モバP「ホワイトデーだから、皆にお返ししちゃうぞ」 (179)


P「凛、こっちにおいで」

凛「はいはい。どうしたの」

P「じゃん。ホワイトデーのお返し」

凛「わ、ホントに用意してたんだ。プロデューサー、お礼なんかいいって言ったのに」

P「はは、そうか?」

凛「でも、そういう律儀なところ、悪くないね。ありがとう」


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P「そうだ、中身はあんまり期待するなよ」

凛「ん。中身は何かな?」

P「まあ強いて言うなら、凛がもっと可愛くなれる物を選んだよ」

凛「……もっと可愛く?」

凛「……それって」ポワポワ



「はい、凛へのお返しは猫耳だぞ。犬も猫も好きな凛は、どっちも似合うと思ったんだが」

「ここはやっぱり、しぶにゃんが良いかと思ってな。早速着けてみてくれ」

「……ほら、しぶにゃん可愛い! しぶにゃん最高! にゃんにゃん言ってみて!」

「よし、今日から事務所にいるときは猫耳着用だぞ。そしたらもっと可愛がってやるからな……?」


凛「……ということだよね」ポワワ


凛「……分かった。家で開けてもいい?」

P「ん? ああ、別に構わないけど」

凛「えっと。最初はちょっと勇気がいると思う。でもちゃんとプロデューサーに見てもらいたいから」

P「そうか? 凛はしっかりしてるなあ」

凛「まあね。明日、楽しみにしてて」

P「ああ、期待して待ってるよ」

凛(……しぶにゃん頑張る)


P「香水ひとつであそこまで喜んでもらえるなんてなあ。バラの香りのする凛か……楽しみだな」


P「アーニャは居るか?」

アーニャ「はい、ここにいますよ」

P「よしよし。これ、お返しな」

アーニャ「お返し……ああ、ホワイトデーでした」

P「アーニャにチョコ貰ったしな。俺も何か贈りたかったんだ」

アーニャ「プロデューサー……気持ち、伝えあって、通じ合う、ですね?」

P「ああ。俺とアーニャのウーズィ、かな」

アーニャ「……これでイベントはシャースティエ……幸せな、ハッピーエンドに、なりますね」

P「本当のハッピーエンドは、それを開けてからじゃないか?」

アーニャ「これの中に、幸せが?」

アーニャ「……わかりました、つまり……」ポワポワ



「俺からのお返しは、あーにゃん専用のおねだり台詞集だぞ」

「アーニャはたまにロシア語でちゃうからな、日本語をもっと勉強してもらおうと思ってさ」

「幸い猫も好きみたいだからな。あーにゃん語をマスターするべきだろ?」

「ただ心配なのが、あんまり覚えすぎて、俺を誘惑しちゃわないかなって……な?」


アーニャ「……はらしょー」ポワワ


アーニャ「あの、すみません。少し時間、ほしいです」

P「えっ?」

アーニャ「せっかくなので。しっかり使って、それから聞いてほしい、です」

P「あ、そうだよな。ここで使ってもしょうがないな」

アーニャ「期待にこたえたいです、必ず」

P「ははは、そこまで意気込まなくてもいいぞ。気楽に使ってくれ」

アーニャ(……明日までにマスター、しないとですね……いえ、しないとですにゃ)


P「天体望遠鏡買い換えたいって言ってたし、星の話たくさんしてもらおうかな……」


P「ルキトレさーん。ちょっといいですか」

ルキトレ「あ、はい、プロデューサーさん。どうしたんですか?」

P「はいこれ。バレンタインのお返しです」

ルキトレ「えええ、まさか!?」

P「ほんとですって。はい、受け取ってください」

ルキトレ「プロデューサーさん!? これは……もっとがんばれってことですよね?」

P「それもありますけど……えっと」

ルキトレ「そういうことにしてきます! させてください!」

P「それだけじゃないんだけどな……」

ルキトレ「それだけじゃない……? それって……」ポワポワ



「俺が贈るのは、効果抜群の特製キャンディーです」

「ルキトレさんに頑張ってほしいのは、アイドルのレッスンだけじゃないんですよね」

「もっとプロデューサーに積極的になって、しっかりアイドルたちにお手本を見せないと」

「あ、流石に積極的になりすぎるのはダメですよ? いろんな意味でルーキーどころじゃなくなっちゃいますから……」


ルキトレ「はわわ……!」ポワポワ


ルキトレ「って、私にはまだ早いですよぉ!」

P「ええ!?」

ルキトレ「プロデューサーさんのお気遣いは嬉しいですけど! 嬉しいですけど! お姉ちゃんたちに悪いというか!」

P「あ、ああ。それなら心配ないですよ。きちんと皆にも話したので」

ルキトレ「お姉ちゃんたちの了解とっちゃったんですか! 外堀埋まっちゃったんですか!」

P「まあ。だから遠慮なくどうぞ」

ルキトレ「あ……ありがとうございます、末永くよろしくお願いいたします!」

P「あ、どうも。こちらこそ」


P「なんか姉妹そろって同じような反応されたな……仲良しなんだな」

区切り
お返し台詞書いてくれたらその子書きます

みちる「…このほのかなレーズンの香り!クランペットですね!
     ○○プロデューサー!いただきます!あ、あふがふぉおごふぁいふぁふ!」

仁奈「イチゴチョコだー♪仁奈の一番好きな味でごぜーます!もう待ちきれねーです。
    食べるですよ!○○も食べやがりますか?」

忍「気にしないでっで言ったのに、私、Pさんがくれるか気になっちゃって……面倒な子でゴメンね。でも、ありがと♪」

乃々「あ…あう…それは…プレゼント?いいですいいです、だって受け取ったらプロデューサーの…っ!あう…ありがとう…」

よろしくお願いします!

