カイジ「は・・・・?隣人部・・・・・?」(124)

立木「顎と鼻と尖り具合・・・・・・」

立木「そして情緒不安定な正確により友達のできないカイジ・・・・・・!」

立木「そんなカイジが高校生活でのオアシスを見つけるべく・・・・・部活動を探した・・・!」




カイジ「くそっ・・・・・・ダメだ・・・・・」

カイジ「どの部活もまるでなじめる気がしない・・・・・・」

カイジ「俺の高校生活・・・・・おしまいだ・・・・・・・」ポロポロ

カイジ「ん・・・・・これは・・・・・?」

隣人部

とにかく臨機応変に隣人
ともよき関係を築くべく
からだと心を健全に鍛え
たびだちのその日まで
共に想い募らせ励ましあい
皆の信望を集める人間になろう

立木「そのとき・・・・カイジはある違和感を感じとる・・・・・!」

カイジ「なんだ・・・・・この違和感は・・・・・・」

カイジ「なんていうか・・・・・無理矢理つくられた文章というか・・・・・」

カイジ「不自然・・・・・・!」

カイジ「うまくは言えないが・・・・・・言い知れない不自然感がこの文章にはある・・・・・・!」

カイジ「いったいなんなんだ・・・・・・これは・・・・・・・」

カイジ「・・・・・・っ!そ、そうか・・・・・・!」

カイジ「斜め・・・・・っ!斜め読みだ・・・・・・・・・!」

カイジ「これを斜め読みすると・・・・・・」

ともだち募集

カイジ「ってことはこの部活は・・・・・・俺のように友達がろくにできないやつらの集まりってことか・・・・・!」

カイジ「ついに見つけた・・・・・俺のオアシス・・・・・・・・」ポロポロ

立木「翌日の放課後・・・・・・・!」

カイジ「失礼します・・・・・・」

小鷹「ん?」

カイジ(・・・・っ!な、なんだこのヤンキーは・・・・・!)

カイジ(馬鹿な・・・・・・!?俺は隣人部に来たはずなんだぞ・・・・・・)

カイジ(そして隣人部は俺みたいに友達のできないやつらの集まり・・・・・・)

カイジ(そんな奴らが寄り添っている部活のはず・・・・・・!)

カイジ(それが・・・・・なんでこんなヤンキーが・・・・・・・)

立木(そしてカイジは気づく・・・・・・己の愚・・・・・過ちに・・・・・!)

カイジ(そうか・・・・・!そういうことか・・・・・!)

カイジ(おそらくあのポスターを張ったのはあのヤンキー・・・・・)

カイジ(そして・・・・・・のこのこ現れた友達0のやつからカツアゲをするためにここに来るように言う・・・・・・・)

カイジ(・・・・・っ!あるかよ・・・・・・こんなこと・・・・・・・)

カイジ(やっとの思いで見つけた部活が・・・・・こんな・・・・・・こんなヤンキーに貢ぐことになるなんて・・・・・・・)ポロポロ

小鷹「お、おいなにいきなり泣いてるんだよ!」

カイジ「いくらだ・・・・・・?」

小鷹「え・・・?」

カイジ「いくらだせばいいかって聞いてるんだよ・・・・・・・・・!」

小鷹「何言ってるんだよ!?」

カイジ「黙れっ・・・・・・・!」

カイジ「貴様のような性根の腐りきった最低な野郎とは口もききたくねぇ・・・・・・・・!」

カイジ「さっさと欲しい金額だけ言えっ・・・・・・・!」

小鷹(な、何言ってるんだこいつ・・・・・?)

小鷹(欲しい金額っていきなり言われても・・・・・)

小鷹(そりゃあ金ならたくさん欲しいし・・・宝くじとかあたったらいいなぁとは思ったことはあるけど)

小鷹「3億くらい・・・・か?」

ざわ・・・
  ざわ・・・
カイジ「・・・・・・・っ!てめぇ・・・・・殺すぞ・・・・・・!」

小鷹(やばい・・・危ない奴が来た・・・・・)

夜空「どうしたんだ小鷹」

小鷹「よくわからないんだけどヤンキーみたいなやつが・・・・」

夜空「おまえが言うな」

カイジ「あんたは・・・・・・?」

夜空「私はこの隣人部の部長、三日月夜空だ」

カイジ「あんたが部長・・・・・!?」

カイジ(ってことは・・・・・・このヤンキーはこの女の手下ってことか)

カイジ(つまり・・・・このヤンキーはあくまでこの女の掌の上で踊らされている被害者・・・・・・俺と同じ被害者・・・・・・・・・!)

