかるなんてな」

道中で会った首括と私は声伽の部屋にやって来た。
中は簡素な感じで、悪く言うなら殺風景とも言える。
さて……どこを調べる……?


↓2
1引き出し
2ゴミ箱
3ベッドの下

ベッドの下……何か怪しい感じがするんだよな……。
そう思いベッドの下を確認する。

首括「……なんだそれは」

首括が訝しげに言うのも無理はない。それは白いジャージだったのだ。
ただしこちらは多少汚れてはいるものの、血は付いてない。だから事件とは無関係そうだけど……。


【Info】
コトダマ【声伽のジャージ】GET!
声伽の部屋で発見。真新しいジャージで、汚れもあまりない。


↓2
1引き出し
2ゴミ箱
3他の場所へ

行動力16

机の引き出し。そこを調べると一冊の手帳があった。

御陵「これは……?」

首括「手帳だな。中にはなんて書いてあるんだ?」

首括に急かされ、中を調べる。
するとそこにはかなり短い文章でこう書かれていた。


『調査の結果、超高校級の絶望の存在を突き止めた。
さらに少なくとも、ボクら新入生の中に一人はその超高校級の絶望が混じっていると思われる』


首括「……超高校級の絶望? なんだ、それは」

御陵「…………さぁ?」

私も詳しいことは何もわかっていないので、そう答えるしかなかった……。


【Info】
コトダマ【声伽の手帳】GET!
中には『この中に少なくとも一人は超高校級の絶望がいる』との旨が書かれていた。真偽は不明。


↓2
1ゴミ箱
2他の場所へ

行動力15



首括「……おい、これは……」

さあ別の場所を調べようとしたその時、首括が何かに気づいた。

首括「……ゴミ箱の中に、こんな物があったぞ」

そうして首括が手にしたのは……毒薬の小瓶だった。

御陵「なっ……!?」

首括「……何故こんなものが? まさか、な……」


【Info】
コトダマ【毒薬の小瓶】GET!
声伽の部屋のゴミ箱から発見。中身は空。


↓2
1聞き込み
2捜査
3ナナミげきじょう……だと思うよ?



【化学室】

神原「……あ、御陵さん」

御陵「神原さん……どうしてこんなところに?」

化学室から出てきた神原さんと遭遇。こんなところで何をしているのか。

神原「あ、はい。ええっと、おそらく有府さんは毒殺されたんだと思いまして……」

御陵「それでここに来た、と。……でも、毒が抜けてるかどうかは首括じゃないとわからないんじゃない?」

神原「それは問題ありません! 以前何かの役に立てばと思い首括さんにマンツーマンでいろいろ教えていただきましたから! 化学室の棚の中の位置関係もばっちりです!」

……いろいろって何を教えてるんだ首括……。


↓2
1その結果を尋ねる
2他に何か気づいたことはないか
3その他自由安価

安価把握。今回はここまでやで!

なんか質問あればどうぞ。キャラに対する意見もいいよー

誰か御陵さん描いてくれない?(願望)

ルート分岐についてはノーコメやで!

ドット絵でも構いません。今涼川さんしか支援絵無くてね……大歓迎よ


他に質問はないですか?
なければ乙でしたー

おはようございます
今日も我がSSは平常運転となります
20時頃再開となりますのでよろしくお願いします

神原さんが首括関連が多くて実は本人についてはあまり話してないんだよな
今明かされる衝撃の真実ゥwwwwとかされたらSAN値がやばい

>>321
声伽の手帳にあった皆の中に紛れてる超高校級の絶望の可能性が微レ存……?(適当)

殺人が起きる度に疑われる神代さんマジ涙目
あと声伽クンに頼ろうとするのはやめなさい!

>>329
神原さん似の子供と御門ちゃん似の子供を抱えた御陵さんに寄り添う神代さん似の子供
切なげに微笑む神原さんの両手には首括の遺影が抱えられている

そんなシーンが思い浮かんだ

何か目を離してたら何かおかしい議論がされていた
とりあえず>>330の構図では神代と御門がいなくていろいろ意味深という

もしかしたら早めに再開するかも
そしたらごめんね

再開なんだべ

御陵「私が寝てた昨日の夜時間前から、何があったか教えてくれる?」

神原「はい。ええと……まず昨日の夜時間前ですね。首括さんが体育館でモノクマを発見したんです」

神原「それで首括さんにそのことを聞いた私と御門さん、神代さんも体育館に集まって……それが丁度夜時間頃になります」

御陵「その時私は寝込んでたから、その集まりには参加できなかったというわけか……」

神原「声伽さんはどこにいるのかわかりませんでしたし、有府さんもその時点で部屋に行っても反応ありませんでしたから……」

神原「それでそのあと私たちは徹夜で今朝の七時半……ちょうど御陵さんが体育館に来た頃ですね。その時間まで作業をしてました」

神原「そのときは首括さんや神代さんの指示で、トイレやその他の用で体育館を離れるときは常に二人以上でいましたから……」

そうなると首括、神原さん、神代さん、ノノちゃんには完璧なアリバイがあるわけか。
それで逆に私と今も姿を見せない声伽にはアリバイがないと……。


【Info】
コトダマ【昨夜の出来事】GET!
昨夜夜時間前に首括が体育館でモノクマを発見し、その後神原、御門、神代と共に徹夜でモノクマの解体をしていた。
場を離れる際は常に二人以上でいたことから、この四人にはアリバイがある反面御陵と声伽にはアリバイがないと言える。


↓2
1化学室の捜査の結果を尋ねる
2その他自由安価
3他の場所へ

行動力15

御陵「化学室の捜査はどうだった?」

神原「はい……やはり毒の棚から一つ、小瓶が抜かれてますね」

神原「犯人はここから毒を持ち出したということでしょう」

まあ、毒なんてここにしかないだろうし持ち出されたとしたらやっぱりここからだよなぁ……。


【Info】
コトダマ【凶器の出所】GET!
今回の殺人に使われた毒の小瓶はやはり化学室から持ち出されたようだ。


↓2
1その他自由安価
2他の場所へ



さて、どうしよう?
声伽もまだ姿を見せないし、何を調べるべきか……。


↓2
1聞き込み
2捜査
3コマエダげきじょうだってさ!

行動力15



【寄宿舎 廊下】

御陵「神代さん……」

神代「み、御陵さん……」

神代さんはなにやら怯えた様子でこちらをまじまじと見つめる。……疑われてるのだろうなぁ。まあ仕方ないんだけど……。

神代「な、なにかな? 聞きたいことがあるなら言ってくれれば答えるけど……」

さて、神代さんには何を聞こうか……?


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用

行動力15

自由安価のみを出すとぽっかり誰も来ないとかどういうことだ説明しろ苗木!!

風呂ってきます。それでもなにもなければこのまま進めますねすいません

御陵「とりあえずさ、お互いの捜査の状況を交換しとかないかな?」

神代「……わかった。ええっと……」

そうして神代さんと捜査の状況を交換するも、たいした収穫はなし。
そうして僅かに落胆していると、最後に気になることを言った。

神代「--昨日の夜時間前、私は植物庭園にいたんだけどそのときはまだ有府の死体はなかったよ」

御陵「そうなの?」

となると有府は少なくとも昨日の夜時間以降に殺されたということになるけど……。


【Info】
コトダマ【神代の証言】GET!
昨日の夜時間前、植物庭園に有府の死体はなかったとのこと。


↓2
1その他自由安価
2他の場所へ

行動力14



さて、次は何をするべきか……。
一応あのジャージについて調べておきたいし、有府の部屋にも行っておきたいな……。

↓2
1聞き込み
2捜査
3ウサミげきじょうでちゅよー!

行動力14



【有府の部屋】

捜査時はたいていの部屋は鍵が開いてるようになっていて、それはこの部屋とて例外ではなかった。
なので私はそのまま中に入り……机の上に置かれた一枚のメモ用紙を手に取る。


【有府と少し話がしたい。明日の朝、植物庭園に来てほしい】


御陵「これは……!?」

有府を植物庭園に呼び出す内容のメモ用紙。
となると、有府は誰かに植物庭園に呼び出されて殺されたということか……?


【Info】
コトダマ【呼び出しの手紙】GET!
有府を事件の朝植物庭園に呼び出す内容のメモ用紙。


さて、ここにはもう調べるところはなさそうだけどどうするか……?

↓2
1聞き込み
2捜査
3ウサミげきじょうでちゅよー!

行動力13



【倉庫】

御門「……あ、書乃お姉ちゃん」

御陵「ノノちゃん……何してるの?」

御門「ジャージの在庫についてね。で、倉庫が開放された日の最初にノノが見たジャージの個数と今のジャージの個数を照らし合わせてみてたんだ」

なんと……倉庫が開放されたのなんてもうだいぶ前のことなのに、そんなことができるなんて。

御陵「記憶力、いいんだね」

御門「これでも演劇部だからね。台本の台詞覚えでそのあたりは鍛えられてるよ」

御門「……で、結論としては二個減ってるね。犯人と、もう一人誰かが使ってるってことなんだろうけど……」

犯人が誰なのかまだわかってはいないけど、私が白のジャージを使ってるのは本当の事だし、言っておくべきかな……?

↓2
自分も白のジャージを使ってることを言う?

ごめん訂正。
二個じゃなくて三個ね

ここから↓2で

……隠すことでもないし、言っておこうかな。

御陵「……一応言っておくとね。私も白のジャージを使ってるんだよ」

御門「? そうなの?」

御陵「うん。だからその減ってる個数のうち一つは私なんだよ」

だからあと二つは声伽の部屋にあったやつと、もう一つ誰かが使ってるんだろうけど……。

御門「そっか……」

御門「……一応、だけどさ。確認しに行ってもいい? なんなら書乃お姉ちゃんも一緒でいいから」

やはりこの状況だと言葉より実物を見ないと信用ならないのか、そんなことを言われる。


↓2
了承する?

御陵「……大丈夫だよ。部屋は鍵掛けてるはずだけど、捜査のときは開けられてるはずだしね」

御門「じゃ、行こっか」


□■□■□


【御陵の個室】

そうしてやって来た自分の個室。ジャージがしまってある棚の引き出しを開けようとして--違和感に気づく。

あれ? 取っ手の部分が壊れてる……なんだろ?


【Info】
コトダマ【壊れた取っ手】GET!
御陵の部屋の棚の取っ手部分。意図的に壊されたようにも見える。


御門「? 何してるの?」

御陵「ああ、ごめん。今確かめるから……」

そうして私はその引き出しを開ける。



--何もなかった。


御陵「あ、あれ……?」

御門「……無いよね、ジャージ」

そう。確かに私のジャージはそこには無かった。
中は空っぽ……代わりに、僅かにその内部に血が付着していただけ。

……それだけじゃない。さらにそこには何故か白紙のメモ用紙が置かれていた。

御門「…………」

御陵「ち、違う! 私、本当に白のジャージ使ってて……!」

御門「……ごめん。信じたいし、ノノの眼にも書乃お姉ちゃんが嘘言ってるようには見えないんだけど……」

御門「…………ごめん」

御陵「ノノちゃん……!」

そうして複雑そうにしながら部屋から出るノノちゃん。
私は何もできないまま……数分間、立ち尽くしていた。


【Info】
コトダマ【御門の証言】GET!
倉庫にある白のジャージは開放の日から現在までで累計三つ減っているとのこと。

コトダマ【消えたジャージ】GET!
事件当日、御陵のジャージが消えていた。

コトダマ【破られたメモ用紙】GET!
何故か白紙のメモ用紙が台帳から破られ、ジャージが保管されてた棚の引き出しに隠されていた。



…………どうする? あと何か、調べることはあるかな……?

↓2
1聞き込み
2捜査
3裁判に行きましょう

行動力13



【体育館】

そこは今朝の光景のまま、解体されたままのモノクマが放置されていた。

となると情報処理室で見たモノクマとこのモノクマは別……モノクマは数限りなくいるというわけか。


【Info】
コトダマ【モノクマの個体数】GET!
体育館のモノクマと情報処理室のモノクマが別個体であることから、モノクマはかなりの数用意されていると思われる。


↓2
1モノクマの残骸を調べる
2その周辺を調べる

行動力13



これは……なんだろう? 何か紙切れが落ちてるけど……。


【Info】
コトダマ【謎の紙切れ】GET!
体育館のモノクマの残骸周辺に落ちてた。わずかに何か書かれてるが、上手く読み取れない。


↓2
1モノクマの残骸を調べる
2学級裁判へ



モノクマの残骸。その手元、かな。そこにはなにやらヘンテコな鍵が収まっていた。
かなり小さめのサイズだ。声伽が盗んだのとも違う。

よく見ると、そこには『職員専用』と書かれていた。どういう意味だ……?


【Info】
コトダマ【謎の鍵】GET!
モノクマの残骸に隠されていた。職員専用と書かれている。




キーン、コーン……カーン、コーン……。


『えー、遂にメインイベントが始まります』

『さあお前ら! テレビに出てるなら視聴者を待たせるな! いつもの場所に集まれや!』


……始まるのか。また、あれが。
でも行くしかない。逃げるのは……許されない。


□■□■□


【赤い扉の部屋】

そこには声伽を除く全員が揃っていた。

首括「これであとは声伽だけか」

神代「……ホント、何やってるんだか」

神原「ま、まあまあ! 少し待ちましょうよ!」

そうして数分間待つも、声伽は来ない。

さらに数分後。ようやく扉が開かれた。



モノクマ「オマエラおっせぇよ! 視聴者を待たせるなんてどうかしてるよ!」


--声伽かなと思い視線を向けると、それはモノクマだった。

御門「そんなの知らないよー。声伽お兄ちゃんが来てないんだもん」

首括「モノクマ。参加者が集まらない場合はどうするんだ?」

モノクマ「うーん……念のためもう少し待つけど、どうしても来ないようなら仕方ないよね……」

モノクマ「連帯責任ってことでオマエラまとめておしおきな!」

神代「はぁ!?」

モノクマ「あ、安心していいよ。少なくともオマエラは殺さないから」

モノクマ「声伽クンはどうなるかわかんないけどねー!」

そうしてゲラゲラと笑うモノクマ。
その背後から、久々に聞くあの声がした。




声伽「ちょっと、多少の遅刻くらい大目に見てよね」

モノクマ「あ! ようやく来たね!」

首括「お前……今まで何をしていた」

声伽「当然、捜査だよ。皆から出遅れたから、少し頑張って取り戻そうとしてたら遅刻しちゃった」

御陵「なんて能天気な……」

でも、久々に見る声伽の顔は私を安心させてくれた。

モノクマ「じゃあオマエラ! とっととエレベーターに乗る! 時間押してんだから巻きだよ巻き!」

そうしてモノクマに急かされて話すこともせずエレベーターに乗る私たち。

……そういえば、声伽ってあのモノクマの鍵を持ってるんだよね……。なんとなくだけど、覚えておいた方がいいかな……。


【Info】
コトダマ【モノクマの鍵】GET!
声伽はすべての部屋の鍵を開けれるモノクマの鍵を持っている。


エレベーター内部。今ではすっかり数も減って寂しくなったその光景が私に現実を突きつける。
……でも、負けるわけにはいかない。絶望なんて、してやるもんか。



--始まる……

命がけの裁判……

命がけの騙し合い……

命がけの裏切り……

命がけの謎解き……

命がけの言い訳……

命がけの信頼……

命がけの、学級裁判……!!

学級裁判 開廷!!

今回はキリよくここまでー!

なお前回の質問で言わなかったですが、chapter5の裁判は作者大好きでしてね。ここまで進めてこれたのがとてもとても嬉しいです
個人的に苗木の怯える顔の立ち絵大好き

さて何か質問はあるかなー!? 早めに切り上げたし質問あれば御陵さんが答えるかもよ!!

体育館を調べたのはナイスだった?

とりあえずコトダマリスト晒しとく

コトダマ【モノクマファイル05】GET!
被害者は有府修二。死体発見場所は植物庭園。
目立った外傷は特に無し。

コトダマ【有府の遺体】GET!
目立った外傷は特に無し。口から吐血していることから、毒殺であると推測。
なお遺体周辺には毒の小瓶は無かった。

コトダマ【スプリンクラー】GET!
植物庭園のスプリンクラーは毎朝七時半に作動するらしい。

コトダマ【ビニールシート】GET!
植物庭園の倉庫にあった。片面だけが水に濡れていて、汚れも付いている。

コトダマ【白いジャージ】GET!
植物庭園の倉庫にあった。首もとが血で汚れていて、おそらく有府が吐血したさいにかかったものだと思われる。

コトダマ【声伽の部屋の鍵】GET!
白いジャージのポケットから見つかった。

コトダマ【声伽のジャージ】GET!
声伽の部屋で発見。真新しいジャージで、汚れもあまりない。

コトダマ【声伽の手帳】GET!
中には『この中に少なくとも一人は超高校級の絶望がいる』との旨が書かれていた。真偽は不明。

コトダマ【毒薬の小瓶】GET!
声伽の部屋のゴミ箱から発見。中身は空。

コトダマ【昨夜の出来事】GET!
昨夜夜時間前に首括が体育館でモノクマを発見し、その後神原、御門、神代と共に徹夜でモノクマの解体をしていた。
場を離れる際は常に二人以上でいたことから、この四人にはアリバイがある反面御陵と声伽にはアリバイがないと言える。

コトダマ【凶器の出所】GET!
今回の殺人に使われた毒の小瓶はやはり化学室から持ち出されたようだ。

コトダマ【神代の証言】GET!
昨日の夜時間前、植物庭園に有府の死体はなかったとのこと。

コトダマ【呼び出しの手紙】GET!
有府を事件の朝植物庭園に呼び出す内容のメモ用紙。

コトダマ【モノクマの個体数】GET!
体育館のモノクマと情報処理室のモノクマが別個体であることから、モノクマはかなりの数用意されていると思われる。

コトダマ【御門の証言】GET!
倉庫にある白のジャージは開放の日から現在までで累計三つ減っているとのこと。

コトダマ【消えたジャージ】GET!
事件当日、御陵のジャージが消えていた。

コトダマ【破られたメモ用紙】GET!
何故か白紙のメモ用紙が台帳から破られ、ジャージが保管されてた棚の引き出しに隠されていた。

コトダマ【謎の紙切れ】GET!
体育館のモノクマの残骸周辺に落ちてた。わずかに何か書かれてるが、上手く読み取れない。

コトダマ【謎の鍵】GET!
モノクマの残骸に隠されていた。職員専用と書かれている。

コトダマ【モノクマの鍵】GET!
声伽はすべての部屋の鍵を開けれるモノクマの鍵を持っている。

1の5章みたいにバッドルートありますか?

