異世界の主人公になった【安価】 (113)


 神様はひとつの世界を五つに分けた。


 魔族の総べる北の大陸。

 亜人の総べる西の大陸。

 人の総べる東の大陸。

 混沌入り乱れる南の大陸。


 そして、すべての中心である『中央大陸』。


 この物語は、一人の美少女を中心とした、長い、永い―――物語である。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395506455

きたか!

前作より引き継ぎ。

主人公

名前:カル
性別:美少女
職業:傭兵
属性:魔法使い(万能型)

レベル65(強い)





カルは地球人? 異世界人?



※どちらを選ぶかによって、相棒の種族が決まります。



安価↓1地球人or異世界人

異世界人

地球

【重要】


主人公の人格を決めてください。

※今後の展開に大きく関わります。

安価↓1

例)

・傭兵だけど血を見るのが苦手な臆病者

・明るくリーダーシップのとれたまとめ役

など

超楽観的

相棒が苦労人になりそうだな。

中央大陸北部

傭兵「カル! そっちに行った!」

魔族「ぐぉおおおお!」ドスドスドス

カル「おっけー♪」タタタッ

傭兵2「はぁ!? 魔法使いが敵に向かって突っ込んでいくかふつう!?」

隊長「いや、あいつなら……な」

全員(……だな)



カル(詠唱で行くか、術式で行くか、それとも魔力付加?)タタタッ



魔族「ぐぉおおんっ!!」ブンッ

傭兵2「危ない!!」

カル「……ま、適当でいっか!」サッ


隊長(敵の懐に入ったはいいが、呪文の詠唱もせずに何をする気だ?)



カル「てぃやぁあああああ!」ボッ



――カルの手から放たれた光の白刃は、魔族をあっさりと貫いた。



魔族「」ドサッ

カル「やった♪」ニヘラ


隊長(魔力を直接放つなんて大魔導士レベルかよこいつ……)

傭兵2「たいちょ~、カルと一緒にいたらいつか心臓が破裂しますぅ」

隊長「安心しろ……俺もだ」



カル「~~~♪」




酒場。


隊長「ぷはぁ!!」ドンッ

傭兵2「飲まないとやってられないよ」ゴクゴクゴク

カル「なんかあったの?」

傭兵2「あんたの戦い方がむちゃくちゃだからよ!」

カル「えへへ///」

傭兵「照れてるよこいつ……」

隊長「まぁそういうな。こいつは長い間南の大陸にいたんだ」


傭兵2「……へ?」

傭兵「混沌の大陸に……?」ゴクリ


カル「えへへ、海に流されて十年ほど」


傭兵2「十年!?」

傭兵「あ、あの魔族も避けるといわれる南の大陸に十年も!?」


カル「楽勝だったよ///」テレテレ


傭兵たち((ほめてねーよ……びびってんだよ))

隊長「いずれにせよ、負け続けた俺たちが最近勝て始めたのもこいつが入ったからだろ」ワシャワシャ

カル「えへへ、もっと褒めていいよ///」



 長い間、中央大陸北部は魔族の支配下にあった。

 それを少しずつではあるが、人間たちは取り戻しつつある。


 カルのことを一部の傭兵達は“勝利の女神”と呼んでいたが、本人にその自覚はない。


 中央大陸では今、大きく情勢が動こうとしていた。


 

募集安価



カルがよくお世話になる中央王国北部の軍隊隊長

名前:
種族:
年齢:
その他(1、2行で):


安価↓1

名前:ディアス
種族:人間
年齢:22
その他(1、2行で): 高慢でナルシストな鬱陶しい男。
優秀な軍師だがここぞと言うときにミスをする事が多い。



カル「討伐依頼? 軍隊長さんが依頼なんて珍しいね」


ディアス「ふん、軍隊向きじゃないんだよ。汚い仕事は傭兵がやればいい。報酬は腐るほどやろう」ファサッ

カル「はーい、頑張ります」ニコッ

ディアス(嫌味が通じないとはさすが傭兵だな)フンッ

カル「で、敵は何ですか? トロル? ゴブリン?」

ディアス「ふん、



 ドラゴンだ」ファサッ



カル「………」

ディアス(驚いて声も出ないか)フフフ

カル「……はーい、行ってきまーす」タタタッ

ディアス「………」



ディアス(悔しくなんかないもん……)グスッ

カル「うーん、一人で行ってもいいけどなぁ」

カル(皆仕事に飢えてるだろうし、誘ってあげようかな)


仲間を誘いますか?(二人まで誘えます)


募集安価


名前:
性別:
種族:
年齢:
その他:


安価↓1、2

名前:ガスタ
性別:男
種族:ドワーフ
年齢:52
その他:髭ダルマ、筋肉ダルマのおっさん。暑苦しいが頼れる兄貴分。

名前:トワ
性別:女
種族:エルフと天使のハーフ
年齢:16
その他:真っ白な見た目に反して腹黒な発言をする敬語少女
頭がよく魔翌力も凄いが弱点は頻尿なところ

酒場

カル「誰かドラゴン一緒に退治する人ーーー!」

傭兵達「!!」ザワッ

傭兵「ドラゴンだって?」

傭兵「無理に決まってんだろ」

傭兵「無謀だ」

カル「……うーん、今日はみんな控えめだなー」



ガスタ「わしを連れて行ってくれ」



カル「ガスタ!」

傭兵「!!」

傭兵「筋肉ダルマのドワーフにドラゴンの相手ができるかっての」ハハハ

トワ「あら、怯えて動けない弱い人に言われたくないと思いますよ」ファサッ

傭兵「と、トワ……」

カル「あ、トワちゃーん」ギューッ///

トワ「カル。私たちの絡みを無料で見せるなんて勿体ないですわ」

カル「トワちゃんも一緒に行ってくれるの!?」

トワ「ええ、ここで金にならない男たちと一緒にいるより百倍マシですから」ニコッ

カル「わーい♪」

ガスタ「ふん、高慢ちきな半エルフと一緒か」

トワ「あら、不服かしら?」

ガスタ「……足を引っ張るなと言いたいんじゃ」

トワ「それは戦場が答えを出してくれると思うわ」


 こうして、私たちはドラゴン退治へと出発した。


トワ「スカートの中身一回見るごとに100Gくださいね」

ガスタ「ふんっ、痴女が短いスカートを履くのが悪いんじゃ///」チラッチラッ

トワ「200Gですわ」

ガスタ「……ふん」チャリンチャリン

カル(払うんだ……)

