ウオミー「タカ君、もう少しそばに寄ってくれませんか」 (124)

畑「さてさて、桜才学園の近くにオープンしたばかりのこの専門店を張り込めば……」

三日後――

畑「はて、ヤマが外れましたか。と言ってみれば津田副会長と英稜高校生徒会会長」ササッ

タカトシ「ここです。最近できたばかりでまだ穴場らしいですよ」

ウオミー「デキたや穴だなんて、そんなにオープンに言わなくても」ポッ

タカトシ「そうですね。この店オープンしたてです」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393957429

店内

タカトシ「中はよくある飲食店って感じですね」

ウオミー「何を頼みましょう。うどんにパスタ、きしめんもあります。さすが麺類専門店ですね」

タカトシ「じゃあ、そばにします。お、お姉ちゃんは何にするんですか」

ウオミー「それでは、このジェノベーゼにします」

注文終了――

タカトシ「待っている間って暇ですよね。あ、パスタの豆知識が書いてありますよ」

ウオミー「私の注文したものにはリングイーネというパスタが使われているのですね」

タカトシ「へぇー。こんなにパスタに種類があったなんて驚きです」

ウオミー「タカ君、ニョッキというのは短いアレを指すみたいですよ」

タカトシ「パスタもそばも早く来い」

タカトシ「このそばおいしいです。専門店というだけあって凝ってるんですかね」

ウオミー「他のも食べたくなってしまいますね」

タカトシ「! 口元に、その緑のソースついてますよ」

ウオミー「ありがとう、タカ君。タカ君も口元に白い汁が飛ばされて」

タカトシ「頼んだのとろろそばだから問題なーし」

ウオミー「でも、そばを食べるならもっと汁の容器を寄せないと、汁が飛んで服が汚れてしまいますよ」

タカトシ「すいません。もしかしてお姉ちゃんの方にも飛び散ってしまいました?」

ウオミー「気にしなくても大丈夫。ところで、追加でぶっかけ頼んでもいいですか」

タカトシ「うどんね。うどん」

生徒会室――

畑「こんな感じで回想は終わりです」

タカトシ「というわけです、会長」

シノ「し、しかし畑が一応の確認を、と言って持ってきたこの桜才新聞には……」


密着取材!
桜才学園生徒会T副会長と英稜高校生徒会U会長との密会に迫る

学園近くにオープンしたばかりのとある専門店に笑顔で入る二人。
内装は男女が共に入るホテルとは悔しくも程遠く、
極めて一般的なファミレスに近いものである。
アソコは短いという発言からU会長はT副会長の体を
知り尽くしていることが明らかになった。
なかにはU会長が「もっとそばに近づいて。そんなに汁を飛ばすなんて。
私、汚されてしまいました」と赤裸々に告白する場面も。
お互いに食べ終え満足した二人は足どり軽やかに店を後にした。


シノ「こんなことが書かれているではないか」

タカトシ「絶対ボッシュート!」

シノ「まぁ、記事の捏造は感心できんな」

スズ「それにしても、このツーショットよく撮れていますね」

アリア「ほんとうだね。まるで本物の姉弟みたいに仲良くしてるね」

シノ「しかし、本物に近い関係よりもやはり明らかに義理だという方が萌えるのではないか」

畑「それでは副会長にインタビューを。実の関係か義理の関係かどちらがお好きで?」

シノ「だか、もし津田が母親と妹は義理で姉と血がつながっている関係が好きだとしたら」

アリア「一つに決められなくなっちゃうね。それに、津田君は案外従姉妹萌えするかも知れないよ」

タカトシ「俺を抜いて俺の議論がされている」

スズ「一枚の写真でこんな展開になるとは思わなかった」

タカトシ「どこをどう聞き間違えたらこんな記事になるんですか」ハァ

畑「それほどでも。読者の気持ちにお応えしようと思いまして。魚見さんをネタにすると一部ではよく釣れると風の噂で」

シノ「なっ、この私の体では売れないというのか」

タカトシ「会長は大人気だと思いますよ。でも、会長なら俺が買います。むしろ飼ってほしいです」

畑「と言いたそうな目で津田副会長が見ています」

タカトシ「そんな目をした覚えはない」

畑「実際のところ天草会長は人気ですよ」ピシッ

畑「七条さんのその豊満なナーイスバディも男子には大変好評です」チラリ

畑「あ、萩村さんのそのボディも、一部の人にはとても人気よ」サッ

スズヘッド「津田、私人気者だってー」

タカトシ(この流れでなぜ自虐を……)