現時点で声伽くん怪しさ臨界点なんですけど
というか嵌められた感が凄まじいな

>>392
御陵「そうね。ナイスだったと思う」


作者最近本編より小ネタの方が多くアイデア出るんだよな……
御陵さん酒弱いのかとか、このメンバーで王様ゲーム的なことやったらどうなるのか、とか
ただの妄想だったわごめん

>>394
御陵「そのあたりは明言しないけど子作りネタはやらないみたい」

>>395
御陵「作者曰く露骨に嵌めてやったぜぐははははー、だそうよ」

御陵「……作者はそういう力に欠けてるからどうしても不満は出てくると思うけど、気にしないであげて?」

本編終わってから幾らでもやっていいのよ?
王様ゲームはすげー気になるし

>>398
でも早く2をやりたい気持ちもあるのよなー……
最悪スクールモードにぶちこむか?


あ、御陵さんは就寝なされたようなので作者がお答えさせていただきます

忍者なんて出したらソニアさん歓喜の予感

そろそろ寝ますね
王様ゲームは全員参加は無理だろうけどやれたらスクールモードでやりたいです

たまには男子も参加させようかしら


乙でしたー!

寝れない……
少しアンケート的なことしたいですが人まだいます?
いなければ後日にしますが……

よし、ならまずはコンマ判定
↓2のコンマの数値で御陵のお酒に対する強さ判定
50を基準にし、そこから上になると強くなり下になると弱くなります

なお作者的には弱い方がスクールモードのときに助かりますので頑張って↓2の人!

判定97 結論酒豪
なにこいつ弱点歌唱力だけやん(遠い目)

酒に酔った人が巻き起こすドタバタ的なネタをスクールモードでやろう思ってたのにこれは……
他の子も判定していい?

お酒イベントの中心は女子であるべきだよね
というわけで女子陣判定。小分けしていきます

↓1で佐倉
↓2で神代
↓3で涼川判定

ラスト

↓1で御門
↓2で神原
↓3で香澄
↓4で荒巻判定

約二名ほど目も当てられない子がいますね……だがそれがいい!
50以下の子には追加アンケートになります
まずは最弱の香澄さんからです。深夜ですし物凄く多目に↓10までで多数決
1泣き上戸
2口調幼児化
3キス魔
4上記三つのうち二つミックスさせましょう(この場合ミックスさせたい番号も)

おはようございます
えー、さすがに10票は多すぎましたかね?
とりあえず香澄は口調幼児化+キス魔にしますね

次荒巻さんです
1泣き上戸
2口調幼児化
3キス魔
4二つをミックス!(ただし上手くやれる可能性は低い)

少し減らして↓8くらいで多数決
どうぞ

え? もっとパターン増やせって? 仕方ないなぁ……

次涼川さん
1笑い上戸
2脱衣癖
3変態
4御陵さんらーぶらーぶ
5二つまでミックス

なんか人気ありそうだし↓10まで多数決

涼川さんは変態にクラスチェンジしました

では最後神代さん……と言いたいんですが、御門が酒強いのに不満な声がありましたので↓5までで多数決

御門と神代の判定交換する? しない?

把握。ならラスト神代さん

1御陵さんらーぶらーぶ……は、いつもどおりやな
2ポジティブ化
3脱衣癖
4絡みます(意味深)
5二つミックスさせましょうか

↓10まで! どうぞ!

結果

香澄→口調幼児化+キス魔
荒巻→泣き上戸
涼川→変態+御陵さんらーぶらーぶ
神代→ポジティブ+絡みます(意味深)

すべてにおいての上位互換である涼川のせいで他三人が霞んで見える……っ!

今日本編更新できるかな……構想はあっても書き溜めれてないから更新したとしてもスローペースなのよね
ゆっくりめでもいいなら更新しますけども

なんか反論ショーダウン入れるの難しい……
そして今回も声伽は頑張っちゃってます


更新は本日19時頃になりますー
原作のような緊張感は相変わらず皆無ですがよろしくです

最近アニメ見返してるけどあれはあれでいいと思うよ
特にchapter5での苗木おしおきへの流れは好き
霧切さんに余計なとばっちりは来てたけど

もうすこししたら始めたいですがよろしいですか?

投下なんやで
ただアニメばりに短くなりそうなんですいません! 裁判は書いてて楽しいんですが尺の調整が難しい……!


学級裁判! 開廷!!

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判の結果はお前らの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおきですが……」

モノクマ「間違った人物を指摘した場合は、クロ以外がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが、晴れて卒業となりまーす!」

神原「ええと……何から話しましょうか……」

首括「そんなもの……もはや議論するまでもない」

首括が裁判開幕と同時に低い声でそう言った。

首括「声伽学! お前が犯人だ!」

声伽「……ボク?」

声伽「ちょっと待ってよ。確かにボクは捜査に出遅れたけど、だからといってそれだけで犯人扱いだなんて……!」

首括「無論、お前が犯人と思える根拠はある。なんなら教えてやろうか。お前が犯人と思える根拠を……!」

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・凶器の出所
・昨夜の出来事
・モノクマファイル05

声伽「ボクが今回の事件の犯人って……」

声伽「どうしてそんなことが言い切れるの?」

首括「無論それに【相応しい証拠】があるからだ」

神原「そ、そんなのありましたっけ……?」

御門「神原お姉ちゃん……正気?」

首括「『外野は黙っていろ……』」

声伽「証拠ってなにさ」

声伽「【アリバイ?】」

声伽「それとも、【物的証拠?】」

声伽「……ボクが犯人と言える【根拠なんて、あるわけない】よ」

↓2
論破、もしくは同意してください

想定してたのとは違いますが論破できてますんで正解とします

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「そうだよ……声伽以外の皆にはアリバイがあるんだ」

声伽「アリバイ……?」

首括「そのとおり。僕はまず昨夜十時に体育館で機能を停止してるモノクマを見つけてな」

首括「以降は神原、神代、御門と共にずっとモノクマの解体作業をしていた。その間は場を離れるときも常に二人以上で行動していたんだ」

神代「ちなみに私が昨日の夜時間前に植物庭園に行ったときは有府の死体は無かった。つまり殺人はそれ以降に行われたということになる」

御門「ノノたちが植物庭園で死体を見つけたのは九時頃だから……昨夜十時から今朝の九時になるってことだね」

声伽「……でも、その話だと御陵さんは一緒じゃなかったみたいだけど?」

御陵「そうだね……私が皆と合流したのは今朝の七時半頃だったよ」

声伽「それなら、彼女のアリバイだって不十分なんじゃない?」

その問いに首括が答える。

首括「確かに、犯行が行われたのが夜十時から今朝の九時ならそうなるな」

首括「だが実際は違った。犯行が行われたのは朝七時半以降だったんだよ」

声伽「……なんで、そうなるのかな?」

首括「そんなもの……現場のとある物と死体の状況が物語っている」

首括「そうだよな御陵?」

……そうだ。首括の言葉は正しい。
死体の状況と現場のあれを照らし合わせれば、それは証明できる……!

↓2
コトダマを提示しろ!

正解!

御陵「そうかわかったよ」解!

御陵「スプリンクラー……あの植物庭園は毎朝七時半にスプリンクラーが作動するんだよ」

首括「そのとおり。そして仮に殺人が御陵のアリバイのない今朝七時半より前に起きたのなら、死体は濡れてなければおかしいな」

首括「だが思い出してみろ。僕たちが見たあの死体は濡れていたか?」

神原「……濡れてなかったですね」

そういうことだ。つまり殺人は今朝七時半以降に起きたものとなり、その時間なら私もアリバイがある……の、だけど……。

声伽「……なるほどね。確かにその理論なら御陵さんのアリバイは成立する」

声伽「なら、こんな発想はどうかな? 有府クンの死体に何かを被せて死体が濡れるのをやり過ごしたとか」

御陵「え……?」

声伽「ちょうど植物庭園の倉庫にピッタリな物があったけど、可能性はあるんじゃない?」

植物庭園の倉庫にあったもの? それってもしかして……


↓2
コトダマを提示しろ!

正解!

御門「そうかわかったよ」解!

御陵「それって、ビニールシートのことだよね……?」

神代「ビニールシート……?」

声伽「そう。倉庫の中に放り投げられてたよ」

声伽「片面は水で濡れていたし、汚れもあった。つまりあのビニールシートで死体が濡れるのを防いだのはほとんど確定だろうね」

首括「なるほどな。確かにその方法なら死体が濡れるのを防ぐのは容易だろう」

首括「なら、そうまでして死体が濡れるのを防いだ理由はなんだ?」

声伽「そんなもの、殺害時刻の誤認のためだよ」

声伽「あたかも犯行が今朝の七時半以降に起きたと思わせるためのね」

御門「そんなことして得する人間は……」

声伽「そう。御陵さんしかいないんだよ」

御陵「ちょ……ま、待ってよ! そんなの……!」

声伽「不可能、なんて言い切れないよね」

私の必死の言葉を掻き消すようにぴしゃりと言ってみせる。

……なんで、声伽は私を犯人に仕立てあげるようなことを言うんだ……?
やっぱり声伽が犯人だから、私に罪をなすりつけようとしている……?

モノクマ「あれあれ? 随分とムキになってるね声伽クン」

声伽「当然……無実の罪で死ぬなんて、さすがにゴメンだからね……」

モノクマ「ふーん……?」

と、ここで不意に今まであまり喋らなかった神原さんが口を開いた。


神原「もうやめてください!」反論!


御陵「神原さん……?」

神原「もう、やめましょうよこんなの……仲間同士で疑うなんて……」

神原「こんなことしても何もありませんって! これは……有府さんの自殺なんですって!」

この事件が有府の自殺……?
確かにその可能性もあるかもしれないけど、だからといってそう決めつけるのは早いんじゃないか……?

【反論ショーダウン 開始!】
コトダマ
・呼び出しの手紙
・神代の証言
・モノクマファイル05

神原「こんなのもう嫌ですよ! 仲間同士で疑うなんて!」

神原「だから……これは有府さんの自殺なんです!」

神原「【有府さんが毒薬を持ち出して、それを植物庭園で飲んだ……】」

神原「【毒薬は化学室に行けば持ち出すのは容易ですし、不可能ではありません……】」

神原「だから……」

神原「そういうことにして、もうやめましょうよ……!」


↓3までで安価。適したコトダマを使って論破してください
正解者のコンマ合計180以上、もしくは全員正解でクリア。ただし一つでもスルーがあればそれを採用
全員正解でなく、正解者のコンマ合計180以下で鍔迫り合いになります

鍔迫り合い!

御陵(逃げるな……立ち向かえ……!)

↓2のコンマ30以上で発展

うおい

逆転!

発言力
6→5

神原「嫌なんですよ……もう、疑いあうなんて……」

御陵(私だってもう誰も疑いたくない……!)

御陵(でも、だからといって現実から逃げたら誰も救われないんだ……!)


↓3までで安価。さきほどと同様です

正解!

御陵「目を背けないで……!」break!

御陵「有府の部屋にね、事件の朝有府を植物庭園に呼び出す内容のメモが残されてたんだ」

御陵「そんなのがあったってことは……」

首括「少なくとも今有府の自殺と決めつけるのは早計なわけだ」

神原「あ、あぅ……」

御陵「それに、もう一つこの事件が自殺だと思えない証拠もあるんだよ」

そう。それはあの倉庫にあったものだ……


↓2
コトダマを提示しろ!

正解!

御陵「そうかわかったよ」解!

御陵「倉庫にあった白いジャージ……あれには血も付いてたし、おそらく犯人が着てたものなんだよ」

首括「さらに言うなら、ここ最近での謎の襲撃者……あれと今回の犯人は同一人物だ」

神代「そうか……あの二件の襲撃も犯人は白いジャージを使ってたな……」

首括「そのとおり。そしてその襲撃と今回の有府の毒殺の犯人こそ……」

首括「声伽、お前なんだ」

声伽「ボクがあの二件の襲撃の犯人だって? 言い掛かりはやめてよ」

首括「とぼけるなよ。お前があのジャージを所持してたのは明白なんだ」

【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・声伽のジャージ
・モノクマファイル05
・モノクマの個体数
・謎の紙切れ
・スプリンクラー

首括「お前が神原を襲い、さらに【自分も襲われたという自演】までしてわざと容疑者から外れようとしたんだ」

御門「えーっと、あの犯人に共通してる特徴って……」

神代「【白いジャージを着て犯行に及んだ】こと、だったな」

首括「そういうことだ」

声伽「待ってよ。確かにあの犯人に共通してることは白いジャージを着てたってことだけど……」

声伽「ボクは【白いジャージなんて持ってない】んだ」

声伽「ボクが使ってたのは『黒のジャージ』だからね」


↓2
論破、もしくは同意してください

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「声伽……違うよね。声伽は白いジャージを使ってたはずだよ」

声伽「何を言って……」

首括「御陵の言うとおりだ。現にお前の部屋から白いジャージが出てきている」

首括「つまり、お前が白いジャージを所持してたのは揺るぎない事実なんだ」

声伽「……なっ……!?」

その首括の言葉に声伽は表情を揺らがせる。
だがそれも一瞬。声伽はすぐに頭を切り替えて冷静に言葉を返してきた。

声伽「……で、でもそれは逆に言えばボクが犯人じゃないと言えるんじゃないのかな?」

声伽「同じジャージを二つ所持する理由なんてない……つまり、本当にボクの部屋にその白いジャージがあったんなら、それはボクの犯行じゃないってわけさ」

……いや、それは違う。今回の犯人が二つのジャージを所持していた可能性はあり得るはずだ。
それはあの人に聞けばいいはず……。


↓2
怪しい人物を指名しろ!

正解!

御陵「これが私の答えだよ」解!

御陵「ノノちゃん……確かあの倉庫にあった白いジャージは解放の日から累計三つ減ってるんだよね?」

御門「そうだよ……」

首括「ならば声伽が白いジャージを二つ所持しててもおかしくはないな。現に二つ以上のジャージが使われてるんだ」

声伽「そんなの……今まで死んでいった人たちの誰かが使ってただけかもしれないじゃないか」

首括「モノクマ、そのあたりはどうなんだ?」

不意に首括がモノクマに話を振る。

モノクマ「えー? ボクにそれを聞いちゃうの?」

首括「議論の流れ上、ここははっきりさせておかないといけないところだ」

首括「裁判を円滑に進めるためにも、それくらいは教えてくれてもいいんじゃないか?」

モノクマ「うーん……ならいいよ! 教えてあげる!」

神原「いいんですか!?」

モノクマ「えーっとですね。少なくとも今まで死んでいった人たちの中に白のジャージを使ってた人はいませーん!」

神代「ってことは……」

首括「そうだ。つまり白のジャージを使っている人間はこの中にいる」

首括「観念しろ声伽。お前が犯人なんだろう?」

声伽「待ってよ。でもそれだともう一人そのジャージを使ってる人がいるってことだよね? ならそれもはっきりさせておくべきなんじゃないの?」

御陵「…………」

やはりその流れになるか……。
どうしよう? 正直に言うべきか、それとも余計な地雷は踏まないでおくか……。


↓2
正直に言う? 言わない?



御陵「……一応、私も白のジャージを使ってたんだけど……」

神原「そうなんですか?」

御陵「捜査のとき、ノノちゃんに言われてね。それで、私の部屋に行ってそれを確認させようとしたら……」

御門「……ジャージなんて無かったよ。代わりに変な紙切れがあっただけだけど」

首括「変な紙切れ?」

御陵「えっと……くしゃくしゃに丸められたメモ用紙だったよ。字は何も書かれてなかったけど……」

それを口にした瞬間、声伽がその話に割り込んできた。

声伽「……一ついいかな? 御陵さんの部屋のメモ用紙なんだけど、何か気になることはなかった?」

御陵「? いきなり何を……」

声伽「いいから答えてよ。どんな些細なことでもいいからさ」

声伽「例えば……メモ用紙の一番上が不自然に破かれてた、とかね」

その言葉にノノちゃんがハッとした顔になる。

御門「そういえば、確かにそんな感じのことになってたけど……」

神代「それがなんだっていうんだ?」

声伽「……今までの議論を振り返るとさ、犯人は朝有府クンを植物庭園に呼び出したんだよね? しかも手紙で」

声伽「それを踏まえた上で、今度はそうだね……二度目の裁判を思い出してよ」

声伽「そうすれば、なんで御陵さんのメモ用紙が不自然に破かれてたか……わかるはずだよ」

……なんだ? 何か閃きそうな気がするぞ?
声伽が何を言いたいのか、わかる気がする……。


閃きアナグラム
め あ う よ も し き の わ つ つ ひ あ

↓2
ダミー有り。並べかえてください

正解!

御陵「そうかわかったよ」complete!

御陵「もしかして……メモ用紙の筆圧のこと?」

声伽「そういうこと。つまり有府クンを呼び出したのは御陵さん、君なんだよ」

御陵「なっ……ま、待ってよ! だから私はそんなこと……!」

声伽「口だけならなんとでもいえるよね? 手紙で呼び出したといったのは他でもない君なんだしさ」

御陵「っ……!?」

優勢だった私の立場はすでに危うくなりつつあった。
…………なんで、声伽はここまで私を犯人にしようとしているんだ?
なんだかんだでいろいろ協力してくれてたのに……なんで、敵として声伽が立ちはだかってるんだ?

……感傷に浸ってる暇はない。とにかく私が犯人じゃないってことは私がよくわかっている。
それなら私のやるべきことは一つだけなんだ……!


学級裁判 中断!!

小休止やで工藤

何かあればどうぞ。なるべくお答えします
感想意見でも大歓迎。やる気が出ますので

何もなければしばしの休憩後、再開します
しかしほんと簡単だなここの裁判は……

一旦乙

【壊れた取っ手】
御陵の部屋の棚の取っ手部分。意図的に壊されたようにも見える。

これ>>393のコトダマリストに入ってないけど使えるよね?

何もなければ22時に再開
よろしくでーす

>>544
大丈夫ですよ

学級裁判 再開!!


