咲「まさかこれが最終試験ですか?」(266)

健夜「全く関係が無いとは言わないけど、参考までにちょっと質問する程度のことだよ」

咲「何の参考にするのか分かりませんが、分かりました」

健夜「じゃあまず、なんでプロ雀士になりたいの?」

咲「別になりたくはないですけど。資格を持ってると色々と便利ですからね」

咲「例えば人を殺しても、免責になる場合が多いですし」

中人選抜試験かよ

健夜「物騒な事を言うね。そんなに人を殺したいの?」

咲「いえいえ。むしろ逆です」

咲「ライセンスをチラつかせれば、弱い人に絡まれたりする事も無くなるでしょうからね」

咲「それでも挑まれた場合に『プロだと分かって戦ったのだから仕方が無い』って」

咲「周りの人に分かって貰えるのは便利だなと思いまして」アハハ

健夜「成る程、ね」カキカキ

健夜「じゃあ次に、貴方以外の8人の中で最も注目してるのは誰?」

咲「カン!」ドゴォ

咲「ん…99番ですね。405番も捨てがたいですけど、一番はあの子です」

咲「近い内に泣かせ…もとい、手合わせ願いたいですね」クスクス

健夜「ふーん…。じゃあ、最後の質問だよ」

健夜「8人の中で今一番戦いたくないのは誰?」

咲「……………」

咲「それは…405番ですね。99番もそうですけど…」

咲「今はまだ戦いたくない…という意味では、405番が一番だと思います」

ハンター試験か

健夜「うん、ありがとう。もう下がって良いよ」

咲「ハイ、失礼します」スッ

咲「…ちなみに。私が今一番戦ってみたいのは……」チラッ

健夜「ん?」ニコッ

咲「いえ、何でもないです。それでは」ガチャッ バタン


健夜「…私はいつでも準備オーケーだったんだけどな」チェッ

咲ちゃん小物化まっしぐらだな

vipではちょい久々の咲SSスレ
支援

健夜「一番気になってる人と一番戦いたくない人を教えてもらえるかな?」


菫「注目してるのは404番だな。見る限り一番バランスが良い」

菫「44番とは戦いたくないな。正直射抜けるイメージが全く沸かない」

淡「シズノかな!あ、405番のね。同い年だし」

淡「んー53番の人とか?戦ってもあんまり面白そうじゃないしね」アワッ

はよ

末原「44番ですね。嫌でも目に付きます。何か妙に私に絡んで来ますし…」

末原「405番と99番です。子供と戦うんは気が引けますから」

ギタラテル「99番」

ギタラテル「44番」

すこやんに喧嘩売らないあたり、密かよりはまとも

穏乃「44番の宮永さんが一番気になってます。色々あったので」

穏乃「うーん。99・403・404番の3人は選べないですね」

辻垣内「44番だな。こいつがとにかく一番イカれてる」

辻垣内「勿論44番だ。…戦う事になれば逃げはしないがな」

ギタラテル…いったい何者なんだ…

末原後ろからグサーフラグ

和「良い意味で405番。悪い意味で44番」

和「理由があるならどなたとでも戦いますし、無ければ誰とも戦いたくありません」

憧「405番だね。恩もあるし、合格して欲しいと思うよ」

憧「そんな訳で405番とは戦いたくないかな」

穏乃「…………」ボーッ

淡「やっほーシズノ。?なんで空なんか見て黄昏れてるの?」

穏乃「淡。…ちょっとね」

穏乃「次の試験に通ったらプロ雀士かぁって思ったら、何となく落ち着かなくて」

淡「あ~分かる分かる。すっごい狭き門って聞いてたのにひょーし抜けだよね」

穏乃「いや私にとってはすっごく大変だったけど…」アハハ…

誰が何番なのか整理してくれよ

追ってわかるだろ、整頓厨多すぎ

ヒソカ…咲
イルミ…照
キルア…淡
ゴン…穏
クラピカ…和
あっあっあっ…菫
キルアに殺された人…恭子
リオレオ…憧

これであってるか?

咲さん 44
シズ 405
アコ 404
和 403
淡 99
ってとこか

淡「穏乃もさっき会長と面談やったんでしょ?どんな事聞かれたの?」

穏乃「気になってる人と戦いたくない人が誰かって。淡は?」

淡「私もおんなじ。何の意味があるんだろうね?」

淡「ま、私としてはペーパーテストじゃなくてホッとしたけどね」

淡「牌コーリツとかそういうのだったらお手上げだったよ」

穏乃「私もそこはホッとしてるよ。和なら余裕で満点取れちゃったりするんだろうけど」

ふんふむ

淡「戦いたくない人を聞いたって事は、ガチンコバトルとかかもしんないよね」

淡「1vs1でタイマン張って、勝った方が合格!みたいな」

穏乃「あ~あるかも。それだと一人余っちゃうけどね」

淡「あの会長は性悪だから、戦いたく無い人同士ばっかりの組み合わせを作ってニヤニヤしてるんだよ絶対」

穏乃「…淡。まだあの勝負のコト根に持ってるでしょ」フフッ

淡「トーゼン!あのままやったら殺しちゃうかもしれなかったから自重したけど」

淡「プロになったら真っ先に勝負仕掛けてリベンジ決めてやるんだから」フフフ…

あわあわから漂うかませ臭

穏乃「でも私は出来ればそういう試験じゃない方が良いな」

穏乃「出来るだけ多くの人が…それこそ頑張ったら全員が通る様な試験だったら良いのに」

淡「シズノは甘いな~」

淡「私だって出来たらシズノと一緒にプロになりたいけど、戦う事になったら遠慮しないよ?」

淡「その時はまた来年頑張ってって事で。待っててあげるからさ」アハハッ

穏乃「む。ひょっとしたら私が受かって淡が落ちるなんて事になるかもしれないよ?」

淡「おっ言うね~元気出て来たじゃん。流石は四次でサキのプレートをゲットした女」

穏乃「…だからあれは、たまたまだって」ウツムキ

淡(…ホント、何があったんだろ)

期待支援

淡「まっそんなこんなで色々あったプロ雀試験も」

淡「あとちょっとで終わりかと思うと、ちょっと感慨深くなっちゃうのは分かるよ」

穏乃「そうだね。山では味合えなかった刺激が沢山の濃厚な日々だったよ」

穏乃「…………」メヲトジル

404が和で
403が憧じゃないか?