アリア「津田君がおそばを頼んでいなかったらこの記事書けなかったね」

タカトシ「じゃあ今度からそばは頼みません」

畑「その心配には及びません。あの店は専門店でしたから」サラサラサラー

畑「例えばうどんやつけ麺であれば」

ウオミー「タカ君、そんなに激しく吸ったら、お汁が……」

畑「このような記事に。これがプロフェッショナル」

タカトシ(外食は控えよう)

シノ「とにかく、この記事は挿し替えてもらうぞ」

畑「惜しいですが会長がそこまでいうのなら」シブシブ

タカトシ「はやく書き換えて」

畑「おや? 生徒会はこの私に事実をねじ曲げて記事を書けとおしゃるのですか。なんとひどい」

タカトシ「そんなこと言われる筋合いはない」

シノ「はっ! 啜るという字は口にマタが四つ」

アリア「そんなにク○ニしたら舌が疲れちゃうよ~」

タカトシ「唐突すぎてツッコめなかった」


『啜る話/そそる話/綴る話』了

まだ続きあるけど安価

シノ「ところで、この>>18という記事はなんだ?」

柔道部快挙

シノ「柔道部快挙とあるが、私の記憶では最近目立った試合はなかったと思うぞ」

畑「いえ実は柔道部、ダッチワイフの大会でいい成績を残しまして」

アリア「そ、そ、それ詳しく聞かせてほしいな」ワクワク

シノ「ア、アリアそ、そ、そんなことを聞くなど」ソワソワ

スズ(絶対嘘ね)

タカトシ(記事を見れば明らかに嘘だよ)

畑「ある日、以前生徒会から貸し出された羅武ドールもといダッチワイフに柔道部が興味を持ち始め」

畑「彼女たちはその人形に魅了されあれよあれよとロシアに遠征へ。ドールと共に水泳を始めるのでした」

畑「なお羅武ドールについては8巻#196にて」

タカトシ「えーと、記事には近隣の高校と試合を組み、さらには遠征試合にも度々出陣」

タカトシ「連勝に次ぐ連勝で巷の柔道部で強豪と囁かれるまで成長した」

スズ「結構いい記事じゃない」

シノ「確かにムツミやトッキー達もよく頑張っているな。さらに他の運動部も負けじと気合いが入ったようだからいいこと尽くしだな」

アリア「ところで、そのロシアでのダッチワイフ水泳大会は実在するのかな」

タカトシ「その話題はとっくに終わったぜ」

シノ「む? この記事の最後に教師Yによる一言、柔道部は私が育てた! とあるが」

シノ「顧問は大門先生ではないか。Yというと横島先生か」

畑「実は『教師Yによる猥談』という特集を次号に組むためと取材したのでついでに」

タカトシ「次号は発禁」

ガチャ

畑「と、噂を吹聴していれば現役美人教師の横島先生」

横島「いやー、ドールとか猥談とか私が美人教師だって言葉が聞こえたからつい気になって」

横島「津田ぁー、人形なんかで満足してちゃラメらぞ」

タカトシ「会長、横島先生からお酒の臭いしませんか」ヒソヒソ

シノ「あぁ、どうやら少し酔っているようだ。お引き取り願おう」ヒソヒソ

シノ「横島先生、教師が学園内で飲酒とは」

横島「違うわよ。今日の仕事は午前で終わったから、外で一杯ひっかけてきただけよ。忘れ物したから戻ってきたのよ」

横島「話変わるけど、やっぱり作り物より本物よ」

タカトシ「何も変わってない」

横島「だからさー、ほら電子タバコより実際に吸う方がいいわけじゃん。口元を紛らわせるだけだし」

スズ「タバコは20歳からです」

横島「じゃあ、ノンアルコールより普通のビールの方が美味いだろ」

スズ「お酒も20歳から」

横島「アレよ、アレ。車に乗るより人に乗りたいって言うじゃない」

シノ「な、なるほど」

スズ「普通自動車の運転は18歳から。乗るのは何歳からでも」

タカトシ「ちゃんとつっこんでよ」

ガチャ

コトミ「つまり、偽乳はダメ。本番はナマがいいということですな」

シノ「おぉー。コトミの説明は分かりやすいな」

タカトシ(この流れは止められない)

コトミ「ふふふ。知ってますか。フランス語でドールは黄金のという意味なんですよ」

スズ(しってた)