来てみたらホワイトデーのアイドルがどえりゃー集まっていたでござる

渋谷凛(15)
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アナスタシア(15)
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ルーキートレーナー:青木慶(19)
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P「のあさん、のあさん」

のあ「……何か用かしら」

P「はい。ホワイトデーのお返しをプレゼントです」

のあ「そう……こういう未来もあるのね」

P「そのとおり、俺がしたいと思ってしたことですから、気にしないでください」

のあ「これがあなたの選んだ未来……」

P「受け取ってもらえて安心しました。のあさんともっとフレンドリーになれればと……」

のあ「それがあなたの意思ならば、私も享受する……これからの、未来を語るために」

のあ「……そう、未来……」ポワポワ



「のあ……やっと二人になれたね。今まで、のあは独りを好んでたからね」

「ほら、ホワイトデーのプレゼントは犬耳だぞ。すぐにでも着けてるとこ見たいな」

「どうしてって、猫、兎ときたら犬だろう? あっ……もしかして、猫か兎が良かったかな?」

「そうだな。のあわんより、のあにゃんか、のあぴょんが良いかもしれないな」

「だって、いっぱい俺とにゃんにゃんしたりぴょんぴょんできるもんな?」

「よし、そうと決まれば猫耳とうさ耳を取りにいこうか……もちろん、犬耳着けて、だぞ」


のあ「……くぅーん」ポワワ


のあ「……その未来は間違っているわ」

P「へ? どういうことですか?」

のあ「そんなものが無くても、私はあなたと……」

P「俺と?」

のあ「……いえ。なんでもないわ」

P「そうですか……あっ、そのプレゼントなんですけど」

のあ「これは没収するわ。あなたの意図を知る上で、今後の参考にさせてもらう」

P「もちろんどうぞ……でもあんまり参考にならないかも……」

のあ「今の私には十分……次に逢う時を待つといいわ」


P「いやあ、どうなるかと思ったけど……しかまろくんグッズで喜んでもらえるといいな」


P「茄子さーん。今大丈夫ですかー?」

茄子「はーい茄子でーす、大丈夫ですよー♪」

P「はは、ちょうど良くてラッキーです。これ、ホワイトデーのお返しですよ」

茄子「まあ♪ もしかすると、新年にお願いしたことが叶っちゃったかも?」

P「大げさですってば。あんまり大したものじゃないですし……」

茄子「あら♪ プロデューサーが私へ届けてくれた幸せは、私たちふたりの幸せなんです」

P「俺たち二人の?」

茄子「そう思うと、もっと幸せですよ♪」

P「それもそうかも。いいですね、二人の幸せ」

茄子「でしょう?」

茄子「……幸せ、二人の……」ポワポワ



「今日はホワイトデーですよね。バレンタインが恋する二人の大事なイベントなら……」

「ホワイトデーは、愛し合う二人の大事なイベントにしちゃいましょうか♪」

「お正月だけじゃ、ぜんぜん物足りないですもんね。欲張りな茄子さんも、俺は大好きですよ」

「それじゃあ、茄子さんには、俺が新年に願ったこと、ぜーんぶ叶えてもらおうかな?」

「言っておきますけど、一つや二つじゃないので……一年中、茄子さんと一緒ですから♪」


茄子「しあわせ……♪」ポワワ


茄子「……って、ダメです!」

P「何が!?」

茄子「プロデューサーは欲張りさんです! 私だって、いつも幸運じゃないんです!」

P「あー、確かに。たまに何もないところでつまずいて、俺にダイブしてきますね」

茄子「そうですそうです。つまり、これだけじゃ足りないので、もうちょっとご一緒してください♪」

P「しょうがないですね。もうちょっと、二人で幸せ掴んでみましょうか」

茄子「はいっ♪」


P「……やっぱり、恋愛成就より安全祈願のお守りのほうがよかったかな……?」


P「しゅーこ、ちょっとこっち来て」

周子「こんこーん。どしたのPさん?」

P「これ、いつぞやの。ホワイトデーのお返しです」

周子「お、おおー。なるほどねー」

P「中身見るのは帰ってからにしてくれよな」

周子「Pさんはあたしみたいにクイズはしないか。でも、そーゆーとこも含めてプロデューサーだね」

P「うーん褒めてるのやら……」

周子「へへ、中身は帰ってみるよー」

P「そうしてくれ。目の前だと恥ずかしいからな」

周子「わわ、そんなもの入れちゃったんだ……」

周子「恥ずかしいもの……」ポワポワ



「周子にホワイトデーのお返し。ふふ、なんだと思う?」

「嫁入り道具一式なんだけど……おいおい、驚かなくてもいいだろ」

「着物と、髪留めと、鏡と……え? どうしてキツネ耳があるのかって……」

「そりゃあ、お嫁さんにいくんだから、旦那さんのためにこんこんしなきゃダメだろう」

「しゅーこもいつかはお嫁さんになるんだし……それとも、今から俺とこんこんする練習しとこうか……?」


周子「こんこーん……♪」ポワワ


周子「プロデューサー、あたし、頑張るよ」

P「どうしたいきなり、そんなやる気出して?」

周子「ううん。プロデューサーがそこまでしてくれるなら、あたしも応えないとダメだしね」

P「嬉しいよ。周子が頑張ってくれるなら、俺もますます頑張れるな」

周子「だ、ダメだって、プロデューサーがこれ以上頑張ったら……あ、あたし……!」

P「周子?」

周子「とにかく! 家に帰って準備するからー!」

P「あ、ああ。また明日な……準備?」


P「手作りの和菓子だったんだが……もしかして実家を継ぐ気になったのかな?」

区切り
これで遊んでたら日付を跨いでしまった
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高峯のあ(24)
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鷹富士茄子(20)
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塩見周子(18)
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P「加蓮……そろそろこたつから出ないと風邪引くぞ?」