【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・壊れた取っ手
・スプリンクラー
・モノクマの個体数
・有府の遺体
・消えたジャージ

声伽「メモ用紙の筆圧を隠すべく破かれたメモ用紙と、使っていたと言いながらも【消えたジャージ……】」

声伽「ここまで来ると、さすがに御陵さん犯人説も無視できないんじゃない?」

神原「で、でも御陵さんにはアリバイが……!」

神代「【ビニールシートで死体を被せ、水に濡れるのをやり過ごす……】」

神代「そのやり方がある以上、【御陵さんのアリバイは不充分ということになる……】」

声伽「そういうことだね」

声伽「そして【メモ用紙の筆圧を隠すために】御陵さんはそのメモ用紙の一番上を破り……」

声伽「それを【意図的に隠した】んだよ」

首括「……ふふ」


↓2
論破してください

正解!

御陵「それは違うね」break!

御陵「待ってよ! ノノちゃんは見たと思うけど、その引き出しの取っ手は壊されてたんだ」

御陵「私がもし意図的に隠したのなら、取っ手が壊されてる説明がつかないよ!」

声伽「そんなの……何か道具を使って壊したんじゃないの?」

神原「でも、そんな道具なんてありましたか……?」

神代「工具セットがあればやれそうだけど……」

いや、それは不可能だ。だって……


↓2
1女子の部屋に工具セットはないから
2そもそもこの学園にそんな道具はない
3あったが紛失した

正解!

御陵「そうかわかったよ」解!

御陵「ううん……女子の部屋には工具セットはないから、それは無理なんだよ」

御門「ってなると、やっぱり怪しいのは……」

声伽「そんな……」

何度も反論をしてもすぐに切り返され、明らかに動揺した様子の声伽。
それでもなんとか反論をしようと思っているのか視線を泳がせる声伽を見て……首括が遂に止めを刺しにきた。

首括「……興ざめだな。まさかお前がここまで往生際が悪いとは」

声伽「そんなの……決まってるよ」

首括「『自分は無実だから』とでも言う気か?」

首括「ならば教えてやろう。お前が犯人だと指し示す根拠、そしてお前の致命的なミスをな……!」

御陵「ま、待ってよ首括」

声伽「……御陵さん……?」

無意識のうちにそんな声を出す私に、声伽が不思議そうに私を見る。
でも首括はそれとは違い、明らかに怒った様子で私を見た。

首括「なんだ御陵。まさか犯人を庇うつもりか?」

首括「どいつもこいつも助けたい等と御大層な正義感を振りかざすのは結構だがな、今の状況を掴めてるのか?」

首括「もしお前が庇った人間が犯人なら、その先に待ち構えているのは……」


首括「僕たち全員の死、なんだぞ?」

重くのしかかるその言葉。

御陵「それは、そうだけど……」

首括「ならばお前の口から言ってやれ。声伽が犯人だと指し示す根拠をな」

声伽が犯人だと指し示す根拠……
それって、あれのことだよね……?

↓2
コトダマを提示しろ!

すいませんミス発覚
声伽の部屋の鍵なんですが、紛失後御門がその後偶然拾ってたということにしてくださいお願いしますなんでもしますから!

正解!

御陵「これが私の答えだよ」解!

御陵「それって、声伽の部屋にあった毒薬の小瓶のことだよね……?」

首括「そのとおり。つまり今回の凶器に使われた毒薬がお前の部屋から発見されてるんだよ!」

声伽「なっ……!?」

首括「下手な猿芝居はやめろ。これで詰みだ」

そうして止めを刺したと思われたが、それでも声伽は反論をやめない。

声伽「でも、忘れたのかな? ボクの部屋の鍵は事件より前に無くなっているんだよ?」

首括「お前こそ一瞬で看破される嘘はやめろ。あのお前に対する襲撃が自演である以上、その可能性もありえん」

御門「待って。……その鍵についてなんだけどさ、実はあれからノノがランドリーで見つけたんだよ」

首括「なに……!?」

その唐突な言葉に今度は首括が動揺する。

声伽「これで形勢逆転だね……つまり鍵を紛失し、その後御門さんが持っていたのならボクに部屋に入ることはできないんだよ」

御門「あれから今まで声伽お兄ちゃんは見かけてすらないから……」

神代「その間に御門さんが声伽に鍵を返すことは不可能なわけか……」

首括「なにぃ……!?」

ギリギリ、と悔しげに唇を噛む首括。
でも、私には今の言葉の嘘は見抜けていた。

あのモノクマの鍵があれば、声伽は自分の部屋にも入れたはず。それなのにこんな嘘をつくなんて……やはり、おかしい。
そこまで追い詰められてるのか……? やはり、声伽が犯人だから……?

それでも、私には声伽が犯人だとは思えない。
それどころか、今回の事件は何か別の思惑が絡んでるようにさえ思える……。

首括「おい、誰も反論はないのか? 声伽の主張を認めるのか?」

こんな私の身勝手な考えで動いていいのか?
それこそ、下手したらさっきの言葉どおり全員の死が訪れることだってありえる。
……でも、私には声伽が犯人だとは思えない。どうしても。

これはもう、単純な話なんだ。
声伽を信じるか、信じないか。


『その歪んだ正義感、なんとかしないと今に手痛いしっぺ返しが来るよ?』


いつの日か言われた声伽からの言葉が頭で再生される。
それでも、私は……!!


↓3までで選択安価。コンマが一番高いレス採用
1声伽を信じて、嘘を追求しない
2嘘を追求する

あれれー? 満場一致はさすがに予想外だぞー?

……ダメだ。やっぱり、追求するしかない。
信じたいからこそ、嘘は追求しないと……!

御陵「待って。今の声伽の言葉には矛盾があるよ」

御門「矛盾?」

御陵「そう。そしてその矛盾こそが声伽を犯人だと指し示す根拠なんだ」


声伽「それは違うよ」反論!


声伽「そんなもの、あるわけない……」

御陵「声伽……?」

声伽「だって! ボクは犯人なんかじゃないんだ!」

声伽「そうだ! だから御陵さんの言葉こそが嘘なんだ! そうしてボクらを混乱させようとしてるんだ!」

そうして迫り来る死の恐怖からか、今までに見せたことのない動揺を見せる声伽。

逃げるな。目を背けるな。
やるしかないんだ……!!

反論ショーダウン 開始!
コトダマ
・モノクマの鍵

声伽「ボクが有府クンを殺した犯人だって?」

声伽「違う! そうじゃない!」

声伽「確かに【倉庫にあったっていう白のジャージも……】」

声伽「【ボクの部屋にあったっていう毒薬の小瓶も、】ボクが犯人だと示してるかもしれない!」

声伽「それでも! その証拠である【毒薬の小瓶を部屋に持ち込むなんてボクにはできない!】」

声伽「だって部屋の鍵は紛失した後、ずっと【御門さんが持ってたんだから!】」

↓3までで安価。一人でも正解ならクリア

正解!

御陵「これが私のやるべきことなんだ……!」break!

御陵「声伽、忘れたの? それとも、忘れたふりをしてるの?」

声伽「な、何を言って……」

御陵「声伽はモノクマの鍵--いわゆるマスターキーを持ってたはずだよね」

御陵「それさえあれば声伽は自分の部屋に入れたはずだよ!」

声伽「っ……!?」

モノクマ「うぷぷ……」

私の指摘に言葉を失う声伽。

神代「反論がないってことは……」

神原「本当なんですか……!?」

御門「答えてよ声伽お兄ちゃん……!」

首括「…………」

一様に視線を向けられ、押し黙る声伽。
すると、不意にこんな呟きが聞こえてきた。




声伽「……そうか。ここまでが罠だったんだね……!!」

? 何を、言って……?

声伽「ボクの部屋に毒薬の小瓶と白のジャージを運んだのも--いや、それ以前にボクにあのマスターキーを盗ませたのすら、策のうちだったんだな……!!」

声伽「そうなんだな!? モノクマァァァ!!」

モノクマ「うぷぷ……!! なに!? よりにもよってボクのせいにする気!?」

モノクマ「苦しいなぁ! そりゃ苦しいって!! そもそもボクがそんなことをしたっていう証拠はあるの!?」

声伽「っ……!!」

モノクマ「ないよねぇ! あるけないよねぇそんなの!!」

……そうか! あれがモノクマのやったことなら、あの証拠品も説明がつく……!
そうして私がその話に割り込もうとしたとき、何かを察したのかモノクマがこんなことを言った。

モノクマ「はい! タイムアップです!」

御陵「は……?」

タイム、アップ……? 何を言って……!?

モノクマ「だからタイムアップだっての! 学級裁判は終わり! だからもう喋んないで!」

御陵「ふざけ--」

声伽「なんだよタイムアップって! そんなのおかしいだろ!!」

モノクマ「あー、うっさいなぁ! ほら! 投票タイムだよー!」

声伽「ふざけるなよ……モノクマ……!!」

モノクマ「張り切っていきましょー!!」




声伽「モノクマァァァァァァ!!」

そうして響き渡る声伽の叫び声を無視して始まった投票タイム。
結論は当然、声伽になっていた……。



モノクマ「ひゃっほーう! 大正解でーす!」

モノクマ「今回有府修二クンを殺した犯人は……」

モノクマ「声伽学クンなのでしたぁぁぁ!!」

声伽「正、解だって……!?」

御陵「声伽……!」

モノクマ「ほらほら、そんなに怖い声出さないでよ! 深呼吸深呼吸!」

モノクマ「それにしても動揺しまくってるねー。普段の冷静っぷりはどうしたの?」

声伽「そんなの……!!」

モノクマ「そっかそっか! 声伽クンってただ幸運でここに来ただけの一般人だもんね! 他の皆とは住む世界が違うもんねー!」

御陵「違う!」

無意識にそう叫ぶ私を、モノクマが睨む。

モノクマ「おろ? 何が?」

御陵「才能なんて関係無い! 声伽だって、私たちの仲間なんだ!」

モノクマ「さっすが御陵さんだね! うざったいくらいの希望だよ!」

モノクマ「でもさぁ、それって本人も同じ気持ちなのかなぁ?」

声伽「…………」

御陵「声伽……?」

その顔は絶望に満ちていた。いつもの飄々とした顔は感じられない。

モノクマ「多分ねぇ……声伽クンは君たちと暮らしていくに連れて自分でも気づいちゃったんじゃないかな?」

モノクマ「君たちとの間にある、絶望的なまでの距離にさ」

声伽「やめろよ……!」

モノクマ「だって他の皆はそれぞれ秀でた才能があるのに、自分だけ何もないんだよ? いや、なくはないけどそれだってただの幸運なんだよ?」

モノクマ「そんなただの『一般人』の気持ちが、本当に君たちにわかるのかなぁ?」

声伽「やめてくれよもう!」

頭を抱えてそう叫ぶ声伽に何も言えない私たち。
でもモノクマだけが、言葉を続ける。

モノクマ「でもさー、これってある種のチャンスじゃない?」

モノクマ「君がもし本当に幸運……他の皆と対等な存在ならさ、その才能が花開くと思うんだよ!」

御陵「何を、言って……?」

モノクマ「例えば、声伽クンの幸運のおかげでボクのおしおきセットが故障したり」

モノクマ「例えば、外からのハッキングのおかげでおしおきを回避できたりさ!」

モノクマ「そう思えば、なんとかなると思えないかな?」

声伽「…………そうか」

ゆらりと、声伽が顔を上げる。
その瞳は……光と闇が混ざりあったような、形容しがたい色を持っていた。

声伽「このおしおきを乗り越えれば……ボクは皆と対等になれるんだね……!」

御陵「声伽……!?」

モノクマ「そうだよ! 憧れだった皆に一歩近づけるんだよ!」

モノクマ「えー、というわけで……」

御陵「待ってよ! こんなのって……!!」

声伽「あは……」

モノクマ「超高校級の幸運である声伽学クンのために! スペシャルなおしおきを用意しましたー!!」

声伽「あはははははははははは!!」


ぴこんっ☆

GAME OVER
コエトギクンが クロにきまりました
オシオキを かいしします

声伽おしおき案のためしばし離脱

他の人たちが才能に溢れてる中、自分だけ幸運ってだけでいても負い目というか皆との距離を感じるのは当たり前だと思うのよね
特に声伽は冷静スキルの持ち主なために人一倍そういうのには気づきやすいというか……

とりあえず離脱。1時頃になったらまた来ます
それまでに今からおしおきされる声伽に何かあればどうぞ

なんだか二番煎じだけど投下やで



【超高校級の幸運 声伽学死刑執行】

【ドキがムネムネ危機一髪!? 体を張った運試し!!】

舞台に一つ、四角い箱があります。
声伽クンはモノクマに連れられ、その中に入りました。

そしてそれを厳重にロックし、中から出られなくするとモノクマは手に持つリモコンをぽちりと押しました。
するとその箱が乗った床がどんどん上昇していきます。
下に待機してあるモノクマが黒ひげ危機一髪を持ってきました。一つ、剣をその樽に刺します。

ドスッ。

すると上にある四角い箱にもどこからか剣が飛んできました。同じように刺さります。
またモノクマが剣を刺します。
するとまた箱にも剣が刺さります。
モノクマが剣を刺します。
箱に剣が刺さります。
モノクマが剣を刺します。
箱に剣が刺さります。


ぴょーん!
モノクマの遊んでいた黒ひげ危機一髪から人形が飛び出ます。それと同時に上の箱からも声伽クンが飛び出てきました。
彼は後ろに飛び、重力に従って落下します。




ザシュッ。

モノクマが慌てて声伽クンの落下点に向かいます。
そこには幾多の剣で体を貫かれ、さらに落下点に仕掛けられた剣山によって串刺しにされた声伽クンがいました。

モノクマは笑います。
最後まで耐えるなんて、君はなんて幸運なんだ! さすがは超高校級の幸運だ! と。

声伽クンは答えません。
ただ、その口元には笑みが浮かんでいました。
やっと他の皆と対等になれたんだと喜んだのでしょうか?
死んでしまっては対等もあったものじゃないのに、おかしな人ですね。

さらに少し離脱します

やっぱりダンガンロンパのバッドなら多少なりとも子作りネタは入れるべきだよね
ぶっちゃけバッド案は考えてなかったので(ある程度は考えてたけどね)思案してきます

でも子作りネタだと首さんの一人勝ちなんだよなぁ……

同じオシオキでもさっさと死ぬ分例のスレの苗木の方が幸運なのかね、声伽くん的には満足かもだけど

>>588
すいません、例のスレとはどのスレのことですかね……

申し訳ないが今日はここまで
子作りネタだとしても御陵の扱いが非常に悩ましいのでね……

最悪少し前に話題にあがったのを採用するかもです。ごめんなさい

ちゃんとカップルが二組出来てるじゃないか!(錯乱)

>>592
カップルが二組? さて、なんのことですかね?(混乱)

アンケート
バッドエンドは子作りネタ?
1はい
2いいえ
やはり皆さんで作られたキャラなのでね。そういうのを嫌がる人もいるかなと(余計なお世話)
御陵さんの扱いについても何かあればどうぞ。ただし最終的な処遇は作者が一任します

では皆さんの意見を参考にしつつ、バッドエンド構想に入ります
意外と子作りネタじゃない方面をご所望の方も多いし、どうなるかはわかりませんが……

多数決で多かった方をやるとは言ってません(管理者権限)



--声伽が死んだ。
あんなにも悩んでいたことにも気づけず、信じることもできず、私は声伽を殺した。

『ここで暮らしていこう』

そう結論付ける皆との話し合いにも、私はまともに参加できてなかった。
それほどまでに声伽の死は私に重くのしかかっていた。

もしあのとき声伽を信じていれば、と何度も後悔した。
声伽を信じて--そして、自分が罪を被ることになっても、私は後悔しなかったはずなのに。
人を助けることが私の役目なのに。私はそれをできなかった。


首括「……おい。本当にいいのか?」

深夜。ベッドに腰かける私の隣で首括が問いかける。

御陵「……いいよ。こうすることでしか気、紛れそうにないし」

御陵「神原さんには悪いけどさ……お願いできる?」

自暴自棄になっていた私は現実から逃げていた。
パチリ、とボタンを外していく音だけがする。
そうして上下の服をすべて脱ぎ終え--下着姿になった私は、首括からのそれを待っていた。


↓2のコンマで判定
30以上で心のどこかでこんなことは間違っていると思っている御陵さんは無意識のうちにこれを拒みます
が、それ未満で受け入れる展開に(どこまでをとは言ってません)



御陵「やっ……!」

あと数センチで首括とキスをする。そんなところで私は無意識のうちにそれを拒んでいた。

首括「……やっぱりな」

それを予測していたのか、首括はたいして気にもしてない様子で引き下がる。

首括「お前……心のどこかでこんなことは間違っていると思っているんだろう?」

御陵「…………それ、は……」

首括「……現実から逃げるな、とは言わない。お前だって人間だ。手段はともかく、現実から逃げたくなるときもあるだろうさ」

首括「でも、それなら最後まで逃げ通してみろ。半端なところで立ち止まるな」

首括「……服、着て寝ろ。風邪引くぞ」

バサリ、と私に布団を投げ掛けて退室する首括。
一人取り残された私は呆然としつつ……服を着ていった。



……首括も、神原さんも。ノノちゃんや神代さんも、やり方はどうあれ前に進もうとしている。
自分なりのやり方で前に進もうとしている。

それなのに、私はどうなんだ?
声伽を殺し、自責の念にかられて現実から逃げようとするもそれすらできず……何がしたい?

分からない……。
わからない……。
ワ カ ラ ナ イ……。




ふと、いつの日か自殺をするために持ってきた包丁が視界に入る。
あのときは結局恐怖に負けてやれなかったけど。
それでも、今なら恐怖に負けることはなさそうだ……。


『その歪んだ正義感、なんとかしないと今に手痛いしっぺ返しが来るよ』


--これが私の歪んだ正義感が招いたことなのかはわからないけども。
もう、いいよね?
私……頑張ったよね……?

願わくば、死後の世界があって、そこに死んでいった皆がいることを。
そうして、二度目の青春を送れたらなんて幸せなんだろうか……。

私はまともに動かない頭でそんなことを考えながら、首元にあてがった包丁を、
するりと横に す べ ら せ た --


--Dead End

おっす。おはようございます
朝からバッドエンド書くとは思ってなかったですがここまでやで

バッドエンドは考えたりするのは楽しいけどどうしてもありきたりになってしまう
作者の技量の限界が垣間見えましたね

本編更新は夜です
その間も質問や意見あればどうぞ

あと少し前の話ですが荒巻さんを脱衣させようとするのやめてあげてください!

