春香「どうして……言ってくれなかったんですか?」 (48)

春香「どうして……言ってくれなかったんですか?」ポロポロ

P「いや、聞かれなかったし……言う程の事でも無いだろうと思って」

春香「言う程の事です!!」










春香「お゛た゛ん゛し゛ょう゛ひ゛お゛め゛て゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛う゛う゛う゛う゛!!!!!」ボロボロ

P「だからそれ何回も聞いたって」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395496733

春香「昨゛日゛!! 昨゛日゛言゛い゛た゛か゛った゛!!!」ヒッグヒッグ

春香「ちゃんと誕生日に言いたかったです゛う゛う゛う゛!!!」

P(音無さんに俺の誕生日が昨日だった事を聞いてからずっとこれだ)

P(朝からずっと俺の腰にしがみついて誕生日を祝ってくれる)

春香「今日これしかありませんけど……クッキーですよ! クッキー!」グスグス

P「え、これ全部くれるのか?」

春香「」コクコク

P「クソっ春香はかわいいな」

春香「ぐすっ……お誕生日おめで……えっ」

P「でも俺の誕生日を知らなかったのは春香だけじゃないぞ。というか知ってたのは社長と音無さんくらいだよ」

春香「本当……ですか?」グス

P「ああ」

千早「私は」

千早「ちゃんとプロデューサーの誕生日におめでとうを言いましたけどね」

春香「(´;ω;`)ブワッ」

P「春香!? 千早いつからそこに……」

千早「朝からです」

千早「はぁはぁ……春香の泣き顔」ゾクソクッ

P「」

P「いや、春香。千早はたまたま俺と音無さんが話してるところに出くわしただけでだな……」

春香「ヴぁい……」グスグス

千早「ちなみに私は」

千早「プレゼントも渡したわ」

春香「!!」

P「!!」

春香「私なんか……私なんか……雪歩に穴掘ってもらって埋まってます!」ポロポロ

千早「」ゾクソクッ

P「おい千早お前もうどっか行け。あとその顔怖いからやめろ」

藤原竜也で再生された

P「いや、プレゼントというか俺の私物に千早がどや顔でサインをしていっただけなんだが」

春香「ぐすっ……」カキカキ

P「あっ春香さんダメそれ大事な書類」

春香「」ポロポロ

P「いや、春香のサインがあった方が先方も喜ぶな。春香のサインは俺も大好きだぞ」

春香「えへへ」///

千早「良いものが見れました。プロデューサー、私はレッスンに行ってきます」

P「ああ、今日はボーカルレッスンだったな。いってらっしゃい」

千早「失礼します」

P「……よし、俺もそろそろ仕事に戻ろうかな。春香は今日オフなんだろ? もう帰ってもいいぞ」

春香「」ポロポロ

P「いや、なんだか俺今日は春香と話してたい気分だな」

春香「」パァァ


・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・

P(結局春香は一日中俺にしがみついたままお誕生日おめでとうございますを言い続け、泣き疲れて眠ってしまった)

春香「プロデューサーしゃん……おめでとうございます……」スースー

P「ああ、ありがとう春香。嬉しいよ、本当に……」ナデナデ

春香「えへへ……」ムニャムニャ

P「……」ジワッ

P「っ!!」ゴシゴシ

P(俺も歳なのかなぁ……最近涙腺が緩くて困る)

P(思えばここ最近は春香の責任感の強さに甘えて無理をさせ過ぎていた気もする)

P(いくらアイドルとしての地位を不動のものにしたとは言え、春香はまだ17歳の女の子なんだ)

