ﾔﾝｷｰ女「なにそれ、弁当？」

男「あ、ああ、うん」

ﾔﾝｷｰ女「いつもここで食ってんの？w」

男「……まあ」

ﾔﾝｷｰ女「うわ、ぼっち飯かよwww」

男「…」

ﾔﾝｷｰ女「友達いないの？w」

男「……いないよ」

ﾔﾝｷｰ女「あれ、てか同じクラス？」

男「そうだな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ﾔﾝｷｰ女「あー、なんかいたような気がする…」

男「……いつも一緒にいるヤツらは一緒じゃないのか？」

ﾔﾝｷｰ女「うわ、なに。私たちのこと見てたの？」

男「いや、いつも大声で話してるだろ…」

ﾔﾝｷｰ女「ああ、そういうことね。変態かと思った」

男「はは、俺はギャルに興味ないから安心しろ」

ﾔﾝｷｰ女「あっそ。お前の女の趣味なんて誰も興味ねーよ」

男「…」

ﾔﾝｷｰ女「……うわ、なに。傷ついたの？w」

男「……う、うるせえ」

ﾔﾝｷｰ女「キモッwwwマジでキモいwww」

男「…っ」

ﾔﾝｷｰ女「や、やばいっwww笑いすぎて腹いてえwww」

男「……」

ﾔﾝｷｰ女「はぁ、はぁ、久しぶりにツボったw」

男「はは…よ、良かったな…」

ﾔﾝｷｰ女「お前、結構面白いのになんで友達いないんだよ？w」

男「…」

ﾔﾝｷｰ女「ま、いいや。気が向いたらまた来てやるよ」

男（えっ）

ﾔﾝｷｰ女「んじゃな」ﾊﾞﾀﾝｯ

男「はぁ…唯一の癒しの時間が…」

男「……吸い殻、ちゃんと処分しろよな」

男「ったく……」

DQN女「あっ、いたいたw 昼休みどこ行ってたの？w」

ﾔﾝｷｰ女「……タバコ吸える場所探してた」

DQN女「あー、トイレで吸ってるのバレそうになったもんねwww」

不良女「で、あったの？吸える場所」

ﾔﾝｷｰ女「……いや、無かったよ」

DQN女「なんだ、じゃあ学校ではあんま吸えなくなるねー」

不良女「授業サボれば余裕でしょ」

DQN女「あ、なるほどwwwあったまいーwww」

不良女「てか、別にバレてもいいしwww」

DQN女「wwwwww」

ﾔﾝｷｰ女「…」

DQN女「てか、元気なくない？w」

不良女「なんかあったの？www」

ﾔﾝｷｰ女「べ、別に。なんでもない」

ﾔﾝｷｰ女「…」ｼﾞｰｯ


「みんなでカラオケ行こうぜ！」

「俺行くわー」「俺もー」「僕も行くよ」

「あ、男も一緒にカラオケ行こうぜ」

男「俺はいいや。用事あるから」

「んだよ。たまには行こうぜ？友達だろ？」

男「はは……残念だけど止めておくよ」

「そっかー、じゃあキモオタでも誘おうぜ」

「は？ ま、まじで言ってんの！？www」

「冗談に決まってるだろwwwあんなキモいヤツwww」

「だよなwww安心したわwww」

男「…」

翌日

ﾔﾝｷｰ女「よっ」

男「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ﾔﾝｷｰ女「んだよ、シカトすんなよー」

男「…」

ﾔﾝｷｰ女「お前さ、昨日遊びに誘われてたじゃん」

男「……まあ、うん」

ﾔﾝｷｰ女「友達いないとか言ってたけどさ」

ﾔﾝｷｰ女「友達なんだろ？あいつ」

男「……向こうが勝手にそう思ってるだけだ」

ﾔﾝｷｰ女「ふーん？」

男「あんたはいるのか？友達」

ﾔﾝｷｰ女「えっ……？」