加蓮「やだ。外寒いし、まだ出たくないもん」

P「わがまま言いません。ほらこれあげるから」

加蓮「あ、ホワイトデーの? 覚えてくれてたんだ……?」

P「当たり前だろ? 楽しみにしてたみたいだからさ」

加蓮「ありがと。期待にちゃんと応えてくれるから、Pさんてずるいな」

P「加蓮にしたいことしてるだけだよ」

加蓮「ふふっ……女の子の気持ちを大事にしてくれるよね」

P「そりゃあ、加蓮のことは大事だしな」

加蓮「大事、か……」

加蓮「……アタシが大事って……」ポワポワ



「加蓮はさ、もっと自分を省みるべきだと思うぞ。最近無理とかしてないか?」

「また風邪とか引いたり、くちゅんくちゅんいったりしたら大変だろう?」

「そうならないように、俺が全力で面倒を看てやらないとな」

「あっ……心配しなくても、加蓮の気持ちを尊重して、隅々まで世話してやるからな……?」


加蓮「そ……そこまで……!?」ポワワ


加蓮「Pさんやりすぎだってばぁ!」

P「何の話!?」

加蓮「確かにいつかはチョコだけじゃなくってアタシも……って言わせないでよ!」

P「なんか知らないけどすみません……」

加蓮「わかればいいの……でも、待たせたら嫌だからね。絶対もらってよ?」

P「あ、ああ……約束する」

加蓮「ん、よろしい。じゃあレッスン行くから、また後でね!」


P「約束か……もう来年のバレンタインのチョコの話なんて、気が早いな」


P「こそこそ……だーれだっ?」

奈緒「うひゃああっ!? ……って、もしかしてPさんか!」

P「なんだ、よく分かったな。せっかく待ち伏せしたのに」

奈緒「Pさん、ず、ずるい! こんなところで待ってるなんて!」

P「逃げなくていいじゃないか。二人で逢いたいって、メールにあっただろ?」

奈緒「だからだよ! せ、せっかく遠回りの道選んだのに!」

P「まあそれは置いといて。これ、受け取ってくれないのか?」

奈緒「もらうよ、もらうけどさ……言葉なんて出てこないよ……もう……」

P「俺が欲しいのは言葉より、奈緒の気持ちだよ」

奈緒「言葉より……」

奈緒「あたしの気持ち……?」ポワポワ



「ほら、俺からのプレゼント……受け取ったんだから、分かるよな?」

「奈緒のバレンタインチョコには、感謝以外の気持ちもあったんだろう?」

「だったら当然、俺のお返しにも、感謝以外の気持ちがたくさん込めてあるからな」

「……どんな気持ちかって、それは……知りたいなら、教えてあげようかなあ……」

「そのかわり、二度と普通には戻れないだろうけど……いいのかな?」


奈緒「すなおに……!」ポワワ


奈緒「わ……わかった、わかったから! Pさんの気持ち、痛いほど伝わったからあっ!」

P「そ、そこまでか!?」

奈緒「だからもう勘弁してよぉ……!」

P「な、奈緒が素直に……!?」

奈緒「あ……明日から! これですなおになるのは明日からだからなーーー!」

P「奈緒ー!?」


P「そ、そんなに嬉しかったのか……お気に入りアニメの円盤で正解だったみたいだな」


P「なあ智絵里、ちょっとこっちに来てくれる?」

智絵里「あっ、はい……どうしたんですか?」

P「これ。智絵里に、俺からのプレゼント。ハートのチョコとクローバーの髪留めなんだけど」

智絵里「えっ……ほ、本当にもらってもいいんですか……?」

P「ああ。どっちも智絵里のために作ったからな」

智絵里「あ、ありがとうございます……このプレゼント、大切にします……気持ちごと……」

P「ははは……そこまで言ってもらえると、なんだかくすぐったいな」

智絵里「ハートのちょ、ちょ……ちょこ……」

智絵里「…………」ポワポワ



「なあ、智絵里……その、ホワイトデーだからお返しなんだけど……」

「その……えっと、これ……智絵里にって思って」

「クローバの髪留めとさ、特別に、こっちも……」

「智絵里、あ、あの……チ……チ……チョ……チョ……チョップだぞ。えい」



智絵里「……はぅっ」ポワワ


智絵里「た、たいへんですっ……!」

P「ど、どうした智絵里? そわそわしだして……」

智絵里「Pさんが、かわいくなっちゃいます!」

P「そうか? いやあ、可愛い智絵里のおかげかもな」

智絵里「もきゅもきゅもきゅっ!?」

P「チョコ食べるの速っ!?」

智絵里「あの……もっと私が可愛くなったら、Pさんもかわいく……?」

P「ん? ああ、なるかもな?」

智絵里「もきゅもきゅもきゅっ!」

P「チョコ食べるのやっぱり速っ!?」

智絵里「あのっ……智絵里、もっとかわいくなりますから……それじゃ…、お疲れ様ですっ!」


P「お、お疲れ……うーん。智絵里がこれ以上可愛くなったら……いや、想像もできないな……」

北条加蓮(16)
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神谷奈緒(17)
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緒方智絵里(16)
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荒木比奈「コレ……本当に画材くれるんスか!? にくいっすね~、○○プロデューサー。コミックの主人公みたく決めてくれたっス!」

高橋礼子「○○くんが、私にくれたんだもの。中身より、その気持ちが私を熱くするわ。これが貴方の甘いお返しなのね」

黒川千秋「物陰から突然プレゼントなんて感心しないわ、○○さん。でも不思議ね。こうして驚かされるの、期待していたから……」


荒木先生はバレンタイン時点で画材指定してたからなぁ……


P「……お、おかえり。やっと帰ってきたか」

未央「ただいまー、未央ちゃんのお帰りですよーっと!」

P「うんうん。未央はいつも元気でいいな」

未央「プロデューサー! 待ってる間、楽しいことでもあった?」

P「そんなことないぞ。どうしてだ?」

未央「だっていい顔してるもん! さては私に会いたかったかなー?」

P「おっと、バレたか。そのとおりだよ」

未央「って、えええ!? ほんとに!?」

P「ああ、これ。ホワイトデーのな」

未央「プロデューサーが……私に……」

未央「……会いたかったんだ……」ポワポワ



「はあ……やっと二人になれたな。ずっとこの瞬間を待ってたよ」

「未央はいつも元気で明るくて、すごく可愛いからさ……いつも人が集まっちゃうんだよな」

「でも今日は、今日だけはそれも無しだ。だって、俺も未央に会いたくてしかたなかったんだ」

「俺と未央の二人きりで、大事に想い合う二人きりですることなんて……一つしかない、だよな?」


未央「はわわ……!」ポワワ


未央「す、ストーーーップ! そこまで!」

P「おおっ!?」

未央「さすがに私たちにはまだ早いと思います! なにより、うづきんとしぶりんにも悪いし……!」

P「いや、二人も一緒でいいぞ?」

未央「な、なんだって!? ぷ……プロデューサーの節操無しーーー! 今ふたりに聞いてくるから待っててーーー!」

P「あ、そんなに急がなくても……」


P「忙しないなあ……まあそこが良いんだけども。遊園地のチケットでベストだったみたいだな」


P「卯月は……居るな。おーい、うづきー」

卯月「はい! お呼びですか、プロデューサーさん♪」

P「えっと、これ。卯月にあげようと思ってな」

卯月「わぁ……ありがとうございます、プロデューサーさん!」

P「あんまりすごい物じゃないけど……良かったら貰っておいてくれ」

卯月「ホワイトデーのお返しですよね……私、とっても嬉しいです♪」

P「卯月が喜んでくれたら、俺も嬉しいな。なんでもしてあげたくなるよ」

卯月「えへへ……」

卯月「…………うん?」ポワポワ



「ほら、早く言ってごらん。卯月がされて嬉しいことってどんなことなのか、さ」

「卯月の幸せは俺の幸せなんだ。卯月が喜んでくれるなら、どんなことだってしてあげるぞ?」

「たとえどんな恥ずかしいことでも、さ。だって卯月が喜んじゃうんだもんな」

「さあ……早く言わないと、俺がして嬉しいこと……普通じゃなくなっちゃうくらい、たくさんしてあげちゃうぞ?」


卯月「…………エヘヘ」ポワワ


卯月「って、それはダメですよー!」

P「と、突然どうした?」

卯月「プロデューサーさんは、まだみんなのプロデューサーさんなんですから!」

P「おう? そりゃまあ、そうだが」

卯月「でもでも、そんな……友達以上は……うう~」

P「とりあえず、普通でも俺は良いと思うぞ? いや、むしろ普通も好きなくらいだ」

卯月「そ、そうですか……? じゃ、じゃあ……普通以上特別未満でお願いします! えへ♪」

P「わかった、任せてくれ」


P「何でも言う事きく券の内容も普通でいいのか……なんだか、たまには特別なことしてあげたくなるな、うん」


P「今は沙紀いるかな……ああ、いたいた」

沙紀「お、Pさん。仕事中じゃ……どうしたんすか?」

P「いやな。休憩がてら、沙紀に渡しておこうと思ってさ。はい、これ」

沙紀「いいんすか? ありがとうございますPさん!」

P「ああ。沙紀にも貰ったからな、そのお礼だよ」

沙紀「いや……お返しもらえると思ってなかったすから、嬉しいっすね!」

P「沙紀が自分を表現するのに少しでも役立てたら、いいんだけどな」

沙紀「へへ。うまく使うっすよー!」

沙紀「……自分の表現に?」ポワポワ



「さてと。新しいアートを始める準備はできたかな、沙紀?」

「どうやるのかって……沙紀を表現するんだから、沙紀の身体を使うに決まってるだろ?」

「あ、もしかして自分じゃやりにくいかな。よし、俺が直接、沙紀を染め上げてやろう」

「ただ慣れてないからな、多分すごいことになると思うけど……頑張ってぐらふぃてぃするから……な?」


沙紀「な、なんかあついっす……!」ポワワ


沙紀「P、Pさん前衛的っすね!?」

P「だとしたら、沙紀のおかげだろうな。きっと」

沙紀「そんなことないっす! Pさんのアートでアタシのアートがあるっていうか、後が無いっていうか!」

P「ほら、俺は沙紀の感性を信じてるから。沙紀の思うままでいいと思うぞ」

沙紀「いいんすか! じゃあやるっす、やり遂げるっすよ!」

P「うむ。その意気だぞ」

沙紀「見てて、Pさん……いつかきっと、アタシの全部をPさんに見せてあげるっすね~!」

P「う、うむ……その意気? だぞ、たぶん」


P「お下がりのジーンズとパーカーでばっちりだったかな……ペンキ塗れの女の子って、なんかいいな」

区切り
沙紀ちゃんが可愛いことに今気付いた
なんだこの可愛さは

本田未央(15)
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島村卯月(17)
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吉岡沙紀(17)
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本田未央(15)
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島村卯月(17)
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吉岡沙紀(17)
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P「奏、話があるんだけど……」