中央大陸北西部 大平原北部。


カル「ピクニックみたいで楽しいねー♪」

トワ「ええ、トワを見ているだけで楽しいですわ」

ガスタ「ふん、知識欲の塊め」

トワ「あら、カルのことは知識欲抜きでずっと見続けられますわ」

カル「照れちゃうな///」

ガスタ「まぁ、確かにカルの魔法センスはワシの見てきた中でも群を抜いておる。貴族に生まれておればきっと今頃は大魔導士だったじゃろうに」

トワ「カルに貴族なんて薄汚い存在になってほしくありませんわ」

カル「よくわかんない」エヘヘ///

トワ「やっぱり可愛いですわ///」ナデナデ

ガスタ「ふん、相変わらず面白い奴だ」



―――     !!



ガスタ「!!」

トワ「聞こえましたわね」

カル「懐かしいなー、ドラゴンかー」

知識欲はなくても性欲は・・・・

トワ「戦ったことありますの?」

カル「よく覚えてないけど、寝こみを襲われたことは何度も」エヘヘ

ガスタ「寝こみを……」ゴクリ

トワ「いくつになっても助べえなドワーフですわね」ジトーッ

カル「元気な証拠だね」ニコッ



ドラゴン「グォオオオッ!!」ドスンッ



カル「わお」

トワ「巨大ですわね」

ガスタ「ふん……でくの坊が」ジャキッ

トワ「自分より大きな斧を構えるなんてコンプレックスですの?」

ガスタ「ふんっ、あそこを見ればそんなことを言ってられんぞ」

トワ「ドワーフ族なんて滅びるといいですわ」

トワ(トイレ行きたくなってきちゃった……)

カル「さぁて、戦闘の始まりだよー」


カル(確か、ドラゴンにはあの魔法剣が有効だったはず)ブゥン


トワ「相変わらず綺麗な魔法剣……///」ウットリ



ドラゴン「」


トワ「呆気ないものですわね」

ガスタ「ドラゴンと言っても中央大陸のドラゴンなんてトカゲみたいなもんじゃからの」

カル「だから弱かったんだー。火も吹かなかったし、重力も操らなかったし」

トワ(そんなドラゴンを相手に生き残ったあなたがすごいですわ……)

ガスタ「……ん、なんか変じゃないか?」

トワ「変なのはあなたのずんぐりむっくりな身体ですわ」

カル「いや、確かに変だよ……」

カル(あのドラゴンに魔力が集まっていく……?)



ガスタ「光った!?」



 瞬間、光は三人の視界を奪い、そして―――、



募集安価。



光の中から現れた地球人の特徴は?


名前:
性別:
年齢:
属性:(勇者とか魔法使いとかこの世界での)
その他:


安価↓1

名前:クロザキ
性別:男
年齢:26
属性:勇者
その他:ヤクザと警察に追われていた詐欺師。昔はヒーローに憧れていた。

クロザキ「………」

カル「誰か出てきたよー」

トワ「転送魔法にしては少し不可思議な点がありますわね」

ガスタ「男か。つまらん」

クロザキ「……ん、ここは…?」

クロザキ(警察とヤーさんに追い詰められて一か八かビルから飛び降りたのは良いが……どうやら天国行きだったみてーだな)

カル「おじさん大丈夫?」

クロザキ「ああ、悪いね可愛いお嬢さん」ニコッ

クロザキ(天国でも美少女に媚び売って損はないだろ)

カル「えへへ/// 可愛いだって」

トワ「カルはこの人の言ってることがわかるの?」

カル「え、二人は分からないの?」

ガスタ「ああ、お前さんのように他人と意思疎通を図るための術式など組んでおらぬからな」

トワ「えっ?」

トワ(私が気づかないほど高度な術式を……?)

カル「えへへ、だって中央大陸の言葉って難しいだもん」

トワ「その術式を組む方が100倍難しいですわ」

クロザキ「あのー」

三人「?」

クロザキ「………」

クロザキ(異世界だと……なんてこった…)プルプル

ガスタ「無理もない。急に知り合いのいない世界に飛ばされたら誰だって恐怖する」

クロザキ「おっしゃぁあああ!」

ガスタ「!?」ビクッ

クロザキ「これで殺されることはなくなった! また一からのスタートだ!!」

カル「あはは、お気楽な人だー」

トワ「あなたに言われたくはないわね」

クロザキ「あの……さ」

カル「?」



クロザキ「お金貸してくんね?」



三人「………」








第一章  異世界の主人公




今日はここまで!

ゆっくりと進めていきたいと思います!

募集安価も今までのスレと同様にやっていきます! では!

乙でした。

乙でした。

【チュートリアル】


このssでは、主人公カルが仕事に遊びに何でもすることができます!

仲間を増やして最強の軍隊を作るもよし、

魔法を極めて最強の魔法使いになるもよし、

魔王を倒しにいくもよし、

なんでもありです。


ただし、最初にある程度の方向性を決めます。

その方向性に沿った選択安価を出したり、展開を進めて行きます!


