あかり「ゆるゆりwwはっじまーるよー」 (56)

あかり「特徴がないのが特徴、終わりがないのが終わり、赤座あかりです」

ちなつ「いきなりなに?」

あかり「キャッチコピーだよ。これであかりの存在感も増すと思って」

京子「特徴がないのが特徴って認めちゃってるけどいいの?」

あかり「いいんだよ。だってこれも個性だから」

結衣「終わりがないのが終わりとは?」

あかり「かっこいいでしょ?」

結衣「あぁ……うん」

あかり「そうだ、今日はみんなのキャッチコピーを決めようよ!」

あかり「みんなも欲しいでしょ?」

京子「えぇ~、私はいいかな。あかりと違って存在感の塊みたいな生き物だし」

あかり「ぷぷっ、京子ちゃんは分かってないなぁ」

あかり「キャッチコピーの有無によって存在感は変わるんだよォ」

あかり「キャッチコピー無しの人生なんて、裸で南極に放り出されるようなもの」

あかり「いいの?あかりに存在感で負けちゃうよ?」ヘイヘーイ

京子「クソッ!そこまで言われちゃだまってられねぇ!」

京子「歳納京子が命じる、ここにいるみんなで私のキャッチコピーを考えろ!」キュピーン

三人「イエス、ユアハイネス」


ちなつ「あ、京子先輩も考えてくださいね」

京子「なにっ!?おのれ……!!」

結衣「面倒だなぁ、なにも思いつかないや」

あかり「そ、そんなこと言わずに一緒に考えようよ!」アタフタ

結衣「そうだ、みんなで京子の特徴を羅列していこう」

結衣「それを参考にして決めるんだ」

ちなつ「さすが結衣先輩っ!素敵なアイデアですぅ!」クチュリエ

結衣「さ、早くみんなで羅列するんだ。私はテトリスやってるからゲームオーバーするまでには完成させろよ」

京子「え?結衣は参加してくれないの?さっきハイネスしてくれたのに?」

結衣「だってテトリスやりたいから……」

あかり「そ、そんなこと言わずに一緒に考えようよ!」アタフタ

結衣「はい、あかり一万円」

あかり「ヒヒッw、仕方ないなぁ」スッ

あかり「よし、それじゃあ京子ちゃんの特徴を三人で言っていこう!」

ちなつ「ミラクるんが好き」

京子「天才美少女」

あかり「絵が上手い」

あかり「あとは……」

結衣「あ、クソ。ゲームオーバーだ」

京子「え?もう?」

結衣「よくよく考えたら私テトリスなんてやったことないし、別にやりたくもなかったしね」

京子「じゃあなんでテトリスなんてやってたんだよ」

結衣「それで、キャッチコピーはもう決まったのか」

ちなつ「まだ特徴すら出揃ってません」

結衣「使えないなぁ」

京子「お?なんだかんだ言って結衣も興味津々じゃん」ヒューヒュー

結衣「テトリスと天秤に掛けた結果そうなったんだ。もしこの部屋にアリが入ってきたらそっちを見に行くよ」

あかり「今のところ見つかった特徴はミラクるんが好き、天才美少女、絵が上手、この三つだよ」

結衣「三つしか出てないのか、あまり私を失望させないでくれ」

あかり「結衣ちゃんがあんなに早くテトリス終わらせると思わなかったから」

結衣「あかり、一万円返せ」

あかり「それとこれとは話が別だよ」

結衣「うーん、もうこれ以上長引かせたくないなぁ」