まったく。御陵さんに下着姿で誘われてもなお冷静でいられるとは首括もたいした男だぜ

余談ですがこの御陵さんの自殺の仕方は歪みの国のアリスを参考にしました



……、

…………、

………………、


首括「おい! 御陵!」

御陵「っ!?」

あ、れ……? 私何を……?
今のは夢……?

首括「……何をボーッとしている……話を聞いていたのか……!?」

あ……そうか。声伽の嘘を指摘するかしないかで……。
……あんな夢を見てたなんて、どうかしてるなホント……。

首括「まったく……」

首括「さあ、改めて聞くぞ。今の声伽の主張に誰か異を唱えるものはいないのか?」

改めて皆に問いかける首括。
その問いに私は--

飯で離脱

御陵「…………」

答えなかった。
あれが夢だとしても、私はもう間違えない。
声伽を最後まで信じきりたい。信じてやりたい……。

首括「っ……そうか。誰も声伽の主張に異を唱えないんだな」

首括「ならば仕方ない……声伽の主張を認めざるを得ないみたいだ」

神原「でも、それならいったい誰が……?」

首括「消去法で考えるのなら……」

そこで首括の眼が私に向けられる。
それにつられて他の皆の視線も私に向く。それは疑惑の視線だった。

御陵「っ……! ちょっと待って!」

神代「……御陵さん?」

御陵「今回の学級裁判は……何かおかしくないかな?」

首括「なに……?」

御陵「だって、私には考えられないんだよ。有府がこの中の誰かに殺されたなんてさ」

御陵「それに、裁判を進めるにつれてなんていうか……今回の証拠品は露骨すぎないかな? まるで今回の裁判には別の思惑がある、そんな気がするんだよ」

御門「別の思惑……?」

御陵「そうなんでしょモノクマ……! 今回の裁判、アンタが何か企んでるでしょ!」

その私の問いにモノクマは慌てるわけでもなく、ぶひゃひゃと嘲笑った。

モノクマ「はぁ? そう言う御陵さんこそ、何か企んでるんじゃないの?」

モノクマ「ほら、よく言うじゃない? 犯人ほどよく喋るってさ!」

声伽「っ……!」

御陵「なっ……!?」

何を言ってるんだ……! そんなこと、あるわけが……!
だが私に反論を許さないモノクマは、先手を打つようにこう言ってきた。

モノクマ「はい! 時間切れ! 学級裁判は終わりだよ!!」

御陵「は……?」

時間、切れ……? 何を言って……?

モノクマ「投票タイムです! オマエラ、お手元のスイッチで投票してください!!」

その言葉に他の皆がざわつく。

御陵「ま、待ってよ! そんなのおかしい! だって、タイムアップだなんてこれまで一度も--」

と、そこで予期せぬところから宣告されてしまった。




声伽「ボクの部屋で毒薬の小瓶を見つけたのは御陵さんと首括クンだったよね?」

声伽……? 何を、言って……?

声伽「首括クンにはアリバイがあるし……となると、犯人は御陵さんとしか考えられないよね?」

御陵「何を……言って……」

声伽「ボクに自分の部屋に入る術がなかった以上、そうとしか考えられないよ」

それは声伽から下された死の宣告。
そして他の皆からも再び視線を送られる。
でも、それはもはや疑惑の視線じゃない。確信の視線。

『お前がやったのか』

皆が一様に視線でそう語りかけていた。

御陵「ち、がう……」

弁明しないと。そうは思っても口が動かない。
顔が青ざめていく感覚に陥る。でも、何か言わないと--!!

モノクマ「さぁ! 張り切っていきましょう!!」

御陵「違うよ皆っっっ!!」

そうして投票タイムは終わる。
結果として皆が導いたクロは……私だった。



モノクマ「大正解!」

モノクマ「今回有府修二クンを殺した犯人は……」

モノクマ「御陵書乃さんでしたー!!」

正解……? 何を言って……?

神原「御陵さん……」

神代「……ごめん」

御門「書乃お姉ちゃん……」

首括「…………!!」

様々な視線が私に送られる。
でも私はそれに気を向けてる暇はなかった。

御陵「こんなの、おかしいよ……」

モノクマ「はにゃ?」

御陵「こんなのおかしいよ!! なんだよタイムアップって!!」

そうして今まで抱いたことのない憎しみを込めてモノクマを睨む。
でもモノクマは何も言わない。それが私を余計にイラつかせて。

御陵「なんとか言ってよ! モノクマ!」

モノクマ「さーて、それじゃあやりますか!!」

モノクマ「今回は超高校級のレスキュー隊員である御陵書乃さんのために……」

嫌だ。死にたくない。こんな結末は望んでない。
もっと皆と一緒にいたい。話したい。笑いあいたい。

モノクマ「スペシャルなおしおきを用意しましたー!!」

御陵「ふざけないでよぉぉぉぉぉ!!」


ぴこんっ☆
GAME OVER
ミササギさんが クロにきまりました
オシオキを かいしします

さらに少し離脱
何か質問あればどうぞ

予告なしに始めたけど、人いますよね?

そろそろ再開しますね
安価もありますのでよろしくお願いします



【超高校級のレスキュー隊員 御陵書乃処刑執行】

【助け出せ! 紅に揺れる狂気の救出劇!】

燃え盛るコンクリートの建物。その中に今までの犠牲者たちを模したモノクマがいました。
熱いよ! 助けて!
苦しそうに唸るモノクマ。御陵さんは一瞬の躊躇のあとでその燃え盛るコンクリートの建物に入っていきました。

身を焦がすような熱さにも耐え、御陵さんはそのモノクマたちのところに到達します。
ですがそのモノクマたちは御陵さんを確認するや否やそそくさとその場を立ち去ります。
追いかけようとするも、そこに瓦礫が落ちてきて行く手を塞がれてしまいます。
前も炎。
後ろも炎。
右も炎。
左も炎。
もう炎に包まれてこちらから御陵さんの姿は確認できません。


カチャリ。


不意にそんな音がしました。何の音か、と思う暇もなく建物は倒壊します。


ガラガラガラガラ!! ドシャァァァン!!


瓦礫が次から次へと降り注ぎます。
御陵さんの姿はやはり確認することもできませんでした……。



モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃ!! エクストリーム!!」

神原「御陵さん……!!」

神代「そんな……本当に御陵さんが……!?」

御門「っ……!!」

その悪趣味極まりないおしおきに目を覆う女性陣。

モノクマ「ふひー……あースッキリした」

モノクマ「それじゃあねオマエラ! もう新しい階はないけれど、これからも頑張りなよ!」

モノクマ「……いろいろとね!」

そう言い残してモノクマはさっさと立ち去る。
取り残されたボクたち。でもボクは僅かに見えていた。

燃え盛る炎の隙間から、あのおしおきのとある異変を……。

首括「……声伽。お前も気づいたみたいだな」

声伽「首括クン……」

声伽「……まあね。どうやら追い詰められてるのはボクたちじゃなくて、黒幕の方みたいだ」

神原「ど、どういう意味ですかぁ……?」

そのやり取りを聞いていた皆の視線が集まる。




声伽「よく聞いて。御陵さんは……まだ、死んでないよ」



【???】

痛む体に鞭打ち、私は目を覚ました。

御陵「ここは……?」

周りを見ながら私は自分に起きたことを思い出す。
確か……モノクマのおしおきで、周りが炎に包まれてもう焼け死ぬと思ったときに、床が開いて……そのまま落ちてきたんだっけ……?

御陵「故障でもしたのかな……?」

それかありえないだろうけど、外からのハッキングとか……。
とにかく、せっかく拾えた命だ。まだ諦めない……ここがどこなのか、調べないと……。


↓2
どこを調べる?
1奥の扉
2周囲に散乱したゴミ



うわ……酷い匂い。ゴミだよねこれ……。
となるとここはゴミ捨て場とか、そういうこと?

それなら、奥の扉は出口かな……。
そう思い開けようとするも、びくともしない。鍵がかかってるみたいだ。

御陵「そんな……」

いや、諦めるにはまだ早い。
最後まで諦めない……希望は捨てない……!


□■□■□


とりあえず何をするにも食料、飲み物は必須なので私は何か無いものかと辺りを探してみた。
でもこんなゴミ捨て場にそんな都合のいいものはなく、あってもそれは腐った食べ物ばかり。

……最悪これを食べればもうしばらくは持つとして、あと私ができることといえば……眠ることしかなかった。

かろうじて布団として使えそうなものを引っ張り出し、私はそれに包まれるようにして眠る。

おそらく、一日は経ったと思う。
それでも私は可能な限り体を休めていた。

御陵「っ……」

あまりの心細さに思わず泣きそうになる。ジワリ、と目頭が濡れる。
ダメだ。泣くな。泣いたら歯止めが効かなくなる。
この状況で泣きじゃくるなんて、子供のすることだ……。


ドガーン!


御陵「っ……!?」

突然物凄い音がし、飛び起きる。
見ると、近くにあるゴミの山が不自然に盛り上がっていた。

御陵「……ゴミでも落ちてきた……?」

ここがゴミ捨て場ならそれは至極当たり前だ。なにせゴミ捨て場なのだから。
するとその落ちてきたとあるものはそんな私の言葉に呼応するようにガサガサと動き、その山からある人物が出てきた。




声伽「やれやれ……ゴミとは心外だなぁ」

御陵「声伽……!?」

声伽「やあ、助けに来たよ」

それは声伽だった。見違えるはずもなく、声伽だった。

声伽「それにしても酷い場所だね……」

声伽「女の子の君には特別辛い場所だったろうけど、もう大丈夫だよ」

声伽「……って、御陵さん? どうかした?」

いつまでも返事をしない私に声伽がそう尋ねる。


↓2のコンマで判定
50以下なら御陵さんは声伽に抱きついて泣きじゃくります。御陵さんだって女の子なの!
それ以外で御陵さんはあくまで気丈に振る舞いますよ

声伽「御陵さ--うわっ!?」

あまりの心細さにどうかしてたのか。私は気づけば声伽に抱きついていた。
突然のことに戸惑う声伽だったが、やはり男の子で力の強い声伽はそんな私をしっかりと支えるのだった。

御陵「こえ、とぎぃ……!」

声伽「み、御陵さん? どうしたの?」

裁判の時ほどではないにせよ、動揺した様子の声伽だったが私はもう我慢ができなかった。

--人を助ける立場の人間なら、弱さを見せるな。

昔お父さんに言われた言葉だ。
人を助ける立場の人間が弱さを露呈しては、その助ける対象を不安にさせる。
だから私は常日頃から可能な限り強く生きるようにしてきた。だけど……。

御陵「さび、しかった……来てくれてありがとう……」

裁判でのことなど、もう関係なかった。
ただこの状況で声伽が来てくれたのが嬉しくて、私はポロポロと情けなく涙を溢していた。

声伽「…………」

そんな私を見て、声伽は所在無さげに下げていた腕を私の背中に回す。
そしてそのまま力を入れてきた。必然的に私の顔が声伽の胸へと行く。

声伽「えっと……ボクはこんなことしかできないけどさ」

声伽「……いいから、泣きなよ。顔なら隠しといてあげるから」

ここには私と声伽しかいないのに、顔を隠す意味なんてはたしてあるのか。
そんな言葉に私はさらに心が安堵していき……久々に、心から泣いた。



□■□■□


御陵「……ごめん。変なとこ見せて」

すっかり涙も収まった私は声伽から離れ、そう言った。

声伽「はは……気にしないでいいよ」

声伽「……それに、謝るのはボクの方さ」

御陵「え……?」

声伽「今回の裁判、君の言うとおり黒幕の思惑が絡んでいたんだよ」

声伽「有府クンの死を利用して……学級裁判をでっちあげたんだ。最初、処刑されるのはボクのはずだったと思うよ」

声伽「……でも、最後の最後で君はボクを助けてくれた。おそらく君もなんとなくは黒幕の思惑が絡んでいたことに気づいてたと思うけど、それでもボクを助けてくれた」

声伽「…………ごめんね。ボクのせいで危険な目に遇わせて。言い訳にしかならないけど……ボクも、死ぬのが怖かったんだ。だから……」

そうして頭を下げる声伽。
そんな声伽に私は……。


↓3までで自由安価。ここから続く御陵さんの言葉をどうぞ
作者がいい感じに組み合わせます

御陵「……私も死ぬのは怖かったよ。でも、それ以上に皆を--声伽を、信じたかったんだ」

御陵「確かに自分を捨てて誰かを助けるなんて、声伽からしたら歪んでるかもしれないけどさ……それでも、私も声伽も死んでない」

御陵「だったら、私の正義感も捨てたもんじゃないよね?」

声伽「……許して、くれるの?」

御陵「当たり前でしょ。今までだって何度も助けてくれたし、今もこうして助けに来てくれた」

御陵「許さない理由がないよ。ありがと」

声伽「……まったく、君って人は……」

小さくそう呟いた声伽は不意に何かを投げ寄越してきた。
それは--あんパンとペットボトルの水だった。

声伽「とりあえず、ここから出ようか。あとの話はそれからということで」

御陵「あ、でもあそこの扉には鍵が……」

声伽「万能キー、あるから」

そうして声伽は懐からあのモノクマの鍵を取り出した。



□■□■□


ガチャリ。

あんパンを食べ、水を飲み体力を回復させた私と声伽は奥の扉のその向こう側に来た。

御陵「うわ……長い梯子だね」

声伽「行き着く先はトラッシュルームだよ。ほら、あそこの床に変な扉みたいなのがあったよね? そこに続いてるんだ」

なるほど……そうなるとやっぱりあそこはゴミ捨て場だったわけか。

声伽「さて、行こうか」

そうして私たちはその梯子を上ろうとし……


↓2
1私が先に行くよ
2……先、どうぞ

風呂前にいらんところで安価
会話が多少変わるだけだからどちらでもどうぞ

あと今さらですが今回のような御陵さんのイケメンが発揮されそうな場面では自由安価となりますのであしからず

御陵「じゃ、私が先行くよ」

声伽「えっ?」

すると声伽はそんな声を出した。

御陵「……なに?」

声伽「いや……本当にいいの?」

御陵「いいって、何が?」

声伽「だって、御陵さんスカートだよね。なのに上を担当するってことは……」

…………あ、そ、そういうことか。

御陵「……先、どうぞ」

声伽「はは……じゃ、お先失礼するね」

危なかった……とんだ恥をかくところだった……。


□■□■□


そんなこんなで梯子を上る私たち。
その距離というか、長さは本当に凄まじくて私たちは終始無言で梯子を上っていた。

……ずっと無言ってのもあれだし、何か話を振ってみるかな?


↓2
1他の皆は大丈夫なの?
2私が助かった理由ってなんだろうね
3これからどうするの?
4その他自由安価



御陵「……他の皆は大丈夫なの?」

声伽「もちろん、大丈夫さ。誰も死んでない」

声伽「……とはいえ、無実の君をクロにしたことで皆かなり罪悪感に苛まれてるみたいでね」

声伽「だから、皆にあったら許してあげてほしいんだ」

御陵「そんなの、言われるまでもないよ」

即答。声伽の言葉にすぐさまそう返すと、声伽は満足そうに笑っているようだった。

声伽「うん、それを聞いて安心したよ」


□■□■□


【トラッシュルーム】

そうして長い長い道のりを終え、たどり着いたトラッシュルーム。

御陵「……本当にトラッシュルームに着いた」

声伽「そりゃあね。ここで嘘をつく理由がないよ」

御陵「……それもそうだ」

御陵「それで? これからどうするの?」

その言葉に声伽はすっかり元通りの飄々とした笑みを浮かべ、


声伽「モノクマと話すよ」

と言った。



【体育館】

モノクマ「ちょ! なんでだよ! なんでおしおきされたはずの御陵さんが生きてるんだよ!」

体育館で再び会ったモノクマ。
それはとても怒り狂っているようだった。

モノクマ「もしかして、声伽クンが助けたの?」

声伽「……だとしたら?」

モノクマ「本当のクロを当てたら、そのクロは処刑される。悲しいけどこれって校則なのよね」

モノクマ「だからもう一度御陵さんの処刑だよ!」

がーっ! とそんなことを言うモノクマに声伽は一言、こう言った。

声伽「質問なんだけどさ、モノクマ。その『本当のクロを当てたら、そのクロは処刑される』って校則は間違いないんだよね?」

モノクマ「? そうだよ。何を今さら……」

声伽「なら、なおさら学級裁判をやり直さないとね」

モノクマ「……はぁ?」

モノクマ「何を言ってるのさ! 何をどうしたらそんなことになるわけ!?」

声伽「じゃあ聞くけど、御陵さんが犯人だと決めた決定打はなんだった?」

モノクマ「……そんなの、唯一声伽クンの部屋に毒薬の小瓶を置くことができてなおかつアリバイが不十分だったからでしょ?」

声伽「そこがポイントなんだよ」

声伽「ボクの部屋に毒薬の小瓶を置くことができた存在……それは他にもいたんだ」

声伽「……それが誰だか、御陵さんはわかるよね? 君はそれに繋がる証拠品も持ってたはずだよ」

……そうか! あれのことだな……!?