カイジ(とんだド悪党だぜ・・・・・・・こいつ・・・・・・・!)

カイジ「違った・・・・・・」

小鷹「は・・・?」

カイジ「真に倒すべき相手はお前じゃなかった・・・・・・・」

小鷹「はぁ・・・」

カイジ「お前も所詮はこの女の駒に過ぎなかった・・・・・・・」

カイジ「真に倒すべき相手は・・・・・・っ!」

バキィ

夜空「ぐぁ・・・!」

小鷹「夜空!!」

小鷹「てめぇ・・・・!夜空になにしやがる!!!」

バキィ

カイジ「ぐっ・・・・・!!」

カイジ「邪魔だ・・・・・・・・!!!」ドカン

小鷹「ぐああああああ!!」

夜空「こ、小鷹が・・・・ワンパンKO・・・・」

カイジ「人の心配なんてしてる場合かよ・・・・?」

夜空「ひっ・・・・・!」

カイジ「おらぁ・・・・・・・・!」

ドガバキィグシャ

夜空「や・・・・やべで・・・・・・」

カイジ「お前はそうやって許しを請った人間を何人殺してきた・・・・・・・!?」

夜空(こ、こいつ・・・・頭がおかしい・・・・・・!)

カイジ「うおおおおおおおおおお!!!!」ガンガンガンガンガン

夜空「あああああああぁぁぁぁ!!」

星奈「ん・・・・?部室のドアが開いてる・・・・?」

オラァ、タチヤガレ!
ダ、ダズゲデ・・・

ガチャ
星奈「ひっ・・・・!?ちょ、なんなのよあんた!!」

立木「その時、カイジに電流走る!」

カイジ(か、可愛い・・・・・・!)

カイジ(天使・・・・・・・この腐りきった部に舞い降りた天使・・・・・!)

夜空「に、肉・・・・・にげ・・・・・・」

カイジ(肉・・・・・?)

カイジ(いまこいつはこの子のことを肉って言ったのか・・・・・?)

カイジ(肉・・・・どう考えても蔑称にしか聞こえない・・・・・・)

カイジ(つまり・・・・この夜空とかいう女はこの子を常日頃からいじめてるってことか・・・・・・・!)

カイジ(許せるか・・・・・許せるかよそんなことっ・・・・・・・・・・!)ギュウウウウウウ

夜空「が・・・・あ・・・・く、くるし・・・・・・」

星奈「やめてえええ!!」

カイジ「はっ・・・・・!?」

星奈「よ、夜空!大丈夫!?生きてる!?」

夜空「がはっ・・・・ゲホッゲホ・・・・・」

カイジ(そ、そうか・・・・・)

カイジ(俺は危うくこの女のことを殺してしまうところだった)

カイジ(そうなってしまえば少年院行きは間違いない・・・・・・・)

カイジ(この子は・・・・・・俺のことを心配して・・・・・)ポロポロ

幸村「星奈の姉御、これは一体・・・・・」

星奈「幸村、いつのまに!?」

幸村「なにがあったのですか!?」

星奈「わからないけどこの男が夜空のことをボコボコにして・・・」

幸村「事情はわかりました」

幸村「星奈の姉御は助けを呼んでください、わたくしはここに残ります」

星奈「で、でもそれじゃああんたが危ないじゃない!」

幸村「わたくしは立派な日本男児になると決めたのです」

幸村「だからここはわたくしにおまかせください」

星奈「・・・・わかった、すぐもどるから待っててね!」ダッ

幸村「!アニキ・・・!」

幸村「アニキ、しっかりしてください!」

カイジ「なんだよそのアニキってのは・・・・・」

幸村「わたくしは強くなるためにアニキの舎弟になったのです」

カイジ「つっても俺にワンパンKOされるようなやつの舎弟になってもな・・・・・」

カイジ(ん・・・・・・・・待てよ・・・・・・?)