ちなつ「まだ五分程しか経ってませんけどね」

結衣「そうだ、ミラクルキチガイとかでいいんじゃないか?」

京子「え」

結衣「だってミラクるんが好きで、自分から天才美少女とか言い出すキチガイだろ?ピッタリじゃないか」

あかり「絵が上手は?」

結衣「あって無いようなもんだろ」

京子「キ、キチガイだと……?この私が……?」


京子「あああああああああああああ!!!!」ガシャーン

結衣「うわぁ!京子が錯乱したぁ!!」

ちなつ「きょ、京子先輩!落ち着いてください!」

京子「うがああああああああ!!!!」

結衣「ほら、お前の大好きな福沢諭吉だぞ!?これでも食べて落ち着けよ!」

ちなつ「あっ、京子先輩があかりちゃんに向かって行った!あかりちゃん危ない!」

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン

京子「死ねえええええええええ!!!!」ブン


あかり「京子ちゃんは何時まで経ってもあかりには辿り着けない」

GEO『……』ゴゴゴゴゴ

あかり「ふふっ、『終わりがないのが終わり』だよォ」


第一部~永久ラビリンス編~ 完

ザァーーーーー

あかり「雨だねぇ」

結衣「フンッ!」ドゴッ

京子「ぐはっ!!」

あかり「結衣ちゃん、どうして京子ちゃんを殴ったの?」

結衣「いや、だって雨だなんて見りゃわかるだろ?」

結衣「いちいち言うなよって思ってさ」

あかり「どうして京子ちゃんを殴ったの?」

京子「うぅ……」グスッ

ちなつ「それで、どうやって帰るんですか?私たち傘持ってませんよね」

結衣「私はタクシーで帰るつもりだよ。金なら腐るほどあるしね」

あかり「うわぁ!」コケッ

ボゥッ

結衣「あぁ!?私の札束が!!」

あかり「結衣ちゃんごめんね……あかり転んだ拍子に結衣ちゃんのお金燃やしちゃった……」

結衣「あぁ……私は一体どうやって帰ればいいんだ……」


京子「いや!諦めるのはまだ早い!」

ちなつ「あ、京子先輩が復活した」

結衣「この状況でどう諦めるな
って言うんだよ」

京子「いくら雨だからって、探せば傘の一本や二本あるはずだ」

京子「探すんだよ!!」ドンッ

ちなつ「えぇ……本当にあるんですかぁ?」

京子「この学校だって広いんだ、きっとある!!」ドンッ

結衣「もういいよ、諦めよう」

京子「どうしてだよ!?」

結衣「札束の無い私なんてカレーの入ってないカレーパンマンだ」

結衣「とても探す気になれないよ」ハァ

あかり「カレーの無いカレーパンマンってただのゴミ袋だよね」

ちなつ「お金燃やしちゃったの誰だっけ」

京子「なんだよみんな!好き勝手いいやがって!」

京子「いいよ!もう私だけで探してくるから!」

京子「あとで泣きついてきても知らないからな!」

バタン

ちなつ「もし京子先輩が傘見つけてきたらどうしますか?」

結衣「殴ってでも奪い取るよ」

あかり「えへへ、ゴミ袋でもやっぱり結衣ちゃんだね」

ー30分後ー

結衣「マリル」

ちなつ「ルンパッパ」

あかり「パイパン」


あかり「あっ」

ちなつ「またあかりちゃんの負けかぁ」

結衣「あかり弱過ぎ」

あかり「うーん、どうしてだろう」