コトミ「そして、水はオーです。これを踏まえると」

シノ「すごいな。オードールと言われると心まで踊ってしまうではないか」

アリア「オードール、オードール、オードール。すごいね。シノちゃん」

コトミ「さらに、ご褒美はレコンパスと言うそうです」

シノ・アリア・横島「オードール、レコンパス! オードール、レコンパス!」

シノ「津田はもうこれで楽しさMAXなのではないか」

タカトシ「そうですね。すごく楽しいです」

スズ「あれー、ツッコミがいない」

コトミ「さらにさらに、黒はノワールです。なんといい響きでしょう」

横島「バナナはバナーヌだから、バナーヌノワール」ジュルリ

シノ「おぉ。これも良い響きだな」

スズ「オ スクール」


『ドールズトーク』 了

スズ「津田、この流れなんとかしなさいよ」ヒソヒソ

タカトシ「そう言われても。あ、この>>28の記事なら」ヒソヒソ

会長胸もってる疑惑

タカトシ(会長の噂:胸盛ってる? この記事なら)

タカトシ「会長、こんな記事が書かれています」ピシッ

コトミ「なになに。天草会長がサカっている?」

シノ「は、畑。もう少しオブラートに包んで「発情している」程度にしてくれ」アセアセ

タカトシ「それを包んだとは言わない」

コトミ「それで、シノ先輩が漏っているというのは本当ですか」

シノ「失礼な。私はお漏らしプレイはしないぞ」ムッ

シノ「だが放尿プレイは認めているのだ。心の内で」

タカトシ「心の声も漏らさないで」

アリアバスト「ホッ」

スズヘッド(学園内ではやってない……はず)

コトミ「でも胸がサカってるってどんな感じなんでしょう」

シノ「それはアリア見ろ! ズルいではないか。いったい何をすればよいのだ」

スズ「」コクコク

コトミ「でも胸が漏れてるってどんな感じなんですか」

シノ「そんなこと言われても、私は何も出せないぞ」

コトミ「そうですね。まずはタカ兄がミルクを出さないと」

タカトシ「よーし、お仕置きだ」

アリア「シノちゃん、持っているって考えれば良い意味になるんじゃないかな」

シノ「それはいいな。畑、記事を書くならそういう方向で……」

畑「私の辞書に偏向報道の文字はありません」

畑「あるのは善意です」

シノ「持っている女……か」

スズ「運の強い人に使いますよね」

アリア「男の人ならツいてる男……だね」

シノ「確かに女はツいてないと言えるな」

アリア「でも、その男の人が受けだったら」

シノ「女もツいていると言えるな」

シノ「それにしても、こんな噂いったいどこから」

畑「それは口外できませんが、あなたの身近に潜んでいるかもしれませんよ」

畑「そして、今日は事実究明に参りました。本稿に書き加えるので」

シノ「なにっ。今から調べるというのか」

畑「おやぁ? 何か不都合でも?」

シノ「いや、存分に調べるがいい。今日は入れてないからな」

スズ(今日「は」?)