それでは、方向性を決めたいと思います!



方向性募集安価

安価↓1~3【カルの行動を決めて下さい】

安価の後、多数決で決めます。

貴族と仲良くなれるような依頼、仕事を探す

囚われの王子様を助けて結婚したり魔王を倒したり、なんか英雄っぽい、物語っぽいことしたい。

古の魔導書探し

カル「よーし、それじゃあ、これをやるわ!!」



1、貴族と仲良くなれるような依頼、仕事を探す。

2、壮大な物語を展開する。

3、古の魔導書を探す。



多数決安価1~5(同票の場合、決勝戦)

2

多数決により、2となりました!

それでは、ゆっくりと壮大な物語を展開していきます!

カルの家。

クロザキ「いやー、悪いね。お邪魔しちゃって」

クロザキ(見ず知らずの男をほいほいとあげちゃって……この世界には警戒心がないのか? 見たところ中世ヨーロッパくらいの文化に見えるが……)

カル「私の部屋何もないから気にしないでいいよー」アハハ

クロザキ(いや、この娘が馬鹿なだけか……)

カル「クロザキさんにも他の人と意思疎通が取れるように術式組んであげるね」

クロザキ「術式?」

カル「ちょっと痛いよ」スッ

クロザキ「ナイフ……痛い……?」ドキッ




<ギャァアアアアアアアッ!!




クロザキ(まじかよ……背中削りやがったぞこの女…)

カル「いやー、クロザキさん魔力が強いからやりやすかったよー」

クロザキ「魔力? この世界には魔法があるのか?」

カル「もちろんあるよー」ボッ

クロザキ「………」

カル「あれ? 驚かないんだね?」

クロザキ「ああ、こんな展開になった時点で、何が起きても驚かねーよ」

クロザキ(内心驚きすぎて心臓飛び出そうです……)ドキドキドキドキ

カル「そう言えばクロザキさんはこの世界の人じゃないの?」

クロザキ「ああ、どうだろ。記憶が欠落しちまってよ」

カル「名前は分かるのに?」

クロザキ「ああ、たまにあるらしいんだ。思い出だけがすっぽり抜ける事がさ。カルだって昨日の夕飯が何か思い出せないときあるだろ?」

カル「うんっ、今日のお昼ごはんも分からない日もあるよー」

クロザキ「………」

クロザキ(こいつ……ちょろい!)ニヤリ

クロザキ(……だが、信条として悪以外をだましたりできない……)

カル「………?」ニコッ

クロザキ「……っ///」

クロザキ(特にこいつは恩人だ。むげにはできねぇ……)

カル「あ、私行くとこあるんだった」

クロザキ「行くところ?」

カル「あそこの奥にお金がおいてるから適当にとってご飯買ってね」

クロザキ「あ、ああ……で、お前はどこに?」




カル「ん? 戦争だよ」ニコリ




クロザキ「……まじかよこいつ」

クロザキ(誰でも見える位置にこんな無防備に金貨をおいてるなんて……)

クロザキ「それにしても、あんな可愛い娘さんが戦争ねぇ……」

クロザキ(地球とは何もかもが違うってわけか……)

クロザキ「おれも、足の洗い時なのかねぇ……」

クロザキ「とりあえず、服代と飯代をもらっていこう」ガバッ

クロザキ(この世界の水準が分からねーからな。多めに貰うのはしかたねーな)ガバッガバッ

カル「ただいまー。クロザキさんいるー?」

クロザキ「ああ、いるよ」

カル「その服買ったんだ」

クロザキ「ああ、すまん、多めに貰った」

カル「気にしないで、私お金なんてほとんど使わないし」

クロザキ「そう言ってくれると助かるよ」

クロザキ(ということは、こいつと仲良くなれば資金繰りには困らない……)ニヤリ

カル「ねぇ、クロザキさんは元の世界に戻りたいの?」

クロザキ「いや、どうだろ」

クロザキ(正直、あっちの世界には敵が多すぎて帰りたくないってのが本音だ……だが、少ないなりに知り合いは……いる)

カル「そっか。まぁ、好きなだけここにいて良いからね」ニコッ

クロザキ「あ、ああ……」

クロザキ(こいつ俺のこと好きなのか……?)ドキドキ

カル「~~~♪」←何も考えていない

翌日。

カル「魔法を覚えたいの?」

クロザキ「ああ」コクリ

クロザキ(そりゃあ俺だって、小さい頃は魔法使いに憧れてたからな。それにこの世界で生き残る為には最低限戦闘能力がいるんだろうし)

カル「うーん、それじゃあ、先に女神さまの所へ行こうか」

クロザキ「女神さま?」

カル「うん、女神さまは何でも知ってるんだよ」

クロザキ(俺の知ってる女神さまと同じなのか……それとも)



中央王国 東部 女神の塔


クロザキ「でけぇ……」

カル「私も小さい頃にここで属性を決めてもらったんだ」

クロザキ「属性?」

カル「うん、人間にはある程度の資質があるらしくて、属性決めをしてもらうことでより資質を開放させられるんだ」

クロザキ(要は思いこみってことか? それともファンタジーな世界だけに本当に……?)

カル「昔は階段登ってたけど、今は魔法エレベーターがあるからすぐに行けるよ」

クロザキ(なんか知りたくないことだなそれ……)

フレイヤ「あらー、カルちゃんじゃない♪」アハハ

カル「フレイヤさまー」ギューッ

フレイヤ「元気してたー?」

カル「はいっ♪」

クロザキ(び、美人だっ!!)