↓2
裁判ではありませんが適したコトダマをどうぞ

御陵「この、職員専用と書かれた鍵のことだよね」

モノクマ「それは……」

御陵「職員専用……つまり、マスターキーにも取れるよね?」

御陵「そんなものをモノクマ……アンタは大事そうに握りしめてたんだよ」

モノクマ「ぐぐぐ……」

声伽「ちなみに事件日は首括クンたちに解体されてたから動けなかった、なんて言い訳はなしだよ」

モノクマ「んぐぐぐぐ……!!」

声伽「さて。ここまで怪しい証拠が出てきたのにそれでもなお君は御陵さんの処刑をやり直す気なのかな?」

声伽「運営の思うとおりに行かない……だからといって無理矢理な手に出て、それをこの映像を見てる外の人たちは納得するのかな?」

モノクマ「…………面白いよ、面白いクマ」

不意にモノクマの口調が変わる。

御陵「……クマ?」

モノクマ「キャラチェンジしてみたクマ! もうこのキャラにも飽き飽きしてきたからね!」

声伽「……それで、どうなのかな? こっちとしてはもう一度あの裁判をやり直したいんだけど」

モノクマ「いいクマよ! でもそれだけじゃあつまんないし、もう一つルールを付け加えるクマ!」

御陵「ルール……?」

モノクマ「有府クン殺しの真相を突き止めるのと同時に、君たちにはこの学園の秘密もすべて暴いてもらうクマ! それでもしどちらも真相にたどり着けたら君たちの勝ちってことにしてやるクマ!」

声伽「……なるほど? そしてボクたちが負けたら全員を処刑するってわけか」

声伽「希望と絶望を賭けた最終決戦……はは、最後の戦いには相応しいね」

そうして不適に笑う声伽。

モノクマ「うぷぷ……了承ってことでいいクマね?」

御陵「当然……!」

声伽「断る理由はないね」

モノクマ「うぷぷ……楽しみクマよ。すべてを知ったとき、君たちはどんな絶望を見せてくれるんだろうね……?」

御陵「楽しみなのはこっちの方だよ。すべてを解き明かされたとき、アンタはどんな顔で絶望するんだろうね……」

そうして体育館を立ち去る私たち。
その背後からはモノクマの笑い声が執拗に続いていた。


□■□■□


【食堂】

御門「やっぱり書乃お姉ちゃんは犯人じゃなかったんだ……」

神代「なのに、私たち……」

神原「で、でも私たちが処刑されてないってことは……」

首括「もはや運営ルールが成り立っていないということか……」

重苦しい雰囲気の食堂に私は足を踏み入れた。
中にいた皆が私を見る。

御門「書乃お姉ちゃん……」

皆、私に視線を送っても言葉は続けない。
声伽の言ったとおり、裁判での件を気にしてるみたいだ。


↓3までで自由安価。皆に投げ掛ける御陵さんの言葉をどうぞ
今回もそこから作者がいい感じに組み合わせます

みんなは絶対助けるよ
超高校級のレスキュー『御陵書乃』の名にかけて!
(これで良いんだよね……有府)

どいつもこいつもイケメンやで(確信)


御陵「私は大丈夫だよ。生きてる限り、諦めることはない」

御陵「今は皆と暗い顔するよりも、偶然でも生き残れたことを喜び合いたいんだ」

神代「御陵さん……」

御陵「それに、今までは皆を助けることだけしか考えてなかったけど……もう違う」

御陵「皆を助けた上で、自分も生き抜くよ」

御陵「だから……ただいま、みんな」

するとまず、神原さんが私に近づいてきた。

御陵「神原さん……?」

神原「……よかったです……御陵さんが死ななくて……よかったです……!」

ぎゅっと私に抱きつき、ポロポロと涙を流す神原さん。

御陵「……ごめんね心配かけて」

御陵「でも、もう大丈夫だから」

神原「はい……!」

御門「書乃お姉ちゃん……!」

神代「御陵さん……!」

首括「まったく……」

続いて他の三人もこちらにやって来る。

声伽「さて……感動の再会を邪魔するようで悪いけど、いつまでもそれに時間を割く暇はないよ」

声伽「なにせ最後の学級裁判があるからね」

御門「最後の学級裁判……?」

御陵「うん。……有府殺しの真相と、この学園の秘密もすべて暴かないといけなくなったんだ」

御陵「正直難問だけど……でも、皆とならきっと大丈夫だと思うんだ!」

その言葉に皆、頷いた。
皆私を信じてくれてる。なら私はそれに応えるだけのこと。


キーン、コーン……カーン、コーン……。

『えー、これよりこの希望ヶ峰学園は、真の解答編へと移りまーす!』

モノクマのアナウンスが流れる。

『まずは皆さんには有府クン殺しの真相とこの学園の秘密を解き明かしてもらうため、いつものように一定の捜査時間を与えます!』

『あ、ちなみに全部の階と部屋を開放したから思う存分捜査しちゃってくださいな!』

『さーて、どうなることかねぇ……? うぷぷぷぷ……!!』

その耳障りなほどに陽気な声に対抗するかのように、私は心の中で改めて決意を固めた。


--皆でここから、出ていくんだ!


chapter5 非日常編 完
生き残りメンバー
6人

--To Be continue

おいおい……ついにchapter5が終わったぜよ……

次回はchapter6です。なんというか、上手く纏めきれるか不安です
多少オリジナル展開も混じってるからなぁ……黒幕の真の内通者は誰かとかね(ネタバレ)

何か質問あればどうぞ
……しかしこのままこのスレで進めてもいいものか。キリよく次スレからchapter6始めるのもありかもしれんのよね

とはいえ残りまだまだあるし…捜査パートまではここでやった方がいいと思う
裁判パートが原作同様最長になることも考えられるし

まあたしかに残りけっこうあるね
てかまだ内通者がこの中にいるの!?

>>673
それに賛成だ!

>>674
少し辻褄合わせのためにですね、急遽有府以外の内通者(というか裏切り者枠)を二名用意しましたすいません……

生存者なら実質二択(神門組か括原組)
退場組なら佐倉と撫斬かな

本日大晦日ですが更新しても人いますかね?
本当ならガキ使見たいんですが残念ながら20時まで仕事で途中からしか見れないし……

あい

えー、大晦日くらいゆっくり休もうという魂胆の元、本日更新はありません
なので年末最後のご挨拶

【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る【安価進行】シリーズも気づけば5スレ目。chapterにして6に入ろうとしています
ここまで進めたのも皆さん読者のおかげです

chapter6が終わったらスクールモードをやり、スーダンへと移行する予定ですのでよろしくお願いします

それでは年明けに会いましょう

御陵「希望は前に進むんだ!」

神原「あけましておめでとうございます! 今年もこのSSをよろしくです!」

というわけでおめです
我輩は今気分が良いので↓5までで正月にちなんだ何かネタをやって欲しいものがあればどうぞ。コンマが一番高いレス採用やでふふふ

あ、初詣は前スレ>>1000で確定してるのでそれ以外でどぞ

おせち作り

>>690
おせち作りだと……? 仕方ない、神原さんを出すしかないようだ

というわけで次回の小ネタは初詣からのおせち作りやで
ただどこのタイミングでやるかは未定だけどな。今からやるのもありっちゃありかもだけど

あ、SAO?おめでとうです
シノンさんファンとしては嬉しい限りです

少し本編更新する? それとも小ネタいっちゃう?
人いればやるで



chapter6 非日常編


首括「……さて。すべての階と部屋を開放という大盤振る舞いまでしてくれたんだ」

首括「思う存分謎を解き明かしてやろうじゃないか」

声伽「だね。有府クン殺しに関係のありそうな場所と、新しく開放された場所」

声伽「そこを重点的に調べようか」

神原「じゃ、じゃあさっそく行動開始です!」

御陵「そうだね……やるからには、全力だ」

御門「おー!」

神代「お、おー……?」


【Info】
今回の捜査に行動力は課せられません。作者がすべてコトダマを集めたなと判断したそのときが捜査の終わりです
なお今回モノクマは常時体育館に待機しています。何か聞きたいことがあれば体育館に行くのもよろしいかと。
答えられる質問には、答えるでしょう。


↓2
1捜査
2情報共有
3ヒント

説明不足やったね
捜査は普段通りなので場所の名前もお願いします
情報共有は言い方を変えただけでようは聞き込みなので相手の名前もお願いします

↓2
どこ捜査する?



【生物室】

御陵「寒い……! なにここ……!!」

五階の一番奥。そこにあった生物室に入った私の第一声はそれだった。
早く調べないと凍え死ぬ……いや、わりと本気で……!


どこ調べる?
↓2
1机の上
2山積みにされたビニールシート
3奥にあるランプのついた何かの収納スペース

寝ます。
改めて今年もよろしくです



なんだろ、これ。何かの収納スペースみたいな……。
青いランプも点灯してるし、気になるといえば気になるけど今はまだ予測もできないな……。


↓2
1机の上
2山積みにされたビニールシート



机の上……何か置いてあるな。
何々……? 『死体保存方法について』……?

それを読むにつれて、ここの生物室がどういったところなのか理解できた。
つまり、ここは死体安置所としても使われているわけだ。先程調べた奥のあの収納スペースやそこにあった青いランプも納得できる。そしてこの異様な寒さも、死体を保管するためなのだろう。

御陵「…………」

ペタリ、と壁に触れる。この向こう側に佐倉さんや氷ちゃん--犠牲になった皆がいると考えると……やりきれなくなる。
でも、いつまでも感傷に浸ってるわけにはいかない。
皆の分まで、やり遂げないと。


【Info】
コトダマ【生物室の秘密】GET!
生物室は死体安置所としても使われており、死体を保管している数だけそこの青いランプが点灯するようだ。



さらに気になっていた山積みにされたビニールシートを確認する。
よくよく見れば、それは植物庭園にあったあのビニールシートと同じもののように見えた。端っこに小さく『生物室』という判子も押されている。

一応、あっちのビニールシートも確認しておこうかな……。


↓2
1捜査(場所も)
2情報共有(相手の名前も)
3ヒント



【植物庭園】

有府の死体は幸い--と言っていいのかはわからないけれど、そのままになっていた。
さて、どうする……?


↓2
1倉庫を調べる
2改めて死体を調べる

今日は不定期更新になりそう、ごめんね

ごめん頭痛いからここまで
短くてごめんね。御陵さんに看病してもらってくる(現実逃避)

ダメだ。なんかさっきからおかしな妄想が止まらなくなって寝れへん
首括神原のポッキーゲームが頭から離れんのやで……

正月ネタって捜査パート終わってから挟んだ方がいい? それとも本編終わってから?

把握
あと質問だけど甘酒(だっけ?)飲んだら酔う人って普通に酔う?
それならもしかしたら正月ネタで以前やった酒ネタをやれる可能性が……

なるほど。こりゃ神原さん家が甘酒自家製で造ってないかぎり、酒ネタは無理だな

今人います? なんだかんだで少し再開しますけど

作者は風呂るんでもし人いれば一言残してください

さいかーい


……この死体、やはり何度見てもこれといったおかしなところはないな。着衣の乱れもないし……。

……ん? 着衣の乱れがない? それっておかしくないか……?
さらにここで私はもう一つの違和感を覚える。そう、それは有府の死体の周りに毒薬が入ってた容器がないことだ。
もしこれが他殺なら犯人は何かの容器の中に毒薬を入れて、それを呑ませたはず。でも前回の捜査のときも含め、その容器は見つかっていなかった。

これは、おかしい……のか?


【Info】
コトダマ【事件の違和感】GET!
改めて調べ直すと、有府の着衣の乱れや周囲に毒薬が入ってた容器がないことに違和感を覚えた。

誤爆った


……この死体、やはり何度見てもこれといったおかしなところはないな。着衣の乱れもないし……。

……ん? 着衣の乱れがない? それっておかしくないか……?
さらにここで私はもう一つの違和感を覚える。そう、それは有府の死体の周りに毒薬が入ってた容器がないことだ。
もしこれが他殺なら犯人は何かの容器の中に毒薬を入れて、それを呑ませたはず。でも前回の捜査のときも含め、その容器は見つかっていなかった。

これは、おかしい……のか?


【Info】
コトダマ【事件の違和感】GET!
改めて調べ直すと、有府の着衣の乱れや周囲に毒薬が入ってた容器がないことに違和感を覚えた。


↓2
倉庫を調べますか?



倉庫のビニールシート……これが生物室から持ち出されたものならこれにも判子が押されてるはずだけど……。

…………あった! 小さくて見えにくいけど、確かに『生物室』と判子が押されてるぞ!


【Info】
コトダマ【ビニールシート】をアップデートしました!
植物庭園の倉庫にあったビニールシートは生物室から持ち出されたようだ。


↓2
1捜査(場所も)
2情報共有(相手の名前も)
3ヒントだべ



【学園長室】

新しく入れるようになった部屋で気になるところはやっぱりここか……。なにせ学園長室だ、重要な手がかりがあるはず。

気になるところは机の上と、資料が保管されてる本棚かな……?

↓2
1机の上
2本棚



凄い本棚だな……私たちの入学時のプロフィールまであるよ……。
どうしよう? 他の資料があるか調べてみるのもいいけど……。


↓2
1プロフィールを調べる(最大二名まで。なお調べられるのはこれ一回きり)
2他の資料を探す



【超高校級の剣道家 撫斬村正】

【嗜好に問題はあるものの、その腕は確かな剣道家。その腕を見込み我が希望ヶ峰学園に入学。
だが現状では不安が残るのも事実なため、彼が入学した後での特別カリキュラムには性格矯正のための授業を試みるつもりだ】


【超高校級の探偵 佐倉梢】

【探偵としての力も問題なく、よほどこの学園に入学したかったのか自ら売り込みにきた。その熱意に負けた、というわけではないが我が希望ヶ峰学園に入学。
入学時の段階では、特に問題が見受けられなかった。次世代の希望として活躍することを期待したい】


……プロフィールの他にも学園長のコメント? みたいなのが載ってるな……。撫斬、やっぱり入学前からああいう性格だったのか。

モノクマ「ああ! 何を見てるのさ!」

御陵「あっ! 何をするのさ!」

突如現れたモノクマにその資料を奪われてしまう。

モノクマ「まったく……ボクの私室とも言えるこの部屋を漁るなんて悪趣味だよ!」

御陵「ならなんでここを開放したのさ」

御陵「……というか、それを私から奪うってことはそこに大事な何かが書かれてたの?」

モノクマ「ぎくぅ!?」

モノクマ「……なーんてね! 確かに大事なことは書かれてたけど御陵さんが読んだところは関係ないもんね!!」

御陵「ってことは……」

他の誰かのプロフィールにその大事な何かが書かれてたってこと……?

続きは七時頃。すまんね

学園長の手紙にあった絶望の種ってワードがそろそろ生きてきそうな予感

>>746
狛枝「そんな……ボクなんてそこまで計算上手じゃないよ」

狛枝「ボクはただ伏線を張ってただけ。それがどんな結果を招くかは後のお楽しみってね……」

誰だったかは後で分かるからいいとして
ここで当たりを引いてたらどうなってた?

>>748
入手コトダマとモノクマとの会話が多少変わるだけで話の展開自体はそんなに変わらなかったよー

よく考えたら幸運と探偵っておかしいな
同じ学年の才能はダブらんだろ

>>750
このSSは1で苗木たちじゃない16人が入学してきたという設定がありますから……(震え声)

少し無理あるかなとは自覚してるんで許してくださいなんでもしますから!

人いれば再開します

元○○急便所属の身としてはこのネタはいろいろと複雑--でもねぇわごめん

次から再開やで

モノクマ「まあそういうわけだから! 頑張りなよ!」

そうして資料片手にここから立ち去るモノクマ。
……くそっ、なんだったんだ。


【Info】
コトダマ【第78期生のプロフィール】GET!
学園長室にあった御陵たち第78期生のプロフィール。撫斬、佐倉のページを見た後でモノクマに奪われた。



次に私は机の上を調べてみた。
声伽が以前調べたままの状態なのか、机の上は散乱していた。その中で私はとある資料--というよりは学園長の残したメモ用紙? を見つけた。

【やはりこの学園に二人、絶望の種がいるようだ。
まだ確信は得てないため、ここに名前を記すのはやめておくが私は以後この案件について調査をしていきたい。
さらに気になる点ももう一つ。超高校級のギャルとしてここに入学する予定だった江ノ島盾子についても同時に調査をする】

……絶望の種? 確か図書室にあった手紙にも同じようなことが書いてあったな。
それに……江ノ島盾子、か。ここに入学する予定だったってことは……何かあったのかな?


【Info】
コトダマ【学園長の残した資料】GET!
図書室にあった手紙同様に絶望の種について書かれてある。人数にして二人の模様。

コトダマ【江ノ島盾子】GET!
今回超高校級のギャルとして入学する予定だった女生徒。なんらかの理由により学園長の調査対象になっていた。


↓2
1捜査
2情報共有
3ヒント

安価把握。飯で離脱
何かあればどうぞ

【ナエギげきじょう】

苗木「ヒント、だね? まずはまだ捜査してない、新しく開放された場所を捜査するといいよ」

苗木「ほら、寄宿舎二階はまだ捜査してないしね」

苗木「あとは改めて有府クンの部屋と、そうだね……モノクマにあることを聞くのもいいんじゃないかな?」

苗木「今回モノクマは体育館に居座ってるからね。聞くのは簡単だよ」


↓2
1捜査
2情報共有



【情報処理室】

そういえば、すべての部屋が入れるようになったんならここも入れるんだよね……モノクマの扉の部屋。

神原「あっ! 御陵さん!」

御陵「神原さん……」

するとその扉の前には先客がいた。神原さんだ。

御陵「入らないの?」

神原「あー、その……もしかしたら罠の可能性もあるじゃないですか?」

神原「部屋を開けようとした瞬間どかーん! なんてことも……」

御陵「いや、さすがにそれはないんじゃないかな……」

そう言いながらドアノブに手をかけると、神原さんはすぐに私から離れテーブルの下に避難した。

神原「ど、どうぞ!」

御陵「…………」

いろいろと言いたいことはあるけれど、我慢してドアノブを捻り中を確認する。
当然爆破なんてことはなく、その奥の部屋には普通に入ることができた。



御陵「うわ……なにここ」

見るとそこはSF映画などでよく見る、コックピット? のような機械がずらりと並んでいた。

神原「わっ……なんですかこれ?」

御陵「わからないけど……」

残念ながら私も神原さんも機械は不得手だ。あまり下手にいじらない方がよさそうだけど……。


↓2
1奥のパネルやボタンを調べる
2床にある扉を調べる



床にあるこの扉、なんだろう? 怪しい感じはするんだけど……。

そうして扉に手をかけ、開けようとする。

御陵「あれ? 開かない……」

不審に思いもう一度開けようとするけどそれでも開かない。


神原「あれ? なんですかねこのパネル……」

そんなことをしているとパネルの方を眺めていた神原さんがそんな声を出す。

御陵「? どうかした?」

神原「いえ、このパネルが気になりまして……」

そうして神原さんが指差したのはたくさんのボタンがあるパネル。

神原「うーん……押してみます?」

御陵「いや、それはまだ早いんじゃ--って私が答える前に押しちゃったね」

神原さんが情報処理室と書かれたボタンを押す。すると隣の部屋からなにやら変な音がした。

御陵「? なんだろ、今の音……」

なんていうか、何かが飛び出たような……よくわからない音だったな……。

御陵「少し見てくるね。神原さんはここにいて」

神原「わ、わかりましたっ。頑張ってくださいっ」

胸の前でグッと手を握ってそう言ってくれる神原さんに見送られ私は再び隣の情報処理室に。
するとそこには、

モノクマ「…………」

御陵「モノクマ……!?」

なんとモノクマがいた。思わず緊張感が高まる。

モノクマ「…………」

御陵「……? どうしたのさ。何かしゃべらないの?」

いつまでも黙ったままのモノクマに思わずそう尋ねると、それに答えるようにモノクマはこんなことを口にした。


↓3までで自由安価。コンマが一番高いレス採用。
モノクマの台詞をどうぞ! 誰が操作してるかは……言うまでもないね

安価把握。風呂のため離脱

神原さんどこ見てんすか!(錯乱)



モノクマ「……御陵さん、下から見ると結構大きいんですね」

御陵「…………」

御陵「……は?」

この緊張感の中でまたセクハラ発言とは、とんだエロクマだな--って、御陵“さん”?