畑「今日 は 、持ってないようですので、そういうことでしたらまた後日。抜き打ちで」

アリア「シノちゃん、穴を掘っちゃったね」チラ

シノ「あぁ、口をすべらせ露見してしまうとは。穴があったら入れたいな」チラ

タカトシ「俺は貸さない」

『モリモリ』了

キーンコーンカーンコーン

畑「おや、チャイムが鳴ってしまいました。では、残りの記事は放課後に」

シノ「うむ。ところで、眠ってしまった横島先生はこのまま残しておいていいのだろうか」

スズ「起きたら勝手に帰るのでは」

シノ「そうだな。では、私たちも戻ろう」

畑「これがフラグです」

放課後

シノ「横島先生はまだ眠っているのか」

スズ「もう起こした方がいいかと」

タカトシ「先生、起きてください」ユサユサ

横島「あんたのは普通ね。もう少し大きいのが……」ムニャ

シノ「津田、こんなところでナニの話を」

タカトシ「夢の話です」

スズ「じゃあ私が起こしてみる」トントン

横島「小さすぎよ。そんなので私を……」ムニャ

スズ「相手は男よ」

シノ「そんな分かりきったことを。 私が起こそう」ユサユサ

横島「あんたも小さいわね。私全然……」ムニャ

シノ「あぁ。相手は男だ」

アリア「ほっぺたを少し叩いてみる?」ペチペチ

横島「うぉー。この大きさたまらにゃい……」ムニャ

ガチャ

畑「胸の話ですか」

シノ「夢の話だ。絶対に」

『幼小中○大』了

アリア「次は>>44の記事ね」

会長がタカトシの机でモゾモゾしてた

アリア「会長、津田副会長の机でコトを済ます、だって」

津田「机? あ! そういえばこの間体育の後、机が濡れてました」

津田「あれって会長が何かしたんですか」

アリア「もぉー津田君。『コトを済ませた』なんだから察してあげなきゃ」

アリア「つまりシノちゃんはカドオ…」

シノ「おっとボケは禁止だ」

シノ「完全に拭き取ったと思ったが濡れていたのか」

津田「いえ、匂いがしたので濡れたことは分かりましたよ」

アリア「津田君は匂いで誰がイったか分かっちゃうの!?」

津田「なにいってんの」

スズ「そもそも津田がコーヒーって言わないから」

タカトシ「あれ? なんで萩村が知ってるの? 確かに教室に戻ったときは中身の減った缶コーヒー置いてあったけど、萩村が戻ってくるときには片付けてたはず」

スズ「それは……私が見ていたから」

シノ「な! あの一部始終を見られていたというのか。見られていたとなると……」

アリア「濡れちゃうね」

シノ「あぁ、濡れてしまうな」

アリア「つまりスズちゃんはシノちゃんが津田君の机でいじっていたのを
見たんだね」

シノ「アリア、津田の机『を』いじっていただぞ」

シノ「しかし、あのとき萩村はナニを見ていないと言ったではないか」

アリア「え? ナニしたの?」

スズ「なに『も』見ていないとは言った」

スズ回想

体育が始まる少し前

スズ「あれ?」ゴソゴソ

ネネ「どうしたの? スズちゃん」

スズ「ハンカチ持ってくるの忘れた」

ムツミ「へぇー。スズちゃんはジャージに移すんだ。私は制服に入れたままだよ」

ネネ「あ! 私もトイレに忘れ物しちゃった」

ムツミ「ハンカチ?」

ネネ「違うよ。口に入れる……」

スズ「お口チャーック」

スズ回想

教室前

ガタガタ

スズ「だれか……いる? 私たちが一番最後に出たと思うけど」ガラッ

シノ「むぅ、津田め。いったいどこに……!」ハッ

スズ「会長……」

シノ「どうしてここに」

スズ「それは私のセリフ」

スズ回想

シノ「萩村はいつから見ていたのだ」

スズ「なにも見てませんが、会長は何を?」

シノ「実は昨日、津田に今日必要な書類の作成を頼んだのだが、朝受けとるのを忘れてしまって」

シノ「次の授業のあと、つまり昼休みには必要だからこうして来てみたら教室は、もぬけの殻だったというわけだ」

スズ「なるほど。次の授業は体育ですからみんな早くに出ていきました」

スズ「それにその書類なら生徒会ですぐにでもいるらしいから体育の前に生徒会室に寄ると津田が言ってました」

シノ「そうか、それでは生徒会室に向かうとしよう」

シノ「そ、そうだ、津田の制服がぐちゃぐちゃなのは決して匂いを嗅いでいたわけではないぞ」

スズ「言わなくていい」

シノ「あまり時間がないな、萩村また生徒会室で」スタスタ

スズ「津田の机から何か……コーヒーの匂い? 机の上に缶があるから会長がこぼしたってところね」

スズ「私も急がなきゃ」テクテク

スズ「カクカクシカジカというわけでこんな感じでした」

シノ「間違いはなかったな」

タカトシ「萩村ありがとう……」

コトミ(タカトシ「これで一連の真実が見えたよ。悲しいけれど、そう黒幕は……」)

津田「コトミ、お前の想像するようなことは言わない」

津田「これでモヤモヤが取れました」

アリア「遅漏だけどようやくイってスッキリしたってことだね」

タカトシ「いってないよ、そんなこと」

『角角シコシコ』了

>>54
誤:津田→正:タカトシ

スズ(さてと、残りも少ないし適当に目にとまったものを)

スズ「この桜才学園の新たな噂というのは?」

タカトシ「萩村それは……!」

畑「さーすがは会計、目の付け所が違いますね」

畑「実は最近、夜な夜な使われてない教室から妙な……」ズズズ

スズ「あーあーあーあー」

タカトシ「地雷であると先に伝えたかったなー」

夜の学校

タカトシ(というわけで生徒会と畑さんは夜の学校を調査することになりました)