ほす

ハンタか、支援

   『表へ出なよ和。薄汚いips族とかの血を絶やしてあげる』

   『ハハッ私は今年で35回目の受験やからな。お近付きの印にジュース飲むか?』

   『試験管ごっこ…って所かな』アハハ

   『名付けて淡スペシャル!ほっぺが落ちてもしらないからね~』

   『この位の配牌があれば、一流の釣り人ならば難なく三副露出来る』

   『今みたいに私に一撃ぶつけれれば受け取ってあげるよ。その時を楽しみにしてるね』


穏乃「………本当に、色々あった」

淡「だね~」


憧「あっ居た!」

和「穏乃、大星さん。もうすぐ最終試験が始まりますよー!」


淡「だってさ。行こっか、シズノ」

穏乃「うん、頑張ろうね。淡」

フィッシャーは逝ったのか…

釣り人さん……

健夜「ふーん。思ったより偏った感じかな」

健夜「みんなー。組み合わせが出来たから見てもらえる?」スッ

赤土「ふむふむ……会長、これ本気ですか?」

健夜「大マジだよ?」

赤土(たしかに本気の目だ…)タラリ

健夜「これに勝てば、晴れてプロ雀士の仲間入りだね」ニコッ


こうしてプロ雀試験、最終試験の幕が開くのであった…。

2chmateだと最後のレスのしたに終わりって出るから打ち切りみたいに終わるのかよってちょっとあせった

終わり。

穏乃達の戦いはこれからだ…!

打ち切りかい!

ふっと思い付いたので書いてみたけど難しかった。仕方ないね

一年後位に続き書くかも。ハンターだけに

>>43
は???

まあ1試合4人でトーナメントするわけにもいかないしね
乙ー

最近はパロもの立てて速攻あきらめるのが多いな

>>43
親族全員レッスンに飛び込め



咲は確信する!!咲はこの嶺上開花とプラマイゼロの2つの能力が自分に最も適していると確信する!!
松実玄のそれとは違い 敵に能力が知られても全くマイナスにならない応用力がこの能力にはある!!

チャンカン狙い撃ちされましたやん…

こーこ「すこやん会長~」ヒラヒラ

健夜「こーこちゃん。アナウンスありがとうね」

こーこ「会長の頼みとあればお安い御用ですよ。すこやん会長」

健夜「その会長会長言うの止めて欲しいんだけど。恥ずかしいなぁ…」

こーこ「あはは。でも凄いよね今年、9人中6人がルーキーなんてめったに無いでしょ?」

よし

健夜「うん。大体前触れがあるらしいんだけどね」

健夜「10年くらい新人の合格者が全く出ない時期が続くと、突然わっと有望な若者が集まる」

こーこ「てことは、すこやん以来一人も新人の合格者って居なかったんだ。そう考えると凄い年月を感じるよね」

健夜「うるさいな…」ズーン

健夜「まぁたしかに、私が会長になってはじめての事だから今年の子達には期待してるけどね」

こーこ「なんたって20年振りだもんね」

健夜「10年振りだから!」

赤土「そうえば会長って今おいくつでしたっけ?」

こーこ「20年位前に約18歳だって言ってた気がしますね。だから今アラフォーかと」

健夜「言ってたの10年前だから!だから今はアラサーだよ!!」

こーこ「あ、それが最終試験のトーナメント表ですね!」

こーこ「…?なんでこんな変な形してるの?」

健夜「流すし…。まぁいいや、それはね…」

        「――一風変わった決闘をしてもらう為だよ」

支援

~最終試験会場~

健夜「最終試験は1対1のトーナメント形式で行います」

9人「!」

憧「トーナメントか…こりゃ厳しい戦いになりそうだね」ゴクリ

淡「予想通りだったね、シズノ」

穏乃「うん…。出来れば皆と戦うのは避けたいけど…」

トバされたら合格?

淡「往生際が悪いなぁ」

淡「トーナメントなら、穏乃が勝ち進めば少なくとも私とはどこかで当たるでしょ。憧とかは知らないけど」

憧「オイコラガキんちょ。それはどーいう意味?」グニグニ

和「質問です。トーナメントという事は、合格出来るのは優勝した一人だけなんですか?」

健夜「その質問に答える前に、まずは組み合わせを見てもらおうかな」

        バサッ

和「!」

菫「これは…?」

しえ

淡「?なんなの、この変な形のトーナメント」

末原「パラマストーナメントっちゅーやつか?それにしても変則やけど」

 ざわざわざわ  どよどよどよどよ

穏乃「私の番号は…あった。うわっ5回も勝たないと優勝出来ない位置に…」

淡「私は3回勝てばの位置だね。ラッキー♪」

健夜「ラッキーかどうかは分からないよ」

淡「へ?」

健夜「最終試験のクリア条件は至って明確」

健夜「たった1勝すれば合格になります」

皆「!!」

咲は1回とか

和「…という事は」

健夜「そう、このトーナメントは勝った人が続々と抜けて行って」

健夜「負けた人が上に昇って行くシステム。この表の頂点が不合格を意味する訳だよ」

辻垣内「…要するに、不合格者はたった一人ということか」

健夜「その通り。そして誰でも二回以上は勝つチャンスが設けられてる。何か質問はある?」

淡「はいはいはーい!!」ビシッ!!

健夜「はい、淡ちゃん」

淡「何でチャンスの数が公平じゃないの?」

淡「私は三回しかチャンス無いのに、シズノは五回あるってずっこいよ!」ぷんすか

穏乃「どうせ一回目で勝って抜けるつもりのくせに…」

健夜「うん、当然の疑問だよね」

健夜「この組み合わせは今迄の試験の成績を元に作られてるんだよ」

健夜「簡単に言えば、成績の良かった人に多くチャンスが与えられてるってこと」

淡「なっ…!」カチン

淡「そんなのもっと納得出来ない!私がシズノより成績悪い訳ないもん!」

健夜「…採点内容は極秘事項だから、全部を言う事は出来ないけど」

健夜「やり方くらいは教えてあげるよ。まず、審査基準は大きく分けて三つ」

健夜「基礎雀力値、精神能力値、そして印象値。これから成ってる」

健夜「基礎雀力値では点数計算の速さや正確さ、用語の知識や役への想像力等を見て」

健夜「精神能力値は、耐久性、柔軟性、判断力等の総合値を示す」

咲(なるほど、ね)フム

しえ

健夜「でもこれはあくまで参考程度」

健夜「最終試験まで残ってるんだから、ある程度皆持ってて当たり前だしね」

健夜「重要なのは印象値!これはさっき言った様な項目では測れない『何か』」

健夜「言うならば、プロ雀士としての資質評価って所かな」

健夜「それと、皆に聞いた生の声を吟味した結果組み合わせを作ったよ。以上」

淡「ぐぬぬぬぬ…」プルプル

憧(…まぁ、淡の気持ちが分かんないじゃない)

憧(試験の結果はシズはそんなに良くは無い…。少なくとも淡よりは目立って無かったはずなのに)

和(トーナメント表は、穏乃が9人の中でもトップクラスの評価を受けている事を示している)

和(これの意味する事は…)

淡(資質で私がシズノに劣ってるっていうの!?そんなの絶対有り得ないから…!)