P「……」

P「確か春香の誕生日は4月3日だったな」

P「何をプレゼントしようかな」


おわり

>>5
うるせえ可愛らしい声で再生されるわ

短くてごめんねこれが限界だった
アニメでも映画でも春香さんは頑張り過ぎなの
もっと甘えさせてあげて欲しいって思うな

>>1ならまだやれる


やってくださいお願いしますこの春香ドストライクなんです

>>11
そう言ってもらえると本当に嬉しい
ss書くのって難しいんだな
修行して出直してくるから待ってて



誕生日編


『そ、それで……ひとつ、お願いが』

『プロデューサーさんっ。これからも、ずっと私といてください! お別れなんてイヤです!』

『おいおい、いきなり、なんてことを……。もうトップアイドルなんだし、俺の助けなんて……』

『も、もし、よかったら……私のこと、今より、もっと近いところに、置いてほしいなって』

『は? って、おい、それ……ヤバい意味じゃないだろうな?』

『全然、ヤバくないです! だって、これって、自然にわいてきた気持ちだしっ!』

『それぐらい……プロデューサーさんのそばにいたいんです……』

『そこまで、思ってくれるのは、うれしいけど……ここからは、やっぱり別の道をいこう』

『え、どうしてです? わ、私じゃ……ダメってことですか?』


 ―――――――――
 
 ―――――――

 ―――――



春香(あれ……涙……?)

春香(何かとても悲しい夢を……)

春香「わっもうこんな時間」

春香(今日はわた春香さんの誕生日ですよっ! 誕生日っ!!)

春香(きっと事務所に入ったらみんなが出迎えてくれるに違いありません!)

春香(そしたら私はすかさずこう言うんです! 『もう、みんな大げさ過ぎだよ。でもすっごく嬉しい、ありがとう!』)

春香(昨日はこのイメージトレーニングをしていたせいであまり眠れませんでした!)


春香「おっはようございまーす!!」ガチャ

シーン

春香「……あれ?」

春香(あ、あれ……おかしいな……)

小鳥「あら、春香ちゃんおはよう。今朝は早いのね」

春香「あっ、小鳥さんおはようございます!」ガルーン

春香「……」ジーッ

小鳥(まずいわ……春香ちゃんがありえない程期待を込めた眼差しでこっちを見てる)

小鳥(でも今日のお祝いはサプライズでってみんなで決めちゃったし……)

小鳥(どうしよう……)


真「おはようございます!」

雪歩「おはようございますぅ」

小鳥(二人共ナイスタイミングピヨ!)

春香「あっ! 真! 雪歩! おはよう!」

真(あ……春香が信じられない程期待を込めた目でこっちを見てる……)

雪歩(ま、真ちゃん……ここは……)

真(そうだね……ごめん春香!)

真「すみません僕達ちょっと用事を思い出しました!!」ダダッ

雪歩「わ、私も失礼しますぅ!」

春香「あ……真……雪歩……」

小鳥(春香ちゃんが事務所のドアへ伸ばした自分の手をじっと見ている……)

春香「ふぇ……」ジワッ

小鳥(あっ泣き出しそう。抱きしめたい)


ガチャッ

千早「おはようござ……」

春香「……」ポロポロ

小鳥「……」

千早「……」ガシッ

千早「では、私はこれで失礼します」

小鳥「待って千早ちゃん! 春香ちゃん連れてかないで! ていうか今日生っすかの収録でしょ!?」

千早「離してください!! この子は私が育てます!!」


ガチャッ

響「はいさーい……って、なんだこれ」

やよい「おっはようございまー……うわぁ」

小鳥「響ちゃん! 千早ちゃんを取り押さえて!」

響「わ、わかった! えっ何これ千早力強っ」ズルズル

小鳥「ああっ響ちゃんまでお持ち帰りされてしまう」

やよい「もー千早さん、春香さんを連れてっちゃ、めっ! ですよ!」

千早「ええ、そうね。私が間違っていたわ、ごめんなさい」

小鳥「!?」

響「!?」


響「自分の苦労って一体……春香、大丈夫だった?」

春香「うん、ちょっと楽しかった」

響「それはよかった」

春香「響ちゃん」

響「ん? 何?」

春香「え、えっとね……今日、何の日かわかるかなーって」

響(ヤバい、春香がめっちゃはにかみながら誕生日の事聞いてきた……どうする、自分!?)

千早「はい、私分かります今日は春香のたん」

小鳥・響「わーっ!! わーっ!!」

響「そ、そんな事より自分の家族の面白い写真見ないか!?」

春香「……」ズーン

響「にぃにの写真もあるぞ! ちょっとプロデューサーに似てるんだ」チラッ

春香「……」ズーン

やよい「わ、私見てみたいかもー!」チラッ

春香「……」ズーン

やよい「うぅ……」

響(春香……ごめん!)