ちなつ「そりゃ『パ』になるとパイパンしか言わないからでしょ」

結衣「それにこれポケモンしりとりだぞ?パイパンってなんだよ」

あかり「えへへ、ごめんね?あかり捕まえたポケモンさんにはみんなパイパンって名前つけちゃうから」

ちなつ「イーブイにも?」

あかり「うん、例外は無いよ」

あかり「ディアルガさんもパルキアさんもアルセウスさんもみんなみんなパイパンだよぉ」

結衣「まぁ、あいつらは確かにパイパンだろうな」

ちなつ「ん?おや?あの窓の外に見えるのは京子先輩じゃないですか?」

京子『~~♪』

あかり「傘見つかったんだね」

結衣「どれどれ……あ、本当だ」

結衣「クソッ!あいつ一人で帰るつもりだな」

結衣「そんなことさせてたまるか!みんな、行くぞ!」

あかり「おー!!」

ちなつ「娯楽部の力を見せつけてやりましょう!」


ー校門ー

京子「いやぁ~、傘見つかってよかったなぁ」

京子「みんな置いてきちゃったけど仕方ないよね、クズばっかりだし」

京子「だから私は歩いて帰ろう」

ー下駄箱ー

結衣「クソ、京子のやつもうあんな遠くまで行ってやがる」

ちなつ「発見した時既に校庭でしたもんね」

あかり「ま、まずいよぉ……どうするの?結衣ちゃん」

結衣「私が京子の傘に忍び込む……忍び込む!」
ちなつ「シャランラ」

あかり「でも、どうやって京子ちゃんのところまで行くの?」

あかり「傘の無い私たちはどう足掻いても濡れちゃうよ」

結衣「馬鹿野郎!!」

結衣「なにかを得る為には同等の対価を支払わなくちゃいけないんだ」

結衣「いいじゃないか!京子の笑顔が奪えるなら!少しくらい濡れたって!」

あかり「え?濡れるの前提?」

ちなつ「用は京子先輩の傘を奪い取るまでにあまり濡れなきゃいいって訳よ」

結衣「そういうことだ、それに私たち娯楽部の仲間だろ?」

結衣「悲しいことも楽しいことも、みんなで共有するって約束したじゃないか!」

あかり「結衣ちゃんが悲しみ以外を持ってきたの見たことないけどね」

タッタッタッタッタッ

ちなつ「あ!京子先輩を発見しました!」タタタタタ

結衣「あかりっ、ちなつっ、手筈通り京子の傘を強奪、のちに制裁を行う」タタタタタ

あかり「里を抜けた者への罰だよぉ」タタタタタ

結衣「船見班、出動!」


ちなつ「あぁ!京子先輩がもう敷地外へと進出しました!!」

結衣「なにっ!?急げ!速度をあげるぞ!私たちがビショビショになるまでに京子の傘を奪うんだ!」タタタタタタタタ

あかり「よし、京子ちゃんが眼前に迫ってきたよぉ!」

ツルッ

あかり「おっとっとっ」ガシッ

あかり「えへへ、ごめんね。ちなつちゃん」

ズズズ

あかり「あれ?」

あかり「うわぁ!!ちなつちゃんの髪があかりの腕を食べ始めた!!」

結衣「なにやってんだよ!」

あかり「あかりが捕食されてる!!結衣ちゃん!助けてぇ!!!」

結衣「うわぁ!ちなつちゃんの髪が絡まってきた!」

ちなつ「ちょっと二人とも、あまり暴れないで!」

あかり「おっとっとっとっ、またバランスが……」

ブロロロロロロ

ちなつ「あ、あれってトラッーー」ドンッ

グチャ

キキィィィーーーー!!!