全国編ラスボス転落淡さんは黙ってて。

健夜「戦い方も単純明快。武器オーケー反則なし」

健夜「相手に『まいった』と言わせれば勝ち!」

健夜「ただし」

健夜「相手を死に至らしめてしまった者は即失格」

健夜「その時点で残りの人が合格で、試験は終了。良いね?」

咲「はーい」

ギタラテル「………」

こーこ「それでは最終試験を始めちゃいます!」

こーこ「記念すべき第一試合!!高鴨穏乃 vs 辻垣内智葉!!」

武器有り…
これがプロ雀士の世界か

支援

穏乃「はい!」ドキドキ

辻垣内「あぁ…」ザッ

憧「シズー!頑張れー!!」


藤田「立会人は私が務める。よろしくな」

穏乃「よろしくお願いします!」

辻垣内「…試合の前に、一つ聞きたい事がある」

藤田「何だ?」

辻垣内「勝つ条件は『参った』と言わせるしか無いのか?」

辻垣内「気絶させてもカウントは取らないし、TKOも無し」

藤田「あぁ、それだけだ」

辻垣内「了解した」チラッ

穏乃「………?」

辻垣内(これはちょっと厄介かもしれないな)

武器あり麻雀か
流石、プロの世界は厳しいな……

ガイトさんはハンゾーポジなのか

なるほど天然馬鹿・・・ってこと?

藤田「それでは」

穏乃(強そうな人だけど、体力とスピードなら私だって負けないぞ)

穏乃(まずはスピードでかき回して、勝機を見つけてやる!)

藤田「始め!!」

穏乃「ポン!」カシャッ

穏乃「チー!」カシャッ


末原「速い!」

菫「ほう…」

穏乃(よし、これでテンパ――

     スッ

穏乃「!?」

辻垣内「おおかたスピードに自信アリって所か。認めてやるよ」

     ドコッ!!

穏乃「がはっ……」バタリ

辻垣内「ロン。ガキにしては上出来だ」

唐突に麻雀始まって草不可避

(相手が死に至ることもある麻雀です)

武器あり「ポン」「チー」
内容がわからん・・・

念能力麻雀?

憧・和「………!!」

咲「…………」

淡「ちっ!」

淡(何やってんのシズノ!私なら軽く避けれるよあの程度…)


辻垣内「さて、普通の決闘ならこれで勝負アリなんだがな…ほら、目を覚ませ」グイッ

穏乃「うぅ……」フラッ

辻垣内「気分最悪だろう?脳震盪が起こる様にして和了ったからな」

辻垣内「分かったろう。差は歴然だ」

辻垣内「さっさとギブアップする事を勧める」

穏乃「いやだ!」タンッ!

辻垣内「ロン」パシンッ

穏乃「げほっ!」

辻垣内「よく考えろ。今ならまだ次の試合への影響は少ない」

辻垣内「その心意気は買うが、意地を張っていいことなんか一つも無いぞ」

辻垣内「さっさと言ってしまえ」

穏乃「~~~!誰が言うもんかっ!」

         ドボッ!!

あぁ無駄ヅモとかいうやつか

ロン(物理)のオンパレードかな

穏乃「ぐっ…」

憧「シズ!!無理は止めなよ!次があるんだからここは…「憧!」

和「仮に憧が穏乃の立場だったとして、『参った』と言えますか?」

憧「言う訳無いでしょ!あんな状態で偉そーにしてめちゃくちゃムカツク!」

憧「そんなの分かってるけど言うしかないでしょ!!」

和「…矛盾だらけですけど、気持ちはよく分かります」

和(ここは退いて穏乃!自滅しますよ!)

支援

はやり「全くー。会長の性格の悪さと来たら私達の比じゃないよね」

はやり「気軽に『参った』なんて言える人がここまで残る訳ないのに☆」

赤土「一風変わったどころかとんでもない決闘システムですよね…。あのコヤバいですよ」

健夜「はやりちゃん赤土さん。後で私の部屋で一緒に打とうね」ゴォッ!!!!!

赤土「わ、私もですか!?」

はやり「地獄耳……」ズーン

咲「…………」

淡「…………」アセ


辻垣内「ロン」

穏乃「………」グッタリ


菫「3時間だぞ…」

末原「もう血反吐も出えへん様になっとるな…」


辻垣内「起きろ」

穏乃「う………」

憧「いい加減にしなさいよぶっ殺すわよアンタァ!!私が代わりに相手してやるわ!!」

辻垣内「…見るに耐えないなら消えろ。これからもっと酷くなるぞ」

憧「てめぇっ!!」ダッ!

藤田「おっと」サッ

藤田「1対1の勝負に他者の介入は禁止だ。仮にこの状況でお前が手を出せば」

藤田「失格になるのは高鴨だぞ?」

憧「…………!!」

穏乃「…だ、大丈夫だよ…憧」

穏乃「こん…なの。全然平気、ま…だまだやれるよ……」フラッ

辻垣内「………っ!」

          ドンッ!! グイッ!!

辻垣内「腕を折る」カチャッ タンッ!

咲「…………」

憧「………!」

和「…………」タラリ

淡「な………」アセ

辻垣内「本気だぞ。言ってしまえ!!」

穏乃「…………!」

穏乃「い、いやだ!!」

              ボキッ!!!
 

 
   「!!………………ッ」

末原「ホンマに折りおった…」

淡「…………」


辻垣内「…………」

穏乃「…………!!」モンゼツ

辻垣内「さあ。これで左腕は使いものにならない」


憧「…………」ギリギリギリギリッ!! ミシミシ

憧「和、止めないでよ」

憧「あの野郎がこれ以上アタシのシズに何かしやがったら。シズには悪いけど抑え切れない」

       「止める?私がですか?」

和「大丈夫です。恐らくそれはありません」

ガイトさんカッケー

面白いから朝まで残しといて

辻垣内「痛みでそれどころじゃないと思うが聞け」

辻垣内「私は『ヤ●ザ』と言われる戦闘集団の末裔だ。十三代目」

辻垣内「ヤ●ザにとって麻雀の技能の取得は必要不可欠」

辻垣内「相手を圧倒する力を身に付ける為、産まれた時から自らに厳しい訓練を課して来た」

辻垣内「お前位の歳には人も殺している」

淡(えばる程のことじゃない!)フン

辻垣内「こと決闘麻雀に関して、今のお前が私に勝つすべは無い!!」

辻垣内「悪い事は言わない。素直に負けを認めろ」ギロリ タンッ!

         「ロン!!」ドゴンッ!!

辻垣内「がっ!?」

やはりガイトさんは893だったか

穏乃「ぐっ……!」ズキッ! グラッ…

    ドサッ!! ベチャッ!!

穏乃「って~~~くそ!!痛さと長いお喋りで、頭は少し回復して来たぁっ!」


憧「よっ…よっしゃああああ!!シズ!!行け!!蹴りまくれ!!」

憧「殺せ!!殺すのよ!!」ウキーッ!