奏「あら。Pさんからのお誘いなんて、珍しいわね。もしかして……」

P「まずはこれを受け取ってくれないか?」

奏「フフッ……やっとプロポーズの決め言葉が思い浮かんだのかしら」

P「期待させて悪いけど、ただのホワイトデーのお返しだよ」

奏「まったく、Pさんのせいで恋愛映画まで見て予習した私を褒めて欲しいわ」

P「それはすまなかった」

奏「でも、本番はやっぱりくすぐったいわね」

P「奏はくすぐったがりだな。もっと照れさせたくなる」

奏「ふふ。できるなら、ね……?」

奏「そう……できるなら……」ポワポワ



「キス、接吻、口付け、ちゅー……どれが奏にぴったりだろう?」

「ふーん……どれでもいいって? じゃあ、全部を奏にしてあげてもいいってことか」

「キスもするし接吻もするし、口付けはもちろん、ちゅーだってしちゃうけど……いいんだよな?」

「だいじょうぶ、恋愛映画よりずっとロマンチックにしてあげよう。それが最高のお返しになるよな……?」


奏「……んっ」ポワワ


奏「もう……意地悪なんだからっ」

P「そうかなあ」

奏「こういうときだけ攻めてきて……ずるいわ……」

P「いや、奏には負けると思うぞ?」

奏「そんなこと……それに私、Pさんみたいに遠回しじゃないもの」

P「回りくどくて悪かったな、ふーん」

奏「拗ねないの。そういうところがスキなんだから」

P「はいはい……」

奏「カワイイんだから♪」

P「わかったから、仕事しましょう、仕事」


P「……真顔でプレゼントは俺の唇ね、とか言ったらどんな顔するんだろう……いやいや、仕事仕事」


P「みくにゃん集合!」

みく「はにゃあ!? Pチャン何事にゃ!」

P「今からみくに、ホワイトデーのお返しをします」

みく「ホント? やったのにゃ~!」

P「はいこれ。味わって食べるんだぞ」

みく「ありがと、Pチャン! ね? みくの喜ぶプレゼント用意してくれたよね?」

P「もちろんだ。みくのために頑張ったぞ」

みく「開けていい? 開けていい? 可愛いマカロンにゃ~♪」

P「にゃんこなみくのために猫の模様と、みくの模様のマカロンがあるからな」

みく「やったのにゃ~♪ さすがPチャンは気が利くのにゃ!」

みく「……にゃにゃにゃ?」ポワポワ


「おっ、俺にもマカロンくれるのか? ありがとな、みく」

「でも遠慮しとくよ。だって、せっかくマカロンより美味しそうな女の子が、いま目の前に居るんだから」

「もちろんみくも、最後にいただくのは俺だよな。にゃんこは肉食系だもんな」

「みくにゃんのこと一杯ぺろぺろしてやるから、みくにゃんも思う存分、ぺろぺろしてくれていいからなー……?」


みく「ふみゃあああ……!」ポワワ


みく「にゃにゃっ!? み、みくはそんなことで負けないのにゃ!?」

P「ほーれごろごろー」

みく「ふにゃあああん♪ のどごろごろはダメにゃああっ♪」

P「そーれたぽたぽー」

みく「ほみゃあああん♪ たぽたぽするのもダメにゃああっ♪」

P「みくは癒しだなー」

みく「にゃーん……Pチャンもっとにゃー♪」

P「しょうがないな、みくは。こっちおいで~」


P「……あれ、マカロンの材料にマタタビ入ってたっけ? エナドリしか入れてないのに……」


P「フンフンフフーン……」

フレデリカ「フレデリカ~♪」

P「うーん。すっかりこの鼻歌が癖になっちゃったな」

フレデリカ「まあね~。いっつも耳元で歌い続けたもんね~☆」

P「フンフンフフーン……はい、ホワイトデーのお返し」

フレデリカ「フンフンフフーン♪ プロデューサーは何をくれるのかな~♪」

P「何にしようか迷ったけどな~。やっぱりフレデリカにはこれかな、と」

フレデリカ「おぉ……ギモーヴ! では……あむ☆ んまーい! まだ食べてないけどー♪」

P「おいおい、甘いかどうかは分からないぞ。フレデリカみたいに、納豆とか入れてるかもな」

フレデリカ「またまたー☆ プロデューサーはそーゆーことしないってわかってるし♪」

フレデリカ「きっとあまーい……」ポワポワ



「フレデリカはいっつもお調子しすぎだぞ。プロデューサーには敬意を払わないと」

「アイドルとしての自覚のためにも、ここらへんでちょっと教育が必要かな」

「もう生意気言えないように、フレデリカをデレデレカにしてやらないと」

「あ、もしかして既になっちゃってたかな? だとしたら、あとは甘々するだけだけど……しるぶぷれしてごらん?」


フレデリカ「とれびあーん……☆」ポワワ


フレデリカ「ほえー……それ逆に甘すぎだってばプロデューサー♪」

P「え、あれ、そんなに甘くしたっけ」

フレデリカ「もー、どんだけアタシをデレデレさせたいのー☆」

P「んー。フレデリカがでれでれしてるとこは見てみたいかもな」

フレデリカ「わ、プロデューサーがダイタン発言かも☆ これは皆に知らせなきゃ!」

P「え、ちょっ……」

フレデリカ「ねーねーみんなー☆ プロデューサーがアタシのこと、デレデレのフニャフニャにしたいってー♪」

P「フニャフニャにしたいとは言ってない!?」


P「……いや、でもデレデレしているところは見てみたいような、見たくないような」

区切り

速水奏(17)
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前川みく(15)
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宮本フレデリカ(19)
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P「美穂、起きてるかー?」

美穂「もー。いつも居眠りしてばっかじゃありませんから!」

P「そうかそうか。それならこれも渡せるな」

美穂「もしかして……ほ、ホワイトデーのお返しですか!?」

P「ああ。はい、どうぞ」

美穂「う、うれしいですっ! あ、あのっ、お返しをもらえるなんて……考えてなくてっ!」

P「美穂にプレゼントなんてしてもらったら、返すしかないだろ?」

美穂「あっ、Pさんにまたお返ししなきゃ!?」

P「じゃあ、またそのお返ししなきゃな」

美穂「あわっ、またまたお返しされちゃうんですか!?」

美穂「お返しのお返し……」ポワポワ

小日向美穂(17)
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「また美穂にプレゼント貰っちゃったよ、もう数えられないくらい貰っちゃったな」