パラララララ

京子「あ、血の雨だ。傘持っといてよかった」

第二部~空から落ちるは紅の雨編~ 完

ー茶道部ー

あかり「わーい、今日は結衣ちゃんのお家でお泊り会だぁ~!」

ちなつ「ふふっ、あかりちゃんったらはしゃいじゃって」

あかり「だってみんなでお泊りするの久しぶりなんだもん」

あかり「これが昂らずにいられますかよwwwwwwwwヒヒッw」

結衣「ははっ、今日のあかりは
元気だなぁ」


京子「ちょっと待って」

結衣「なに?」

京子「お泊り会ってなに?」

ちなつ「あれ?京子先輩聞いてないんですか?今日は娯楽部みんなで結衣先輩のお家に泊まらせていただくんですよ」

京子「おかしいなぁ、私は娯楽部に含まれてないのかな」


あかり「あれ?ひょっとして京子ちゃんハブられちゃった?」

あかり「ププーw存在感が薄いからそうなるんだよぉwwwwwwwww」

結衣「いや、京子はあえて仲間はずれにしたんだ。存在感のせいじゃないよ」

京子「そうなんだ、よかった」ホッ



京子「って、よくなーい!!!」ガシャーン

ちなつ「うぇ!!?」ゴスッ

結衣「どうしたんだよ、急に大声だして」

京子「どうして私を仲間はずれにするんだよ!娯楽部の部長は私だろ!?」

結衣「だって、お前この間私たちを置いて一人で帰ったじゃないか」

結衣「おかげで死にかけたんだからな」プンプン

あかり「本当大変だったんだよぉ」

ちなつ「……」ドクドクドク

京子「じゃあ……本当に泊めてくれないの?」ウルッ

結衣「うっ……///」

結衣「し、仕方ないな。今回だけだぞ///」

京子「ありがとう!結衣大好きぃ!!」チュゥ

結衣「ん……京子///はむちゅ……///」レロレロ

あかり「仲直りできたみたいでよかったよぉ」グスッ

ちなつ「……」ドクドクドク

ー結衣の家ー

あかり「おじゃましまーす」

ちなつ「ふわぁ、また結衣先輩のお家に足を踏み入れることができて感動ですぅ」

京子「ははっ、大袈裟だなぁ」

京子「もっと気を抜いて楽にしていいんだよ?」カーッ、ペッ

結衣「やっぱり敷居をまたがせたのは間違いだったなぁ」



結衣「まぁ、なにもない所だけどくつろいでてよ」

京子「いつもの結衣の部屋だね」

あかり「なにもないんじゃない、『なにもない』があるんだよ」

ちなつ「あっそ」

結衣「それじゃあ、私はご飯の準備してくるから」

ちなつ「や~ん///結衣先輩の手料理が食べられるなんてチーナ幸せですぅ」

京子「さて、なにして待ってようか」

あかり「しりとりでもやる?」

京子「えぇ~、嫌だよ。どうせあかり『パ』になったらパイパンしか言わないんでしょ」

あかり「そ、そんなことないもん!」プンスカ

ちなつ「じゃあ、やってもいいけど次しりとりでパイパンって言った人は自殺ね」


ちなつ「しりとり」

京子「リンパ」

あかり「パイパン」


あかり「あっ」

ちなつ「はいー、罰ゲーム自殺ぅ」

あかり「えぇ~、そんなぁ!」

あかり「せめて命だけは取らないでぇ~!!」エーン

ちなつ「んー、それじゃあ、こういうのはどう?」

結衣「お待たせ、ご飯できたよ」

京子「やったぁー!」

ちなつ「結衣先輩の作ってくれたご飯とても美味しそうですぅ!」

結衣「ふふっ、ありがとう」

結衣「ん?この丸い物体はなに?」

京子「あぁ、それあかりだよ」

ちなつ「罰ゲームでセルフスカルファックしてもらってるんです」

あかり「うぅ……お顔が狭いよぉ」ジタバタジタバタ

結衣「んー……でも、これだとご飯食べられないな」

結衣「せっかくあかりの分も作ったのに……」ショボン