フレイヤ「あら、あなた……」

クロザキ「は、はい……」

フレイヤ「めっちゃイケメンじゃない!」ギューッ

クロザキ「むがっ!?」パフッ///

フレイヤ「シアンは他の子たちが手をつけてるから、あなたにしよっかなー!」ギューッ

クロザキ「む、むが!?」

カル「フレイヤさま! クロザキさん死んじゃう!」

フレイヤ「あ、ご、ごめんなさい」パッ

クロザキ「はぁはぁ……」

クロザキ(幸せだった……)

なっつかしい・・・・

フレイヤ「ふーん、クロザキも地球人なんだ」

フレイヤ(ということは……誰かが意図的に呼んだ?)

クロザキ「俺もってことは、他に?」

フレイヤ「けっこういるのよ、異世界の人間って。でも、黒髪黒目を保つのは地球人だけだわ」ナデナデ

クロザキ「へぇ……」

フレイヤ「で、なんだっけ?」

カル「クロザキの属性を見てあげて!」

フレイヤ「勇者よ」

クロザキ「えっ?」

フレイヤ「黒髪で黒目の時点で勇者以外ないわよ」

カル「え、でも、英雄物語の人は」

フレイヤ「あの頃は属性なんてなかったから。あなたにはこれをあげるわ」

クロザキ「これは……」

フレイヤ「双剣蒼と紅。今はいない英雄の忘れ形見よ」

クロザキ「………」

フレイヤ(なんて、振られた腹いせに盗んだだけだけど……)

クロザキ「いらないです」

フレイヤ「えっ?」

クロザキ「俺、この世界で殺しをするつもりはないんで」

クロザキ(ていうかこえーし)

フレイヤ「……そう、優しいのね」

クロザキ「っ///」

カル「フレイヤさまに隠し事はできないんだよー」エヘヘ

クロザキ「ああ、そうだよ! 俺は虫も殺せない臆病もんだ!」クルッ

フレイヤ「ふふふ、面白い人」

カル「うん、そうだね」



クロザキ(……なんてね。そう簡単に本心なんて見せるかっつーの)



カル「ねぇフレイヤさま」

フレイヤ「ん?」

カル「もう、大陸南の古の洞窟に行ってもいい?」

フレイヤ「………」

クロザキ「古の洞窟?」

カル「うん、そこに私のお父さんがいるの」

クロザキ「洞窟に?」

カル「うん、死体だけどね」アハハ

クロザキ「まじか……」

カル「フレイヤさま……」

フレイヤ「……そうだね」

カル「いいの!?」

フレイヤ「それじゃあ、一週間以内にクロザキを西の闘技場でランクCまで上げてきたら許可しよう」

カル「闘技場……」チラッ

クロザキ「?」

カル「クロザキさんは……闘うの嫌なんだよね…」

クロザキ「うっ……」

カル「………」ジーッ

フレイヤ(ふふふ、女神をだまそうなんて百万年早いわよ)

クロザキ「……はぁ…フレイヤ様、さっきの剣を下さい」

フレイヤ「あら、いやよ。これは忘れ形見だって言ったでしょ?」

クロザキ「このば……」

フレイヤ「何?」ギロッ

クロザキ「」

また深夜に更新かな?
間隔あるときは一声あると有難いです…

安価ssでこう、いきなり間が空くことが多いのは何故なんだろう。

ごめんちゃい。仕事&もうひとつの安価です。

次から、30分以上空く場合はなるべく連絡をいれまする。

今日はここまでで、続きは深夜になります!

乙でした。

西の闘技場


カル「じゃあ、私は一緒に旅してくれる仲間を探してくるから後は頑張るんだよー」

クロザキ「あ、ああ……」

クロザキ(まじかよ……闘技場だって?)



出場者達「………」ゴゴゴゴゴ



クロザキ「いや……無理だろ…」

受付「受付ですか?」

クロザキ「あ、えーっと……」

受付「シングルとダブルスとありますが」

クロザキ「えっと……ランクCに上がるにはどっちが早い?」

受付「ダブルスですね。二人倒すわけですし」

クロザキ「そっか……」



クロザキはどっちに出場する?


1、シングル
2、ダブルス(ダブルスの場合、組む相手の情報も)



安価↓1

名前:バルザック
性別:男
種族:人間
年齢:26
その他:5000人からなる巨大傭兵団の長。女受けしそうなワイルドな美形だが、性格は粗野で軽薄。
戦士としての腕も一流だが、それよりもしぶとく生き残る力、人を先導する力に長ける。

ごめんなさい、先導、ではなく煽動です。

クロザキはダブルスにでます!

誰と出ますか?

1、トワ
2、ガスタ
3、その他

その他の場合

名前:
性別:
年齢:
種族:
属性:
その他:



安価↓1

あ、更新されてた。ごめんちゃい。

バルザックでいきます!

属性は入れなくtても適宜設定してくれるんですか?(そもそも何を書けばいいかよくわかってない)

>>62大丈夫です!なかったら適当にします!

クロザキ「誰か一緒に組んでくれる人は……」

クロザキ(できれば強い奴……)

バルザック「zzz」

クロザキ(こんな場所で堂々と寝るなんて……強いのか?)

クロザキ「な、なぁあん―――」ビクッ

バルザック「………」ギロッ

クロザキ(こえーっ!? こ、これが殺気っていうやつか!?)

バルザック「ああ、黒髪黒目……異世界人か」

クロザキ「………」

バルザック「何の用だ? 俺は眠いんだ」

クロザキ「あんた、出るのか?」

バルザック「ああ、そりゃあ飯を食えば出るものは出る」

クロザキ「………」

バルザック「冗談だよ。……お前、


そんな坊ちゃん立ちで闘技場に出ようとしてんのか?」


クロザキ「!!」

一方カルは、


酒場


カル「誰か古の洞窟に一緒に行く人ー!」

傭兵達「!!」ザワッ

<古だって?

