九堂「なんだ?」

前田「光河学園にはフォト部と写真部がありますよね」

九堂「そうだな。ちなみにお前は我が栄光の写真部の部員なわけだが」

前田「ええ、先輩から教わったテクニックで日々写真を撮らせて頂いてます」

九堂「うむ。これからもギリギリのエロスを心掛けて撮るんだぞ」

前田「精進します。……と、話が脱線しました。それでですね、フォト部についてなんですが」

九堂「フォト部がどうかしたか?」

前田「実はかつみさんからも写真を撮るテクニックを教えてもらっているんですよ」

九堂「む、そうなのか。だがまあ他者から技術を教わるのも悪いことではないからな」

前田「ありがとうございます。けどかつみさんから教えてもらったものって
　　　美しい写真を撮るのに役立っているのかと最近疑問に思うんですよ」

九堂「ほう…あいつが無意味なことを教えるとは思えないが。具体的にどんなものなんだ?」

前田「まあ簡単に言ってしまえば……」

1:会話に誘いやすくなり、会話が長引く。
2:女の子と出合いやすくなり、一緒に下校できる確率up。
3:下校デートに誘いやすくなる。
4:羞恥心が減り、尚且つマッチング会話の「触れる」で胸タッチ解禁

九堂「なん…だと…。本来なら我々写真部が教えそうなものばかりではないか!」

前田「反対に九堂先輩は撮影回数が伸びたり、レンズの種類を増やしてくれたりと、カメラマンには純粋に優しいですよね」

九堂「むむむ…フォト部め。我々が今そこにあるエロスを追及するのに対し、フォト部は未来のエロスを予感させるな!」

前田「デートなんかそうですよね。かつみさんにも大変お世話になってます」

九堂「こんなことならば、お前にはもっとミッションを課せば良かったのかもしれないな」

前田「ははは。デートぐらいゆっくり過ごさせて下さいこの野郎」