立木(その時・・・・・カイジの脳裏によぎる・・・・・ある閃き・・・・・・!)

カイジ(おそらく・・・・さっきの女の子もこのヤンキーもこの幸村とかいう女も夜空に従わされているだけだろう・・・・)

カイジ(となれば・・・・俺だけでなく当然奴らも被害者っ・・・・・・・!)

カイジ(ここは俺が夜空に引導を渡してやりたいところだが・・・・・・こいつらだって恨みを持ってるはずだ・・・・・)

カイジ(そして・・・・・さっきの子は俺が人殺しになるのを心配してたじゃないか)

カイジ(つまり・・・・・俺以外の人間・・・・この幸村ってやつにやらせればすべて解決じゃないのか・・・・・!?)

カイジ「おい・・・・・幸村って言ったな・・・・・・」

幸村「なんですか?」

カイジ「お前・・・・・その女を殴れ・・・・」

幸村「な、何をいってるのですか!?」

カイジ「お前だって今まで恨みとかもいろいろあっただろ・・・・・?」

カイジ「金だってたくさん巻き上げられただろ・・・・・・?」

カイジ「いいのかよ・・・・このままでっ・・・・・・!」

幸村(なにをいってるのかがわかりません・・・)

カイジ「そりゃあ報復が怖いのはわかるさ・・・・・」

カイジ「でも・・・だったら報復するきが起きないほどに痛めつければいいだけの話だろ・・・・・・・・!?」

カイジ「確かにどれほど痛めつけても報復はされるかもしれない・・・・・そこはギャンブルだ・・・・・・」

カイジ「けど・・・・・迷ったら望みだろ・・・・・・!?望みに進むのが気持ちのいい人生ってもんじゃねぇのかよ・・・・・!!」

幸村(この人・・・・やべぇです・・・・・・)

カイジ「どうしてもやらねぇってんなら・・・・・・」

グシャ

小鷹「がっ・・・・・・」

立木「カイジ・・・・・小鷹の顔面を踏む・・・・・!」

幸村「やめてください!」

カイジ「やめて欲しかったら夜空を殴れ」

幸村「し、しかしそれは・・・・・・」

夜空「か・・・・かまわん・・・・やれ・・・・」

幸村「姉御!?」

夜空「わたしはどうってもいいから・・・・・げっほ・・・・・小鷹を助けてやれ・・・・・」

幸村「姉御・・・・・」

小鷹「よせ・・・・・幸村・・・・・・」

幸村「アニキ!」

小鷹「俺は・・・・・ぐはっ・・・・このままでいい・・・・・ぐあっ・・・・」グシャグシャ

小鷹「真の男になりたかったら・・・・こんな奴のいいなりになんてなっちゃ・・・・ぎょべ・・・・だめだ・・・・・」グシャグシャグシャ

幸村「・・・・っ!」

ガバッ

立木「幸村・・・・・カイジを押し倒す・・・・・!」

小鷹「ゆ・・・ゆきむら・・・・・」

カイジ「っ・・・・・!」

カイジ(こんな可愛い女の子が俺のことを押し倒す・・・・・この一つの符号があらわすものは一つ・・・・・!)

カイジ(この子は俺のことが好きだ・・・・・・!)

カイジ(が・・・・ダメ・・・・・!)

カイジ(俺はあの星奈って子のことが好きなんだ・・・・・)

カイジ(受けいれられない・・・・・・お前の思いは・・・・・)ポロポロ

幸村(涙・・・・?)

カイジ「すまない・・・・・・」ポロポロ

幸村(ようやく・・・・自分の過ちにきづいてくださったのですね)

カイジ(こんな可愛い子に好意を向けられそれを断らないといけないなんて・・・・・)

カイジ(せめてセフレだったら俺はよかったのに・・・・・)ポロポロ

幸村「わたくしに謝らないでください・・・・・私は大丈夫ですが・・・・」

カイジ(大丈夫だと・・・・・・!?)

幸村「アニキや姉御には・・・・・・・きゃ!」

立木「カイジ・・・・・幸村の衣服を剥ぎ取る・・・・!」

飯食いに行ってくる

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