アリア「夜の学校っていい響きだね」

シノ「夕方の教室もなかなかだぞ」

アリア「朝から体育倉庫っていうのは?」

シノ「それもいいな。音楽室や理科室、普段使われないものというのは実に響くな」

シノ「ところで津田の股間にはどれが一番響いたんだ?」

津田「萩村、これは怖くない話」

スズ「」ブルブル

アリア「スズちゃん、そんなに怖がることないよ」

シノ「そうだぞ。桜才七不思議も私達が解き明かしたじゃないか」

タカトシ「今回も案外横島先生が原因かもしれないよ」

スズ「そ、そうですよね。この時代に亡霊だとかそんなのはそもそも科学で解決……」

ガサゴソ

コトミ「とおぉーーぅ」

スズ「きゃーーー」ギュッ

タカトシアーム「萩村、コトミだよ」

コトミ「あれあれー驚いたのはスズ先輩だけですか」

タカトシ「コトミなんでここに……」

コトミ「ふっふっふっ、この私がそう簡単に貴様にやられるものか」

タカトシ「それで実際は?」

コトミ「タカ兄の夜遊びを見学しようと」

畑「皆さん、お待たせしました」

スズ「そ、その手に持っているのは?」

畑「右手にあるのが愛用の懐中電灯。左手はこのたび用意したオフダです」

コトミ「タカ兄は最近両手を愛用にしてるんだよね」

タカトシ「黙って聞いてなさい」

畑「よくこの手のものをやると本物が寄ってくるというではありませんか」

畑「ま、ここに来る前に私が新聞部の裏紙で作ったんですけどね」

畑「はやく貼らないと表が見られてしまうかもしれないので急ぎましょう」

タカトシ「没記事も没収しちゃおうか」

畑「あら、そちらは副会長の……」

コトミ「妹属性のコトミです」

タカトシ「サラッとなにいってんの」

シノ「まぁ、こういうときだし人数の多いほうが萩村も安心できるだろう」

コトミ「そして、タカ兄は女をはべらせて満足というわけですな」

アリア「6Pだね」

畑「会計は幽霊に腰を抜かし、副会長は抜くも挿すも自在だと」

シノ「ところで、女で抜かすでは日本語がおかしいな」

アリア「でも、女に抜いてもらうだと長い気がするよ」

シノ「女で抜くというと一人になってしまうな」

タカトシ「ツッコミ追いつかない」

スズ「私すでに何もやる気が……」ボソ

畑「既にナニをやったのでもうヤれないと?」

スズ「そうですね早く行きましょう」ボソボソ

畑「それでは気を持ち直してレッツゴー」

タカトシ「うちの学校って結構使われてない場所あるみたいですよ」

シノ「そうなると、探すのも一苦労だな」

畑「その点はご心配なく」

シノ「大方の見当はついていると」

畑「いえ、どの教室なのかも割れていますので、このように」

ブーラブラブラ

畑「こんな感じで歩いていれば……ほら、もうすぐです」

アァ アァ ンッ

スズ「きゃぁぁぁ。声が声が」アワアワ

タカトシ「は、萩村落ち着いて落ち着いて」

畑「こっそーり覗いてみましょう」チラリ

畑「!!」

シノ「中はどうなっているんだ」

畑「声の原因はネコタチでした」

シノ「なんだネコタチだったのか」

アリア「ネコタチだったんだね」

タカトシ「猫たち? 猫がいるなら捕まえますか会長?」

シノ「つ、津田、ネコを捕まえるだなんてそんなことを言われても」

アリア「津田君はMだからネコが欲しいのよ」

コトミ「タカ兄はそっちもいけちゃうの?」

シノ「はっはっはっ、津田のギャグはなかなかきついな」

タカトシ「なにか食い違ってる」

タカトシ「はぁ。そんなにウケのいいこと言ってませんよ。謎も解決したみたいですし立ち去りませんか」

シノアリアコトミ「あはは、Mの(津田・津田君・タカ兄)が受けがよくてタチ去るだって」

タカトシ「萩村、俺なんかおかしなこといった?」

スズヘッド「何も聞こえないし、眠い……おやすみ……バイ……バイ」

畑「では面白い記事ができそうなので失礼します」ササッ


帰宅――津田家

タカトシ「ところでコトミ話がそれて聞いてなかったけど晩ごはんの準備は」

コトミ「晩……ごはんね」アハハハ

タカトシ「まさか準備してなかったのか」

コトミ「いやだなー。そんなまさかー。学校に行く前にサラダ作ったし……」

コトミ「煮物も温めればオーケー。ごはんはちゃーんと洗ってジャーに入れました!」

タカトシ「それで炊き忘れたと」

コトミ「すみません」

『うたのコーナー』

シノ「困ったな……」

タカトシ「どうしたんですか会長?」

シノ「実は近所の幼稚園児や小学生を集めて我が校で催しを……」