モノクマ「はぁ……美人さんで、かっこよくて、スタイルもいいなんて……」

御陵「……神原さんの方が大きいよね?」

モノクマ「そうなんです! 私が唯一勝ってるところなんてそれくらいなんです!」

そうして両手を顔に当て、泣き真似をするモノクマ。
……いろいろ言いたいことはあるけど、やはりこれは神原さんか。となるとさっきの部屋はモノクマの操縦室ってことになる。
もっと言うなら……モノクマの操作と私たちの監視は同時にはできないわけか。


【Info】
コトダマ【モノクマの操縦室】GET!
情報処理室の奥にあった。黒幕はここでモノクマを操作していたと思われる。

コトダマ【モノクマの操作と監視】GET!
モノクマの操作と御陵たちの監視は一緒にはできないようだ。



□■□■□


そうして神原さんにそのこととスタイルの良さでは神原さんが勝ってることを伝え(そうしたら背は御陵さんの方が勝ってるじゃないですか! と言われた。何も言えなくなってしまった)情報処理室を出る。

ガチャリ。

御陵「ん?」

神原「あ、あれ? 開かなくなっちゃいましたよ!?」

神原さんの言う通り、情報処理室の扉が開かなくなってしまった。何度試しても開かない。

モノクマ「あいあい! 残念でしたねぇ!」

神原「ひっ!?」

そこに突如現れるモノクマ。

神原「ざ、残念って何が残念なんですか!」

モノクマ「そんなことも気づかないの? だから君は残念なんだよ!」

モノクマ「そんなんじゃ今度から残原(ざんはる)さんって呼んじゃうぞ!」

神原「い、嫌です! そのあだ名からは悪意しか感じられません!!」

御陵「……つまり、さっきのモノクマの操縦室にアンタを操作してる黒幕がいたってこと?」

神原「えぇ? まさか、そんな……」

モノクマ「そのとおりです! さすがは御陵さんだね!」

神原「そうなんですか!? え、でも私たちが入ったときそんな人はいなかった気が……」

御陵「……床にあったあの開かない扉、そこに隠れてたんだね?」

モノクマ「そうだよー! いやぁ危ない危ない! もう少しで最終決戦の前にラスボスが見つかるってオチになるところだったね!」

モノクマ「ま、そういうことだから。他の人へは君らで伝えなよ。じゃーねー!」

そうして立ち去るモノクマ。

神原「あうう……えっと、私他の皆さんにこのこと伝えてきますね!」

御陵「あ……うん、よろしく」

神原さんに他の皆への伝言役を頼み、一人残される私。

……なんだか、さっきから肝心なところをミスしてる気がするなぁ。


↓2のコンマで判定。50以下でモノクマからのプレゼント!

それでは続いて次の行動

↓2
1捜査(場所も)
2情報共有(名前も)
3ヒント



【寄宿舎二階 学園長の休憩室】

声伽「あ、御陵さん」

御陵「声伽……なにしてるの?」

声伽「当然、捜査だよ。もっとも目新しいものは何もないけどね」

声伽「……あそこ以外は」

そうして声伽が指差す先には不自然に浮かび上がった壁が。

御陵「あれは……」

声伽「十中八九、隠し扉なんだろうけど……残念ながらピクリとも動かなくてね。おそらくはここのパソコンにパスワードを打ち込めばいいんだろうけど……」

声伽「残念ながら学園長に縁のありそうなパスワードなんて思い付かなくて……」

確かに学園長が設定しそうなパスワードなんて見当もつかない。
私が知ってるのは学園長の名前……『霧切仁』ってことくらいだし。

すると不意に--何故か、佐倉さんの顔が思い浮かんだ。

『響子ちゃん』

それは確か佐倉さんの手帳にあった名前で……佐倉さんの友達だった人の名前と思われる。

声伽「聞いた話だと学園長には娘が一人いたみたいなんだけど……その娘の名前も結局わからずじまいだしなぁ」

さらにその声伽の言葉で私の中にとある名前が思い浮かんだ。

『霧切響子』

御陵「っ……?」

なんだ? 知らない、ましてや聞いたこともないような名前なのにやけに懐かしい感じがする。
私はこの霧切響子という人を知っている……?

声伽「? 御陵さん……?」

ほとんど無意識に私の手は動き、その名前を打ち込む。すると--


ガチャン。

声伽「あれ……?」

その隠し扉はあっさりと開いたのだ。

御陵「……開いたね」

声伽「…………」

御陵「……声伽?」

なにやら黙ったままの声伽に声をかけると、声伽はハッとした顔になる。

声伽「ああ、ごめんごめん」

声伽「今御陵さんが打った霧切響子って名前……なんだか、聞き覚えがあったから」

御陵「声伽も……?」

声伽「? むしろ御陵さんは『聞き覚えがあった』って程度の認識だったの?」

御陵「まあ、そんなところかな。聞いたことはないはずなのに懐かしい……みたいな」

言ってて自分でも何を言ってるのかわからなくなる。

声伽「……そっか」

なのに声伽はやけに真剣な顔をして、こんなことを言ってきた。

シリアスばっかやな……


声伽「ねぇ御陵さん、ボクらってもしかして何か大切なことを忘れてないかな?」

御陵「…………何の話?」

突然すぎて意図すら掴めずそう聞き返すと声伽はすぐに苦笑いをした。

声伽「なんでもないよ。さ、それよりも早く行こうか」

御陵「あっ、ちょっと……」

なにやら話を打ち切られたような気がしてならないけど、仕方ない。私は先に行く声伽の後を追ったのだった。


□■□■□


そうしてたどり着いた奥の部屋。真ん中にテーブル、奥に棚と写真立て、そして右には仕事机があるけど……。

↓2
1真ん中にあるテーブルの上
2奥の写真
3右の仕事机

この流れで声伽のラッキースケベ安価ぶちこんだら空気台無し?

いつまでもシリアスだとほら、ねぇ?(錯乱)


御陵「これは……?」

その写真は背の高い男性の後ろ姿と、その男性に高い高いされて笑顔で笑う幼い女の子がいた。

声伽「……この男の人は学園長だろうね」

声伽「こっちの女の子は……娘さん、響子さんかな?」

御陵「これが……」

となると、学園長は仕事だけじゃなくてきちんと娘さんのことも想っていたということか……いい父親だったんだろうな。きっと。


【Info】
コトダマ【霧切家の写真】GET!
楽しそうに笑う娘と父親の姿が写っている。


↓2
1テーブルの上の箱
2仕事机の引き出し



あと気になるところと言えばこの仕事机だけど、何かあるのかな……?

御陵「あ、何かあった……」

これは、学園長用のカードキーとDVDかな? DVDの方には『第78期生緊急面談』と書かれてるけど……。


【Info】
コトダマ【学園長のカードキー】GET!
学園長専用のカードキー。すべての電子ロックを外せるようだ。


声伽「御陵さん、何か見つけ--」

ガッ。

御陵「へ? ちょ、ちょっと!?」

私のところに来ようとしていた声伽がなんと床のでっぱりに足を引っ掛け、私に向かって倒れてきたじゃないか--!?


↓2コンマ判定
25以下で御陵華麗に回避
26以上45以下で御陵を巻き込んで転倒
46以上85以下で御陵を巻き込んで転倒し、声伽の手が御陵の胸元へと
86以上で事故キス。御陵のファーストキスが声伽に奪われる

展開次第では声伽と恋愛フラグ!? さあどうぞ

やっべぇ00の扱い決めてなかった……

少し遠目に今回だけさらにコンマ判定していい?
↓3のコンマが50以下ならファーストキス+胸タッチ
それ以上で御陵渾身の左回避からのカウンターパンチ(痛そう)

次からは00はクリティカル扱いにしますね!
そしてさすがやで幸運……


ドガーン!

そんな漫画みたいな音を出して倒れてしまう私たち。
いったぁ……背中強く打ったなぁ……。
そう思いつつ目を開けると--そこには視界一杯に広がる声伽の顔が。

御陵(!? な、なんで声伽の顔がこんなに近くに……っていうか唇に柔らかい感触があるけどこれってもしかしなくても!?)

突然の展開に混乱の私を尻目に声伽が目を開ける。

声伽「……ってわぁっ!? ご、ごめん御陵さん!?」

持ち前の頭の回転の早さを駆使したのかすぐに状況を理解した声伽が体を起こそうと手に力を入れる。
すると声伽は無事に体を起こすも--さらに私に違和感が襲う。



--むにゅ。


御陵「んっ……」

声伽「……? ってうわっ!? ご、ごめん!」

そう。倒れたどたどたの最中に偶然声伽の右手が私の胸を掴んでいたらしく、その状態で手を動かせば--当然揉まれる形になり私の口から変な声が出るわけで。

声伽「……あ、あの……御陵さん?」

お互い立ち上がると声伽が恐る恐るといった感じに声をかけてくる。

……うん、わかってる。全部事故だし声伽に悪気があったわけじゃないってこともわかってる。
でも--例え偶然でもそのおかげで胸を触られてさらにファーストキスまで奪われて……!

首括と神原にとっては日常

そーかそーか首括爆発しろ

御陵さんの外見イメージ朝田詩乃だったよね。
声伽なら許してやろう…

御陵「こんのっ……! 変態っっっ!!」

声伽「ぐうっ!?」

気づけば私は募る苛立ちと羞恥を拳に乗せて声伽のお腹に右ストレートを打ち込んでいた。

声伽「ちょ……御陵さん、これはやりすぎ……!!」

御陵「うっ、うるさいっ! 少しそこで悶えてて!」

そんなよくわからない捨て台詞を吐き捨てて私は部屋を出る。

そして部屋を出て廊下。私は壁に背中を預けて頭を落ち着かせようとする。
でも、デートはおろかキスなんて私は当然したことはないわけで……そんな女があんなことをされてすぐに落ち着けるはずがなく、私の頭の中ではさっきの出来事が離れなくなっていた。唇のあの感触も離れない。

御陵「うーっ……!!」

おそらく鏡で見れば私の顔は真っ赤になってることだろう。
このままでは捜査はままならないだろうけど……ここにいたままではそのうち声伽と鉢合わせすることになるので、私は仕方なく捜査を再開することにした。


【Info】
声伽との親密度が『気になるあの人』になりました

御陵さん渾身のボディーブロー……
絶対痛い、絶対なんか体の後ろの方まで突き抜ける衝撃のエフェクトとか出てる

>>811 >>812
その真相はスクールモードで!

>>813
あくまで作者のイメージですけどね
朝田さん好きのようで作者としても嬉しいです


【寄宿舎二階 ロッカー室】

火照る頬をなんとか冷ましつつ訪れたそこはロッカー室。そこにはたくさんのロッカーが並んでいた。
おそらくは私たちの先輩が使っていたのだろう。

御陵「それにしても……酷い有り様だなぁ」

廊下ほどじゃないにしても、この部屋も酷い有り様だった。まるで戦争の跡のようだ。

……さて、ロッカーはなんとか二つほど開くことができそうだけど……。


↓2
右から開ける? 左から開ける?

>>815
それは痛いな……(確信)

なんとなく、右のロッカーから開けてみた。
するとそこには一冊のノートが。

御陵「……神代真琴?」

名前の欄には間違いなくそう書かれていた。
じゃあこれは……神代さんのノート? でも、なんでそんなのがここに?

気になり、ページを捲る。それは授業で使うようなノートではなく、何かの日記帳のようにも見えた。

【○月□日
今日から私も希望ヶ峰学園の一員になった。
卒業したら必ず人生の成功が約束される、と言われつい承諾してしまったものの……周りの成功者オーラがすでに強い。この中で私がやっていけれるのか、不安だ】

これは入学式のときの日記か……。

【○月△日
入学式から少し経った。クラスメイトはすでに仲のいい人を見つけて楽しそうに話している。
そんな中で私は一人……どうすればいいのだろう?】

【○月☆日
最近とある女子によく話しかけられている。
でもすぐに逃げてしまうため、なかなかその子との話が成立しない。
次こそは逃げずに話したいけど……変に思われたりしてないだろうか?】

【○月◇日
やっと名前を覚えた。彼女は御陵書乃というらしい。
彼女は私の奇行にもめげず何度も話しかけてくれて……凄く、安心できた。
その日は何度も彼女と話したり、彼女の姿を目で追っていた。初めてできた友達だ。離さないようにしないと】

あれ? 私の名前が出てきてる……。

【◇月☆日
入学式から約一月。相変わらず私の友達らしい友達は御陵さんだけだけど、それでもいい気がしてきた。
彼女さえいれば何もいらない、そんな気さえしてくる】

【◇月○日
今日の御陵さんからはいい匂いがした。香水の匂いだろうか。私も同じ香水を使いたい。
御陵さんは普段は凛々しい感じなのに、時々見せる笑顔に心惹かれてしまう。気づけば目でいつも追ってしまう】

【◇月◇日
今日は一般解放の日。外部の生徒(学園長からの招待状がある人だけらしいけど)が何人も来る中、御陵さんはやはりその外部の生徒にも人気だった。
その光景を見ていると、心が痛む。私の唯一の友達が遠くに行ってしまう感覚に陥ってしまう】


…………もうやめよう。この日記をこれ以上読んではいけない気がしてきた。
内容はともかく、これは神代さんの日記と見て間違いなさそうだ。でも、そんなのがなんでここに……?


【Info】
コトダマ【神代の日記】GET!
神代の字で希望ヶ峰学園での生活について書かれている。

(アカン)
やっぱりクレイジーサイコレズじゃないか!

次は左のロッカー……何があるかな?

御陵「こっちは手帳と……封筒?」

両方気になるな……どっちから確かめるか。


↓2
どっちから確かめる?

>>821
ち、違うし(震え声)


この封筒……中に何か入ってるけど……。


【神原っちへ
希望ヶ峰への入学おめでとさんだべ! これで神原っちの神社は繁盛間違いなしだべ!

それでだな、神原っち。ちと相談なんだが……もし希望ヶ峰に金持ちの生徒がいたら、俺に紹介してくんねぇか?
詳しい説明はちーとばっかし勘弁してほしいんだが……どうだべ? もしいたらよろしくだべ!】


……神原さんの知り合いからの手紙かな?
それにしては後半部分がやけに怪しい文面だったけど……どんな知り合いなんだ?


【Info】
コトダマ【激励の手紙?】GET!
神原宛の手紙。おそらくは知り合いからなのだろう。



さて、次はこの手帳だけど……。


【何度目かの一般解放の日。私は今日もとある人のところに行った。
私とは何もかもが正反対のその人は話し方も独特で、正直苦手な人だったけど……断るわけにもいかなかった。
結局話の内容はさっぱりわからなかったけど……本当、なんなんだろう? 希望とか絶望とか……】


御陵「……?」

いまいち内容が理解できない。
持ち主の名前も書かれてないし……これが神原さんのだと判断するのはまだ早いかな?


【Info】
コトダマ【謎の手帳】GET!
持ち主の名前が書かれていない。おそらくは神原の物だと思われる。


↓2のコンマが80以下でモノクマからのプレゼント

モノクマ「あれ!? マジで!?」

では次の行動判定

↓2
1捜査(場所も)
2情報共有(相手の名前も)
3ヒントだべ

まだ人はいますかなー?


【有府の個室】

……考えてみろ。有府の死が自殺なら、必ずどこかに遺書が残ってるはずだ。
探す価値はある……!!

↓2
コンマが45以下で有府の遺書発見
ただしそれ以上で遺書を見つけることはできません



……ダメだ! どこにもない……!!

これだけ探してもないってことは……やっぱりモノクマが処分したのかな……くそっ……。


↓2
1捜査(場所も)
2情報共有(相手の名前も)
3ヒントだと……?



【植物庭園】

神代「……あ、御陵さん」

神代さんは植物庭園で有府の死体を改めて調べていた。

御陵「神代さん、何かわかった?」

神代「いや……まったく。有府の死にも不審な点はなかったし」

神代「そう言う御陵さんは?」


↓2
1これまでの捜査の結果を神代にも伝える
2寄宿舎二階で見つけた日記について尋ねる

なおコンマが85以下でモノクマのアナウンスがなり質問はできないまま話が進む



御陵「あの--」


キーン、コーン……カーン、コーン……。


モノクマ『えー、オマエラ! 捜査は頑張ってるかな!?』

モノクマ『そんなオマエラのためにボクはプレゼントを用意したよ!! 体育館に来なさい!』

モノクマ『……あ、一人ずつね?』


御陵「……今の……」

神代「プレゼントって言ってたよね……」

とは言え、そんなモノクマからのプレゼントなんて嫌な予感しかしないわけで……。

御陵「……行こうか」

神代「……うん」

行かないわけにもいかなかったので、私たちは体育館に向かう。
……結局話は打ちきりになっちゃったなぁ。

神代「……御陵さん、なんだかいい匂いするね」

御陵「ん? そう?」

神代「うん。……すっごくいい匂い」

…………なんだか得体の知れない悪寒がした……気のせい、だよね?

はいここまで!
たぶん明日--いや、今日か。今日には捜査パートは終わりそうだね

まったく今日はなかなか進展があったねぇ……御陵と声伽の事故キスからの胸タッチだったり、御陵のファーストキスが声伽に奪われたり……

おい! 首括と神原さんはそんな何度も事故キスしてないぞ! いい加減にしろ!

なんか質問あればどぞ


神代さんェ…

何度もってことは少なくとも一回はあるわけか。そうか。

>>847
なんで神代さんこうなったんだろう……

>>848
ほら、一回くらいならスクールモードであるかもしんないし?

でも神原さんのことだから首括と事故キスしても、
神原「えへへ……キスしちゃいましたね」
みたいな感じでぽわぽわしながら言いそう

そろそろ寝ますね
次の更新は15時頃? とりまよろしくっす

乙でした!