「さて、貰ったらきちんとお返しするのが礼儀だよな。美穂にはいっぱい貰ったし」

「今度は何にしよっか? なでなでもぎゅっぎゅも、たくさんしてあげたしなあ……」

「そうだ……今度はプロデューサーくんより、もっといいものを贈ってあげよう」

「いつも美穂と一緒に居てくれて、いつでもだっこしたりだっこしてもらえたりするんだけど……」

「どうかな? 美穂は俺のこと大好きだし、俺も美穂のこと大好きだから、最高のプレゼントにならないかな……?」


美穂「あわわ……!」ポワワ


美穂「うぅ、Pさんぎゅっぎゅです!」

P「うわっ、美穂?」

美穂「これ以上お返ししてもらったら、大変なことになっちゃいます!」

P「そうかな。遠慮しなくていいんだぞ?」

美穂「うー……Pさん! それ以上はメッ、ってしちゃいますから!」

P「へえ、じゃあしようかな」

美穂「もー! なんでPさんは意地悪なんですかあ!」

P「ごめんごめん、お詫びにお返し弾むよ」

美穂「だからダメなんですってばー!?」


P「やっぱり美穂は可愛いなあ……お返しのお返しのお返し、用意しないと」


P「洋子、お疲れさん」

洋子「あ、プロデューサー! お疲れ様です!」

P「いつも頑張ってる洋子に、俺からチョコのプレゼントだ。食べ過ぎるなよ?」

洋子「ホワイトデーの美味しいお返しも食べ過ぎるとお肌の大敵♪ 」

P「そういうことだ」

洋子「でもプロデューサーの気持ちの分、美肌になるから、チャラよね」

P「そうとも限らないぞー?」

洋子「えへへ、気を付けまーす!」

洋子「……気を付けないと……」ポワポワ



「洋子の肌はいつでも綺麗にしておかないとな。これもプロデューサーの務めだし」

「なにより、大切なアイドルの面倒をみておかないと、いつ怪我しちゃうかわからないしな」

「それとも……ちょっと冒険してみるか? いつもより激しい運動とかどうだ?」

「健康のためなら半身浴だけじゃなくて、全身どっぷり浸かっちゃっても、いいかもな……?」


洋子「あう……!」ポワワ


洋子「ダメですよプロデューサー! それセクハラだからぁー!」

P「なんのこと!?」

洋子「プロデューサーに汚してもらっちゃったら、いつまで経っても綺麗になれないです!」

P「俺はいつも洋子が綺麗になれるよう、気を遣ってるぞ?」

洋子「つまり……いつでも汚せちゃうように、準備万端ってことですか!?」

P「汚しませんよ!?」

洋子「プロデューサーのバカー! もっと綺麗になって見せますからー!」

P「洋子ー! なんか勘違いしてないかー!?」


P「……行ってしまった。洋子は今のままでも十分綺麗だと思うんだが……」

斉藤洋子(20)
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P「みちる、ちょっといいか?」

みちる「もっきゅもっきゅ……はい、なんですかプロデューサー?」

P「食べてるとこ悪いが……これが何かわかるか?」

みちる「……このほのかなレーズンの香り! クランペットですね!」

P「やっぱりわかるんだ……ああ、ホワイトデーのお返しだ」

みちる「プロデューサー! いただきます! あ、あふがふぉおごふぁいふぁふ!」

P「こらこら落ち着いて食べなさい。じっくり、ゆったりな」

みちる「もきゅもきゅ……ごくっ。もちろんでふ! もぐもぐ!」

みちる「……もきゅ?」ポワポワ



「まったく、みちるはせっかちだな。もう少し落ち着いて食べないと、もったいないぞ?」

「せっかく美味しく甘くできてるのに、すぐにぺろりといくのは惜しいじゃないか」

「どうせだし、時間を掛けてゆっくりいただくのも、楽しく食べるコツだと思うんだ」

「……ここにチョコ味の可愛いみちるがいることだし、試しに美味しいところ、つまみ食いしちゃおっか……?」


みちる「んぐぐ……っ!?」ポワワ


みちる「もがもがふぐぐー!」

P「すまん、何言ってるのかわからん」

みちる「もきゅもきゅ……ごっくん。プロデューサーはどれだけ食いしん坊なんですかー!」

P「確かに美味しいものを食べるのは好きだが、なぜか腑に落ちないよ?」

みちる「だいたい、あたしのパンいつもあげてるのに! もぐもぐ!」

P「それ殆どが食べかけだから、むしろお腹が空くというか……」

みちる「だから今度はみちるを食べちゃうぞー……ってことですか……? もきゅもきゅっ!」

P「言われてみれば、みちるはいつも甘いにおいがするよな……美味しそうかも」

みちる「んぐっ!? あ、あたしは美味しくないですよー! でもパンならいくらでも……ちょっと焼いてきますーーー!」

P「あっ、ちょっと……おやつにはまだ早いのに……」


P「まあ美味しいのは事実だしな……よし、今日のおやつはみちるのかな」


P「仁奈ー? どこにいるんだー?」

仁奈「がおー! 呼んだでごぜーますか?」

P「おっとっと。こんなところに。気付かなかったな」

仁奈「ニナは今アルパカの気持ちになってるですから、用は手短にしやがれです」

P「そっか。じゃあ、このホワイトデーのお返しはいらないってことかな?」

仁奈「おおっ……それは……」

P「見てみるか? ほら」

仁奈「イチゴチョコだー♪ 仁奈の一番好きな味でごぜーます!」

P「だろうだろう。バレンタインのときにお願いされたからな」

仁奈「もう待ちきれねーです。食べるですよ! Pも食べやがりますか?」

P「いや、俺は別にあるからな。遠慮しとくよ」

仁奈「そーですか。ならいいです」

仁奈「……別にありやがる、ですか……?」ポワポワ



「よしよし。仁奈の着ぐるみコレクションもだいぶ溜まってきたなあ」

「そろそろお気に入りの一着も出てきたんじゃないか? うん、何か着てみてくれよ」

「俺のお気に入り? はは、だいじょうぶ。俺は仁奈が着てる着ぐるみなら、どれも好きだからな」

「ひとつ着てみればわかる。着ぐるみニナがどれだけお気に入りなのかが、さ……」


仁奈「はずかしーでやがります……!」ポワワ


仁奈「Pはニナたらしでごぜーます!」

P「それはまたひどい言われようだな……」

仁奈「仁奈なんか食べても、ちっとも美味しくねーでやがります!」

P「ははは。むしろ食べてくるのは仁奈のほうじゃないのか?」

仁奈「はっ! そうでやがりました! Pのくせに中々するどいですね……褒めてやるのでごぜーます!」

P「ありがとう仁奈。そのアルパカ可愛いな」

仁奈「お気に入りでやがります! 存分にモフモフしやがれでごぜーます!」

P「じゃあお言葉に甘えて……もふもふ」

仁奈「モフモフ……がおー♪」

P「かわいい」


P「ふう……思いっきりもふもふしてしまった。ていうかアルパカはがおーって鳴くんだっけ」

大原みちる(15)
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市原仁奈(9)
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P「茜、居るか?」

