モバP「サイコロが運命を握っている」 (145)



P「アイドルにちょっかいを出せると信じてプロデューサーになって数年…」

P「未だに、自分のチキン具合から一切手を出せていない! こんな事で良いのだろうか、いや、良くない」

P「と、いうわけでこんなサイコロを作って貰った」

P「出目には、『スカートをめくる』、『髪をとかす』、『抱き枕にする』等々が書かれている…」

P「これを振ってでた目に書いてある事をアイドルに実行してやる!」

P「……早速誰か来たようだ」








ちひろ「おはようございまーす」



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P「ちひろさんかぁ… まあ、アイドルじゃないけど良いだろう」

ちひろ「Pさん何をしてるんですか?」

P「かくかくしかじかでして…」

ちひろ「はぁ…またそんな訳の分からない物を…」

P「まあ、まずちひろさんからイタズラすることに決めましたんで! サイコロ振らせていただきます!」

ちひろ「お金取りますよ?」

P「かまうもんか! ダイスロール!! ていぃ!!」ポイッ

コロコロコロ…

P「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

ちひろ(まあ…普段頑張ってくれてるから、ちょっとぐらいなら変な事されても良いですよね…)

コロコロ……ピタッ

『スカートをめくる』

P「オッシャ!ッシャ!!」

ちひろ「うう…結構恥ずかしいのが来ましたね」


P「では、めくらさせていただきます!」

ちひろ「ど、どうぞ…」

P「……ホントにめくりますからね!」

ちひろ「は、はい!」

P「サイコロは絶対ですから!」

ちひろ「…はい」

P「……ホントのホントにめくりますからね!!」

ちひろ「こんな所でチキってないでさっさとめくって下さいよこの骨なしプロデューサー!!」


P「……」ピラッ

ちひろ「……」

P「……」

ちひろ「……」

P「……(メッチャきまずい)」

ちひろ「何か言って下さいよ…」

P「……素晴らしい白でした」

ちひろ「……どうも」


P「つ、次です! 次に来るアイドルに何をするか早速サイコロを振って決めますよ!」

ちひろ「え? あ、はいそうですねジャンジャンやっちゃって下さい!!」

ちひろ(って場を誤魔化す為に勢いでこう言っちゃったけど、ジャンジャンやられるのは困る…)