P「おはようございまーす。おっ今日はみんな早……」

春香「プ、プロデューサーさん! おはようございます!」ガルーン

P「は、春香、お、おはよう!」

P「お、音無さん! 俺今日は打ち合わせが重なっちゃってるんで一日中外になります!」

P「そういう訳だから今日は生っすかの収録付き添えないけど……もうお前達なら心配要らないな」

P「じゃ、じゃあそういうことだから!」ダダー

春香「……」ガーン

響「あ、春香……」

春香「あはは……全然大丈夫、なんくるないから!」

ドンガラガッシャーン

春香「あはは……大丈夫大丈夫」

ドンガラガッシャーン

響「春香ーーーー!!!」

千早(この事務所には可愛い子が多過ぎるわ)


小鳥(その後も春香ちゃんは事務所にやってくるアイドル達に露骨に避けられ続けた)


・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・


春香「響チャレンジ大成功!!」

響「ス、スカイダイビングなんて聞いてなかったぞ!! 本当に怖かったんだからね!!」

千早「しかも初挑戦で単独ダイブなんて流石我那覇さんね」

美希「響の涙目ってなんかこう……ソソるってカンジ?」

千早「わかるわ」

響「な、何を……」カアァ

春香「そんな響ちゃんにもういちど盛大な拍手を!」

パチパチパチパチパチパチハパチパチ!!


美希「でも今日はもう一人お祝いしなきゃいけない人が居るのー!」

春香(ええっ台本にそんな事書いてあったっけ?)コソコソ

美希(もー、春香は忘れん坊さんなの)コソコソ

美希「今日は……ミキのだーい好きな春香の誕生日だって思うな! あはっ☆」



    『誕生日おめでとう!! 春香!!』



春香「みんな……覚えててくれたの?」

響「忘れる訳ないでしょ? みんな春香の事大好きだからな!」

千早「私も春香大好き!!」

美希「ミキもなの!! だから春香はミキのライバルなの!!」

貴音「響の言う通りですよ、春香。あなたの笑顔とくっきぃには皆を元気にする不思議な力があります」

亜美「おおっ! はるるんのクッキーはお姫ちんのお墨付きだぁ!」

真美「はるるんの作るお菓子はみんなおいしいっしょ→!」

雪歩「春香ちゃんと過ごすお茶の時間はとってもとっても楽しいですぅ!」

真「ボクにも丁寧にお菓子作りを教えてくれるしね!」

やよい「春香さんみたいにやさしいお姉さんが欲しいです!!」

伊織「頑張り過ぎて身体壊すんじゃないわよ」

あずさ「疲れた時はいつでも言ってね」

律子「なんだかんだ言ってウチのセンターを任せられるのは春香しか居ないわ、頼りにしてるわよ」

春香「え、えへへ……も、もう、みんなお、大げさしゅぎで……うっうっ」゙

アーリッチャンナカシター チョ、ワタシガワルイノ!? アラアラ


響「あれから春香あずささんに抱きついたまま離れなくって大変だったね」

真「そうだね」

律子「春香のお祝いをしていたらずいぶん遅くなっちゃったわね……私が送って行くからみんなもう帰っていいわよ」

春香「律子さん、私はこのまま直帰します。駅、近いですし」

律子「……」

律子「そう、わかったわ。気をつけてね」

春香「失礼します」

春香(結局プロデューサーさんにはおめでとう言ってもらえなかったな……)

春香(最近あんまりお話出来てないし……もしかして嫌われちゃったのかな……)

春香(プロデューサーさんに会いたい……)

春香(……)

春香(事務所に行ってみよう……)

ピロリン

春香 「うわ、め、め、メールだ! プロデューサーさんから!」



――――――――――――――――――――
from:プロデューサーさん
件名:話がある

----------------------------------------
春香、少し話しておきたい事がある。
大切な話だ。

今から事務所に来れるか?