茜「はいっ!! なんでしょう!!?」

P「……これを受け取って欲しい」

茜「プロデューサー……!!」

P「……茜!! 受け取れーーー!!」

茜「ガッチリキャーッチ!!!! プロデューサーのパス、しっかり受けとりました!! 絶対に離しませんよっ!!」

P「ナイスキャッチだ!!」

茜「あ、箱がグシャグシャに!!!」

P「ん? いや平気だぞ。ちょっとやそっとじゃ、壊れないからな」

茜「うう……そうですか!? すみません!!」

茜「こ、壊れないのかな……!?」ポワポワ



「茜……いいか、俺の想いは……俺のこの、溢れんばかりの想いは……この程度で壊れたりなんかしない」

「お前を大事に想う気持ちは……たとえ火山に飛び込もうと、太陽が降ってこようと、負けやしない」

「そうさ、茜……俺の、いや、俺たちの……二人のこれからの未来のために……」

「俺からのプレゼント……受け取ってくれーーー!!!!」


茜「プロデューサー……!!!!」ポワワ


茜「プロデューサー!!!! その気持ち、しかと受け取りました!!!!」

P「お、おう」

茜「ぜったい応えます!!! 応えてみせます!!!」

P「な、ならプレゼントした甲斐があったよ。うん」

茜「はいっ!! なので、プロデューサーは期待して待っててください!!」

P「あ……ああ」

茜「ううう~~~!!! な、なんか恥ずかしくなってきちゃいました……ちょっと走ってきまーーーす!!!」

P「いってらっしゃーい……」


P「億歩計であそこまで喜んでもらえるとは……来週あたりカウンターストップしてそうだな」

区切り
誰か智絵里と乃々とはるちんでパタポン攻略するSS書いてくださいおねがいします

日野茜(17)
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P「時子、ちょっとお話しよう」

時子「ハァ……貴方、もう少し分をわきまえた態度をとることが出来ないのかしら?」

P「いや一応アイドルとプロデューサー……まあ、それよりこれ、プレゼント」

時子「貢物を差し出すときは跪いて?」

P「……こちらがホワイトデーのお返しになります」

時子「フン。やれば出来るじゃない。貴方も犬よりはマシな頭をしているようね。アハハ!」

P「いや、犬も実は賢い奴だっていうぞ?」

時子「あら貴方、口答えする気?」

P「滅相も御座いません!」

時子「分かればいいの。分かれば……」

時子「そうよ……貴方が賢かったら……」ポワポワ



「いい加減にしろよ時子……毎々、生意気な命令ばっかりしやがって」

「こうなったら、そろそろ俺の本気を見せてやろうかな? 傍若無人なご主人様を調教してあげる」

「ほら。いつもえらそうなこと言ってごめんなさい、ってしてごらん? 言えたらいいこいいこしてあげる」

「早く言わないとお仕置きだけど……あれ、もしかしてお仕置きが目当てだったのかな?」

「じゃあ、お仕置きもお預け。きちんと言うこと聞けるまで、ご褒美もお仕置きも全部無し!」

「さて。時子が悔しそうな顔するのと嬉しそうな顔するのと、どっちが早いかな……?」


時子「……あっ」ポワワ


時子「こっ、この! Pのくせにッ!」

P「いてっ」

時子「身の程を知りなさいこのっ……!」

P「こら!! 時子!!」

時子「はひっ!?」

P「事務所で鞭なんか振り回したら危ないだろ。時子の肌に傷でも付いたらどうする」

時子「……」

P「時子?」

時子「……お、覚えてなさいよー!」

P「あ、待て時子、話はまだ……」


P「ぐう、逃げられた……新しい鞭なんか与えたら悪化してしまうかな……うーん」


P「千秋千秋っと……居た居た」

千秋「……? 誰か居るの?」

P「千秋、ハッピーホワイトデー!」

千秋「きゃっ、Pさん……?」

P「これ、いつかのお返しだ。受け取ってくれ」

千秋「物陰から突然プレゼントなんて感心しないわ、Pさん」

P「はは、悪いな」

千秋「でも不思議ね。こうして驚かされるの、期待してたから……」

P「そうか? だったらよかった、千秋を喜ばせたかったからな」

千秋「もう。怒れないわね……」

千秋「……そうよ、いつだって……」ポワポワ



「ふふ……千秋はお世話すればするほど可愛いから好きだよ。もっと世話を焼きたくなる」

「ちょっと冷たいのも、実は期待してる照れ隠しだって、ばれてるんだからな?」

「ばれてるんだから遠慮しなくていいんだ。もっと甘えてもいいし、なんなら……いちゃいちゃしてもいいぞ?」

「おっと、千秋にはまだ早かったかな。それとも、千秋も甘えんぼさんにしちゃおっかな……?」


千秋「……ずるい」ポワワ


千秋「ずるい、だからPさんはずるいの!」

P「え?」

千秋「いつも私に、こんな気持ち……」

P「気持ち……?」

千秋「なのに肝心な時だけ、応えてくれなくて……」

P「千秋、それってどういう……」

千秋「焦らしてばかりで……あ、待って。だとすると、私は焦らされて喜ぶ女ってことに……」

P「千秋? 千秋ー?」

千秋「あ、ああ……私、いつの間にかPさんに染められて……いやーーー!」

P「待ってくれ千秋ー!?」


P「千秋……年頃の悩みかなぁ。せめてCDでも聴いて、あんまり思いつめてないといいんだが」


P「ナターリア? ナターリアー」

ナターリア「ハーイ! ナターリアここにいるヨー!」

P「今日はホワイトデーだからな。お返しをしようと思う」

ナターリア「お返しに、ナニかくれるのがホワイトデーなんだナ」

P「そうそう。だから俺もナターリアにプレゼントだ」

ナターリア「ナターリア、わかったゾ♪ Pが教えてくれるコト、これからもいっぱいほしいナ!」

P「もちろん。俺でよかったら、いっぱい教えてあげるさ」

ナターリア「ウン! ヤクソクだヨー!」

ナターリア「エヘヘヘ……Pにいっぱい……」ポワポワ



「ナターリアはまだまだ日本について勉強がいっぱい必要だな。これから俺が言うことを、よーく聞くんだぞ」

「まず、日本ではスキ合ってる男女はハグハグしまくるんだ。つまり俺とナターリアは、ハグハグしてもいいってことだ」

「それに、ナターリアはアイドルだから、世界で一番可愛くなる権利が与えられるんだ。つまり俺もすぐにノーサツできるってことだ」

「そして、世界で一番可愛いアイドルにハグハグされた俺は、ナターリアと末永く暮らすというわけだ。分かったか?」

「……分からない? なら実際にやってみるか。よし、まずはナターリアとハグするとこからやってみよう。ほら、ぎゅっぎゅ♪」


ナターリア「スゴイヨー……!」ポワワ


ナターリア「決めたヨ! ナターリア、イチバンにナル!」

P「おお、でっかい目標だな」

ナターリア「それでそれで、Pとイッショにナル!」

P「ああ、一緒にトップ目指そうな」

ナターリア「アト、イッパイ子供達に囲まれタイ!」

P「子供受けいいもんな。俺も子供のお世話は好きだぞ」

ナターリア「じゃあ、イッパイー!」

P「うん、わかった。ナターリアの希望通りにしよう」

ナターリア「ヤッタァ! ナターリア、Pト子供ト、たくさん遊ぶのがユメだったんダー♪」

P「うーむ、ナターリアの夢はすごいのばっかりだ」


P「お返しはチョコバナナ詰めといたけど……今のナターリアだったら、ペロリだったかな」


P「ちひろさん。渡したいものがあるんですけど……」

ちひろ「えっ? 私にですか?」

P「はい。これ……ホワイトデーですので」

ちひろ「……あら、プロデューサーさん! わざわざお返しのプレゼントをありがとうございます!」

P「いえいえ。いつも支えてくれる、ほんのお礼です」

ちひろ「これからも二人三脚で、一緒に頑張りましょうね!」

P「ええ。こちらこそ」

ちひろ「せっかくだし……お返しのお返しあげちゃいます!」

P「わっ、いいんですか?」

ちひろ「喜んでもらえたら嬉しいです! ……あ、このお返しはいりませんよ! うふ♪」

ちひろ「……だってこれ以上されちゃったら、私……」ポワポワ



「ちひろさんには、毎日お世話になってますから。これぐらいのことは当然ですよ?」

「むしろ、俺の方からたくさんしてあげたいんです。なんたって、大切なちひろさんですから」

「ほら、ぜんぶ任せてくれていいですよ。ちひろさんがしたいこと、されたいこと、俺がまとめて叶えちゃいますね」

「大事なちひろさんのために、一生かけて尽くしちゃいますね♪」


ちひろ「プロデューサーさん……!」ポワワ


ちひろ「あ、あの!」

P「はい、なんでしょう?」

ちひろ「わ、私……!」

P「?」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさんのこと……!」

P「ちひろさん……?」

ちひろ「プロデューサーさんのことを……その……!」

P「…………」

ちひろ「……起こしたいって思ってました!」

P「えっ」



───。


P「うおおおおおっ!?」

凛「わっ!」

アーニャ「ニャッ?」

ルキトレ「ひええっ!?」

P「はあ、はあ……あれ、俺は……?」

凛「い、いきなり飛び起きるからびっくりしたよ……なんか夢でも見たの?」

P「ああ……いや。なんでもないよ」

アーニャ「そうですか……なら、いいのですが」

P「驚かせて悪いな……ふう」

ルキトレ「大丈夫ですか? 汗かいてますけど……」

P「ありがとうございます、平気ですよ。それより、3人が一緒に居るなんて珍しい」

凛「ん。そりゃまあ……」





凛「プロデューサーに見せたい物があるから……にゃん」

アーニャ「ム……凛、抜け駆けはずるい、です。あーにゃんも……ですにゃ」

ルキトレ「ままま待ってください! まずは年長の私が見本を……にゃ、にゃー!」

P「…………まあいいか!」

おしまい
ほかの子は別の機会に


モバP「皆は将来どんな人と結婚するんだろうな」
モバP「事務所にコンビニができた」

財前時子(21)
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黒川千秋(20)
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ナターリア(14)
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