P「ダイスロール!! セイッ!」ポイッ

コロコロコロ…





茄子「おはようございまーす♪」ガチャ

P「あっ(察し)」

ちひろ「え?今何を察したんですか!?」

コロコロ…ピタッ

『今日のあたり目』

P「あー、やっぱり…」

ちひろ「なんですかこの目!?どこの番組のサイコロですか!?」


P「おーい、茄子ー」

茄子「あ、Pさんおはようございます♪」

P「どうぞ、景品のシャンプーセットですお納めください」

茄子「わ、ちょうど切れそうになってたんですよ! ありがとうございます!」

茄子「あ、景品って何ですか?」

P「事務所に足を踏み入れた人10000人目記念…みたいな?」

茄子「そうだったんですか? 他の子に申し訳ないですね」

P「いえいえ、しっかり使ってくれるなら使わない子にあげるよりは甲斐がありますから」

茄子「ありがとうございます♪ 大切に使わせていただきますね」


P「さて、つぎの子に行こうか!」

ちひろ「仕事して下さいよ…」

P「いえ、今日俺は有給申請してますんで」

ちひろ「有給取ってまでこんなことやりたかったんですか!?」

P「ええ、今日一日はアイドルとの親睦を深める事にします」

ちひろ「……はぁ、勝手にしてください! それじゃ私は仕事がありますので」スタスタ…

P「ちひろさん行っちゃった…」

P「まあいいや、次に来る子に何をするか決めておくか…」

P「ダイスロール! てぃ!」

コロコロコロ…ピタッ

『髪をとかす』

P「ふむ…なかなか興味深い目に止まったな」


P「さーて、誰が来るかな…」









ガチャ

美嘉「おはよー★」

凛「おはよう」

P「…2人同時に来たか、こういう場合はどうするかな」


P「うーっす、おはようさん」

美嘉「あ、オハヨー、プロデューサー★」

凛「おはよ、今日は早いね」

P「ところで、凛と美嘉どっちが先に事務所に入った?」

凛「え?二人同時だけど?」

P「そうじゃなくて…一歩でも早く来た方はどっち?ってこと」

美嘉「それならアタシだね★ ドアを開けてすぐに入ったから★」

P「よし、じゃあこっちに来い」グイグイ

美嘉「えっ、な、何?」


P「はい、じゃあここに座って」

美嘉「えっ?えっ? 何するの?」

P「それじゃあ今から髪をとかさせていただきますね~」

P「…髪止め外して良い?」

美嘉「あ、う、うん」

P「では失礼して……」パチッ シャッシャッ…

美嘉「あう、あう、」

P「美嘉の髪の毛はホント綺麗だな…染めてるはずなのにキューティクルが失われてないと言うか…」

美嘉「あ、ありがと」

P「良い匂いもするし…」スンスン

美嘉「 」


美嘉「 ///」プシュー

P「まあ、こんな所かな」

凛「プロデューサー、急にどうしたの?」ファサ…

P「お、凛か」

凛「アイドルの髪をとくなんてそうそうやらない事だよね何かあったの?」ファサ…

P「そうだ、凛にもやらなきゃな!」

凛「ホントに今日はどうしたの? あ、ココ座れば良い?」スッ

P「ん? ああ、違う違う。 やらなきゃって言ったのはサイコロの方でな」

凛「は?」


・・・・・・
・・・

凛「……なるほど、サイコロを振って出た目に書いてある事をするのね、…って朝から何やってんの」

P「良い大人がこんな事してすまない…」

凛「まあ、プロデューサーがやりたいなら好きにやれば?」

P「まあ、断られてもやるけどな! それじゃあ早速…ダイスロー――」

凛「あ、ちょっと待って」

P「ん? なんだ?」

凛「その前に、出目になんて書いてあるか見せて貰っていい?」

P「ああ、そんな事か。お安い御用だ。ホラ」

凛「ん、…… (普通の六面サイコロで書いてある目は『髪をとく』、『抱き枕にする』、『スカートをめくる』、『なでなで』、『抱きしめ合う』、『今日のあたり目』の六つか…一方的にスカートをめくられるのはやだな。でもそれ以外は全部嬉しい目だね、あたり目はどうなるか知らないけど…これなら普通に振っても嫌なのは出ても六分の一か…)」


凛「ん、良いよ確認し終わったから」

P「ん、そうか…じゃあ早速…ダイスロ―――」

凛「あ、やっぱ待って」

P「…今度は何?」

凛「念のため私が振って良いかな?」

P「まあ、別にかまわんが…振りたかったのか?」

凛「ありがと、まあ自分の運命は自分で決めたいからね」

凛「それじゃ、ダイスロール! えいっ!」

コロコロコロ… ピタッ

『最近買った○○の話』

凛「…!?」

P「最近買った○○の話!略してさかバナ!」

凛「ちょっと!!さっきまでこんな目無かったでしょ!?」


P「ん? これは晶葉に作って貰ったダイスでな、振るたびに目が変わるんだ」

凛「何その無駄な技術!?」

凛「……っていうか何でフリートークが入ってるの!? こんなの絶対おかしいよ」

P「まあまあ、とりあえずサイコロの目は絶対だから…ほら、最近何か買った話してよ」

凛「納得いかない…」

凛「……うーん、最近何かを買った話かぁ、あ、そうだ」

P「お? 何かあるのか?」

凛「うん、最近ハナコのリードを新しく買ったんだその時の話をするね」


凛「まず、ハナコのリードがボロボロになって来たから新しいリードを買いに行ったんだ」

P「ほうほう」

凛「で、その時買ったリードは巻き取り式になってて長さを自由に調節できる奴にしたんだ」

P「巻き取り式?」

凛「うん、リードにはただの紐みたいな形状の奴と、掃除機とかのコードみたいにリードを巻き取って調整できる奴があるんだ」

P「へぇ…知らなかった…」

凛「で、そのリードを買って家に家に帰る途中で未央に出会ってね」

P「なんと」

凛「『あ!しぶりん! 何してるの?』って聞いてきたから、今日はハナコのリードを買いに行ったんだよって返して…」

凛「そしたら未央が『えー?どんなの? 見せて見せて!』 て言うからさっき買った巻き取り式のリードを見せてあげて、」


凛「未央は巻き取り式のリードを始めてみるらしくて、『え!?何これ伸びる伸びる!』ってはしゃいだんだ」

凛「ちょっとおおはしゃぎしすぎだよ、って言ったけど聞かずに『これどこまで伸びるの!?試して良い!?』って私にリードの本体部分を待たせて、未央は紐部分を持ってダダダダッってダッシュしてったんだ」