<あんな危険な場所誰がいくかよ

<相変わらずぶっ飛んでるぜカルは……

カル「………」


冒険者二名募集

1、トワ
2、ガスタ
3、新規

名前:
性別:
年齢:
種族:
属性:
その他:


安価↓1・2


・・・・上げたほうがいいのでは

sage入れてないのに上がらないので今日はここまでにします!おやすみなさい!

乙でした。

投下乙ですー


名前 ラスターチャ
性別 女
年齢 人間換算で23
種族 レッサーパンダ型獣人
属性 剣士(三日月刀使い)
その他 イヌにもネコにもクマにも齧歯類にも含まれない、他とかけ離れたグループ且つ少数民族のレッサーパンダであることに大きなコンプレックスを持っている
     何か他人に誇れるものを手に入れようと躍起。無自覚に自分に不幸を招く行動をとる癖がある

ガスタ「仕方ない、わしがついていってやろう」

ガスタ(カルの周りには自然と(エロい)可愛い女性が集まるからな……)ムフフ///

カル「ガスタ大好き!」ギューッ

ガスタ「……ふん」

ガスタ(むほーっ/// カル自身もエロいからのー!)



ラスターチャ「わっちも行きます!」



カル「ラスタ!」

ラスタ「カル、わっちが一緒だから安心して」ニコッ

傭兵達(ぷっww狸族が役に立つかよっwww)

ラスタ「………」キッ

傭兵達「……っ」ビクッ

ガスタ(なんで獣型と一緒に)チッ

ラスタ「わっちだってあんたと一緒は嫌だよ!」ゴスッ

ガスタ「あいたっ!」

カル「後はクロザキさんがランクCになれば!!」

ラスタ「クロザキ?」

ガスタ「ああ、この間の異世界人か」

カル「みんなで迎えに行ってあげよー♪」

ガスタ「ふん、しかたないな」

ラスタ「もちろんよ」

結構異種族同士ギスギスしてんだな。

闘技場。


審判「おーーっと! 新人コンビがまたも勝利ーーー!」


<おーーーっ!!

クロザキ「………」

バルザック(ふーん、緊張と疲れを一切顔に出さないか……)

クロザキ(戦闘まじこえーーーーっ!)

バルザック「おい、異世界人」

クロザキ「クロザキだ」

バルザック「お前、才能あるよ。終わったら俺の下へ来い」

クロザキ「才能?」

バルザック「ああ、才能だ。“人を騙す”仕事をしてたんだろう?」

クロザキ「っ!?」

クロザキ(な、なぜっ!)

バルザック「まぁ、説明は飯食いながらしてやるよ」ニヤニヤ

食堂。


バルザック「お前、目線が分かりやすいんだよ」

クロザキ「………」

バルザック「ああ、そうか。気づいてなかったか」

クロザキ「……そういうことか」

クロザキ(俺は今まで、日本でのんびり生きてきた緊張感のない豚ばかり相手にしてきた。やくざだろうが警察だろうが、しょせんは“日本という楽園に牙を抜かれている”)

バルザック「俺にそういうの通用しないぜ? なんせ戦いだけじゃなく政治にも手を出してんだからよ」

クロザキ「あんたは……」

バルザック「俺は中央帝国御用達の傭兵団団長“漆黒の三叉槍(トライデント)”バルザックだ」

クロザキ「………」

バルザック「確かにお前は俺みたいな命を懸けて戦い続ける傭兵相手を騙すのは無理だ」

クロザキ「何?」カチンッ

クロザキ(そんなことするつもりはなかったが、そう言われたら腹が立つな……)

バルザック「だが、お前のその技術は帝国の“腐った豚”どもには役に立つ」

クロザキ「腐った豚?」

バルザック「ああ、“魔法貴族”どもだ」

クロザキ「………」

あれ、中央王国と中央帝国は別物?

>>75

中央大陸の情勢

北 中央王国

南 中央帝国

東 聖王国

西 商業都市(闘技場)


中央大陸の人間が統治する地域は大きく分けて四つです。

帝国と王国は長い間戦争してます。

聖王国は長い間結界を張って人の出入りを禁じています。


商業都市は完全中立地帯で、とある人物の存在が王国と帝国に手出しできなくさせています。


こんな感じです!

ありがとうございます。
東はエレガントの末裔か。

クロザキ「魔法貴族って何だ?」

バルザック「おや、興味があるのか?


……それとも、少しでも情報を集めて優位に立とうとしてるのか?」ジッ


クロザキ「……っ!?」

クロザキ(こいつ……)

バルザック「ははは………今すぐ決めろ」ギロッ

クロザキ「は?」

バルザック「今すぐだ」

クロザキ(こいつ……考える暇を与えない気か?)

バルザック(お前のような異世界人を魔法貴族どもは珍しがるんだよ)

クロザキ(こいつの真の目的はなんだ……?)

バルザック(こいつを利用して俺の傭兵団を帝国の正式な軍隊にしてやるぜ)ニヤリ

クロザキ「………」




クロザキはどうする?


1、バルザックについていく(カルと離れます)
2、断る


安価↓1

クロザキ「断る」

バルザック「……理由は?」

クロザキ「あんたは俺を詐欺師だと見破った」

バルザック「それがどうした」



クロザキ「つまり、俺程度に思い通りにさせられる人間だってことだよ」



バルザック「……つまり、わざとだと?」

クロザキ「さて、ね」

バルザック(戦闘にもセンスがあったし、異世界人特有の強い肉体も有している。さらに俺を騙していたのだとしたら……)

クロザキ(悪いな。俺は“カウンター型”の詐欺師なんだよ。逆境に追い込まれなきゃ本気も出せない二流の詐欺師)

バルザック「ふん、まぁいい。とっととお前の目標であるランクCにあげるぞ」

クロザキ「ああ、そうすれば貸しにしといてやるよ」

バルザック「それはランクCの報酬よりも価値がありそうだな」ニヤリ

カル「着いたよー」

ガスタ「なつかしいの。ワシもランクAだった頃はモテたもんじゃ」

ラスタ「嘘つき。ランクAはそこのリストに載るのよ」

ガスタ「………」

カル「あ、私の名前あるー」



ランクS カル(シングル)



ガスタ「し、シングル……」

ラスタ(シングルはランクAで10回連続勝利して初めてランクSへと昇格する……この子はそれをこの若さで……)



<ぉぉおおおおおっ!