和「それじゃ負けですよ憧…。当たり前ですけど直接攻撃は反則ですし…」

支援

穏乃「私と辻垣内さんにどれだけ実力差があっても、この対決はどっちが強いかじゃない」

穏乃「最後に『まいった』って言うか言わないかでしょう?」

辻垣内「…………フン」バッ! トンッ


辻垣内「わざと和了らせてやったわけだが…」ずきずきずきずき


憧「嘘つけーーーーっ!!」

咲「鼻血出して眼鏡にヒビじゃあ決まらないですよね」アハハ

辻垣内「分かってないな、お前は」ゴシゴシ

辻垣内「私は忠告をしている訳じゃない、命令しているんだ」

辻垣内「それが分かり難かった様だから、分かり易く言ってやろう」スッ

菫「っ!あれは……」

和「長い…刀?」

辻垣内「私の家では『長ドス』と言う。これでお前の指を全て切り落とす」

穏乃「…………っ!」

辻垣内「右腕一本で牌操作を行うその根性は見上げたものだが、こうすれば二度と麻雀を打つ事は出来ない」

辻垣内「とり返しの付かない傷口を見れば、お前も分かるだろう」ヒュンヒュン

辻垣内「だが…その前に最後の頼みだ」

辻垣内「『参った』と言ってくれ」ギロリ

穏乃「……………」

         「それは困ります!!」

しえn

辻垣内「だろう?なら…

穏乃「指を切られちゃうのは嫌だ!でも降参するのも嫌だ!!」ず~ん!!

穏乃「だからもっと別のやり方で戦いましょう!!」

辻垣内「なっ…!」

辻垣内「お前自分の立場が分かってんのか!?」


憧・和「…………」ポカーン

咲「ふっふふふふっ」クスクス


辻垣内「勝手に進行するんじゃねえ舐めてんのか!!その指マジでたたっ切るぞコラ!!」

穏乃「それでも私は『参った』とは言いません!」

穏乃「そしたら血がいっぱい出て、私は死んじゃいます」

辻垣内「む…」

穏乃「そうなったら、負けるのは辻垣内さんの方ですよね?」

藤田「あぁ。そうなるな」

穏乃「ホラ。それじゃあお互いに困りますよね?だから考えましょうよ」

辻垣内「……………」タラリ


憧「あはは。なんちゅーワガママな…」

和「もう大丈夫です。完全に穏乃のペースですよ。辻垣内さんも…」

和「私達も全部巻きこんでしまってます。全く…」フフッ

sien

淡(なんなのコレ…?現状は何にも変わって無い!)

淡(シズノがアイツより強くなった訳でも、折れた腕がくっついた訳でもないのに…)

淡(なんであんな殺伐とした空気が、一瞬でこんなにゆるんじゃうの…?)アセ


辻垣内「…………」ギリッ タンッ!! 

      ビュッ!!

穏乃「!!」

淡(あの打牌…シズノに長ドスの切っ先を突きつけた…!)

     ピン………ッ!!

辻垣内「―――やはりお前は、何も分かっていない」

ガイトさんならマジで切り落としかねない

客A「おい!どうなってるんだ!?」

客B「小走の試合はまだかっ!」

客C「小走遅いよ!何やってんの!」

客D「小走だ!とっとと小走を出せ!」

客E「俺たちは小走の闘牌を見に来てるんだ!」

辻垣内「死ねば、次も糞も無いんだぞ?」

辻垣内「片や私はここでお前を死なせてしまっても、競技中の不幸な事故となるだけ」

辻垣内「試験にはまた来年挑戦すれば良いだけの話。…お前と私は対等じゃないんだ!!」


淡(そのとーりだよ、シズノ)

淡(いくらシズノが口八丁でごまかそうとしても、戦闘技術に差があり過ぎる)

淡(その場をここで埋めるなんて出来っこない!しょせん実力差が全てなんだから)

憧「…………」ジリッ

和(憧……?)


穏乃「…………」ジッ スッ カチャッ…

辻垣内「…………」タラッ…

辻垣内「…………何故だ?たった一言だぞ?それでまた来年挑戦すれば良いじゃねーか」

武器オーケー反則なしの麻雀勝負(?)だと、三味線もOKか
胡桃憤怒

支援
照は淡の姉という設定なのかな

辻垣内「命よりも意地が大切だってのか!!そんな事でくたばって本当に満足か!?」

穏乃「…………。友達に、会いに行くんです」

穏乃「友達は、プロ雀士をしてます。今はすごく遠い所にいるけど」

穏乃「いつかまた一緒に遊べると信じてる。でも」

穏乃「もしここで私が諦めたら、一生会えない気がするんです。だから退かない。だから……」

    「―――あきらめるわけがない!!」ギンッ!!! タンッ!!!!!

辻垣内「…………」

辻垣内「諦めなければ……死ぬんだぞ?」

穏乃「……………」

辻垣内(理屈じゃねーんだな……)


辻垣内「参った。私の負けだ」パタンッ

 

既にプロになってる穏乃の友達…一体誰なんだ

穏乃「へ……?」

辻垣内「私にはお前は殺せない。かといって、お前に『参った』と言わせる術も思い付かない」

辻垣内「私は負け上がりで次にかける」

穏乃「そんなの駄目ですよ!ズルい!ちゃんと2人でどうやって勝負するか考えましょうよ!」

辻垣内「………フッ。言うと思ったぜ」

辻垣内「バカかてめー!!てめーはどんな勝負をしようが参ったなんて言わねーよ!!」

穏乃「だからってこんな勝負で勝っても全然嬉しくないですよ!」

辻垣内「じゃあどうすんだよ!」

穏乃「それを一緒に考えましょうよ!!」

支援

辻垣内「…要するに、だ」フゥ

辻垣内「私はもう負ける気満々だが、もう一度勝つつもりで真剣に勝負をしろと」

辻垣内「その上でお前が気持ちよく勝てる様な勝負を一緒に考えろと」

辻垣内「こういう事か?」

穏乃「はいっ!!」ニコッ!!


辻垣内「アホかーーーーーっ!!!!!」ツモッ!!  ばこーん!!!


穏乃「」どーんんんんっ

辻垣内「審判。私の負けだ、二回戦に行く」

辻垣内「しかし委員会に言っておくが、これで決着したと思うなよ?」

辻垣内「そいつ(穏乃)が目覚めたら、きっと合格は辞退するだろう」

辻垣内「一度決めたら意志の強さは見ての通りだ」

辻垣内「不合格者はたった一人なんだろ?高鴨が不合格なら、この後の私達の戦いは全て無意味になるんじゃないか?」

健夜「…………」

穏乃「」キゼツチュウ

>>112
和でも憧でもないなら玄くらいしか思い浮かばない

穏乃「はっ!」ガバッ

穏乃「…………」パチクリ

赤土「お、目覚めたか」

穏乃「赤土さん。ここは…」

赤土「最終試験室横の控室だよ」

穏乃「そっか…プロ雀試験の最中だったんだ」

赤土「腕はすぐにくっつくよ。めちゃくちゃキレイに折ってくれてる」

赤土「完治後にはむしろ丈夫になってるだろうね。穏乃の回復力の高さにも驚きだけどさ」ハハッ

穏乃(辻垣内さん…)

赤土「さて、なにはともあれ」

赤土「合格おめでとう、穏乃」スッ

懐かしいな

穏乃「………。赤土さん……私」

赤土「駄目」ニッコリ

     かくかくしかじか

赤土「という訳で、大事なのはこれから何を成すか!期待してるよ、穏乃」

穏乃「…はい!」

穏乃「ここまで色んな人に助けてもらったから…それを返してからこのライセンスは使わせてもらいます」

赤土「うん。じゃ、改めて。合格おめでとう」

穏乃「ありがとうございます!」

穏乃「あ」

穏乃「他の人はどうなったんですか?まだ試験の途中ですよね?」

赤土「…ううん。もう試験は終了してる」

穏乃「えっ!?」

赤土「穏乃はほぼ丸一日寝てたからね。今合格者が受けてる講習は、後で穏乃にも受けてもらうよ」

穏乃「はいっ。でも、その事より…」

穏乃「誰が………落ちたんですか?」

赤土「…………」

赤土「それは」

淡「…………」

辻垣内「高鴨が不合格なら、この後の私達の戦いは全て無意味になるんじゃないか?」

健夜「それは心配無いよ。穏乃ちゃんは合格。後で本人が何を言おうとね」

健夜「仮に穏乃ちゃんがごねて私を殺しても、合格した後で資格が取り消される事は無い」

はやり(どんな例えだよ☆)

辻垣内「なるほどな」スタスタ

淡「…ねー。なんでわざと負けたの?」

辻垣内「…わざと?」ピクッ

淡「殺さずに参ったって言わせる方法なんて、いくらでも知ってるはずでしょ?ヤ●ザの貴方ならさ」

辻垣内「…………」

咲(…ちょっと興味深い話かも)

辻垣内「私は、誰かにケジメを付けさせる時は、一生恨まれる事を覚悟でやる」

辻垣内「その方が確実で、気も楽だ」

淡「…何の話?」

辻垣内「どんな奴でも、痛めつけられた相手を見る目には負の光が宿るものだ」

辻垣内「憎しみや恨みの光は、訓練した所でなかなか隠せるものじゃない」

辻垣内「が、高鴨の目にはそれが無かった。信じられるか?腕を折られた直後だというのに」

辻垣内「アイツの目はもう、その事を忘れてしまっていたんだ」

淡「…………」

辻垣内「気に入っちまったんだよ。アイツが」

辻垣内「…あえて敗因を挙げるならそんなところだ」カアッ

淡「………へー」


憧「また新たなライバルが!?」

和「いえそういう事では無いかと思いますが…」

こーこ「続いて第二試合!原村和 vs 宮永咲!!」


穏乃「淡が…?なんで?」

赤土「反則による失格よ」

穏乃「反則…。まさか」

赤土「相手を死に至らしめたわ」

穏乃「!!!」


淡『…………』ポタ…ポタ


赤土「一瞬のことだった。開始の合図とほぼ同時」

赤土「意図的に失格したんだと思われるわ」

こーこ「続いて第二試合!原村和 vs 宮永咲!!」


穏乃「淡が…?なんで?」

赤土「反則による失格だよ」

穏乃「反則…。まさか」

赤土「相手を死に至らしめた」

穏乃「!!!」


淡『…………』ポタ…ポタ


赤土「一瞬のことだった。開始の合図とほぼ同時」

赤土「意図的に失格したんだと思う」

憧が穏乃と一緒になってるならなんでもいいよ

咲さん…?あれ?

みなぎってきた
支援

末原さん殺すなや!

小走先輩が死んだ!

ロン(物理)

続き読む前ほ

ほ!

福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい

>>134
マジキチ先輩オッスオッス

はいオッスオッス

しずたそ~

あわあわ……

ほほ

穏乃「私が寝てる間に、一体何があったんですか?」

赤土「順を追って話すと」

赤土「まず第二試合は、原村和が勝った」

穏乃「!宮永さん相手に和が?」

赤土「うん。しばらく戦った後、宮永が何かを囁いて」

赤土「その直後に宮永が負けを宣言した。そういやその時、和がやけに顔を赤くしていたな」

穏乃「顔を赤く…?」

ktkr

赤土「第三試合は辻垣内智葉と弘世菫の対戦」

赤土「序盤は牽制の応酬の、緊張感のある良い試合だったが…」


菫「ふっ!」バシュッバシュッバシュッ!!!

辻垣内「もうその軌道は見切った」キィンキィンキィン!!!

菫「なっ…」アセ

    バッ!! ピタ……

菫「う………」ツゥ…


赤土「矢を斬り落とされて、首筋に長ドスを当てられた弘世が、あっさりと負けを認めた」

辻垣内『悪いがお前には遠慮しない』ギロリ

赤土「この一言が決め手だったな」

赤土「第四試合は宮永咲と末原恭子」

赤土「一方的な試合展開だったが、末原はなかなか諦めなかった」


末原「はぁっはぁっ…。子供があんなに頑張ったんや…私が簡単にメゲるわけにはいかん」ゼェゼェ

末原(怪物相手に凡人が出来る事は『考える』事や!思考停止したらホンマの凡人…なんとか突破口を)キッ

咲「~~~~っ♪」ゾクゾク


赤土「或いは穏乃の試合以上に、見ていて気の毒になる程弄ばれ続け」

赤土「最後は倒れた末原に宮永がまた耳打ちをして、その直後に今度は末原が絶望した顔で負けを宣言した」

穏乃(…何を言ったんだろ)アセ

赤土「第五試合の大星淡vs弘世菫は、開始と同時に大星が戦線離脱」


淡「全く、ホントあの会長性格悪いよね」ハァ

菫「なに…?」

淡「安心していーよ。悪いけど、あなたとは戦う気がしないからね~」アワッ


赤土「恐らく、次で勝てると判断したんだろうな」

穏乃(淡らしいなぁ…)

赤土「だが」

赤土「第六試合新子憧と末原恭子の試合は」

憧「いや…明らかにまだ戦える状態じゃないでしょ」

末原「」カタカタカタカタ

赤土「憧が末原の精神的ダメージを理由に延期を要求して、先に大星とギタラテルが戦うことになった」

赤土「そして。あの子にとって、最大の誤算がそこにあった」


藤田「始め!!」

淡「さ~てとっ。一撃でふっ飛ばしちゃうから覚悟しといてね~」グルグルッ

ギタラテル「…………」

ギタラテル「久し振りだね。淡」

淡「?」

       ギュルルルルル!!! ビリビリビリビリッ!!

淡「うそ……なんでっ……」ダラダラ

支援

淡「テルー……!!」

照「や」ヒョイッ


咲「…………」

菫「風圧で覆面を外した…。意外と整った顔をしていたんだな」

憧「そんな事より、あのガキんちょの様子…。もしかしてあの二人って知り合いだったの?」

和「どうなんでしょう…。淡のあの怯え様を見るに…あまり良い関係では無いみたいですが」

淡「どうしてテルがここに居るの…?」

照「次のお仕事の都合で、プロ雀士の資格が欲しかったんだ。でも、奇遇だね」

照「淡がプロ雀士になりたいと思ってるなんて知らなかったよ」

淡「…別に、なりたかった訳じゃないよ。ただ何となく暇潰しに受けてみただけ」

照「そっか。それを聞いて安心したよ。心おきなく忠告できる」

照「淡にプロ雀士なんて向いてないよ。淡はずっと家の中で……」

    「――私の傍に居ないと駄目だから」ギュルルルル!!!
 

ヤンデレキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

きたー

穏乃「本当にそう言ったんですか?話は聞いてたけど、凄い家族だなぁ」

穏乃(…あの時の淡の言葉)


淡『んー。私はずっと閉じ込められてたから、外の世界が見てみたくなったんだ』

淡『私のコト、溺愛してるから。テルは』

穏乃『?テルって、誰の事?」

淡『んー…私のお姉ちゃん、みたいな人かな』

          『―――本当のお姉ちゃんじゃないけどね』


穏乃(珍しく沈んだ顔して言ってたから印象に残ってたけど…)

穏乃(淡。淡のこれまでは…何があったの?)

しえしえ

照「淡が望むなら、私は何でもしてあげる。何でも好きなものを与えてあげるのに」

照「どうして私の所から逃げ出したりしたの?」

淡「…………っ!」ゾゾゾッ!!


咲「…………」

憧(な、なんなの!?このプレッシャー尋常じゃない!!)

和(あの淡が完全に圧倒されている…!)

和(或いは咲さ…宮永さん以上の圧力を放っています)

淡「欲しいものが…あったの」ブルブル

照「うん。だからそれなら言ってくれれば良かったのに」

照「おもちゃでもゲームでもお菓子でも、欲しいものなら何でも私が「無理だよっ」

淡「だって私が欲しいのは…テルには絶対用意出来ないものだから」

照「私が用意出来ない?なに、それ?」

淡「…………っ」グッ

照「嘘つき。本当は欲しいものなんて無いんでしょ」

淡「あるもん!私は………」


   「穏乃と…友達になりたい」

 
 

穏乃の命が危ない

支援

憧・和「………っ!」

淡「もう閉じた暗い世界で、人殺しするのなんてうんざりだよ…」

淡「普通にシズノと友達になって…普通に遊びたい」

照「それは無理。淡に友達なんて必要無い」

照「淡の世界には私だけ居れば良い。私だけを見ていれば良いんだから。だから……」

淡「私は――テルの妹の代わりじゃない!!!」

照「――――っ」

淡「これまで育ててくれて、愛してくれて、テルにはすっごく感謝してるよ」

淡「けど私には、私の人生があるのっ!自由に生きてっシズノと…ひっ!」ビクッ!

照「……………」ゴゴゴゴゴゴ…!!

淡「あ、あわわわ…………」カタカタ…ペタンッ

照「お痛が過ぎたね…淡。すぐに謝れば許してあげるつもりだったけど…お仕置きだよ」ギュルルルルル

淡「いや………」グスッ

照「それとね、淡。そもそも淡には友達なんて出来っこないんだよ」

照「淡は相手を殺せるか殺せないかでしか判断出来ない。そう教え込まれたからね」

照「今の淡には彼女がまぶし過ぎて、測りきれないでいるだけ。友達になりたい訳じゃない」

淡「違う……」

照「側に居たら、きっといつか淡は穏乃を殺したくなるよ。殺せるか殺せないか試したくなる」

照「何故なら淡は、根っからの麻雀狂だから」

淡「違うもん…っ」プルプル

憧「…………」ザッ

藤田「さっきも言ったが…」サッ

憧「分かってるわよ。手は出さない」

憧「淡!!アンタのお姉ちゃんか違うのか何か知らないけど、言わせてもらうわよ!」

憧「そいつはバカ野郎のイカレ野郎!聞く耳持つ必要無い!」

憧「いつもの調子でさっさとぶっ飛ばして合格しちゃいなさい!」

憧「シズと友達になりたいぃ?寝ぼけんな!!」

    「とっくにアンタ達友達同士でしょうが!!」

淡「っ!」

憧「少なくともシズはそう思ってるはずよ!…何か悔しいけど」ボソッ

和「最後は余計でしたが…私も同意です。淡、穏乃を見くびってはいけませんよ」

照「…そうなの?」きょとん

憧「当たり前でしょバーカ!!」

照「そっか…困ったな。向こうはもう友達のつもりなんだ」フム… ポンッ!

    「よし、穏乃を殺そう」

淡「―――っ!?」

照「可哀想だけど、仕方無いよね」

照「私と淡の間に勝手に入って来たんだから、どいて貰わないと」スタスタ

藤田「おい。ちょっと待て、試験はまだ終わって…」

照「ドロボウ猫はどこ?」ゴォッ!!!!!

藤田「…っ!!!と、隣の控室……だ」ガタガタ

照「ありがとう」スタスタ

照「!」


憧「…………」 和「…………」 辻垣内「…………」

照「通せんぼ…」ムゥ

照「困ったな…。ここでこの人達を殺しちゃったら」

照「私が落ちて、自動的に淡が受かっちゃう…。あ、それは穏乃を殺しても同じか」

照「どうしよう………そうだ」

    「まず合格してから、穏乃を殺そう」

淡「っ…………」ガクガク

照「それなら仮にここの人を全部私が殺しても、合格は取り消されないですよね?」

健夜「うん。ルール上は問題無いね」

照「聞いた?淡」

照「私と戦って勝たないと、穏乃を助けられない」

淡「…………」

照「友達の為に、『本気の』私と戦える?」ギギギ…

照「出来ないよね。淡の中ではもう答えは出てる」

照「『私の力じゃお姉ちゃんを倒せない』」

照「勝ち目の無い敵とは戦うなって私がいくら言っても、喧嘩っ速い淡は聞いてくれなかったけど…」

照「流石に私と戦ったらどうなるか位は…」

照「分かるよね?」

淡「…ぅ……あ…」ヨロ・・・

照「動かないで」

照「少しでも牌に触れたら、戦闘開始の合図とみなす」

照「同じく、私の手が山に触れた瞬間から、戦い開始とする。止める方法は一つだけ…」ス…

淡「…………」ブルブル

照「だけど淡、忘れないでね。淡が私と戦わないと、大事な穏乃が死ぬことになるよ」

憧「やっちまいなさい淡!!どっちにしろアンタもシズも殺させやしない!!」

憧「そいつは何があっても私達が止めるから、アンタのやりたい様に――


            「まいった」


淡「私の……負けです」

照「ふー良かった。これで戦闘解除だね」フー

照「あはは。冗談だよ淡。穏乃ちゃんを殺すなんて嘘」ナデナデ

照「ちょっと淡を試してみただけ。でも、これではっきりしたね」

  「――淡に友達を作る資格なんてない。必要も無い」

照「今迄通り母さんと私の言う事をよく聞いて、私の傍に居てくれれば良いから…」ギュッ…!

淡「……………」ウツロ

しえ

赤土「その後は抜けがらの様だったな」

赤土「和や憧が何を言っても、反応すらしていなかった」

赤土「それが突然―――」


      「ダブリー一発ツモ」ザシュッ!!!


末原「」バタッ ドクドクドクドク…

憧「な………?」

淡「……………」


赤土「憧と末原の試合開始と同時だった。そしてそのまま…」

    「麻雀協会は、大星淡を不合格とみなした」

さる避け兼ねて休憩
どしたー?ツッコミが足りないぞー?

みんな読んでんだよ
察しろよ

まだ帰ってきてない組が多い時間帯だし仕方ないね

ヤンデレはええのう

オチまでは読む

ギタラテルさん咲さんとはただの赤の他人なのか、それともこんなんはもう私の妹じゃないか?

>>1がどこにどう突っ込んでほしがっているのかわからず困惑中)

咲さんがはじめちゃんみたいなタトゥー入れてるのか
あれはシールだけど

今戻ってきた
イイヨイイヨ

(突っ込むとこ?……どこだ?)

なんで麻雀で人が死んでるんです?

そりゃ麻雀だし人が死ぬこともあろう

ハンターのセリフなぞってるだけで全然麻雀関係ない件

ダブリー一発ツモごときで死ぬ末原wwwwww


末原ァ…………………

かまって欲しかったのか・・・

オリジナリティが足りない

>>188
姉妹だけど元々仲なんてよくなかったんだろう
お互い無関心状態

咲のキャラでやる必要あるのこれ?

まさか続き来るとは支援

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

穏乃「……………」スタスタスタスタ


穏乃『合格した皆は今、別室で講習を受けてるんでしたよね?』

赤土『ん、そうだけど…。今から行く気か?』


     バンッ!!!

憧「っ!シズ」

和「穏乃…」

穏乃「……………」スタスタスタ ザッ

照「………?」モグモグ きょとん

穏乃「淡にあやまれ」キッ!

支援

照「あやまる…?何を?」

穏乃「そんな事も分からないんですか?」

照「うん」サクサク

穏乃「あなたに姉の…いや、姉じゃないんでしたね」

穏乃「あなたに家族の資格は無い」

照「何言ってるの?私は淡のお姉ちゃんで、家族に資格なんて要らない」

咲(家族の資格…か。あっ)

        パァン!!!

穏乃「友達になるのだって資格なんて要らない!!」

照「…………」ヒリヒリ モグ…

穏乃「手を止めて下さい」ガシッ! ギリギリ

健夜「穏乃ちゃん。仮にも雀士が、利き腕を暴力に使うのは感心しないな」

穏乃「スミマセン。でも…」 ビキビキ…!

照(この子……)

穏乃「フー。もう良いです、淡の所に連れて行って下さい」

照「それで、どうするの?」

穏乃「淡を連れ戻す」

sien

照「まるで淡が誘拐されたみたいだね。淡は自分の足でここを出て行ったんだよ?」

穏乃「でも自分の意志じゃない。貴方に操られてるんだから、誘拐されたも同然です!」

照「…………」スゥッ…

健夜「丁度その事で議論してた所なんだよ。穏乃ちゃん」

穏乃「え?」

健夜「新子さんと原村さんの両方から異議が唱えられてね」

健夜「淡ちゃんの不合格は不当だとの異議を審議中なんだよ」

和「淡の様子は、自称ギタラテルとの対戦中とその後において、明らかに不自然でした」

和「対戦の際に何らかの暗示をかけられて、あの様な行為に至ったものと考えられます」

憧「問題なのは、アタシと末原さんとの対戦中に事が起きた点よ」

憧「状況を見れば、淡がアタシの合格を助けた様にも見えるわよね?」

憧「それなら不合格になるのは淡じゃなくてアタシの方でしょ?」ど~ん!!

和「いずれにしても、当時の淡は自分の意志で行動出来なかった。よって、彼女の失格は妥当ではありません」

健夜「うーん。それは全て推測に過ぎないよね。証拠は何も無い」

健夜「仮に暗示を掛けられていたとしても、対戦中なんだからそれは掛けられる方が悪いよ」

健夜「世界には、そういう力を武器にしてる人もいるしね」

和「そんな暴論が…っ!麻雀で暗示を掛けられる訳が無いでしょう!」バンッ!

はやり「和ちゃん。この人に『訳が無い』とかそういう事言っても無駄だよ☆?」

健夜「それと、新子さんと末原さんの対戦開始直後に事が起きたって点は、私は問題無いと思ってる」

健夜「二人の総合力はあの時点ではほぼ互角。経験の差で末原さんを上位に置いたけどね」

健夜「戦闘能力だけ見れば、むしろ新子さんの方が有利だと私は見てた」

健夜「あえて淡ちゃんが手助けする様な場面じゃ無かったよ」

憧「ぐむ……」フクザツ

菫「…不自然な点なら他にも在る」

菫「原村。宮永と戦っていた時のお前の様子だ」

和「!」

菫「一体何を言われたんだ?」

菫「お互いに余力のある状態で、何かを告げた宮永の方が負けを宣言した」

菫「妙だろ?私と辻垣内の試合や、宮永と末原の試合の様に囁かれた方が負けを認めるのは分かる」

菫「何らかの圧力を掛けられたんだろうとな」

咲(末原さんとの試合では、私は誘いを断られちゃった形だけどね)

菫「だがお前達は逆だ。私には何らかの密約を交わしたとしか考えられない」

菫「『不自然』という理由で合否に異論が在るなら、お前の合格も相当不自然だ」

支援

支援

菫「後ろ暗い事が無いなら、あの時何を言われたか教えてもらおうか」

和「答える義務はありません」

菫「責任はあると思うが」

和「ありません。私の合格が不自然なら、不戦勝での合格も自然とは言えないのでは?」

菫「っ!」カチン

菫「なんだと?」ガタッ

和「こんな公衆の面前で何を囁かれたか言えなんて…は、破廉恥なっ…///」

菫「………本当に何を言われたんだ?お前」

穏乃「どうだっていいよ。そんなこと」

皆「!」

穏乃「他人の合格にとやかく言う必要なんて無い」

穏乃「自分の合格に不満なら、満足出来るまで強くなれば良いだけです」

穏乃「淡ならもう一度受験したら、絶対合格出来る。今回落ちた事は残念だけど仕方ない」

穏乃「それより」

穏乃「もし今迄望んで無い淡に、無理矢理人殺しをさせていたのなら…」

穏乃「あなたを許さない」

照「…………」

照「許さない、か。それで、どうするの?」

穏乃「どうもしないよ。あなたから淡を取り戻して、もう会わせない様にするだけです」ザッ スタスタ

健夜「さて、皆良いかな?」

健夜「穏乃ちゃんの言った様に、自分の『本当の合格』は自分で決めれば良い事だよ」

健夜「どっちにしろ…力の弱い人が生き残れる世界じゃないんだし」ボソッ

皆「…………」ゾクッ!!

健夜「じゃ、こーこちゃん残りの説明お願いするね」

こーこ「はーい。ではまずこのライセンスで出来る事ですが~~」ペラペラ

si

こーこ「~~という事ですね。以上で説明を終わります」

健夜「ありがとう。コホン、え~それでは」


   「ここに居る7名を新しくプロ雀士として認定します」

 
赤土「これで今期のプロ雀試験は無事終了」

赤土「家に帰るまでがプロ雀試験!皆気を付けて帰ってくれ」ハハッ

こーこ「あ~終わった終わったー。すこやん帰るよ~」

健夜「うん。!…どうしたの?宮永さん」

咲「ちょっと質問があって」アハハ

咲「さっきここに居る7名が合格って言ってましたけど、厳密には末原さんも合格なんですよね?」

咲「最終試験の不合格者は1名で、それは淡ちゃんなんですから」

こーこ「?それはそうかもしれないけど、そんな事言っても意味が……」

健夜「…うん。生きてれば末原さんは合格になるよ」

健夜「尤も、一度死んじゃったのは事実だから淡ちゃんの不合格は変わらないけどね」

咲「良かった。ありがとうございました」ぺっこりん テクテク


こーこ「…何だったんだろ?」

健夜「…………」

咲さん…

咲さん生死すら操るレベルなんか

咲(ちょっと時間経っちゃってたから難しかったけど、まぁ何とかなるよね)テクテク

咲(!…おっと)サッ

 
照「まぁ…いいよ。教えてあげる。どうせ調べたら分かる事だし」

照「白糸台山。そこの頂上に私達は棲んでる」

穏乃「白糸台山…!」

憧「なに山って単語にときめいてんの」ビシッ

照「そこで…見極めてあげる。貴方のこと」じっ

穏乃「!」グッ!

照「じゃあね」テクテク

咲さんから咲様になる日も遠くない

咲「意外ですね。照さんがあんな事言うなんて」

照「…別に、ちょっと思う所があっただけ」

照「反抗期には少し距離を開けた方が良いっていう話もあるし…嫌だけど」

咲「あははっ。本当に大好きなんですね、妹さんのこと」

照「当たり前。もう二度と私は…家族を失いたくないから」

咲「…………」

支援

咲「そうえば、手首は大丈夫ですか?随分ガッチリと握られてましたけど」

照「大丈夫じゃない。痛い…」

咲「うわ~コレ折れてますね。よいしょっと」

  『原点回帰(プラマイゼロ)』シュウウウウ

照「ありがとう…。便利だよね、それ」

咲「照さんの程じゃないですけどね」アハハ

プロ雀士ってスゴイ!

咲「照さんはどう思います?穏乃ちゃんのコト」

照「面白い素材だと思うよ。貴方が見守りたいって気持ちがよく分かる」

咲「でしょー。だから壊さないであげて下さいね」

照「私は手加減が出来ないから、約束は出来ない。…貴方はこれからどうするの?」

咲「おもちゃで遊びながら、じっと待ちますよ」

咲「果実が美味しく実るまで…」ゾクゾク

照「…………。それじゃあ、私はもう行くね」

咲「ハイ、またどこかで会える日を楽しみにしてます」

照「うん。………あ」テクテク クルッ


    「そうえば貴方の名前って何だったっけ?」


咲「それはまた今度会った時に、お教えしますよ。『宮永』照さん」

照「………そう」テクテクテクテク


咲「―――――またね、お姉ちゃん」ボソッ

しえしえ

末原さんが死ぬより酷いことになりそうなんだが…

憧「さ~て!白糸台山の場所も分かった事だし、後は乗りこんでぶんどってくるだけだね!」

和「そんな物みたいに…。穏乃、怪我の方は本当に大丈夫なんですか?」

穏乃「うんっ。こんなの山に居た頃なら一日で治ってたよ」

憧「いやそれは嘘でしょ…あ、赤土さん!」

赤土「よぉ。早速迎えに行く準備をしてるのか?」

穏乃「はい!早く淡を自由にしてあげたいですからっ」

赤土「二人も一緒に?」

憧「トーゼン!アタシとシズは一心同体だからね!」

和「…私は?」ジト

しえ

しえn

穏乃「赤土さん。色々お世話になりましたっ」

赤土「うん。これからはライバルになる訳だけど、皆の事は応援してるからね。頑張って」

和「ありがとうございます、赤土さん」

憧「すぐにランク追い抜いちゃいますからね~」

穏乃「赤土さんもいつか会長を倒しちゃって下さいね!」テクテク

赤土「ハハッ。……………穏乃っ!」

穏乃「はい?」クルッ

赤土「いや…体に気を付けてね」

穏乃「はい!それではっ!」

  テクテクテクテク

はやり「…不思議な子だよね~」

赤土「ええ。どうも肩を持ちたくなってしまいますよ」

はやり「ふふふ。今ハルエちゃんヤバかったでしょ☆?」

赤土「ええ。うっかり喋ってしまう所でした」


       「プロ雀試験がまだ終わってないことを」

遂に念願のプロ雀士の資格を手に入れた穏乃!
しかし自分が今立っている場所は、大山のほんの麓でしか無いという事にすぐに気付かされる事になるのだった…!

果たして穏乃は淡を救う事が出来るのか!? 咲と照の関係とは!? 憧の恋の行方はどこに進むのか!

穏乃の雀士の道は、まだまだ始まったばかりだ!!!

              カン!

おつ

いやおい

終わり。何がしたかったの?と聞かれても困ります。
まぁ、誰かの暇潰しになったならそれで良いんじゃないかという事で。
和の配役は多分間違えたよね



iPS族は興奮するとおもちが赤くなるに違いない

まあ乙
狂気テルーと淡のドロドロが大変良かった

おつもち

咲が狙ってる団長ポジは誰だろうな
咲さんの股間がズギュウウウン!しちゃうくらいのお方

乙乙

おまけ ~続かない次回予告台詞集~

 『あ、気を付けて下さいね。その麻雀牌は100kgありますから』

 『ありがとうシズノ、来てくれてすっごく嬉しいよ。けど…今は会えない。ごめんね』

 『牌に念を込める事で…こんな事も出来る様になるわ』

 『あれ!?末原さんって淡に殺されませんでしたっけ!?』

 『池田……少し黙れ』

 『(駄目だよ和!こんなガチガチに警戒された状態で決まりっこ無い!)』

 『これが私の「神の不在証明(パーフェクトプラン)」っす』

 『―――――――咲?』

池田はノブナガポジかよwww

団長は衣

メルエムは禁じ手のアカギ

霞さんのビックバンインパクトがみたいです

池田がノブナガだと、必然的にウヴォーがみはるんになっちゃうんですが…

パワータイプならドムがいるから!

支援

支援

あふぅ

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