オマエラ! おはようございます!
少し進めとく


【体育館 前】

御陵「……今、誰もいないね」

手前の部屋からこっそりと中を確認すると、そこにはモノクマが暇そうに紐で吊るした鮭をサンドバッグにしていた。

神代「……なら、私から行くね」

御陵「いいの? 私からでも……」

神代「大丈夫だよ。たまにはいいところ見せないとね」

そうして僅かに微笑むと、神代さんはさっさと中に入ってしまう。
なので仕方なく私はここで待とうとすると……放送を聞いた他の人がここにやって来た。

声伽「……あ、御陵さん」

御陵「こ、声伽……」

それはなんと、声伽だった。


□■□■□


声伽「…………」

御陵「…………」

互いに無言のまま神代さんを待つ。
そんな中で私はちらりと声伽の顔を盗み見た。

……こうして見るとなんというか、普通に顔立ちは整ってるんだよね……。

……って何を考えてるんだ私は!? 柄にもなく男の顔を見てそんなこと思うなんて……らしくない……。

声伽「……あのさ、御陵さん」

御陵「んっ? な、なに?」

不意に話しかけられ若干おかしい感じになりながらも返事をする。

声伽「……さっきのこと、なんだけど。本当にごめんね」

声伽「事故とはいえ……ああいうことは、女の子にとっては凄く嫌なことだったろうし……ましてや相手がボクとなっちゃ……」

……そんなことを言う声伽に私はこう答えた。


↓5までで自由安価。作者がなんとか組み合わせます
恋? する乙女御陵さんの台詞をどうぞ!

御陵「あ、いや……その、相手が声伽だったのは別に……」

声伽「?」

ってこれだとまるで声伽が相手で嬉しがってるみたいじゃん! 訂正訂正……!

御陵「じゃなくて! ほら、タイミングとかシチュエーションとか……!」

声伽「??」

ああ! これじゃあタイミングとシチュエーションさえ整ってればいつでも受け入れるみたいじゃん!
そんな乱れに乱れた頭で私はこれに続いてさらによくわからないことを口走る。

御陵「あーっ、もう……な、ならさ! そんなに申し訳なく思ってるなら……」

声伽「う、うん」

御陵「……せ、責任とってよ」

声伽「…………えっ?」

私は何を言ってるんだホント……!


□■□■□


【体育館】

そうして明らかに顔色が変わった神代さん、説明するより見た方がいいよと言ってきた声伽に続き私も体育館に入る。

モノクマ「はぁ……」

御陵「……どうしたのさ」

モノクマ「いや……ここにきてまさか御陵さんと声伽クンのいちゃいちゃが見られるなんてね……」

御陵「なっ……!? べ、別にそんなんじゃ……!」

モノクマ「あー、わかったわかった。ほら、床に置いてあるそれがプレゼントだよ」

聞く耳持たないモノクマはそう言って床に置かれた封筒を指差す。

御陵「…………」

仕方なく床に置かれた封筒を拾い、中を確認する。
そこには一枚の写真が入っていた。

離脱。御陵さん声伽ルート待ったなし!

御陵「これは……」

そこに写ってたのは見慣れない制服を着た、私以外の皆だった。
楽しそうに笑う氷ちゃんや佐倉さん。その他にも神楽や首括等、皆が写っていた。
唯一、私を除いて。

御陵「……どういうこと、これは」

モノクマ「んー? さて、どういうことなんでしょうねぇ?」

モノクマ「とにかくボクからのプレゼントはそれだけだよ! うぷぷぷぷ……」

なんで私以外の皆が楽しそうに笑って写っているのか、その疑問が頭を渦巻く。
……結局、私たちを疑心に陥らせるための罠だったってことか。


【Info】
コトダマ【集合写真】GET!
御陵を除いた全員が楽しげに写っている。


↓2
1すぐにここから立ち去る
2モノクマに何か質問をする

さらに安価

↓2
1このコロシアイ学園生活の参加人数について
2学園長室でモノクマが奪ったあの資料について

御陵「……学園長室で私から奪ったあの資料についてなんだけど」

モノクマ「はぁ? 知られたくないから奪ったのにわざわざここで言うと思ってるの?」

御陵「……聞くのはタダだからね」

モノクマ「そりゃそうだ。でも残念ながらあれをなんで奪ったのかなんて教えませーん!
さ、帰れ帰れ!」

……やはりだめか。それなら仕方ない……視聴覚室であのDVDを見るとしよう。


□■□■□


【視聴覚室】

そうして訪れた視聴覚室。あの緊急面談という字が書かれたDVDを機械に入れ、再生する。

御陵「…………」

何が再生されるのか、と待っているとそこに映し出されたのは--


仁『……じゃあ、面談を始めるよ』

涼川『……はい』


--学園長と思わしき人物の姿と、久々に見る氷ちゃんだった。

御陵「なっ……!?」

思わず早送りにする。だけどそこに現れるのは見慣れた顔ぶれだった。
佐倉さんだったり、
神代さんだったり、
花笠だったり、
ノノちゃんだったり。

仁『……さて、すまないが私は面談をしながらメモを取るといったことは不得手でね。この面談の様子は録画させてもらうよ』

仁『いいかな? 御陵さん』

御陵『……はい』

そしてそれは私も例外ではなく、画面の向こうでは私と学園長が面談を行っていた。

仁『じゃあ、始めようか。とはいえ質問を一つするから、君はそれに答えてくれればいいだけだがね』

仁『……御陵さん。君はこの学園での一生を受け入れるかい?』

仁『無理強いはしない。だがもしこの提案を受け入れてくれるのなら、君たちの安全は保証しよう』

この学園での一生を受け入れるか……? 何をバカな質問を。そんなこと、受け入れるわけが……!

なのに、画面の向こうの私はあっさりと、

御陵『……受け入れます』

そう、答えた。

仁『……そうかい。すまないね』

御陵『いや、学園長のせいじゃありませんよ』

仁『はは……そう言ってくれると、助かるなぁ』

仁『さて、面談は終わりだ。……あとは荒巻さんと神原さんか。彼女たちも救--』


--プツン。


御陵「……は?」

不意に画面が途切れた。
そしてそれと同時に再びあいつが現れる。

モノクマ「えー……故障というのはですね、予期せぬタイミングで訪れるものなのです」

モノクマ「だってそれが故障だから!」

御陵「モノクマ……!」

この明らかな妨害に私が異を唱えようとすると、モノクマは片手をつき出してそれを制した。

モノクマ「待ちなさい待ちなさい! 言いたいことはあるかもしれないけど、残念ながらそんな時間はないのです!」

御陵「は……?」

そうしてモノクマは視聴覚室から出る。すると……。


キーン、コーン……カーン、コーン……。


モノクマ『えー、もう前置きなんて必要ないよね?』

モノクマ『あとはボクが高らかに開催の宣言をすれば、いいだけだよね?』

モノクマ『……というわけで!』

モノクマ『終わりの学級裁判の、始まりだよー!』


……そういうことか。
遂に、遂に始まるのか。
希望と絶望を賭けた、最後の戦いが……。

【Info】
コトダマ【緊急面談DVD】GET!
御陵たちと学園長の面談が録画されていた。


□■□■□


そうして訪れた赤い扉の部屋。そこでは皆が気持ちを一つにしてモノクマを打倒しようとしてる--と思っていた。

神原「…………」

神代「…………」

首括「…………」

御門「…………」

でも、それは違った。
それはまるで最初の裁判前の……互いが互いを疑いあってる、そんな雰囲気だった。

御陵「声伽、これは……?」

声伽「……モノクマの罠の成果、とだけ言っておこうかな」

モノクマの罠……?

声伽「さあ、無駄話をしてる暇はないよ」

声伽「ここで黒幕を打ち倒して、全員で脱出する……そうでしょ?」

御陵「……だね」

そうして私たちは裁判場へ向かう。

--遂に始まる。この学園での生活に決着をつける、終わりの学級裁判が。
希望と絶望を賭けた、最後の戦いが。

--遂に、始まる。

【モノクマげきじょう】

モノクマ「ここでまさかの原点回帰ー!」

モノクマ「というわけでお久しぶりですね、モノクマです」

モノクマ「さて、遂に始まる最後の学級裁判……その結末ははたしてどうなるのか!?」

モノクマ「……本来ならここでやるやる言ってた正月ネタを挟む予定でしたが、改めて振り返るとこのタイミングでやるのはいかがなものかと思ってね。少し悩んでるのよ」

モノクマ「というわけで質問タイムと同時にそれについても何か意見あったらちょうだいね」

モノクマ「……ちなみに今回の学級裁判で使うコトダマリストは今回集めたコトダマと前回集めたコトダマすべてだからね! とんでもない量になるかもよ!」

えっ多くね?!

ちょ、待てよ(キムタク)
がぜん不安になるんだけど

>>881 >>882
モノクマ「合計して35個のコトダマですね」

モノクマ「でも安心して! 前回のコトダマなんて言うほど使わないだろうから!」

モノクマ「たぶんね!」

モノクマ「というわけで皆に意見を募るぜ! ガッデム!」

モノクマ「正月ネタをこのタイミングで挟むか否か、コメントをください!」

モノクマ「作者が決めろっていう票は無効……にはしないよ! それでもいいよ!」

モノクマ「よし、やるわ」

モノクマ「ただ前みたいに長丁場になって次スレ行く可能性がある。それはすまんね」

モノクマ「スターット!!」



【御陵の自室】

年が明けた。今日は神原さんの家の神社で初詣をする約束になっている。
時間は……まあ、今から用意していけば充分間に合うかな。

御陵「さて、と……」

簡単に身支度を済ませてからふと部屋の隅に置いてある段ボールに視線を送る。
そういえば年末にお母さんが着物を郵送で送ってきたっけ。『正月くらい女の子らしく着物くらい着なさい!』っていうのがお母さんの持論だ。

なんてことを思いながら私は数秒玄関で立ち止まり--


↓2
1……まあ、たまには着てみるかな(具体的な着物の説明もよろしくです。無ければ下に流す!)
2ごめん、着物苦手なんだ私

御陵「……たまには着てみるかな」

そうして私は着物に着替えると、改めて神原さんの家の神社に向かうのだった。


□■□■□


【神原神社】

神楽「本家巫女さんの舞が見れるかもしんねぇのか……うっし! なんかインスピレーション的なのが閃きそうだぜ!」

玄鐘「お、神楽の次回作は主人公が巫女にでもなるのか?」

佐倉「はは……なかなか斬新だね」

声伽「だったら相方は首括クンにしないとね」

首括「どういう意味だ声伽」

神原神社の前。そこにはすでに私以外の皆が揃っていた。

御陵「ごめん、遅れた」

さすがに一人で着物を着るのは時間がかかってしまい、私はそうして遅刻を詫びながら皆のところに行く--。


↓2コンマ判定
30以下で何事もなく話が進みますがそれ以上だとコンマが高ければ高いほど皆からの着物姿の評価が上がります
ゾロ目か00なら大絶賛!

神楽「ん、おお御陵か」

花笠「お前にしては遅かったな」

御陵「一人で着付けは時間がかかってね」

御門「待って。一人で着付けしたって冷静に考えるととんでもないよ」

荒巻「さすがは御陵さんだね」

玄鐘「便利な言葉だな、それ」

そうしてわいわいと盛り上がる皆。

涼川「……書乃、似合ってる」

御陵「ん? そ、そう?」

御陵「氷ちゃんも似合ってるよ」

涼川「……ありがとう」

よかった。少しでも反応があってよかった。


□■□■□


荒巻「さて、どうしよっか。神原さんの舞まではまだ時間あるけど」

荒巻さんを先頭に歩く私たち。

神楽「んー、そうだな。ほら、初詣っていったらやっぱあれだろ」

多和良「あれ、とは?」

神楽「そりゃおめぇ、あれだよほら--」


↓2
神楽は何を提案した?

作者は初詣未経験なので安価多くなりますすいません
なお御陵以外の着物は脳内保管で!

神楽「やっぱ一年の最初はおみくじで決まりだな」

玄鐘「まあ、妥当か」

荒巻「じゃ、まずはおみくじだね……」

そうして歩くこと数分。おみくじが売ってるところを見つけた私たちはそれぞれおみくじを買う。

荒巻「よし、皆買ったね? 大凶が出ても泣かないこと!」

神楽「だとよ。頑張って涙堪える練習しとけよ御門」

御門「どういう意味さ!」

撫斬「……まあ、声伽の幸運は見物だろうな」

声伽「まさか撫斬クンにそんなことを言われるなんてね……」

そうして私たちはそれぞれおみくじを確認した。


↓1で御陵
↓2で声伽
↓3で佐倉
↓4で撫斬のおみくじ判定
コンマが00から19で大凶
20から39で凶
40から59で吉
60から79で中吉
80から99で大吉

ボーナス?そんなものはありません



御陵「中吉だ」

佐倉「わ! 大吉だ!」

撫斬「……俺もだ」

声伽「大凶だ……」

御陵「えっ? ほ、ほんと?」

横から声伽のおみくじを覗き見るも、確かに見違えることができないほど丁寧な字で大凶と書かれていた。

佐倉「声伽君……」

声伽「こりゃ参ったな……笑って誤魔化すしかなさそうだね。ははっ」

撫斬「これが超高校級の幸運のなれの果てか……」

御陵「そんな大袈裟な……」

そうしてちらりと声伽のおみくじ……その金銭運のところを見る。


【悪い男に騙され多額の借金を背負う可能性有り】

声伽「? どういうことだろう?」

佐倉「うーん……たぶん、何かの勧誘とかそういうことで借金を背負わされることになるってことじゃないかな?」

御陵「なるほどね。声伽、今年一杯は変な男に絡まれそうになったら逃げなよ」

声伽「心配ありがとう。肝に銘じておくよ」

……とはいえ声伽の家ってよくも悪くも普通な家庭だったはずだし、そんなお金目当てに誰かに声をかけられることなんてないだろうけどなぁ……。


『うーん、せっかく神原っちの神社に来たのはいいけど、肝心の人の良さそうな奴がいないべ……』


微かに聞こえたその声が、何故だか私をより不安にさせるのだった。


□■□■□


荒巻「さて、次はどうしようか」

おみくじも終わりふらふらと歩く私たち。
神原さんの舞まではまだ時間あるし……。

玄鐘「おみくじと来たら次はあれだろ、ほら--」


↓2
次はどうする?

玄鐘「賽銭とお参りだな。おみくじに続いての代表的なやつじゃねぇか」

神楽「一理あるな」

声伽「じゃあ次はそれをやろうか」

そうして続いてお賽銭とお参りをすることにした私たち。やっぱり荒巻さんを先頭にして私たちはその所定の場所に行くのだった。


□■□■□


荒巻「よーし、なら順番にやってこうか」

そうして荒巻さんの指示の元、淡々とやっていく。

すると私の番になった。私はお金を賽銭箱に入れ、お祈りをする--


↓3までで自由安価。御陵は何を願った? コンマが一番高いレス採用

コンマ被りとか……


御陵(仕事をすることがないくらい平和に……皆と仲良く暮らせますように)

レスキュー隊員として仕事が無くなればそれは世界が平和になってる証。そうすれば皆と仲良く暮らすことだってできるだろう。

そうしてお賽銭とお参りを終え、邪魔にならないところまで離れる。
他の人たちはどんな願い事をしたのかな……?


↓3までで自由安価。神原以外の相手の名前と、その生徒の願い事をどうぞ。コンマが一番高いレス採用

風呂入ってくるね。お酒イベント待ってる人はもう少しの辛抱だよ!

御陵「撫斬は何をお願いしたの?」

撫斬「言う必要があるのか?」

そう言われたらどうしようもない。実際言う必要はないのだから。
そうして私が黙ってしまうと、撫斬はため息を吐いたあとでさらに続けた。

撫斬「もっと強い奴と戦いたいと願った」

撫斬「今のところ俺とまともに試合ができるのは一個上の辺古山だけだからな。それ以外の奴はまったく話にならん」

御陵「へぇ……向上心があるんだね、見直したよ」

撫斬「勝手に言っていろ」

撫斬「……とにかく、それだけだ。わかったのならとっとと離れろ」

そうして私をしっしと追い払う撫斬。

さて、次は誰に聞いてみようか……。


↓3までで自由安価。相手の名前と、その生徒の願い事をどうぞ。コンマが一番高いレス採用

今度こそお風呂行く

御陵「多和良は何をお願いしたの?」

多和良「ふぁっ!? ぼ、僕ですか!?」

何がそんなに驚いたのか、多和良は声をかけただけなのにそうして驚いてみせた。

多和良「え、えーとですね。有り体に言うならば例の癖を治したいと……」

例の癖……ああ、それって……。

御陵「女の子と話すとき胸に視線が行くっていう、あれ?」

多和良「や、やめてください! 声に出されると凄く恥ずかしいです!」

御陵「ああ、ごめんごめん」

多和良「うう……玄鐘さんは『そんなもん男ならしょうがねぇだろ?』と言いますし神楽さんは『あー、なら御門で練習したら? ほら、あいつ近年稀に見るロリ体型だし』と言いますし……」

御陵「ははは……」

まあ、悩みの深刻さは人それぞれだよね。

多和良「あげくのはてには話を聞き付けた御門さんが神楽さんに腹パンをして乱闘騒ぎになりそうになりますし……撫斬さんの一声で大人しくなりましたけど」

……形はどうあれ正月もこのクラスは平常運転のようだ。


□■□■□


荒巻「あれ? そろそろ神原さんの舞の時間だね」

という荒巻さんの言葉で私たちはその舞が行われる舞台にやって来たんだけど……。

香澄「うー、人が多いですっ!」

そのとおり。舞台周辺はすでにたくさんの人がいたのだ。

声伽「まあ、希望ヶ峰学園の巫女さんの舞が見れるとなれば多くの人が集まるのも納得だね」

御陵「でもどうする? これじゃあ神原さんの舞見えにくいけど……」

首括「……おい、あそこだけ異様に空いてないか?」

と、首括が示す先を見る。
するとそこには『神原っちの友人特等席! 部外者は立ち入り禁止だべ!』と書かれた看板がありそこだけかなりのスペースができていた。
そしてその真ん中で待機している見るからに怪しげな男の人が一人。

声伽「……誰だろうね、あれ」

するとその怪しげな男の人はこちらに気づくと手を振りなかなかに大きな声で呼び掛けてきた。

??「おーい! あんたら神原っちの友達だべ? こっち来るべー!」

荒巻「……知り合い?」

首括「あんな恥ずかしいウニ頭に知り合いはいない」

撫斬「同じく」

??「ちょ! 聞こえてんべ! いいから来るべ!」

というわけで仕方なくそちらに向かうと、その怪しげな男の人はがっはっはと笑った。

??「いやー、ようやく来てくれたべな。神原っちに頼まれてあんたらの席確保してたんだべ」

??「どうだべ? ここからならばっちり見えるべ!」

……いや、確かにここからならかなりよく見えるし、いい場所なのは認めるけど……。

佐倉「……誰ですか?」

??「おお、すまんべ! まだ名乗ってなかったべな!」

葉隠「俺は葉隠康比呂だべ! ま、よろしく頼むべ!」

御陵「葉隠さんですか」

葉隠「葉隠でいいべ! まあ、年上っちゃ年上だけど神原っちの友達なら俺の友達でもあるべ!」

神楽「なんつーガキ大将持論だ……」

葉隠「なにせ神原っちの友達だからな! それにあの希望ヶ峰学園の生徒と来たもんだ! お近づきになるに越したことはないべ!」

撫斬「下心が見え見えだな……おい、声伽。さっきのおみくじのこともある、一応用心しておけよ」

声伽「はは……」

と、神原さんの友達(であるらしい)葉隠さんとそんな話をしていると不意に舞台上に動きがあった。

葉隠「お! 神原っちの登場だべ!」

首括「……だな。仕方ない、とりあえずはあれを見ておくとするか」

香澄「ですね。神原さんファイトー!」

荒巻「香澄さん、大きな声は出しちゃダメだよ」

そんなこんなで始まった神原さんの舞。
舞台上の神原さんはいつものほわほわした雰囲気を微塵も感じさせない顔で……凄く凛々しく見えた。


□■□■□


そうして神原さんの舞が終わり人気のない裏手の入り口。神原さんに舞が終わったらここに来るように言われていた私たちは葉隠さんと一緒に来ていた。

葉隠「いやー、さすがは神原っちだべ!」

多和良「いやいや、素晴らしいものを見せてもらいましたなぁ」

涼川「……素敵だった」

そうして待つことしばし。巫女服のままの神原さんがやって来た。

葉隠「うーっす! 神原っちお疲れさんだべ!」

荒巻「素敵だったよ神原さん!」

神原「葉隠さんに皆さん……ありがとうございます」

すでにいつもの顔になり、嬉しそうに頬を緩める神原さん。
そんな神原さんになんと首括が一歩近づき--


↓3までで自由安価。神原の舞を見た首括の感想をどうぞ。
コンマが一番高いレス採用ですが、内容によっては別の候補にもなります。すいません

キャラ多すぎ!

ごめんなさい有府忘れてましたぁ!


首括「実用と発展を目指す発明家としてはあるまじきことだがこういう芸術というのも悪くないな……」

神原「えへへ……ありがとうございます」

有府「あの首括にあそこまで言わせるとは……さすがは神原だな」

御陵「だね」

首括は基本こういうことには無関心なのに、その首括にあそこまで言わせる。さすがは超高校級の巫女と言わざるを得ない。


首括「まあ、ありきたりな言葉しか言えんが美しかった。また見せてくれ”陽菜“」

神原「はいっ。……へっ? は、陽菜?」

と、そこで何故か名前で呼ばれ一瞬ポカンとするもそのまま徐々に顔を赤くする神原さん。

神楽「ん? お前らいつの間に名前で呼び合う仲に?」

有府「呼び合ってはないけどな」

やけに的確な有府のツッコミも飛ぶ。

首括「……あ、すまん間違えた」

玄鐘「おっと新年早々まさかのカップル誕生疑惑か--いてててて! 荒巻お前腕を捻るな!」

荒巻「ねぇデリカシーって習わなかった?」

神楽「玄鐘がデリカシーなんて知ってるわけねぇだろ」

玄鐘「お前にだけは言われたくない!」

葉隠「ん? なんだべ? 神原っちと首括っちはカレカノの関係なんだべか?」

と、ここでさらにデリカシーのない発言をする葉隠さん。しかしさすがに今日知り合ったばっかりの葉隠さんに手を出せるはずもないわけで。

首括「そんなわけがないだろう。今のは僕の言い間違いなだけだ」

神原「え、えっと……私はくるりと呼べばいいんでしょうか?」

葉隠「でも神原っちは名前で呼んでるべ?」

首括「おい、僕が悪かったから悪のりしないでくれ」

そうしてなにやらパニック状態の神原さんを落ち着かせるために数分の時間を費やしたのは別のお話。



□■□■□


神原「あぅ……お見苦しいところをお見せしてすいませんでした」

御門「いやいや、気にしてないよ」ニヤニヤ

佐倉「そうそう!」ニヤリ

神原「むー……」

そうして神原さんをからかう女子陣。
ちなみに首括は神楽や玄鐘に本当に神原さんと付き合ってないのか問い詰められている。哀れ首括……。

神原「そ、そうです! 実は奥の客間におせちの準備がしてあるんですけど、よかったらどうですか!?」

その提案に葉隠さんが反応を示す。

葉隠「む、さすがにそんな場に部外者の俺が同席するのもあれだし俺はここらでおさらばするべ」

神原「えぇ? そうなんですか?」

その言葉に私は--


↓2
1葉隠さんも来たら? と誘う
2そうですか、ありがとうございました。と別れる

御陵「そうですか、ありがとうございました」

葉隠「あ、あれ? 御陵っち淡白すぎやしねーか?」

神楽「天はこう言ってるんだよ……『葉隠さんなんていりません!』と」

葉隠「神様薄情だべ! ……まあいいべ。じゃ、神原っち。例の件よろしく頼むべ」

神原「あ、はい。ありがとうございました」

そうして葉隠さんが立ち去る。
……例の件というものがなんなのか、激しく気にはなったけどまあスルーしてもいいだろう。


□■□■□


【神原神社 客間】

花笠「ふむ……これはまた、なんというか」

神楽「すげー! さすが神社だな!」

撫斬「感想が小学生並だなお前は」

そうして通された客間には色とりどりのおせち料理が並んでいた。

神原「主に私のお母さんが準備したんですけどね。あ、あと葉隠さんも少し手伝ってくれたとか」

有府「大丈夫なのかそれ……」

今日知り合ったばかりなのに何故か葉隠さんの名前が出ると怖くなる不思議。

御陵「まあ、いいでしょ。せっかくだしさっそく食べようよ」

御門「賛成ー!」

そうして適当に座っていく私たち。

声伽「じゃあ、さっそく食べようか」


「「いただきます」」


□■□■□


【その頃、葉隠は……】

葉隠「あー、正月だってのに寒いなぁ……」

葉隠「へへ、でもおせちの手伝いもしたしこれで報酬は期待できるべ」

葉隠「でもなーんか忘れてる気がするんだよなぁ……」

葉隠「…………」

葉隠「……あっ! 客間の飲み物間違えて酒置いてまったべ!」

葉隠「……ま、いいべ」


□■□■□


そうしておせちを食べていくと、まずある人に変化が訪れた。


↓3までで選択安価。葉隠の置き土産によりまず誰が酔っぱらった?
コンマが一番高いレス採用
1香澄(幼児口調、キス魔)
2神代(ポジティブ、絡みますよ)
3涼川(御陵らーぶらーぶ、変態)
4荒巻(泣き上戸)

葉隠なんてことしやがる……



神代「御陵さぁん!」

突然肩を叩かれそちらを見るとやけににこにこと楽しげに笑う神代さんが。

御陵「ん? ど、どうかした?」

そのあまりの変わりように驚く。……というか、なんだかお酒臭い気が……。

神代「私はねぇ、このとおり女に見えないけど一応女なのよ!」

神代「いくら周りに男と勘違いされようが私はもう屈しないと決めたの! それをここに誓うね!!」

御陵「う、うん? わかった。前向きになったのはいいことだと思うよ」

とりあえずお酒臭いんだけど……もしかして酔っぱらってる?
なんて思ってると背後からとある人の気配が……!


↓2
背後から涼川の襲来。どんな変態行為をした?
1後ろから抱きつき胸を揉む
2やけに脇腹を撫でてくる
3後ろから抱きつき耳を甘噛み

変態ってなんだっけ……



涼川「書乃ぉ……」

御陵「ひゃっ……!? こ、氷ちゃんどうしたの……!?」

後ろから氷ちゃんが抱きついてきて、なんと私の右耳をパクリと甘噛みしてきた。
ゾクリと変な感覚になる。

涼川「へへへ……書乃の耳美味しいなぁ……」

御陵「やっ……ちょ、氷ちゃん……!?」

神代「あー! 人の話聞いてよ御陵さぁん!」

前からは神代さんに詰め寄られ、後ろからは氷ちゃんに耳を甘噛みされる。

神楽「ん……ってうおっ!? お前ら酒くせぇぞ!?」

多和良「涼川さんどうしたんですか!? もしや同性愛の気が……!?」

撫斬「酒臭いと今神楽が言ったばかりだろう。お前はアホか」

首括「つまり酒乱と」

御陵「バッ……そんなこと言ってないで助け……んあっ……!?」

やけに達観してる撫斬や首括は置いといて、いい加減助けて欲しい……!

神原「あ、あれ? おかしいですね……お酒は用意してないはずなんですけど……」

有府「まさか葉隠さんが間違えて……?」

首括「笑えない冗談はやめてくれ……」

御陵「いや、だから助けて--ひゃっ!? ちょ、氷ちゃんどこに手を……!?」

一瞬の油断が命取りになった。氷ちゃんの手がなんと着物の隙間から中に入ってきたのだ。
もぞもぞと氷ちゃんの手が私の体を這う。助けを求めようと周りを見るも、周りは周りで大変なことになっていた。


誰の様子見るよ
↓2
1首括、神原、声伽、佐倉の方に向かう香澄
2矛先を変えた神代に執拗に絡まれる玄鐘、神楽
3わんわん泣きじゃくる荒巻を宥める多和良、御門
4とりあえずこのまま御陵、涼川



御門視点

荒巻「ねぇ! 私どうしたらいいの! どうしたらレースに勝てるの!?」

知らないよ、と募る言葉をグッと堪えノノと多和良お兄ちゃんで荒巻お姉ちゃんを宥めること数分。
一向に泣き止む気配のない荒巻お姉ちゃんにノノも多和良お兄ちゃんも辟易していた。

多和良「で、ですからまず練習を積み重ねて……というか荒巻さんはすでに何度も優勝してたはずでは……?」

荒巻「どうすればいいのさ! 教えてよ多和良ぁぁぁ!!」

多和良「ぬあっ!? あ、あのですな荒巻さん! 気持ちはわかりますが抱きつくのはやめてくだされ!!」

あわあわと慌てる多和良お兄ちゃんとその多和良お兄ちゃんに抱きつく荒巻お姉ちゃん。
……うーん、ぶっちゃけこのまま放置しておけば事なきを得そうだけど……。


↓2
1仕方ないからノノも加わるか……
2いいや、放置して我関せずの撫斬お兄ちゃんや花笠お兄ちゃんのところ行こ

謎の団結力


御門「多和良お兄ちゃん……ガンバ!」

多和良「あれ? 御門さんこの状況で僕を見捨てるんですか? あれあれ?」

荒巻「多和良ぁぁぁ!!」

多和良「ひぃぃぃぃぃっ!?」

そんな愉快そうな悲鳴を背にノノは離れた場所でもぐもぐとおせちを食べてる撫斬お兄ちゃんと花笠お兄ちゃんのところに。
……まあ、あれなら少し経てば酔いも冷めるでしょ!


↓2
1香澄の様子を見る
2神代の様子を見る
3御陵さんに戻る?



首括視点

さて、状況を整理しようか。
まず涼川、神代、荒巻、香澄の四人があの葉隠とかいうウニ頭の手違いにより置かれたままの酒を飲んで酔っぱらい、各々めんどくさいことになっている。
なので戦力外三名を除き各員でそれぞれの対処を試みてるのだが……。

佐倉「香澄さんは幼児口調でさらにキス魔になるわけか……」

声伽「さすがは探偵さんだね。そこまで見抜けるなんて」

首括「お前ら少しは危機感を持て!」

神原「あわわわわ……」

幼児と化した香澄に部屋の端まで追い詰められた僕たち。

いりあ「えへへ……もう逃がさないよー!」

と、そこで幼児と化した香澄がそんな掛け声と共にこちらに向かってきた!


誰のところにきた?
↓2
1首括
2声伽
3佐倉
4神原

オマエラ!


いりあ「くるりお兄ちゃーん!」ダキッ

首括「うわっ!? くっ……離れろ……!」

なんと香澄は僕に向かって飛び付いてきた。
……情けない話だが僕は力が弱い。それでも普段なら女に力で負けはしない(はず)のだが、酒の力も手伝っているのかなかなかこの女、離れない。

声伽「首括クン……君の犠牲は忘れないよ!」

佐倉「さよなら!」

首括「こら! お前ら何を息ピッタシにして距離を置く!?」

いりあ「えへへぇ……」

そんな僕を気にせず徐々に顔を近づけてくる香澄。
マズイこのままじゃ本当にキスされるぞなんとかならないのか……!?




--チュッ。
恐怖にも似た得体の知れない感覚に目を閉じていると唇に伝わる柔らかい感触。
……やられたか……。そう思い半ば投げやりに目を開ける。



いりあ「あー! はるなお姉ちゃんずるいー!」

首括「!?」

神原「ん……」

目を開けるとそこには香澄ではなく神原が。予想だにしない展開に頭がパニックになる。

首括「おま……何をしている……!?」

神原「あ……えっと、えっと……」

ようやく唇を離したのでそう問いただすと、神原は視線をさ迷わせたあと慌ててこんなことを言ってきた。

神原「く、くるりお兄ちゃんのキスは私が貰う予定なんですぅ!」

え? 何言ってるんだこいつは? こいつも酔ってるのか?

いりあ「えー! くるりお兄ちゃん酷い! 私も貰うー!」

首括「んむっ……!?」

神原「あああああっ!?」

神原の意味不明な言葉に唖然としていると続いて香澄にキスをされる。



いりあ「へへぇ……いりあもキスしちゃったもんね!」

なんだこいつら……香澄はともかく神原からは酒の臭いはしないのに……どうしたというんだ……?

首括「ごほっ……と、とりあえずお前ら落ち着け……」

いりあ「むー、くるりお兄ちゃんはいりあのキスじゃ不満だった?」

首括「そういう問題じゃない。いいか? お前は今--」

神原「そ、そうです! くるりお兄ちゃんは陽菜のキスじゃないと満足しないんです!」

首括「お前酔ってないだろ!? ふざけてないで正気になれ--おい声伽に佐倉! お前ら本格的に距離を置くな助けろ--!?」


ラスト
↓2
1神代の様子を見る
2御陵の様子を見る

おい、首括はどこに行こうとしてるんだ(キャラ的な意味で)


御陵視点

涼川「えへへ……ふみの可愛いね……」

御陵「んっ……こ、氷ちゃんとりあえず落ち着いて?」

なかなかお酒に弱かったのか、氷ちゃんは私の着物の隙間から手を入れて執拗に撫でてくる。
おかげでさっきから変な声が出るわ冷や汗は掻くわなんだか変な気分になりかけるわで散々なことになっている。
……ちなみに力任せで振りほどくのは簡単なんだけど、そんなことをして怪我でもさせたらいけないのでそれすらできない。まさに八方塞がり。

涼川「可愛いなぁ本当……」


↓3までで自由安価。涼川さんは続けて何をした?
コンマが一番高いレス採用だが内容によっては別候補になる可能性も

なおなかなか安価が出揃わない場合は寝ますね

深夜のノリもここまでやね


涼川「ふふふ……」

と、手が休まったかと思ったら帯が緩められる感覚。
ま、まさか……!?

御陵「ちょ! 氷ちゃんそれはダメ!」

危ない……もう少しで帯をほどかれるところだった……。
そうして密かに安堵したのもつかの間、氷ちゃんはそのまま私と唇を重ねてきた。

涼川「んむっ……」

御陵「んっ……!?」

しかも、ディープキス。舌が入ってくる感覚に私は抗えず氷ちゃんのされるがままになっている。

……えー、私は恥ずかしい話だけど男子との交際は一度もなくさらに言うならこういうキスすら未経験なわけで。
そんな私がディープキスをされてろくな抵抗なんてできるはずもなく……気づけば腰が抜けて氷ちゃんにしがみつく形になっていた。

涼川「んっ……んん……」

御陵「ふっ……んっ……」

抵抗しようにもままならない。
体を押し返そうにも力が入らずそれすらもできない。
そうして私は氷ちゃんの酔いが冷めるまでの間、ディープキスを初めとした様々なセクハラを受けるのだった。

……気持ちよかったなんて思ってない! 断じて!


終われ

深夜に何書いてんだろうね、まったく

結局のところ首括の場面と御陵の場面は需要あったのかって話よ。そろそろ批判が来てもおかしくないぜよ……

何か質問ある? 意見や感想でもスレが埋まらない程度なら歓迎よ

明日には次スレ建てるね。こんなノリだけど次回は学級裁判なのよな!


御陵さんのファーストキスは声伽じゃなく凉川さんやったんやね
残念だが当然の気がする

乙。玄鐘と神楽が残念な感じになってるね。

>>987
そもそも涼川とのディープキスに需要はあるのかという話ですよ

>>988
あの二人はうちの男子陣のボケとツッコミ担当ですから。設定では

首括番外編の出番多いよな
本当に丸くなっちゃって初期のやんちゃなキャラは一体なんだったのか

>>990
あれは神原との関係性を消しつつ不二咲との関係性も希望ヶ峰に入学する前に戻した結果とでも言うべきでしょうかね
つまり序盤で神原が死んでれば連鎖的に首括も退場してた可能性があるわけで
一応すっごい序盤に首括と神原の関係性を決めるコンマ判定があってですね、それに良い方の結果を出したってのもありますが……
と、作者の中ではそう結論付けちゃってますすいません!

次スレは18時30分頃に建てます
聖杯(>>1000)に何か願えば叶えてくれるかもしれませんよ


【ダンガンロンパ】安価でキャラ作る6【安価進行】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388823347

本編ラストスレです
さあ! 君たちは聖杯(>>1000)に何を願う!?

>>1000なら最凶最悪のバッドエンド

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