短編小説「萌えキャラ達の墓場」 (11)

こなた「かみがん・・・よく来たね・・・」

かみが「なによ、こんな寒い夜中にこんなところに呼び出して」

こなた「良く見てごらん・・・かみがん・・・」

かみが「こんなに霧が濃いのに何が・・・って!アンタここお墓じゃない!!」

こなた「そう・・・ここはお墓・・・過去の萌えキャラ達が眠ってるの・・・」

かみが「まーた、アンタまた訳のわからないことを・・・」

こなた「そのお墓はシャナ、そっちにあるのはルイズ」

かみが「こっちにはTitanda eru・・・」

こなた「あのね、かみがん。夢に出てきたの・・・」

かみが「こっちにはIka-musume!?」

こなた「夢にね・・・神様が出てきたの・・・」

かみが「は!?アンタさっきから何言ってるのよ!!大丈夫!?」

こなた「あの丘の向こうにはね・・・みゆきさんのお墓もあるんだよ・・・」

かみが「嘘!?」

こなた「ずっと向こうの向こうの山の向こうには朝倉南やキューティーハニーのお墓もあるんだよ・・・」

かみが「ねぇ!!みゆきってあのみゆきなの!?あの6年前に亡くなった私たちの・・・!?」

こなた「ふふふ・・・」

かみが「ねぇ!?アンタ一体どうしたの!?ここは一体何!?」

こなた「かみがん、萌えキャラはね、人としての寿命がある訳じゃないの・・・」
こなた「ましてや放送が終了したら途端に死ぬ訳じゃない・・・ファンから忘れられたら死んじゃうの・・・」

かみが「ッ!!でも・・・でも私もこなたもまだ生きてるじゃない!?つかさだって!!」

こなた「それは私たちが運よく人気が高かったからだよ」
こなた「でも、最近かみがん体の調子が悪いって言ってるよね。つかさに至っては・・・」

かみが「やめて!!」

こなた「それに私は大丈夫夢に神様が出てきたから・・・」

かみが「なんなのよ!?その神様って!!??」

こなた「神様・・・オサム様・・・」

こなた「オサム様がね・・・毎晩毎晩、夜中私の枕元に立って私にこう言うの・・・」
こなた「こなたよ、お前には不変の美しさと広い萌えキャラ知識がある。」
こなた「だからこなたよ、これからは私に代わってお前が萌えキャラ達を墓に導くのだ・・・と。」

かみが「こなた!?あなたどうしちゃったの!?変だよ!?いつも変だけど今日は・・・」

こなた「かみがん、かみがんは前に私がテストで30点取った時馬鹿だって言ったよね?」

かがみ「え」

こなた「そう言えばかみがん、かみがんはあの時も私を貧乳の幼児体型だって言ったよね?」

かみが「やだ・・・やめてよ・・・こなた、そういう冗談は・・・」

こなた「かみがん・・・」

かみが「こな・・・」






こなた「ふへへ・・・・・・・・。」








           ―――――完――――――

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