P「元気が良いのは未央らしいねぇ」

凛「で、限界まで伸ばして『おおー!凄い!こんな所まで伸びる』ってまたおおはしゃぎ…」

凛「それで、未央は気に入ったらしくて走っては伸ばし、こっちに戻って来ては縮めてを繰り返して……結局私の家に着くまでずっとそんな風だったね」

凛「で、思ったんだけど…」

P「何を?」

凛「その時の未央、散歩中の犬みたいだなって」

P「ははは、たしかに未央は犬っぽいもんな」

凛「以上が最近私がハナコのリードを買った話…どうだった?」

P「いやあ、いいね!しっかりできてたよ!」

凛「ふふ、良かった」


ガチャ

卯月「おはようございます!」

未央「おはっよー!」

P「お、NGがそろったな」

凛「卯月達にもそれやるの?」

P「当然!」

未央「えー?なになになんの話?」

P「サイコロを振って出た目の事をするという企画だ」

凛「2人とも気をつけてね、その目、書いてある目がランダムで変わるらしいから」


P「まずは、先に事務所に入って来た卯月からだな。さあ、サイコロを振るんだ」

卯月「はい、頑張ります! えい!」

コロコロコロ…

未央「何が出るかな♪何が出るかな♪」

コロコロ…ピタッ

『ちゃんみおにダメ出し10個』

卯月「うぇ!?」

未央「名指しでダメ出し!?」


P「卯月、ホラ早く」

卯月「で、でも…こんなの未央ちゃんが可哀相ですよ…」

P「サイコロは絶対だから!」

卯月「うう…ガンバリマス…」

未央「私の事は気にしないで良いよしまむー!」


卯月「えーと、まず…人気が無い!」

未央「グフッ!」

凛「いきなり地味に気にしてる所を突いて来たね」

卯月「次に…なんかぱっとしない!」

未央「な、なんかぱっとしない…!?」

P「これは多分俺が選んだ初期衣装のせいだな…スマナイ」

卯月「3つ目は…空元気出してる時も無理やり元気になろうとしてるからなんかいたたまれない」

未央「そ、そんな分かりやすいかな?」

凛「あー、総選挙の時とかね」

卯月「4つ目は…ときどきウルサイ」

未央「個性を否定された!?」

凛「良い所でもあるけど、悪い所でもあるってことだね」

卯月「5つ目は…えーと…やらしい!」

未央「や、やらしい!? 言いがかりだよ!」

卯月「だってすごいナイスバディじゃないですか!」

P「確かに15歳でこの身体は素晴らしい」


卯月「えーと…6つめは…えーと、えーと…」

P「そろそろネタが切れてきたか?」

卯月「あっ、未央ちゃんはときどきぬけがけしてプロデューサーとごはんを食べに行ってる!」

凛「ちょっと未央、後で話が」

未央「ち、違うよ!自分から誘った訳じゃないよ!?」

P「あー、前仕事終わりにファミレス行った奴とかか? 未央は気さくだからご飯誘いやすいんだよな」

凛「私とかは誘いづらいの?」

P「いや、なんて言うか…凛とかはちゃんとした所じゃないと満足しなさそうって言うか… 未央だと牛丼屋とか行っても普通にしてくれるし」

凛「確かに…2人で牛丼屋は行きたくないね」

卯月「7つ目は…うーん…ギャップが無い…とか?」

未央「ギャップ?」

卯月「例えば、まゆちゃんがお化けを怖がる所とか…凛ちゃんがツンツンしてる中に見せる優しさとか、ギャップがあればドキッっとしますけど、未央ちゃんは見たまんま感じたまんまですからね…」

P「あー、なんかわかる」


卯月「8つめは…ううーん、その元気さがときどき鬱陶しい事がある」

凛「4つめのと被って無い?」

卯月「だってなかなか思いつかないもん…」

卯月「9つ目は…最近パッションの子と遊んでばっかで寂しい」

未央「え?そうかな?」

卯月「そうですよ!凛ちゃんだって前のライブではトライアドの方に行っちゃいましたし…」

凛「あれは…奈緒と加蓮がCDデビューしたっていうのもあって…」

卯月「10個目は…えーと…パッションの顔って感じが全然しない!」

未央「な、なんで? このちゃんみおボディからはパッションが溢れ出てるのに!」

卯月「私のイメージの話ですけど…パッションって聞くとどうしても愛梨ちゃんとか茜ちゃんが浮かぶので…」

P「そうか? 俺はパッションって聞くとすぐに未央が浮かぶけど…」


卯月「はい、未央ちゃんにダメだし十個でした!」

未央「うう…なんか結構ダメージ来た…」

凛「ドンマイ未央、元気出して」

P「ホラ、未央次だ次サイコロ振ってくれ」

未央「くそー! いいもん! なでなでとかの目を出して2人を悔しがらせてやるんだから!!」


未央「なにがでるかな! とりゃぁ!」ポイッ!

コロコロコロ…

コロコロ…

ピタッ

『ちゃんみおにダメ出し10個』

卯月未央「まさかのネタかぶり!」

凛「っていうか本人だけど良いの?」

P「ああ、サイコロは絶対だからな」

               。o     _,.>"´⌒  丿 }:] ト,イ゚ヽ  ヽっ、_              \./
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         、  / {i{j. .lh: : i{´ハ ヽjLIi[、丶j   〃   ハ i! /¨乢;ノニ=≠´" /      j ′
          ̄   {iW,ハi: : {iヽヘ:il"うfム、゚      ' ' ' ノリ´〕{ト、。_ ノ j/        ,:i|
               ヽΥム、`ヽ`{{ 乂V〕  ,   _  ´ ム圦 \,.-‐',,㌣         ,:i| ]j
   x           乂从i}介\ヾ-  ¨    /    }  / iリハトー,う '゚     :   イ       Xo
                  ノノノト}f__うァ‐、 ι  ヽ   ノ ,イ ,t〔{  /  o      i; ヘ 。
                ´ /¨丶ヽ ト、`ぅ、 __   ̄ ´。^i〔_㌫rf´          J
                   ,勹 l |イ,fへ[从「ノ ̄⌒゚o  :j}: `マ。        , i|     。
       。      /  ,厶::ヘレ'´ % ̄ ^゚?ix、.,   ,フ^   マ'。   ,.::, ゚
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未央「えーっと…まず…人気が無い!」

P「さっきと同じだな」

未央「レッスンは沢山してるのに成果がでない」

凛「未央、頑張ってるもんね」

未央「元気だけしか取り絵が無い…」

卯月「そ、そんな事無いですよ?」

未央「ニュージェネレーションの足を引っ張っている……」

凛「そんな事無いよ?」

未央「…こんなに人気が無いのに…NGっていう良いポジションに居て、他の人の人気を奪ってる……」

P「いやいやいや、セット売りってのは基本だから!未央だけじゃないから!!」


未央「…私がアイドルやれてるのも、2人の人気におんぶにだっこされてるだけだもんね」

未央「……もう、私アイドルなんか…続けない方が良いのかな…」

ちひろ「違います!! 未央ちゃんは立派にアイドルしてますよ!!」ガシッ

P「ち、ちひろさん!?」

凛「そうだよ!ちひろさんの言うとおりだよ! 私達NGの中で未央が抜けたら誰が入るの!? 茜?藍子? 違うでしょ! あの子達が入っても私達の良さが出ないでしょ!?」