ガチャ

アリア「みんなでお漏らしするって聞こえたんだけど」ニコニコ

タカトシ「だからそういうことは心の内で」

シノ「まぁ、ちょっとしたイベントをしようという話が来ているのだが」

スズ「まだ内容が決まっていないとか」

シノ「だいたいの案は出来上がっていて来週くらいには皆に知らせようと思っている」

タカトシ「じゃあ、何に悩んでるんですか」

シノ「その案の中には歌を歌おうというコーナーを作るらしく」

シノ「出来ればオリジナルか替え歌がいいそうだ」

タカトシ「それはなかなか難しいですね」

スズ「替え歌にしてもなるべく売れたものの方が好ましいかと」

ガチャ

コトミ「話は聞かせてもらった! 替え歌王と謳われたこの私におまかせあれ」

タカトシ「嫌な予感しかしない」

タカトシ「すみません。ちょっとトイレに」

トイレ

タカトシ(まぁ萩村がいるし、さすがに子供向けだから変な方向なら会長が止めるはず)

タカトシ(でもどんな曲がいいんだろう。少し前に流行ったものなら誰でも知ってるかなぁ)

一方、生徒会室

コトミ「これでどーでしょー!」

シノ「これは共感できる人が少ないのではないか」

アリア「その曲に合わせるならここはアレの方が合うよ」

コトミ「スズ先輩はどう思いますか」

スズ「いやいやアウトでしょ」

シノ「では、もう少し規制を高くしてみるか」

ガチャ

タカトシ「お待たせしました」

シノ「待っていたぞ。私達の自信作だ!」

スズ「津田ー、遅すぎるわ」

タカトシ(萩村のその一言で察しました)

シノ「まだ完全ではないがここは一つ歌ってみよう」

コトミ「それでは聞いてください」

アリア「マ○マ○モリモリ」

タカトシ「もうアウトじゃん」

シノ「丸々剃り剃り みんな剃れるよ」

アリア「ツルツルテカテカ 明日は生えるかな~♪」

コトミ「悲しくて泣いていた 逆三角に刈れなくて」

アリア「そんなとき 布団の中 一人でヤりたいな~♪」

シノ「マ○マ○モリモリ 二人でお風呂」

コトミ「クログロピカピカ シ○シ○キノコ~♪」

シノアリアコトミ「二人でグッナイ また、す○た 朝ご飯はナニでしょね~♪」


スズ(まさか本当に歌うとは……)

コトミ「ふぅ、歌うというのもなかなか大変ですね」

アリア「テレビで見たりするとあんまり疲れてなさそうに見えるのにね」

シノ「あぁ、日々鍛錬しているのだろうな」

コトミ「枕で?」

アリア「喉を?」

シノ「それではどの口も疲れてしまうな」

シノ「そうだ、津田に今の歌を評価してほしいのだが」

タカトシ「どう考えてもアウトだろぉー」

アリア「ところでシノちゃん、いま気が付いたんだけど」

シノ「なにか他の案が?」

アリア「そうじゃなくて、『また、す○た』って回文だね」

シノ「おぉー。これは感動だ」

タカトシ「感動はしませんが、回文って上から読んでも下から読んでも同じやつですよね」

スズ「簡単なものなら『新聞紙』とか『トマト』。ちゃんと文になっているものなら『竹藪焼けた』とかが有名ね」

コトミ「はいはいはーい。それなら私、いいの知ってますよ」

スズ「『世の中ね顔かお金かなのよ』みたいな少し長いのでも案外有名よ」

コトミ「まかせてください! 『食い込む子、イク』!」

シノ「なるほど面白いな」

アリア「情景が浮かび上がるね」

スズ(ちょっと感心してしまった私がいる)


タカトシ(そんなこんなで歌のコーナーから皆で即興回文コーナーに変わりました)

回文じゃなくね?

>>75
言われなかったら気づかなかったわ
夜のテンションだけで書くと正常じゃなくなる
素股回文になってないね

『玉、素股』ならオッケー?

今、温めている分で終わりの予定です
良い感じに溜まったら出します

『閃いた』
シノ「突然だが昼休みに横島先生と話し合い今日の放課後に」
タカトシ「部活調査ですか?」
シノ「察しがいいな」
スズヘッド(以心伝心?)
タカトシ「いえ、思いつきですよ」
シノ「……津田には女の子の月があるのか?」
スズヘッド(意思疎通……)

『漏洩』
シノ「まず我々は新聞部に向かうとしよう」
シノ「なんでも畑が部室の整理をしていると五十嵐から耳にしてな」
スズ「また、情報が漏れてるんですか」
シノ「細心の注意をはらったつもりでいたが、いつの間にか横島先生との会話を聞かれていたようだ」
アリア「シノちゃん、私も漏らしそうだよ」ドキドキ
シノ「アリアは早くトイレに」