あかり「ちなつちゃん!結衣ちゃんも悲しんでるよ!そろそろやめてもいい!?」ジタバタジタバタ

ちなつ「膣で口が圧迫されてるのかな、なに言ってるのかよくわからないや」モグモグ

京子「ご飯食べさせてって言ってるんじゃないの?」

結衣「多分そう言ってるんだろうな」

ちなつ「あ、じゃあお尻の穴から流し込みましょうよ」

ちなつ「きっとあかりちゃんも喜んでくれますよ」

ちなつ「ねっ?あかりちゃん?」

あかり「ねっ?じゃないよぉ!!」ジタバタジタバタ

結衣「うん、私もこのまま食べてもらえないのは不本意だ」

結衣「よし!流し込もう!」

京子「そうと決まれば善は急げだ!あかり、私たちが食べさせてあげるからな?」

クパァ

あかり「いぃやぁぁああああああ!!!!!」ジタバタジタバタジタバタジタバタ


ゾリュゾリュゾリュ

京子「ふぅー、美味しかった」

ちなつ「結衣先輩っ、とっても美味しかったですよ!」

結衣「そう言ってもらえると私も嬉しいよ」ニコッ

あかり「うぅ……」ジタバタ

ちなつ「あ、あかりちゃん。もう顔出していいよ」

キュポン
あかり「もぉ~!ちなつちゃんのせいで酷い目にあったよぉ!」

ちなつ「元はと言えば、あかりちゃんのせいでしょ」

結衣「そういえば、あかりはどうしてセルフスカルファックなんてしてたんだ?」

京子「しりとりで負けた罰ゲームだよ」

結衣「あぁ……そういうことか」

ちなつ「あかりちゃん愛液と涙が混ざり合ってすごいことになってる」

京子「うわっ、あかり顔が愛液まみれだぞ。洗ってきなよ」

あかり「本当だ……気持ち悪いなぁ」トコトコ

ちなつ「それにしても、結衣先輩はやっぱりすごいですねぇ」

ちなつ「中学生なのに立派に一人暮らししてて、あんなに料理上手なんですもん」

結衣「まぁ、私金持ちだしね」

ちなつ「薄々勘付いてはいたけど、やっぱりそうだったんですか」

結衣「うん、そりゃあもう。困った時はだいたいお金の力で解決してきたくらいだし」

京子「ウインナーのほうがお肉より安いとか訳の分からないこと言ってたくらいだしね」

結衣「いや、だってそうだろ?」

結衣「私が普段食べてる肉と比べたらハーゲンダッツとガリガリ君みたいなもんさ」

ちなつ「よかった、結衣先輩が事あるごとに札束をチラつかせてたのは私の見間違いじゃなかったんだ」

あかり「ふぅ~、さっぱりしたぁ」

ちなつ「あかりちゃんおかえり」

京子「顔に五百円玉がいっぱい張り付いてるけど、どうしたの?」

あかり「蛇口を捻ったら出てきたんだよぉ。仕方ないからこれで顔を洗ってきたんだぁ」

結衣「金で顔を洗うのは気持ちよかっただろ?」

あかり「血で顔を洗ってるみたいだったよ」

京子「ところで、どうして札束を握りしめてるの?」

あかり「蛇口を捻ったら出てきたんだよぉ。仕方ないからこれで手を洗ってきたんだぁ」

京子「へぇ~、お金持ちの家は蛇口から万札が出てくるのか」

結衣「さて、それじゃあゲームでもするか」

あかり「わぁい、ゲーム。あかりゲーム大好き」

京子「なんのゲームやるの?また命賭けるやつ?」

結衣「いや、今日やるのはいつものゲームじゃない」


結衣「闇のゲームだ」

ピカッ

ちなつ「うわっ、結衣先輩の千年パズルが……!!」

結衣「さぁ、始めようか。闇のゲームを」

あかり「闇のゲームってなにやるの?」

結衣「さぁ?私もよく考えてなかった」


結衣「……ポケモンでもするか」


第三部~絶滅危惧種ウロボロス編~ 完

あかり「それで、その後朝になるまでずっとポケモンしてたんだぁ」

櫻子「へぇ~、お泊り会かぁ……楽しそうでいいね」