――――――――――――――――――――


春香「……え?」

『ここからは、やっぱり別の道をいこう』

春香「あはは……なんで、夢のことなんか思い出しちゃうんだろう……」


――――――――――――――――――――
to:プロデューサーさん
件名 Re:話がある
----------------------------------------
大丈夫です。20分程で着きます。


――――――――――――――――――――


・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・


ガチャ

春香「失礼します……」

P「ああ、お疲れ様、春香。無理を言ってすまなかったな」

春香「い、いえ! 全然大丈夫です! それで、お話って……」

P「うん、それなんだが……春香は今や押しも押されもせぬアイドルだ。俺もトップアイドルをプロデュースできた、互いに目標

は達成したと考えて良いと思う。だから……」

春香「嫌、嫌です……」ポロポロ

春香「プロデューサーさんと離れたくない……私、もっといい子になります……もう転んだりしません! ……だから、だから……行かないでぇ……」ポロポロ


ギュッ

春香「プロデューサーさん……?」

P「誰がこんなにいい子を置いていくもんか」

P「すまない、何か勘違いさせてしまったみたいだな」

P「春香、少し遅れたけど……これ」スッ

春香「これは……?」

P「開けてみてくれ」

春香「! リボン……」

P「がんばって春香に似合うものを選んだつもりだけど……誕生日おめでとう、春香。遅れてごめんな」

春香「い、いいんです! そんなこと……だって、ちゃんとお祝いしてくれたから」

春香「え……じゃあ大切な話っていうのは」

P「ああ、春香の誕生日のこともあるんだが……」

P「あー、ゴホン」


P「互いに目標は達成できた。だから……ひとつ、お願いがある」

P「春香、これからも、ずっと俺にプロデュースさせてくれ」

P「もしよかったら……俺のこと、今より、もっと近いところに置いてほしい」

P「春香は、今も、そして、これからも……俺にとって、生涯ただひとりの、代わりのきかない女性だから」

P「これからも、同じ道をいこう」


P「は、春香……? できれば返事を聞かせて欲しいんだが……」


春香「“私たちはずっと……でしょう?”」

春香「ねっ! プロデューサーさんっ」


おわり

ハッピーエンドがお約束、だぜ!

春香誕生日おめでとう!


おまけ


翌日


響「事務所のドアを開けたらプロデューサーにパンダがしがみついていた」

響「何を言ってるのかわからねーと思うが自分も何が起こってるのかわからないぞ」

響「プロデューサー! 何して……あれ、このパンダ春香だ」

P「おっ響、おはよう。早いな」

響「おはよー、春香もおはよ!」

春香「え、えと私はパンダなので人間の言葉はちょっとわからないです」

響「なるほど」


響「プロデューサー、これってパンダのきぐるみ着た春香だよね」

春香「……」ゴニョゴニョ

P「違うって言ってるぞ」

響「人間の言葉めっちゃわかってるじゃん! あとプロデューサーはなんで自然に春香を抱っこしてるの!!」

P「いや、春香がしがみつくのしんどそうにしてたから……」

響「なるほど」


ガチャッ

貴音「おはようございます」

真「おはようございます!」

P「おはよう」

響「あっ二人とも! これ見てよー」

貴音「はて?」

春香「……」

貴音「これは可愛らしいパンダですね」

響「貴音……後で一緒にメガネ作りに行こう。これは春香だぞ」

貴音「なるほど、確かにりぼんと後ろ髪の跳ねが隠れると個性がほぼ無」

響「それ以上いけない」

真「というかなんで春香はプロデューサーにしがみついてるの? あと顔が尋常じゃないほど赤いけど」

響「ギャラリーが増えるに従って春香のメンタルが限界に来てるぞ」

P「な、なあ春香。そろそろ終わりにしないか? これ」

春香「」ポロポロ

P「いや、春香の抱き心地は最高だな」


P「……」

ヒョイッ

春香「!!」

真「わ、お姫様抱っこ」

響「プ、プロデューサー!?」

P「俺はこの春……パンダとデート……いや、このパンダを動物園に連れて行くから」

P「音無さんが来たらこれ渡しといて」つ有給申請書

P「じゃ、悪いが今日は律子の指示に従ってくれ」

真「は、はい……」

響「わかったぞー」

貴音「いってらっしゃいませ」



P「よし! 春香、まずは動物園に行くぞ!」

これで本当に終わり だらだら続けてしまって申し訳ない
読んでくれた人は本当にありがとう みんな恥ずかしがらずにもっと書き込んでいってもいいのよ

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