卯月「そうですよ!!未央ちゃんは私達に必要な存在なんです!! だから、だから…!辞めるなんて悲しい事言わないで下さい!……うわぁぁぁん!!!」

未央「み、みんなぁ… ご、ごめんねえええ!!わたし、頑張るからぁ!!ありがとう!!…うわぁぁぁぁあん!!」

P「ええ話や…」グスッ

ちひろ「あ、Pさんはちょっとこっちへ…大事な話が」コソコソ

P「?どうしたんですかちひろさん」コソコソ


ちひろ「Pさん、50の失敗って知ってます?」

P「なんですかそれ?」

ちひろ「やっぱり知りませんでしたか…」

ちひろ「…かいつまんで話すとですね、まず、自分の失敗談を50個嘘偽りなく話させるんです」

P「50個の失敗?多いですね」

ちひろ「50個となるとなかなか思いつきません、だから自分の記憶深くに潜って探さなくてはいけません…」

ちひろ「自分の脳から悪い失敗ばかり浮かんでくるので、気持ちがどんどん沈んでいき…最終的には自分はダメ人間だ、愚図だ、カスだと言う思考になってしまうんです」

ちひろ「そんな時に、周りから、いや、お前は出来る奴だ、これから変わるんだ!!なんて声をかけてあげるとですね、開放感や自分を肯定してくれる人に会えた喜びやらで今度は気持ちが一転して感動に包まれるんです」

ちひろ「まあ…ブラック企業なんかが良く使う洗脳手段です。 フォローが無ければ下手すれば精神的疾患を抱え、フォローがあればしばらくフォローした人に忠誠を尽くします」

P「 」ガタガタ

ちひろ「今回は故意でやった訳ではないみたいですが…何にしても所属アイドルにやって良い事ではありません! 良いですか!!あの目は封印して下さい!!絶対ですよ!!!!」

P「わ、分かりました!!申し訳ございません!!」

ちひろ「謝るなら未央ちゃんに言ってあげてください!!」

P「は、はい!!」


P「知らず知らずの内にアイドルにとんでもない事をさせる所だった…」

未央「あ!プロデューサー何処行ってたの?」

P「ん?ああ、ちょっと連絡があってな…それより、遊びのつもりで大変な目を引かせちゃったな…ゴメン」

未央「ううん、いいよいいよ気にしないで!」

P「いや、ホントにごめん…アイドルにあんなことをさせるなんて…」

P「思えば…俺余計な事をして失敗ばかりだな…」

凛「プロデューサー?」

P「この会社入った時も人の話を聞かずに守にコスト振っちゃったし…」

卯月「プロデューサーさん?」

P「大学生の時には、就活舐めてて失敗したし…勉強も疎かにして…」

未央「お、おーい?どうしたの?」


P「高校の頃には気取ってあんな失敗を…」

凛「ホントどうしたの元気だしなよ?」

P「中学の頃には痛々しい行動ばかり取ってたな…」

卯月「えっと…大丈夫ですか…」

P「思い返せば思い返す程失敗が浮かんでくる…」

P「ダメだ…俺はダメな人間だ…今回だって未央にトラウマを負わせる所だった…」フラフラ

P「俺はクズだ…俺はダメ人間だ…」フラフラ

ガチャ バタン

未央「あ、ちょっ何処行くの!?」

卯月「どっか行っちゃいました…」

凛「大丈夫かな…」


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・



・・・・・・数時間後・・・・・・

ヘレン「世界レベル」ババァーン!!

P「世界レベル」シャキーン!!

未央「プロデューサー!?何があったの!?」


ヘレン「P、ところでもう、お昼休みなのだけど…何か、世界レベルの良い過ごし方は無いかしら?」

P「ハッハッハ、ヘレン? そんな君には究極にウキウキウォッチンな娯楽があるよ!」

ヘレン「何かしら?P、」

P「このダイスさ! この目を振って出た目には絶対服従なんだ!!」

ヘレン「デンジャラスでリスキーな遊戯ね、この私に相応しいわ…では、早速…フッ!」

コロコロコロ…

コロコロ…

コロ…

ピタッ!



『世界レベルの話』

ヘレン「世界レベル」ニッ

P「世界レベル」コクッ




未央(ツッコめないこの雰囲気…! 誰か早く来て!!)



ヘレン「そうね…何処から話すべきなのかしら…」

P「君は行動すべてが世界レベルだからねぇ」

ヘレン「行動だけでは無いわ、容姿も性格もすべてが世界レベルよ」

未央(性格が良い人はそんな事言わないよ!!)

P「そんな君には畏怖さえ覚えるよ…一体いつから世界レベルの行動を心がけて来たんだい?」

ヘレン「そうね…では今日はその話をしようかしら…」
















ヘレン「これは私が生まれた時の話なのだけど…」

未央(生まれた時から世界レベル!?)


ヘレン「そう、これは私が生まれた時の話」

P「ははぁ、君ともあろうものだとゆりかごから墓場まで世界レベルなんだね」

ヘレン「ええ、せっかく生まれたのだから、その時は周りの人々に初心表明をしようと思って…」

未央(無理だよ!!オギャーしか言えないよ!!)

P「なんて言ったんだい?」

ヘレン「天上天下唯我独尊ってね…頂点であり続ける事を表明とさせて貰ったわ」

未央(それブッダじゃんか!! っていうか出身どこなの!?)

P「なるほど…生まれた時から既に…!」

P「このクオリティこそが…」

ヘレン「ええ、それが…」

Pヘレン「世界レベル」ババァーン!!