ちなつ「まぁね、でも楽しいことばかりじゃなかったよ?」

櫻子「そうなの?」

ちなつ「うん、京子先輩が今まで一度も歯を磨いてないことが発覚したし、結衣先輩は眠くなったらヘンなお薬を注射しはじめるし」

向日葵「あぁ、だから歳納先輩の歯は黄色くて汚らしいんですのね」

向日葵「というか、給食の時間にそんな汚い話しないでください!!」バンッ

あかり「きょ、京子ちゃんは汚くなんかないよ!!」

あかり「ほら、京子ちゃんかわいいでしょ!?」ズイッ

向日葵「おえええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」ゲロゲロゲロ

ちなつ「うわぁ!京子先輩の写メを見た向日葵ちゃんが吐いたぁ!!」

向日葵「その汚物を私に近づけるなぁ!!!」

櫻子「う~ん……でも、船見先輩がお薬やってたのは予想通りだなぁ」

ちなつ「えっ、なんで?」

櫻子「あの人たまに教室とか廊下の床舐め回したり虫食べてたりしてたし、あの異常性が薬のせいなら納得できるよ」

あかり「え?結衣ちゃんそんなことしてたの?」


向日葵「ショックですわ、お二人がそんなクレイジーな方々だったなんて……」

あかり「いや、あの二人は普段から割とクレイジーだったよ?」

櫻子「確かに」

ちなつ「そうだ!今度は生徒会と娯楽部のみんなで一緒にお泊り会しようよ!」

ちなつ「そしたらきっと誤解も解けるはずだよ!」

櫻子「誤解なんてあったかな」

あかり「でも、楽しそうだね!」

櫻子「私先輩たちに相談してみるよ!」

あかり「やったぁ!」キャッキャッ

向日葵「せっかくですけど、私は辞退させていただきますわ」

あかり「えぇ、向日葵ちゃんは参加してくれないの?」

向日葵「あんな蛮族と同じ屋根の下一夜を明かすなんて……とてもじゃないけど恐ろしくてできませんわ!」

ちなつ「そんな……」

あかり「むむむ、向日葵ちゃんがお泊まりしてくれないって言うんだったらあかりにも考えがあるよ……」


あかり「そーれ♪」

向日葵「あっ、ちょっと赤座さん///」

あかり「一緒に泊まるって言ってくれるまでくすぐっちゃうんだから!」

向日葵「きゃぁ///赤座さん、くすぐったいですわ///」

あかり「ほれほれ~♪」ムニュムニュ

向日葵「あ///そ、そこは!///」

ちなつ「私もやるぅ!」チュゥ

向日葵「んむぅ///……あんっ……」レロレロ

櫻子「……」ムラムラ

櫻子「あかりちゃんとちなつちゃんばっかりズルーい!私も向日葵をレイプするー!」

あかり「おいで、櫻子ちゃん。櫻子ちゃんも一緒に犯そうよ♪」

ー2時間後ー

向日葵「イクゥ~!!!///私もお泊り会イクゥ~!!!///イキますわぁー!!!!!//////」アヘアヘ

あかり「やったぁ!あかりたちの大勝利だぁ!!」

ちなつ「これでお泊り会できるね!!」

先生「で、あるからしてこの公式をーー」

櫻子「先生!うるさい!」

ー放課後ー

あかり「向日葵ちゃんレイプしてたらいつの間にか授業終わってたね」

ちなつ「本当、いつから授業始まってたんだろう」

櫻子「うーん、多分向日葵が潮噴き出した辺りだったと思うけど……」

あかり「まぁ、いっか」

あかり「それじゃあ、あかりたち部活に行くから。生徒会の人たちによろしくね」

ちなつ「お泊り会の交渉忘れないでね~」

櫻子「うん!任せて!」

櫻子「ほら、向日葵も早く行くよ」

向日葵「アヒィ……」ビクッビクッ

ちなつ「櫻子ちゃん上手くやってくれるかな?」

あかり「きっと大丈夫だよ、櫻子ちゃんを信じよう!」

ちなつ「ふふっ、あかりちゃんはやっぱりいい子だね」

あかり「えへへ、そうかな?」

