すこやん「くらえーアラサーズミキサー」京太郎「ぐああああ!!!」 (21)


それは突然やってきた。

いきなり現れたアラサーたちは1人の少年をばらばらにした。

すこやん「この男の子は頂いたよ!」須賀・頭

はやり「返してほしかったら、私から奪ってね☆」須賀・下半身

咏「なんだか面白そーじゃん。しらんけど」須賀・上半身

戒能「マーべラス…小鍛治プロは相変わらず人間離れしています。」須賀・両腕

野依「勝負!」プンスコ 須賀・両足



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キャー!!

少年がばらばらにされたぞー!

咲「きょ、京ちゃんが…」

優希「軽くホラーだじぇ」

和「こ、こんなオカルト…」フラァ

久「おかしいわね。須賀君の体から血が流れていないわ。」

まこ「注目する場所はそこかい!」


事件は少し前にさかのぼる

恒子「すこやん、それとって」

すこやん「恒子ちゃん好きだね。漫画」

恒子「ぶっ飛んでて面白いじゃん」

すこやん「私も好きだけどさ、女二人でせんべい食べながら漫画読んでるって悲しくない?」

恒子「相変わらずのとんでも理論…これって実際に出来るのかな?すこやんはどう思う?」

すこやん「できる…のかなぁ?それより、男」


恒子「男男うるさいアラサーだなぁ」

すこやん「やめてよ。それに、私にだって男の一人や二人…」

恒子「嘘っ!?いるの!?」

すこやん「……いるもん」

恒子「じゃあ見せてよ。IH中だけど、今度連れてきてよ。」

すこやん「え~…(本当はいないのに….どうしよう)」ペラッ

すこやん「そうだ!」

恒子「どしたの?」

すこやん「いいよ。男の子、連れてきてあげる。」


恒子「おじいちゃんとかは無しね。」

すこやん「あたりまえだよぉ。」

恒子「じゃあ見せてよ。約束だよ?」

すこやん「もちろん(よーし…後はこの漫画の通りに)」

・・・
・・


すこやん「うーん…なかなかよさげな人がいない。あ、あそこの黒服さんいいかも。よーし」

すこやん「あたーっく!」ダダダダッ

ヒラッ

ハギヨシ「おや?どうかしましたか、小鍛治プロ」

すこやん「避けられた…実は「ハギヨシ!」」

ハギヨシ「ただいま参ります。衣様。」

ハギヨシ「すみません。失礼します。」ペコリ


すこやん「無視された…この恨み…」ブツブツ

賞味期限が迫り、男に飢えたアラサーに正常な思考回路は無かった。

その後、その執事が金髪の少年と知り合いだということが判明

アラサーであるすこやんは『逆源氏物語計画』を発動する

その内容とは…少年を金と暇は沢山あるアラサー好みの男に調教するという計画だった。

ターゲットとなったのは黒服の知り合いである須賀京太郎

そんな中、もう一人のアラサーが黒服に目を付けた。

「はやりんには、執事がぴったりだぞ☆」

協力者を得たアラサーは計画を実行に移す。

そして…恨みを晴らすために彼を、もう一人のアラサーとのツープラトン「アラサーズミキサー」でばらばらにし、今に至る


咲「京ちゃん、私が必ず助けるからね!」

ハギヨシ「須賀様、申し訳ありません。私の不手際でこのような目に会わせてしまい…」

ハギヨシ「かくなるうえは私が身代わりに…」

衣「ならん!ならんぞハギヨシ!」

衣「ハギヨシは我が大事な僕。アラサーの魔の手に堕ちて傀儡となってはダメだ」

ハギヨシ「ですが、このままだと須賀様が」


衣「衣が助ける。いつもハギヨシに世話になっているからな。部下の失態は主の失態である。」

ハギヨシ「衣様…」

衣「だから安心して待っていろ。これは命令だ」

ハギヨシ「はっ…ご武運を」

衣「うむ。」

咲「衣ちゃん!」

衣「よし、行くぞ咲!魔物退治だ」

咲「うん!」


???「衣が出るのか…ならば」ガツガツ


突然の事件によりIHは中止、無謀にもアラサー討伐を目論む者もいたが、既に何人もの人材が失われた。

そして、咲、衣、彼女達の戦いの火ぶたは切られた

倒せアラサー!

2人の活躍を信じて、彼女たちの戦いはまだまだこれからだ!

ご愛読ありがとうございました。

カン!

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