未央(もうこの空間やだ…帰りたい…)


ヘレン「フッ…どうやら楽しい時間はお終い…旅立つ時が来たようね」

P「ホワイ? …あっ、そうか君はこれからレッスンの時間だったね」

ヘレン「うわ…私が旅立つのは…」

P「旅立つのは…?」

ヘレン「世界よ」

P「……! ヘレンさんのトークでしたぁー!」パチパチパチ!!

未央(やっと解放される…)グッテリ


P「なんだろう…ヘレンと話していると魂が解放されたような気分になる…」

未央(!!)

P「この気分の高揚…これは…」

未央(!!まさかプロデューサー…ヘレンさんに…!?)

P「まさか…この気持ちは…この心こそが……」

















P「       世界か       」

未央「正気に戻れ!!!」バチーン!!

P「ヘブッ!?」ビターン!!


P「ハッ…俺はいったい今まで何を…?」

未央「よ、良かった…正気には戻ったみたい…」ハァハァ…

美穂「え、えーと…おはようございます…?」

蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」

未央「あ、おはよう!美穂ちゃん、蘭子ちゃん!」


蘭子「その運命を握りし物は…?(そのサイコロはなんですか?)」

P「ん?これは出た目に書かれてる事を絶対にしなきゃいけないサイコロだ何かしらの行動かフリートークが大抵の目になってる」

美穂「あ、私今度トーク番組に出るので、フリートークの練習させて貰っても良いですか?」

P「お!いいぞ!出目をトークにだけ限定して…と」カチカチ

P「ほれ、出来たぞ」

蘭子「同郷の者よ、汝の運命…我に預けぬか?(美穂ちゃん…あの、サイコロ私に振らせて貰っても良いですか?)」

美穂「え? うん、いいよ?」

蘭子「感謝する(ありがとう!)」


蘭子「では、行くぞ…!」

蘭子「我が意思に答え、具現せよ…(何が出るかなー♪)」

蘭子「虚空に散りゆき虚無へ消え去れ!!(えいっ!)」ポイッ

コロコロコロ…

コロコロ…ピタッ



『恥ずかしい話』

蘭子「星の狭間で己を恥じよ!(恥ずかしい話!)」

P(相変わらず熊本弁って凄いな…)

美穂「ええ!? 恥ずかしい話ですか!?」


美穂「えーと…そうですねぇ…じゃあ、この前、歌鈴ちゃんと一緒に新人歓迎会の準備をしたときの話を…」

P「新人歓迎会? ああ、長野組のか…そんなのもやってたんだ…知らなかった」

蘭子「荒廃の風よ…(プロデューサーさん忙しかったから…)」

美穂「えっと、歓迎会の準備はその日暇だった私と歌鈴ちゃんがする事になったんですが…」

美穂「とりあえず、寒い時期だったんで何かあったかいものでも作ろう!って事になったんです。」

美穂「それで、お手軽で皆で囲めるお鍋パーティーをする事になりました!」


P「いいなー、俺も参加したかったなー」

美穂「うう…呼べたら良かったんですけど…」

P「あ、いやいや全然気にしてないよ。どうぞ続けて続けて!」

美穂「は、はい! お鍋のダシはちひろさんの知り合いの人にお高い特製出汁をお安く譲って貰えて…」

蘭子「流道の水よ…(あの出汁凄く美味しかったなあ…)」

美穂「コラーゲンとかもたっぷり入ってるみたいで…菜々ちゃんとか川島さんとか大喜びでしたよ!」

美穂「で、そんな高い出汁を使って鍋を用意する事になったので…最近はそんなにドジを踏まない歌鈴ちゃんでもテンパっちゃって…」

P「あー…歌鈴は一度ドジを踏むとテンパりだして、ドジが連鎖してさらにテンパってのテンパりスパイラルに落ちるからな…」

美穂「高い出汁の入ったお鍋も何回かひっくり返しそうになってましたので…これはマズイ!と思ってなるべく危険な事はさせないようにしよう!と思ったんです」

美穂「そう思った矢先、歌鈴ちゃんがお鍋に火を点けようとしてて…高い出汁ですし、蒸発して少なくなっても悲しいので、まだ良いよ!って言ってあげたんです」

蘭子「原始の炎よ…(そもそも火自体が危ないですしね…)」


美穂「それからも、テンパった歌鈴ちゃんを色々と…今思えば過保護にフォローし続けて来たんですね」

P「大変だったねぇ」

美穂「そんなこんなしてたら準備も終わり、皆が集まる時間になったんですね」

蘭子「滅びの時だ!(やっとあの鍋パが始まる所ですね!)」

美穂「それで…基本的な食材は用意してたんですけど、各お鍋毎に特徴を出す為に食材は各自持参してね!って言ってたんですけど…それがどうにも上手く伝わって無かったみたいで…」

P「ほほう?」

美穂「わたし、メールで皆に『パーティやるから食材持ってきてね!』くらいの事しか書いてなかったんです…それでアメとかチョコレートとかを持ってくる人が居たりして…」

蘭子「常世の闇よ…(や、闇鍋なら出来そうですけどね…)」

美穂「幸い、時子さんとか、七海ちゃんが多めに豚肉や魚介セットを持って来てくれていたので、どうにかなったんですが…」

美穂「歌鈴ちゃんの事をドジっ子だなぁーなんて思ってたら自分の方が大きなドジをしていた…そんな私の恥ずかしい話でした!」

P「はい、恥ずかしい話を言ってくれてありがとー!」パチパチ


P「…それにしても、時子様が皆の分も沢山豚肉を持ってくるなんて意外だな…逆に自分の分しか持ってこない姿はありありと想像できるのに」

美穂「あ、それはですね… 周りの人たちに食用の豚や牛の一生を語ってショックを与えてましたよ」

P「あの人ホントにブレねぇな!?」

P「…さて、次は蘭子行っとくか?」

蘭子「ククク…今こそ試練の時…(はい!私もやりたいです!)」


美穂「じゃあせっかくなので、今度は私がサイコロを振りますね!」

蘭子「よろしく頼むぞ…(お願いしますね!)」

美穂「それじゃ… えいっ!」

コロコロコロ…

コロコロ…ピタッ

『なでなで』

蘭子「!」


P「『なでなで』がようやく出たか…こう言うので良いんだよ、こういうので」

蘭子「与えられし試練は愛撫の相か…(なでなでですか…)」

P「よーし、じゃあ蘭子、撫でさせて貰うぞ」

蘭子「遠慮は要らぬ…来い!」スッ

P「……」

蘭子「今こそ試練の時よ…」

P「……」

蘭子「何を臆している…早く来い…」ソワソワ

P「……」

蘭子「まさか計画を今から中止するなどとは言うまいな…?」モジモジ

P「……」

蘭子「……」

P「……」

蘭子「は、はやくなでなでしてぇ…」プルプル

P(ヤバイ、焦らしプレイめっちゃ楽しい)


蘭子「あうっ」ポンッ

P「……」ナデナデ

蘭子「…///」

P「……」ナデナデ

蘭子「~♪」


P「蘭子の髪も綺麗で手触りが良かった…」

蘭子「ふ、ふむ…此度の試練は我にとって造作も無い事であったな」

P「さて…そろそろいい時間じゃないのか?」

美穂「あっホントですね! 私はこれからトーク番組の収録が…」

蘭子「我はこれから行われる祝祭に行かねば…(私もそろそろLIVEの時間です!)」

P「よし、行って来い!」

美穂「はい!」

蘭子「悪魔の歌声を披露しよう!」


P「さて、2人は行ったが… 未央は何処行った?」

P「2人が来てから居なくなっちゃって…ってソファで寝てるな」

未央「zzz…」

P「…」チラッ

サイコロ<…ゴゴゴゴゴ…

P「しばらく人が来る気配も無いし…振るか…えいっ」

コロコロ…ピタッ

『抱き枕にする』

P「おっふ…!」


P(つってもさっき酷い事したし…起きないようなら、中断するか…)

P「ちゃんみおー? 起きてるー?」ツンツン

未央「zzz…… ハッ、なんですか!?寝てません、寝てませんってば!」

P「…海を渡る夢でも見てたのか?」

未央「…ふぇ?ううん、プロデューサーにカレーを作ってあげる夢を見てた」

P「火を使ってる時に寝ると危ないぞー?」

未央「そ、それは夢の話だから仕方ないじゃん!」


P「ところでちゃんみおの為にサイコロを振ったらこんな目が出てな?」

未央「へ? さ、サイコロ?」

『抱き枕にする』

未央「 」

P「と、言う訳で仮眠室行こうか!」

未央「え、ええ!?」

P「大丈夫大丈夫!枕にするだけだから!先っちょだけだから!!」

未央「何かそれダメな言葉な気がする! 理由は分からないけどダメな気がする!」


P「と、言う訳でやってまいりました仮眠室!」

未央「う、うう…///」

P「じゃあ…俺が先に寝るから…横にひっついて貰っていい?」

未央「う、うん…」ピトッ

P「で、その未央を俺が抱きかかえて…」ギュッ

未央(は、恥ずかしい…)

P「ちゃんみお抱き枕化…完了…」


P(それにしても…未央、良い感じの発育と肉付き…凄い抱きしめやすく抱きしめ甲斐があり抱きしめ心地が良い…)ギュ

P(まさか未央に抱き枕の才能があるとは…)

未央(恥ずかしい…でも、これ凄く安心する…)ギュッ

P(だ、抱き返された!?)


P(ヤバイ、凄く未央にドキドキする…)

P(このままだとイカン! 己を鎮めねば!)

未央「…」ギュゥッ

P(ちゃんみおは娘…ちゃんみおは娘…!)

P(ちゃんみおは娘…娘は違法…!…よし、耐えられそうだ!)

未央「…お兄ちゃん……」スリスリ

P(!!!)

P(ちゃ、ちゃんみおは妹!…ちゃんみおは妹!)

P(ちゃんみおは妹…妹は……アレ?合法じゃね?)

P(そうだよ、妹は合法だよ、奈緒の持ってたアニメでもそんな事言ってたから間違いなく合法だよ)


P(なら…頂いちゃっても問題ないよね!!)