カル「何かな!」タタタッ

クロザキ「………」ハァハァ

バルザック(まぁ昨日今日で剣を握った人間がここまで戦えることができれば上出来だろう)ジャキッ

クロザキ(結局、この人一人で戦いを制した……)

バルザック「おい、詐欺師」

クロザキ「………」

バルザック「今三叉槍には一本刃が足りねーんだ。


“俺はお前を必要としている”


 それを覚えておけ」ザッザッ


クロザキ「………」

クロザキ(かっこつけやがって……)クソッ




カル「クロザキさーん♪」タタタッ

クロザキ「カル?」

カル「もうランクCになっちゃったの!?」ギューッ

クロザキ「あ、ああ……///」

ガスタ「ふん、異世界人にしてはやるようだな」

ラスタ「あら、イケメン。わっち惚れちゃいそう///」

クロザキ(れ、レッサーパンダ!?)

ラスタ「失礼な!」パチンッ

クロザキ「いたいっ!」

カル「ラスタは相手の気持ちを察する能力が強いから、失礼なこと考えない方がいいよー」アハハ

クロザキ(苦手なタイプだ……)

女神の塔。

フレイヤ「いや、はやない?」

クロザキ「実力だよ」

フレイヤ「まぁ、他人の力を借りるなとは言ってないし、合格にしとくわ」

カル「じゃあ!」

フレイヤ「古の洞窟へ行くことを許可します」

カル「やった♪」ピョンピョン

ガスタ「………」ポッ///

クロザキ(年寄りがそのくらいで可愛いと思ってんじゃねえよ。……可愛いけど)

カル(待っててお父さん……)



 こうして、カル、クロザキ、ラスタ、ガスタの四人は旅に出ることとなった。

 はたして、彼女たちに待ち受ける運命とは!?



クロザキ(え、俺も行くの?)



つづく。。。

乙でした。

ちょっといつものノリで展開はやめたら速めすぎた。古の洞窟編はもっとゆっくりやります!

今日はいったんここまで!おやすみなさい!


ラスターチャの身長ってどれくらいかな
ドワーフのガスタと同じくらいかそれより小さいくらいに想像してるけど

決勝戦(があるのか知らんが)の相手くらいは募集したほうがよかったかも。

>>86 まさにそのくらいの背の高さをイメージしてます。ラスタはしなやかなエロい身体をしていると信じたい……。

>>87 いずれまた出てくるのでその時に!


では、少しだけ続きー

レッサーパンダって普通に直立するからイメージがどうしてもそれになっちまう…

カル「~~~♪」

ガスタ「楽しそうじゃな」

ラスタ「そりゃそうだわ。お父さんに会えるのだから」

クロザキ(つっても死体だろ?)

ラスタ「あら、知らないの? 古の洞窟はね、


死んでも魂は束縛され続けるのよ」


クロザキ「えっ?」

クロザキ(つーか今、俺しゃべったか?)

ラスタ「ふふふ、二人には内緒よ。わっち、考えてることが完璧に読めるの」ボソボソ

クロザキ「まじかよ……」

ラスタ「でも、あなたは何重にも心に鍵をかけてるから、分からないことの方が多いわ。偽物も多く混ぜてるでしょ?」

クロザキ(さぁ、どうだろうな)

ラスタ「ふふふ、かわいい子」

クロザキ「っ///」ドキッ

クロザキ(レッサーパンダに欲情するなんて……)ドキドキ

ラスタ「それはやめときなさい」フフフ

クロザキ「しねーよ!」

カル「ほえ? 何するの?」

クロザキ「な、何でもない!」

カル「ほえ???」

ラスタ「ふふふ」

ガスタ「若いのぉ」

クロザキ「じゃあ、お前の父親はそこで幽霊してるのか?」

カル「うん、人は多いから楽しんでると思うよ?」

クロザキ「じゃあ、どうして女神の許可がいるんだ?」

カル「それはね――」


ガスタ「魔物の巣窟じゃからな」


クロザキ「は?」

クロザキ(じゃあ、魂ごと食っちまうんじゃ?)

ラスタ「魔物という言い方じゃ誤解してしまうわ。少し凶暴な動物達よ」

ガスタ「ああ、お主は“動物愛護主義者”じゃったな」

ラスタ「そうよ! あなたたちみたいに別種族を見下したりしないわ!」

ガスタ「……ふんっ、エルフとドワーフは古来種じゃ。お主らとは違う」

ラスタ「っ!!」

クロザキ「ああ、はいはい、少し落ち着こうか」コチョコチョ

ラスタ「ぁっ/// ふぅん///」クネクネ

ガスタ「なんじゃ……異世界の人間が口出しするのか」ジロッ

クロザキ「別にお前らの事情なんてしらねーよ」



 ただな、





クロザキ「お前らはカルについてきたんじゃねーのか? 雇い主に気を使わせるなよ」


カル「ん?」

ガスタ「………」

ラスタ「……そうね」フフッ

ラスタ(カルは差別とは何かすら分かっていない純粋な子。けど、あなたも中々に……)