『合わせ技』
スズ「それと、我々ということは他に手伝いでも?」
シノ「あぁ今回は風紀委員と手を組み分担だ」
アリア「合体捜査だね」
シノ「つまり、しがらみだな」

『会計補助』
スズ「そういえば急用の書類がありましたが」
シノ「確か会計関係だったな。すまないが萩村には…」
スズ「分かりました。終わり次第手伝いに行きます」
シノ「あぁ、よろしく頼む」
コトミ「ふふふ、その話聞かせてもらった」
コトミ「私がスズ先輩を手伝いましょう」
タカトシ「ちょっと待て、いつから聞いてた?」
コトミ「今日はタカ兄が重い日だってとこから」
タカトシ「いろいろ間違っている」

『調査始動』
シノ「すでに五十嵐とは打ち合わせ済みだ。彼女たちは運動部を中心に回ってもらっている」

シノ「というわけで新聞部に着いたが」
タカトシ「畑さん、コソコソ部屋に入って行きましたね」
シノ「取り締まるなら今だな」
タカトシ「突入しますか?」
アリア「締まりがいいのは今だね」
タカトシ「ドア開けますね」

『瞬間移動』
シノ「畑!今から活動内容の確認を……」
タカトシ「誰もいませんね」
アリア「荷物もほとんどないね」
シノ「すでに手遅れか」
タカトシ「畑さんはどこに…」
畑「お呼びですか。たった今、写真撮影から帰還したところですが」
シノ「そんな中に入ったはずなのに、いつの間に外に!」
アリア「ゴムありスタートだったのに、いつの間にか生で!」
アリア「と似てるね」

『準備運動』
五十嵐「次は柔道部ね、以前に持ち込みが確認されてるから要注意ね」
五十嵐「おじゃまします。いまから部室チェックを行います。部長はどちらに…」
中里「ムツミ…部長ならプラス一周と言ってまだ走ってます」
五十嵐「それでは、あんまり無理しないように伝えてください」
五十嵐「桜才期待の柔道部として活躍もしてほしいですが、それ以上に皆さんの健康管理を怠らないよう努めてください」

柔道部員(まだ準備運動なんだよなー)

『うっかり』

五十嵐「それでは失礼します」

時「あれ?部室調査は?」

五十嵐「私としたことが忘れていました」

五十嵐「ですが皆さん頑張っているようなので今回は大甘に見ましょう」

中里(危なかったー、あのダンボール箱開けらなくてよかったー)

『うっかり2』

五十嵐「それでは失礼します」

ハンカチヒラリ

時「あ、落としまし……」ツルンッ

ガシャン

時(やべぇ、人のハンカチ踏んで転んじまった)

『気づかなければOK』

五十嵐(今の妙な音、あのダンボールから?)