あかり「あ、一万円札が落ちてる。きっと捨てるつもりなんだよね、貰っとこう」スッ

ちなつ「まぁたあかりちゃんはネコババして」

あかり「えへへ……あれ?また降ってきた」

ちなつ「上になにかあるのかな……?」

結衣「アハハッ!アハハハハッ!拾え!ゴミ共!!」

ちなつ「あっ、結衣先輩が屋上でお金ばら撒いてる」

あかり「しょうがないなぁ、結衣ちゃんってばまたお薬使っちゃったんだね」

あかり「仕方ないからお金は全部あかりがもらってあげようヒヒッw」


第四部~火の鳥 キチガイ編~ 完

『んんっ///はぁんっ///いやぁ///』

京子「はぁはぁ……」クチュクチュ

結衣「んっ……あ///」クチュクチュ

ちなつ「あぁ///……ダメ///」クチュクチュ

あかり「んぅ///……」ビクンッビクンッ

パチッ

綾乃「ナニをやっているのよ!」

四人「きゃぁあああ!!!??」

綾乃「歳納京子!もう下校時間よ!いつまでも残ってないでーー」

綾乃「ん?」

ガラッ

西垣「よっ、諸君」クチュクチュ

りせ「……///」クチュクチュ

綾乃「会長に先生まで、一体なにを……」

西垣「決まっている、引率だ」

綾乃「なんのですか?」

京子「合宿っ」

綾乃「へっ……」

ガラッ

櫻子「こんにちはー、遊びにきたよ!」

向日葵「おじゃましますわ」

綾乃「大室さんに古谷さんまで……」

千歳「あれ?綾乃ちゃん聞いてなかったん?今日は生徒会と娯楽部のみんなで合宿をするって話やったんやけど」

綾乃「えっ……えっ?」

向日葵「もしかして櫻子……杉浦先輩に連絡するの忘れてましたの?」

櫻子「うーん……どうだったかなぁ」

綾乃「な……」

綾乃「なによなによー!!私だけ仲間はずれにしてー!!」

綾乃「ムキー!!!」ダンッダンッ

向日葵「す、杉浦先輩……」

京子「綾乃っ!」ダキッ

綾乃「あっ……歳納京子」

京子「大丈夫……大丈夫だからね」ギュッ


京子「落ち着いた?」

綾乃「んなわけないでしょ!!」ゴスッ

京子「へぶっ!?」

結衣「あぁ、あの茶番失敗することもあるんだ」

綾乃「学校で寝泊まりするなんて許されないわ!こんなの中止よ!」

りせ「……ボソボソ」

綾乃「会長?」

西垣「お前の役職はなんだ?と言っている」

綾乃「生徒会副会長です……」

りせ「……ボソボソ」

西垣「私が生徒会長でお前が副会長、この意味が解るな?と言っている」

綾乃「つ、つまりどういうことですか?」



りせ「この私が七森中で一番強いってことなんだよォ!!!」バキッ

綾乃「あぁ!?私のもみあげがぁ!?」

西垣「返して欲しければあなたも合宿に参加することね。と言っている」

りせ「ちょ、西垣ちゃんwワシまだなにも言うてへんがなw」ガハハ

京子「ということは……」

結衣「あぁ!!」

あかり「やったぁー!!」ピョンッ

ちなつ「これで合宿ができるってことですな!!」

千鶴「第五部、完!!!」


第五部~砕けるリアルと夢物語編~ 完

綾乃「ま、まぁ!会長の命令じゃ仕方ないわね///それじゃあ、私も付き合ってあげるわよ///」

京子「えっ?別に嫌だったら参加しなくてもいいよ」

綾乃「えっ」

あかり「まぁ、許可さえもらえればそれでいいしね」

ちなつ「通称七森中のキチガイ隔離病棟娯楽部の私たちだって人の嫌がることを強要するほど落ちぶれちゃいませんよ」

結衣「綾乃、迷惑かけて悪かったな」

結衣「ほら、金だ。これで許してくれないか?」


綾乃「……」

綾乃「うぅ……」ポロポロ

千歳「綾乃ちゃんが泣いたー!!泣きよったでぇー!!」ヒャッホー