P「いただきまー…って…」

未央「zzz…」スピー…

P「寝ちゃってる…相当疲れてたんだな…」

P「布団と毛布をしっかりかけてあげて…っと」

P「そっとしておこう…」

カチャ、パタン…


P「さて…事務室に戻ってきたが…」

輝子「フヒ…お、おはよう…P…」

飛鳥「おはよう」

美玲「遅いぞプロデューサー!」

P「俺がお楽しみの間にこんなに人が来ていたとは…」


飛鳥「その手に持っているのはなんだい?」

P「ん?ああ、ちょっと遊びをしててな…」

P「このサイコロを振って、出た目に書かれている事を必ずしなければいけないって遊びだ」

飛鳥「面白そうだね、ボクもやらせて貰うよ」

輝子「わ、私も…」

美玲「オマエがやって欲しいって言うんならやってやる!し、仕方無くだからなッ!」


P「それじゃ、誰から行く?」

飛鳥「ふふ、せっかくだからボクから行かせて貰うよ」

輝子「わ、私はその次で…」

美玲「じゃあウチはその次な!」

P「ほい、じゃあこれサイコロだ。飛鳥からどうぞ」

飛鳥「ふふ…じゃあ行くよ、ダイスロール!」

コロコロコロ…

輝子「何がでるかな…」

美玲「な、何が出るかな♪」

コロコロ…

ピタッ

『一日肩車』

P「よし」

飛鳥「よしじゃないよ、なんだいこの目は?」


P「見たまんまだ、俺が飛鳥を今日一日肩車し続ける」

飛鳥「なんの嫌がらせだい?」

P「まあサイコロは絶対だから…飛鳥、大股になって俺の首をかけれるようにしてくれ」

飛鳥「…仕方ないね」パッ

P「よっこいしょっと」グイッ

飛鳥「うわわ、高い高い怖い!」

P「暴れるなよ?余計危ないぞ!?」


P「大丈夫か飛鳥?」

飛鳥「うん、高い視点から見る景色はいつもと違っていいね。皆、ボクの前にひれ伏せって感じだ」

P「飛鳥は順応力高いなあ」

飛鳥「フフ、どうも」

美玲「う、羨ましくなんかないぞ…たかが肩車で…」ブツブツ


飛鳥「…念のため聞いておくけど」

P「なんだ?」

飛鳥「肩車をする際に、ボクの下着を覗いたりはして無いだろうね?」

P「ああ、当然だ。覗いたりなんかしてないぞ!」

飛鳥「そうかい、それなら良かったよ」

P「ところで今日は曇り空で空が黒いな、夜空の黒さには勝てないけど。あ、所で俺はコーヒーはブラック派なんだ。それと豆知識だが、内部の構造がよく分からない機構の事をブラックボックスって言うらしいぞ。あと、ちひろさんは腹黒だ」

飛鳥「やっぱり見てるじゃないか!!」


P「まあ良いだろ、それより次は輝子だ」

飛鳥「良くないよ…」

輝子「フヒヒ…お、お手柔らかに頼む…」

輝子「そ、それじゃ…ゴートゥヘル!!」ポイッ

コロコロコロ…

コロコロ…

ピタッ

『クイズ!星輝子』

輝子「フヒッ!?」


P「はい、というわけでクイズ!星輝子が始まります!奮ってご参加ください!」

美玲「な、なんだこれ!?」

P「というわけでこちらのボードをご覧ください」ガラガラガラ

飛鳥「何処から用意して来たんだい!?」

P「はい、このボードにはですね、星輝子に関するクイズが3問書かれています! それをどんどんね、当てていって貰いましょうか!」

P「まず、一問目!」


『142組こと、カワイイボクと142's このユニットの共通点はなんでしょう?』


輝子「フヒ…これは簡単…」


P「っていうかほとんど問題に書かれてるからな…」

飛鳥「そうだね、まずは全員が左利きな所だね」

美玲「そっちから答えるのか!?」

飛鳥「当然だね。人と同じ答えを出してもつまらないからね」

P(コイツ本当に捻くれてるな…)ユサユサ

飛鳥「う、うわぁ! やめて!揺らさないで!」

美玲「あとは当然、身長が142cmな所だなッ!」

P「んじゃ、一応正解の所をめくってみるか」

P「はい、大正解でーす!」ペリペリ

『全員142cm』『利き手が左』


輝子「大正解…142cmなのは皆良く知ってるけど…左利きで揃ってるのは案外知らない人も多い…フフ」

美玲「でも、見てれば分かるからなッ!」

P「それじゃあ第二問!」


『机の下同盟こと輝子、森久保、美玲の三人が組んだユニット名は?』


美玲「これ、ウチも答えたらダメなやつじゃ…」

飛鳥「うーんと…なんだったっけ?」

P「あー、机の下同盟で覚えてるから忘れてるわー」

美玲「お前は覚えてなきゃダメな奴だろッ!」


飛鳥「確か…カタカナ表記だったような…」

輝子「…!」コクコク

P「それで安直な感じじゃない名前だったよな…」

美玲「そうだぞ!」

P「確か…イ…インディ…」

輝子「!」

飛鳥「インディグネイション?」

P「それだ!!」

美玲「違うわッ!アホかッ!! インディヴィジュアルズだっ! ひっかくぞッ!?」ベリッ

『インディヴィジュアルズ』

P「あー、惜しかった…」

輝子「フヒ…かすりもして無い…」


輝子「フヒヒ…飛鳥ちゃんは仕方ないけど、…親友のPが覚えてくれてないのは困るぞ…?」

P「すまぬ…最近ユニットがごった返しで覚えきれて無かった…」

美玲「ガルルルル…」

P「悪かったって…美玲も機嫌を直してくれよう…」

P「さて、開き直って次の問題行こうか」

飛鳥「開き直ったらダメじゃないのかい?」

P「三問目! デデン!」

『絶叫ヴァンパイア星輝子の特訓前のブロマイドに書かれている棺桶の中に入っていないキノコは次のうちどれ?』

『1、ウスキヌガサタケ

 2、エノキタケ

 3、テングタケ

 4、キリノミタケ

 5、マツタケ』


P「分かるかこんなもん!!」

輝子「…以外と分かりやすいぞー?」

美玲「そもそもどんな形をしてるか分からないキノコがあるぞッ!」

飛鳥「冷静に考えて、エノキタケ、マツタケとかの形が分かる奴を除去して消去法で考えていくのが得策だね…」

美玲「たしか…その二つは入ってるはず…」

P「うーん、それだとテングタケもかな、ベニテングタケが毒キノコってのは良く聞くからなんとなく形が分かるし…」

飛鳥「残りのウスキヌガサタケとキリノミタケは全く形状が分からない…」

P「そもそも聞いた事ねぇよ…」

美玲「なら直感で…1でどうだッ!」


輝子「フヒヒ…正解は…」ペリペリ

『4、キリノミタケ』

輝子「はずれ…キリノミタケは形状が特徴的だから覚えていて欲しかった…フフ」

美玲「こんなもん分かるかッッ!!」

輝子「ち、ちなみに1のウスキヌガサタケは藍子ちゃんみたいなキノコ…」

P「藍子みたいなキノコって何だよ!?」

P「ゴホン、とにかく…『クイズ!星輝子』のコーナーでしたー」


P「さて次は…」

美玲「ウチの番だな! えいッ!」ブン!

P「あっ、そんなに強く投げると…」

ゴロゴロゴロ…

ゴロゴロ…ガッ

『抱きしめ合う』
『ジャイアントスイング』

P「あちゃー…壁に当たって二つの目の中間で止まっちゃったか…」

飛鳥「こういう場合はどうするんだい?」

P「2つの目を組み合わせた事をするのが通例だな」

輝子「フヒ…? つまり…?」

P「抱きしめた状態でブンブン回せば良いんじゃないかな」


P「と言う訳で、まず抱き合うぞ美玲」

美玲「し、仕方無いな!サイコロは絶対だからなッ!」

P「よし」ギュッ…

美玲「うう…///」

P「…」

美玲「…どうしたんだ? 回さないのかッ?」

P「いや、出目は『抱きしめ合う』だから美玲も抱きしめてくれないと…」

美玲「うぇッッ!?」

美玲「し、仕方無いな…サイコロは絶対だからな…」ギュッ

P「よし、じゃあ回すからしっかり捕まってろよ」


P「これが俺の…!」グルグル

P「抱きしめ・スイングアームだーーーっ!!」ブンブンブンブン!!

美玲「う、うわああああああああッ!?」ブンブンブンブン!!



輝子「フ、フヒ…! 飛鳥ちゃんを肩に乗せたまま美玲ちゃんを抱き締めた状態で回すなんて…!!」

美玲「な、並大抵のパワーじゃ出来ないぞッ!?」

ちひろ「これは超人プロデューサーPaPの力が働いているんです!!」











飛鳥「う、うわああああああああ!?こわいこわいこわいこわい!!!」ガタガタブンブン


P「よし、スイング終わり!」ストッ

美玲「め…目がまわる…」フラフラ

美玲「で、でも楽しかったぞッ!」

P「そうか、それなら良かった」ナデナデ

美玲「き、気安くなでるなッ! ひっかくぞッ!」

飛鳥「今のは…恐怖と言う意味でははるかにジェットコースターを凌駕しているね…」フラフラ

飛鳥「目が回ってバランス感覚が…」

P「だ、大丈夫か飛鳥…」

飛鳥「勿論大丈夫じゃないよ…」

ちひろ「今、美玲ちゃん2人居ませんでした?」

輝子「い、いなかったよ…?」

P「ちひろさん、遊んでないで仕事して下さい」キリッ

ちひろ(コイツ…っ!)


P「さて、パンクでメタルな三人組の相手は終わったのだが…」

P「スピン・ダブルアームはパワー使ったからな…疲れた…」



プロデューサーの
体力が20下がった! ブブー
やる気が1上がった! ピンポン!
筋力が30上がった! ピンポン!
敏捷が10上がった! ピンポン!」


P「…おい、そこの20歳児でてこい!」

友紀「やー、ばれちゃったかー」ヒョコッ


友紀「それにしても20歳児ってピチピチで魅力的ってこと?」

P「ポジティブに捉えられたかー」

友紀「プロデューサーの弾道が3上がった!」ピンポン!

P「上がって無い、上がって無いぞ?」

友紀「冗談だよ!」ケラケラ

友紀「それよりさっきから何してたの?」

P「サイコロを(以下略」

友紀「へー!面白そう!私もやるやるー!」


P「ほい、これがそのサイコロだ」

友紀「おーし!ピッチャー姫川!第一球振りかぶって…投げた!」ブンッ

コロコロコロ…

コロコロ…

ピタッ

http://i.imgur.com/usrWM6b.jpg

P「う、うわあああああ!キングボンビーだーーー!!」

友紀「凄い失礼なこと言って無い!?」


P「ははは、冗談だ」

友紀「っていうかこの目って何すればいいのさ?」

ちひろ「大変です!プロデューサーさん!」

P「ち、ちひろさん?」ビクッ

ちひろ「Pさんの書いてくれた書類に重大なミスが発見されました!早急に直して下さい!」

P「え、でも俺休日…」

ちひろ「そんな事言ってる場合じゃありません! Pさんのしたミスなんですから休日返上で働いて下さい」

P「ええ!?」

ちひろ「ホント時間が無いんですって!」


P「くそう…仕方ないか…」

P「楽しいサイコロタイムは終わりにして仕事するか…」

P「さて、働くぞー!」

P「……飛鳥を肩車したままな!」

飛鳥「そろそろトイレとか行きたいから下ろして欲しいんだけど…」


おわり

おわりです。
特に縛りなくフリーダムに書いたのでジャンルがごたごたになったけど気にしない

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