クロザキ「な、なんだよ///」

ラスタ「ふふっ、カルは恋が何かも分かってないわよ」

クロザキ「な、なんでそんな話になんだよ///」

ラスタ「ふふふ///」

カル「二人で楽しそう! ずるいよー!」

ガスタ(エルフ・ドワーフはこの世界に秩序を作ったんじゃ……)

ラスタ「………」

古の洞窟。


クロザキ「ここか……」

クロザキ(やっぱ剣じゃなくて拳銃がいいなー)

ラスタ「帰ったらわっちが買ってあげるわよ」ニコッ

クロザキ「えっ、まじ?」

カル「私も買ってあげるー!」

クロザキ「何かわかってねーだろ」

カル「うんっ♪」

ガスタ「カル、ちなみに、古の洞窟のどのくらいの位置におるんじゃ?」

ガスタ(大きく分けて8階層に沈むこの洞窟は深い位置ほど危険な魔物がおる……)



カル「うん、最深部だよー」



ガスタ「」

クロザキ「俺かえっていいかな……」

ラスタ「私も自信がなくなってきたわ……」

カル「大丈夫だよー、みんなに来てほしいのは途中までだからー」

三人「「?」」

回想。


カル「お父さんまだー?」

カル父「ああ、もうすぐだ」

カル「えへへ♪ 楽しみだなー♪」

カル父「ああ、父さんも楽しみだ。


母さんと会えるのだからな」


カル「うんっ♪」

カル父「………!?」

魔物「ぐぉおおおおっ!」ブンッ

カル「危ない!」ギィンッ

カル父「こ、こいつは!!」

魔物「ぐるるるるるる……」

カル父「カル、逃げろっ! こいつは!!」

カル「……お母さん…」


カル母『カル……久しぶりね』


カル父(こいつは母さんを殺した魔物だ!!)

魔物「………」

カル父「カル! 逃げろ!!」

カル父(死んだ者にはこの洞窟の瘴気を吸い続けた魔物の存在が感知できなくなる。母さんには見えていないんだ!!)

カル母『カル………』

カル「………」フラッ

カル父(くそっ、このタイミングで!!)クッ

魔物「ぐぉおおおおおっ!!」ブンッ



―――ズシャァアアアッ!!



回想終――。


カル「それで父さんは私を南の大陸へ転送したんだー」

クロザキ「え、結構重い話を普通に話すなお前っ」

カル「え? だって事実だしー」アハハ

ラスタ「カルは悲しくないの?」

カル「うーん、でもモンスターも生きてるし、たまには人を殺したくなることもあるって」アハハ

クロザキ(そ、そういうこと!?)

ガスタ(ふん……ダークエルフと同じようなこと言いおって……)


カル「あ、ついたよー」


クロザキ「これは?」

ラスタ「魔力を込める装置のようね。四つあるわ」

ガスタ「なるほどのぉ、つまりこの四か所に魔力を込めるためにわしらが必要じゃったと」

カル「うん、そうだよー」

クロザキ「魔力をこめるってどうやればいいんだ?」

カル「えっと、こうやってね」ギュッ

クロザキ(お、おい、そんな無防備に手をつかむなよ……///)

ラスタ「ぷっ///」

クロザキ「おい、お前……」


魔力装置「」ブゥンッ


クロザキ「っ!?」

カル「あ、言い忘れてたけど、普通の人間なら魔力の八割くらい取られるから」

ラスタ「確かに……」

ガスタ「これはキツイのぉ……」

クロザキ「………」

ラスタ「はぁはぁはぁ……」

ラスタ(も、もう無理……からっぽよ)

ガスタ「わしの魔力をここまで枯らすなんてのぉ……」ハァハァ

カル「私も三割くらい持っていかれたー」

二人「「………」」


クロザキ「………」


ラスタ(クロザキの魔力はほとんど減っていない……さすが異世界人ね…)

ガスタ「もうわしらは用無しか?」

カル「うん、そうだねー♪ お金は口座に振り込んでるからー」

ガスタ「そうか……」クルッ

クロザキ「帰るのか?」

ラスタ「ええ、私たちはもう限界だから」ボソボソ

ガスタ「ふんっ、貴様も女だ。帰りの護衛くらいはしてやろう」

ラスタ「あら、何が目的かしら……」フフッ

クロザキ「お、おいっ……」


ガスタ・ラスタ「「カルを頼むぞ(わよ)」」


クロザキ「………」

カル「え? クロザキさんもいくのー?」

ガスタ「ああ、こいつは少し鍛えた方がいい」

ラスタ「いざという時のために、帰還アイテムを渡しておくから」

カル「うん、その方がいいよー。だって、



私でも生きて出られる自信ないしー」アハハ



クロザキ「まじかよ……」

カル「それじゃ、いこっか」ギュッ

クロザキ「えっ?///」

カル「れっつごー♪」

クロザキ「お、おいっ!」

ラスタ「………」

ガスタ「どう思う?」

ラスタ「英雄の素質?」

ガスタ「よく似ておるじゃろう」

ラスタ「黒髪黒目なとこだけじゃない」

ガスタ「まぁな」




ラスタ(頑張ってね。カル……クロザキ……)




ラスタ・ガスタが離脱した!



冒険者二人と出会うイベントを起こすことができます!


1、起こさない。
2、起こす。

起こす場合

名前:
性別:
年齢:
種族:
属性:
その他:


安価↓1・2

名前:キゲッサ・ネッサ
性別:男
年齢:38
種族:人間
属性:魔導師
その他:黒いコートを纏った長身の男。いつも異常にハイテンションで、まともな会話ができない狂人。
妻子の仇を討つために軍の魔導手術を受けたが、力の代償に精神を壊してしまう。手術前の事は何も覚えていない。

名前 ランウィ
性別 男
年齢 18
種族 人間
属性 射手
その他 この世界には希少なネグロイド系の黒人。体格と視力に恵まれ、力の要る武器を使う
     苦労に満ちた生涯を送ってきたため気性が荒くきつい性格。でも仲間想い

了解です!