櫻子「……」

櫻子「杉浦先輩も一緒に合宿しましょうよ」

櫻子「一人ぼっちは寂しいですからね」ニコッ

綾乃「キュゥ……べぇ……」グスッ

綾乃「うわあぁぁぁぁぁん!!!!」ダキッ

櫻子「よしよし」ナデナデ


櫻子「落ち着きましたか?」

綾乃「んなわけないでしょ!!」バキッ

櫻子「へぶっ!?」

千歳「綾乃ちゃん激しいわぁ~」

京子「さっ、一通り茶番も済んだところで綾乃も荷物の準備してきなよ」

綾乃「言われなくてもそうするわよ」

綾乃「ほら、千歳も大室さんも古谷さんも、早く行くわよ」

千歳「え?うちらも?」

綾乃「当たり前じゃない、私たちは生徒会役員なのよ?一心同体でしょ?」

向日葵「そんな仲間みたいに言われても困るのですが」

綾乃「さぁ~!地獄の底まで着いてきてもらうんだからね~♪」

千歳「しゃあないなぁ」ヤレヤレ

千歳「それじゃあ、ウチら綾乃ちゃんの手伝いしてくるわ~」

京子「おう、わかった」

あかり「さて、なにして遊ぼうか」

京子「じゃーん」

ちなつ「わぁー」

あかり「着ぐるみパジャマ」

結衣「かわいい」


ちなつ「でもこれどうしたんですか?結構高かったのでは?」

京子「ゲーセンで恫喝してきた。ちょっと脅したら一発だったよ♪」ハハハ

あかり「京子ちゃんすごーい!」

結衣「よし、さっそく着てみよう」

ちなつ「ニャーンwwwwwwかわいいですか?wwwwwwwww」

あかり「あかりわんわんだぁwwwwwwwwwwww」

結衣「パッ、パンダ私パンダwwwwwwwケケッwwww」

千歳「うちのはアブラムシやwwwwwwwwww」

櫻子「私はフンコロガシwwwwwwwwwwww」

向日葵「私のはゲンゴロウですわwwwwwwwww」

京子「あれ?三人とも綾乃に着いていったんじゃないの?」

千歳「あれは幻や」

結衣「そうか」

あかり「京子ちゃんはどんなの?」

京子「私のはとびきりかわいいぞぉ!」

あかり「ボウフラ?それとも水カマキリ?」ウキウキ

京子「オリモノ!!」

千歳「かわええなぁ~」

京子「結衣、ちょっと踏んでみて」

結衣「えっ……?」

京子「早くしろォ!!!!」

結衣「……」

結衣「……」フミッ

京子「オリモォノ」

結衣「……」フミッ

京子「オリモォノ」

結衣「……」

グチャッ!グチャッ!グチャッ!グチャッ!

京子「あああああぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

櫻子「歳納先輩がミンチにされていくね」

ちなつ「すごい、本物のオリモノみたいになっちゃった」

ガラッ

綾乃「ただいまー」

向日葵「あ、杉浦先輩が戻ってきましたわ」

結衣「ここはお前の家じゃないぞ、出てけ!!」

バタン

あかり「ゆ、結衣ちゃん!杉浦先輩がかわいそうだよ」アタフタ

結衣「そうかな?悪い、綾乃。入ってくるところただいま以外でやり直してもらえないか?」

結衣「ただいまは癪に障るんだ」

綾乃「失礼します……」

結衣「おかえり、綾乃」ニコッ

綾乃「あら?こんなところに梅干が落ちてるじゃない。もったいない」ハムッ

ちなつ「あっ」

綾乃「ん~♪潰れてるけど甘くて美味しいわ」

櫻子「どれどれ……」ハムッ

櫻子「わぁ~、本当だ!すごく美味しい!」

千歳「そんなに美味しいならうちも……」ハムッ

あかり「あ、あかりもぉ~」ハムッ

あかり「うわっ、美味しいー」

千歳「ホンマやなぁ~」

結衣向日葵ちなつ「……」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom