内容説明
プリヤの世界観とケイネス先生がホグワーツで大活躍する話です。
時空列はバラバラ、下手の横好きが書くのであまり文章は上手じゃないです。
一応、イリヤ十一歳、士郎十三歳って設定にしといて下さい。
長文ダラダラです。某ジャイアンスレと比べないでください。
そんなSSでよかったらみなさん楽しんで読んで下さい。
第1章、イリヤちゃんと士郎君、ホグワーツからの手紙を貰う
イリヤ「あれ、なんだろ?この手紙」
穂群原学園小等部に通う小学生、イリヤスフィール。
どこにでもいる普通の家族、とはちょっと違った家族構成の
家庭に生を受けた彼女は父親の養子である義兄の衛宮士郎、
本来はメイドだがほぼ家族同然に接しているセラ&リーゼリットの
姉妹と四人で暮らしている。
士郎「ふぁ~あ、おはようイリヤ...、ん、なんだその手紙」
イリヤ「わからないけど、お兄ちゃんにも同じのが来てるよ」
士郎「へぇ~、イギリスかぁ。アイリさんと親父がいる所だよな」
彼女の両親である衛宮切嗣とアイリスフィールは
仕事柄海外を飛び回っている為、殆ど日本の家を空けている。
だから、英語で書かれた手紙を彼等二人が両親たちからの手紙だと
そう思うのは至極当然であった。
士郎「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン殿」
士郎「貴殿は本年をもちましてホグワーツ魔法魔術学校への
入学資格を得ることが出来ました?」(以下中略)
一応、英語の読み書きが出来る士郎が未だに英語に難のあるイリヤの
代わりに手紙に書かれている内容を読み上げていく。
士郎「つきましては、九月の一日までに同封したリストに書いてある
教材を買い揃え、ロンドンのキングズ・クロス駅の9と4/3線の
ホグワーツ行きの列車に乗り込んでください、だってさ」
セラ「一応士郎さんのお手紙の内容もお嬢様と同じ事が書かれて
おりました」
士郎「うーん、でもなぁ、悪戯にしては手が込んでるしな」
士郎「セラは知ってるのか?ホグワーツって」
セラ「ホグワーツ?いえ、あ、でも確か奥様がなにかそんな名前を
何度かおっしゃっていたことを聞いたことはありますけれど」
誰も謎の手紙の送り主であるホグワーツ魔法魔術学校とやらの
正体が分からないまま途方に暮れていると
アイリ「みんな帰ったわよ~」
切嗣「ただいま~。士郎~、イリヤ~、いるかい?」
リズ「あ、お帰りなさい。だんな様、奥様」
この家の家主たちが久しぶりに日本へと帰ってきた。
切嗣「はっはっは、士郎、見ないうちに大きくなったなぁ」
士郎「ああ、この前測ったら5㎝伸びてた」
切嗣「そっかぁ、あともう少しで僕も士郎に身長を追い抜かれるな」
切嗣「ほら、お土産だ。色々あるぞ」
久々の子供達との会話に心和ませる切嗣。
その傍らで自分の妻が娘と息子にあの話をする機を計っている。
イリヤ「ねぇねぇ、この宝石なんて名前なの?」
切嗣「ははっ」
切嗣「宝物の名前ってのはね、秘密にされて当然なんだ」
切嗣「でも、イリヤにだけ特別に教えてあげよう」
士郎「あーっ、ずるい。俺にも教えてくれよ~」
イリヤ「早く、早く教えて~」
目をキラキラと輝かせながら、催促してくる娘の耳に口を当て、
切嗣「この宝石の名前はね...」
切嗣は覚悟を決めて、その名を告げた。
切嗣「この石はね、賢者の石っていうんだ」
イリヤ「賢者の」
切嗣「ほら、約束しただろうイリヤ」
切嗣「士郎に教えちゃダメだって」
士郎「何だよ、別にいいじゃないか。減るもんじゃあるまいし」
仲間外れにされ、ふて腐れる士郎の後ろにアイリスフィールは
気が付かれないように回り込み、士郎を優しく抱きしめた。
士郎「あ、アイリさん...ちょっと、やめて下さいよ」
アイリ「ふふ~ん。久しぶりの息子との触れ合いですもの」
アイリ「切嗣がイリヤを独占するなら、私は士郎君を独占するわ」
イリヤ「あーっ、お兄ちゃんズル~い」
イリヤ「私も抱っこして~」
アイリ「はいはい。こっちに来なさいイリヤ」
切嗣「それじゃあ僕もアイリに抱きしめてもらおうかな?」
士郎・イリヤ「それはだめ!」
切嗣「がーん!」
こうして衛宮家の午前中は賑やかに、あっという間に過ぎていった。
アイリ「さてと、ここで私達からイリヤと士郎君に
大切なお話があります」
士郎「あれ、その手紙...」
切嗣「なんだ大分せっかちなんだな、ダンブルドアは」
アイリ「こら、そこの二人。私語を慎みなさい」
士郎・切嗣「ごめんなさい」
旅行鞄の中から2通の手紙を取り出したアイリスフィールは
声高らかに今年一番の衝撃的な知らせを子供達に告げた。
アイリ「士郎君、イリヤ」
アイリ「二人にはイギリスに留学してもらうことになりました」
士郎・イリヤ「えええええーっ!」
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