この二人は別々の冒険者ですか?

それとも一緒に旅していますか?


安価↓1

1、別々
2、一緒

了解です! いったん風呂入ってきます!
もしかしたら今日の更新はそのままないかもしれません!では!

一旦乙です。

乙でした。

ちょっとだけ更新ー★

古の洞窟 深度4/8


魔獣「ぐぉおおお」ドサッ

カル「大丈夫? クロザキさん」

クロザキ「………ああ」ハァハァ

クロザキ(くそっ、魔獣の心が読めない……)

カル「クロザキさんは考えすぎなんだよー」

クロザキ「いや、そりゃあ生きるためには考えないと……」

カル「生きるために考える? 考えるために生きるんじゃないの?」

クロザキ「えっ?」

カル「えっ?」

二人「「えっ??」」


??「なぁにをぶっこわれたことを言ってやがんだぁああああ!!」


クロザキ「誰だ!?」

キゲッサ「だぁれだってぇえええ!?」ジャキィンッ

クロザキ(銃口の腕?)

キゲッサ「俺の名前はぁああああ!」キュィィィィィィンッ

カル「クロザキさん! 私の後ろに!!」

クロザキ「カル!?」

キゲッサ(極大魔導砲!!)グッ

カル「防御魔法展開!!」ブゥゥンッ



―――ドォォォォォンッ!!



クロザキ(い、いきなり魔法ぶっぱなしやがった!?)

キゲッサ「うけけけけけけ!! 変な奴は滅ぼす! ぼす!!」

カル「クロザキさん大丈夫!?」

クロザキ「俺は大丈夫だけど、あいつはなんだ?」

カル「わかんない……けど、危険な魔力を帯びてる……」

クロザキ(煙が舞い上がってるうちに逃げるか……?)

カル「魔法には魔法だよ!!」

クロザキ「えっ?」


カル(七大魔法を混ぜ合わせて……)ギュゥゥゥゥゥンッ


キゲッサ「けけっ!? 危険な気配!!?」ビクッ

カル「なんかよく分かんないけど、すっごい魔法!!」ドォォォォンッ!!

キゲッサ「げぇええええ!?」

キゲッサ(退避ぃいいいっ!!)ブゥンッ

クロザキ「お、おいっ! 洞窟内でそんな魔法ぶっぱなしたら崩れ……ない?」

カル「ここの鉱石は霊力を帯びてるから、壊れることはないんだよ」ニコッ

クロザキ(じゃあ、煙が上がったのはどういう事だ?)

クロザキ「そういえばあいつは……」



ランウィ「どうやら逃げたようだぞ」フンッ



クロザキ「あんたは?」

ランウィ「そう警戒すんな。どうせ俺には勝てねーよ」

カル「むっ」

クロザキ「そこは怒るのか……」

ランウィ「俺はランウィ。神をも射殺す男だ」

クロザキ「射る?」

ランウィ「そうだ。これでな」カチャッ

カル「うわーー、大きな弓矢ー」

ランウィ「へへ、持ってみるか?」

カル「うんっ♪ ……お、も…い……」ガシャッ

クロザキ(簡単に武器を渡して、悪いやつじゃないのか?)

カル「ランウィさんはどうしてここに?」

ランウィ「俺か? 俺は


―――浄化師だ」ニッ


カル「!!」

クロザキ(浄化師?)

クロザキ「じゃあ、この洞窟にいる霊を浄化しにきている、と?」

ランウィ「ああ、こんなところにいたら可愛そうだろ?」

クロザキ「どうかな。俺は幽霊自体見たことないし」

ランウィ「魂は浄化され、地に還り、新たなる命になるべきだ。それができないのは不幸なことだ」

カル「そうなのかなー」

ランウィ「君は輪廻思想を否定するのか?」

クロザキ(輪廻思想? その言い方なら、この世界では常識なのか……)

カル「うんっ、だって私南の大陸にいたから」

ランウィ「!!」

クロザキ(驚いた……なぜ?)

カル「南の大陸は死んだら終わりだからねー」

クロザキ「………」

クロザキ(大陸によって魂のあり方まで違うのか。この世界は複雑なんだな……)

ランウィ「……とにかく、俺は魂の救済を続ける。邪魔しないでくれ」

カル「頑張ってくださいねー」

クロザキ「………」

古の洞窟 深度6/8

クロザキ「いいのか?」

カル「え?」

クロザキ「急がないとあいつ、お前の両親を浄化するんじゃね?」

カル「そうかもねー」

クロザキ「それでもいいのか?」

カル「うん、問題ないよー」

クロザキ「なぜだ? 父親に会いに来たんじゃないのか?」

カル「そうだよー。でも、浄化されちゃったらそれまでだよー」

クロザキ(ノリ軽いなこいつ……。それともこの世界じゃこれが普通なのか?)

クロザキ「もしここで俺が殺されたらどうする?」

カル「殺されたら? 放っていくよー」

クロザキ「……あ、そ」

カル「???」

クロザキ(こいつが特別だと思いたい……)

今日はここまで!

二人と共に物語を紡ぐキャラを一名募集します!

安価↓1

名前:
性別:
年齢:
種族:
属性:
その他:


※この洞窟で出会うかどうかはわかりません!

乙ですー

名前 アオミ
性別 男
年齢 14
種族 人間
属性 旅人(元は学生)
その他 クロザキと同じ世界出身。九州系の黒髪・淡褐色目
     クロザキとは逆に普通の人生から転移により最悪に転落した人間。不幸は一緒に転移した人間が殺されたことから始まっている

乙でした。
・・・・なんだろう今回の男の多さは。

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