ムツミ「ただいまー」

ムツミ「それじゃあ練習を始……って何かあったの?」

五十嵐「生徒会と協力して部活動の見回りを行っています」

五十嵐「そこのダンボールの中、出していいですか」

ムツミ「中出してOKですよ」

ムツミ「確か道具入れです」

『制汗できない』

ガサゴソ

五十嵐「これは!?」

セッキョウ

五十嵐「話が長くなりましたが、三葉さんにも部長として常に注意を怠らないよう…」

ムツミ「よし!じゃあ皆外に出て!」

ムツミ「反省の意を込めて、もう一度外周10周の準備運動だー!」

Σ五十嵐

『口と尻』

コトミ「スズ先輩、なぜ私は生徒会室にいるのでしょう」

スズ「部活の見回りをするってあんたが言いふらしそうだからでしょ」

コトミ「私、そんな軽い女じゃありません!」

コトミ「今日だって重い日です!」

スズ「……」

『解放』
スズ「仕事も片付いたし、皆に合流ね」

コトミ「私はどうすれば?」

コトミ「そ、そういえば今日、夕食当番なんですよね」

スズ「それなら帰ってもいいんじゃない」

コトミ「つまり、この私を見逃してしまうということか」

コトミ「私を解き放ったこと後悔しても知ら…
スズ「早く帰りなさい」

『省略』

シノ「さすが萩村だな、もう終わったのか」

スズ「こういうのは人海戦術ですから人手が多い方がよいかと思って早く片付けました」

スズ「ところで津田、新聞部はどうだったの?」

タカトシ「それが…」カクカクシカジカ

シノ「つまり…」マルマルクマグマ

アリア「えーっと……!」ハッ

アリア「コスコスパコパコ」

タカトシ「もっと省いていいよ」

『未解決』

スズ「結局、新聞部にうまくかわされてしまったというわけですね」

シノ「それにしても畑はどうやって部室から出たんだ?」

タカトシ「開けられた扉の陰に隠れていたとか」

スズ「生徒会室なら内開きだからできるけど新聞部は引き戸だから無理ね」

アリア「瞬間移動、いわゆるオ○ホ○ーションだったとか」

シノ「それならすぐに出そうだな」

『くぱぁ』

タカトシ「そういえば、引き戸はあるけど押し戸って言わないな」

アリア「開き戸だね」

スズ「ちなみに内にも外にも開くのは自由戸と呼ばれます」

シノ「ちなみに二本の指で開けるのを観音開きと

スズ「言わない」

『人を呪わば』

タカトシ「最後はロボ研部ですね」

シノ「おや? プレートの『ボ』の字がかすれているな」

アリア「ペンで書き直した方がいいんじゃない?」

カキカキ

アリア「あっ! 間違えちゃった…」

[ロ*研部]

タカトシ「…」

『ロ○研部2』

シノ「津田、これは水性ペンだから簡単に消せるぞ」

タカトシ「良かった…」

シノ「というわけでつぎは私だな」

タカトシ「え? これ続けるの?」

カキカキ

[ロウ研部]

シノ「人形でもプレイでもOK

タカトシ「じゃありません」

『ロ○研部3』

アリア「次は津田君だよ」

タカトシ(うーん、ロで始まる二文字の言葉…)

カキカキ

[ロケ研部]

タカトシ(いいの思いつかなかったなぁ)

アリア「例のプールだね」

シノ「ちなみに新宿だぞ」

タカトシ(何書いてもこうなったんだろうな…)

『ロ○研部4』

スズ(タチツ…)

シノ「次は萩村だな」

スズ(ナニ…)

畑「あら、これはこれは皆さんお揃いで何を」

シノ「ロボ研部のプレートを書き直していてな」

畑「リ」

タカトシ(リ?)

畑「萩村さん、」

スズ「誰がロリじゃーーー」

『静活』

シノ「今日はロボ研部の活動がないのか?」

スズ「確か一人で活動すると言ってました」

シノ「ソロ活動というわけか」

タカトシ「物音もしませんし帰ったんじゃないでしょうか」

シノ「では私達も戻ろうか」

スタスタスタ

ネネ(より静かになるよう改良を加えてみました)

『連想』

カエデ「お疲れ様でした、天草会長」

カエデ「今回の調査は今後の風紀活動の参考にもしたいと思います」

シノ「私達も校則や呼びかけを見直さないとな」

カエデ「このように協力できる繋がりがあるのは心強いです」

シノ「あぁこれからも仲良くしていこう」

アリア(拘束…繋がり…仲良くイく…!)ハッ

アリア「双頭デ○ルドだね」

シノカエデ「」
タカトシ(話の繋がりが見えない)

『逃走術』

タカトシ「けっこう時間かかっちゃいましたね」

シノ「帰ったらゆっくり休んでくれ」

タカトシ「萩村、そういえばコトミは?」

スズ「夕飯作るんでしょ? だから帰したけど」

タカトシ「今日は担当オレなんだけど」

スズ「」

『準備万端』

タカトシ「ただいまー」

タカトシ(何作ろうかなぁ…あんまり時間がかからないものを…)

コトミ「と考えると思ってお姉ちゃんを呼びました」

ウオミー「おかえりなさい、タカくん」

タカトシ「」

『家出少女』

タカトシ「すみません、姉さん。コトミが勝手に呼んじゃって」

ウオミー「実は家出をしようと思って」

コトミ「それでうちに来たんだって」

ウオミー「そう、ここは私にとって第二の故郷。着替えもありますし」

タカトシ「それじゃあ家出になってないよ」

『オカズ』

コトミ「青椒肉絲に麻婆豆腐に八宝菜おいしそ~」

タカトシ「ところで姉さん、その格好は?」

ウオミー「中華料理ということでチャイナドレスにしてみました」

ウオミー「明日の朝食は洋物にチャレンジします」

タカトシ「洋食だろ」

『これで○おしまい』

ウオミー「歯ブラシを忘れてしまいました」

コトミ「私の使いますか?」

ウオミー「……」

ウオミー「この棒を咥えればあなたとは」

コトミウオミー「さ○姉妹!」

タカトシ「はやく寝なさい」

というわけで終了です
期間が空いてしまいましたがありがとうございました


以下テスト

シノ「[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]」

アリア「[ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]」

コトミ「[ピーーー][ピーーー][ピーーー]」

出島「[ピーーー][ピーーー]の[ピーーー]」

タカトシ「規制しなきゃ」

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